JP2007121763A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、トナー像の階調性の変動を抑えることで安定した色再現性を実現することが可能であるとともに、キャリブレーション処理回数を極力少なくすることが可能な画像形成装置を目的とする。
【解決手段】本実施形態の画像形成装置1は、印刷動作開始前および各感光体ドラム27a〜27dに残留したトナーがクリーニング部31a〜31dによる除去後にそれぞれ、基準帯電電流が供給された帯電器29aにより帯電された感光体ドラム27aの表面電位が表面電位センサ33に測定され、その測定結果の表面電位および温度変換情報に基づいて印刷動作開始前の初期環境温度およびそのトナー除去後の各作像部の環境温度変化量が求められ、更に初期環境温度および環境温度変化量に基づいて帯電電流補正情報から各作像部の基準帯電電流の補正値が抽出され、その補正値に基づいて次の画像形成時に帯電器29a〜29dに供給される基準帯電電流が補正される構成とされている。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機、プリンタ、プロッタ、ファクシミリ等の電子写真方式の画像形成装置に関し、特にカラー画像の形成が可能な画像形成装置に関するものである。
従来より、カラー画像の形成が可能な電子写真方式の画像形成装置では、例えば、ブラック、イエロー、マゼンダ、シアン色のトナー像の用紙への画像形成が以下のように行われる。まず、各色のトナーに対応する各作像部で、帯電器より所定の電位に帯電された感光体ドラムの表面に露光器により静電潜像が形成され、静電潜像が形成された感光体ドラムの表面にトナーが付着されて現像が行われる。そして、各感光体ドラム表面のトナー像が中間転写体上に形成された後、搬送されてきた用紙へトナー像が一括転写され、更に定着部で用紙へトナー像の定着処理が行われる。
また、このような電子写真方式の画像形成装置では、感光体ドラムが装置内の環境温度や湿度の変動による影響を受けて、カラーのトナー像の階調性が安定しないため、最終的に用紙に形成されたトナー像の濃度が安定しない。そこで、通常、電子写真方式の画像形成装置では、例えば、カラーのトナー像の階調性を一定の品質に安定させるために、中間転写上に各色のトナー像からなるパッチパターンを形成し、このパッチパターンを濃度センサで測定した後に、その測定結果に基づいて階調性の補正を行うキャリブレーション処理が行われている。また、このキャリブレーション処理は一般的に、キャリブレーション処理が必要となる装置電源の投入後の立ち上げ時や所定の枚数の印刷完了後に実施される。
上記に関係する先行技術文献として、複数の印刷装置が通信可能な状態で接続され、印刷に供する任意の印刷装置における入力濃度値に対する出力濃度値を理想特性となるように変換する濃度変換特性生成手段を、前記印刷に供する印刷装置以外の印刷装置に設けた印刷システムが開示・提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
また、露光手段により少なくとも特定色の中間調の露光を像担持体(感光体)の1周以上行い補正パターンの潜像を形成し、その補正パターン潜像の像担持体の電位を電位センサで測定し、測定した電位情報を記憶手段に記憶し、作像する際に記憶された電位情報に基づいて露光手段の露光量を調整する手段を有し、各色の予め記憶された現像特性のテーブルを参照し、露光量を調整することにより均一な現像を行う画像形成装置が開示・提案されている(例えば、特許文献2を参照)。
特開2004−251996号公報 特開2003−255652号公報
確かに、従来の画像形成装置は、装置の電源投入後の立ち上げ時や所定の枚数の印刷完了後にキャリブレーション処理を行うことで、カラーのトナー像の階調性を安定化させることが可能である。
また、特許文献1に開示された印刷システムであれば、キャリブレーション処理を実行する際に印刷装置が、その環境情報とともに他の印刷装置に対してキャリブレーション処理を実行させるため、印刷処理を中断させることなくキャリブレーション処理を行うことが可能である。
また、特許文献2に開示された画像形成装置であれば、色ムラの無い均一な画像を得ることが可能である。
しかしながら、従来の画像形成装置は、所定の枚数の印刷が完了すると、キャリブレーション処理が行われるため、その間、印刷を行うことができない。また、キャリブレーション処理時にパッチパターンを形成する必要があるため、キャリブレーション処理が頻繁に行われると、トナーの消費量が増加してしまう。
また、特許文献1に開示された印刷システムは、印刷装置がキャリブレーション処理を行う際に、他の印刷装置に対してキャリブレーション処理を実行させて、その印刷装置の印刷処理を中断させることなくキャリブレーション処理を行う発明であり、印刷装置が他の印刷装置と通信可能な状態でなければ、その印刷装置の印刷処理を中断させることなくキャリブレーション処理を行うことはできない。また、特許文献1では、印刷装置単独でのキャリブレーション処理について、特に言及されていない。
また、特許文献2に開示された画像形成装置は、電位情報に基づいて露光量を調整することにより均一な現像を行うが、その露光量の調整間隔については特に言及されておらず、露光量の調整を行う際には、印刷処理を中断させる必要がある。
本発明は、上記の問題点に鑑み、トナー像の階調性の変動を抑えることで安定した色再現性を実現することが可能であるとともに、キャリブレーション処理回数を極力少なくすることが可能な画像形成装置を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、トナー像が形成される像担持体と、供給される帯電電流に応じて該像担持体を所定の表面電位に帯電させる帯電手段と、該帯電手段により帯電された該像担持体に静電潜像を形成する露光手段と、該静電潜像を現像してトナー像を前記像担持体に形成させる現像手段と、前記像担持体に形成されたトナー像の転写後に、前記像担持体に残留したトナーを除去するクリーニング手段と、を有した作像部を少なくとも3つ備えたカラー画像の形成が可能であり、前記作像部のうち、1つの作像部に備えられ、前記帯電手段により帯電された前記像担持体の表面電位を測定する電位測定手段と、該電位測定手段により測定された表面電位から画像形成動作開始前の作像部の初期環境温度と各作像部の環境温度変化量を得るための温度変換情報、および各作像部の帯電手段に供給される基準帯電電流の補正値を得るための帯電電流補正情報を記憶する記憶手段と、画像形成動作開始前および前記クリーニング手段によるトナーの除去後に、前記基準帯電電流の供給を受けた前記帯電手段によって帯電された前記像担持体の表面電位を前記電位測定手段に測定させ、その測定結果の表面電位および前記温度変換情報に基づいて、前記初期環境温度および前記トナーの除去後における各作像部の環境温度変化量を求める環境温度算出手段と、該環境温度算出手段により求められた該初期環境温度および該各作像部の環境温度変化量に基づいて、前記帯電電流補正情報から各作像部の前記基準帯電電流の補正値を抽出する補正値抽出手段と、該補正値抽出手段により抽出された各作像部の前記基準帯電電流の補正値に基づいて、次の画像形成時に各作像部の帯電手段に供給される前記基準帯電電流を補正する帯電電流補正手段と、を有して成る構成とされている。
このような構成とすることにより、電位測定手段を1つ追加するだけで、帯電手段の基準帯電電流の補正を行うことが可能になるとともに、帯電手段によって帯電される像担持体における表面電位の環境温度の変動に伴うトナー像の階調特性の変動を抑制することが可能となる。そのため、用紙へ画像形成されたトナー画像の安定した色再現性を実現することが可能となる。また、次の画像形成時に基準帯電電流の補正が行われ、帯電手段によって帯電される像担持体における表面電位の変動を抑制することが可能であるため、キャリブレーション処理回数を極力少なくすることが可能となる。
また、上記構成から成る画像形成装置は、前記像担持体に現像されたトナー像を用紙に転写するための転写手段と、用紙に転写された該トナー像を加熱および加圧して該トナー像を用紙に定着させる定着手段と、を有して成り、前記電位測定手段が、該定着手段に最も近い作像部に備えられている構成とされている。このような構成とすることにより、その他の作像部の温度変化をより推測し易い構成とされているため、全ての作像部に表面電位センサ33を備えることなく、各作像部の適正な基準帯電電流の補正値を求めることが可能になる。
上記したように、本発明に係る画像形成装置であれば、トナー像の階調性の変動を抑えることで安定した色再現性を実現することが可能であるとともに、キャリブレーション処理回数を極力少なくすることが可能である。
以下では、本発明をカラー画像の形成が可能なタンデム方式の画像形成装置に適用した場合を例に挙げて詳細に説明する。図1は、本発明に係る画像形成装置の要部構成を示すブロック図であり、図2は本発明に係る画像形成装置の要部構造を模式的に示す縦断面図である。両図に示すように、本実施形態の画像形成装置1は、装置全体の動作を制御する中央演算処理装置10(以下、CPU[Central Processing Unit]10と呼ぶ)と、操作手段(テンキーやタッチパネルなど)と表示手段(液晶ディスプレイなど)から成る操作表示部11と、画像データに基づいて用紙へカラーおよびモノクロのトナー像の画像形成を行う作像部12と、用紙を搬送する用紙搬送部14と、作像部12で得られたトナー像を用紙に定着させる定着部13と、各種制御プログラム等が格納されたROM[Read Only Memory]、各種データを記憶する不揮発性メモリ、およびワーク領域として用いられるRAM[Random Access Memory]等から成るメモリ部15と、ネットワーク50に接続され、外部の装置との信号(データを含む)の通信の接続を確立するインタフェース部16と、を有して成る。なお、図2の点線矢印Aは、用紙の搬送経路を示す。
CPU10は、装置全体の制御を行うほか、後ほど詳細に説明する印刷時における各帯電器の帯電電流の補正制御に関する処理を行う。また、CPU10は、初期環境温度および前記トナーの除去後における各作像部の環境温度変化量を求める環境温度算出手段と、該環境温度算出手段により求められた該初期環境温度および該各作像部の環境温度変化量に基づいて、前記帯電電流補正情報から各作像部の前記基準帯電電流の補正値を抽出する補正値抽出手段と、該補正値抽出手段により抽出された各作像部の前記基準帯電電流の補正値に基づいて、次の画像形成時に各作像部の帯電手段に供給される前記基準帯電電流を補正する帯電電流補正手段と、しての役割を担っている。
用紙搬送部14は、図2に示すように、多数の用紙が収容される給紙カセット141と、給紙カセット141から用紙を一枚ずつ送り出す給紙ローラ142と、給紙ローラ142から送り出された用紙を後述のレジストローラ144に向けて搬送する搬送ローラ143と、搬送ローラ143から搬送されてきた用紙の向きを整えるとともに、後述の2次転写ローラ34とベルトローラ22、23に支持された中間転写ベルト21とからなるニップ部へ用紙の搬送開始タイミングを調整して、用紙を搬送する一対のローラから成るレジストローラ144と、定着部13を通過した用紙を後述の排紙トレイ146に排出するための一対のローラからなる排紙ローラ145と、排紙ローラ145からの用紙の排紙先となる排紙トレイ146と、給紙カセット141から送り出される用紙を検知する用紙センサ147と、レジストローラ144に搬送されてくる用紙の有無を検知するレジストセンサ148と、を有して成る。
作像部12は、図2に示すように、定着部13側から順に、後述の中間転写ベルト21上にブラックのトナー像の画像形成を行うブラック作像部Bkと、中間転写ベルト21上にイエローのトナー像の画像形成を行うイエロー作像部Yと、中間転写ベルト21上にマゼンダのトナー像の画像形成を行うマゼンダ作像部Mと、中間転写ベルト21上にシアンのトナー像の画像形成を行うシアン作像部Cと、を有して成る。
また、作像部12は、ベルトローラ22と後述の中間転写ベルト21を介して対向する位置に配置され、中間転写ベルト21上に形成されたトナー像をレジストローラ144から搬送されてきた用紙に転写する2次転写ローラ34と、2つのベルトローラ22、23によって支持回転され、各作像部Bk、Y、M、Cによりそのベルト上に各色のトナー像が積層されて形成される中間転写ベルト21と、中間転写ベルト21を支持回転させるベルトローラ22、23と、用紙に転写されることなく、中間転写ベルト21に残留したトナーを除去するベルトクリーニング部24と、中間転写ベルト21に対面し、各作像部Bk、Y、M、Cのうち最も下流側のブラック作像部Bkと2次転写ローラとの間に配置され、キャリブレーション処理の際に中間転写ベルト21上に形成されたトナー像からなるパッチパターンの濃度を読み取る濃度センサ25と、画像データに基づいて後述する各作像部Bk、Y、M、Cの所定の電位に均一に帯電された各感光体ドラム27a〜27dにレーザ光を照射して静電潜像を形成する露光手段の露光ユニット26と、を有して成る。
ブラック作像部Bk、イエロー作像部Y、マゼンダ作像部Mおよびシアン作像部Cのそれぞれは、図2に示すように、ブラック、イエロー、マゼンダおよびシアンのトナー像がそれぞれのドラム表面に形成され、中間転写ベルト21上にトナー像を転写する像担持体である光導電性の感光体ドラム27a〜27dと、電源(不図示)から供給される帯電電流に応じて、各感光体ドラム27a〜27dの表面をそれぞれ所定の表面電位に均一に帯電させる帯電手段の帯電器29a〜29dと、ブラック、イエロー、マゼンダおよびシアンのトナーのそれぞれを各感光体ドラム27a〜27dの表面に形成された静電潜像に付着させてトナー像を形成させることで現像を行う現像手段の現像器28a〜28dと、各現像器28a〜28dに対応した色のトナーを補給し、各現像器28a〜28dに対応したブラック、イエロー、マゼンダおよびシアンのトナーが収容されたトナーコンテナ32a〜32dと、各感光体ドラム27a〜27dの表面の除電を行う除電器30a〜30dと、各感光体ドラム27a〜27dの表面に残留したトナーを除去して回収を行うクリーニング手段のクリーニング部31a〜31dと、を有して成る。
また、定着部13に最も近い作像部であるブラック作像部Bkには、露光ユニット26から照射されるレーザ光の感光体ドラム27aへの光路と現像器28a間の感光体ドラム27aに対面した位置に、感光体ドラム27aの表面電位を測定する電位測定手段の表面電位センサ33が、備えられている。
メモリ部15には、印刷時(すなわち、画像形成時)に各帯電器29a〜29dにより均一に帯電される各感光体ドラム27a〜27dの表面電位を基準表面電位に保つために、各帯電器29a〜29dに供給される基準帯電電流の補正値がCPU10によって求められる際に、利用される以下の情報が予め記憶されている。
メモリ部15には、基準情報として、各作像部Bk、Y、M、Cの基準温度である基準環境温度と、基準の帯電電流値である基準帯電電流値と、基準環境温度時に各帯電器29a〜29dに電源(不図示)から基準帯電電流が供給され、対応する帯電器29a〜29dにより各感光体ドラム27a〜27dの表面が帯電された際に、表面電位センサにより予め測定された各感光体ドラム27a〜27dの基準表面電位値と、が記憶されている。例えば、基準環境温度が25℃で、基準帯電電流値が300μAの時に、基準表面電位値は、402Vである。なお、この基準情報の条件の基で、印刷(すなわち、用紙への画像形成)が行われた際には、階調性の良いカラーのトナー画像が用紙に形成される。
また、メモリ部15には、所定の温度範囲で有効となり、各感光体ドラム27a〜27dの表面電位の温度特性を示す温度特性情報が記憶されている。例えば、メモリ部15には、環境温度が0℃以上から55℃未満で有効となる温度特性情報として0.8V/divが記憶されている。
また、メモリ部15には、印刷動作(すなわち、画像形成動作)の開始前に、基準帯電電流が供給された帯電器29aにより帯電された感光体ドラム27aの表面電位が、表面電位センサ33により測定され、その測定された表面電位から印刷動作(すなわち、画像形成動作)の開始前の作像部12の初期環境温度T[℃]を求めるための以下のような初期温度変換式(1)が記憶されている。
Figure 2007121763
なお、ΔVは、後述する表面電位測定値からの基準表面電位値の減算を意味する。
また、メモリ部15には、印刷動作(すなわち、画像形成動作)の開始後の補正動作時に、クリーニング部31aによりブラック作像部Bkの感光体ドラム27aの表面に残留したトナーが除去され、基準帯電電流が供給された帯電器29aにより帯電された感光体ドラム27aの表面電位が表面電位センサ33により測定された後に、CPU10によってブラック作像部Bkの環境温度変化量△T(Bk)が求められる際に利用される以下の温度変化量変換式(2)が記憶されている。
Figure 2007121763
なお、表面電位測定値および初期表面電位測定値については、後述で説明を行う。
また、メモリ部15には、1枚目の印刷が行われる際に各感光体ドラム27a〜27dの表面を基準表面電位にするための初期環境温度と帯電電流値の関係を示す初期帯電電流設定テーブルが記憶されている。
また、メモリ部15には、図3に示す1ジョブ間の連続印刷時に測定された各作像部Bk、Y、M、C周辺の温度上昇量の測定結果から求められたブラック作像部Bkの温度上昇値に対するイエロー作像部Y、マゼンダ作像部Mおよびシアン作像部Cの温度上昇量が、所定の温度間隔ごとに記述された温度補正テーブルが記憶されている。なお、詳細には、図3に示す測定結果は、各作像部Bk、Y、M、Cの感光体ドラム27a〜27dの近傍の温度測定により得られたものである。また、図4は、ブラック作像部Bkの温度上昇量に対する各作像部Y、M、Cの温度上昇量を示すグラフであり、図3に示す測定結果をグラフ化したものである。なお、基準環境温度、基準表面電位値、初期温度変換式、温度変化量変換式、および温度補正テーブルは、各作像部Bk、Y、M、Cの環境温度変化量を得るための温度変換情報である。
また、メモリ部15には、図5に示すような、作像部12の初期環境温度と各作像部Bk、Y、M、Cの環境温度変化量から各作像部Bk、Y、M、Cの各帯電器29a〜29dに供給される基準帯電電流値の補正値を求めるための帯電電流補正情報である帯電電流補正値テーブルが記憶されている。
また、ネットワーク50に接続されたパソコン51は、図示は省略するが、各種プログラムおよびデータ等が格納され、ワーク領域としても利用される記憶部、画像が表示されるディスプレイ、入力操作が行われる入力部、パソコン51の全体の制御を行う制御部、外部の装置との信号の通信を確立するためにネットワーク50に接続されたインタフェース等を有して成る。パソコン51は、画像形成装置1等の外部の装置とデータおよび印刷データ等の送受信が可能である。
次に、上記構成から成る画像形成装置1におけるキャリブレーション処理動作について以下に説明を行う。本実施形態の画像形成装置1では、所定の枚数(例えば、従来80枚であったが本実施形態では160枚)の印刷完了後に従来技術と同様のキャリブレーション処理が行われる設定とされている。所定の枚数の印刷が完了すると、CPU10により、メモリ部15に記憶されている画像データのパッチパターンデータが読み込まれ、作像部12に送られる。作像部12では、パッチパターンデータに基づいて露光ユニット26および各作像部Bk、Y、M、Cによって中間転写ベルト21上に予め定められた濃度で所定の大きさのトナー像であるパッチパターンが形成される。そして、濃度センサ25により、中間転写ベルト21上に形成されたパッチパターンにおける各色のトナーの濃度が測定されて、CPU10に入力される。そして、CPU10により、メモリ部15に記憶された各色のトナーの基準濃度と測定結果である各色のトナーの測定濃度が比較されて、各色のトナーの基準濃度に対する各色のトナーの測定濃度のズレ量が求められる。そして、次回の印刷時から、中間転写ベルト21上に形成されるトナー像の濃度のズレ量が無くなるように、露光ユニット26のレーザ発光量および作像部12における現像バイアスの設定値等が補正される。
なお、上記構成から成る画像形成装置1は、印刷時に各帯電器に供給される基準帯電電流値の補正制御に特徴を有している。そこで、以下では、図6のフローチャートを参照しながら本実施形態の画像形成装置1の印刷時における各帯電器に供給される基準帯電電流値の補正制御について詳細な説明を行う。
本実施形態の画像形成装置1では、ステップS6−1で、パソコン51から送信された印刷データをインタフェース部16が受信すると、その印刷データの受信に伴う信号がインタフェース部16からCPU10に入力される。そして、CPU10により印刷データの印刷動作の開始が認識されると、インタフェース部16が受信した印刷データが、CPU10によって一旦メモリ部15に格納され後、再び読み出されて印刷データから画像データが抽出されて作像部12に送られる。
そして、メモリ部15に記憶されている前述した基準情報の基準環境温度、基準帯電電流値および基準表面電位値が読み込まれる。例えば、CPU10によりメモリ部15から基準環境温度25℃、基準帯電電流値300μAおよび基準表面電位値402Vが読み込まれる。また、CPU10により、印刷済み枚数のカウントが開始される。
また、このとき、給紙カセット141から給紙ローラ142により用紙が排出され、搬送ローラ143に搬送される。そして、搬送ローラ143まで搬送された用紙が搬送ローラ143によりレジストローラ144に搬送される。
続いて、ステップS6−2で、CPU10により、これから1枚目の印刷が行われると認識される場合には(S6−2YES)、ステップS6−3で、CPU10の制御により、以下のように、画像形成動作(すなわち、印刷動作)の開始前に初期動作として各帯電器29a〜29dに対する帯電条件の設定が行われる。
まず、画像形成動作(すなわち、印刷動作)の開始前に、すなわち、各感光体ドラム27a〜27dへのトナー像の形成前に、CPU10から電源(不図示)に基準帯電電流値(例えば、300μA)が入力され、電源(不図示)から基準帯電電流(例えば、300μA)が帯電器29aに供給される。そして、この時の感光体ドラム27aの表面電位が表面電位センサ33によって測定され、その測定結果である初期表面電位測定値(例えば、405V)がCPU10に入力される。CPU10により、初期表面電位測定値(例えば、405V)が一旦、メモリ部15に記憶される。続いて、CPU10により、メモリ部15から前述の基準表面電位値、初期表面電位測定値、基準環境温度、温度特性情報および初期温度変換式(1)が読み込まれ、初期環境温度が求められる。例えば、基準表面電位値が402V、表面電位測定値が405V、基準環境温度が25℃、温度特性情報が0.8V/divである場合には、作像部12の初期環境温度T[℃]は、初期温度変換式(1)から
Figure 2007121763
となる。なお、ΔVは、表面電位測定値からの基準表面電位値の減算を意味する。
そして、CPU10により、メモリ部15に記憶されている1枚目の印刷が行われる際に各感光体ドラム27a〜27dの表面を基準表面電位に設定するための初期環境温度と帯電電流値の関係を示す初期帯電電流設定テーブルから各帯電器29a〜29dの初期帯電電流値が求められる。そして、CPU10により、各帯電器29a〜29dの帯電条件である初期帯電電流値が電源(不図示)に入力されて、帯電条件の設定が行われる。
続いて、ステップS6−2で、CPU10により、これから1枚目の印刷でないと認識される場合には(S6−2NO)、ステップS6−4で、CPU10により、後述する各帯電器29a〜29dの基準帯電電流の補正値がメモリ部15から読み込まれた後、基準帯電電流に各帯電器29a〜29dの基準帯電電流の補正値がそれぞれ加算され、各帯電器29a〜29dの帯電条件である補正済みの基準帯電電流値が求められる。そして、CPU10により、各帯電器29a〜29dの新たな帯電条件である補正済みの基準帯電電流値が電源(不図示)に入力されて、帯電条件の設定が行われる。
続いて、ステップS6−5で、帯電工程において、帯電条件の設定済みの電源(不図示)から帯電電流が供給された各帯電器29a〜29dにより各感光体ドラム27a〜27dの表面が、帯電条件に応じた所定の表面電位に均一に帯電される。
続いて、ステップS6−6で、露光工程において、各帯電器29a〜29dにより所定の電位に均一に帯電された各感光体ドラム27a〜27dの表面に、画像データに基づいて露光ユニット26によって静電潜像が形成される。続いて、現像工程において、ブラック作像部Bk、イエロー作像部Y、マゼンダ作像部M、シアン作像部Cではそれぞれ、各感光体ドラム27a〜27dの表面に形成された静電潜像に現像器28a〜28dによってブラック、イエロー、マゼンダ、およびシアンのトナーが付着されてトナー像が形成されることで現像が行われる。そして、1次転写工程において、各感光体ドラム27a〜27dの表面に形成されたブラック、イエロー、マゼンダ、およびシアンのトナー像が、中間転写ベルト21上にシアン、マゼンダ、イエロー、およびブラックの順に重ね合わされて転写されることで、中間転写ベルト21上に画像データに基づくカラーのトナー像が形成される。
続いて、ステップS6−7で、クリーニング工程において、中間転写ベルト21への1次転写を終えた各感光体ドラム27a〜27dの表面に残留したトナーが、各クリーニング部31a〜31dに除去されて回収される。除電工程において、各除電器30a〜30dによって、その対応する各感光体ドラム27a〜27dの表面の除電が行われる。
続いて、ステップS6−8で、CPU10から電源(不図示)にブラック作像部Bkの帯電器29aに基準帯電電流値が入力され、電源(不図示)から帯電器29aに基準帯電電流が供給される。そして、基準帯電電流が供給された帯電器29aにより感光体ドラム27aに電荷が照射されて感光体ドラム27aの表面が帯電される。そして、CPU10の制御により、表面電位センサ33によって帯電した感光体ドラム27aの表面電位が測定され、その測定結果である感光体ドラム27aの表面電位測定値が表面電位センサ33からCPU10に入力される。
続いて、ステップS6−9で、ステップS6−8において入力された表面電位測定値に基づいてCPU10により以下のように各作像部Bk、Y、M、C周辺の環境温度変化量の算出が行われる。なお、以下では、本発明を理解しやすいように、ステップS6−3おいて得られる初期環境温度を28.75℃および初期表面電位測定値を405V、ステップS6−8において得られる表面電位測定値を415V(基準帯電電流が300μAの時)とし、メモリ部15に、前述の温度特性情報として前述の0.8V/divが記憶されているものとして説明を行う。
まず、CPU10によって、ステップS6−8において測定された表面電位測定値415V、初期表面電位測定値405V、および温度特性情報0.8V/divと温度変化量変換式(2)からブラック作像部Bkの環境温度変化量△T(Bk)が、以下のように求められる。ブラック作像部Bkの環境温度変化量△T(Bk)は、温度変化量変換式(2)から
Figure 2007121763
となる。
続いて、CPU10により、ブラック作像部Bkの環境温度変化量△T(Bk)=12.5℃に対するイエロー作像部Yの環境温度変化量△T(Y)=9.2℃、マゼンダ作像部Mの環境温度変化量△T(M)=7.1℃およびシアン作像部Cの環境温度変化量△T(C)=5.8℃が、図4のブラック作像部の温度上昇量に対する各作像部の温度上昇量のグラフに対応する前述の温度補正テーブルから抽出されて求められる。なお、図4のグラフ内に記載された補助線Bは、ブラック作像部Bkの温度上昇量12.5℃を示す。また、図4のグラフに示す補助線Bとのイエロー作像部Y、マゼンダ作像部Mおよびシアン作像部Cの温度上昇量曲線の交点が、ブラック作像部Bkの環境温度変化量△T(Bk)=12.5℃に対するイエロー作像部Yの環境温度変化量△T(Y)=9.2℃、マゼンダ作像部Mの環境温度変化量△T(M)=7.1℃およびシアン作像部Cの環境温度変化量△T(C)=5.8℃に対応する。
続いて、ステップS6−10で、CPU10によって、ステップS6−9で得られた各作像部Bk、Y、M、C周辺の環境温度変化量、ブラック作像部Bkの初期環境温度28.75℃、および図5に示す帯電電流補正テーブルから各帯電器29a〜29dの基準帯電電流の補正値が以下のように抽出決定されて、メモリ部15に記憶される。
ブラック作像部Bkの帯電器29aに供給される基準帯電電流の補正値は、図5に示す帯電電流補正テーブルにおいて、ブラック作像部Bkの初期環境温度28.75℃が、環境温度20℃以上30℃未満の温度範囲にあり、ブラック作像部Bkの環境温度変化量△T(Bk)12.5℃が、温度上昇量12℃以上16℃未満の温度範囲にあることから、CPU10によって帯電電流補正テーブルから14μAが抽出されてメモリ部15に記憶される。
イエロー作像部Yの帯電器29bに供給される基準帯電電流の補正値は、図5に示す帯電電流補正テーブルにおいて、ブラック作像部Bkの初期環境温度28.75℃が、環境温度20℃以上30℃未満の温度範囲にあり、イエロー作像部Yの環境温度変化量△T(Y)9.2℃が、温度上昇値8℃以上10℃未満の温度範囲にあることから、CPU10によって帯電電流補正テーブルから8μAが抽出されてメモリ部15に記憶される。
マゼンダ作像部Mの帯電器29cに供給される基準帯電電流の補正値は、図5に示す帯電電流補正テーブルにおいて、ブラック作像部Bkの初期環境温度28.75℃が、環境温度20℃以上30℃未満の温度範囲にあり、マゼンダ作像部Mの環境温度変化量△T(M)7.1℃が、温度上昇値6℃以上8℃未満の温度範囲にあることから、CPU10によって帯電電流補正テーブルから6μAが抽出されてメモリ部15に記憶される。
シアン作像部Cの帯電器29dに供給される基準帯電電流の補正値は、図5に示す帯電電流補正テーブルにおいて、ブラック作像部Bkの初期環境温度28.75℃が、環境温度20℃以上30℃未満の温度範囲にあり、シアン作像部Cの環境温度変化量△T(C)5.8℃が、温度上昇値4℃以上6℃未満の温度範囲にあることから、CPU10によって帯電電流補正テーブルから4μAが抽出されてメモリ部15に記憶される。
なお、この時点でのイエロー作像部Yの環境温度T(Y)、マゼンダ作像部Mの環境温度T(M)およびシアン作像部Cの環境温度T(C)は、ブラック作像部Bkの初期環境温度28.75℃、イエロー作像部Yの環境温度変化量△T(Y)9.2℃、マゼンダ作像部Mの環境温度変化量△T(M)7.1℃およびシアン作像部Cの環境温度変化量△T(C)5.8℃から、
Figure 2007121763
となる。
一方、ステップS6−6において中間転写ベルト21に1次転写されたトナー像は、2次転写工程において、2次転写ローラ34と支持ローラ22に支持された中間転写ベルト21とのニップ部で、2次転写ローラ34によってレジストローラ144から搬送されてきた用紙に転写される。続いて、トナー像が形成された用紙は、定着部13で加熱および加圧されてトナー像が用紙に定着され、排紙ローラ145に送られる。そして、排出ローラ145によって、トナー像が形成された印刷済みの用紙が排紙トレイ146に排紙される。
続いて、ステップS6−11で、CPU10により、残りの印刷出力が有ると判定される場合には(S6−11YES)、ステップS6−12で、CPU10により、印刷済み枚数がカウントアップされた後、ステップS6−2に戻る。前述したように、ステップS6−2を経た後、ステップ6−4でメモリ部15に記憶された各帯電器29a〜29dの基準帯電電流の補正値が、加算されて補正された補正済みの基準帯電電流値が用いられて帯電条件の設定が行われる。
また、ステップS6−11で、CPU10により、残りの印刷出力が無いと判定される場合には(S6−11NO)、ステップS6−13で、CPU10により、本動作における印刷済み枚数のカウントがクリアされ、本動作は完了となる。なお、ステップS6−13でクリアされる印刷済み枚数のカウントとは、別に本動作を含めたトータルの印刷済み枚数のカウントが、CPU10によってカウントされてメモリ部15に記憶される。
以上で説明したように、本実施形態の画像形成装置1は、画像形成動作(印刷動作)の開始前および各感光体ドラム27a〜27dに残留したトナーがクリーニング部31a〜31dにより除去後にそれぞれ、基準帯電電流が供給された帯電器29aにより帯電されたブラック作像部Bkの感光体ドラム27aの表面電位が、表面電位センサ33によって測定され、その測定結果である初期表面電位測定値と表面電位、および温度変換情報に基づいて、画像形成動作(印刷動作)開始前の作像部12の初期環境温度およびそのトナーの除去後における各作像部Bk、Y、M、Cの環境温度変化量が求められ、更に、初期環境温度および環境温度変化量に基づいて、帯電電流補正情報から各作像部Bk、Y、M、Cの基準帯電電流の補正値を抽出され、その補正値に基づいて、次の画像形成(印刷動作)時に、各作像部Bk、Y、M、Cの帯電器29a〜29dに供給される基準帯電電流が補正される構成とされている。
従って、本実施形態の画像形成装置1であれば、表面電位センサ33を1つ追加するだけで、各帯電器29a〜29dの帯電電流の補正を行うことが可能になるとともに、各帯電器29a〜29dによって帯電される各感光体ドラム27a〜27dにおける表面電位の環境温度の変動に伴うトナー像の階調特性の変動を抑制することが可能となり。そのため、用紙へ画像形成されたトナー画像の安定した色再現性を実現することが可能となる。また、本実施形態の画像形成装置1では、現像バイアスやレーザ光量などの補正に関しては、従来のキャリブレーション処理動作を行う必要となるが、2枚目以降の印刷時に各帯電器29a〜29dの基準帯電電流の補正が行われ、各帯電器29a〜29dによって帯電される各感光体ドラム27a〜27dにおける表面電位の変動を抑制することが可能であるため、従来のキャリブレーション処理動作が必要となる間隔を伸ばすことが可能になる。すなわち、キャリブレーション処理回数を極力少なくすることが可能となる。そのため、トナーの消費量も減少させることができ、1枚あたりの印刷コストを抑えることが可能となる。
また、本実施形態の画像形成装置1は、表面電位センサ33が温度変動の大きい定着部13に最も近いブラック作像部Bkに備えられることで、その他の作像部Y、M、Cの温度変化をより推測し易い構成とされているため、全ての作像部Bk、Y、M、Cに表面電位センサ33を備えることなく、各作像部Bk、Y、M、Cの適正な基準帯電電流の補正値を求めることが可能になる。なお、表面電位センサの代わりに、定着部13に備えられたヒータ(不図示)の制御用の温度センサ(不図示)を用いて各帯電器29a〜29dの帯電電流の補正を行うよりも、実際に帯電した感光体ドラム27aの表面電位を測定することで、帯電電流の補正の精度が向上する。
また、上記の実施形態の画像形成装置1は、ブラック作像部Bk、イエロー作像部Y、マゼンダ作像部Mおよびシアン作像部Cの4つの作像部を備えた構成であったが、本発明の構成はこれに限定されるものではなく、少なくとも3つの作像部、例えば、イエロー作像部Y、マゼンダ作像部Mおよびシアン作像部Cを備えた構成でもよく、上記と同様な効果を得ることが可能である。
また、上記の実施形態では、カラー画像の形成が可能なタンデム方式の画像形成装置、所謂、プリンタを例に挙げて説明を行ったが、本発明の構成はこれに限定されるものではなく、複写機、プロッタ、ファクシミリ等の画像形成装置に幅広く適用することが可能である。
また、本発明の構成は、上記実施形態のほか、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。
本発明は、プリンタ、複写機、プロッタやファクシミリなどの画像形成装置全般に広く適用が可能であり、トナー像の階調性の変動抑制およびトナーの削減に有用な技術である。
は、本発明に係る画像形成装置の要部構成を示すブロック図である。 は、本発明に係る画像形成装置の要部構造を模式的に示す縦断面図である。 は、1ジョブ間における連続印刷時の各作像部周辺の温度上昇量を示す表である。 は、ブラック作像部Bkの温度上昇量に対する各作像部Y、M、Cの温度上昇量を示すグラフである。 は、初期環境温度と環境温度変化量から各作像部の各帯電器に供給される基準帯電電流値の補正値を求めるための帯電電流補正値テーブルである。 本実施形態の画像形成装置1の印刷時における各帯電器に供給される基準帯電電流値の補正制御を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 画像形成装置
10 中央演算処理装置(CPU)
11 操作表示部
12 作像部
13 定着部
14 用紙搬送部
141 給紙カセット
142 給紙ローラ
143 搬送ローラ
144 レジストローラ
145 排紙ローラ
146 排紙トレイ
15 メモリ部
16 インタフェース部
21 中間転写ベルト
22、23 ベルトローラ
24 ベルトクリーニング部
25 濃度センサ
26 露光ユニット
27a〜27d 感光体ドラム
28a〜28d 現像器
29a〜29d 帯電器
30a〜30d 除電器
31a〜31d クリーニング部
32a〜32d トナーコンテナ
33 表面電位センサ
34 2次転写ローラ
50 ネットワーク
51 パソコン
Bk ブラック作像部
Y イエロー作像部
M マゼンダ作像部
C シアン作像部

Claims (2)

  1. トナー像が形成される像担持体と、供給される帯電電流に応じて該像担持体を所定の表面電位に帯電させる帯電手段と、該帯電手段により帯電された該像担持体に静電潜像を形成する露光手段と、該静電潜像を現像してトナー像を前記像担持体に形成させる現像手段と、前記像担持体に形成されたトナー像の転写後に、前記像担持体に残留したトナーを除去するクリーニング手段と、を有した作像部を少なくとも3つ備えたカラー画像の形成が可能な画像形成装置において、
    前記作像部のうち、1つの作像部に備えられ、前記帯電手段により帯電された前記像担持体の表面電位を測定する電位測定手段と、
    該電位測定手段により測定された表面電位から画像形成動作開始前の作像部の初期環境温度と各作像部の環境温度変化量を得るための温度変換情報、および各作像部の帯電手段に供給される基準帯電電流の補正値を得るための帯電電流補正情報を記憶する記憶手段と、
    画像形成動作開始前および前記クリーニング手段によるトナーの除去後に、前記基準帯電電流の供給を受けた前記帯電手段によって帯電された前記像担持体の表面電位を前記電位測定手段に測定させ、その測定結果の表面電位および前記温度変換情報に基づいて、前記初期環境温度および前記トナーの除去後における各作像部の環境温度変化量を求める環境温度算出手段と、
    該環境温度算出手段により求められた該初期環境温度および該各作像部の環境温度変化量に基づいて、前記帯電電流補正情報から各作像部の前記基準帯電電流の補正値を抽出する補正値抽出手段と、
    該補正値抽出手段により抽出された各作像部の前記基準帯電電流の補正値に基づいて、次の画像形成時に各作像部の帯電手段に供給される前記基準帯電電流を補正する帯電電流補正手段と、を有して成ることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記像担持体に現像されたトナー像を用紙に転写するための転写手段と、用紙に転写された該トナー像を加熱および加圧して該トナー像を用紙に定着させる定着手段と、を有し、
    前記電位測定手段は、該定着手段に最も近い作像部に備えられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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