JP2008147710A - イヤーホン - Google Patents
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Abstract
【課題】 外耳道内空間の密閉度が高いイヤーピースを聴取者の外耳道に挿脱する際に、聴取者の鼓膜に大きな気圧変化を加えないようにし、装着時の音声再生特性および遮音特性に優れたイヤーホンを提供する。
【解決手段】 ハウジングが、聴取者がイヤーホンを外耳道に挿脱する場合に手の指で保持するハウジングボディと、ハウジングボディに設けられて前室空間とハウジングの外部自由空間とを連通する通気管と、通気管内の空気の流れを制御する開閉機構と、を有し、開閉機構が、聴取者がイヤーピースを外耳道に挿脱する場合にハウジングボディを手の指で保持する動作によって通気管内の空気を移動可能にするように開き、かつ、聴取者がハウジングボディから指を離す動作によって通気管内の空気を移動不可能なように閉じる開閉弁を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 ハウジングが、聴取者がイヤーホンを外耳道に挿脱する場合に手の指で保持するハウジングボディと、ハウジングボディに設けられて前室空間とハウジングの外部自由空間とを連通する通気管と、通気管内の空気の流れを制御する開閉機構と、を有し、開閉機構が、聴取者がイヤーピースを外耳道に挿脱する場合にハウジングボディを手の指で保持する動作によって通気管内の空気を移動可能にするように開き、かつ、聴取者がハウジングボディから指を離す動作によって通気管内の空気を移動不可能なように閉じる開閉弁を備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、聴取者の耳介腔に装着して音声を再生するイヤーホンであって、特に、聴取者の外耳道に挿脱されるイヤーピースを備えるインナーイヤー型のイヤーホンに関する。
聴取者の耳介腔に装着して音声を再生するイヤーホンにおいて、いわゆるインナーイヤー型のイヤーホンのなかには、外耳道に挿脱されるイヤーピース(もしくは、イヤーチップ。)を備えるものがある。イヤーピースは、インナーイヤー型のイヤーホンが挿脱される聴取者の外耳道を保護するために、エラストマー、ゴム、ウレタンといった軟質の材料で形成され、聴取者の外耳道に挿入されると、金属若しくは樹脂で形成されるイヤーホンのハウジングとの間に狭みこまれて、聴取者の外耳道に密着するように弾性変形する。
イヤーピースの材料および形状により、外耳道の密閉度が変わるので、イヤーピースは、イヤーホンの音声再生特性(特に低音域。)と、外部自由空間の騒音が聴取者へ伝搬しないようにする遮音特性と、に影響を与える。イヤーピースが弾性変形して聴取者の外耳道に密着することで構成される空間(以下、外耳道内空間という。)の密閉の具合が聴取者によって変化し、外部自由空間に対する密閉具合がバラつくと、イヤーホンの低音域の音声再生特性が聴取者によって変化しやすくなる。また、外耳道内空間が、外部自由空間と通気可能に連通していると、イヤーホンの遮音特性は劣化し、外部の騒音が聴取者へ伝わりやすくなる。
従来には、外耳道内空間が密閉されることにより発生する音の「コモリ」に起因する音質の劣化を、通気抵抗体を介して外部自由空間に連通させる通気孔をイヤーホンに設けることにより、防止しようとするものがある(特許文献1、特許文献2)。また、同様に、外耳道内空間における再生音の高音圧などによる圧力上昇分が、ドライバーの振動板に反発力として作用して再生音に悪影響を与えたり、振動板を損傷したりすることを防止するものとして、イヤーピースに該当するプロテクターの周壁部に、外耳道内空間と外部自由空間とを連通する連通路を形成したものがある(特許文献3)。さらに、従来には、外耳道内空間と外部自由空間とを連通する連通路を形成したイヤーホンにおいて、この連通路を開閉する蓋または移動突起を有するものがある(特許文献4)。
しかし、イヤーホンが、音声再生特性と遮音特性とに優れる密閉型として設計されている場合には、イヤーピースが通気性のない材料で形成されている、あるいは、イヤーピースが聴取者の外耳道に密着して外耳道内空間と外部自由空間とをほぼ遮断する形状に設計されていることがある。このような密閉型のイヤーホンでは、外耳道内空間と外部自由空間とを連通する連通路は形成されていないことが多い。また、連通路が形成されているとすれば、音声再生時には連通路を確実に閉塞しておかなければ、所定の音声再生特性および遮音特性を確保できない。
さらに、イヤーピースが聴取者の外耳道に密着して、外耳道内空間と外部自由空間とをほぼ遮断するようなイヤーホンにおいては、上記のように外耳道内空間の密閉度が高いので、イヤーピースを聴取者の外耳道に挿脱する際に外耳道内空間の気圧の変化が大きくなり、聴取者の鼓膜にも大きな気圧変化が加わるという問題がある。つまり、聴取者がイヤーホンを外耳道に挿脱する際に、鼓膜に痛みを感じたり、圧迫感を感じたりする場合があるという問題がある。大きな気圧変化で鼓膜が押しつけられたり引っ張られたりすると、鼓膜および耳小骨に障害を生じ、後遺症を残すおそれもある。
本発明は、上記の従来技術が有する問題を解決するためになされたものであり、その目的は、聴取者の耳介腔に装着して音声を再生するイヤーホンにおいて、特に、外耳道内空間の密閉度が高いイヤーピースを聴取者の外耳道に挿脱する際に、聴取者の鼓膜に大きな気圧変化を加えないようにし、装着時の音声再生特性および遮音特性に優れたイヤーホンを提供することにある。
本発明のイヤーホンは、ドライバーと、ドライバーを固定してドライバーの前室空間ならびに前室空間に連通する音道を規定するハウジングと、音道の外側を包囲して聴取者の外耳道に挿脱されるイヤーピースと、を備えるイヤーホンであって、ハウジングが、聴取者がイヤーホンを外耳道に挿脱する場合に手の指で保持するハウジングボディと、ハウジングボディに設けられて前室空間とハウジングの外部自由空間とを連通する通気管と、通気管内の空気の流れを制御する開閉機構と、を有し、開閉機構が、聴取者がイヤーピースを外耳道に挿脱する場合にハウジングボディを手の指で保持する動作によって通気管内の空気を移動可能にするように開き、かつ、聴取者がハウジングボディから指を離す動作によって通気管内の空気を移動不可能なように閉じる開閉弁を備える。
好ましくは、本発明のイヤーホンは、通気管が、ハウジングボディに形成された溝部であり、開閉機構の開閉弁が、板バネ部材で形成されていて、板バネ部材の一端がハウジングボディに固定され、板バネ部材の他端がハウジングボディから聴取者の手の指に当接可能に突出し、板バネ部材の中間部が通気管を開閉する弁部を形成する。
また、好ましくは、本発明のイヤーホンは、通気管が、ハウジングボディに形成された溝部であり、開閉機構の開閉弁が、通気性のない低反発材料で形成されていて、定常時には溝部を充填する寸法に加工されたブロック部材であり、ブロック部材の一端がハウジングボディの溝部に固定され、ブロック部材の他端がハウジングボディの溝部から聴取者の手の指に当接可能に突出し、ブロック部材の中間部が通気管を開閉する弁部を形成する。
また、好ましくは、本発明のイヤーホンは、通気管が、ハウジングボディに形成された貫通孔であり、樹脂で形成されている開閉機構の開閉弁が、通気管内に配置されて貫通孔を開閉する平板状の弁部と、弁部から貫通孔を通じて聴取者の手の指に当接可能に突出して形成される突起部と、を有し、開閉機構が、開閉弁の弁部とハウジングボディとの間に狭持される弾性体をさらに備える。
以下、本発明の作用について説明する。
本発明のイヤーホンは、音声信号を音波に変換するドライバーと、ドライバーを固定してドライバーの前室空間ならびに前室空間に連通する音道を規定するハウジングと、音道の外側を包囲して聴取者の外耳道に挿脱されるイヤーピースと、を備える。ドライバーは、振動板を備える動電型ドライバーの他に、バランスドアーマチュア型ドライバー、もしくは、圧電型ドライバーであってもよい。ハウジングは、金属若しくは樹脂で形成されて、ドライバーから発せられた音波が伝搬する前室空間ならびに前室空間に連通する音道を規定する。イヤーホンの装着時には、この音道は聴取者の外耳道に挿入される。そして、イヤーピースは、音道の外側を包囲しており、聴取者の外耳道との間に狭みこまれて、聴取者の外耳道に密着するように弾性変形する。
ハウジングは、前室空間ならびに音道の他に、聴取者がイヤーホンを外耳道に挿脱する場合に手の指で保持するハウジングボディと、ハウジングボディに設けられて前室空間とハウジングの外部自由空間とを連通する通気管と、通気管内の空気の流れを制御する開閉機構と、を有する。この開閉機構は、聴取者がイヤーピースを外耳道に挿脱する場合にハウジングボディを手の指で保持する動作によって通気管内の空気を移動可能にするように開き、かつ、聴取者がハウジングボディから指を離す動作によって通気管内の空気を移動不可能なように閉じる開閉弁を備える。
すなわち、この開閉機構は、聴取者がイヤーホンを外耳道に挿脱する際に、ハウジングボディを手の指で保持する動作に合わせて開閉弁が開き、通気管内の空気が、前室空間とハウジングの外部自由空間とを連通させる。したがって、本発明のイヤーホンは、イヤーピースが、聴取者の外耳道に密着して外耳道内空間と外部自由空間とをほぼ遮断するような外耳道内空間の密閉度が高いものであっても、外耳道に挿脱する際に外耳道内空間の気圧の変化が大きくならず、聴取者の鼓膜に大きな気圧変化が加わることがない。聴取者がイヤーホンを外耳道に挿脱する際に、鼓膜に痛みを感じたり圧迫感を感じたりすることがないので、鼓膜および耳小骨に障害を生じ、後遺症を残すおそれもない。
一方で、聴取者がイヤーホンを外耳道に挿入した際は、ハウジングボディから手の指を離すと、開閉弁が閉じて外耳道内空間の密閉度を高めることができる。したがって、イヤーホンを装着した音声再生時には、通気管が確実に閉塞し、所定の音声再生特性および遮音特性を確保して、聴取者に音声再生することができる。つまり、従来の連通路を開閉する蓋または移動突起を有するイヤーホンにおいては、聴取者がイヤーホンを外耳道に挿入した後にあらためて意図してイヤーホンの通気性を調整しなければならないといった操作性の悪さを感じることがあるのに対して、本発明のイヤーホンでは、外耳道に挿入した後になかば自動的に通気管が閉塞するので、特別な操作を要することなく所定の音声再生特性および遮音特性を確保することができ、かつ、装着時の外耳道内空間の気圧変化を原因とする問題も解消することができる。
具体的には、通気管がハウジングボディに形成された溝部である場合には、開閉機構の開閉弁は、板バネ部材で形成されているか、通気性のない低反発材料で形成されたブロック部材である。また、通気管がハウジングボディに形成された貫通孔である場合には、開閉機構の開閉弁は、樹脂で形成されている平板状の弁部と、弁部から貫通孔を通じて突出する突起部と、を有し、さらに、開閉弁の弁部とハウジングボディとの間に狭持される弾性体を備える。開閉機構の開閉弁は、いずれも、通気管を開閉する弁部と、聴取者の手の指に当接可能にハウジングボディから突出する部分と、を備えていればよい。
なお、開閉機構の開閉弁は、聴取者がハウジングボディを手の指で保持する動作に際して指と当接する当接部材を、ハウジングボディの外側に備えていてもよい。聴取者がイヤーホンを外耳道に挿脱する際に、ハウジングボディを手の指で保持する動作で当接部材が押されると、その動作に合わせて開閉弁が開くので、通気管内の空気が前室空間とハウジングの外部自由空間とを連通させることができる。また、聴取者がイヤーホンを外耳道に挿入した後は、ハウジングの当接部材から指を離すので、開閉弁が閉じて通気管を閉塞し、所定の音声再生特性および遮音特性を確保することができる。
聴取者の耳介腔に装着して音声を再生するイヤーホンにおいて、特に、外耳道内空間の密閉度が高いイヤーピースを聴取者の外耳道に挿脱する際に、聴取者の鼓膜に大きな気圧変化が加わることがなく、聴取者は鼓膜に痛みを感じたり圧迫感を感じたりすることがない。また、装着時の音声再生特性および遮音特性に優れたイヤーホンを提供することができる。
本発明のイヤーホンは、外耳道内空間の密閉度が高いイヤーピースを聴取者の外耳道に挿脱する際に、聴取者の鼓膜に大きな気圧変化を加えないようにし、装着時の音声再生特性および遮音特性に優れたイヤーホンを提供するという目的を、ハウジングが、聴取者がイヤーホンを外耳道に挿脱する場合に手の指で保持するハウジングボディと、ハウジングボディに設けられて前室空間とハウジングの外部自由空間とを連通する通気管と、通気管内の空気の流れを制御する開閉機構と、を有し、開閉機構が、聴取者がイヤーピースを外耳道に挿脱する場合にハウジングボディを手の指で保持する動作によって通気管内の空気を移動可能にするように開き、かつ、聴取者がハウジングボディから指を離す動作によって通気管内の空気を移動不可能なように閉じる開閉弁を備えるようにすることにより、実現した。
以下、本発明の好ましい実施形態によるイヤーホンについて説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。
図1は、本発明の好ましい実施形態によるイヤーホン1を説明する図である。図1(a)は、イヤーホン1の外観斜視図であり、図1(b)は、イヤーホン1を構成する各部品について順番に並べた分解斜視図である。また、図2は、本発明のイヤーホン1の内部構造と、このイヤーホン1を聴取者10の両耳のうちその一方の耳(耳介11、耳介腔12、外耳道13。)に装着した場合と、を説明する断面図である。なお、後述するように、イヤーホン1の一部の構造や、内部構造等、そして、聴取者10の鼓膜及び内耳は、省略している。
本実施例のイヤーホン1は、聴取者10の外耳道13にイヤーピース3を挿入して装着するインナーイヤー型のイヤーホンである。イヤーホン1は、口径φ1.3cmの振動板を備える動電型ドライバー2と、イヤーピース3と、(図示しない)信号コードを通すブッシング7が、ハウジング4に取り付けられて構成されている。イヤーホン1は、イヤーピース3が聴取者の外耳道13に密着して外耳道内空間14と外部自由空間とをほぼ遮断する形状に設計されている密閉型のイヤーホンである。
動電型ドライバー2は、内磁型の磁気回路と、ボイスコイルが接着されたコーン型振動板を備えており、ボイスコイルに音声信号電流が流れると、振動板に駆動力が作用して振動し、振動板から音波を放射して音声信号を音声に変換する。動電型ドライバー2には、ブッシング7の内部を貫通して接続される(図示しない)信号コードが接続しており、(図示しない)増幅器から音声信号が供給される。
ハウジング4は、動電型ドライバー2の振動板の前面側を構成するFハウジング5と、動電型ドライバー2の振動板の背面側を構成するRハウジング6と、から構成され、Fハウジング5およびRハウジング6は、ともにABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)樹脂で形成されている。ハウジング4は、動電型ドライバー2等の構成部品を取り付ける筐体を構成するとともに、聴取者10が外耳道13にイヤーピース3を挿入して、このイヤーホン1を装着する際には、聴取者10が手の指で保持するハウジングボディを形成する。なお、ハウジング4は、PP(ポリプロピレン)樹脂、アクリル樹脂、等の他の樹脂で形成されていてもよい。
Fハウジング5は、動電型ドライバー2の振動板の前面側を覆う漏斗状の前ボディ部5aと、外耳道13に挿入される管部5bと、を備える。すなわち、前ボディ部5aは、動電型ドライバー2から放射される音波が入射する前室空間5dを規定し、ボディ部5aと一体成形される管部5bは、放射される音波を聴取者10の外耳道13を導く音道5eを規定し、管部5bは前室空間5dに連通している。管部5bは、聴取者10の外耳道13に挿入可能な細い円筒状の部材であり、その円筒の外側曲面にイヤーピース3が取り付けられる。また、Fハウジング5は、後述する溝部5fを形成する突起部5cを有する。
また、Rハウジング6は、動電型ドライバー2の振動板の背面側を覆う略円錐の後ボディ部6aと、ブッシング7が取り付けられるブッシング取付部6bと、を備える。すなわち、後ボディ部6aは、動電型ドライバー2の後室空間6dを規定し、その外面側には、聴取者10が手の指で保持する保持部6eを規定する。なお、図1(a)において、矢印9a〜9cは、聴取者10がハウジング4の保持部6eを保持する3本の手の指(例えば、9a:親指、9b:人差し指、9c:中指)が、保持部6eに加える力の方向を表している。図1(a)のように3本の指でハウジング4の保持部6eを3方向から支持すれば、聴取者10は、イヤーホン1を挿脱可能に強く保持することができる。また、Rハウジング6は、後述する溝部6fを形成する突起部6cを有し、突起部6cには、開閉弁8を含む開閉機構が設けられている。
イヤーピース3は、前述の通り、聴取者の外耳道13に密着して、外耳道内空間14と外部自由空間とをほぼ遮断する形状に設計されている。イヤーピース3は、軟らかい通気性を有しない透明なオレフィン系のエラストマーで形成されており、Fハウジング5の管部5bの円筒の外側曲面に嵌合する円筒状の内側嵌部3aと、聴取者10の外耳道13に嵌合する外側嵌部3bと、を備える。外側嵌部3bは、弾性を有する軟らかい略円錐曲面を有するように形成されており、一端が内側嵌部3aから繋がって形成され、他端が自由端となるように形成されているので、外耳道13に挿入されると弾性変形し、外耳道13に密着する。したがって、(図示しない)鼓膜、外耳道13およびイヤーピース3で形成される外耳道内空間14は、密閉される。
その結果、外耳道内空間14の内部の空気と、Fハウジング5の音道5eの空気および音道5eに連通する前室空間5dの空気は、外部自由空間の空気と、イヤーピース3によってほぼ完全に遮断される。したがって、本実施例1の密閉型のイヤーホン1は、音声再生特性と遮音特性とに優れ、良好な音声再生が可能である。なお、イヤーピース3は、他にも聴取者10の外耳道13を保護することができるシリコン、ゴム、ウレタンといった軟質の材料であって、通気性を有しない材料で形成されていてもよい。もちろん、イヤーピース3は、透明/不透明を問わない。
ハウジング4は、動電型ドライバー2の前面側の前室空間5dと外部自由空間とを連通する通気管と、通気管内の空気の流れを制御する開閉機構と、を有する。本実施例のイヤーホン1では、Fハウジング5の突起部5cの内部に形成されて前室空間5dに連通する溝部5fと、Rハウジング6の突起部6cの内部に形成されて溝部5fに連通する溝部6fと、が、通気管を形成する。すなわち、突起部5cおよび突起部6cは、Fハウジング5およびRハウジング6の継ぎ目にそれぞれに形成され、その内部に溝部5fもしくは6fを有し、これらが通気管を形成する。本実施例では、通気管の断面は、幅約1.6mm×高さ約1.0mmの矩形であり、聴取者10がハウジング4の保持部6eを保持する場合に、人差し指(矢印9bの方向)を添える位置であるハウジング4の頂部側に形成されている。
図3は、本実施例のイヤーホン1の開閉機構を説明する図である。ハウジング4が有する開閉機構は、開閉弁8を備える。図3(a)は、開閉弁8が、溝部5fおよび6fが形成する通気管を閉じている状態を、図3(b)は、開閉弁8が、溝部5fおよび6fが形成する通気管を開いている状態を示している。開閉弁8は、板バネ部材に用いられる厚みt=0.24mmのりん青銅を材料として形成されていて、長さ約8.2mmの短冊状の板バネ部材を折り曲げて形成されている。開閉弁8は、Rハウジング6の溝部6fの中にその一端8a(幅約1.5mm)が固定され、他端8c(幅約3.1mm)が溝部6fから突出し、かつ、その中間部8b(幅約1.6mm)が通気管を開閉する弁部を形成している。開閉弁8は、弾性を有する板バネ部材によって中間部8bが折り曲げられて形成されているので、その他端8cに力が加えられていない状態では、図3(a)の様にその中間部8bが溝部6fを密閉するように取り付けられている。一方で、開閉弁8の他端8cに力が加えられる状態では、図3(b)の様にその中間部8bが溝部6fの密閉状態を解き、図3(b)に記載の双方向矢印で示すように、通気管内の空気を移動可能にする。なお、開閉弁8を形成する板バネ部材としては、SUS(ステンレス)等を用いてもよい。
本実施例のイヤーホン1では、聴取者10がイヤーピース3を外耳道13に挿脱する場合に、ハウジング4を手の指で保持する動作、つまり、三本の手の指で矢印9a〜9cの方向からその保持部6eに力を加えて保持する動作にともなって、ハウジング4の頂部側に矢印9bの方向から手の指(例えば、人差し指)を添えることができるので、幅広く形成された開閉弁8の他端8cに力を加えることができる。その結果、開閉弁8は、溝部5fおよび6fが形成する通気管内の空気を移動可能にするように開く。また、聴取者10がイヤーピース3を外耳道13に挿入して装着した場合は、ハウジング4ならびに開閉弁8の他端8cから手を離すので、開閉弁8は閉じて、通気管内の空気を移動不可能なように閉じる。したがって、聴取者10は、イヤーホン1を装着する動作とは別の動作をして開閉弁8を開閉する必要が無く、イヤーホン1を外耳道13に挿脱する場合のみに、通気管内の空気が移動可能になる。
したがって、イヤーピース3が、聴取者10の外耳道13に密着して外耳道内空間14と外部自由空間とをほぼ遮断する密閉度が高いものである場合にも、イヤーピース3を外耳道13に挿脱する際には、通気管内の空気が移動可能になっているので、外耳道内空間14の気圧の変化が大きくならない。つまり、イヤーホン1を挿入する際にも、装着したイヤーホン1を外す際にも、鼓膜に大きな気圧変化が加わることがなく、聴取者10は強い痛みや圧迫感を感じることが無い。密閉度が高いイヤーピース3を用いる場合に、聴取者がイヤーホンを外耳道に挿脱する際に発生するおそれがある事故を無くすことができるので、鼓膜および耳小骨に障害を生じ、後遺症を残すおそれもない。また、イヤーホン1では、外耳道13に挿入した後になかば自動的に通気管が閉塞するので、特別な操作を要することなく所定の密閉型としての良好な音声再生特性および遮音特性を確保することができる。
なお、本実施例のイヤーホン1では、開閉機構の溝部5fおよび6fを、Fハウジング5の突起部5cと、Rハウジング6の突起部6cとの内部に形成したが、本発明はこのような形態に限定されるものではない。開閉機構は、前室空間5dおよび音道5eに連通する通気管と、通気間を開閉する開閉弁8をハウジング4に設け、ハウジング4を手の指で保持する動作にともなって開閉弁8を開けられればよい。
図4は、本発明の他の好ましい実施例のイヤーホン21の開閉機構を説明する図である。図4(a)は、開閉弁22が、溝部5fおよび6fが形成する通気管を閉じている状態を、図4(b)は、開閉弁22が、溝部5fおよび6fが形成する通気管を開いている状態を示している。なお、実施例1のイヤーホン1と共通する部分には、共通する番号を付しており、イヤーホン21の一部の構造や、内部構造等は、省略している。
本実施例では、開閉機構の開閉弁22は、通気性のない低反発材料で形成されたブロック部材である。例えば、開閉弁22は、独立気泡を有するエーテル系発泡ウレタン(例えば、見掛密度50kg/m3以下、反発弾性5%以下)であり、厚みt=約2.0mmのシートを原材料として形成されていて、幅1.6mm、長さ5mmの短冊状に切断されて形成されている。したがって、開閉弁22は、定常状態では厚みt0=約1.5mmであるが、厚み方向に押しつぶされるように力が加わると厚みt1=約0.5mm以下になる。そして、通気性のない低反発材料であるので、厚み方向に加わっていた力がなくなると、厚みt0のブロック状に復帰するまでに、数秒〜数十秒の時間を要するという特性を有する。
開閉弁22は、Rハウジング6の溝部6fの中にその底面側22aが固定され、他端22cが溝部6fから突出し、かつ、その中間部22bが通気管を開閉する弁部を形成している。開閉弁22は、通気性のない低反発材料で形成されているので、その他端22cに力が加えられていない状態では、図4(a)の様にその中間部22bが溝部6fを密閉するように取り付けられている。一方で、開閉弁22の他端22cに力が加えられた状態、もしくは、開閉弁22の他端22cに力が加えられた直後の状態では、図4(b)の様にその中間部22bが溝部6fの密閉状態を解き、図4(b)に記載の双方向矢印で示すように、通気管内の空気を移動可能にする。
本実施例のイヤーホン21でも、先述の実施例のイヤーホン1と同様に、聴取者10がイヤーピース3を外耳道13に挿脱する場合に、ハウジング4を手の指で保持する動作、つまり、三本の手の指で矢印9a〜9cの方向からその保持部6eに力を加えて保持する動作にともなって、ハウジング4の頂部側に矢印9bの方向から手の指(例えば、人差し指)を添えることができるので、開閉弁22の他端22cに力を加えることができる。その結果、開閉弁22は、溝部5fおよび6fが形成する通気管内の空気を移動可能にするように開く。また、聴取者10がイヤーピース3を外耳道13に挿入して装着した場合は、ハウジング4ならびに開閉弁22の他端22cから手を離すので、低反発材料がその厚みを復帰することで開閉弁22は閉じて、通気管内の空気を移動不可能なように閉じる。したがって、聴取者10は、イヤーホン21を装着する動作とは別の動作をして開閉弁22を開閉する必要が無く、イヤーホン21を外耳道13に挿脱する場合のみに、通気管内の空気が移動可能になる。
したがって、本実施例のイヤーホン21を外耳道13に挿入する際にも、装着したイヤーホン21を外す場合にも、鼓膜に大きな気圧変化が加わることがなく、聴取者10は強い痛みや圧迫感を感じることが無い。密閉度が高いイヤーピース3を用いる場合に、聴取者がイヤーホンを外耳道に挿脱する際に発生するおそれがある事故を無くすことができるので、鼓膜および耳小骨に障害を生じ、後遺症を残すおそれもない
なお、開閉機構の開閉弁22は、他の伸縮性を持つ通気性のないスポンジ状の材料で形成されたブロック部材であればよい。その材料は、例えば、独立気泡を有する発泡ゴムもしくは発泡ウレタンであってもよく、他にも、ナイロン、シリコンまたは熱可塑性エラストマーであってもよい。本実施例の場合には、イヤーホン21は、開閉機構の構造が簡単であるので、製造コストが低く安価でありながらも、特別な操作を要することなく所定の密閉型としての良好な音声再生特性および遮音特性を確保することができる。
図5は、本発明の他の好ましい実施例のイヤーホン31の開閉機構を説明する図である。図5(a)は、開閉弁32が、溝部5fおよび6fに連通する貫通孔6gが形成する通気管を閉じている状態を、図5(b)は、開閉弁32が、貫通孔6gが形成する通気管を開いている状態を示している。なお、実施例1のイヤーホン1と共通する部分には、共通する番号を付しており、イヤーホン31の一部の構造や、内部構造等は、省略している。
イヤーホン31の開閉機構においては、通気管が、溝部5fおよび6fと、これに連通するRハウジング6に形成された貫通孔6gによって形成されている。開閉機構の開閉弁32は、樹脂で形成されている平板状の弁部32aと、弁部32aから貫通孔6gを通じて突出する突起部32bと、を有する。平板状の弁部32aは通気管内に配置されて、突起部32bは、弁部32aから貫通孔6gを通じて聴取者10の手の指に当接可能に突出して形成される。平板状の弁部32aの直径は、貫通孔6gの直径よりも大きく、また、突起部32bの直径は、貫通孔6gの直径よりも小さい。さらに、イヤーホン31の開閉機構は、開閉弁32の弁部32aとRハウジング6との間に狭持される弾性を有する発泡ゴムから形成されるクッション材33を備える。
図5(a)においては、開閉弁32がクッション材33の弾性による力に押されて上昇し、弁部32aが貫通孔6gを閉塞している。このとき、開閉弁32の突起部32bは、貫通孔6gを通じて突出している。一方、図5(b)においては、開閉弁32の突起部32bに力が加えられた状態では、クッション材33が圧縮されて厚みが薄くなるので、図5(b)の様に弁部32aが貫通孔6gから離隔し、貫通孔6gの密閉状態を解き、図5(b)に記載の双方向矢印で示すように、通気管内の空気を移動可能にする。
本実施例のイヤーホン31においても、先述の実施例のイヤーホン1もしくは21と同様に、聴取者10がイヤーピース3を外耳道13に挿脱する場合に、ハウジング4を手の指で保持する動作、つまり、三本の手の指で矢印9a〜9cの方向からその保持部6eに力を加えて保持する動作にともなって、ハウジング4の頂部側に矢印9bの方向から手の指(例えば、人差し指)を添えることができるので、開閉弁32の突起部32bに力を加えることができる。その結果、開閉弁32の弁部32aが貫通孔6gから離隔して、溝部5fおよび6f、貫通孔6gが形成する通気管内の空気を移動可能にするように開く。また、聴取者10がイヤーピース3を外耳道13に挿入して装着した場合は、ハウジング4ならびに開閉弁32の突起部32bから手を離すので、開閉弁32は閉じて、通気管内の空気を移動不可能なように閉じる。したがって、聴取者10は、イヤーホン31を装着する動作とは別の動作をして開閉弁32を開閉する必要が無く、イヤーホン1を外耳道13に挿脱する場合のみに、通気管内の空気が移動可能になる。
したがって、本実施例のイヤーホン31を外耳道13に挿入する際にも、装着したイヤーホン31を外す際にも、鼓膜に大きな気圧変化が加わることがなく、聴取者10は強い痛みや圧迫感を感じることが無い。密閉度が高いイヤーピース3を用いる場合に、聴取者がイヤーホンを外耳道に挿脱する際に発生するおそれがある事故を無くすことができるので、鼓膜および耳小骨に障害を生じ、後遺症を残すおそれもない
なお、開閉弁32は、聴取者10がハウジング4を手の指で保持する動作に際して、その矢印9bで図示される力を加える人差し指と当接する当接部材を、ハウジング4の外側に備えていてもよい。例えば、図示しないが、開閉弁32の突起部32bの先端に人差し指と当接するボタン状の当接部材を連結すれば、聴取者10は、イヤーホン3を外耳道に挿脱する際に、開閉弁32に人差し指が当接し易くなる。この当接部材が押されると、その動作に合わせて開閉弁32が開くので、通気管内の空気が、前室空間5dおよび音道5eと、ハウジング4の外部自由空間とを連通する。
また、本実施例のイヤーホン31の開閉機構におけるクッション材33は、バネ、スプリング、ゴム、といった弾性を備えて、平板状の弁部32aと溝部6fとの間に狭持されたときに弾性力を発揮する弾性体であれば、発泡ゴムもしくは発泡ウレタンであってもよく、他にも、ナイロン、シリコンまたは熱可塑性エラストマーであってもよく、その材料もしくは形態を問わない。
また、上記実施例で説明するイヤーホン1、21および31は、音声再生特性と遮音特性とに優れる密閉型であり、それぞれのハウジング4に形成される通気管は、前室空間5dおよび音道5eと、ハウジング4の外部自由空間とを連通しているが、外耳道内空間14に連通する密閉された空間が前室空間5dおよび音道5eの他に存在する場合は、その密閉された空間と外部自由空間とを連通する別の通気管と、開閉弁を有していてもよい。
また、上記実施例で説明するイヤーホン1、21および31は、音声信号を音波に変換するドライバーを動電型ドライバー2としたが、この他に、バランスドアーマチュア型ドライバー、もしくは、圧電型ドライバーであってもよい。ハウジング4は、樹脂で形成される以外にも、金属や木材で形成されていてもよい。
本発明のイヤーホンは、図示した片耳に装着するイヤーホンとしてのみならず、左右耳それぞれに装着してステレオ音声を再生するステレオイヤーホンにも適用が可能である。また、ステレオイヤーホンである場合には、装着時の左右耳のバラツキが少なくなるので、ステレオ再生時の良好な音声再生特性と定位感を確保することができる。
1 イヤーホン
2 ドライバー
3 イヤーピース
4 ハウジング
5 Fハウジング
6 Rハウジング
7 ブッシング
8 開閉弁
10 聴取者
11 耳介
12 耳介腔
13 外耳道
14 外耳道内空間
21 イヤーホン
22 開閉弁
31 イヤーホン
32 開閉弁
33 クッション材
2 ドライバー
3 イヤーピース
4 ハウジング
5 Fハウジング
6 Rハウジング
7 ブッシング
8 開閉弁
10 聴取者
11 耳介
12 耳介腔
13 外耳道
14 外耳道内空間
21 イヤーホン
22 開閉弁
31 イヤーホン
32 開閉弁
33 クッション材
Claims (4)
- ドライバーと、該ドライバーを固定して該ドライバーの前室空間ならびに該前室空間に連通する音道を規定するハウジングと、該音道の外側を包囲して聴取者の外耳道に挿脱されるイヤーピースと、を備えるイヤーホンであって、
該ハウジングが、該聴取者が該イヤーホンを該外耳道に挿脱する場合に手の指で保持するハウジングボディと、該ハウジングボディに設けられて該前室空間と該ハウジングの外部自由空間とを連通する通気管と、該通気管内の空気の流れを制御する開閉機構と、を有し、
該開閉機構が、該聴取者が該イヤーピースを該外耳道に挿脱する場合に該ハウジングボディを手の指で保持する動作によって該通気管内の空気を移動可能にするように開き、かつ、該聴取者が該ハウジングボディから指を離す動作によって該通気管内の空気を移動不可能なように閉じる開閉弁を備える、
イヤーホン。 - 前記通気管が、前記ハウジングボディに形成された溝部であり、
前記開閉機構の前記開閉弁が、板バネ部材で形成されていて、該板バネ部材の一端が該ハウジングボディに固定され、該板バネ部材の他端が該ハウジングボディから前記聴取者の手の指に当接可能に突出し、該板バネ部材の中間部が該通気管を開閉する弁部を形成する、
請求項1に記載のイヤーホン。 - 前記通気管が、前記ハウジングボディに形成された溝部であり、
前記開閉機構の前記開閉弁が、通気性のない低反発材料で形成されていて、定常時には該溝部を充填する寸法に加工されたブロック部材であり、該ブロック部材の一端が該ハウジングボディの該溝部に固定され、該ブロック部材の他端が該ハウジングボディの該溝部から前記聴取者の手の指に当接可能に突出し、該ブロック部材の中間部が該通気管を開閉する弁部を形成する、
請求項1に記載のイヤーホン。 - 前記通気管が、前記ハウジングボディに形成された貫通孔であり、
樹脂で形成されている前記開閉機構の前記開閉弁が、該通気管内に配置されて該貫通孔を開閉する平板状の弁部と、該弁部から該貫通孔を通じて前記聴取者の手の指に当接可能に突出して形成される突起部と、を有し、
該開閉機構が、該開閉弁の該弁部と該ハウジングボディとの間に狭持される弾性体をさらに備える、
請求項1に記載のイヤーホン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006328793A JP2008147710A (ja) | 2006-12-05 | 2006-12-05 | イヤーホン |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006328793A JP2008147710A (ja) | 2006-12-05 | 2006-12-05 | イヤーホン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008147710A true JP2008147710A (ja) | 2008-06-26 |
Family
ID=39607451
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006328793A Pending JP2008147710A (ja) | 2006-12-05 | 2006-12-05 | イヤーホン |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008147710A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013229728A (ja) * | 2012-04-25 | 2013-11-07 | Jvc Kenwood Corp | イヤ−ピ−ス及びヘッドホン |
JP2017112531A (ja) * | 2015-12-17 | 2017-06-22 | 株式会社オーディオテクニカ | イヤホン |
JP2018121286A (ja) * | 2017-01-27 | 2018-08-02 | 株式会社Jvcケンウッド | イヤホン |
JP2018121285A (ja) * | 2017-01-27 | 2018-08-02 | 株式会社Jvcケンウッド | イヤホン |
JP2019205046A (ja) * | 2018-05-22 | 2019-11-28 | オンキヨー株式会社 | イヤホンまたはヘッドホン |
-
2006
- 2006-12-05 JP JP2006328793A patent/JP2008147710A/ja active Pending
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