JP2007109172A - ファイル生成装置、プログラム及び電子フォームファイル - Google Patents

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Abstract

【課題】インターネットを利用して、安全且つ効率的にサービス券を提供するために、印刷制限が設定されたサービス券を含む電子フォームファイルを生成するファイル生成装置又はプログラムを提供する。
【解決手段】ファイル生成システム100においてサーバ5、まず、利用者IDに基づいて、利用者に関する属性情報を抽出する。そして、サーバ5は、抽出した属性情報及び商品情報に基づいて、各利用者に対応する広告に掲載する商品を特定する。さらに、サーバ5は、特定した商品の商品情報に基づいて、広告を生成する。また、サーバ5は、抽出した属性情報及び商品情報に基づいて、電子フォームを抽出し、申込書を生成する。また、サーバ5は、属性情報に基づいて、商品のサービス券を生成する。さらに、サーバ5は、生成したサービス券に印刷制限を設定する。そして、サーバ5は、生成した広告、申込書及びサービス券を有する電子フォームファイルを生成する。
【選択図】図6

Description

本発明は、印刷制限が設定されたサービス券を含む電子フォームファイルに関する。
従来、所定の商品等に対するサービス券(招待券やクーポン券)は、紙媒体に印刷されて各利用者に郵送されることが多かった。
一方、近年では、インターネット等の普及に伴い、IDやパスワードにより個人を認証し、各利用者にそれぞれ対応する個人画面を表示することで、店の売出し情報を配信するシステムが知られている。また、電子メールを利用して、店の売出し情報をテキストやHTML(Hyper Text Markup Language)で配信するシステムも知られている(例えば、特許文献1)。
そこで、インターネットを利用した個人画面や電子メールにより、各利用者にそれぞれ個別のサービス券を配信することができれば便利である。
しかし、インターネットを利用した個人画面による配信をする場合、利用者が使用する端末は、サービス券を取得するために常にサービス提供会社のサーバへアクセスしている必要がある。そのため、インターネットによる個人情報の漏洩を防止するために、セキュリティを強化しなければならない。また、サービス券はサーバが保有しているものであるため、利用者の都合に関係なく、サービス提供会社の事情で削除される可能性も高い。さらに、サービス提供会社のサーバから取得したサービス券は、利用者の端末の使用環境によって、印刷による出力結果が大きく異なる。よって、印刷の品質上問題が生じる。
また、電子メールによる配信をする場合、利用者の端末の使用環境によって、HTML等に不具合が生じる可能性がある。さらに、電子メールによる配信は、個人画面による配信と異なり、サービス券を一方的に配信するに止まる。即ち、利用者からの情報を取得するためには、返信画面を別途生成しなければならない。
さらに、インターネットを利用した配信のように、サービス券を紙媒体ではなく電子媒体として提供する場合には、当該サービス券を複数枚印刷するといった利用者による不正使用を防止する必要がある。
特開2002−49831号公報
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、ネットワークを利用して、安全且つ効率的にサービス券を提供するため、印刷制限が設定されたサービス券を含む電子フォームファイルを生成するファイル生成装置又はプログラムを提供することを課題とする。
本発明の1つの観点では、利用者を識別する利用者IDに対応付けて、前記利用者に関する属性情報を記憶する属性情報記憶手段と、商品に関する商品情報を記憶する商品情報記憶手段と、前記利用者が使用する利用者端末による入力が可能であって、所定の手続を行うための電子フォームを記憶するフォーム記憶手段と、前記利用者IDに基づいて、前記属性情報記憶手段から前記属性情報を抽出する属性情報抽出手段と、抽出した属性情報及び前記商品情報に基づいて、各利用者に対応する商品の広告を生成する広告生成手段と、抽出した属性情報及び前記商品情報に基づいて、前記フォーム記憶手段から前記電子フォームを抽出するフォーム抽出手段と、抽出した電子フォームに基づいて、所定の手続を行うための申込書を生成する申込書生成手段と、抽出した属性情報に基づいて、各利用者に対応する前記商品のサービス券を生成するサービス券生成手段と、生成した前記サービス券に印刷制限を設定する印刷制限設定手段と、前記広告、前記申込書及び前記サービス券を有する電子フォームファイルを生成するファイル生成手段と、を備える。
上記のように構成されたファイル生成装置は、例えばネットワークとしてのインターネットに接続されたサーバとしてもよい。ファイル生成装置は、特定の利用者に対する電子フォームファイルを生成する際、まず、当該利用者の利用者IDに基づいて、利用者に関する属性情報を抽出する。ここで、利用者に関する属性情報とは、例えば利用者の氏名、生年月日、購入履歴、嗜好情報等である。そして、ファイル生成装置は、抽出した属性情報及び商品情報に基づいて、各利用者に対応する広告に掲載する商品を特定する。例えば、ファイル生成装置は、抽出した属性情報に含まれる購入履歴や嗜好情報に基づいて、商品情報を参照することにより、利用者が興味のありそうな商品を特定する。さらに、ファイル生成装置は、特定した商品の商品情報に基づいて、広告を生成する。ここで、商品情報とは、商品を紹介する画像データや商品を説明するテキストデータ等である。また、ファイル生成手段は、抽出した属性情報及び商品情報に基づいて、電子フォームを抽出し、申込書を生成する。例えば、ファイル生成装置は、属性情報及び商品情報に基づいて、利用者の嗜好に合う商品を購入するための申込書を生成する。このとき、ファイル生成装置は、フォーム記憶手段から、当該商品を購入するための申込書の元データである電子フォームを抽出する。また、ファイル生成装置は、属性情報に基づいて、商品のサービス券を生成する。ここで、サービス券とは、商品のクーポン券、割引券、金券、招待券等を含むものである。例えば、ファイル生成装置は、属性情報に含まれる購入履歴に基づいて商品の割引率を設定し、当該割引率が印字されたクーポン券をサービス券として生成する。さらに、ファイル生成手段は、生成したサービス券に印刷制限を設定する。ここで、印刷制限とは、予め設定した印刷回数を越えて印刷する場合に実行される制限のことである。そして、ファイル生成装置は、生成した広告、申込書及びサービス券を有する電子フォームファイルを生成する。
このように本発明によれば、利用者個人の購入履歴、嗜好等の属性情報に基づいて、広告、各種申込書、サービス券等を個人用の電子フォームファイルとして生成することができる。この電子フォームファイルによれば、情報配信と情報返信を同時に行えると共に、クライアント環境で閲覧、入力操作を行うことができる。よって、電子フォームファイルにより、利用者端末の使用環境に関わらず、ファイル生成装置は、情報の配信及び返信を容易且つ効率的に行うことができる。さらに、情報の配信及び返信の処理は利用者端末側で行うことができるため、サーバの処理負荷を軽減することができる。換言すると、利用者は、利用者端末において、即ちローカル環境で情報の閲覧や電子フォームへの入力を行うことができる。また、利用者は、利用者端末において配信された情報の保存及び削除を任意に行うことができる。さらに、電子フォームファイルに含まれるサービス券に対し、印刷制限を行っている。これによれば、サービス券が電子媒体で配信された場合であっても、印刷制限により利用者によるサービス券の不正利用を防止することができる。
上記ファイル生成装置の一態様では、前記サービス券は、予め設定された印刷制限回数以上当該サービス券が印刷されたか否かを示す印刷フラグを有しており、前記印刷制限設定手段は、前記印刷フラグが印刷されたことを示している場合に、前記サービス券を印刷不可能とする制限を設定する。これによれば、ファイル生成装置は、サービス券に予め印刷制限回数を設定する。また、サービス券が当該印刷制限回数印刷されると、印刷フラグが変更される。具体的に、初期状態で印刷フラグは「ON」であり、サービス券が印刷制限回数印刷されると印刷フラグは「OFF」に変更される。そして、ファイル生成装置は、印刷フラグが、印刷制限回数以上にサービス券が印刷されたことを示している場合に、当該サービス券の印刷を不可能とする制限を設定する。これによれば、利用者は、利用者端末を使用して印刷制限回数以上サービス券を設定することができなくなる。よって、利用者によるサービス券の不正使用を防止することができる。
上記ファイル生成装置の他の一態様では、前記サービス券は、当該サービス券を印刷するための印刷ボタンをさらに有しており、前記印刷制限設定手段は、前記印刷フラグが印刷されたことを示している場合に、前記サービス券から前記印刷ボタンを削除する制限を設定する。これによれば、サービス券は、当該サービス券を印刷するための印刷ボタンと、当該サービス券が印刷制限回数以上印刷されたか否かを示す印刷フラグとを有しており、ファイル生成装置は、印刷フラグが、予め設定した印刷制限回数以上当該サービス券が印刷されたことを示している場合に、前記サービス券から前記印刷ボタンを削除する。これによれば、利用者は、利用者端末を使用してサービス券の印刷を行うことができなくなる。
上記ファイル生成装置の他の一態様では、前記印刷制限設定手段は、前記印刷フラグが印刷されたことを示している場合、次に当該サービス券を印刷する際、当該サービス券は無効である旨を印字する制限を設定する。これによれば、ファイル生成装置は、印刷フラグが、当該印刷制限回数以上にサービス券が印刷されたことを示している場合に、次に印刷したサービス券に「不可」や「バツ(×)印」といった当該サービス券は無効である旨の印字を行う。これによれば、利用者は、利用者端末を使用してサービス券の印刷を行ったとしても、無効である旨も同時に印刷されてしまうため、不正使用することができなくなる。
上記ファイル生成装置の他の一態様では、前記申込書は、前記申込書に入力された入力情報が送信されたか否かを示す送信フラグを有しており、前記印刷制限設定手段は、前記送信フラグが、前記入力情報が送信されたことを示している場合にのみ、前記サービス券を印刷可能とする制限を設定する。これによれば、申込書に入力された入力情報が送信されると、送信フラグが変更される。具体的に、初期状態で送信フラグは「OFF」であり、入力情報が所定のサーバ等に送信されると送信フラグは「ON」に変更される。そして、ファイル生成装置は、送信フラグが、入力情報が送信されたことを示している場合にのみ、サービス券を印刷可能とする制限を設定する。換言すると、送信フラグが、入力情報が送信されたことを示すまでサービス券を印刷することができない。これによれば、容易に、申込書への入力情報を送信するまで、サービス券を印刷できないようにすることができる。
上記ファイル生成装置のさらに他の一態様では、前記申込書は、前記入力情報を前記サーバへ送信するための送信ボタンをさらに有しており、前記送信フラグは、前記送信ボタンが押下されることにより、前記入力情報が送信されたことを示すものであって、前記印刷制限設定手段は、前記送信フラグが、前記入力情報が送信されたことを示している場合にのみ、前記サービス券の印刷ボタンを形成する制限を設定する。これによれば、申込書は、当該申込書を送信するための送信ボタンと、当該申込書への入力情報が送信されたか否かを示す送信フラグとを有しており、ファイル生成装置は、送信フラグが、申込書への入力情報が送信されたことを示している場合にのみ、サービス券に印刷ボタンを形成する。よって、利用者は、利用者端末を使用して申込書への入力情報を送信するまで、サービス券を印刷することができなくなる。また、これによれば、入力情報を受信した旨の信号等を所定のサーバから受信することなく、利用者端末の内部処理により当該入力情報を送信したか否かを認識することができる。
本発明の別の観点では、コンピュータにより実行されるプログラムであって、利用者を識別する利用者IDに対応付けて、前記利用者に関する属性情報を記憶する属性情報記憶手段、商品に関する商品情報を記憶する商品情報記憶手段、前記利用者が使用する利用者端末による入力が可能であって、所定の手続を行うための電子フォームを記憶するフォーム記憶手段、前記利用者IDに基づいて、前記属性情報記憶手段から前記属性情報を抽出する属性情報抽出手段、抽出した属性情報及び前記商品情報に基づいて、各利用者に対応する商品の広告を生成する広告生成手段、抽出した属性情報及び前記商品情報に基づいて、前記フォーム記憶手段から前記電子フォームを抽出するフォーム抽出手段、抽出した電子フォームに基づいて、所定の手続を行うための申込書を生成する申込書生成手段、抽出した属性情報及び前記商品情報に基づいて、各利用者に対応する前記商品のサービス券を生成するサービス券生成手段、生成した前記サービス券に印刷制限を設定する印刷制限設定手段、前記広告、前記申込書及び前記サービス券を有する電子フォームファイルを生成するファイル生成手段、として前記コンピュータを機能させる。
上記配信プログラムをコンピュータにより実行することにより、上述のファイル生成装置を実現することができる。また、上述のファイル生成装置の各態様も同様に実現することができる。
本発明のさらに別の観点では、各利用者に対応する商品の広告、所定の手続を行うための申込書及びサービス券を有する電子フォームファイルであって、前記サービス券は印刷制限が設定されている。このような電子フォームファイルによれば、情報配信と情報返信を同時に行えると共に、クライアント環境で閲覧、入力操作を行うことができる。よって、電子フォームファイルにより、利用者端末の使用環境に関わらず、ファイル生成装置は、情報の配信及び返信を容易且つ効率的に行うことができる。さらに、情報の配信及び返信の処理は利用者端末側で行うことができるため、サーバの処理負荷を軽減することができる。換言すると、利用者は、利用者端末において、即ちローカル環境で情報の閲覧や電子フォームへの入力を行うことができる。また、利用者は、利用者端末において配信された情報の保存及び削除を任意に行うことができる。さらに、電子フォームファイルに含まれるサービス券に対し、予印刷制限が設定されている。これによれば、サービス券が電子媒体で配信された場合であっても、印刷制限により、利用者によるサービス券の不正利用を防止することができる。
上記電子フォームファイルの一態様では、前記サービス券は、予め設定された印刷制限回数以上当該サービス券が印刷されたか否かを示す印刷フラグを有しており、前記印刷フラグが印刷されたことを示している場合に、前記サービス券を印刷不可能とする制限が設定されている。これによれば、利用者は、利用者端末を使用して印刷制限回数以上サービス券を設定することができなくなる。よって、利用者によるサービス券の不正使用を防止することができる。
上記電子フォームファイルの他の一態様では、前記サービス券は、当該サービス券を印刷するための印刷ボタンをさらに有しており、前記印刷フラグが印刷されたことを示している場合に、前記サービス券から前記印刷ボタンを削除する制限が設定されている。これによれば、利用者は、印刷ボタンがないため、利用者端末を使用してサービス券の印刷を行うことができなくなる。
上記電子フォームファイルの他の一態様では、前記サービス券は、前記印刷フラグが印刷されたことを示している場合、次に当該サービス券を印刷する際、当該サービス券は無効である旨を印字する制限が設定されている。これによれば、利用者は、利用者端末を使用してサービス券の印刷を行ったとしても、無効である旨も同時に印刷されてしまうため、不正使用することができなくなる。
上記電子フォームファイルの他の一態様では、前記申込書は、前記申込書に入力された入力情報が送信されたか否かを示す送信フラグを有しており、前記サービス券は、前記送信フラグが、前記入力情報が送信されたことを示している場合にのみ、前記サービス券を印刷可能とする制限が設定されている。これによれば、容易に、申込書への入力情報を送信するまで、サービス券を印刷できないようにすることができる。
上記電子フォームファイルのさらに他の一態様では、前記申込書は、前記入力情報を前記サーバへ送信するための送信ボタンをさらに有しており、前記送信フラグは、前記送信ボタンが押下されることにより前記入力情報が送信されたことを示すものであって、前記サービス券は、前記送信フラグが、前記入力情報が送信されたことを示している場合にのみ、前記サービス券の印刷ボタンを形成する制限が設定されている。これによれば、利用者は、利用者端末を使用して申込書への入力情報を送信するまで、サービス券を印刷することができなくなる。また、これによれば、入力情報を受信した旨の信号等を所定のサーバから受信することなく、利用者端末の内部処理により当該入力情報を送信したか否かを認識することができる。
本発明によれば、印刷制限が設定されたサービス券を含む電子フォームファイルを生成することで、インターネットを利用して、安全且つ効率的にサービス券を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。
[システム構成]
図1に、本発明の実施形態にかかるファイル生成システムの概略構成を示す。図1に示すファイル生成システム100においては、利用者が使用する利用者端末3と、サーバ5とがネットワーク2を介して通信可能に接続されている。ネットワーク2の好適な例はインターネットである。
利用者端末3は、利用者が使用する端末装置であって、個人や企業が所有するパーソナルコンピュータや携帯型端末装置等とすることができる。なお、利用者端末3には、後述する広告、申込書及びサービス券を閲覧したり、申込書に入力したりするためのブラウザソフトが実装されているものとする。
サーバ5は、各利用者にそれぞれ対応する広告、申込書及びサービス券から構成される電子フォームファイルを生成するものであり、属性情報データベース(以下、「DB」と呼ぶ。)6、履歴情報DB7、商品情報DB8及びフォームDB9に接続されている。属性情報DB6は、各利用者を識別する利用者IDをキーとして、対応する利用者の氏名や生年月日といった個人情報を属性情報として記憶している。履歴情報DB7は、各利用者を識別する利用者IDをキーとして、対応する利用者が今までに購入した商品の情報や購入日時等を履歴情報として記憶している。商品情報DB8は、各商品を識別する商品IDをキーとして、対応する商品の画像データや説明等を商品情報として記憶している。フォームDB9は、所定の手続に対応する電子フォームを識別するフォームIDをキーとして、電子フォームのデータを記憶している。ここで、電子フォームとは、個別の手続単位毎に展開される電子帳票であり、静的な画面デザインに入力可能な項目が配されたものである。なお、電子フォームは、例えばXML(eXtensible Markup Language)データ等により構成することができる。
まず、図2及び図3を参照して、本システムにおける電子フォームファイルの生成方法の概要を述べておく。図2は、電子フォームファイルを構成する広告、申込書及びサービス券の例である。図3は、ファイル生成処理が各種DBに基づいて各利用者に個別の電子フォームファイルを生成する方法を説明する図である。
サーバ5が生成する電子フォームファイルは、図2に示すように、広告、申込書及びサービス券から構成されている。サーバ5は、各利用者に対応する電子フォームファイルを生成すると、ネットワーク2を介して、利用者端末3に送信する。電子フォームファイルを受信した利用者端末3は、所定のブラウザにより、電子フォームファイルに含まれる広告、申込書及びサービス券を画面上で表示することができる。
なお、本実施形態では、利用者端末3は受信した電子フォームファイルにより画面を表示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、利用者端末3は電子フォームファイルを電子メールの添付情報として受信することとしてもよい。
電子フォームファイルを構成する広告とは、利用者の氏名と、各利用者に対応する商品に関する情報A乃至Cとが掲載されている。具体的に、本実施形態において各利用者に対応する商品とは、利用者の今までの購入履歴に基づいて特定された、当該利用者が興味のあるジャンルの商品のことである。また、商品に関する情報とは、商品の画像データや商品を説明するテキストデータ等である。
電子フォームファイルを構成する申込書とは、所定の手続に対応する電子フォームである。具体的に、本実施形態において所定の手続とは、広告に掲載された商品の購入申込等である。また、申込書は、複数の項目から構成されており、利用者端末3は、各項目に商品名や購入個数等の情報を入力するものとする。そして、利用者端末3は、申込書に設けられた送信ボタンを押下することで、当該申込書の項目に入力した入力情報をサーバ5へ送信する。また、利用者端末3は、項目に情報を入力した後、申込書に設けられた印刷ボタンを押下することで、所定の情報が入力された申込書を紙媒体に印刷することができる。なお、本実施形態では、広告に掲載された商品のジャンルによって、申込書が異なるものとする。
電子フォームファイルを構成するサービス券とは、商品のクーポン券、割引券、金券、招待券等を含むものである。具体的に、本実施形態においてサービス券とは、図示のように、バーコードが印刷されたクーポン券であり、何度も使用できるように複数ブロックから構成されている。ここで、バーコードには、利用者を識別する利用者IDの情報が含まれているものとする。また、利用者端末3は、サービス券に設けられた印刷ボタンを押下することで、サービス券を紙媒体に印刷することができる。利用者は、紙媒体に印刷したサービス券を所定の店等で利用する。なお、詳細は後述するが、サービス券には印刷制限が設定されているため、利用者端末3は設定された印刷制限回数の範囲内でのみ当該サービス券を紙媒体に印刷することができる。
なお、電子フォームファイルを構成する広告、申込書及びサービス券は、具体的にPDF(Portable Document Format)等により生成されている。また、広告、申込書及びサービス券は、広告、申込書及びサービス券に設けられた送信ボタンや印刷ボタンを押下することにより、利用者端末3において、各ボタンに応じた処理が行われるように設定されている。
次に、サーバ5がファイル生成処理により各種DB6乃至9を参照して、各利用者にそれぞれ個別の電子フォームファイルを生成する方法について説明する。
サーバ5に接続された属性情報DB6は、図3に示すように、利用者IDをキーとして、利用者の氏名、生年月日、パスワード等の基礎情報を属性情報として記憶している。また、履歴情報DB7は、利用者IDをキーとして、利用者の購入履歴、ポイント情報等を履歴情報として記憶している。また、商品情報DB8は、商品IDをキーとして、商品の画像データといったデジタル部品を商品情報として記憶している。また、フォームDB9は、電子フォームを識別するフォームIDをキーとして、各種手続に対応する申込書のフォームデータを記憶している。
ファイル生成処理においてサーバ5は、図3に示すように、属性情報DB6に記憶された属性情報と、履歴情報DB7に記憶された履歴情報と、商品情報DB8に記憶された商品情報と、フォームDB9に記憶されたフォームデータとに基づいて、各利用者にそれぞれ個別の広告、申込書及びサービス券から構成された電子フォームファイルを生成する。
具体的に、サーバ5は、特定の利用者IDに基づいて、属性情報DB6及び履歴情報DB7から属性情報及び履歴情報を抽出する。そして、サーバ5は、履歴情報に基づいて、利用者が今まで購入した商品のジャンルを特定する。さらに、サーバ5は、商品情報DB8から、特定したジャンルの商品に関する画像データを抽出する。そして、サーバ5は、属性情報から利用者の氏名を特定し、特定した氏名と、抽出した画像データとに基づいて、広告を生成する。なお、広告に掲載される商品は、各利用者の嗜好や今までの購入状況によって異なるため、広告の枚数も各利用者によって異なる。
また、サーバ5は、広告を生成するために特定した商品に基づいて、フォームDB9から、広告に掲載された商品の購入に対応する電子フォームのフォームデータを抽出する。そして、サーバ5は、抽出したフォームデータにより、申込書を生成する。
また、サーバ5は、履歴情報に基づいて、広告を生成するために特定した商品の割引率を設定する。例えば、利用者が今までに商品をたくさん購入している場合には割引率を高くし、利用者が今までにあまり商品を購入していない場合には割引率を低く設定する。そして、サーバ5は、設定した割引率が印字されたサービス券を生成する。さらに、サーバ5は、利用者によるサービス券の不正利用を防止するため、生成したサービス券に印刷制限を設定する。なお、サーバ5は、利用者を識別する利用者IDの情報をバーコードとしてサービス券に印字している。これによれば、利用者がサービス券を使用する際に、バーコードを読み取ることで、当該サービス券をどの利用者が使用したか容易に特定することができる。
そして、サーバ5は、生成した広告、申込書及びサービス券から構成される電子フォームファイルを生成する。このとき、サーバ5は、属性情報からパスワードを抽出し、当該パスワード及び利用者IDを生成した電子フォームファイルに設定する。これにより、電子フォームファイルは、利用者ID及びパスワードを知っている者のみが閲覧可能となるため、セキュリティを強化することができる。
このようにして生成された電子フォームファイルは、図示のように、各利用者それぞれに個別のものである。換言すると、電子フォームファイルに含まれる広告、申込書及びサービス券は、各利用者の購入履歴や嗜好に沿った個別のものとなっている。
[サービス券]
次に、図4及び図5を参照して、サービス券について詳細に説明する。図4は、サービス券の内部構成を示す。図5は、予め設定された印刷制限回数を越えて印刷した場合におけるサービス券の例である。
サーバ5が生成するサービス券は、図4に示すように、制限プログラム50、印刷フラグ51、印刷確認機能52、印刷フラグ変更機能53及び印刷制限機能54から構成されている。なお、各機能は、電子フォームファイルを受信した利用者端末3が有するCPUが予め用意されたプログラムを実行することにより実現される。
制限プログラム50は、予め設定された印刷制限回数を越えてサービス券が印刷されることを防止するための制限を実行するプログラムである。なお、本実施形態では、予め設定された印刷制限回数を1回とするが、本発明はこれに限定されるものではなく、印刷制限回数は任意に設定することが可能である。
印刷フラグ51は、サービス券が印刷されたか否かを示すフラグである。具体的に、印刷フラグ51の初期状態は「OFF」である。即ち、サービス券が印刷されるまでの間、印刷フラグは「OFF」である。一方、サービス券が印刷された場合、印刷フラグは「ON」となる。
印刷確認機能52は、サービス券の印刷要求を受信した場合に、印刷フラグ51により、サービス券が既に印刷されたか否かを確認する機能である。
印刷フラグ変更機能53は、初めてサービス券が印刷された場合に、印刷フラグ51を「OFF」から「ON」に変更する機能である。
印刷制限機能54は、印刷フラグ確認機能52が、サービス券が既に印刷されたことを確認した場合に、当該サービス券が予め設定された印刷制限回数を越えて印刷されることを防止するため、種々の制限を実行する機能である。具体的に、印刷制限機能54は、印刷ボタン削除機能及び不可印字機能を有している。印刷ボタン削除機能は、図5(a)に示すように、サービス券に設けられた印刷ボタンを削除する機能である。このように、印刷ボタンを削除することで、利用者端末3によりサービス券を印刷することができなくなる。よって、既に印刷したサービス券を何度も印刷して利用するといった不正行為を防止することができる。
一方、不可印字機能は、図5(b)に示すように、印刷制限回数を越えてサービス券を印刷した際、当該サービス券に大きく「印刷不可」と印字する機能である。また、不可印字機能は、図5(c)に示すように、印刷制限回数を越えてサービス券を印刷した際、当該サービス券を構成する各ブロックにそれぞれ「不可」と印字する機能である。このように、印刷できない旨の印字を行うことで、既に印刷したサービス券が何度も印刷して利用するといった不正行為を防止することができる。
なお、本実施形態では、不可印字機能が「印刷不可」や「不可」といった文字列を印字することとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、サービス券が無効である旨を示すものであればバツ印(×)等任意の文字列や記号を適用することができる。
[サーバ]
次に、サーバ5について詳しく説明する。図6は、ファイル生成システム100における、特にサーバ5の内部構成を示す。図示のように、サーバ5は、ファイル生成プログラム101、属性情報抽出機能102、商品特定機能103、広告生成機能104、申込書生成機能105、サービス券生成機能106、印刷制限設定機能107、ファイル生成機能108及びパスワード設定機能109から構成されている。なお、各機能は、サーバ5が有するCPUが予め用意されたプログラムを実行することにより実現される。
ファイル生成プログラム101は、各利用者にそれぞれ対応する電子フォームファイルを生成するプログラムである。また、ファイル生成プログラム101は、生成したサービス券に印刷制限を設定するプログラムである。
属性情報抽出機能102は、電子フォームファイルを生成する利用者の利用者IDに基づいて、属性情報DB6から属性情報を抽出する機能である。ここで、図7を参照し、属性情報DB6について詳しく説明する。図7は、属性情報DB6のデータ構造を模式的に示す図である。属性情報DB6は、図示のように、利用者ID、氏名、生年月日及びパスワード等から構成されている。ここで、パスワードとは、予め利用者が設定するものであり、原則として利用者本人しか知り得ない情報であるものとする。
商品特定機能103は、利用者の購入履歴や嗜好に基づいて、当該利用者にとって興味があり、広告として掲載する商品を特定する機能である。商品特定機能103は、履歴情報抽出機能及び商品情報抽出機能を有している。
履歴情報抽出機能は、電子フォームファイルを生成する利用者の利用者IDに基づいて、履歴情報DB7から履歴情報を抽出する機能である。ここで、図8を参照し、履歴情報DB7について詳しく説明する。図8は、履歴情報DB7のデータ構造を模式的に示す図である。履歴情報DB7は、図示のように、利用者ID、購入日時、商品ID及びジャンル等から構成されている。ここで、商品IDとは、利用者が過去に購入した商品を識別する情報であり、購入日時とは、当該商品を購入した日付及び時刻の情報である。また、ジャンルとは、商品に関連するジャンルのことであり、本実施形態では例えば「健康」、「旅行」、「グルメ」などが挙げられる。
商品特定機能103は、具体的に、履歴情報抽出機能が抽出した履歴情報に基づいて、利用者が過去に購入した商品のジャンルを確認し、最も多いジャンルを特定する。そして、商品特定機能は、最も多いジャンルを、利用者が最も興味のあるジャンルであると擬制する。
商品情報抽出機能は、商品特定機能103が特定したジャンルに基づいて、商品情報DB8から商品情報を抽出する。ここで、図9を参照し、商品情報DB8について詳しく説明する。図9は、商品DB8のデータ構造を模式的に示す図である。商品情報DB8は、図示のように、商品ID、画像データ及びジャンル等から構成されている。ここで、画像データとは、商品を紹介するための画像データである。商品情報抽出機能は、商品特定機能103が特定したジャンルが「健康」の場合、商品情報DB8からジャンルが「健康」である商品の画像データ等を商品情報として抽出する。
広告生成機能104は、商品特定機能103の商品情報抽出機能が抽出した商品情報に基づいて、広告を生成する機能である。これによれば、今まで利用者が購入した商品のジャンルの中で「健康」が最も多い場合、広告生成機能104は、ジャンルが「健康」の商品を掲載した広告を生成する。つまり、利用者の嗜好にあった広告を生成することができる。なお、広告生成機能104は、属性情報抽出機能102が抽出した属性情報に含まれる氏名を広告に掲載することとしてもよい。
申込書生成機能105は、商品特定機能103が特定したジャンルに基づいて、当該ジャンルの商品に対応する申込書を生成する機能である。申込書生成機能105は、フォーム抽出機能を有している。フォーム抽出機能は、商品特定機能103が特定したジャンルに基づいて、フォームDB9からフォームデータを抽出する機能である。ここで、図10を参照し、フォームDB9について詳しく説明する。図10は、フォームDB9のデータ構造を模式的に示す図である。フォームDB9は、図示のように、フォームID、フォームデータ及びジャンルから構成されている。本実施形態では、商品のジャンルにより、当該商品を購入するために必要な申込書が異なるものとする。ここで、フォームデータとは、申込書の元になる電子フォームのデータのことである。申込書生成機能105は、フォーム抽出機能が抽出したフォームデータに基づいて申込書を生成する。
サービス券生成機能106は、商品特定機能103が有する履歴情報抽出機能が抽出した履歴情報に基づいて割引率を設定し、当該割引率が印刷されたサービス券を生成する機能である。
印刷制限設定機能107は、サービス券生成機能105が生成したサービス券に印刷制限を設定する機能である。
ファイル生成機能108は、広告生成機能104、申込書生成機能105及びクーポン券生成機能106が生成した広告、申込書及び印刷制限が設定されたクーポン券に基づいて、各利用者に個別の電子フォームファイルを生成する機能である。
パスワード設定機能109は、属性情報抽出機能が抽出した属性情報に含まれるパスワードと、利用者IDとに基づいて、ファイル生成機能108が生成した電子フォームファイルにIDとパスワードを設定する機能である。
[ファイル生成処理]
次に、ファイル生成システム100により実行されるファイル生成処理について説明する。図11は、ファイル生成処理のフローチャートである。サーバ5は、特定の利用者に対応する電子フォームファイルを生成する場合、当該利用者の利用者IDに基づいて、属性情報DB6から属性情報を抽出する(ステップS1)。また、サーバ5は、当該利用者の利用者IDに基づいて、履歴情報DB7から履歴情報を抽出する(ステップS2)。そして、サーバ5は、抽出した履歴情報に基づいて、広告に掲載する商品のジャンルを特定する(ステップS3)。具体的に、サーバ5は、履歴情報に基づいて、利用者が今まで購入した商品のジャンルの中で最も多いジャンルを特定し、特定したジャンルの商品が、利用者にとって興味のあるものと擬制する。よって、サーバ5は、利用者にとって興味のあるジャンルの商品を、広告に掲載する商品として特定する。そして、サーバ5は、特定したジャンルに基づいて、商品情報DB8から商品情報を抽出する(ステップS4)。具体的に、商品情報とは、特定したジャンルの商品の画像データ等である。さらに、サーバ5は、抽出した商品情報に基づいて、利用者にとって興味のある商品が掲載された広告を生成する(ステップS5)。
なお、サーバ5は、広告を生成する際、抽出した属性情報に含まれる利用者の氏名を商品の画像データ等と共に広告に掲載することとしてもよい。
また、サーバ5は、特定したジャンルに基づいて、フォームDB9からフォームデータを抽出する(ステップS6)。ここで、抽出されるフォームデータは、特定したジャンルの商品を購入するために必要な申込書の元データである。そこで、サーバ5は、抽出したフォームデータに基づいて申込書を生成する(ステップS7)。
さらに、サーバ5は、抽出した履歴情報に基づいて、利用者に対する商品の割引率を設定する。そして、サーバ5は、設定した割引率が掲載された複数ブロックから構成されるサービス券を生成する(ステップS8)。なお、サーバ5は、サービス券を生成する際、利用者IDの情報をバーコードとしてサービス券に掲載することとしてもよい。また、サーバ5は、生成したサービス券に対して印刷制限を設定する(ステップS9)。具体的に、サーバ5は、サービス券に対して印刷制限回数を設定する。さらに、サーバ5は、サービス券に対して当該印刷制限回数を越えて印刷要求を行った場合に、印字ボタンの削除や不可印字を行う制限を設定する。
そして、サーバ5は、生成した広告、申込書及びサービス券に基づいて、利用者に対応する電子フォームファイルを生成する(ステップS10)。さらに、サーバ5は、生成した電子フォームファイルに対して、利用者ID及び属性情報に含まれるパスワードを設定する(ステップS11)。このようにして、サーバ5は、ファイル生成処理を完了する。これにより、サーバ5は、生成した電子フォームファイルを、ネットワーク2を利用して、利用者端末3に画面表示させたり、電子メールに添付して利用者端末3に送付したりすることができる。
なお、本実施形態では、属性情報を記憶した属性情報DB6と、履歴情報を記憶した履歴情報DB7とを別々の構成としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、属性情報DB6が利用者IDをキーとして属性情報及び履歴情報を記憶していることとしてもよい。
また、本実施形態では、本発明を広告、申込書及びサービス券を構成要素とする電子フォームファイルに適用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、各種クーポン券の発行、ポイント交換、通信販売、金融のステートメント配信等に関する電子フォームファイルに適用することができる。つまり、本発明は、電子媒体で配信すると複数枚印刷して利用者が不正使用する可能性が高いものを含む電子フォームファイルに適用することができる。
また、本実施形態では、履歴情報に基づいて商品のジャンルを特定し、特定したジャンルに基づいて広告に掲載する商品や申込書を特定することとしている。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、広告に掲載する商品や申込書の特定方法は任意に設定することができる。また、広告に掲載する情報も商品の画像データ等に限らず任意に設定することができる。
また、本実施形態では、サービス券に印刷されたバーコードは、利用者IDの情報を有することとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、サービス券に印刷されたバーコードは、予め設定された印刷制限回数の情報等をさらに有することとしてもよい。
このように、本発明によれば、利用者個人の購入履歴、嗜好等の属性情報に基づいて、広告、各種申込書、サービス券等を個人用の電子フォームファイルとして生成することができる。この電子フォームファイルによれば、情報配信と情報返信を同時に行えると共に、クライアント環境で閲覧、入力操作を行うことができる。よって、電子フォームファイルにより、利用者端末3の使用環境に関わらず、サーバ5は、情報の配信及び返信を容易且つ効率的に行うことができる。さらに、情報の配信及び返信の処理は利用者端末側で行うことができるため、サーバ5の処理負荷を軽減することができる。換言すると、利用者は、利用者端末3において、即ちローカル環境で情報の閲覧や電子フォーム(申込書)への入力を行うことができる。また、利用者は、利用者端末3において配信された情報の保存及び削除を任意に行うことができる。
さらに、本発明によれば、利用者ID及びパスワードにより電子フォームファイルの閲覧制限を行っている。つまり、利用者本人以外の者による電子フォームファイルの閲覧を禁止し、セキュリティの強化を図っている。また、電子フォームファイルに含まれるサービス券に対し、予め設定された印刷制限回数を越えた場合の印刷制限を行っている。これによれば、サービス券が電子媒体で配信された場合であっても、予め設定された印刷制限回数を越えて印刷することができないため、利用者によるサービス券の不正利用を防止することができる。このように、本発明では、閲覧制限及び印刷制限を電子フォームファイル及びサービス券自体に設定しているため、印刷及び送信履歴を電子フォームファイル及びサービス券自体が管理することができる。よって、サーバ5のプログラムを簡素化することができる。
[変形例]
上記実施形態では、サービス券に設定された印刷制限は、印刷制限回数を越えた場合にのみ実行されることになっている。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、同じ電子フォームファイルに含まれる申込書に入力を行ない、入力情報をサーバ5に送信した場合にのみサービス券の印刷を可能とする印刷制限を実行することとしてもよい。
この場合、申込書は、当該申込書への入力情報がサーバ5へ送信されたか否かを示す送信フラグを有している。この送信フラグの初期状態は「OFF」である。そして、利用者端末3により申込書の各項目に所定の情報が入力され、申込書に設けられた送信ボタンが押下された場合に、送信フラグは「ON」となる。即ち、申込書の送信ボタン押下をトリガとして送信フラグは「OFF」から「ON」に変更される。
利用者端末3は、申込書が有する送信フラグが「ON」に変更されたタイミングで、図12に示すように、サービス券に印刷ボタンを形成する。つまり、初期状態のサービス券には印刷ボタンが設けられておらず、利用者はサービス券を印刷することはできない。換言すると、送信フラグが「ON」となった場合にのみ、サービス券に印刷ボタンが形成されるため、利用者は、申込書への入力内容をサーバ5へ送信した場合にのみ、当該サービス券の印刷をすることが可能となる。このように、本発明は、申込書への入力情報をサーバ5へ送信した場合にのみ、サービス券を印刷可能とするような印刷制限を、当該サービス券に設定することとしてもよい。
なお、本変形例では、申込書に設けられた送信ボタンの押下をトリガとして送信フラグが「ON」に変更されることとしているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、サーバ5が申込書への入力情報を受信した際に受信信号を利用者端末3に送信することとし、利用者端末3は、当該受信信号を受信したことをトリガとして送信フラグを「ON」に変更することとしてもよい。
本発明は、インターネットを利用して、安全且つ効率的にサービス券を提供することができる電子フォームファイルとして利用することができる。
本発明におけるファイル生成システムの概略構成を示す図である。 電子フォームファイルを構成する広告、申込書及びサービス券の例である。 各種DBに基づいて電子フォームファイルを生成する方法を説明する図である。 クーポン券の機能ブロック図である。 予め設定された印刷制限回数を越えて印刷した場合におけるサービス券の例である。 図1に示すファイル生成システムに含まれるサーバの機能ブロック図である。 個人情報DBのデータ構造を模式的に示す図である。 履歴情報DBのデータ構造を模式的に示す図である。 商品情報DBのデータ構造を模式的に示す図である。 フォームDBのデータ構造を模式的に示す図である。 本実施形態におけるファイル生成処理のフローチャートである。 サービス券に形成される印刷ボタンを説明する図である。
符号の説明
2…ネットワーク
3…利用者端末
5…サーバ
6…属性情報DB
7…履歴情報DB
8…商品情報DB
9…フォームDB

Claims (18)

  1. 利用者を識別する利用者IDに対応付けて、前記利用者に関する属性情報を記憶する属性情報記憶手段と、
    商品に関する商品情報を記憶する商品情報記憶手段と、
    前記利用者が使用する利用者端末による入力が可能であって、所定の手続を行うための電子フォームを記憶するフォーム記憶手段と、
    前記利用者IDに基づいて、前記属性情報記憶手段から前記属性情報を抽出する属性情報抽出手段と、
    抽出した属性情報及び前記商品情報に基づいて、各利用者に対応する商品の広告を生成する広告生成手段と、
    抽出した属性情報及び前記商品情報に基づいて、前記フォーム記憶手段から前記電子フォームを抽出するフォーム抽出手段と、
    抽出した電子フォームに基づいて、所定の手続を行うための申込書を生成する申込書生成手段と、
    抽出した属性情報及び前記商品情報に基づいて、各利用者に対応する前記商品のサービス券を生成するサービス券生成手段と、
    生成した前記サービス券に印刷制限を設定する印刷制限設定手段と、
    前記広告、前記申込書及び前記サービス券を有する電子フォームファイルを生成するファイル生成手段と、を備えることを特徴とするファイル生成装置。
  2. 前記サービス券は、予め設定された印刷制限回数以上当該サービス券が印刷されたか否かを示す印刷フラグを有しており、
    前記印刷制限設定手段は、前記印刷フラグが印刷されたことを示している場合に、前記サービス券を印刷不可能とする制限を設定することを特徴とする請求項1に記載のファイル生成装置。
  3. 前記サービス券は、当該サービス券を印刷するための印刷ボタンをさらに有しており、
    前記印刷制限設定手段は、前記印刷フラグが印刷されたことを示している場合に、前記サービス券から前記印刷ボタンを削除する制限を設定することを特徴とする請求項2に記載のファイル生成装置。
  4. 前記印刷制限設定手段は、前記印刷フラグが印刷されたことを示している場合、次に当該サービス券を印刷する際、当該サービス券は無効である旨を印字する制限を設定することを特徴とする請求項2に記載のファイル生成装置。
  5. 前記申込書は、前記申込書に入力された入力情報が送信されたか否かを示す送信フラグを有しており、
    前記印刷制限設定手段は、前記送信フラグが、前記入力情報が送信されたことを示している場合にのみ、前記サービス券を印刷可能とする制限を設定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のファイル生成装置。
  6. 前記申込書は、前記入力情報を前記サーバへ送信するための送信ボタンをさらに有しており、
    前記送信フラグは、前記送信ボタンが押下されることにより、前記入力情報が送信されたことを示すものであって、
    前記印刷制限設定手段は、前記送信フラグが、前記入力情報が送信されたことを示している場合にのみ、前記サービス券の印刷ボタンを形成する制限を設定することを特徴とする請求項5に記載のファイル生成装置。
  7. コンピュータにより実行されるプログラムであって、
    利用者を識別する利用者IDに対応付けて、前記利用者に関する属性情報を記憶する属性情報記憶手段、
    商品に関する商品情報を記憶する商品情報記憶手段、
    前記利用者が使用する利用者端末による入力が可能であって、所定の手続を行うための電子フォームを記憶するフォーム記憶手段、
    前記利用者IDに基づいて、前記属性情報記憶手段から前記属性情報を抽出する属性情報抽出手段、
    抽出した属性情報及び前記商品情報に基づいて、各利用者に対応する商品の広告を生成する広告生成手段、
    抽出した属性情報及び前記商品情報に基づいて、前記フォーム記憶手段から前記電子フォームを抽出するフォーム抽出手段、
    抽出した電子フォームに基づいて、所定の手続を行うための申込書を生成する申込書生成手段、
    抽出した属性情報及び前記商品情報に基づいて、各利用者に対応する前記商品のサービス券を生成するサービス券生成手段、
    生成した前記サービス券に印刷制限を設定する印刷制限設定手段、
    前記広告、前記申込書及び前記サービス券を有する電子フォームファイルを生成するファイル生成手段、として前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  8. 前記サービス券は、予め設定された印刷制限回数以上当該サービス券が印刷されたか否かを示す印刷フラグを有しており、
    前記印刷制限設定手段は、前記印刷フラグが印刷されたことを示している場合に、前記サービス券を印刷不可能とする制限を設定することを特徴とする請求項7に記載のプログラム。
  9. 前記サービス券は、当該サービス券を印刷するための印刷ボタンをさらに有しており、
    前記印刷制限設定手段は、前記印刷フラグが印刷されたことを示している場合に、前記サービス券から前記印刷ボタンを削除する制限を設定することを特徴とする請求項8に記載のプログラム。
  10. 前記印刷制限設定手段は、前記印刷フラグが印刷されたことを示している場合、次に当該サービス券を印刷する際、当該サービス券は無効である旨を印字する制限を設定することを特徴とする請求項8に記載のプログラム。
  11. 前記申込書は、前記申込書に入力された入力情報が送信されたか否かを示す送信フラグを有しており、
    前記印刷制限設定手段は、前記送信フラグが、前記入力情報が送信されたことを示している場合にのみ、前記サービス券を印刷可能とする制限を設定することを特徴とする請求項7乃至10のいずれか一項に記載のプログラム。
  12. 前記申込書は、前記入力情報を前記サーバへ送信するための送信ボタンをさらに有しており、
    前記送信フラグは、前記送信ボタンが押下されることにより、前記入力情報が送信されたことを示すものであって、
    前記印刷制限設定手段は、前記送信フラグが、前記入力情報が送信されたことを示している場合にのみ、前記サービス券の印刷ボタンを形成する制限を設定することを特徴とする請求項11に記載のプログラム。
  13. 各利用者に対応する商品の広告、所定の手続を行うための申込書及びサービス券を有する電子フォームファイルであって、
    前記サービス券は印刷制限が設定されていることを特徴とする電子フォームファイル。
  14. 前記サービス券は、予め設定された印刷制限回数以上当該サービス券が印刷されたか否かを示す印刷フラグを有しており、
    前記印刷フラグが印刷されたことを示している場合に、前記サービス券を印刷不可能とする制限が設定されていることを特徴とする請求項13に記載の電子フォームファイル。
  15. 前記サービス券は、当該サービス券を印刷するための印刷ボタンをさらに有しており、
    前記印刷フラグが印刷されたことを示している場合に、前記サービス券から前記印刷ボタンを削除する制限が設定されていることを特徴とする請求項14に記載の電子フォームファイル。
  16. 前記サービス券は、前記印刷フラグが印刷されたことを示している場合、次に当該サービス券を印刷する際、当該サービス券は無効である旨を印字する制限が設定されていることを特徴とする請求項14に記載の電子フォームファイル。
  17. 前記申込書は、前記申込書に入力された入力情報が送信されたか否かを示す送信フラグを有しており、
    前記サービス券は、前記送信フラグが、前記入力情報が送信されたことを示している場合にのみ、前記サービス券を印刷可能とする制限が設定されていることを特徴とする請求項13乃至16のいずれか一項に記載の電子フォームファイル。
  18. 前記申込書は、前記入力情報を前記サーバへ送信するための送信ボタンをさらに有しており、
    前記送信フラグは、前記送信ボタンが押下されることにより前記入力情報が送信されたことを示すものであって、
    前記サービス券は、前記送信フラグが、前記入力情報が送信されたことを示している場合にのみ、前記サービス券の印刷ボタンを形成する制限が設定されていることを特徴とする請求項17に記載の電子フォームファイル。
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