JP2007109487A - ヒーター制御装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒーター制御に異常がないか判別することが可能なヒータ制御装置を提供すること。
【解決手段】交流電源からの電力を装置全体に供給する電力供給手段と、該電力供給手段からの電力供給に応じて所定の温度で発熱するヒーターと、該ヒーターの温度を検出する温度検出手段と、前記交流電源の上半波をオンオフさせる上半波オンオフ信号と、下半波をオンオフさせる下半波オンオフ信号の論理和を取ってヒーターの通電信号とするヒーター通電手段と、前記上半波オンオフ信号と下半波オンオフ信号の論理積を取り上半波信号下半波信号双方オン状態の時ヒーター制御信号異常として検出するとともに、ヒーター通電をオフする制御手段を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、トナー像を転写紙上に定着させるセラミックヒータ等のヒータ制御を行うヒータ制御装置及びこのヒータ制御装置を有して電子写真プロセスを用いた画像形成を行う画像形成装置に関するものである。
電子写真プロセスを用いたレーザプリンタ等の画像形成装置は、画像を熱定着させる熱定着装置を有している。この熱定着装置は、電子写真プロセス等の画像形成手段により転写紙上に形成された未定着画像(トナー像)を転写紙上に定着させるものであり、その種類としてはハロゲンヒータを熱源とする熱ローラ式の熱定着装置やセラミック面発ヒータを熱源とするフィルム加熱式の熱定着装置が知られている。
一般的に、上記のような熱定着装置のヒータは、トライアック等のスイッチング制御素子を介して商用電源等の交流電源に接続されており、この交流電源により電力が供給される。又、定着器には温度検出素子、例えばサーミスタ感温素子が設けられており、この温度検出素子により定着器の温度が検出され、その検出温度情報を基にエンジンコントローラがスイッチング素子をオン/オフ制御することにより、ヒータへの電力供給をオン/オフし、定着器の温度が目標の一定温度に温度制御される。
セラミックヒータのオン/オフ制御は交流電源の波数制御又は位相制御により行われる。この波数制御又は位相制御は、入力された交流電源の正から負又は負から正に切替わるポイントを含み、電源電圧の大きさが或るしきい値以下になったことを報知する信号(以下、「ゼロクロス信号」と言う)を基にトリガを掛けて行われる。
特開2000−298414号公報
熱定着装置の熱源であるヒータを波数制御で駆動、制御する場合、オンオフする交流電源に対してリアルタイムで正確なオンオフ信号で通電素子をオンオフする必要がある。
しかしながら、CPUのパフォーマンスによってはヒーター制御中に別のタスク処理が重なった場合や割り込み処理が入った場合、オンオフのタイミングが若干ずれたりすることが考えられる。逆に、ヒーターオンオフのタイミングを正確に守ろうとすれば他のタスク処理のパフォーマンスや優先度を落とすことになり、オンデマンドヒーター制御は常に高い優先度で制御し続けなければならないという問題があった。これはCPUの機能的に高いものであればDMAC等を用いて可能なものもあるが、割り込み処理だけで制御する形態のシーケンスプログラムではかなり困難な制御となる。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ヒーターオンオフ信号を複数のタイマーを用いて複数のポートで出力することで良好にヒータ制御を行うとともに、複数のポートからのヒーターオンオフ信号の同時オン状態を監視することで、ヒーター制御に異常がないか判別することが可能なヒータ制御装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、交流電源からの電力を装置全体に供給する電力供給手段と、該電力供給手段からの電力供給に応じて所定の温度で発熱するヒーターと、該ヒーターの温度を検出する温度検出手段と、前記交流電源の上半波をオンオフさせる上半波オンオフ信号と、下半波をオンオフさせる下半波オンオフ信号の論理和を取ってヒーターの通電信号とするヒーター通電手段と、前記上半波オンオフ信号と下半波オンオフ信号の論理積を取り上半波信号下半波信号双方オン状態の時ヒーター制御信号異常として検出するとともに、ヒーター通電をオフする制御手段を有することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、正弦波電源電圧の両極性に対して、上半波の導通又は非導通状態を判定し、ゼロクロス信号とする上半波ゼロクロス検出手段と、下半波の導通又は非導通状態を判定し、ゼロクロス信号とする下半波ゼロクロス検出手段と、前記上半波ゼロクロス検出手段により検出されたゼロクロス信号に対して下半波をオンオフする下半波オンオフ手段と、前記下半波ゼロクロス検出手段により検出されたゼロクロス信号に対して上半波をオンオフする上半波オンオフ手段と、前記下半波オンオフ手段と上半波オンオフ手段の論理和を取ってヒーターの通電信号とするヒーター通電手段と、前記上半波オンオフ信号と下半波オンオフ信号の論理積を取り上半波信号下半波信号双方オン状態の時ヒーター制御信号異常として検出するとともに、ヒーター通電をオフする制御手段を有することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、交流電源からの電力を装置全体に供給する電力供給手段と、該電力供給手段からの電力供給に応じて所定の温度で発熱するヒーターと、該ヒーターの温度を検出する温度検出手段と、前記電力供給手段とヒーターとの間に配置され、前記交流電源電圧の正負の切り換わりに同期して交流半波分の電力通電/非通電を行うゼロクロス同期スイッチング制御素子と、前記上半波ゼロクロス信号及び前記下半波ゼロクロス信号の負から正への切り換わりエッジから予め定められた遅延時間後のタイミングでのみスイッチング制御素子に対する通電オン/オフ切替を行うことにより、前記温度検出手段で検出されたヒーター温度が前記所定の設定温度となるように前記電力供給手段からの前記ヒーターへの電力供給を制御する電力制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、転写材上に形成された未定着のトナー像を加熱定着させる画像形成装置において、交流電源からの電力供給する電力供給手段と、この電力供給手段からの電力供給に応じて所定の設定温度で発熱し、前記未定着のトナー象を転写紙上に加熱定着させるヒーターと、該ヒーターの温度を検出する温度検出手段と、前記交流電源の上半波をオンオフさせる上半波オンオフ信号と下半波をオンオフさせる下半波オンオフ信号の論理和を取ってヒーターの通電信号とするヒーター通電手段と、前記上半波オンオフ信号と下半波オンオフ信号の論理積を取り上半波信号下半波信号双方オン状態の時ヒーター制御信号異常として検出するとともに、ヒーター通電をオフする制御手段を有することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、転写材上に形成された未定着のトナー像を加熱定着させる画像形成装置において、交流電源からの電力供給する電力供給手段と、この電力供給手段からの電力供給に応じて所定の設定温度で発熱し、前記未定着のトナー象を転写紙上に加熱定着させるヒーターと、前記交流電源の正弦波電源電圧の両極性に対して上半波の導通又は非導通状態を判定してゼロクロス信号とする上半波ゼロクロス検出手段と、下半波の導通又は非導通状態を判定してゼロクロス信号とする下半波ゼロクロス検出手段と、前記上半波ゼロクロス検出手段により検出されたゼロクロス信号に対して下半波をオンオフする下半波オンオフ手段と、前記下半波ゼロクロス検出手段により検出されたゼロクロス信号に対して上半波をオンオフする上半波オンオフ手段と、前記下半波オンオフ手段と上半波オンオフ手段の論理和を取ってヒーターの通電信号とするヒーター通電手段と、前記上半波オンオフ信号と下半波オンオフ信号の論理積を取り上半波信号下半波信号双方オン状態の時ヒーター制御信号異常として検出するとともに、ヒーター通電をオフする制御手段を有することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5又は6記載の発明において、交流電源からの電力を装置全体に供給する電力供給手段と、該電力供給手段からの電力供給に応じて所定の温度で発熱するヒーターと、該ヒーターの温度を検出する温度検出手段と、前記電力供給手段とヒーターとの間に配置され、前記交流電源電圧の正負の切り換わりに同期して交流半波分の電力通電/非通電を行うゼロクロス同期スイッチング制御素子と、前記上半波ゼロクロス信号及び前記下半波ゼロクロス信号の負から正への切り換わりエッジから予め定められた遅延時間後のタイミングでのみスイッチング制御素子に対する通電オン/オフ切替を行うことにより、前記温度検出手段で検出されたヒーター温度が前記所定の設定温度となるように前記電力供給手段からの前記ヒーターへの電力供給を制御する電力制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、熱定着装置の熱源であるヒータを波数制御でリアルタイムに駆動、制御する場合、CPUのパフォーマンスによらず、又、他のタスクのパフォーマンスや優先度を落とすことなく制御可能にする効果が得られる。
又、複数のポートからのヒーターオンオフ信号の同時オン状態を監視することで、ヒーター制御に異常がないか判別することが可能とする効果が得られる。
図1は本発明の電子写真方式でインライン型の中間転写ベルト(中間転写手段)を有するフルカラー画像形成装置(フルカラープリンタ)の一例を示す概略構成図である。
この画像形成装置は、イエロー色の画像を形成する画像形成部1Yと、マゼンタ色の画像を形成する画像形成部1Mと、シアン色の画像を形成する画像形成部1Cと、ブラック色の画像を形成する画像形成部1Bkの4つの画像形成部(画像形成ユニット)を備えており、これら4つの画像形成部1Y,1M,1C,1Bkは一定の間隔において一列に配置される。
各画像形成部1Y,1M,1C,1Bkには、それぞれ像担持体としてのドラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラムと言う)2a,2b,2c,2dが設置されている。各感光ドラム2a,2b,2c,2dの周囲には、一次帯電器3a,3b,3c,3d、現像装置4a,4b,4c,4d、転写手段としての転写ローラ5a,5b,5c,5d、ドラムクリーナ装置6a,6b,6c,6dがそれぞれ配置されており、一次帯電器3a,3b,3c,3dと現像装置4a,4b,4c,4dとの間の下方には、レーザー露光装置7が設置されている。
各現像装置4a,4b,4c,4dには、それぞれイエロートナー、シアントナー、マゼンタトナー、ブラックトナーが収納されている。
各感光ドラム2a,2b,2c,2dは、負帯電のOPC感光体でアルミニウム製のドラム基体上に光導電層を有しており、駆動装置(不図示)によって矢印方向(図6における時計回り方向)に所定のプロセススピードで回転駆動される。
一次帯電手段としての一次帯電器3a,3b,3c,3dは、帯電バイアス電源(不図示)から印加される帯電バイアスによって各感光ドラム2a,2b,2c,2dの表面を負極性の所定電位に均一に帯電する。
現像装置4a,4b,4c,4dは、トナーを内蔵し、それぞれ各感光ドラム2a,2b,2c,2d上に形成される各静電潜像に各色のトナーを付着させてトナー像として現像(可視像化)する。
一次転写手段としての転写ローラ5a,5b,5c,5dは、各一次転写部32a〜32dにて中間転写ベルト8を介して各感光ドラム2a,2b,2c,2dに当接可能に配置されている。
ドラムクリーナ装置6a,6b,6c,6dは、感光ドラム2上で一次転写時の残留した転写残トナーを該感光ドラム2から除去するためのクリーニングブレード等を有している。
中間転写ベルト8は、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム、ポリフッ化ビニリデン樹脂フィルム等のような誘電体樹脂によって構成されている。
転写ローラ5a,5b,5c,5dは、各一次転写部32a,32b,32c,32dにおいて、中間転写ベルト8を介して各感光ドラム2a,2b,2c,2dに当接可能に配置されている。この中間転写ベルト8は、各感光ドラム2a,2b,2c,2dの上面側に配置されて、二次転写対向ローラ10とテンションローラ11間に張架されていて、該二次転写対向ローラ10は、二次転写部34において、中間転写ベルト8を介して二次転写ローラ12と当接可能に配置されている。
二次転写対向ローラ10は、二次転写部34にて中間転写ベルト8を介して二次転写ローラ12と当接可能に配置されている。又、無端状の中間転写ベルト8の外側で、テンションローラ11の近傍には、該中間転写ベルト8の表面に残った転写残トナーを除去して回収するベルトクリーニング装置13が設置されている。又、二次転写部34よりも転写材Pの搬送方向の下流側には、定着ローラ16aと加圧ローラ16bを有する定着装置16が縦パス構成で設置されている。
露光装置7は、与えられる画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対応した発光を行うレーザー発光手段、ポリゴンレンズ、反射ミラー等で構成され、各感光ドラム2a,2b,2c,2dに露光をすることによって、各一次帯電器3a,3b,3c,3dで帯電された各感光ドラム2a,2b,2c,2dの表面に画像情報に応じた各色の静電潜像を形成する。
次に、上記した画像形成装置による画像形成動作について説明する。
画像形成開始信号が発せられると、所定のプロセススピードで回転駆動される各画像形成部1Y,1M,1C,1Bkの各感光ドラム2a,2b,2c,2dは、それぞれ一次帯電器3a,3b,3c,3dによって一様に負極性に帯電される。そして、露光装置7は、外部から入力されるカラー色分解された画像信号をレーザー発光素子から照射し、ポリゴンレンズ、反射ミラー等を経由し各感光ドラム2a,2b,2c,2d上に各色の静電潜像を形成する。
そして、先ず感光ドラム2a上に形成された静電潜像に、感光ドラム2aの帯電極性(負極性)と同極性の現像バイアスが印加された現像装置4aにより、イエローのトナーを付着させてトナー像として可視像化する。このイエローのトナー像は、感光ドラム2aと転写ローラ5aとの間の一次転写部32aにて、一次転写バイアス(トナーと逆極性(正極性))が印加された転写ローラ5aにより、駆動されている中間転写ベルト8上に一次転写される。
イエローのトナー像が転写された中間転写ベルト8は、画像形成部1M側に移動される。そして、画像形成部1Mにおいても、前記と同様にして、感光ドラム2bに形成されたマゼンタのトナー像が、中間転写ベルト8上のイエローのトナー像上に重ね合わせて、一次転写部32bにて転写される。
このとき、各感光体ドラム2上に残留した転写残トナーは、ドラムクリーナ装置6a,6b,6c,6dに設けられたクリーナブレード等により掻き落とされ、回収される。
以下、同様にして、中間転写ベルト8上に重畳転写されたイエロー、マゼンタのトナー像上に画像形成部1C,1Bkの感光ドラム2c,2dで形成されたシアン、ブラックのトナー像を各一次転写部32a〜32dにて順次重ね合わせて、フルカラーのトナー像を中間転写ベルト8上に形成する。
そして、中間転写ベルト8上のフルカラーのトナー像先端が、二次転写対向ローラ10と二次転写ローラ12間の二次転写部34に移動されるタイミングに合わせて、給紙カセット17又は手差しトレイ20から選択されて搬送パス18を通して給紙される転写材(用紙)Pがレジストローラ19により二次転写部34に搬送される。二次転写部34に搬送された転写材Pに、二次転写バイアス(トナーと逆極性(正極性))が印加された二次転写ローラ12によりフルカラーのトナー像が一括して二次転写される。
フルカラーのトナー像が形成された転写材Pは、定着装置16に搬送されて、定着ローラ16aと加圧ローラ16bとの間の定着ニップ部でフルカラーのトナー像が加熱、加圧されて転写材Pの表面に熱定着された後に、排紙ローラ21によって本体上面の排紙トレイ22上に排出されて、一連の画像形成動作を終了する。尚、本実施の形態では、前記中間転写ベルト8は、感光ドラム2a,2b,2c,2dとの対向面側に形成された一次転写面(8b)を、二次転写ローラ12側を下方にして傾斜配置しているがこの限りではない。
更に、本実施の形態では、中間転写ベルト8の平面視側方に、現像装置4a〜4dにトナーを供給するトナー容器30a〜30dを配置したものである。
図3〜図5に示すように、各画像形成部部1Y,1M,1C,1Bkにおいて消費されるトナーは、中間転写ベルト8及び画像形成部1Y,1M,1C,1Bkの横側方に配置されたトナー容器30a,30b,30c,30d内に収納され、該トナーが不図示のトナー供給手段によって各画像形成部1Y,1M,1C,1Bkの現像装置4へと搬送される。
図2は従来の画像形成装置におけるコントローラ部150及び画像処理部300のブロック図である。
201は画像処理装置全体の制御を行うCPUであり、装置本体の制御手順(制御プログラム)を記憶した読み取り専用メモリ(ROM)203からプログラムを順次読み取り、実行する。CPU201のアドレスバスおよびデータバスは、バスドライバー回路202、アドレスデコーダ回路を経て各負荷に接続されている。又、204は入力データの記憶や作業用記憶領域等として用いる主記憶装置であるところのランダムアクセスメモリ(RAM)である。
206はI/Oインターフェースを含む負荷系ASICであり、操作者がキー入力を行い、装置の状態等を液晶、LEDを用いて表示するの操作パネル151や給紙系、搬送系、光学系の駆動を行うモータ類207、クラッチ類208、ソレノイド類209、又、搬送される用紙を検知するための紙検知センサ類210等の装置の各負荷に接続される。現像器118には、現像器内のトナー量を検知するトナー残検センサ211が配置されており、その出力信号が負荷系ASIC206に入力される。
更に、各負荷のホームポジション、ドアの開閉状態等を検知するためのスイッチ類212の信号も負荷系ASIC206に入力される。213は高圧ユニットであり、CPUの指示に従って、前述の1次帯電器113、現像器118、転写前帯電器121、転写帯電器133、分離帯電器134へ高圧を出力する。16はオンデマンドヒーターで、オンオフ信号によってAC電圧が供給される。
215は画像処理部であり、CCDユニット106から出力された画像信号が入力され、後述する画像処理を行い、画像データに従ってレーザーユニット117の制御信号を出力する。レーザーユニット117から出力されるレーザー光は、感光ドラム110を照射し、露光するとともに非画像領域において受光センサであるところのビーム検知センサ214によって発光状態が検知され、その出力信号が負荷系PWM部215に入力される。
図6はレーザースキャナユニット7の上視図である。図6においてBDセンサはレーザドライバ基板上に実装されており、K用感光ドラム2dの走査開始側に取り付けられている。
K用感光ドラム以外へのレーザ露光走査もBDセンサ214でのビーム検知信号を基に行われる。図6のようにレーザ光を同じ方向から照射した場合は、Y用、M用感光体へのレーザ露光走査は、主走査の後端側から露光することになり、C用、K用感光体への露光とは逆方向となる。この場合はY用、M用ビデオデータの1ライン分をLIFO(Last In First Out)メモリ等に入れ画像の順番を入れ替えるのが普通である。
レーザ光が同じ方向から照射されるのでなく、Y用、M用感光体にするポリゴンモーターの回転方向の上流側にレーザ発光部がある場合はLIFOを用いる必要はない。
次に、装置の動作について説明する。
画像形成動作開始信号が発せられると、選択された用紙サイズ等により選択された給紙段から給紙動作を開始する。例えば、上段の給紙段から給紙された場合について説明すると、先ず給紙ローラにより、カセットから転写材Pが1枚ずつ送り出される。そして、転写材Pが給紙ガイド18の間を案内されてレジストローラ19まで搬送される。そのとき、レジストローラは停止されており、紙先端はニップ部に突き当たる。その後、画像形成部が画像の形成を開始するタイミング信号に基づいてレジストローラは回転を始める。この回転時期は、転写材Pと画像形成部より中間転写ベルト8上に一次転写されたトナー画像とが二次転写領域において丁度一致するようにそのタイミングが設定されている。
一方、画像形成部では、画像形成動作開始信号が発せられると、各色のドラム上に静電潜像が形成される。副走査方向の形成タイミングは中間転写ベルト8の回転方向において一番上流にある感光ドラム(本特許の場合はY)から順に各画像形成部間の距離に応じて決定され、制御される。
又、各ドラムの主走査方向の書き出しタイミングについては図示しない回路動作により1つのBDセンサ信号(本実施の形態ではBKに配置されている)を用いて、擬似BDセンサ信号を生成し制御する。形成された静電潜像は、前述したプロセスにより現像される。そして、前記一番上流にある感光ドラム2a上に形成されたトナー画像が、高電圧が印加された一次転写用帯電器5aによって一次転写領域において中間転写ベルト8に一次転写される。
一次転写されたトナー像は、次の一次転写領域まで搬送される。そこでは前記したタイミング信号により、各画像形成部間をトナー像が搬送される時間だけ遅延して画像形成が行われており、前画像の上にレジストを合わせて次のトナー像が転写されることになる。以下も同様の工程が繰り返され、結局、4色のトナー像が中間転写ベルト8上において一次転写される。
その後、記録材Pが二次転写領域Teに進入、中間転写ベルト8に接触すると、記録材Pの通過タイミングに合わせて二次転写ローラ12に、高電圧を印加させる。そして、前述したプロセスにより中間転写ベルト上に形成された4色のトナー画像が記録材Pの表面に転写される。その後記録材Pは、搬送ガイド34によって定着ローラニップ部まで正確に案内される。そして、ローラ対16a,16bの熱及びニップの圧力によってトナー画像が紙表面に定着される。その後、内外排紙ローラ21により搬送され、紙は機外に排出される。
次に、図7以下を用いて本発明のオンデマンドヒーターの波数制御について説明する。図7は図1の16に示すオンデマンドヒーターの構成図である。
701はセラミックヒーター、702は定着フィルム、703は加圧ローラ、711はコの字板金、712はサーミスタ、713はホルダ、714はセルフバイアス回路である。701はセラミックに発熱パターンを印刷したヒーターで1秒間で50℃ほど温度上昇する極めて応答性の高いヒーターである。
定着フィルム702は金属を基材とし、その上に300μmほどのゴム層、更にフッ素表面処理を施したフィルムで、熱容量が極めて小さく、ニップ部のみヒーターの熱を伝える。703は硬度60°程度のローラで、定着フィルム702を摩擦駆動している。711は定着フィルム702を内側から加圧ローラ703に加圧しているコの字板金で、加圧力は180N程度である。712はヒーターの温度を検知するサーミスタで、ヒーター中央に配置させるメインサーミスタは、定着温度制御のための温度を検知している。ヒーター端部に配置されるサブサーミスタは、小サイズ紙等を通紙した際の非通紙部の温度上昇を検知している。
図8は図7のヒーター701の平面図である。図中、704が発熱体で、705は電極である。電極705の両端に電圧を印加することで発熱体704が発熱する。
次に、上記定着器16におけるセラミックヒータ701の駆動、制御を行うヒータ駆動、制御回路について説明する。
図9は本発明によるセラミックヒータ701の駆動、制御を行うヒータ駆動、制御回路の回路構成を示す回路図である。
図9に示したように、本発明によるヒータ駆動、制御回路は、本プリンタ全体に電力を供給する交流電源901、この交流電源901にACフィルタ902を介して接続されたセラミックヒータ701、ACフィルタ902及びセラミックヒータ701間に接続されたトライアック904、抵抗905,906、この抵抗905,906間に直列接続されたフォトトライアックカプラ907、このフォトトライアックカプラ907に一端が接続された抵抗908、フォトトライアックカプラ907にコレクタ端子を接続したトランジスタ909、このトランジスタ909のベース端子に接続された抵抗910、この抵抗910の一端を接続したCPU201で構成される。
商用電源等の交流電源901は、ACフィルタ902を介してセラミックヒータ701へ電力を供給することによりセラミックヒータ701を発熱させる。このセラミックヒータ701への供給電力は、トライアック904により通電、遮断が行われる。
抵抗905,906は、トライアック904のためのバイアス抵抗であり、又、フォトトライアックカプラ907は、1次、2次間の沿面距離を確保するためのデバイスである。フォトトライアックカプラ7の発光ダイオードに通電することによりトライアック904がオンされる。
抵抗908は、フォトトライアックカプラ907の電流を制限するための抵抗であり、トランジスタ909によりオン/オフされる。トランジスタ909は、抵抗910を介してCPU201からのON信号に従って動作する。
図7の構成図で説明したようにヒーターの熱応答は極めて速い。従って、オンデマンドヒータではAC波形の波数やオン位相を制御することで温調することが一般的であるが、位相制御は高調波や端子雑音が厳しくコスト的にも高い。本発明ではコストやノイズ面で有利な波数制御を用いて説明するがゼロクロスに対する考え方は位相制御においても同じである。
ヒーターの波数制御のオンオフについて図10を用いて説明する。図9で用いているフォトトライアックカプラ907はゼロクロス同期タイプのもので、AC入力波形のゼロクロス点より前からオン信号が入っていれば次の半波がゼロクロス点からオンするものである。
図10に示すように、t1のタイミングでオン信号を入れ、z1のゼロクロス点まで保持するとW1の波形が通電される。z2のタイミングでオン信号がオンのままだとW2も通電される。次に、t2のタイミングでオフするとz3のタイミングでオフされる。次に、t3でオンするとz4でW3が通電される。このように半波を通電する際は、半波のゼロクロス信号よりも前のタイミングで
次に、図11を用いて波数制御のレベルについて説明する。
オンデマンドヒーターに印加する交流波形は本実施例では15半波を1ブロックとし、1ブロック内の半波をどれだけオンさせるかによって15レベルの値を持っている。レベル1は15半波のうち1半波だけをオンし、
レベル2は2半波をオンする。以下同様にオンする半波の数に応じて、15レベルの値を持つ。先述したメインサーミスタによる温度検知結果に応じて、図11の温調レベルを使い分ける。
ヒーターの温度を検出して目標温度になるようにPID制御を行い、温調レベルを使い分けている。目標温度より低い場合は温調レベルを上げ、波数を増やすのがP制御で、目標温度に対する温度差の累積値によって温調に使う温調レベルの中心レベルを決めるのがI制御、急激な温度変化があった場合に中心レベルを変えるのがD制御である。このようにPID制御で温調レベルを切り替えているがその方式の詳細は省略する。
次に、ゼロクロス検出回路の詳細な回路構成を説明する。図12はゼロクロス検出回路の詳細な回路構成を示す回路図である。
図12に示したように、ゼロクロス検出回路は、ACフィルタ902を介して交流電源901が入力されるダイオードブリッジ931、このダイオードブリッジ931の出力端子に接続される保護抵抗932、この保護抵抗932とダイオードブリッジ31のマイナス端子間に接続され交流電源901に対してループ形成する抵抗933、コンデンサ935及び抵抗936、これらループを形成する回路素子に並列接続されたトランジスタ937、抵抗938、このトランジスタ937によって抵抗938を介して駆動されるフォトカプラ942、このフォトカプラ942で構成される。
ダイオードブリッジ931には、ACフィルタ902を介して交流電源901が入力される。このダイオードブリッジ931により全波整流された交流信号は保護抵抗932を介して、抵抗933、コンデンサ935、抵抗936を通り、ダイオードブリッジ931のマイナス端子に入力され、交流電源901に対して電流ループが形成される。
トランジスタ937には、交流電源901の電圧と、抵抗932,933、コンデンサ935、抵抗936によって決定される電圧が入力される。ここで、交流電源901の電圧が、抵抗932,933、コンデンサ935、抵抗936、トランジスタ37によって決定されるスライス電圧Vth以下であれば、トランジスタ937はオフとなり、上記スライス電圧Vth以上であればオンとなる。
トランジスタ937の出力は、フォトカプラ942を駆動する。
フォトカプラ942は、1次、2次間の沿面距離を確保するためのデバイスである。
上記のようなゼロクロス検出回路において、交流電源901が上記スライス電圧Vth以下であるゼロクロスのとき、トランジスタ937はオフし、フォトカプラ942はオンとなり、フォトカプラの出力はLowとなり、DCコントローラに、「交流電源901がスライス電圧Vth以下であり、正負が切替わる電圧(ゼロクロス)又は、ゼロクロス付近の電圧値である」ことを報知する。
ここで、トランジスタ937のスイッチングスピードは、抵抗933,936及びコンデンサ935により制御される。
図12の回路での波形の様子を図13に示す。
図12の全波整流回路を用いたゼロクロス信号は、AC波形のゼロクロス近傍点のみにパルスが現れるようなゼロクロス信号生成が行われ、図13のZEROXA信号に示すようなアクティブローのゼロクロス信号が生成される。このゼロクロス信号をもとにヒーターのオンオフ制御を行う。
図14に本発明の上半波、下半波独立オンオフ信号回路の構成図を示す。
通常はヒーターオンオフ信号は図17に示すようにCPU201の1つのポートから出力されるが、本発明では2つのポートを使って上半波信号、下半波信号を独立して生成している。図18はゼロクロス信号のチャタリング除去の様子を示している。通常のゼロクロス検出では、図18に示すようにゼロクロスポイント付近でチャタリングが起き易い。従って、図18にX,Yに示す時間分だけ遅延フィルタを通して、ゼロクロス信号として用いるのが一般的である。Xは2ms程度、Yは4ms程度が望ましい。
図14において201はCPU、206は負荷系ASIC、221はOR素子、222,224はAND素子、223は反転素子である。本発明では先述したように上半波ヒーターオンオフ信号と下半波ヒーターオンオフ信号を独立した出力ポートから出力し、OR素子221で論理和を取る。独立したポートは、ゼロクロス検知信号に対して、CPU201内で、上半波ヒーターオンオフタイミング用タイマーと下半波ヒーターオンオフタイミング用タイマーの2つのタイマーを用いて独立的に生成する。
又、上半波オンオフ信号と下半波オンオフ信号の同時オンを検出するためにAND素子222で論理積を取る。通常上半波オン信号、下半波オン信号はそれぞれの半波をオンするため独立して出力される。もし、上半波オン信号と、下半波オン信号が同時に出たとすると、どちらかが間違って出力していることになる。
そこで、AND素子222の出力がHレベルの時はASICに対してヒーター制御エラー信号として通知する。これはCPUがおかしな動きをしていると考えられるためASICで制御を停止するためである。と同時に、AND素子222の出力を反転素子223で反転して、OR素子221出力とANDを取ることにより、上半波ヒーターオン信号、下半波ヒーターオン信号双方がオン出力の時のヒーター通電を強制停止する。
ASIC206でヒーター制御を停止する方法は例えばASIC206でCPU201がヒーターオンのためのトリガとして用いるZEROXOUT信号をLレベルに固定することで行う。CPU201が異常状態になっているとすると、CPU201が温調しているつもりでも、ASIC側でヒーター制御エラーを検知するとともに、ヒーター制御を停止しているので温度が上がらず、プリンタエンジンは停止状態となる。以上が図14の説明である。
図14の回路の動作を図15で説明する。
図15に示すようにt1のタイミングで下半波オン信号が出力されt2のタイミングで上半波オン信号が出力される。上半波オン信号、下半波オン信号はお互いが同時オンするタイミングまでの一定時間オン状態を維持する。上半波オン信号と、下半波オン信号が図14のOR素子221で論理和が取られると図15のトライアック通電/非通電*信号となる。この信号を基にヒーター通電波形に示すようなヒーター通電が行われる。
先述した上半波オン信号と、下半波オン信号が同時に出た際の動作について図16をも用いて説明する。
図16でt3〜t4の区間、上半波ヒーターオン信号、下半波ヒーターオン信号双方がオン出力状態となっている。この場合は下半波オン信号が正しくない場所で出力されている。図14に示すAND素子222出力がヒーターエラー信号である。この信号を基にエラー信号がH状態になり、トライアックが強制非通電状態となる。又、エラー状態なので強制的にヒーター制御を停止する。
<実施の形態2>
実施の形態1では、図12に示すゼロクロス信号からヒーター上半波オンオフ信号、下半波オンオフ信号を生成する例について説明したが、本実施の形態では上半波ゼロクロス信号、下半波ゼロクロス信号からそれぞれ下半波オンオフ信号、上半波オンオフ信号を生成する例について説明する。
図19が実施の形態2の構成図である。
図19において、901はAC電源、902はラインフィルタ、701はセラミックヒータである。970はスイッチング電源、931は整流ダイオードブリッジである。150は図2のDCコントローラである。980はセラミックヒーター701の安全装置であるリレー、904はセラミックヒータを温調するためのスイッチング素子であるトライアック、907はトライアック904を駆動するフォトトライアックカプラである。
先ず、ゼロクロス信号の検出は、AC電源901の電流を整流(ダイオード961,971,931)し、ゼロクロス近傍で検出素子(トランジスタ964,974)が動作することにより行われる。
次に、AC電源901の電流はラインフィルタ902を通過後、整流ダイオード961,971,931により整流される。そして、抵抗962,963及び972,973により分圧され、AC電源901がゼロV近くになるとトランジスタ964,974のベースエミッタ間電圧がON電圧を保持できなくなり、トランジスタ964,974がOFFする。つまり、通常、トランジスタ964,974はON状態にあり、ゼロクロス近傍でのみ、OFFするように構成されている。
ここで、AC電源10とトランジスタ964,974の動作は、AC電源10をVac、トランジスタ964,974のベースエミッタ間のON電圧を0.7V、抵抗962,963及び972,973の抵抗値をR962,R963,R972,R973とすると、次式がON状態の目安となる。
Vac≧0.7V*(R962+R963)/R963
Vac≧0.7V*(R972+R973)/R973
上記の式が成立する場合、即ち、トランジスタ964,974がONの時、フォトカプラ965,975はONとなり、DCコントローラ150へはLowレベルが伝達される。DCコントローラ上のトランジスタ966,976で再び反転され、トランジスタ964,974出力と同じ波形がASIC206に伝達される。
又、下記の式が成立する場合はトランジスタ964,974がOFFし、フォトカプラ965,975はOFFとなるので、エンジンコントローラ14へはHighレベルが伝達され、ASIC206にはLowレベルが伝達される。
Vac<0.7V*(R962+R963)/R963
Vac<0.7V*(R972+R973)/R973
一方、DCコントローラ150上4は、上述の上半波ゼロクロス信号、下半波ゼロクロス信号を基準として、図18で説明したような遅延ゼロクロス信号(ZEROX OUT)が生成される。波形は図示しないが、図19におけるΦzHが上半波ゼロクロス信号のZEROXOUT、ΦzLが下半波ゼロクロス信号のZEROXOUTである。CPU201はこれらΦzH,ΦzLのエッジをトリガとして、下半波ヒーターオン信号ΦonL,上半波ヒーターオン信号ΦonHを生成する。
図19のNPNトランジスタ983と984はワイアードORされていて、どちらかがオン状態の時フォトトライアックカプラ904から電流を引き込む。フォトトライアックカプラ904とトランジスタ983,984のワイアードORされたコレクタとの間にPNPトランジスタ981が設けられている。このPNPトランジスタ981は、ΦonLとΦonHが同時にHigh状態となった時、AND素子982からのHighレベルを受け取り、オフ状態になる。AND素子982からのHighレベル信号はエラー信号としてASIC206に通知される。
CPU201によるヒーター制御がおかしい状態についての動作は実施の形態1と同様なので省略する。
上半波ゼロクロス信号、下半波ゼロクロス信号と上半波ヒーターオン信号、下半波ヒーターオン信号の関係を更に説明する。
トランジスタ964がONの時、図19に示すフォトカプラ965はONとなり、DCコントローラ150へはLowレベルが伝達される。DCコントローラ上のトランジスタ966で反転され、図20に示すような上半波ゼロクロス信号が生成される。又、トランジスタ964がOFFすると、フォトカプラ965はOFFとなり、DCコントローラ150へはHighレベルが伝達される。従って、DCコントローラ上ASIC206への上半波ゼロクロス信号は図20に示すようになる。
一方、整流ダイオード971,931も同様な半波整流動作を行う。AC電源901は、ダイオード971,931により半波整流の後、抵抗972,973により分圧され、トランジスタ974がオンオフされる。ここで、トランジスタ43の動作は図19に示すフォトカプラ975に伝達され、DCコントローラ上のトランジスタ976で再び反転されてASIC206への信号(下半波ゼロクロス信号)は図20に示すようになる。
ここで、DCコントローラ150は、上半波ゼロクロス信号及び下半波ゼロクロス信号の両信号のエッジ検出により定着器制御を行う。
図20に示すように、上半波ゼロクロス信号の立ち上がりエッジを基に上半波ゼロクロス信号のHighレベル区間より短い信号を下半波ヒーターオン信号として出力する。同様に下半波ゼロクロス信号の立ち上がりエッジを基に下半波ゼロクロス信号のHighレベル区間より短い信号を上半波ヒーターオン信号として出力する。
先述したヒーター通電のためのトライアックカプラ907にゼロクロス検知タイプのものを用いているため、AC電源電圧が下半波の間にオン信号を出すと次のゼロクロス点から上半波がオンされる。従って、下半波ゼロクロス検知信号の立ち上がりエッジが上半波ヒーターオンオフ信号のトリガに、上半波ゼロクロス検知信号の立ち上がりエッジが下半波ヒーターオンオフ制御信号のトリガに用いられることになる。
このように上半波ゼロクロス信号から下半波ヒーターオン信号、下半波ゼロクロス信号から上半波ヒーターオン信号を生成することで実施の形態1と同様のヒーター制御を行う。
尚、図19に示す構成だけでなく、抵抗963とトランジスタのベースの接続部と抵抗962との間(抵抗973とトランジスタ974のベースの接続部と抵抗972との間)にツェナーダイオード又はダイオードを挿入し、検出時間を稼ぐことも可能である。
<実施の形態3>
次に、本発明の実施の形態3を図21を用いて説明する。
実施の形態1,2では、CPU201のヒーター制御信号を上半波ヒーターオンオフ信号、下半波ヒーターオンオフ信号として独立した2ポートから出力する例について説明した。本実施の形態3では、上半波ヒーターオンオフ信号、下半波ヒーターオンオフ信号をCPU201、ASIC206から独立して出力する例について説明する。
図21においては実施のの形態2と同様の符号、動作については説明を省略する。
実施の形態2で説明した上半波ヒーターオンオフ信号ΦonHは、実施の形態2と同様、CPU201からトランジスタ983に出力されるが、下半波ヒーターオンオフ信号ΦonLは、本実施の形態ではASIC206から出力される。従って、CPU201には上半波ヒーターオンオフ信号のトリガとなる下半波ゼロクロス信号の遅延信号ΦzLのみが送られる。
上半波ゼロクロス信号の遅延信号ΦzHは、ASIC206内部で使用するため、外部への出力はない。本実施の形態の構成では、上半波ヒーターオン信号を生成する素子(CPU201)と下半波ヒーターオン信号を生成する素子(ASIC206)が異なる素子であるため、同時にヒーター制御以上が発生する確率が低く、実施の形態1,2より更にヒーター制御異常の監視の信頼性を高めたものである。
本実施の形態では、CPU201からの上半波ヒーターオンオフ信号ΦonHとASICからの下半波ヒーターオンオフ信号ΦonLを、AND素子982でANDを取り、両方ONだった場合はPNPトランジスタ981で強制オフする構成は実施の形態1,2と同様であるが、AND素子982の出力はCPU201、ASIC206の双方に通知される。
CPU201からの上半波ヒーターオンオフ信号とASICからの下半波ヒーターオンオフ信号が同時オンだった場合、AND素子982出力がHighになるが、その際、CPU201もASIC206もそれぞれが出力している上半波ヒーターオンオフ信号ΦonH及びASICからの下半波ヒーターオンオフ信号ΦonLの状態をラッチして、ヒーター制御を強制停止することで、ヒーター制御異常が発生した際CPU201の出力がおかしかったか、ASIC206の出力がおかしかったかの判別が可能となる。
本発明によるカラー画像形成装置の模式断面図である。 本発明の制御を司る電装系の構成図である。 本発明のプリンタの外観斜視図である。 本発明のプリンタの平面図である。 本発明のプリンタの側面図である。 本発明のレーザスキャナ上視図である。 本発明のオンデマンドヒーターユニットの構成図である。 本発明のセラミックヒーターの上視図である。 ヒーターオンオフ制御回路図である。 ゼロクロス同期のトライアックを用いたときのヒーター通電波形を示す図である。 ヒーター温調に用いる波数制御テーブルである。 全波整流のゼロクロス検知回路の構成図である。 全波整流のゼロクロス検知回路によるゼロクロス信号生成の波形の様子を示す図である。 本発明の上半波/下半波独立ヒーターオン信号生成回路の構成図である。 本発明の上半波/下半波独立ヒーターオン信号生成回路での波形の様子を示す図である。 本発明の上半波/下半波独立ヒーターオン信号生成回路での制御誤動作を示した図である。 従来のヒーターオン信号生成回路の構成図である。 半波整流回路でのゼロクロスのチャタリングの様子を示した図である。 本発明の実施の形態2で上半波ゼロクロス信号と下半波ゼロクロス信号から下半波/上半波独立ヒーターオンオフ信号を生成する場合の構成図である。 本発明の実施の形態2で上半波ゼロクロス信号と下半波ゼロクロス信号から下半波/上半波独立ヒーターオンオフ信号を生成する場合の波形の説明図である。 本発明の実施の形態3で下半波/上半波独立ヒーターオンオフ信号を異なる素子から生成する場合の構成図である。
符号の説明
1Y,1M,1C,1Bk 画像形成部
2a,2b,2c,2d 感光ドラム(像担持体)
3a,3b,3c,3d 一次帯電器(帯電手段)
4a,4b,4c,4d 現像装置(現像手段)
5a,5b,5c,5d 転写ローラ(一次転写手段)
6a,6b,6c,6d ドラムクリーナ装置(クリーナ手段)
7 露光装置(露光手段)
7a 下面
7b 下端部
8 中間転写ベルト
8a 最上面
8b 下部平面(一次転写面)
10 二次転写対向ローラ
11 テンションローラ
12 二次転写ローラ(二次転写手段)
16 定着装置(定着手段)
16a 定着ローラ
16b 加熱ローラ
17 給紙カセット
18 搬送パス
21 排紙ローラ(排出手段)
22 排紙トレイ
30 トナー容器
31 挟持部(加熱加圧位置)
32a,32b,32c,32d 一次転写部
34 二次転写部
150 DCコントローラ部
201 CPU
206 負荷系ASIC
215 PWM部
300 画像処理部
106 ホストコンピュータ
701 セラミックヒーター
702 定着フィルム
703 加圧ローラ
901 交流電源
902 ノイズフィルター
904 トライアック
904 フォトトライアックカプラ
931 ダイオードブリッジ
961,971 整流ダイオード
961,971 ゼロクロス検出トランジスタ
ΦzH 上半波ゼロクロス検知信号の遅延信号
ΦzL L半波ゼロクロス検知信号の遅延信号
980 リレー
981 PNPトランジスタ
982 AND素子
983,984 NPNトランジスタ
ΦonH 上半波ヒーターオンオフ信号
ΦonL L半波ヒーターオンオフ信号

Claims (6)

  1. 交流電源からの電力を装置全体に供給する電力供給手段と、該電力供給手段からの電力供給に応じて所定の温度で発熱するヒーターと、該ヒーターの温度を検出する温度検出手段と、前記交流電源の上半波をオンオフさせる上半波オンオフ信号と、下半波をオンオフさせる下半波オンオフ信号の論理和を取ってヒーターの通電信号とするヒーター通電手段と、前記上半波オンオフ信号と下半波オンオフ信号の論理積を取り上半波信号下半波信号双方オン状態の時ヒーター制御信号異常として検出するとともに、ヒーター通電をオフする制御手段を有することを特徴とするヒーター制御装置。
  2. 正弦波電源電圧の両極性に対して、上半波の導通又は非導通状態を判定し、ゼロクロス信号とする上半波ゼロクロス検出手段と、下半波の導通又は非導通状態を判定し、ゼロクロス信号とする下半波ゼロクロス検出手段と、前記上半波ゼロクロス検出手段により検出されたゼロクロス信号に対して下半波をオンオフする下半波オンオフ手段と、前記下半波ゼロクロス検出手段により検出されたゼロクロス信号に対して上半波をオンオフする上半波オンオフ手段と、前記下半波オンオフ手段と上半波オンオフ手段の論理和を取ってヒーターの通電信号とするヒーター通電手段と、前記上半波オンオフ信号と下半波オンオフ信号の論理積を取り上半波信号下半波信号双方オン状態の時ヒーター制御信号異常として検出するとともに、ヒーター通電をオフする制御手段を有することを特徴とするヒーター制御装置。
  3. 交流電源からの電力を装置全体に供給する電力供給手段と、該電力供給手段からの電力供給に応じて所定の温度で発熱するヒーターと、該ヒーターの温度を検出する温度検出手段と、前記電力供給手段とヒーターとの間に配置され、前記交流電源電圧の正負の切り換わりに同期して交流半波分の電力通電/非通電を行うゼロクロス同期スイッチング制御素子と、前記上半波ゼロクロス信号及び前記下半波ゼロクロス信号の負から正への切り換わりエッジから予め定められた遅延時間後のタイミングでのみスイッチング制御素子に対する通電オン/オフ切替を行うことにより、前記温度検出手段で検出されたヒーター温度が前記所定の設定温度となるように前記電力供給手段からの前記ヒーターへの電力供給を制御する電力制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1又は2記載のヒーター制御装置。
  4. 転写材上に形成された未定着のトナー像を加熱定着させる画像形成装置において、
    交流電源からの電力供給する電力供給手段と、この電力供給手段からの電力供給に応じて所定の設定温度で発熱し、前記未定着のトナー象を転写紙上に加熱定着させるヒーターと、該ヒーターの温度を検出する温度検出手段と、前記交流電源の上半波をオンオフさせる上半波オンオフ信号と下半波をオンオフさせる下半波オンオフ信号の論理和を取ってヒーターの通電信号とするヒーター通電手段と、前記上半波オンオフ信号と下半波オンオフ信号の論理積を取り上半波信号下半波信号双方オン状態の時ヒーター制御信号異常として検出するとともに、ヒーター通電をオフする制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 転写材上に形成された未定着のトナー像を加熱定着させる画像形成装置において、
    交流電源からの電力供給する電力供給手段と、この電力供給手段からの電力供給に応じて所定の設定温度で発熱し、前記未定着のトナー象を転写紙上に加熱定着させるヒーターと、前記交流電源の正弦波電源電圧の両極性に対して上半波の導通又は非導通状態を判定してゼロクロス信号とする上半波ゼロクロス検出手段と、下半波の導通又は非導通状態を判定してゼロクロス信号とする下半波ゼロクロス検出手段と、前記上半波ゼロクロス検出手段により検出されたゼロクロス信号に対して下半波をオンオフする下半波オンオフ手段と、前記下半波ゼロクロス検出手段により検出されたゼロクロス信号に対して上半波をオンオフする上半波オンオフ手段と、前記下半波オンオフ手段と上半波オンオフ手段の論理和を取ってヒーターの通電信号とするヒーター通電手段と、前記上半波オンオフ信号と下半波オンオフ信号の論理積を取り上半波信号下半波信号双方オン状態の時ヒーター制御信号異常として検出するとともに、ヒーター通電をオフする制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  6. 交流電源からの電力を装置全体に供給する電力供給手段と、該電力供給手段からの電力供給に応じて所定の温度で発熱するヒーターと、該ヒーターの温度を検出する温度検出手段と、前記電力供給手段とヒーターとの間に配置され、前記交流電源電圧の正負の切り換わりに同期して交流半波分の電力通電/非通電を行うゼロクロス同期スイッチング制御素子と、前記上半波ゼロクロス信号及び前記下半波ゼロクロス信号の負から正への切り換わりエッジから予め定められた遅延時間後のタイミングでのみスイッチング制御素子に対する通電オン/オフ切替を行うことにより、前記温度検出手段で検出されたヒーター温度が前記所定の設定温度となるように前記電力供給手段からの前記ヒーターへの電力供給を制御する電力制御手段とを備えたことを特徴とする請求項5又は6記載の画像形成装置。
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