JP2007107413A - ターボチャージャーの可変ノズル制御装置 - Google Patents

ターボチャージャーの可変ノズル制御装置 Download PDF

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昌之 福田
Yoshiyuki Ando
芳之 安藤
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Abstract

【課題】駆動部、マイクロコンピュータの被熱または自己発熱温度の状態に応じて、モータ駆動電流を制限またはカットし、焼損や損傷を防止するターボチャージャーの可変ノズル制御装置を提供する。
【解決手段】マイクロコンピュータA1の温度を検出する第1温度検出素子24aの第1の温度信号とモータ駆動手段20の温度を検出する第2温度検出素子24bの第2の温度信号を温度信号変換手段25で変換した第1または第2の温度検出信号が、第1温度判定手段25aにより第1の判定値を超えると第1の判定信号を発生し、モータ駆動電流を制限する制限信号を出力するモータ駆動電流制限回路26と、第1または第2の温度検出信号が第2温度判定手段25bにより第2の判定値を越えると第2の判定信号を発生し、モータ駆動電流を遮断する遮断信号を出力するモータ駆動電流遮断回路27を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車に搭載されたターボチャージャーの可変ノズルのベーンの開度をエンジンECUからの制御信号によって、電子制御アクチュエータで制御するターボチャージャーの可変ノズル制御装置に関するものである。
従来、この種の技術に於ける一例としては特開2001−107738号に開示された内燃機関の可変ノズルターボチャージャー制御装置があり、図4に、その構成を示している。
これについて説明すれば、1はターボチャージャーであって、センターハウジング、コンプレッサハウジング及びタービンハウジングを備えている。
前記ターボチャージャー1には、空気が導入される吸気入口1aと、ターボチャージャー1によって圧縮された空気をエンジン2に供給する圧縮空気供給孔1bとが設けられ、更に、エンジン2から排気が供給される排気ガス吸入口1cと、排気ガスを排出する排出口1dとが設けられている。前記ターボチャージャー1内に備えられた可変ノズル(開示せず)は、上記センターハウジングとタービンハウジングとの間に配設されている。3はステッピングモータであり、このステッピングモータ3の駆動により操作片4が操作され、可変ノズルに備えたリングプレートを同方向に押圧し、相互の可変ノズルのベーン間の隙間の大きさを調整し、タービンホイールへ吹き付けられる排気ガスの流速が調節される。5はエンジンのECU(電子制御ユニット)であり、エンジンに設けられた各種のセンサの検出出力を入力し、これらの検出出力に基づいて、エンジンの運転状態を識別して上記ステッピングモータ3を駆動制御し、これによって、可変ノズルの各ノズルのベーンの開度を開閉制御し、タービンホイールへ吹き付けられる排気ガスの流速を調節し、併せて、燃焼のために強制的に送り込まれる空気の量も調整される。
図中、6はラジエタ−であって、エンジン2に接続され、エンジン2の冷却水が該ラジエター6を循環して冷却される。
そして、当該従来技術によれば、内燃機関の可変ノズルターボチャージャー制御装置の異常発生時又は冷間始動時、若しくはアイドル時には、可変ノズルの全開位置を可変ノズルの初期位置として設定することにより全開位置近傍での各ノズルベーンの位置制御を行なう内燃機関の可変ノズルターボチャージャー制御装置である。
また、従来の技術に於ける他の例としては、デューティソレノイドバルブを備え、アクチュエータ、例えば、負圧アクチュエータにより空気圧を調圧されてその開度が調整され、エンジンへの空気吸入量が調整される。そして、該デューティソレノイドバルブはエンジンの調圧室と、負圧室と、大気圧室との間に配置されエンジンECUから制御信号を受けて動作し、エンジンの負圧室にはバキュームポンプから負圧を受けて調整し、前記負圧アクチュエータを動作させる。前記負圧アクチュエータの動作により、ターボチャージャーに備えている排気ガスの流速を可変とするための可変ノズルの開度を制御する構成である。
特開2001−107738公開特許公報
前記特開2001−107738の公開特許公報に係る従来の技術は、叙上したように、タービンホイールに吹き付けられる排気ガスの経路に操作片4によって動作する可変ノズルを設け、該可変ノズルをリングプレートによって開閉することにより、該排気ガスの流量を調節する内燃機関の可変ターボチャージャー制御装置に於いて、前記内燃機関の可変ノズルターボチャージャー制御装置の異常時、冷間始動時、若しくは内燃機関のアイドル時に、当該可変ノズルの初期位置を決定し可変ノズルのベーンの開度を制御する構成であり、また、該可変ノズルのベーンの駆動動作をステッピングモータ3の回転動作で行うという構成である。
而して、当該従来の技術によれば、可変ノズルの初期位置により画一的に可変ノズルのベーンの開度が特定かつ決定され、該ベーンの開度が目標開度よりずれた場合これを補正制御することができず、ノズルベーンの位置をリアルタイムかつ合理的に制御することが困難であった。
しかもモータを有する電子制御アクチュエータが、高温度下にさらされた場合、そのままモータ動作を継続すると、モータ部及び電力変換部(モータドライバ)等に焼損や損傷をもたらす惧れがあった。
本発明が解決しようとする課題としては、駆動部、マイクロコンピュータ等の被熱温度及び自己発熱温度の状態に応じて、モータ駆動電流を制限して必要最小限のモータ動作を確保し得ると共に、異常な温度の上昇に際しては、モータ駆動電流をカットし、該駆動部、マイクロコンピュータ等の各部の焼損や損傷を防止することにある。
本発明は上述の目的を達成するために発明したものであり、次の構成、手段を備えている。
請求項1記載の発明は、可変ノズルを持つターボチャージャーを備えたエンジンに設けられた複数センサからの検出出力が入力され、前記各センサの検出出力でエンジンの運転状況を識別するエンジンECUからの制御信号によって前記ターボチャージャーの可変ノズルのベーンの開度を制御する電子制御アクチュエータを備えたターボチャージャーの可変ノズル制御装置において、前記電子制御アクチュエータは、駆動源となるモータ部と、このモータ部に減速機構を介して連結され、前記ターボチャージャーの可変ノズルのベーンに連結された出力軸と、この出力軸の回転角度を検出して出力軸の実角度信号を出力する角度センサと、前記モータ部を駆動する駆動信号を出力するモータ駆動手段と、前記実角度信号をベーンの開度信号に変換してエンジンECUへ送信する通信信号変換手段、前記エンジンECUからの可変ノズルのベーンの開度指示情報を前記出力軸の目標角度信号に変換する角度信号変換手段、前記角度信号変換手段からの出力軸の目標角度信号及び前記角度センサからの出力軸の実角度信号を比較して、この両信号の差に応じた指示信号を出力する比較手段、この比較手段からの指示信号を演算処理する演算手段、この演算手段からの出力信号を前記モータ駆動手段に供給するモータ駆動ロジック生成手段を含むマイクロコンピュータと、前記モータ駆動手段の温度を検出し、第1の温度信号を発生する第1温度検出素子と、前記マイクロコンピュータの温度を検出し、第2の温度信号を発生する第2温度検出素子と、前記第1温度検出素子および前記第2温度検出素子からの第1の温度信号および第2の温度信号が供給され、該第1の温度信号および第2の温度信号をそれぞれ第1および第2の温度検出信号に変換する温度信号変換手段と、前記温度信号変換手段から第1および第2の温度検出信号が供給され、第1の温度検出信号が予め定められた第1の判定値を超えると第1の判定信号を発生する第1温度判定手段と、前記温度信号変換手段から第1および第2の温度検出信号が供給され、第2の温度検出信号が予め定められた第1の判定値よりも高い第2の判定値を越えると第2の判定信号を発生する第2温度判定手段と、前記第1温度判定手段から第1の判定信号が供給されると前記モータ部のモータの駆動電流を制限する制限信号を前記モータ駆動ロジック生成手段に供給するモータ駆動電流制限回路と、前記第2温度判定手段から第2の判定信号が供給されると前記モータ部のモータの駆動電流を遮断する遮断信号を前記モータ駆動手段に供給するモータ駆動電流遮断回路とを有したことを特徴としている。
また、請求項2記載の発明は、可変ノズルを持つターボチャージャーを備えたエンジンに設けられた複数センサからの検出出力が入力され、前記各センサの検出出力でエンジンの運転状況を識別するエンジンECUからの制御信号によって前記ターボチャージャーの可変ノズルのベーンの開度を制御する電子制御アクチュエータを備えたターボチャージャーの可変ノズル制御装置において、前記電子制御アクチュエータは、駆動源となるモータ部と、このモータ部に減速機構を介して連結され、前記ターボチャージャーの可変ノズルのベーンに連結された出力軸と、この出力軸の回転角度を検出して出力軸の実角度信号を出力する角度センサと、前記モータ部を駆動する駆動信号を出力するモータ駆動手段と、前記実角度信号をベーンの開度信号に変換してエンジンECUへ送信する通信信号変換手段、前記エンジンECUからの可変ノズルのベーンの開度指示情報を前記出力軸の目標角度信号に変換する角度信号変換手段、前記角度信号変換手段からの出力軸の目標角度信号及び前記角度センサからの出力軸の実角度信号を比較して、この両信号の差に応じた指示信号を出力する比較手段、この比較手段からの指示信号を演算処理する演算手段、この演算手段からの出力信号を前記モータ駆動手段に供給するモータ駆動ロジック生成手段を含むマイクロコンピュータと、前記マイクロコンピュータの温度を検出し、第1の温度信号を発生する第1温度検出素子と、前記モータ駆動手段の温度を検出し、第2の温度信号を発生する第2温度検出素子と、前記第1温度検出素子および前記第2温度検出素子からの第1の温度信号および第2の温度信号が供給され、該第1の温度信号および第2の温度信号をそれぞれ第1および第2の温度検出信号に変換する温度信号変換手段と、前記温度信号変換手段から第1および第2の温度検出信号が供給され、第1の温度検出信号が予め定められた第1の判定値を超え、または第2の温度検出信号が前記第1の判定値よりも高い予め定められた第3の判定値を超えると第1の判定信号を発生する第1温度判定手段と、前記温度信号変換手段から第1および第2の温度検出信号が供給され、第1の温度検出信号が予め定められた第1の判定値よりも高い予め定められた第2の判定値を越え、または第2の温度検出信号が前記第2の判定値よりも高い予め定められた第4の判定値を超えると第2の判定信号を発生する第2温度判定手段と、前記第1温度判定手段から第1の判定信号が供給されると前記モータ部のモータの駆動電流を制限する制限信号を前記モータ駆動ロジック生成手段に供給するモータ駆動電流制限回路と、前記第2温度判定手段から第2の判定信号が供給されると前記モータ部のモータの駆動電流を遮断する遮断信号を前記モータ駆動手段に供給するモータ駆動電流遮断回路とを有したことを特徴としている。
更に、請求項3記載の発明は、請求項1に記載のターボチャージャーの可変ノズル制御装置であって、前記マイクロコンピュータには、温度信号変換第1温度判定手段、第2温度判定手段、モータ駆動電流制限回路およびモータ駆動電流遮断回路を含むことを特徴としている。
本発明に係るターボチャージャーの可変ノズル制御装置は、叙上の解決手段を有するので次のような効果がある。
請求項1の発明によれば、特に、被熱対象部位の異常温度の程度に応じて、予め定められた第1の判定値を超えるとモータ駆動電流を低減し、かつ予め定められた第1の判定値よりも高い第2の判定値を超えるとモータ駆動電流を遮断することにより駆動部、マイクロコンピュータ等を保護して必要最小限度のモータ動作を確保し各部の焼損や損傷を防止する効果がある。
請求項2の発明によれば、特に、被熱対象部位の異常温度の程度に応じて、予め定められた第1の判定値または第3の判定値を超えるとモータ駆動電流を低減し、かつ予め定められた第1の判定値よりも高い第2の判定値または第4の判定値を超えるとモータ駆動電流を遮断することにより駆動部、マイクロコンピュータ等を保護して必要最小限度のモータ動作を確保し各部の焼損や損傷を防止する効果がある。
以下、本発明に係るターボチャージャーの可変ノズル制御装置に於ける実施の形態ついて、添付図面に基づき詳細に説明する。
図1は本発明に係る実施の形態を示す構成図である。これについて説明する。
8はターボチャージャーであって、エンジンへの吸入空気を過給するシステムであり、コンプレッサホイールを有するコンプレッサ及び該コンプレッサと同軸上にロータシャフトにより結合されて、排気ガスにて回転駆動される該ターボチャージャー8のタービンホイールを有するタービン(図示せず)が設けられている。該ターボチャージャー8の空気通路7にはエンジンの吸入空気の吸気圧力、つまり、ブースト圧を検出する圧力センサ9をホース10を介して接続している。また、前記ターボチャージャー8のタービン内には、前記タービンホイールを取巻くように、可変ノズル部材が配置されている。
11はエンジンECUであって、エンジンに設けられた各種センサ、例えばエンジン水温を検出するための水温センサ、エンジンの回転数を検出するためのものであって、一定のクランク角度でパルス信号を出力する回転数センサ、エアフローメーターによる吸入空気量やドライバーのアクセルペダルの踏込み操作量を検出して負荷量を算出するアクセルセンサからのそれぞれ水温信号、回転信号及び負荷信号つまり検出出力を導入する。
尚、図1には示していないが、その他、排気ガスの酸素濃度に応じて異なる電圧信号を出力する酸素センサ、エンジン燃焼室内の圧力を検出するための筒内圧センサを備えることもある。これらの検出出力に基づいてエンジンの運転状態を識別して、制御信号線12を介して、電子制御アクチュエータ13を駆動制御する。該電子制御アクチュエータ13は、レバー13a及びロッド13bを連結しており、その動作により、ターボチャージャー8に備えた可変ノズル部材(図示せず)を制御する。
前記電子制御アクチュエータ13は、前記制御信号線12を介して前記エンジンECU11に接続されている。そして、エンジンECU11は各種のエンジンに備えたセンサからの情報(信号)によって演算処理制御を行う。
尚、前記電子制御アクチュエータ13は、例えば、ターボチャージャー8に取付けられる。
次に、本発明に係るターボチャージャーの可変ノズル制御装置に於ける具体的な実施例について図2に基づき説明する。
図2は、本発明に係るターボチャージャーの可変ノズル制御装置に於ける実施例を示すブロック結線図である。これについて説明する。
前記電子制御アクチュエータ13は、マイクロコンピュータA1及び駆動部A2を備えている。該マイクロコンピュータA1は可変ノズルのベーンの指示開度信号を制御信号線12を介して導入する角度信号変換手段17と、出力軸15の目標角度信号及び出力軸15の実角度信号を比較する比較手段16と、該比較手段16からの出力信号を微分、積分しかつ比例制御し、PID演算部で構成される演算手段18と、該演算手段18の出力側に接続されるモータ駆動ロジック生成手段19と、出力軸15の実角度信号を検出し、かつベーン実開度信号に変換する通信信号変換手段23とを有している。また、該駆動部A2は該マイクロコンピュータA1の前記モータ駆動ロジック生成手段19の出力信号により動作するモータ駆動手段20と、該モータ駆動手段20の出力信号によって回動動作するモータ部21と、該モータ部21の回動速度を減速させる減速機構22と、該減速機構22に連結した電子制御アクチュエータ13の出力軸15と、該出力軸15の回転角度を検出する角度センサ14とを有している。また、マイクロコンピュータA1の異常温度を検出する第1温度検出素子24aと前記モータ駆動手段20の異常温度を検出する第2温度検出素子24bとを備えている。
温度信号変換手段25は前記第1温度検出素子および前記第2温度検出素子からの第1の温度信号および第2の温度信号が供給され、該第1の温度信号および第2の温度信号をそれぞれ第1および第2の温度検出信号に変換する。第1温度判定手段25aは、前記温度信号変換手段25から第1および第2の温度検出信号が供給され、第1の温度検出信号または第2の温度検出信号が予め定められた第1の判定値を超えると第1の判定信号を発生する。第2温度判定手段25bは、前記温度信号変換手段25から第1および第2の温度検出信号が供給され、第1の温度検出信号または第2の温度検出信号が予め定められた第1の判定値よりも高い第2の判定値を越えると第2の判定信号を発生する。前記第1の判定信号はモータ駆動電流制限回路26に供給され、モータ駆動電流制限回路26は第1温度判定手段25aから第1の判定信号が供給されるとモータ部21のモータの駆動電流を制限する制限信号を発生し、モータ駆動ロジック生成手段19に供給する。前記第2の判定信号はモータ駆動電流遮断回路27に供給され、モータ駆動電流遮断回路27は第2温度判定手段25bから第2の判定信号が供給されるとモータ部21のモータの駆動電流を遮断する遮断信号を発生し、モータ駆動手段20に供給する。電子制御アクチ
ュエータ13の出力軸15には、レバー13aの一端部が連結され、該レバー13aの他端部はロッド13bの一端部に連結され、該ロッド13bの他端部はターボチャージャー8の可変ノズルのベーン13cに連結されている。
次に本発明に係るターボチャージャーの可変ノズル制御装置に於ける具体的な実施例の動作を説明する。該駆動部A2の出力側から角度センサ14を介してその出力軸15の実角度信号をマイクロコンピュータA1の比較手段16にフィードバックしている。前記マイクロコンピュータA1は、角度信号変換手段17、比較手段16、PID演算部等でなる演算手段18、及びモータ駆動ロジック生成手段19を順次接続し、エンジンの始動に基づき前記エンジンECU11からの種々の通信情報、特に、可変ノズルのベーン13cの開度指示情報を制御信号線12を経由して取込み、その情報若しくは信号を処理演算し、後段に配置した駆動部A2に出力している。その出力信号により動作する該駆動部A2は前記モータ駆動ロジック生成手段19の出力信号により動作するモータ駆動手段20、駆動源としてのモータ部21、減速機構22、及び当該電子制御アクチュエータ13の出力軸15を備えて構成し、これらを順次動作させている。
而して、該出力軸15の回転角度を角度センサ14により出力軸15の実角度信号を検出し、上記比較手段16に導入すると共にベーン実開度信号に変換する通信信号変換手段23を介してエンジンECU11に伝達している。ここで、上記比較手段16の出力側に設けた演算手段17は、例えば、PID演算部で構成されてあって、比較手段16により、出力軸15の目標角度信号と、出力軸15の実角度信号を比較し、積分、微分させかつ比例制御させて細かく処理演算する。
次に、温度検出対象部位であるマイクロコンピュータA1およびモータ駆動手段20における検出温度(℃)と制御領域の関係を図3により説明する。マイクロコンピュータA1またはモータ駆動手段20の検出温度がa(℃)以下、例えば、145(℃)以下である場合、これは正常温度領域であって、第1温度判定手段25aおよび第2温度判定手段25bからは第1の判定信号および第2の判定信号が出力されず、従ってモータ駆動電流制限回路26およびモータ駆動電流遮断回路27からは制限信号および遮断信号は出力されず、モータ駆動ロジック生成手段19およびモータ駆動手段20は通常の動作となる。つまり、図3に示すA領域で動作する。
次に、マイクロコンピュータA1またはモータ駆動手段20の検出温度が上昇し、a(℃)以上でb(℃)以下(例えば145℃から150℃の範囲)の温度領域の場合は、上記
と同様に、モータ駆動ロジック生成手段19およびモータ駆動手段20は通常の動作となる。
次に、マイクロコンピュータA1またはモータ駆動手段20の検出温度がb(℃)(例えば150℃)に到達したとき、第1温度判定手段25aからは第1の判定信号が出力され、従ってモータ駆動電流制限回路26からは制限信号が出力され、モータ駆動ロジック生成手段19によりモータ駆動手段20に流れる駆動電流を減少させてモータ部21のモータ電流を制限する。この状態を一定時間継続すれば自己発熱による温度上昇が抑制され、マイクロコンピュータA1およびモータ駆動手段20の検出温度が低下する。そして、この状態は検出温度がa(℃)に低下するまで維持される。モータ駆動ロジック生成手段19およびモータ駆動手段20は、図3に示すB領域で動作する。
外部からの加熱により、マイクロコンピュータA1またはモータ駆動手段20の検出温度がb(℃)(例えば150℃)を超えより高温のd(℃)(例えば165℃)に到達する(D領域)と、第2温度判定手段25bからは第2の判定信号が出力され、従ってモータ駆動電流遮断回路27からは遮断信号が出力され、モータ駆動手段20によりモータ部21に流れるモータ電流を遮断する。外部からの加熱がなくなれば、温度上昇が抑制される。そして、この状態は検出温度がc(℃)に低下するまで維持される(C領域)。検出温度がc(℃)以下に低下すると、第2温度判定手段25bから第2の判定信号が出力されなくなり、モータ駆動電流遮断回路27からは遮断信号が出力されなくなる。一方、第1温度判定手段25aから第1の判定信号が出力され、従ってモータ駆動電流制限回路26からは制限信号が出力され、モータ駆動ロジック生成手段19によりモータ駆動手段20に流れる駆動電流が減少された状態でモータ部21にモータ電流が再度流れる。
前述した本実施例では、マイクロコンピュータA1またはモータ駆動手段20の検出温度がb(℃)(例えば150℃)に到達したとき、第1温度判定手段25aからは第1の判定信号が出力されたが、マイクロコンピュータA1の検出温度がb(℃)(例えば150℃)に到達したとき、またはモータ駆動手段20の検出温度がb1(℃)(例えば152℃)に到達したとき、第1温度判定手段25aから第1の判定信号が出力されるように構成しても良い。また、前述した本実施例では、マイクロコンピュータA1またはモータ駆動手段20の検出温度がd(℃)(例えば165℃)に到達したとき、第2温度判定手段25bからは第2の判定信号が出力されたが、マイクロコンピュータA1の検出温度がd(℃)(例えば165℃)に到達したとき、またはモータ駆動手段20の検出温度がd1(℃)(例えば167℃)に到達したとき、第2温度判定手段25bからは第2の判定信号が出力されるように構成しても良い。
本発明に係るターボチャージャーの可変ノズル制御装置の好適な実施の形態を示す構成図である。 本発明に係るターボチャージャーの可変ノズル制御装置の具体的な実施例を示すブロック結線図である。 本発明に係るターボチャージャーの可変ノズル制御装置の具体的な実施例に於ける被検出部位に於ける検出温度(℃)に対するモータ部の制御領域を示す特性図である。 ターボチャージャーの可変ノズル制御装置の従来例を示す構成図である。
符号の説明
1 ターボチャージャー
1a 吸気入口
1b 圧縮空気供給孔
1c 排気ガス吸入口
1d 排出口
2 エンジン
3 ステッピングモータ
4 操作片
5 エンジンECU
6 ラジエター
7 空気通路
8 ターボチャージャー
8a 吸気通路
9 ステッピングモータ
10 ホース
11 エンジンECU
12 制御信号線
13 電子制御アクチュエータ
13a レバー
13b ロッド
13c 可変ノズルのベーン
14 角度センサ
15 出力軸
16 比較手段
17 角度信号変換手段
18 演算手段
19 モータ駆動ロジック生成手段
20 モータ駆動手段
21 モータ部
22 減速機構
23 通信信号変換手段
24a 第1温度検出素子
24b 第2温度検出素子
25 温度信号変換手段
25a 第1温度判定手段
25b 第2温度判定手段
26 モータ駆動電流制限回路
27 モータ駆動電流遮断回路
A1 マイクロコンピュータ
A2 駆動部

Claims (3)

  1. 可変ノズルを持つターボチャージャーを備えたエンジンに設けられた複数センサからの検出出力が入力され、前記各センサの検出出力でエンジンの運転状況を識別するエンジンECUからの制御信号によって前記ターボチャージャーの可変ノズルのベーンの開度を制御する電子制御アクチュエータを備えたターボチャージャーの可変ノズル制御装置において、
    前記電子制御アクチュエータは、駆動源となるモータ部と、
    このモータ部に減速機構を介して連結され、前記ターボチャージャーの可変ノズルのベーンに連結された出力軸と、
    この出力軸の回転角度を検出して出力軸の実角度信号を出力する角度センサと、
    前記モータ部を駆動する駆動信号を出力するモータ駆動手段と、
    前記実角度信号をベーンの開度信号に変換してエンジンECUへ送信する通信信号変換手段、前記エンジンECUからの可変ノズルのベーンの開度指示情報を前記出力軸の目標角度信号に変換する角度信号変換手段、前記角度信号変換手段からの出力軸の目標角度信号及び前記角度センサからの出力軸の実角度信号を比較して、この両信号の差に応じた指示信号を出力する比較手段、この比較手段からの指示信号を演算処理する演算手段、この演算手段からの出力信号を前記モータ駆動手段に供給するモータ駆動ロジック生成手段を含むマイクロコンピュータと、
    前記マイクロコンピュータの温度を検出し、第1の温度信号を発生する第1温度検出素子と、
    前記モータ駆動手段の温度を検出し、第2の温度信号を発生する第2温度検出素子と、
    前記第1温度検出素子および前記第2温度検出素子からの第1の温度信号および第2の温度信号が供給され、該第1の温度信号および第2の温度信号をそれぞれ第1および第2の温度検出信号に変換する温度信号変換手段と、
    前記温度信号変換手段から第1および第2の温度検出信号が供給され、第1の温度検出信号または第2の温度検出信号が予め定められた第1の判定値を超えると第1の判定信号を発生する第1温度判定手段と、
    前記温度信号変換手段から第1および第2の温度検出信号が供給され、第1の温度検出信号または第2の温度検出信号が予め定められた第1の判定値よりも高い第2の判定値を越えると第2の判定信号を発生する第2温度判定手段と、
    前記第1温度判定手段から第1の判定信号が供給されると前記モータ部のモータの駆動電流を制限する制限信号を前記モータ駆動ロジック生成手段に供給するモータ駆動電流制限回路と、
    前記第2温度判定手段から第2の判定信号が供給されると前記モータ部のモータの駆動電流を遮断する遮断信号を前記モータ駆動手段に供給するモータ駆動電流遮断回路とを有したことを特徴とするターボチャージャーの可変ノズル制御装置。
  2. 可変ノズルを持つターボチャージャーを備えたエンジンに設けられた複数センサからの検出出力が入力され、前記各センサの検出出力でエンジンの運転状況を識別するエンジンECUからの制御信号によって前記ターボチャージャーの可変ノズルのベーンの開度を制御する電子制御アクチュエータを備えたターボチャージャーの可変ノズル制御装置において、
    前記電子制御アクチュエータは、駆動源となるモータ部と、
    このモータ部に減速機構を介して連結され、前記ターボチャージャーの可変ノズルのベーンに連結された出力軸と、
    この出力軸の回転角度を検出して出力軸の実角度信号を出力する角度センサと、
    前記モータ部を駆動する駆動信号を出力するモータ駆動手段と、
    前記実角度信号をベーンの開度信号に変換してエンジンECUへ送信する通信信号変換手段、前記エンジンECUからの可変ノズルのベーンの開度指示情報を前記出力軸の目標角度信号に変換する角度信号変換手段、前記角度信号変換手段からの出力軸の目標角度信号及び前記角度センサからの出力軸の実角度信号を比較して、この両信号の差に応じた指示信号を出力する比較手段、この比較手段からの指示信号を演算処理する演算手段、この演算手段からの出力信号を前記モータ駆動手段に供給するモータ駆動ロジック生成手段を含むマイクロコンピュータと、
    前記マイクロコンピュータの温度を検出し、第1の温度信号を発生する第1温度検出素子と、
    前記モータ駆動手段の温度を検出し、第2の温度信号を発生する第2温度検出素子と、
    前記第1温度検出素子および前記第2温度検出素子からの第1の温度信号および第2の温度信号が供給され、該第1の温度信号および第2の温度信号をそれぞれ第1および第2の温度検出信号に変換する温度信号変換手段と、
    前記温度信号変換手段から第1および第2の温度検出信号が供給され、第1の温度検出信号が予め定められた第1の判定値を超え、または第2の温度検出信号が前記第1の判定値よりも高い予め定められた第3の判定値を超えると第1の判定信号を発生する第1温度判定手段と、
    前記温度信号変換手段から第1および第2の温度検出信号が供給され、第1の温度検出信号が予め定められた第1の判定値よりも高い予め定められた第2の判定値を越え、または第2の温度検出信号が前記第2の判定値よりも高い予め定められた第4の判定値を超えると第2の判定信号を発生する第2温度判定手段と、
    前記第1温度判定手段から第1の判定信号が供給されると前記モータ部のモータの駆動電流を制限する制限信号を前記モータ駆動ロジック生成手段に供給するモータ駆動電流制限回路と、
    前記第2温度判定手段から第2の判定信号が供給されると前記モータ部のモータの駆動電流を遮断する遮断信号を前記モータ駆動手段に供給するモータ駆動電流遮断回路とを有したことを特徴とするターボチャージャーの可変ノズル制御装置。
  3. 請求項1または2に記載のターボチャージャーの可変ノズル制御装置であって、前記マイクロコンピュータには、温度信号変換第1温度判定手段、第2温度判定手段、モータ駆動電流制限回路およびモータ駆動電流遮断回路を含むことを特徴とするターボチャージャーの可変ノズル制御装置。
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JP2010223036A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Mitsuba Corp ターボチャージャーの可変ノズル制御装置

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