JP2007111752A - 空容器回収装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 空容器投入口2から投入された空容器aに表示されたバーコードを読み取った後に該空容器を減容処理し、その減容処理した容器の数に応じて該容器の提供者に特典を付与する空容器回収装置において、前記空容器投入口2から減容処理する圧潰手段8,8‘に至る経路間に、投入された空容器が減容処理済みの容器か、或いは減容処理前の容器かを検知する検知手段11と、該検知手段により、投入された空容器が減容処理済みの容器と判断された場合は特典の付与を拒否する拒否手段とを備えた。
【選択図】 図1
Description
一度回収装置に回収処理された空容器を、再度回収装置に投入し得る形態としては、例えば、空容器回収装置で回収した容器を収集する会社の従業員、或いは回収装置を管理する会社の従業員等が、処理済みの容器を入手して装置に再投入することが考えられる。
空容器に表示されたバーコードを読み取るバーコードリーダーは、空容器投入口から減容処理する圧潰手段までの経路間に配置し、そのバーコードリーダーの数は1個又は複数個とする。
上記手段によれば、装置の奥の位置で空容器における減容の有無を検知するので、検知に対する不正を行い難い。しかも、バーコード読み取り位置であるため、空容器が存在する状況下で前記検知を行うことができるので、高精度の検知を行うことができる。
因って、不正に特典が付与されるのを容易に防止することができる。
又、請求項2記載の構成により、投入された容器が減容処理前か、減容処理済みかを容易に判別することができる。
又、請求項4記載の構成により、仕分け手段が存在していても、該仕分け手段に検知手段の光通過部を設けることで、投入された容器の減容の有無を支障なく確認できる。
よって、一度、特典が付与、或いはデポジット金額が支払われた容器に対して、再度、特典を付与する、或いはデポジット金額を支払うといったことのない空容器回収装置を提供することができる。
図1は、デポジットシステムに対応する処理確認のチケットを発行するプリンタを備えた空容器回収装置を示し、1は回収装置のケース、2はケース1の前面に開口した空容器投入口で、ケース1内には前記空容器投入口2から投入された空容器aを所定位置までの経路を搬送する搬送手段3、搬送された空容器aをバーコード読み取り位置に支持する転動支持手段4、前記搬送手段3から転動支持手段4に載せ替える為に搬送手段3を上下揺動させる上下移動手段5、前記搬送手段3又は転動支持手段4で支持されている空容器に表示されているバーコードを読み取るバーコードリーダー6、バーコードの読み取りを完了した空容器aを容器別の圧潰手段に仕分ける仕分け手段7、その仕分けられた空容器aを圧潰する圧潰手段8,8’、圧潰処理した空容器を収容する回収容器9,9’、チケットを発行するプリンタ10、更に、前記バーコードリーダー6による読み取り位置(転動支持手段4)に存在する空容器が減容処理済みの容器か、或いは減容処理前の容器かを検知する検知手段11等が装備されている。
又、その搬送手段3は、ケース1内に架設した基台12上にロードセル13を介して支持した取付台14上に上下揺動可能に載置されている。
上下移動手段5は、モータ5aとそのモータの出力軸に取り付けた偏心回転板5bと偏心回転板5bと前記搬送手段3を連結するアーム5cとで構成され、モータ5aが作動することでアーム5cが揺動し、それにより搬送手段3が搬送始端(駆動プーリ3b)側を支点として搬送終端(従動プーリ3c)側が上下される。尚、この上下移動手段5は、図示の構成に限定されず、搬送始点側を支点として反対側を上下し得る方法であれば何れの方式でもよい。
これにより、投入された空容器aがスチール缶である場合は磁気センサ18で検出され、投入された空容器がPETボトルである場合は材質センサ(光学的センサ)で検出される。
更に、前記搬送手段3の終端部には該搬送手段3で空容器aが所定位置(バーコードリーダーによる読み取り位置)まで搬送されたか否かを検出するストップセンサ19が配置されている。このストップセンサ19がONすると、空容器が所定位置(バーコードリーダーによる読み取り位置)に搬送されたと判断して、搬送手段3が降下される。
尚、転動支持手段4を構成する2本のローラ4a,4bは、前記搬送手段3による搬送時、2本のローラのうちの何れか1本が空容器と接触している。
そして、搬送手段3が上下移動手段5によって前方下向きに傾斜下降されると、それまで無端状ベルト3aと2本のローラ4a,4bの片方の二点で支持されていた減容前の空容器は、無端状ベルト3aによる支持がなくなることで2本のローラ4a、4bによる二点支持に切り替わり、ローラの回転によって転動されることになる。減容処理済の空容器の場合にはローラ4a,4bの表面摩擦を小さくしてローラが回転しても、空容器は転動しないようにする。
このバーコードリーダー6によるバーコードの読み取りは、投入された空容器aから読み取ったデータを、制御部のデータベースに格納されている情報と比較して処理される。尚、デポジットシステムに対応する装置においては、仮にデポジット対象でない空容器である場合は、容器の回収は行なうが、チケットの発行を行なわないようにすることも可能である。
その仕分け手段7は、金属板或いは樹脂板などによって上下面及び前面(投入された空容器と対応する面)が開放された筒枠7aと、その筒体7aを左右方向に揺動させる揺動機構7bとで構成され、前記転動支持手段4の直上に位置して左右方向に揺動可能に支持されている。
又、前記筒枠7aの左右側面の下部には光通過部20が切欠き形成され、この光通過部20により仕分け手段7の側方に配置した検知手段11による検知動作が支障なく実行されるようになっている。
左右方向への揺動は、転動支持手段4の2本のローラ4a,4b上に支持されている空容器aを転動支持手段4の左右両側に配置した圧潰手段8,8’に仕分け落下させるもので、図1に示すように筒体の上部中央を支点として左右揺動するように構成されている。
その揺動機構7bは、カム等の揺動手段とその揺動手段を駆動するモータとで構成されている。尚、筒枠7aの上面の開放は、前記バーコードリーダー6による読み取りを確実に行うことができるようにする為である。
前記圧潰手段8,8’で圧潰処理された空容器は、その下方に配置されている回収容器9,9’に収容される。回収容器9,9’は、ケース1の前面或いは側面に設けた開閉扉を開けて出し入れされる。
又、回収した空容器の材質(アルミ缶、スチール缶、PETボトル等)、飲料メーカー、商品種類、数量等のデータは、全てケース内のデータ処理装置(図示省略)に記録し、その集計データは随時取り出せるようになっている。
その検知手段11としては、光学的センサ、例えば、投光器11aと受光器11bとで構成され、その投光器11aと受光器11bを前記仕分け手段7を挟んで対向配置すると共に、設置する高さ位置は前記仕分け手段7の筒枠7aに切欠き形成した光通過部20内に臨むように配置されている。又、設置する個数は、容器の長さ方向に沿い所定間隔をおいて二組配置する。尚、設置するセンサの個数(組数)は、図示の二組に限らず、一組でもよいが、減容の有無の判断精度を高める為には複数組を設置するのが好適である。
そして、検知手段11として投光器11aと受光器11bからなるセンサを二組配置した場合は、二組のセンサとも投光器11aの光を受光器11bが受光できない場合に、容器は減容処理前の容器(缶、PETボトル)と判断し、二組のセンサの内いずれかが投光器の光を受光器が受光した時は減容処理済みの容器と判断する。図1、2に示す空容器aは減容処理済みの容器を示し、検知手段11の投光器の光は受光器で受光されている状態を示す。
上記拒否手段は、CPU、ROM、RAM、入出力ポート等で構成された制御部に組み込まれており、ROMに記憶されたプログラムに従ってRAMに対するデータの読み書きを行いつつ、入力ポート及び出力ポートを介して入出力各部の動作を制御する。
(スタート)…電源スイッチをONすることで各部は動作可能状態となる。
(ステップ1)…空容器投入口に空容器aが挿入(投入)されると、容器検出センサ16で投入容器が検知され、ステップ2に進む。
(ステップ2)…材質センサ(光学的センサ)17と磁気センサ18とにより空容器のチェックが行われ、回収処理対象品(本説明ではアルミ缶とPETボトルを回収対象品とする)であるか否かが判断される。PETボトルは材質センサ(光学的センサ)17で、スチール缶は磁気センサ18で検出される。又、空容器は搬送手段3を支持するロードセルで搬送手段を含めた重量が検出されており、その検出重量が設定値以上である場合(NO)は、飲料物が容器に残っていると判断してエラーとし、ステップ3に進み、空容器投入口から空容器が取り出されたか否かが判断される。YESの場合はステップ4に進む。
(ステップ5)…ストップセンサ19がONすると容器が所望の読み取り位置(所定位置)に搬送されたと判断して搬送手段3を降下させる。
次に、読み取り位置にある容器が減容処理済みの容器であるか否かを検知手段11の信号で判断する。減容処理前の容器と判断した場合には、ステップ6の回収対象のものであるか否かの判断処理に進む。又、減容処理済みの容器と判断した場合には、ステップ6の回収対象品でない場合の処理(搬送手段の上昇)に進む。
(ステップ6)…読み取ったデータに基づき空容器が回収対象品であるか否かが判断され、YESの場合はステップ8に進み、NOの場合、即ち回収対象品で無い場合は搬送手段3を上昇させて空容器aを転動支持手段4から載せ替え、搬送手段3を逆回転させて空容器を投入口側に搬送する。そして、チケットを発行するプリンタ10は、検知手段11の検知信号(ON信号)を受けた拒否手段(制御部)の信号によりチケット(特典)の発行が禁止される。
(ステップ7)…搬送手段3が転動支持手段4より下方に移動され、空容器aを転動支持手段4に載せ替え、該容器が減容処理済みの容器であるか否かを検知手段11で判断する。
減容処理前の容器と判断した場合は、該転動支持手段4の作動で空容器aを転動させ、ステップ5のバーコードの読み取りを行う。又、減容処理済みの容器と判断した場合には、ステップ6の回収対象品でない場合の処理(搬送手段の上昇)に進む。
(1)減容処理済みの容器が投入された場合は、容器の回収は行うが、チケットやデポジット等の特典付与は行わないようにしてもよい。
(2)投入された容器が減容処理済みの容器であるか否かを判断する検知手段11は、光学的に容器の高さを検知するものに限らず、超音波、或いはマイクロスイッチ等により容器の寸法や形状を検出して判断するものでもよい。
(3)検知手段の配置位置は、投入口から離れた装置の奥側に限らず、投入口近傍でもよいが、装置の奥側の方が投入口から遠くなるため外部から不正行為をし難くできる。
2…空容器投入口 3…搬送手段
6…バーコードリーダー 7…仕分け手段
8,8‘…圧潰手段 11…検知手段
Claims (4)
- 空容器投入口から投入された空容器に表示されたバーコードを読み取った後に該空容器を減容処理し、その減容処理した容器の数に応じて該容器の提供者に特典を付与する空容器回収装置において、
前記空容器投入口から減容処理する圧潰手段に至る経路間に、投入された空容器が減容処理済みの容器か、或いは減容処理前の容器かを検知する検知手段と、
該検知手段により、投入された空容器が減容処理済みの容器と判断された場合は特典の付与を拒否する拒否手段と、
を備えたことを特徴とする空容器回収装置。 - 前記検知手段は、空容器投入口から投入された空容器の高さ寸法を検知して判断することを特徴とする請求項1記載の空容器回収装置。
- 前記空容器投入口から圧潰手段に至る経路の奥側位置にバーコード読み取り位置を配置し、そのバーコード読み取り位置に前記検知手段を配置したことを特徴とする請求項1叉は2記載の空容器回収装置。
- 前記バーコード読み取り位置に、空容器の種類に応じて空容器を仕分ける仕分け手段を設け、この仕分け手段に、投光器と受光器からなる検知手段の投光器の光が通過する通過部を設けたことを特徴とする請求項3記載の空容器回収装置。
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JP2022043184A (ja) * | 2017-02-14 | 2022-03-15 | 株式会社寺岡精工 | 物品回収装置 |
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2005
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