JP2007119188A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 CD−RやDVD、カード等の厚さが厚く、剛性の高い紙被記録媒体もに記録可能な記録装置で、特に自動両面印刷機構を内蔵、あるいはオプションで装着可能な記録装置の小型化を目的とする。
【解決手段】 CD−RやDVD、カード等の被記録媒体をトレイに搭載した状態で画像情報に応じて記録を行なう記録手段と、トレイを搬送するための駆動回転する搬送ローラと、トレイを搬送ローラに対して付勢し従動回転する装置幅方向に複数個配置されたピンチローラとを有し、トレイの搬送方向端部には1つ以上の切り欠きが設けられ、この切り欠きの底辺は被記録媒体が記録手段によって記録を施されている間に、搬送ローラ対を通過する位置に形成されている記録装置において、トレイの搬送領域に掛かるピンチローラは全て、少なくとも幅方向においてその一部がトレイの切り欠かれていない領域を付勢するように、ピンチローラおよびトレイの切り欠きを配置した。
【選択図】 図10

Description

本発明は、プリンタ等の記録装置に関し、CD−RやDVDやカード等の厚みが厚く曲げ剛性の高い被記録媒体をトレイに搭載した状態で記録を行なう記録装置に関する。
インクジェット記録装置等の記録装置において、CD−RやDVDやカード等の厚みが厚く、曲げ剛性の高い被記録媒体を搬送用のトレイに搭載した状態で記録を行うための構成として、いくつかの方式のものが実施あるいは提案されている。それらは、通常の記録装置に略ストレートな搬送トレイ通過パスを設け、シート状の剛性の低い被記録媒体を通紙するのと同じ紙送りローラを使用して、被記録媒体の搬送を行うものである。
それらの方式の中で、特開2004−74667に開示されている発明の如く、シート状の被記録媒体を紙送りローラまで給紙するための給送部の一部がトレイ通過パスに対して垂直方向で重なり合うが、装置幅方向(搬送方向に対して直交する方向)で重複しないように構成し、トレイの通過する範囲においてのみストレートパスを形成しているものがある。
また、インクジェット記録装置の背面に自動両面ユニットを装着できる装置において、自動両面ユニット内の複数の搬送ローラを、ストレートパスの上下に配置し、シート状の被記録媒体の自動両面印刷を可能とするとともに、トレイ搬送をも可能にしている装置が製品化されている。
特開2004−74667号公報(第26頁、図18)
ところが、上記従来例のようにストレートパスを形成する上で、阻害する構成要素をストレートパスの上下方向に回避して構成したり、トレイの通過範囲を装置幅方向で回避した位置に構成した場合、装置の小型化が難しく、特に昨今注目されている自動両面印刷機構を構成する上でのひとつのネックとなっていた。
したがって本発明は上記のような技術課題を解決しようとするものであり、目的は特に自動両面印刷機構を内蔵、あるいはオプションで装着可能な記録装置の小型化である。
本発明(請求項1)は上記目的を達成するため、被記録媒体をトレイに搭載した状態で画像情報に応じて記録を行なう記録手段と、前記トレイを搬送するための駆動回転する搬送ローラと、前記トレイを搬送ローラに対して付勢し従動回転する装置幅方向に複数個配置されたピンチローラとを有し、前記トレイの搬送方向端部には1つ以上の切り欠きが設けられ、この切り欠きの底辺は被記録媒体が記録手段によって記録を施されている間に、前記搬送ローラ対を通過する位置に形成されている記録装置において、前記トレイの搬送領域に掛かるピンチローラは全て、少なくとも幅方向においてその一部がトレイの切り欠かれていない領域を付勢するように、ピンチローラおよびトレイの切り欠きを配置したことを特徴とする。あるいは、前記トレイの搬送領域に掛かるピンチローラのうち少なくとも1個は、幅方向においてトレイの切り欠かれている領域と、切り欠かれていない領域の両方を付勢するように、ピンチローラおよびトレイの切り欠きを配置したことを特徴とする(請求項2)。
本発明に係わる記録装置によれば、曲げ剛性の高い被記録媒体を搭載するトレイを搬送するためのストレートパス上に構成物(例えば、自動両面機構部を構成する両面搬送ローラを配置する場合においても、その構成物との干渉を回避するように、トレイに切り欠きを設け、かつこの切り欠きに対してピンチローラが落ち込むことが無いように、ストレートパス上の構成物および、ピンチローラを配置することにより、曲げ剛性の高い記録装置への印刷品位を損なうことなく、記録装置本体の小型化を可能とする。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を具体的に説明する。なお、各図面を通して同一符号は同一又は対応部分を示すものである。
図1は本発明を適用した記録装置の一実施例の全体構成を示す模式的斜視図であり、図2は図1中の矢印A方向から見て記録装置の全体構成を示す模式的側断面図である。なお、図1及び図2は、記録装置がインクを吐出して被記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置である場合を示す。また、被記録媒体としては、紙、プラスチックシート、布など、種々の材質のものを使用することができる。そしてさらに専用の搬送トレイを使用することで、CD−RやDVDやカード等の厚みが厚く曲げ剛性の高い被記録媒体等にも記録できる装置である。
図1及び図2において、1はインクジェット記録装置、2は用紙反転部(自動両面)、10はインクジェット記録装置1の構造を支えるシャーシ、11はインクを吐出して記録を行う記録手段としての記録ヘッド、12は記録ヘッド11へ供給するインクを蓄えるインクタンク、13は記録ヘッド11及びインクタンク12を保持して走査(主走査)するためのキャリッジ、14はキャリッジ13を案内支持するガイドシャフト、15はガイドシャフト14と平行にキャリッジ13を案内支持するガイドレール、16はキャリッジ13を駆動するためのタイミングベルト、17はプーリを介してキャリッジベルト16を駆動するキャリッジモータ、18はキャリッジ13の位置を検出するためのコードストリップ、20はキャリッジモータ17のプーリと対向してキャリッジベルト16を張架するアイドラプーリである。
図1及び図2において、21は被記録媒体(記録用紙)4を紙送り(搬送)するための紙送りローラ(搬送ローラ)、22は紙送りローラ21に押圧されて従動するピンチローラ、23はピンチローラ22を回転可能に保持するピンチローラホルダ、24はピンチローラ22を紙送りローラ21に圧接するピンチローラばね、25は紙送りローラ21に固定された紙送りローラプーリ、26は紙送りローラ21を駆動するためのLFモータ(ラインフィードモータ)、27は紙送りローラ21の回転角度を検出するためのコードホイール、29は記録ヘッド11に対向して記録用紙4を支えるプラテンである。
30は紙送りローラ21と協働して記録用紙4を搬送するための第1排紙ローラ、31は第1排紙ローラ30の下流側に設けられた第2排紙ローラ、32は第1排紙ローラ30に対向して被記録媒体を保持する回転体としての第1拍車列、33は第2排紙ローラ31と対向して被記録媒体を保持する回転体としての第2拍車列、34は第1拍車列32と第2拍車列33を回転可能に保持する拍車ベース、36は記録ヘッド11の目詰まり(吐出口やノズルの目詰まり)を防止してインク吐出性能を維持回復したり、インクタンク12を交換する時に記録ヘッドのインク流路にインクを行き渡らせたりする際に作動させるメインテナンスユニット、37は被記録媒体を積載し記録動作時に1枚ずつ記録部へ供給する自動給紙部としてのASF(Automatic Sheet Feeder) である。
図1及び図2において、38はASF37の土台となるASFベース、39は積載された被記録媒体(被記録用紙)に当接し該被記録媒体を送り出すための給紙ローラ、40は複数枚の記録用紙が同時に搬送された時に1枚ずつに分離する分離ローラ、41は記録用紙を積載し給紙ローラ39へ向けて付勢するための圧板、42は圧板41上に設けられ記録用紙の幅方向の任意の位置で固定可能なサイドガイド、44はASF37からの被記録媒体通紙方向を1方向に規制するASFフラップである。
50は不図示の駆動手段と契合するリフト入力ギア、51はリフト入力ギア50からの動力を減速しつつ伝達するリフト減速ギア列、52はリフトカム軸に直結したリフトカムギア、55はガイドシャフト14を片寄せに付勢するためのガイドシャフトばね、56はガイドシャフトギア53のカムが摺動するガイド斜面、58はピンチローラホルダ23等をリフトさせるリフトカム軸、70は被記録媒体の先端を紙送りローラ21とピンチローラ22のニップ部へガイドするための通紙ガイド、72はインクジェット記録装置1の全体を支持するベースである。
以上のような構成において、記録が開始されると、先ず給紙動作が行われる。ASF37の圧板41上に複数枚積載された被記録媒体(被記録用紙)から記録動作ごとに1枚ずつの記録用紙を引き出して被記録媒体搬送部(用紙搬送部)に送る自動給紙部で構成されている。給紙動作開始で不図示のASFモータからギア列を経て圧板41を保持しているカムを回転させる。ASFモータの回転によってカムが外れると、圧板41は不図示の圧板ばねの作用により給紙ローラ39に向けて付勢される。同時に、給紙ローラ39が被記録媒体(用紙)を搬送する方向に回転するため、積載された被記録媒体の一番上の一枚の搬送が開始される。その際、給紙ローラ39と記録用紙4との間の摩擦力、並びに記録用紙同士の摩擦力の条件により、複数枚の記録用紙が同時に送り出されてしまうことがある。
その場合には、給紙ローラ39に圧接されかつ記録用紙搬送方向と逆方向に所定の戻り回転トルクを有する分離ローラ40が作用し、この分離ローラ40は最も給紙ローラ39側にある記録用紙以外の記録用紙を元の圧板上へ押し戻す働きをする。また、ASF給紙動作終了時には、カムの動作により分離ローラ40は給紙ローラ39との圧接状態から解除され、所定の距離離間される。以上のような動作により、記録用紙を1枚だけ用紙搬送部へ搬送する。
なお、ASF37から1枚の記録用紙が搬送されていく時、記録用紙の先端は、不図示のASFフラップばねで通紙経路を妨げる方向に付勢されているASFフラップ44に当接するが、ASFフラップ44を押し退けて通過する。記録用紙の記録動作が終了し、記録用紙後端がASFフラップ44を通過すると、ASFフラップ44は元の付勢状態に戻って通紙経路が閉ざされるので、記録用紙が逆方向に搬送されてもSF37側に戻ることはない。
給紙部から搬送された被記録媒体としての記録用紙は、ピンチローラホルダ23とガイド部材(通紙ガイド)70により形成される通紙経路で角度を付けて用紙を搬送するようにされ停止状態の紙送りローラ21とピンチローラ22で形成されるニップ部に突き当てられる。この時、所定の通紙経路長よりもやや長い距離分をASF37で搬送することにより、給紙ローラ39と紙送りローラ21の間で用紙のループが形成される。このループが真っ直ぐに戻ろうとする力で用紙先端が紙送りローラ21のニップ部に押圧されることにより、用紙先端が紙送りローラ21に倣って平行になり、いわゆるレジストレーション取り動作が完了する。レジストレーション取り動作が完了した後、記録用紙が正方向(第1排紙ローラ30に向けて進行していく方向)に移動する方向に、LFモータ(搬送モータ)26の回転(正方向の回転)を開始する。
その後、給紙ローラ39は駆動力を切断され、記録用紙と連れ回りするようになる。この時点で、記録用紙は紙送りローラ21とピンチローラ22のみで搬送されるようになる。記録用紙は所定改行量毎に正方向に前進し、プラテン29に設けられたリブに沿って進行する。
用紙先端は漸次第1排紙ローラ30及び第1拍車列32のニップ部と、第2排紙ローラ31及び第1拍車列33のニップ部に掛かるが、第1排紙ローラ30と第2排紙ローラ31の周速は紙送りローラ21の周速とほぼ等しく設定され、かつ紙送りローラ21から第1排紙ローラ30及び第2排紙ローラ31はギア列で接続されているので、第1排紙ローラ30及び第2排紙ローラ31は紙送りローラ21と同期して回転することになり、そのため、記録用紙4は弛んだり引っ張られたりすることなく搬送される。
記録部は、主に記録手段としての記録ヘッド11と、記録ヘッド11を搭載して記録用紙搬送方向と直交する方向に走査するキャリッジ13とから成る。キャリッジ13は、シャーシ10に固定されたガイドシャフト14とシャーシ10の一部であるガイドレール15とによって案内支持され、キャリッジモータ17とアイドラプーリ20との間に張架されたキャリッジベルト16を介してキャリッジモータ17の駆動力を伝達することにより、走査される。
そして記録ヘッド11は、フレキシブルフラットケーブル73を介して印字信号が伝達されることで、記録データに応じてインク滴を吐出し行なわれる。また、シャーシ10に張架されたコードストリップ18をキャリッジ13に搭載された不図示のCR(キャリッジ)エンコーダによって読み取ることで、適切なタイミングで被記録用紙に向けてインク滴を吐出することができる。このようにして、1ライン分の記録が終了すると、前記用紙搬送部により必要量だけ記録用紙を搬送する。この動作を繰り返して実施することにより、記録用紙全面にわたる記録動作が可能となる。
記録ヘッドメインテナンス部(メインテナンスユニット)36は、記録手段としての記録ヘッド11の吐出口の目詰まりを防止したり、記録ヘッド11の吐出口面の紙粉等による汚れを解消したりすることで、記録ヘッド11の記録動作を正常状態に維持回復するためのものである。また、前記記録ヘッドメインテナンス部36は、インクタンク12を交換する際のインク吸引用としての役割も担っている。そのため、キャリッジ13のホームポジション(待機ポジション)で記録ヘッド11と対向するように設置されているメインテナンスユニット36は、例えば、記録ヘッド11のインク吐出口面に当接して吐出口を保護するキャップを備えたキャッピング機構、吐出口をキャッピングしたキャップ内に負圧を発生させて吐出口からインクを吸引排出させる吸引回復機構、吐出口の周辺部を拭き取り清掃するワイピング機構などで構成されている。
すなわち、記録ヘッド11の吐出口内のインクをリフレッシュすべくインクを吸い出す際には、キャップを吐出口面に押圧し、吸引ポンプを駆動してキャップ内を負圧とすることでインクを吸引排出する。また、インク吸引後に吐出口面にインクが付着している場合や、吐出口面に紙粉等の異物が付着した場合にそれらを取り除くために、ワイパーを吐出口面に当接させ平行に移動させることにより吐出口面をワイピング(拭き取り清掃)して付着物を除去する。以上が記録装置の概略である。
次に、用紙反転部(自動反転部としての自動両面ユニット)2の構成を説明していく。本実施例に係る記録装置は、シート状の単票紙から成る記録用紙の表裏に、操作者の手を煩わせることなく自動的に記録を行う、いわゆる自動両面記録を可能にしている。
先ず、図2を用いて、被記録媒体(記録用紙)の搬送経路について説明する。図2において、106は回転可能に支持され記録用紙が用紙反転部2から出ていく時に開閉する出口フラップ、108は用紙反転部としての両面ユニット2内で記録用紙(被記録媒体)を搬送する反転部ローラとしての両面ローラ、112、113、114は両面ローラ108に従動する反転部ピンチローラ(両面ピンチローラ)である。
このような構成において記録動作が開始されると、ASF37に積載された複数枚の記録用紙から、給紙ローラ39の作用により1枚ずつ記録用紙が給紙され、紙送りローラ21へ送給(搬送)される。紙送りローラ21とピンチローラ22に挟持された記録用紙は図2中の矢印a方向へ搬送される。両面記録を実施する場合は、表(おもて)面記録終了後、記録用紙はASF37の下方に設けられた水平パス内を図2中の矢印b方向に搬送される。用紙反転部としての両面ユニット2は、ASF37の斜め下方に配置されているので、記録用紙は水平パスから用紙反転部2内へ導かれ、図2中の矢印c方向へ搬送される。
用紙反転部2内では、記録用紙は、両面ローラ108と両面ピンチローラ112、113、114に挟持されて進行方向を転換し、図2中の矢印d方向に搬送され、最終的には進行方向を180度転換して水平パスに戻る。水平パス内を図2中の矢印a方向に搬送された記録用紙は、再び紙送りローラ21とピンチローラ22に挟持され、裏面の記録を実施される。以上のように、表面(おもて面)記録終了後の記録用紙は、ASF37の下方にある水平パスと、ASF37の斜め下方にある用紙反転部2とによって表裏反転されて再び裏面を記録されることにより、自動的に表裏に記録を実施される。
ここで、表面(第1の面、おもて面)記録時の記録範囲について説明する。記録手段としての記録ヘッド11は紙送りローラ21と第1排紙ローラ30の間に吐出口領域(記録領域、インク吐出領域)Nを有しているが、吐出口へのインク流路配置の都合や、インクを吐出させるアクチュエータ(吐出エネルギー発生手段)への配線の都合などにより、紙送りローラ21のニップ部の直近に吐出口領域Nを配置することは通常困難である。よって、記録用紙が紙送りローラ21とピンチローラ22で挟持されている範囲では、紙送りローラ21のニップ部より下流側に図2中に示す長さD1だけ離れた範囲までしか記録を行うことができない。
この表面下端余白領域を少なくするために、本実施例に係る記録装置では、紙送りローラ21のニップ部から記録用紙が離脱し、第1排紙ローラ30及び第2排紙ローラ31だけで挟持され搬送される部分まで記録を続行する。これにより、表面下端余白がゼロになるまでの記録動作が可能になる。しかし、この状態から前述の図2中の矢印b方向に記録用紙を搬送しようとすると、紙送りローラ21とピンチローラ22のニップ部へ記録用紙を案内することが出来ない、または困難で、いわゆる用紙ジャムが発生する可能性がある。本実施例では、このような用紙ジャムを回避するために、以下に説明する手段により紙送りローラ21からピンチローラ22をリリース(離間)させて所定の隙間を作り、その隙間に記録用紙端部を引き込んでから、再度ピンチローラ22を紙送りローラ21に圧接することにより、図2中の矢印b方向への記録用紙の搬送を可能にしている。
図3および図4は、ピンチローラリリース機構及びピンチローラばね圧力調整機構の動作を模式的に示す部分側面図である。図4の(a)は、ピンチローラホルダ押圧カム59が初期位置にあり、ピンチローラ22が紙送りローラ21に圧接する状態であり、ピンチローラばね24の圧力が標準状態にある場合を示す。ピンチローラホルダ23は、そのピンチローラホルダ軸23aでシャーシ10の軸受部により回転自在に支持されており、所定角度範囲にわたって揺動可能に構成されている。ピンチローラホルダ23の一端にはピンチローラ22が回転可能に支持されており、他端にはピンチローラホルダ押圧カム59と当接する領域が設けられている。
図4の(a)において、ピンチローラばね24は、一端をピンチローラホルダ23のピンチローラ22側に力点として当接させられ、他端をピンチローラばね押圧カム60で支持され、ばね中間部をシャーシ10の支持部により支持された捩じりコイルばねである。このような支持形態により、所定圧力でピンチローラ22が紙送りローラ21に圧接されている。この状態で紙送りローラ21の回転駆動機構を動作させれば、紙送りローラ21とピンチローラ22のニップ部に挟持された記録用紙を搬送することができる。
図4の(b)は、ピンチローラ22がリリース(離間)した状態にあり、かつピンチローラばね24が抜重状態である場合を示す。すなわち、リフトカム軸58が図4中の矢印a方向に回転することにより、ピンチローラホルダ押圧カム59がピンチローラホルダ23に当接し、ピンチローラホルダ23が徐々に図4中の矢印b方向に回動され、ピンチローラ22は紙送りローラ21からリリースされている。また、図4の(b)の状態では、ピンチローラばね押圧カム60はピンチローラばね24との当接面が小半径部となり、ピンチローラばね24の捩じり角度θ2は図4の(a)の時の角度θ1より大きくなっているために、ばね加重が低減し、ピンチローラホルダ23には殆ど加重がかかっていない状態になっている。これにより、ピンチローラホルダ23には殆ど応力がかからない状態となる。この状態では、紙送りローラ21とピンチローラ22の間には所定量の隙間Hが形成されており、記録用紙の先端を容易にニップ部に挿入することが可能である。
図4の(c)には、ピンチローラ22は図4の(a)と同様に紙送りローラ21に圧接されているが、圧接力が弱い軽圧接状態である場合が示されている。図4の(c)の状態では、リフトカム軸58が更に図4中の矢印a方向に回転することにより、ピンチローラホルダ押圧カム59とピンチローラホルダ23の当接は解除され、ピンチローラホルダ23は図4中の矢印c方向に回転して元の状態に戻り、ピンチローラばね押圧カム60はピンチローラばね24との当接面が図4の(a)の場合と図4の(b)の場合の中間の半径になっている。
これにより、ピンチローラばね24の捩じり角度θ3は図4の(a)の角度θ1より若干小さい状態であるので、紙送りローラ21にピンチローラ22を圧接させる力は若干小さくなっている。このような構成によれば、搬送用トレイに搭載したCD−RやDVDやカード等の厚みが厚く曲げ剛性の高い被記録媒体が、紙送りローラ21とピンチローラ22の間に挟持された場合に、ピンチローラばね24の捩じり角度が通常より多くなり、それによって、ピンチローラホルダ23に対する発生荷重が大きくなることを防止することができる。よって、通常の厚さの記録用紙でも、搬送トレイの場合でも、紙送りローラ21の軸損による回転負荷を平準化することができる。
以上の状態を経て、リフトカム軸58を1回転させると、ピンチローラリリース機構及びピンチローラばね圧力調整機構は、図4の(a)の状態に戻り、標準状態となる。
また本実施例の構成では、この他に通紙ガイド70の上下機構と、キャリッジ13の上下機構も備えている。
通常、通紙ガイド70は、ASF37から給紙される記録用紙を紙送りローラ21に案内するため、前述のごとく水平から若干角度の付いたLFローラ21のニップ部に円滑に記録用紙を導くように、水平パスより若干角度が上がった場所に位置している(図2に示す状態)。しかしながら、このままだと、図2中の矢印b方向に記録用紙を搬送した場合、記録用紙は再びASF37に向かって案内されてしまうので、これを防止して円滑に水平パスに案内できるように、通紙ガイド70を水平になるように角度を変えた方が好適な構成となる。そのために、ガイド部材としての通紙ガイド70を上下する上下機構が設けられている
図5は、通紙ガイド上下機構の動作を模式的に示す部分側面図である。図5の(a)は、ガイド部材としての通紙ガイド70がアップ状態である場合を示す。図5の(a)において、通紙ガイド70は通常通紙ガイドばね71により持ち上げられる方向に付勢されており、不図示のストッパに突き当たって位置(上昇位置、アップ位置)を決められている。この弾性部材としての通紙ガイドばね71の作用により、メインASFから給紙された記録用紙が通過する場合は、通紙ガイド70はこの姿勢(アップ状態)を保っている。ただし、通常より大きな力がかかった場合には、通紙ガイド70は通紙ガイドばね71のばね力に抗して下がる(ダウン状態になる)ことができるように構成されている。
図5の(b)は、通紙ガイド70がダウン状態である場合を示す。図5の(b)において、リフトカム軸58に固定された通紙ガイド押圧カム65が図5中の矢印a方向に回転することにより、通紙ガイド押圧カム65が通紙ガイド70の一部である通紙ガイドカムフォロワ部70aに当接して徐々に押圧していく。これによって、通紙ガイド70は、図6中の矢印b方向に回転させられ、通紙ガイドばね71のばね力に抗して押し下げられる。この状態では、通紙ガイド70の通紙パスに面する部分は略水平になり、通紙パスはほぼ完全にストレートになる。これにより、図2中で、用紙が紙送りローラ21より矢印b方向へ搬送される際も、記録用紙は水平に搬送され、記録用紙表面(おもて面、第1の面)の既に記録が行われた部分が通紙パス上方に押し付けられることが無くなる。
次にキャリッジ13の上下機構は、ピンチローラホルダ23がリリース状態(紙送りローラ21から離間した状態)になると、ピンチローラホルダ23の先端がキャリッジ13に近づくので、両者が当接してキャリッジ13が主走査方向に移動できなくなることを防止するためのものである。このため、ピンチローラホルダ23のリリース動作に同期してキャリッジ13を上昇させるための上下機構が設けられている。また、このキャリッジ13の上下機構は、他の用途にも適用でき、例えば、専用の搬送トレイに搭載されたCD−RやDVD、カードなどの厚みの厚い被記録媒体に記録する際に記録手段としての記録ヘッド11が被記録媒体と接触しないようにするために、記録ヘッド11を退避する目的で移動させる際にも利用することができる。
図6は、キャリッジ上下機構を示す模式的斜視図である。図6において、14aはガイドシャフト14に取り付けられた右ガイドシャフトカム、14bはガイドシャフト14に取り付けられた左ガイドシャフトカム、53はリフトカムギア52と右ガイドシャフトカム14aのギア部とをつなぐカムアイドラギアである。ガイドシャフト14は、図1に示すように、シャーシ10の両側面に支持されており、不図示の上下方向のガイド長穴とガイドシャフト14とが嵌合し、図6中の矢印Z方向には自由に動けるが、図6中の矢印X方向及びY方向の移動は規制されている。
図6に示す機構においては、通常ではガイドシャフト14はガイドシャフトばね74によって下方向(矢印Zと反対方向)に付勢されているが、カムアイドラギア53が回転すると、右ガイドシャフトカム14a及び左ガイドシャフトカム14bがガイド斜面56と当接することにより、ガイドシャフト14は回転しながら上下方向に移動するように構成されている。
図7は、キャリッジ上下機構の動作を模式的に示す部分側面図である。図7の(a)は、キャリッジ13が標準位置である第1キャリッジポジションにある場合を示す。この状態では、ガイドシャフト14はシャーシ10のガイド長孔57の下限に突き当てられて位置決めされており、ガイドシャフトカム14aとガイド斜面56は接触していない。
図7の(b)は、キャリッジ13が少し高い第2キャリッジポジションに移動した状態を示す。第1キャリッジポジションからは、リフトカム軸58の回転により、リフトカム軸58に固定されたリフトカムギア52が回転し、リフトカムギア52と契合したカムアイドラギア53を介してガイドシャフトカムRギア14cが回転する。この時、リフトカムギア52とガイドシャフトカムRギア14cを同じ歯数にしておくと、リフトカム軸58とガイドシャフト14は同じ方向にほぼ同じ角度回転することになる。全く同じ角度で回転しないのは、リフトカムギア52とカムアイドラギア53は回転軸が固定されているのに対し、ガイドシャフトカムRギア14cは回転軸たるガイドシャフト14自身が上下動を伴うことで、ギア間距離が変動するためである。
以上により、リフトカム軸58が図7中の矢印a方向に回転すると、ガイドシャフト14も図7中の矢印b方向に回転する。この回転により、ガイドシャフトカムR14a及びガイドシャフトカムL14bが、それぞれ固定されているガイド斜面56に当接し、ガイドシャフト14の移動方向が前述のごとくシャーシ10のガイド長孔57により上下方向のみに規制されているため、ガイドシャフト14は第2キャリッジポジションに移動することになる。この第2キャリッジポジションは、記録用紙の変形が大きく、第1キャリッジポジションで記録用紙と記録ヘッド11が当接してしまうような場合に設定すると好適である。
図7の(c)は、キャリッジ13が最も高い第3キャリッジポジションにある場合を示す。第2キャリッジポジションより更にリフトカム軸58が回転することにより、ガイドシャフトカムR14a及びガイドシャフトカムL14bのカム面の半径が大きくなり、ガイドシャフト14は更に高い位置へ移動する。この第3キャリッジポジションは、通常よりも厚みのある被記録媒体(記録用紙)を使用する場合などに好適である。
次に、搬送用トレイに搭載したCD−RやDVDやカード等の厚みが厚く曲げ剛性の高い被記録媒体の給紙方法および記録方法について詳細に説明する。
図8は専用の搬送トレイのための専用トレイガイドを記録装置に取り付けた状態を示す、模式的側断面図である。ASF37からは、通紙パスが湾曲しているためにトレイの供給は不可能なため、専用のトレイガイド200を記録装置の排紙口側に取り付けている。トレイガイド200を本体に装着する動作に連動して、厚紙給紙ガイド200側からの通紙の妨げにならないように、第1拍車列32および第2拍車列33を待避させる機構が記録装置本体側に備わっている。これにより、厚紙給紙ガイド200側から紙送りローラ21の直前まで厚紙を容易に挿入することが可能となる。
しかしながら、CD−RやDVDやカード等の厚みが厚く曲げ剛性の高い被記録媒体を搭載する搬送トレイの厚みは、これら記録媒体よりも厚く構成されているので、ピンチローラのニップ部に押し込もうとしても、先端がピンチローラ22に当接するばかりで押し込むことが出来ない。また、押し込むことが可能なように搬送トレイ先端にテーパを設けたとしても、押し込むのに多少なりの力が必要になり、操作性が良くない。また、ピンチローラ22を使用者が手動でリリースし、給紙後に再度圧接して貰うように構成することも可能であるが、作業性は良くない。
そこで本実施例の記録装置では、前述したピンチローラ22のリリース機構を使用して容易に搬送トレイ201を挿入することが出来るようにしている。即ち、既に図4を用いて説明した如く、リフトカム軸58の回動作用により、ピンチローラ22は通常搬送時の図4(a)初期状態から、図4(b)のリリース状態とすることが可能である。よって、不図示の検知手段により専用トレイガイド200が記録装置本体に装着されていることが検知されていて、かつ給紙動作開始の指示があった場合には、ピンチローラ22を初期状態からリリース状態とし、紙送りローラ21および第1排紙ローラ30、第2排紙ローラ31を排紙時とは逆方向に回転させることで、搬送トレイ201を自動的に給紙することが可能である。
搬送トレイ201の先端が、紙送りローラ21のニップ部を通過したら、ピンチローラ22をリリース状態から図4(c)の軽圧状態とする。この状態で搬送トレイ201が圧接されると、前述の如く、普通紙をピンチローラ初期状態で圧接している時とほぼ同じ圧接力となり、LFモータ26の駆動負荷は殆ど変化しない。よって、このまま紙送りローラ21を逆転させていくことで、搬送トレイ201を記録装置の用紙反転部(自動両面ユニット)2側へと導くことが可能となる。この時、図7で説明したようにキャリッジ13は第3キャリッジポジションにあり、また、通紙ガイド70は図5に示すダウン状態となっている。これにより、搬送トレイ201が入っている場合でも、記録部11と搬送トレイ201の隙間が狭くなり過ぎたりせずに、適正な距離が保たれる。また、通紙ガイド70がダウン状態となることにより、通紙経路がストレートになり、通紙搬送の負荷が増えることがない。以上により、CD−RやDVDやカード等の厚みが厚く曲げ剛性の高い被記録媒体を搭載した搬送トレイ201は図2矢印a方向および矢印b方向にスムーズに移動可能で、適正な記録動作を実施することが可能である。
図9に、搬送用トレイ201に搭載された被記録媒体(ここではCD−Rとして説明する)の搬送中の模式的側断面図を示す。搬送用トレイ201は紙送りローラ21とピンチローラ22によって、CD−Rの印字領域先端部202aが記録ヘッド11の吐出口領域(記録領域、インク吐出領域)Nの上流位置に到達するまで、用紙反転部2側へと搬送され、図9に示す記録開始の待機状態となる。
ここで図9、図10を用いてCD−Rと搬送トレイ、両面ローラの位置関係について説明する。図10は、図9の斜視図を表し、前記部品の位置関係が判りやすいように簡略化したものである。
自動両面ローラ108は装置幅方向に伸びた軸108aに対してローラ108bが複数一体的に構成されたものであり、ローラ108bの表面は、2色成型によってエラストマーが付けられている。そして、搬送トレイ201は、ローラ108bを避けるように上流端部201aに切り欠き201bが設けられており、CD−R202の印字領域先端部202aが記録ヘッド11の吐出口領域(記録領域)Nの上流位置に到達した際に、切り欠きの底辺202cがローラ部108bと干渉しない位置に構成されている。また搬送トレイ201の上流側端部201aは、両面ローラ108の軸部108aと干渉しないような位置関係となっている。
そして、記録動作が開始されると、紙送りローラ21を正転させながら記録動作が実施され、通常の記録動作と同様にCD−R202上に記録が施される。
次に図11を用いて、本発明の特徴である搬送トレイの切り欠きとピンチローラの位置関係について説明する。図11はCD−R202の記録途中で、切り欠きの底辺201cがピンチローラ22を通過した後の状態を示す断面図、そして図12が斜視図を表す。図12に示すように搬送トレイ201の搬送領域に掛かるピンチローラ22は全て、少なくとも幅方向においてその一部が搬送トレイ201の切り欠かれていない領域を付勢するように配置されている。従って、搬送トレイ201の切り欠き底辺201cがピンチローラ22を通過する際もスムーズに搬送される。また、ピンチロー22aのように幅方向の一端が切り欠き201bにかかる場合も、切り欠きの底辺201cに、ピンチローラ22に対抗する面から搬送トレイ201が薄くなる方向にテーパが施されているため、スムーズに通過するよう工夫されている。
ここでCD−R202の搬送方向下端位置202bと記録ヘッド11の吐出領域下流までの距離をYとし、ピンチローラ22から搬送トレイ201の上流側端部201aまでの距離をXとした時、X>Yの関係になっているため、CD−R202への記録が終了するまで、紙送りローラ21とピンチローラ22で確実に搬送される構成となっている。
記録動作が終了したら、そのまま排紙ローラを正方向に回転し、搬送トレイ201を専用トレイガイド200上に排出することで、全ての記録動作が完了する。この後、ピンチローラ22を初期状態に戻しておくことで、記録装置本体も初期状態に戻ることができる。すなわち、キャリッジ13が第1キャリッジポジションに戻り、通紙ガイド70がアップ状態となる。複数枚の厚紙記録用紙201に連続して記録を行う時には、記録済みの搬送トレイ201を専用トレイガイド200から取り外して、新たな厚紙記録用紙201をセットすることで、前回と同様に記録を行うことが出来る。
なお、搬送トレイ201の切り欠き底辺を図13に示すように搬送方向に対して傾けた上で前述したテーパを施しても良い。この場合、ピンチローラ22aのように幅方向の一端が切り欠きにかかる場合も、徐々に切り欠きの底辺部がピンチローラ22aを通過していくため、より一層スムーズに搬送される構成となる。
本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置の全体構成を示す模式的斜視図である。 本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置の全体構成を示す模式的側断面図である。 本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置のピンチローラ圧接離間機構を示す模式的斜視図である。 本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置のピンチローラ圧接離間機構を示す模式的側断面図である。 本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置の通紙ガイド上下機構を示す模式的側断面図である。 本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置のガイドシャフト上下機構を示す模式的斜視図である。 本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置のガイドシャフト上下機構を示す模式的側断面図である。 本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置のCD−R搬送用トレイの通紙形態を示す模式的側断面図である。 本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置のCD−R搬送用トレイの通紙形態を示す模式的側断面図である。 本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置のCD−R搬送用トレイの通紙形態を示す模式的斜視図である。 本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置のCD−R搬送用トレイの通紙形態を示す模式的側断面図である。 本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置のCD−R搬送用トレイの通紙形態を示す模式的斜視図である。 本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置のCD−R搬送用トレイの通紙形態を示す模式的斜視図である。
符号の説明
1 インクジェット記録装置
2 用紙反転部
10 シャーシ
11 記録部(記録手段、記録ヘッド)
12 インクタンク
13 キャリッジ
14 ガイドシャフト
15 ガイドレール
16 キャリッジベルト
17 キャリッジモータ
21 紙送りローラ
22 ピンチローラ
23 ピンチローラホルダ
24 ピンチローラばね
26 LFモータ
29 プラテン
30 第1排紙ローラ
31 第2排紙ローラ
32 第1拍車列(回転体)
33 第2拍車列(回転体)
36 メインテナンスユニット(吐出回復装置)
37 ASF(自動給紙部)
39 給紙ローラ
40 分離ローラ
41 圧板
44 ASFフラップ
46 ASFモータ
55 ガイドシャフトばね
56 ガイド斜面
57 ガイド長孔
58 リフトカム軸
59 ピンチローラホルダ押圧カム
60 ピンチローラばね押圧カム
61 PEセンサレバー押圧カム
65 通紙ガイド押圧カム
70 通紙ガイド(ガイド部材)
71 通紙ガイドばね
74 ガイドシャフトばね
106 出口フラップ
108 反転部ローラ
112 両面ピンチローラ
113 両面ピンチローラ
114 両面ピンチローラ
200 厚紙給紙ガイド
201 搬送トレイ
202 CD−R

Claims (6)

  1. 被記録媒体をトレイに搭載した状態で画像情報に応じて記録を行なう記録手段と、前記トレイを搬送するための駆動回転する搬送ローラと、前記トレイを搬送ローラに対して付勢し従動回転する装置幅方向に複数個配置されたピンチローラとを有し、前記トレイの搬送方向端部には1つ以上の切り欠きが設けられ、この切り欠きの底辺は被記録媒体が記録手段によって記録を施されている間に、前記搬送ローラ対を通過する位置に形成されている記録装置において、前記トレイの搬送領域に掛かるピンチローラは全て、少なくとも幅方向においてその一部がトレイの切り欠かれていない領域を付勢するように、ピンチローラおよびトレイの切り欠きを配置したことを特徴とする記録装置。
  2. 被記録媒体をトレイに搭載した状態で画像情報に応じて記録を行なう記録手段と、前記トレイを搬送するための駆動回転する搬送ローラと、前記トレイを搬送ローラに対して付勢し従動回転する装置幅方向に複数個配置されたピンチローラとを有し、前記トレイの搬送方向端部には1つ以上の切り欠きが設けられ、この切り欠きの底辺は被記録媒体が記録手段によって記録を施されている間に、前記搬送ローラ対を通過する位置に形成されている記録装置において、前記トレイの搬送領域に掛かるピンチローラのうち少なくとも1個は、幅方向においてトレイの切り欠かれている領域と、切り欠かれていない領域の両方を付勢するように、ピンチローラおよびトレイの切り欠きを配置したことを特徴とする記録装置。
  3. 前記トレイの搬送方向に位置する一辺は、被記録媒体が記録手段によって記録を施されている間は、前記搬送ローラ対によって把持されるような位置に構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の記録装置。
  4. 前記トレイに設けられた切り欠きの底辺の少なくとも一部は、搬送方向に対して斜めに構成されていることを特徴とする請求項1から3に記載の記録装置。
  5. 前記トレイに設けられた切り欠きの底辺は、少なくとも前記ピンチローラに対抗する面からトレイが薄くなる方向にテーパが施されていることを特徴とする請求項1から4に記載の記録装置。
  6. 前記トレイは搬送手段により、一旦排出方向から装置内部の記録位置まで搬入された後、記録手段によって記録が施され、記録終了後に排出位置まで搬送される請求項1または5に記載の記録装置。
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