JP2007106253A - 着座センサ付き座席 - Google Patents
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Abstract
【課題】パッドの成形歩留りを高くすることができる着座センサ付き座席を提供する。
【解決手段】パッドはパッド本体1と、該パッド本体1の上面に設けられたスラブ2とからなる。パッド本体1は、尻下部1a、腿下部1b、サイド部1c及び後端部1dを有する。この尻下部1aに凹部2が設けられ、この凹部2にスラブ3が配置されている。スラブ3は、発泡成形したウレタンフォームをスライスしたものよりなる。スラブ3の密度は好ましくは0.015〜0.045kg/m3、特に0.018〜0.035kg/m3である。スラブ3の硬度は、好ましくは5〜25kgf、特に好ましくは7〜15kgfである。スラブ3の厚みは好ましくは5〜20mm、特に好ましくは7〜15mmである。スラブ3の上にシート状着座センサが配置される。
【選択図】図2
【解決手段】パッドはパッド本体1と、該パッド本体1の上面に設けられたスラブ2とからなる。パッド本体1は、尻下部1a、腿下部1b、サイド部1c及び後端部1dを有する。この尻下部1aに凹部2が設けられ、この凹部2にスラブ3が配置されている。スラブ3は、発泡成形したウレタンフォームをスライスしたものよりなる。スラブ3の密度は好ましくは0.015〜0.045kg/m3、特に0.018〜0.035kg/m3である。スラブ3の硬度は、好ましくは5〜25kgf、特に好ましくは7〜15kgfである。スラブ3の厚みは好ましくは5〜20mm、特に好ましくは7〜15mmである。スラブ3の上にシート状着座センサが配置される。
【選択図】図2
Description
本発明は、自動車等に搭載される座席に係り、特に、人員が座ったことを検知するシート状のセンサを備えた座席に関するものである。
アシスタント用エアバッグの誤動作(乗員が座っていない状態での衝突時にエアバッグが開くこと)の防止等のために座席にセンサを設けることがある。
特開平11−34710号公報には、パッドの底面から上方に向って凹部が設けられると共に、該凹部に嵌合体が挿入されており、該嵌合体の上面部分にセンサが設置された着座センサ付き座席が記載されている。
特開平11−34710号公報
特開平11−34710号公報の着座センサ付き座席は、凹部の天井面とパッドの上面との間の厚みが大きく、着座荷重が分散するため、センサとして感度の高いものが必要となる。
パッドの上面にシート状センサを設置することも行われているが、パッドの発泡成形時のエア溜りに起因した凹凸が該パッド上面に存在すると、センサの検出精度が低下する。そのため、所定以上の凹凸が上面に存在するパッドは、スクラップ化され、その分だけ成形歩留りが低下し、コストを押し上げる原因となっていた。
なお、パッドは、通常、ウレタンの発泡成形品であるため、ある程度のエア溜りは避け難い。
本発明は、上記従来の問題点を解決し、パッドの成形歩留りを高くすることができる着座センサ付き座席を提供することを目的とする。
請求項1の着座センサ付き座席は、軟質なパッドと、該パッドに座った人体を検知するためのシート状センサとを有する着座センサ付き座席において、該パッドは、発泡成形されたパッド本体と、該パッド本体の上面に設けられたスラブとで構成されており、該スラブの上面に前記シート状センサが配置されていることを特徴とするものである。
請求項2の着座センサ付き座席は、請求項1において、該スラブは、発泡成形されたスラブブロック品をスライスしたものであることを特徴とするものである。
請求項3の着座センサ付き座席は、請求項1又は2において、前記スラブの密度が0.015〜0.045kg/m3であることを特徴とするものである。
請求項4の着座センサ付き座席は、請求項1又は2において、前記スラブの密度が0.018〜0.035kg/m3であることを特徴とするものである。
請求項5の着座センサ付き座席は、請求項1ないし4のいずれか1項において、前記スラブの硬度が5〜25kgfであることを特徴とするものである。
請求項6の着座センサ付き座席は、請求項1ないし4のいずれか1項において、前記スラブの硬度が7〜15kgfであることを特徴とするものである。
請求項7の着座センサ付き座席は、請求項1ないし6のいずれか1項において、前記スラブの厚みが5〜20mmであることを特徴とするものである。
請求項8の着座センサ付き座席は、請求項1ないし6のいずれか1項において、前記スラブの厚みが7〜15mmであることを特徴とするものである。
請求項9の着座センサ付き座席は、請求項1ないし8のいずれか1項において、スラブの密度が0.018〜0.035kg/m3であり、スラブの硬度が7〜15kgfであり、スラブの厚みが7〜15mmであることを特徴とするものである。
請求項10の着座センサ付き座席は、請求項1ないし9のいずれか1項において、前記スラブの下側のパッド本体の上面に、発泡成形時のエア溜りに起因した凹凸が存在することを特徴とするものである。
本発明の着座センサ付き座席では、発泡成形されたパッド本体の上面にスラブを設けている。このスラブは、発泡成形されたブロック状などの成形品をスライス等の切り出し加工を施して製作したものであり、表面は平滑である。従って、このスラブの上面にセンサを配置することにより、パッド本体の上面にエア溜りに起因した凹凸が存在していても、センサの検知精度が十分に高いものとなる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1,2は本発明の一実施の形態に係る着座センサ付き座席を説明する図面であり、図1は斜視図、図2は分解斜視図である。
この実施の形態にあっては、パッドはパッド本体1と、該パッド本体1の上面に設けられたスラブ3とからなる。
パッド本体1は、尻下部1a、腿下部1b、サイド部1c及び後端部1dを有する。この尻下部1aに凹部2が設けられ、この凹部2にスラブ3が配置されている。
パッド本体1はウレタンの発泡成形品よりなる。
シートパッド本体1の構成材料としては、密度40〜80kg/m3、25%硬度15〜30kgf程度のポリウレタンフォームが望ましい。
なお、本明細書において、硬度はJASO−B408の硬さ試験法による25%硬度(kg/φ200)である。
凹部2の深さは、次に説明するスラブ3の厚みと一致する。
スラブ3は、発泡成形したスラブウレタンフォーム(ブロック品)をスライスしたものよりなる。スラブ3の密度は好ましくは0.015〜0.045kg/m3、特に0.018〜0.035kg/m3である。スラブ3の硬度は、好ましくは5〜25kgf、特に好ましくは7〜15kgfである。スラブ3の厚みは好ましくは5〜20mm、特に好ましくは7〜15mmである。なお、スラブ3の密度が0.018〜0.035kg/m3、特に約0.03kg/m3であり、硬度が7〜15kgf、特に約10kgfであり、厚みが7〜15mm、特に約10mmである場合、きわめて良好な結果が得られる。
このスラブ3は、シート状センサを配置する部分にだけ配置されても良いが、着座時の異和感を無くすために、尻下部1aの全体に配置するのが好ましい。なお、この実施の形態では、スラブ3として、尻下部の半分の大きさのものを凹部2内に左右に並列配置している。
スラブ3は、好ましくは接着剤によって凹部2の底面に接着される。この接着剤としては、ポリアミド系ホットメルトをスプレーで塗付してパッド本体と係合させる方法などを用いることができるが、これに限定されない。
このスラブ3の上にシート状の着座センサ(図示略)が配置される。この着座センサは好ましくは感圧式着座センサであり、各スラブ3,3の上に個別に配置されるのが好ましい。この着座センサに上から重なるように、表皮の裏側に薄いウレタンフォームシートをフレームラミネートした表皮材(所謂フレームラミ)をパッド本体1に被着させることにより、車両用シートが構成される。
このように構成された着座センサ付き座席のスラブ3は、発泡成形されたウレタンフォームをスライスしたものであるから、表面は平坦である。従って、発泡成形されたパッド本体1の上面(凹部2の底面を構成する尻下部1a)に、エア溜りに起因した凹凸が多少大きく生じていたとしても、スラブ3上に配置されたセンサには影響が殆どなく、高精度にて着座を検出することができる。この結果、従来はNG品としてスクラップ化される大き目の凹凸が存在しているパッド本体であっても、相当数のものを製品として利用することが可能となり、パッド本体1の成形歩留りが向上する。
これにより、パッド本体の製造コストを低減することができると共に、省資源を図ることも可能である。
1 パッド本体
2 凹部
3 スラブ
2 凹部
3 スラブ
Claims (10)
- 軟質なパッドと、該パッドに座った人体を検知するためのシート状センサとを有する着座センサ付き座席において、
該パッドは、発泡成形されたパッド本体と、該パッド本体の上面に設けられたスラブとで構成されており、
該スラブの上面に前記シート状センサが配置されていることを特徴とする着座センサ付き座席。 - 請求項1において、該スラブは、発泡成形されたスラブブロック品をスライスしたものであることを特徴とする着座センサ付き座席。
- 請求項1又は2において、前記スラブの密度が0.015〜0.045kg/m3であることを特徴とする着座センサ付き座席。
- 請求項1又は2において、前記スラブの密度が0.018〜0.035kg/m3であることを特徴とする着座センサ付き座席。
- 請求項1ないし4のいずれか1項において、前記スラブの硬度が5〜25kgfであることを特徴とする着座センサ付き座席。
- 請求項1ないし4のいずれか1項において、前記スラブの硬度が7〜15kgfであることを特徴とする着座センサ付き座席。
- 請求項1ないし6のいずれか1項において、前記スラブの厚みが5〜20mmであることを特徴とする着座センサ付き座席。
- 請求項1ないし6のいずれか1項において、前記スラブの厚みが7〜15mmであることを特徴とする着座センサ付き座席。
- 請求項1ないし8のいずれか1項において、スラブの密度が0.018〜0.035kg/m3であり、スラブの硬度が7〜15kgfであり、スラブの厚みが7〜15mmであることを特徴とする着座センサ付き座席。
- 請求項1ないし9のいずれか1項において、前記スラブの下側のパッド本体の上面に、発泡成形時のエア溜りに起因した凹凸が存在することを特徴とする着座センサ付き座席。
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2005
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