JP2007114992A - 現場作業者監視システム、そのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】不審者がヘルメットを被ることで、外見上、正規の作業者と区別し難い場合でも、当該不審者を確実に発見する。
【解決手段】作業現場内に入場する作業者に配布するヘルメット装置10には、バイオメトリクスセンサ11、バイオ認証判定/発光装置12、通信装置13が設けられている。バイオ認証判定/発光装置12は、予め正規の作業者から取得した登録バイオメトリクスを記憶する照合データDB25、データ照合機能部22等を有し、バイオメトリクスセンサ11によって取得した、当該ヘルメット装置10を被っている人間のバイオメトリクス情報と、上記登録バイオメトリクスとを照合し、照合不一致の場合には、例えば通信装置13によってセンタサーバ3に異常通報する。
【選択図】図2

Description

本発明は、工事現場等で作業のため現場に入場した作業者の認証を行い、作業者として未登録の不審者を早期に発見することで、作業現場の安全性を確保することを目的としたシステムに関する。
工事現場等の作業場には複数の作業者が入場する可能性が高く、また、色々な業種の作業者が入れ替わり立ち替わり入場するため、未登録の作業者(入場を許可されていない人物)が容易に作業場に入場出来る環境にあり、これらの未登録作業者を登録作業者と区別することは非常に困難であった。実際の現場においては登録作業者にバッチや名札を配布することで区別を行なうこともあるが、作業者相互に名札やバッチを身に付けていない人物に対してチェックを行なわせることは困難であり、悪意を持って作業場に入り込むことを目的とした場合、名札やバッチを偽造して身に付けることは容易であり、未登録者の侵入検知には効果が期待出来ない。
従来では、例えば特許文献1では現場入り口に入退管理装置を設置して入場者を識別しており、特許文献2ではヘルメットに識別パターンをデザインして画像分析でその存在を認識し易いようにしている。
また、他の従来技術として、ヘルメットに発光体を取り付ける提案がされているが、非視認性の向上を目的としており、発光体の発光タイミングの制御等を監視系と連携させているものではない。また、特許文献3には、ヘルメット装置とセンタ間の通信機能が提案されており、ヘルメット装置に入力した情報に対応してセンタから情報が配信され、ヘルメット装置の表示画面に表示する仕組みが提案されている。
特開平7−3513号公報 特開2004−232174号公報 特開平11−249587号公報
上記特許文献1の方式の場合、ヘルメット頂上のバーコード等によって通過人数を計数する仕組みとしており、他の計数センサによる計数との組合わせによって入退人数のカウントを行なうとしている。また、上記特許文献2の方式の場合、ヘルメットの識別パターンによって作業者の存在を画像分析上容易にすることを目的とし、これによって自動機械が人の接近を検知して事故を未然に防ぐことが可能としている。
しかし、いずれの方式の場合も、同様のヘルメットの模造品を製作することは容易である。あるいは、正規品を不正に入手して入場することも考えられる。また、入場後に、他人のヘルメットを何らかの手段で入手して被ることにより、容易に成り代わることが可能である。この様な問題は、ヘルメットのみによって識別しており、ヘルメットを被っている人物に対しては何等識別を行っていない為に生じる。特に、入退場ゲート等を通らずに不正に現場に侵入した人物が、正規に入場した人物が、例えば休憩中等にヘルメットを置きっぱなしにしたときに、このヘルメットを入手して被った場合、本人に成り済ますことが可能となってしまう。また、現場への入場の際に正規の作業者本人であるかをチェックする場合でも、人間が目で見て判断する場合、チェックミスが発生する可能性は常にあり、正規の作業者ではないにも係らずヘルメット(本物)を配布してしまう可能性がある。
また、特許文献3の発明は、センタからの指示情報を、ヘルメット装置に装備したHMD(ヘッドマウントディスプレイ)に表示することで、作業者に的確な指示を与えたり、情報を提供することを特徴としており、上記不審者の侵入検知には何等関係していない。
本発明の課題は、工事現場等で作業のため現場に入場した作業者の認証を、現場内で定期的又は常時且つ強制的に行うことで、又は現場内で各作業者が被っているヘルメットが偽造ヘルメットであるか否かの確認を定期的に行うことで、特に正規の作業者ではない者が、正規のヘルメットを不正に入手し又はチェックミス等により入手し、あるいは偽造ヘルメット等を持ち込むことで、外見上、正規の作業者と区別し難い場合でも、当該不審者を確実に発見することができ、作業現場の安全性・セキュリティを確保することができる現場作業者監視システム、プログラム等を提供することである。
本発明の現場作業者監視システムは、予め正規の作業者から取得したバイオメトリクス情報である登録バイオメトリクス情報を記憶する登録バイオメトリクス情報記憶手段と、ヘルメット装置に備えられ、該ヘルメット装置を被った人間のバイオメトリクス情報を強制的に取得するバイオメトリクス情報取得手段と、該バイオメトリクス情報取得手段で取得したバイオメトリクス情報を前記登録バイオメトリクス情報と照合し、一致するか否かを判定するバイオメトリクス認証手段と、該バイオメトリクス認証手段で照合不一致と判定された場合、前記ヘルメット装置を被った人間が正規の作業者ではないと見做し、異常通報する異常通報手段とを有するように構成する。
従来より、工事現場等の作業現場内に不審者等が入り込まないようにし、また入り込んでも発見し易くする為に、入場時にチェックを行ってチェックOKの者にヘルメットを渡す等の対策を行っているが、何らかの方法でチェックをかいくぐって且つヘルメットを入手されてしまうと、不審者を発見できなくなる。上記システムでは、不審者等がたとえ正規のヘルメットを入手して作業現場内に入り込んでも、強制的にバイオメトリクス情報を取得して認証を行うので、不審者を発見することができる。
前記登録バイオメトリクス情報記憶手段、バイオメトリクス認証手段、及び異常通報手段は、例えば、前記ヘルメット装置に備えられている。外部のサーバ等にバイオメトリクス情報を送って認証させるようにしてもよいが、バイオメトリクス情報は、通常、画像情報であり、データ量が多いので、通信負荷を考えると、ヘルメット装置側で認証を行うことが望ましい。
また、例えば、前記バイオメトリクス情報取得手段は、前記ヘルメット装置を被った人間の耳を撮影する撮影手段であり、前記バイオメトリクス認証手段は、該撮影手段によって得た耳の画像情報に基づいて、耳状認証を行うものであり、前記バイオメトリクス情報取得手段、前記バイオメトリクス認証手段による前記バイオメトリクス情報の取得と照合は、前記人間が前記ヘルメット装置を被っている間、定期的又は常時行うようにする。
バイオメトリクス認証技術には、指紋認証をはじめ様々な方法があるが、耳状認証であれば、人間がヘルメット装置を被ったら本人に意思・行動に関係なく強制的にバイオメトリクス情報を取得して認証を行える。また、ヘルメット装置を被る人間が現場内で途中で不審者にすり替わる場合もあり得るので、認証は、定期的又は常時行うことが望ましい。
また、例えば、前記ヘルメット装置は、更に無線通信手段を備え、作業現場内の各所に設けられ、前記無線通信手段との無線通信を行なうと共にネットワークに接続された複数の無線基地局と、前記ネットワークに接続され、該ネットワーク、前記無線基地局、及び前記無線通信手段を介して、前記ヘルメット装置と通信可能なサーバとを備え、前記登録バイオメトリクス情報記憶手段には、前記各登録バイオメトリクス情報が、その作業者のIDに対応付けて記憶されており、前記異常通報手段による前記異常通報は、前記無線通信手段によって前記無線基地局を介して前記サーバに対して異常を通知するものであり、該バイオメトリクス認証手段で照合一致と判定された場合、前記無線通信手段によって前記無線基地局を介して前記サーバに対して、該照合一致した登録バイオメトリクス情報に対応付けられている前記作業者IDを通知するようにしてもよい。
この様に構成することで、不審者発見だけでなく、正規の作業者の誰が現場に居るのか等をサーバ側でチェックすることが可能となる。
また、例えば、前記サーバ装置は、各作業現場毎に、前記登録されている正規の作業者であってもその作業現場への立ち入りを禁止される作業者の作業者IDを記憶しており、 該記憶される作業者IDと前記通知される作業者IDとに基づいて、該通知された作業者IDの作業者が通知元の無線基地局が設置されている作業現場への立ち入りを禁止されているか否かを判定するようにしてもよい。
この様に構成することで、不審者発見だけでなく、正規の作業者であっても入場を禁止される現場に立ち入ることを防止することができる。
また、例えば、前記登録バイオメトリクス情報記憶手段は、前記ヘルメット装置に着脱可能な可搬型記録媒体であり、該各可搬型記録媒体には該可搬型記録媒体を所持させる一人の作業者の前記登録バイオメトリクス情報を記憶させるようにしてもよい。
上記構成では、各正規の作業者に自己の登録バイオメトリクス情報を記憶した可搬型記録媒体を所持させるので、各登録バイオメトリクス情報をサーバ等に一括保管する場合に比べて、情報が流出する可能性を低くすることができる。これは、特に、可搬型記録媒体としてICカードを用いる場合に、顕著な効果を奏する。
また、本発明の現場作業者監視システムは、第2の構成として、作業現場内の各所に設けられ、撮影した画像から点滅パターンを認識して、該点滅パターンをネットワークを介してサーバに送信するカメラ装置と、正規に入場した作業者に配布するヘルメット装置であって、無線基地局との無線通信を行なう無線通信手段と、発光手段と、前記サーバから前記無線基地局を介して点滅指示があると、前記サーバから指示された点滅パターン又は予め記憶された点滅パターンを用いて前記発光手段を点滅させる点滅制御手段とを有するヘルメット装置と、作業現場内の各所に設けられ、前記無線通信手段との無線通信を行なうと共にネットワークに接続された複数の前記無線基地局とを備え、前記サーバは、前記カメラ装置から送られてくる点滅パターンと、前記指示した又は予め記憶された点滅パターンとを比較して、一致しない場合には異常と判定する。
上記第2の構成では、例えば外見上、上記ヘルメット装置に類似する偽造ヘルメットを有する不正侵入者等が作業現場に入り込んだ場合でも、見つけ出すことができる。
例えば、前記カメラ装置は、前記画像に基づいて前記ヘルメット装置を識別し、前記サーバからの前記点滅指示があったときに点滅を行わないヘルメット装置を検出した場合には、前記サーバに対して異常通報する。
また、例えば、前記各ヘルメット装置には、予め、固有の識別IDであるヘルメットIDが割り当てられて記憶されており、前記サーバは、該ヘルメットIDを用いて特定の1又は複数のヘルメット装置に対して前記点滅指示を行うようにしてもよい。
万が一、上記点滅パターンが盗まれ、上記偽造ヘルメットに発光手段を設け、上記不正侵入者等が周囲のヘルメット装置の点滅に合わせて自己のヘルメットの点滅を行うようにしても、例えば特定の1つのヘルメット装置にのみ点滅指示したにも係らず、2つのヘルメットが点滅したならば、どちらかが不正侵入者の偽造ヘルメットであることが分かる。更に、予め誰がどのヘルメット装置を所持しているかを登録しておけば、例えば特定の1つのヘルメット装置にのみ点滅指示した場合、この点滅を認識したカメラ装置の近くに当該ヘルメット装置を与えられた作業者が居ることが分かるので、各作業者が現在、作業現場内の何処にいるのかを、随時、把握することが可能となる。
また、例えば、上記特定のヘルメット装置に対して点滅指示を行う構成に加えて、上記前記点滅パターンは、各ヘルメット装置毎に各々異なるパターンが前記サーバから指示され又は記憶されているようにしてもよい。
本発明の現場作業者監視システム、プログラム等によれば、工事現場等で作業のため現場に入場した作業者の認証を、現場内で、定期的又は常時、且つ強制的に行うことで、又は現場内で各作業者が被っているヘルメットが偽造ヘルメットであるか否かの確認を定期的に行うことで、特に不審者が、正規のヘルメットを不正に入手し又は偽造ヘルメットを持ち込むことで、外見上、正規の作業者と区別し難い場合でも、当該不審者を確実に早期に発見することができ、作業現場の安全性・セキュリティを確保することができる。特に、不審者が、何らかの方法で、現場への入場の際のチェックを受けずに現場内に入り込んだ場合でも、現場内で当該不審者を確実に早期に発見することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本例の現場作業者監視システムのシステム構成例の概略図である。
図示のシステムでは、監視対象とする作業現場内に複数の通信基地局1を設けている。通信基地局1の数や位置は任意に決めてよいが、本例のヘルメット装置を着用した作業員が作業現場内の何処に居ても、ヘルメット装置10−通信基地局1間の無線通信が可能となるようにすることが望ましい。通信基地局1は、ヘルメット装置10と無線通信を行なうと共に、有線のネットワーク2を介して、センタサーバ3との通信を行なうものである。
ヘルメット装置10−通信基地局1間の無線通信方式は、既存の無線通信方式を用いればよく、特に特定しないが、例えば無線LAN等を用いればよい。
ヘルメット装置10は、既存のヘルメットに、バイオメトリクスセンサ11、バイオ認証判定/発光装置12、通信装置13が装備されたものである。バイオメトリクスセンサ11によってヘルメット装着者のバイオメトリクス情報を取得する。バイオ認証判定/発光装置12は、バイオメトリクスセンサ11で取得したバイオメトリクス情報を、登録されている(メモリ等に記憶されている)バイオメトリクス情報と照合して、一致するか否か判定を行なう。正規の作業者のバイオメトリクス情報は、予め取得されて記憶されている。よって、照合一致しない場合には、ヘルメット装着者は、未登録の作業者である(不法侵入者である可能性がある)ことが分かる。よって、照合一致しない場合には、異常通報を行う。異常通報の方法は、例えば警報情報等を、通信装置13によって近傍の通信基地局1へ無線送信することで、通信基地局1及びネットワーク2を介してセンタサーバ3側に通知する(以下、単に、センタサーバ3に通知すると記す)。あるいは、異常通報の他の方法としては、ヘルメット装置10に備えられる発光素子やブザーによって、光や音によって、警報を発することで、周囲の作業者に知らせるようにしてもよい。
尚、上記予め取得されて記憶されている、正規の作業者のバイオメトリクス情報を、以下、登録バイオメトリクス情報と呼ぶものとする。
また、尚、上記照合一致しない場合とは、取得したバイオメトリクス情報と一致する登録バイオメトリクス情報が1つも無い場合である。
また、上記登録バイオメトリクス情報には、各々、固有の識別子(作業者ID)が割り当てられている。センタサーバ3側には、上記作業者IDに対応付けて、その作業者の個人情報(氏名、年齢、住所等)等が格納されている。これより、ヘルメット装置10は、上記の判定の結果、照合一致した場合には、一致した登録バイオメトリクス情報の作業者ID等を、センタサーバ3へ通知することで、センタサーバ3側では、誰が作業現場内にいるかを把握することができる。これによって、例えば誰が出勤しているかを把握したり、正規に入場後に現場を抜け出したもの(サボっている者)を見つけ出すこと等が可能となる。
上記判定及びセンタサーバ3への通知は、作業者がヘルメット装置10を装着後、定期的に又は常時、実行する。通信基地局1は上記の通り現場の各所に配置されており、現場内にいる作業者を継続的にセンタサーバ3で確認することが可能となる。そして、万が一、途中でヘルメット装着者が未登録者に変わった場合でも、これを検知することが可能となる。あるいは、現場への入場チェックの際にチェックミスをしたり、あるいは厳重な本人確認が行えない現場(作業者が多すぎる等)等で、誤って未登録者にヘルメット装置10を渡したとしても、ヘルメット装置10を装着した段階で、未登録者であることが分かる。
勿論、ヘルメット装置10を被らなければ、周囲の人間に怪しまれることになる。あるいは、既存の監視カメラによる画像認識技術でも、ヘルメットを被っている人間と被っていない人間とを識別できる。
上記バイオメトリクス情報を用いるバイオメトリクス認証技術としては、例えば既存の耳状認証を用いる。耳状認証に関しては
http://www.mickey.ai.kyutech.ac.jp/~ipsj/event/sympo2003/PDF/B-2-2.pdf
「耳画像を用いた個人認識の研究」;王 宇 鶴沢 偉伸等
等に開示されている。
勿論、これに限らず、他にも例えば、“ 篠原克幸,「耳介画像による個人識別」; 映情学技報,vol.21,no.42,pp.67-72,1997”等にも開示されている。この様に、耳状認証は、既存の技術であり、特に説明しないが、簡単に述べるならば、耳画像、耳介画像等を用いる個人認識技術であり、耳の外形、隆起形状等の特徴差異から個人を識別する技術である。
この例の場合、上記バイオメトリクスセンサ11は、ヘルメット装着者の耳の画像を撮影する小型カメラ(例えば携帯電話用のカメラ等を利用)となる。これは、例えば、広角のレンズを使用して、人間が装着したときに耳からある程度離れた位置となるように(つまり、耳全体が撮影できるように)ヘルメット装置10に取り付けられる。
図1には、バイオメトリクスセンサ11として小型カメラを用いる場合を示しており、図示の通り、バイオメトリクスセンサ11は、ヘルメットの耳を覆う部分に取り付けられており、ヘルメット装着者は、特に何の操作を行わなくても、強制的に、バイオメトリクス認証が行われることになる。この点で、他のバイオメトリクス認証技術(指紋、掌静脈等)とは異なる。他のバイオメトリクス認証技術(指紋、掌静脈等)を用いても良いが、この場合には、ヘルメット装着者に、強制的に、バイオメトリクス認証を行わせるようにする仕組みが必要となる。例えば、後述するヘルメット装着センサによってヘルメット装置10が装着されたことを検知すると、検知後に所定時間内にバイオメトリクス認証が行われなかった場合には、例えば上記異常通報を行うこと等が必要となる。
但し、以下の説明では、耳状認証を行う例を用いて説明する。
図2に、上記ヘルメット装置10の機能構成例を示す。
ヘルメット装置10のバイオ認証判定/発光装置12は、不図示のCPU/MPUと不図示の記憶装置(ROM、フラッシュメモリ等)とこの記憶装置に記憶されている所定のアプリケーションプログラム、データ等から成り、CPU/MPUがアプリケーションプログラムを読出し・実行することにより、図2に示す各種処理機能を実現する。すなわち、入力データ処理部21、データ照合機能部22、統合制御機能部23の機能を実現する。
また、バイオ認証判定/発光装置12は、更に、ヘルメット装着センサ24、照合データDB(データベース)25、発光部(アラーム発呼部)26を有する。
ヘルメット装着センサ24は、任意の人間がヘルメット装置10を装着した状態であるか否かを検出するセンサであり、例えばヘルメット内の天井部分に設けられた押しボタン式のスイッチであり、ヘルメット装置10を被ると、頭によってスイッチが押されてONとなるようになっている。
照合データDB(データベース)25には、予め、正規の作業者のバイオメトリクス情報(テンプレート)(上記の通り、登録バイオメトリクス情報という)が格納されている。上記の通り、これら各登録バイオメトリクス情報には、作業者IDが対応付けられている。また、各ヘルメット装置10には、各々固有の識別子(ヘルメットID)が割り当てられており、上記記憶装置等に記憶されている。
図3に、バイオ認証判定/発光装置12による認証処理のフローチャート図を示す。以下、図3も参照して、上記各機能部によって実行される処理について説明する。
統合制御機能部23は、上記ヘルメット装着センサ24によってヘルメットの装着が検知されると(ステップS1)、入力データ処理部21に対して、装着者のバイオメトリクス情報の取得を指示する(ステップS2)。これより、入力データ処理部21は、バイオメトリクスセンサ11によってヘルメット装着者の耳を撮影させて、この画像データを入力し、この画像データを、照合用のバイオメトリクス情報に変換し(特徴抽出し)、この照合用のバイオメトリクス情報をデータ照合機能部22に渡す。
データ照合機能部22は、この照合用のバイオメトリクス情報と上記照合データDB(データベース)25に格納されている各登録バイオメトリクス情報とを比較・照合して、一致するものがあるか否かを判定する(ステップS3)。そして、照合の結果、一致する登録バイオメトリクス情報があった場合には(ステップS4,YES)、統合制御機能部23は、当該一致した登録バイオメトリクス情報に対応付けられている作業者IDを、照合データDB25から取得し、この作業者IDと上記ヘルメットID等の情報を、通信装置13によって外部に無線送信させる(ステップS5)。この無線送信データは、上記の通り、最寄の通信基地局1によって受信されて、ネットワーク2を介してセンタサーバ3に通知されることになる。こうすることで、センタサーバ3側で、どのヘルメットを誰が使用して現場で作業をしているか等を把握することが可能となる。
一方、照合不一致となった場合には(ステップS4,NO)、統合制御機能部23は、異常通報を行う。異常通報の方法としては、例えばセンタサーバ3に異常を通知する(ステップS6)。すなわち、上記ヘルメットIDと共に照合結果NGである旨を、通信装置13から、通信基地局1、ネットワーク2を介してセンタサーバ3に通知させる。あるいは、上記異常通報の他の方法としては、例えば、上記発光部(アラーム発呼部)26によって発光又はブザー鳴動等することで、不正侵入者発見を周囲の人間に知らせるようにしてもよい(ステップS7)。
この様に、もし、作業現場に不正に侵入した何者かが、正規に入場した作業者のヘルメット装置10を不正に入手して被ること等で、外見上、正規の作業員であるように見えたとしても、上記照合処理が行われた時点で、不正侵入が発覚することになる。
また、照合一致した場合でも、センタサーバ3側で直ちに退場させるべきと判定する場合がある。すなわち、作業者ID、ヘルメットID等をセンタサーバ3に送信する理由は、上記の理由以外にも、例えば、正規の登録作業者であっても、その中で特別な人間のみが入れる作業現場があったり、特定の登録作業者の特定の作業現場への入場を禁じたい場合等があるからである。センタサーバ3では、予め各作業現場毎に、その作業現場の入場が許可される(あるいは逆に禁止される)作業者の作業者IDが登録されており、更にその作業現場で使っているヘルメット装置10のヘルメットIDが登録されている。よって、これらの登録データを参照することで、例えば通知されたヘルメットIDのヘルメット装置10がどの作業現場で用いられているものであるかを判定でき、更に通知された作業者IDの作業者が、その現場の入場を許可されているか否かを判定できる。そして、許可されていない場合には、現場に設置されるパソコン等にその旨を通知する等の対応を行う。
尚、照合データDB(データベース)2及び認証機能を、ヘルメット装置10には設けずに、センタサーバ3に設ける形態としてもよい。この実施形態では、ヘルメット装置10は、単に、入力データ処理部21が、バイオメトリクスセンサ11によって装着者の耳を撮影させて、この画像データを入力し、この画像データを上記照合用のバイオメトリクス情報に変換して、ヘルメットID等と共にセンタサーバ3に送信する。センタサーバ3は、この照合用のバイオメトリクス情報と登録バイオメトリクス情報とを照合して、照合一致か否かを判定する。
また、尚、上記認証処理は、定期的に行うのではなく、常時行うようにしてもよい。
以上説明した構成を、第1の実施例とする。
以下、第2の実施例について説明する。
第2の実施例が第1の実施例と異なる点は、上記登録バイオメトリクス情報を記憶しておく記憶媒体が、第1の実施例ではヘルメット装置10に固定的な記憶装置又はセンタサーバ3の記憶装置であったのに対して、ヘルメット装置10に着脱可能な可搬型記憶媒体(ICカード、メモリカード等)としている点であり、特にセキュリティ上、ICカードを用いることが望ましい。以下の説明では、ICカードを用いる場合を例にして説明する。よって、図示はしないが、第2の実施例のヘルメット装置10には、当然、ICカード・リーダが備えられている。
第2の実施例では、例えば最初に正規の作業者を登録する際に、当該作業者のバイオメトリクス情報を取得してICカードに記憶する。そして、このICカードを当該作業者に渡しておく。正規の作業者は、作業現場に来るときには、このICカードを持参する。そして、受付等でヘルメット装置10を受け取り、自己のICカードを上記ICカード・リーダに挿入後、ヘルメット装置10を被る。その後は、第1の実施例とほぼ同様にして、照合処理を行う。但し、ICカードが挿入されていない場合には、挿入を促す為の警告を行い、それでもICカードが挿入されない場合には、上記異常通報等を行う。
作業終了後は、ICカードを抜き取り、ヘルメット装置10を返却して、ICカードは再び持ち帰る。不正侵入者が、正規の作業者のICカードを不正に入手して使用しても、そのままでは照合結果は不一致となるし、ICカードの登録データを改竄するのは、非常に難しいので、正規作業者がICカードを自宅等に持ち帰っても問題はない。一方、近年では、むしろ、企業側でサーバ等に蓄積・管理している個人情報の流出が、数多く発生しており、社会問題となっている。これに対して、第2の実施例では、照合に用いる登録バイオメトリクス情報は、各正規作業者が保持するICカードにのみ記憶されており、各正規作業者は、自身の登録バイオメトリクス情報を自分で管理することが可能となり、情報漏洩に対する安全性を高められるので、安心してバイオメトリクス情報を登録することが可能となる。
また、第2の実施例では、登録者がヘルメット装置10に自己のICカードをセットして認証することで、その現場にいる間、そのヘルメット装置10を自分のヘルメットとして使用することが可能となる。つまり、第1の実施例では、正規作業者が例えば休憩中にヘルメット装置10を脱いで、その後、誤って他の正規作業者のヘルメット装置10を被っても照合不一致とはならないが、第2の実施例では、この場合は照合不一致となり、他人のヘルメットを誤って被ったことが分かる。
尚、第2の実施例では、逆に言えば、正規に自己の登録バイオメトリクス情報が記憶されたICカードを所持する者は、全て、正規の作業者と見做されるので、ICカード発行の際には厳重な本人確認を行うことが望ましい。例えば、カード発行申請者本人が登録施設に出向き、係員が面接して申請者本人であることを確認の上、バイオメトリクス情報を取得して、これを申請者の作業者ID情報と紐付けてICカードに記憶して、その後、直ちにICカードを申請者に手渡しする等の措置を行うことが望ましい。
以下、第3の実施例について説明する。
図4に第3の実施例のシステム構成を示す。
図4に示す第3の実施例のヘルメット装置30の構成については、特に詳細構成は図示しないが、図2に示したヘルメット装置10の構成のうち、基本的には、統合制御機能部23、発光部(アラーム発呼部)26、通信装置13が必要となる(当然、プログラムやデータを記憶する記憶装置も必要である)。但し、統合制御機能部23によって実行される処理は、第1の実施例等とは異なる。尚、第3の実施例を第1又は第2の実施例と組み合わせた構成としてもよく、この場合には図2に示す構成全てが必要となる。
また、第3の実施例では、図4に示すように、作業現場内に、複数の監視カメラ40を設置する必要がある。各監視カメラ40は、通信基地局1と同様、ネットワーク2を介して、センタサーバ3との通信を行うことが可能となっており、撮影した画像又は撮影した画像から所定の画像処理を実行して得た、後述する発行タイミングデータを、センタサーバ3に通知する。また、図4には示していないが、図1のシステムと同様、通信基地局1も必要である。
監視カメラ40には既存の画像処理機能が備えられており、特に説明しないが、ヘルメット装置30に装備された発光部26の点滅状態を認識することが可能となっている。そして、ヘルメット装置30の統合制御機能部23は、(通信基地局1を介して送られてくる)センタサーバ3から指示される点滅パターンに従って、又は、ヘルメット装置30内の記憶装置に予め記憶されている点滅パターンに従って、発光部26を制御して点滅を行わせる。あるいは、ヘルメット装置30内の記憶装置に予め複数の点滅パターンを登録しておき、センタサーバ3がこの中の任意の点滅パターンを指示するようにしてもよい。あるいは、センタサーバ3からの通信によって、その都度ON/OFF指示するようにしてもよい。
いずれの場合のおいても、センタサーバ3は、各ヘルメット装置30の発光部26が点滅するタイミングを知っている必要がある。よって、予めヘルメット装置30側に点滅パターンを登録させておく形態の場合には、センタサーバ3の記憶装置に、各ヘルメット装置30毎に、そのヘルメットIDに対応付けて、その点滅パターンを登録しておく。各点滅パターンに固有の識別子(点滅パターンID)を割り当てて記憶しておき、センタサーバ3はこの点滅パターンIDを用いてヘルメット装置30に発光指示するようにしてもよい。
何れの場合においても、センタサーバ3からの指示で発光部26を点滅させたヘルメット装置30は、監視カメラ40によってその点滅タイミングが撮影されて認識される。そして、監視カメラ40は、認識した点滅タイミングデータをネットワーク2を介してセンタサーバ3に通知する。センタサーバ3は、通知された点滅タイミングデータを、自己が指示した又は上記登録されている点滅パターンと比較して、一致するか否かを判定する。
上記構成の第3の実施例のシステムは、特に、不正入場者が、外見上ヘルメット装置30に似たヘルメット(偽造ヘルメット)を作成して持ち込んだ場合に有効である。すなわち、従来より、監視カメラ40で撮影した映像を画像処理して、ヘルメットを被っている者と被っていないものとを区別することは行われていたので、例えば現場内の全ヘルメット装置30に点滅を指示したにも係らず点滅が行われていないヘルメットがあれば、偽造ヘルメットであることが分かることになる。また、偽造ヘルメットに発光部を設けて、何らかの点滅パターンで点滅を行うようにしても、図5に示すように、点滅パターンが不一致となることで、不正入場者であることを判別できる。
センタサーバ3からその都度点滅パターンを通知する形態の場合、通信装置を備えた偽造ヘルメットによって点滅パターンが傍受される可能性も考えられるが、通信の暗号化等を行なうことで対応可能となる。
更に、上記予め登録されている点滅パターン情報が盗まれる等して、偽造ヘルメットの点滅パターンが登録パターンと一致するような場合も考えられるが、全てのヘルメット装置30が異なる点滅パターンで点滅するようにすれば、同じ点滅タイミングで発光するヘルメットが複数存在することを以って、不正入場者が居ることが分かる。勿論、この場合は、複数のヘルメットのうちどのヘルメットが偽造ヘルメットであるかまでは分からないが、現場に設置されているパソコン等にネットワークを介して異常発見を通知すること等で、現場監督等が現場で直接調べることで対応可能となる。
センタサーバ3からその都度点滅パターンを通知する形態において、全てのヘルメット装置30が異なる点滅パターンで点滅させたい場合には、ヘルメットIDによって特定のヘルメット装置30にのみ点滅指示することを繰り返し実行すればよい(勿論、全て、異なる点滅パターンを指示する)。
また、この様に、ヘルメットIDによって特定のヘルメット装置30にのみ点滅指示することで、どの作業者が現在何処に居るのかをセンタサーバ3側で把握できるようになる。これは第1又は第2の実施例と組み合わせる場合には当然実現できるが、そうではない場合には、例えば、入場の際にヘルメット装置30を作業者に渡すときに、管理者等が、誰にどのヘルメット装置30を渡したのかを把握して、当該作業者の作業者IDと当該ヘルメット装置30のヘルメットIDとを対応付けてセンタサーバ3側に登録することが必要となる。そして、各監視カメラ40に予め固有の識別子(監視カメラID)を割り当てて各監視カメラ40の記憶部に登録しておき、各監視カメラ40は点滅の撮影結果を自己の監視カメラIDと共にセンタサーバ3側に送信すること、センタサーバ3側において予め各監視カメラIDに対応付けてその設置場所を登録しておくこと等が必要となる。尚、一度に複数の作業者の居場所を把握することも可能である。この場合には、当然、居場所を把握したい複数の作業者の各ヘルメット装置30に対して、各々、異なる点滅パターンによる点滅を同時に指示することになる。
センタサーバ3の処理フローチャート図は特に示さないが、上記の通り、大まかに言えば、全ての又は特定のヘルメット装置30に対して任意の点滅パターンでの点滅を指示すると共に各監視カメラ40に撮影及び画像解析を指示する→各監視カメラ40が得た点滅パターンデータを受信→指示した点滅パターンと比較し、偽造ヘルメットの存在の有無を判定、という処理になる。勿論、監視カメラ40が、点滅していないヘルメットの存在を認識して通知した場合には、登録パターンとの比較を行うことなく、偽造ヘルメットであると判定できる。
上記第1の実施例と第3の実施例とを組み合わせてもよいし、上記第2の実施例と第3の実施例とを組み合わせてもよい。
以上述べた第1〜第3の実施例のセンタサーバ3の処理機能は、図6に示すセンタサーバ3のハードウェア構成例において、例えば記憶部55に記憶されているアプリケーションプログラムをCPU51が読出し・実行することにより実現される。勿論、記憶部55には、上記各種点滅パターンをはじめ、処理実行に必要な各種データが記憶されている。尚、このアプリケーションプログラムや各種データは、可搬型記録媒体59に記録されていてもよく、この場合には記録媒体駆動部56を介して当該プログラムや各種データを読み出す。可搬型記録媒体59は、例えば、FD(フレキシブル・ディスク)59a、CD−ROM59b、その他、DVD、光磁気ディスク等である。
あるいは、上記プログラム/データは、ネットワーク接続部57により接続しているネットワークを介して、外部の他の装置内に記憶されているものをダウンロードするものであってもよい。あるいは、更に、インターネットを介して、外部の他の装置内に記憶されているものをダウンロードするものであってもよい。
また、本発明は、上記本発明の各種処理をコンピュータ上で実現するプログラムを記録した可搬型記憶媒体として構成できるだけでなく、当該プログラム自体として構成することもできる。
現場作業者監視システムのシステム構成例の概略図である。 ヘルメット装置の機能構成例を示す図である。 認証処理のフローチャート図である。 第3の実施例のシステム構成例の概略図である。 指示した点滅パターンと撮影した点滅パターンとの比較の一例である。 コンピュータ・ハードウェア構成図である。
符号の説明
1 通信基地局
2 ネットワーク
3 センタサーバ
10 ヘルメット装置
11 バイオメトリクスセンサ
12 バイオ認証判定/発光装置
13 通信装置
21 入力データ処理部
22 データ照合機能部
23 統合制御機能部
24 ヘルメット装着センサ
25 照合データDB(データベース)
26 発光部(アラーム発呼部)
30 ヘルメット装置
40 監視カメラ
51 CPU
55 記憶部
56 記録媒体駆動部
57 ネットワーク接続部
59 可搬型記録媒体
59a FD(フレキシブル・ディスク)
59b CD−ROM

Claims (12)

  1. 予め正規の作業者から取得したバイオメトリクス情報である登録バイオメトリクス情報を記憶する登録バイオメトリクス情報記憶手段と、
    ヘルメット装置に備えられ、該ヘルメット装置を被った人間のバイオメトリクス情報を強制的に取得するバイオメトリクス情報取得手段と、
    該バイオメトリクス情報取得手段で取得したバイオメトリクス情報を前記登録バイオメトリクス情報と照合し、一致するか否かを判定するバイオメトリクス認証手段と、
    該バイオメトリクス認証手段で照合不一致と判定された場合、前記ヘルメット装置を被った人間が正規の作業者ではないと見做し、異常通報する異常通報手段と、
    を有することを特徴とする現場作業者監視システム。
  2. 前記登録バイオメトリクス情報記憶手段、バイオメトリクス認証手段、及び異常通報手段は、前記ヘルメット装置に備えられていることを特徴とする請求項1記載の現場作業者監視システム。
  3. 前記バイオメトリクス情報取得手段は、前記ヘルメット装置を被った人間の耳を撮影する撮影手段であり、前記バイオメトリクス認証手段は、該撮影手段によって得た耳の画像情報に基づいて、耳状認証を行うものであり、前記バイオメトリクス情報取得手段、前記バイオメトリクス認証手段による前記バイオメトリクス情報の取得と照合は、前記人間が前記ヘルメット装置を被っている間、定期的又は常時行うことを特徴とする請求項1又は2記載の現場作業者監視システム。
  4. 前記ヘルメット装置は更に無線通信手段を備え、
    作業現場内の各所に設けられ、前記無線通信手段との無線通信を行なうと共にネットワークに接続された複数の無線基地局と、
    前記ネットワークに接続され、該ネットワーク、前記無線基地局、及び前記無線通信手段を介して、前記ヘルメット装置と通信可能なサーバとを備え、
    前記登録バイオメトリクス情報記憶手段には、前記各登録バイオメトリクス情報が、その作業者のIDに対応付けて記憶されており、
    前記異常通報手段による前記異常通報は、前記無線通信手段によって前記無線基地局を介して前記サーバに対して異常を通知するものであり、
    該バイオメトリクス認証手段で照合一致と判定された場合、前記無線通信手段によって前記無線基地局を介して前記サーバに対して、該照合一致した登録バイオメトリクス情報に対応付けられている前記作業者IDを通知することを特徴とする請求項2又は3記載の現場作業者監視システム。
  5. 前記サーバ装置は、各作業現場毎に、前記登録されている正規の作業者であってもその作業現場への立ち入りを禁止される作業者の作業者IDを記憶しており、
    該記憶される作業者IDと前記通知される作業者IDとに基づいて、該通知された作業者IDの作業者が通知元の無線基地局が設置されている作業現場への立ち入りを禁止されているか否かを判定することを特徴とする請求項4記載の現場作業者監視システム。
  6. 前記登録バイオメトリクス情報記憶手段は、前記ヘルメット装置に着脱可能な可搬型記録媒体であり、該各可搬型記録媒体には該可搬型記録媒体を所持させる一人の作業者の前記登録バイオメトリクス情報を記憶させることを特徴とする請求項2記載の現場作業者監視システム。
  7. 作業現場内の各所に設けられ、撮影した画像から点滅パターンを認識して、該点滅パターンをネットワークを介してサーバに送信するカメラ装置と、
    正規に入場した作業者に配布するヘルメット装置であって、無線基地局との無線通信を行なう無線通信手段と、発光手段と、前記サーバから前記無線基地局を介して点滅指示があると、前記サーバから指示された点滅パターン又は予め記憶された点滅パターンを用いて前記発光手段を点滅させる点滅制御手段とを有するヘルメット装置と、
    作業現場内の各所に設けられ、前記無線通信手段との無線通信を行なうと共にネットワークに接続された複数の前記無線基地局とを備え、
    前記サーバは、前記カメラ装置から送られてくる点滅パターンと、前記指示した又は予め記憶された点滅パターンとを比較して、一致しない場合には異常と判定することを特徴とする現場作業者監視システム。
  8. 前記カメラ装置は、前記画像に基づいて前記ヘルメット装置を識別し、前記サーバからの前記点滅指示があったときに点滅を行わないヘルメット装置を検出した場合には、前記サーバに対して異常通報することを特徴とする請求項7記載の現場作業者監視システム。
  9. 前記各ヘルメット装置には、予め、固有の識別IDであるヘルメットIDが割り当てられて記憶されており、
    前記サーバは、該ヘルメットIDを用いて特定の1又は複数のヘルメット装置に対して前記点滅指示を行うことを特徴とする請求項7記載の現場作業者監視システム。
  10. 前記点滅パターンは、各ヘルメット装置毎に各々異なるパターンが前記サーバから指示され又は記憶されていることを特徴とする請求項7記載の現場作業者監視システム。
  11. 正規に入場した作業者に配布するヘルメット装置におけるコンピュータに、
    該ヘルメット装置を被った人間のバイオメトリクス情報を強制的に取得させ、該取得させたバイオメトリクス情報を予め記憶されている登録バイオメトリクス情報と照合し、一致するか否かを判定する機能と、
    照合不一致と判定された場合、前記ヘルメット装置を被った人間が正規の作業者ではないと見做し、異常通報する機能と、
    を実現させる為のプログラム。
  12. 作業現場内の各所に設けられネットワークに接続されたカメラ装置と該ネットワークを介して通信可能であり、また作業現場内の各所に設けられ前記ネットワークに接続された複数の無線基地局を介して、該無線基地局との無線通信を行なう機能と発光機能とを備えるヘルメット装置と通信可能であるコンピュータに、
    任意の又は特定のヘルメット装置に対して特定の点滅パターンでの発光を指示し、前記カメラ装置が、撮影した画像から点滅パターンを認識して該点滅パターンを前記ネットワークを介して送信してくると、該点滅パターンと前記指示した点滅パターンとを比較して、一致しない場合には異常と判定する機能
    を実現させる為のプログラム。
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