JP2007120867A - 給湯システム - Google Patents

給湯システム Download PDF

Info

Publication number
JP2007120867A
JP2007120867A JP2005313805A JP2005313805A JP2007120867A JP 2007120867 A JP2007120867 A JP 2007120867A JP 2005313805 A JP2005313805 A JP 2005313805A JP 2005313805 A JP2005313805 A JP 2005313805A JP 2007120867 A JP2007120867 A JP 2007120867A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
combustion
hot water
heat exchanger
reheating
water supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005313805A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Mogi
徹 茂木
Yoshiharu Fujitomi
義治 藤富
Yasushi Komaki
裕史 駒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gastar Co Ltd
Original Assignee
Gastar Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Gastar Co Ltd filed Critical Gastar Co Ltd
Priority to JP2005313805A priority Critical patent/JP2007120867A/ja
Publication of JP2007120867A publication Critical patent/JP2007120867A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)
  • Control For Baths (AREA)

Abstract

【課題】風呂の追い焚き燃焼を単独で行っている場合であっても、潜熱回収用の熱交換器と接する給湯配管の水の沸騰を回避させることのできる給湯システムを提供することを目的とする。
【解決手段】排気流路21は、その内部に隔壁22が設けられており、この隔壁22によって、第1のバーナ30による給湯燃焼に伴い発生し1次熱交換器50を通過した排気ガスを、排気口21aから外部へ排気させる第1の排気流路23と、第2のバーナ40による風呂の追い焚き燃焼に伴い発生し1次熱交換器50を通過した排気ガスを、排気口21aから外部へ排気させる第2の排気流路24と、に形成される。風呂の追い焚き燃焼が行われると、第2のバーナ40からの高温の排気ガスは、1次熱交換器50を通過し、次に第2の排気流路24を経由し排気口21aから外部へ排気される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、給湯燃焼と追い焚き燃焼とを行うとともに給湯燃焼に係る潜熱を回収し再利用する給湯システムに関するものである。
近年、給湯システムとして、熱効率の向上の観点から、一缶二水構造を有するとともに潜熱回収用熱交換器を備えた給湯システム、すなわち潜熱回収用熱交換器を備えた一缶二水路型の給湯システムが普及しつつある。
図8は、このような一缶二水路給湯システムの概略構成を示す模式図を示している。
図8に示すように、一缶二水路給湯システムは、給湯配管4および追い焚き配管5と、ガス管1aを経由して燃料(燃焼)ガスが供給され、給湯燃焼と風呂の追い焚き燃焼とを行う燃焼手段としてのバーナ1と、バーナ1の燃焼によって加熱され、給湯用熱交換器と追い焚き用熱交換器とが一体化された1次熱交換器2と、バーナ1に対し1次熱交換器2の配設位置よりも離れた位置に配設される潜熱回収用の2次熱交換器3と、を備えている。また、この一缶二水路給湯システムは、バーナ1の下方側に配置され、当該バーナ1に燃焼用空気を供給する図示しない燃焼ファンを備えている。
1次熱交換器2は複数のフィン2aを有し、一方、2次熱交換器3は複数のフィン3aを有している。なお、2次熱交換器3においては、複数のフィン3aは無くてもよい。
1次熱交換器2は給湯配管4および追い焚き配管5に配設されているとともに、2次熱交換器3は給湯配管4に配設されている。すなわち、給湯配管4には1次熱交換器2のフィン2aおよび2次熱交換器3のフィン3aが密着して設けられており、追い焚き配管5には1次熱交換器2のフィン2aが密着して設けられている。
給湯配管4は、入口側配管4aに給水された水が、2次熱交換器3を経由し、次に1次熱交換器2を経由して出口側配管4bから流出されるように配設されている。
入口側配管4aと出口側配管4bとの間にはバイパス通路6が設けられている。また、出口側配管4bには給湯栓(給水栓)7が設けられている。
追い焚き配管5は、浴槽8の側壁に開口して延びる戻り管5aおよび往き管5bから構成されている。戻り管5aには循環ポンプ9が設置されている。
また、追い焚き配管5は、浴槽8内の浴槽水(揚水)が、循環ポンプ9が回転駆動することで戻り管5aから取り込まれて1次熱交換器2を経由し、その後、行き管5bから再び浴槽8へ戻る、ように構成されている。すなわち、浴槽8、戻り管5aおよび行き管5bで、浴槽8内の浴槽水(揚水)を循環させるための循環路が形成される。
戻り管5aには、浴槽8の循環浴槽水(循環揚水)の温度を風呂温度(浴槽8内の湯の温度)として検出するサーミスタ等の風呂温度センサ10が設けられている。
戻り管5aにおける循環ポンプ9の下流側と給湯配管4の出口側配管4bとの間には、注湯管11が設けられている。注湯管11には図示しない制御手段により弁が開閉制御される注湯弁12が設けられている。
ここで、上述した構成の一缶二水路給湯システムにおいて、給湯運転、湯張り運転(自動湯張り運転)およびふろ単独運転(追い焚き運転)を行う場合の動作について説明する。
最初に、給湯運転を行う場合の動作について説明する。
注湯弁12が閉じた状態で、給湯栓7が開けられると、給湯配管4の入口側配管4aからの給水が、最初に2次熱交換器3を経由し、次に1次熱交換器2を経由して、給湯配管4の出口側配管4bから流出する。
このとき、2次熱交換器3(のフィン3a)と密着している給湯配管4の内部を通る水は、バーナ1の燃焼(給湯燃焼)による排気ガスが2次熱交換器3を通るときに、この排気ガス中の水蒸気が保有している潜熱を2次熱交換器3(のフィン3a)が奪い取る(回収する)ことにより、このフィン3aと密着している給湯配管4を介して温度が高められる(予備加熱される)。
さらに、潜熱回収を行っている2次熱交換器3によって予備加熱された水が1次熱交換器2(のフィン2a)と密着している給湯配管4の内部を通るときに、予備加熱された水は、バーナ1の燃焼火力でもって1次熱交換器2(のフィン2a)およびこのフィン2aと密着している給湯配管4を介して加熱(再加熱)されて、設定温度の湯として給湯配管4の出口側配管4bから流出する。
次に、湯張り運転を行う場合の動作について説明する。
図示しない制御手段による湯張り運転すべき旨の指令を基に、注湯弁12が閉から開の状態に変化される。そして、上記給湯運転の場合と同様に、バーナ1の燃焼が開始されると、給湯配管4の入口側配管4aからの給水が2次熱交換器3において予備加熱され、さらに1次熱交換器2において再加熱される。
このようにして1次熱交換器2において加熱された湯は、注湯管11、戻り管5aおよび行き管5bを経由して浴槽8に供給される。浴槽8内に所定の量の湯が供給されると、注湯弁12は開から閉の状態に変化されるとともに、バーナ1の燃焼が停止される。
続いて、ふろ単独運転つまり追い焚き単独運転(追い焚き燃焼)を行う場合の動作について説明する。
例えばリモコンや操作パネルなどによる追い焚きすべき旨の指示があると、図示しない制御手段によって注湯弁12が閉じた状態で循環ポンプ9が回転駆動され、浴槽8内の浴槽水が戻り管5aおよび行き管5bを通って循環する。
このようにして浴槽8内の浴槽水の循環が追い焚き配管5を介して行われた場合は、風呂温度センサ10によって浴槽8の風呂温度が検出され、風呂検出温度が風呂設定温度よりも低い旨が検出されたときは、バーナ1の燃焼(追い焚き燃焼)が行われる。
これにより、追い炊き配管5を通して循環する浴槽水は、バーナ1の燃焼(追い焚き燃焼)により加熱された1次熱交換器2のフィン2aと密着している追い焚き配管5を介して加熱される。
そして、風呂温度センサ10によって浴槽水の温度が風呂設定温度に達したことが検出されたときは、循環ポンプ9が停止されるとともに、バーナ1の燃焼が停止される。
なお、上述した一缶二水路給湯システムは、例えば、一缶二水路給湯器(例えば特許文献1参照)と、潜熱回収用熱交換器を備えた給湯器(例えば特許文献2参照)とを組み合わせることにより実現可能である。
実公平8−7307号公報 特開平8−136058号公報
しかしながら、上記従来の一缶二水路給湯システムでは、追い焚き単独運転(ふろ単独での運転)のときは、追い炊き配管5を通して循環する浴槽水を加熱するために、バーナ1によって燃焼(追い焚き燃焼)を行った場合は、1次熱交換器2が加熱されるのは勿論のこと、バーナ1の燃焼により発生する排気ガスが潜熱回収用の2次熱交換器3を通るときに、この排気ガス中の水蒸気が保有している潜熱を2次熱交換器3が奪い取る(回収する)ことにより、2次熱交換器3が加熱される。
そのため、排気ガスが有する潜熱を回収している2次熱交換器3(のフィン3a)と密着している給湯配管4の内部に滞留している水の温度が上昇することになり、追い焚き単独運転(つまり追い焚き燃焼)が継続して行われた場合は、その給湯配管4内に滞留している水が沸騰する可能性がある。
しかも、例えば追い焚き単独運転中において、給湯配管4に設けられている給湯栓7が開けられて給湯が行われると、2次熱交換器3と密着している給湯配管4内の沸騰した湯が1次熱交換器2を経由して給湯されることになり、望ましくない。
そこで、本発明は、風呂の追い焚き燃焼を単独で行っている場合であっても、潜熱回収用の熱交換器と接する給湯配管の水の沸騰を回避させることのできる給湯システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明の給湯システムは、給湯配管および追い焚き配管と、給湯燃焼を行う第1の燃焼手段と、風呂の追い焚き燃焼を行う第2の燃焼手段と、前記給湯配管および前記追い焚き配管が設けられ、前記第1の燃焼手段による給湯燃焼と前記第2の燃焼手段による風呂の追い焚き燃焼とによって加熱される1次熱交換器と、前記給湯配管が設けられ、かつ前記第1の燃焼手段に対し前記1次熱交換器の配設位置よりも離れた位置に配設されるとともに前記第1の燃焼手段に対応して配設され、前記第1の燃焼手段による給湯燃焼に係る潜熱を回収する2次熱交換器と、前記第1の燃焼手段による給湯燃焼と前記第2の燃焼手段による風呂の追い焚き燃焼とに伴い発生する排気ガスを排気口から排気させる排気流路と、前記排気流路内に設けられ、前記第2の燃焼手段による風呂の追い焚き燃焼のみが行われるときに、当該追い焚き燃焼に伴い発生し前記1次熱交換器を通過した排気ガスが前記2次熱交換器に向けて流通するのを阻止する阻止手段と、を有することを特徴とする。
このように、阻止手段が、第2の燃焼手段による風呂の追い焚き燃焼のみが行われるときに、当該追い焚き燃焼に伴い発生し1次熱交換器を通過した排気ガスが2次熱交換器に向けて流通するのを阻止するようにしているので、潜熱回収を行う2次熱交換器が風呂の追い焚き燃焼に係る熱(潜熱)の影響を受けることがないので、いわゆる一缶二水路型の給湯システムにおいて、風呂の追い焚き燃焼を単独で行っている場合であっても、潜熱回収用の熱交換器と接する給湯配管の水の沸騰を回避させることができる。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記阻止手段は、前記排気流路内に設けられ、当該排気流路を、前記第1の燃焼手段による給湯燃焼に伴い発生し前記1次熱交換器を通過した排気ガスを前記2次熱交換器を介して前記排気口から排気させる第1の排気流路と、前記第2の燃焼手段による風呂の追い焚き燃焼に伴い発生し前記1次熱交換器を通過した排気ガスを前記排気口から排気させる第2の排気流路とに区画する隔壁であることを特徴とする。
このように、排気流路内部は、阻止手段としての隔壁によって、1次熱交換器を通過した給湯燃焼に係る排気ガスを2次熱交換器を介して排気口から排気させる第1の排気流路と、1次熱交換器を通過した風呂の追い焚き燃焼に係る排気ガスを排気口から排気させる第2の排気流路とに形成されるようになっているので、風呂の追い焚き燃焼のみが行われたときは、当該追い焚き燃焼に係る高温の排気ガスを、第1の排気流路に流通(流入)させることなく、第2の排気流路を経由して排気口から排気させることができ、風呂の追い焚き燃焼を単独で行っている場合であっても、潜熱回収用の熱交換器と接する給湯配管の水の沸騰を回避させることができる。
請求項3に記載の本発明は、請求項2に記載の発明の構成に加えて、前記給湯配管が設けられる前記2次熱交換器は、前記第1の排気流路内の所定の位置に配設されていることを特徴とする。
このように、2次熱交換器は、第1の排気流路内の所定の位置に配設されるようになっているので、風呂の追い焚き燃焼のみが行われたときは、当該追い焚き燃焼に係る高温の排気ガスを、第1の排気流路内に配設されている2次熱交換器に流通(流入)させることなく、第2の排気流路を経由して排気口から排気させることができ、風呂の追い焚き燃焼を単独で行っている場合であっても、潜熱回収用の熱交換器と接する給湯配管の水の沸騰を回避させることができる。
上記課題を解決するため、請求項4に記載の本発明の給湯システムは、給湯配管および追い焚き配管と、給湯燃焼を行う第1の燃焼手段と、風呂の追い焚き燃焼を行う第2の燃焼手段と、前記給湯配管が設けられ、前記第1の燃焼手段による給湯燃焼によって加熱される給湯熱交換器と、前記給湯配管が設けられ、かつ前記第1の燃焼手段に対し当該給湯熱交換器の配設位置よりも離れた位置に配設されるとともに前記第1の燃焼手段に対応して配設され、前記第1の燃焼手段による給湯燃焼に係る潜熱を回収する潜熱回収熱交換器と、前記追い焚き配管が設けられ、前記第2の燃焼手段による風呂の追い焚き燃焼によって加熱される追い焚き熱交換器と、前記第1の燃焼手段による給湯燃焼と前記第2の燃焼手段による風呂の追い焚き燃焼とに伴い発生する排気ガスを排気口から排気させる排気流路と、前記排気流路内に設けられ、前記第2の燃焼手段による風呂の追い焚き燃焼のみが行われるときに、当該追い焚き燃焼に伴い発生し前記追い焚き熱交換器を通過した排気ガスが前記潜熱回収熱交換器に向けて流通するのを阻止する阻止手段と、を有することを特徴とする。
このように、阻止手段が、第2の燃焼手段による風呂の追い焚き燃焼のみが行われるときに、当該追い焚き燃焼に伴い発生し追い焚き熱交換器を通過した排気ガスが潜熱回収熱交換器に向けて流通するのを阻止するようにしているので、潜熱回収を行う潜熱回収熱交換器が風呂の追い焚き燃焼に係る熱(潜熱)の影響を受けることがないので、いわゆる二缶二水路型の給湯システムにおいて、風呂の追い焚き燃焼を単独で行っている場合であっても、潜熱回収用の熱交換器と接する給湯配管の水の沸騰を回避させることができる。
請求項5に記載の本発明は、請求項4に記載の発明の構成に加えて、前記阻止手段は、前記排気流路内に設けられ、当該排気流路を、前記第1の燃焼手段による給湯燃焼に伴い発生し前記1次熱交換器を通過した排気ガスを前記2次熱交換器を介して前記排気口から排気させる第1の排気流路と、前記第2の燃焼手段による風呂の追い焚き燃焼に伴い発生し前記1次熱交換器を通過した排気ガスを前記排気口から排気させる第2の排気流路とに区画する隔壁であることを特徴とする。
このように、排気流路内部は、阻止手段としての隔壁によって、給湯熱交換器を通過した給湯燃焼に係る排気ガスを潜熱回収熱交換器を介して排気口から排気させる第1の排気流路と、追い焚き熱交換器を通過した風呂の追い焚き燃焼に係る排気ガスを排気口から排気させる第2の排気流路とに形成されるようになっているので、風呂の追い焚き燃焼のみが行われたときは、当該追い焚き燃焼に係る高温の排気ガスを、第1の排気流路に流通(進入)させることなく、第2の排気流路を経由して排気口から排気させることができ、風呂の追い焚き燃焼を単独で行っている場合であっても、潜熱回収用の熱交換器と接する給湯配管の水の沸騰を回避させることができる。
請求項6に記載の本発明は、請求項5に記載の発明の構成に加えて、前記給湯配管が設けられる前記潜熱回収熱交換器は、前記第1の排気流路内の所定の位置に配設されていることを特徴とする。
このように、潜熱回収熱交換器は、第1の排気流路内の所定の位置に配設されるようになっているので、風呂の追い焚き燃焼のみが行われたときは、当該追い焚き燃焼に係る高温の排気ガスを、第1の排気流路内に配設されている潜熱回収熱交換器に流通(進入)させることなく、第2の排気流路を経由して排気口から排気させることができ、風呂の追い焚き燃焼を単独で行っている場合であっても、潜熱回収用の熱交換器と接する給湯配管の水の沸騰を回避させることができる。
上記課題を解決するため、請求項7に記載の本発明の給湯システムは、給湯配管および追い焚き配管と、給湯燃焼を行う第1の燃焼手段と、風呂の追い焚き燃焼を行う第2の燃焼手段と、前記給湯配管および前記追い焚き配管が設けられ、前記第1の燃焼手段による給湯燃焼によって加熱されるとともに前記第2の燃焼手段による風呂の追い焚き燃焼によって加熱される1次熱交換器と、前記給湯配管が設けられ、かつ前記第1の燃焼手段に対し前記1次熱交換器の配設位置よりも離れた位置に配設されるとともに前記第1の燃焼手段に対応して配設され、前記第1の燃焼手段による給湯燃焼に係る潜熱を回収する2次熱交換器と、前記第1の燃焼手段による給湯燃焼と前記第2の燃焼手段による風呂の追い焚き燃焼とに伴い発生する排気ガスを排気口から排気する排気流路と、前記第2の燃焼手段による風呂の追い焚き燃焼のみが行われるときに、前記排気流路内に希釈空気を供給することにより、当該追い焚き燃焼に伴い発生し前記1次熱交換器を通過した排気ガスの温度を、前記2次熱交換器に対応して設けられている前記給湯配管に滞留している水が沸騰しない温度まで低下させる排気温度調整手段と、を有することを特徴とする。
このように、排気温度調整手段が、第2の燃焼手段による風呂の追い焚き燃焼のみが行われるときに、排気流路内に希釈空気を供給することにより、当該追い焚き燃焼に伴い発生し1次熱交換器を通過した排気ガスの温度を、2次熱交換器に対応して設けられている給湯配管に滞留している水が沸騰しない温度まで低下させるようにしているので、いわゆる一缶二水路型の給湯システムにおいて、風呂の追い焚き燃焼を単独で行っている場合であっても、潜熱回収用の熱交換器と接する給湯配管の水の沸騰を回避させることができる。
上記課題を解決するため、請求項8に記載の本発明の給湯システムは、給湯配管および追い焚き配管と、給湯燃焼を行う第1の燃焼手段と、風呂の追い焚き燃焼を行う第2の燃焼手段と、前記給湯配管が設けられ、前記第1の燃焼手段による給湯燃焼によって加熱される給湯熱交換器と、前記給湯配管が設けられ、かつ前記第1の燃焼手段に対し当該給湯熱交換器の配設位置よりも離れた位置に配設されるとともに前記第1の燃焼手段に対応して配設され、前記第1の燃焼手段による給湯燃焼に係る潜熱を回収する潜熱回収熱交換器と、前記追い焚き配管が設けられ、前記第2の燃焼手段による風呂の追い焚き燃焼によって加熱される追い焚き熱交換器と、前記第1の燃焼手段による給湯燃焼と前記第2の燃焼手段による風呂の追い焚き燃焼とに伴い発生する排気ガスを排気口から排気する排気流路と、前記第2の燃焼手段による風呂の追い焚き燃焼のみが行われるときに、前記排気流路内に希釈空気を供給することにより、当該追い焚き燃焼に伴い発生し前記追い焚き熱交換器を通過した排気ガスの温度を、前記潜熱回収熱交換器に対応して設けられている前記給湯配管に滞留している水が沸騰しない温度まで低下させる排気温度調整手段と、を有することを特徴とする。
このように、排気温度調整手段が、第2の燃焼手段による風呂の追い焚き燃焼のみが行われるときに、排気流路内に希釈空気を供給することにより、当該追い焚き燃焼に伴い発生し追い焚き熱交換器を通過した排気ガスの温度を、潜熱回収熱交換器に対応して設けられている給湯配管に滞留している水が沸騰しない温度まで低下させるようにしているので、いわゆる二缶二水路型の給湯システムにおいて、風呂の追い焚き燃焼を単独で行っている場合であっても、潜熱回収用の熱交換器と接する給湯配管の水の沸騰を回避させることができる。
請求項9に記載の本発明は、請求項7または8に記載の発明の構成に加えて、前記排気温度調整手段は、前記第1の燃焼手段および前記第2の燃焼手段に向けて燃焼用空気を供給する燃焼ファンと、前記第2の燃焼手段による風呂の追い焚き燃焼のみが行われるときに、前記燃焼ファンを作動させる制御を行う制御手段と、を備え、前記排気温度調整手段は、前記制御手段の制御に従って前記燃焼ファンが作動することにより、前記第1の燃焼手段に対し供給される燃焼用空気を希釈空気として、前記排気流路に向けて供給することを特徴とする。
このように、風呂の追い焚き燃焼のみが行われるときは、排気温度調整手段では、制御手段の制御に従って燃焼ファンが作動することにより、第1の燃焼手段に対し供給される燃焼用空気を希釈空気として、排気流路に向けて供給するようにしているので、風呂の追い焚き燃焼に係る高温の排気ガスを希釈空気としての燃焼用空気により希釈することにより、当該排気ガスの温度を低下させることができ、風呂の追い焚き燃焼を単独で行っている場合であっても、潜熱回収用の熱交換器と接する給湯配管の水の沸騰を回避させることができる。
請求項10に記載の本発明は、請求項9に記載の発明の構成に加えて、前記第1の燃焼手段および前記第2の燃焼手段に供給される燃焼用空気の一部を、前記排気流路内へ案内する案内通路を備え、前記排気温度調整手段は、前記制御手段の制御に従って前記燃焼ファンが作動することにより、前記燃焼用空気の一部を希釈空気として、前記案内通路を介して前記排気流路内へ供給することを特徴とする。
このように、排気温度調整手段が、制御手段の制御に従って燃焼ファンが作動することにより、第1の燃焼手段に対し供給される燃焼用空気を希釈空気として、排気流路に向けて供給するとともに、第1の燃焼手段および第2の燃焼手段に対し供給される燃焼用空気の一部を希釈空気として、案内通路を介して排気流路内へ供給するようにしているので、風呂の追い焚き燃焼に係る高温の排気ガスを前記希釈空気としての燃焼用空気により希釈することにより、当該排気ガスの温度を低下させることができ、風呂の追い焚き燃焼を単独で行っている場合であっても、潜熱回収用の熱交換器と接する給湯配管の水の沸騰を回避させることができる。
本発明によれば、阻止手段が、第2の燃焼手段による風呂の追い焚き燃焼のみが行われるときに、当該追い焚き燃焼に伴い発生し1次熱交換器を通過した排気ガスが2次熱交換器に向けて流通するのを阻止するようにしているので、潜熱回収を行う2次熱交換器が風呂の追い焚き燃焼に係る熱(潜熱)の影響を受けることがないので、風呂の追い焚き燃焼を単独で行っている場合であっても、潜熱回収用の熱交換器と接する給湯配管の水の沸騰を回避させることができるという有効な効果を奏する。
また、本発明によれば、阻止手段が、第2の燃焼手段による風呂の追い焚き燃焼のみが行われるときに、当該追い焚き燃焼に伴い発生し追い焚き熱交換器を通過した排気ガスが潜熱回収熱交換器に向けて流通するのを阻止するようにしているので、潜熱回収を行う潜熱回収熱交換器が風呂の追い焚き燃焼に係る熱(潜熱)の影響を受けることがないので、風呂の追い焚き燃焼を単独で行っている場合であっても、潜熱回収用の熱交換器と接する給湯配管の水の沸騰を回避させることができるという有効な効果を奏する。
また、本発明によれば、排気温度調整手段が、第2の燃焼手段による風呂の追い焚き燃焼のみが行われるときに、排気流路内に希釈空気を供給することにより、当該追い焚き燃焼に伴い発生し1次熱交換器を通過した排気ガスの温度を、2次熱交換器に対応して設けられている給湯配管に滞留している水が沸騰しない温度まで低下させるようにしているので、風呂の追い焚き燃焼を単独で行っている場合であっても、潜熱回収用の熱交換器と接する給湯配管の水の沸騰を回避させることができるという有効な効果を奏する。
さらに、本発明によれば、排気温度調整手段が、第2の燃焼手段による風呂の追い焚き燃焼のみが行われるときに、排気流路内に希釈空気を供給することにより、当該追い焚き燃焼に伴い発生し追い焚き熱交換器を通過した排気ガスの温度を、潜熱回収熱交換器に対応して設けられている給湯配管に滞留している水が沸騰しない温度まで低下させるようにしているので、風呂の追い焚き燃焼を単独で行っている場合であっても、潜熱回収用の熱交換器と接する給湯配管の水の沸騰を回避させることができるという有効な効果を奏する。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照しつつさらに具体的に説明する。ここで、添付図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。なお、ここでの説明は本発明が実施される最良の形態であることから、本発明は当該形態に限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1である給湯システムの概略構成を示す模式図、図2は図1に示した給湯システムにおけるふろ単独運転時の排気の流れを説明する図である。
図1において、燃焼室20には、給湯燃焼を行う第1の燃焼手段としての第1のバーナ30と、風呂の追い焚き燃焼を行う第2の燃焼手段としての第2のバーナ40と、1次熱交換器50と、2次熱交換器60とが設けられている。第1のバーナ30と第2のバーナ40とは一体化されており、しかも第1のバーナ30と第2のバーナ40との間に仕切り板などの仕切り手段35が設けられている。
第1のバーナ30には給湯用のガス配管31が接続され、ガス配管31にはガス開閉弁32が設けられている。第2のバーナ40には追い焚き用のガス配管41が接続され、ガス配管41にはガス開閉弁42が設けられている。
第1のバーナ30および第2のバーナ40の下方側には、これらのバーナに燃焼用空気を供給する燃焼ファン70が配置されている。
1次熱交換器50は、給湯配管80および追い焚き配管90が設けられ、第1のバーナ30による給湯燃焼と第2のバーナ40による風呂の追い焚き燃焼とによって加熱される。また、1次熱交換器50は複数のフィン50aを有している。
2次熱交換器60は、給湯配管80が設けられ、かつ第1のバーナ30に対し1次熱交換器50の配設位置よりも離れた位置に配設されるとともに第1のバーナ30に対応して配設され、第1のバーナ30による給湯燃焼に係る潜熱つまり1次熱交換器50を通過した排気ガスの潜熱を回収するように配設されている。また、2次熱交換器60は複数のフィン60aを有している。なお、2次熱交換器60においては、複数のフィン60aは無くてもよい。
給湯配管80は、1次熱交換器50の複数のフィン50aおよび2次熱交換器60の複数のフィン60aに密着して設けられている。
追い焚き配管90は1次熱交換器50の複数のフィン50aに密着して設けられている。
燃焼室20において、2次熱交換器60よりも上部側に、第1のバーナ30による給湯燃焼と第2のバーナ40による風呂の追い焚き燃焼とに伴い発生し、図示しない制御手段の制御に従って燃焼ファン70が作動することにより強制的に流通される排気ガスを、排気口21aから外部へ排気させる排気流路21が設けられている。
排気流路21は、その内部に隔壁22が設けられており、この隔壁22によって、排気流路21は、第1のバーナ30による給湯燃焼に伴い発生し1次熱交換器50を通過した排気ガスを、排気口21aから外部へ排気させる第1の排気流路23と、第2のバーナ40による風呂の追い焚き燃焼に伴い発生し1次熱交換器50を通過した排気ガスを、排気口21aから外部へ排気させる第2の排気流路24とに区画される。
第1の排気流路23は、隔壁22と排気流路21の一方の側壁とで形成され、一方、第2の排気流路24は、隔壁22と排気流路21の他方の側壁とで形成される。
すなわち、隔壁22は、第2のバーナ40による風呂の追い焚き燃焼のみが行われるときに、当該追い焚き燃焼に伴い発生し1次熱交換器50を通過した排気ガスが2次熱交換器60に向けて流通するのを阻止する阻止手段として機能する。
本実施の形態1では、給湯配管80が設けられる2次熱交換器60は、隔壁22と排気流路21の一方の側壁とで形成される第1の排気流路23内の所定の位置に配設されるようになっている。
給湯配管80は、上述した給湯配管4の場合と同様に、入口側配管80aおよび出口側配管80bを有している。一方、追い焚き配管90は、上述した追い焚き配管5の場合と同様に、戻り管90aおよび往き管90bを有している。
バイパス通路81、給湯栓(給水栓)82、注湯管83、注湯弁84、浴槽91、循環ポンプ92および風呂温度センサ93は、それぞれバイパス通路6、給湯栓(給水栓)7、注湯管11、注湯弁12、浴槽8、循環ポンプ9および風呂温度センサ10と同様の構成および機能を有している。
図1に示した給湯システムは、上述した図8の従来の一缶二水路給湯システムの場合と同様に、例えば給湯運転、湯張り運転(自動湯張り運転)およびふろ単独運転(追い焚き運転)を行うことができる。ここでは、それらの運転の動作の説明については省略する。
次に、上述した構成の給湯システムにおける給湯運転、湯張り運転およびふろ単独運転の場合の排気ガスの流れについて説明する。
給湯運転あるいは湯張り運転のときは、ガス開閉弁42およびガス開閉弁32は開状態となり、制御手段(図示せず)の制御に従って燃焼ファン70が作動(回転駆動)し、第1のバーナ30にガス配管31を介して燃料ガスが供給されることにより、第1のバーナ30による給湯燃焼が行われる。
このようにして給湯燃焼が行われると、第1のバーナ30からの高温の排気ガスは、1次熱交換器50を経由して2次熱交換器60に到達し、さらに、2次熱交換器60によって当該排気ガス中の水蒸気が保有している潜熱が回収されることで、当該排気ガスの温度が低下する。そして、低温(例えば50℃〜80℃)となった排気ガスは、第1の排気流路23を経由し排気口21aから外部へ排気される。
これに対し、ふろ単独運転のときは、ガス開閉弁32は閉状態であり、ガス開閉弁42は開状態となり、制御手段(図示せず)の制御に従って燃焼ファン70が作動(回転駆動)し、さらに第2のバーナ40にガス配管41を介して燃料ガスが供給されることにより、第2のバーナ40による風呂の追い焚き燃焼が行われる。なお、第2のバーナ40による追い焚き燃焼が行われたとしても、仕切り手段35によって、この追い焚き燃焼による熱は、1次熱交換器50を介して2次熱交換器60へ到達するのを抑制(阻止)される。
このようにして風呂の追い焚き燃焼が行われると、第2のバーナ40からの高温の排気ガスは、1次熱交換器50を通過し、次に、図1および図2に示すように符号24aで示す矢印の方向に流通、つまり第2の排気流路24を経由し排気口21aから外部へ排気される。
このとき、第2のバーナ40の風呂の追い焚き燃焼に伴う高温の排気ガスは、隔壁22によって第1の排気流路23への流入を阻止されるので、この第1の排気流路23内に配設されている2次熱交換器60に対して影響を与えることはない。
すなわち、2次熱交換器60は、風呂の追い焚き燃焼に係る熱(潜熱)に基づく入熱が遮断されることになる。その結果、2次熱交換器60に対応して配設されている給湯配管80の内部の水(湯)が沸騰することはない。
なお、本実施の形態1では、1次熱交換器50は、いわゆる一缶二水路の変形例の構成としたが、本発明はこれに限定されることなく、次のようにしてもよい。
すなわち、1次熱交換器50は、図8の従来の一缶二水路給湯システムの場合と同様の一缶二水路の構成とする。ただし、2次熱交換器60は、図1に示したように第1のバーナ30による給湯燃焼に係る潜熱を回収するように配設する。
この場合も、風呂の追い焚き燃焼のみが行われたときは、第2のバーナ40からの高温の排気(排気ガス)は、1次熱交換器50を通過し、次に第2の排気流路24を経由し排気口21aから外部へ排気される。
以上説明したように、実施の形態1によれば、第2のバーナ40による風呂の追い焚き燃焼のみが行われるときは、当該追い焚き燃焼に伴い発生し1次熱交換器50を通過した排気ガスが、隔壁22を介して第1の排気流路23内へ流入することはないので、2次熱交換器60は、当該追い焚き燃焼に係る排気ガスの有する潜熱の影響を受けることはない。
すなわち、第2のバーナ40による風呂の追い焚き燃焼に係る排気ガスの熱(潜熱)に基づく2次熱交換器60に対する入熱を遮断することができるので、2次熱交換器60内に滞留している水(湯)の沸騰を防止することができる。
(実施の形態2)
図3は本発明の実施の形態2である給湯システムの概略構成を示す模式図である。
図3に示す給湯システムは、図1に示した実施の形態1の給湯システムにおいて、1次熱交換器50を削除し、給湯熱交換器110および追い焚き熱交換器120を追加した構成になっている。図3において、図1に示した構成要素と同様の機能を果たす部分には同一の符号を付している。
給湯熱交換器110は、複数のフィン110aを有し、これらのフィン110aに給湯配管80が設けられ、第1の燃焼手段としての第1のバーナ30による給湯燃焼によって加熱される。
追い焚き熱交換器120は、複数のフィン120aを有し、これらのフィン120aに追い焚き配管90が設けられ、第2の燃焼手段としての第2のバーナ40による風呂の追い焚き燃焼によって加熱される。
すなわち、実施の形態2の給湯システムは、給湯熱交換器110および追い焚き熱交換器120を有するいわゆる二缶二水路給湯システムである。
次に、給湯システムにおける給湯運転、湯張り運転およびふろ単独運転の場合の排気ガスの流れについて説明する。
給湯運転あるいは湯張り運転のときは、ガス開閉弁42およびガス開閉弁32は開状態となり、制御手段(図示せず)の制御に従って燃焼ファン70が作動(回転駆動)し、さらに第1のバーナ30にガス配管41を介して燃料ガスが供給されることにより、第1のバーナ30による給湯燃焼が行われる。
このようにして給湯燃焼が行われると、第1のバーナ30からの高温の排気ガスは、給湯熱交換器110を経由して2次熱交換器(潜熱回収熱交換器)60に到達し、さらに、2次熱交換器60によって当該排気ガス中の水蒸気が保有している潜熱が回収されることで、当該排気ガスの温度が低下する。そして、低温(例えば50℃〜80℃)となった排気ガスは、第1の排気流路23を経由し排気口21aから外部へ排気される。
これに対し、ふろ単独運転のときは、上述した実施の形態1の場合と同様に、ガス開閉弁32は閉状態であり、ガス開閉弁42は開状態となり、制御手段(図示せず)の制御に従って燃焼ファン70が作動(回転駆動)し、さらに第2のバーナ40にガス配管41を介して燃料ガスが供給されることにより、第2のバーナ40による風呂の追い焚き燃焼が行われる。
このようにして風呂の追い焚き燃焼が行われると、第2のバーナ40からの高温の排気(排気ガス)は、追い焚き熱交換器120を通過し、次に、図3に示すように符号24aに示す矢印の方向に流通、つまり第2の排気流路24を経由し排気口21aから外部へ排気される。
このとき、第2のバーナ40の風呂の追い焚き燃焼に伴う高温の排気ガスは、上記実施の形態1の場合と同様に、隔壁22によって第1の排気流路23への流入を阻止されるので、この第1の排気流路23内に配設されている2次熱交換器(潜熱回収熱交換器)60に対して影響を与えることはない。
そのため、2次熱交換器60は風呂の追い焚き燃焼に係る熱(潜熱)に基づく入熱が遮断されることになり、2次熱交換器60に対応して配設されている給湯配管80の内部の水(湯)が沸騰することはない。
以上説明したように、実施の形態2によれば、上記実施の形態1の場合と同様に、第2のバーナ40による風呂の追い焚き燃焼のみが行われるときは、当該追い焚き燃焼に伴い発生し追い焚き熱交換器120を通過した排気ガスが、隔壁22を介して第1の排気流路23へ流入することはないので、2次熱交換器(潜熱回収熱交換器)60は、当該追い焚き燃焼に係る排気ガスの有する潜熱の影響を受けることはない。
すなわち、このように、第2のバーナ40による風呂の追い焚き燃焼に係る排気ガスの有する潜熱に基づく2次熱交換器(潜熱回収熱交換器)60に対する入熱を遮断することができるので、2次熱交換器60内に滞留している水(湯)の沸騰を防止することができる。
(実施の形態3)
図4は本発明の実施の形態3である給湯システムの概略構成を示す模式図、図5は図4に示した給湯システムにおけるふろ単独運転時の排気の流れを説明する図である。
図4に示す給湯システムは、図1に示した実施の形態1の給湯システムにおいて、隔壁22、第1の排気流路23および第2の排気流路24を削除し、案内通路210および制御部220を追加した構成になっている。図4において、図1に示した構成要素と同様の機能を果たす部分には同一の符号を付している。
案内通路210は、第1の燃焼手段としての第1のバーナ30および第2の燃焼手段としての第2のバーナ40に供給される燃焼用空気の一部を、排気流路21内へ案内する。
制御部(制御手段)220は、第1のバーナ30による給湯燃焼が行われるときと、第2のバーナ40による風呂の追い焚き燃焼が行われるときに、燃焼ファン70を作動させる制御を行う。すなわち、前記風呂の追い焚き燃焼のみが行われるときも、燃焼ファン70は作動するように制御される。
本実施の形態3では、燃焼ファン70と制御部220とで、風呂の追い焚き燃焼のみが行われるときに、排気流路21内に希釈空気を供給することにより、当該追い焚き燃焼に伴い発生し1次熱交換器50を通過した排気ガスの温度を、2次熱交換器60に対応して設けられている給湯配管80に滞留している水が沸騰しない温度まで低下させる排気温度調整手段の機能を果たすようになっている。
次に、給湯システムにおけるふろ単独運転の場合の排気ガスの流れについて説明する。
ふろ単独運転のときは、ガス開閉弁32は閉状態であり、ガス開閉弁42は開状態となる。制御部220の制御に従って燃焼ファン70が作動(回転駆動)すると、燃焼用空気が第1のバーナ30および第2のバーナ40に向けて提供される。第2のバーナ40にはガス配管41を介して燃料ガスが供給される。
第2のバーナ40では、供給された燃焼用空気および燃料ガスを基に、風呂の追い焚き燃焼を行う。このようにして風呂の追い焚き燃焼が行われると、第2のバーナ40による風呂の追い焚き燃焼に伴う高温の排気(排気ガス)は、1次熱交換器50を通過して、図4および図5に示すように符号51で示す矢印の方向に流通する。
これと同時に、給湯燃焼を行わない第1のバーナ30に向けて供給された燃焼用空気は、そのまま1次熱交換器50を通過して、希釈空気として図4および図5に示すように符号52で示す矢印の方向に流通する。
これにより、符号51で示す矢印の方向に流通する高温の排気ガスが、符号52で示す矢印の方向に流通する希釈空気としての燃焼用空気により希釈される。
また、第1のバーナ30および第2のバーナ40に供給される燃焼用空気の一部が、希釈空気として案内通路210を介して排気流路21内へ案内される(図4および図5に示すように符号211で示す矢印の方向に案内される)。
これにより、符号51で示す矢印の方向に流通する高温の排気ガス、あるいは符号52で示す矢印の方向に流通する燃焼用空気により希釈された当該高温の排気ガスが、排気流路21内に案内された希釈空気としての燃焼用空気により希釈される。
このように1次熱交換器50を通過した高温の排気ガス(符号51で示す矢印の方向に流通する排気ガス)は、符号52で示す矢印の方向に流通する燃焼用空気、および排気流路21内に案内された燃焼用空気により希釈されるので、当該排気ガスの温度が、2次熱交換器60に対応して設けられている給湯配管80に滞留している水が沸騰しない温度まで低下することになる。
その結果、このようにして低温となった排気ガスが2次熱交換器60に向けて流通するので、当該2次熱交換器60における給湯配管80に滞留している水(湯)は沸騰することはない。
なお、本実施の形態3では、風呂の追い焚き燃焼のみが行われるときに、当該追い焚き燃焼に伴う高温の排気ガスつまり1次熱交換器50を通過した排気ガスを、案内通路210を経由した燃焼用空気、および第1のバーナ30に供給される燃焼用空気により空気希釈するようにしているが、本発明はこれに限定されることなく、次のようにしてもよい。
すなわち、図4に示す例の構成において案内通路210を削除する。つまり燃焼ファン70からの燃焼用空気は、第1のバーナ30および第2のバーナ40に向けて供給されるようにする。
そして、風呂の追い焚き燃焼のみが行われるときに、当該追い焚き燃焼に伴う高温の排気ガスつまり1次熱交換器50を通過した排気ガスを、燃焼ファン70の回転駆動させることで第1のバーナ30に供給される燃焼用空気により空気希釈するようにする。
この場合も、高温の排気ガスが符号51で示す矢印の方向に流通する燃焼用空気により希釈されるので、従来の給湯システムの場合と比較して、当該排気ガスの温度を低下させることができる。
しかし、第1のバーナ30に供給される燃焼用空気により高温の排気ガスを空気希釈する方法に加えて、上述したように燃焼ファン70からの燃焼用空気の一部を案内通路210を介して排気流路21内へ案内して、この燃焼用空気により高温の排気ガスを空気希釈する場合の方が、第1のバーナ30に供給される燃焼用空気により空気希釈する方法のみの場合と比較して、より一層、排気ガスの温度を低下させることができる。すなわち、排気ガスの温度を、より一層、2次熱交換器60における給湯配管80に滞留している水(湯)が沸騰しない温度まで低下させることができる。
そのため、第1のバーナ30に供給される燃焼用空気および案内通路210を介して排気流路21内へ案内される燃焼ファン70からの燃焼用空気により、風呂の追い焚き燃焼に伴う高温の排気ガスを希釈するようにすることが、より好ましい。
以上説明したように、本実施の形態3によれば、排気温度調整手段(燃焼ファン70および制御部220)は、制御部220の制御に従って燃焼ファン70が作動することにより、第1のバーナ30に対し供給される燃焼用空気を希釈空気として、排気流路21に向けて供給するとともに、第1のバーナ30および第2のバーナ40に対し供給される燃焼用空気の一部を希釈空気として、案内通路210を介して排気流路21内へ供給するようにしているので、風呂の追い焚き燃焼のみが行われる場合であっても、当該追い焚き燃焼に係る高温の排気ガスを、前記希釈空気により希釈することができ、よって当該排気ガスの温度を、2次熱交換器60における給湯配管80に滞留している水(湯)が沸騰しない温度まで低下させることができる。
(実施の形態4)
図6は本発明の実施の形態4である給湯システムの概略構成を示す模式図である。
図6に示す給湯システムは、図3に示した実施の形態2の給湯システムにおいて、隔壁22、第1の排気流路23および第2の排気流路24を削除し、案内通路310および制御部320を追加した構成になっている。図6において、図3に示した構成要素と同様の機能を果たす部分には同一の符号を付している。
案内通路310および制御部(制御手段)320は、それぞれ上述した実施の形態3の案内通路210および制御部220と同様の構成および機能を有している。
本実施の形態4では、燃焼ファン70と制御部320とで、風呂の追い焚き燃焼のみが行われるときに、排気流路21内に希釈空気を供給することにより、当該追い焚き燃焼に伴い発生し追い焚き熱交換器120を通過した排気ガスの温度を、2次熱交換器(潜熱回収熱交換器)60に対応して設けられている給湯配管80に滞留している水が沸騰しない温度まで低下させる排気温度調整手段の機能を果たすようになっている。
次に、給湯システムにおけるふろ単独運転の場合の排気ガスの流れについて説明する。
ふろ単独運転のときは、ガス開閉弁32は閉状態であり、ガス開閉弁42は開状態となる。制御部220の制御に従って燃焼ファン70が作動(回転駆動)すると、燃焼用空気が第1のバーナ30および第2のバーナ40に向けて提供される。第2のバーナ40にはガス配管41を介して燃料ガスが供給される。
第2のバーナ40では、供給された燃焼用空気および燃料ガスを基に、風呂の追い焚き燃焼を行う。このようにして風呂の追い焚き燃焼が行われると、第2のバーナ40による風呂の追い焚き燃焼に伴う高温の排気(排気ガス)は、追い焚き熱交換器120を通過して、図6に示すように符号121で示す矢印の方向に流通する。
これと同時に、給湯燃焼を行わない第1のバーナ30に向けて供給された燃焼用空気は、そのまま給湯熱交換器110を通過して、希釈空気として図6に示すように符号111で示す矢印の方向に流通する。
これにより、符号121で示す矢印の方向に流通する高温の排気ガスが、符号111で示す矢印の方向に流通する希釈空気としての燃焼用空気により希釈される。
また、第1のバーナ30および第2のバーナ40に供給される燃焼用空気の一部が、希釈空気として案内通路310を介して排気流路21内へ案内される(図6に示すように符号311で示す矢印の方向に案内される)。
これにより、符号121で示す矢印の方向に流通する高温の排気ガス、あるいは符号111で示す矢印の方向に流通する燃焼用空気により希釈された当該高温の排気ガスが、排気流路21内に案内された希釈空気としての燃焼用空気により希釈される。
このように追い焚き熱交換器120を通過した高温の排気ガス(符号12で示す矢印の方向に流通する排気ガス)は、符号111で示す矢印の方向に流通する燃焼用空気、および排気流路21内に案内された燃焼用空気により希釈されるので、当該排気ガスの温度が、2次熱交換器(潜熱回収熱交換器)60に対応して設けられている給湯配管80に滞留している水が沸騰しない温度まで低下することになる。
その結果、2次熱交換器60に向けてこのようにして低温となった排気ガスが流通するので、当該2次熱交換器60における給湯配管80に滞留している水(湯)は沸騰することはない。
なお、本実施の形態4では、風呂の追い焚き燃焼のみが行われるときに、当該追い焚き燃焼に伴う高温の排気ガスつまり追い焚き熱交換器120を通過した排気ガスを、案内通路310を経由した燃焼用空気、および第1のバーナ30に供給される燃焼用空気により空気希釈するようにしているが、本発明はこれに限定されることなく、上記実施の形態3の場合と同様に、図6に示す例の構成において案内通路310を削除して、第1のバーナ30に供給される燃焼用空気により高温の排気ガスを空気希釈するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施の形態4によれば、上記実施の形態3の場合と同様の作用効果を期待することができる。すなわち、風呂の追い焚き燃焼のみが行われた場合であっても、当該追い焚き燃焼に係る排気ガスの温度を、2次熱交換器(潜熱回収熱交換器)60における給湯配管80に滞留している水(湯)が沸騰しない温度まで低下させることができる。
(実施の形態5)
図7は本発明の実施の形態5である給湯システムの概略構成を示す模式図である。
図7に示す給湯システムは、図4に示した実施の形態3の給湯システムにおいて、1次熱交換器50および2次熱交換器60をそれぞれ1次熱交換器410および2次熱交換器420に変更した構成になっている。図7において、図4に示した構成要素と同様の機能を果たす部分には同一の符号を付している。
1次熱交換器410および2次熱交換器420は、それぞれ第2のバーナ40による追い焚き燃焼および第1のバーナ30による給湯燃焼のときに追い焚き配管90が加熱されるように配設されている。すなわち、1次熱交換器410および2次熱交換器420は、図8の従来の一缶二水路給湯システムの場合と同様の一缶二水路の構成になっている。
本実施の形態5においても、上記実施の形態3の場合と同様に、排気温度調整手段(燃焼ファン70および制御部220)は、制御部220の制御に従って燃焼ファン70が作動することにより、第1のバーナ30に対し供給される燃焼用空気を希釈空気として排気流路21に向けて供給するとともに、第1のバーナ30および第2のバーナ40に対し供給される燃焼用空気の一部を希釈空気として、案内通路210を介して排気流路21内へ供給するようにしている。
すなわち、上記排気温度調整手段は、図7の符号412で示す矢印の方向に流通する燃焼用空気、および図7の符号211で示す矢印の方向に流通する燃焼用空気を希釈空気として排気流路21内へ供給する。
そのため、追い焚き燃焼のみが行われる場合であっても、当該追い焚き燃焼に係る高温の排気ガス(つまり図7の符号411で示す矢印の方向に流通する排気ガス)を、上述した希釈空気により希釈することができる。
なお、本実施の形態5では、風呂の追い焚き燃焼のみが行われるときに、当該追い焚き燃焼に伴う高温の排気ガスつまり1次熱交換器410を通過した排気ガスを、案内通路210を経由した燃焼用空気、および第1のバーナ30に供給される燃焼用空気により空気希釈するようにしているが、本発明はこれに限定されることなく、上記実施の形態3の場合と同様に、図7に示す構成において案内通路210を削除して、第1のバーナ30に供給される燃焼用空気により高温の排気ガスを空気希釈するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施の形態5によれば、上記実施の形態3の場合と同様の作用効果を期待することができる。すなわち、風呂の追い焚き燃焼のみが行われた場合であっても、当該追い焚き燃焼に係る排気ガスの温度を、2次熱交換器420における給湯配管80に滞留している水(湯)が沸騰しない温度まで低下させることができる。
本発明は、給湯燃焼と追い焚き燃焼とを行うとともに給湯燃焼に係る潜熱を回収する一缶二水路型または二缶二水路型の給湯システムを採用したシステム、例えば各種端末機(床暖房機、浴室暖房機など)に対して温水を循環させることで暖房および乾燥を行う機能を有するとともに、シャワーや台所などへの給湯、全自動風呂および追い焚きなどの機能を有する温水式給湯暖冷房システムに適用することができる。
本発明の実施の形態1である給湯システムの概略構成を示す模式図である。 図1に示した給湯システムにおけるふろ単独運転時の排気の流れを説明する図である。 本発明の実施の形態2である給湯システムの概略構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態3である給湯システムの概略構成を示す模式図である。 図4に示した給湯システムにおけるふろ単独運転時の排気の流れを説明する図である。 本発明の実施の形態4である給湯システムの概略構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態5である給湯システムの概略構成を示す模式図である。 従来の給湯システムの概略構成を示す模式図である。
符号の説明
20 燃焼室
21 排気流路
21a 排気口
22 隔壁(阻止手段)
23 第1の排気流路
24 第2の排気流路
30 第1のバーナ(第1の燃焼手段)
31,41 ガス配管
32,42 ガス開閉弁
35 仕切り手段
40 第2のバーナ(第2の燃焼手段)
50 1次熱交換器
60 2次熱交換器(潜熱回収熱交換器)
70 燃焼ファン
80 給湯配管
80a 入口側配管
80b 出口側配管
81 バイパス配管
82 給湯栓
83 注湯管
84 注湯弁
90 追い焚き配管
90a 戻り管
90b 行き管
91 浴槽
92 循環ポンプ
93 風呂温度センサ
110 給湯熱交換器
120 追い焚き熱交換器
210,310 案内通路
220,320 制御部
410 1次熱交換器
420 2次熱交換器

Claims (10)

  1. 給湯配管および追い焚き配管と、
    給湯燃焼を行う第1の燃焼手段と、
    風呂の追い焚き燃焼を行う第2の燃焼手段と、
    前記給湯配管および前記追い焚き配管が設けられ、前記第1の燃焼手段による給湯燃焼と前記第2の燃焼手段による風呂の追い焚き燃焼とによって加熱される1次熱交換器と、
    前記給湯配管が設けられ、かつ前記第1の燃焼手段に対し前記1次熱交換器の配設位置よりも離れた位置に配設されるとともに前記第1の燃焼手段に対応して配設され、前記第1の燃焼手段による給湯燃焼に係る潜熱を回収する2次熱交換器と、
    前記第1の燃焼手段による給湯燃焼と前記第2の燃焼手段による風呂の追い焚き燃焼とに伴い発生する排気ガスを排気口から排気させる排気流路と、
    前記排気流路内に設けられ、前記第2の燃焼手段による風呂の追い焚き燃焼のみが行われるときに、当該追い焚き燃焼に伴い発生し前記1次熱交換器を通過した排気ガスが前記2次熱交換器に向けて流通するのを阻止する阻止手段と、
    を有することを特徴とする給湯システム。
  2. 前記阻止手段は、
    前記排気流路内に設けられ、当該排気流路を、前記第1の燃焼手段による給湯燃焼に伴い発生し前記1次熱交換器を通過した排気ガスを前記2次熱交換器を介して前記排気口から排気させる第1の排気流路と、前記第2の燃焼手段による風呂の追い焚き燃焼に伴い発生し前記1次熱交換器を通過した排気ガスを前記排気口から排気させる第2の排気流路とに区画する隔壁である
    ことを特徴とする請求項1記載の給湯システム。
  3. 前記給湯配管が設けられる前記2次熱交換器は、前記第1の排気流路内の所定の位置に配設されている
    ことを特徴とする請求項2記載の給湯システム。
  4. 給湯配管および追い焚き配管と、
    給湯燃焼を行う第1の燃焼手段と、
    風呂の追い焚き燃焼を行う第2の燃焼手段と、
    前記給湯配管が設けられ、前記第1の燃焼手段による給湯燃焼によって加熱される給湯熱交換器と、
    前記給湯配管が設けられ、かつ前記第1の燃焼手段に対し当該給湯熱交換器の配設位置よりも離れた位置に配設されるとともに前記第1の燃焼手段に対応して配設され、前記第1の燃焼手段による給湯燃焼に係る潜熱を回収する潜熱回収熱交換器と、
    前記追い焚き配管が設けられ、前記第2の燃焼手段による風呂の追い焚き燃焼によって加熱される追い焚き熱交換器と、
    前記第1の燃焼手段による給湯燃焼と前記第2の燃焼手段による風呂の追い焚き燃焼とに伴い発生する排気ガスを排気口から排気させる排気流路と、
    前記排気流路内に設けられ、前記第2の燃焼手段による風呂の追い焚き燃焼のみが行われるときに、当該追い焚き燃焼に伴い発生し前記追い焚き熱交換器を通過した排気ガスが前記潜熱回収熱交換器に向けて流通するのを阻止する阻止手段と、
    を有することを特徴とする給湯システム。
  5. 前記阻止手段は、
    前記排気流路内に設けられ、当該排気流路を、前記第1の燃焼手段による給湯燃焼に伴い発生し前記1次熱交換器を通過した排気ガスを前記2次熱交換器を介して前記排気口から排気させる第1の排気流路と、前記第2の燃焼手段による風呂の追い焚き燃焼に伴い発生し前記1次熱交換器を通過した排気ガスを前記排気口から排気させる第2の排気流路とに区画する隔壁である
    ことを特徴とする請求項4記載の給湯システム。
  6. 前記給湯配管が設けられる前記潜熱回収熱交換器は、前記第1の排気流路内の所定の位置に配設されている
    ことを特徴とする請求項5記載の給湯システム。
  7. 給湯配管および追い焚き配管と、
    給湯燃焼を行う第1の燃焼手段と、
    風呂の追い焚き燃焼を行う第2の燃焼手段と、
    前記給湯配管および前記追い焚き配管が設けられ、前記第1の燃焼手段による給湯燃焼によって加熱されるとともに前記第2の燃焼手段による風呂の追い焚き燃焼によって加熱される1次熱交換器と、
    前記給湯配管が設けられ、かつ前記第1の燃焼手段に対し前記1次熱交換器の配設位置よりも離れた位置に配設されるとともに前記第1の燃焼手段に対応して配設され、前記第1の燃焼手段による給湯燃焼に係る潜熱を回収する2次熱交換器と、
    前記第1の燃焼手段による給湯燃焼と前記第2の燃焼手段による風呂の追い焚き燃焼とに伴い発生する排気ガスを排気口から排気する排気流路と、
    前記第2の燃焼手段による風呂の追い焚き燃焼のみが行われるときに、前記排気流路内に希釈空気を供給することにより、当該追い焚き燃焼に伴い発生し前記1次熱交換器を通過した排気ガスの温度を、前記2次熱交換器に対応して設けられている前記給湯配管に滞留している水が沸騰しない温度まで低下させる排気温度調整手段と、
    を有することを特徴とする給湯システム。
  8. 給湯配管および追い焚き配管と、
    給湯燃焼を行う第1の燃焼手段と、
    風呂の追い焚き燃焼を行う第2の燃焼手段と、
    前記給湯配管が設けられ、前記第1の燃焼手段による給湯燃焼によって加熱される給湯熱交換器と、
    前記給湯配管が設けられ、かつ前記第1の燃焼手段に対し当該給湯熱交換器の配設位置よりも離れた位置に配設されるとともに前記第1の燃焼手段に対応して配設され、前記第1の燃焼手段による給湯燃焼に係る潜熱を回収する潜熱回収熱交換器と、
    前記追い焚き配管が設けられ、前記第2の燃焼手段による風呂の追い焚き燃焼によって加熱される追い焚き熱交換器と、
    前記第1の燃焼手段による給湯燃焼と前記第2の燃焼手段による風呂の追い焚き燃焼とに伴い発生する排気ガスを排気口から排気する排気流路と、
    前記第2の燃焼手段による風呂の追い焚き燃焼のみが行われるときに、前記排気流路内に希釈空気を供給することにより、当該追い焚き燃焼に伴い発生し前記追い焚き熱交換器を通過した排気ガスの温度を、前記潜熱回収熱交換器に対応して設けられている前記給湯配管に滞留している水が沸騰しない温度まで低下させる排気温度調整手段と、
    を有することを特徴とする給湯システム。
  9. 前記排気温度調整手段は、
    前記第1の燃焼手段および前記第2の燃焼手段に向けて燃焼用空気を供給する燃焼ファンと、
    前記第2の燃焼手段による風呂の追い焚き燃焼のみが行われるときに、前記燃焼ファンを作動させる制御を行う制御手段と、
    を備え、
    前記排気温度調整手段は、
    前記制御手段の制御に従って前記燃焼ファンが作動することにより、前記第1の燃焼手段に対し供給される燃焼用空気を希釈空気として、前記排気流路に向けて供給する
    ことを特徴とする請求項7または8記載の給湯システム。
  10. 前記第1の燃焼手段および前記第2の燃焼手段に供給される燃焼用空気の一部を、前記排気流路内へ案内する案内通路を備え、
    前記排気温度調整手段は、
    前記制御手段の制御に従って前記燃焼ファンが作動することにより、前記燃焼用空気の一部を希釈空気として、前記案内通路を介して前記排気流路内へ供給する
    ことを特徴とする請求項9記載の給湯システム。
JP2005313805A 2005-10-28 2005-10-28 給湯システム Pending JP2007120867A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005313805A JP2007120867A (ja) 2005-10-28 2005-10-28 給湯システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005313805A JP2007120867A (ja) 2005-10-28 2005-10-28 給湯システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007120867A true JP2007120867A (ja) 2007-05-17

Family

ID=38144908

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005313805A Pending JP2007120867A (ja) 2005-10-28 2005-10-28 給湯システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007120867A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016056990A (ja) * 2014-09-09 2016-04-21 株式会社ノーリツ 給湯装置
JP2017044437A (ja) * 2015-08-28 2017-03-02 パーパス株式会社 熱交換器および熱源機
CN108266892A (zh) * 2018-01-31 2018-07-10 广东万和新电气股份有限公司 出水即热的多用途热水装置、多功能卫浴系统及控制方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH087307Y2 (ja) * 1991-12-18 1996-03-04 株式会社長府製作所 1缶2回路式給湯機の熱交換器
JPH08136058A (ja) * 1994-11-14 1996-05-31 Gastar Corp 潜熱回収用熱交換器を備えた燃焼装置
JP2000193322A (ja) * 1998-12-25 2000-07-14 Gastar Corp 燃焼機器
JP2003329307A (ja) * 2002-05-14 2003-11-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 熱交換装置
JP2005127648A (ja) * 2003-10-27 2005-05-19 Paloma Ind Ltd 温水機器
JP2005207687A (ja) * 2004-01-23 2005-08-04 Noritz Corp 燃焼装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH087307Y2 (ja) * 1991-12-18 1996-03-04 株式会社長府製作所 1缶2回路式給湯機の熱交換器
JPH08136058A (ja) * 1994-11-14 1996-05-31 Gastar Corp 潜熱回収用熱交換器を備えた燃焼装置
JP2000193322A (ja) * 1998-12-25 2000-07-14 Gastar Corp 燃焼機器
JP2003329307A (ja) * 2002-05-14 2003-11-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 熱交換装置
JP2005127648A (ja) * 2003-10-27 2005-05-19 Paloma Ind Ltd 温水機器
JP2005207687A (ja) * 2004-01-23 2005-08-04 Noritz Corp 燃焼装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016056990A (ja) * 2014-09-09 2016-04-21 株式会社ノーリツ 給湯装置
JP2017044437A (ja) * 2015-08-28 2017-03-02 パーパス株式会社 熱交換器および熱源機
CN108266892A (zh) * 2018-01-31 2018-07-10 广东万和新电气股份有限公司 出水即热的多用途热水装置、多功能卫浴系统及控制方法
CN108266892B (zh) * 2018-01-31 2023-06-09 广东万和新电气股份有限公司 出水即热的多用途热水装置、多功能卫浴系统及控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010236713A (ja) 貯湯式給湯システム
JP2011043321A (ja) 熱媒供給装置
JP2007120865A (ja) 一缶二水路給湯システム
JP2007120867A (ja) 給湯システム
JP6153329B2 (ja) コージェネレーションシステム及び暖房設備
JP2001248906A (ja) 排熱回収給湯システム
JP6601059B2 (ja) 複合熱源機
JP5708975B2 (ja) 給湯装置
JP4182432B2 (ja) 燃焼装置
JP5921416B2 (ja) コージェネレーションシステム及び給湯設備
JP2006329576A (ja) 給湯装置
JP5973209B2 (ja) 熱供給システム
JP2014112018A (ja) 発電ユニットおよび発電ユニット起動時のフラッシュタンクドレン回収方法
JP6429850B2 (ja) コージェネレーションシステム
JP4400407B2 (ja) 給湯装置
JP5893993B2 (ja) 熱供給システム
JP2007278599A (ja) 給湯装置
JP4867274B2 (ja) 給湯装置
JP2007218526A (ja) 燃焼機器
JP4942709B2 (ja) 潜熱回収式熱源機
JP4779571B2 (ja) 給湯装置
JP4501700B2 (ja) 給湯装置
JP4770381B2 (ja) 給湯装置
JP2008185302A (ja) 給湯装置
JP4715438B2 (ja) 給湯装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081027

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110323

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110401

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110721