JP2007115386A - 光ディスク記録再生装置、光ディスク記録再生方法、及び光記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】システムコントローラ21と、記録/再生を行う記録再生回路22と、光ピックアップ23と、システムコントローラ21の制御プログラムが格納されたプログラムメモリ24と、DVD−RWディスク30へ記録及び再生するデータを一時的に保持するデータメモリ25と、内部バス26と、上位装置10と内部バス26のインターフェースを行うIF27と、記録状態検出回路28から構成される光情報記録装置において、記録前に通常のDC消去の約1.5〜3倍の消去パワーでDC消去を行なうことにより安定記録を可能とする。
【選択図】図1
Description
以下にそのDVD−RWディスクの構造を説明する。なお以降は、このDVD−RWディスクを単にディスクと呼ぶこととする。
[単層ディスクの構造]
図14(A)は記録層が単層のディスクの断面構造を模式的に示したものである。ディスク100は、内周から外周へ向かって、パワーキャリブレーション領域(Power Calibration Area:PCA)101、記録管理領域(Recording Management Area:RMA)102、リードイン領域(Lead In)103、データ領域(Data Area)104、リードアウト領域(Lead Out)105に分割されている。
データ領域104は、ユーザーデータが記録される領域である。リードイン領域103とリードアウト領域105とは、データ領域104にアクセスする際の、記録・再生ヘッド(光ピックアップ)のオーバーランに備える緩衝領域である。
[片面二層ディスクの構造]
次に、片面に二層の記録層を有するディスクの構造を説明する。図16はこの片面二層ディスクの断面構造を模式的に示したものである。同図に示すように、片面二層ディスク30は、一層目記録層301と二層目記録層302とが、記録再生時に照射される光ビーム402の光軸方向に積層されている。光ビーム402は、対物レンズ401によって一層目記録層301に集光されるか、又は一層目記録層301を透過して二層目記録層302に集光される。
二層の記録層のうち、一層目記録層301のデータ領域314にユーザーデータを記録する場合は、その記録の前に、一層目記録層301のPCA領域311でOPCを行い、二層目記録層302のデータ領域324にユーザーデータを記録する場合は、その記録の前に、二層目記録層302のPCA領域321でOPCを行う。 PCA領域311及び321でそれぞれ行なわれるOPCのための試し書きの順序は、図17に示すように決められている。すなわち、一層目記録層301のPCA領域311への試し書きは、外周側の領域境界から内周方向へ、1,2,3,・・・の順に試し書きを行っていく。一方、二層目記録層302のPCA領域321については、内周側の領域境界から外周方向へ、1,2,3,・・・の順に試し書きを行っていく。なお、二層目記録層302のPCA領域321に試し書きする場合、その試し書きするための光ビームが入射する領域に位置する一層目記録層301のPCA領域311は未記録のままとすることが決められている。従って、それぞれの記録層でOPCのための試し書きを繰り返していき、PCA領域311の記録済み領域とPCA領域321の記録済み領域とのディスクの半径方向の距離が接近してきて、その距離がある程度以下になると、それ以降は、二層目記録層302に対するOPCを行うことが出来なくなる。但し、DVD−RWディスクは書き換え可能な媒体であるため、このような事態になった場合には、PCA領域321の記録済み領域に書き込まれたデータを消去して未記録状態に戻すことで、再度OPCを行なうことが可能になる。
(1)多層の記録層を有し、この各層毎にユーザーデータを記録/再生するデータ記録領域と最適記録パワーを求めるためにテスト信号を記録/再生する試し書き領域とが設定されている書き換え可能な光ディスクに対して、光ピックアップから照射されるレーザ光を用いて記録/再生を行う光ディスク記録再生装置において、
所定記録パワー及び第1の所定消去パワーを用いて変調制御されたレーザ光によって、前記光ディスクの多層の記録層のうち、前記光ピックアップに最も近い記録層である第1記録層における前記データ領域にユーザーデータを記録する第1の記録処理を行う第1の記録手段と、
段階的に変化する複数の記録パワーを用いて変調制御されたレーザ光によって、前記第1記録層の前記試し書き領域に前記テスト信号を記録する第2の記録処理を行う第2の記録手段と、
前記第1の消去パワーの1.5乃至3倍の第2の所定消去パワーのレーザ光を、前記試し書き領域に照射する処理である消去処理を行う消去手段と、
初期状態の前記光ディスクに対して、前記第2の記録手段を用いて最初に前記第2の記録処理を行なう際に、事前に前記試し書き領域のうちの前記第2の記録処理を行う領域を少なくとも含んだ領域に対して前記消去手段を用いて前記消去処理を行なうように制御するか、又は、初期状態の前記光ディスクに対して、前記第2の記録手段を用いて1回のみ前記第2の記録処理を行なった後に、前記試し書き領域のうち少なくともこの第2の記録処理が行われた領域に対して、前記消去手段を用いて前記消去処理を行なうように制御するか、いずれか一方の制御を行なう制御手段と、
を有することを特徴とする光ディスク記録再生装置。
(2)多層の記録層を有し、この各層毎にユーザーデータを記録/再生するデータ記録領域と最適記録パワーを求めるためにテスト信号を記録/再生する試し書き領域とが設定されている書き換え可能な光ディスクに対して、光ピックアップから照射されるレーザ光を用いて記録/再生を行う光ディスク記録再生装置において、
所定記録パワー及び第1の所定消去パワーを用いて変調制御されたレーザ光によって、前記光ディスクの多層の記録層のうち、前記光ピックアップに最も近い記録層である第1記録層における前記データ領域にユーザーデータを記録する第1の記録処理を行う第1の記録手段と、
段階的に変化する複数の記録パワーを用いて変調制御されたレーザ光によって、前記第1記録層の前記試し書き領域に前記テスト信号を記録する第2の記録処理を行う第2の記録手段と、
前記第1の消去パワーの1.5乃至3倍の第2の所定消去パワーのレーザ光を、前記データ記録領域に照射する処理である消去処理を行う消去手段と、
初期状態の前記光ディスクに対して、前記第1の記録手段を用いて最初に前記第1の記録処理を行なう際に、事前に前記データ領域のうちの予め決定されている内周側の所定範囲のみにおいて前記第1の記録処理を行う領域を少なくとも含んだ領域に対して前記消去手段を用いて前記消去処理を行なうように制御するか、又は、初期状態の前記光ディスクに対して、前記第1の記録手段を用いて1回のみ前記第1の記録処理を行なった後に、前記データ領域のうちの予め決定されている内周側の所定範囲のみにおいて少なくとも前記第1の記録処理が行なわれた領域に対して前記消去手段を用いて前記消去処理を行なうように制御するか、いずれか一方の制御を行なう制御手段と、
を有することを特徴とする光ディスク記録再生装置。
(3)前記第1記録層において、前記光ディスクの製造段階で予め形成されるプリピット及びコントロールデータ領域の両方又はどちらか一方に記録されている、前記第1記録層への記録に関する参考データを再生する参考データ再生手段を有し、
前記消去手段は、前記参考データ再生手段で再生した参考データに前記第2の所定消去パワーを求めるための1.5乃至3の係数にかかる情報が含まれている場合はその情報を用いて前記第2の所定消去パワーを決定し、前記情報が含まれていない場合は、本装置内部に予め設定されている前記光ディスクの第1記録層に対応した前記情報を用いて前記第2の所定消去パワーを決定する、
ことを特徴とする上記(1)または(2)に記載の光ディスク記録再生装置。
(4)上記(3)に記載の光ディスク記録再生装置により情報が記録又は再生される、記録層がレーザ光の光軸方向に複数積層された多層構造の書き換え可能なディスク状光記録媒体であって、
前記複数積層された記録層のうちの第1記録層に前記光ディスクの製造段階で予め形成されるプリピット領域及びコントロールデータ領域の両方又はどちらか一方に記録されている前記第1記録層への記録に関する参考データに、前記光ディスク記録再生装置の前記消去手段で用いる、前記第2の所定消去パワーを求めるための1.5乃至3の係数にかかる情報が含まれていることを特徴とする光記録媒体。
(5)多層の記録層を有し、この各層毎にユーザーデータを記録/再生するデータ記録領域と最適記録パワーを求めるためにテスト信号を記録/再生する試し書き領域とが設定されている書き換え可能な光ディスクに対して、光ピックアップから照射されるレーザ光を用いて記録/再生を行う光ディスク記録再生方法において、
所定記録パワー及び第1の所定消去パワーを用いて変調制御されたレーザ光によって、前記光ディスクの多層の記録層のうち、前記光ピックアップに最も近い記録層である第1記録層における前記データ領域にユーザーデータを記録する第1の記録処理を行う第1の記録ステップと、
段階的に変化する複数の記録パワーを用いて変調制御されたレーザ光によって、前記第1記録層の前記試し書き領域に前記テスト信号を記録する第2の記録処理を行う第2の記録ステップと、
前記第1の消去パワーの1.5乃至3倍の第2の所定消去パワーのレーザ光を、前記試し書き領域に照射する処理である消去処理を行う消去ステップと、
初期状態の前記光ディスクに対して、前記第2の記録ステップによって最初に前記前記第2の記録処理を行なう際に、事前に前記試し書き領域のうちの前記第2の記録処理を行う領域を少なくとも含んだ領域に対して前記消去ステップによって前記消去処理を行なうように制御するか、又は、初期状態の前記光ディスクに対して、前記第2の記録ステップによって1回のみ前記第2の記録処理を行なった後に、前記試し書き領域のうち少なくともこの第2の記録処理が行われた領域に対して、前記消去ステップによって前記消去処理を行なうように制御するか、いずれか一方の制御を行なう制御ステップと、
を実行することを特徴とする光ディスク記録再生方法。
(6)多層の記録層を有し、この各層毎にユーザーデータを記録/再生するデータ記録領域と最適記録パワーを求めるためにテスト信号を記録/再生する試し書き領域とが設定されている書き換え可能な光ディスクに対して、光ピックアップから照射されるレーザ光を用いて記録/再生を行う光ディスク記録再生方法において、
所定記録パワー及び第1の所定消去パワーを用いて変調制御されたレーザ光によって、前記光ディスクの多層の記録層のうち、前記光ピックアップに最も近い記録層である第1記録層における前記データ領域にユーザーデータを記録する第1の記録処理を行う第1の記録ステップと、
段階的に変化する複数の記録パワーを用いて変調制御されたレーザ光によって、前記第1記録層の前記試し書き領域に前記テスト信号を記録する第2の記録処理を行う第2の記録ステップと、
前記第1の消去パワーの1.5乃至3倍の第2の所定消去パワーのレーザ光を、前記データ記録領域に照射する処理である消去処理を行う消去ステップと、
初期状態の前記光ディスクに対して、前記第1の記録ステップによって最初に前記第1の記録処理を行なう際に、事前に前記データ領域のうちの予め決定されている内周側の所定範囲のみにおいて前記第1の記録処理を行う領域を少なくとも含んだ領域に対して前記消去ステップによって前記消去処理を行なうように制御するか、又は、初期状態の前記光ディスクに対して、前記第1の記録ステップによって1回のみ前記第1の記録処理を行なった後に、前記データ領域のうちの予め決定されている内周側の所定範囲のみにおいて少なくとも前記第1の記録処理が行なわれた領域に対して前記消去ステップによって前記消去処理を行なうように制御するか、いずれか一方の制御を行なう制御ステップと、
を実行することを特徴とする光ディスク記録再生方法。
(7)前記第1記録層において、前記光ディスクの製造段階で予め形成されるプリピット及びコントロールデータ領域の両方又はどちらか一方に記録されている、前記第1記録層への記録に関する参考データを再生する参考データ再生ステップを実行し、
前記消去ステップは、前記参考データ再生ステップによって再生した参考データに前記第2の所定消去パワーを求めるための1.5乃至3の係数にかかる情報が含まれている場合はその情報を用いて前記第2の所定消去パワーを決定し、前記情報が含まれていない場合は、予め設定されている前記光ディスクの第1記録層に対応した前記情報を用いて前記第2の所定消去パワーを決定する、
ことを特徴とする上記(5)または(6)に記載の光ディスク記録再生方法。
[全体構成]
図1は、本発明の光情報記録装置の一実施の形態を含む記録再生システムのブロック図を示す。
[記録方法]
以下に、片面二層ディスク30への情報の記録方法及び消去方法を説明する。
従って、上記説明で明らかなように、記録媒体への記録データの記録は、記録前の相の状態によらないダイレクトオーバー記録が可能である。
[記録状態検出回路]
図1に示す片面二層ディスク30に記録されている情報を再生する場合、光ピックアップ23は、再生用の光ビームを片面二層ディスク30の記録領域に照射し、その反射光を受光して光電変換し、再生信号を得る。そして、この再生信号を、記録再生回路22と記録状態検出回路28に出力する。
同図中のピークレベル検出回路43は、入力される再生信号(RF信号)の+側のピークレベルを検出し、A3として出力する。
システムコントローラ21は、これら各ピーク検出信号を用いて所定の演算を行い、各種の特性パラメータを算出する。
[特性パラメータ]
特性パラメータの1つとしてRF信号のアシンメトリの程度を示す値βがある。アシンメトリ値βは、下記式1の演算で求められる。
β =(A1+A2)÷(A1− A2) ・・・式1
また、他の特性パラメータとしてRF信号の変調度を示す値mがある。変調度mは、下記式2の演算で求められる。
m =(A1−A2)÷A3 ・・・式2
一般的に、変調度mは、その再生したデータを記録する際の書込パワーPwに応じて変化する。図5はこの様子を示したものである。横軸が書込みパワーPw、縦軸が変調度mである。
γ=(dm/dPw)×(Pw/m) ・・・式3
γも、その再生したデータを記録する際の書込パワーPwに応じて変化する。図5にこの様子を示す。横軸が書込みパワーPw、縦軸がγである。同図で明らかなように、書込パワーPwが大きくなるにつれて、γは減少する。
[単層ディスクのOPC]
単層ディスクの場合、書込パワーPw、消去パワーPeと、β、γとの関係は、ディスク種別毎にほぼ一定である。従って、再生時のエラーレートが最も低くなる書込みパワーPw、消去パワーPeによって記録したデータのβ、γを測定し、このβ、γの値をディスク製造時に予めディスクにプリ記録しておけば良い。
[片面二層ディスクのOPC]
一方、片面二層ディスク、特にこの片面二層ディスクの一層目記録層については、上記した単層ディスクに対するOPCの適用が困難である。
このように、記録再生の回数によってβが変化してしまうと、最適書込パワーPwo及び最適消去パワーPeoを1つに決定することができないという問題がある。
<ディスク装填時の動作フロー>
図1に示す片面二層ディスク30が光ディスク装置20に装填された時の動作を図7のフローチャートを用いて説明すると共に、フローチャートの各ステップの説明の中で本実施例の特徴部分を各種図面を用いて説明する。
片面二層ディスク30が光ディスク装置20に装填されると(ステップS1)、光ディスク装置20は装填されたディスクの種別を判別する(ステップS11)。これは、例えば、リードイン領域に記録されているディスク判別情報を取得する等により行われる。ここでは、片面二層DVD−RWディスクが装填されたものとする。
ステップS4では、片面二層ディスク30のLPP204、またはリードイン領域103の一部であるコントロールデータゾーン107を再生して、参考書き込みパワーPwc、消去パワーと書き込みパワーの比εc、記録特性改善用DC消去パワー係数μを読み出す。この記録特性改善用DC消去パワー係数μは、通常のDC消去に用いるDC消去パワーPedcに対する乗算係数である。詳細は後述する。
これら、参考書き込みパワーPwc、消去パワーと書き込みパワーの比εc、記録特性改善用DC消去パワー係数μは、LPP204またはコントロールデータゾーン107に、他の各種情報と共に予め定められた構成で格納されている。図8 (A)は、LPP204またはコントロールデータゾーン107に格納するフォーマットの例を示したものである。この例では、バイト位置Nに、参考書込パワー値Pwcが格納されており、N+1には消去パワーPecと書込みパワーPwcとの比の参考値εcが格納されており、N+2に記録特性改善用DC消去パワー係数μが格納されている。
図8 (B)は、同図(A)のバイト位置N+2に格納されるバイトデータと実際の記録特性改善用DC消去パワー係数μとの対応関係の例を示した図である。バイトデータが01hの場合のμを1.5とし、以降バイトデータが1h増加する毎にμを0.1ずつ増加させていき、バイトデータが10hの場合のμを3.0とした例である。なお、バイトデータが00hの場合は、記録特性改善用DC消去パワー係数μが格納されていないことを示す。
上記した、Pwcにεcを乗じた値、またはそれよりも若干大きめの値のパワーを、通常のDC消去時に用いるDC消去パワーPedcとして決定する。このDC消去パワーPedcの光ビーム402を記録層に照射することで、通常のDC消去が行なわれる。
ステップS5では、一層目記録層PCA領域311のうち、記録特性改善用DC消去が既に行なわれている領域以外の領域に対して、上記で説明した、記録特性改善用DC消去パワー係数μと通常のDC消去に用いるDC消去パワーPedcとを乗じた値(μ×Pedc)のパワーによってDC消去を開始する。このμ×Pedcの光ビームパワーで行うDC消去を記録特性改善用DC消去と呼ぶ。以下に記録特性改善用DC消去パワー係数μの詳細を説明する。
ステップS6では、上位装置10からの記録または再生命令あるいはディスク取り出し命令が来ないことを確認しながら、ステップS5で既に開始されている記録特性改善用DC消去を続行する。
以上の処理が終了したディスクが一旦光ディスク装置20から取り外され、再びこのディスクが光ディスク装置20に装填された場合(ステップS1)には、ステップS2、ステップS3の処理によって、記録特性改善用DC消去済みの領域が一層目記録層PCA領域311の全域となっている判断されるため、直ちにステップS9に処理が移る。
ユーザーデータの記録または再生が終了して、上位装置10からのユーザーデータの記録または再生の為の新たな命令が来ていないと光ディスク装置20が判断した場合、あるいは取り出されたディスクが再度光ディスク装置20に装填された場合は、再度ステップS11から実行する。
<OPC動作のフロー>
上記ステップS9の待機状態中に、上位装置10からOPCの実行を命令された場合、あるいは光ディスク装置20が自らOPCを実行すると判断した場合、上記処理によって記録特性改善用DC消去が行なわれた領域でOPCを行う。OPCの手順を図11のフローチャートを用いて説明する。
OPCが開始される(ステップS21)と、まずディスクの最新のRMDを読み取って、PCA領域311内の未だOPCが行われていない領域のうち最外周の領域を求める(ステップS22)。
図9は、この試し書きを行う際の記録再生領域(アドレス)と書き込みパワーの変化の様子を模式的に示した図である。縦軸が書き込みパワーのレベル、横軸が1回のOPCで使用する領域である。
Pwo = ρ × Ptarget ・・・式4
γtargetは、例えば1.5、ρは、例えば1.22といった値とする。εやPdef、γtarget、ρは、ディスク製造時にLPP204やコントロールデータゾーン107に予め記録された値を用いるようにしても良いし、あるいは光ディスク装置20内の不揮発メモリー(図示せず)に予め市販されている各ディスクの種別の測定結果を記憶しておいて、その値を用いるようにしても良い。
βtargetは、例えば0.04といった値とする。この値は、ディスク製造時にLPP204やコントロールデータゾーン107に予め記録された値を用いるようにしても良いし、あるいは光ディスク装置20内の不揮発メモリー(図示せず)に予め市販されている各ディスクの種別毎の測定結果を記憶しておいて、その値を用いるようにしても良い。
以上説明し動作フローのOPCによって決定した、Pwo、Peoを用いて、データ領域等へのユーザーデータの記録を行う。
背景技術でも説明したとおり、図17に示すような片面二層ディスク30の場合、一層目記録層PCA領域311に対するOPCは外周側の領域境界から内周側へ向かって行なわれ、二層目記録層PCA領域321に対するOPCは内周側の領域境界から外周側へ向かって行われる。そして、二層目記録層PCA領域321に対するOPCは、そのOPCを行なうための光ビームが入射する領域に位置する一層目記録層PCA領域311は未記録のままとすることが決められている。
第1実施例は、新品状態のディスクの一層目記録層PCA領域311でOPCを行なう前に、予めこの一層目記録層PCA領域311に対して記録特性改善用DC消去を行う場合の例である。この第1実施例によれば、1回目のOPCから記録回数依存性のない状態で最適記録条件を求めることが出来る。しかしながら、OPCの前に、従来は行なわれていなかった処理である、記録特性改善用DC消去を行なう必要があった。
そして、この1回目のOPCを実行できるPCA領域311が無くなって、この同じPCA領域311へ2回目のOPCを行なう為に、1回目のOPCによる試し書きデータを消去する際のDC消去に記録特性改善用DC消去を行う。なお、3回目以降のOPCを行なうためのDC消去は、記録特性改善用DC消去ではなく通常のDC消去を行う。従って、2回目のOPC実行時のDC消去の消去パワーの違いを除けば、従来の方法と光ディスク装置の動作としてはまったく同じである。
以下、本第2実施例の動作を詳細に説明する。なお、第1実施例と同様の動作部分については説明を省略する。
図12は、片面二層ディスク30のPCA領域311、321とRMA領域312、312とからなるR情報領域を示した図である。
ここでは、最内周の記録済み領域のアドレスを、図12(A)に示す、アドレスBであるとして以後の説明を行なう。
図12(B)は、上記処理後、再度、PCA領域311、312に対して、OPCによる試し書きを行い、PCA領域311、312内の多くの領域が記録済みとなった状態を示す。図の斜線部分が記録済みとなった領域を示している。同図は、一層目記録層PCA領域311は、アドレスCの領域まで記録済みとなっていることを示している。
第1実施例及び第2実施例では、一層目記録層PCA領域311について記録特性改善用DC消去を行う例を説明した。この第3実施例では、さらに、一層目記録層301のデータ領域314に対しても記録特性改善用DC消去を行う例を説明する。
光ディスク装置20は、片面二層ディスク30が装填された状態で、上位装置10から一層目記録層データ領域314に対する記録特性改善用DC消去実行の命令を受け取る。この命令は、一層目記録層データ領域314内の全域に対しての命令である場合もあるし、内周側の一部の領域に対しての命令である場合もある。
内周側の一部の領域に対してのみ記録特性改善用DC消去を行う場合がある理由は以下の通りである。
一層目記録層データ領域314の内周側には、片面二層ディスク30のファイルシステム情報等、重要なデータが記録される場合が多い。
一方、一層目記録層データ領域314内の全域に対して記録特性改善用DC消去を行なうには、その処理に要する時間が長くなってしまう。
従って、少なくともその重要なデータが記録されている内周側の領域についてのみ、記録特性改善用DC消去を行って記録再生特性を改善することで、記録特性改善用DC消去のために要する時間を短縮しつつ、ファイルシステムが再生不能になってディスク全体の記録データが読み取れなくなる最悪の事態を回避できる。
光ディスク装置20は、一層目記録層データ領域314に対する記録特性改善用DC消去の命令を受け取ると、まず、RMA領域312から最新のRMDを読み出す。RMDのバイト位置k〜k+5には、一層目記録層データ領域314の記録特性改善用DC消去済み領域情報が格納されている。装填された片面二層ディスク30が新品状態の場合、RMD自体が記録されていないか、記録されているとしてもk〜k+5には00hが格納されている。
なお、このRMDのk〜k+5へのデータ格納フォーマットは、図6に示すPCA領域311の記録特性改善用DC消去済み領域情報が格納されているm〜m+5と同様のフォーマットである。
バイト位置k〜k+5に00hが格納されていると判断した場合、次にLPP204またはコントロールデータゾーン107を再生して、参考書き込みパワーPwc、消去パワーと書き込みパワーの比εc、記録特性改善用DC消去パワー係数μを取得する。そして、これらの情報から前述した算出方法を用いて、記録特性改善用DC消去の消去パワーを算出し、この消去パワーで、一層目記録層データ領域314の最内周から外周方向へ、記録特性改善用DC消去を実行する。
上位装置10によって命令された一層目記録層データ領域314の所定領域まで記録特性改善用DC消去が完了したら、記録特性改善用DC消去を開始した一層目記録層データ領域314の領域のアドレスをRMDのバイト位置K〜K+2に、終了した領域のアドレスをバイト位置K+3〜K+5に格納して、このRMDをRMA領域314に記録する。最後に上位装置10に対して、命令された一層目記録層データ領域314の所定領域の記録特性改善用DC消去が終了した旨を通知する。
その後、一層目記録層PCA領域311でOPCを実行し、最適書込パワーPwo、最適消去パワーPeoを決定して、一層目記録層データ領域314に対してユーザーデータの記録を行う。
この第3実施例で示したデータ領域314に対する記録特性改善用DC消去を行わない場合には、図19(A)(B)に示したように、1回目の記録再生と2回目の記録再生とで最適記録パワーPwo、最適消去パワーPeoが異なる。さらに、図示はしていないが3回目以降の記録もまた異なった最適記録パワーPwo、最適消去パワーPeoとなる。
一方、この第3実施例で示したデータ記録領域314に対する記録特性改善用DC消去を行った場合は、上記したような記録回数依存性が無くなるので、記録回数によらず、常に同一の最適記録パワーPwo、最適消去パワーPeoでデータ領域314に記録できる。
[第1〜第3実施例の共通事項]
なお、以上説明した第1〜第3実施例では、記録特性改善用DC消去パワー係数μをディスクに予め記録しておき、その値と通常のDC消去パワーPedcとを乗ずることで、記録特性改善用DC消去で用いる光ビームのパワーを決定するものとしたが、これに限定されるものではない。記録特性改善用DC消去で用いる光ビームのパワー自体を予めディスクに記録しておくようにしても良い。
20 光ディスク装置
21 システムコントローラ
22 記録再生回路
23 光ピックアップ
24 プログラムメモリ
25 データメモリ
26 内部バス
27 インターフェース(IF)
28 記録状態検出回路
30 片面二層DVD−RWディスク
Claims (7)
- 多層の記録層を有し、この各層毎にユーザーデータを記録/再生するデータ記録領域と最適記録パワーを求めるためにテスト信号を記録/再生する試し書き領域とが設定されている書き換え可能な光ディスクに対して、光ピックアップから照射されるレーザ光を用いて記録/再生を行う光ディスク記録再生装置において、
所定記録パワー及び第1の所定消去パワーを用いて変調制御されたレーザ光によって、前記光ディスクの多層の記録層のうち、前記光ピックアップに最も近い記録層である第1記録層における前記データ領域にユーザーデータを記録する第1の記録処理を行う第1の記録手段と、
段階的に変化する複数の記録パワーを用いて変調制御されたレーザ光によって、前記第1記録層の前記試し書き領域に前記テスト信号を記録する第2の記録処理を行う第2の記録手段と、
前記第1の消去パワーの1.5乃至3倍の第2の所定消去パワーのレーザ光を、前記試し書き領域に照射する処理である消去処理を行う消去手段と、
初期状態の前記光ディスクに対して、前記第2の記録手段を用いて最初に前記第2の記録処理を行なう際に、事前に前記試し書き領域のうちの前記第2の記録処理を行う領域を少なくとも含んだ領域に対して前記消去手段を用いて前記消去処理を行なうように制御するか、又は、初期状態の前記光ディスクに対して、前記第2の記録手段を用いて1回のみ前記第2の記録処理を行なった後に、前記試し書き領域のうち少なくともこの第2の記録処理が行われた領域に対して、前記消去手段を用いて前記消去処理を行なうように制御するか、いずれか一方の制御を行なう制御手段と、
を有することを特徴とする光ディスク記録再生装置。 - 多層の記録層を有し、この各層毎にユーザーデータを記録/再生するデータ記録領域と最適記録パワーを求めるためにテスト信号を記録/再生する試し書き領域とが設定されている書き換え可能な光ディスクに対して、光ピックアップから照射されるレーザ光を用いて記録/再生を行う光ディスク記録再生装置において、
所定記録パワー及び第1の所定消去パワーを用いて変調制御されたレーザ光によって、前記光ディスクの多層の記録層のうち、前記光ピックアップに最も近い記録層である第1記録層における前記データ領域にユーザーデータを記録する第1の記録処理を行う第1の記録手段と、
段階的に変化する複数の記録パワーを用いて変調制御されたレーザ光によって、前記第1記録層の前記試し書き領域に前記テスト信号を記録する第2の記録処理を行う第2の記録手段と、
前記第1の消去パワーの1.5乃至3倍の第2の所定消去パワーのレーザ光を、前記データ記録領域に照射する処理である消去処理を行う消去手段と、
初期状態の前記光ディスクに対して、前記第1の記録手段を用いて最初に前記第1の記録処理を行なう際に、事前に前記データ領域のうちの予め決定されている内周側の所定範囲のみにおいて前記第1の記録処理を行う領域を少なくとも含んだ領域に対して前記消去手段を用いて前記消去処理を行なうように制御するか、又は、初期状態の前記光ディスクに対して、前記第1の記録手段を用いて1回のみ前記第1の記録処理を行なった後に、前記データ領域のうちの予め決定されている内周側の所定範囲のみにおいて少なくとも前記第1の記録処理が行なわれた領域に対して前記消去手段を用いて前記消去処理を行なうように制御するか、いずれか一方の制御を行なう制御手段と、
を有することを特徴とする光ディスク記録再生装置。 - 前記第1記録層において、前記光ディスクの製造段階で予め形成されるプリピット及びコントロールデータ領域の両方又はどちらか一方に記録されている、前記第1記録層への記録に関する参考データを再生する参考データ再生手段を有し、
前記消去手段は、前記参考データ再生手段で再生した参考データに前記第2の所定消去パワーを求めるための1.5乃至3の係数にかかる情報が含まれている場合はその情報を用いて前記第2の所定消去パワーを決定し、前記情報が含まれていない場合は、本装置内部に予め設定されている前記光ディスクの第1記録層に対応した前記情報を用いて前記第2の所定消去パワーを決定する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の光ディスク記録再生装置。 - 請求項3に記載の光ディスク記録再生装置により情報が記録又は再生される、記録層がレーザ光の光軸方向に複数積層された多層構造の書き換え可能なディスク状光記録媒体であって、
前記複数積層された記録層のうちの第1記録層に前記光ディスクの製造段階で予め形成されるプリピット領域及びコントロールデータ領域の両方又はどちらか一方に記録されている前記第1記録層への記録に関する参考データに、前記光ディスク記録再生装置の前記消去手段で用いる、前記第2の所定消去パワーを求めるための1.5乃至3の係数にかかる情報が含まれていることを特徴とする光記録媒体。 - 多層の記録層を有し、この各層毎にユーザーデータを記録/再生するデータ記録領域と最適記録パワーを求めるためにテスト信号を記録/再生する試し書き領域とが設定されている書き換え可能な光ディスクに対して、光ピックアップから照射されるレーザ光を用いて記録/再生を行う光ディスク記録再生方法において、
所定記録パワー及び第1の所定消去パワーを用いて変調制御されたレーザ光によって、前記光ディスクの多層の記録層のうち、前記光ピックアップに最も近い記録層である第1記録層における前記データ領域にユーザーデータを記録する第1の記録処理を行う第1の記録ステップと、
段階的に変化する複数の記録パワーを用いて変調制御されたレーザ光によって、前記第1記録層の前記試し書き領域に前記テスト信号を記録する第2の記録処理を行う第2の記録ステップと、
前記第1の消去パワーの1.5乃至3倍の第2の所定消去パワーのレーザ光を、前記試し書き領域に照射する処理である消去処理を行う消去ステップと、
初期状態の前記光ディスクに対して、前記第2の記録ステップによって最初に前記前記第2の記録処理を行なう際に、事前に前記試し書き領域のうちの前記第2の記録処理を行う領域を少なくとも含んだ領域に対して前記消去ステップによって前記消去処理を行なうように制御するか、又は、初期状態の前記光ディスクに対して、前記第2の記録ステップによって1回のみ前記第2の記録処理を行なった後に、前記試し書き領域のうち少なくともこの第2の記録処理が行われた領域に対して、前記消去ステップによって前記消去処理を行なうように制御するか、いずれか一方の制御を行なう制御ステップと、
を実行することを特徴とする光ディスク記録再生方法。 - 多層の記録層を有し、この各層毎にユーザーデータを記録/再生するデータ記録領域と最適記録パワーを求めるためにテスト信号を記録/再生する試し書き領域とが設定されている書き換え可能な光ディスクに対して、光ピックアップから照射されるレーザ光を用いて記録/再生を行う光ディスク記録再生方法において、
所定記録パワー及び第1の所定消去パワーを用いて変調制御されたレーザ光によって、前記光ディスクの多層の記録層のうち、前記光ピックアップに最も近い記録層である第1記録層における前記データ領域にユーザーデータを記録する第1の記録処理を行う第1の記録ステップと、
段階的に変化する複数の記録パワーを用いて変調制御されたレーザ光によって、前記第1記録層の前記試し書き領域に前記テスト信号を記録する第2の記録処理を行う第2の記録ステップと、
前記第1の消去パワーの1.5乃至3倍の第2の所定消去パワーのレーザ光を、前記データ記録領域に照射する処理である消去処理を行う消去ステップと、
初期状態の前記光ディスクに対して、前記第1の記録ステップによって最初に前記第1の記録処理を行なう際に、事前に前記データ領域のうちの予め決定されている内周側の所定範囲のみにおいて前記第1の記録処理を行う領域を少なくとも含んだ領域に対して前記消去ステップによって前記消去処理を行なうように制御するか、又は、初期状態の前記光ディスクに対して、前記第1の記録ステップによって1回のみ前記第1の記録処理を行なった後に、前記データ領域のうちの予め決定されている内周側の所定範囲のみにおいて少なくとも前記第1の記録処理が行なわれた領域に対して前記消去ステップによって前記消去処理を行なうように制御するか、いずれか一方の制御を行なう制御ステップと、
を実行することを特徴とする光ディスク記録再生方法。 - 前記第1記録層において、前記光ディスクの製造段階で予め形成されるプリピット及びコントロールデータ領域の両方又はどちらか一方に記録されている、前記第1記録層への記録に関する参考データを再生する参考データ再生ステップを実行し、
前記消去ステップは、前記参考データ再生ステップによって再生した参考データに前記第2の所定消去パワーを求めるための1.5乃至3の係数にかかる情報が含まれている場合はその情報を用いて前記第2の所定消去パワーを決定し、前記情報が含まれていない場合は、予め設定されている前記光ディスクの第1記録層に対応した前記情報を用いて前記第2の所定消去パワーを決定する、
ことを特徴とする請求項5または6に記載の光ディスク記録再生方法。
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