JP2007116268A - 文書送信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 文書送信システムにおいて、文書管理システムとMFPデバイス連携により、従来より操作性の良い文書送信システムを提供し、かつ、処理においてMFPデバイスのコンピュータ資源を節約する。
【解決手段】 MFPデバイスのブラウザ手段、各種UIをWebストレージサーバ側で作成する手段、文書選択手段、電子フォーム選択手段、電子フォームへのデータ入力手段、電子フォームと入力データからカバーページを作成する手段、Webストレージサーバに保存されている文書を選択する手段、カバーページと選択文書を合成する手段、文書昇進手段、カバーページをWebストレージサーバに保存する手段を備える構成とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 MFPデバイスのブラウザ手段、各種UIをWebストレージサーバ側で作成する手段、文書選択手段、電子フォーム選択手段、電子フォームへのデータ入力手段、電子フォームと入力データからカバーページを作成する手段、Webストレージサーバに保存されている文書を選択する手段、カバーページと選択文書を合成する手段、文書昇進手段、カバーページをWebストレージサーバに保存する手段を備える構成とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、特にLAN/インターネットを介して文書管理を目的として機能するWebストレージサーバとMFPデバイスとの連携動作とMFPデバイスの備えるFAX機能で文書送信を行う文書送信システムと、その文書送信方法に関する。
近年、オフィスに溢れるドキュメント情報を整理し、データベースとして蓄積し、検索を容易にしようとする文書管理システムと言われるサービス概念がある。
これは、昨今迄は紙媒体での情報(ドキュメント)のやり取りが行われてきたが、これらのドキュメントは溜まる一方であり、いざ必要となる情報を探す場合に、多くのドキュメントの中から探す作業は大変煩雑であり、且つ多くの人間の間で、そのドキュメントを共有化することは難しいことから、このようなサービス概念が考えられるようになった。
従来、このようなドキュメント・マネージメント・システム(以下、DMSと記述する。)の一例として、様々なファイルサーバやドキュメント管理(データベース)サーバ等の提案が行われてきており、スキャナデバイスやMFPデバイスとの連携や融合性を考慮したコンピュータアプリケーションを各クライアントPC(パーソナルコンピュータ)にインストールし、実行していた。
また、クライアントPCをユーザ環境に用意することの手間、煩雑さを軽減するため、近年ではMFPデバイス自体が各種プロトコルをサポートし、直接ドキュメント管理サーバとデータのやり取りを行うことも可能となってきた。
こういった背景の中、MFPデバイスのコンピュータ資源(CPU、記憶容量等)の制限から、ドキュメント管理サーバ側が作成した文書送信の表示画面をMFPデバイスのブラウザUIに表示させることで、MFPデバイスのコンピュータ資源を節約した上で、文書管理サーバとMFPデバイスとの連携処理がなされるシステム提案がなされていた。
一方、FAX送信技術においては、コンピュータ内の電子文書を、そのコンピュータに接続されたFAXモデムを介して送信する方法や、コンピュータからFAX機器へ電子文書を送信し、FAX機器側がさらにその電子文書を送信する方法、旧来からあるFAX機器に紙原稿を設置し、FAX機器で画像を読取り送信する方法等があった。
そして、これらの送信方法にける送信文書の作成方法として、予め作成された電子文書をFAX送信可能なファイルフォーマットに変換して送信する方法、電子フォームに必要な情報を記入し、それをFAX送信可能なファイルフォーマットに変換して送信する方法、単体のFAX機器内での画像読取・送信といったFAX送信方法があった。
さらに、FAX送信する再、文書の概要や挨拶、また送信元を送信先に通知するためのカバーページを送信文書の先頭に構成し送信する操作が一般的に慣習化している。
又、別の従来例としては、特許文献1をあげることが出来る。
特開2003-134294号公報
しかしながら、従来例では、FAX送信したい文書の内容はコンピュータ内もしくは紙原稿として存在し、そこで、カバーページを送信したい文書と一緒に送信する場合には、電子フォームや電子文書作成アプリケーションによってPC上でカバーページを作成し、それを文書と合成するといった、PC上での電子フォームや電子文書の編集操作方法を知らなければ操作ができないといった課題があった。コンピュータ内の電子文書をFAX機器に転送し、そこからさらにFAX機器が実際に送信実行する形態の送信方法においても、カバーページを付けるためには、やはり電子フォームや電子文書の編集アプリケーションの操作を予めPC上で行った上で、コンピュータからFAXに文書を転送なければならないといった操作性の課題があった。
本発明は、上述した課題を鑑み、係る問題点を解消するために考案されたもので、電子文書をカバーページ付きでFAX送信する際、FAX本文となる文書はWebストレージサーバから取得し、カバーページは文書管理システムから電子フォームのみを取得し、かつ、MFPデバイスのブラウザ画面上で電子フォームに対して必要なデータを入力し、電子フォームと入力データからカバーページを作成する。そのカバーページとWebストレージサーバから取得した文書を合成したものを送信文書としFAX送信するといった文書管理システムとMFPデバイス連携による文書送信システムとその方法を提供するためのものである。
コピー機能、FAX機能、プリンタ機能、FAX機能のほかにブラウザ機能を有するMFPデバイスと、Webストレージサーバと、ネットワーク上で機能サービスを提供することができるオプションサービスがLAN/インターネットを介して接続された環境下で、まず、MFPデバイスの画面には初期画面として文書送信を開始実行を受け付けるUIコントロールを表示する初期画面手段。初期画面手段において、開始が実行された場合、Webストレージサーバの保有するトップページを表示するトップページ表示手段、さらに、そのトップページで文書の送信実行操作が行われた場合、その操作を起点とし、MFPデバイスはMFPデバイスから文書送信処理を開始することをWebストレージサーバに通知する通知手段。その通知を受けたWebストレージサーバはMFPデバイスのブラウザに表示するためのHTMLによるUI画面をロードするUI画面ロード手段を備える。このUI画面ロード手段において、UI画面の構成要素つまりUIのコントロールの手段として、Webストレージサーバで管理保存されている文書の中からユーザ所望の文書とその文書が保存されているフォルダを選択する文書選択手段、電子フォームへのデータ入力をユーザに促し実行する電子フォーム入力ボタンによるUIコントロール手段、MFPの持つFAX機能による文書送信実行を開始するための送信実行手段、更に、カバーページのみMFPデバイスのスキャナから入力し、そのスキャン画像と前記所望の文書を選択するUIコントロールで選択された文書を合成したものを送信文書とする処理モードであることをユーザに提示するモード提示手段と、更に、送信先を特定し、実際に送信する際の番号を指定するための送信先設定手段を備える。更に、MFPデバイスのブラウザ機能にWebストレージサーバが作成したHTMLによる文書選択UI画面を表示するUI表示手段、電子フォームへ必要事項を入力する電子フォームUI表示手段がある。UI画面上でのユーザによる文書送信実行操作によって、MFPデバイスによる文書送信処理を行う文書送信手段があり、その文書送信手段では、まず、電子フォームと電子フォームのデータをレイアウトしカバーページを作成するカバーページ作成手段、次に、UI上で選択された文書をWebストレージサーバからMFPデバイスにダウンロードする文書取得手段があり、さらにWebストレージサーバから取得した文書をカバーページと合成する合成手段がある。そして、UIコントロールで指定された送信先へ、前記合成手段で作成した送信文書を送信する送信手段を備える。更に、Webストレージサーバのフォルダと任意のファイル名を指定し、前記カバーページ作成手段で作成されたイメージデータをWebストレージサーバに保存するカバーページ保存手段を備える。
本発明によって、ユーザは、MFPデバイスに特別なアプリケーションをインストールすることなく、ブラウザに表示されるHTMLを介して送信文書や電子フォームを選択し、さらにMFPデバイスのブラウザ操作によって電子フォームにデータを入力しカバーページを作成することで、PCでのカバーページ作成と比較すると、操作のスキルを必要とせず、MFPの画面で必要事項を入力するだけで、電子文書にカバーページを付けてFAX送信できため、ユーザにより簡易的で柔軟な操作性を持った文書送信システムを提供できるといった効果がある。さらに、FAX送信を事務処理作業の一部として行っているユーザには、本発明による操作性向上によって作業時間の短縮が図れるため、作業時間に対する効率化がなされ、作業対価としての人件費コストを削減できるといった効果がある。また、ブラウザ表示するUI画面をWebストレージサーバが作成したり、カバーページと文書の合成をWeb上にあるオプションサービスの機能を利用することで、MFPデバイスのコンピュータ資源を節約し、より効果的にMFPデバイスを稼動させる効果がある。
以下、本発明の各実施の形態を図面に基づき説明する。
(第1実施の形態)
まず、本発明の第1実施の形態を図 1乃至図 7に基づき説明する。
まず、本発明の第1実施の形態を図 1乃至図 7に基づき説明する。
図 1は、本実施の形態に係る文書送信システムのシステム構成図であり、ブラウザ機能を有するMFPデバイス10と、Webストレージサーバ20と、Webストレージサーバ20やMFPデバイスと連携し、カバーページと文書の合成サービスを提供することができるオプションサービス30がLANを介して接続されている。本実施形態においては、各々がLANを介して接続されている場合について述べるが、インターネットを介して接続されていても構わない。また、図1の構成ではオプションサービス30が存在するが、これはカバーページとWebストレージサーバからの取得した文書の合成等のサービスを提供するものである。
図 2は、本実施の形態に係る文書送信システムを実施するためのMFPデバイス10の一例を示すブロック構成図である。図中のCPU101は、内部バス108を介して後述する各機能/装置を接続し、MFPデバイス10を制御するものである。表示装置102は、タッチパネルなどのブラウザを表示するための装置である。ユーザは、ユーザ所望の動作を行うための操作等を表示装置102に表示されるブラウザを介して行う。スキャナ装置103は、オートドキュメントフィーダ機能など機能を有する文書を読み込むための装置であり、スキャナ情報管理部104は、スキャナ装置103の機能/状態の情報を管理/保持する。このスキャナ装置103は、一般的なMFPデバイスの構成として存在する。
更に、メモリ105は、CPU101がMFPデバイス10を制御するために実行する各種命令(アプリケーションプログラム)を記憶し、大容量記憶装置106には、表示装置102において表示するブラウザなどのプログラムや、スキャナ装置103で読み取ったイメージやFAX受信したデータ等を保存する。また、ネットワークインターフェース107は、CPU101に従いLANを介して信号の送受信を行う。FAX装置109は文書FAX送信する装置である。交換機110はFAX送信で使用される電話回線の接続先として、システムの必要な構成要素の一つとして図示した。
以下、本実施の形態に係る文書送信システムの大きな処理の流れについて、図 1乃至図 3を用いて説明する。
図 3は、本実施の形態に係る文書送信システムの処理動作の流れを示すフローチャートであり、表示装置102に表示されるブラウザを介して、文書送信の処理動作の流れを示している。
まず、ステップS101において、ユーザはMFPデバイス10にある表示装置102上に表示されるブラウザを用いて、Webストレージサーバ20のURLを入力し、Webストレージサーバ20のトップページを表示する。このステップS101では、トップページから本発明の特徴である文書送信を開始するためのユーザ選択や処理の開始命令がなされる。このトップページでの開始命令によって、本発明の特徴である一連の文書送信処理が開始される。
次に、ステップS102において、トップページでの開始命令が、実行通知という形でWebストレージサーバ20に通知される。これは、ネットワークを介したHTMLプロトコルのメッセージ処理等で実施される。この実行通知によってWebストレージサーバ20は、文書送信のためのフォルダ選択・文書選択・電子フォームのフォルダ選択・電子フォーム選択・電子フォームへのデータ入力・文書送信実行・キャンセル等の操作を提供するUI画面をMFPデバイスのブラウザにする。S102とS103の間には、Webストレージサーバ20における処理が存在するが、それについては後述する。そして、MFPデバイス側ではS103においてWebストレージサーバから文書選択UIを取得してブラウザ表示を行う。
次に、S104において、電子フォームを選択し、電子フォームへのデータ入力が実行される。電子フォームは文書選択画面上の電子フォームリストでユーザ操作によって選択操作され、その情報・状態を一時記憶する処理を行う。その上で電子フォームへの入力操作が行われた場合、処理はステップS105へ進む。
次に、S105で、電子フォームへの入力画面をWebストレージサーバから取得し、ブラウザ表示する。実際には文書選択画面の[入力]ボタン実行によって、MFPデバイスがWebストレージサーバへリクエスト発行し、その際、S104で選択されている電子フォームの情報をWebストレージサーバに通知する。そしてWebストレージサーバは、通知された電子フォームの情報を参照しWebストレージサーバ内に保存・管理さえている電子フォームを読み出し、そのデータ入力画面をHTMLのボディ部に構成し、そのHTMLをMFPデバイス側でブラウザ表示する。図8の文書選択画面の概念に示す[入力]が前記入力ボタンに当たるUIコントロールの概念である。図8は、MFPデバイスとWebストレージサーバのデータの流れや、MFPデバイスのブラウザに表示される画面の遷移を概念図として示しているために、実際の画面上のデザイン文言等は本発明の本質とは関係なく、必要なUIコントロールが配置され、そのコントロールに対するユーザの操作を起点に各種処理が開始・分岐される様子を便宜上説明するものである。
次に、S106で、電子フォーム入力画面に必要事項を入力し、電子フォーム入力画面のOK実行によって、その入力データがMFPデバイスのメモリに一時記憶され、画面表示が文書選択画面表示に切り替える処理を行う。電子フォーム入力画面でキャンセルが実行された場合、電子フォーム入力画面で入力したデータは破棄され、画面表示のみ文書選択画面表示に切り替える。S106で電子フォームのデータが入力され、OK実行によって電子フォーム入力画面を終了させる場合、処理はS107へ進む。キャンセル実行時の処理の詳細フローは、本発明の主な処理の流れにおいて重要ではないので、その説明はフローチャート上でも省略する。
次に、S107では、文書選択画面の文書リストから送信する文書を選択する。文書選択を行うためには、Webストレージサーバにおける文書の保存場所を示すフォルダ選択操作が必要である。
S108において、まず、S104で選択された電子フォームのデータをWebストレージサーバから取得し、電子フォームをラスタライズすることでオーバーレイイメージとし、さらに電子フォーム入力画面で入力されたデータも同一イメージにラスタライズすることでカバーページとなるイメージデータを作成する。次に、WebストレージサーバからS107で選択した文書をMFPデバイスに取得する。そして、カバーページと文書をオプションサービス30で合成するあことで、送信文書を作成し、送信先へ送信する。文書送信後、作成されたカバーページをWebストレージサーバに保存す。この文書送信処理に関しては後に図5において詳細説明する。
以下、各処理について、図 1乃至図 7を用いて具体的に説明する。
[Webストレージサーバのトップページを取得]
S101において、ユーザは、前記ブラウザ表示可能なMFPデバイス10(以下、MFPデバイスとする)にある前記表示装置102を用いて、ブラウザを起動する。ブラウザアプリケーションは、前記大容量記憶装置106に保存されており、前記CPU101は前記メモリ105にアプリケーションを実行可能な形に展開し、表示装置102にブラウザを表示する。このステップS101では、トップページから本発明の特徴である文書送信処理を開始するためのユーザによる文書選択や処理の開始命令がなされる。
S101において、ユーザは、前記ブラウザ表示可能なMFPデバイス10(以下、MFPデバイスとする)にある前記表示装置102を用いて、ブラウザを起動する。ブラウザアプリケーションは、前記大容量記憶装置106に保存されており、前記CPU101は前記メモリ105にアプリケーションを実行可能な形に展開し、表示装置102にブラウザを表示する。このステップS101では、トップページから本発明の特徴である文書送信処理を開始するためのユーザによる文書選択や処理の開始命令がなされる。
次に、ユーザは、ブラウザに前記Webストレージサーバ20のトップページのURLを入力すると、CPU101は前記ネットワークインターフェース107を介して、Webストレージサーバ20とコネクションを確立し、HTTPリクエスト(GET)を送信する。なお、この際、ユーザはブラウザにURLを入力してWebストレージサーバ20にアクセスするだけでなく、Webストレージサーバ20のトップページへのショートカットをあらかじめ作成しておき、ショートカットを実行することでWebストレージサーバ20にアクセスしても良い。
次に、Webストレージサーバ20は、HTTPリクエストに対してWebストレージサーバ20のトップページ(HTML)をボディ部に書き込み、HTTPレスポンスをネットワークインターフェース107に送信する。
次に、CPU101によりメモリ105に展開されたHTTPレスポンスのボディ部(HTML)を抽出し、表示装置102上のブラウザに表示する。
なお、ブラウザを起動した際に、大容量記憶装置106に保存されているホームとなるページを表示しても良い。この際、ホームとなるページには、あらかじめWebストレージサーバ20のトップページとなるURLが関連付けられたボタン等を設けておいても良い。但し、この場合、Webストレージサーバ20のホスト名が変更されるたびに、ボタン押下時にアクセスする先となるURLを設定しなおす必要がある。また、MFPデバイス10に固定のページを保持している場合、Webストレージサーバ20の機能の追加/変更/削除などが発生した際に、MFPデバイス10のホームのページを書き換える(ファームのバージョンアップ等)必要が発生するなど、システムとしての柔軟性に欠けるため、ホームとなるページは、Webストレージサーバ20より取得した方が良い。
このトップページの内容(画面上に表示されるコンテンツ)については、本発明の特徴であるFAX送信開始を明示的に指定できるUIコントロールが存在すればよく、それ以外のMFPデバイスとWebストレージサーバの他の連携機能を実行するUIコントロール等が存在していても、また、存在していなくても構わない。そして、MFPデバイスのブラウザ機能で表示されているトップページからFAX送信開始が実行されることで、処理は、Webストレージサーバへの実行通知、Webストレージサーバでの文書選択画面のロード、MFPデバイスのブラウザへの文書選択画面表示、ユーザによる文書選択選択操作、FAX送信実行と続く。
[文書選択画面ページを取得]
ステップS103において、ユーザは、前記ステップS101によりブラウザで表示されたトップページもしくはホームとなるページより、送信文書を選択実行する文書選択画面のページを表示するためのボタンを押下する。CPU101は前記ネットワークインターフェース107を介して、Webストレージサーバ20とコネクションを確立し、HTTPリクエスト(GET)を送信する。これがS102に示す実行通知にあたる。
ステップS103において、ユーザは、前記ステップS101によりブラウザで表示されたトップページもしくはホームとなるページより、送信文書を選択実行する文書選択画面のページを表示するためのボタンを押下する。CPU101は前記ネットワークインターフェース107を介して、Webストレージサーバ20とコネクションを確立し、HTTPリクエスト(GET)を送信する。これがS102に示す実行通知にあたる。
次に、Webストレージサーバ20は、HTTPリクエストに対してWebストレージサーバ20のフォルダ構成を示すツリービュー、カバーページをフォームから作成し文書と合成してFAX送信するもモードを示すコントロール、選択されたフォルダの文書リスト(HTML)、カバーページとする電子フォームの保存先を選択するためのフォルダ構成を示すツリービュー(HTML)、カバーページとする電子フォーム電子フォームを選択するための電子フォームリスト(HTML)、選択した電子フォームへのデータ入力のための電子フォーム入力画面を表示するための入力ボタン、送信先を指定する送信先入力コントロール(HTML)、文書送信処理の実行命令を起動する[開始]ボタン、全ての処理を終了する「キャンセル」ボタンをボディ部に書き込み、HTTPレスポンスをネットワークインターフェース107に送信する。
次に、CPU101によりメモリ105に展開されたHTTPレスポンスのボディ部(HTML)を抽出し、表示装置102上のブラウザに表示する。
Webストレージサーバで作成される文書選択画面は、モード表示、フォルダ選択、文書選択、送信先指定、電子フォームのフォルダ選択、電子フォーム選択、入力・実行・キャンセルボタンがそれぞれフレームによって構成されていることが望ましいが、特にフレームでなくても本発明が実施可能であることは言うまでもない。ただし、文書選択画面がフレームによって構成されていない場合は、文書リストや電子フォームリストを更新する場合等、画面全体が再描画されることとなる。
次に送信文書を選択する処理に進む。
[電子フォーム入力画面の取得]
S104において電子フォームが選択された状態で、文書選択画面の[入力]ボタンが実行された場合、CPU101は前記ネットワークインターフェース107を介して、Webストレージサーバ20とコネクションを確立し、HTTPリクエスト(GET)を送信する。これがS102に示す実行通知にあたる。この際、文書選択画面で選択され、MFPデバイスに一時記憶されている電子フォームの情報をWebストレージサーバに通知する。
S104において電子フォームが選択された状態で、文書選択画面の[入力]ボタンが実行された場合、CPU101は前記ネットワークインターフェース107を介して、Webストレージサーバ20とコネクションを確立し、HTTPリクエスト(GET)を送信する。これがS102に示す実行通知にあたる。この際、文書選択画面で選択され、MFPデバイスに一時記憶されている電子フォームの情報をWebストレージサーバに通知する。
次に、Webストレージサーバ20は、HTTPリクエストに対してWebストレージサーバ20から通知された電子フォームのデータを読み出し、入力箇所のヘッダ文字列(図8の例では"送信先","メモ:"、"日付"にあたる)と文字列入力コントロール、および、[OK]ボタン、全ての処理を終了する「キャンセル」ボタンをボディ部に書き込み、HTTPレスポンスをネットワークインターフェース107に送信する。
次に、CPU101によりメモリ105に展開されたHTTPレスポンスのボディ部(HTML)を抽出し、表示装置102上のブラウザに表示する。
[文書選択と電子フォーム選択]
ステップS104において、ユーザは、前記ステップS103によりブラウザで表示された文書選択画面を用いて、送信する文書とカバーページとなる電子フォームを選択する。図 4は、Webストレージサーバ20のフォルダや送信文書を指定する処理の流れを示すフローチャートである。以下、図 4を用いて説明する。
ステップS104において、ユーザは、前記ステップS103によりブラウザで表示された文書選択画面を用いて、送信する文書とカバーページとなる電子フォームを選択する。図 4は、Webストレージサーバ20のフォルダや送信文書を指定する処理の流れを示すフローチャートである。以下、図 4を用いて説明する。
まず、ユーザは、ステップS1101において、ブラウザで表示された画面上でユーザの操作入力待ち状態となる。ここでは、文書フォルダ選択、文書リストからの文書選択、電子フォーム選択のためのフォルダ選択、電子フォーム選択、入力ボタン、実行ボタン、キャンセルボタンの各操作による入力が行われ、処理はそれぞれの入力に応じて分岐する。
まず、フォルダ選択操作があった場合、S1102において、文書フォルダか電子フォームのフォルダかを判断する。S1102の判断は、説明における便宜上の論理的に説明するため前記どちらかのフォルダ選択があったのか判断する様子を示すが、実際には、文書フォルダ選択と電子フォーム用フォルダ選択の入力コントロールはそれぞれ別途に画面上に構成されるため、文書フォルダの操作があれば処理はS1103、電子フォームフォルダの操作があれば処理がS1108へ進むことを示す。
文書フォルダへの操作があった場合、S1103で選択されたフォルダ情報を一時記憶する。次にS1104で選択された文書フォルダ内の文書リストをWebストレージサーバから取得し、再表示する。次にS1105によってフォルダの展開操作を受け付け、展開操作が無い場合、処理はS1101の入力待ちに戻る。ステップS1105でフォルダ展開操作があった場合には、S1106において文書フォルダの展開情報をWebストレージサーバから取得し、さらにS1107においてそれをブラウザ表示し、処理はS1102へ戻る。
S1102で電子フォーム用フォルダが選択された場合、処理はS1108へ進む。S1108ではS1102で選択された電子フォーム選択用のフォルダを一時記憶する。次に、S1109において、S1108で選択された電子フォームフォルダ内の電子フォームリストをWebストレージサーバから取得し、再表示する。次にS1110によって電子フォームフォルダの展開操作を受け付け、展開操作が無い場合、処理はS1101の入力待ちに戻る。ステップS1110でフォルダ展開操作があった場合には、S1111において電子フォームフォルダの展開情報をWebストレージサーバから取得し、さらにS1107においてそれをブラウザ表示し、処理はS1102へ戻る。
[文書リストの取得・表示]
S1104の文書リスト取得・表示処理は、S1103によりフォルダを選択した状態で、選択されているフォルダの文書リストを前記ネットワークインターフェース107を介して、Webストレージサーバ20とコネクションを確立し、選択されている文書フォルダ内の文書リスト情報を取得するためのHTTPリクエスト(GET)を送信する。S1104により送信したHTTPリクエストに対して、Webストレージサーバ20はS1103において選択した文書フォルダ内の文書リストを表示するコントロール(HTML)をボディ部に書き込み、HTTPレスポンスをネットワークインターフェース107に送信する。次に、CPU101によりメモリ105に展開されたHTTPレスポンスのボディ部(HTML)を抽出し、表示装置102上のブラウザに表示する。
S1104の文書リスト取得・表示処理は、S1103によりフォルダを選択した状態で、選択されているフォルダの文書リストを前記ネットワークインターフェース107を介して、Webストレージサーバ20とコネクションを確立し、選択されている文書フォルダ内の文書リスト情報を取得するためのHTTPリクエスト(GET)を送信する。S1104により送信したHTTPリクエストに対して、Webストレージサーバ20はS1103において選択した文書フォルダ内の文書リストを表示するコントロール(HTML)をボディ部に書き込み、HTTPレスポンスをネットワークインターフェース107に送信する。次に、CPU101によりメモリ105に展開されたHTTPレスポンスのボディ部(HTML)を抽出し、表示装置102上のブラウザに表示する。
[電子フォームリストの取得表示]
S1109の電子フォームリスト取得・表示処理は、S1108により電子フォーム用のフォルダを選択した状態で、前記ネットワークインターフェース107を介して、Webストレージサーバ20とコネクションを確立し、選択されている電子フォーム用フォルダ内の電子フォームリスト情報を取得するためのHTTPリクエスト(GET)を送信する。S1109により送信したHTTPリクエストに対して、Webストレージサーバ20はS1108において選択した電子フォーム用フォルダ内の電子フォームリストを表示するコントロール(HTML)をボディ部に書き込み、HTTPレスポンスをネットワークインターフェース107に送信する。次に、CPU101によりメモリ105に展開されたHTTPレスポンスのボディ部(HTML)を抽出し、表示装置102上のブラウザに表示する。
S1109の電子フォームリスト取得・表示処理は、S1108により電子フォーム用のフォルダを選択した状態で、前記ネットワークインターフェース107を介して、Webストレージサーバ20とコネクションを確立し、選択されている電子フォーム用フォルダ内の電子フォームリスト情報を取得するためのHTTPリクエスト(GET)を送信する。S1109により送信したHTTPリクエストに対して、Webストレージサーバ20はS1108において選択した電子フォーム用フォルダ内の電子フォームリストを表示するコントロール(HTML)をボディ部に書き込み、HTTPレスポンスをネットワークインターフェース107に送信する。次に、CPU101によりメモリ105に展開されたHTTPレスポンスのボディ部(HTML)を抽出し、表示装置102上のブラウザに表示する。
[文書フォルダの展開時の処理]
S1105により展開ボタンを押下した場合、ステップS1106において、CPU101は前記ネットワークインターフェース107を介して、Webストレージサーバ20とコネクションを確立し、選択した文書フォルダ以下の情報を取得するためのHTTPリクエスト(GET)を送信する。次に、S1106により送信したHTTPリクエストに対して、Webストレージサーバ20はS1101において選択したフォルダ以下のフォルダ構成を示すツリービュー(HTML)をボディ部に書き込み、HTTPレスポンスをネットワークインターフェース107に送信する。次に、CPU101によりメモリ105に展開されたHTTPレスポンスのボディ部(HTML)を抽出し、表示装置102上のブラウザに表示する。
S1105により展開ボタンを押下した場合、ステップS1106において、CPU101は前記ネットワークインターフェース107を介して、Webストレージサーバ20とコネクションを確立し、選択した文書フォルダ以下の情報を取得するためのHTTPリクエスト(GET)を送信する。次に、S1106により送信したHTTPリクエストに対して、Webストレージサーバ20はS1101において選択したフォルダ以下のフォルダ構成を示すツリービュー(HTML)をボディ部に書き込み、HTTPレスポンスをネットワークインターフェース107に送信する。次に、CPU101によりメモリ105に展開されたHTTPレスポンスのボディ部(HTML)を抽出し、表示装置102上のブラウザに表示する。
[電子フォーム用フォルダの展開時の処理]
S1110により展開ボタンを押下した場合、ステップS1111において、CPU101は前記ネットワークインターフェース107を介して、Webストレージサーバ20とコネクションを確立し、選択した電子フォームフォルダ以下の情報を取得するためのHTTPリクエスト(GET)を送信する。次に、S1111により送信したHTTPリクエストに対して、Webストレージサーバ20は、S1108において選択したフォルダ以下のフォルダ構成を示すツリービュー(HTML)をボディ部に書き込み、HTTPレスポンスをネットワークインターフェース107に送信する。次に、CPU101によりメモリ105に展開されたHTTPレスポンスのボディ部(HTML)を抽出し、表示装置102上のブラウザに表示する。
S1110により展開ボタンを押下した場合、ステップS1111において、CPU101は前記ネットワークインターフェース107を介して、Webストレージサーバ20とコネクションを確立し、選択した電子フォームフォルダ以下の情報を取得するためのHTTPリクエスト(GET)を送信する。次に、S1111により送信したHTTPリクエストに対して、Webストレージサーバ20は、S1108において選択したフォルダ以下のフォルダ構成を示すツリービュー(HTML)をボディ部に書き込み、HTTPレスポンスをネットワークインターフェース107に送信する。次に、CPU101によりメモリ105に展開されたHTTPレスポンスのボディ部(HTML)を抽出し、表示装置102上のブラウザに表示する。
S1101の入力待ち状態で文書もしくは電子フォーム選択が行われた場合、処理はS11112へ進む。この文書もしくは電子フォーム選択操作があった場合、S1112において、文書か電子フォームかを判断する。S1112の判断は、説明の便宜上のため文書か電子フォームかどちらか選択があったのか判断する様子を示すが、実際には、入力コントロールはそれぞれ別途に画面上に構成されるため、文書の操作があれば処理はS1115、電子フォームフォルダの操作があれば処理がS1113へ進むことを示す。
S1113では、電子フォームリストに表示された中から任意の電子フォームが選択される。次に、S1114においてS1113で選択された電子フォームのフォルダ、フォーム名によって構成されるパスが情報として一時記憶され、処理は入力待ちへ戻る。
S1115では、文書リストに表示された中から任意の文書が選択される。次に、S1116においてS1115で選択された文書のフォルダ、文書名によって構成されるパスが情報として一時記憶され、処理は入力待ちへ戻る。
次にS1101で各ボタン実行が行われた場合、処理はS1117へ進む。S1117では、入力、実行、キャンセルからどのボタンが実行されたか判断を行う。
[入力]ボタンが実行された場合は、処理はS1118へ進む。[実行]ボタンが実行された場合、画像送信処理が実行される。この画像送信処理については、後に図5を用いて詳細に説明する。[キャンセル]ボタンが実行された場合、文書選択画面の設定は破棄され、文書選択画面を終了し、トップページもしくはホームとなるページにブラウザ表示が切り替わる。
S1118では、電子フォーム入力画面を取得表示する。S1119では、S1118で表意された電子フォーム入力画面において、データ入力を受け付け、さらにS1120で電子フォーム入力画面で[OK]ボタンが実行された場合には入力データを一時記憶(保存)し、電子フォーム入力画面を終了し、文書選択画面に表示を切り替え入力待ち状態となる。S1120では、電子フォーム入力画面におけ[るキャンセル]処理が必要である。その場合、入力データを破棄し、文書選択画面へ表示画面を切り替える。この電子フォーム入力画面におけるキャンセル実行については、本発明の特徴上重要ではないので、フローチャートの説明を省略した。
[電子フォーム入力画面の取得・表示]
S1101により入力ボタンを押下した場合、ステップS1118において、CPU101は前記ネットワークインターフェース107を介して、Webストレージサーバ20とコネクションを確立し電子フォーム入力画面を取得するためのHTTPリクエスト(GET)を送信する。このとき、S1114で一時記憶している電子フォームの情報をWebストレージサーバに通知する。次に、S1118により送信したHTTPリクエストに対して、Webストレージサーバ20は通知された電子フォーム情報から、電子フォームのデータ入力項目のヘッダ情報を読み出し、そのヘッダ文字列とヘッダ毎の文字列入力コントロールをボディ部に書き込み、HTTPレスポンスをネットワークインターフェース107に送信する。次に、CPU101によりメモリ105に展開されたHTTPレスポンスのボディ部(HTML)を抽出し、表示装置102上のブラウザに表示する。
S1101により入力ボタンを押下した場合、ステップS1118において、CPU101は前記ネットワークインターフェース107を介して、Webストレージサーバ20とコネクションを確立し電子フォーム入力画面を取得するためのHTTPリクエスト(GET)を送信する。このとき、S1114で一時記憶している電子フォームの情報をWebストレージサーバに通知する。次に、S1118により送信したHTTPリクエストに対して、Webストレージサーバ20は通知された電子フォーム情報から、電子フォームのデータ入力項目のヘッダ情報を読み出し、そのヘッダ文字列とヘッダ毎の文字列入力コントロールをボディ部に書き込み、HTTPレスポンスをネットワークインターフェース107に送信する。次に、CPU101によりメモリ105に展開されたHTTPレスポンスのボディ部(HTML)を抽出し、表示装置102上のブラウザに表示する。
電子フォームの構成は、一般に罫線等によるオーバーレイデータと各入力欄をあわせもち、その各欄に電子的に入力データが入力されるものが多いが、本発明では、一般的な電子フォームの概念と相違なければ実施可能であるため、電子フォームに関する詳細な説明は省略する。
S1101で実行ボタン、もしくはキャンセルボタン操作が行われた場合、処理はS1117に進む。S1101での[実行]ボタンが実行された場合、MFPデバイスは、まず、送信先に送信先FAX番号が入力されているかどうか確認し、入力されている場合、文書送信実行処理を開始し、図4で説明するところの送信文書選択プロセスを一時中断する。送信先入力に関しては、必須の処理工程ではあるが、本発明の特徴においてそれ程重要ではないため、フォローチャート上の図示は省略した。S1101で、FAX番号が入力されていない場合に[実行]ボタンが実行された場合は、単に、処理はS1101に戻るが、S1101に戻る前に、ユーザにFAX番号が入力されていないことを通知するメッセージを表示する方法を実施しても良い。
S1101で[キャンセル]ボタンが実行された場合、文書選択画面での設定および電子フォーム入力画面の入力データを破棄し、トップページもしくはホームとなるページの画面表示に戻る。尚,文書選択画面、電子フォーム入力画面と各システム構成間における処理の概念は図8に示すとおりである。
[文書送信実行]
図3のS108において、ユーザは、MFPデバイスFAX装置109による文書送信を実行する。この実行は図4のS1101での[実行]ボタン操作を起点とし処理が開始される。図 5は、その処理の詳細な処理の流れを示すフローチャートである。また、図 6は、図 5におけるステップS1203のWebストレージサーバ20から送信文書を取得する処理の流れを示すフローチャートである。また、図7は図5におけるS1206のWebストレージサーバから電子フォームデータを取得する処理の流れを示すフローチャートである。以下、図 3、図 5及び図 6、図7を用いて詳細に説明する。
図3のS108において、ユーザは、MFPデバイスFAX装置109による文書送信を実行する。この実行は図4のS1101での[実行]ボタン操作を起点とし処理が開始される。図 5は、その処理の詳細な処理の流れを示すフローチャートである。また、図 6は、図 5におけるステップS1203のWebストレージサーバ20から送信文書を取得する処理の流れを示すフローチャートである。また、図7は図5におけるS1206のWebストレージサーバから電子フォームデータを取得する処理の流れを示すフローチャートである。以下、図 3、図 5及び図 6、図7を用いて詳細に説明する。
まず、ステップS1201において、S1116でMFPデバイスに一時記憶された選択文書の情報を取得する。次にS1202において選択文書の情報をWebストレージサーバ20に送信する。
Webストレージサーバ20は、MFPデバイスからの選択文書の情報を図6のS1211で受信する。次にS1212において、受信した送信文書情報、つまり選択された送信文書のパスを参照し、Webストレージサーバ20に記録される文書を読み出す。次にWebストレージサーバは、S1213において、S1212で読み出した文書をHTMLレスポンスとしてMFPデバイスに転送する。
次に図5のS1203でのMFPデバイスの処理として、S1213で転送された文書をHTMLレスポンスから読み出し、FAX送信可能な電子文書のフォーマットに展開し、メモリ105もしくは電子文書のサイズによっては大容量記憶装置106に一時記憶する。
次に、S1204においてS1114でMFPデバイスに一時記憶された選択された電子フォームの情報を取得する。次に、S1205で選択された電子フォームの情報をWebストレージサーバ20に送信する。
Webストレージサーバは20は、MFPデバイスからの電子フォーム情報を図7のS1311で受信する。次にS1312において、受信した電子フォーム情報のパスを参照し、Webストレージサーバ20に記憶される電子フォームを読み出す。Webストレージサーバでは、次にS1313において、S1312で読み出した電子フォームをHTMLレスポンスとしてMFPデバイスに転送する。
次に、S1206でのMFPデバイスの処理として、S1313で転送された電子フォームをHTMLレスポンスから読み出し、次のステップS1207において、その電子フォームと電子フォーム入力画面で入力したデータをラスタライズし、FAX送信可能なファイルフォーマットによるイメージデータへの変換を行う。このイメージがカバーページとして使用されることが本発明の最大の特徴である。
次に、S1208において、S1203で取得した文書と、S1207でイメージ化したカバーページの合成を行う。この合成プロセスで作成された文書が、送信先への送信文書となる。合成については、複数のイメージを合成するサービスを提供するオプションサービス30によって行う。この合成は、MFPデバイス内のCPU、メモリ等を利用することでも実施可能だが、本発明の目的の一つであるMFPデバイスのコンピュータ資源の節約を実施するために、MFPデバイス外部に公開されているWebサービスを利用する形態が望ましい。
次に、S1209で、文書選択画面の送信先に入力されたFAX番号を指定し、回線を接続する。
最後に、S1210において、S1208でオプションサービスから取得した送信文書の送信を行う。尚、FAX送信にかかるエラー処理等は、本発明の特徴において重要ではないため説明は省略する。
S1210で文書送信が完了した場合、MFPデバイスは、まず、S1207で接続された回線を切断し、処理はS1211へ進む。
S1211では、Webストレージサーバからフォルダとファイル名を指定するカバーページ保存画面を取得する。
[カバーページ保存画面の取得・表示]
S1210で文書送信を正常終了した場合、ステップS1211において、CPU101は前記ネットワークインターフェース107を介して、Webストレージサーバ20とコネクションを確立しカバーページ画面を取得するためのHTTPリクエスト(GET)を送信する。このとき、次に、S1211により送信したHTTPリクエストに対して、Webストレージサーバ20はWebストレージサーバ上で書込み可能なフォルダの構成を示すツリービュー、と、ファイル名入力のためのUIコントロールをボディ部に書き込み、HTTPレスポンスをネットワークインターフェース107に送信する。次に、CPU101によりメモリ105に展開されたHTTPレスポンスのボディ部(HTML)を抽出し、表示装置102上のブラウザに表示する。
S1210で文書送信を正常終了した場合、ステップS1211において、CPU101は前記ネットワークインターフェース107を介して、Webストレージサーバ20とコネクションを確立しカバーページ画面を取得するためのHTTPリクエスト(GET)を送信する。このとき、次に、S1211により送信したHTTPリクエストに対して、Webストレージサーバ20はWebストレージサーバ上で書込み可能なフォルダの構成を示すツリービュー、と、ファイル名入力のためのUIコントロールをボディ部に書き込み、HTTPレスポンスをネットワークインターフェース107に送信する。次に、CPU101によりメモリ105に展開されたHTTPレスポンスのボディ部(HTML)を抽出し、表示装置102上のブラウザに表示する。
次に、S1211で表示されるブラウザ上で、フォルダが選択され、ファイル名が入力され、[OK]実行による選択および入力の確定が実行された場合、次にS1212でカバーページをカバーページ保存の画面で選択されたフォルダに入力されたファイル名による保存を行う。このステップS1212では、CPU101は前記ネットワークインターフェース107を介して、該Webストレージサーバ20とコネクションを確立し、S1207により作成されたカバーページ、及びS1211のカバーページ保存画面で指定された保存場所をHTTPリクエスト(POST)のボディ部に書き込み送信する。次にWebストレージサーバ20はS1212により得られたHTTPリクエストのボディ部を解析して、カバーページ選択画面でユーザが指定した保存場所に従い、カバーページを保存する。
最後に、処理は図4で説明したS1101の操作入力待ち状態へ戻る。
以上が、本発明の実施例に関する詳細説明である。
Claims (2)
- コピー機能、FAX機能、プリンタ機能のほかにブラウザ機能を有するMFPデバイスと、文書管理システムであるWebストレージサーバと、WebストレージサーバおよびMFPデバイスと連携し、任意のサービス機能を提供するオプションサービスが、LAN/インターネットを介して接続された環境下において行われる文書送信方法において、
MFPデバイスのブラウザ画面で、Webストレージサーバが保有するトップページを表示するためのURL入力等を行う初期画面が表示されるステップと、その初期画面においてWebストレージサーバの保有するトップページのURLが入力された場合、そのトップページがMFPデバイスのブラウザに表示されるステップと、次に、このトップページで文書送信をするための操作を行うUser Interface(以下、UI)が表示されるステップと、そこで、ユーザの実行開始の操作を起点とし、MFPデバイスはMFPデバイスから文書送信処理を開始することをWebストレージサーバに通知するステップとを有し、更に
その通知を受けたWebストレージサーバがMFPデバイスのブラウザに表示するHTMLによるUI画面をロードするステップと、このUI画面とは、Webストレージサーバで文書管理・保存されている文書の中からユーザが送信したい文書が保存されているフォルダとその文書を選択するためのUIコントロール、Webストレージサーバに保存されているカバーページの雛型である電子フォームを選択するUIコントロール、MFPデバイスのブラウザ画面で電子フォームに必要事項を入力するためのページを開く電子フォーム入力ボタンコントロール、電子フォームを画像化したデータをカバーページとして前記送信所望の文書と合成し、送信文書とする処理モードであることをユーザに提示するUIコントロール、更に文書送信する際の送信先のIDを指定するためのUIコントロール、そして文書送信開始や処理のキャンセル終了を実行するためのUIのボタンコントロールがHTMLの記述によって構成されるステップを有し、
また、前記MFPデバイスのブラウザ画面で選択された電子フォームに必要事項を入力するためのページを画面表示するステップと、次に、MFPデバイスのブラウザ機能にWebストレージサーバが作成したHTMLによる前記送信文書選択のための画面を表示するステップと、その文書選択画面上におけるユーザによるフォルダ選択と文書選択、電子フォーム入力操作、および文書送信開始操作によって、MFPデバイスによる文書送信処理を開始するステップとを備え、
さらに、その文書送信処理では、まず、MFPデバイスのコントローラ部が、電子フォームをオーバーレイとし、電子フォーム入力画面で入力されたデータと電子フォームによるカバーページを生成するステップと、次に、UI上で選択された文書がWebストレージサーバからMFPデバイスにダウンロードされるステップと、そして、前記電子フォームと電子フォームへの入力データによって作成するイメージをカバーページとし、Webストレージサーバから取得した文書をカバーページ以降のページとして一つの送信文書として合成するステップと、
最終的に、UIコントロールで指定された送信先へ、合成した送信文書を送信し、更に、電子フォームと入力データによって作成したカバーページをイメージデータとしてWebストレージサーバの任意のフォルダに保存するステップを有することを特徴する文書送信方法。 - 請求項1に述べた文書送信方法における一連の処理によって、スキャンしたカバーページとWebストレージサーバから取得した文書を合成して送信するステップと、送信後にカバーページをイメージデータとしてWebストレージサーバに保存するステップとを更に有することを特徴とする請求項1に記載の文書送信方法。
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2005
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