JP2007104616A - 防水イヤホン - Google Patents
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Abstract
【課題】 一時的に水滴のかかるところや、長時間にわたり水がかかるような環境で使用したり、水中に入ったりして使用するインナータイプイヤホンを、完全に防水状態でしかも音響特性を何ら損なうことなく使用できるようにした防水イヤホンを提供すること。
【解決手段】 外耳内に挿入する柔軟なイヤホンパッドを装着したインナータイプイヤホンであって、イヤホン本体はスピーカー部及び接続コード挿入部を水密にカバーすると共に、イヤホンパッドが装着された出力音道部には極めて撥水性の高い微細多孔質性フィルムを装着し、音響特性を損なうことなく防水性能を確保するように構成せしめた。
また、出力音道部の内方端部には前記微細多孔質性フィルムが配設されると共に外方端部には防塵部材が一体に配設されイヤホン本体に着脱可能に装着せしめた。
【選択図】図1
【解決手段】 外耳内に挿入する柔軟なイヤホンパッドを装着したインナータイプイヤホンであって、イヤホン本体はスピーカー部及び接続コード挿入部を水密にカバーすると共に、イヤホンパッドが装着された出力音道部には極めて撥水性の高い微細多孔質性フィルムを装着し、音響特性を損なうことなく防水性能を確保するように構成せしめた。
また、出力音道部の内方端部には前記微細多孔質性フィルムが配設されると共に外方端部には防塵部材が一体に配設されイヤホン本体に着脱可能に装着せしめた。
【選択図】図1
Description
本発明は、防水イヤホン特に出力音道部を外耳道に挿入して使用するインナータイプイヤホンに適用して好適な防水イヤホンに関する。
近年、電気機器は機能の多様化に加え小型化が進み、カセットテープなどの記録媒体を使用したメカニカル構造のカセットプレーヤに代え、半導体メモリを記録媒体としたハードメモリプレーヤが普及し、音楽プレーヤとして気軽に携帯してどこでも良質の音楽を楽しむことが出来るようになった。
特に、音楽好きの者にとっては、良質で音響特性の良いプレーヤ、イヤホンで常に音楽を楽しみながら他のプレイを楽しむということが行われており、例えばスキューバダイバーなどにとっても、水際で楽しんだり、水中を遊泳しながら音楽を聞くなどということも気軽に行えるようになった。
従って、イヤホンを外耳道に挿入したまま水をかぶったり水中に入るため、イヤホンは防水性が要求され、しかも音響特性の良いものが求められている。
従って、イヤホンを外耳道に挿入したまま水をかぶったり水中に入るため、イヤホンは防水性が要求され、しかも音響特性の良いものが求められている。
しかるに、上述したような場合の公知の防水構造のイヤホンとしては、外耳道挿入部の出力音道部に或いは該音道部とスピーカ本体の間に、防水膜としてPETフィルムや撥水加工を施した布膜を配設したものが知られている。
従って、この場合PETフィルムのような膜を介しての音の伝播では、音響特性として感度や周波数特性が損なわれ、音質的には不十分なものとなってしまい、又それを改善する意味で撥水加工を施した布膜を用いた場合では、十分な防水効果が得られないなどの問題があった。
従って、この場合PETフィルムのような膜を介しての音の伝播では、音響特性として感度や周波数特性が損なわれ、音質的には不十分なものとなってしまい、又それを改善する意味で撥水加工を施した布膜を用いた場合では、十分な防水効果が得られないなどの問題があった。
以上のような公知のイヤホンにあっては、音響特性と防水特性を共に満足するには不十分であるという問題があった。
本発明は、簡単な構成で音響特性が損なわれることなく、十分な防水性を有し、更には防塵部材の汚れなどの対応のため出力音道部の防水ユニットを容易に着脱交換可能にした防水イヤホンを提供することを目的とする。
本発明は、簡単な構成で音響特性が損なわれることなく、十分な防水性を有し、更には防塵部材の汚れなどの対応のため出力音道部の防水ユニットを容易に着脱交換可能にした防水イヤホンを提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、外耳道に挿入する柔軟なイヤホンパッドを装着したインナータイプイヤホンであって、イヤホン本体はスピーカー部及び接続コードを水密にカバーすると共に、イヤホンパッドが装着される出力音道部には極めて撥水性の高い微細多孔質性フィルムを装着したものである。
また、第二の課題解決手段としては、前記出力音道部の内方端部には前記多孔質性フィルムが配設されると共に外方端部には防塵部材が一体に配設され、イヤホン本体に着脱交換可能に装着したものである。
上記課題の解決手段によれば、スピーカーからの発信音は伝播ロスが生じたり周波数特性が低下したりすることなく良好な感度や音質で伝播される。
また、防水、防塵ユニットは容易に着脱交換可能なので、汚れなどによる交換が容易である。
また、防水、防塵ユニットは容易に着脱交換可能なので、汚れなどによる交換が容易である。
上述したように本発明の防水イヤホンは、使用中においては第一次的には外耳道挿入部のイヤホンパッドでイヤホンの一応の防水性は得られるが、イヤホンの装着状態によっては外耳道内方への水の進入もあり、そのような場合には水密にカバーされたスピーカー部とイヤホンパッドが装着された出力音道部の部分には、極めて撥水性の高い微細多孔質性フィルムが配設されているので、スピーカー部への水の浸入を防ぐ一方、音の伝播ロス、周波数特性の低下などの音響特性に影響を与えることがない。
さらに、微細多孔質性フィルムと防塵部材が一体に配設された防水ユニットは、イヤホン本体に着脱交換可能に配設されているので、耳垢や取り扱い上汚れがついたりした場合の交換や、好みで異なった色のユニットに交換してファッション的に自分に合ったものとすることも容易に可能である。
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る防水イヤホンを断面とした側断面図である。
図2は、図1の要部の拡大側断面図である。
図3は、第2図の要部の分解斜視図である。
各図において、1はインナータイプイヤホンで、2はスピーカー部の発音体でイヤホンホルダー3に固定されている。4は前ケース、5は後ケースで、イヤホンホルダー3の前後両側に嵌合固定されており、スピーカー部の発音体2を水密にカバーしている。
図1は、本発明の一実施形態に係る防水イヤホンを断面とした側断面図である。
図2は、図1の要部の拡大側断面図である。
図3は、第2図の要部の分解斜視図である。
各図において、1はインナータイプイヤホンで、2はスピーカー部の発音体でイヤホンホルダー3に固定されている。4は前ケース、5は後ケースで、イヤホンホルダー3の前後両側に嵌合固定されており、スピーカー部の発音体2を水密にカバーしている。
4aは前ケース4の図1において上方向の開口4bを形成した出力音道部であり、該出力音道部4aの端部には開口4bに連通した防水ユニット6が水密に着脱可能に嵌合配設されている。出力音道部4aの前側端部周面には面取部4cが形成されている。
7は微細多孔質性フィルムで、例えば、公知のゴアテックス(登録商標)メンブレンの如き極めて微細で多孔のフィルムを用い、前記防水ユニット6と前記前ケース4の出力音道部4a間に密着配設されている。
なお、防水ユニット6は前ケース4への嵌合状態から離脱する際には、出力音道部4aの周面に面取部4cが形成されているので、容易に引っ掛けて離脱できる。
フィルム7は、予め製造上の理由から設けられた保護リング8に周面が固定され、上面が防水ユニット6のホルダー6aの下面6bに接着固定され配設される。
なお、防水ユニット6は前ケース4への嵌合状態から離脱する際には、出力音道部4aの周面に面取部4cが形成されているので、容易に引っ掛けて離脱できる。
フィルム7は、予め製造上の理由から設けられた保護リング8に周面が固定され、上面が防水ユニット6のホルダー6aの下面6bに接着固定され配設される。
9は防塵部材で、例えば発泡材からなり、防水ユニット6のホルダー6aの前方側に固定配設されている。
防塵部材9は、不織布、金属ネット等通気性のあるものであれば良く、発泡材に限定されることはない。
防塵部材9は、不織布、金属ネット等通気性のあるものであれば良く、発泡材に限定されることはない。
10はイヤホンパッドで、例えばシリコンゴム等の軟質材からなり、筒状部10aに対し環状フランジ10b,10cが上下にパラボラアンテナ状に下方に向けて一体に形成され、前ケース4の出力音道部4aの外面に嵌合配設されており、筒状部10aの下部の係止部10dが前ケース4の出力音道部4aの段部に係合して固定されている。該イヤホンパッド10の環状フランジ10b,10cの形状はパラボラアンテナ状に限らず、平坦な鍔状であってもよく、枚数も限定されない。
11は接続コードで、後ケース5からの出口部は水密に配設されている。12は半田付け部である。
11は接続コードで、後ケース5からの出口部は水密に配設されている。12は半田付け部である。
かかる構成の防水イヤホンによれば、多少の水がかかった程度の場合には端部の防塵部材9ではじかれ、イヤホン内部にまで水が浸入することはないが、例えばイヤホンをしたまま水中に入ったり、長時間にわたり水がかかるような環境で使用したような場合には、防塵部材9を介して水はイヤホン内部に浸入する可能性もある。
しかるに、そのような場合には、浸入した水も微細多孔質性フィルム7によってそれ以上の内部への浸入は阻止され、発音体2からなるスピーカー部は完全に水から守られ発信音に何ら支障をきたすことがない。
しかるに、そのような場合には、浸入した水も微細多孔質性フィルム7によってそれ以上の内部への浸入は阻止され、発音体2からなるスピーカー部は完全に水から守られ発信音に何ら支障をきたすことがない。
かくして、スピーカー部からの発信音は出力音道部4aの開口4bを介して微細多孔質性フィルム7から外方にそのまま伝えられ、伝播ロスを生じることなく、周波数特性が損なわれるということもなく、イヤホン内部の発音体2からの再生音は良好な音響特性のままイヤホン外部に伝達される。
この際、外耳内に挿入したイヤホンは、イヤホンパッド10の環状フランジ10b,10cによって外耳内への水の浸入も阻止するので、耳への水の影響も何ら生じることがない。
この際、外耳内に挿入したイヤホンは、イヤホンパッド10の環状フランジ10b,10cによって外耳内への水の浸入も阻止するので、耳への水の影響も何ら生じることがない。
尚、本発明による上述した防水構造は、インナータイプイヤホンに適用したものとして説明したが、オープンエアータイプのイヤホンにも勿論適用可能である。
1 インナータイプイヤホン
2 発音体
3 イヤホンホルダー
4 前ケース
4a 出力音道部
4b 開口
5 後ケース
6 防水ユニット
6a ホルダー
7 微細多孔質性フィルム
8 保護リング
9 防麈部材
10 イヤホンパッド
10a 筒状部
10b 環状フランジ
10c 環状フランジ
2 発音体
3 イヤホンホルダー
4 前ケース
4a 出力音道部
4b 開口
5 後ケース
6 防水ユニット
6a ホルダー
7 微細多孔質性フィルム
8 保護リング
9 防麈部材
10 イヤホンパッド
10a 筒状部
10b 環状フランジ
10c 環状フランジ
Claims (2)
- 外耳道に挿入する柔軟なイヤホンパッドを装着したインナータイプイヤホンにおいて、イヤホン本体はスピーカー部及び接続コード挿入部を水密にカバーすると共に、前記イヤホンパッドが装着される出力音道部には極めて撥水性の高い微細多孔質性フィルムを装着し、音響特性を損なうことなく防水性能を確保するように構成されていることを特徴とする防水イヤホン。
- 前記出力音道部の内方端部には前記微細多孔質性フィルムが配設されると共に外方端部には防塵部材が一体に配設され、前記イヤホン本体に着脱可能に装着されていることを特徴とする請求項1に記載の防水イヤホン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005315370A JP2007104616A (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | 防水イヤホン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005315370A JP2007104616A (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | 防水イヤホン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007104616A true JP2007104616A (ja) | 2007-04-19 |
Family
ID=38031062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005315370A Pending JP2007104616A (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | 防水イヤホン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007104616A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009031238A1 (ja) * | 2007-09-07 | 2009-03-12 | Pioneer Corporation | イヤホン |
JP2010008071A (ja) * | 2008-06-24 | 2010-01-14 | Shinko Denshi Kk | 秤 |
KR101006711B1 (ko) * | 2008-09-30 | 2011-01-10 | 주식회사 예일전자 | 방수이어폰 |
WO2011043101A1 (ja) * | 2009-10-05 | 2011-04-14 | フォスター電機株式会社 | ヘッドホン |
CN105072543A (zh) * | 2015-07-20 | 2015-11-18 | 朝阳聚声泰(信丰)科技有限公司 | 一种防静电防尘手机喇叭 |
KR101974966B1 (ko) * | 2018-05-23 | 2019-05-03 | 주식회사 알머스 | 이어폰 |
CN112135223A (zh) * | 2020-09-15 | 2020-12-25 | 声威士通讯(深圳)有限公司 | 一种具有声学防水结构的电子设备 |
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2005
- 2005-09-30 JP JP2005315370A patent/JP2007104616A/ja active Pending
Cited By (9)
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JP2011082701A (ja) * | 2009-10-05 | 2011-04-21 | Foster Electric Co Ltd | ヘッドホン |
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CN112135223A (zh) * | 2020-09-15 | 2020-12-25 | 声威士通讯(深圳)有限公司 | 一种具有声学防水结构的电子设备 |
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