JP2007111290A - 耐熱靴 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】靴底材2と中底3との間に断熱層5を設けた耐熱靴1において、断熱層5を、任意数の合板6とフェルト7を積層して形成する。また、断熱層5を、靴底材2側から中底3側にかけて、合板6、金属被膜シート8、フェルト7、および合板6の順で積層して形成し、これら材料の持つ断熱効果や熱反射効果、および各材料間に形成される空気層の断熱効果で耐熱性を高める。
【選択図】図2
Description
これは、熱が短時間で伝わると必然的に作業効率が悪くなってしまい易く、また、作業効率を優先して無理に長時間作業を行うと、足裏に低温火傷を負ってしまうからである。
従って、作業効率を損なわない最低限の耐熱性を備え、かつ、作業疲労度が増すことのない軽量の耐熱靴が要求される。
しかし、単に靴底を厚くして耐熱性を向上させると、前記した如く、靴が重くなり作業者の疲労度が増して連続作業が困難になってくる。
なお、断熱材11として、この他に発泡スチロールやウレタンスポンジを使用する場合があるが、これらの材料は素材自体に耐熱性がないため、高温用の断熱材としては不適当である。
合成樹脂を形成する材料としては、請求項8に記載の発明のように、ポリエチレンテレフタレート(ポリエステル)、ポリエチレン、ポリプロピレンが好ましく、引張強度や弾性回復力といった機械的強度に優れ、外力によって破損し難いという点から、ポリエチレンテレフタレート(ポリエステル)が最も好ましい。
また、金属薄膜層を形成する金属材としては、請求項9に記載の発明のように、アルミニウム、金、銀、銅、チタンが好ましく、経済性や量産性の点からアルミニウムが最も好ましい。
この断熱層と従来例に係る耐熱靴の断熱材の厚さはほぼ等しいが、本発明の断熱層は複数の材料を積層して形成し、各材料間に空気層を形成するので断熱効果が高い。
そして、断熱層5を、靴底材2側から中底3側にかけて、合板6、フェルト7、合板6の順で積層して構成している。
この耐熱靴1は、断熱層5を、靴底材2側から中底3側にかけて、合板6、金属被膜シート8、フェルト7、合板6の順で積層して形成したことを特徴としている。
この耐熱靴1は、断熱層5を、靴底材2側から中底3側にかけて、合板6、フェルト7、金属被膜シート8、合板6の順で積層して形成したことを特徴としている。
この耐熱靴1は、その断熱層5を、靴底材2側から中底3側にかけて、金属被膜シート8、合板6、フェルト7、合板6の順で積層して形成したことを特徴としている。
この耐熱靴1は、断熱層5を、靴底側から中底3側にかけて、金属被膜シート8、フェルト7、合板6の順で積層して形成したことを特徴としており、これら三枚の材料が発揮する断熱効果と、各材料の間に形成される空気層の断熱効果の両方によって、断熱性を高めることができている。また、金属被膜シート8の持つ熱反射効果によっても、高い断熱性を発揮する。
なお、PET(ポリエチレンテレフタレート)製のフィルムに代えて、ポリエチレンやポリプロピレン製のフィルムを使用することもできる。
また、蒸着させる金属は、アルミニウムに限られることなく、金、銀、銅、チタンでもよいが、経済性や量産性の点からアルミニウムが最も好ましい。
またここでいう合板6は、コルクボード,パルプボード(パルプを圧縮して形成したボード),レザーボード(再生した革を圧縮して形成したボード)も含まれる。
また、金属被膜シート8は、図7に示すような構成とし、基板層8aの厚さを5μm〜100μmとし、金属薄膜層8bの厚さを0.2μm〜10μmに設定している。また、同様な理由で、靴底材2の底面を、平坦なフラットソールとしている。
なお、断熱層5を形成する材料は3枚〜6枚が好ましい。材料の枚数が多ければ断熱効果は向上するが、それだけ重量が大きくなり、作業性の点で好ましくないからである。
2 靴底材
3 中底
4 インソール
5 断熱層
6 合板
7 フェルト
8 金属被膜シート
8a 基板層
8b 金属薄膜層
10 耐熱靴
11 断熱材
Claims (10)
- 靴底材と中底との間、または、靴底材内に、断熱層を設けた耐熱靴であって、
前記断熱層を、任意数の合板とフェルトを積層して形成したことを特徴とする耐熱靴。 - 前記断熱層を、合板とフェルトに加えて、任意数の金属被膜シートを積層して形成したことを特徴とする請求項1に記載の耐熱靴。
- 前記断熱層を、靴底材側から中底側にかけて、合板、金属被膜シート、フェルト、合板の順に積層して形成したことを特徴とする請求項2に記載の耐熱靴。
- 前記断熱層を、靴底材側から中底側にかけて、合板、フェルト、金属被膜シート、合板の順に積層して形成したことを特徴とする請求項2に記載の耐熱靴。
- 前記断熱層を、靴底材側から中底側にかけて、金属被膜シート、合板、フェルト、合板の順に積層して形成したことを特徴とする請求項2に記載の耐熱靴。
- 前記断熱層を、靴底材側から中底側にかけて、金属被膜シート、フェルト、合板の順に積層して形成したことを特徴とする請求項2に記載の耐熱靴。
- 前記金属被膜シートは、合成樹脂製フィルムからなる基板層または合成樹脂製繊維からなる基板層の表面に金属薄膜層を形成して構成されたものであることを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか一つに記載の耐熱靴。
- 前記合成樹脂は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレンのうちいずれか一つであることを特徴とする請求項7に記載の耐熱靴。
- 前記金属は、アルミニウム、金、銀、銅、チタンのうちいずれか一つであることを特徴とする請求項7又は8に記載の耐熱靴。
- 前記合板およびフェルトの厚さを、それぞれ1mm〜5mmに設定したことを特徴とする請求項1乃至9のうちいずれか一つに記載の耐熱靴。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005306623A JP2007111290A (ja) | 2005-10-21 | 2005-10-21 | 耐熱靴 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005306623A JP2007111290A (ja) | 2005-10-21 | 2005-10-21 | 耐熱靴 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2007111290A true JP2007111290A (ja) | 2007-05-10 |
Family
ID=38094013
Family Applications (1)
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JP2005306623A Pending JP2007111290A (ja) | 2005-10-21 | 2005-10-21 | 耐熱靴 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2007111290A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS606404A (ja) * | 1983-06-27 | 1985-01-14 | 太平洋セメント株式会社 | 硫黄モルタルまたはコンクリ−ト製品 |
JPH0233604A (ja) * | 1988-07-22 | 1990-02-02 | Matsushita Seiko Co Ltd | 設備機器の集中管理装置 |
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2005
- 2005-10-21 JP JP2005306623A patent/JP2007111290A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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JPS606404A (ja) * | 1983-06-27 | 1985-01-14 | 太平洋セメント株式会社 | 硫黄モルタルまたはコンクリ−ト製品 |
JPH0233604A (ja) * | 1988-07-22 | 1990-02-02 | Matsushita Seiko Co Ltd | 設備機器の集中管理装置 |
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