JP2007120164A - 耐震構造体の製作方法及び耐震構造体 - Google Patents

耐震構造体の製作方法及び耐震構造体 Download PDF

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Abstract

【課題】既存の建物の耐震補強や耐震性を備えた建物の建設等に用いることができるとともに、構造が簡単で製作が容易であり、安価で耐震性及び変形性能に優れる耐震構造体の製作方法及び耐震構造体を提供する。
【解決手段】第1フレーム2の各角隅部2Aa〜2Adを構成する各板材2a,2bの当接部と、第2フレーム3の各角隅部3Aa〜3Adを構成する各板材3a,3bの当接部とが互い違いとなるように重ね合わせ、各連結板4…を第1フレーム2の各角隅部2Aa〜2Adと第2フレーム3の各角隅部3Aa〜3Adの接合面間に挟み込み、多数本の各釘部材6…を各角隅部2Aa〜2Ad外面と各角隅部3Aa〜3Ad外面に対して両方から打ち込んで一体的に固定して耐震構造体1を製作する。
【選択図】図6

Description

この発明は、例えば既存の建物の耐震補強、耐震性を備えた建物の建設等に用いられる耐震構造体の製作方法及び耐震構造体に関する。
従来、上述の構造体としては、例えば構造部材を構成する各部材の端部を互いに当接し、各部材の端部間を金属製のL字型ジョイントプレートで口の字に連結し、その口の字に連結した複数の各フレームの四隅部を各構造部材により一体的に固定して、ボックス状の構造フレームに組み立てた特許文献1の木造移動建築物がある。
特開2004−137859号公報
しかし、特許文献1の木造移動建築物は、地震発生時において、構造部材を構成する各部材の端部が変位しようとするのをジョイントプレートの剛性により防止する構造であるが、ジョイントフレート以外に各部材の端部が変位しようとするのを防止する構成がなく、ジョイントプレートに対して応力が集中的に付加されるため、ジョイントプレートに座屈変形が発生しやすい。また、各部材の端部を所定の接合角度に維持することが難しく、構造フレーム及び建築物の全体が変形しようとするため、耐震補強に必要な強度が得られない。
この発明は上記問題に鑑み、既存の建物の耐震補強や耐震性を備えた建物の建設等に用いることができ、構造が簡単で製作が容易であり、安価で耐震性及び変形性能に優れた耐震構造体の製作方法及び耐震構造体の提供を目的とする。
請求項1に記載した発明の耐震構造体の製作方法は、複数の各板材の端部を互いに当接して、同一の大きさ及び形状を有する第1フレームと第2フレームとを構成し、上記第1フレームと第2フレームとを、第1フレームを構成する各板材の当接部と、第2フレームを構成する各板材の当接部とが互い違いとなるように、第1フレームを構成する各板材のどちらか一方の板材を、第2フレームを構成する各板材の端部間に対して跨らせた状態に重ね合わせ、第2フレームを構成する各板材のどちらか一方の板材を、第1フレームを構成する各板材の端部間に対して跨らせた状態に重ね合わせ、上記第1フレーム及び第2フレームの各板材を当接してなる各角隅部接合面と対応する大きさ及び形状に形成した金属製の連結板を、該各フレームの各角隅部接合面間に対して各板材の端部間に跨らせた状態に挟み込んだ後、上記連結板への貫通が許容される金属製の釘部材を、上記第1フレームの各角隅部外面及び第2フレームの各角隅部外面に対して両方向から厚み方向に夫々打ち込んで一体的に固定するとともに、上記連結板を貫通させて上記各フレームの各角隅部外面に対して所定間隔に隔てて多数本配列したことを特徴とする。
この発明によると、同一の大きさ及び形状に形成した正面から見て略矩形の第1フレームと第2フレームとを、第1フレームを構成する各板材の当接部と、第2フレームを構成する各板材の当接部とが互い違いとなるように重ね合わせる。
つまり、第1フレームの各板材のどちらか一方を、第2フレームの各板材の端部間に対して跨らせた状態に重ね合わせて固定し、第2フレームの各板材のどちらか一方を、第1フレームの各板材の端部間に対して跨らせた状態に重ね合わせて固定すれば、一方のフレームの各板材が変位しようとするのを、他方のフレームの板材の剛性により防止することができる。
また、金属製の連結板を、第1フレームの各板材を当接してなる各角隅部と、第2フレームの各板材を当接してなる各角隅部との接合面間に重ね合わせるとともに、第1フレームを構成する各板材と、第2フレームを構成する各板材との端部間に跨らせた状態に挟み込んだまま一体的に固定するので、第1フレームの各板材と、第2フレームの各板材とが異なる方向に変位しようとするのを、一方のフレームの各板材の端部間に跨らせた状態に固定した他方のフレームの板材と、各角隅部の接合面間に挟み込まれた連結板との剛性により防止することができる。
また、多数本の金属製の各釘部材を、第1フレームの各角隅部外面と、第2フレームの各角隅部外面に対して両方向から厚み方向に夫々打ち込むとともに、第1フレームの各角隅部と第2フレームの各角隅部との間に挟み込まれた各連結板を貫通させて、一方の第1フレームの角隅部外面から打ち込まれた各釘部材を、他方の第2フレームの角隅部内面に対して打ち込み、他方の第2フレームの角隅部外面から打ち込まれた各釘部材を、一方の第1フレームの角隅部内面に対して打ち込み、各連結板を介して、第1フレームの各角隅部と、第2フレームの各角隅部とを一体的に固定すれば、連結板が、第1フレーム及び第2フレームを構成する各板材の端部間に対して跨らせた状態に固定され、互い違いとなるように重ね合わせた第1フレームの各板材と、第2フレームの各板材とが一体的に固定されるので、少数のボルト等で固定するよりも変形性能及び剛性が高くなる。
上記第1フレーム及び第2フレームは、例えば製材又は単板積層材(LVL)、集成材、節の多いスギやヒノキの間伐材、その他の小径材等の単一又は複合した板材で構成することができる。
また、各フレームは、正面から見て略矩形や略正方形、略五角形、略六角形等の任意形状に組み付けることができるが、上記形状のみに限定されるものではなく、補強箇所の大きさや形状等に応じて任意形状に変更することができる。
上記連結板は、例えば鋼板、ステンレス板等の単一又は複合した材質の金属板で構成することができ、第1フレームの角隅部と、第2フレームの角隅部との接合面と対応する大きさ及び形状に形成するとともに、釘部材の貫通が許容される厚み及び硬度に形成している。
また、第1フレーム及び第2フレームを構成する各板材の接合角度に応じて、例えばL字状、V字状、U字状、T字状等の任意形状に形成してもよい。
上記釘部材は、第1フレームの各角隅部と、第2フレームの各角隅部との接合面間に対して跨らせた状態に打ち込まれる長さに形成され、例えばコンクリートへの打ち込みが許容されるような釘、金属製の連結板への貫通が許容されるような硬さを有する釘、先端先鋭な金属部材等の固定部材で構成することができる。
また、耐震構造体は、例えば既存の建物の耐震補強、建物を建設する建築資材等の用途に用いることができる。既存の建物を補強する場合、例えば柱や梁等の構造物の内側壁面に固定する真壁方式、構造物の正面側外壁面に固定する大壁方式等の後付け方法により補強することができる。
請求項に記載した発明の耐震構造体の製作方法は、上記請求項に記載の構成と併せて、上記耐震構造体を構造物の補強箇所と対応する大きさ及び形状に組み立てたことを特徴とする。
この発明によると、耐震構造体を、既存の構造物の内側壁面や正面側外壁面等の補強箇所に固定すれば、既存の建物を耐震補強に用いることができる。
請求項に記載した発明の耐震構造体の製作方法は、上記請求項1又は2に記載の構成と併せて、上記耐震構造体を前後方向に対して所定等間隔に隔てられた状態に複数配列するとともに、該各耐震構造体の四隅部をコーナーアングルで一体的に連結して略筒状に組み立てたことを特徴とする。
この発明によると、複数の各耐震構造体を前後方向に対して所定等間隔に隔てて配列し、各耐震構造体の四隅部を各コーナーアングルで一体的に連結すれば、リブフレーム構造体として建物の建設に用いることができる。
請求項に記載した発明の耐震構造体の製作方法は、上記請求項1乃至3のいずれか一つに記載の構成と併せて、上記第1フレーム及び第2フレームの各角隅部を、筋交いで補強したものと略同等又は同等以上の強度に接合したことを特徴とする。
この発明によると、変形を防止する能力が筋交い付きフレームの約2倍以上になるので、連結板の座屈防止に有効であるだけでなく、スギやヒノキ等の間伐材を用いた場合でも、エネルギー吸収能力の高い構造の耐震構造体を製作することができる。
請求項に記載した発明の耐震構造体は、複数の各板材の端部を互いに当接して、同一の大きさ及び形状を有する第1フレームと第2フレームとを構成し、上記第1フレームと第2フレームとを、第1フレームを構成する各板材の当接部と、第2フレームを構成する各板材の当接部とが互い違いとなるように、第1フレームを構成する各板材のどちらか一方の板材を、第2フレームを構成する各板材の端部間に対して跨らせた状態に重ね合わせ、第2フレームを構成する各板材のどちらか一方の板材を、第1フレームを構成する各板材の端部間に対して跨らせた状態に重ね合わせるとともに、上記第1フレーム及び第2フレームの各角隅部接合面と対応する大きさ及び形状に形成した金属製の連結板を、該各フレームの各角隅部接合面間に対して各板材の端部間に跨らせた状態に挟み込み、上記連結板への貫通が許容される多数本の金属製の各釘部材を、上記第1フレームの各角隅部外面及び第2フレームの各角隅部外面に対して両方向から夫々打ち込んで一体的に固定したことを特徴とする。
この発明によると、第1フレーム及び第2フレームを構成する各板材の当接部を互い違いとなるように重ね合わせるとともに、金属製の連結板を、第1フレーム及び第2フレームの各角隅部接合面間に夫々挟み込んだまま、金属製の釘部材を、第1フレーム及び第2フレームの各角隅部外面に対して両方向から夫々打ち込んで一体的に固定するので、第1フレームの各板材と第2フレームの各板材とが連結板を介して一体的に固定され、一方のフレームの各板材が変位しようとするのを、他方のフレームの板材の剛性により防止するため、耐震補強及び構造を維持するのに必要な強度が安定して得られる。
請求項6に記載した発明の耐震構造体は、上記請求項5に記載の構成と併せて、上記耐震構造体を、正面から見て略矩形に形成したことを特徴とする。
この発明によると、既存の建物の耐震補強や耐震性を備えた建物の建設等に用いることができる。
この発明によれば、第1フレーム及び第2フレームを構成する各板材の当接部を互い違いとなるように重ね合わせるとともに、金属製の連結板を、第1フレーム及び第2フレームの各角隅部接合面間に挟み込んだまま一体的に固定して耐震構造体を製作するので、木製等の筋交いで補強した構造と略同等又は同等以上の耐震強度が得られるとともに、変形を防止する能力が筋交い付きフレームの約2倍以上あるので、連結板の座屈防止に有効であり、変形性能が向上する。
また、第1フレーム及び第2フレームの各板材は、単一寸法を有する小径製材で構成することができるため、間伐材や節の多い木材等からなる板材を用いても、製材された板材を用いた場合と略同等の強度を得ることができ、現場に近い場所で調達できるような安価な地域産木材を使用すれば、板材の購入費及び運搬費が安くて済み、安価で耐震性に優れた耐震構造体を提供することができる。
また、耐震構造体の構造が簡単で製作が容易であるため、施工期間を短縮して、建設コストの低減を図ることができるとともに、例えば工場等で予め組み立ててプレファブリケーション化しておけば、現場での施工作業及び組み立て作業が容易に行える。
また、軽量且つ強固な構造体であるので、耐震性及び変形性能に優れているだけでなく、様々なサイズの多種構造体と併用すれば、住宅をはじめとして種々の用途に用いることができ、単一階層構造や多数階層構造等の建物を建設するための建築資材として利用できる。
この発明は、既存の建物の耐震補強や耐震性を備えた建物の建設等に用いることができ、構造が簡単で製作が容易であり、安価で耐震性及び変形性能に優れた耐震構造体を製作することができるという目的を、第1フレーム及び第2フレームを構成する各板材の当接部とを互い違いとなるように重ね合わせるとともに、連結板を、第1フレーム及び第2フレームの各角隅部接合面間に挟み込んだまま一体的に固定して耐震構造体を製作することで達成した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は、建物の耐震補強に用いられる耐震構造体の製作方法及び耐震構造体を示し、図1及び図2に於いて、この耐震構造体1は、同一の大きさ及び形状に組み付けられた正面から見て略矩形の第1フレーム2と第2フレーム3とを、第1フレーム2を構成する各板材2a,2bの当接部と、第2フレーム3を構成する各板材3a,3bの当接部とが互い違いとなるように重ね合わせて一体的に固定したものである。
上記耐震構造体1の製作方法を説明すると、図3、図4、図5に示すように、第1フレーム2は、左側板材2aの上端長辺部と、上側板材2bの左端短辺部とを直角に当接し、左側板材2aの下端短辺部と、下側板材2bの左端長辺部とを直角に当接して、左側上下の各角隅部2Aa,2Abを構成する。一方、右側板材2aの上端短辺部と、上側板材2bの右端長辺部とを直角に当接し、右側板材2aの下端長辺部と、下側板材2bの右端短辺部とを直角に当接して、右側上下の各角隅部2Ac,2Adを構成する。
第2フレーム3は、第1フレーム2を左右逆向きに反転した状態に組み付けられ、第1フレーム2の角隅部2Aaに重ね合わされる左側板材3aの上端短辺部と、上側板材3bの左端長辺部とを直角に当接し、角隅部2Abに重ね合わされる左側板材3aの下端長辺部と、下側板材3bの左端短辺部とを直角に当接して、左側上下の各角隅部3Aa,3Abを構成する。一方、角隅部2Acに重ね合わされる右側板材3aの上端長辺部と、上側板材3bの左端短辺部とを直角に当接し、角隅部2Adに重ね合わされる右側板材3aの下端短辺部と、下側板材3bの左端長辺部とを直角に当接して、右側上下の各角隅部3Ac,3Adを構成する。
上記第1フレーム2と第2フレーム3とを、第1フレーム2の各角隅部2Aa〜2Adを構成する各板材2a,2bの当接部と、第2フレーム3の各角隅部3Aa〜3Adを構成する各板材3a,3bの当接部とが互い違いとなるように重ね合わせる。つまり、各板材2a,2bのどちらか一方を各板材3a,3bの端部間に対して跨らせた状態に重ね合わせ、各板材3a,3bのどちらか一方を各板材2a,2bの端部間に対して跨らせた状態に重ね合わせる。
且つ、第1フレーム2の各角隅部2Aa〜2Adと、第2フレーム3の各角隅部3Aa〜3Adとの接合面と対応する大きさ及び形状に形成したL字型の連結板4を、第1フレーム2の各角隅部2Aa〜2Adと、第2フレーム3の各角隅部3Aa〜3Adとの接合面間に夫々重ね合わせるとともに、第1フレーム2の各板材2a,2bの端部間と、第2フレーム3の各板材3a,3bとの端部間に跨らせた状態に挟み込む。
次に、図6、図7、図8に示すように、上記連結板4への貫通が許容される多数本の各釘部材5…を、連結板4が挟み込まれた第1フレーム2の各角隅部2Aa〜2Ad外面と、第2フレーム3の各角隅部3Aa〜3Ad外面に対して両方向から厚み方向に打ち込むとともに、各角隅部2Aa〜2Ad及び各角隅部3Aa〜3Adの外面に対して所定間隔に隔てて多数本配列する。
つまり、多数本(又は数十本)の各釘部材5…を、第1フレーム2の各角隅部2Aa〜2Ad外面と、第2フレーム3の各角隅部3Aa〜3Ad外面に対して所定間隔に隔てて厚み方向に夫々打ち込み、各角隅部2Aa〜2Adと各角隅部3Aa〜3Adとの間に挟み込まれた各連結板4…を貫通させて、第1フレーム2の各角隅部2Aa〜2Ad外面から打ち込まれた各釘部材5…を、第2フレーム3の各角隅部3Aa〜3Ad内面に対して打ち込み、第2フレーム3の各角隅部3Aa〜3Ad外面から打ち込まれた各釘部材5…を、第1フレーム2の各角隅部2Aa〜2Ad内面に対して打ち込み、各連結板4…を介して、第1フレーム2の各角隅部2Aa〜2Adと、第2フレーム3の各角隅部3Aa〜3Adとを一体的に固定して、図1、図2に示す正面から見て略矩形の耐震構造体1を製作する。
且つ、第1フレーム2の各角隅部2Aa〜2Ad外面と、第2フレーム3の各角隅部3Aa〜3Ad外面に打ち込まれる各釘部材5…は、上下方向及び左右方向に対して互い違いとなるように配列され、両方向から打ち込まれる各釘部材5…が互いに当接するのを回避している。
なお、実施例では、70本の釘部材5を各角隅部2Aa〜2Ad外面と、第2フレーム3の各角隅部3Aa〜3Ad外面とに夫々打ち込むが、釘部材5の長さ及び本数、間隔は、上記実施例に限定されるものではなく、第1フレーム2の各板材2a,2b及び第2フレーム3の各板材3a,3b、連結板4の長さや幅、厚み等に応じて、任意の長さ、本数、間隔に変更することができる。
上記第1フレーム2の各板材2a,2bと、第2フレーム3の各板材3a,3bは、例えば製材又は単板積層材(LVL)、集成材、節の多いスギの間伐材、その他の小径材等の単一又は複合した板材で構成することができる。
前記連結板4は、例えば鋼板、ステンレス板等の単一又は複合した材質の金属板で構成することができ、第1フレーム2の各板材2a,2bを当接してなる各角隅部2Aa〜2Adと、第2フレーム3の各板材3a,3bを当接してなる角隅部3Aa〜3AdとのL字型接合面と対応する大きさ及び形状に形成するとともに、釘部材5の貫通が許容される厚み及び硬度に形成している。
また、第1フレーム2の各角隅部2Aa〜2Adと、第2フレーム3の各角隅部3Aa〜3Adとが直角よりも鈍角であるか、直角よりも鋭角である場合、連結板4を、各板材2a,2b及び各板材3a,3bの接合角度に応じて、例えばV字状、U字状、T字状等の任意形状に形成してもよい。
前記釘部材5は、第1フレーム2の各角隅部2Aa〜2Adと、第2フレーム3の各角隅部3Aa〜3Adとの接合面間に対して跨らせた状態に打ち込まれる長さに形成され、例えばコンクリートへの打ち込みが許容されるような釘、金属製の連結板4への貫通が許容されるような硬さを有する釘、先端先鋭な金属部材等の固定部材で構成することができる。
また、第1フレーム2と第2フレーム3との対向面全体又は第1フレーム2の各角隅部2Aa〜2Adと、第2フレーム3の各角隅部3Aa〜3Adとの接合面間を、木工用の接着剤で一体的に接着固定してもよく、上記釘部材5による固定方法と併用すれば、第1フレーム2と第2フレーム3とを堅牢且つ強固に固定することができる。
図14は、略矩形に組み立てられた耐震構造体1に水平荷重を付加したときの実験結果を示す特性図であり、実験用の耐震構造体1は、第1フレーム2の各板材2a,2b及び第2フレーム3の各板材3a,3bを厚み36mm、幅180mmの木製板で構成し、連結板4を厚み3.2mmの鋼板で構成し、各角隅部2Aa〜2Ad外面及び各角隅部3Aa〜3Adに打ち込まれる釘部材5の本数を70本に設定している。
図中の横線は、耐震構造体1に付加される水平荷重(kN)の数値で、縦線は、耐震構造体1に生じる変位(mm)の数値である。図中の太い点線が耐震構造体1の平均値であり、第1フレーム2の各板材2a,2bと第2フレーム3の各板材3a,3bとの接合部の終局モーメントが4kN.m以上あり、水平荷重に換算すれば、5.5kN以上の耐力がある。これは、木製等の筋交いで補強したものと略同等又は同等以上の強度を示すものであり、変形を防止する能力が筋交い付きフレームの約2倍以上もあるので、連結板4の座屈防止に有効であるだけでなく、スギやヒノキ等の間伐材を用いた場合でも、安定した履歴ループをもち、エネルギー吸収能力の高い構造の耐震構造体1を製作することができる。
図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下、上記耐震構造体1による構造物Cの補強方法を説明する。
先ず、既存の構造物Cを耐震補強する方法としては、上記耐震構造体1を、例えば柱や梁等の構造物Cの内側壁面に固定する真壁方式と、構造物Cの正面側外壁面に固定する大壁方式とがある。
上記真壁方式による補強方法は、図9、図10に示すように、補強箇所の一例である構造物Cの内側壁面と対応する大きさ及び形状に組み立てられた正面から見て略矩形の耐震構造体1を、構造物Cの内側壁面に沿って装着した後、例えば貫通ボルト等の各ボルト10…を、断面L字状の各ブラケット12…及び各補強板13…を介して、耐震構造体1の第1フレーム2及び第2フレーム3に対して厚み方向に貫通させるとともに、その貫通させた各ボルト10…と、各ボルト10…に螺合した各ナット11…とで一体的に締付け固定する。
且つ、例えばラグスクリュー等の各ボルト14…を、各ブラケット12…を介して、構造物Cの内側壁面に対して捩じ込んで一体的に固定するので、地震発生時の応力により構造物Cが変形しようとするのを防止することができる。
つまり、各連結板4…を、第1フレーム2の各板材2a,2bと、第2フレーム3の各板材3a,3bとの端部間に跨らせた状態に挟み込むとともに、第1フレーム2の各板材2a,2bのどちらか一方を、第2フレーム3の各板材3a,3bの端部間に対して跨らせた状態に重ね合わせて各釘部材5…で固定し、各板材3a,3bのどちらか一方を各板材2a,2bの端部間に対して跨らせた状態に重ね合わせて各釘部材5…で固定するので、第1フレーム2の各板材2a,2bと、第2フレーム3の各板材3a,3bとが変位しようとするのを、各板材2a,2bの端部間に跨らせた状態に固定した各板材3a,3bと、各板材3a,3bの端部間に跨らせた状態に固定した各板材2a,2bと、各角隅部2Aa〜2Adと各角隅部3Aa〜3Adの接合面間に挟み込まれた各連結板4…との剛性により防止することができ、既存の構造物Cを耐震補強するのに最適である。なお、補強板13を介さずに、ブラケット12を耐震構造体1の外面に対して直接固定してもよい。
前記大壁方式による補強方法は、図11、図12に示すように、補強箇所の他の例である構造物Cの正面側外壁面と対応する大きさ及び形状に組み立てられた正面から見て略矩形の耐震構造体1を、構造物Cの正面側外壁面に沿って装着した後、例えばラグスクリュー等の各ボルト15…を、耐震構造体1を介して、構造物Cの正面側外壁面に対して厚み方向に捩じ込んで一体的に固定する。且つ、例えば貫通ボルト等の各ボルト16…を、耐震構造体1を介して、構造物Cの正面側外壁面に対して厚み方向に貫通させるとともに、その貫通させた各ボルト16…と、各ボルト16…に螺合した各ナット17…とで一体的に締付け固定するので、上記真壁方式と略同等の強度及び耐震性が得られる。
つまり、上記真壁方式又は大壁方式を用いれば、耐震構造体1を構造物Cの補強箇所に対して後付けすることができ、既存の建物を耐震補強するための施工作業が簡単且つ容易に行える。
なお、上記耐震構造体1は、上記矩形のみに限定されるものではなく、補強箇所の大きさや形状に応じて任意のサイズ(幅、高さ)及び形状に変更することができる。また、第1フレーム2の各板材2a,2b及び第2フレーム3の各板材3a,3b、連結板4を任意の長さ、幅、厚み等に変更することもできる。
以上のように、耐震補強に用いられる耐震構造体1を、第1フレーム2を構成する各板材2a,2bの当接部と、第2フレーム3を構成する各板材3a,3bの当接部とを互い違いとなるように重ね合わせるとともに、各連結板4…を、第1フレーム2の各角隅部2Aa〜2Adと、第2フレーム3の各角隅部3Aa〜3Adとの接合面間に挟み込んだまま各釘部材5…で一体的に固定して製作するので、木製等の筋交いで補強した構造と略同等又は同等以上の耐震強度が得られるとともに、変形を防止する能力が筋交い付きフレームの約2倍以上あるので、連結板4の座屈防止に有効であり、変形性能が向上する。
また、第1フレーム2の各板材2a,2b及び第2フレーム3の各板材3a,3bは、単一寸法を有する小径製材で構成することができるため、間伐材や節の多い木材等からなる板材を用いても、製材された板材を用いた場合と略同等の強度を得ることができ、現場に近い場所で調達できるような安価な地域産木材を使用すれば、板材の購入費及び運搬費が安くて済み、安価で耐震性に優れた耐震構造体を提供することができる。
また、耐震構造体1の構造が簡単で製作が容易であるため、施工期間を短縮して、建設コストの低減を図ることができるとともに、例えば工場等で予め組み立ててプレファブリケーション化しておけば、現場での施工作業及び組み立て作業が容易に行える。
また、軽量且つ強固な構造体であるので、耐震性及び変形性能に優れているだけでなく、様々なサイズの多種構造体と併用すれば、住宅をはじめとしてマンション、仮設住宅、介護施設、倉庫等の種々の用途に用いることができ、単一階層構造や多数階層構造等の建物を建設するための建築資材として利用できる。
また、耐震構造体1のモジュールを統一しているので、設計の簡略化を図ることができ、耐震構造体1全体の品質を一定に保つことができる。
図13は、耐震構造体1を建物の建設に用いた例を示し、同一の大きさ及び形状に組み付けられた正面から見て略矩形の耐震構造体1を前後方向に対して所定等間隔に隔てて複数配列し、前後に配列した各耐震構造体1…の四隅部を断面L字状に形成した各コーナーアングル18…で一体的に連結して、略筒状のリブフレーム構造体19を組み立てる。
上記リブフレーム構造体19を、例えば前後、左右、上下等に組み合わせて複数配置し、各リブフレーム構造体19…の四隅部に取り付けた各コーナーアングル18…を互いに連結固定して、任意の建物を建設するので、単一階層構造及び多数階層構造の建物を建設するための建築資材として用いることができ、耐震性及び変形性能に優れるため、上記実施例と略同等の作用及び効果を奏することができる。或いは、所定サイズに組み立てられたリブフレーム構造体19を単独で配置するか、複数の各リブフレーム構造体19…を互いに近接して並列配置してもよい。
また、複数本の各ブレース20…を、リブフレーム構造体19の左側上下角隅部及び右側上下角隅部に取り付けた各コーナーアングル18…間と、リブフレーム構造体19の上側左右角隅部及び下側左右角隅部に固定した各コーナーアングル18…間とに架設すれば、耐震構造として必要な強度、剛性を持たせることができる。
なお、合板等のボードを、リブフレーム構造体19の内壁面と外壁面との一方又は両方に固定すれば、強度及び耐震性を高めることができる。
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではなく、請求項に示される技術思想に基づいて応用することができ、多くの実施の形態を得ることができる。
第1実施例の耐震構造体の組み立て状態を示す斜視図。 図1の耐震構造体を示す正面図。 第1フレーム及び第2フレームの接合方法を示す展開斜視図。 各板材と連結板との重ね合わせ状態を示す当接部の拡大斜視図。 各板材を互い違いに当接した状態を示す当接部の拡大斜視図。 釘部材の打ち込み状態を示す当接部拡大斜視図。 釘部材の打ち込み状態を示す当接部拡大正面図。 釘部材の打ち込み状態を示すA−A矢視断面図。 耐震構造体による真壁方式の建物補強方法を示す断面図。 図9の耐震構造体による補強方法を示す正面図。 耐震構造体による大壁方式の建物補強方法を示す断面図。 図11の耐震構造体による補強状態を示す正面図。 耐震構造体による建物の建設例を示す斜視図。 耐震構造体の変形実験結果を示す特性図。
符号の説明
C…構造物
1…耐震構造体
2…第1フレーム
2a,2b…板材
2Aa〜2Ad…角隅部
3…第1フレーム
3a,3b…板材
3Aa〜3Ad…角隅部
4…連結板
5…釘部材
10,14,15,16…ボルト
11,17…ナット
12…ブラケット
13…補強板
18…コーナーアングル
19…リブフレーム構造体
20…ブレース

Claims (7)

  1. 複数の各板材の端部を互いに当接して、同一の大きさ及び形状を有する第1フレームと第2フレームとを構成し、
    上記第1フレームと第2フレームとを、該第1フレームを構成する各板材の当接部と、第2フレームを構成する各板材の当接部とが互い違いとなるように重ね合わせて一体的に固定した
    耐震構造体の製作方法。
  2. 上記第1フレーム及び第2フレームの各板材を当接してなる各角隅部接合面と対応する大きさ及び形状に形成した連結板を、該各フレームの各角隅部接合面間に対して各板材の端部間に跨らせた状態に挟み込んだ
    請求項1に記載の耐震構造体の製作方法。
  3. 上記連結板への貫通が許容される釘部材を、上記第1フレームの各角隅部外面及び第2フレームの各角隅部外面に対して両方向から厚み方向に夫々打ち込むとともに、上記連結板を貫通させて上記各フレームの各角隅部外面に対して所定間隔に隔てて多数本配列した
    請求項1又は2に記載の耐震構造体の製作方法。
  4. 上記耐震構造体を構造物の補強箇所と対応する大きさ及び形状に組み立てた
    請求項1乃至3のいずれか一つに記載の耐震構造体の製作方法。
  5. 上記耐震構造体を前後方向に対して所定等間隔に隔てられた状態に複数配列するとともに、該各耐震構造体の四隅部をコーナーアングルで一体的に連結して略筒状に組み立てた
    請求項1乃至3のいずれか一つに記載の耐震構造体の製作方法。
  6. 上記第1フレーム及び第2フレームの各角隅部を、筋交いで補強したものと略同等又は同等以上の強度に接合した
    請求項1乃至3のいずれか一つに記載の耐震構造体の製作方法。
  7. 複数の各板材の端部を互いに当接して、同一の大きさ及び形状を有する第1フレームと第2フレームとを構成し、
    上記第1フレームと第2フレームとを、該第1フレームを構成する各板材の当接部と、第2フレームを構成する各板材の当接部とが互い違いとなるように重ね合わせるとともに、
    上記第1フレーム及び第2フレームの各角隅部接合面と対応する大きさ及び形状に形成した連結板を、該各フレームの各角隅部接合面間に対して各板材の端部間に跨らせた状態に挟み込み、
    上記連結板への貫通が許容される多数本の各釘部材を、上記第1フレームの各角隅部外面及び第2フレームの各角隅部外面に対して両方向から夫々打ち込んで一体的に固定した
    耐震構造体。
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