以下、情報提供装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態)
図1は、本実施の形態における情報提供装置1のブロック図である。
情報提供装置1は、商品識別情報格納部101、商品関連情報格納部102、識別情報受信部103、商品識別情報取得部104、商品関連情報取得部105、WEBページ生成部106、WEBページ送信部107、およびテンプレート情報格納部108を備えている。
商品識別情報格納部101には、商品を識別可能な情報である商品識別情報と、当該商品を利用可能な組織を識別可能な情報である組織識別情報と、当該組織内における商品の利用者を識別する情報であるユーザ識別情報とが対応付けられて格納され得る。ここで述べる商品とは、例えば、組織等において利用可能な商品である。商品とは、例えば、業務用途で利用されるソフトウェア(以下、業務ソフトと称す)である。業務ソフトは、例えば、財務会計ソフトや、販売管理ソフト、人事管理ソフト等である。商品は、業務ソフト以外の、ワードプロセッサ等の組織等で導入可能なソフトウェア等であっても良い。また、商品は、コピー機、コンピュータ、生産機械等のハードウェアであっても良い。また、ここでは、商品にはサービスも含まれると考えても良い。
商品識別情報は、商品を識別可能な情報であれば、どのような情報であっても良い。また、商品識別情報は、バージョン等が異なる商品を識別する情報であってもよい。商品識別情報は、例えば、商品名や、商品の製造番号や、商品の型番や、商品に対して指定された識別コード等であっても良い。また、商品のバージョン等を示す情報を含んでいてもよい。なお、商品識別情報格納部101に格納されている商品識別情報は、複数の商品識別情報を正規化した商品識別情報であってもよい。
組織識別情報は、商品を利用可能な組織を識別可能な情報であれば良い。組織とは、例えば、企業や団体等である。法人と考えても良い。「商品を利用可能な組織」とは、例えば商品を購入している、あるいは商品についての有償または無償の利用許諾やライセンスを受けている組織を意味する。「商品を利用可能な組織」を、商品の利用権限を有する組織と考えても良い。組織情報は、例えば、企業名等の組織の名称等であっても良いし、企業の証券コードや、銘柄コード、企業に対して指定された識別番号等であっても良い。
ユーザ識別情報は、組織内における商品の利用者が識別可能な情報であればどのような情報であっても良い。利用者とは、具体的には、組織を構成している個人あるいはグループである。「商品の利用者」とは、例えば、商品を実際に利用する、あるいは商品の利用権限を有する個人またはグループである。あるいは、商品の利用担当者や操作担当者等と考えても良い。ユーザ識別情報は、例えば、個人名やグループ名等の名称であっても良いし、利用者に対して指定された識別コードや、利用者のメールアドレス等であっても良い。また、組織が企業等であれば、利用者の社員番号や、部署名や役職名等であっても良い。
商品識別情報格納部101に格納されている商品識別情報と組織識別情報とユーザ識別情報との対応関係はどのように管理されていてもよい。例えば、商品識別情報と組織識別情報とユーザ識別情報とを、管理項目(フィールド)として有する一の管理情報を用いて管理されていても良い。この場合、管理情報の一のレコードを構成する商品識別情報と組織識別情報とユーザ識別情報とが対応付けられていることを示す。また、例えば、商品識別情報と組織識別情報とを管理項目として有する管理情報と、商品識別情報と組織識別情報とを管理項目として有する管理情報とを設け、組織識別情報の管理項目をリレーションさせて管理するようにしても良い。
商品識別情報格納部101に商品識別情報と組織識別情報とユーザ識別情報とが蓄積される過程等は問わない。例えば、通信回線等を介して送信された商品識別情報と組織識別情報とユーザ識別情報とが商品識別情報格納部101に蓄積されてもよい。また、入力デバイスを介して入力された商品識別情報と組織識別情報とユーザ識別情報とが商品識別情報格納部101に蓄積されてもよい。これらの情報は、例えば、商品の購入時や商品についての会員登録時等に、商品を利用する組織や利用者等から提出された情報である。
商品識別情報格納部101は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。また、商品識別情報格納部101は、複数の物理的な記録媒体等により構成されていても良い。例えば、商品識別情報と組織識別情報とユーザ識別情報とのそれぞれ、あるいはその一部が、異なる記録媒体に格納されても良い。
商品関連情報格納部102は、商品識別情報と、当該商品識別情報に対応する商品に関する情報である商品関連情報とが対応付けて格納され得る。商品関連情報とは、対応する商品識別情報が示す商品に関連する情報であればどのような情報であっても良い。商品関連情報は、テキストデータやHTML形式やXML形式のデータ等の文字列により構成されるデータであっても良いし、静止画や動画像等の画像データであっても良い。また、実行ファイル等であっても良い。また、商品関連情報は、他のデータをリンク先や参照先に指定する情報を含む情報であっても良い。商品関連情報は、例えば、商品のサポート情報や、商品のバージョンアップ情報である。サポート情報は、例えば、商品の操作方法や仕様についての情報やトラブル解決等に利用される情報等である。バージョンアップ情報は、バージョンアップが必要であることを通知する情報であっても良いし、バージョンアップに用いられるアップデータや、そのアップデータの格納先を示すURL等のアドレス情報を含むリンク情報等であっても良い。また、商品がソフトウェア等である場合、商品関連情報は、商品に追加する機能等を提供するいわゆるアドオン等の追加プログラム等の提供を示す情報であっても良い。また、商品関連情報は、商品に直接関連している情報でなくても良く、商品に間接的に関連している情報であっても良い。例えば商品関連情報は、商品を提供する企業等に関連する情報であっても良い。
商品関連情報格納部102に格納されている商品識別情報と商品関連情報との対応関係はどのように管理されていてもよい。例えば、商品識別情報と商品関連情報とを、管理項目(フィールド)として有する一の管理情報を用いて管理されていても良い。この場合、管理情報の一のレコードを構成する商品識別情報と商品関連情報とが対応付けられていることを示す。なお、商品識別情報と商品関連情報との対応関係は一対一であってもよいし、一対多や多対一であっても良い。
商品関連情報格納部102に商品識別情報と商品関連情報とが蓄積される過程等は問わない。例えば、通信回線等を介して送信された商品識別情報と商品関連情報とが商品関連情報格納部102に蓄積されてもよい。また、入力デバイスを介して入力された商品識別情報と商品関連情報とが商品関連情報格納部102に蓄積されてもよい。これらの情報は、例えば、商品の提供者等が提供する情報であり、商品の提供者等により蓄積される。
なお、商品関連情報格納部102には、商品識別情報と対応付けられていない商品関連情報が格納されていても良い。例えば、対応する商品識別情報の管理項目が空欄である商品関連情報、あるいは対応する商品識別情報の管理項目の値として、商品識別情報の指定が無いことを示す値、例えば、「指定無し」や'NULL'(空)等が入力されている商品関連情報が格納されていても良い。商品関連情報格納部102は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
識別情報受信部103は、組織識別情報と、ユーザ識別情報とを受信する。例えば、インターネット等のネットワークや通信回線等を介して送信される組織識別情報とユーザ識別情報との組を受信する。なお、情報提供装置1において認証処理等が行われる場合、識別情報受信部103が受信する組織識別情報とユーザ識別情報は、例えば、認証処理に利用される組織識別情報やユーザ識別情報等であっても良い。また、識別情報受信部103は、結果的に、組織識別情報とユーザ識別情報とを取得可能な情報を受信した場合に、組織識別情報と、ユーザ識別情報とを受信したことと考えるようにしても良い。例えば、識別情報受信部103は、組織識別情報とユーザ識別情報とを組み合わせて構成された識別情報等を受信しても良い。例えば、組織識別情報を構成する文字列の前後等に、ユーザ識別情報を構成する文字列を配列して構成された識別情報等を受信しても良い。
なお、識別情報受信部103は、組織識別情報とユーザ識別情報とのうちの、組織識別情報だけを受信しても良い。
また、識別情報受信部103は、組織識別情報とユーザ識別情報とともに、これらの識別情報の送信元の装置等から送信される、送信元を特定可能な情報、例えば送信元のアドレス情報等を受信しても良い。送信元のアドレス情報は、例えば送信元のIPアドレス等である。通常、インターネット等を介して情報を送信する場合、送信元のIPアドレス等の情報が、送信される情報のヘッダ等に付加されるため、識別情報受信部103は、ヘッダ等を受信することで、結果的に送信元を特定可能な情報を受信して取得することが可能である。識別情報受信部103は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
商品識別情報取得部104は、識別情報受信部103が受信した組織識別情報とユーザ識別情報とに対応する商品識別情報を、商品識別情報格納部101から取得する。具体的には、商品識別情報取得部104は、各商品識別情報と対応付けられて商品識別情報格納部101に格納されている組織識別情報とユーザ識別情報との組合せの中から、識別情報受信部103が受信した組織識別情報とユーザ識別情報との組合せに一致する一以上の組合せを検索し、検索により検出された組織識別情報とユーザ識別情報との組合せに対応付けられた一以上の商品識別情報を取得する。ここで述べる一致は、通常は完全一致であるが、部分一致であっても良い。
また、商品識別情報取得部104は、識別情報受信部103が組織識別情報のみを受信した場合、当該組織識別情報に対応した全ての商品識別情報を、商品識別情報格納部101から取得するようにしても良い。具体的には、商品識別情報取得部104は、各商品識別情報と対応付けられて商品識別情報格納部101に格納されている組織識別情報の中から、識別情報受信部103が受信した組織識別情報と一致するものを検索し、検索により検出された組織識別情報に対応付けられた一以上の商品識別情報を取得する。ただし、ここで述べる組織識別情報のみとは、組織識別情報とユーザ識別情報とのうちの、組織識別情報のみを意味するものであり、ユーザ識別情報以外の他の情報等を受け付けたか否かを問うものではない。また、ここで述べる一致は、通常は完全一致であるが、部分一致であっても良い。
商品識別情報取得部104は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。商品識別情報取得部104の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
商品関連情報取得部105は、商品識別情報取得部104が取得した商品識別情報に対応する商品関連情報を、商品関連情報格納部102から取得する。具体的には、商品関連情報取得部105は、商品関連情報と対応付けて商品関連情報格納部102に格納されている商品識別情報の中から、商品識別情報取得部104が取得した商品識別情報と一致する商品識別情報を検索し、この検索により検出された商品識別情報に対応付けられた商品識別情報を商品関連情報格納部102から取得する。ここで述べる一致は、通常は完全一致であるが、部分一致であっても良い。
また、商品関連情報取得部105は、商品関連情報格納部102に格納されている商品関連情報のうちの、対応する商品識別情報が無い商品関連情報を更に取得するようにしてもよい。対応する商品識別情報が無い商品関連情報とは、例えば、上述したように、商品識別情報と対応付けられていない商品関連情報と考えて良い。商品関連情報取得部105は、例えば、対応する商品識別情報の管理項目が空欄である商品関連情報や、あるいは対応する商品識別情報の管理項目の値として、商品識別情報の指定が無いことを示す値、例えば、「指定無し」等が入力されている商品関連情報を検索により取得しても良い。商品関連情報格納部102は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
商品関連情報取得部105は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。商品関連情報取得部105の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
WEBページ生成部106は、商品関連情報取得部105が取得した商品関連情報を用いてWEBページを生成する。ここで述べるWEBページとは、WEBページの情報を意味すると考えても良い。例えば、WEBページ生成部106は、商品関連情報取得部105が取得した商品関連情報を、予め用意したWEBページを作成するためのWEBページのテンプレート情報内の、予め指定された位置に配置することで、動的にWEBページを生成する。WEBページ生成部106は、例えば、テンプレートとなるHTML形式等のデータ内に、商品関連情報を指定する情報、例えば商品識別情報の管理項目名(フィールド名)等を配置しておくようにし、当該商品関連情報を指定する情報を、商品関連情報取得部105により商品関連情報格納部102から取得された商品関連情報で置き換えて配置、あるいはその近傍に配置すること等により、WEBページを生成する。ここで述べる配置は、商品関連情報自身を配置することであっても良いし、商品関連情報を参照するリンク情報の配置であっても良い。なお、このように、テンプレート情報等を用いて、データベース等からの検索結果に応じたWEBページを作成する技術は、データベース連動型の動的なWEBページを作成する技術等として公知であるので、詳細な説明は省略する。また、WEBページ生成部106は、例えば、商品関連情報がHTML形式の情報のように単独でWEBページとしてブラウザ等で表示可能な情報である場合、商品関連情報取得部105が取得した一以上の商品関連情報を結合してWEBページを作成してもよい。例えば、複数の商品関連情報のHTMLファイルの<BODY>タグの内容を、一の商品関連情報のWEBページの<BODY>タグ内にマージしたHTMLファイルを作成しても良い。
また、WEBページ生成部106は、商品関連情報取得部105が取得した商品関連情報のうちの、対応する商品識別情報が無い商品関連情報が、他の商品関連情報に対して識別可能となるようなWEBページを生成するようにしても良い。他の商品関連情報とは、商品関連情報取得部105が取得した、商品識別情報に対応する商品関連情報である。他の商品関連情報は、具体的には、識別情報受信部103が受信した組織識別情報とユーザ識別情報との組合せに応じて商品識別情報取得部104が取得した商品識別情報に対応する商品関連情報や、識別情報受信部103が受信した組織識別情報のみに応じて商品識別情報取得部104が取得した商品識別情報に対応する商品関連情報である。「識別可能となる」とは、例えば視覚的あるいは聴覚的に識別可能であることを意味する。例えば、作成されるWEBページ内に配置される商品関連情報、あるいはその近傍領域等が、他の領域と異なる表示属性で表示されるようにすることである。表示属性とは、例えば、文字色や、フォントや、背景色や、点線や網掛け等のパターン等が異なるように表示することである。なお、表示属性等は、例えば、生成されるWEBページのタグの表示属性等を指定することで設定すればよい。また、例えば予め、WEBページのテンプレート情報等の、商品関連情報が配置される部分等に、表示属性を指定しておくようにしても良い。
WEBページ生成部106は、さらに、識別情報受信部103が受信した組織識別情報とユーザ識別情報との組合せに応じて商品識別情報取得部104が取得した商品識別情報に対応する商品関連情報と、識別情報受信部103が受信した組織識別情報のみに応じて商品識別情報取得部104が取得した商品識別情報に対応する商品関連情報とが識別可能となるようなWEBページを生成するようにしても良い。
なお、WEBページを生成する際に、WEBページ内に、上記以外の情報等を加えて良いことは言うまでもない。例えば、識別情報受信部103が受信した組織識別情報やユーザ識別情報等に応じて、図示しない商品の顧客を管理するデータベース等から読み出した組織名やユーザ名等を配置したWEBページを生成しても良い。
また、WEBページ生成部106が生成するWEBページは、HTML形式等のマークアップ言語等により構成されるものに限るものではなく、例えば、WEBブラウザ上や専用のアプリケーション実行環境上で動作可能なアプリケーションソフトウェアの情報等であっても良い。
WEBページ生成部106は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。WEBページ生成部106の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
WEBページ送信部107は、WEBページ生成部106が生成したWEBページを送信する。WEBページ送信部107は、通常は、識別情報受信部103が受信した組織識別情報とユーザ識別情報との送信元、あるいは組織識別情報の送信元に対してWEBページを送信する。ただし、WEBページを予め指定された送信先に送信するようにしても良い。WEBページ送信部107は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
テンプレート情報格納部108には、テンプレート情報が格納され得る。テンプレート情報は、例えば、商品関連情報取得部105が取得した一以上の商品関連情報が配置され得るWEBページの情報である。例えば、テンプレート情報には、商品関連情報が配置される位置を示す情報が配置されている。商品関連情報が配置される位置を示す情報は、例えば、WEBページ内の商品関連情報が配置される位置に設けられた、商品関連情報を示す変数等の情報である。この変数等の情報が、WEBページ生成部106により商品関連情報取得部105が取得した商品関連情報で置き換えられること等によって、WEBページが生成される。テンプレート情報には、対応する商品識別情報が無い商品関連情報が配置される位置を示す情報と、対応する商品識別情報がある商品関連情報が配置される位置を示す情報とが、それぞれ設けられていてもよい。テンプレート情報は、配置される商品関連情報の表示属性を指定する情報を有していても良い。また、表示属性を指定する情報は、対応する商品識別情報が無い商品関連情報と、対応する商品識別情報がある商品関連情報とを、それぞれ異なる表示属性に指定する情報であってもよい。また、テンプレート情報には、識別情報受信部103が受信した組織識別情報とユーザ識別情報との組合せに応じて商品識別情報取得部104が取得した商品識別情報に対応する商品関連情報が配置される位置を示す情報と、識別情報受信部103が受信した組織識別情報のみに応じて商品識別情報取得部104が取得した商品識別情報に対応する商品関連情報が配置される位置を示す情報とが、それぞれ設けられていても良い。この場合、上述した表示属性を指定する情報は、組織識別情報とユーザ識別情報との組合せに応じて取得された商品関連情報と、組織識別情報のみに応じて取得された商品関連情報とを、それぞれ異なる表示属性に指定する情報であってもよい。テンプレート情報格納部108は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
次に、情報提供装置1の動作の一例について図2のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS201)識別情報受信部103は、組織識別情報を受信したか否かを判断する。受信した場合、ステップS202に進み、受信していない場合、ステップS201に戻る。
(ステップS202)識別情報受信部103は、ステップS201において受信した組織識別情報の送信元を示す情報、例えば、送信元のIPアドレス等のアドレス情報等を取得する。
(ステップS203)識別情報受信部103は、ユーザ識別情報を受信したか否かを判断する。受信した場合、ステップS204に進み、受信していない場合、ステップS205に進む。
(ステップS204)商品識別情報取得部104は、ステップS201およびステップS203において取得した組織識別情報とユーザ識別情報との組合せに対応する商品識別情報を、商品識別情報格納部101から、検索等により取得する。例えば、ステップS201において取得した組織識別情報と一致する組織識別情報と対応付けられているととともに、ステップS203において取得したユーザ識別情報と一致するユーザ識別情報と対応付けられている商品識別情報を検索により取得する。なお、一致は完全一致であっても部分一致であっても良い。そして、ステップS206に進む。なお、商品識別情報が取得できなかった場合、ステップS207に進むようにしても良い。
(ステップS205)商品識別情報取得部104は、ステップS201において取得した組織識別情報に対応する商品識別情報を、商品識別情報格納部101から、検索等により取得する。例えば、ステップS201において取得した組織識別情報と一致する組織識別情報と対応付けられている商品識別情報を検索により取得する。なお、一致は完全一致であっても部分一致であっても良い。そして、ステップS206に進む。なお、商品識別情報が取得できなかった場合、ステップS207に進むようにしても良い。
(ステップS206)商品関連情報取得部105は、ステップS204またはステップS205において取得した商品識別情報に対応した商品関連情報を、商品関連情報格納部102から、検索等により取得する。例えば、ステップS204またはステップS205において取得した商品識別情報と一致する商品識別情報と対応付けられている商品関連情報を検索により取得する。なお、一致は完全一致であっても部分一致であっても良い。なお、商品関連情報が取得できなかった場合、そのまま、ステップS207に進むようにする。
(ステップS207)商品関連情報取得部105は、対応する商品識別情報のない商品関連情報を、商品関連情報格納部102から取得する。なお、商品関連情報が取得できなかった場合、そのまま、ステップS208に進むようにする。
(ステップS208)WEBページ生成部106は、テンプレート情報格納部108に格納されているテンプレート情報を読み出す。
(ステップS209)WEBページ生成部106は、ステップS206およびステップS207において取得した商品関連情報と、ステップS208において読み出したテンプレート情報とを用いてWEBページを生成する。WEBページ生成部106は、例えば、テンプレート情報において予め指定されているステップS206において取得した商品関連情報の配置位置として指定されている位置、およびステップS207において取得した商品関連情報の配置位置として指定されている位置に、それぞれ対応する商品関連情報を配置してWEBページを生成する。また、例えば、予めステップS206において取得した商品関連情報の表示属性と、ステップS207において取得される商品関連情報の表示属性とが異なる表示属性となるよう、少なくとも一方の表示属性を設定あるいは変更することで、対応する商品識別情報のない商品関連情報を、他の商品関連情報に対して識別可能に表示させることが可能なWEBページを生成する。
(ステップS210)WEBページ送信部107は、ステップS209において生成したWEBページを、ステップS202において取得した送信元を示す情報を宛先として指定する情報として用いて、組織識別情報の送信元に送信する。そして、ステップS201に戻る。
なお、図2のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
以下、本実施の形態における情報提供装置1の具体的な動作について説明する。情報提供装置1の概念図は図3である。情報提供装置1は、例えば、企業等の組織に対して、商品である複数の業務用ソフトウェアに関するサポート情報等の情報を提供するサーバ装置であるとする。情報提供装置1は、例えば、インターネット等のネットワークと通信可能に接続されている。また、情報処理装置2は、例えば、インターネット等のネットワークと通信可能に接続されており、情報提供装置1に対して、ユーザ等の操作に応じて、組織識別情報やユーザ識別情報等を送信したり、情報提供装置1から、ネットワーク等を介して送信されるWEBページを受信し、出力、例えば表示可能な装置であるとする。情報処理装置2は、例えばコンピュータや、携帯電話、PDA等の情報機器等である。情報処理装置2は、例えば、いわゆるWEBページ等を閲覧可能なブラウザ等のアプリケーションソフトウェアを介して、組織識別情報やユーザ識別情報等を情報提供装置1に送信したり、情報提供装置1から送信されるWEBページをモニタ等に表示する。情報処理装置2は、例えば、上述した複数の業務用ソフトウェアの少なくとも一以上を購入した顧客である企業内に設けられているものとする。
まず、「AAA株式会社」という企業が、上述した複数の業務用ソフトウェアを購入していたとする。そして、これらの複数の業務用ソフトウェアのうちの一つを利用している利用担当者Aが、情報処理装置2を操作して、当該一の業務用ソフトウェアについてのサポート情報を得るために、情報提供装置1にインターネット等を介してアクセスして、組織識別情報とユーザ識別情報等を入力するための入力画面を表示するWEBページを取得し、入力画面を表示させたとする。
図4は、情報処理装置2においてブラウザ等で表示されている組織識別情報とユーザ識別情報等を入力するための入力画面の一例である。
利用担当者Aがキーボード等を操作して、入力画面の組織識別情報を入力するための入力フィールド41に、「AAA株式会社」という企業の組織識別情報「AAA0124」を入力し、さらに、入力画面の、ユーザ識別情報を入力するための入力フィールド42に、利用担当者Aのユーザ識別情報である「R00527」を入力し、「ログイン」ボタン43を押したとする。入力フィールド41、42に入力された組織識別情報「AAA0124」およびユーザ識別情報「R00527」が、情報処理装置2からネットワークを介して情報提供装置1に対して送信される。また、送信される情報には、情報提供装置1のIPアドレス「210.150.×××.×××」がヘッダとして付与されるものとする。
情報提供装置1の識別情報受信部103は、ネットワークを介して情報処理装置2から送信された、IPアドレス「210.150.×××.×××」がヘッダとして付与された組織識別情報「AAA0124」およびユーザ識別情報「R00527」受信する。
識別情報受信部103は、受信した情報に組織識別情報が含まれるか否かを判断し、受信した組織識別情報、ここでは、「AAA0124」を図示しないメモリ等の記憶媒体に一時記憶する。また、情報の送信元のIPアドレス、ここでは、「210.150.×××.×××」を取得し、図示しないメモリ等の記憶媒体に一時記憶する。また、識別情報受信部103は、受信した情報にユーザ識別情報が含まれるか否かを判断する。ここでは、ユーザ識別情報「AAA0124」が含まれるため、受信したユーザ識別情報を図示しないメモリ等の記憶媒体に一時記憶する。
図5は、商品識別情報格納部101に格納されている商品識別情報等を管理する商品識別情報管理表を示す図である。商品識別情報は、「組織ID」、「ユーザID」および「商品ID」という管理項目を有している。「組織ID」は組織識別情報である。「ユーザID」はユーザ識別情報である。「商品ID」は商品識別情報である。ここでは、商品識別情報は、商品を管理するための商品コードであるとする。商品識別情報管理表で管理される情報は、例えば、企業の商品の管理者や、企業の商品の利用者等が、購入した商品について行った顧客登録の際に入力された情報であるとする。
商品識別情報取得部104は、図5に示した商品識別情報管理表において、「組織ID」の値が、識別情報受信部103が受信した組織識別情報である「AAA0124」と一致し、かつ、「ユーザID」の値が、識別情報受信部103が受信したユーザ識別情報である「R00527」と一致するレコード(行)を検索する。そして一致するレコードの「商品ID」の値を商品識別情報として取得する。例えば、図5に示した商品識別情報管理表から「CWMZ31」という「商品ID」が取得される。
図6は、商品関連情報格納部102に格納されている商品関連情報等を管理する商品関連情報管理表を示す図である。商品関連情報管理表は、「商品ID」および「サポート情報」を有している。「商品ID」は、図5の「商品ID」と対応する商品識別情報である。「サポート情報」は、商品関連情報であり、ここでは、商品についてのさまざまな情報へのリンクを示す情報が格納されているものとする。商品関連情報管理表内の情報は、例えば、商品を提供している企業等の組織やサポートを行っている組織によって適宜登録される情報であるとする。
商品関連情報取得部105は、図6に示した商品関連情報管理表において、「商品ID」の値が、商品識別情報取得部104が取得した「商品ID」である「CWMZ31」と完全一致するレコードを検出し、検出したレコードの「サポート情報」の値を商品関連情報として取得し、図示しないメモリ等の記憶媒体に一時記憶する。例えば、図6に示した商品関連情報管理表から「<a href="#;return false;"onclick=……">郵便番号辞書更新プログラムのダウンロードサービスのご案内</a>」という「サポート情報」等が取得される。
また、商品関連情報取得部105は、図6に示した商品関連情報管理表において、「商品ID」が空欄であるレコードを検索し、検出したレコードの「サポート情報」の値を商品関連情報として取得し、メモリ等の記憶媒体に一時記憶する。例えば、図6に示した商品関連情報管理表から「<a href="#;return false;"onclick=……">サポートセンターの営業時間変更のお知らせ</a>」という「サポート情報」等が取得される。このとき、この「商品ID」が空欄であるレコードから取得した商品関連情報は、他の商品関連情報と区別可能となるように、例えば、フラグ等の情報を付与して、一時記憶する。
次に、WEBページ生成部106は、テンプレート情報格納部108に格納されているテンプレート情報を読み出す。ここでは、テンプレート情報は、HTML形式のデータであるとする。
図7は、テンプレート情報のソースコードの一例を示す図である。テンプレート情報において、「{$商品関連情報$}」は、商品関連情報取得部105が取得した商品関連情報が配置される位置を示す文字列の情報である。
WEBページ生成部106は、テンプレート情報格納部108から読み出したテンプレート情報の「{$商品関連情報$}」という情報が配置されている位置に、商品関連情報取得部105が取得した商品関連情報を配置する。
このとき、「商品ID」が空欄であるレコードから取得した商品関連情報については、文字の表示属性が、他の商品関連情報と異なるものとなるように、例えば、予めユーザ等により指定されているフォント属性を指定するタグを付与してWEBページに配置する。例えば、フォントをボールド(太字)にするための、<span style="font−weight:bold;">等のインラインスタイルシートのタグを商品関連情報に付与する。このように、対応する商品識別情報がない商品関連情報に、他の商品関連情報と異なる表示属性を与えて配置することで、対応する商品識別情報がない商品関連情報を、他の商品関連情報に対して視覚的に識別可能となり、例えば、利用者は表示されている商品関連情報が他の商品関連情報とは異なる商品関連情報を感覚的に理解することが可能となる。
このようにして、商品関連情報を配置していくことで、図8に示すようなソースコードのWEBページを生成する。なお、商品関連情報が配置される位置を示す情報は削除する。
そして、WEBページ送信部107は、組織識別情報の送信元のIPアドレスである「210.150.×××.×××」を図示しない記憶媒体等から読み出し、当該IPアドレスを送信先を指定する情報として用いて、WEBページ生成部106が生成したWEBページをネットワークを介して送信する。
情報処理装置2は、送信した組織識別情報とユーザ識別情報に応じて、情報提供装置1から送信されるWEBページを受信し、ブラウザ等を用いてモニタ等に受信したWEBページを表示する。
図9は、情報処理装置2によるWEBページの表示例を示す図である。
ここで、上記具体例において、情報処理装置2が組織識別情報とユーザ識別情報とのうちの組織識別情報だけを送信した場合について説明する。
識別情報受信部103が、ユーザ識別情報を受信していないと判断した場合、商品識別情報取得部104は、図5に示した商品識別情報管理表において、「組織ID」の値が、識別情報受信部103が受信した組織識別情報である「AAA0124」と一致するレコード(行)を検索する。そして一致する全てのレコードの「商品ID」の値を商品識別情報として取得する。例えば、図5に示した商品識別情報管理表から、「CIN40」、「CIN31」、「CWMZ31」という「商品ID」を取得する。なお、取得した「商品ID」、即ち商品識別情報のうちの重複するものは、一つを残して削除するようにしても良い。
そして、商品関連情報取得部105は、図6に示した商品関連情報管理表において、「商品ID」の値が、商品識別情報取得部104が取得した「商品ID」である「CIN40」、「CIN31」、「CWMZ31」のいずれかに完全一致するレコードを検出し、検出したレコードの「サポート情報」の値を商品関連情報として取得し、取得した商品関連情報を図示しないメモリ等の記憶媒体に一時記憶する。例えば、図6に示した商品関連情報のうちの上から3番目までのレコードの「サポート情報」の値が取得され、一時記憶される。
そして、WEBページ生成部106が、図7に示したテンプレート情報の「{$商品関連情報$}」という情報が配置されている位置に、商品関連情報取得部105が取得した商品関連情報を配置する。
このとき、「組織ID」の値だけが一致するレコードから取得した商品関連情報については、文字の表示属性が、他の商品関連情報と異なるものとなるように、例えば、予めユーザ等により指定されているフォント属性を指定するタグを付与してWEBページに配置する。例えば、フォントのサイズを大きくするための、<span style="font−size:120%;">等のインラインスタイルシートのタグを商品関連情報に付与する。
この結果、図10に示すようなソースコードのWEBページが作成される。
そして、情報処理装置2においては、図11に示すようなWEBページが表示される。
以上、本実施の形態によれば、組織識別情報とユーザ識別情報との組合せに対応する商品識別情報が示す商品に関する情報を提供することができる。このため、組織で購入した商品についての情報を適切に提供することができる。例えば組織内における、一の商品を利用している利用者に、利用している商品に関する情報のみを選択的に提供することが可能となる。
従って、本実施の形態の情報提供装置1は、企業等が多数の商品を導入し、多数の従業員等がそれぞれ一以上の商品を利用している場合における適切な情報フィルタリングモデルを提供することができる。
また、本実施の形態によれば、組織識別情報だけを受信した場合においては、組織識別情報に対応する商品に関連する情報を提供することができる。このため、組織内の利用者は、例えば、情報提供装置1に対して識別情報として、組織識別情報とユーザ識別情報との組合せを送信するか、組織識別情報だけを送信するかを必要に応じて選択することで、組織内の一の利用者が利用している商品についての情報と、組織で購入している商品全体についての情報と、のいずれの情報を取得するかを適宜切り替えることができる。このため、例えば、組織で導入している複数の商品の管理者等は、組織識別情報だけを送信することで、特に、どの商品についての関連情報を取得するか等を指定することなく、容易に、組織で導入している全ての商品に関連する情報を取得することができる。その一方で、自分が利用している商品についての関連情報を取得したい場合には、組織識別情報と自身のユーザ識別情報とを入力すればよいため、関連情報を取得した商品を指定し直したりする必要が無く、操作が非常に容易である。
また、本実施の形態によれば、対応する商品識別情報が無い商品関連情報を含むWEBページを生成し、出力することができるため、全ての商品の利用者に対して商品関連情報を送信したい場合には、商品識別情報を指定しなければ良いため、商品関連情報を提供するための設定の操作が非常に容易であるという効果がある。
また、対応する商品識別情報がない商品関連情報を、他の商品関連情報と識別可能となるようなWEBページを生成するようにしたことにより、全ての商品の利用者に取って必要な情報であるか、特定の商品の利用者に取って必要な情報であるか等を、視覚的や聴覚的に利用者等に認識させることができ、利用者等に効率的に情報を伝達することができる。
なお、上記各実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段(情報送信部など)は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
また、上記実施の形態において、各構成要素が実行する処理に関係する情報、例えば、各構成要素が受け付けたり、取得したり、選択したり、生成したり、送信したり、受信したりする情報や、各構成要素が処理で用いるしきい値や数式、アドレス等の情報等は、上記説明で明記していない場合であっても、図示しない記録媒体において、一時的に、あるいは長期にわたって保持されていてもよい。また、その図示しない記録媒体への情報の蓄積を、各構成要素、あるいは、図示しない蓄積部が行ってもよい。また、その図示しない記録媒体からの情報の読み出しを、各構成要素、あるいは、図示しない読み出し部が行ってもよい。
また、上記各実施の形態では、情報提供装置がスタンドアロンである場合について説明したが、情報提供装置は、スタンドアロンの装置であってもよく、サーバ・クライアントシステムにおけるサーバ装置であってもよい。後者の場合には、出力部や受付部は、通信回線を介して入力を受け付けたり、画面を出力したりすることになる。
また、上記各実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよく、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。
なお、上記各実施の形態における情報提供装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、組織識別情報と、ユーザ識別情報とを受信する識別情報受信部と、前記識別情報受信部が受信した組織識別情報とユーザ識別情報とに対応する商品識別情報を、商品を識別可能な情報である商品識別情報と、当該商品を利用可能な組織を識別可能な情報である組織識別情報と、当該組織内における前記商品の利用者を識別する情報であるユーザ識別情報とが対応付けられて格納され得る商品識別情報格納部から取得する商品識別情報取得部と、前記商品識別情報取得部が取得した商品識別情報に対応する商品関連情報を、前記商品識別情報と、当該商品識別情報に対応する商品に関する情報である商品関連情報とが対応付けて格納され得る商品関連情報格納部から取得する商品関連情報取得部と、前記商品関連情報取得部が取得した商品関連情報を用いてWEBページを生成するWEBページ生成部と、前記WEBページ生成部が生成したWEBページを送信するWEBページ送信部として機能させるためのプログラムである。
なお、上記プログラムにおいて、上記プログラムが実現する機能には、ハードウェアでしか実現できない機能は含まれない。例えば、情報を取得する取得部や、情報を出力する出力部などにおけるモデムやインターフェースカードなどのハードウェアでしか実現できない機能は、上記プログラムが実現する機能には含まれない。
また、このプログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
図12は、上記プログラムを実行して、上記実施の形態による情報提供装置を実現するコンピュータの外観の一例を示す模式図である。上記実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムによって実現されうる。
図12において、コンピュータシステム900は、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)ドライブ905、FD(Floppy(登録商標) Disk)ドライブ906を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、モニタ904とを備える。
図13は、コンピュータシステム900の内部構成を示す図である。図13において、コンピュータ901は、CD−ROMドライブ905、FDドライブ906に加えて、MPU(Micro Processing Unit)911と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM912と、MPU911に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶すると共に、一時記憶空間を提供するRAM(Random Access Memory)913と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するハードディスク914と、MPU911、ROM912等を相互に接続するバス915とを備える。なお、コンピュータ901は、LANへの接続を提供する図示しないネットワークカードを含んでいてもよい。
コンピュータシステム900に、上記実施の形態による情報提供装置の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM921、またはFD922に記憶されて、CD−ROMドライブ905、またはFDドライブ906に挿入され、ハードディスク914に転送されてもよい。これに代えて、そのプログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ハードディスク914に記憶されてもよい。プログラムは実行の際にRAM913にロードされる。なお、プログラムは、CD−ROM921やFD922、またはネットワークから直接、ロードされてもよい。
プログラムは、コンピュータ901に、上記実施の形態による情報提供装置の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティプログラム等を必ずしも含んでいなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいてもよい。コンピュータシステム900がどのように動作するのかについては周知であり、詳細な説明は省略する。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。