JP2007120365A - 車両用消音器の製造方法 - Google Patents

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典久 山口
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Abstract

【課題】 液圧バルジ成形を用いることなく偏平部を形成してシェルの剛性を向上させることにより排気ガスの脈動圧に起因する放射音を防止でき、製造時の手間と時間を削減してコストダウンを実現できる車両用消音器の製造方法の提供。
【解決手段】 消音器本体1のシェル2に内外方向へ膨出された偏平部4を備える車両用消音器の製造方法であって、金属製平板9に製造すべきシェル2の偏平部4(偏平部20)を予めプレス加工して予成形部材8を得る工程と、予成形部材8を筒状に形成してシェル2を得る工程と、シェル2の両端部をスピニング加工して縮径することによりパイプ接続部5,6を形成する工程を備えることとした。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車両用消音器の製造方法に関し、特に、消音器本体のシェルに該シェルの内外方向へ膨出された偏平部を備える車両用消音器の製造方法に関する。
従来、消音器本体のシェルの両端部をスピニング加工して縮径することによりエンドプレートを省略した車両用消音器の技術が公知になっている(特許文献1、2参照)。
また、消音器本体のシェルに外方向へ膨出された偏平部を備える車両用消音器の技術が公知になっている(特許文献3参照)。
特開平10−280953号公報 特開2000−136721号公報 特開平11−179442号公報
しかしながら、特許文献1記載の発明にあっては、排気ガスの脈動圧によりシェルが振動して放射音が発生するという問題点があった。
一方、特許文献2、3記載の発明にあっては、シェルの剛性を向上させて排気ガスの振動圧による放射音の発生を抑えることは可能であるが、エンドプレートの振動によって放射音が発生する虞があった。
また、液圧バルジ成形を用いてシェルに偏平部を形成しているため、その製造に手間と時間が大変掛かってコストアップに繋がるという問題点があった。
さらに、液圧バルジ成形の製造上、シェルの外方向に膨出した偏平部を形成することは可能であるが、シェルの内方向に膨出した偏平部を形成することはできず、シェル本体が大型化してしまうという問題点があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、液圧バルジ成形を用いることなく偏平部を形成してシェルの剛性を向上させることにより排気ガスの脈動圧に起因する放射音を防止でき、製造時の手間と時間を削減してコストダウンを実現できる車両用消音器の製造方法を提供することである。
加えて、上記課題を達成しつつ車両用消音器のコンパクト化を実現することを目的としている。
本発明の請求項1記載の発明では、消音器本体のシェルに内外方向へ膨出された偏平部を備える車両用消音器の製造方法であって、金属製平板に製造すべきシェルの偏平部を予めプレス加工して予成形部材を得る工程と、前記予成形部材を筒状に形成してシェルを得る工程と、前記シェルの両端部をスピニング加工して縮径することによりパイプ接続部を形成する工程を備えることを特徴とする。
本発明の請求項1記載の発明にあっては、消音器本体のシェルに内外方向へ膨出された偏平部を備える車両用消音器の製造方法であって、金属製平板に製造すべきシェルの偏平部を予めプレス加工して予成形部材を得る工程と、前記予成形部材を筒状に形成してシェルを得る工程と、前記シェルの両端部をスピニング加工して縮径することによりパイプ接続部を形成する工程を備えるため、液圧バルジ成形を用いることなくシェルを略樽型に形成して放射音を防止でき、製造時の手間と時間を削減してコストダウンを実現できる。
また、消音器本体のシェルに内方向へ膨出された偏平部を備える場合には、放射音の発生を防止できると共に、消音器本体のコンパクト化を実現できる。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
以下、実施例1を説明する。
図1は本発明の実施例1の車両用消音器の製造方法が適用された車両用消音器を説明する側面図、図2は同側断面図、図3は本実施例1の車両用消音器の製造方法を説明する図、図4は金属製平板の平面図、図5は予成形部材の形成を説明する図、図6はパイプ接続部の形成を説明する図である。
先ず、全体構成を説明する。
図1、2に示すように、本実施例1の車両用消音器の製造方法が採用された車両用消音器の消音器本体1は、シェル2と排気管3が備えられている。
シェル2は、その中央部に外方向に緩やかに偏平するように膨出した偏平部4が形成される他、その両端部には円筒状に縮径されたパイプ接続部5,6がその全周に亘って排気管3にそれぞれ溶接X1で固定されている。
排気管3は、シェル2のパイプ接続部5,6を貫通した状態で前述した溶接X1でシェル2に固定される他、その外周面にはシェル2の内部に連通した状態で円形状の排気ガス流通孔7が複数形成されている。なお、排気ガス流通孔7の形状、形成数、形成位置については適宜設定できる。
次に、作用を説明する。
このように構成された車両用消音器を製造するには、先ず、図3(a)に示す予成形部材8を形成する。
具体的には、図4に示すように、両縁部9a,9bが円弧状に切欠された金属製平板9を図5(a)に示すようなプレス加工機の上下型10,11の下型11の上面に配置する。
次に、図5(b)に示すように、上型10の左右上部に連結された一対の油圧式またはエア式のシリンダ10aのアーム10bを伸ばして該上型10を下降させることにより、該上型10の下面に形成された製造すべき偏平部4の内周面と同形状を有する押圧部10cと、下型11の上面に形成された製造すべき偏平部4の外周面と同形状を有する押圧部11aで金属製平板9をプレス加工することにより、図5(c)に示すように、製造すべき偏平部4を有する予成形部材8を得る。
次に、図3(b)に示すシェル2を形成する。
具体的には、前述した予成形部材8を図外の治具に巻き付けて筒状に形成した後、その両縁部9a,9b同士を溶接X2で固定することによって、略樽型のシェル2を得る。
次に、図6(a)に示すように、前述したシェル2の中央部付近を治具12で固定した状態とし、図6(b)に示すように、シェル2の両端部において、矢印A方向に回転する一対の円盤状の回転ローラ13,14をシェル2の外周に押圧させながら矢印B方向に繰り返し移動させてスピニング加工することにより、該両端部を縮径させてパイプ接続部5,6を形成する。
最後に、シェル2のパイプ接続部5,6を図6(b)の波線で示す位置で切断してシェル2の全長を整えた後、両パイプ接続部5,6に排気管3を貫通させた状態として溶接X2でそれぞれ固定することにより、消音器本体1の製造を終了する(図3(c)参照)。
なお、シェル2のパイプ接続部5,6を切断する作業は、スピニング加工時の加工精度により省略することも可能である。
このように構成された車両用消音器は、図2に示すように、排気管3の上流側から下流側へ流通する排気ガス(波線矢印で図示)の一部が排気管3の各排気ガス流通孔7を介してシェル2の内部に流入する間に拡縮作用を受けてそのエネルギーが減少することにより消音器として機能する。
この際、本実施例1の車両用消音器のシェル2は、外方向へ膨出した偏平部4によって剛性が大幅に剛性が向上しているため、シェル2の内部に流入した排気ガスの脈動圧によってシェル2が振動する虞がなく、放射音を防止できる。
次に、効果を説明する。
以上、説明したように、本実施例1の車両用消音器の製造方法にあっては、消音器本体1のシェル2に外方向へ膨出された偏平部4を備える車両用消音器の製造方法であって、金属製平板9に製造すべきシェル2の偏平部4を予めプレス加工して予成形部材8を得る工程と、予成形部材8を筒状に形成してシェル2を得る工程と、シェル2の両端部をスピニング加工して縮径することによりパイプ接続部5,6を形成する工程を備えるため、液圧バルジ成形を用いることなくシェル2に偏平部4を形成して放射音を防止でき、製造時の手間と時間を削減してコストダウンを実現できる。
以下、実施例2を説明する。
なお、本実施例2において実施例1と同一構成部材については同一の符号を付してその説明は省略し、相違点のみ詳述する。
図7は本実施例2の車両用消音器の側面図である。
図7に示すように、本実施例2の車両用消音器ではシェル2に内方へ膨出した偏平部20を形成した点が実施例1と異なる。
なお、本実施例2の車両用消音器の製造方法は、実施例1で説明した予成形部材8を得る工程、または、予成形部材8を筒状に形成する工程おいて、金属製平板9の内外方向を実施例1とは逆にして、シェル2の内方へ膨出させるように偏平部20を形成すること以外は同様であるため、その説明は省略する。
従って、本実施例2の車両用消音器は、偏平部20がシェル2の内側に膨出するため、該シェル2が平坦に形成される場合に比べて大幅に剛性を向上でき、これにより、放射音を防止できる他、消音器本体1をコンパクトできるという効果を得られる。
以上、説明したように、本実施例2の車両用消音器の製造方法にあっては、消音器本体1のシェル2に内方向へ膨出された偏平部4を備える車両用消音器の製造方法であって、金属製平板9に製造すべきシェル2の偏平部20を予めプレス加工して予成形部材8を得る工程と、予成形部材8を筒状に形成してシェル2を得る工程と、前記シェル2の両端部をスピニング加工して縮径することによりパイプ接続部5,6を形成する工程を備えるため、液圧バルジ成形を用いることなくシェル2に偏平部20を形成して放射音を防止できると同時に、消音器本体1のコンパクト化を実現できる。
以上、本実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、消音器本体1の内部構造については適宜設定でき、例えば、消音器本体1の内部をバッフルプレートで複数の室に区画したり、該室間を中間パイプで連通させても良い。
本発明の実施例1の車両用消音器の製造方法が適用された車両用消音器を説明する側面図である。 本発明の実施例1の車両用消音器の製造方法が適用された車両用消音器を説明する側断面図である。 本実施例1の車両用消音器の製造方法を説明する図である。 金属製平板の平面図である。 予成形部材の形成を説明する図である。 パイプ接続部の形成を説明する図である。 本発明の実施例2の車両用消音器の製造方法が適用された車両用消音器を説明する側面図である。
符号の説明
X1、X2 溶接
1 消音器本体
2 シェル
3 排気管
4、20 偏平部
5、6 パイプ接続部
7 排気ガス流通孔
8 予成形部材
9 金属製平板
9a、9b 両縁部
10 上型
10a シリンダ
10b アーム
10c 押圧部
11 下型
11a 押圧部
12 治具
13、14 回転ローラ

Claims (1)

  1. 消音器本体のシェルに内外方向へ膨出された偏平部を備える車両用消音器の製造方法であって、
    金属製平板に製造すべきシェルの偏平部を予めプレス加工して予成形部材を得る工程と、
    前記予成形部材を筒状に形成してシェルを得る工程と、
    前記シェルの両端部をスピニング加工して縮径することによりパイプ接続部を形成する工程を備えることを特徴とする車両用消音器の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014163252A (ja) * 2013-02-22 2014-09-08 Toyota Motor Corp 非円形管のスピニング加工方法及びマフラ

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