JP2007110346A - 連結機構および携帯端末 - Google Patents
連結機構および携帯端末 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007110346A JP2007110346A JP2005298114A JP2005298114A JP2007110346A JP 2007110346 A JP2007110346 A JP 2007110346A JP 2005298114 A JP2005298114 A JP 2005298114A JP 2005298114 A JP2005298114 A JP 2005298114A JP 2007110346 A JP2007110346 A JP 2007110346A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing
- unit
- lid
- connection
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M1/00—Substation equipment, e.g. for use by subscribers
- H04M1/02—Constructional features of telephone sets
- H04M1/0202—Portable telephone sets, e.g. cordless phones, mobile phones or bar type handsets
- H04M1/0206—Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings
- H04M1/0208—Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings characterized by the relative motions of the body parts
- H04M1/0214—Foldable telephones, i.e. with body parts pivoting to an open position around an axis parallel to the plane they define in closed position
- H04M1/0216—Foldable in one direction, i.e. using a one degree of freedom hinge
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
- H04B1/38—Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Telephone Set Structure (AREA)
Abstract
【課題】斬新な構造で開閉する連結機構と、該連結機構を用いた携帯端末とを提供する。
【解決手段】第1筐体と第2筐体とを、互いが重なる閉状態と該閉状態から見開き式に開けられた開状態とに開閉可能に連結する連結機構であって、前記第1筐体の連結側と前記第2筐体の連結側とにそれぞれ設けられた開口部と、前記第1筐体の開口部内と前記第2筐体の開口部内とに両端がそれぞれ進退可能に取り付けられた連結部材と、前記第1筐体からの前記連結部材の進退量と前記第2筐体からの前記連結部材の進退量とが一定比率となるよう安定させる進退比率安定化部とを備えた連結機構であることを特徴とする。
【選択図】図8
【解決手段】第1筐体と第2筐体とを、互いが重なる閉状態と該閉状態から見開き式に開けられた開状態とに開閉可能に連結する連結機構であって、前記第1筐体の連結側と前記第2筐体の連結側とにそれぞれ設けられた開口部と、前記第1筐体の開口部内と前記第2筐体の開口部内とに両端がそれぞれ進退可能に取り付けられた連結部材と、前記第1筐体からの前記連結部材の進退量と前記第2筐体からの前記連結部材の進退量とが一定比率となるよう安定させる進退比率安定化部とを備えた連結機構であることを特徴とする。
【選択図】図8
Description
この発明は、例えば2つの筐体が見開き式に開閉可能に連結された携帯電話機やPDA等の携帯端末に用いられるような連結機構及び携帯端末に関する。
従来、携帯電話機やPDA、ノート型パソコン等、様々な携帯端末が提供されている。これらの携帯端末として、表示部を有する蓋部とキー操作部を有する本体部とが見開き式に折りたたみ可能に連結された所謂クラムシェルタイプのものが提供されている。
このようなクラムシェルタイプの連結部は、折りたたみ状態で蓋部と本体部とが重なるように、蓋部と本体部とを一部オーバーラップさせ、このオーバーラップ部位に一軸のヒンジが設けられている。
近年では、このヒンジ構造について様々なものが提案されており、二軸のヒンジ構造を有する機器ケースの開閉装置も提案されている(特許文献1参照)。
この開閉装置は、ヒンジの各軸に連結されている第1ケースと第2ケースとの回動順序を常に一定にするものである。
この開閉装置は、ヒンジの各軸に連結されている第1ケースと第2ケースとの回動順序を常に一定にするものである。
しかし、この開閉装置は、第1ケースと第2ケースの回動が別々で順番に行われるため、動作としてはぎこちないものであった。また、連結部材と第1ケース(第2ケース)との関係においては、2つの略直方体が軸を中心に回動するというものにすぎず、構造上それほど斬新なものではなかった。
この発明は、上述の問題に鑑み、斬新な構造で開閉する連結機構と、該連結機構を用いた携帯端末とを提供することを目的とする。
この発明は、第1筐体と第2筐体とを、互いが重なる閉状態と該閉状態から見開き式に開けられた開状態とに開閉可能に連結する連結機構であって、前記第1筐体の連結側と前記第2筐体の連結側とにそれぞれ設けられた開口部と、前記第1筐体の開口部内と前記第2筐体の開口部内とに両端がそれぞれ進退可能に取り付けられた連結部材と、前記第1筐体からの前記連結部材の進退量と前記第2筐体からの前記連結部材の進退量とが一定比率となるよう安定させる進退比率安定化部とを備えた連結機構であることを特徴とする。
これにより、斬新な構造で開閉し、その開閉の際に第1筐体からの連結部材の進退量と第2筐体からの連結部材の進退量との比率が安定する連結機構を提供することができる。
この発明の態様として、前記進退比率安定化部を、前記第1筐体に接続される第1筐体側アームと、前記第2筐体に接続される第2筐体側アームと、これらの第1筐体側アームと第2筐体側アームとを枢動可能に枢着して前記連結部材に接続される枢着部とで形成し、第1筐体側アームを前記第1筐体に接続する第1筐体側接続、第2筐体側アームを前記第2筐体に接続する第2筐体側接続、および前記枢着部を前記連結部材に接続する連結部材側接続有し、これらの接続の方法は、前記各筐体側接続と前記連結部材側接続との一方が枢動許容する枢着であり、他方が一定方向に移動可能な可動支持とすることができる。
これにより、第1筐体、第2筐体、および連結部材の開閉時の動作を確実に規制して安定化することができる。
またこの発明の態様として、前記可動支持を、スライド移動を許容するスライド可動支持とし、前記第1筐体側アームと前記第2筐体側アームは、第1筐体と第2筐体とが閉状態の際に当該記第1筐体側アームと第2筐体側アームとが対向する側の側面を凹に湾曲または屈曲形成することができる。
これにより、第1筐体と第2筐体が完全に閉状態に移行することを第1筐体側アームと第2筐体側アームが妨げることがなく、第1筐体と第2筐体が折りたたまれて完全に重なる全閉状態を確実に実現することができる。
またこの発明の態様として、前記第1筐体に一方が枢着された第1筐体側アームと、前記第2筐体に一方が枢着された第2筐体側アームとを備え、前記第1筐体側アームの他方と前記第2筐体側アームの他方を、円弧を描いて移動可能にそれぞれ支持する複数の支持部を前記連結部材に設けることができる。
これにより、第1筐体、第2筐体、および連結部材の開閉時の動作を確実に規制して安定化することができる。
これにより、第1筐体、第2筐体、および連結部材の開閉時の動作を確実に規制して安定化することができる。
またこの発明は、前記支持部を、円弧状の内側に歯を配設した周面ギアで形成し、該周面ギア上を転動する転動ギアを、前記第1筐体側アームの他方と前記第2筐体側アームの他方にそれぞれに設け、前記転動ギアと噛み合って前記各周面ギアの中心軸で回転許容する中心ギアを前記各周面ギアに対応して設け、前記第1筐体側アームの転動ギアと噛み合う中心ギアと、前記第2筐体側アームの転動ギアと噛み合う中心ギアとを互いに逆周りとなるよう連結することができる。
これにより、第1筐体、第2筐体、および連結部材の開閉時の動作をより確実に規制して安定化することができる。
これにより、第1筐体、第2筐体、および連結部材の開閉時の動作をより確実に規制して安定化することができる。
またこの発明は、第1筐体と第2筐体とを、互いが重なる閉状態と該閉状態から見開き式に開けられた開状態とに開閉可能に連結する連結機構であって、前記第1筐体の連結側と前記第2筐体の連結側とにそれぞれ設けられた開口部と、前記第1筐体の開口部内と前記第2筐体の開口部内とに両端がそれぞれ進退可能に取り付けられた連結部材とを備え、前記連結部材を、前記第1筐体側の回動軸で第1筐体に軸支し、前記第2筐体側の回動軸で第2筐体に軸支した連結機構とすることができる。
これにより、第1筐体、第2筐体、および連結部材が回動軸によって連結され、斬新な構造で安定した開閉動作を実現できる。
これにより、第1筐体、第2筐体、および連結部材が回動軸によって連結され、斬新な構造で安定した開閉動作を実現できる。
またこの発明は、前記連結機構を備えた携帯端末とすることができる。
前記携帯端末は、携帯電話機、PDA、ノートPC、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、携帯ナビゲーション機器、携帯型DVDプレーヤー、または携帯音楽プレーヤーなどの携帯電子機器で構成することができる。
これにより、斬新な構造で開閉する携帯端末を提供することができる。
前記携帯端末は、携帯電話機、PDA、ノートPC、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、携帯ナビゲーション機器、携帯型DVDプレーヤー、または携帯音楽プレーヤーなどの携帯電子機器で構成することができる。
これにより、斬新な構造で開閉する携帯端末を提供することができる。
この発明により、斬新な構造で開閉する連結機構と、該連結機構を用いた携帯端末とを提供することができる。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
まず、図1に示す閉状態の斜視図、図2に示す開状態の斜視図、及び図3に示す一部カバーを外した状態の斜視図と共に、第1実施例の携帯電話機1の構成について説明する。
携帯電話機1は、蓋部3と本体部7と、これらを連結する連結ユニット5とで構成されている。連結ユニット5は、蓋側ユニット5aと本体側ユニット5bと連結体20とリンクユニット100とで構成されている。
なお、蓋側ユニット5aと本体側ユニット5bとは、蓋部3や本体部7にネジ止め等により固定されて蓋部3や本体部7と一体化されるものである。この実施例ではネジ89a,89bによってネジ止めしているが、嵌め込みや接着により固定してもよい。
なお、蓋側ユニット5aと本体側ユニット5bとは、蓋部3や本体部7にネジ止め等により固定されて蓋部3や本体部7と一体化されるものである。この実施例ではネジ89a,89bによってネジ止めしているが、嵌め込みや接着により固定してもよい。
蓋部3には、図2に仮想線で示すように、表示部となる液晶ディスプレイ4が開閉内面に設けられている。
また、本体部7には、仮想線で示すように、操作入力部となる複数の入力ボタン8が開閉内面に配設されている。
また、本体部7には、仮想線で示すように、操作入力部となる複数の入力ボタン8が開閉内面に配設されている。
携帯電話機1が開状態の場合、前記連結体20は、図3に示すように蓋側ユニット5aの開口部内(蓋側ガイド体60aに設けられた凹部内)と本体側ユニット5bとの開口部内(本体側ガイド体60bに設けられた凹部内)に完全に収納される。そして、連結体20の凹部内には、蓋側押圧ユニット40aと本体側押圧ユニット40bと、リンクユニット100とが収納される。このうちリンクユニット100は、一部がガイド30にスライド可能に係合されている。
なお、図3は、図2と同様の開状態において、蓋側ガイドカバー80aと本体側ガイドカバー80bとを脱着して示している。
なお、図3は、図2と同様の開状態において、蓋側ガイドカバー80aと本体側ガイドカバー80bとを脱着して示している。
この携帯電話機1は、電子機器として、図示省略する各種制御処理を実行するCPUなどの制御部、データやプログラムを記憶する不揮発性メモリなどの記憶部、画像表示を行う液晶ディスプレイ4などの表示部、入力操作を受け付ける入力ボタン8などの操作入力部、音声通信を行う音声通信部、データ通信を行うデータ通信部、撮影を行うCCDカメラなどの撮影部、音声を出力するスピーカなどの音声出力部、及び、音声を集音するマイクなどの音声集音部などの機器が電気的に接続されて備えられている。
以上の構成により、蓋部3と本体部7とを連結ユニット5により見開き式に開閉することができ、蓋部3の液晶ディスプレイ4面と本体部7の入力ボタン8とが対向して重なる全閉状態から、蓋部3と本体部7が真っ直ぐに伸びた全開状態まで、自由に開閉することができる。従って、利用者は必要に応じて蓋部3と本体部7とを開閉し、携帯電話機1を開状態や閉状態で便利に使用し、また意図しない操作を防止するように閉状態で携帯することができる。
次に、連結ユニット5の構成について説明する。
図4は斜め上方から見た連結ユニット5の分解斜視図を示し、図5は斜め下方から見た連結ユニット5の分解斜視図を示し、図6は部分的に拡大した説明図を示す。
図4は斜め上方から見た連結ユニット5の分解斜視図を示し、図5は斜め下方から見た連結ユニット5の分解斜視図を示し、図6は部分的に拡大した説明図を示す。
連結ユニット5は、蓋部3(図2)に装着される蓋側ユニット5aと、本体部7(図2)に装着される本体側ユニット5bと、蓋側ユニット5a及び本体側ユニット5bの間に収納される連結体20と、この連結体20が蓋側ユニット5aと本体側ユニット5bから進退する進退量の比率を調整するリンクユニット100とで構成される。
なお、各図では蓋側ユニット5aの構成要素には符号に「a」を付して示し、本体側ユニット5bの構成要素には符号に「b」を付して示している。また、連結体20については、蓋側ユニット5aに対して作用する構成要素には符号に「a」を付して示し、本体側ユニット5bに対して作用する構成要素には符号に「b」を付して示している。
前記蓋側ユニット5aは、蓋部3(図2)と同程度の幅及び同程度の厚みを有しており、蓋側ガイド体60aと、この蓋側ガイド体60aの正面に装着される蓋側ガイドカバー80aと、この蓋側ガイドカバー80aにスライド可能に取り付けられる蓋側押圧ユニット40aとで構成される。
前記蓋側ガイド体60aは、連結側から見て矩形で側面視逆L字型の外形に形成されている。そして、本体側ユニット5bとの連結側には、連結体20が進退する進退空間となる凹部62aが設けられている。
この凹部62aの形状は、連結側端面(図4の左下方)と開閉内面(図4の上方)との角辺を軸に、一定幅(本実施形態では全体幅の9割から9割5分程度)の矩形を開閉内面から連結側端面へ1/4回転させた横倒し扇柱形の空洞に形成されている。
従って、蓋側ガイド体60aの連結側には、開閉内面から連結側端面へ向けて円弧を描く幅有りの円弧面66aと、この円弧面66aの左右両端辺から円弧の軸芯へ向けて直角に起立する鉛直の壁面67aとが設けられており、この左右2つの壁面67aと前記円弧面66aとで進退ガイド68aが構成されている。
前記壁面67aのそれぞれには、円弧面66aから軸心へ向けて一定距離離れた位置で左右外側へ凹となる凹部が形成されており、この凹部によって側面視扇型の抜止突起用溝65aが構成されている。
各抜止突起用溝65aの連結側端には、軸方向の内側へ向けて一定距離だけ直角に起立する係止辺64aがそれぞれ連接されている。
各抜止突起用溝65aの連結側端には、軸方向の内側へ向けて一定距離だけ直角に起立する係止辺64aがそれぞれ連接されている。
蓋側ガイド体60aの開閉外側部分(連結側に対する反対側部分)には、蓋側ガイドカバー80aを嵌着する嵌着溝71aが左右に2つ設けられている。この嵌着溝71aの中心には、蓋側ユニット5aを蓋部3にネジ止めするためのネジ孔72aがそれぞれ設けられている。このネジ孔72aに、蓋側ガイドカバー80aのネジ孔81aに挿通されたネジ89aが螺着されることで、蓋側ガイド体60aと蓋側ガイドカバー80aとが固着される。このネジ89aは、さらに蓋部3に設けられたネジ穴(図示省略)に螺着され、これによって蓋側ユニット5aが蓋部3に固着される。
なお、蓋側ガイドカバー80aおよび本体側ガイドカバー80bは、ネジ穴81a,81bを設けず、ネジ止め以外の方法で固着してもよい。
なお、蓋側ガイドカバー80aおよび本体側ガイドカバー80bは、ネジ穴81a,81bを設けず、ネジ止め以外の方法で固着してもよい。
前記蓋側ガイドカバー80aの外形は、前記蓋側ガイド体60aと平面視同サイズの矩形となる板状に形成されており、正面の連結側端には、面取りがなされて傾斜部88aが設けられている。そして、正面の開閉外側近傍には、2つのネジ孔81aが左右対称に設けられている。
蓋側ガイドカバー80aの裏面には、図5に示すように、まずその連結側に、外から順に抜止回動軸85a、スライド安定化ガイド91a、押圧方向規制ガイド86a、及びバネ係止突起87aが左右対称に設けられており、左側の押圧方向規制ガイド86aと抜止回動軸85aとの間にリンク枢着部77が設けられている。
前記リンク枢着部77は、蓋側ガイドカバー80aの裏面に下方へ突出するように立設されており、中央付近に、左右方向に貫通した枢着穴78が設けられている。この枢着穴78は、蓋側ユニット5aの連結側端面から、蓋側ユニット5aの肉厚D(図2参照)と同じ距離の範囲内に設けられている。
前記抜止回動軸85aは、蓋側ガイドカバー80aの側面近傍に位置して設けられ、横倒しの半円柱形に形成されている。
前記押圧方向規制ガイド86aは、蓋側ガイドカバー80aの裏面に直角に立設された円柱形の突起により形成されている。
前記押圧方向規制ガイド86aは、蓋側ガイドカバー80aの裏面に直角に立設された円柱形の突起により形成されている。
前記バネ係止突起87aは、蓋側ガイドカバー80aの裏面に立設されており、前記押圧方向規制ガイド86aより短い突起により形成されている。このバネ係止突起87aは、弾性体の一種であるコイルバネ59aの一端にそれぞれ挿入される。
前記スライド安定化ガイド91aは、前記抜止回動軸85aとの同心円となる1/4円の円弧状のガイドであり、蓋側ガイドカバー80aの裏面に左右対称に設けられている。
また、抜止回動軸85a,85bより開閉外側には、側辺に近接して、連結方向(図4の右上から左下の方向、図5の右下から左上の方向)に長い長方形の抜止突起収容溝84aが左右対称に設けられている。
そして、蓋側ガイドカバー80aの裏面のうち、開閉外側の近傍には、リング状に突出した嵌着突起82aが左右対称に設けられており、それぞれの嵌着突起82aの中心には、前記ネジ孔81aが設けられている。
前記蓋側押圧ユニット40aは、蓋側押圧基部41a、ローラ44a、及びコイルバネ59aで構成されている。
前記蓋側押圧基部41aは、全体が幅方向に長い柱形に形成されており、その開閉内面(図4の上方)側には、コイルバネ59aが伸縮可能に装着されるバネ装着部42aが左右対称に2つ設けられている。
前記蓋側押圧基部41aは、全体が幅方向に長い柱形に形成されており、その開閉内面(図4の上方)側には、コイルバネ59aが伸縮可能に装着されるバネ装着部42aが左右対称に2つ設けられている。
このバネ装着部42aのさらに外側には、開閉内面(図4の上方)から開閉外面(図4の下方)へ貫通するガイド孔43aが設けられている。該ガイド孔43aには、前記蓋側ガイドカバー80aの押圧方向規制ガイド86a(図5参照)が挿通されるため、蓋側押圧基部41aがガタツキなく平行状態を維持して正面(図4,5の上方)から背面(図4,5の下方)へ前後動(図4,5では上下動)することができる。
前記蓋側押圧基部41aの両側面には、厚みのある円盤状のローラ44aが左右対称に同軸上に軸支されている。このローラ44aは、外周面が押圧基部41の底面より下方に突出する位置に設けられている。
前記連結体20は、略半円形のスライド板27の左右側端に、直角に立ち上がる側壁28がそれぞれ設けられている。
前記側壁28の各上面中央には、図4右下から見て円弧状に刳り貫かれた軸当接溝21a,21bが連結方向に連接されており、その連結方向外側には抜止突起22a,22bが連結方向に対称にそれぞれ設けられている。
前記側壁28の各上面中央には、図4右下から見て円弧状に刳り貫かれた軸当接溝21a,21bが連結方向に連接されており、その連結方向外側には抜止突起22a,22bが連結方向に対称にそれぞれ設けられている。
前記スライド板27の外周は、図5に示すように、軸当接溝21aの円弧の中心である蓋回動軸(図示省略)を軸芯とする円弧に形成された円弧外周面29aと、軸当接溝21bの円弧の中心である本体回動軸(図示省略)を軸芯とする円弧に形成された円弧外周面29bとが連結方向に対称に連接されている。この円弧外周面29aは、蓋側ガイド体60aの円弧面66aに面対応し、円弧外周面29bは、本体側ガイド体60bの円弧面66bに面対応する。
スライド板27の内周には、図6(A)の拡大斜視図に示すように、前記蓋回動軸を軸芯として前記円弧外周面29aと一定の距離内側で湾曲する円弧内周面24aと、前記本体回動軸を軸芯として前記円弧外周面29bと一定の距離内側で湾曲する円弧内周面24bとが、連結方向に対称に連接されている。
前記円弧内周面24bには、ローラ44b(図4)と同一の円弧状またはローラ44bより小さな円弧状の係止凹部25bが連結方向に並設されている。また、前記円弧内周面24bの正面側端部(図4の下方側の端部)にも係止凹部23bが形成されている。
この実施例では、本体側にのみ係止凹部23bと係止凹部25bを備えているが、蓋側にもこれと対象に係止凹部23a(図示省略)と係止凹部25a(図示省略)を備えても良い。
この実施例では、本体側にのみ係止凹部23bと係止凹部25bを備えているが、蓋側にもこれと対象に係止凹部23a(図示省略)と係止凹部25a(図示省略)を備えても良い。
左右の側壁28の各内面には、湾曲したw型の凸部35が左右対称に設けられている。この凸部35の湾曲外側面と、スライド板27の内面とで挟まれた部分には、円弧状のスライド安定化溝34a,34bが形成されている。図6(B)の断面図に示すように、このスライド安定化溝34aに蓋側ガイドカバー80aのスライド安定化ガイド91aが係合する。これにより、連結体20が蓋側ユニット5aの凹部62aから円弧を描いて進退する動作がスムーズに安定して行えるようにしている。
また、連結体20の内面には、左側の側壁28から少し距離を空けた位置で開閉内面へ向けて鉛直に立ち上がるガイド30が設けられている。このガイド30は、中央に設けられたスライド空間32が鉛直で平行に形成されている。
前記リンクユニット100は、図6(C)の斜視図に示すように、軸部材109と、この軸部材109を挿通する蓋側アーム107、スライド体105、本体側アーム103、及び抜止キャップ101とで構成されている。
軸部材109は、円筒形の軸部112の一端に装着凸部111が設けられ、他端に抜け止め用の軸頭113が設けられている。
蓋側アーム107は、一端に軸挿通穴108が設けられ、他端に枢着突起106が設けられている。蓋側アーム107自身の形状は、図6(C)の左側面視略L字型に湾曲形成されている。
蓋側アーム107は、一端に軸挿通穴108が設けられ、他端に枢着突起106が設けられている。蓋側アーム107自身の形状は、図6(C)の左側面視略L字型に湾曲形成されている。
スライド体105は、角部を面取りした四角柱形状であり、前記軸部材109を挿通する軸挿通穴115が設けられている。この四角柱形状の対向する2つの面(水平面)が、連結体20のガイド30(図6(B)参照)の対向面に当接して、上下に安定してスライドする。すなわち、スライド体105はガイド30にスライド可能にスライド可動支持されている。
本体側アーム103は、一端に軸挿通穴104が設けられ、他端に枢着突起102が設けられている。本体側アーム103自身の形状は、図6(C)の右側面視略L字型に湾曲形成されている。
抜止キャップ101は、リング状であり、前記軸部材109の装着凸部111が装着される。
抜止キャップ101は、リング状であり、前記軸部材109の装着凸部111が装着される。
従って、軸部材109の軸部112を、蓋側アーム107の軸挿通穴108、スライド体105の軸挿通穴115、本体側アーム103の軸挿通穴104にこの順で挿通し、抜止キャップ101を軸部材109の装着凸部111に装着して固定すると、軸部材109を軸にして本体側アーム103、スライド体105、および蓋側アーム107がそれぞれ独立して回動可能にユニット化される。そして、このユニット化されたリンクユニット100は、図6(C)の側面から見ると略w型の形状となる。
そして、本体側アーム103の枢着突起102は、ガイド板98の枢着穴99に枢着され、蓋側アーム107の枢着突起106は、リンク枢着部77の枢着穴78に枢着される。
そして、本体側アーム103の枢着突起102は、ガイド板98の枢着穴99に枢着され、蓋側アーム107の枢着突起106は、リンク枢着部77の枢着穴78に枢着される。
図4、図5に示した前記本体側ユニット5bは、本体部7(図2参照)と同程度の幅及び同程度の厚みを有し、本体側ガイド体60bと、この本体側ガイド体60bの正面に装着される本体側ガイドカバー80bと、この本体側ガイドカバー80bにスライド可能に取り付けられる本体側押圧ユニット40bとで構成される。これらの各要素は、次に説明する非対称部分以外は、前述した蓋側ユニット5aと連結方向に対称に構成さるため、その詳細な説明を省略する。
非対称部分は、本体側ガイドカバー80bにはリンク枢着部77(図5参照)が設けられず、代わりに左側のスライド安定化ガイド91bを備えるガイド板98が厚い肉厚に形成され、さらに該ガイド板98の中央付近に左右方向に貫通する枢着穴99が設けられている部分である。この枢着穴99は、本体側ユニット5bの連結側端面から、本体側ユニット5bの肉厚D(図2参照)と同じ距離の範囲内に設けられている。
なお、この実施の形態では、連結体20、ガイド体60(60a,60b)、及びガイドカバー80(80a,80b)は金属部材で形成され、押圧基部41(41a,41b)及びローラ44(44a,44b)は樹脂部材で形成されるが、これに限らず適宜の素材で形成することができる。
このように形成された各要素を組み合わせることで、連結ユニット5が完成する。
このように形成された各要素を組み合わせることで、連結ユニット5が完成する。
次に、蓋側ユニット5aおよび本体側ユニット5bに対して連結体20が進退することで実行される連結ユニット5の開閉動作、および携帯電話機1の開閉動作について説明する。
図7は、開状態の連結ユニット5の一部の斜視図を示し、図8は、開状態から少し閉方向へ変化させた連結ユニット5の一部の斜視図を示し、図9は、さらに閉方向へ変化させた連結ユニット5の一部の斜視図を示し、図10は、閉状態の連結ユニット5の一部の斜視図を示す。なお、これら図7から図10は、図5における左下位置から見た図を示している。
また、図11は、開状態の連結ユニット5部分の拡大断面図を示し、図12は、開状態から少し閉方向へ変化させた連結ユニット5部分の拡大断面図を示し、図13は、さらに閉方向へ変化させた連結ユニット5部分の拡大断面図を示し、図14は、閉状態の連結ユニット5部分の拡大断面図を示す。なお、図11から図14は、図3におけるA−A矢視の断面図を示す。
また、図15は、開状態から閉状態へ変化する各状態の携帯電話機1を斜視図で説明する説明図である。
また、図11は、開状態の連結ユニット5部分の拡大断面図を示し、図12は、開状態から少し閉方向へ変化させた連結ユニット5部分の拡大断面図を示し、図13は、さらに閉方向へ変化させた連結ユニット5部分の拡大断面図を示し、図14は、閉状態の連結ユニット5部分の拡大断面図を示す。なお、図11から図14は、図3におけるA−A矢視の断面図を示す。
また、図15は、開状態から閉状態へ変化する各状態の携帯電話機1を斜視図で説明する説明図である。
まず、開状態では、図7、図11、および図15(A)に示すように、蓋側ユニット5a(図11参照)が取り付けられた蓋部3と、本体側ユニット5bが取り付けられた本体部7とが180度開いた状態となり、全体で1つの直方体のごとき形状になる。
このとき、連結体20は、蓋側ユニット5aの凹部62a(図4参照)と、本体側ユニット5bの凹部62bの中に完全に収納され、外から視認できない状態となる。
そして、図11に示すように、リンクユニット100のスライド体105は、ガイド30の基部に最も近づく。
そして、図11に示すように、リンクユニット100のスライド体105は、ガイド30の基部に最も近づく。
またこのとき、本体側押圧ユニット40bのローラ44bは、連結体20の係止凹部25b(図4参照)に当接して係止される。従って、コイルバネ59bの付勢力により、少々の力では蓋側ユニット5aと本体側ユニット5bとが閉状態へ移行せず、開状態を維持することになる。なお、図4では本体側押圧ユニット40b側にのみ係止凹部25bを形成しているが、蓋側押圧基部41a側にも対象に係止凹部を形成してもよい。この場合、蓋側押圧ユニット40aのローラ44aが係止凹部に係止されることになり、より強い力で開状態を維持することができる。
上述した開状態から、利用者によって手で力が加えられて蓋部3と本体部7とが閉方向へ折りたたみ操作されると、その力がコイルバネ59bの付勢力を超えた時点で、ローラ44bが係止凹部25bから脱出し、図8、図12、および図15(B)に示すように蓋側ユニット5a(図11参照)が取り付けられた蓋部3と、本体側ユニット5bが取り付けられた本体部7とが少し屈曲した状態に移行する。このようにローラ44bが係止凹部25bから脱出する際に、良好な操作感となるクリック感を利用者に与えることができる。
この閉方向への移行のとき、蓋側ユニット5aは、抜止回動軸85a(図8参照)を仮想の回転軸として回動し、本体側ユニット5bは、抜止回動軸85b(図8参照)を仮想の回転軸として回動する。このとき、本体側アーム103の枢着突起102と蓋側アーム107の枢着突起106とは、軸部材109を中心に対象に連動しつつ回動する。
そして、この回動により、図8に示すようにリンク枢着部77とガイド板98とが離れ、図12に示すように本体側アーム103の枢着突起102と蓋側アーム107の枢着突起106との間隔Wが開状態の場合よりも広がる。このため、リンクユニット100のスライド体105がガイド30のスライド空間32内をガイド30の基部から先端側へ向けて直線的にスライド移動する。従って、蓋側ユニット5aから連結体20が進出した進退距離La(図12参照)と、本体側ユニット5bから連結体20が進出した進退距離Lb(図12参照)との比率は1対1となり、均等に進出する。これにより安定したスムーズな操作感が得られることになる。
さらに閉方向へ折りたたみ操作されると、図9、図13、及び図15(C)に示すように屈曲した状態に移行する。この移行の途中で、図13に示すように、本体側アーム103の枢着突起102と蓋側アーム107の枢着突起106とを結ぶ直線上に、蓋側ユニット5aの仮想回動軸31aおよび本体側ユニット5bの仮想回動軸31bが位置したときに間隔Wが最大となり、これ以降は間隔Wが縮まることになる。この間、リンクユニット100のスライド体105は、ガイド30のスライド空間32をガイド30の基部から先端に向けて移動し続ける。そして、蓋側ユニット5aから連結体20が進出した量と、本体側ユニット5bから連結体20が進出した量との比率は、1対1の比率が維持され、常に均等に進出する。
さらに閉方向へ折りたたみ操作されると、図10、図14、及び図15(D)に示すように、完全に折りたたまれた閉状態に移行する。このとき、図14に示すように、リンクユニット100のスライド体105は、ガイド30の先端に最も近い位置のスライド空間32に位置する。
そして、蓋側アーム107と本体側アーム103とは、両者の対向する側の側面が凹となるように湾曲形成されているため、本体側アーム103と蓋側アーム107の間には隙間Xが確保され、この隙間Xに蓋側ガイドカバー80aと本体側ガイドカバー80bとが挟まることになる。
この閉状態から開状態へ移行する際には、上述した閉方向への移行と全く逆に動作する。
この閉状態から開状態へ移行する際には、上述した閉方向への移行と全く逆に動作する。
以上の動作により、連結体20が蓋側ユニット5aと本体側ユニット5bとに対してそれぞれ円弧を描いて進退し、これにより蓋部3と本体部7が開閉するという斬新な構造の携帯電話機1を提供することができる。
そして、この開閉に際しては、リンクユニット100の機能により、蓋側ユニット5aと本体側ユニット5bに対して連結体20が均等に進退し、折りたたみの中心で対称となる安定した動作を行うことができる。
また、連結体20は、その円弧外周面29a(図5参照)が蓋側ガイド体60a(図4参照)の円弧面66aに当接した状態でスライド回動して進退するため、ひっかかりなく進退することができる。特に、蓋側ガイドカバー80aに設けられたスライド安定化ガイド91a(図6(A)参照)と連結体20に設けられた安定化溝34a(図6(B)参照)とが係合することで、より安定したスライド回動を実現することができ、スムーズな進退を確実に実現できる。
また、蓋部3の連結部と本体部7の連結部とに凹部62a,62bとをそれぞれ設け、この凹部62a内に、連結体20の一端側を進退可能に取り付け、前記凹部62b内に、該連結体20の他端側を進退可能に取り付けたことにより、全開状態では連結体20を凹部62a,62b内に収納して隠蔽することが可能となり、携帯電話機1の見た目を美しくできる。
また、抜止回動軸85(85a,85b)を仮想の軸芯として円弧を描いて連結体20を進退させる進退ガイド68(68a,68b)を、蓋側ユニット5aと本体側ユニット5bとに設け、連結体20に側壁28及び円弧外周面29(29a,29b)を設けたことにより、連結体20を凹部62(62a,62b)から円弧状に進退させることができ、開状態では連結体20を凹部62内に収納し、この開状態から閉状態への移行では、連結体20が凹部62から円弧状に進出して蓋部3と本体部7が閉状態となることを許容するといったことができる。
また、蓋部3側の円弧面66aの軸は蓋回動軸31a(図13参照)とし、本体部7側の円弧面66bの軸は本体回動軸31bとして、円弧の軸を異ならせて進退ガイド68を形成することにより、全閉状態と全開状態、及びその間の状態で、無理のない開閉動作を実現することができる。
また、蓋部3と本体部7との開閉角度が一定の角度となった際に凹部62に対する連結体20の進退を係止する係止凹部23b,25b及び押圧ユニット40bを設け、コイルバネ59bの付勢力によって押圧ユニット40bのローラ44bが係止凹部23b,25bに嵌まり込んで係止される構成にしたことにより、0°及び180°といった一定の角度で蓋部3と本体部7とを安定させることができ、利用者にとって操作性が向上する。なお、係止する開閉角度はこれらに限らず、他の角度で進退を係止するように係止凹部を形成してもよく、また、進退を係止する角度を3以上に設定して係止凹部を形成してもよい。
また、前記押圧ユニット40に付勢力を付与するコイルバネ59(59a,59b)を採用したことにより、一定の角度で蓋部3と本体部7とを安定させる力をコイルバネ59の付勢力によって容易に調整することができ、程よいクリック感の開閉機構を容易に提供することができる。
さらに、全開状態から閉状態まで(全閉状態の手前まで)は、軸当接溝21a,21bに抜止回動軸85a,85bが当接していることで、連結体20が蓋側ユニット5a及び本体側ユニット5bから抜け落ちることを防止できる。そして、全閉状態では、抜止突起22a,22bが係止辺64a,64bに当接することで、連結体20が蓋側ユニット5a及び本体側ユニット5bから抜け落ちることを防止できる。
なお、開閉位置を位置決めするための押圧ユニットは蓋側押圧ユニット40aと本体側押圧ユニット40bの2つを備えたが、いずれか一方を1つだけ備える構成にしてもよい。この場合も、リンクユニット100によって対象に開閉する良好な操作感が得られる。
また、前記円弧面66aは、連結体20を円弧状にスライドして進退させるためのものであるから、面で構成するに限らず、円弧状のレールを幅方向に複数配設するなど、他の形状に形成しても良い。さらに、2つの壁面67aは、連結体20がスライドする際にガタツキが発生しないようにするためのものであるから、鉛直面に限らず、他の形状に形成してもよい。
そして、前記抜止突起用溝65a及び係止辺64aと連結体20の抜止突起22aは、連結体20が蓋側ユニット5aから抜け落ちることを防止するためのものであるから、この形状に限らず他の形状に形成してもよい。例えば、抜止突起用溝65a及び係止辺64aを幅方向側部に設けるのではなく、円弧面66aの一部に凹部を形成してこれを抜止突起用溝65aとし、該抜止突起用溝65aの連結端面61a側に係止辺64aを設けることができる。この場合、連結体20の抜止突起22aは、連結体20の幅方向側部ではなく進退方向の側端に設けるとよい。
また、係止凹部23,25は、スライド板27に設けず、側壁28の内面に設けても良い。この場合は、ローラ44を例えば球体で形成して幅方向外側へ向けて付勢して、側壁28の内面に設けた係止凹部に係止されるように構成すればよい。このように構成しても、携帯電話機1を所定の開閉角度で位置決めすることができ、また程良いクリック感を得ることができる。
また、ローラ44は、滑りやすい形状や素材で非回転に構成してもよい。この場合でも、開閉動作をスムーズに行い、開閉角度を係止することができる。
また、ローラ44は、滑りやすい形状や素材で非回転に構成してもよい。この場合でも、開閉動作をスムーズに行い、開閉角度を係止することができる。
また、全開状態では、連結体20が完全に見えないように隠蔽する構成としたが、例えば蓋側ガイドカバー80aや本体側ガイドカバー80bの連結側に孔や溝を設け、全開状態でも連結体20が一部視認できるように構成してもよい。この場合でも、従来のように無骨なヒンジが突出してそのまま見えるといったことはなく、スマートなデザインの携帯電話機1を提供することができる。
また、蓋部3と蓋側ガイド体60aは別体に構成したが、一体に形成してもよい。また、本体部7と本体側ガイド体60bは別体に構成したが、一体に形成してもよい。
次に、第2実施例について説明する。
図16は、第2実施例の携帯電話機121の斜視図を示し、図17は、第2実施例の携帯電話機121を一部分解した部分拡大斜視図を示す。
図16は、第2実施例の携帯電話機121の斜視図を示し、図17は、第2実施例の携帯電話機121を一部分解した部分拡大斜視図を示す。
この場合、蓋部3には蓋側ユニット125aが固定され、本体部7には本体側ユニット125bが固定され、これらの蓋側ユニット125aと本体側ユニット125bとで連結ユニット125が構成されている。
そして、開状態で連結ユニット125内に収納される連結体20の側壁28の外側に側壁部材131が左右対称に設けられる。この側壁部材131は、内面側(図16の上方)に軸受け部132が設けられており、この軸受け部132に回動軸133a,133bが平行に並設される。この回動軸133a,133bは、前述した第1実施例における蓋側ガイドカバー80aの抜止回動軸85aおよび本体側ガイドカバー80bの抜止回動軸85bの存在した場所に位置する。また、側壁部材131には、第1実施例の抜止突起22a,22b(図4参照)と同一の作用をする抜止突起134a,134bが設けられている。
そして、開状態で連結ユニット125内に収納される連結体20の側壁28の外側に側壁部材131が左右対称に設けられる。この側壁部材131は、内面側(図16の上方)に軸受け部132が設けられており、この軸受け部132に回動軸133a,133bが平行に並設される。この回動軸133a,133bは、前述した第1実施例における蓋側ガイドカバー80aの抜止回動軸85aおよび本体側ガイドカバー80bの抜止回動軸85bの存在した場所に位置する。また、側壁部材131には、第1実施例の抜止突起22a,22b(図4参照)と同一の作用をする抜止突起134a,134bが設けられている。
蓋側ガイドカバー180aおよび本体側ガイドカバー180bは、抜止回動軸85a(第1実施例)および抜止回動軸85b(第1実施例)が存在した場所に溝穴152a,152bが設けられ、該溝穴152a,152bの側面に前記回動軸133a,133bを軸受けする軸受け穴151a,151bが形成されている以外は、前述した第1実施例における蓋側ガイドカバー80aおよび本体側ガイドカバー80bと同様の構成である。
なお、携帯電話機121には、第1実施例の蓋側ガイド体60aおよび本体側ガイド体60bと同様のガイド体を備えているが、図17では図示省略している。
その他の構成要素は、第1実施例と同一であるので、同一要素に同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
その他の構成要素は、第1実施例と同一であるので、同一要素に同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
以上の構成により、斬新な構造での開閉を実現できると共に、第1の実施例の仮想軸の場合に比べてより安定した回動を実現することができる。
また、連結体20が蓋側ユニット5a及び本体側ユニット5bから抜け落ちることを防止できる。
携帯電話機121の概観を見た際には、開状態で内側面にわずかに軸受け部132を視認できるが、他の部分は視認できず、開状態の際に全体が1つの直方体のごとき形状にすることができる。
また、連結体20が蓋側ユニット5a及び本体側ユニット5bから抜け落ちることを防止できる。
携帯電話機121の概観を見た際には、開状態で内側面にわずかに軸受け部132を視認できるが、他の部分は視認できず、開状態の際に全体が1つの直方体のごとき形状にすることができる。
次に、第3実施例について説明する。
図18は、第3実施例の携帯電話機201の平面図を示し、図19は、斜め上方から見た連結ユニット205の分解斜視図を示し、図20は、斜め下方から見た連結ユニット205の分解斜視図を示し、図21はリンクユニット210の分解斜視図による説明図を示し、図22は連結体220の斜視図を示す。
図18は、第3実施例の携帯電話機201の平面図を示し、図19は、斜め上方から見た連結ユニット205の分解斜視図を示し、図20は、斜め下方から見た連結ユニット205の分解斜視図を示し、図21はリンクユニット210の分解斜視図による説明図を示し、図22は連結体220の斜視図を示す。
携帯電話機201は、第1実施例の携帯電話機1と同一の蓋部3および本体部7を備えている。前記蓋部3には、第1実施例の蓋側ユニット5a(図2参照)に対応する蓋側連結ユニット205aが装着され、前記本体部7には、第1実施例の本体側ユニット5b(図2参照)に対応する本体側連結ユニット205bが装着されている。
開状態の蓋側連結ユニット205aと本体側連結ユニット205bの連結部内には、連結体220(図19参照)およびリンクユニット210が収納されており、このリンクユニット210と連結体220と蓋側連結ユニット205aと本体側連結ユニット205bとで連結ユニット205が構成されている。
蓋側連結ユニット205aは、蓋側ガイドカバー280aと蓋側ガイド体60aとで構成され、本体側連結ユニット205bは、本体側ガイドカバー280bと本体側ガイド体60bとで構成されている。
蓋側ガイドカバー280aは、第1実施例の押圧方向規制ガイド86a(図5参照)およびバネ係止突起87aを備えていないことと、下方に突出したガイド板277(図20参照)を備えたことを除き、第1実施例の蓋側ガイドカバー80aと同一のものである。なお、前記ガイド板277には、携帯電話機201の幅方向に貫通する枢着穴278が設けられている。
本体側ガイドカバー280bは、第1実施例の押圧方向規制ガイド86b(図5参照)およびバネ係止突起87bを備えていないことと、ガイド板98の代わりに下方に突出したガイド板298(図20参照)を備えたことを除き、第1実施例の本体側ガイドカバー80bと同一のものである。
なお、前記ガイド板298には、携帯電話機201の幅方向に貫通する枢着穴299が設けられている。
なお、前記ガイド板298には、携帯電話機201の幅方向に貫通する枢着穴299が設けられている。
リンクユニット210(図21参照)は、第1実施例のリンクユニット100(図6(C)参照)に対応するものであり、蓋側アーム212、コイルバネ215、係止凸体221、シャフト227、係止ガイド体234、本体側アーム243、およびスライド体251とで構成されている。
前記蓋側アーム212は、第1実施例の蓋側アーム107(図6(C)参照)に対応するものであり、略L字型に屈曲形成されたアームの一端に軸挿通穴214(図21参照)が設けられ、他端に枢着突起211が設けられている。前記軸挿通穴214は、挿通するシャフト227と連れ回りするように、シャフト227の切り欠き面226と係合する係合片213が設けられている。
前記コイルバネ215は、弾性体の一種であり、係止凸体221に設けられた凹部225(図21(B)参照)に一部または全部が収納される。
前記係止凸体221は、中央に軸挿通穴223が設けられ、該軸挿通穴223の側壁の一部に鉛直面222が形成されている。この軸挿通穴223の一方の端面(係止ガイド体234と当接する側の面)には、軸方向に突出する係止突起224が設けられている。また、軸挿通穴223の他方の端部には、凹部225が設けられている。
前記係止凸体221は、中央に軸挿通穴223が設けられ、該軸挿通穴223の側壁の一部に鉛直面222が形成されている。この軸挿通穴223の一方の端面(係止ガイド体234と当接する側の面)には、軸方向に突出する係止突起224が設けられている。また、軸挿通穴223の他方の端部には、凹部225が設けられている。
シャフト227は、第1実施例の軸部材109(図6(C)参照)に対応するものであり、全体が略円筒形の棒状に形成され、一方に欠き面226が設けられ、他方に挿通突起228が設けられている。
係止ガイド体234は、中央に軸挿通穴233が設けられ、この軸挿通穴233の一方の端面(係止凸体221と当接する側の面)には、円周付近に沿って軸方向に突出する係止ガイド231,236が設けられている。また、軸挿通穴233の他方の端部には、凹部238が設けられると共に、一側部に切り欠き部239が設けられている。
本体側アーム243は、第1実施例の本体側アーム103(図6(C)参照)に対応するものであり、略L字型のアームの一端に軸挿通穴241が設けられ、他端に枢着突起242が設けられている。
スライド体251は、第1実施例のスライド体105(図6(C)参照)に対応するものであり、全体形状が略直方体に形成され、1の面とその反対面の各中央に一直線のガイド溝252,252が平行でかつ対称に設けられ、該ガイド溝252と直行する方向へ前記シャフト227を挿通する軸挿通穴253が設けられている。
このように構成されたリンクユニット210は、開閉角度を固定するための角度固定機能を有しており、この角度固定機能は、コイルバネ215と係止凸体221と係止ガイド体234とで構成される角度固定ユニット240で実現される。
すなわち、コイルバネ215の付勢力によって係止凸体221が係止ガイド体234側に常時付勢され、係止凸体221と係止ガイド体234との相対回転によって、係止突起224が係止ガイド231,236に乗り上げて摺動した後に落下し、この落下位置で角度固定が実現される。また、係止突起224が係止ガイド231に乗り上げている間は、任意の角度で自由に回転停止すれば、この角度をコイルバネ215の付勢力によって維持できる。
すなわち、コイルバネ215の付勢力によって係止凸体221が係止ガイド体234側に常時付勢され、係止凸体221と係止ガイド体234との相対回転によって、係止突起224が係止ガイド231,236に乗り上げて摺動した後に落下し、この落下位置で角度固定が実現される。また、係止突起224が係止ガイド231に乗り上げている間は、任意の角度で自由に回転停止すれば、この角度をコイルバネ215の付勢力によって維持できる。
前記連結体220は、第1実施例の連結体20(図4参照)に対応するものであり、第1実施例のガイド30およびスライド空間32に対応するガイド230およびスライド空間232が連結体220の中央付近に設けられたことと、第1実施例の係止凹部23b、円弧内周面24b、および係止凹部25bが省略された以外は、第1実施例の連結体20と同一である。なお、ガイド230は、第1実施例に比べて肉厚が薄く形成されており、ガイド230,230の内側辺にガイド溝252,252(図21参照)が当接してスライド体251がスライド移動するように構成されている。
その他の構成要素は、第1実施例と同一であるので、同一要素に同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
その他の構成要素は、第1実施例と同一であるので、同一要素に同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
次に、蓋側連結ユニット205aおよび本体側連結ユニット205bに対して連結体220が進退することで実行される連結ユニット205の開閉動作、および携帯電話機201の開閉動作について説明する。
図23は、開状態の連結ユニット205の一部の底面図を示し、図24は、開状態から少し閉方向へ変化させた連結ユニット205の一部の斜視図を示し、図25は、閉状態の連結ユニット205の一部の斜視図を示す。なお、これら図23から図25は、図20における右下位置から見た図を示している。
また、図26は、開状態の連結ユニット205部分の拡大断面図を示し、図27は、開状態から少し閉方向へ変化させた連結ユニット205部分の拡大断面図を示し、図28は、閉状態の連結ユニット205部分の拡大断面図を示す。なお、図26から図28は、図18におけるB−B矢視の断面図を示す。
また、図29は、携帯電話機201の開閉操作の操作感を向上させる角度固定ユニット240に設けられる係止ガイド体234の拡大斜視図である。
なお、携帯電話機201の全体の開閉状態については、第1実施例の図15の説明図と対応するため、図15を引用して説明する。
また、図26は、開状態の連結ユニット205部分の拡大断面図を示し、図27は、開状態から少し閉方向へ変化させた連結ユニット205部分の拡大断面図を示し、図28は、閉状態の連結ユニット205部分の拡大断面図を示す。なお、図26から図28は、図18におけるB−B矢視の断面図を示す。
また、図29は、携帯電話機201の開閉操作の操作感を向上させる角度固定ユニット240に設けられる係止ガイド体234の拡大斜視図である。
なお、携帯電話機201の全体の開閉状態については、第1実施例の図15の説明図と対応するため、図15を引用して説明する。
まず、開状態では、図23、および図26に示すように、蓋側連結ユニット205a(図26参照)が取り付けられた蓋部3と、本体側連結ユニット205bが取り付けられた本体部7とが180度開いた状態となり、第1実施例の図15(A)に示したように全体で1つの直方体のごとき形状になる。
このとき、連結体220は、蓋側連結ユニット205aの凹部62a(図19参照)と、本体側連結ユニット205bの凹部62b(図19では符号省略)の中に完全に収納され、外から視認できない状態となる。
そして、図26に示すように、リンクユニット210のスライド体251は、ガイド230の基部に最も近づく。
そして、図26に示すように、リンクユニット210のスライド体251は、ガイド230の基部に最も近づく。
またこのとき、角度固定ユニット240の状態は、係止凸体221の係止突起224が、係止ガイド体234のポジションP8(図29参照)に位置する。詳述すると、係止ガイド体234は、係止ガイド体234の円周に沿って略4割程度の範囲に円弧状で一定高さに突出して端部が傾斜した係止ガイド231と、該係止ガイド231から少し間隔を隔てて前記係止ガイド231と同程度の高さに突出した山形の係止ガイド236が設けられており、前記ポジションP8は、前記係止ガイド236の一方の端部に隣接して位置する。
ここで、コイルバネ215(図21参照)の付勢力により、係止凸体221は係止ガイド体234を押圧するように付勢されているため、係止突起224が係止ガイド体234に乗り上げてポジションP7経由でポジションP6に移行しようとしても、少々の力では乗り上げず、蓋側連結ユニット205aと本体側連結ユニット205bとが閉状態へ移行しない。従って、開状態を安定して維持することになる。
上述した開状態から、利用者によって手で力が加えられて蓋部3と本体部7とが閉方向へ折りたたみ操作されると、その力がコイルバネ215の付勢力を超えた時点で、係止突起224がポジションP7を通過しつつ係止ガイド236に乗り上げてポジションP6経由でポジションP5に移行し、図24および図27に示すように、蓋側連結ユニット205a(図26参照)が取り付けられた蓋部3と、本体側連結ユニット205bが取り付けられた本体部7とが少し屈曲した状態(例えば170°や160°程度)に移行する。
このときの操作感について説明すると、ポジションP7は傾斜しているため、該ポジションP7に係止突起224が位置する間は吸い込まれるように閉状態に移行し、しっかりと閉状態を維持することができる。
そして、係止突起224がポジションP7経由で係止ガイド236に乗り上げたときに、良好な操作感となるクリック感を利用者に与えることができ、その後はポジションP6経由で吸い込まれるようにポジションP5に移行する。
そして、係止突起224がポジションP7経由で係止ガイド236に乗り上げたときに、良好な操作感となるクリック感を利用者に与えることができ、その後はポジションP6経由で吸い込まれるようにポジションP5に移行する。
このように閉方向へ移行する際、蓋側連結ユニット205aは、抜止回動軸85a(図24参照)を仮想の回転軸として回動し、本体側連結ユニット205bは、抜止回動軸85b(図24参照)を仮想の回転軸として回動する。このとき、本体側アーム243の枢着突起242と蓋側アーム212の枢着突起211とは、シャフト227を中心に対象に連動しつつ回動する。
そして、この回動により、図27に示すように、本体側アーム243の枢着突起242と蓋側アーム212の枢着突起211との間隔Wが開状態の場合よりも広がるため、リンクユニット210のスライド体251がガイド230のスライド空間232内をガイド230の基部から先端側へ向けて直線的にスライド移動する。従って、蓋側連結ユニット205aから連結体220が進出した進退距離La(図27参照)と、本体側連結ユニット205bから連結体220が進出した進退距離Lb(図27参照)との比率は1対1となり、均等に進出する。これにより安定したスムーズな操作感が得られることになる。
さらに閉方向へ折りたたみ操作されると、係止突起224はポジションP4を通過して係止ガイド231に乗り上げてポジションP3に移行し、蓋部3と本体部7がさらに屈曲した状態に移行する。この移行の途中で、本体側アーム243の枢着突起242と蓋側アーム212の枢着突起211とを結ぶ直線上に、蓋側連結ユニット205aの仮想回動軸31a(図27参照)および本体側連結ユニット205bの仮想回動軸31bが位置したときに間隔Wが最大となり、これ以降は間隔Wが縮まることになる。この間、リンクユニット210のスライド体251は、ガイド230のスライド空間232をガイド230の基部から先端に向けて移動し続ける。そして、蓋側連結ユニット205aから連結体220が進出した量と、本体側連結ユニット205bから連結体220が進出した量との比率は、1対1の比率が維持され、常に均等に進出する。
また、ポジションP3はコイルバネ215が付勢する方向と直交する平面上にあり、かつ突出位置にある。このため、ポジションP3に係止突起224が位置する間は、コイルバネ215の付勢力が強くかかるため摩擦力が増大し、係止突起224がポジションP3のどの位置に存在しても蓋部3と本体部7の開閉角度を維持できる所謂フリーストップが実現される。
さらに閉方向へ折りたたみ操作されると、係止突起224はポジションP2経由でポジションP1に移行し、図25および図28に示すように、完全に折りたたまれた閉状態に移行する。このとき、図28に示すように、リンクユニット210のスライド体251は、ガイド230の先端に最も近い位置のスライド空間232に位置する。
そして、本体側アーム243と蓋側アーム212とは、両者の対向する側の側面が凹となるように屈曲形成されているため、本体側アーム243と蓋側アーム212の間には隙間Xが確保され、この隙間Xに蓋側ガイドカバー280aと本体側ガイドカバー280bとが挟まることになる。
この閉状態から開状態へ移行する際には、上述した閉方向への移行と全く逆に動作する。
この閉状態から開状態へ移行する際には、上述した閉方向への移行と全く逆に動作する。
以上の動作により、連結体220が蓋側連結ユニット205aと本体側連結ユニット205bとに対してそれぞれ円弧を描いて進退し、これにより蓋部3と本体部7が開閉するという斬新な構造の携帯電話機201を提供することができる。
そして、この開閉に際しては、リンクユニット210の機能により、蓋側連結ユニット205aと本体側連結ユニット205bに対して連結体220が均等に進退し、折りたたみの中心で対称となる安定した動作を行うことができる。
また、連結体220は、蓋側ガイド体60a(図19参照)の円弧面66aに円弧外周面29a(図20参照)が当接した状態でスライド回動して進退するため、ひっかかりなく進退することができる。特に、蓋側ガイドカバー280aに設けられたスライド安定化ガイド91a(図19参照)と連結体220に設けられた安定化溝34a(図22参照)とが係合することで、より安定したスライド回動を実現することができ、スムーズな進退を確実に実現できる。
また、蓋部3の連結部と本体部7の連結部とに凹部62a,62bとをそれぞれ設け、この凹部62a内に、連結体220の一端側を進退可能に取り付け、前記凹部62b内に、該連結体220の他端側を進退可能に取り付けたことにより、全開状態では連結体220を凹部62a,62b内に収納して隠蔽することが可能となり、携帯電話機201の見た目を美しくできる。
また、抜止回動軸85(85a,85b)を仮想の軸芯として円弧を描いて連結体220を進退させる進退ガイド68(68a,68b)を、蓋側連結ユニット205aと本体側連結ユニット205bとに設け、連結体220に側壁28及び円弧外周面29(29a,29b)を設けたことにより、連結体220を凹部62(62a,62b)から円弧状に進退させることができ、開状態では連結体220を凹部62内に収納し、この開状態から閉状態への移行では、連結体220が凹部62から円弧状に進出して蓋部3と本体部7が閉状態となることを許容するといったことができる。
また、蓋部3側の円弧面66aの軸は蓋回動軸31a(図27参照)とし、本体部7側の円弧面66bの軸は本体回動軸31bとして、円弧の軸を異ならせて進退ガイド68を形成することにより、全閉状態と全開状態、及びその間の状態で、無理のない開閉動作を実現することができる。
また、蓋部3と本体部7との開閉角度が一定の角度となった際に凹部62に対する連結体220の進退を係止する角度固定ユニット240を設けたことにより、0°、170°(または160°等)及び180°といった一定の角度で蓋部3と本体部7とを安定させることができ、利用者にとって操作性が向上する。なお、係止する開閉角度はこれらに限らず、他の角度で進退を係止するように係止ガイド231,236を形成してもよく、また、進退を係止する角度を2または4以上に設定して係止ガイド231,236を形成してもよい。
さらに、全開状態から閉状態まで(全閉状態の手前まで)は、軸当接溝21a,21bに抜止回動軸85a,85bが当接していることで、連結体220が蓋側連結ユニット205a及び本体側連結ユニット205bから抜け落ちることを防止できる。そして、全閉状態では、抜止突起22a,22bが係止辺64a,64bに当接することで、連結体220が蓋側連結ユニット205a及び本体側連結ユニット205bから抜け落ちることを防止できる。
また、角度固定ユニット240を採用したことにより、第1実施例の押圧ユニット40を採用した場合に比べて連結体220の内側の空間を広く確保することができるため、蓋部3内の電子機器と本体部7内の電子機器とを電気的に接続する接続ケーブルを収納する自由度が高まる。
なお、前記円弧面66aは、連結体220を円弧状にスライドして進退させるためのものであるから、面で構成するに限らず、円弧状のレールを幅方向に複数配設するなど、他の形状に形成しても良い。さらに、2つの壁面67aは、連結体220がスライドする際にガタツキが発生しないようにするためのものであるから、鉛直面に限らず、他の形状に形成してもよい。
そして、前記抜止突起用溝65aと係止辺64aとは、連結体220が蓋側連結ユニット205aから抜け落ちることを防止するためのものであるから、この形状に限らず他の形状に形成してもよく、さらには、前記円弧面66aの一部に形成してもよい。例えば、円弧面66aの一部を進退方向に沿って連結端面61aの手前まで円弧状に凹に形成してこれを抜止突起用溝65aとし、該抜止突起用溝65aの連結端面61a側に係止辺64aを設けることができる。この場合、連結体220の抜止突起22aは、連結体220の正面の上側端に設けるとよい。
また、全開状態では、連結体220が完全に見えないように隠蔽する構成としたが、例えば蓋側ガイドカバー280aや本体側ガイドカバー280bの連結側に孔や溝を設け、全開状態でも連結体220が一部視認できるように構成してもよい。この場合でも、従来のように無骨なヒンジが突出してそのまま見えるといったことはなく、スマートなデザインの携帯電話機201を提供することができる。
次に、第4実施例について説明する。
図30は、第4実施例の携帯電話機301の平面図を示し、図31(A)は、携帯電話機301の正面図を示し、図31(B)は、連結ユニット305の内部の平面拡大断面図を示し、図32は、斜め上方から見た連結ユニット305の分解斜視図を示し、図33は、斜め下方から見た連結ユニット305の分解斜視図を示し、図34は連結体320の斜視図を示し、図35は開状態の連結ユニット305の一部を下方から見た斜視図を示す。
図30は、第4実施例の携帯電話機301の平面図を示し、図31(A)は、携帯電話機301の正面図を示し、図31(B)は、連結ユニット305の内部の平面拡大断面図を示し、図32は、斜め上方から見た連結ユニット305の分解斜視図を示し、図33は、斜め下方から見た連結ユニット305の分解斜視図を示し、図34は連結体320の斜視図を示し、図35は開状態の連結ユニット305の一部を下方から見た斜視図を示す。
携帯電話機301は、第1実施例の携帯電話機1の蓋部3と同様の蓋部303と、第1実施例の携帯電話機1の本体部7と同様の本体部307とを備えている。前記蓋部303には、第1実施例の蓋側ユニット5a(図2参照)に対応する蓋側ユニット305aが設けられ、前記本体部307には、第1実施例の本体側ユニット5b(図2参照)に対応する本体側ユニット305bが設けられている。
開状態の蓋側ユニット305aと本体側ユニット305bの連結部内には、連結体320(図33参照)およびリンクユニット310(図33参照)が収納されており、このリンクユニット310と連結体320と蓋側ユニット305aと本体側ユニット305bとで連結ユニット305が構成されている。
前記蓋側ユニット305aは、蓋側ガイドカバー380aと蓋側ガイド体360aとで構成され、前記本体側ユニット305bは、本体側ガイドカバー380bと本体側ガイド体360bとで構成されている。
蓋側ガイドカバー380aは、第1実施例のリンク枢着部77(図5参照)の代わりにリンク枢着部398を備えたことを除き、第1実施例の蓋側ガイドカバー380aと同一のものである。また、本体側ガイドカバー380bは、第1実施例のガイド板98の代わりにガイド板377を備えたことを除き、第1実施例の本体側ガイドカバー380bと同一のものである。
なお、前記リンク枢着部398には、携帯電話機301の幅方向で内側へ突出する枢着突起399が設けられており、前記ガイド板377には、携帯電話機301の幅方向で内側へ突出する枢着突起378が設けられている。
前記リンクユニット310は、蓋側ユニット305a側の蓋側リンクユニットと、本体側ユニット305b側の本体側リンクユニットとで構成される。
蓋側リンクユニットは、図35に示すように、リンク枢着部398の枢着突起399に一端が軸支される蓋側アーム312aと、該蓋側アーム312aの他端に前記枢着突起399の枢軸と平行に軸支される転動ギア317aと、該転動ギア317aと噛み合うと共に回転軸が平行な中心ギア322aと、該中心ギア322aの回転軸を中心とする円弧状に歯が並べられて連結体320の内面に形成される周面ギア331a(図34参照)とで構成される。
蓋側リンクユニットは、図35に示すように、リンク枢着部398の枢着突起399に一端が軸支される蓋側アーム312aと、該蓋側アーム312aの他端に前記枢着突起399の枢軸と平行に軸支される転動ギア317aと、該転動ギア317aと噛み合うと共に回転軸が平行な中心ギア322aと、該中心ギア322aの回転軸を中心とする円弧状に歯が並べられて連結体320の内面に形成される周面ギア331a(図34参照)とで構成される。
本体側リンクユニットは、上記蓋側リンクユニットとは対称に構成され、ガイド板377の枢着突起378に一端が軸支される本体側アーム312bと、該本体側アーム312bの他端に前記枢着突起378の枢軸と平行に軸支される転動ギア317bと、該転動ギア317bと噛み合うと共に回転軸が平行な中心ギア322bと、該中心ギア322bの回転軸を中心とする円弧状に歯が並べられて連結体320(図34参照)の内面に形成される周面ギア331bとで構成される。これにより、蓋側アーム312aと本体側アーム312bとは、転動ギア317aと転動ギア317bとが周面ギア331aと周面ギア331bとにそれぞれ噛み合いつつ転動可能なように転動可動支持される。
前記連結体320の内面には、図34に示すように、ギアの歯を円弧状に設けた周面ギア331aと周面ギア331bとが、中心軸を異ならせて一定間隔を隔てて左右平行に設けられている。
また、周面ギア331aの中心軸の延長線上に軸穴332aが設けられた軸受け部333aと、周面ギア331bの中心軸の延長線上に軸穴332bが設けられた軸受け部333bとが、連結体320の内側底部で周面ギア331aと周面ギア331bの間に立設されている。これにより、軸受け部333aの軸穴332aに軸体321a(図32参照)を挿通して中心ギア322aを回転可能に軸受けすることができ、軸受け部333bの軸穴332bに軸体321bを挿通して中心ギア322bを回転可能に軸受けすることができる。
さらに、連結体320の内側には、蓋側押圧ユニット40aのローラ44aが転動するガイドレールとして、係止凹部341a,342a、転動レール343a、および係止凹部344aが内側から外側へこの順で設けられている。
また、これと対称に、本体側押圧ユニット40bのローラ44bが転動するガイドレールとして、係止凹部341b,342b、転動レール343b、および係止凹部344bが内側から外側へこの順で設けられている。
その他の構成要素は、第1実施例と同一であるので、同一要素に同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
次に、蓋側ユニット305aおよび本体側ユニット305bに対して連結体320が進退することで実行される連結ユニット305の開閉動作、および携帯電話機301の開閉動作について説明する。
図35は、開状態の連結ユニット305の一部の斜視図を示し、図36は、開状態から少し閉方向へ変化させた連結ユニット305の一部の斜視図を示し、図37は、さらに閉方向へ変化させた連結ユニット305の一部の斜視図を示し、図38は、閉状態の連結ユニット305の一部の斜視図を示す。なお、これら図35から図38は、図33における右下位置から見た図を示している。
また、図39は、開状態のリンクユニット310と押圧ユニット40(40a,40b)の斜視図を示し、図40は、開状態から少し閉方向へ変化させたリンクユニット310と押圧ユニット40の斜視図を示し、図41は、さらに閉方向へ変化させたリンクユニット310と押圧ユニット40の斜視図を示し、図42は、閉状態のリンクユニット310と押圧ユニット40の斜視図を示す。
また、図39は、開状態のリンクユニット310と押圧ユニット40(40a,40b)の斜視図を示し、図40は、開状態から少し閉方向へ変化させたリンクユニット310と押圧ユニット40の斜視図を示し、図41は、さらに閉方向へ変化させたリンクユニット310と押圧ユニット40の斜視図を示し、図42は、閉状態のリンクユニット310と押圧ユニット40の斜視図を示す。
そして、図43は、開状態の連結ユニット305部分の拡大断面による説明図を示し、図44は、開状態から少し閉方向へ変化させた連結ユニット305部分の拡大断面による説明図を示し、図45は、さらに閉方向へ変化させた連結ユニット305部分の拡大断面による説明図を示し、図46は、閉状態の連結ユニット305部分の拡大断面による説明図を示す。なお、図43から図46は、(C)が図30におけるC−C矢視の断面図を示し、(D)が図30におけるD−D矢視の断面図を示し、(E)が図30におけるE−E矢視の断面図を示す。
まず、開状態では、図35および図43に示すように、蓋側ユニット305a(図43参照)が設けられた蓋部303と、本体側ユニット305bが設けられた本体部307とが180度開いた状態となり、第1実施例で図15(A)に示したように全体で1つの直方体のごとき形状になる。
なお、図の(D),(E)は、(C)と反対側から見た断面となるので、(C)とは左右が逆に表れている。
なお、図の(D),(E)は、(C)と反対側から見た断面となるので、(C)とは左右が逆に表れている。
このとき、連結体320は、蓋側ユニット305aの凹部62a(図32参照)と、本体側ユニット305bの凹部62bの中に完全に収納され、外から視認できない状態となる。
そして、図43(C)に示すように、連結ユニット305の蓋側アーム312aは最も水平に近づいた状態となって、その先端に軸支された転動ギア317aは、蓋側アーム312aが軸支される枢着突起399から見て、周面ギア331aの軸心より向こう側で周面ギア331aの本体側ユニット305b側の端部近傍に位置する。
そして、図43(C)に示すように、連結ユニット305の蓋側アーム312aは最も水平に近づいた状態となって、その先端に軸支された転動ギア317aは、蓋側アーム312aが軸支される枢着突起399から見て、周面ギア331aの軸心より向こう側で周面ギア331aの本体側ユニット305b側の端部近傍に位置する。
同様に、図43(D)に示すように、本体側アーム312bは最も水平に近づいた状態となって、その先端に軸支された転動ギア317bは、本体側アーム312bが軸支される枢着突起378から見て、周面ギア331bの軸心より向こう側で周面ギア331bの蓋側ユニット305a側の端部近傍に位置する。このとき、蓋側アーム312aと本体側アーム312bとは側面視交差した状態になっている。
またこのとき、図43(E)に示すように、押圧ユニット40(40a,40b)のローラ44(44a,44b)は、連結体320の係止凹部341(341a,341b)(図34参照)に当接して係止される。従って、コイルバネ59(59a,59b)の付勢力により、少々の力では蓋側ユニット305aと本体側ユニット305bとが閉状態へ移行せず、開状態を維持することになる。
上述した開状態から、利用者によって手で力が加えられて蓋部303と本体部307とが閉方向へ折りたたみ操作されると、その力がコイルバネ59の付勢力を超えた時点で、ローラ44が係止凹部341から脱出し、図36、図40、および図44に示すように蓋側ユニット305aが取り付けられた蓋部303と、本体側ユニット305bが取り付けられた本体部307とが少し屈曲した状態に移行する。このようにローラ44が係止凹部341から脱出する際に、良好な操作感となるクリック感を利用者に与えることができる。
この閉方向への移行のとき、蓋側ユニット305aは、抜止回動軸85a(図36参照)を仮想の回転軸として回動し、本体側ユニット305bは、抜止回動軸85b(図36参照)を仮想の回転軸として回動する。
このとき、図44(C)に示すように、転動ギア317aは、周面ギア331aのギアと噛み合いつつ該周面ギア331aの上を転動し、蓋側ユニット305aの方へ移動する。この移動に際して、転動ギア317aは、中心ギア322aを回転させる。
これと対称に、図44(D)に示すように、転動ギア317bは、周面ギア331bのギアと噛み合いつつ該周面ギア331bの上を転動し、本体側ユニット305bの方へ移動する。この移動に際して、転動ギア317bは、中心ギア322bを回転させる。
ここで、中心ギア322aと中心ギア322bとは互いに噛み合っており、同一回転量だけ逆回転する。従って、蓋側アーム312aと本体側アーム312bは回転量が常時同一で対称回転となり、蓋側ユニット305aから連結体320が進出した進退距離La(図44参照)と、本体側ユニット305bから連結体320が進出した進退距離Lb(図44参照)との比率は1対1となり、均等に進出する。これにより安定したスムーズな操作感が得られることになる。
なお、この少し閉状態で移動した角度では、図44(E)に示すように、押圧ユニット40のローラ44がそれぞれ係止凹部342に当接して回転係止されている。従って、例えば170°や160°といった角度で携帯電話機301の開閉角度が一旦安定する。
さらに閉方向へ折りたたみ操作されると、図37、図41、および図45に示すように屈曲した状態に移行する。この移行の間も、蓋側ユニット305aから連結体320が進出した量と、本体側ユニット305bから連結体320が進出した量との比率は、1対1の比率が維持され、常に均等に進出する。
このとき、図45(E)に示すように、押圧ユニット40のローラ44は転動レール343上に乗り上げているため、常にコイルバネ59(59a,59b)の付勢力を強く受けることになる。そして、この転動レール343は、回転中心となる抜止回動軸85a,85bを中心とする転動レール343までの半径が、連結体320の中心から蓋部303側と本体部307側の各端部に向けてそれぞれ広がるように形成されているため、コイルバネ59の付勢力によってローラ44が閉方向へスムーズに転動し、吸い込まれるように閉方向へ自然に移行する。
そして、閉方向への自然な移行に任されるか、さらに閉方向へ折りたたみ操作されると、図38、図42、および図46に示すように、完全に折りたたまれた閉状態に移行する。このとき、図46に示すように、転動ギア317aは、開状態とは逆側、すなわち周面ギア331aにおける蓋側連結ユニット305a側の端部近傍に位置し、転動ギア317bは、開状態とは逆側、すなわち周面ギア331bにおける本体側連結ユニット305b側の端部近傍に位置する。
従って、図46(C)に示すように、軸穴332aの軸心(中心ギア322aの軸心)と転動ギア317aの軸心と枢着突起399の軸心を結ぶ線が略L字型になる。また、図46(D)に示すように、軸穴332bの軸心と転動ギア317bの軸心と枢着突起378の軸心を結ぶ線は、上記略L字型と対称な略L字型になる。このとき、蓋側アーム312aと本体側アーム312bとは側面視交差せず平行に近い状態になっている。そして、係止凹部344に押圧ユニット40のローラ44が当接して係止され、コイルバネ59の付勢力によって全閉状態を維持する。
これにより、蓋側アーム312aと本体側アーム312bとの間には適度な空間が確保され、この空間の幅内に蓋側ガイドカバー380aの厚みと本体側ガイドカバー380bの厚みが収まるため、全閉状態に移行できる。
この閉状態から開状態へ移行する際には、上述した閉方向への移行と全く逆に動作する。
この閉状態から開状態へ移行する際には、上述した閉方向への移行と全く逆に動作する。
以上の動作により、連結体320が蓋側ユニット305aと本体側ユニット305bとに対してそれぞれ円弧を描いて進退し、これに蓋部303と本体部307が開閉するという斬新な構造の携帯電話機301を提供することができる。
そして、この開閉に際しては、リンクユニット310の機能により、蓋側ユニット305aと本体側ユニット305bに対して連結体320が均等に進退し、折りたたみの中心で対称となる安定した動作を行うことができる。
また、連結体320は、蓋側ガイド体360a(図32参照)の円弧面66aに円弧外周面29a(図33参照)が当接した状態でスライド回動して進退するため、ひっかかりなく進退することができる。特に、蓋側ガイドカバー380aに設けられたスライド安定化ガイド91a(図32参照)と連結体320に設けられた安定化溝34a(図34参照)とが係合することで、より安定したスライド回動を実現することができ、スムーズな進退を確実に実現できる。
また、蓋部303の連結部と本体部307の連結部とに凹部62a,62bとをそれぞれ設け、この凹部62a内に、連結体320の一端側を進退可能に取り付け、前記凹部62b内に、該連結体320の他端側を進退可能に取り付けたことにより、全開状態では連結体320を凹部62a,62b内に収納して隠蔽することが可能となり、携帯電話機301の見た目を美しくできる。
また、抜止回動軸85(85a,85b)を仮想の軸芯として円弧を描いて連結体320を進退させる進退ガイド68(68a,68b)を、蓋側ユニット305aと本体側ユニット305bとに設け、連結体320に側壁28及び円弧外周面29(29a,29b)を設けたことにより、連結体320を凹部62(62a,62b)から円弧状に進退させることができ、開状態では連結体320を凹部62内に収納し、この開状態から閉状態への移行では、連結体320が凹部62から円弧状に進出して蓋部303と本体部307が閉状態となることを許容するといったことができる。
また、実施例1と同様、蓋部303側の円弧面66aの軸は蓋回動軸31a(実施例1の図4参照)とし、本体部307側の円弧面66bの軸は本体回動軸31b(実施例1の図4参照)として、円弧の軸を異ならせて進退ガイド68を形成することにより、全閉状態と全開状態、及びその間の状態で、無理のない開閉動作を実現することができる。
また、蓋部303と本体部307との開閉角度が一定の角度となった際に凹部62に対する連結体320の進退を係止する係止凹部341(341a、41b),342(342a,342b),344(344a,344b)及び押圧ユニット40(40a,40b)を設けたことにより、0°、170°(若しくは160°)、および180°といった一定の角度で蓋部303と本体部307との開閉角度を安定させることができ、利用者にとって操作性が向上する。なお、係止する開閉角度はこれらに限らず、他の角度で進退を係止するように係止凹部341,342,344を形成してもよく、また、進退を係止する角度を2または4以上に設定して係止凹部341,342,344を形成してもよい。
また、前記押圧ユニット40に付勢力を付与するコイルバネ59(59a,59b)を採用したことにより、一定の角度で蓋部303と本体部307とを安定させる力をコイルバネ59の付勢力によって容易に調整することができ、程よいクリック感の開閉機構を容易に提供することができる。
さらに、全開状態から閉状態まで(全閉状態の手前まで)は、軸当接溝21a,21bに抜止回動軸85a,85bが当接していることで、連結体320が蓋側ユニット305a及び本体側ユニット305bから抜け落ちることを防止できる。そして、全閉状態では、抜止突起22a,22bが係止辺64a,64bに当接することで、連結体320が蓋側ユニット305a及び本体側ユニット305bから抜け落ちることを防止できる。
なお、開閉位置を位置決めするための押圧ユニットは蓋側押圧ユニット40aと本体側押圧ユニット40bの2つを備えたが、いずれか一方を1つだけ備える構成にしてもよい。この場合も、リンクユニット310によって対象に開閉する良好な操作感が得られる。
また、前記円弧面66aは、連結体320を円弧状にスライドして進退させるためのものであるから、面で構成するに限らず、円弧状のレールを幅方向に複数配設するなど、他の形状に形成しても良い。さらに、2つの壁面67aは、連結体320がスライドする際にガタツキが発生しないようにするためのものであるから、鉛直面に限らず、他の形状に形成してもよい。
そして、前記抜止突起用溝65aと係止辺64aとは、連結体320が蓋側ユニット305aから抜け落ちることを防止するためのものであるから、この形状に限らず他の形状に形成してもよく、さらには、前記円弧面66aの一部に形成してもよい。例えば、円弧面66aの一部を進退方向に沿って連結端面61aの手前まで円弧状に凹に形成してこれを抜止突起用溝65aとし、該抜止突起用溝65aの連結端面61a側に係止辺64aを設けることができる。この場合、連結体320の抜止突起22aは、連結体320の正面の上側端に設けるとよい。
また、係止凹部341,342,344は、スライド板27に設けず、側壁28の内面に設けても良い。この場合は、ローラ44を例えば球体で形成して幅方向外側へ向けて付勢して、側壁28の内面に設けた係止凹部に係止されるように構成すればよい。このように構成しても、携帯電話機301を所定の開閉角度で位置決めすることができ、また程良いクリック感を得ることができる。
また、ローラ44は、滑りやすい形状や素材で非回転に構成してもよい。この場合でも、開閉動作をスムーズに行い、開閉角度を係止することができる。
また、ローラ44は、滑りやすい形状や素材で非回転に構成してもよい。この場合でも、開閉動作をスムーズに行い、開閉角度を係止することができる。
また、全開状態では、連結体320が完全に見えないように隠蔽する構成としたが、例えば蓋側ガイドカバー380aや本体側ガイドカバー380bの連結側に孔や溝を設け、全開状態でも連結体320が一部視認できるように構成してもよい。この場合でも、従来のように無骨なヒンジが突出してそのまま見えるといったことはなく、スマートなデザインの携帯電話機301を提供することができる。
次に、第5実施例について説明する。
図47は、第5実施例の携帯電話機401の平面図を示し、図48(A)は、携帯電話機401の正面図を示し、図48(B)は、連結ユニット405の内部の平面拡大断面図を示し、図49は、斜め上方から見た連結ユニット405の分解斜視図を示し、図50は、斜め下方から見た連結ユニット405の分解斜視図を示し、図51は連結体420の斜視図を示し、図52は開状態の連結ユニット405の一部を下方から見た斜視図を示す。
図47は、第5実施例の携帯電話機401の平面図を示し、図48(A)は、携帯電話機401の正面図を示し、図48(B)は、連結ユニット405の内部の平面拡大断面図を示し、図49は、斜め上方から見た連結ユニット405の分解斜視図を示し、図50は、斜め下方から見た連結ユニット405の分解斜視図を示し、図51は連結体420の斜視図を示し、図52は開状態の連結ユニット405の一部を下方から見た斜視図を示す。
携帯電話機401は、第4実施例の携帯電話機301の蓋部303と同様の蓋部403と、第4実施例の携帯電話機301の本体部7と同様の本体部407とを備えている。前記蓋部403には、第4実施例の蓋側ユニット305a(図2参照)に対応する蓋側ユニット405aが設けられ、前記本体部407には、第4実施例の本体側ユニット305b(図2参照)に対応する本体側ユニット405bが設けられている。
開状態の蓋側ユニット405aと本体側ユニット405bの連結部内には、連結体420(図50参照)およびリンクユニット410が収納されており、このリンクユニット410と連結体420と蓋側ユニット405aと本体側ユニット405bとで連結ユニット405が構成されている。
前記蓋側ユニット405aは、蓋側ガイドカバー480aと蓋側ガイド体460aとで構成され、前記本体側ユニット405bは、本体側ガイドカバー480bと本体側ガイド体460bとで構成されている。
蓋側ガイドカバー480aは、第4実施例の蓋側ガイドカバー380aと同様のものであり、リンク枢着部398と同様のリンク枢着部498を設けたものである。また、本体側ガイドカバー480bは、第4実施例のガイド板377と同様で位置を異ならせたガイド板477を備えたことを除き、第4実施例の本体側ガイドカバー380bと同一のものである。
なお、前記リンク枢着部498には、携帯電話機401の幅方向で内側へ突出する枢着突起499が設けられており、前記ガイド板477には、携帯電話機401の幅方向で内側へ突出する枢着突起478が設けられている。
前記リンクユニット410は、蓋側ユニット405a側の蓋側リンクユニットと、本体側ユニット405b側の本体側リンクユニットとで構成される。
蓋側リンクユニットは、図52に示すように、リンク枢着部498の枢着突起499に一端が軸支される蓋側アーム412aと、該蓋側アーム412aの他端に前記枢着突起499の枢軸と平行に軸支される転動ギア417aと、該転動ギア417aと噛み合うと共に回転軸が平行な中心ギア部422aと、該中心ギア部422aの回転軸を中心とする円弧状に歯が並べられて連結体420の内面に形成される周面ギア431a(図51参照)とで構成される。
蓋側リンクユニットは、図52に示すように、リンク枢着部498の枢着突起499に一端が軸支される蓋側アーム412aと、該蓋側アーム412aの他端に前記枢着突起499の枢軸と平行に軸支される転動ギア417aと、該転動ギア417aと噛み合うと共に回転軸が平行な中心ギア部422aと、該中心ギア部422aの回転軸を中心とする円弧状に歯が並べられて連結体420の内面に形成される周面ギア431a(図51参照)とで構成される。
ここで、リンク枢着部498は第4実施例のリンク枢着部398と同様であり、蓋側アーム412aは第4実施例の蓋側アーム312aと同様であり、転動ギア417aは第4実施例の転動ギア317aと同様である。また、中心ギア部422aは、第4実施例の中心ギア322aに対応するものであり、ギアサイズが同一であるギア422e,422cをシャフト422dで連結して構成している。従って、ギア422e,422cは一体に回転し、中心ギア部422aは1つのギアとして機能する。
本体側リンクユニットは、上記蓋側リンクユニットとは対称に構成され、ガイド板477の枢着突起478に一端が軸支される本体側アーム412bと、該本体側アーム412bの他端に前記枢着突起478の枢軸と平行に軸支される転動ギア417bと、該転動ギア417bと噛み合うと共に回転軸が平行な中心ギア422bと、該中心ギア422bの回転軸を中心とする円弧上に歯が並べられて連結体420の内面に形成される周面ギア431b(図51参照)とで構成される。
ここで、ガイド板477は第4実施例のガイド板377と同様であり、蓋側アーム412bは第4実施例の蓋側アーム312bと同様であり、転動ギア417bは第4実施例の転動ギア317bと同様であり、中心ギア422bは、第4実施例の中心ギア322bと同様である。
ここで、ガイド板477は第4実施例のガイド板377と同様であり、蓋側アーム412bは第4実施例の蓋側アーム312bと同様であり、転動ギア417bは第4実施例の転動ギア317bと同様であり、中心ギア422bは、第4実施例の中心ギア322bと同様である。
また、中心ギア422bには、角度固定ユニット440が接続されている。
この角度固定ユニット440は、第3実施例の角度固定ユニット240に対応するものであり、第3実施例のコイルバネ215と同様のコイルバネ463、第3実施例の係止凸体221と同様の係止凸体462、および第3実施例の係止ガイド体234の係止ガイド231,236と同様の係止ガイド(図示省略)を備えた係止ガイド体461とで構成されている。コイルバネ463、係止凸体462、および係止ガイド体461は、この順で配され、これらに軸体421bが挿通されている。
この角度固定ユニット440は、第3実施例の角度固定ユニット240に対応するものであり、第3実施例のコイルバネ215と同様のコイルバネ463、第3実施例の係止凸体221と同様の係止凸体462、および第3実施例の係止ガイド体234の係止ガイド231,236と同様の係止ガイド(図示省略)を備えた係止ガイド体461とで構成されている。コイルバネ463、係止凸体462、および係止ガイド体461は、この順で配され、これらに軸体421bが挿通されている。
前記連結体420の内面には、図51に示すように、第3実施例の周面ギア331aと同様の周面ギア431aと、第3実施例の周面ギア331bと同様の周面ギア431bとが、中心軸を異ならせて一定間隔を隔てて左右平行に設けられている。この離間間隔は、第3実施例より広く構成されている。
また、第3実施例の軸受け部333a,333bと同様の軸受け部433a,433bが、連結体420の内側底部で周面ギア431aと周面ギア431bの間に立設されている。
また、軸受け部433bの軸穴432bの軸心と同軸上の軸穴452を有する軸受け部451が、軸受け部433bと平行に立設されている。この軸受け部451と軸受け部433bの間には、図49に示す軸体421bが回転可能に軸支され、該軸体421bに角度固定ユニット440が装着されている。この角度固定ユニット440は、係止ガイド体461が軸受け部433bに回転しないように装着され、係止凸体462が軸体421bと一体に回転するように装着される。軸体421bは、中心ギア422bと一体に回転するように装着されるため、係止凸体462は中心ギア422bと一体に回転し、係止ガイド体461は常時非回転となって、実施例3で説明した角度固定機能が実現される。
その他の構成要素は、第3実施例および第4実施例と同一であるので、同一要素に同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
次に、蓋側ユニット405aおよび本体側ユニット405bに対して連結体420が進退することで実行される連結ユニット405の開閉動作、および携帯電話機401の開閉動作について説明する。
図52は、開状態の連結ユニット405の一部の斜視図を示し、図53は、開状態から少し閉方向へ変化させた連結ユニット405の一部の斜視図を示し、図54は、さらに閉方向へ変化させた連結ユニット405の一部の斜視図を示し、図55は、閉状態の連結ユニット405の一部の斜視図を示す。なお、これら図52から図55は、図50における右下位置から見た図を示している。
また、図56は、開状態のリンクユニット410と角度固定ユニット440の斜視図を示し、図57は、開状態から少し閉方向へ変化させたリンクユニット410と角度固定ユニット440の斜視図を示し、図58は、さらに閉方向へ変化させたリンクユニット410と角度固定ユニット440の斜視図を示し、図59は、閉状態のリンクユニット410と角度固定ユニット440の斜視図を示す。
また、図56は、開状態のリンクユニット410と角度固定ユニット440の斜視図を示し、図57は、開状態から少し閉方向へ変化させたリンクユニット410と角度固定ユニット440の斜視図を示し、図58は、さらに閉方向へ変化させたリンクユニット410と角度固定ユニット440の斜視図を示し、図59は、閉状態のリンクユニット410と角度固定ユニット440の斜視図を示す。
そして、図60は、開状態の連結ユニット405部分の拡大断面による説明図を示し、図61は、開状態から少し閉方向へ変化させた連結ユニット405部分の拡大断面による説明図を示し、図62は、さらに閉方向へ変化させた連結ユニット405部分の拡大断面による説明図を示し、図63は、閉状態の連結ユニット405部分の拡大断面による説明図を示す。なお、図60から図63は、(G)が図47におけるG−G矢視の断面図を示し、(H)が図47におけるH−H矢視の断面図を示す。
なお、図における(G)と(H)は、反対側から見た断面であるので、左右が逆に表れている。
なお、図における(G)と(H)は、反対側から見た断面であるので、左右が逆に表れている。
これらの各図により説明する開閉動作は、リンクユニット410については第4実施例のリンクユニット310の開閉動作と同一であり、角度固定ユニット340については第3実施例の角度固定ユニット240と同一であるため、その詳細な説明を省略する。
この第5実施例の携帯電話機401により、第4実施例のリンクユニット310と同一の作用効果と、第3実施例の角度固定ユニット240と同一の作用効果が得られる。
次に、第6実施例について説明する。
この第6実施例は、上述した第4実施例とほぼ同一であり、第4実施例のローラ44による押圧ユニット40の代わりに、球体552(552a,552b)による押圧ユニット550(550a,550b)を用いたものである。
この第6実施例は、上述した第4実施例とほぼ同一であり、第4実施例のローラ44による押圧ユニット40の代わりに、球体552(552a,552b)による押圧ユニット550(550a,550b)を用いたものである。
図64は、開状態の連結ユニット305(第4実施例の図30参照)の一部を下方から見た斜視図を示し、図65は、開状態のリンクユニット310と押圧ユニット550の斜視図を示す。
蓋側押圧ユニット550aは、図64に示すように、第4実施例の蓋側ガイドカバー380aに対応する蓋側ガイドカバー580aの裏面に下方へ向けて突出形成された筒状部551a、該筒状部551a内に収納されたコイルバネ553a、および該コイルバネにより筒状部551aで下方の開口部へ向けて付勢される球体552aによって構成されている。
本体側押圧ユニット550bは、第4実施例の本体側ガイドカバー380b対応する本体側ガイドカバー580bの裏面に下方へ向けて突出形成された筒状部551b、該筒状部551b内に収納されたコイルバネ553b、および該コイルバネにより筒状部551bで下方の開口部へ向けて付勢される球体552bによって構成されている。
連結体520の内側には、図65に示すように、蓋側押圧ユニット550aの球体552aが転動するガイドレールとして、係止凹部541a,542a、転動レール543a、および係止凹部544aが内側から外側へこの順で設けられている。
また、これと対称に、本体側押圧ユニット550bの球体552bが転動するガイドレールとして、係止凹部541b,542b、転動レール543b、および係止凹部544bが内側から外側へこの順で設けられている。
これらは、第4実施例における係止凹部341a(341b),342a(342b)、転動レール343a(343b)、および係止凹部344a(344b)に対応するものであり、幅広に形成されている以外は第4実施例と同一である。
その他の構成要素は、第4実施例と同一であるので、同一要素に同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
以上の構成により、リンクユニット310は、第4実施例と同一の開閉動作を行うことができ、第4実施例と同一の作用効果を得ることができる。
また、押圧ユニット550の球体552は、係止凹部541,542、転動レール543、および係止凹部544をガイドレールとして転動するため、第4実施例の押圧ユニット40と同一の作用効果を得ることができる。
また、押圧ユニット550の球体552は、係止凹部541,542、転動レール543、および係止凹部544をガイドレールとして転動するため、第4実施例の押圧ユニット40と同一の作用効果を得ることができる。
また、押圧ユニット550を採用したことにより、第4実施例の押圧ユニット40を採用した場合に比べて連結体520の内側の空間を広く確保することができ、蓋部303内の電子機器と本体部307内の電子機器とを電気的に接続する接続ケーブルを収納する自由度が高まる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の携帯端末は、実施形態の携帯電話機1,1aに対応し、
以下同様に、
第1筐体は、蓋部3,303,403に対応し、
連結機構は、連結ユニット5,205,305,405に対応し、
第2筐体は、本体部7,307,407に対応し、
連結部材は、連結体20,220,320,420,520に対応し、
開口部は、凹部62a,62bに対応し、
進退比率安定化部は、リンクユニット100,210,310,410に対応し、
第2筐体側接続は、枢着突起102とガイド板98の枢着に対応し、
第2筐体側アームは、本体側アーム103,243,312b,412bに対応し、
連結部材側接続は、スライド体105(251)とガイド30(230)の係合に対応し、
第1筐体側接続は、枢着突起106とリンク枢着部77の枢着に対応し、
第1筐体側アームは、蓋側アーム107,212,312a,412aに対応し、
枢着部は、軸部材109およびシャフト227に対応し、
第1筐体側の回動軸は、回動軸133aに対応し、
第2筐体側の回動軸は、回動軸133bに対応し、
進退量は、進退距離La,Lbに対応し、
一定比率は、1対1に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
この発明の携帯端末は、実施形態の携帯電話機1,1aに対応し、
以下同様に、
第1筐体は、蓋部3,303,403に対応し、
連結機構は、連結ユニット5,205,305,405に対応し、
第2筐体は、本体部7,307,407に対応し、
連結部材は、連結体20,220,320,420,520に対応し、
開口部は、凹部62a,62bに対応し、
進退比率安定化部は、リンクユニット100,210,310,410に対応し、
第2筐体側接続は、枢着突起102とガイド板98の枢着に対応し、
第2筐体側アームは、本体側アーム103,243,312b,412bに対応し、
連結部材側接続は、スライド体105(251)とガイド30(230)の係合に対応し、
第1筐体側接続は、枢着突起106とリンク枢着部77の枢着に対応し、
第1筐体側アームは、蓋側アーム107,212,312a,412aに対応し、
枢着部は、軸部材109およびシャフト227に対応し、
第1筐体側の回動軸は、回動軸133aに対応し、
第2筐体側の回動軸は、回動軸133bに対応し、
進退量は、進退距離La,Lbに対応し、
一定比率は、1対1に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
1,121,201,301,401…携帯電話機
3,303,403…蓋部
5,205,305,405…連結ユニット
7,307,407…本体部
20,220,320,420,520…連結体
30,230…ガイド
62a,62b…凹部
77,398,498…リンク枢着部
98,277,298,377,477…ガイド板
100,210,310,410…リンクユニット
102,106,211,378,399,478,499…枢着突起
103,243,312b,412b…本体側アーム
105,251…スライド体
107,212,312a,412a…蓋側アーム
109…軸部材
133a,133b…回動軸
227,422d…シャフト
317a…転動ギア
322a…中心ギア
331a,331b,431a,431b…周面ギア
La,Lb…進退距離
3,303,403…蓋部
5,205,305,405…連結ユニット
7,307,407…本体部
20,220,320,420,520…連結体
30,230…ガイド
62a,62b…凹部
77,398,498…リンク枢着部
98,277,298,377,477…ガイド板
100,210,310,410…リンクユニット
102,106,211,378,399,478,499…枢着突起
103,243,312b,412b…本体側アーム
105,251…スライド体
107,212,312a,412a…蓋側アーム
109…軸部材
133a,133b…回動軸
227,422d…シャフト
317a…転動ギア
322a…中心ギア
331a,331b,431a,431b…周面ギア
La,Lb…進退距離
Claims (7)
- 第1筐体と第2筐体とを、互いが重なる閉状態と該閉状態から見開き式に開けられた開状態とに開閉可能に連結する連結機構であって、
前記第1筐体の連結側と前記第2筐体の連結側とにそれぞれ設けられた開口部と、
前記第1筐体の開口部内と前記第2筐体の開口部内とに両端がそれぞれ進退可能に取り付けられた連結部材と、
前記第1筐体からの前記連結部材の進退量と前記第2筐体からの前記連結部材の進退量とが一定比率となるよう安定させる進退比率安定化部とを備えた
連結機構。 - 前記進退比率安定化部を、前記第1筐体に接続される第1筐体側アームと、前記第2筐体に接続される第2筐体側アームと、これらの第1筐体側アームと第2筐体側アームとを枢動可能に枢着して前記連結部材に接続される枢着部とで形成し、
第1筐体側アームを前記第1筐体に接続する第1筐体側接続、第2筐体側アームを前記第2筐体に接続する第2筐体側接続、および前記枢着部を前記連結部材に接続する連結部材側接続を有し、
これらの接続の方法は、前記各筐体側接続と前記連結部材側接続との一方が枢動許容する枢着であり、他方が一定方向に移動可能な可動支持である
請求項1記載の連結機構。 - 前記可動支持を、スライド移動を許容するスライド可動支持とし、
前記第1筐体側アームと前記第2筐体側アームは、第1筐体と第2筐体とが閉状態の際に当該記第1筐体側アームと第2筐体側アームとが対向する側の側面を凹に湾曲または屈曲形成した
請求項2記載の連結機構。 - 前記第1筐体に一方が枢着された第1筐体側アームと、
前記第2筐体に一方が枢着された第2筐体側アームとを備え、
前記第1筐体側アームの他方と前記第2筐体側アームの他方を、円弧を描いて移動可能にそれぞれ支持する複数の支持部を前記連結部材に設けた
請求項1記載の連結機構。 - 前記支持部を、
円弧状の内側に歯を配設した周面ギアで形成し、
該周面ギア上を転動する転動ギアを、前記第1筐体側アームの他方と前記第2筐体側アームの他方にそれぞれに設け、
前記転動ギアと噛み合って前記各周面ギアの中心軸で回転許容する中心ギアを前記各周面ギアに対応して設け、
前記第1筐体側アームの転動ギアと噛み合う中心ギアと、前記第2筐体側アームの転動ギアと噛み合う中心ギアとを互いに逆周りとなるよう連結した
請求項4記載の連結機構。 - 第1筐体と第2筐体とを、互いが重なる閉状態と該閉状態から見開き式に開けられた開状態とに開閉可能に連結する連結機構であって、
前記第1筐体の連結側と前記第2筐体の連結側とにそれぞれ設けられた開口部と、
前記第1筐体の開口部内と前記第2筐体の開口部内とに両端がそれぞれ進退可能に取り付けられた連結部材とを備え、
前記連結部材を、前記第1筐体側の回動軸で第1筐体に軸支し、前記第2筐体側の回動軸で第2筐体に軸支した
連結機構。 - 請求項1から6のいずれか1つに記載の連結機構を備えた
携帯端末。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005298114A JP2007110346A (ja) | 2005-10-12 | 2005-10-12 | 連結機構および携帯端末 |
US12/089,752 US20090231786A1 (en) | 2005-10-12 | 2006-10-12 | Connection mechanism and mobile terminal |
KR1020087003493A KR20080033402A (ko) | 2005-10-12 | 2006-10-12 | 연결 기구 및 휴대 단말 |
CNA2006800343382A CN101268290A (zh) | 2005-10-12 | 2006-10-12 | 连接机构及便携终端 |
PCT/JP2006/320383 WO2007043612A1 (ja) | 2005-10-12 | 2006-10-12 | 連結機構および携帯端末 |
EP06811679A EP1939470A1 (en) | 2005-10-12 | 2006-10-12 | Connection mechanism and mobile terminal |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005298114A JP2007110346A (ja) | 2005-10-12 | 2005-10-12 | 連結機構および携帯端末 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007110346A true JP2007110346A (ja) | 2007-04-26 |
Family
ID=37942837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005298114A Withdrawn JP2007110346A (ja) | 2005-10-12 | 2005-10-12 | 連結機構および携帯端末 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20090231786A1 (ja) |
EP (1) | EP1939470A1 (ja) |
JP (1) | JP2007110346A (ja) |
KR (1) | KR20080033402A (ja) |
CN (1) | CN101268290A (ja) |
WO (1) | WO2007043612A1 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010039971A (ja) * | 2008-08-08 | 2010-02-18 | Nec Personal Products Co Ltd | 表示装置 |
JP2012080466A (ja) * | 2010-10-05 | 2012-04-19 | Fujitsu Ltd | 携帯機器 |
CN112148068A (zh) * | 2019-06-28 | 2020-12-29 | 苹果公司 | 可折叠电子设备 |
Families Citing this family (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8248764B2 (en) * | 2010-02-24 | 2012-08-21 | Motorola Mobility Llc | Hinge mechanism in electronic handset |
US8792947B2 (en) | 2010-08-20 | 2014-07-29 | Blackberry Limited | Mobile device |
US8660621B2 (en) * | 2010-08-20 | 2014-02-25 | Blackberry Limited | Mobile phone |
JP2012173878A (ja) * | 2011-02-18 | 2012-09-10 | Toshiba Corp | 電子機器 |
TWI465884B (zh) * | 2012-02-10 | 2014-12-21 | Acer Inc | 電子裝置 |
US8941979B2 (en) | 2012-03-16 | 2015-01-27 | Blackberry Limited | Foldable keyboard |
JP5978942B2 (ja) * | 2012-11-16 | 2016-08-24 | ブラザー工業株式会社 | 画像読取装置 |
US20140168928A1 (en) * | 2012-12-14 | 2014-06-19 | Chung-Yu Lee | Pivoting Mechanism and Electronic Device Thereof |
CN105979032B (zh) * | 2016-04-28 | 2018-03-27 | 广东欧珀移动通信有限公司 | 折叠机构及移动终端 |
CN108520701B (zh) * | 2018-01-22 | 2020-03-17 | 努比亚技术有限公司 | 一种可折叠屏的支撑保护机构及移动终端 |
CN108769317B (zh) * | 2018-05-31 | 2020-09-11 | 维沃移动通信有限公司 | 一种转轴结构及移动终端 |
TWI718784B (zh) * | 2018-12-04 | 2021-02-11 | 仁寶電腦工業股份有限公司 | 樞紐組件及應用樞紐組件的電子裝置 |
KR102601837B1 (ko) * | 2019-02-19 | 2023-11-15 | 삼성전자주식회사 | 힌지 모듈 및 이를 포함하는 폴더블 전자 장치 |
KR102638277B1 (ko) * | 2019-07-23 | 2024-02-19 | 삼성디스플레이 주식회사 | 폴더블 표시 장치 |
KR102689031B1 (ko) * | 2019-10-21 | 2024-07-29 | 삼성전자주식회사 | 방진 구조를 포함하는 전자 장치 |
CN112324795B (zh) * | 2020-11-07 | 2024-06-04 | 东莞市劲丰电子有限公司 | 曲线槽弯折的u型内折转动机构 |
KR20230097763A (ko) * | 2021-12-24 | 2023-07-03 | 엘지디스플레이 주식회사 | 폴더블 표시 장치 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TW454886U (en) * | 2000-10-04 | 2001-09-11 | Inventec Multimedia & Telecom | Pivot structure |
JP4090930B2 (ja) | 2003-04-03 | 2008-05-28 | スガツネ工業株式会社 | 機器ケースの開閉装置 |
KR100595640B1 (ko) * | 2003-12-26 | 2006-06-30 | 엘지전자 주식회사 | 휴대용 단말기의 폴더 이중회전 개폐장치 |
JP2005207465A (ja) * | 2004-01-21 | 2005-08-04 | Sugatsune Ind Co Ltd | ニ軸ヒンジ装置 |
JP2005275964A (ja) * | 2004-03-25 | 2005-10-06 | Toshiba Corp | 電子機器 |
JP5170950B2 (ja) * | 2005-01-25 | 2013-03-27 | 三洋電機株式会社 | ヒンジ装置 |
-
2005
- 2005-10-12 JP JP2005298114A patent/JP2007110346A/ja not_active Withdrawn
-
2006
- 2006-10-12 US US12/089,752 patent/US20090231786A1/en not_active Abandoned
- 2006-10-12 EP EP06811679A patent/EP1939470A1/en not_active Withdrawn
- 2006-10-12 WO PCT/JP2006/320383 patent/WO2007043612A1/ja active Application Filing
- 2006-10-12 CN CNA2006800343382A patent/CN101268290A/zh active Pending
- 2006-10-12 KR KR1020087003493A patent/KR20080033402A/ko not_active Application Discontinuation
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010039971A (ja) * | 2008-08-08 | 2010-02-18 | Nec Personal Products Co Ltd | 表示装置 |
JP2012080466A (ja) * | 2010-10-05 | 2012-04-19 | Fujitsu Ltd | 携帯機器 |
CN112148068A (zh) * | 2019-06-28 | 2020-12-29 | 苹果公司 | 可折叠电子设备 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1939470A1 (en) | 2008-07-02 |
WO2007043612A1 (ja) | 2007-04-19 |
US20090231786A1 (en) | 2009-09-17 |
KR20080033402A (ko) | 2008-04-16 |
CN101268290A (zh) | 2008-09-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007110346A (ja) | 連結機構および携帯端末 | |
US8024019B2 (en) | Portable information terminal | |
US8355260B2 (en) | Portable terminal | |
US8923934B2 (en) | Dual display folder type terminal | |
US7499264B2 (en) | Compact devices with turn and slide concept | |
JP2009060292A (ja) | 携帯情報端末 | |
JP2011048536A (ja) | 電子機器 | |
JP2011061692A (ja) | 電子機器 | |
JP2009284018A (ja) | 情報端末 | |
JP2006304017A (ja) | ヒンジ機構及び携帯端末 | |
EP1806909A2 (en) | Portable communication terminal for games and user interfacing device thereof | |
CN1848861A (zh) | 具有滑动显示单元的折叠型便携式通信装置 | |
CN1602150A (zh) | 具有台阶补偿机构的便携旋转式数字通信设备 | |
KR100800711B1 (ko) | 휴대 단말기의 프리 스톱 힌지 장치 | |
US20110205694A1 (en) | Portable information processing terminal | |
JP4642008B2 (ja) | 筐体開閉機構および電子機器 | |
JP2009111736A (ja) | 携帯電子機器 | |
JP5489200B2 (ja) | 携帯機器 | |
JP2006279495A (ja) | 携帯機器 | |
JP2006283836A (ja) | 連結機構及び携帯端末 | |
JP5733311B2 (ja) | スライド機構、及び携帯機器 | |
JP2009086793A (ja) | 携帯端末及びその表示制御方法 | |
KR100610373B1 (ko) | 양 방향 힌지 장치 및 이를 구비한 휴대용 단말기 | |
JP2009041729A (ja) | ヒンジ機構および携帯端末 | |
JP5424334B2 (ja) | 電子機器及びスライド装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080529 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20081006 |