JP2016100014A - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Goko Arakawa
五香 荒川
圭一 手塚
Keiichi Tezuka
圭一 手塚
昭彦 徳久
Akihiko Tokuhisa
昭彦 徳久
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Abstract

【課題】 広告主が意図しない二次利用等を防ぐためにクッキー情報を変換する装置、方法及びプログラムを提供する。【解決手段】 Webブラウザ(1)から情報提供装置(8)の呼び出しに応じて情報提供装置(8)から第1のクッキー情報を受け取り、当該第1のクッキー情報を第2のクッキー情報に変換する変換部(6)と、前記第1のクッキー情報と前記第2のクッキー情報とを関連付けて記憶する記憶部(5)と、を具備し、前記呼び出しに対して前記Webブラウザ(1)に前記第2のクッキー情報を設定することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、インターネット広告配信技術に関し、例えば、第三者配信アドサーバ(3rd Party AdServer:3PAS)、リアルタイムビッディング(Real
Time Bidding:RTB)、データマネジメントプラットフォーム(Data Management Platform:DMP)等の情報提供装置と連携して広告配信等の処理を行う装置、方法及びプログラムに関する。
ファーストパーティークッキー(1st party cookie)とは、ユーザが訪問したサイトの、サイト提供者のドメインから発行されたクッキーのことであり、媒体社がコンテンツの出し分けやログイン情報の維持などに使用する。また、サードパーティークッキー(3rd party cookie)とは、ユーザの訪問したサイトとは異なる第三者のドメインから発行されたクッキーのことであり、サイト上で作動する、トラッキングタグや広告タグが発行するクッキーなどが該当する。
一部のWebブラウザにおいて、サードパーティークッキーの受け入れを拒否する動きがある。広告配信業者は、広告主の発注を受けてサードパーティークッキーを使い、広告配信やデータ収集などを行っている。サードパーティークッキー問題は、ユーザがサードパーティークッキーを拒否するブラウザを通じて外部サイトにアクセスした場合に、広告配信やデータ収集ができなくなることである。
この問題に対処するための技術として、下記特許文献1に記載のものがある。
米国特許第7,904,520号明細書
上記サードパーティークッキー問題以外に、広告主ができれば秘匿したい自社のターゲティングに関する情報や広告配信などのデータが外部の広告配信業者に渡ることも問題である(他社のターゲティングに活用される恐れがある)。
具体的には、広告主が他の配信業者等のサーバ等を通じて取得したクッキー情報が、他の広告主のための配信に二次利用されるのを防止すべきである。また、クッキー情報はユーザが意図的に削除しない限り永続的であり、このようなクッキー情報の生存期間を広告主側でコントロールできるようにすることが好ましい。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、広告主が意図しない二次利用等を防ぐためにクッキー情報を変換する装置、方法及びプログラムを提供することを目的とする。
一実施形態に係るクッキー情報の変換装置は、Webブラウザから情報提供装置の呼び出しに応じて当該情報提供装置から第1のクッキー情報を受け取り、当該第1のクッキー情報を第2のクッキー情報に変換する変換手段と、前記第1のクッキー情報と前記第2のクッキー情報とを関連付けて記憶する記憶手段と、を具備し、前記呼び出しに対して前記Webブラウザに前記第2のクッキー情報を設定することを特徴とする。
一実施形態に係るクッキー情報の変換方法は、Webブラウザから情報提供装置の呼び出しに応じて当該情報提供装置から第1のクッキー情報を受け取り、当該第1のクッキー情報を第2のクッキー情報に変換する変換ステップと、前記第1のクッキー情報と前記第2のクッキー情報とを関連付けて記憶手段に記憶する記憶ステップと、を含み、前記呼び出しに対して前記Webブラウザに前記第2のクッキー情報を設定することを特徴とする。
一実施形態に係るプログラムは、コンピュータを、Webブラウザから情報提供装置の呼び出しに応じて当該情報提供装置から第1のクッキー情報を受け取り、当該第1のクッキー情報を第2のクッキー情報に変換する変換手段、前記第1のクッキー情報と前記第2のクッキー情報とを関連付けて記憶する記憶手段と、として機能させるためのプログラムであって、前記呼び出しに対して前記Webブラウザに前記第2のクッキー情報を設定することを特徴とする。
実施形態に係る広告配信システムを示す図 第1の実施形態に係る変換サーバおよび第三者配信アドサーバを示す図 第1の実施形態との比較例1を示す図 第1の実施形態の作用効果を説明するための図 第2の実施形態に係る変換サーバおよびDSPを示す図 第2の実施形態に係るDSPおよびSSPを示す図 第2の実施形態との比較例2を示す図 第2の実施形態の作用効果を説明するための図 第3の実施形態に係る変換サーバおよびDMPを示す図 第3の実施形態との比較例3を示す図 第3の実施形態の作用効果を説明するための図 実施形態の効果を説明するための図
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。
図1は、本実施形態の広告配信システムの全体像を示す図である。1は、Webブラウザ、2〜4は、本発明の第1乃至第3の実施形態に係るクッキー情報変換装置、8は第1の実施形態の情報提供装置に係る3PAS(第三者配信アドサーバ)、9は第2の実施形態の情報提供装置に係るDSP(デマンドサイドプラットフォーム)、10は第3の実施形態の情報提供装置に係るDMP(データマネジメントプラットフォーム)である。
クッキー情報変換装置2は第1の実施形態に係り、3PAS8と連携する。クッキー情報変換装置3は第2の実施形態に係り、DSP9と連携する。クッキー情報変換装置4は第3の実施形態に係り、DMP10と連携する。以下で説明する第1乃至第3の実施形態は、それぞれ単独で実施してもよいし、適宜組み合わせて実施してもよい。
クッキー情報変換装置2〜4は、クッキー情報の記憶部5、クッキー情報の変換部6、変換後のクッキー情報を用いた処理部7を備える。クッキー情報変換装置2〜4の各部によって実現される機能を以下の第1乃至第3の実施形態において説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態は、第三者配信アドサーバによる純広告の配信システムと連携するクッキー情報変換装置として本発明を実施した例である。
第三者配信アドサーバ(3PAS)8は、広告主が利用する、ディスプレイ広告配信の一元管理システムである。従来、広告配信は各媒体で個別に管理・設定され、配信結果のレポートも媒体から別々に提供されていた。広告配信を一箇所のシステムでとりまとめて広告主が行うことにより、配信の重複防止や効率化を図ることができる。
図2を参照して第1の実施形態における処理手順を説明する。
S1:ユーザが広告主サイト(ap1.jp、advertiser id=22)を訪問する。あらかじめサイトにはJavaScript(登録商標)のタグ(広告主=ad.ap1ドメイン、pixel id=123)が埋め込まれている。
S2:上記タグがクッキー情報変換装置(以下、「変換サーバ」という)2をコールする。
S3:変換サーバ2の記憶部5にてタグの広告主ドメインが検索され、対応する3PAS8が検出される。
S4:変換サーバ2が3PAS8をコールする(pixel id=123)。
S5:ユーザのブラウザ1にad.ap1.jpのクッキーが無い場合、3PAS8によりユーザIDが付与され(user id=222123)、変換サーバ2に送信される。
S6:3PAS8のuser id=222123が変換サーバ2の記憶部5に保存され、変換部6により、このidに対応するad.ap1ドメインのID=666543がランダムに付与される。なお、idの付与規則は任意であり、ランダムでなくてもよい。
S7:ユーザのブラウザ1にad.ap1 ドメインのクッキーがセットされ、ID=666543が付与される。
S8:ユーザがブラウザ1を通じて外部サイトを訪問する。
S9:外部サイトの広告配信サーバから変換サーバ2がコールされる。ここでは、ブラウザ1のクッキーからuser id=666543のユーザが訪問したことがわかる。
S10:変換サーバ2の記憶部5からタグの広告主ドメイン、user id=666543がそれぞれ検索される。
S11:対応する3PAS8がコールされる(3PAS.net、user id=222123)。
S12:3PAS8においてuser id=222123のユーザに対応する広告キャンペーンが検索される。
S13:user id=222123のユーザに対して登録されていた広告主ID=22、pixel id=123のアドタグが変換サーバ2に返却される。
S14:変換サーバ2において変換後のクッキー情報を用いた処理部7は、ブラウザ1にアドタグを返却し、ブラウザ1において広告が表示される。
[比較例1]
図3を参照して比較例1(従来)における処理手順を説明する。
S1:ユーザが広告主サイト(ap1.jp、advertiser id=22)を訪問する。あらかじめサイトにはJavaScriptのタグ(3pasドメイン、pixel id=123)が埋め込まれている。
S2:タグが3PAS8をコールする。
S3:ユーザのブラウザに3pas.netドメインのクッキーが無い場合、ユーザのブラウザ1にクッキーがセットされ、ランダムにIDが付与される(user id=123789)
S4:ユーザが外部サイトを訪問する。
S5:外部サイトの広告配信サーバから、3PAS8がコールされる。ここでは、ブラウザ1の3pas.netドメイン下のクッキーから、user id=123789のユーザが訪問したことがわかる。この点が上記第1の実施形態と相違する。
S6:3PAS8においてuser id=123789の情報が検索される。pixel id=123のタグが埋め込まれた広告主ID=22に対応するページに同ユーザがアクセスしたことがわかる。
S7:広告主ID=22、pixel id=123のアドタグがブラウザ1に返却され、広告が表示される。
(第1の実施形態の作用効果)
図4を参照して第1の実施形態の作用効果を説明する。
advertiser id=22以外の広告主(例えばadvertiser id=25)の場合には、変換サーバ2を経由せずに3PAS8がユーザの3PASドメインのクッキーを読み書きすることになる。この場合の動作は図3の従来例と同様である。
よって、同一ユーザであっても別のID(例えばuser ID=123789)として管理されている可能性が高く、advertiser id=25は、3PAS8が持っているadvertiser id=22に関連するサイト訪問や広告配信の履歴のデータを利用することはできない。
したがって、本実施形態によれば、3PASを通じて他の広告主によりクッキー情報が二次利用されるのを防止することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、リアルタイムビッディング(Real Time Bidding:RTB)と連携するクッキー情報変換装置として本発明を実施した例である。RTBとは、媒体(売り手)側のシステムが、広告の1表示毎に、広告の買い手である広告会社のシステムに対してリアルタイムにオークションを行うシステムであり、最高額の入札単価を提示した買い手が競り落とし、かつ自動的に広告を掲出することを可能とする。このRTBの導入により、媒体社は広告収益を最大化することができ、広告主・広告会社はその一瞬一瞬における最適な市場価格で広告露出を図ることができる。
DSP(ディマンドサイドプラットフォーム)は、広告主が広告在庫の買い付けから配信、ターゲティングなどを一括して管理できる広告配信プラットフォームである。DSPは、媒体側の収益を最大化させる仕組みであるSSP(Supply Side Platform)との間でRTBで広告の売買を行う。これまでの広告配信は広告枠ごとに配信する仕組みであったのに対し、RTBは広告一表示ごとに価格を決め、ユーザの行動履歴や属性をもとに適切なターゲットへ配信する事が可能である。また必要な時に必要な分だけ広告を配信できるという点も特徴である。
SSP(サプライサイドプラットフォーム)は、媒体側の収益を最大化させるためのプラットフォームである。広告一表示毎に最高額と判断された広告が配信される。
図5を参照して第2の実施形態における処理手順を説明する。
S1:ユーザが広告主サイト(ap1.jp、advertiser id=22)を訪問する。あらかじめサイトには変換サーバ3のJavaScriptタグ(広告主=ad.ap1ドメイン、pixel id=123)が埋め込まれている。
S2:上記タグがクッキー情報変換装置(本実施形態では「変換サーバ3」)をコールする。
S3:変換サーバ3の記憶部5においてタグの広告主ドメインが検索され、対応するDSP1(参照数字9)が検出される。
S4:変換サーバ3がDSP1をコールする。(pixel id=123)
S5:ユーザのブラウザ1にad.ap1.jpのクッキーが無い場合、DSP1によりユーザIDが付与され(user id=222123)、変換サーバ3に送信される。
S6:変換サーバ3の記憶部5において、DSP1のuser id=222123が保存され、それに対応する変換サーバ3の変換部6により、ad.ap1ドメインのID=666543がランダムに付与される。IDの付与規則は任意であり、ランダムに限定されない。
S7:ブラウザ1にクッキーがセットされ(ad.ap1ドメイン、ID=666543)、SSP11のsync URLがレスポンスとして返る。(例:img=http://ssp.net/csync?dspid=#1)
S8:SSP11がコールされる。
S9:上記S8のコールに対するレスポンスとして、SSP11から変換サーバ3へのリダイレクトURL(http://ad.ap1.jp/sync?uid=11111)がSSP11のID(例えば11111)とともに送られる。
S10:変換サーバ3がコールされる(SSP user id=11111 ad.ap1 user id=666543)。
S11:変換サーバ3の記憶部5において、変換サーバID(Henkan_id)に対応するDSP1のID(DSP_id)=222123が検出される。
S12:変換サーバ3の処理部7は、DSP1をコールする。このとき、SSP user id=11111、DSP1 id=222123とする。
S13:DSP1のユーザID(DSP1 user id=222123)とSSPのユーザID(SSP user id=11111)のマッピングテーブルがDSP1に保存される。
図6はDSP1のマッピングテーブル保存以降の処理手順を示す。
S14:ユーザが外部サイトを訪問する。
S15:サイトの広告配信サーバからSSP11がコールされる。(SSP user
id=11111)
S16:SSP11が複数のDSPにビッドリクエストを送る。DSP1が保持しているユーザIDマッピングテーブルから、DSP1ではuser id=222123として管理されているユーザであることがわかる。
S17:DSP1が落札した場合、DSP1の記憶部5から、uuid=222123の情報が検索される。処理部7は、広告主ID=22、pixel id=123のアドタグをブラウザ1に返却し、ブラウザ1において広告が表示される。
[比較例2]
図7を参照して比較例2(従来)における処理手順を説明する。
S1:ユーザが広告主サイト(ap1.jp、advertiser id=22)を訪問する。あらかじめサイトにはJavaScriptのタグ(dspドメイン、pixel id=123)が埋め込まれている。
S2:タグがDSP1をコールする。
S3:ユーザのブラウザ1にdsp.netドメインのクッキーが無い場合、同ブラウザ1にクッキーがセットされ(user id=123789)、SSP11のsync
URLがレスポンスとして返る(例:img=http://ssp.net/csync?dspid=#1)。
S4:SSP11がコールされる。
S5:レスポンスとして、SSP11からDSP1へのリダイレクトURLが送られる。ユーザがSSP11のタグが入っているサイトに訪問したことがあればssp.netドメイン下のクッキーにIDが付与されており、例えばuser id=11111のユーザの場合、http://dsp.net/sync?uid=11111等として送られる。この点が上記第2の実施形態と相違する。
S6:DSP1がコールされる(SSP user id=11111 DSP1 user id=123789)。
S7:DSP1のユーザID(user id=123789)とSSP11のユーザID(user id=11111)のマッピングテーブルがDSP1に保存される。
S8:ユーザが外部サイトを訪問する。
S9:サイトの広告配信サーバから、SSP11がコールされる(SSP user id=11111)。
S10:SSP11が複数のDSPにビッドリクエストを送る。DSP1が保持しているユーザIDマッピングテーブルから、DSP1ではuser id=123789として管理されているユーザであることがわかる。
S11:DSP1が落札した場合、DSP1のDBから、uuid=123789の情報が検索され、広告主ID=22、pixel id=123のアドタグがブラウザ1に返却され、広告が表示される。
(第2の実施形態の作用効果)
図8を参照して第2の実施形態の作用効果を説明する。
advertiser id=22以外の広告主(例えばadvertiser id=25)の場合は、変換サーバ3を経由せずにDSP1はユーザのDSP1ドメインのクッキーを読み書きすることになる。この場合の動作は図7に示した従来例と同様である。
よって、同一ユーザであっても別のID(user ID=123789)として管理されている可能性が高く、advertiser id=25はDSP1が持っているadvertiser id=22に関連するサイト訪問や広告配信の履歴のデータを利用することはできない。
したがって、本実施形態によれば、DSPを通じて他の広告主によりクッキー情報が二次利用されるのを防止することができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、DMP(Data Management Platform)と連携する変換サーバとして本発明を実施する例である。DMPは、インターネット上の様々なサーバに蓄積されるビッグデータや自社サイトのログデータなどを一元管理、分析し、最終的に広告配信などのアクションプランの最適化を実現するためのプラットフォームである。
図9を参照して第3の実施形態における処理手順を説明する。
S1:ユーザが広告主サイト等を訪問する。あらかじめサイトにはJavaScriptのタグ(広告主ドメイン、pixel id=123)が埋め込まれている。
S2:タグが変換サーバ4をコールする。
S3:変換サーバ4の記憶部5においてタグの広告主ドメインが検索され、対応するDMPが検出される。
S4:変換サーバ4がDMP10をコールする(pixel id=123)。
S5:ユーザのブラウザ1にad.ap1.jpのクッキーが無い場合、DMP1によりユーザIDが付与され(user id=222123)、変換サーバ4に送信される。
S6:変換サーバ4の記憶部5にてDMP10のuser id=222123が保存される。また、変換サーバ4の変換部6は、DMP10のuser id=222123に対応する、変換サーバ4のad.ap1ドメインにおけるDMP10のuser ID=666543をランダムに付与する。IDの付与規則は任意であり、ランダムでなくてもよい。
S7:変換サーバ4によりユーザのブラウザ1にad.ap1ドメインのクッキーがセットされ、ID=666543が付与される。
S8:ユーザがブラウザ1を通じて外部サイトを訪問する。
S9:外部サイトの広告配信サーバから、変換サーバ4がコールされる。ここでは、ブラウザのad.ap1ドメインのクッキーからuser id=666543のユーザであることがわかる。
S10:変換サーバ4の記憶部5から、タグの広告主ドメイン、user id=666543がそれぞれ検索される。
S11:変換サーバ4の処理部7は、対応するDMP10をコールする(dmp.net、user id=222123)。
S12,S13,S14:DMP10においてDBが検索され、user id=222123のユーザに対しデータの書き換えや広告配信が行われる。
[比較例3]
図10を参照して比較例3(従来)における処理手順を説明する。
S1:ユーザが広告主サイト等を訪問する。あらかじめサイトにはJavaScriptのタグ(DMPドメイン、pixel id=123)が埋め込まれている。
S2:タグがDMP10をコールする。この点は、変換サーバ4を介して間接的にではなく、DMP10を直接コールする点で上述した第3の実施形態と相違する。
S3:ユーザのブラウザ1にdmp.netドメインのクッキーが無い場合、ユーザのブラウザ1にクッキーがセットされ、ランダムにIDが付与される(user id=123789)。
S4:ユーザが外部サイトを訪問する。
S5:サイトの広告配信サーバから、DMP10がコールされる。ここでは、ブラウザ1のdmp.netドメイン下のクッキーから、user id=123789のユーザであることがわかる。
S6,S7:DMP10が保持しているDBから、user id=123789の情報が検索され、データの書き換えや広告配信等が行われる。
(第3の実施形態の作用効果)
図11を参照して第3の実施形態の作用効果を説明する。
advertiser id=22以外の広告主(例えばadvertiser id=25)の場合は、変換サーバ4を経由せずにDMP10がユーザのDMPドメインのクッキーを読み書きすることになる。この場合の動作は図10の従来例と同様である。
よって、同一ユーザであっても別のID(user ID=123789)として管理されている可能性が高く、advertiser id=25はDMP10が持っているadvertiser id=22に関連するサイト訪問や広告配信の履歴のデータを利用することはできない。
したがって、本実施形態によれば、DMPを通じて他の広告主によりクッキー情報が二次利用されるのを防止することができる。
以上説明した実施形態によれば、広告主が意図しない二次利用等を防ぐためにクッキー情報を変換する装置、方法及びプログラムを提供することができる。
具体的には、本発明によれば、ファーストパーティークッキーを用いることがサードパーティークッキーを拒否するブラウザへの対策となり、ファーストパーティークッキーを用いたクリエイティブオプティマイズ及びリターゲティング広告配信を実現することができる。
図12は、広告主サイトにおけるユーザの訪問履歴とターゲティングの関係を説明する図である。ページごとに異なるピクセル(JavaScriptのタグ)を入れることにより、ユーザの訪問ページに応じて異なるターゲティングを行うことができる。ターゲティングの例としては、TOPページ(例:ピクセル値=123)のみを訪問したユーザA群については、製品のPRを行う。製品ページ1乃至3(例:ピクセル値=124)を閲覧したユーザB群、D群、F群については、購買促進を行い、製品アイテムをカート(例:ピクセル値=125)に入れたが購入には至っていないユーザE群については、カートに入れた製品アイテムについてのユーザに対するリマインドを行う。このようなターゲティングや広告情報の計測を、ファーストパーティークッキーを外部と共有することなく実現することができる。
さらに、本発明によれば、メディアバイイングとして、純広告、アドネットワーク(ADNW)のみならず、RTBを想定することができる。上述した従来技術には、メディアバイイングにおいて、次のようなデメリットが考えられる。すなわち、必要在庫だけ買い付けるためには、純広告やADNWのサーバへパスバックの設定を行う必要があり、都度の媒体交渉と設定作業が発生する。また、RTBにおいてはクッキー同期などでDSPにオーディエンス情報を渡す必要がある。これに対し本発明によれば、そのようなメディアバイイングの制約がない。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…Webブラウザ
2,3,4…クッキー情報変換装置
5…クッキー情報の記憶部
6…クッキー情報の変換部
7…変換後のクッキー情報を用いた処理部
8…3PAS
9…DSP
10…DMP
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、広告主が意図しない二次利用等を防ぐためにクッキー情報等のIDを変換する装置、方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に本件出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
Webブラウザから情報提供装置の呼び出しに応じて当該情報提供装置から第1のクッキー情報を受け取り、当該第1のクッキー情報を第2のクッキー情報に変換する変換手段と、
前記第1のクッキー情報と前記第2のクッキー情報とを関連付けて記憶する記憶手段と、を具備し、前記呼び出しに対して前記Webブラウザに前記第2のクッキー情報を設定することを特徴とするクッキー情報の変換装置。
[2]
前記第2のクッキー情報を用いた前記Webブラウザから前記情報提供装置の呼び出しに応じて、前記記憶手段から前記第2のクッキー情報に対応する前記第1のクッキー情報を読み出し、当該第1のクッキー情報を用いて前記情報提供装置に対する処理を行う処理手段をさらに具備することを特徴とする[1]に記載の装置。
[3]
前記情報提供装置は、第三者配信アドサーバであることを特徴とする[1]または[2]に記載の装置。
[4]
前記情報提供装置は、デマンドサイドプラットフォーム(DSP)であることを特徴とする[1]または[2]に記載の装置。
[5]
前記情報提供装置は、データマネジメントプラットフォーム(DMP)であることを特徴とする[1]または[2]に記載の装置。
[6]
Webブラウザから情報提供装置の呼び出しに応じて当該情報提供装置から第1のクッキー情報を受け取り、当該第1のクッキー情報を第2のクッキー情報に変換する変換ステップと、
前記第1のクッキー情報と前記第2のクッキー情報とを関連付けて記憶手段に記憶する記憶ステップと、を含み、前記呼び出しに対して前記Webブラウザに前記第2のクッキー情報を設定することを特徴とするクッキー情報の変換方法。
[7]
前記第2のクッキー情報を用いた前記Webブラウザから前記情報提供装置の呼び出しに応じて、前記記憶手段から前記第2のクッキー情報に対応する前記第1のクッキー情報を読み出し、当該第1のクッキー情報を用いて前記情報提供装置に対する処理を行う処理ステップをさらに具備することを特徴とする[6]に記載の方法。
[8]
コンピュータを、
Webブラウザから情報提供装置の呼び出しに応じて当該情報提供装置から第1のクッキー情報を受け取り、当該第1のクッキー情報を第2のクッキー情報に変換する変換手段、
前記第1のクッキー情報と前記第2のクッキー情報とを関連付けて記憶する記憶手段と、として機能させるためのプログラムであって、前記呼び出しに対して前記Webブラウザに前記第2のクッキー情報を設定することを特徴とするプログラム。
[9]
前記コンピュータを、
前記第2のクッキー情報を用いた前記Webブラウザから前記情報提供装置の呼び出しに応じて、前記記憶手段から前記第2のクッキー情報に対応する前記第1のクッキー情報を読み出し、当該第1のクッキー情報を用いて前記情報提供装置に対する処理を行う処理手段として機能させるための[8]に記載のプログラム。

Claims (9)

  1. Webブラウザから情報提供装置の呼び出しに応じて当該情報提供装置から第1のクッキー情報を受け取り、当該第1のクッキー情報を第2のクッキー情報に変換する変換手段と、
    前記第1のクッキー情報と前記第2のクッキー情報とを関連付けて記憶する記憶手段と、を具備し、前記呼び出しに対して前記Webブラウザに前記第2のクッキー情報を設定することを特徴とするクッキー情報の変換装置。
  2. 前記第2のクッキー情報を用いた前記Webブラウザから前記情報提供装置の呼び出しに応じて、前記記憶手段から前記第2のクッキー情報に対応する前記第1のクッキー情報を読み出し、当該第1のクッキー情報を用いて前記情報提供装置に対する処理を行う処理手段をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記情報提供装置は、第三者配信アドサーバであることを特徴とする請求項1または2に記載の装置。
  4. 前記情報提供装置は、デマンドサイドプラットフォーム(DSP)であることを特徴とする請求項1または2に記載の装置。
  5. 前記情報提供装置は、データマネジメントプラットフォーム(DMP)であることを特徴とする請求項1または2に記載の装置。
  6. Webブラウザから情報提供装置の呼び出しに応じて当該情報提供装置から第1のクッキー情報を受け取り、当該第1のクッキー情報を第2のクッキー情報に変換する変換ステップと、
    前記第1のクッキー情報と前記第2のクッキー情報とを関連付けて記憶手段に記憶する記憶ステップと、を含み、前記呼び出しに対して前記Webブラウザに前記第2のクッキー情報を設定することを特徴とするクッキー情報の変換方法。
  7. 前記第2のクッキー情報を用いた前記Webブラウザから前記情報提供装置の呼び出しに応じて、前記記憶手段から前記第2のクッキー情報に対応する前記第1のクッキー情報を読み出し、当該第1のクッキー情報を用いて前記情報提供装置に対する処理を行う処理ステップをさらに具備することを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. コンピュータを、
    Webブラウザから情報提供装置の呼び出しに応じて当該情報提供装置から第1のクッキー情報を受け取り、当該第1のクッキー情報を第2のクッキー情報に変換する変換手段、
    前記第1のクッキー情報と前記第2のクッキー情報とを関連付けて記憶する記憶手段と、として機能させるためのプログラムであって、前記呼び出しに対して前記Webブラウザに前記第2のクッキー情報を設定することを特徴とするプログラム。
  9. 前記コンピュータを、
    前記第2のクッキー情報を用いた前記Webブラウザから前記情報提供装置の呼び出しに応じて、前記記憶手段から前記第2のクッキー情報に対応する前記第1のクッキー情報を読み出し、当該第1のクッキー情報を用いて前記情報提供装置に対する処理を行う処理手段として機能させるための請求項8に記載のプログラム。
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