JP2007105671A - 厨芥処理装置 - Google Patents

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正宏 黒石
Takeshi Shimizu
剛 清水
Katsuji Uryu
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Yoshimitsu Takara
佳充 高良
Takemasu Okada
武倍 岡田
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Abstract

【課題】 本発明の課題は、粉砕しにくい繊維状厨芥等を効果的に粉砕することができる厨芥処理装置を提供することである。
【解決手段】 台所流しに接続される厨芥処理装置であって、
前記処理装置内に配設され、その上面に打撃刃が取り付けられた回転板と、
前記打撃刃に相対する前記処理装置の内壁に固定された環状固定刃と、
前記処理装置内の洗浄水の水位を制御する水位制御手段と、
を備えており、
前記打撃刃は、外周部の半径方向外方に突出した凸部を形成し、
前記環状固定刃は、内周部に前記打撃刃の凸部に対向する凹部を形成し、
前記回転板を回転駆動した際に、前記打撃刃の凸部は前記環状固定刃の凹部に入り込むように配置されており、
前記水位制御手段は、厨芥を粉砕処理する際に、厨芥および洗浄水の水位が、前記環状固定刃の凹部の下端より上方になるように制御することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、厨芥処理装置に係わり、特に、投入された厨芥を粉砕して排出する厨芥処理装置に関する。
特許文献1の厨芥処理装置は、処理物である厨芥を固定刃と打撃刃によって粉砕する機構を処理室内に備えている。この固定刃と打撃刃はそれぞれ凹凸の関係にあり、打撃刃が固定刃に入り込むように形成されており、それぞれの刃によるカット面を増加することで、厨芥を細かく粉砕する。
特開平7−232095号公報
しかしながら、特許文献1記載の厨芥処理装置では、処理室内における固定刃と打撃刃によるカット面がわずかに増加するだけであり、細長い繊維質厨芥や薄皮状の厨芥などは、そのカット面をすり抜けてしまいやすいため、効果的に粉砕することが難しいという問題がある。このようにして細かく粉砕することができなかった細長い繊維質厨芥や薄皮状の厨芥が粉砕処理装置から排出されると、排水管の詰まりの原因となるという問題がある。
従って、本発明は、特に粉砕しにくい繊維状や薄皮状の厨芥を効果的に粉砕することができる厨芥処理装置を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するために、本発明は、シンクの排水口に接続される厨芥投入口と、排出管に接続される厨芥排出口とを備えた厨芥処理室と、
前記厨芥処理室内に洗浄水を供給する給水装置と、
前記厨芥処理室内の前記厨芥排出口より上方に配設された回転板と、
前記回転板を回転駆動させる駆動装置と、
前記回転板上面に取り付けられた打撃刃と、
前記厨芥処理室内壁に固定され、前記打撃刃および前記回転板外周から径方向隙間を隔てて配設された環状固定刃と、
前記厨芥処理室内の洗浄水の水位を制御する水位制御手段と、を備えた厨芥処理装置であって、
前記打撃刃は、外周部の半径方向外方に突出した凸部を形成し、
前記環状固定刃は、内周部に前記打撃刃の凸部に対向する凹部を形成し、
前記回転板を回転駆動した際に、前記打撃刃の凸部は前記環状固定刃の凹部に入り込むように配置されており、
前記水位制御手段は、前記打撃刃および前記環状固定刃によって厨芥を粉砕処理する際に、厨芥および洗浄水の水位が、前記環状固定刃の凹部の下端より上方になるように制御することを特徴としている。
このように構成された本発明においては、厨芥投入口を介して厨芥処理室内に投入された厨芥は、回転板上に落下する。回転板上の厨芥は、回転板が駆動手段によって回転駆動されると、環状固定刃と打撃刃により粉砕が開始される。このとき厨芥及び洗浄水の水位は、水位制御手段によって、環状固定刃の凹部の下端より上方になるように制御され、厨芥処理室内に厨芥および洗浄水が所定量滞留される。厨芥は徐々に回転板外周と環状固定刃内周面に形成される隙間を通って、回転板下方に流下して厨芥排出口から排出される。
このように構成された本発明によれば、粉砕処理中は厨芥及び洗浄水の水位は環状固定刃の凹部の下端部より上方になるように制御されるため、厨芥は環状固定刃付近に滞留したり、あるいは一旦回転板の下に流下したものが、回転板の回転により発生する遠心力と上昇流によって再度、環状固定刃の凹部付近に戻るなどして、厨芥は環状固定刃と打撃刃により何度も繰り返し衝撃を受ける。この結果、通常では、すり抜けやすく粉砕しにくい繊維状あるいは薄皮状の厨芥でも、より微細に粉砕することができる。尚、水位とは、厨芥処理室内に滞留する水の最高位を示す。
本発明の厨芥処理装置によれば、特に処理しにくい繊維状あるいは薄皮状の厨芥も効果的に粉砕することができる。
次に、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を説明する。
まず、図1乃至図5を参照して、本発明の第1実施形態による厨芥処理装置を説明する。図1は、本発明の第1実施形態による厨芥処理装置全体を示す概略断面図である。図2は本実施形態の厨芥処理装置に使用されている回転板の上面側を示す斜視図であり、図3は下面側を示す斜視図である。図4(a)および図4(b)は本実施形態の厨芥処理装置に使用されている環状固定刃の斜視図および図4(a)のB−B線に沿う断面図である。図5は図1のA−A線に沿う厨芥処理装置の厨芥処理室の下部を示す断面斜視図である。
なお、図6(a)および図6(b)は本発明の別の形態による環状固定刃を示す斜視図および図6(a)のC−C線に沿う断面図である。図7(a)および図7(b)は本発明のさらに別の形態による環状固定刃を示す斜視図および図7(a)のD−D線に沿う断面図である。図8(a)および図8(b)は本発明のさらに別の形態による環状固定刃を示す斜視図および図8(a)のE−E線に沿う断面図である。図9(a)および図9(b)は本発明のさらに別の形態による環状固定刃を示す斜視図および図9(a)のF−F線に沿う断面図である。
図1に示すように、本発明の第1実施形態による厨芥処理装置1は、台所のシンクSの下部に配置された厨芥処理室2と、この厨芥処理室2の中間部に、水平方向に配置された円板状の回転板4と、厨芥処理室2の下に配置され、回転板4を回転駆動する駆動装置であるモーター6と、を有する。また、回転板4の上面には2つの打撃刃8が取り付けられ、回転板4の下面には2枚の羽根13が取り付けられている。また、厨芥処理室2の内壁の、打撃刃8に対向する部分には環状固定刃10が取り付けられている。また、厨芥処理室2の底面の中心から、モーター6の出力軸6aが鉛直上方に延び、その上端には回転板4が取り付けられている。
厨芥処理室2は、上方に開口した厨芥投入口2aを備え、この厨芥投入口2aは、シンクSの底面に設けられた排水口S1と連通するように配置されている。また、厨芥処理室2は、概ね円筒状であり、上端の厨芥投入口2aにおいて内径が小さく、回転板4が配置されている中間部付近から下方において内径が大きくなるように形成されている。また、厨芥処理室2の下部には、厨芥処理室2内の洗浄水及び厨芥を流出させる厨芥排出口18aが形成された排出管18が設けられている。
本実施形態による厨芥処理装置1は、厨芥処理室2内に所定量の洗浄水を供給するための給水量制御手段である給水装置16を有する。さらに、給水装置16から供給された洗浄水は、シンクSを介し排水口S1に連通した厨芥投入口2aから流入する。あるいは給水装置16から供給された洗浄水は別途設けられた専用配管を介して、シンクSを介さず直接、厨芥処理室内2へ供給しても構わない。
図2及び図3に示すように、回転板4は円形の金属板であり、その中心がモーター6の出力軸6aに取り付けられて、厨芥処理室2の内部で回転駆動される。また、回転板4の周縁部には、主に洗浄水を回転板4の下に流出させるための12個の円孔4aが空けられている。
さらに、図2に示すように、回転板4の上面には、2つの打撃刃8が回転可能に取り付けられている。各打撃刃8は、回転板4の中心に対して対称の位置に、回転軸8aを中心に回転可能に取り付けられている。打撃刃8は、概ね長方形状であり、回転軸8aに支持されている基端部で薄く、先端部の厚さが厚くなるように形成されている。また、打撃刃8は、その先端部が環状固定刃10の内周面に沿うように円弧状に形成されている。打撃刃8は、回転板4の半径方向に向けられたとき、その先端が環状固定刃10の最内周面に接触しない範囲内で、僅かに内側に位置するように位置決めされている。
図4に示すように、環状固定刃10は、円筒状の金属管の内周面に所定の間隔で凹凸を形成した、鉛直方向のスリット状くぼみ11を設けたものである。厨芥処理室2に投入された厨芥は、環状固定刃10のスリットの縁のエッジ10aと打撃刃8の間に挟まれ、すり潰されるように粉砕される。ここで、環状固定刃10は、スリット状くぼみ11以外の鉛直方向の凸部の上端と下端の間に内周部全周に渡って水平方向の凹部10bが形成されている。さらに、打撃刃8は図2に示すように、環状固定刃10の水平方向の凹部10bに対応する位置に、半径方向外方に突出した凸部8bが形成されており、回転板4の回転時には、打撃刃8の凸部8bの半径方向外方の先端は環状固定刃10に接触しない範囲内で最内周面よりも半径方向外方に突出し、環状固定刃10の凹部10bに入り込む位置関係になる。また、回転板4の回転中における打撃刃8の凸部8bと環状固定刃10の凹部10bの半径方向および高さ方向の隙間は、環状固定刃10の鉛直方向のスリット状くぼみ11、および環状固定刃10の凹部10b以外の最内周面と打撃刃8の凸部を除く先端部の隙間と同程度になるように調整されており、約0.1mm〜3mmに形成されている。
さらに、図3に示すように、回転板4の下面には、厨芥処理室2内の洗浄水及び厨芥を攪拌するための2つの羽根13が取り付けられている。各羽根13は、概ね長方形板状であり、回転板4の中心に対して対称の位置に、回転板4から鉛直下方に延びるように取り付けられている。また、各羽根13は、回転板4の半径方向に対して所定の角度傾斜するように向けられている。さらに、回転板4上面の打撃刃8と、回転板4下面の羽根13は、回転板4の円周上で90゜ずつ間隔を空けて交互に配置されている。
また、図5に示すように排出管18は円形をした厨芥処理室断面に対し、おおむね接線方向に形成されている。なお、本実施形態において、羽根13と排出管18の位置は、水位制御手段の一部を構成する。
次に、本発明の第1実施形態による厨芥処理装置1の作用を説明する。まず、使用者は、粉砕すべき厨芥を、厨芥投入口2aを介して厨芥処理室2内に投入する。投入された厨芥は、厨芥処理室2内に配置された回転板4上に落下する。次いで、使用者は、シンクSの排水口S1の蓋(図示せず)を閉め、厨芥処理装置1の作動スイッチ(図示せず)を操作する。厨芥処理装置1が作動されると、コントローラ20によって、給水弁16aが開放され、さらにモーター6が作動される。給水弁16aが開放されると、給水弁16a、給水装置16、給水管路16c、シンクS、厨芥投入口2aを通って水道水が厨芥処理室2内に流入する。また、モーター6が作動されると、その出力軸6aに取り付けられた回転板4が回転され、回転板4上の厨芥は遠心力によって、回転板4の周縁部に移動する。なお、本実施形態においては、回転板4は、毎分約2000回転の回転数で回転駆動される。好ましくは、回転板4の回転数は、毎分1500乃至3000回転にする。
回転板4の周縁部に移動した厨芥は、打撃刃8と環状固定刃10の間に挟まれ、すり潰されるように粉砕される。また、打撃刃8は、その先端部が大きく形成されているため、回転板4の回転による遠心力によって、半径方向外方に向くように力を受ける。この力は、打撃刃8の先端と環状固定刃10の間の距離を狭くするように働き、打撃刃8と環状固定刃10の間の厨芥は効果的に粉砕される。打撃刃8及び環状固定刃10によって粉砕された厨芥は、回転板4の周縁と厨芥処理室2の内壁の間を通って、給水管路16cから厨芥処理室2内に流入した洗浄水と共に回転板4の下に落下する。
このときコントローラ20からの指令により、回転板4を図5のD1方向へ回転させると、厨芥処理室2の下部に流下した厨芥および洗浄水は2枚の羽根13によって回転・攪拌され、D1方向へ回転する。なお、羽根13は、回転板4の半径方向に対して傾斜するように向けられているので、羽根13を半径方向に配置した場合よりも回転効果が高くなる。ここで、排出管18はD1方向とは逆向きの接線方向を向いているため、厨芥および洗浄水は排出管18を通って排出されにくいため、厨芥および洗浄水の水位は上昇する。この状態を継続すると、水位上昇に伴って排出管18に掛かる水圧が上昇するため、排出管18での排出は促進され、回転板4の回転数と洗浄水の供給量を制御することで、ある水位に調整することができる。したがって、コントローラ20による羽根13の取付られた回転板4の回転方向、回転数、給水装置16から供給される洗浄水の供給量の制御で、水位を制御できる。
上記のように、厨芥および洗浄水の水位が少なくとも環状固定刃10の凹部10bよりも上側にあるように制御することにより、回転板4上に投入された厨芥は、回転板4の遠心力により、環状固定刃10内周部に押し付けられながら、また厨芥排出口18aから排出される量が制限されるため、ゆっくりと回転板4の下側に排出される。更に環状固定刃10の凹部10b部によって、厨芥が引っ掛けられるため、回転板4の外周と環状固定刃10の内周面との間からすり抜け易い細長い繊維質厨芥や薄皮状を所定時間、環状固定刃10の凹部10b近傍に留めることができる。このため、回転板4の上にとどまっている間、何度も環状固定刃10と打撃刃8の間で打撃を受け、打撃刃8の凸部8bと環状固定刃10の凹部10bの間ではせん断力が何度も働くため、この間隙をすり抜け易い繊維あるいは薄皮状の厨芥も微粉砕が可能となる。また、一旦、回転板4の下側に流下した厨芥でも、羽根13により攪拌されることで促進される渦流の遠心力と上昇流によって再度、環状固定刃10の凹部10b近傍に厨芥を戻すことができ、再度粉砕する機会ができる。これらの作用により通常は処理し難い繊維あるいは薄皮状の厨芥も十分に細かく粉砕できる。
また、コントローラ20からの指令により、回転板4の回転方向を図5におけるD2と示す方向に変えると、厨芥処理室2の下部に流下していた厨芥および洗浄水は2枚の羽根13によって回転・攪拌されD2方向へ回転する。ここで、排出管18はD2方向とは同じ向きの接線方向を向いているため、厨芥処理室2内に滞留していた厨芥および洗浄水は、急速に厨芥排出口18aを通って排出管18へ排出される。また、このとき厨芥は十分に微粉砕されており、さらに滞留していた多量の洗浄水と共に排出されるので、下水管内に留まることがなく、排水管詰まりが防止される。コントローラ20は、回転板4を反転させた後、約15秒間洗浄水を供給した後、給水弁16aに制御信号を送って給水弁16aを閉鎖させると共に、モーター6を停止させる。これにより、1回の粉砕処理が終了する。
また、本発明の第1実施形態による厨芥処理装置1の環状固定刃10の別の実施例を図6に示す。環状固定刃10の水平方向の凹部10bを形成する二つの突起10c、10dのうち、打撃刃8の凸部8bが二つの突起の間に形成される水平方向の凹部10bに入り込んだ際に鉛直方向上方に配置される突起10cの長さを、鉛直方向下方に配置される突起10dよりも半径方向内方に長く突出させてもよい。こうすることで、打撃刃8の上面と環状固定刃10の上方突起10cの対向するエッジ面が増加し、粉砕しやすくなる。さらに鉛直方向上方に配置される突起10cによって繊維状厨芥や薄皮状の厨芥を絡めやすくなり、環状固定刃10の凹部10b近傍に厨芥を留めておきやすく、さらに粉砕しやすくなる。
さらに、本発明の第1実施形態による厨芥処理装置1の環状固定刃10のさらに別の実施例を図7に示す。前述のような複雑な環状固定刃10を製造しやすくするために、環状固定刃10を、打撃刃8の凸部8bより上方に対応する部分10e、凸部に対向する部分10f、凸部の下部に対向する部分10gの少なくとも3つに分割して製作し、あとで厨芥処理室2の内部の所定位置に配置する方法がある。この場合、この3つの部分は高さ方向には同一形状となるため打ち抜き等の簡便な方法で製作が可能となる。また、各環状固定刃10e、10f、10gを重ね合わせたときに、各環状固定刃10e、10f、10gの外周面側に全てを貫通する柱を設けて回り止めとすることが望ましい。あるいは、各環状固定刃10e、10f、10gをかしめ等により一体化する方法もある。
また、本発明の第1実施形態による厨芥処理装置1の環状固定刃10のさらに別の実施例を図8に示す。環状固定刃10の鉛直方向に形成されたスリット状のくぼみ11の間隔は等間隔でも良いが、図8に示すように、前記のような3層構造の場合、上層部のスリット状のくぼみの水平方向の幅11aを広く、下層部のスリット状のくぼみの水平方向の幅11bを狭くすると、上層部の幅11aよりも大きな厨芥は、まず上層で粗く粉砕され、厨芥排出口18aに向かって流下するため、下層側へ厨芥が移動した際に、さらに細かく粉砕でき、徐々に細かくなるため、はじめから狭い幅で細かく粉砕するよりも効率的に細かく粉砕できるという利点がある。
さらに、本発明の第1実施形態による厨芥処理装置1の環状固定刃10のさらに別の実施例を図9に示す。スリット状のくぼみの深さについても同様に、図9に示すように、分割作製された環状固定刃の上層部のくぼみの深さ12aは深く、下層部のくぼみの深さ12bは浅くすることで、上部で粗く粉砕した後、下部で細かく粉砕することで効率的に粉砕できるようになる。
尚、環状固定刃10における水平方向の凹部10bと打撃刃8の凸部はそれぞれ複数段になっていても良い。
また、上記実施例においては、環状固定刃10に水平方向の凹部10bを形成し、打撃刃8に凹部10bに対応する凸部8bを形成したが、環状固定刃10に凸部を形成し、打撃刃8に水平方向の凹部を形成するようにしても良い。
尚、粉砕中の水位は環状固定刃10における水平方向の凹部10bの近傍、より好ましくは水平方向の凹部10bの下端より上方且つ凹部10bの上端より下方になるように制御する。このように水位を制御することによって回転板4の回転によって生じる渦の遠心力と上昇力によって水平方向の凹部10b近傍に厨芥が滞留しやすくなるため、より効果的に粉砕が行なえる。この際、水位は水位センサーによって、制御しても良い。
また、洗浄水の水位を回転板4の回転開始時には環状固定刃10における水平方向の凹部10bの下端部より下方になるようにし、回転板4の回転開始時から所定時間経過後に環状固定刃10における水平方向の凹部10bの下端部より上方になるように制御しても良い。このようにすることで粉砕初期に充分に粉砕されない状態で回転板4下方に流下した厨芥が、水位の上昇とともに回転板4の遠心力と上昇流によって再び回転板の上方に移動し、この際再び環状固定刃10における水平方向の凹部10bと打撃刃8の凸部で粉砕処理される。この状態でもまだ充分粉砕しきれていない厨芥は排出時にも回転板4を回転させていることにより再度、粉砕処理されるため、より粉砕効率が上がる。
尚、厨芥処理室内に洗浄水および厨芥を滞留させる手段として、排水口または排水口下流側に開閉弁を設けても良い。
更に、水位を制御するために回転板を正転逆転を繰り返すように運転させても良い。このようにすることで、水位が環状固定刃10における水平方向の凹部10b近傍で上下するため、繊維状厨芥や薄皮状の厨芥を環状固定刃10における水平方向の凹部10bに絡めやすくなり、より確実に粉砕することができる。
本発明の第1実施形態による厨芥処理装置全体を示す概略断面図である。 本発明の第1実施形態による厨芥処理装置に使用されている回転板の上面側を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態による厨芥処理装置に使用されている回転板の下面側を示す斜視図である。 図4の(a)、(b)は、本発明の第1実施形態による厨芥処理装置に使用されている環状固定刃を示す斜視図および斜視図のB−B線に沿う断面図である。 図1のA−A線に沿う厨芥処理室の下部を示す断面斜視図である。 図6の(a)、(b)は、本発明の第2実施形態による環状固定刃を示す斜視図および斜視図のC−Cに沿う断面図である。 図7の(a)、(b)は、本発明の第3実施形態による環状固定刃を示す斜視図および斜視図のD−Dに沿う断面図である。 図8の(a)、(b)は、本発明の第4実施形態による環状固定刃を示す斜視図および斜視図のE−Eに沿う断面図である。 図9の(a)、(b)は、本発明の第5実施形態による環状固定刃を示す斜視図および斜視図のF−Fに沿う断面図である。
符号の説明
S シンク
S1 排水口
1 本発明の第1実施形態による厨芥処理装置
2 厨芥処理室
2a 厨芥投入口
4 回転板
4a 円孔
6 モーター
6a 出力軸
8 打撃刃
8a 回転軸
10 環状固定刃
11 環状固定刃のスリット状くぼみの(幅)
12 環状固定刃のスリット状くぼみ(深さ)
13 羽根
16 給水装置
16a 給水弁
16c 給水管路
18 排出管
18a 厨芥排出口
20 コントローラ



Claims (1)

  1. シンクの排水口に接続される厨芥投入口と、排出管に接続される厨芥排出口とを備えた厨芥処理室と、
    前記厨芥処理室内に洗浄水を供給する給水装置と、
    前記厨芥処理室内の前記厨芥排出口より上方に配設された回転板と、
    前記回転板を回転駆動させる駆動装置と、
    前記回転板上面に取り付けられた打撃刃と、
    前記厨芥処理室内壁に固定され、前記打撃刃および前記回転板外周から径方向隙間を隔てて配設された環状固定刃と、
    前記厨芥処理室内の洗浄水の水位を制御する水位制御手段と、を備えた厨芥処理装置であって、
    前記打撃刃は、外周部の半径方向外方に突出した凸部を形成し、
    前記環状固定刃は、内周部に前記打撃刃の凸部に対向する凹部を形成し、
    前記回転板を回転駆動した際に、前記打撃刃の凸部は前記環状固定刃の凹部に入り込むように配置されており、
    前記水位制御手段は、前記打撃刃および前記環状固定刃によって厨芥を粉砕処理する際に、厨芥および洗浄水の水位が、前記環状固定刃の凹部の下端より上方になるように制御することを特徴とする、
    厨芥処理装置。
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