JP2007115836A - 半導体デバイスの検査方法及び検査装置並びに検査システム - Google Patents

半導体デバイスの検査方法及び検査装置並びに検査システム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の半導体デバイスの検査を行う場合に、検査時間の短縮を図る。
【解決手段】検査装置30は、半導体ウエハ10に形成された半導体デバイスとしての固体撮像素子の電気的特性を検査する。検査装置30は、プローバ32と照明部34とを制御して検査結果を取得するテスタ36を有する。テスタ36は、複数の検査項目が所定の順序で設定されたテストパターンに従って各検査項目に応じた測定を行い、その測定結果の良否を測定結果判定部60で判定することによって、固体撮像素子の不良の有無を検査する。テスタ36に設けられた検査順序設定部62は、複数の固体撮像素子を検査することによって得られた複数の検査結果を基に、検査項目毎の不良率を算出して、この不良率の高い順に各検査項目の検査順序を並べ替え、テストパターンを再設定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数の検査項目が所定の順序で設定されたテストパターンに従って半導体デバイスの電気的特性にかかる検査を順次実施する検査方法、及びこの検査方法を利用した検査装置と検査システムとに関するものである。
半導体デバイスの製造においては、ウエハに成形された状態、もしくはウエハから個別のダイに切り出されたチップの状態などで電気的特性を検査する検査工程が行われている(例えば、特許文献1参照)。これらの検査工程では、プローバと呼ばれる装置にプローブカードを装着し、このプローブカードに設けられているプローブピンを半導体デバイスの電極に接触させる。そして、このプローブピンを介して前記電極から電気信号を入力することによって、半導体デバイスの電気的特性を検査する。
検査工程には、条件などが異なる複数の検査項目が設定されており、前記プローバを含む検査装置は、予め決められた順序に従って各検査を実施していく。また、検査装置は、各検査項目が終了する毎に、その検査結果の良否の判定を行い、全ての検査項目が正常と判定された時点、もしくは、いずれかの検査項目が不良と判定された時点で、その半導体デバイスに対する検査を終了する。
特開2002−217253号公報
ところで、同一ウエハ内の半導体デバイスや、同一ロットの半導体デバイスでは、同じ検査項目で不良が表れることが多い。このため、複数の半導体デバイスの検査を行う場合に、各検査項目の終わりの方に不良率の高い検査項目があると、不良を検出するまでに時間が掛かってしまい、検査時間を無意味に費やしてしまうということがあった。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであって、複数の半導体デバイスの検査を行う場合に、検査時間の短縮を図ることを目的とする。
上記課題を達成するため、本発明の検査方法は、半導体デバイスと電気的に接続し、複数の検査項目が所定の順序で設定されたテストパターンに従って、前記半導体デバイスの電気的特性にかかる検査を順次実施し、前記各検査項目毎に良否の判定を行って、全ての検査項目について正常と判定されるか、あるいはいずれかの前記検査項目で異常が判定された時点で、その半導体デバイスに対する検査を終了し、前記各検査項目の異常の有無を検査結果として取得する際に、複数の前記半導体デバイスを検査することによって得られた複数の前記検査結果を基に、不良の発生頻度を示す不良率を前記検査項目毎に算出し、前記不良率の高い順に前記各検査項目を並べ替えて前記テストパターンを再設定し、この再設定された前記テストパターンに従って、以降の前記半導体デバイスに対する検査を実施することを特徴とする。
なお、前記テストパターンを、前記半導体デバイスに付与される検査条件が同じ前記検査項目毎に大項目として一まとめにし、前記各検査項目毎の前記不良率を基に前記各大項目の前記不良率を算出して、この不良率の高い順に前記各大項目を並べ替えた後、前記各大項目に含まれる前記各検査項目を前記不良率の高い順に並べ替えて前記テストパターンを再設定することが好ましい。
また、本発明の検査装置は、半導体デバイスと電気的に接続する接続部と、複数の検査項目が所定の順序で設定されたテストパターンに従って、前記半導体デバイスの電気的特性にかかる検査を順次実施するとともに、前記各検査項目毎に良否の判定を行って、全ての前記各検査項目について正常と判定されるか、あるいはいずれかの前記検査項目で異常が判定された時点で、その半導体デバイスに対する検査を終了することにより、前記各検査項目の異常の有無を検査結果として取得するテスタとを備え、複数の前記半導体デバイスを検査することによって得られた複数の前記検査結果を基に、不良の発生頻度を示す不良率を前記検査項目毎に算出して、前記不良率の高い順に前記各検査項目を並べ替えることにより前記テストパターンを再設定する検査順序設定手段を、前記テスタに設けたことを特徴とする。
さらに、前記接続部は、前記半導体デバイスに形成された電極に接触して前記半導体デバイスとの導通を得るプローブピンが設けられたプローブカードであることが好ましい。
なお、前記テストパターンを、前記半導体デバイスに付与される検査条件が同じ前記検査項目毎に大項目として一まとめにし、前記検査順序設定手段は、前記各検査項目毎の前記不良率を基に前記各大項目の前記不良率を算出して、この不良率の高い順に前記各大項目を並べ替えた後、前記各大項目に含まれる前記各検査項目を前記不良率の高い順に並べ替えて前記テストパターンを再設定することが好ましい。
また、前記半導体デバイスは、入射光量に応じた電荷を出力する複数の受光素子がマトリクス状に配列された受光面を有する固体撮像素子であって、前記検査時に前記受光面に照射光を入射させる照明部が設けられていることが好ましい。
さらに、本発明の検査システムは、半導体デバイスと電気的に接続する接続部と、複数の検査項目が所定の順序で設定されたテストパターンに従って、前記半導体デバイスの電気的特性にかかる検査を順次実施するとともに、前記各検査項目毎に良否の判定を行って、全ての前記各検査項目について正常と判定されるか、あるいはいずれかの前記検査項目で異常が判定された時点で、その半導体デバイスに対する検査を終了することにより、前記各検査項目の異常の有無を検査結果として取得するテスタとを備えた複数の検査装置と、前記各検査装置の前記検査結果を記憶するデータベースと、前記各検査装置と前記データベースとの相互通信を可能にするネットワークとからなり、前記データベースは、複数の前記半導体デバイスを検査することによって得られた複数の前記検査結果を基に、不良の発生頻度を示す不良率を前記検査項目毎に算出して、前記不良率の高い順に前記各検査項目を並べ替えることにより前記テストパターンを再設定する検査順序設定手段を有し、前記各検査装置は、前記検査順序設定手段が設定した前記テストパターンに従って前記検査を実施することを特徴とする。
本発明では、複数の半導体デバイスを検査することによって得られた複数の検査結果を基に、不良の発生頻度を示す不良率を検査項目毎に算出し、この不良率の高い順に各検査項目を並べ替えてテストパターンを再設定し、この再設定されたテストパターンに従って、以降の半導体デバイスに対する検査を実施するようにした。これにより、不良率の高い検査項目から順に検査が行われるようになるので、不良を検出するまでの時間を短縮して検査時間の短縮を図ることができる。
図1は、検査対象となる半導体ウエハ10の外観形状を示す斜視図である。半導体ウエハ10は、円柱状のインゴットをスライスして成形されるものであり、薄い円板状の外観をなしている。半導体ウエハ10の直径は、例えば、120〜300mm程度であり、その厚さは、例えば、30〜300μm程度である。また、半導体ウエハ10の材料には、例えば、シリコン(Si)、ゲルマニウム(Ge)、ガリウムヒ素(GaAs)などが用いられる。これら半導体ウエハ10の直径、厚さ、材料などは、例えば、半導体ウエハ10に形成されるデバイスの種類などに応じて決められる。
半導体ウエハ10には、所定のダイサイズに定められた複数の固体撮像素子(半導体デバイス)12が形成されている。各固体撮像素子12は、例えば、マトリクス状に配列された複数の受光素子と、これらの受光素子に蓄積された電荷を水平及び垂直方向に転送する電荷結合素子とからなるCCDイメージセンサであり、各受光素子の上には、RGBのカラーフィルタやマイクロレンズなどが積層される。各固体撮像素子12は、半導体ウエハ10の状態で種々の検査が行われた後にダイシングされ、個々の半導体チップに切り分けられる。なお、図1では、見やすくするために各固体撮像素子12を大きめに記載しているが、周知のように、1枚の半導体ウエハ10には、数百単位の固体撮像素子12が成形される。
図2は、固体撮像素子12の外観形状を示す斜視図である。固体撮像素子12は、半導体ウエハ10に略正方形状に成形される。この固体撮像素子12の上面中央には、入射光量に応じた電荷を出力する複数の受光素子がマトリクス状に配列された受光面14が形成されている。また、固体撮像素子12の外縁付近には、外部機器などとの電気的な接続に使用され、信号や電源の入出力端子となる複数の電極16が設けられている。
図3は、半導体ウエハ10に形成された各固体撮像素子12の電気的特性を検査する検査装置30の構成を概略的に示す説明図である。検査装置30は、半導体ウエハ10が着脱自在にセットされるプローバ32と、このプローバ32にセットされた半導体ウエハ10に向けて照明光Lを照射する照明部34と、プローバ32と照明部34とを制御して各固体撮像素子12の検査結果を取得するテスタ36とから構成されている。
プローバ32は、半導体ウエハ10がセットされるウエハテーブル40と、セットされた半導体ウエハ10を挟むようにウエハテーブル40と対向して設けられたプローブカード(接続部)42とを有している。プローブカード42には、1つの固体撮像素子12に含まれる各電極16のそれぞれに対応した複数のプローブピン44が設けられている。プローブカード42は、これらの各プローブピン44を各電極16に接触させることによって、固体撮像素子12との導通を得る。また、プローブカード42は、テスタ36と電気的に接続されており、各プローブピン44を介してテスタ36からの電力や制御信号などを固体撮像素子12に供給するとともに、固体撮像素子12からの出力信号をテスタ36に送る。
このように、プローブカード42は、半導体ウエハ10に形成された複数の固体撮像素子12に対して個別にアクセスし、種々の電気信号の送受を行うことによって各固体撮像素子12の電気的特性の測定を可能にする。また、プローブカード42の中央には、各プローブピン44を接触させた検査すべき固体撮像素子12の受光面14に、照明部34からの照明光Lを入射させる開口42aが形成されている。なお、プローバ32は、照明光L以外の光(例えば、太陽光や室内光など)が受光面14に入射しないように遮光されていることが好ましい。
ウエハテーブル40には、移動機構46と、昇降機構48とが接続されている。移動機構46は、図中左右方向と、紙面に直行する方向との2方向にウエハテーブル40を水平移動させる。また、移動機構46は、テスタ36に電気的に接続されている。テスタ36は、移動機構46に駆動信号を送信してウエハテーブル40を水平移動させることにより、セットされた半導体ウエハ10内の所望の固体撮像素子12とプローブカード42との位置合わせを行う。一方、昇降機構48は、図中上下方向にウエハテーブル40を昇降移動させる。この昇降機構48も同様にテスタ36に接続されており、テスタ36からの駆動信号に応じて固体撮像素子12の各電極16と各プローブピン44とが接触する検査位置(図3に示す位置)と、各電極16と各プローブピン44との接触が解除された退避位置との間でウエハテーブル40を移動させる。テスタ36は、例えば、半導体ウエハ10をウエハテーブル40にセットする際や、移動機構46を駆動して半導体ウエハ10の位置を調整する際などにウエハテーブル40を退避位置に移動させ、プローブピン44が受光面14などを傷付けることを防止する。
なお、移動機構46や昇降機構48には、モータ、ギア、ベルトなどからなる周知の機構を用いればよい。また、各固体撮像素子12の向きが、半導体ウエハ10内で揃えられていない場合には、移動機構46、昇降機構48に加えて、各電極16と各プローブピン44との位置関係を合わせるように半導体ウエハ10を回転させる回転機構を設けるようにしてもよい。
照明部34は、照明光Lを照射する光源50と、この光源50に電力を供給するドライバ52と、照明光Lの一部を受光して、その光量に応じた電圧を出力する光センサ54と、半導体ウエハ10に照射される照明光Lの光量を調節する絞り機構56とから構成されている。
光源50は、検査すべき固体撮像素子12の受光面14に照明光Lが入射されるように、プローブカード42の開口42aの鉛直上に配置されている。この光源50には、検査に必要な光量や波長の照明光Lを照射できるものであれば、例えば、LEDやLD、及び種々の電球など、如何なるタイプの光源を用いてもよい。また、複数種類の光源を予め設けておき、検査項目に応じて適切な光源に切り替るようにしてもよい。
ドライバ52には、テスタ36と光センサ54とが接続されている。ドライバ52は、テスタ36からの指示に応じて光源50に電圧を印加し、照明光Lを点灯させる。また、ドライバ52は、光センサ54の出力電圧に応じて光源50への印加電圧にフィードバックをかけ、照明光Lの光量が一定となるように制御する。光センサ54の出力電圧は、照明光Lの光量に応じたものであるから、具体的には、光センサ54の出力電圧が一定となるように光源50への印加電圧を制御すればよい。
絞り機構56の中央部には、絞り開口56aが形成されている。絞り機構56は、この絞り開口56aの面積を変化させることによって、半導体ウエハ10に照射される照明光Lの光量を調節する。図4(a)に示すように、絞り機構56は、くの字状の切り欠きを互いに対向させて配置された一対の絞り板58a、58bによって構成されている。各絞り板58a、58bには、それぞれ図示を省略したスライド移動機構が接続されている。各スライド移動機構は、テスタ36からの指示の応じて各絞り板58a、58bを図中矢線で示す方向に移動させる。なお、スライド移動機構には、ラックアンドピニオンなどの周知の機構を用いればよい。
各絞り板58a、58bが、互いに離れる方向に移動すると、図4(b)に示すように、絞り開口56aの面積が広がる。反対に、各絞り板58a、58bが、互いに近づく方向に移動すると、図4(c)に示すように、絞り開口56aの面積が狭まる。絞り機構56は、このように絞り開口56aの面積を変えて照明光Lの光量を調節する。なお、絞り機構56は、絞り開口56aがなくなるまで各絞り板58a、58bを近づけることにより、照明光Lを完全に遮光することもできる。
テスタ36は、検査を行う際、移動機構46と昇降機構48とを駆動して固体撮像素子12とプローブカード42との位置を合わせた後、光源50を点灯させて照明光Lを受光面14に入射させ、その際の固体撮像素子12からの出力信号を測定する。テスタ36は、この測定結果の良否を判定することによって固体撮像素子12の不良の有無を調べる。また、テスタ36は、照明光Lの光量などといった検査条件を変化させながら、各固体撮像素子12に対して種々の検査を行う。テスタ36が行う検査項目としては、例えば、各受光素子の欠陥に起因する点キズや、各垂直転送路の欠陥に起因する線キズ、及びカラーフィルタの膜厚差にともなう感度ムラ、さらには受光面14の中心部と周辺部とで出力信号レベルに差が生じるシェーディング特性などがある。これらの検査項目は、図5に示すように、固体撮像素子12に付与される検査条件が同一のもの毎に一まとめにされている。
各検査項目は、例えば、照明光Lの光量が高い検査、照明光Lの光量が中程度の検査、照明光Lを遮光した暗時の検査などのように分けられ、さらに各光量に合わせた検査が個別に設定される。また、テスタ36は、これらの各検査項目が所定の順序で設定されたテストパターン(図5参照)に従って各検査を実施していく。なお、これ以降、検査条件が同一のもの毎に一まとめにされた部分を大項目BI、大項目BI毎に個別に設定された各検査項目を小項目LIと称す。
テスタ36には、測定結果判定部60と検査順序設定部(検査順序設定手段)62とが設けられている。測定結果判定部60は、検査の際に取得される各固体撮像素子12の出力信号と、予め小項目LI毎に設定された判定基準とを比較して、各小項目LI毎に測定結果の良否を判定する。テスタ36は、測定結果判定部60が全ての検査項目を正常と判定した際に、その固体撮像素子12を良品と判断する。一方、テスタ36は、いずれかの検査項目において測定結果判定部60が不良を判定した時点で、その固体撮像素子12に対する検査を終了し、その固体撮像素子12を不良品と判断する。テスタ36は、このように各固体撮像素子12の不良の有無を検査結果として取得し、図示を省略したメモリなどに検査結果を記憶する。また、不良が有る際には、その不良が発生した検査項目を検査結果と合わせて記憶する。なお、不良品と判断された固体撮像素子12は、例えば、マーキングや予め付与されたIDなどによって管理され、ダイシングの後に廃棄される。
検査順序設定部62は、1枚の半導体ウエハ10に含まれる各固体撮像素子12の検査が終了した際に、測定結果判定部60の判定結果に基づいて各大項目BIの不良率を算出し、不良率の高い順に各大項目BIの順序を並べ替える。不良率は、検査回数に対する不良の発生頻度を示すものであって、例えば、各検査項目毎に、不良と判定された固体撮像素子12の数を、検査した固体撮像素子12の総数で割って算出すればよい。また、検査順序設定部62は、各大項目BIに設定された各小項目LIについても不良率の算出を行い、各大項目BI内の各小項目LIの順序も不良率の高い順に並べ替える。すなわち、検査順序設定部62は、以降の半導体ウエハ10の検査を行う際に、不良率の高かった検査項目から順に検査が行われるように、各大項目BI、及び各小項目LIの順序を並べ替える。
次に、図6、及び図7に示すフローチャートを参照しながら、大項目BI、及び小項目LIが、それぞれ3つずつ設定されている場合を例に、上記構成による検査装置30の作用について説明する。半導体ウエハ10に形成された各固体撮像素子12の検査を行う際には、半導体ウエハ10をウエハテーブル40にセットし、テスタ36に検査の実行を指示する。
実行を指示されたテスタ36は、所定の固体撮像素子12とプローブカード42とが対面するようにウエハテーブル40の移動機構46を駆動し、半導体ウエハ10の位置合わせを行う。半導体ウエハ10の位置を合わせたテスタ36は、昇降機構48を駆動させてウエハテーブル40を検査位置にセットし、プローブカード42の各プローブピン44と、固体撮像素子12の各電極16とを接触させる。各プローブピン44と各電極16とを接触させたテスタ36は、図7に示すように、予めテストパターンに設定された順序に従って3つの大項目BIのそれぞれに設定された3つの小項目LIの各検査を順次実施していく。
テスタ36は、各小項目LIの検査を実施する毎に、取得した測定結果を測定結果判定部60に入力し、測定結果の良否を判定させる。測定結果判定部60で全ての検査項目が正常と判定された固体撮像素子12は、良品として扱われる。一方、測定結果判定部60でいずれかの検査項目に不良があると判定された固体撮像素子12は、不良品として扱われる。また、テスタ36は、測定結果判定部60が不良を判定した時点で、その固体撮像素子12への検査を終了する。なお、図7では省略したが、各大項目BIの最初の小項目LIが行われる前には、例えば、照明光Lの光量などといった各大項目BI毎の検査条件が設定される。
1つの固体撮像素子12に対する検査が終了すると、テスタ36は、昇降機構48を駆動してウエハテーブル40を退避位置に移動させ、各プローブピン44と各電極16との接触を解除させるとともに、移動機構46を駆動して次の固体撮像素子12とプローブカード42との位置を合わせる。位置合わせを行ったテスタ36は、再び昇降機構48を駆動してウエハテーブル40を検査位置に移動させ、次の固体撮像素子12の検査を開始する。テスタ36は、このように位置を合わせながら半導体ウエハ10に含まれる全ての各固体撮像素子12に対して検査を行う。
全ての各固体撮像素子12を検査したテスタ36は、取得した各固体撮像素子12の検査結果を基に、各大項目BIと、各大項目BI内の各小項目LIとの不良率を検査順序設定部62に算出させる。各不良率を算出した検査順序設定部62は、各大項目BIの順序を不良率の高い順に並べ替えるとともに、各大項目BI内の各小項目LIの順序を不良率の高い順に並べ替える。
例えば、図7に示す順序で1枚の半導体ウエハ10の検査を行った結果、各大項目BIの不良率が、検査3>検査1>検査2の順であり、各小項目LIの不良率が、検査1では、検査1−3>検査1−2、検査1−1、検査2では、検査2−1>検査2−3>検査2−2、検査3では、検査3−2>検査3−3>検査3−1の順であったとする。この際、検査順序設定部62は、図8に示すように、各検査項目の順序を並べ替え、テストパターンを再設定する。テスタ36は、次の半導体ウエハ10がウエハテーブル40にセットされた際に、この再設定された順序に従って各固体撮像素子12の検査を行う。なお、2枚目以降の半導体ウエハ10の検査を行う際には、各半導体ウエハ10の検査が終了する毎に各不良率の平均を取るなどして、検査結果を随時テストパターンに反映させていくようにしてもよいし、1枚目の半導体ウエハ10の検査結果に基づいて再設定されたテストパターンの順序に従って以降の検査を行うようにしてもよい。
このようにテストパターンを再設定することにより、不良率の高い検査項目から順に検査が行われるようになる。固体撮像素子12などの半導体デバイスでは、同一ロットのデバイスで同じ検査項目に不良が表れることが多いため、上述のように並べ替えを行うことによって不良を早期に検出することができ、検査時間を短縮して検査効率を向上させることができる。
なお、上記実施形態では、1枚の半導体ウエハ10の検査が終了した際にテストパターンの再設定を行うようにしているが、再設定を行うタイミングは、これに限るものではない。例えば、所定数の固体撮像素子12の検査が終了した後、各検査結果から各検査項目の不良率を算出し、1枚の半導体ウエハ10の中でテストパターンの再設定を行うようにしてもよい。
また、上記実施形態では、各検査項目を大項目BIと小項目LIとに分類して、検査順序設定部62に各大項目BIと各小項目LIとの順序の並べ替えを行わせているが、これに限ることなく、例えば、各大項目BIの順序のみを並べ替えるものでもよいし、大項目BI毎に設定された各小項目LIの順序のみを並べ替えるものでもよい。さらには、各検査項目を大項目BIと小項目LIとに分類することなく、任意に設定された複数の検査項目の並べ替えを行って、テストパターンを再設定するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態では、1台の検査装置30に本発明を適用した例を示したが、複数台の検査装置を用いて複数の半導体ウエハ10の検査を同時に処理していく検査システムに本発明を適用してもよい。図9は、検査システム100の構成を概略的に示す説明図である。検査システム100は、複数台(本例では3台)の検査装置110と、各検査装置110の検査結果などを記憶するデータベース120と、各検査装置110とデータベース120との相互通信を可能にするネットワーク130とから構成されている。
各検査装置110には、プローバ112と照明部114とテスタ116とが設けられている。なお、各検査装置110の構成は、図3に示すものと同様であるから、詳細な説明は省略する。各検査装置110のテスタ116は、プローバ112と照明部114とを制御して半導体ウエハ10に形成された各固体撮像素子12の検査を行った後、ネットワーク130を介して取得した各検査結果をデータベース120に送信する。
データベース120には、各検査装置110からの検査結果や、データベース120の制御プログラム、及びテストパターンなどを記憶するメモリ122と、メモリ122から制御プログラムを読み出し、これに基づいてデータベース120の各部を統括的に制御する制御部124と、メモリ122に記憶された各検査結果に基づいて各検査項目の不良率を算出し、不良率の高い順に各検査項目の順序を並べ替えてテストパターンを再設定する検査順序設定部126とが設けられている。
制御部124は、例えば、各検査装置110から所定数の検査結果が送られてきた際に、それらの各検査結果をメモリ122から検査順序設定部126に送り、テストパターンの再設定を行わせる。テストパターンを再設定した制御部124は、そのテストパターンを各検査装置110に送信する。各検査装置110のテスタ116は、データベース120から受け取ったテストパターンに従って、以降の固体撮像素子12の検査を行う。このように検査システム100を構成することにより、前記検査装置30と同様に、不良を早期に検出して検査時間の短縮を図ることができる。なお、この検査システム100が検査順序の並べ替えに利用する検査結果は、複数の検査装置110から取得されるものでもよいし、1つの検査装置110から取得されるものでもよい。さらには、メモリ122に記憶された過去の検査結果を利用するようにしてもよい。
なお、上記各実施形態では、半導体デバイスとしての固体撮像素子12を半導体ウエハ10の状態で検査装置30、110にセットして検査する例を示したが、セットされる半導体デバイスの状態は、これに限ることなく、例えば、半導体ウエハがダイシングされた半導体チップの状態でもよいし、セラミックや樹脂などにパッケージングされた状態でもよい。
また、上記各実施形態では、半導体デバイスとして固体撮像素子12を示したが、検査される半導体デバイスは、これに限ることなく、他の如何なる半導体デバイスであってもよい。
半導体ウエハの外観形状を示す斜視図である。 固体撮像素子の外観形状を示す斜視図である。 検査装置の構成を概略的に示す説明図である。 絞り機構の構成を概略的に示す説明図である。 大項目と小項目との各検査項目の概念を示す説明図である。 検査の全体的な手順を示すフローチャートである。 テストパターンの一例を示すフローチャートである。 再設定後のテストパターンの一例を示すフローチャートである。 検査システムの構成を概略的に示す説明図である。
符号の説明
10 半導体ウエハ
12 固体撮像素子(半導体デバイス)
14 受光面
16 電極
30 検査装置
32 プローバ
34 照明部
36 テスタ
40 ウエハテーブル
42 プローブカード(接続部)
44 プローブピン
60 測定結果判定部
62 検査順序設定部(検査順序設定手段)
100 検査システム
110 検査装置
120 データベース
126 検査順序設定部(検査順序設定手段)
130 ネットワーク

Claims (7)

  1. 半導体デバイスと電気的に接続し、
    複数の検査項目が所定の順序で設定されたテストパターンに従って、前記半導体デバイスの電気的特性にかかる検査を順次実施し、
    前記各検査項目毎に良否の判定を行って、全ての前記各検査項目について正常と判定されるか、あるいはいずれかの前記検査項目で異常が判定された時点で、その半導体デバイスに対する検査を終了し、
    前記各検査項目の異常の有無を検査結果として取得する検査方法において、
    複数の前記半導体デバイスを検査することによって得られた複数の前記検査結果を基に、不良の発生頻度を示す不良率を前記検査項目毎に算出し、
    前記不良率の高い順に前記各検査項目を並べ替えて前記テストパターンを再設定し、
    この再設定された前記テストパターンに従って、以降の前記半導体デバイスに対する検査を実施することを特徴とする検査方法。
  2. 前記テストパターンは、前記半導体デバイスに付与される検査条件が同じ前記各検査項目を大項目として一まとめにしており、
    前記各検査項目毎の前記不良率を基に前記各大項目の前記不良率を算出して、この不良率の高い順に前記各大項目を並べ替えた後、
    前記各大項目に含まれる前記各検査項目を前記不良率の高い順に並べ替えて前記テストパターンを再設定することを特徴とする請求項1記載の検査方法。
  3. 半導体デバイスと電気的に接続する接続部と、
    複数の検査項目が所定の順序で設定されたテストパターンに従って、前記半導体デバイスの電気的特性にかかる検査を順次実施するとともに、前記各検査項目毎に良否の判定を行って、全ての前記各検査項目について正常と判定されるか、あるいはいずれかの前記検査項目で異常が判定された時点で、その半導体デバイスに対する検査を終了することにより、前記各検査項目の異常の有無を検査結果として取得するテスタとを備えた検査装置において、
    複数の前記半導体デバイスを検査することによって得られた複数の前記検査結果を基に、不良の発生頻度を示す不良率を前記検査項目毎に算出して、前記不良率の高い順に前記各検査項目を並べ替えることにより前記テストパターンを再設定する検査順序設定手段を、前記テスタに設けたことを特徴とする検査装置。
  4. 前記接続部は、前記半導体デバイスに形成された電極に接触して前記半導体デバイスとの導通を得るプローブピンが設けられたプローブカードであることを特徴とする請求項3記載の検査装置。
  5. 前記テストパターンは、前記半導体デバイスに付与される検査条件が同じ前記各検査項目を大項目として一まとめにしており、
    前記検査順序設定手段は、前記各検査項目毎の前記不良率を基に前記各大項目の前記不良率を算出して、この不良率の高い順に前記各大項目を並べ替えた後、前記各大項目に含まれる前記各検査項目を前記不良率の高い順に並べ替えて前記テストパターンを再設定することを特徴とする請求項3又は4記載の検査装置。
  6. 前記半導体デバイスは、入射光量に応じた電荷を出力する複数の受光素子がマトリクス状に配列された受光面を有する固体撮像素子であって、
    前記検査時に前記受光面に照明光を入射させる照明部が設けられていることを特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載の検査装置。
  7. 半導体デバイスと電気的に接続する接続部と、複数の検査項目が所定の順序で設定されたテストパターンに従って、前記半導体デバイスの電気的特性にかかる検査を順次実施するとともに、前記各検査項目毎に良否の判定を行って、全ての前記各検査項目について正常と判定されるか、あるいはいずれかの前記検査項目で異常が判定された時点で、その半導体デバイスに対する検査を終了することにより、前記各検査項目の異常の有無を検査結果として取得するテスタとを備えた複数の検査装置と、
    前記各検査装置の前記検査結果を記憶するデータベースと、
    前記各検査装置と前記データベースとの相互通信を可能にするネットワークとからなる検査システムにおいて、
    前記データベースは、複数の前記半導体デバイスを検査することによって得られた複数の前記検査結果を基に、不良の発生頻度を示す不良率を前記検査項目毎に算出して、前記不良率の高い順に前記各検査項目を並べ替えることにより前記テストパターンを再設定する検査順序設定手段を有し、
    前記各検査装置は、前記検査順序設定手段が設定した前記テストパターンに従って前記検査を実施することを特徴とする検査システム。
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