JP2007109377A - ハードディスクドライブのアクチュエータおよびハードディスクドライブ - Google Patents

ハードディスクドライブのアクチュエータおよびハードディスクドライブ Download PDF

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Abstract

【課題】ローディング/アンローディングの動的特性が改善され、不意の衝撃に対する耐衝撃特性が向上されたアクチュエータを提供する。
【解決手段】本発明のアクチュエータ130は、ヘッド134が設けられたサスペンション133を先端に備え、アクチュエータピボット131を中心に回転動作するスイングアーム132と、スイングアーム132の後端部に結合され、スイングアーム132とともに回転するようにVCMコイル137が設けられたコイル支持部136と、VCMコイル137とアクチュエータピボット131方向に対向して配置されたマグネット150とを備える。スイングアーム132の後端部には、磁性体から形成され、マグネット150に向かって突出する少なくとも1つのスイングアーム突出部が設けられることを特徴とする。これにより、ローディング/アンローディングの動的特性が向上し、不意の衝撃に対する耐衝撃特性が向上する。
【選択図】図2

Description

本発明は、アクチュエータおよびそれを備えたハードディスクドライブ(Hard Disk Drive;以下、「HDD」という。)にかかり、より詳細には、ローディング/アンローディングの動的特性および外部衝撃に対する耐衝撃特性の向上する改善された構造のアクチュエータとそれを備えたHDDに関する。
コンピュータの情報記録装置の1つであるHDDは、書き込み/読み取りヘッド(以下、「ヘッド」という。)を使用して、ディスクへデータを書き込みしたり、ディスクからデータの読み取りを行う装置である。このようなHDDにおいて、ヘッドは、回転するディスクの記録面から所定の高さに浮上した状態でアクチュエータにより所望の位置に移動しつつ、その機能を行う。
図1は、従来のHDDの構成を示す概略的な斜視図である。図1に示すように、HDDには、例えばデータ保存用のディスク10と、ディスク10を回転させるスピンドルモータ20と、データの記録および再生のためのヘッド34をディスク10上の所望の位置に移動させるアクチュエータ30とを備える。アクチュエータ30は、アクチュエータピボット31に回転自在に結合されたスイングアーム32と、スイングアーム32の先端部に設けられ、ヘッド34をディスク10の表面側に付勢するように支持するサスペンション33と、スイングアーム32を回転させるボイスコイルモータ(Voice Coil Motor;以下、「VCM」という。)とを有する。VCMは、スイングアーム32の後端部に設けられてコイル支持部36に結合されたVCMコイル37と、VCMコイル37に対向するようにVCMコイル37の上部および下部にそれぞれ設けられるマグネット50とを備える。
上記構成を有するVCMは、VCMコイル37に入力される電流と、マグネット50により形成された磁場との相互作用により、フレミングの左手法則による方向にスイングアーム32を回転させる。すなわち、HDDの電源がオンになって、ディスク10が一定の角速度Ωで回転し始めると、VCMは、スイングアーム32を所定方向、例えば、逆時計回り方向に回転させて、ヘッド34をディスク10の記録面上に移動させる。このように、ディスク10上にローディングされたヘッド34は、回転するディスク10により発生する揚力により、ディスク10の表面から所定の高さに浮上する。このような状態で、ヘッド34は、ディスク10の特定のトラックTを追従し、ディスク10の記録面にデータを書き込んだり、ディスク10の記録面に保存されたデータを読み取ったりする。
一方、HDDの電源がオフになって、ディスク10の回転が停止すると、VCMは、スイングアーム32を逆方向、例えば、時計回り方向に回転させる。これにより、ヘッド34は、ディスク10の記録面から逸脱してアンローディング状態になり、ディスク10の外郭に位置したランプ60にパーキングされる。ここで、サスペンション33の先端には、エンドタブ35が突出しており、このエンドタブ35がランプ60の上面に乗って安全な位置に移動して、ランプ60に設けられた支持面上に載置される。
特開平11−120721号公報
このようなスイングアーム32の回転動作において、スイングアーム32にはさまざまな回転抵抗が作用する。例えば、アクチュエータピボット31に加えられる回転抵抗や、スイングアーム32のサイドに付着された軟性ケーブル70による付勢抵抗、また、ランプ60の表面とエンドタブ35との間の摩擦抵抗、そして、コイル支持部36の後端部に設けられたリトリート・ボール(図示せず)とマグネット50との間に作用される磁気抵抗などが作用する。このような回転抵抗を解消し、スイングアーム32が回転動作されるには、VCMによりスイングアーム32に対して十分な回転力を供給せねばならず、特に、迅速な応答性等が要求される動的特性を満足させるためには、ボイスコイル37に印加する駆動電流を増加しなければならない。この場合、アクチュエータ30の消費電力が増加し、駆動効率が低下するという問題が発生する。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、ローディング/アンローディングの動的特性が改善され、不意の衝撃に対する耐衝撃特性の向上させることの可能な、新規かつ改良されたアクチュエータおよびこれを備えたHDDを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、ディスクへデータの書き込み/読み取りを行うヘッドが設けられたサスペンションを先端に備え、ピボット軸を中心に回転動作するスイングアームと、スイングアームの後端部に結合され、スイングアームとともに回転するようにVCMコイルが設けられたコイル支持部と、VCMコイルとピボット軸方向に対向して配置されたマグネットと、を備えるハードディスクドライブのアクチュエータが提供される。かかるアクチュエータのスイングアームの後端部には、マグネットによりバイアス回転力が加えられるように磁性体から形成され、マグネットに向かって突出する少なくとも1つのスイングアーム突出部が設けられることを特徴とする。
ここで、マグネットは、スイングアームの回転方向に隣接するよう設けられ、相異なる極性を有する第1磁極および第2磁極から構成される。
また、スイングアーム突出部は、スイングアームの回転方向において第2磁極よりもディスクから離れて配置された第1磁極に向かって突出するよう形成することができる。このとき、スイングアームには、ヘッドがディスクの外郭へ移動される方向の第1バイアス回転力が作用する。あるいは、スイングアーム突出部は、スイングアームの回転方向において第1磁極よりもディスク側に配置された第2磁極に向かって突出するよう形成してもよい。このとき、スイングアームには、ヘッドがディスク上へ移動される方向の第2バイアス回転力が作用する。また、スイングアーム突出部は、第1磁極に向かって突出する第1スイングアーム突出部と、第2磁極に向かって突出する第2スイングアーム突出部と、からなるよう形成してもよい。このとき、スイングアームには、ヘッドがディスクの外郭へ移動される方向の第1バイアス回転力と、ヘッドがディスク上へ移動される方向の第2バイアス回転力とがともに作用する。
マグネットは、VCMコイルの上方および下方に設けることができる。マグネットには、スイングアーム突出部に対してバイアス回転力を加えるように、マグネットからスイングアーム突出部側に突出して形成された少なくとも1つのマグネット突出形状部が設けられる。マグネット突出形状部は、スイングアーム突出部と対応するように、スイングアーム突出部が向かう第1磁極に設けられる。また、スイングアームに、第2磁極に向かって突出する追加スイングアーム突出部をさらに備えるようにしてもよい。このとき、第2磁極は、追加スイングアーム突出部に向かって突出して形成された追加マグネット突出形状部を備える。
また、バイアス回転力は、相対するスイングアーム突出部とマグネット突出形状部との隔離距離に応じて変化する。スイングアーム突出部およびマグネット突出形状部との隔離距離は、ヘッドがパーキングするためランプに進入するときに最短となる。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、1または2以上のディスクと、前記ディスクが装着され、前記ディスクを回転駆動するスピンドルモータと、前記ディスクへのデータの書き込み/読み取りを行うヘッドを前記ディスク上の所定の位置に移動させるアクチュエータと、を備えるハードディスクドライブが提供される。かかるハードディスクドライブのアクチュエータは、ヘッドが設けられたサスペンションを先端に備え、ピボット軸を中心に回転動作するスイングアームと、スイングアームの後端部に結合され、スイングアームとともに回転するようにVCMコイルが設けられたコイル支持部と、VCMコイルとピボット軸方向に対向して配置されたマグネットと、を備える。そして、スイングアームの後端部には、マグネットによりバイアス回転力が加えられるように磁性体から形成され、マグネットに向かって突出する少なくとも1つのスイングアーム突出部が設けられることを特徴とする。
ここで、マグネットは、スイングアームの回転方向に隣接するよう設けられ、相異なる極性を有する第1磁極および第2磁極から構成される。
また、スイングアーム突出部は、スイングアームの回転方向において第2磁極よりもディスクから離れて配置された第1磁極に向かって突出するよう形成することができる。このとき、スイングアームには、ヘッドがディスクの外郭へ移動される方向の第1バイアス回転力が作用する。あるいは、スイングアーム突出部は、スイングアームの回転方向において第1磁極よりもディスク側に配置された第2磁極に向かって突出するよう形成してもよい。このとき、スイングアームには、ヘッドがディスク上へ移動される方向の第2バイアス回転力が作用する。また、スイングアーム突出部は、第1磁極に向かって突出する第1スイングアーム突出部と、第2磁極に向かって突出する第2スイングアーム突出部と、からなるよう形成してもよい。このとき、スイングアームには、ヘッドがディスクの外郭へ移動される方向の第1バイアス回転力と、ヘッドがディスク上へ移動される方向の第2バイアス回転力とがともに作用する。
マグネットは、VCMコイルの上方および下方に設けることができる。マグネットには、スイングアーム突出部に対してバイアス回転力を加えるように、マグネットからスイングアーム突出部側に突出して形成された少なくとも1つのマグネット突出形状部が設けられる。マグネット突出形状部は、スイングアーム突出部と対応するように、スイングアーム突出部が向かう第1磁極に設けられる。また、スイングアームに、第2磁極に向かって突出する追加スイングアーム突出部をさらに備えるようにしてもよい。このとき、第2磁極は、追加スイングアーム突出部に向かって突出して形成された追加マグネット突出形状部を備える。
また、バイアス回転力は、相対するスイングアーム突出部とマグネット突出形状部との隔離距離に応じて変化する。ここで、ディスクの外郭には、ヘッドをパーキングさせるためのランプがさらに設けられている。ヘッドがパーキングするためランプに進入するときに、スイングアーム突出部およびマグネット突出形状部との隔離距離は最短となるよう形成することもできる。
本発明にかかるアクチュエータおよびこれを備えたHDDによれば、アクチュエータのローディング/アンローディング動作時において、バイアス回転力を提供することが可能となる。これにより、応答の迅速性や駆動効率等の動的特性が向上し、また、問題発生による不意の衝突に対応した緊急保護措置を迅速に完了させることができるので、HDDの耐衝撃特性の向上に寄与できる。特に、アンローディング動作において、駆動トルクの余裕マージンを十分に確保することによってサスペンションのグラムロードを上昇させて、ヘッドスラップによるヘッドとディスクとの衝突を防止できる。
また、旋回動作するスイングアーム突出部と、マグネットの突出形状部との間の隔離距離を調節することによって、要求仕様を充足させるバイアス回転力のプロファイルを容易に設計できる。これにより、例えば、アンローディング動作においてヘッドがランプに進入する時に、スイングアーム突出部とマグネット突出形状部との間の隔離距離をできるだけ狭めることによって最大のバイアス回転力をスイングアームに提供することができる。また、ヘッドがディスク上にローディングされた状態では、この隔離距離が相対的に大きくなることによって、バイアス回転力によるトラッキング・エラーを減少させることができる。
以上説明したように本発明によれば、ローディング/アンローディングの動的特性が改善され、不意の衝撃に対する耐衝撃特性の向上させることの可能なアクチュエータおよびこれを備えたHDDを提供することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
まず、図2に基づいて、本発明の実施形態にかかるアクチュエータおよびこれを備えたHDDについて説明する。なお、図2は、本実施形態にかかるHDDの概略的な構造を示す平面図である。
本実施形態にかかるHDDは、図2に示すように、HDDは、例えばデータ保存用のディスク110を回転させるスピンドルモータ120と、データの書き込みおよび読み取りのための書き込み/読み取りヘッド134をディスク110上の所定の位置に移動させるアクチュエータ130とを備える。
スピンドルモータ120は、HDDのベース部材101上に設けられる。スピンドルモータ120には、1または2以上のディスク110が装着される。ディスク110は、スピンドルモータ120の回転により所定の角速度Ωで回転する。
アクチュエータ130は、ベース部材101に設けられたアクチュエータピボット131と、スイングアーム132と、サスペンション133と、ヘッド134と、コイル支持部136と、VCMとを備える。スイングアーム132は、アクチュエータピボット131に回転自在に結合される。サスペンション133は、スイングアーム132の先端側(アクチュエータピボット131と反対側)に結合されて、ヘッド134をディスク110の表面側に付勢するように支持する。コイル支持部136は、スイングアーム132の後端側に設けられる。
VCMは、スイングアーム132を回転させるための駆動力を提供するものであって、VCMコイル137に入力される電流と、マグネット150により形成された磁場との相互作用により、フレミングの左手法則による方向にスイングアーム132を回転させる。VCMコイル137は、コイル支持部136に設けられる。マグネット150は、VCMコイル137に対向するように、VCMコイル137の上部および下部にそれぞれ配置される。マグネット150の支持構造として、ベース部材101上にヨーク155が設けられる。
また、マグネット150は、スイングアーム132と共に旋回動作するVCMコイル137の移動軌跡に対応して、所定の曲率の円弧に沿う形状を有する。ここで、マグネット150は、その長手方向に沿ってほぼ均等に分割された左側の第1磁極150Lと、右側の第2磁極150Rとに区分され、隣接して設けられる第1磁極150Lと第2磁極150Rとは互いに逆極性を有する。VCMコイル137は、マグネット150により形成された磁束空間内に位置するように設けけられ、これに印加された駆動電流の方向によって、磁束空間中を時計回り方向または逆時計回り方向に回転する。
一方、アクチュエータ130の一側には、軟性ケーブル170が接続されている。軟性ケーブル170を介して伝送される作動信号または停止信号によって、ヘッド134がディスク110上へ移動してローディング状態になるか、またはディスク110上からディスク110の外側に移動してアンローディング状態になるかが決定する。軟性ケーブル170には、ベース部材101の下側に配置された回路基板(図示せず)から制御された駆動信号や電源が供給される。そのため、ベース部材101のコーナー部には、軟性ケーブル170と回路基板との接続を媒介するブラケット171が設けられる。
一方、スピンドルモータ120およびアクチュエータ130は、上下に対向するように結合されるベース部材101およびカバー部材102により形成される内部空間に収容される。ベース部材101およびカバー部材102は、外部の異物の浸透を防止して、内部に収納された部品を保護し、駆動ノイズが外部に伝達されないように遮断する機能を行う。
HDDの電源がオンになって、ディスク110が回転し始めると、VCMはスイングアーム132を所定方向、例えば逆時計回り方向に回転させて、ヘッド134をディスク110の記録面上へ移動して、ディスク110に記録されたデータをローディングさせる。ヘッド134は、回転するディスク110により発生する揚力により、ディスク110の表面から所定の高さに浮上する。このような状態で、ヘッド134はディスク110の特定のトラックを追従し、ディスク110の記録面にデータを記録したり(ローディング)、またはディスク110の記録面で保存されたデータを読み取ったりする(ライティング)。
ここで、ディスク110の記録面は、有効に情報を保存することの可能なディスク110面上の一部領域をいい、ディスク110の全面をいうのではない。より具体的には、ディスク110の半径方向の内側エッジは、ディスク110をスピンドルモータ120に結合するための領域として割り当てられ、また、ディスク110の外側エッジは、ヘッド134をパーキングさせるための領域として割り当てられる。したがって、情報の保存が可能な有効なディスク110面は、内径側の領域(Inner Diameter:ID)と外径側の領域(Outer Diameter:OD)との間の領域として定義することができる。
一方、HDDの電源がオフになって、ディスク110の回転が停止すると、VCMはスイングアーム132を逆方向、例えば時計回り方向に回転させて、ヘッド134をディスク120の記録面から逸脱させる。このように、ディスク110の記録面から逸脱したヘッド134は、ディスク110の外郭に設けられたランプ160にパーキングされる。
以上、本実施形態にかかるアクチュエータを備えるHDDの構成について説明した。次に、図3〜図5に基づいて、本実施形態にかかるアクチュエータの動作について説明する。なお、図3〜図5は、本発明のアクチュエータを示す平面図であって、アクチュエータのアンローディング動作を回転角度によって順に示す平面図である。図3は、ヘッド134がローディングのためにディスク110上に移動された状態を示す。図4は、ヘッド134のアンローディング動作が開始されて、ヘッド134がランプ160に移動し始めたとき、ディスク110のODの付近に位置した状態を示す。そして、図5は、ヘッド134がランプ160まで移動して、ランプ160に載置された状態を示す。
ここで、図3〜図5に示されたスイングアーム132の回転方向に対して、(+)方向はスイングアーム132がローディングのためディスク110上へ移動される方向、すなわち各図では逆時計回り方向を意味し、(−)方向はスイングアーム132がアンローディングのためランプ160側に移動される方向、すなわち各図では時計回り方向を意味する。
図3〜図5に示すように、スイングアーム132の後端部には、マグネット150に向かって突出した第1突出部141が設けられる。第1突出部141は、マグネット150の第1磁極150Lに向かって突出する。第1突出部141は、マグネット150に反応するように磁性物質から形成されており、第1磁極150Lにより(−)方向に引っ張られる。
例えば、図3のように、ヘッド134がディスク110上に位置した場合、第1突出部141は、隣接した左側磁極150Lから(−)方向のバイアス回転力を提供され、ヘッド134のアンローディング動作に寄与する。アンローディングのため、ヘッド134をランプ160方向にさせるには、ランプ160との摩擦トルクや、アクチュエータ130一側に付着した軟性ケーブルによるバイアストルク、アクチュエータピボット131にかかるピボットトルクなどの回転負荷を克服せねばならない。VCMによりスイングアーム132に提供される回転力(τ)は、下記数式1のように、ボイスコイル137に印加される電流(i)と、VCMの構造により決定されるトルク定数(Kt)とで定められる。
τ=Kt×i ・・・(数式1)
ここで、トルク定数(Kt)は、マグネット150の磁力や、ボイスコイル137の巻き数など、一旦設計されたVCMに対しては変化しない固有な値になり、トルク定数(Kt)を任意に変更することは、全体HDDのコストやサイズなどに影響を与えるので望ましくない。したがって、スイングアーム132の回転力を増大させる方案として、印加電流(i)を増大させることが考えられるが、消費電力が増大し、大電流に適した回路ボードの再設計が要求されるという面倒さがある。そこで、本実施形態では、アンローディング動作時の方向(例えば(−)方向)にバイアス回転力を受ける突出部141を形成することによって、製造コストが高くなったり消費電力が増大することなく、所望の回転力を得ることができる。
ここで、マグネット150は、図6に示すように、例えばVCMコイルを配置するために、所定の間隙を有して上下に対向するように配置することもできる。マグネット150の間に設けられたVCMコイルは、その上方および下方のマグネット150と電磁気的な相互作用を行いつつ回転駆動される。本実施形態において、マグネット150にはスイングアーム132側に向かってディスク110平面方向に突出した突出形状部158が設けられる。例えば、図3に示すように、突出形状部158は、第1磁極150Lのコーナーの付近で凸状に突出するように設けられる。なお、本実施形態において、突出形状部158は、円周方向であるマグネット150の長手方向Lに沿って1または2以上形成してもよく、突出形状部158の位置または数は、本発明の技術的範囲を制限するものではない。
上述したように、スイングアーム132の第1突出部141が隣接して配置されたマグネット150により引っ張られることによって、アンローディング動作時のバイアス回転力が提供される。このとき、マグネット150の突出形状部158を除く他の部分には、スイングアーム132の突出部141に対して略横方向の磁気的な引力が作用する。これに対し、突出形状部158には、スイングアーム132の突出部141に対して略対向する方向、すなわち該突出形状部158とスイングアーム132の突出部141とを結ぶ方向に磁気的な引力が作用する。これにより、スイングアーム132に対して相対的に大きなバイアス回転力が提供される。
スイングアーム132に作用するバイアス回転力は、マグネット150の突出形状部158とスイングアーム132の突出部141との間の距離によって変化する。スイングアーム132の回転動作によって、スイングアーム132の第1突出部141とマグネット150の突出形状部158とは、相互に接近したり離れたりする。例えば図4に示すように、スイングアーム132の突出部141とマグネット150の突出形状部158とが互いに最も近接した場合、図7からわかるように、スイングアーム132の突出部141とマグネット150の突出形状部158とが垂直方向(図7紙面上下方向)に相互重なり合うようになる。このとき、スイングアーム132には、最大のバイアス回転力が作用する。一方、図3および図5のように、スイングアーム132の突出部141とマグネット150の突出形状部150との間の距離が相対的に遠くなると、これらの間の磁気的な引力もこれらが離れるにつれて低下する。したがって、スイングアーム132に作用するバイアス回転力は、最大バイアス回転力に比べて相対的に弱くなる。
次いで、図4に示すように、ディスク110が停止して、ヘッド134のアンローディング動作が開始されたとき、サスペンション133の先端のエンドタブ135は、ディスク110の外郭に移動してランプ160の支持面に載置され、ランプ160上をディスク110から離れる方向に移動する。このとき、サスペンション133は、サスペンション133自体の弾性力により、ランプ160の支持面に対して所定の圧力がかかるように接触する。このため、エンドタブ135とランプ160との間には、少なくない摩擦力が作用する。したがって、ランプ160への進入時点で最大のバイアス回転力が発生するように、スイングアーム132の突出部141とマグネット150の突出形状部158との間の距離が最短となるように設計する。すなわち、図4に示すように、スイングアーム132の突出部141とマグネット150の突出形状部158とが相互に垂直方向に重なり合うように設計すれば、エンドタブ135に作用するランプ160の摩擦抵抗を克服することができ、アンローディング時の動的特性を改善することが可能となる。
また、HDDの耐衝撃特性を確保するために、ヘッド134は、ディスク110面から予め設定された浮上高さ以上に離隔させないことが望ましい。このため、ヘッド134をディスク110の表面方向に弾性加圧するサスペンション133のグラムロードを上昇させることがヘッドスラップの防止のため望ましい。ただし、サスペンション133のグラムロードは、ランプ160との摩擦抵抗を通じてアンローディング時の動作特性を阻害する原因になるので、アンローディング時の回転抵抗を考慮して決定するのがよい。本実施形態にかかるHDDでは、サスペンション133の弾性強度を高めても、スイングアーム132とマグネット150との間のバイアス回転力を利用することによって、許容基準を満足する程度のアンローディング時の動作特性を得ることができる。したがって、サスペンション133の弾性強度を高めて耐衝撃特性を改善することが可能となる。
さらに、HDDに対する電力供給が突然中断したり、または取扱上の問題によってHDDが落下するなどの非常時に、ディスク110上で機能しているヘッド134を迅速に安全なパーキング位置に待避させるようにしなければならない。仮に、何らの保護措置もなくHDDに落下衝撃が加えられた場合、ヘッド134がディスク110面と衝突する、いわゆるヘッドスラップが発生し、ディスク110に保存されたデータが損傷されて再生不能となったり、ヘッド134自体が損傷してこれ以上機能を発揮できなくなったりする。したがって、HDDには、例えば、問題発生時に使用可能な最大電流をアクチュエータ130に印加してヘッド134を迅速にパーキング位置に待避させる、いわゆるイマージェンシーパーキング機能を備えることが望ましい。しかし、本実施形態では、最大使用可能電流を増加させるために、電源供給回路を再設計することなく比較的簡単なスイングアーム132および/またはマグネット150の形状の変更を行うことによって、アンローディング時におけるヘッド134の待避時間を最大限に短縮させることができる。
また、ヘッド134がローディングのためディスク110上に移動された状態、例えば、ODとIDとの間の特定のトラックを追従しつつ、情報の記録/再生機能を行うときにも、ランプ160側にバイアスされた回転力がスイングアーム132に作用されれば、ヘッド148が追従中のトラックからディスク110の外郭へ離脱される、いわゆるトラッキング・エラーが発生する。これを防止するために、アンローディング時に移動する方向に作用するバイアス回転力に対して、その逆方向に所定のトルクを付加することが望ましい。以下では、これについて詳細に説明する。
スイングアーム132の後端部には、第1突出部141に加えて、第2突出部142をさらに設けることができる。第2突出部142は、マグネット150に反応するような磁性を有しており、マグネット150に向かって突出した形状を有する。ただし、上述のように、第1突出部141は、左側磁極150Lに向かって突出するのに対し、第2突出部142は、右側磁極150Rに向かって突出する。第2突出部150Rは、右側に配置されたマグネット150Rから(+)方向に引っ張られる回転力を提供される。すなわち、図5のように、ヘッド134がランプ160上にパーキングされた場合、第2突出部142に作用する(+)方向のバイアス回転力は、スイングアーム132のローディング時の動作を助ける効果を有する。この結果、ローディング時にスイングアーム132の動的特性が向上される。
また、第1突出部141と逆方向のバイアス回転力を誘導する第2突出部142とを設けることによって、(+)/(−)の両方向のバイアス回転力がある程度均衡をなし、バイアス回転力によりヘッド148が追従中のトラックから離脱される、いわゆるトラッキング・エラーを減少させることができる。一方、図示されていないが、第1磁極と同様、例えば、第2突出部に向かうマグネットの第2磁極に、第2突出部に対応するようにさらに他の突出形状部を設けてもよい。そして、第2突出部に対して強い磁気的バイアスをこの突出形状部にかけることによって、例えばローディング時の動作に寄与できる。
ここで、第1突出部141および第2突出部142は、マグネット150との磁気的な相互作用のために、磁性を有する。第1突出部141および第2突出部142は、例えば素材自体が磁性を有する磁性素材、例えば、SUS430等から形成することができる。また、これとは異なり、素材自体は磁性を有していない、もしくは非常に弱い磁性を有するが、製造過程で磁性を得る素材、例えばSUS304su、SUS301等から形成することができる。ただし、磁気的な方式で情報が記録される磁気ディスクに対しては、磁性を有する各突出部が露出されることによって、記録されていた既存のデータが変調されて、データの一部が削除されたり再生不良の状態となる可能性がある。したがって、これらの突出部が有する磁性の強度は、磁気ディスクとの関係で一定に制限されることが望ましい。
図8に、スイングアームの回転角度と、スイングアームに作用するバイアス回転力との関係を示す。ここで、バイアス回転力は、VCMが作動しない状態、すなわちボイスコイル137に駆動電流が印加されていない状態で、スイングアーム132に作用する回転力をいう。プロファイル‘P’は、従来のアクチュエータにおけるスイングアームのバイアス回転力を表し、プロファイル‘N1’は本実施形態の第1ケースを示し、後端部に第1突出部141が形成されたスイングアーム132のバイアス回転力を表す。また、プロファイル‘N2’は本実施形態の第2ケースを示し、後端部に第1突出部141と第2突出部142とが共に形成されたスイングアーム132のバイアス回転力を表す。そして、プロファイル‘N3’は本実施形態の第3ケースを示し、スイングアーム132の後端部に第1突出部141と第2突出部142とが共に形成されると共に、第1突出部141と相互に作用するようにマグネット150に突出形状部158が設けられたスイングアーム132のバイアス回転力を表す。
図8において、横軸はスイングアームの回転角度θを表す。スイングアーム132の回転角度θは、ヘッド134がランプ160にパーキングされた状態(図5)を基準(θ=0)としたとき、スイングアーム132がディスク110側に回転されて、ヘッド134がODに位置したときθ=約20°、そしてスイングアーム132がさらに回転されて、ヘッド134がIDに位置したときθ=約38°である。
図8に示すように、従来技術(プロファイル‘P’)では、スイングアーム132の回転状態によって大きさは変化するが、常に(+)方向のバイアス回転力が作用していることがわかる。これは、スイングアーム132がローディングするためにヘッド134を(+)方向に移動させる、すなわちディスク110側に付勢されていることを意味する。このような(+)方向のバイアス回転力は、ローディング時の動作特性、例えば、信号に対する応答性や駆動効率などには有効に働くが、アンローディング時には、むしろ克服せねばならない回転負荷として作用するので、アンローディング時の動作特性が大きく低下するという問題点がある。
これに対し、本実施形態の第1ケース(プロファイル‘N1’)の場合は、スイングアーム132に常に(−)のバイアス回転力が作用する。これは、スイングアーム132がアンローディングするためにヘッド134を(−)方向に移動させる、すなわちランプ160側に付勢されていることを意味する。このように、従来技術と本実施形態の第1ケースとでバイアス回転力の方向が反転したのは、本実施形態の主たる特徴であって、スイングアーム132の後端部に第1突出部141が設けられたことによる。また、第1突出部141とマグネット150Lとの間に作用する磁気力は、スイングアーム132にかかるバイアス回転力にも大きな影響を与え、従来のバイアス回転力が最大20(mN・mm)程度であることと比較すると、第1ケースでは逆方向に最大40(mN・mm)程度のバイアス回転力が提供される。
本実施形態の第2ケース(プロファイル‘N2’)でも、大部分の領域で(−)のバイアス回転力が作用される。しかし、スイングアーム132に第1突出部141のみが形成されたプロファイル‘N1’と比較すると、その強度が非常に低下したということがわかる。すなわち、第1突出部141のみが形成された第1ケースの場合、バイアス回転力は最大40(mN・mm)程度であるが、第1突出部141と共に第2突出部142も形成された第2ケースの場合には、バイアス回転力が最大20(mN・mm)程度と、その強度がほぼ半分に低下する。すなわち、第2突出部142が形成されると、アンローディング時のバイアス回転力が低下するので、アンローディング時の動作特性はある程度犧牲になる。しかし、(−)方向のバイアス回転力は、ローディング動作時に逆方向に作用し、むしろ回転負荷として作用するので、ローディング動作の動的特性を考慮して、その強度を所定の範囲に制限することが望ましい。このため、スイングアーム132の後端部に第1突出部141と共に第2突出部142を形成する。
一方、本実施形態の第2ケースの場合、ヘッド134がローディングのためディスク110上に移動された状態、すなわちスイングアーム132の回転角度がOD(θ=20°)とID(θ=38°)との間の範囲にあるとき、スイングアーム132に作用するバイアス回転力は非常に低いレベルを維持する。これは、スイングアーム132に第1突出部141と共に、逆方向のバイアス回転力を誘導する第2突出部142が設けられることによって、バイアス回転力を所定の範囲内に制限するためである。特に、ローディングするためにヘッド134がディスク110上に移動された状態で、スイングアーム132に作用するバイアス回転力が最小レベルを維持することにより、ヘッド134が追従中のトラックから離脱される、いわゆるトラッキング・エラーを防止することができる。
一方、スイングアーム132の第1突出部141に対応するように、マグネット150の一側に突出形状部158が設けられた本実施形態の第3ケース(プロファイル‘N3’)では、アンローディング時のヘッド134の移動方向(−)のバイアス回転力が大きく強化されるということがわかる。すなわち、マグネット150の形状に変化を与えない第2ケース(プロファイル‘N2’)と比較すると、第2ケースでバイアス回転力の最大値は、約20mN・mmであるのに対し、マグネット150に突出形状部158が設けられた第3ケースの場合には、最大30mN・mm程度である。これは、マグネット150の突出形状部158が、スイングアーム132の第1突出部141に対して強い磁気的な引力を作用してアンローディング方向に引くためである。
ここで、バイアス回転力が最大になるスイングアーム132の回転角度θは約16°であるが、この角度でスイングアーム132の突出部141とマグネット150の突出形状部158との間の距離は最短になる。このように、マグネット150の長手方向に沿って突出形状部158が配置される位置を適切に設計することによって、例えば、ヘッド134がランプ160に進入する時点で最大のバイアス回転力を提供できる。
以上、本発明の実施形態にかかるアクチュエータおよびそれを備えたハードディスクドライブについて説明した。かかる実施形態は、情報保存用ディスクおよび前記ディスク上へローディングおよびアンローディングされつつ、所定の情報を書き込みおよび読み取る書き込み/読み取りヘッドを備えるディスクドライブに適用でき、相対的に簡単な構造変更を通じて書き込み/読み取りヘッドの動的特性を改善できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、アクチュエータおよびそれを備えたハードディスクドライブに適用可能である。
従来のHDDの概略的な構造を示す斜視図である。 本発明の実施形態にかかるHDDを示す平面図である。 図2のアクチュエータを示す一部平面図であって、ローディングのため、書き込み/読み取りヘッドがディスク上に移動された状態を示す。 図2のアクチュエータを示す一部平面図であって、アンローディング動作が開始されて、書き込み/読み取りヘッドがランプに進入し始める状態を示す。 図2のアクチュエータを示す一部平面図であって、書き込み/読み取りヘッドがランプにパーキングされた状態を示す。 図2のアクチュエータでマグネットの配置状態を示す斜視図である。 図4のアクチュエータの、スイングアーム突出部およびマグネットの突出形状部との間の配置状態を示す斜視図である。 スイングアームの回転角度と、スイングアームに作用するバイアス回転力との関係を示すグラフである。
符号の説明
101 ベース部材
102 カバー部材
110 データ保存用ディスク
120 スピンドルモータ
130 アクチュエータ
131 アクチュエータピボット
132 スイングアーム
133 サスペンション
134 書き込み/読み取りヘッド
135 エンドタブ
136 コイル支持部
137 VCMコイル
141 第1突出部
142 第2突出部
150 マグネット
150L 第1磁極
150R 第2磁極
155 ヨーク
158 突出形状部
160 ランプ
170 軟性ケーブル
171 ブラケット

Claims (24)

  1. ディスクへデータの書き込み/読み取りを行うヘッドが設けられたサスペンションを先端に備え、ピボット軸を中心に回転動作するスイングアームと、
    前記スイングアームの後端部に結合され、前記スイングアームとともに回転するようにVCMコイルが設けられたコイル支持部と、
    前記VCMコイルと前記ピボット軸方向に対向して配置されたマグネットと、
    を備え、
    前記スイングアームの後端部には、磁性体から形成され、前記マグネットに向かって突出する少なくとも1つのスイングアーム突出部が設けられることを特徴とする、ハードディスクドライブのアクチュエータ。
  2. 前記マグネットは、前記スイングアームの回転方向に隣接するよう設けられ、相異なる極性を有する第1磁極および第2磁極からなることを特徴とする、請求項1に記載のハードディスクドライブのアクチュエータ。
  3. 前記スイングアーム突出部は、前記スイングアームの回転方向において前記第2磁極よりも前記ディスクから離れて配置された前記第1磁極に向かって突出し、
    前記スイングアームには、前記ヘッドが前記ディスクの外郭へ移動される方向の第1バイアス回転力が作用することを特徴とする、請求項2に記載のハードディスクドライブのアクチュエータ。
  4. 前記スイングアーム突出部は、前記スイングアームの回転方向において前記第1磁極よりも前記ディスク側に配置された第2磁極に向かって突出し、
    前記スイングアームには、前記ヘッドが前記ディスク上へ移動される方向の第2バイアス回転力が作用することを特徴とする、請求項2に記載のハードディスクドライブのアクチュエータ。
  5. 前記スイングアーム突出部は、前記第1磁極に向かって突出する第1スイングアーム突出部と、前記第2磁極に向かって突出する第2スイングアーム突出部と、
    を備え、
    前記スイングアームには、前記ヘッドが前記ディスクの外郭へ移動される方向の第1バイアス回転力と、前記ヘッドが前記ディスク上へ移動される方向の第2バイアス回転力とがともに作用することを特徴とする、請求項2に記載のハードディスクドライブのアクチュエータ。
  6. 前記マグネットは、前記VCMコイルの上方および下方に設けられることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載のハードディスクドライブのアクチュエータ。
  7. 前記マグネットは、前記スイングアーム突出部に対してバイアス回転力を加えるように、前記マグネットから前記スイングアーム突出部側に突出して形成された少なくとも1つのマグネット突出形状部が設けられることを特徴とする、請求項1に記載のハードディスクドライブのアクチュエータ。
  8. 前記マグネットは、前記スイングアームの回転方向に隣接するよう設けられ、相異なる極性を有する第1磁極および第2磁極からなり、
    前記マグネット突出形状部は、前記スイングアーム突出部と対応するように、前記スイングアーム突出部が向かう第1磁極に設けられることを特徴とする、請求項7に記載のハードディスクドライブのアクチュエータ。
  9. 前記スイングアームは、前記第2磁極に向かって突出する追加スイングアーム突出部をさらに備えることを特徴とする、請求項8に記載のハードディスクドライブのアクチュエータ。
  10. 前記第2磁極は、前記追加スイングアーム突出部に向かって突出して形成された追加マグネット突出形状部を備えることを特徴とする、請求項9に記載のハードディスクドライブのアクチュエータ。
  11. 前記バイアス回転力は、相対する前記スイングアーム突出部と前記マグネット突出形状部との隔離距離に応じて変化することを特徴とする、請求項7に記載のハードディスクドライブのアクチュエータ。
  12. 前記スイングアーム突出部および前記マグネット突出形状部との隔離距離は、前記ヘッドがパーキングするためランプに進入するときに最短となることを特徴とする、請求項7に記載のハードディスクドライブのアクチュエータ。
  13. 1または2以上のディスクと、前記ディスクが装着され、前記ディスクを回転駆動するスピンドルモータと、前記ディスクへのデータの書き込み/読み取りを行うヘッドを前記ディスク上の所定の位置に移動させるアクチュエータと、を備えるハードディスクドライブであって、
    前記アクチュエータは、
    前記ヘッドが設けられたサスペンションを先端に備え、ピボット軸を中心に回転動作するスイングアームと、
    前記スイングアームの後端部に結合され、前記スイングアームとともに回転するようにVCMコイルが設けられたコイル支持部と、
    前記VCMコイルと前記ピボット軸方向に対向して配置されたマグネットと、
    を備え、
    前記スイングアームの後端部には、磁性体から形成され、前記マグネットに向かって突出する少なくとも1つのスイングアーム突出部が設けられることを特徴とする、ハードディスクドライブ。
  14. 前記マグネットは、前記スイングアームの回転方向に隣接するよう設けられ、相異なる極性を有する第1磁極および第2磁極からなることを特徴とする、請求項13に記載のハードディスクドライブ。
  15. 前記スイングアーム突出部は、前記スイングアームの回転方向において前記第2磁極よりも前記ディスクから離れて配置された前記第1磁極に向かって突出し、
    前記スイングアームには、前記ヘッドが前記ディスクの外郭へ移動される方向の第1バイアス回転力が作用することを特徴とする、請求項14に記載のハードディスクドライブ。
  16. 前記スイングアーム突出部は、前記スイングアームの回転方向において前記第1磁極よりも前記ディスク側に配置された第2磁極に向かって突出し、
    前記スイングアームには、前記ヘッドが前記ディスク上へ移動される方向の第2バイアス回転力が作用することを特徴とする、請求項14に記載のハードディスクドライブ。
  17. 前記スイングアーム突出部は、前記第1磁極に向かって突出する第1スイングアーム突出部と、前記第2磁極に向かって突出する第2スイングアーム突出部と、
    を備え、
    前記スイングアームには、前記ヘッドが前記ディスクの外郭へ移動される方向の第1バイアス回転力と、前記ヘッドが前記ディスク上へ移動される方向の第2バイアス回転力とがともに作用することを特徴とする、請求項14に記載のハードディスクドライブ。
  18. 前記マグネットは、前記VCMコイルの上方および下方に設けられることを特徴とする、請求項13〜17のいずれかに記載のハードディスクドライブ。
  19. 前記マグネットは、前記スイングアーム突出部に対してバイアス回転力を加えるように、前記マグネットから前記スイングアーム突出部側に突出して形成された少なくとも1つのマグネット突出形状部が設けられることを特徴とする、請求項13に記載のハードディスクドライブ。
  20. 前記マグネットは、前記スイングアームの回転方向に隣接するよう設けられ、相異なる極性を有する第1磁極および第2磁極からなり、
    前記マグネット突出形状部は、前記スイングアーム突出部と対応するように、前記スイングアーム突出部が向かう第1磁極に設けられることを特徴とする、請求項19に記載のハードディスクドライブ。
  21. 前記スイングアームは、前記第2磁極に向かって突出する追加スイングアーム突出部をさらに備えることを特徴とする、請求項20に記載のハードディスクドライブ。
  22. 前記第2磁極は、前記追加スイングアーム突出部に向かって突出して形成された追加マグネット突出形状部が設けられることを特徴とする、請求項21に記載のハードディスクドライブ。
  23. 前記バイアス回転力は、相対する前記スイングアーム突出部と前記マグネット突出形状部との隔離距離に応じて変化することを特徴とする、請求項19に記載のハードディスクドライブ。
  24. 前記ディスクの外郭には、前記ヘッドをパーキングさせるためのランプがさらに設けられ、
    前記スイングアーム突出部および前記マグネット突出形状部との隔離距離は、前記ヘッドがパーキングするためランプに進入するときに最短となることを特徴とする、請求項19に記載のハードディスクドライブ。
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