JP2007121889A - 画素回路、表示装置、および画素回路の駆動方法 - Google Patents

画素回路、表示装置、および画素回路の駆動方法 Download PDF

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誠一郎 甚田
Masumitsu Ino
益充 猪野
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昭 湯本
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Abstract

【課題】画素内部の能動素子のしきい値のばらつきによらず、安定かつ正確に各画素の発光素子に所望の値の電流を供給でき、その結果として高品位な画像を表示することが可能な画素回路、表示装置、および画素回路の駆動方法を提供する。
【解決手段】駆動用のTFT41と、所定のしきい値を有するTFT46と、第1のノードND41と第3のノードND43との間に接続されたTFT43(第1のスイッチ)と、データ線DTL41と第2のノードND42との間に接続されたTFT44(第2のスイッチ)と、TFT46に接続されたTFT45(第3のスイッチ)とを有し、データ線DTL41と第2のノードND42との間に、TFT45,46が直列に接続され、第1の基準電位Vccと第2の基準電位Vssとの間に、第3のノードND43、TFT41、および発光素子48が直列に接続されている。
【選択図】図8

Description

本発明は、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイなどの、電流値によって輝度が制御される電気光学素子を有する画素回路、およびこの画素回路がマトリクス状に配列された画像表示装置のうち、特に各画素回路内部に設けられた所定のしきい値を有する絶縁ゲート型電界効果トランジスタによって電気光学素子に流れる電流値が制御される、いわゆるアクティブマトリクス型画像表示装置、並びに画素回路の駆動方法に関するものである。
画像表示装置、たとえば液晶ディスプレイなどでは、多数の画素をマトリクス状に並べ、表示すべき画像情報に応じて画素毎に光強度を制御することによって画像を表示する。
これは有機ELディスプレイなどにおいても同様であるが、有機ELディスプレイは各画素回路に発光素子を有する、いわゆる自発光型のディスプレイであり、液晶ディスプレイに比べて画像の視認性が高い、バックライトが不要、応答速度が速い、等の利点を有する。
また、各発光素子の輝度はそれに流れる電流値によって制御することによって発色の階調を得る、すなわち発光素子が電流制御型であるという点で液晶ディスプレイなどとは大きく異なる。
有機ELディスプレイにおいては、液晶ディスプレイと同様、その駆動方式として単純マトリクス方式とアクティブマトリクス方式とが可能であるが、前者は構造が単純であるものの、大型かつ高精細のディスプレイの実現が難しいなどの問題があるため、各画素回路内部の発光素子に流れる電流を、画素回路内部に設けた能動素子、一般にはTFT(Thin Film Transistor、薄膜トランジスタ)によって制御する、アクティブマトリクス方式の開発が盛んに行われている。
図1は、アクティブマトリクス型有機ELディスプレイにおける画素回路の構成例を示す回路図である(たとえば特許文献1、2参照)。
図1の画素回路は、多数提案されている回路のうちで最も単純な回路構成であり、いわゆる2トランジスタ駆動方式の回路である。
図1の画素回路10は、pチャネル薄膜電界効果トランジスタ(以下、TFTという)11およびTFT12、キャパシタC11、有機EL素子(OLED)により形成された発光素子13を有する。また、図1において、DTLはデータ線を、SCNLは走査線をそれぞれ示している。
有機EL素子は多くの場合整流性があるため、OLED(Organic Light Emitting Diode)と呼ばれることがあり、図1その他では発光素子としてダイオードの記号を用いているが、以下の説明においてOLEDには必ずしも整流性を要求するものではない。
図1ではTFT11のソースが電源電位Vccに接続され、発光素子13のカソード(陰極)は接地電位GNDに接続されている。図1の画素回路10の動作は以下の通りである。
ステップST1
走査線SCNLを選択状態(ここでは低レベル)とし、データ線DTLに書き込み電位Vdataを印加すると、TFT12が導通してキャパシタC11が充電または放電され、TFT11のゲート電位はVdataとなる。
ステップST2
走査線を非選択状態(ここでは高レベル)とすると、データ線DTLとTFT11とは電気的に切り離されるが、TFT11のゲート電位はキャパシタC11によって安定に保持される。
ステップST3
TFT11および発光素子13に流れる電流は、TFT11のゲート・ソース間電圧Vgsに応じた値となり、発光素子13はその電流値に応じた輝度で発光し続ける。
上記ステップST1のように、走査線SCNLを選択してデータ線に与えられた輝度情報を画素内部に伝える操作を、以下「書き込み」と呼ぶ。
上述のように、図1の画素回路10では、一度Vdataの書き込みを行えば、次に書き換えられるまでの間、発光素子13は一定の輝度で発光を継続する。
このような画素を図2のように、n×mのマトリクス状に多数配列し、走査線SCNL1〜SCNLmを順次選択しながらデータ線DTL1〜DTLnから書き込みを繰り返すことにより、アクティブマトリクス型画像表示装置を構成することができる。なお、図2において、各データ線DTL1〜DTLnはデータ線駆動回路(DTLDRV)14により駆動され、各走査線SCNL1〜SCNLmは走査線駆動回路(SCNLDRV)15により駆動される。
単純マトリクス型画像表示装置では、各発光素子は、選択された瞬間にのみ発光するのに対し、アクティブマトリクスでは、上述したように、書き込み終了後も発光素子が発光を継続するため、単純マトリクスに比べて発光素子のピーク輝度、ピーク電流を下げられるなどの点で、とりわけ大型・高精細のディスプレイでは有利となる。
図3は、有機EL素子の電圧−電流(V−I)特性の経時変化を示す図である。図3において、実線で示す曲線が初期状態時の特性を示し、破線で示す曲線が経時変化後の特性を示している。
また、図4は、有機EL素子の電流−輝度(I−L)特性を示す図である。
図4に示すように、有機EL素子における電流と輝度の関係は比例関係にあるため、図3の縦軸は、電流または輝度を示す。すなわち、図3の横軸は電圧Voledを示し、縦軸は電流Ioledまたは輝度Lを示す。また、図4の横軸は電流Ioledを示し、縦軸は輝度Lを示している。
一般的に、有機EL素子のI−V特性は、図3に示すように、時間が経過すると劣化してしまう。
しかしながら、図1の2トランジスタ駆動は定電流駆動のために有機EL素子には上述したように定電流が流れ続け、有機EL素子のV−I特性が劣化してもその発光輝度は経時劣化することはない。
ところで、図1の画素回路10は、pチャネルのTFTにより構成されているが、nチャネルのTFTにより構成することができれば、TFT作製において一般的なアモルファスシリコン(a−Si)プロセスを用いることができるようになる。これにより、TFT基板の低コスト化が可能となる。
次に、トランジスタをnチャネルTFTに置き換えた画素回路について考察する。
図5は、図1の回路のpチャネルTFTをnチャネルTFTに置き換えた画素回路を示す回路図である。
図5の画素回路10Aは、nチャネルTFT21およびTFT22、キャパシタC21、有機EL素子(OLED)により形成される発光素子23を有する。また、図5において、DTLはデータ線を、WSLは走査線をそれぞれ示している。
この画素回路10Aにおいては、ドライブトランジスタとしてTFT21のドレイン側が電源電位Vccに接続され、ソースは有機EL素子23のアノードに接続されており、ソースフォロワー回路を形成している。
このソースフォロワー回路においては、図3に示す電圧Voledを制御することで、輝度Lを制御する。
図6は、初期状態におけるドライブトランジスタとしてのTFT21と有機EL素子23の動作点を示す図である。図6において、横軸はTFT21のドレイン・ソース間電圧Vdsを、縦軸はドレイン・ソース間電流Idsをそれぞれ示している。
図6に示すように、ソース電圧はドライブトランジスタであるTFT21と有機EL素子23との動作点で決まり、その電圧はゲート電圧によって異なる値を持つ。
このTFT21は飽和領域で駆動されるので、動作点のソース電圧に対したVgsに関して上記式1に示した方程式の電流値の電流Idsを流す。
USP5,684,365 特開平8−234683号公報 USP6,229,506 特表2002−514320号公報のFIG.3 特開2004−246204号公報
ところで、アクティブマトリクス型有機ELディスプレイにおいては、能動素子として一般にガラス基板上に形成されたTFT(Thin Film Transistor、薄膜トランジスタ)が利用される。
ところが、TFTは特性のばらつきが大きいことが良く知られている。特に、比較的大型のガラス基板上にポリシリコンTFTを形成する場合には、ガラス基板の熱変形等の問題を避けるため、通常、アモルファスシリコン膜の形成後、レーザアニール法によって結晶化が行われる。しかし、大きなガラス基板に均一にレーザエネルギーを照射することは難しく、ポリシリコンの結晶化の状態が基板内の場所によってばらつきを生ずることが避けられない。
この結果、同一基板上に形成したTFTでも、そのVth(しきい値)が画素によって数百mV、場合によっては1V以上ばらつくこともまれではない。
したがって、図5の画素回路において、TFT21のゲート側に信号電位を書き込むと、TFT21のソース電位はその信号電位からTFT21のしきい値Vthだけ低い電位となる。
この画素回路は、すべての画素に配置されることから、しきい値Vthのばらつきがあると、たとえば異なる画素に対して同じ電位Vdataを書き込んでも、画素によってTFT21のしきい値Vthがばらつく。その結果、発光素子23に流れる電流Idsは画素毎に大きくばらついて全く所望の値からはずれる結果となり、表示が不均一になり、そのばらつき分布によってスジやムラとして見えてしまい、ディスプレイとして高い画質を期待することはできない。
この問題を改善するため、多数の画素回路が提案されている(たとえば特許文献3、特許文献4、特許文献5参照)。
図7は、特許文献5に開示した画素回路を示す図である。
この画素回路30は、図7に示すように、nチャネルTFT31〜TFT35、キャパシタC31,C32、有機EL素子(OLED)により形成された発光素子36、およびノードND31を有する。
また、図7において、DTL31はデータ線を、SCNL31は走査線を、AZL31はオートゼロ線を、DRVL31は駆動線をそれぞれ示している。
この画素回路30の動作について説明する。
ステップST11
まず、駆動線DRVL31、オートゼロ線AZL31を高レベルとし、TFT32、TFT33、TFT35を導通状態とする。このとき、TFT31のゲート電位Vg31 はTFT35によって、プリチャージ電位Vpcとなる。Vpcを十分高い電位とすればTFT31が導通状態となり、TFT31および発光素子(OLED)36に電流が流れる。
ステップST32
次に、駆動線DRVL31を低レベルとし、TFT32を非導通状態とする。TFT31に流れる電流が遮断されるため、TFT31のソース電位は上昇するが、その電位が(Vpc-Vth)まで上昇した時点でTFT31は非導通状態となって電位が安定する。
このとき、キャパシタC31の入力側電位VC31 は、TFT33が導通状態にあるため、図13(E)に示すように、やはり(Vpc-Vth)である。ここでVthは、TFT31のしきい値である。
ステップST33
次に、オートゼロ線AZL31を低レベルとしてTFT33およびTFT35を非導通状態とする。キャパシタC31の入力側ノードND31の電位VC31 は、(Vpc-Vth)であり、TFT31のゲート電位Vg31 は、Vpcである。すなわち、キャパシタC31の端子間の電位差はVthとなる。
ステップST34
走査線SCNL31を高レベルとしてTFT34を導通状態とし、データ線DTL31から輝度データに応じた電位VdataをキャパシタC31の入力側ノードND31に与える。キャパシタC31の端子間の電位差はVthのまま保持されるので、TFT31のゲート電位Vg31は、(Vdata+Vth)となる。
ステップST35
走査線SCNL31を低レベルとしてTFT34を非導通状態とし、駆動線DRVL31を高レベルとしてTFT32を導通状態とすると、TFT31および発光素子(OLED)36に電流が流れ、発光素子36が発光を開始する。
上記動作を行った後に発光素子(OLED)46に流れる電流Ioledを計算すると、TFT31が飽和領域で動作していれば、次のようになる。
(数1)
Ioled=μCoxW/L/2(Vgs−Vth)2
=μCoxW/L/2(VDD−Vs−Vth)2
=μCoxW/L/2(Vdata+Vth−Vs−Vth)2
=μCoxW/L/2(Vdata−Vs)2
…(1)
ここで、μはキャリアの移動度、Coxは単位面積当たりのゲート容量、Wはゲート幅、Lはゲート長をそれぞれ示している。
(1)式によれば、発光素子(OLED)36に流れる電流IoledはTFT31のしきい値Vthによらず、外部から与えられるVdataによって制御される。
言い換えれば、図7の画素回路30を用いれば、画素毎にばらつくVthの影響を受けず、電流の均一性、ひいては輝度の均一性が比較的高い表示装置を実現することができる。これは、TFT41がリニア領域で動作する場合においても同様である。
この図7の画素回路30は上記動作により発光素子(OLED)36を駆動するTFT31のVthのばらつきの影響が無くなるわけではない。
すなわち、図7の画素回路30においては、TFT31のしきい値Vthをキャンセルを行う動作点と、発光素子36の電圧Voledを制御する動作点が異なるため、駆動時(発光素子36の電圧Voledを制御する動作点)のしきい値キャンセルの値がずれてしまう。
具体的には、しきい値をキャパシタC31にチャージした状態で、信号電位Vdataを書き込むと、ノードND31の電位は(Vdata−Vth)からVdataへと変化する。
理想的には、これに伴い、TFT31のゲートが接続されたノードND32も同じ電位差分だけ変化し、しきい値Vthを保つことになる。
しかしながら、実際にはノードND32には寄生容量が存在することから、いわゆるゲイン効果のために、駆動時にはしきい値がずれてしまう。
このしきい値のずれは、しきい値キャンセル時と駆動時のノードND31の電位の差があるほど大きくなる。
本発明の目的は、画素内部の能動素子のしきい値のばらつきによらず、安定かつ正確に各画素の発光素子に所望の値の電流を供給でき、その結果として高品位な画像を表示することが可能な画素回路、表示装置、および画素回路の駆動方法を提供することにある。
本発明の第1の観点の画素回路は、流れる電流によって輝度が変化する電気光学素子と、輝度情報に応じたデータ信号が供給されるデータ線と、第1、第2、および第3のノードと、第1および第2の基準電位と、上記第1のノードと上記第2のノードとの間に接続された結合容量素子と、第1端子と第2端子間で電流供給ラインを形成し、上記第2のノードに接続された制御端子の電位に応じて上記電流供給ラインを流れる電流を制御する、所定のしきい値を有する駆動用の第1のトランジスタと、所定のしきい値を有する第2のトランジスタと、上記第1のノードと上記第3のノードとの間に接続された第1のスイッチと、上記データ線と上記第1のノードとの間に接続された第2のスイッチと、上記第2のトランジスタに接続された第3のスイッチと、を有し、上記データ線と上記第2のノードとの間に、上記第3のスイッチと上記第2のトランジスタが直列に接続され、上記第1の基準電位と第2の基準電位との間に、上記第3のノード、上記第1のトランジスタの電流供給ライン、および上記電気光学素子が直列に接続されている。
好適には、上記駆動トランジスタが電界効果トランジスタであり、ソースが上記第3のノードに接続されている。
好適には、少なくとも、上記第1および第3のスイッチが導通状態のときに、上記第3のノードに電流を供給可能な電流源を有する。
好適には、上記発光素子のカソード側が上記第2の基準電位側に接続され、少なくとも、上記第1および第3のスイッチが導通状態のときに、上記第2の基準電位がより低い電位に設定される。
好適には、上記電気光学素子を駆動する場合、第1ステージとして、上記第2のスイッチが非導通状態を保持した状態で、上記第1および第3のスイッチを導通状態に保持して、上記第1のノードと上記第3のノードとを電気的に接続し、上記第2のノードに上記第3のスイッチを通して、データ線の信号電位を上記第2のトランジスタのしきい値を含む電位を供給し、第2ステージとして、上記第1のスイッチおよび上記第3のスイッチを非導通状態に保持した後、上記第2のスイッチを導通状態に保持して上記データ線を伝播されるデータを上記第1のノードに入力し、第3ステージとして、上記第2のスイッチを非導通状態に保持する。
本発明の第2の観点の画素回路は、流れる電流によって輝度が変化する電気光学素子と、輝度情報に応じたデータ信号が供給されるデータ線と、第1、第2、および第3のノードと、第1および第2の基準電位と、上記第1のノードと上記第2のノードとの間に接続された結合容量素子と、第1端子と第2端子間で電流供給ラインを形成し、上記第2のノードに接続された制御端子の電位に応じて上記電流供給ラインを流れる電流を制御する、所定のしきい値を有する駆動用の第1のトランジスタと、所定のしきい値を有する第2のトランジスタと、上記第1のノードと上記第3のノードとの間に接続された第1のスイッチと、上記データ線と上記第1のノードとの間に接続された第2のスイッチと、上記第2のトランジスタに接続された第3のスイッチと、上記第2のノードと所定電位との間に接続された第4のスイッチと、第5のスイッチと、を有し、上記データ線と上記第2のノードとの間に、上記第3のスイッチと上記第2のトランジスタが直列に接続され、上記第1の基準電位と第2の基準電位との間に、上記第5のスイッチ、上記第3のノード、上記第1のトランジスタの電流供給ライン、および上記電気光学素子が直列に接続されている。
好適には、上記電気光学素子を駆動する場合、第1ステージとして、第1、第2、第3、および第5のスイッチが非導通状態で、上記第4のスイッチを導通状態として、上記第2のノードを所定電位に接続し、第2ステージとして、上記第4のスイッチを非導通状態とした後、上記第2のスイッチが非導通状態を保持した状態で、上記第1、第3、および第5のスイッチを導通状態に保持し、上記第1のノードと上記第3のノードとを電気的に接続し、上記第2のノードに上記第3のスイッチを通して、データ線の信号電位を上記第2のトランジスタのしきい値を含む電位を供給し、第4ステージとして、上記第1、第3、および第5のスイッチを非導通状態に保持した後、上記第2のスイッチを導通状態に保持して上記データ線を伝播されるデータを上記第1のノードに入力し、第5ステージとして、上記第2のスイッチを非導通状態に保持した後、上記第5のスイッチを導通状態とする。
本発明の第3の観点の表示装置は、マトリクス状に複数配列された画素回路と、上記画素回路のマトリクス配列に対して列毎に配線され、輝度情報に応じたデータ信号が供給されるデータ線と、第1および第2の基準電位と、を有し、上記画素回路は、流れる電流によって輝度が変化する電気光学素子と、第1、第2、および第3のノードと、第1および第2の基準電位と、上記第1のノードと上記第2のノードとの間に接続された結合容量素子と、第1端子と第2端子間で電流供給ラインを形成し、上記第2のノードに接続された制御端子の電位に応じて上記電流供給ラインを流れる電流を制御する、所定のしきい値を有する駆動用の第1のトランジスタと、所定のしきい値を有する第2のトランジスタと、上記第1のノードと上記第3のノードとの間に接続された第1のスイッチと、上記データ線と上記第1のノードとの間に接続された第2のスイッチと、上記第2のトランジスタに接続された第3のスイッチと、上記第2のノードと所定電位との間に接続された第4のスイッチと、第5のスイッチと、を有し、上記データ線と上記第2のノードとの間に、上記第3のスイッチと上記第2のトランジスタが直列に接続され、上記第1の基準電位と第2の基準電位との間に、上記第5のスイッチ、上記第3のノード、上記第1のトランジスタの電流供給ライン、および上記電気光学素子が直列に接続されている。
本発明の第4の観点は、流れる電流によって輝度が変化する電気光学素子と、輝度情報に応じたデータ信号が供給されるデータ線と、第1、第2、および第3のノードと、第1および第2の基準電位と、上記第1のノードと上記第2のノードとの間に接続された結合容量素子と、第1端子と第2端子間で電流供給ラインを形成し、上記第2のノードに接続された制御端子の電位に応じて上記電流供給ラインを流れる電流を制御する、所定のしきい値を有する駆動用の第1のトランジスタと、所定のしきい値を有する第2のトランジスタと、上記第1のノードと上記第3のノードとの間に接続された第1のスイッチと、上記データ線と上記第1のノードとの間に接続された第2のスイッチと、上記第2のトランジスタに接続された第3のスイッチと、上記第2のノードと所定電位との間に接続された第4のスイッチと、第5のスイッチと、を有し、上記データ線と上記第2のノードとの間に、上記第3のスイッチと上記第2のトランジスタが直列に接続され、上記第1の基準電位と第2の基準電位との間に、上記第5のスイッチ、上記第3のノード、上記第1のトランジスタの電流供給ライン、および上記電気光学素子が直列に接続されている画素回路の駆動方法であって、第1、第2、第3、および第5のスイッチが非導通状態で、上記第4のスイッチを導通状態として、上記第2のノードを所定電位に接続し、上記第4のスイッチを非導通状態とした後、上記第2のスイッチが非導通状態を保持した状態で、上記第1、第3、および第5のスイッチを導通状態に保持し、上記第1のノードと上記第3のノードとを電気的に接続し、上記第2のノードに上記第3のスイッチを通して、データ線の信号電位を上記第2のトランジスタのしきい値を含む電位を供給し、上記第1、第3、および第5のスイッチを非導通状態に保持した後、上記第2のスイッチを導通状態に保持して上記データ線を伝播されるデータを上記第1のノードに入力し、上記第2のスイッチを非導通状態に保持した後、上記第5のスイッチを導通状態とする。
本発明によれば、画素毎にばらつく駆動トランジスタのしきい値によらず、電気光学素子に電流を供給することができる。
このため、高品位な画像を表示する表示装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を、図面に関連付けて詳細に説明する。
第1実施形態
図8は、アクティブマトリクス型画像表示装置に適用可能な本発明の第1の実施形態に係る画素回路を示す回路図である。
本第5の実施形態に係る画素回路40は、図8に示すように、nチャネルTFT41〜TFT46、pチャネルTFT47、キャパシタC41,C42、有機EL素子(OLED)により形成されたからなる発光素子(電気光学素子)46、および第1のノードND41、第2のノードND42、第3のノードND43を有する。
また、図8において、DTL41はデータ線を、SCNL41は走査線を、AZL41はオートゼロ線を、DRVL41は駆動線を、INTL41は初期化線をそれぞれ示している。
これらの構成要素のうち、TFT41が第1のトランジスタを構成し、TFT46が第2のトランジスタを構成し、本発明の実施形態に係る電界効果トランジスタを構成している。
TFT42が第5のスイッチ、TFT43が第1のスイッチ、TFT44が第2のスイッチ、TFT45が第3のスイッチ、TFT47が第4のスイッチを形成している。
また、電源電圧Vccの供給ライン(電源電位)が第1の基準電位に相当し、接地電位GNDが第2の基準電位Vssに相当している。
画素回路40において、TFT41のドレインと第1の基準電位(本実施形態では電源電位Vcc)に、TFT42のソースとドレインがそれぞれ接続されている。
TFT41のソースが発光素子48のアノード側が接続されているノードND43に接続され、発光素子48のカソード側が第2の基準電位Vss(本実施形態では、接地電位GND)に接続されている。そして、TFT42のゲートが駆動線DRVL41に接続されている。
また、TFT41のソースとノードND41にTFT43のソース・ドレインがそれぞれ接続されている。そして、TFT43のゲートがオートゼロ線AZL41に接続されている。
データ線DTL41とノードND41に第4のスイッチとしてのTFT44のソース・ドレインがそれぞれ接続されている。そして、TFT44のゲートが走査線SCNL41に接続されている。
TFT46のソースと所定の電位(プリチャージ電位)Vpc、本実施形態においてはデータ線DTL41との間に、TFT45がソース・ドレインがそれぞれ接続されている。そして、TFT45のゲートがオートゼロ線AZL41に接続されている。
TFT46のゲートおよびドレインは、TFT41のゲートが接続されているノードND42に接続されている。
TFT47のソースが第1の基準電位(本実施形態では電源電位Vcc)に接続され、ドレインがノードND42、並びに、TFT46のゲートおよびドレインに接続されている。そして、TFT47のゲートが初期化線INTL41に接続されている。
キャパシタC41の第1電極がノードND41に接続され、第2電極がノードND42(TFT41のゲート)に接続されている。
キャパシタC42の第1電極がノードND41に接続され、第2電極が接地電位GNDに接続されている。キャパシタC42の第2電極は電源電圧Vccの供給ラインでに接続されても良い。
図8の画素回路40は、発光素子(OLED)48に流れる電流を制御するトランジスタTFT41がNMOSであり、そのソースとOLEDとが接続されている。
この画素回路40の動作について、図9(A)〜(F)に示すタイミングチャートを参照しながら以下に説明する。
ステップST41
図9(A)〜(F)に示すように、駆動線DRVL41、オートゼロ線AZL41、走査線SCNL41を低レベル、初期化線INTL41を低レベルとして、TFT42、TFT43、TFT44、TFT45を非導通状態とし、TFT47を導通状態とする。これにより、TFT41のゲート電位Vg41(ノードND42の電位)はTFT46によって、図9(F)に示すように、電源電圧Vccとなり、ノードND41が初期化される。
ステップST42
図9(D)に示すように、初期化線INTL41を高レベルとしてTFT46を非導通駆とし、図9(A),(C),(E)に示すように、動線DRVL41、オートゼロ線AZL41を高レベルとし、TFT42、TFT43、TFT45を導通状態とする。このとき、TFT41のゲート電位Vg41 はTFT45、TFT46によって、データ線DTL41の信号電位VinにTFT46のしきい値Vth46を含んだ電位となる。たとえばその電位を十分高い電位とすればTFT41が導通状態となり、TFT41および発光素子(OLED)46に電流が流れる。
なお、TFT46のしきい値Vth46は、ドライブトランジスタであるTFT41と隣接していることからトランジスタ特性は大きく異なることはないことから、TFT46のしきい値Vth46とTFT41のしきい値Vth41は、Vth46≒Vth41であると考えることができる。
ステップST43
図9(E)に示すように、駆動線DRVL41を低レベルとし、TFT42を非導通状態とする。TFT41に流れる電流が遮断されるため、TFT41のソース電位は上昇するが、その電位が(Vin-Vth)まで上昇した時点でTFT41は非導通状態となって電位が安定する。
このとき、キャパシタC41の入力側電位VC41 は、TFT43が導通状態にあるため、図9(F)に示すように、やはり(Vin-Vth)である。ここでVthは、TFT41のしきい値である。
ステップST44
図9(A)、(C)に示すように、オートゼロ線AZL41を低レベルとしてTFT43およびTFT45を非導通状態とする。キャパシタC41の入力側ノードND41の電位VC41 は、(Vin-Vth)であり、TFT41のゲート電位Vg41 は、Vinである。すなわち、キャパシタC41の端子間の電位差はVthとなる。
ステップST45
図9(B)に示すように、走査線SCNL41を高レベルとしてTFT44を導通状態とし、データ線DTL41から輝度データに応じた電位VdataをキャパシタC41の入力側ノードND41に与える。キャパシタC41の端子間の電位差はVthのまま保持されるので、TFT41のゲート電位Vg41は、(Vin + Vth)となる。
ステップST46
図9(B),(E)に示すように、走査線SCNL41を低レベルとしてTFT44を非導通状態とし、駆動線DRVL41を高レベルとしてTFT42を導通状態とすると、TFT41および発光素子(OLED)48に電流が流れ、OLEDが発光を開始する。
上述したように、本実施形態においては、しきい値のずれ(Vth41―Vth46)を小さくすることが可能となっている。
したがって、発光素子(OLED)48に流れる電流IoledはTFT41のしきい値Vthによらず、外部から与えられるVinによって制御される。
言い換えれば、図9の画素回路40を用いれば、画素毎にばらつくVthの影響を受けず、電流の均一性、ひいては輝度の均一性が比較的高い表示装置を実現することができる。これは、TFT41がリニア領域で動作する場合においても同様である。
以上説明したように、本発明によれば、画素毎にばらつく駆動トランジスタのしきい値によらず、電気光学素子に電流を供給することができる。
このため、高品位な画像を表示する表示装置を提供することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、ドライブトランジスタであるTFT41のしきい値電圧のキャンセルが容易に行えるため、画素ごとの電流値のバラツキを低減することができ、均一な画質を得ることができる。
また、各スイッチングトランジスタのタイミングの設定によって非発光期間に画素内に流れる電流値を小さくすることができ低消費電力を実現することができる。
また、EL発光素子のV−I特性が経時変化しても、輝度劣化の無いソースフォロワー出力が行える。
nチャネルトランジスタのソースフォロワー回路が可能となり、現状のアノード・カソード電極を用いたままで、nチャネルトランジスタをEL発光素子の駆動素子として用いることができる。
また、nチャネルのみで画素回路のトランジスタを構成することができ、TFT作成においてa−Siプロセスを用いることができるようになる。これにより、TFT基板の低コスト化が可能となる。
なお、図9では、TFT42〜TFT45としてNMOSを用いているが、これは一例であって、本発明はこれに限定されるものではない。たとえば、上述したように、TFT42〜TFT45は単なるスイッチであるから、これらのすべて乃至一部をPMOS、あるいはその他のスイッチ素子で構成することも可能なことは明らかである。
また、TFT47には、PMOSを適用しているが、これも単なるスイッチであることからNMOSで構成するとも可能である。但し、NMOSを用いた場合、しきい値Vth分の電圧降下を抑止するために、初期化線INTL41の電位をVcc+Vthまたはそれ以上に設定することが望ましい。
第2実施形態
図10は、アクティブマトリクス型画像表示装置に適用可能な本発明の第2の実施形態に係る画素回路を示す回路図である。
本第2の実施形態が上述した第1の実施形態と異なる点は、TFT41のソースと発光素子48のアノードとの接続点により形成されるノードND43に、しきい値キャンセル動作の期間(オートゼロ期間)だけ定電流をIrefを供給する電流源49を設けたことにある。
電流源49は、たとえば図10に示すように、ソースとドレインがノードND43と接地電位GNDとにそれぞれ接続され、信号Vsubがゲートに供給されるnチャネルのTFT50に構成される。
電流源49は、以下の理由により黒書き込み時の電流量補完用として設けられている。
ドライブトランジスタであるTFT41のしきい値キャンセルを行うときに、発光素子48に電流が流れている必要がある。
したがって、図8の回路構成では、原理的に黒表示時の信号電位では発光素子48に電流がながれないため、厳密にいうとしきい値キャンセルができないことになる。
有機EL発光素子48は、図3に示すような電圧−電流特性を持っている。有機EL発光素子48は、そのしきい値Vth oled以上の電位差を発光素子48に与えると電流が流れ、発光することになる。そして、電流値を制御することで、階調表示が可能となる。
黒表示時は、有機EL発光素子48に電流を流さないということを意味することから、信号電位VinがOLEDしきい値Vth oled以下である必要がある。
本第2の実施形態においては、黒表示の場合でもTFT41のしきい値キャンセルを行うために電流量補完用電流源49を設けている。
このように、電流源49を配置することによって、黒表示時のしきい値キャンセルが可能となっている。
その他の構成は、上述した図8の回路と同様であり、その動作の詳細な説明はここでは省略する。
本第2の実施形態によれば、第1の実施形態に効果に加えて黒表示時にもしきい値キャンセルが可能であり、輝度の均一性がより高い表示装置を実現することができる。
第3実施形態
図11は、アクティブマトリクス型画像表示装置に適用可能な本発明の第3の実施形態に係る画素回路を示す回路図である。
本第3の実施形態が上述した第2の実施形態と異なる点は、別個設けた外部の電流源49から電流が供給される電流供給線IREFL41が、制御線、たとえばオートゼロ線AZL41により導通状態が制御されるスイッチとしてのTFT51を介してノードND43と接続されている点にある。
このような構成を採用すると、電流源を各画素回路ごとに設ける必要がなく、たとえば画素配列の各列ごとに配列された電流供給線IRFL41に対して参照電流Irefを供給すればよい。
その他の構成は、上述した図8および図10の回路と同様であり、その動作の詳細な説明はここでは省略する。
本第3の実施形態によれば、第2の実施形態に効果に加えて画素回路の簡単化を図りつつ、黒表示時のしきい値キャンセルを実現することができる。
第4実施形態
図12は、アクティブマトリクス型画像表示装置に適用可能な本発明の第4の実施形態に係る画素回路を示す回路図である。
図13(A)〜(G)は図12の画素回路のタイミングチャートである。
本第4の実施形態が上述した第2および第3の実施形態と異なる点は、TFT41のソースと発光素子48のアノードとの接続点により形成されるノードND43に、しきい値キャンセル動作の期間(オートゼロ期間)だけ定電流をIrefを供給する電流源49を設ける代わりに、図13(F)に示すように、オートゼロ期間に発光素子48のカソード側電位を第2の基準電位Vssより低い電位Vss2に遷移させることで、黒表示時のしきい値キャンセルを可能したことにある。
その他の構成は、上述した図8の回路と同様であり、その動作の詳細な説明はここでは
省略する。
本第4の実施形態によれば、発光素子48のカソード電位をパルスとするため、ゲート電位保持容量であるキャパシタC42によるノードND41へのカップリングが懸念される。
このカップリングが入ることで動作上の支障をきたすことはないが、このカップリングによる異常発光を考えておく必要がある。
これを回避するためには、TFT44がオンし、ノードND41に信号電位Vinが供給されている状態でVss2からVssに戻す、またはキャパシタc42を電源電位VccとノードND41との間に接続する等の対策を要する。
ここで、カップリングによる異常発光について考察する。
カップリングによりノードND41の電位が持ち上がり、それとともに、ノードND42の電位も持ち上がる。これにより、有機EL発光素子48にかかる電位差も高くなる(異常発光)。
しかし、ノードND41に信号電位Vinを書き込むことで狙いの電位に戻るので、発光を制御する上では問題ない。
図12のタイミングチャートでは、VSSPを受けるタイミングとTFT44がオンするタイミングが同時であるため、この異常発光の影響はほとんどなく、問題とならない。
第5実施形態
本第5の実施形態では、図8、図10、および図12の画素回路を適用可能なアクティブマトリクス型画像表示装置の構成例について説明する。
図14は、本第5の実施形態に係るアクティブマトリクス型画像表示装置の構成例を示すブロック図である。
本第5の実施形態におけるアクティブマトリクス型画像表示装置100Aは、図14に示すように、画素回路40がn×mのマトリクス状に配列されている。
この画素回路40のマトリクス配列に対して、データ線駆動回路(DTLDRV)101により駆動されるm列分のデータ線DTL101−1〜DTL101−nが画素列毎に配線されている。
また、走査線駆動回路、オートゼロ線駆動回路、および駆動線駆動回路を含むゲート駆動回路(GTDRV)102により駆動される複数系統(本実施形態では3系統)の走査線SCNL101−1,オートゼロ線AZL101−1,駆動線DLVL101−1、・・・、走査線SCNL101−m、オートゼロ線AZL101−m,駆動線DLVL101−mが画素行毎にそれぞれ配線されている。
なお、図14の構成においては、走査線SCNL101−1〜SCNL101−mは、図8等の走査線SCNL41に相当し、オートゼロ線AZL101−1〜AZL101−mは、図8等のオートゼロ線AZL41に相当し、駆動線DLV101−1〜DLVL101−mは、図8等の駆動線DRVL41に相当する。
ゲート駆動回路102の、走査線SCNL101−1〜SCNL101−m、オートゼロ線AZL101−1〜AZL101−m、駆動線DLV101−1〜DLVL101−mの駆動方法、並びに、データ線駆動回路101のデータ線DTL101−1〜DTL101−nの駆動方法は、図9または図13に関連付けて説明した画素回路の駆動方法と実質的に同様に行われる。したがって、ここではその詳細な説明は省略する。
本第5の実施形態によれば、高品位な画像を表示することが可能なアクティブマトリクス型画像表示装置を実現することができる。
第6実施形態
本第6の実施形態では、図11の画素回路を適用可能なアクティブマトリクス型画像表示装置の構成例について説明する。
図15は、本第6の実施形態に係るアクティブマトリクス型画像表示装置の構成例を示すブロック図である。
本第6の実施形態におけるアクティブマトリクス型画像表示装置100は、図15に示すように、画素回路40がn×mのマトリクス状に配列されている。
この画素回路40のマトリクス配列に対して、データ線駆動回路(DTLDRV)101により駆動されるm列分のデータ線DTL101−1〜DTL101−nが画素列毎に配線されている。
また、走査線駆動回路、オートゼロ線駆動回路、および駆動線駆動回路を含むゲート駆動回路(GTDRV)102により駆動される複数系統(本実施形態では3系統)の走査線SCNL101−1,オートゼロ線AZL101−1,駆動線DLVL101−1、・・・、走査線SCNL101−m、オートゼロ線AZL101−m,駆動線DLVL101−mが画素行毎にそれぞれ配線されている。
さらに、定電流源(ISRC)103により各画素列ごとに配列された電流供給線IREFL101−1〜101−nに電流IREFが供給される。
なお、図15の構成においては、走査線SCNL101−1〜SCNL101−mは、図11の走査線SCNL41に相当し、オートゼロ線AZL101−1〜AZL101−mは、図11のオートゼロ線AZL41に相当し、駆動線DLV101−1〜DLVL101−mは、図11の駆動線DRVL41に相当し、電流供給線IREFL101−1〜101−nが電流供給線IREFL41に相当する。
ゲート駆動回路102の、走査線SCNL101−1〜SCNL101−m、オートゼロ線AZL101−1〜AZL101−m、駆動線DLV101−1〜DLVL101−mの駆動方法、並びに、データ線駆動回路101のデータ線DTL101−1〜DTL101−nの駆動方法は、図9または図13に関連付けて説明した画素回路の駆動方法と実質的に同様に行われる。したがって、ここではその詳細な説明は省略する。
本第6の実施形態によれば、高品位な画像を表示することが可能なアクティブマトリクス型画像表示装置を実現することができる。
従来の画素回路の第1の構成例を示す回路図である。 従来の画像表示装置の構成例を示す図である。 有機EL素子の電圧−電流(V−I)特性の経時変化を示す図である。 有機EL素子の電流−輝度(I−L)特性を示す図である。 図1の回路のpチャネルTFTをnチャネルTFTに置き換えた画素回路を示す回路図である。 初期状態におけるドライブトランジスタとしてのTFTと有機EL素子の動作点を示す図である。 特許文献5に開示した画素回路を示す図である。 アクティブマトリクス型画像表示装置に適用可能な本発明の第1の実施形態に係る画素回路を示す回路図である。 図8の画素回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。 アクティブマトリクス型画像表示装置に適用可能な本発明の第2の実施形態に係る画素回路を示す回路図である。 アクティブマトリクス型画像表示装置に適用可能な本発明の第3の実施形態に係る画素回路を示す回路図である。 アクティブマトリクス型画像表示装置に適用可能な本発明の第4の実施形態に係る画素回路を示す回路図である。 図12の画素回路のタイミングチャートである。 本第5の実施形態に係るアクティブマトリクス型画像表示装置の構成例を示すブロック図である。 本第6の実施形態に係るアクティブマトリクス型画像表示装置の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
40,40A〜40C…画素回路、41〜47…TFT、C41,C42…キャパシタ、ND41〜ND43…ノード、SCNL41…走査線、AZL41…オートゼロ線、DRVL41…駆動線、100,100A…アクティブマトリクス型画像表示装置、101…データ線駆動回路、102…ゲート駆動回路、SCNL101−1〜SCNL101−m…走査線、AZL101−1〜AZL101−m…オートゼロ線、AZL102−1〜AZL102−m…オートゼロ線、DLV101−1〜DLVL101−m…駆動線、DTL101−1〜DTL101−n…データ線。IREFL101−1〜IREFL101−n…電流供給線。

Claims (12)

  1. 流れる電流によって輝度が変化する電気光学素子と、
    輝度情報に応じたデータ信号が供給されるデータ線と、
    第1、第2、および第3のノードと、
    第1および第2の基準電位と、
    上記第1のノードと上記第2のノードとの間に接続された結合容量素子と、
    第1端子と第2端子間で電流供給ラインを形成し、上記第2のノードに接続された制御端子の電位に応じて上記電流供給ラインを流れる電流を制御する、所定のしきい値を有する駆動用の第1のトランジスタと、
    所定のしきい値を有する第2のトランジスタと、
    上記第1のノードと上記第3のノードとの間に接続された第1のスイッチと、
    上記データ線と上記第1のノードとの間に接続された第2のスイッチと、
    上記第2のトランジスタに接続された第3のスイッチと、を有し、
    上記データ線と上記第2のノードとの間に、上記第3のスイッチと上記第2のトランジスタが直列に接続され、
    上記第1の基準電位と第2の基準電位との間に、上記第3のノード、上記第1のトランジスタの電流供給ライン、および上記電気光学素子が直列に接続されている
    画素回路。
  2. 上記駆動トランジスタが電界効果トランジスタであり、ソースが上記第3のノードに接続されている
    請求項1記載の画素回路。
  3. 少なくとも、上記第1および第3のスイッチが導通状態のときに、上記第3のノードに電流を供給可能な電流源を有する
    請求項1記載の画素回路。
  4. 上記発光素子のカソード側が上記第2の基準電位側に接続され、
    少なくとも、上記第1および第3のスイッチが導通状態のときに、上記第2の基準電位がより低い電位に設定される
    請求項1記載の画素回路。
  5. 上記電気光学素子を駆動する場合、
    第1ステージとして、上記第2のスイッチが非導通状態を保持した状態で、上記第1および第3のスイッチを導通状態に保持して、上記第1のノードと上記第3のノードとを電気的に接続し、上記第2のノードに上記第3のスイッチを通して、データ線の信号電位を上記第2のトランジスタのしきい値を含む電位を供給し、
    第2ステージとして、上記第1のスイッチおよび上記第3のスイッチを非導通状態に保持した後、上記第2のスイッチを導通状態に保持して上記データ線を伝播されるデータを上記第1のノードに入力し、
    第3ステージとして、上記第2のスイッチを非導通状態に保持する
    請求項1記載の画素回路。
  6. 流れる電流によって輝度が変化する電気光学素子と、
    輝度情報に応じたデータ信号が供給されるデータ線と、
    第1、第2、および第3のノードと、
    第1および第2の基準電位と、
    上記第1のノードと上記第2のノードとの間に接続された結合容量素子と、
    第1端子と第2端子間で電流供給ラインを形成し、上記第2のノードに接続された制御端子の電位に応じて上記電流供給ラインを流れる電流を制御する、所定のしきい値を有する駆動用の第1のトランジスタと、
    所定のしきい値を有する第2のトランジスタと、
    上記第1のノードと上記第3のノードとの間に接続された第1のスイッチと、
    上記データ線と上記第1のノードとの間に接続された第2のスイッチと、
    上記第2のトランジスタに接続された第3のスイッチと、
    上記第2のノードと所定電位との間に接続された第4のスイッチと、
    第5のスイッチと、を有し、
    上記データ線と上記第2のノードとの間に、上記第3のスイッチと上記第2のトランジスタが直列に接続され、
    上記第1の基準電位と第2の基準電位との間に、上記第5のスイッチ、上記第3のノード、上記第1のトランジスタの電流供給ライン、および上記電気光学素子が直列に接続されている
    画素回路。
  7. 上記駆動トランジスタが電界効果トランジスタであり、ソースが上記第3のノードに接続されている
    請求項6記載の画素回路。
  8. 少なくとも、上記第1および第3のスイッチが導通状態のときに、上記第3のノードに電流を供給可能な電流源を有する
    請求項6記載の画素回路。
  9. 上記発光素子のカソード側が上記第2の基準電位側に接続され、
    少なくとも、上記第1および第3のスイッチが導通状態のときに、上記第2の基準電位がより低い電位に設定される
    請求項6記載の画素回路。
  10. 上記電気光学素子を駆動する場合、
    第1ステージとして、第1、第2、第3、および第5のスイッチが非導通状態で、上記第4のスイッチを導通状態として、上記第2のノードを所定電位に接続し、
    第2ステージとして、上記第4のスイッチを非導通状態とした後、上記第2のスイッチが非導通状態を保持した状態で、上記第1、第3、および第5のスイッチを導通状態に保持し、上記第1のノードと上記第3のノードとを電気的に接続し、上記第2のノードに上記第3のスイッチを通して、データ線の信号電位を上記第2のトランジスタのしきい値を含む電位を供給し、
    第4ステージとして、上記第1、第3、および第5のスイッチを非導通状態に保持した後、上記第2のスイッチを導通状態に保持して上記データ線を伝播されるデータを上記第1のノードに入力し、
    第5ステージとして、上記第2のスイッチを非導通状態に保持した後、上記第5のスイッチを導通状態とする
    請求項6記載の画素回路。
  11. マトリクス状に複数配列された画素回路と、
    上記画素回路のマトリクス配列に対して列毎に配線され、輝度情報に応じたデータ信号が供給されるデータ線と、
    第1および第2の基準電位と、を有し、
    上記画素回路は、
    流れる電流によって輝度が変化する電気光学素子と、
    第1、第2、および第3のノードと、
    第1および第2の基準電位と、
    上記第1のノードと上記第2のノードとの間に接続された結合容量素子と、
    第1端子と第2端子間で電流供給ラインを形成し、上記第2のノードに接続された制御端子の電位に応じて上記電流供給ラインを流れる電流を制御する、所定のしきい値を有する駆動用の第1のトランジスタと、
    所定のしきい値を有する第2のトランジスタと、
    上記第1のノードと上記第3のノードとの間に接続された第1のスイッチと、
    上記データ線と上記第1のノードとの間に接続された第2のスイッチと、
    上記第2のトランジスタに接続された第3のスイッチと、
    上記第2のノードと所定電位との間に接続された第4のスイッチと、
    第5のスイッチと、を有し、
    上記データ線と上記第2のノードとの間に、上記第3のスイッチと上記第2のトランジスタが直列に接続され、
    上記第1の基準電位と第2の基準電位との間に、上記第5のスイッチ、上記第3のノード、上記第1のトランジスタの電流供給ライン、および上記電気光学素子が直列に接続されている
    表示装置。
  12. 流れる電流によって輝度が変化する電気光学素子と、
    輝度情報に応じたデータ信号が供給されるデータ線と、
    第1、第2、および第3のノードと、
    第1および第2の基準電位と、
    上記第1のノードと上記第2のノードとの間に接続された結合容量素子と、
    第1端子と第2端子間で電流供給ラインを形成し、上記第2のノードに接続された制御端子の電位に応じて上記電流供給ラインを流れる電流を制御する、所定のしきい値を有する駆動用の第1のトランジスタと、
    所定のしきい値を有する第2のトランジスタと、
    上記第1のノードと上記第3のノードとの間に接続された第1のスイッチと、
    上記データ線と上記第1のノードとの間に接続された第2のスイッチと、
    上記第2のトランジスタに接続された第3のスイッチと、
    上記第2のノードと所定電位との間に接続された第4のスイッチと、
    第5のスイッチと、を有し、
    上記データ線と上記第2のノードとの間に、上記第3のスイッチと上記第2のトランジスタが直列に接続され、
    上記第1の基準電位と第2の基準電位との間に、上記第5のスイッチ、上記第3のノード、上記第1のトランジスタの電流供給ライン、および上記電気光学素子が直列に接続されている画素回路の駆動方法であって、
    第1、第2、第3、および第5のスイッチが非導通状態で、上記第4のスイッチを導通状態として、上記第2のノードを所定電位に接続し、
    上記第4のスイッチを非導通状態とした後、上記第2のスイッチが非導通状態を保持した状態で、上記第1、第3、および第5のスイッチを導通状態に保持し、上記第1のノードと上記第3のノードとを電気的に接続し、上記第2のノードに上記第3のスイッチを通して、データ線の信号電位を上記第2のトランジスタのしきい値を含む電位を供給し、
    上記第1、第3、および第5のスイッチを非導通状態に保持した後、上記第2のスイッチを導通状態に保持して上記データ線を伝播されるデータを上記第1のノードに入力し、
    上記第2のスイッチを非導通状態に保持した後、上記第5のスイッチを導通状態とする
    画素回路の駆動方法。
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