JP2007109265A - 広告媒体情報提供システム - Google Patents

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Abstract

【課題】広告主が目標とする広告効果や広告収支に基づき、効果的なタイミングで広告媒体情報を提供することのできる技術を提供する。
【解決手段】 広告収支管理サーバ6は、広告収支についての利益停止条件を受け付ける広告情報管理部13aと、利益停止条件を達成したかを判定する広告収支判定部13bと、広告収支に基づき広告媒体を選択する広告媒体選択部13cとを有し、広告情報配信サーバ5は、広告情報記憶部46aと、広告情報抽出部43bと、配信部43cと、広告媒体選択部13cの選択した広告媒体の出稿状況に基づき更に広告媒体を選択する広告媒体情報提供部43fを有し、広告収支が利益停止条件を達成した場合、広告を継続して出稿するかの問合せを行うとともに、広告媒体選択部13cが商品等の売上額の高い広告媒体を選択し、このうち空き、空き予定の広告媒体を選択し広告主端末2に提供する広告媒体提供システム。
【選択図】図2

Description

本発明は、インターネット上で広告掲載を希望する広告主に対して、広告主の指定する条件及び広告収支に基づき、広告媒体情報を提供する広告媒体情報提供システムに関する。
従来、バナー広告やメール広告等のインターネット広告を利用する広告主に対して、次回の広告媒体選定のために広告効果を分析し提示することが行われている。例えば、ユーザによりインターネット広告がクリックされると、複数の広告媒体毎に広告効果測定装置に設定されたリンク先/ダミーURLにアクセスされた後、広告効果測定装置のアクセス転送機能により、本来のリンク先/原URLにアクセスされることで、当該アクセス時のログ情報を広告媒体毎に分析収集をすることができる広告効果測定装置が開示されている。(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−132814号公報
この広告効果測定装置によれば、インターネット広告媒体単位で広告効果を測定することができ、広告主は、インターネット広告毎のクリック数、クリック率等の測定結果に基づき以降の広告戦略を策定することができる。例えば、今回広告を出稿した広告媒体のクリック率が低い場合には、広告主は測定結果を参考として、よりクリック率の高い広告媒体を選定し広告を出稿するといった行動が考えられる。
しかしながら、上述した特許文献1に記載の発明は、単に広告効果の測定結果を広告主に提示するのみであり、各広告主が目標とする広告効果や、広告掲載による広告収支を反映して次回以降の広告媒体情報を提供することはできない。
また、広告主が次回以降の広告戦略を策定するにあたり、現在広告を掲載している広告媒体の掲載終了期限前に、広告効果を把握し次回以降の広告媒体を選定できるようにすることが要請されるが、上記発明によれば広告主が広告効果の測定結果を監視し続ける必要があり、広告主の負担が増大するという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、各広告主が目標とする広告効果や、広告掲載による広告収支に基づき、効果的なタイミングで広告媒体情報を提供することのできる技術を提供することを目的とする。
上記目的の達成するため、本発明の広告媒体情報提供システムは、ユーザにより利用可能なユーザ端末と、広告主により利用可能な広告主端末と、前記ユーザ端末に広告情報を配信する広告情報配信サーバと、前記広告情報についての広告収支情報を管理する広告収支管理サーバとがネットワークを介して接続される広告媒体情報提供システムであって、前記広告収支管理サーバは、前記広告主端末において前記広告主により入力される当該広告主の広告媒体単位での広告収支情報についての利益目標たる利益停止条件を受け付ける広告情報管理手段と、前記広告収支情報が、前記利益停止条件を達成したか否かを判定する広告収支判定手段と、前記広告収支情報に基づき広告媒体情報を選択し、前記広告情報配信サーバに送信する広告媒体選択手段とを有し、前記広告情報配信サーバは、前記広告情報を記憶する広告情報記憶手段と、前記広告記憶手段から前記広告情報を抽出する広告情報抽出手段と、抽出した前記広告情報を前記ユーザ端末宛に配信する配信手段と、前記広告媒体選択手段の選択した前記広告媒体情報における広告出稿状況を示すステータスに基づき更に広告媒体情報を選択する広告媒体情報提供手段とを有し、前記広告収支判定手段により、前記広告情報についての前記広告収支情報が前記利益停止条件を達成したと判定された場合、前記広告情報管理手段は、当該広告情報を継続して出稿するか否かの問合せを前記広告主端末に行うとともに、前記広告媒体選択手段は、前記広告情報の前記広告収支情報より少なくとも広告効果の高い広告収支情報を有する他の広告媒体情報を選択し、前記広告媒体情報提供手段が選択された前記他の広告媒体情報のうちの所定のステータスである広告媒体情報を選択し前記広告主端末に提供することを特徴とする。
ここで、「広告収支情報」とは、広告による商品等の売上額や、当該売上額から広告費用を減じて得られる利益額を指すのみならず、クリック単価、クリック率、費用対効果等も含む趣旨であり、「広告効果の高い広告収支情報を有する広告媒体情報」とは、売上額の多い広告媒体情報、利益額の多い広告媒体情報、クリック率、クリック単価、費用対効果の高い広告媒体情報である。
かかる構成によると、広告主は、自らの設定した広告の利益目標たる利益停止条件を満たした否かを確認することができ、これに基づいて以降の広告戦略を策定することができる。また、利益停止条件を満たしている場合には、広告掲載終了前のタイミングで、広告情報を継続して出稿するか否かの問合せをすることができ、更に、出稿している広告情報の広告収支情報より少なくとも広告効果の高い広告収支情報を有する他の広告媒体情報を選択し、当該選択した広告媒体情報の広告出稿状況に応じた広告媒体情報を広告主に提供することができる。
また、広告主が広告についての目標を達成し利益を得ている状態で、現在の広告媒体の継続するか否かの問い合わせや、より広告効果の高い別の広告媒体情報(例えば上記のように売上額の多い広告媒体情報)を提供することができるため、広告主は、当該広告媒体に継続して広告を出稿したり、別の広告媒体に新たに広告を出稿する可能性が高いということができ、広告媒体情報を提供する側においても、継続の契約や新たな広告媒体への出稿の契約が成約し易いといえる。
また、上記広告媒体情報提供システムは、前記広告情報の掲載終了前に当該広告情報の掲載終了時の仮想の広告収支情報を作成する仮想収支作成手段を備え、前記広告収支判定手段により、前記広告情報についての前記広告収支情報が前記利益停止条件額を達成したと判定された場合に、前記仮想収支作成手段は前記仮想の広告収支情報を作成し、当該仮想の広告収支情報が前記利益停止条件に対して所定の関係を満たす場合に、前記広告媒体選択手段は、前記広告情報についての広告費用が前記仮想の広告収支情報の示す額における仮想のプラス額範囲内の広告媒体情報を選択し前記広告主端末に提供することを特徴とする。
かかる構成によると、利益停止条件達成時に広告掲載終了時までに更にどの程度の利益を挙げることができるかについての情報を広告主に提供することがきる。また、広告費用が仮想のプラス額範囲内である広告媒体情報を提供することができ、これにより、広告主に対して更なる広告媒体や新規の広告媒体に対して新たに広告を出稿するという選択肢を提供することができる。
また、上記広告媒体情報提供システムは、前記広告情報管理手段は、広告主が同一の広告商品につき複数の広告媒体に広告を出稿しているか否かを判定し、前記広告収支判定手段は、同一の広告商品につき複数の広告媒体に広告を出稿していると判定された場合に、前記複数の広告媒体毎に設定された利益停止条件の示す額の累計である広告商品についての利益停止条件を満たしたか否かを判定し、前記広告情報管理手段は、前記広告商品についての利益停止条件を満たしていると判定された場合、前記複数の広告媒体毎の収支一覧を前記広告主端末に送信することを特徴とする。
かかる構成によると、広告商品単位で利益停止条件に達したことを広告主に通知することができ、これにより、広告主は広告商品について目標とする利益額を達成した際にも以降の広告戦略を策定する機会を得ることできる。
また、上記広告媒体情報提供システムは、ユーザにより利用可能なユーザ端末と、広告主により利用可能な広告主端末と、前記ユーザ端末に広告情報を配信する広告情報配信サーバと、前記広告情報についての広告収支情報を管理する広告収支管理サーバとがネットワークを介して接続される広告媒体情報提供システムであって、前記広告収支管理サーバは、前記広告主端末において前記広告主により入力される当該広告主の広告媒体単位での前記広告収支情報についての利益目標たる利益停止条件及び損失限度たる損失停止条件を受け付ける広告情報管理手段と、前記広告収支情報が、前記利益停止条件あるいは前記損失停止条件を達成したか否かを判定する広告収支判定手段と、前記広告収支情報に基づき広告媒体情報を選択し、前記広告情報配信サーバに送信する広告媒体選択手段とを有し、前記広告情報配信サーバは、前記広告情報を記憶する広告情報記憶手段と、前記広告記憶手段から前記広告情報を抽出する広告情報抽出手段と、抽出した前記広告情報を前記ユーザ端末宛に配信する配信手段と、前記広告情報の掲載終了前の所定の日時に前記広告収支管理サーバに通知を行う広告スケジュール管理手段と、
前記広告媒体選択手段の選択した前記広告媒体情報における広告出稿状況を示すステータスに基づき更に広告媒体情報を選択する広告媒体情報提供手段とを有し、前記広告スケジュール管理手段による通知時に、前記広告収支判定手段により、前記広告情報についての前記広告収支情報が前記損失停止条件を達成したと判定された場合、前記広告媒体選択手段が、前記広告情報の広告費用より少なくとも広告費用の安い他の広告媒体情報を選択し、前記広告媒体情報提供手段が選択された前記他の広告媒体情報のうちの所定のステータスである広告媒体情報を選択し前記広告主端末に提供することを特徴とする。
かかる構成によると、広告主は、自らの設定した広告の損失限度たる損失停止条件を満たした否かを確認することができ、これに基づいて以降の広告戦略を策定することができる。また、広告掲載終了前の所定のタイミングで損失停止条件を満たしている場合には、出稿している広告情報より少なくとも広告費用の安い他の広告媒体情報を選択し、当該選択された広告媒体情報の広告出稿状況に応じた広告媒体情報を広告主に提供することができる。
また、上記広告媒体情報提供システムは、ユーザにより利用可能なユーザ端末と、広告主により利用可能な広告主端末と、前記ユーザ端末に広告情報を配信する広告情報配信サーバと、前記広告情報についての広告収支情報を管理する広告収支管理サーバとがネットワークを介して接続される広告媒体情報提供システムであって、前記広告収支管理サーバは、前記広告主端末において前記広告主により入力される当該広告主の広告媒体単位での広告収支情報についての利益目標たる利益停止条件及び損失限度たる損失停止条件を受け付ける広告情報管理手段と、
前記広告収支情報が、前記利益停止条件あるいは前記損失停止条件を達成したか否かを判定する広告収支判定手段と、前記広告収支情報に基づき広告媒体情報を選択し、前記広告情報配信サーバに送信する広告媒体選択手段とを有し、前記広告情報配信サーバは、前記広告情報を記憶する広告情報記憶手段と、前記広告情報のうち所定の成果を挙げた過去の広告情報を記憶する広告事例記憶手段と、前記広告記憶手段から前記広告情報を抽出する広告情報抽出手段と、
抽出した前記広告情報を前記ユーザ端末宛に配信する配信手段と、前記広告情報の掲載終了前の所定の日時に前記広告収支管理サーバに通知を行う広告スケジュール管理手段と、前記広告媒体選択手段の選択した前記広告媒体情報における広告出稿状況を示すステータスに基づき更に広告媒体情報を選択する広告媒体情報提供手段とを有し、前記広告スケジュール管理手段による通知時に、前記広告収支判定手段により、前記広告情報についての前記広告収支情報が前記損失停止条件を達成したと判定された場合、前記広告媒体選択手段が、前記広告情報の広告費用より少なくとも広告費用の安い他の広告媒体情報を選択し、前記広告媒体情報提供手段が選択された前記他の広告媒体情報のうちの所定のステータスである広告媒体情報を選択し前記広告主端末に提供するとともに、前記広告媒体情報提供手段は、当該広告主端末に提供する広告媒体情報についての前記過去の広告情報を前記広告事例記憶手段より選択して前記広告主端末に提供することを特徴とする。
かかる構成によると、広告掲載終了前の所定のタイミングで損失停止条件を満たしている場合には、出稿している広告情報より少なくとも広告費用の安い他の広告媒体情報を選択し、当該選択された広告媒体情報の広告出稿状況に応じた広告媒体情報を広告主に提供することができるとともに、当該広告媒体における過去の広告情報を広告主に提供することができる。
また、上記広告媒体情報提供システムは、ユーザにより利用可能なユーザ端末と、広告主により利用可能な広告主端末と、前記ユーザ端末に広告情報を配信する広告情報配信サーバと、前記広告情報についての広告収支情報を管理する広告収支管理サーバとがネットワークを介して接続される広告媒体情報提供システムであって、前記広告収支管理サーバは、前記広告主端末において前記広告主により入力される当該広告主の広告媒体単位での広告収支情報についての利益目標たる利益停止条件及び損失限度たる損失停止条件を受け付ける広告情報管理手段と、
前記広告収支情報が、前記利益停止条件あるいは前記損失停止条件を達成したか否かを判定する広告収支判定手段と、前記広告収支情報に基づき広告媒体情報を選択し、前記広告情報配信サーバに送信する広告媒体選択手段とを有し、前記広告情報の掲載終了前に、当該広告情報の掲載終了時の仮想の広告収支情報を作成する仮想収支作成手段と前記広告情報配信サーバは、
前記広告情報を記憶する広告情報記憶手段と、前記広告記憶手段から前記広告情報を抽出する広告情報抽出手段と、抽出した前記広告情報を前記ユーザ端末宛に配信する配信手段と、前記広告情報の掲載終了前の所定の日時に前記広告収支管理サーバに通知を行う広告スケジュール管理手段と、前記広告媒体選択手段の選択した前記広告媒体情報における広告出稿状況を示すステータスに基づき更に広告媒体情報を選択する広告媒体情報提供手段とを有し、前記広告スケジュール管理手段による通知時に、前記仮想収支作成手段が仮想の広告収支情報を作成し、当該仮想の広告収支情報を前記広告主端末に送信するとともに、前記広告媒体選択手段が、前記仮想の広告収支情報に対して所定の関係である広告媒体情報を選択し、前記広告媒体情報提供手段が選択された前記広告媒体情報のうちの所定のステータスである広告媒体情報を選択し前記広告主端末に提供することを特徴とする。
かかる構成によれば、広告掲載終了前の所定のタイミングで、当該広告の広告掲載終了時における仮想の広告収支情報を広告主に提供することができ、広告主はこれに基づき以降の広告戦略を策定することができる。また、仮想の広告収支情報に対して所定の関係である広告媒体情報を選択し、当該選択した広告媒体情報の広告出稿状況に応じた広告媒体情報を広告主に提供することができる。
また、上記広告媒体情報提供システムにおいては、前記広告情報管理手段は、前記広告情報の掲載終了に伴う前記広告収支情報の確定時において、確定広告収支情報を前記広告主端末に送信するとともに、前記広告媒体選択手段が、前記確定広告収支情報に対して所定の関係である広告媒体情報を選択し、前記広告媒体情報提供手段が選択された前記広告媒体情報にのうちの所定のステータスである広告媒体情報を選択し前記広告主端末に提供することを特徴とする。
かかる構成によれば、広告掲載終了時において、当該広告の確定した広告収支情報を広告主に提供することができ、広告主はこれに基づき以降の広告戦略を策定することができる。また、確定した広告収支情報に対して所定の関係である広告媒体情報を選択し、当該選択した広告媒体情報の広告出稿状況に応じた広告媒体情報を広告主に提供することができる。
また、上記広告媒体情報提供システムにおいては、広告主が過去に出稿した広告情報についての過去の広告収支情報を記憶する出稿履歴記憶手段と、前記過去の広告収支情報の示す額に基づき所定の額を算出する効用額算出手段を備え、前記広告媒体選択手段は、前記所定の額に、前記広告収支情報あるいは前記仮想の広告収支情報あるいは前記確定広告収支情報の示す額を加算した加算額に基づき広告媒体情報を選択し前記広告主端末に送信することを特徴とする。
かかる構成によれば、各広告主の過去の広告収支に基づき算出される額を反映した広告媒体情報を提供することができ、広告主毎に最適な広告媒体情報を提供することができる。
本発明によれば、各広告主が目標とする広告効果や、広告掲載による広告収支に基づき、効果的なタイミングで広告媒体情報を提供することができる。
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の成立に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の実施形態に係る広告媒体情報提供システムの構成図である。
広告媒体情報提供システム1においては、広告主により利用可能な広告主端末2と、広告主が商品等の販売を行うWebページである広告主サイトを提供する広告主サーバ3と、広告主の広告を掲載する広告掲載Webサイトを提供する広告掲載Webサーバ4と、広告情報を配信する広告情報配信サーバ5と、広告主の広告収支を管理する広告収支管理サーバ6と、一般のインターネット利用者の端末7(以下、単にユーザ、ユーザ端末という。)と、が例えば、インターネット等を含むネットワーク8を介して接続されている。本実施形態において広告主端末2及びユーザ端末7は、例えばパーソナルコンピュータ等のコンピュータ、携帯電話端末、PDA(Personal Digital Assistant)端末等であってもよい。
図2は、本発明の実施形態に係る広告収支管理サーバの構成図である。広告収支管理サーバ6は、サーバ本体10と、表示装置11と、入力装置12とを有する。
表示装置11は、例えば、液晶ディスプレイや、CRTディスプレイ等の画像を表示する装置である。入力装置12は、例えば、マウス、キーボード等であり、広告収支管理サーバ6の管理者からの入力を受け付けるための装置である。
サーバ本体10において、CPU13と、ROM14と、RAM15と、ハードディスクドライブ16と、表示処理部17と、入力インターフェース18と、コンボドライブ19と、通信インターフェース20とがバス21を介して接続されている。
ROM14は、ブートプログラム等の基本プログラムを記憶する。
RAM15は、プログラムやデータを記憶する領域として、或いは、CPU13による処理に使用しているデータを格納する作業領域として利用される。
表示処理部17は、CPU13の制御により、表示装置11に画像を表示させるための表示用データを生成し、表示装置11に出力する。
コンボドライブ19は、複数種類の記録媒体22からのデータ、プログラムの読み込み、記録媒体22へのデータ等の書き込みを行う。記録媒体22としては、例えば、CD−ROM、DVD−ROM、DVD−RAM等がある。
ハードディスクドライブ16は、OS(オペレーティングシステム)や、各種プログラムや、各種データベースを読み出し可能に記憶し、本実施形態では、ハードディスクドライブ16は、広告収支管理処理を実行するためのプログラムを記憶する。
また、本実施形態においてハードディスクドライブ16は、広告主情報記憶部16aと、広告収支記憶部16bと、広告収支履歴記憶部16cとして機能する。
ここで、図3(a)は、広告主情報記憶部に記憶される広告主情報の一例であり、図3(b)は、広告収支記憶部に記憶される広告収支情報の一例である。
広告主情報記憶部16aは、広告主IDと広告主情報を対応付けて記憶する。広告主情報としては、例えば広告主名を格納する広告主名フィールド161aと、広告主のIDを格納する広告主IDフィールド162aと、広告主サイトのIDを格納する広告主サイトIDフィールド163aと、広告主の広告を掲載するサイトのURL(Uniform Resource Locator)を格納する広告掲載元URLフィールド164aと、広告主が広告を出稿している広告媒体のIDを格納する広告媒体識別IDフィールド165aと、広告主により設定される広告収支についての利益目標を示す利益停止条件額を格納する利益停止条件額フィールド166aと、広告主により設定される広告収支についての損失限度を示す損失停止条件額を格納する損失停止条件額フィールド167aと、利益停止条件額を達成しているか否かのステータス示すステータスフィールド168aと、を有するレコードを記憶する。
例えば図3(a)に示す広告主情報は、広告主名が「株式会社○○ソフト」であり、広告主IDが「1208」であり、広告主サイトIDが「0001」であり、広告掲載サイトのURLが「http://www.abc-computer.co.jp/」であり、広告媒体識別IDが「1129」であり、利益停止条件額が「10万円」であり、損失停止条件額が「−5万円」であり、ステータスが「利益停止条件達成済み」である。
本実施形態においては、利益/損失停止条件額とは、広告主が広告出稿時に設定する当該広告掲載による利益の目標額/損失の限度額である。詳細は後述するが、利益停止条件額とは、広告による利益額が所定額に達した場合に、当該広告を継続して出稿するか否か等の通知を広告主に行う条件となる額であり、損失停止条件額とは、広告による損失額が所定額に達した場合に、当該広告を出稿している広告媒体以外の広告媒体情報等の提供を広告主に行う条件となる額である。
広告収支記憶部16bは、広告媒体識別IDと広告収支情報を対応付けて記憶する。すなわち、広告媒体単位で広告収支情報を記憶する。具体的には、広告媒体識別IDフィールド161bと、広告種別フィールド162bと、商品カテゴリフィールド163b、商品IDフィールド164bと、総クリック数フィールド165bと、商品販売数フィールド166bと、商品単価フィールド167bと、1クリック単価フィールド168bと、広告費用フィールド169bと、売上額フィールド170bと、利益額フィールド171bと、ROI(費用対効果)フィールド172bと、を有するレコードを記憶する。
例えば図3(b)に示す広告収支情報は、広告媒体識別IDが「1129」であり、広告種別が「バナー広告」であり、商品カテゴリが「ソフトウェア」であり、商品IDが「0147」であり、総クリック数が「460回」であり、商品販売数が「5個」であり、商品単価が「2万円」であり、1クリック単価が「174円」であり、広告費用が「8万円」であり、売上額が「10万円」であり、利益額が「2万円」であり、ROIが「125%」である。
また、広告収支記憶部16bのレコードは、各広告主の広告主IDと対応付けて記憶されており、広告主は、広告主端末2の操作により、広告収支管理サーバ6に広告主ID及びパスワードを送信することによって、当該広告主の専用ページにアクセスすることができ、広告主専用ページにおいて自らが現在出稿している広告の収支情報を、広告収支記憶部16bの各フィールドに対応した項目毎に一覧化されたリストとして確認することができる。
広告収支履歴記憶部16cは、広告媒体識別IDと広告収支履歴を対応付けて記憶する。すなわち、広告媒体単位で広告の収支履歴を記憶する。具体的には、広告媒体識別IDと、過去に広告媒体に出稿した広告毎の利益額あるいは損失額と、過去に広告媒体に出稿した全ての広告の平均利益額と、直近の過去半年間の平均利益額と、平均ROIと、を記憶する。
図2に戻り、入力インターフェース18は、入力装置12と接続されており、入力装置12からの信号をデータとして、CPU13に渡す。
通信インターフェース20は、外部の装置とのデータのやりとりの仲介を行う。本実施形態では、通信インターフェース20は、ネットワーク8と接続されており、ネットワーク8を介して、広告主端末2、広告主サーバ3、広告掲載Webサーバ4、広告情報配信サーバ5、ユーザ端末7、との間でデータのやりとりを行う。
CPU13は、ROM14の基本プログラムやハードディスクドライブ16に格納されているOSやプログラムをRAM15に読み出して実行することにより各種処理を実行する。また、CPU13は、各部14〜20の動作を制御する。
本実施形態では、CPU13が、ハードディスクドライブ16に格納されたプログラムを実行することにより、広告情報管理部13a、広告収支判定部13b、広告媒体選択部13c、仮想収支作成部13d、として機能する。
広告情報管理部13aは、広告主の広告出稿時に、広告主名、広告掲載サイトのURL、広告媒体識別ID、利益停止条件額、損失停止条件額等の広告主情報を受付け、広告主に対して広告主ID及び広告主サイトのIDを付与する。
また、ユーザが広告掲載サイトの広告情報にアクセスをし、広告主サイトが要求されると、広告主サイトにおいて埋め込まれたタグが起動し、広告掲載サイトのURL、広告媒体識別ID及び広告主IDが広告収支管理サーバ6に送信されるが、広告情報管理部13aは、これを受信し、広告主情報記憶部16aに登録された広告掲載サイトのURL及び広告媒体識別IDであるか否かの確認をし、登録されているものであれば、ユーザ端末に対して登録された広告掲載サイトURL、広告媒体識別ID及び広告主サイトのIDをクッキーとして発行し保存する。
尚、ユーザが広告掲載サイト以外のWebページより、広告主サーバ3の広告主サイトへ接続してきた場合は、接続元のURLは広告主情報記憶部16aには登録されていないので、広告情報管理部13aはユーザに対してクッキーの発行は行わない。
また、広告情報管理部13aは、広告収支記憶部16bに記憶された広告収支情報の各フィールド161b〜172bの更新を行う。
また、広告情報管理部13aは、広告主に対して、現在出稿している広告の広告掲載期間終了後においても、現在の広告媒体に継続して広告を出稿するか否かの問合せ、あるいは、おすすめ広告媒体情報等を広告主端末2に送信する。その他、広告情報管理部13aは、広告主が現在出稿している広告の広告商品と同一の商品につき他の広告を出稿しているか否かを判定する。
広告収支判定部13bは、広告掲載期間中において、広告主情報記憶部16a及び広告収支記憶部16bを参照し、各広告主の広告媒体単位での広告収支が、広告主の設定した利益停止条件額あるいは損失停止条件額を超えるか否かの判定を行う。
また、広告収支判定部13bは、利益停止条件達成時に、仮想収支作成部13dにより作成される仮想広告収支額が利益停止条件額に対して所定の関係(例えば、本実施形態においては、仮想広告収支額が利益停止条件額の2倍以上)であるか否かを判定する。
また、広告収支判定部13bは、広告主情報記憶部16a及び広告収支記憶部16bを参照し、後述する広告商品についての商品利益停止条件額を達成したか否かを判定する。
また、広告収支判定部13bは、広告掲載期間終了時において、当該広告掲載終了に係る広告の広告収支が所定の成果を挙げたものであるか否かの判定を行う。
広告媒体選択部13cは、広告収支記憶部16bを参照して、広告主が現在出稿している広告の広告収支あるいは仮想広告収支に応じた広告媒体情報を複数選択する。例えば、本実施形態においては、広告主の現在出稿している広告の広告収支が、広告主の設定した利益停止条件額を超え、当該広告において広告主の期待する以上の利益を上げている場合には、広告費用を考慮することなく、売上額フィールド170bを参照して単純に売上額の多い順に広告媒体情報を複数選択する。
仮想収支作成部13dは、利益停止条件達成時に、広告掲載期間終了時における仮想の広告収支を算出する。また、仮想収支作成部13dは、広告情報配信サーバ5の広告スケジュール管理部43e(図4参照)より、広告掲載期間終了の所定日数前に通知を受け、広告掲載期間終了時における仮想の広告収支を算出する。
図4は、本発明の実施形態に係る広告情報配信サーバの構成図である。
広告情報配信サーバ5のハードウェア構成は、図2に示す広告収支管理サーバ6のハードウェア構成とほぼ同様の構成であり、サーバ本体40と、画像を表示する表示装置41と、広告情報配信サーバ管理者からの入力を受け付けるための入力装置42とを有する。
サーバ本体40において、CPU(Central Processing Unit)43と、ROM(Read Only Memory)44と、RAM(Random Access Memory)45と、ハードディスクドライブ46と、表示処理部47と、入力インターフェース48と、コンボドライブ49と、通信インターフェース50とがバス51を介して接続されている。
CPU43、ROM44、RAM45、ハードディスクドライブ46、表示処理部47、入力インターフェース48、コンボドライブ49の基本的な機能については、広告収支管理サーバ6における各ハードウェアと同様に機能する。
通信インターフェース50は、外部の装置とのデータのやりとりの仲介を行う。本実施形態では、通信インターフェース50は、ネットワーク8と接続されており、ネットワーク8を介して、広告主端末2、広告主サーバ3、広告掲載Webサーバ4、広告収支管理サーバ6、ユーザ端末7との間でデータのやりとりを行う。
ハードディスクドライブ46は、OS(オペレーティングシステム)や、各種プログラムや、各種データベースを読み出し可能に記憶し、本実施形態では、ハードディスクドライブ46は、広告情報配信処理を実行するためのプログラムを記憶する。
また、本実施形態においてハードディスクドライブ46は、広告情報記憶部46aと、広告事例記憶部46bとして機能する。
広告情報記憶部46aは、ユーザ端末7に配信するための広告情報を記憶する。図5は、本発明の実施形態に係る広告の一例を示す図である。
広告情報記憶部46aは、広告IDを格納する広告IDフィールド461aと、広告を掲載する広告掲載サイトのURLを格納する広告掲載元フィールド462aと、広告媒体を特定するための広告媒体識別IDを格納する広告媒体識別IDフィールド463aと、画像を格納する画像フィールド464aと、広告の見出し(キャプション)を格納するキャプションフィールド465aと、広告主サイトのURLを格納する飛び先フィールド466aと、広告のジャンルを格納するジャンルフィールド467aと、広告対象の商品またはサービス名を格納する商品名フィールド468aと、広告対象の商品またはサービスの価格を格納する商品価格フィールド469aと、広告の掲載期間を格納する広告掲載期間フィールド470aと、広告媒体の空き状況等を示す広告媒体ステータスフィールド471aとを有するレコードを複数記憶する。
例えば図5に示す広告情報は、広告IDが「0235」であり、広告掲載サイトのURLが「http://www.abc-computer.co.jp/」であり、広告媒体識別IDが「1129」であり、画像が「○×ソフトの画像」であり、キャプションが「このソフトは、標準的なグラフィックソフトです。」であり、飛び先が「http://www.A-softwere.co.jp/」であり、ジャンルは「ソフトウェア」であり、商品名は「グラフィックソフト」であり、商品価格は「2万円」であり、広告掲載期間は「2006.1.01−2006.1.30」であり、広告媒体ステータスは「空き予定」である。
図4に戻り、広告事例記憶部46bは、広告掲載期間終了時に所定の成果を挙げた広告を成功広告事例として、当該広告の出稿例と広告収支情報とを関連付けて記憶する。
また本実施形態では、CPU43が、ハードディスクドライブ46に格納されたプログラムを実行することにより、各部44〜50の動作を制御し、広告情報受付部43aと、広告情報抽出部43bと、配信部43cと、詳細要求対応部43dと、広告スケジュール管理部43eと、広告媒体情報提供部43fと、広告事例登録部43gとして機能する。
広告情報受付部43aは、広告主から出稿する広告内容等の広告情報を受信し、当該広告情報を広告情報記憶部46aに格納する。また、広告主に対して、広告掲載サイトのURLや広告媒体識別ID等の情報を送信する。
広告情報抽出部43bは、広告情報記憶部46aより広告情報を抽出する。
配信部43cは、広告情報抽出部43bにより抽出された広告情報をユーザ端末7宛に送信する。
詳細要求対応部43dは、ユーザにより詳細要求をされた広告情報に対応する広告主サイトのURL及び広告媒体識別IDを、詳細要求元のユーザ端末7に対して送信する。
広告スケジュール管理部43eは、広告掲載期間の管理を行い、広告掲載期間終了の所定日数前には、広告収支管理サーバ6の仮想収支作成部13dに、広告掲載期間終了の所定日数前となった広告の広告掲載サイトURL、広告媒体識別ID、広告掲載期間日数、広告掲載経過日数を送信する。
また、広告スケジュール管理部43eは、広告主より、当該広告主が現在出稿している広告を継続して出稿するか否か通知を受付け、広告情報記憶部46aの広告媒体ステータスフィールド471aの更新を行う。具体的には、広告主より継続して広告を出稿する旨の通知を受けた場合には、広告媒体ステータスフィールド471aを継続予定に更新する。また、広告主より現在出稿している広告を取りやめる旨の通知を受けると、広告媒体ステータスフィールド471aを空き予定に更新する。その他、現在何の広告も掲載されていない広告媒体についての広告媒体ステータスフィールド471aを空きに更新する。また、広告スケジュール管理部43eは、広告掲載期間終了時に、広告掲載サイトのURL及び広告媒体識別IDを広告収支管理サーバ6の広告収支判定部13bに送信する。
広告媒体情報提供部43fは、広告収支管理サーバ6の広告媒体選択部13cが選択した広告媒体情報を受信し、広告情報記憶部46aの広告媒体ステータスフィールド471aを参照して、受信した広告媒体情報のうち現在空き状況である広告媒体情報及び空き予定状況のある広告媒体情報を選択し、広告収支管理サーバ6の広告情報管理部13aに送信する。
また、広告媒体情報提供部43fは、広告事例記憶部46bに記憶された過去の広告事例を広告収支管理サーバ6に送信する。
広告事例登録部43gは、広告掲載期間終了時に、広告掲載期間終了に係る広告の広告掲載サイトのURL、広告媒体識別ID及び広告収支情報を、広告収支管理サーバ6の広告収支判定部13bより受信し、当該URL、IDにより特定される広告の出稿例及び収支情報を対応付けて広告事例記憶部46bに記憶する。
続いて、以下に本発明の実施形態に係る広告媒体情報提供システムの広告媒体情報の提供の流れについて図6〜図9を用いて説明する。図6は、本発明の実施形態に係る広告媒体情報提供処理の流れを示す第1のシーケンス図であり、図7は、本発明の実施形態に係る広告媒体情報提供処理の流れを示す第2のシーケンス図であり、図8は、本発明の実施形態に係る広告媒体情報提供処理の流れを示す第3のシーケンス図であり、図9は、本発明の実施形態に係る広告媒体情報提供処理の流れを示す第4のシーケンス図である。
尚、以下の説明は、ユーザが広告掲載Webサイトより広告主サイトにアクセスした場合を説明するものであり、広告掲載Webサイト以外より広告主サイトにアクセスする場合には除くものである。
先ず、広告主は、広告主端末2の操作により出稿する広告内容等の情報を広告情報配信サーバ5の広告情報受付部43aに送信する(ステップS1)。広告情報受付部43aは、受信した広告情報を広告情報記憶部46aに格納し(ステップS2)、広告主端末2に広告掲載サイトのURL、広告媒体識別ID等の情報を送信する(ステップS3)。また、広告主は、広告主情報として広告主名、広告掲載サイトのURL、広告媒体識別ID等の情報を、広告収支管理サーバ6の広告情報管理部13aに送信する(ステップS4)。広告情報管理部13aは、受信した広告主情報を広告主情報記憶部16aに格納し(ステップS5)、広告主端末2に広告主ID、広告主サイトIDを送信する(ステップS6)。
続いて、図7に進み、ユーザがユーザ端末7の入力装置の操作により広告掲載Webサーバ4にアクセスをする(ステップS7)と、広告掲載Webサイトのページがユーザ端末7に送信される(ステップS8)とともに、広告情報配信サーバ5に広告画像等の要求がされる(ステップS9)。広告情報配信サーバ5においては、広告情報抽出部13cが、広告情報抽出処理を実行し(ステップS10)、配信部13dが広告情報抽出処理において抽出された広告画像等をユーザ端末7に送信する(ステップS11)。
ユーザ端末7において広告情報が表示されると、ユーザ端末7の入力装置のユーザ操作により、表示装置に表示された広告情報に対しての詳細情報を要求する指示、例えば、広告情報に対してのクリック操作があったか否かが判定される(ステップS12)。広告情報へのクリックがあった場合(ステップS12のYES)、広告情報配信サーバ5に詳細要求が送信され(ステップS13)、詳細要求対応部43dは、クリックされた広告情報に対応する広告主サイトのURL及び広告媒体識別IDをユーザ端末7に送信する(ステップS14)。そして、ユーザ端末7より当該URLのページを格納している広告主サーバ3に対して、広告媒体識別IDとともに広告主サイトのページ要求が送信される(ステップS15)。
この要求を受けた広告主サーバ3は、広告主サイトのページを、要求元のユーザ端末7に送信する(ステップS16)。ユーザ端末7では、広告主サーバ3から広告主サイトのページを受信し、表示処理が行われて表示装置に広告主サイトのページが表示される。一方、広告情報へのクリックがなかった場合(ステップS12のNO)、以降の処理は行われない。
また、広告主サーバ3においては、広告収支管理サーバ6に情報を送信するために広告主サイトに埋め込まれたタグが起動(ステップS17)し、リンク元の広告掲載サイトのURL、広告媒体識別ID及び広告主IDが広告収支管理サーバ6に送信される(ステップS18)。
広告収支管理サーバ6において広告掲載サイトのURL、広告媒体識別ID及び広告主IDを受信すると、広告情報管理部13aは、受信した広告掲載サイトのURL及び広告媒体識別IDが、当該広告収支管理サーバ6に登録された広告掲載サイトのURL及び広告媒体識別IDであるかの確認をし、登録されているものであれば、ユーザ端末7に登録された広告掲載サイトのURL、広告媒体識別ID及び広告主サイトIDをクッキーとして発行し保存する(ステップS19)。
図8に進み、広告情報管理部13aは、リンク元の広告掲載サイトのURL、広告媒体識別ID及び広告主IDに対応する広告収支記憶部16bの総クリック数フィールド165bのクリック数を1加算し、これに応じて1クリック単価フィールド168bの更新を行う(ステップS20)。
続いて、ユーザが広告主サイトにおいて商品等の購入を行ったか否かが判定され(ステップS21)、商品等の購入がされた場合、ユーザ端末7のクッキーに記録された広告掲載サイトのURL、広告媒体識別ID及び広告主サイトのIDが、広告収支管理サーバ6の広告情報管理部13aに送信される(ステップS22)。そして、これにより特定される広告の広告収支記憶部16bにおける商品販売数フィールド166bを更新する。また、これに応じて1クリック単価フィールド168b、売上額フィールド170b、利益額フィールド171b、及びROIフィールド172bの更新を行う(ステップS23)。
広告情報管理部13aにより利益額フィールド171bの更新がされると、広告収支判定部13bは、広告主情報記憶部16a及び広告収支記憶部16bを参照し、今回の利益額フィールド171b更新により、利益額が、当該広告主における利益停止条件額を超えるか否かを判定する(ステップS24)。この際、広告主情報記憶部16aのステータスフィールド168aを参照し、既に利益停止条件が達成されている場合にはこの判定を行わない。
広告収支判定部13bは、利益額フィールド171bの今回更新により、広告主の設定した利益停止条件額を超えたと判定した場合には、広告主情報記憶部16aのステータスフィールド168aを利益停止条件達成済みに更新する(ステップS25)。
次に、広告媒体選択部13cが、広告収支記憶部16bを参照して、現在出稿中の広告と商品カテゴリが一致する広告のうち、例えば広告費用を考慮することなく、売上額フィールド170bを参照して単純に売上額の多い広告媒体情報を順に複数選択し、選択した広告媒体情報の広告媒体識別IDを広告情報配信サーバ5の広告媒体情報提供部43fに送信する(ステップS26)。
広告媒体情報提供部43fは、広告情報記憶部46aの広告媒体ステータスフィールド471aを参照し、受信した広告媒体情報のうち現在空き状況である広告媒体情報及び空き予定状況のある広告媒体情報を広告情報管理部13aに送信する(ステップS27)。広告情報管理部13aは、この空き、あるいは空き予定の広告媒体情報を、おすすめ広告媒体情報として広告主端末2に送信するとともに、広告掲載期間終了後においても現在の広告媒体に継続して広告を出稿するか否かの問合せも広告主端末2に送信する(ステップS28)。一方、ステップS24において、今回更新により利益停止条件額を超えていないと判定された場合(ステップS24のNO)にはステップS36に進む。
ここで、図12は、本発明の実施形態に係る広告を継続して出稿するか否かの問合せ及びおすすめ広告媒体情報の広告主端末における表示例である。本実施形態においては、ステップS28の処理により広告主端末2に送信される問合せ及び広告媒体情報は、広告主端末2の表示装置において、それぞれ問合せ表示領域70、広告媒体情報表示領域71に表示され、広告主は並列して確認することできる。また、広告主は、問合せ表示領域70の継続選択ボタン72あるいは非継続選択ボタン73を操作することにより、現在の広告媒体に継続して広告を出稿するか否かを選択することができる。また、問合せ表示領域70には、利益停止条件額を達成した旨の表示がされる。
広告媒体情報表示領域71には、提供された広告媒体への広告出稿を決定する出稿選択ボタン74と、非出稿選択ボタン75が形成され、これにより広告主は新たな広告媒体へ広告を出稿するか否かを選択することができる。
尚、おすすめ広告媒体情報の表示例はこれに限られず、複数のおすすめ広告媒体情報を表示できるようにし、これをランキング形式で表示するようにしてもよい。
図8に戻り、広告主端末2において、広告掲載期間終了後にも現在の広告媒体に継続して広告を出稿するか否かが決定され、当該更新情報が広告情報配信サーバ5に送信されると(ステップS29)、広告スケジュール管理部43eは、広告情報記憶部46aの広告媒体ステータスフィールド471aを更新情報に応じて、それぞれ継続予定/空き予定に更新する(ステップS30)。
尚、広告主端末2において商品等の購入が行われない場合(ステップS21のNO)、ステップS12に戻る。また、ステップS24において、今回更新により利益停止条件額を超えていないと判定された場合(ステップS24のNO)にはステップS36に進む。
これにより、広告主は自らの設定した広告効果目標である利益停止条件額を達成したことを確認することができ、これに基づき以降の広告戦略を策定することができる。すなわち、各広告主は自らの広告効果目標に応じて、効果的なタイミングで以降の広告戦略を策定することができる。
また、当該広告において利益が生じていても継続して広告を出稿しない場合や、更に並列的に広告を出稿する場合を考慮して、今回の広告における広告収支(利益)に応じた広告媒体情報を広告主に提供することができる。例えば、上述のように広告費用を考慮することなく広告媒体情報を提供した場合であっても、広告主は現在出稿中の広告において目標とする利益を得ている状態であり、商品等の売上額が現在より高くなる可能性のある広告媒体であれば、広告費用が高い広告媒体であっても当該広告媒体へ広告の出稿を行う可能性が高いといえる。
続いて、図9に進み、仮想収支作成部13dが仮想広告収支を作成する(ステップS31)。仮想収支作成の具体例については後述するが、仮想収支作成方法としては、例えば、利益停止条件額の達成時点で、利益停止条件達成時までの一日当たりの商品平均販売数を算出し、これに広告掲載期間日数を乗じることで広告掲載終了時の仮想の商品販売数を算出する。この仮想の商品販売数に商品単価を乗じることで、仮想売上額が得られ、仮想売上額から広告費用を減じることにより仮想広告収支を作成するものとする。
次に、広告収支判定部13bは、広告主情報記憶部16aの利益停止条件額フィールド167aを参照し、仮想広告収支額が利益停止条件額の2倍以上であるか否かを判定する(ステップS32)。この結果、仮想広告収支額が利益停止条件額の2倍以上であると判定された場合(ステップS32のYES)、広告媒体選択部13cは、広告収支履歴記憶部16cを参照して、例えば、広告費用が仮想広告収支額における仮想のプラス額範囲内の広告媒体情報を広告費用の高い順に複数選択し、選択した広告媒体情報の広告媒体識別IDを広告情報配信サーバ5の広告媒体情報提供部43fに送信する(ステップS33)。
広告媒体情報提供部43fは、広告情報記憶部46aの広告媒体ステータスフィールド471aを参照し、受信した広告媒体情報のうち現在空き状況である広告媒体情報及び空き予定状況のある広告媒体情報を広告収支管理サーバ6の広告情報管理部13aに送信する(ステップS34)。広告情報管理部13aは、この空き、あるいは空き予定の広告媒体情報を、おすすめ広告媒体情報として広告主端末2に送信するとともに、これまでに広告収支実績のない新規の広告媒体情報も併せて送信する(ステップS35)。一方、ステップS32において、仮想広告収支額が利益停止条件額の2倍以上でないと判定された場合には(ステップS32のNO)、ステップS36に進む。
尚、広告費用が仮想広告収支額における仮想のプラス額範囲内の広告媒体情報を選択するものとしたが、その他、直近の過去半年間における平均利益額の高い広告媒体情報を選択するようにしてもよい。
このように、利益停止条件額を達成し、更に広告掲載終了時までに更なる大幅な利益が見込まれる場合にあっては、利益停止条件額達成時のおすすめ広告媒体情報に加えて別の広告媒体情報を提供するようにする。この場合、広告主は、仮想広告収支額のプラス額分については効用が逓減しているものと推測することができ、例えば、更に利益の上がる広告媒体や新規の広告媒体に対しても新たに広告を出稿する可能性がより高いということができる。
続いて、広告情報管理部13aは、広告収支記憶部16bの商品IDフィールド164bを参照し、広告主が現在出稿している広告の広告商品と同一の商品につき他の広告媒体に広告の出稿があるか否かを判定する(ステップS36)。同一の商品について他の広告媒体に広告を出稿中であると判定された場合(ステップS36のYES)、広告収支判定部13bが、広告主情報記憶部16a及び広告収支記憶部16bを参照し、今回の利益額フィールド171bの更新により、広告商品についての利益停止条件額(以下、商品利益停止条件額という。)を達成したか否かを判定する(ステップS37)。
ここで、商品利益停止条件額とは、広告媒体毎に設定される利益停止条件額の累計の額をいうものである。例えば、広告商品Aに関して広告媒体B及び広告媒体Cに広告を出稿している場合であって、広告媒体Bについての利益停止条件額が10万円、広告媒体Cについての利益停止条件額が5万円である場合は、広告商品Aについての商品利益停止条件額は15万円となる。
商品利益停止条件額を達成したと判定された場合(ステップS37のYES)、広告情報管理部13aは、同一商品につき広告を出稿している複数の広告媒体毎の収支一覧を含む商品収支情報を広告主端末2に送信する(ステップS38)。一方、ステップS37、ステップS38において、同一の商品について他の広告媒体に広告を出稿中でないと判定された場合、商品利益停止条件額を達成していないと判定された場合には、ステップS12に戻る。
上記の例においては、例えば、広告媒体Bについての広告は、利益停止条件額を超えて16万円の利益を上げている場合には、広告媒体Cについての広告が1万円の損失を出している場合であっても、商品Aについての商品利益停止条件額15万円が達成されており、これを商品収支情報として広告主に通知することができる。
これにより、広告主は、広告媒体単位での広告収支に加え広告商品単位での収支を把握することができ、広告商品についての目標利益額である商品利益停止条件額を達成した際にも以降の広告戦略を策定することができる。
次に、広告掲載期間が終了した場合の広告媒体情報の提供の流れについて図10を用いて説明する。図10は、本発明の実施形態に係る広告掲載期間終了後における広告媒体情報提供処理の流れを示すシーケンス図である。
広告掲載期間が終了すると、広告情報配信サーバ5においては、広告スケジュール管理部43eが、広告掲載サイトのURL及び広告媒体識別IDを広告収支管理サーバ6の広告収支判定部13bに送信する(ステップS101)。
広告収支判定部13bは、広告収支記憶部16bのROIフィールド172bを参照し、受信した広告掲載サイトのURL及び広告媒体識別IDにより特定される広告の広告収支が、所定の成果(例えば、ROIが150%以上の成果を挙げた広告。)を挙げたものであるか否かを判定する(ステップS102)。所定の成果を挙げたものと判定した場合(ステップS102のYES)、広告情報配信サーバ5の広告事例登録部43gに、当該広告の広告掲載サイトのURL、広告媒体識別IDに広告収支情報を加えて送信する(ステップ103)。
広告事例登録部43gは、広告収支判定部13bより受信した広告掲載サイトのURL及び広告媒体識別IDにより特定される広告の、広告出稿例と広告収支情報とを対応付けて広告事例記憶部46bに記憶する(ステップS104)。
一方、広告収支が所定の成果を挙げていないものと判定された場合においては(ステップS102のNO)、ステップS103及びステップS104の処理は行われない。
そして、広告掲載期間の終了により最終的な広告収支が確定すると、広告収支管理サーバ6においては、広告媒体選択部13cが、広告収支記憶部16bを参照して、今回出稿の広告と商品カテゴリが一致する広告のうち、例えば確定した広告収支額が大幅にマイナスである場合には、現在より広告費用が安い広告媒体情報を複数選択し、選択した広告媒体情報の広告媒体識別IDを広告情報配信サーバ5の広告媒体情報提供部43fに送信する(ステップS105)。
広告媒体情報提供部43fは、広告情報記憶部46aの広告媒体ステータスフィールド471aを参照し、受信した広告媒体情報のうち現在空き状況である広告媒体情報及び空き予定状況のある広告媒体情報を広告情報管理部13aに送信する(ステップS106)。広告情報管理部13aは、この空き、あるいは空き予定の広告媒体情報を、おすすめ広告媒体情報として広告主端末2に送信するとともに、確定した広告収支を広告主端末2に送信する(ステップS107)。
尚、広告収支の確定時において、既に現在の広告媒体に継続して広告を出稿することが決定している場合には、上述のように確定した広告収支に基づいて選択される広告媒体情報は広告主に提供されず、広告情報管理部13aにより、現在の広告媒体に継続して広告を出稿する旨の確認が改めて行われる。この際、広告主は広告主端末2の操作により、継続して出稿する広告の新たな利益停止条件額あるいは損失停止条件額を設定することができる。また、出稿する広告内容の変更等も行うことができる。
これにより、広告収支の確定時において、当該広告における広告収支に応じた広告媒体情報を広告主に提供することができる。すなわち、各広告主は今回の広告収支に応じて以降の広告戦略を策定することができる。
従って、例えば今回の広告収支額が大幅にマイナスである広告主に対しても、広告費用等を考慮せずに一様に広告効果の高い広告媒体情報を提供する従来例とは異なり、広告主に対してより幅広い選択肢を提供することができる。
次に、図11を参照して広告掲載期間終了の所定日数前の通知時における広告媒体提供処理について説明する。図11は、本発明の実施形態に係る広告掲載期間終了の所定日数前の通知時における広告媒体情報提供処理の流れを示すシーケンス図である。
先ず、広告情報配信サーバ5において、広告掲載期間終了の所定日数前(本実施形態においては、例えば、広告掲載期間の2/3経過とする。)になると、広告スケジュール管理部43eが、広告収支管理サーバ6の仮想収支作成部13dに、広告掲載期間終了の所定日数前となった広告の広告掲載サイトのURL、広告媒体識別ID、広告掲載期間日数、広告掲載経過日数を送信する(ステップS201)。
これを受信した仮想収支作成部13dは、広告掲載サイトのURL及び広告媒体識別IDにより特定される広告の広告掲載期間終了時における仮想の広告収支を算出する仮想収支作成処理を行う(ステップS202)。
ここで、図3(a)、図3(b)及び図5を参照して仮想収支作成例について説明する。
図5に示す広告の広告掲載期間日数は、30日間であり、広告掲載後20日経過した時点で仮想広告収支を作成する旨の通知がなされる。図3(a)に示した、広告掲載サイトのURL「http://www.abc-computer.co.jp/」及び広告媒体識別ID「1129」により特定される広告が、図3(b)に示したように通知時点での商品の販売数が「5個」である場合、販売数(5個)÷経過日数(20日)を算出すると、一日当たりの平均販売数(0.25)を得ることができ、これを広告掲載期間日数(30日)に乗じると、広告掲載期間終了時における仮想の商品販売数(7.5個)を得ることができる。この広告の商品単価は、「2万円」であり、これに仮想の商品販売数(7.5個)を乗ずることで、仮想売上額(15万円)を得ることができ、広告費用(8万円)を減算し、仮想広告収支(7万円)を作成することができる。
図11に戻り、仮想収支作成部13dにより仮想広告収支が作成されると、広告収支判定部13bが、広告主情報記憶部16aのステータスフィールド168aを参照し、既に利益停止条件が達成されているか否かを判定する(ステップS203)。既に利益停止条件が達成されている場合(ステップS203のYES)には、仮想収支作成部13dより広告主端末2に仮想広告収支のみが送信される(ステップS204)。
続いて、広告収支判定部13bは、未だ利益停止条件が達成されていないと判定した場合(ステップS203のNO)には、広告主情報記憶部16aの損失停止条件額フィールド167aを参照し、広告主サイトにおいて提供される商品等の売上額が、広告費用を下回り、広告主の設定した損失停止条件額を超えている否かを判定する(ステップS205)。
この判定の結果、損失停止条件額を超えていると判定された場合(ステップS205のYES)には、広告媒体選択部13cが、広告収支記憶部16bを参照して、現在出稿中の広告と商品カテゴリが一致する広告のうち、例えば現在よりも広告費用の安い広告媒体情報を複数選択し、選択した広告媒体情報の広告媒体識別IDを広告情報配信サーバ5における広告媒体情報提供部43fに送信する(ステップS206)。
尚、広告収支額が損失停止条件額を超えている場合に広告媒体選択部13cにより選択される広告媒体情報としては、単に広告費用の安い広告媒体情報を提供するのみならず、その他に
広告収支履歴記憶部16cを参照して、過去に出稿された広告のうち、ある広告については大幅な利益を上げた実績があるものの、別の広告出稿時の利益額の実績は低い、あるいは損失が出ているといった類の広告媒体情報を提供するようにしてもよい。
広告媒体情報提供部43fは、広告情報記憶部46aの広告媒体ステータスフィールド471aを参照し、受信した広告媒体情報のうち現在空き状況である広告媒体情報及び空き予定状況のある広告媒体情報を広告情報管理部13aに送信する。また、広告媒体情報提供部43fは、広告事例記憶部46bを参照し、広告情報管理部13aに送信する広告媒体情報における過去の成功広告例を併せて送信する(ステップS207)。
広告情報管理部13aは、この空き、あるいは空き予定の広告媒体情報、当該広告媒体情報についての過去の成功広告例を広告主端末2に送信するとともに、仮想収支作成部13dが広告主端末2に仮想広告収支を送信する(ステップS208)。
これにより、広告主は出稿した広告について損失限度である損失停止条件額に到達したことを確認することができ、これに基づき以降の広告戦略を策定することができる。また、一般に当該広告において損失が生じた場合であっても、広告主によっては、許容範囲内の損失額である場合も考えられることから、各広告主の広告に対する損失限度に達した際に広告媒体情報を提供することで、広告主毎に最適なタイミングで広告媒体情報を提供することができる。
また、当該広告における広告収支(損失)に応じた広告媒体情報や当該広告媒体情報についての過去の広告成功例を広告主に提供することができ、広告主は広告掲載終了前の効果的なタイミングで、以降の広告戦略を策定することができる。
図11に戻り、広告収支判定部13bが、損失停止条件が達成されていないと判定した場合(ステップS205のNO)、つまり、広告掲載期間終了の所定日数前の通知時において利益停止条件額を達成しておらず損失停止条件額にも到達していない場合には、仮想広告収支に基づいた広告媒体情報が広告主に提供される。
すなわち、例えば仮想広告収支額が広告掲載期間終了時に利益停止条件額を超えるような場合には、広告媒体選択部13cが、広告収支記憶部16bを参照して、現在出稿中の広告と商品カテゴリが一致する広告のうち、現在より広告費用が高いものの商品等の売上額が大幅に高い実績をもつ広告媒体情報を複数選択し、選択した広告媒体情報の広告媒体IDを広告情報配信サーバ5の広告媒体情報提供部43fに送信する(ステップS209)。その他、例えば仮想広告収支額が広告掲載期間終了時に利益停止条件額及び損失停止条件額の何れにも達しないものと算出された場合には、現在出稿している広告とそれほど広告費用が変わらない別の広告媒体情報を複数選択する。
広告媒体情報提供部43fは、広告情報記憶部46aの広告媒体ステータスフィールド471aを参照し、受信した広告媒体情報のうち現在空き状況である広告媒体情報及び空き予定状況のある広告媒体情報を広告情報管理部13aに送信する(ステップS210)。広告情報管理部13aは、この空き、あるいは空き予定の広告媒体情報を、おすすめ広告媒体情報として広告主端末2に送信するとともに、仮想広告収支を広告主端末2に送信する(ステップS211)。
次に、本発明の第2の実施形態について図13〜図15及び第1の実施形態で用いた図6〜図11を用いて説明する。
ここで、先ず第2の実施形態に係る発明についての概要を説明する。
第2の実施形態においては、広告主が現在出稿している広告についての広告収支額(仮想広告収支額も含む。)に基づき広告出稿継続の問合せや広告媒体情報の提供をするのみならず、広告主が過去に出稿した広告についての広告収支額や出稿履歴を考慮したうえで、広告主毎に、より最適化した広告媒体情報等を広告主に提供するものである。
尚、第2の実施形態では、実際の過去の広告収支額を基準とするものではなく、広告主が過去の広告収支額に対して感じている効用を数値化し、これを基準点として、現在出稿している広告についての収支計算を行うものである。
例えば、過去の広告収支において特に利益額あるいは損失額が大きかった場合は、その際の印象に影響にされ、広告を出稿しようとする広告媒体を選択する場合に実際の過去の広告収支額とずれた額を基準点として広告を選ぶ傾向があるといえる。この実際の過去の広告収支額とずれた額を、第2の実施形態においては効用を数値化した効用額として説明する。
図13は、本発明の第2の実施形態における広告収支管理サーバ600の構成を示す図であり、第1の実施形態と同一構成箇所については、同一番号を付し説明を省略する。
図13に示すように、広告収支管理サーバ600のハードディスクドライブ16は、新たに出稿履歴記憶部16dと、効用額記憶部16eとしての機能を備える。
出稿履歴記憶部16dは、広告主毎の広告の出稿履歴を記憶する。すなわち、過去に出稿した広告の広告種別と、広告掲載サイトのURLと、広告を出稿した期間と、広告毎の利益額あるいは損失額と、これまでに出稿した広告の累計の広告収支額と、を広告主IDと対応付けて記憶する。
効用額記憶部16eは、効用額算出部13eにより算出される、広告主が過去の広告収支額に対して感じている効用額を広告主IDと対応付けて記憶する。
また、第2の実施形態におけるCPU13は、ハードディスクドライブ16に格納されたプログラムを実行することにより、各部14〜20の動作を制御し、新たに効用額算出部13eとしての機能を備える。
効用額算出部13eは、出稿履歴記憶部16dに記憶された過去の広告についての利益額あるいは損失額を参照して、広告主が過去の広告収支額に対して感じている効用額を算出する。
ここで、図14を参照して第2の実施形態における効用額の算出例について説明する。図14は、出稿履歴記憶部に記憶された広告主の出稿履歴の一例を示す図ある。
先ず、第2の実施形態においては直近の過去5回の広告収支額に基づいて効用額を算出するものとする。図14に示すように、出稿履歴中において利益を出した広告回数は3回であり、利益額の総計は90万円である。従って、利益を出した広告の出稿1回当たりの平均利益額は、90万円÷3回で30万円である。一方、損失を出した広告回数は2回であり、損失額の総計は90万円である。従って、損失を出した広告の出稿1回あたりの平均損失額は、90万円÷2回で45万円である。
本例では、上述したように過去の広告収支において特に大きな利益額あるいは損失額が、広告主に対して影響を与え易いということに基づき、広告の出稿1回当たりの平均利益額あるいは平均損失額を超える広告収支額のみを加算することで効用額を算出する。すなわち、+70万円と−60万円とを加算することで効用額+10万円を算出する。
一方、広告の出稿一回当たりの平均利益額あるいは平均損失額を超えてない広告収支額(本例では、利益額が+30万円以下、損失額が−45万円以下)については、逓減の割合が高く効用額への影響は少ないものとして考慮しないものとする。
尚、利益(損失)を出した広告の出稿1回当たりの平均利益額(平均損失額)を超える利益額(損失額)が一つもない場合には、直近過去5回の実際の広告収支額を基準点とする。
また、上記例は、直近の過去5回の広告収支額に基づいて効用額を算出するものとするものとしたが、その他に例えば、過去半年間の広告収支額に基づいて効用額を算出するようにしてもよい。
次に、第2の実施形態に係る広告媒体情報提供処理の流れを図15及び第1の実施形態で用いた図6〜図11を用いて説明する。図15は、本発明の第2の実施形態に係る広告媒体情報提供処理の流れを示すシーケンス図である。
尚、第2の実施形態において第1の実施形態と異なる処理が行われるのは、出稿履歴記憶部16dの広告主が過去に出稿した広告種別や、効用額記憶部16eに記憶された効用額を基準として、広告出稿継続の問合せや広告主に提供する広告媒体情報の選択を行う点のみであり、この点についてのみ詳細に説明し、第1の実施形態と同一の処理が行われる場合についての説明は省略する。
先ず、第1の実施形態と同様、図6に示すステップS1〜ステップS5までの処理が行われる。
次に、図15に示すようにステップS5の処理の後、ステップS5−1において、効用額算出部13eが出稿履歴記憶部16dを参照し効用額を算出し、効用額記憶部16eに記憶する。
尚、広告出稿回数が5回に満たない場合(1回〜4回)には、実際の広告収支額を算出し、これを効用額として記憶する。また、過去に出稿履歴がない場合においては、効用額を0として記憶する。
続いて、第1の実施形態と同様、図6のステップS6〜図8のステップS25までの処理が行われる。
次のステップS26においては、広告媒体選択部13cは、効用額記憶部16eに記憶された効用額と利益停止条件額とを加算した加算額により広告媒体情報を選択する。具体的には、効用額と今回の広告による利益額である利益停止条件額を加算した額が、マイナスの額である場合には、例えば現在出稿中の広告と商品カテゴリが一致する広告のうち、広告費用が現在の広告媒体よりも安く、かつ、売上額フィールド170bを参照して売上額の多い順に広告媒体情報を複数選択するようにする。
また、効用額と利益停止条件額を加算した額が、プラスの額である場合には、第1の実施形態と同様に、広告収支記憶部16bを参照して、現在出稿中の広告と商品カテゴリが一致する広告のうち、例えば広告費用を考慮することなく、売上額フィールド170b参照して単純に売上額の多い広告媒体情報を順に複数選択し、選択した広告媒体情報の広告媒体識別IDを広告情報配信サーバ5の広告媒体情報提供部43fに送信する。以降は、第1の実施形態と同様、図8のステップS27〜図9のステップS38までの処理が行われる。
次に、広告掲載期間が終了した場合の広告媒体情報の提供の流れであるが、先ず第1の実施形態と同様、図10に示すステップS101〜ステップS104までの処理が行われる。
次のステップS105においては、広告媒体選択部13cは、効用額記憶部16eに記憶された効用額と今回の広告収支額とを加算した加算額により広告媒体情報を選択する。
例えば、今回の広告収支額がマイナスの場合であっても、効用額を加算すると加算額が大幅にプラス額(例えば、今回設定されている利益停止条件額以上のプラス額)になる場合には、例えば現在出稿中の広告と商品カテゴリが一致する広告のうち、広告費用を考慮することなく、売上額フィールド170b参照して単純に売上額の多い広告媒体情報を順に複数選択し、選択した広告媒体情報の広告媒体識別IDを広告情報配信サーバ5の広告媒体情報提供部43fに送信するようにする。
更に、このように今回の広告収支額と効用額とを加算した額がプラス額になる場合には、ステップS106の処理後ステップS107において、確定広告収支、おすすめ広告媒体情報に加え、現在の広告媒体に継続して出稿するか否かの問合せをするようにする。
一方、例えば今回の広告収支額がプラスの場合であっても、効用額を加算すると加算額がマイナス額になる場合には、例えば現在出稿中の広告と商品カテゴリが一致する広告のうち、広告費用が現在の広告媒体よりも安く、かつ、売上額フィールド170bを参照して売上額の多い順に広告媒体情報を複数選択するようにする。この場合、以降のステップS106、ステップS107は、第1の実施形態と同様の処理が行われる。
次に、広告掲載期間終了の所定日数前の通知時における広告媒体情報の提供の流れであるが、先ず第1の実施形態と同様、図11に示すステップS201〜ステップS205までの処理が行われる。
ステップS206においては、広告媒体選択部13cは、効用額記憶部16eに記憶された効用額と損失停止条件額とを加算した加算額により広告媒体情報を選択する。
具体的には、効用額と今回の広告による損失額である損失停止条件額を加算した額が、プラスの額である場合には、現在出稿中の広告と商品カテゴリが一致する広告のうち、例えば広告費用は現在広告を出稿中の広告媒体と変わらず、かつ、商品等の売上額フィールド170bを参照して売上額の多い順に広告媒体情報を複数選択するようにする。
更に、このように今回の広告による損失額と効用額とを加算した額がプラス額になる場合には、ステップS207の処理後ステップS208において、仮想広告収支、おすすめ広告媒体情報、成功広告例に加え、現在の広告媒体に継続して出稿するか否かの問合せをするようにする。
また、効用額と損失停止条件額を加算した額が、マイナスの額である場合には、第1の実施形態と同様に、広告収支記憶部16bを参照して、現在出稿中の広告と商品カテゴリが一致する広告のうち、例えば現在よりも広告費用の安い広告媒体情報を複数選択し、選択した広告媒体情報の広告媒体識別IDを広告情報配信サーバ5における広告媒体情報提供部43fに送信する。この場合、以降のステップS207、ステップS208は、第1の実施形態と同様の処理が行われる。
続くステップS209においても、広告媒体選択部13cは、効用額記憶部16eに記憶された効用額と仮想広告収支額とを加算した加算額により広告媒体情報を選択する。
例えば、仮想広告収支額がマイナスの場合であっても、効用額を加算すると加算額が大幅にプラス額(例えば、今回設定されている利益停止条件額以上のプラス額)になる場合には、例えば現在出稿中の広告と商品カテゴリが一致する広告のうち、広告費用を考慮することなく、売上額フィールド170b参照して単純に売上額の多い広告媒体情報を順に複数選択し、選択した広告媒体情報の広告媒体識別IDを広告情報配信サーバ5の広告媒体情報提供部43fに送信するようにする。
更に、このように仮想広告収支額と効用額とを加算した額がプラス額になる場合には、ステップS210の処理後ステップS211において、仮想広告収支、おすすめ広告媒体情報に加え、現在の広告媒体に継続して出稿するか否かの問合せをするようにする。
また、上述したステップS26、ステップS105、ステップS206、ステップS209において、広告媒体選択部13cが広告媒体情報を選択する際に、更に出稿履歴記憶部16dの過去に出稿した広告の広告種別を考慮して広告媒体情報を選択するようにしてもよい。
例えば、過去10回の広告の出稿履歴を参照した結果、当該広告主はメールマガジン型広告を出稿した回数が最も多いという場合には、広告収支記憶部16bの広告種別フィールド162bを参照し、メールマガジン型広告を優先的に選択するようにする。これにより、広告主の広告形態の嗜好に応じた広告媒体情報を、広告主毎に最適化して提供することができる。
以上の第2の実施形態によれば、広告主が実際の過去の広告収支とずれた効用を感じている場合であっても、各広告主の効用を反映した最適な広告媒体情報を提供することができる。
以上、本発明を実施形態に基づいて説明したが、本発明は上述した実施の形態に限られず、他の様々な態様に適用可能である。
上記実施の形態では、広告主の広告情報として、広告掲載Webサーバにより提供される広告掲載Webサイト上の広告情報を例に説明したが、例えば、メールマガジン等の電子メールに広告情報を掲載するような場合であってもよい。
また、上記実施の形態では、広告掲載終了時に当該広告が所定の成果を挙げたものであるか否かの判定をする基準としてROIを基準としたが、本発明はこれに限られず、例えば、売上額、利益額、総クリック数、1クリック単価等を基準として所定の成果を挙げたものか否かの判断をするようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、利益停止条件を達成している場合には、広告費用を考慮することなく売上額の高い実績をもつ広告媒体情報を広告主端末2に送信するものとしていたが、本発明はこれに限られず、おすすめ広告媒体情報としては、利益額の高い広告媒体情報であっても、総クリック数、1クリック単価の良い広告媒体情報であってもよい。
また、上記実施の形態では、広告の掲載期間が決まっている、いわゆる期間保証型の広告を例に説明し、広告掲載期間のうち所定の期間の経過時に通知をし、通知時に仮想広告収支を作成したり、各広告主が設定する損失停止条件額に到達したか否かを判定したりするものとしたが、例えば、広告に対するクリック数を保証するクリック保証型の広告の場合には、保証されたクリック回数のうち、広告が所定回のクリックされた際に通知をし、この際仮想収支作成や、損失停止条件額への到達有無を判定するようにすればよい。また、所定の表示回数を保証するインプレッション保証型の広告についても、保証される表示回数のうち、広告が所定回表示された際に通知をし、この際仮想収支作成や、損失停止条件額への到達有無を判定するように構成すればよい。
本発明の実施形態に係る広告媒体情報提供システムの構成図である。 本発明の実施形態に係る広告収支管理サーバの構成図である。 本発明の実施形態に係る広告主情報及び広告収支情報の一例を示す図である 本発明の実施形態に係る広告情報配信サーバの構成図である。 本発明の実施形態に係る広告情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る広告媒体情報提供処理の流れを示す第1のシーケンス図である。 本発明の実施形態に係る広告媒体情報提供処理の流れを示す第2のシーケンス図である。 本発明の実施形態に係る広告媒体情報提供処理の流れを示す第3のシーケンス図である。 本発明の実施形態に係る広告媒体情報提供処理の流れを示す第3のシーケンス図である。 本発明の実施形態に係る広告掲載期間終了後における広告媒体情報提供処理の流れを示すシーケンス図である。 本発明の実施形態に係る広告掲載期間終了の所定日数前の通知時における広告媒体情報提供処理の流れを示すシーケンス図である。 本発明の実施形態に係る広告を継続して出稿するか否かの問い合わせ及びおすすめ広告媒体情報の広告主端末における表示例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る広告収支管理サーバの構成図である。 本発明の第2の実施形態に係る出稿履歴記憶部に記憶された広告主の出稿履歴の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る広告媒体情報提供処理の流れを示すシーケンス図である。
符号の説明
1 広告媒体情報提供システム、2 広告主端末、3 広告主サーバ、4 広告掲載Webサーバ、5 広告情報配信サーバ、6、600 広告収支管理サーバ、7 ユーザ端末、8 ネットワーク、10 サーバ本体、11 表示装置、12 入力装置、13 CPU、13a 広告情報管理部、13b 広告収支判定部、13c 広告媒体選択部、13d 仮想収支作成部、13e 効用額算出部、14 ROM、15 RAM、16 ハードディスクドライブ、16a 広告主情報記憶部、16b 広告収支記憶部、16c 広告収支履歴記憶部、16d 出稿履歴記憶部、16e 効用額記憶部、17 表示処理部、18 入力インターフェース、19 コンボドライブ、20 外部インターフェース、21 バス、22 記録媒体、40 サーバ本体、41 表示装置、42 入力装置、43 CPU、43a 広告情報受付部 43b 広告情報抽出部、43c 配信部、43d 詳細要求対応部、43e 広告スケジュール管理部、43f 広告媒体情報提供部、43g 広告事例登録部、44 ROM、45 RAM、46 ハードディスクドライブ、46a 広告情報記憶部、46b 広告事例記憶部、46c レース情報記憶部、46d 広告履歴記憶部、47 表示処理部、48 入力インターフェース、49 コンボドライブ、50 外部インターフェース、51 バス、70 問合せ表示領域、71 広告媒体情報表示領域。

Claims (8)

  1. ユーザにより利用可能なユーザ端末と、広告主により利用可能な広告主端末と、前記ユーザ端末に広告情報を配信する広告情報配信サーバと、前記広告情報についての広告収支情報を管理する広告収支管理サーバとがネットワークを介して接続される広告媒体情報提供システムであって、
    前記広告収支管理サーバは、
    前記広告主端末において前記広告主により入力される当該広告主の広告媒体単位での広告収支情報についての利益目標たる利益停止条件を受け付ける広告情報管理手段と、
    前記広告収支情報が、前記利益停止条件を達成したか否かを判定する広告収支判定手段と、
    前記広告収支情報に基づき広告媒体情報を選択し、前記広告情報配信サーバに送信する広告媒体選択手段とを有し、
    前記広告情報配信サーバは、
    前記広告情報を記憶する広告情報記憶手段と、
    前記広告記憶手段から前記広告情報を抽出する広告情報抽出手段と、
    抽出した前記広告情報を前記ユーザ端末宛に配信する配信手段と、
    前記広告媒体選択手段の選択した前記広告媒体情報における広告出稿状況を示すステータスに基づき更に広告媒体情報を選択する広告媒体情報提供手段とを有し、
    前記広告収支判定手段により、前記広告情報についての前記広告収支情報が前記利益停止条件を達成したと判定された場合、前記広告情報管理手段は、当該広告情報を継続して出稿するか否かの問合せを前記広告主端末に行うとともに、
    前記広告媒体選択手段は、前記広告情報の前記広告収支情報より少なくとも広告効果の高い広告収支情報を有する他の広告媒体情報を選択し、前記広告媒体情報提供手段が選択された前記他の広告媒体情報のうちの所定のステータスである広告媒体情報を選択し前記広告主端末に提供することを特徴とする広告媒体情報提供システム。
  2. 前記広告情報の掲載終了前に当該広告情報の掲載終了時の仮想の広告収支情報を作成する仮想収支作成手段を備え、
    前記広告収支判定手段により、前記広告情報についての前記広告収支情報が前記利益停止条件額を達成したと判定された場合に、前記仮想収支作成手段は前記仮想の広告収支情報を作成し、
    当該仮想の広告収支情報が前記利益停止条件に対して所定の関係を満たす場合に、前記広告媒体選択手段は、前記広告情報についての広告費用が前記仮想の広告収支情報の示す額における仮想のプラス額範囲内の広告媒体情報を選択し前記広告主端末に提供することを特徴とする請求項1に記載の広告媒体情報提供システム。
  3. 前記広告情報管理手段は、広告主が同一の広告商品につき複数の広告媒体に広告を出稿しているか否かを判定し、
    前記広告収支判定手段は、同一の広告商品につき複数の広告媒体に広告を出稿していると判定された場合に、前記複数の広告媒体毎に設定された利益停止条件の示す額の累計である広告商品についての利益停止条件を満たしたか否かを判定し、
    前記広告情報管理手段は、前記広告商品についての利益停止条件を満たしていると判定された場合、前記複数の広告媒体毎の収支一覧を前記広告主端末に送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の広告媒体情報提供システム。
  4. ユーザにより利用可能なユーザ端末と、広告主により利用可能な広告主端末と、前記ユーザ端末に広告情報を配信する広告情報配信サーバと、前記広告情報についての広告収支情報を管理する広告収支管理サーバとがネットワークを介して接続される広告媒体情報提供システムであって、
    前記広告収支管理サーバは、
    前記広告主端末において前記広告主により入力される当該広告主の広告媒体単位での前記広告収支情報についての利益目標たる利益停止条件及び損失限度たる損失停止条件を受け付ける広告情報管理手段と、
    前記広告収支情報が、前記利益停止条件あるいは前記損失停止条件を達成したか否かを判定する広告収支判定手段と、
    前記広告収支情報に基づき広告媒体情報を選択し、前記広告情報配信サーバに送信する広告媒体選択手段とを有し、
    前記広告情報配信サーバは、
    前記広告情報を記憶する広告情報記憶手段と、
    前記広告記憶手段から前記広告情報を抽出する広告情報抽出手段と、
    抽出した前記広告情報を前記ユーザ端末宛に配信する配信手段と、
    前記広告情報の掲載終了前の所定の日時に前記広告収支管理サーバに通知を行う広告スケジュール管理手段と、
    前記広告媒体選択手段の選択した前記広告媒体情報における広告出稿状況を示すステータスに基づき更に広告媒体情報を選択する広告媒体情報提供手段とを有し、
    前記広告スケジュール管理手段による通知時に、前記広告収支判定手段により、前記広告情報についての前記広告収支情報が前記損失停止条件を達成したと判定された場合、前記広告媒体選択手段が、前記広告情報の広告費用より少なくとも広告費用の安い他の広告媒体情報を選択し、前記広告媒体情報提供手段が選択された前記他の広告媒体情報のうちの所定のステータスである広告媒体情報を選択し前記広告主端末に提供することを特徴とする広告媒体情報提供システム。
  5. ユーザにより利用可能なユーザ端末と、広告主により利用可能な広告主端末と、前記ユーザ端末に広告情報を配信する広告情報配信サーバと、前記広告情報についての広告収支情報を管理する広告収支管理サーバとがネットワークを介して接続される広告媒体情報提供システムであって、
    前記広告収支管理サーバは、
    前記広告主端末において前記広告主により入力される当該広告主の広告媒体単位での広告収支情報についての利益目標たる利益停止条件及び損失限度たる損失停止条件を受け付ける広告情報管理手段と、
    前記広告収支情報が、前記利益停止条件あるいは前記損失停止条件を達成したか否かを判定する広告収支判定手段と、
    前記広告収支情報に基づき広告媒体情報を選択し、前記広告情報配信サーバに送信する広告媒体選択手段とを有し、
    前記広告情報配信サーバは、
    前記広告情報を記憶する広告情報記憶手段と、
    前記広告情報のうち所定の成果を挙げた過去の広告情報を記憶する広告事例記憶手段と、
    前記広告記憶手段から前記広告情報を抽出する広告情報抽出手段と、
    抽出した前記広告情報を前記ユーザ端末宛に配信する配信手段と、
    前記広告情報の掲載終了前の所定の日時に前記広告収支管理サーバに通知を行う広告スケジュール管理手段と、
    前記広告媒体選択手段の選択した前記広告媒体情報における広告出稿状況を示すステータスに基づき更に広告媒体情報を選択する広告媒体情報提供手段とを有し、
    前記広告スケジュール管理手段による通知時に、前記広告収支判定手段により、前記広告情報についての前記広告収支情報が前記損失停止条件を達成したと判定された場合、前記広告媒体選択手段が、前記広告情報の広告費用より少なくとも広告費用の安い他の広告媒体情報を選択し、前記広告媒体情報提供手段が選択された前記他の広告媒体情報のうちの所定のステータスである広告媒体情報を選択し前記広告主端末に提供するとともに、
    前記広告媒体情報提供手段は、当該広告主端末に提供する広告媒体情報についての前記過去の広告情報を前記広告事例記憶手段より選択して前記広告主端末に提供することを特徴とすることを特徴とする広告媒体情報提供システム。
  6. ユーザにより利用可能なユーザ端末と、広告主により利用可能な広告主端末と、前記ユーザ端末に広告情報を配信する広告情報配信サーバと、前記広告情報についての広告収支情報を管理する広告収支管理サーバとがネットワークを介して接続される広告媒体情報提供システムであって、
    前記広告収支管理サーバは、
    前記広告主端末において前記広告主により入力される当該広告主の広告媒体単位での広告収支情報についての利益目標たる利益停止条件及び損失限度たる損失停止条件を受け付ける広告情報管理手段と、
    前記広告収支情報が、前記利益停止条件あるいは前記損失停止条件を達成したか否かを判定する広告収支判定手段と、
    前記広告収支情報に基づき広告媒体情報を選択し、前記広告情報配信サーバに送信する広告媒体選択手段とを有し、
    前記広告情報の掲載終了前に、当該広告情報の掲載終了時の仮想の広告収支情報を作成する仮想収支作成手段と
    前記広告情報配信サーバは、
    前記広告情報を記憶する広告情報記憶手段と、
    前記広告記憶手段から前記広告情報を抽出する広告情報抽出手段と、
    抽出した前記広告情報を前記ユーザ端末宛に配信する配信手段と、
    前記広告情報の掲載終了前の所定の日時に前記広告収支管理サーバに通知を行う広告スケジュール管理手段と、
    前記広告媒体選択手段の選択した前記広告媒体情報における広告出稿状況を示すステータスに基づき更に広告媒体情報を選択する広告媒体情報提供手段とを有し、
    前記広告スケジュール管理手段による通知時に、前記仮想収支作成手段が仮想の広告収支情報を作成し、当該仮想の広告収支情報を前記広告主端末に送信するとともに、
    前記広告媒体選択手段が、前記仮想の広告収支情報に対して所定の関係である広告媒体情報を選択し、前記広告媒体情報提供手段が選択された前記広告媒体情報のうちの所定のステータスである広告媒体情報を選択し前記広告主端末に提供することを特徴とする広告媒体情報提供システム。
  7. 前記広告情報管理手段は、前記広告情報の掲載終了に伴う前記広告収支情報の確定時において、確定広告収支情報を前記広告主端末に送信するとともに、
    前記広告媒体選択手段が、前記確定広告収支情報に対して所定の関係である広告媒体情報を選択し、前記広告媒体情報提供手段が選択された前記広告媒体情報にのうちの所定のステータスである広告媒体情報を選択し前記広告主端末に提供することを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の広告媒体情報提供システム。
  8. 広告主が過去に出稿した広告情報についての過去の広告収支情報を記憶する出稿履歴記憶手段と、
    前記過去の広告収支情報の示す額に基づき所定の額を算出する効用額算出手段を備え、 前記広告媒体選択手段は、前記所定の額に、前記広告収支情報あるいは前記仮想の広告収支情報あるいは前記確定広告収支情報の示す額を加算した加算額に基づき広告媒体情報を選択し前記広告主端末に送信することを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の広告媒体情報提供システム。
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