JP2007118711A - クローラ型トラクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】リアアクスルケースの左右何れか一方に前記HST旋回モータが配置され、他方にブレーキが配置されることを特徴とする。また、機体バランスが左右何れかに偏った場合であっても、HST旋回モータと、ブレーキとの両方を、左右リアアクスルケースの何れかに配置して機体の左右重量バランスをとることが可能である。
【選択図】図6
Description
その際、前記駆動スプロケットがHST旋回ポンプ及びHST旋回モータからの動力によって旋回され、かつHST旋回モータとが分割配置され、
リアアクスルケースの左右何れか一方に前記HST旋回モータが配置され、他方にブレーキが配置されるため、機体左右の重量バランスを確保することができるとともに、前記ブレーキ機構のリンク関係と、前記HST旋回モータの油圧配管と、を左右に分離することにより、メンテナンス性が向上するとともに、前記ブレーキ機構のリンクの動くスペースを確保できる。また、機体の左右重量バランスが異なる場合においては、HST旋回モータと、ブレーキ機構との両方を、左右リアアクスルケースの何れかに配置することで、容易に機体の左右重量バランスを確保することが可能であり、さらには、ブレーキケース兼用のサイドケースとすることで、リアアクスルケースをコンパクトにすることが可能であることを見出し、本発明を完成させた。
さらには、HST旋回モータと、ブレーキとを、それぞれ左右に分割配置することにより、機体の重量バランスを確保することができ、かつメンテナンス性が向上する効果がある。
本発明のクローラ型トラクタは、ホイール型トラクタの構造を可能な限り利用して製造することができるクローラ型トラクタであり、特に、後輪駆動の小型ホイール型トラクタを使用して製造しうる後輪駆動のクローラ型トラクタである。
図1は本発明の一実施例に係るクローラ型トラクタの側面図、図2は同トラクタにおけるクローラ式走行部の斜視図、図3は同トラクタの上面視断面平面図、図4は同トラクタにおける駆動部の側面断面図、図5はミッションケース後方の一部拡大断面図、図6はブレーキ機構とHST旋回モータとの位置関係を示す透過斜視図、図7は従来のホイール型トラクタを示す斜視図である。
図1に示すように、機体1前方には図示しないエンジンを覆うボンネット2と、該ボンネット2の後ろには機体1の操縦を行うための運転席4が配設されている。
該運転キャビン4の前方には機体1の操行を司るステアリングハンドル9が配設され、後方には座席8が、該座席8の左右には、機体の走行や作業機の上げ下げ等を操作するための主変速レバー、副変速レバー及びPTO操作レバーなどの図示しない各種レバーが配設されている。そして、万が一、機体が横転したときに運転者を守るための、4本の安全フレームが前記運転席4全体を覆うように形成されている。運転キャビン4の下方には、該運転キャビン4に昇降するためのステップ10が配設されている。
また、機体1の後方には作業に応じて取り外し可能な作業機6が取り付けられており、この作業機6によりプラウや、ロータリーなどの作業を行うものである。さらに、機体1の下方には機体1の走行を行う左右一対のクローラ型走行部80が配設されている。
そして、副変速後の動力は、副変速軸45後端に位置するベベルギア47を介して回転方向を前後方向から左右方向へと変え、後述するミッションケース23後方に位置する後述する差動機構50L、50Rへと入力される。
ピニオン軸22の左右両端に固設されたギア25L、25Rは、該ギア25L、25Rと噛合するギア27L、27Rを介して、左右の入力軸20L、20Rを駆動する。該入力軸20L、20Rは、左右遊星ギア機構50L、50Rのそれぞれのサンギア51L、51Rを回転駆動する。そして、該遊星ギア機構50L、50Rにより後述する旋回のための差動回転を出力する。
一方、機体旋回時、即ち、左右の駆動スプロケット60L、60Rの回転が異なる回転数となるときは、前記キャリア55L、55Rを、後述するHST旋回モータ73により回転駆動させて、遊星ギア機構50L、50Rの前記プラネタリアギア53L、53Rを、サンギア51L、51R周囲において公転させる。
2 ボンネット
3 エンジン
4 運転席(運転キャビン)
5 クラッチハウジング
6 作業機
7 前後進切換え機構
8 座席
9 ステアリングハンドル
10 昇降用ステップ
20L、20R 入力軸
21 ベベルギア
22 ピニオン軸
23 ミッションケース
25L、25R ギア
27L、27R ギア
28 ブレーキアーム
29 ブレーキ板
31 エンジン出力軸(出力軸)
32 HST旋回ポンプ
33 HST旋回モータ
34 後進用ギア
35 後進用カウンタ軸
36 カウンタギア
37 主軸
38 HST旋回モータ出力ギア
39 主副変速装置
40L、40R リアアクスルケース(リアアクスル)
41 主変速軸
42 主変速ギア
43L、43R 旋回駆動軸
44L、44R 差動ギア
45 副変速軸
46 副変速ギア(ギア)
47 ベベルギア
48 PTO変速ギア
49 PTOカウンタ軸
50L、50R 差動機構
51L、51R サンギア
52L、52R 逆転ギア
53L、53R プラネタリアギア
55L、55R キャリア
56L、56R キャリアギア
58L、58R 駆動出力ギア
59L、59R 駆動出力軸(駆動軸)
60L、60R 駆動スプロケット(スプロケット)
61 カウンタ軸
63 HST旋回ポンプ入力軸
65 チェン
66 ギア
69 リアアクスル支持フレーム
80 クローラ型走行部
81L、81R クローラフレーム
82 前方サイドフレーム(サイドフレームF)
83 後方サイドフレーム(サイドフレームR)
85 従動アイドラ
86 イコライザ転輪
87 接続フレーム
91 PTO出力軸
95 クローラベルト
97 ホイール型トラクタ
100 ブレーキ機構
Claims (3)
- 両端に従動アイドラを回転可能に支持するトラクタフレームとリアアクスルに装着された駆動スプロケットを有し、かつ前記従動アイドラと前記駆動スプロケットとの間にクローラが巻装されるクローラ型走行装置を車両の左右に備えたクローラ型トラクタにおいて、前記駆動スプロケットがHST旋回ポンプ及びHST旋回モータからの動力によって旋回され、かつHST旋回モータとが分割配置され、リアアクスルケースの左右何れか一方に前記HST旋回モータが配置され、他方にブレーキが配置されることを特徴とする、クローラ型トラクタ。
- 前記HST旋回モータが左リアアクスルケース上に配置され、前記ブレーキが右リアアクスルケース上に配置されることを特徴とする請求項1記載のクローラ型トラクタ。
- 両端に従動アイドラを回転可能に支持するトラクタフレームとリアアクスルに装着された駆動スプロケットを有し、かつ前記従動アイドラと前記駆動スプロケットとの間にクローラが巻装されるクローラ型走行装置を車両の左右に備えたクローラ型トラクタにおいて、前記駆動スプロケットがHST旋回ポンプ及びHST旋回モータからの動力によって旋回され、かつHST旋回モータとが分割配置され、リアアクスルケースの左右何れか一方に前記HST旋回モータとブレーキとの両方が配置されることを特徴とする、クローラ型トラクタ。
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2005
- 2005-10-26 JP JP2005311878A patent/JP4805653B2/ja not_active Expired - Fee Related
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