JP2007105307A - パチンコ機 - Google Patents

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Mutsuyuki Oura
睦志 大浦
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Abstract

【課題】樹脂製の遊技板に取り付けられた遊技釘を折れ難くすることが出来る、新規な構造のパチンコ機を提供することを、目的とする。
【解決手段】遊技釘42において遊技板26に形成されたガイド穴44に差し込まれる差込部分に対して遊技釘42のガイド穴44からの抜けを防止する抜止加工部52を形成すると共に、かかる抜止加工部52の先端に対して、抜止加工部52よりも小径とされて、略一定の断面形状でストレートに延びるストレート部54を形成した。
【選択図】図5

Description

本発明は、樹脂製の遊技板の表面に多数本の遊技釘が取り付けられた遊技盤を備えるパチンコ機に関するものである。
近年、パチンコ機においては、始動入賞口への遊技球の入賞に基づいて行われる抽選の結果等が表示される液晶表示器の表示画面が大型化してきており、液晶表示器の表示画面が遊技領域に占める割合が大きくなってきている。その結果、遊技領域において遊技領域に設けられた遊技釘に衝突しながら遊技球が流下する領域が少なくなってきている。
そこで、特許文献1に記載されているように、透明な樹脂製の遊技板を備えた遊技盤を採用し、その裏側に液晶表示器を設けて、透明な遊技板を通して液晶表示器の表示画面が遊技者に視認されるようにしたパチンコ機が提案されている。
ところで、上述の如き透明な樹脂製の遊技板に取り付けられた遊技釘は、従来のラワン合板によって形成された遊技板に打ち込まれた遊技釘に比して、耐久性が低く、例えば、遊技領域を流下する遊技球が衝突した際に、或いは、傾斜方向や傾斜角度等を所定の道具を用いて調節した際において、遊技板の表面付近で折れやすいという問題があった。これは、透明な樹脂製の遊技板が、ラワン合板によって形成された遊技板に比して、柔軟性に劣り、遊技釘に外力が及ぼされた際に、遊技釘における遊技板への挿入部分の変位が許容されないことに起因すると考えられる。
それ故、上述の如き問題に対処するための方策が求められているのである。
特開平11−76517号公報
ここにおいて、本発明は、上述の如き事情を背景として為されたものであって、その解決課題とするところは、樹脂製の遊技板に取り付けられた遊技釘を折れ難くすることが出来る、新規な構造のパチンコ機を提供することにある。
以下、このような課題を解決するために為された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の組み合わせで採用可能である。また、本発明の態様乃至は技術的特徴は、以下に記載のものに限定されることなく、明細書全体に記載されたもの、或いはそれらの記載から当業者が把握することが出来る発明思想に基づいて認識されるものであることが理解されるべきである。
本発明の第一の態様は、樹脂製の遊技板の表面に多数本の遊技釘が取り付けられた遊技盤を備えるパチンコ機において、前記遊技板に形成されたガイド穴に前記遊技釘が差し込まれることで該遊技釘が該遊技板に取り付けられるようになっており、該遊技釘において該ガイド穴に差し込まれる差込部分に対して該遊技釘の該ガイド穴からの抜けを防止する抜止加工部が形成されていると共に、該抜止加工部の先端に対して、該抜止加工部よりも小径とされて、略一定の断面形状でストレートに延びるストレート部が形成されていることを、特徴とする。
このような本態様に従う構造とされたパチンコ機においては、遊技釘における差込部分に形成された抜止加工部の先端に対して、抜止加工部よりも小径なストレート部が形成されていることから、ストレート部の外径寸法とガイド穴の内径寸法を適当に設定することによって、ガイド穴の内周面とストレート部の外周面との間に隙間を形成することが可能となる。
これにより、遊技釘が差込部分に形成された抜止加工部だけで遊技板に対して実質的に拘束固定され得ることとなる。その結果、遊技板によって遊技釘に及ぼされる拘束力が軽減され得ることとなる。
従って、本態様においては、例えば、遊技球が衝突することによって、或いは、釘調整をすることによって、遊技釘に外力が及ぼされた際に、遊技釘が抜止加工部を中心として傾動しやすいようにすることが可能となる。これにより、外力が及ぼされた際の衝撃を吸収することが可能となる。その結果、樹脂製の遊技板に取り付けられた遊技釘を折れ難くすることが可能となる。
また、本態様においては、遊技釘の差込部分において、外力が及ぼされる側に、抜止加工部が形成されていることから、外力が及ぼされた部分から抜止加工部におけるストレート部が形成されたほうとは反対側の端までの離隔距離を短くすることが可能となる。これにより、外力が及ぼされた際に、外力が及ぼされた側で抜止加工部が形成されている部分とそうでない部分との境界に発生する応力を軽減することが可能となる。その結果、樹脂製の遊技板に取り付けられた遊技釘を折れ難くすることが可能となる。
更にまた、本態様においては、抜止加工部よりも小径のストレート部が抜止加工部の先端に形成されていることから、遊技釘をガイド穴に差し込む作業を容易に行うことが可能となる。
なお、本態様において、遊技板は、必ずしも樹脂材料のみによって形成されている必要はなく、例えば、樹脂材料とゴム材料を混ぜ合わせたものによって形成されていても良い。
本発明の第二の態様は、前記第一の態様に係るパチンコ機において、前記ガイド穴が段付き穴とされていると共に、その大径部が前記遊技板の裏面に開口せしめられており、該ガイド穴に前記遊技釘が差し込まれた状態下において、前記ストレート部が該大径部内に位置せしめられていることを、特徴とする。このような本態様に従う構造とされたパチンコ機においては、遊技釘がガイド穴に差し込まれた状態下において、遊技釘に形成されたストレート部が大径部内に位置せしめられていることから、ストレート部がガイド穴によって一層拘束されないようにすることが可能となる。これにより、遊技釘に外力が及ぼされた際に、遊技釘が抜止加工部を中心として一層傾動しやすいようにすることが可能となる。
また、本態様においては、ガイド穴の大径部が遊技板の裏面に開口せしめられていることから、遊技板表面の意匠を良くすることが可能となる。
上述の説明から明らかなように、本発明に従う構造とされたパチンコ機においては、遊技釘の差込部分において抜止加工部の先端にストレート部が形成されていることから、ストレート部の外径寸法とガイド穴の内径寸法を適当に設定することにより、遊技釘が遊技板に対して実質的に抜止加工部のみで拘束されているようにすることが可能となる。これにより、遊技板によって遊技釘に及ぼされる拘束力を軽減することが可能となる。その結果、遊技釘に外力が及ぼされた際に、遊技釘が抜止加工部を中心にして傾動しやすいようにすることが可能となる。従って、本態様に従う構造とされたパチンコ機においては、外力が及ぼされた際の衝撃を吸収することが可能となり、その結果、樹脂製の遊技板に取り付けられた遊技釘を折れ難くすることが可能となる。
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
先ず、図1には、本発明の第一の実施形態としてのパチンコ機10が示されている。パチンコ機10において機体の外郭をなす外枠12の開口前面側には、縦長方形の中枠14が開閉及び着脱自在に組み付けられている。この中枠14には、後述する遊技領域30を形成する遊技盤16が着脱自在に組み付けられており、かかる遊技領域30は、中枠14に対して開閉可能に組み付けられたガラス枠18によって保持されているガラス板を通して遊技者に視認されるようになっている。そして、中枠14に設けられた操作ハンドル20に対して回動可能に装着された操作レバー22を遊技者が回動操作することにより、中枠14に設けられた上皿24に貯留されている遊技球が、図示しない球送り機構を介して発射装置(図示せず)に送られた後、遊技領域30に向けて発射されるようになっている。なお、図1では、後述する遊技釘42の図示は省略してある。
続いて、中枠14に組み付けられている遊技盤16について説明する。この遊技盤16は、図2に示されているように、遊技板26を備えている。この遊技板26は、厚肉の矩形平板形状を呈しており、樹脂材料によって形成されている。そこにおいて、本実施形態では、遊技板26は透明とされており、例えば、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)やポリカーボネート(PC),アクリル樹脂等の樹脂材料や、アクリル樹脂にゴムを混ぜたもの等によって形成されている。因みに、本実施形態では、遊技板26はアクリル樹脂にゴム材料を15〜45%混ぜたものによって形成されている。これにより、遊技板26の透明度と柔軟性を確保することが可能となる。即ち、ゴム材料が15%より少ない場合には、遊技板26の柔軟性を確保することが難しくなってしまい、ゴム材料が45%より多い場合には、遊技板26の透明度を確保することが難しくなってしまうからである。そして、このような遊技板26を採用することにより、後述する遊技釘42の耐久性を確保することが可能となる。
このような遊技板26の表面側にレールセット28が設けられており、かかるレールセット28によって略円形の遊技領域30が区画形成されるようになっている。そして、このように形成された遊技領域30の適当な位置において、始動入賞装置32や特別可動入賞装置34等の遊技球が入賞可能な入賞装置や遊技球が通過可能なゲート36,装飾用のサイド飾り38等の各種構造物が設けられている。
そこにおいて、本実施形態では、始動入賞装置32への遊技球の入賞をきっかけとして行われる大当たり抽選の結果を表示する抽選結果表示装置としての液晶表示器40が、遊技板26の裏側に設けられている。これにより、液晶表示器40の表示画面に表示された大当たり抽選の結果が、透明な遊技板26を通して遊技者に視認されるようになっている。
また、遊技板26の表面には、上述の如き各種構造物が設けられた箇所以外において、多数本の遊技釘42が取り付けられている。そして、遊技領域30に向けて発射された遊技球は、遊技釘42に衝突しながら、遊技領域30を流下するようになっている。
なお、本実施形態では、遊技板26において液晶表示器40の表示画面の前方に位置する部分にも遊技釘42が取り付けられている。これにより、遊技球が、液晶表示器40の表示画面の前方を、遊技釘42に衝突しながら流下するようになっている。
そこにおいて、遊技釘42の遊技板26への取り付けは、以下の如くして、行われるようになっている。先ず、透明な樹脂製の遊技板26を用意する。透明な樹脂製の遊技板26は、例えば、圧縮成形等によって有利に形成される。因みに、本実施形態では、遊技板26の厚さは10mmとされている。
続いて、遊技板26において遊技釘42が打ち込まれる位置にガイド穴としての下穴44を形成する。この下穴44は、図3に示されているように、略一定の断面形状で遊技板26を板厚方向に貫通するように形成されている。
なお、遊技板26への下穴44の形成方法としては、金属や木材に貫通穴を形成する場合と同様に、ドリルを用いる方法や、炭酸ガスレーザ等のレーザを用いる方法等が採用され得る。
また、下穴44は、遊技板26の板厚方向に延びるように形成されていても良いが、遊技板26の板厚方向に対して所定方向に所定角度傾斜するように形成されていても良い。因みに、図3では、遊技板26の板厚方向に延びる下穴44が示されている。
更にまた、下穴44の内径寸法は、後述する遊技釘42に設けられたローレット加工部52による抜止作用、即ち、遊技釘42の遊技板26からの抜けを防止する作用が有効に発揮され得る大きさであれば、特に限定されることはない。因みに、本実施形態では、下穴44の内径寸法:R1は1.85mmとされている。
そして、上述の如き下穴44に対して、遊技釘42が差し込まれることで、遊技釘42が遊技板26に固定されるようになっている。この遊技釘42は、図4に示されているように、頭部46の下側において略一定の円形断面でストレートに延びる脚部48が設けられた形状とされており、銅(銅合金(例えば真鍮)も含む)等の金属材によって形成されている。そこにおいて、脚部48の先端には、先端側に行くに従って次第に小径となるテーパ面50が形成されている。なお、本実施形態では、脚部48の先端は平坦面とされている。
また、遊技釘42の脚部48には、ローレット加工が施された抜止加工部としてのローレット加工部52が設けられている。そこにおいて、本実施形態のローレット加工部52は、螺旋状にローレット加工が施されたことによって形成されたものである。なお、ローレット加工部52における螺旋の巻数や螺旋の傾斜角度等は、引抜強度やローレット加工部52において必要とされる強度等に応じて、適宜設定変更されるものである。
また、上述の如き螺旋状のローレット加工が施されることにより、ローレット加工部52の最大外径寸法:R2は、脚部48においてローレット加工が施されていない部分の外径寸法:R3よりも大きくされている。因みに、本実施形態では、脚部48においてローレット加工が施されていない部分の外径寸法:R3は、1.85mmとされている一方、ローレット加工部52の最大外径寸法:R2は、2mmとされている。即ち、本実施形態では、遊技釘42の脚部48においてローレット加工が施されていない部分の外径寸法:R3が、下穴44の内径寸法:R1と同じとされているのである。なお、このような下穴44の内径寸法:R1よりも最大外径寸法が大きいローレット加工部52は、脚部48が全長に亘って一定外径寸法を有する遊技釘42に対して長手方向で部分的にローレット加工を施すことによって形成することが出来る。
また、ローレット加工部52は、脚部48の先端に形成されたテーパ面50の大径端から所定距離だけ離れた位置から頭部46側に向って所定長さに亘って形成されている。即ち、遊技釘42には、ローレット加工部52よりも先端側において、略一定の円形断面でストレートに延びるストレート部54が形成されているのである。因みに、本実施形態では、ストレート部54がテーパ面50の大径端から4.3mmの長さに亘って形成されていると共に、ローレット加工部52がストレート部54の終端(頭部46側の端)から4.5mmの長さに亘って形成されている。なお、本実施形態では、テーパ面50が形成されている部分の軸方向長さは、0.7mmとされている。
このような構造とされた遊技釘42は、下穴44に差し込まれることで、遊技板26に取り付けられるようになっている。そこにおいて、本実施形態では、上述の如く、遊技釘42が遊技板26に差込固定された状態下において、遊技釘42の先端面は、遊技板26の裏面と同じ位置にある。これにより、下穴44における遊技板26の表面側開口から0.5mmだけ入り込んだ位置にローレット加工部52の頭部46側の端が位置せしめられている。その結果、ローレット加工部52の全体が下穴44内に位置せしめられている。
上述の説明から明らかなように、本実施形態では、遊技釘42においてローレット加工部52の頭部46側の端から0.5mmだけ頭部46側に移動した位置から先端までの部分によって差込部分が構成されている。即ち、差込部分に対して、遊技釘42の下穴44からの抜けを防止するローレット加工部52が形成されているのである。また、本実施形態では、遊技板26の板厚が10mmとされていることから、差込部分の長さも10mmとなる。従って、本実施形態では、ストレート部54が差込部分の軸方向長さの1/3以上に亘って形成されていることとなる。
このような構造とされたパチンコ機10においては、樹脂製の遊技板26に取り付けられた遊技釘42に対して、遊技領域30を流下する遊技球が当たったり、或いは釘調整される場合等にも、かかる遊技釘42が折れ難くなっている。そこにおいて、遊技釘42が折れ難い理由としては、例えば、以下のようなことが考えられる。
(理由)
先ず、遊技板26によって遊技釘42に及ぼされる拘束力が軽減されることである。即ち、遊技釘42は、遊技板26の下穴44への差込部分のうち、ローレット加工部52だけで実質的に拘束されているに過ぎない。これは、遊技釘42が下穴44に差し込まれた際において、ローレット加工部52の外周部分が下穴44の内周面に食い込むことで動きが拘束されるようになっている一方、ストレート部54は下穴44内に挿通位置せしめられているだけで、ローレット加工部52よりも動きが拘束されていないことに起因すると考えられる。それ故、遊技球の打ち当たりや釘調整等に際して遊技釘42に軸直角方向の外力が及ぼされた際にも、例えば差込部分が全長に亘って下穴44に拘束固定される場合に比して、軸直角方向で遊技釘42に及ぼされる拘束力が軽減されて、遊技釘42における局部的な応力集中が緩和されると考えられる。特に、遊技釘42において遊技板26による拘束力が及ぼされる部分の軸方向長さが小さくされていることから、遊技釘42に対して軸直角方向に及ぼされる外力に対する反力としてのモーメントが小さく抑えられて、遊技釘42における曲げ方向の応力発生が軽減されると考えられる。
上述の如き理由により、遊技板26に取り付けられた遊技釘42において、遊技領域30を流下する遊技球が当たったり、或いは、釘調整をすることによって、遊技釘42に外力が及ぼされた際にも、遊技釘42がローレット加工部52を中心に傾動し易くなっていると考えられる。これにより、遊技釘42に対して外力が及ぼされた際の衝撃を吸収することが可能となる。その結果、樹脂製の遊技板26に取り付けられた遊技釘42が折れ難くなっているものと考えられる。
また、本実施形態では、遊技釘42の下穴44への差込部分において、頭部46側にローレット加工部52が形成されていることから、遊技釘42に対して外力が及ぼされる部分と、ローレット加工が施されている部分とそうでない部分との頭部46側の境界との離隔距離を短くすることが可能となる。これにより、外力が及ぼされた際に、ローレット加工が施されている部分とそうでない部分との境界に及ぼされる応力を軽減することが可能となる。その結果、樹脂製の遊技板26に取り付けられた遊技釘42を折れ難くすることが可能となる。
また、本実施形態では、遊技釘42においてローレット加工部52よりも先端にストレート部54が形成されていることから、遊技釘42を下穴44に差し込む作業において、下穴44の内径寸法よりも最大外径寸法が大きくされたローレット加工部52が下穴44に差し込まれる際の抵抗力が作用する時間を短くすることが可能となる。その結果、遊技釘42を下穴44に差し込む作業をスムーズに行うことが可能となる。
特に、本実施形態では、ストレート部54が遊技釘42の差込部分の1/3以上の長さに亘って形成されていることから、遊技釘42を下穴44に差し込む作業を一層スムーズに行うことが可能となる。
また、本実施形態では、ストレート部54が差込部分の1/3以上の長さに亘って形成されていることから、遊技釘42の動きが拘束される部分、即ち、ローレット加工部52の長さ(差込部分に対してローレット加工部52が占める割合)を相対的に短くすることが可能となる。これにより、外力が及ぼされた際において、遊技釘42が一層傾動しやすいようにすることが可能となる。
更にまた、本実施形態では、遊技釘42の先端が遊技板26の裏面から突出していないことから、遊技板26の裏面をフラットにすることが可能となり、それによって、例えば、製造時に遊技盤16を取り扱い易くすることが可能となる。また、遊技釘42の先端が遊技板26の裏面から突出していない、即ち、遊技釘42が裏面ギリギリまで差し込まれていることから、下穴44が中実状態となり、したがって液晶表示器40の光が下穴44内に入り込んで乱反射することを防止でき、よって遊技板26を介した表示が滲むこと等を防止できる。
続いて、本発明の第二の実施形態について、図6に基づいて、説明する。なお、以下の説明において、第一の実施形態と同様な構造とされた部材及び部位については、図中に、第一の実施形態と同一の符号を付すことにより、それらの詳細な説明を省略する。
すなわち、本実施形態のパチンコ機は、第一の実施形態のパチンコ機(10)に比して、下穴56の形状が異なっていると共に、遊技釘58においてローレット加工部52が形成されている位置が異なっている。
より詳細には、本実施形態の下穴56は、軸方向中間部分に形成された円環形状の段差部60を挟んで小径部62と大径部64が同一中心軸上に形成された段付き穴形状とされている。そこにおいて、本実施形態では、大径部64が遊技板26の裏面側に開口位置せしめられている。
なお、遊技板26への下穴56の形成方法としては、金属や木材に段付き穴を形成する場合と同様な方法が採用される。具体的には、例えば、小径部分と大径部分を有する段付きドリルを用いて、段付き穴(大径部64と小径部62を有する下穴56)を一回の穴あけ作業で形成する方法等が採用される。勿論、先に小径部62を形成しておき、その後、大径部64を形成することにより、段付き穴(大径部64と小径部62を有する下穴56)を二回の穴あけ作業で形成することも可能である。
また、本実施形態の遊技釘58は、テーパ面50の大径端から2.8mmだけ頭部46側に移動した位置から頭部46側に向けて4.5mmの長さに亘ってローレット加工部52が形成されている。即ち、本実施形態では、ローレット加工部52よりも先端に形成されたストレート部54の長さが2.8mmとされているのである。
このような構造とされた遊技釘58が、上述の如き下穴56の小径部62側から差し込まれることで、遊技釘58が遊技板26に取り付けられるようになっている。そこにおいて、本実施形態では、遊技釘58が遊技板26に取り付けられた状態で、ローレット加工部52における頭部46側の端が下穴56の表側開口から2mmだけ入り込んだ位置にあると共に、ローレット加工部52の全体が小径部62内に位置せしめられている。即ち、本実施形態では、ローレット加工部52が下穴56(遊技板26)の略中間部に配置されているのである。また、本実施形態では、上述の如く、遊技釘58が遊技板26に取り付けられた状態で、ストレート部54が大径部64内に位置せしめられていると共に、遊技釘42の先端が大径部64内に位置せしめられている。
このような構造とされた本実施形態のパチンコ機においては、遊技釘58が、遊技板26の下穴56への差込部分のうち、下穴56の小径部62だけで実質的に拘束されているに過ぎないことから、第一の実施形態と同様な効果を得ることが可能となる。
特に、本実施形態では、ストレート部54が大径部64内に位置せしめられていることから、外力が及ぼされた際において、遊技釘58が一層傾動しやすいようにすることが可能となる。
以上、本発明の幾つかの実施形態について詳述してきたが、これらはあくまでも例示であって、本発明は、かかる実施形態における具体的な記載によって、何等、限定的に解釈されるものではない。
例えば、前記第二の実施形態では、大径部64と小径部62は同一中心軸上に形成されていたが、大径部64と小径部62は、必ずしも同一中心軸上に形成されている必要はなく、大径部64と小径部62の何れか一方が他方に対して偏心位置せしめられていても良い。これにより、例えば、遊技球が当たる側において大径部64の内周面と遊技釘42との隙間を広く設定して、遊技球が当たった際において、遊技釘42を一層折れ難くすることが可能となる。
また、前記第二の実施形態において、小径部62と大径部64は、必ずしも同じ方向に延びている必要はなく、例えば、小径部62を所定の方向に所定角度傾斜して延びるようにする一方、大径部64を遊技板26の板厚方向に延びるようにしても良い。その際、小径部62は、炭酸ガスレーザ等のレーザで形成することが望ましく、それによって、所定方向に所定角度傾斜した状態で延びる小径部62を有利に形成することが可能となる。
さらに、前記第一及び第二の実施形態では、全体が樹脂材料(アクリル樹脂にゴム材料を混ぜたもの)によって形成されている遊技板26を備えるパチンコ機10に対して本発明を適用したものの一具体例が示されていたが、本発明は、例えば、一部が樹脂材料(樹脂材料にゴム材料を混ぜたものでも良い)によって形成されていると共に、その他の部分がラワン材等によって形成されている遊技板を備えるパチンコ機に対しても、勿論、適用可能である。
また、前記第一及び第二の実施形態では、液晶表示器40が遊技板26の裏側に設けられていたが、液晶表示器40が遊技板26の裏側に設けられている必要はない。
更にまた、ローレット加工部52における頭部46側の端の位置は、下穴44内であれば、特に限定されるものではないが、遊技板26の表面側の開口から1.5mm〜3.0mmの範囲内にあることが望ましい。これにより、外力が及ぼされた際において、遊技釘42を折れ難くすることが可能となる。
また、ローレット加工部52の軸方向長さは、ローレット加工部52の最大外径寸法:R2が2mmの場合、差込部分の軸方向長さに対して、40〜45%の割合であることが望ましい。これにより、引抜強度を確保しつつ、外力が及ぼされた際において、遊技釘42を折れ難くすることが可能となる。
また、ローレット加工部52の最大外径寸法:R2は、前記第一及び第二の実施形態のものに限定されることはなく、例えば、遊技釘42,58の引抜強度を確保するために、ローレット加工部52の最大外径寸法:R2を大きくしても良い。
その他、一々列挙はしないが、本発明は、当業者の知識に基づいて、種々なる変更,修正,改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもない。
本発明の第一の実施形態としてのパチンコ機を示す正面図である。 図1に示されたパチンコ機に採用されている遊技盤を示す正面図である。 図2に示された遊技盤を構成する遊技板に下穴があけられた状態を示す断面図である。 図2に示された遊技盤を構成する遊技板に打ち込まれる遊技釘を示す図面である。 図2に示された遊技盤を構成する遊技板に遊技釘が打ち込まれた状態を示す断面図である。 本発明の第二の実施形態としてのパチンコ機に採用されている遊技盤を構成する遊技板に遊技釘が打ち込まれている状態を示す断面図である。
符号の説明
10 パチンコ機
16 遊技盤
26 遊技板
42 遊技釘
44 下穴
52 ローレット加工部
54 ストレート部

Claims (2)

  1. 樹脂製の遊技板の表面に多数本の遊技釘が取り付けられた遊技盤を備えるパチンコ機において、
    前記遊技板に形成されたガイド穴に前記遊技釘が差し込まれることで該遊技釘が該遊技板に取り付けられるようになっており、該遊技釘において該ガイド穴に差し込まれる差込部分に対して該遊技釘の該ガイド穴からの抜けを防止する抜止加工部が形成されていると共に、該抜止加工部の先端に対して、該抜止加工部よりも小径とされて、略一定の断面形状でストレートに延びるストレート部が形成されていることを特徴とするパチンコ機。
  2. 前記ガイド穴が段付き穴とされていると共に、その大径部が前記遊技板の裏面に開口せしめられており、該ガイド穴に前記遊技釘が差し込まれた状態下において、前記ストレート部が該大径部内に位置せしめられている請求項1に記載のパチンコ機。
JP2005300505A 2005-10-14 2005-10-14 パチンコ機 Pending JP2007105307A (ja)

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