JP2007118613A - インクジェットプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数のインクカートリッジを搭載するインクジェットプリンタにおいて、各カートリッジの有り無し検出情報用の信号線と、ヘッド温度検出用の信号線は、各々独立したものであったため配線数が多くなってノイズの発生原因となる可能性もあった。
【解決手段】キャリッジ側基板に配されたサーミスタ57の出力電圧は、アナログ信号線44を介して本体側基板に伝えられる。信号線44には各インクカートリッジ61及び62が介在して、信号線を導通させるためのスイッチとなる。各カートリッジ未装着のときには信号線44が非導通となるため、温度情報がカートリッジ検出情報を兼ねる。
【選択図】図4

Description

本発明は、インクジェットプリンタにおけるヘッドの駆動制御技術に関する。
インクジェットプリンタにおける印刷実行に先立っては、インクカートリッジ装着の有無が確認されるのが一般的である。プリンタの電源を投入すると、プリンタの制御部がそれに応じてインクカートリッジの有無を確認する。そのために、インクカートリッジを搭載するキャリッジとプリンタの制御部との間には、例えば、インクカートリッジ装着時には導通し、インクカートリッジ未装着時には非導通とされるようなスイッチ様のものを含む信号線が配線され、その信号線を介してプリンタの制御部がインクカートリッジの有無について判断できるようになっている。また例えば、インクカートリッジ自体にインク吐出量を計数し記録する回路が備えられているような機種の場合には、その計数回路に対する問い合わせに応答があるか否かで、インクカートリッジの存否が確認される。
カラーインクジェットプリンタではシアン、イエロー、及びマゼンダの各色インクを用いてカラー印刷を行なう。現在のインクジェットプリンタでは、高画質の印刷物を得るために、上記色料の3原色にライトシアン、及びライトマゼンダの2色のインクを加えて、いわゆるフォトカラープリンタとして用いられることもある。さらに最近では、上記フォトカラーの5色に加えて、暗部の階調表現を高めるためにダークイエローのインクが加えられるなど、ブラックのインクをも含めれば合計7色のインクが用いられる機種も存在する。7色のインク毎に各個別の独立したインクカートリッジが用いられるような機種では、各インクカートリッジとプリンタの制御部との間に、前述のインクカートリッジの有無を確認するための信号線が、各々配線されている。
また、インクカートリッジやプリントヘッドを搭載するキャリッジから、プリンタの制御部を構成するプリンタ本体側制御基板に対して伝えられる情報の一つには、プリントヘッドの温度情報がある。印刷実行中におけるプリントヘッドの温度を常時測定し、それをプリンタの制御部側で監視することにより、インク滴を吐出させる駆動波形の電圧と時間の制御が行なわれる。
特開平11−91141号公報
上述のようなカラーインクジェットプリンタを用いて印刷動作を実行する場合、インクカートリッジ未装着の場合に実際に行なわれる制御は、印刷の停止を含むものである。すなわち、印刷を停止してプリンタのオペレータに対してインクカートリッジの装着を促すための動作を行なわせるといった動作制御が行なわれる訳である。
このように印刷の停止を行なわせるための契機となる信号を、キャリッジからプリンタ本体側の制御基板に送信するために、現状では多数の信号線が用いられている。これらの信号線は、キャリッジとプリンタ本体側の制御基板とを結ぶテープ様のフレキシブルフラットケーブルにプリント配線されている。
テープ幅などの物理的制約の多いフレキシブルフラットケーブルに、信号線の数が増えることは好ましくない。そればかりでなく、比較的引き回し距離が長く、またプリンタ筐体内を変形しながら移動するという性質を持つフレキシブルフラットケーブルに信号線の数が増えれば、それだけノイズを拾う機会が多くなってしまうことが避けられない。
本発明は上記課題に鑑みて成されたものであって、フレキシブルフラットケーブルに引き回される配線数を減らし、それでいて従来通りにインクカートリッジの未装着やプリントヘッド周辺の温度に際して、適切なヘッド駆動制御を行なわせることが可能な制御装置を提供するものである。
上記課題を解決するため、本発明のインクジェットプリンタのヘッド駆動制御装置では、一本のアナログ信号線を介して、インクカートリッジの装着に関する情報信号と、プリントヘッド周辺の温度に関する情報信号とを、キャリッジ側からプリンタ本体側制御基板へと送信する。
すなわち、本発明のヘッド駆動制御装置は、プリントヘッドの温度に応じた信号を発する温度検出手段から、信号線を介して受信される温度情報に基づき、ヘッドの駆動制御を行なうインクジェットプリンタのヘッド駆動制御装置であって、そのヘッド駆動制御装置は、同時に、インクカートリッジの有無に応じた信号を発するカートリッジ有無検出手段から、前記信号線を介して受信されるカートリッジ有無検出情報にも基づき、ヘッドの駆動制御を行なうよう構成されて成ることを特徴とする。
前記ヘッドの駆動制御には、少なくとも印刷停止制御が含まれる。これにより、インクカートリッジ未装着の場合において、適切な処置を行なうことができる。
また、前記温度検出手段が、例えば定電流源とグラウンドに接続されたサーミスタのように、温度の変化に応じて出力電圧の値を変化させる特性を有する素子であるとき、前記温度情報は、当該素子の温度変化に応じた電圧値であればよい。さらに、前記カートリッジ有無検出手段が、前記素子と前記信号線の間に介在し、インクカートリッジ装着時においては前記信号線を導通させ、インクカートリッジ未装着時においては前記信号線を非導通とさせるスイッチであるような上記ヘッド駆動制御装置においては、以下のような駆動制御がなされる。すなわち、ヘッド駆動制御装置は、前記信号線を介して観測される前記素子(例えばサーミスタ)の出力電圧値が、所定の上限値を上回り、又は所定の下限値を下回る場合に、前記印刷停止制御を行なう。
サーミスタのような温度/電気抵抗特性を有する素子を温度検出手段として用いるならば、インクカートリッジ未装着時、すなわち前記信号線とサーミスタが非導通である場合における抵抗値は、数メガオームを超えるようなオーダーの値を示すはずである。それは見かけ上、サーミスタがマイナス数十℃の環境に置かれたような状態での電圧の値が観測される筈である。そこで、前述のヘッド駆動制御装置において、前記所定の上限値は、前記素子が、プリンタの適正稼働可能温度の範囲外であるときに示す値に設定されていることにより、その上限値を上回る電圧値が観測されるときに、インクカートリッジが未装着であることが明確に推知され得る。
また上記構成により、インクカートリッジが未装着状態であることが推知されるなら、上記いずれかのヘッド駆動制御装置を備え、使用者に対して、プリンタの状態情報を提示する手段、すなわちプリンタ本体に備えられる液晶表示画面やLED、プリンタドライバを介してホストコンピュータのディスプレイ装置に対してエラー表示を行なったりする機能を有するインクジェットプリンタは以下のようなものであればよい。すなわちインクジェットプリンタは、前記ヘッドの駆動制御装置が、前記印刷停止制御を行なうに際して、その一環として、前記プリンタの状態情報を提示する手段によって、前記プリンタの使用者に対して、インクカートリッジの装着を促す旨の情報を提示させることを含めることが可能に構成されている。
以下、本発明の1実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、インクジェットプリンタの構成のうち、本発明が関わる主要部である本体側基板2、キャリッジ5等の概要を表す図である。図1において、本体側基板2にはCPUやROM及びRAM等により構成される統轄制御部21が備えられ、ホストコンピュータ1から印刷命令を受信し、必要なデータをエンジン駆動部22に渡す。
エンジン駆動部22は、例えばカスタムICチップ等を用いて構成されるものであり、印刷データに基づいてモータ3を駆動し、紙送りやキャリッジ5の走査を行なったり、フレキシブルフラットケーブル4を介してキャリッジ5に搭載される小型の制御基板であるキャリッジ側基板7にデータを送る。
フレキシブルフラットケーブル4には、各インクノズル毎のon/offのタイミングを表すディジタル信号を送信するon/off信号線42や、そのノズルon信号のタイミングにおいて、どの位の強さでインクを吐出させるかについての情報をディジタル化したデータとしてキャリッジ側基板7のD/Aコンバータ52に送信する波形データ信号線43等がプリント配線されている。D/Aコンバータ52は、このディジタルデータをアナログの電圧波形信号に変換する。ヘッドドライバIC51は、このアナログ波形信号により、ヘッドユニット50に搭載されるインクノズル駆動用スイッチング素子53を駆動する。
インクノズル駆動用スイッチング素子53は、ディジタル及びアナログの双方向の入力を受け、ディジタルの信号がonを表すノズルについて、アナログ波形信号で圧電振動子54を振動させることにより、インク溜まり55に溜められているインクをノズル56から吐き出させる。
印刷実行の際には、このような動作が非常に高速に行なわれるため、インクノズル駆動用スイッチング素子53等は動作に伴って発熱する。サーミスタ57は、このような印刷動作に伴って発生する熱による温度変化を検出するために、ヘッドユニット上に取り付けられているものである。サーミスタ57の端子のうち、一端は接地され、他端はキャリッジ側基板7上のインクカートリッジ装着部に設けられた端子に接続されている。
また、キャリッジ側基板7上にはアナログ信号線44に接続される端子が設けられてあり、インクカートリッジ6が装着されているときには、カートリッジ内部の信号線を介して、サーミスタ57からの信号線と導通(図中の点線)されるようになっている。すなわち、インクカートリッジ6は、その装着時においてはサーミスタ57とアナログ信号線44とを導通させ、その未装着時においては信号線を非導通とさせるスイッチの役割を果たす。
なお、このスイッチとしての構成は、例えばインクカートリッジ6の外側に取り付けられた物理接点であればよい。また例えば、プリンタの機種によってはインクカートリッジ内にインク吐出量計数用のICを搭載したものがあるが、このような機種のインクカートリッジの場合には、このインク吐出量計数用ICと本体側基板2との通信のための電極を通して、サーミスタ57とアナログ信号線44とを導通させる電子スイッチの構成としてもよい。
図2は、アナログ信号線44を介して、エンジン駆動部22のA/Dポートに入力される温度情報としての電圧の値と、観測される温度との関係をグラフ形式で表す図である。その端子の一端が図示しない定電流源に接続されたサーミスタ57は、その他端に接続されるグラウンドとの間で電位差を生じる。サーミスタ57は、温度の上昇によって電気抵抗が減少するという特性を有する半導体素子であることから、サーミスタ57の置かれた位置の温度に応じた電圧変化を、エンジン駆動部22のA/Dポートにもたらす。A/Dポートにもたらされる電圧の値は、エンジン駆動部22によってディジタルデータに変換されるとともに、図2のグラフに示されるような温度の値に変換される。すなわち、A/Dポートに入力される電圧の値は、サーミスタ57が配置されているヘッドユニットの温
度が80℃であるときに1.0Vであり、0℃であるときに2.5Vであり、マイナス20℃であるときに2.7Vである。
図2において一点鎖線で囲んで表される範囲は、実施形態におけるインクジェットプリンタが稼働可能な温度範囲である。以下に、プリンタ電源投入から初期動作の流れを図3に、プリンタが印刷命令を受信してから、サーミスタ57の出力電圧を観測しつつ、印刷を実行する過程の手続の流れを図4に示す。
まずプリンタの電源を入れると、ホームポジションの検出など初期動作が行われると共に、エンジン駆動部22のA/Dポートの入力電圧が検出される(ステップ101,ステップ102)。サーミスタ57が50℃以上になる時には、インクノズル駆動スイッチング素子53や周囲の半導体素子等が破壊している可能性がある。そこで、本実施形態においてはA/Dボートに入力される電圧の値V1が1.5V未満になったとき(S103においてV1<1.5V)には、エンジン駆動部22はモータ3を停止させると共に、キャリッジ側基板5に対するon/off信号や波形データの信号の送信を停止させ、ユーザーにエラー表示を行う(S104,S105)。
次に、インクカートリッジ6が未装着、あるいは、装着不良である時の手続の流れについて説明する。まず、プリンタの電源を投入した際に、インクカートリッジ6が未装着、あるいは、装着不良であったとするとアナログ信号線44はサーミスタ57と導通していないため、抵抗値が極大化した状態となって、検出電圧V1は2.7Vより大きくなる(S103において2.7V<V1)。このことから、インクカートリッジ6が未装着、あるいは、装着不良であることがエンジン駆動部22により判断される。
そこで、プリンタユーザに対して、インクカートリッジを装着、あるいは再装着するよう促す旨のエラー表示を行わせる(S106)。このエラー表示は、例えばプリンタ本体に備えられているLEDや液晶表示装置などに対して行われ、また例えばホストコンピュータ1のプリンタドライバ機能として、ホストコンピュータのディスプレイ装置に対して行われる。
プリンタのユーザによってインクカートリッジが装着され、プリンタがリセットされると(S107)、再度電圧の検出が行われる(S108)。インクカートリッジ6が装着、あるいは再装着されることによって、サーミスタ57とアナログ信号線44が導通されると、サーミスタ57の温度検出に応じた電圧値が検出されるようになる。通常のプリンタ仕様において環境温度が−20℃以下になることはないため、検出電圧は2.7V以下となる(S109においてYES)。
プリンタのユーザがインクカートリッジを装着しても、なお検出電圧が2.7V以上になる時には(S109においてNO)、プリンタハ−ドウエアの故障が考えられるため、動作を終了させ、ユーザにエラー表示を行う(S110,S111)。
次に、正常に電圧が検出された場合について説明する。電源投入後、電圧検出が行われ(S101,102)、検出された電圧V1が、1.5V≦V1≦2.7Vの場合(S103に対して1.5V≦V1≦2.7V)には、印刷が可能となり印刷命令が受信されるまで待機する(S112)。
次に、図4について説明する。まず、プリンタが印刷命令を受信すると、印刷実行に先立ってエンジン駆動部22のA/Dポートの入力電圧が検出される(ステップS201,S202)。サーミスタ57が50℃以上になる時には、インクノズル駆動スイッチング素子53や周囲の半導体素子等が破壊している可能性がある。そこで、本実施形態においてはA/Dボートに入力される電圧の値V1が1.5V未満になったとき(S203においてV1<1.5V)には、エンジン駆動部22はモータ3を停止させると共に、キャリッジ側基板5に対するon/off信号や波形データの信号の送信を停止させ、ユーザにエラー表示を行う(S204,S205)。
次に、インクカートリッジ6が未装着、あるいは、装着不良である時の手続の流れについて説明する。まず、プリンタが印刷命令を実行すると、インクカートリッジ6が未装着、あるいは、装着不良であったとすると、アナログ信号線44はサーミスタ57と導通していないため、抵抗値が極大化した状態となって、検出電圧V1は2.7Vより大きくなる(S203において2.7V<V1)。そのことから、インクカートリッジ6が未装着、あるいは、装着不良であることがエンジン駆動部22により判断される。そして、印刷を一時中断する(S206)。
そこで、プリンタユーザに対して、インクカートリッジを装着、あるいは再装着するよう促す旨のエラー表示を行わせる(S207)。このエラー表示は、例えばプリンタ本体に備えられているLEDや液晶表示装置などに対して行われ、また例えばホストコンピュータ1のプリンタドライバ機能として、ホストコンピュータのディスプレイ装置に対して行われる。
プリンタのユーザによってインクカートリッジが装着され、プリンタがリセットされると(S208)、再度電圧の検出が行われる(S209)。インクカートリッジ6が装着、あるいは再装着されることによって、サーミスタ57とアナログ信号線44が導通されると、サーミスタ57の温度検出に応じた電圧値が検出されるようになる。通常のプリンタ仕様において環境温度が−20℃以下になることはないため、検出電圧は2.7V以下となる(S210においてYES)。
プリンタユーザがインクカートリッジを装着しても、なお検出電圧が2.7V以上になる時には(S210においてNO)、プリンタハ−ドウエアの故障が考えられるため、動作を終了させ、ユーザーにエラー表示を行う(S211,S212)。
次に、正常に電圧が検出された場合について説明する。印刷命令を受信し、電圧検出が行われ(S201,202)、検出された電圧V1が、1.5V≦V1≦2.7Vの場合(S203に対して1.5V≦V1≦2.7V)には、印刷が可能であり、検出した電圧から温度に変換し、駆動波形に対して電圧や時間の温度補正を行う(S213)。その波形で印刷を行う(S214)。
本発明は、複数のインクカートリッジを搭載するインクジェットプリンタにおいても適用可能なものである。図5は、ブラックインクカートリッジ61とカラーインクカートリッジ62とを装着して印刷を行なうプリンタにおける本発明の実施形態について説明するための図である。図5においては、サーミスタ57の電圧検出のためのアナログ信号経路部分のみを抜き出して記述しており、図1において表されたヘッド駆動素子等については記述を省略している。
図5に表されるように、サーミスタ57と信号線44とは、2つのインクカートリッジ61及び62を直列に繋ぐように構成して導通される。すなわち、ブラック及びカラーのインクカートリッジのうちの何れか一方のみが未装着或いは装着不良である場合にも、エンジン制御部22のA/Dポート入力電圧が上限値を超える(図2)ことから、インクカートリッジの有無が検知される。
このように複数のインクカートリッジを備えるプリンタにおいては、各カートリッジを直列に配置して、アナログ信号線44に導通するスイッチとしての役割を担わせることで、例えば7色インクを用いるプリンタにあっても、上記と同様にプリントヘッド周辺の温度検出とインクカートリッジの装着有無検出とを1本の信号線によって賄うことができる。
本発明のヘッド駆動制御装置によれば、従来、複数の信号線によってキャリッジ側基板からプリンタ本体側基板に対して伝えられていた情報を、1本の信号線のみで伝えることが可能となった。これにより、プリンタ内部の配線を簡素化させるとともに、ノイズの低減を図ることができる。また、サーミスタなどの温度検出用素子からの情報に基づく駆動制御を行なうことが、そのままインクカートリッジの未装着時における対処ともなるため、プリンタの制御項目を簡素化するという効果が生まれた。
以上の実施形態においては、温度の検出手段としてサーミスタ57を用いる場合について説明した。しかし、この温度検出手段としての素子には、例えば熱電対を用いてもよく、またダイオードなどの温度検出用素子、あるいはそれらの素子を組み合わせた回路であっても構わない。また、実施例の検出回路は定電流回路で説明したが、図6のような定電圧回路であっても良い。
実施形態におけるインクジェットプリンタのハードウエア構成を表す図。 エンジン駆動部のA/Dポートに入力される電圧値と、観測される温度との関係をグラフ形式で表す図。 プリンタ制御の手続の流れを説明するフローチャート。 プリンタ制御の手続の流れを説明するフローチャート。 複数のインクカートリッジが装着されるプリンタにおけるアナログ信号線の導通について説明するための図。 温度検出回路の図。
符号の説明
2 本体側基板、21 統轄制御部、22 エンジン駆動部、44 アナログ信号線
7 キャリッジ側基板、50 ヘッドユニット、57 サーミスタ、
6,61,62 インクカートリッジ

Claims (5)

  1. プリントヘッドの温度に応じた信号を発する温度検出手段から、信号線を介して受信される温度情報に基づき、ヘッドの駆動制御を行なうインクジェットプリンタのヘッド駆動制御装置であって、
    インクカートリッジの有無に応じた信号を発するカートリッジ有無検出手段から、前記信号線を介して受信されるカートリッジ有無検出情報にも基づき、ヘッドの駆動制御を行なうことが可能に構成されて成ることを特徴とするヘッド駆動制御装置。
  2. 前記ヘッドの駆動制御には、印刷停止制御が含まれることを特徴とする請求項1記載のヘッド駆動制御装置。
  3. 前記温度検出手段が、温度の変化に応じて出力電圧の値を変化させる特性を有する素子であり、
    前記温度情報が、当該素子の温度変化に応じた出力電圧値であり、
    前記カートリッジ有無検出手段が、前記素子と前記信号線の間に介在し、インクカートリッジ装着時においては前記信号線を導通させ、インクカートリッジ未装着時においては前記信号線を非導通とさせるスイッチである請求項2記載のヘッド駆動制御装置において、
    前記信号線を介して観測される前記素子の出力電圧値が、所定の上限値を上回り、又は所定の下限値を下回る場合に、前記印刷停止制御を行なうよう構成されて成ることを特徴とするヘッド駆動制御装置。
  4. 請求項3記載のヘッド駆動制御装置において、
    前記所定の上限値は、前記素子が、プリンタの適正稼働可能温度の範囲外であるときに示す値に設定されていることを特徴とするヘッド駆動制御装置。
  5. 請求項2乃至請求項4記載のヘッド駆動制御装置を備え、使用者に対して、プリンタの状態情報を提示する手段を有するインクジェットプリンタにおいて、
    前記ヘッドの駆動制御には、前記印刷停止制御を行なうに際して、前記プリンタの状態情報を提示する手段によって、前記プリンタの使用者に対して、インクカートリッジの装着を促す旨の情報提示を行なわせることが含まれることを特徴とするインクジェットプリンタ。
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