JP2007102139A - 光取出しレンズ、発光素子組立体、面状光源装置、及び、カラー液晶表示装置組立体 - Google Patents

光取出しレンズ、発光素子組立体、面状光源装置、及び、カラー液晶表示装置組立体 Download PDF

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Abstract

【課題】量産性に優れ、生産時に欠陥が生じ難く、しかも、量産時、形状にバラツキが発生し難い構造を有する光取出しレンズを提供する。
【解決手段】底面11の中心部に有限の大きさを有する面光源13を配する光取出しレンズであって、頂面15は、側面14と頂面15の交わる部分における極角Θ0よりも小さい極角を有する放射光成分の一部分を全反射させるための、z軸に対して回転対称である非球面から成り、側面14は、極角Θ0よりも大きな極角を有する放射光成分、及び、頂面15によって全反射された放射光成分を透過させるための、z軸に対して回転対称である非球面から成り、側面14を表すzを変数とした関数r=fS(z)において、0≦z≦z1(側面14と頂面15の交わる部分のz座標)の閉区間においてzが減少するとき関数r=fS(z)は単調増加し、且つ、該閉区間において|d2r/dz2|が極大となる点を少なくとも1つ有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光取出しレンズ、係る光取出しレンズを備えた発光素子組立体、係る発光素子組立体を備えた面状光源装置、及び、係る面状光源装置を備えたカラー液晶表示装置組立体に関する。
カラー液晶表示装置組立体として、透明電極、配向膜等が積層された透明なガラス基板が対向するように重ね合わされた2枚のパネルの間に液晶材料が挟まれたカラー液晶表示装置と、このカラー液晶表示装置の下方(z軸方向)に配置され、カラー液晶表示装置に照明光を供給する面状光源装置等とから構成されたカラー液晶表示装置組立体が周知である。また、面状光源装置として、直下型の面状光源装置が周知である。
直下型の面状光源装置170は、図28の(B)に概念図を示すように、筐体171内に配置された光源120と、光源120からの射出光を上方に反射する反射部材185と、光源120の上方に位置する筐体開口部に取り付けられ、光源120からの射出光及び反射部材185からの反射光を拡散させながら通過させる拡散板181とから構成されている。そして、光源120は、複数の発光スペクトルに赤色を含む発光ダイオード、複数の発光スペクトルに緑色を含む発光ダイオード、複数の発光スペクトルに青色を含む発光ダイオードから構成され、これらの発光ダイオードから射出された光を混合することで得られた白色光を照明光としている。尚、本明細書においては、以降、発光スペクトルに赤色を含む発光を「赤色の発光」、発光スペクトルに緑色を含む発光を「緑色の発光」、発光スペクトルに青色を含む発光を「青色の発光」と省略して記載する。また、複数の発光スペクトルに赤色を含む発光ダイオードを赤色発光ダイオード、複数の発光スペクトルに緑色を含む発光ダイオードを緑色発光ダイオード、複数の発光スペクトルに青色を含む発光ダイオードを青色発光ダイオードと呼ぶ場合がある。
発光ダイオードから射出される光を上方に位置するカラー液晶表示装置に直接入射させる構成とした場合、即ち、発光ダイオードから専らz軸方向に沿って光を射出させた場合、面状光源装置に輝度ムラが発生してしまう。それ故、図28の(A)に概念図を示すように、発光ダイオード110に光取出しレンズ100を取り付けた発光ダイオード組立体を光源120として使用し、発光ダイオード110から射出された光が、頂面113において全反射され、光取出しレンズ100の水平方向に主に射出される2次元方向射出構成が、例えば、日経エレクトロニクス 2004年12月20日第889号の第128ページ(以下、文献1と呼ぶ)から周知である。尚、図28の(A)において、参照番号111は光取出しレンズ100の底面を指し、参照番号112は光取出しレンズ100の側面を指す。
日経エレクトロニクス 2004年12月20日第889号の第128ページ
ところで、この文献1に開示された発光ダイオード組立体における光取出しレンズ100は、例えば射出成形やキャスティング等のモールド技術に基づき作製される。然るに、図28の(A)に図示した光取出しレンズ100の形状は複雑であり、それ故、これらの生産技術によっては生産性が低いといった問題(例えば、射出成形用の金型を型開きして、金型から光取出しレンズを取り出すときの作業が複雑であるといった問題)、金型から光取出しレンズを取り出す際に、光取出しレンズ100に欠陥(例えば、欠け)が生じ易いといった問題を有する。また、光取出しレンズ100の頂面113は、中心部が最も低く、この中心部から外側に向かって上方に延びる形状を有するが、中心部の形状にバラツキが生じ易いといった問題もある。
従って、本発明の目的は、量産性に優れ、生産時に欠陥が生じ難く、しかも、量産時、形状にバラツキが発生し難い構造を有する光取出しレンズ、係る光取出しレンズを備えた発光素子組立体、係る発光素子組立体を備えた面状光源装置、及び、係る面状光源装置を備えたカラー液晶表示装置組立体を提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明の第1の態様に係る光取出しレンズは、円形の底面、側面、及び、頂面を有し、該底面の中心部に有限の大きさを有する面光源を配する光取出しレンズである。
また、上記の目的を達成するための本発明の第1の態様に係る発光素子組立体は、円形の底面、側面、及び、頂面を有する光取出しレンズ、並びに、該底面の中心部に配された発光素子から成る面光源を備えた発光素子組立体である。
更には、上記の目的を達成するための本発明の第1の態様に係る面状光源装置は、赤色を発光する複数の発光素子組立体、緑色を発光する複数の発光素子組立体、及び、青色を発光する複数の発光素子組立体を備え、
各発光素子組立体は、円形の底面、側面、及び、頂面を有する光取出しレンズ、並びに、該底面の中心部に配された発光素子から成る面光源を備えている。
また、上記の目的を達成するための本発明の第1の態様に係るカラー液晶表示装置組立体は、透過型あるいは半透過型のカラー液晶表示装置、及び、該カラー液晶表示装置を背面から照射する面状光源装置(より具体的には、直下型の面状光源装置)を備えたカラー液晶表示装置組立体であって、
面状光源装置は、赤色を発光する複数の発光素子組立体、緑色を発光する複数の発光素子組立体、及び、青色を発光する複数の発光素子組立体を備え、
各発光素子組立体は、円形の底面、側面、及び、頂面を有する光取出しレンズ、並びに、該底面の中心部に配された発光素子から成る面光源を備えている。
そして、本発明の第1の態様に係る光取出しレンズ、本発明の第1の態様に係る発光素子組立体、本発明の第1の態様に係る面状光源装置、あるいは、本発明の第1の態様に係るカラー液晶表示装置組立体(以下、これらを総称して、単に、本発明の第1の態様と呼ぶ場合がある)における光取出しレンズにあっては、
底面の中心を原点とし、底面の中心を通る法線をz軸とする円筒座標(r,φ,z)を想定したとき、
頂面は、面光源から射出される半全立体角放射光のうち、側面と頂面の交わる部分における極角Θ0よりも小さい極角を有する放射光成分の一部分を全反射させるための、z軸に対して回転対称である非球面から成り、
側面は、面光源から射出される半全立体角放射光のうち、極角Θ0よりも大きな極角を有する放射光成分、及び、頂面によって全反射された放射光成分を透過させるための、z軸に対して回転対称である非球面から成り、
非球面から成る側面を表すzを変数とした関数r=fS(z)において、側面と頂面の交わる部分のz座標をz1としたとき、0≦z≦z1の閉区間においてzが減少するとき関数r=fS(z)は単調増加し、且つ、該閉区間においてzの2階微係値の絶対値|d2r/dz2|が極大となる点を少なくとも1つ有することを特徴とする。
上記の目的を達成するための本発明の第2の態様に係る光取出しレンズは、円形の底面、側面、及び、頂面を有し、該底面の中心部に有限の大きさを有する面光源を配する光取出しレンズである。
また、上記の目的を達成するための本発明の第2の態様に係る発光素子組立体は、円形の底面、側面、及び、頂面を有する光取出しレンズ、並びに、該底面の中心部に配された発光素子から成る面光源を備えた発光素子組立体である。
更には、上記の目的を達成するための本発明の第2の態様に係る面状光源装置は、赤色を発光する複数の発光素子組立体、緑色を発光する複数の発光素子組立体、及び、青色を発光する複数の発光素子組立体を備え、
各発光素子組立体は、円形の底面、側面、及び、頂面を有する光取出しレンズ、並びに、該底面の中心部に配された発光素子から成る面光源を備えている。
また、上記の目的を達成するための本発明の第2の態様に係るカラー液晶表示装置組立体は、透過型あるいは半透過型のカラー液晶表示装置、及び、該カラー液晶表示装置を背面から照射する面状光源装置(より具体的には、直下型の面状光源装置)を備えたカラー液晶表示装置組立体であって、
面状光源装置は、赤色を発光する複数の発光素子組立体、緑色を発光する複数の発光素子組立体、及び、青色を発光する複数の発光素子組立体を備え、
各発光素子組立体は、円形の底面、側面、及び、頂面を有する光取出しレンズ、並びに、該底面の中心部に配された発光素子から成る面光源を備えている。
そして、本発明の第2の態様に係る光取出しレンズ、本発明の第2の態様に係る発光素子組立体、本発明の第2の態様に係る面状光源装置、あるいは、本発明の第2の態様に係るカラー液晶表示装置組立体(以下、これらを総称して、単に、本発明の第2の態様と呼ぶ場合がある)における光取出しレンズにあっては、
底面の中心を原点とし、底面の中心を通る法線をz軸とする円筒座標(r,φ,z)を想定したとき、
頂面は、面光源から射出される半全立体角放射光のうち、側面と頂面の交わる部分における極角Θ0よりも小さい極角を有する放射光成分の一部分を全反射させるための、z軸に対して回転対称である非球面から成り、
側面は、凸レンズ効果を有し、面光源から射出される半全立体角放射光のうち、極角Θ0よりも大きな極角を有する放射光成分、及び、頂面によって全反射された放射光成分を透過させるための、z軸に対して回転対称である非球面から成ることを特徴とする。
本発明の第1の態様あるいは本発明の第2の態様にあっては、側面と頂面の交わる部分における極角Θ0よりも小さい極角を有する放射光成分の一部分を全反射させるための頂面の部分よりも内側の領域に位置する頂面の部分からは、放射光成分が外部に射出される。このような放射光成分が全反射されるされる頂面の部分を、便宜上、「頂面の全反射部分」あるいは第1頂面部と呼び、放射光成分が外部に射出される頂面の部分を、便宜上、「頂面の放射光成分射出部分」と呼ぶ。
上記の目的を達成するための本発明の第3の態様に係る光取出しレンズは、円形の底面、側面、及び、頂面を有し、該底面の中心部に発光素子を配する光取出しレンズである。
また、上記の目的を達成するための本発明の第3の態様に係る発光素子組立体は、円形の底面、側面、及び、頂面を有する光取出しレンズ、並びに、該底面の中心部に配された発光素子を備えた発光素子組立体である。
更には、上記の目的を達成するための本発明の第3の態様に係る面状光源装置は、透過型あるいは半透過型のカラー液晶表示装置を背面から照射する面状光源装置(より具体的には、直下型の面状光源装置)であって、赤色を発光する複数の発光素子組立体、緑色を発光する複数の発光素子組立体、及び、青色を発光する複数の発光素子組立体を備え、
各発光素子組立体は、円形の底面、側面、及び、頂面を有する光取出しレンズ、並びに、該底面の中心部に配された発光素子を備えている。
また、上記の目的を達成するための本発明の第3の態様に係るカラー液晶表示装置組立体は、透過型あるいは半透過型のカラー液晶表示装置、及び、該カラー液晶表示装置を背面から照射する面状光源装置(より具体的には、直下型の面状光源装置)を備えたカラー液晶表示装置組立体であって、
面状光源装置は、赤色を発光する複数の発光素子組立体、緑色を発光する複数の発光素子組立体、及び、青色を発光する複数の発光素子組立体を備え、
各発光素子組立体は、円形の底面、側面、及び、頂面を有する光取出しレンズ、並びに、該底面の中心部に配された発光素子を備えている。
そして、本発明の第3の態様に係る光取出しレンズ、発光素子組立体、面状光源装置、あるいは、カラー液晶表示装置組立体(以下、これらを総称して、単に、本発明の第3の態様と呼ぶ場合がある)における光取出しレンズにあっては、
側面は、該底面の中心点を通り該底面に垂直な軸線を回転軸とした、外側に向かって凸の回転対称の曲面から成り、
頂面は、該軸線を回転軸とした、底面に向かって凸の回転対称の曲面から成り、
該中心点を頂点とし、頂面と接する第1仮想円錐の円錐角(立体角)をΩ1とし、該中心点を頂点とし、頂面と交わる第2仮想円錐の円錐角(立体角)をΩ2としたとき、
該中心点から射出されたと想定した仮想の光の内、該第2仮想円錐内に存在する光は、頂面から外部に射出され、
該中心点から射出されたと想定した仮想の光の内、該第2仮想円錐の外側であって、該第1仮想円錐内に存在する光は、頂面によって全反射され、側面から外部に射出され、
該中心点から射出されたと想定した仮想の光の内、該第1仮想円錐の外側の領域に位置する光は、側面から外部に射出されることを特徴とする。
ここで、本発明の第1の態様、本発明の第2の態様、本発明の第3の態様(これらを総称して、単に、本発明と呼ぶ場合がある)にあっては、頂面及び側面を表す関数を円筒座標(r,φ,z)で表し、この円筒座標(r,φ,z)の原点(底面の中心)を中心点としたとき、頂面のz座標の値は正であり、側面の上端部のz座標の値は正であり、側面の下端部のz座標の値は正、0あるいは負である。尚、ガウス座標(x,y,z)で表現したときには、r2=x2+y2である。
また、本発明の第3の態様において、『中心点から射出されたと想定した仮想の光』としたのは、以下の理由による。即ち、現実の発光素子は有限の大きさを有しており、例えば、発光素子の一端部分から射出された光の光路と他端部から射出された光の光路とは微妙に異なる。従って、中心点に仮想の点光源を置き、この点光源から光が射出されたと想定(仮定)して、光取出しレンズ、あるいは、発光素子組立体、面状光源装置、カラー液晶表示装置組立体を構成する光取出しレンズの説明を行うために、『中心点から射出されたと想定した仮想の光』としている。
本発明の第1の態様あるいは本発明の第2の態様において、非球面から成る頂面を表すrを変数とした関数z=fT(r)を、以下の式(1)で表される双曲面とすることができる。但し、式(1)中、「c」は双曲面がz軸と交わる頂点における曲率(頂点曲率)の値であり、「e」は離心率であり、0次の係数「a」は、
a=[c(e2−1)]-1+p
であり、「p」は定数である。ここで、pの値は、
−a<p≦a・e
を満足することが好ましく、例えば、
−0.7a<p≦a・e
を満足することが一層好ましく、
p=0
であることが更に一層好ましい。
ここで、一般に、回転2次曲面は、(r,φ,z)の円筒座標系における上述の式(1)の方程式で表現することができる。式(1)における「−e2」は、コーニック定数(K)あるいは円錐定数とも呼ばれ、一般に、K=0の場合には式(1)は球面を表し、K=−1の場合には式(1)は放物面を表し、K<−1の場合には式(1)は双曲面を表し、−1<K<0の場合には式(1)は楕円面を表す。
そして、本発明の第1の態様あるいは本発明の第2の態様にあっては、この場合、離心率eは、1.40≦e≦1.58 を満足し、面光源の大きさをdとしたとき、「c」は、以下の式(2)を満足することが好ましい。ここで、面光源の大きさdとは、面光源における実際に放射光を射出する部分の面積をSLSとしたとき、
LS=π(d/2)2
で定義される。尚、式(2)の導出に関しては、後述する。
上記の好ましい形態を含む本発明の第1の態様にあっては、非球面から成る側面を表すzを変数とした関数r=fS(z)は、n次(例えば、4次あるいはそれ以上)の多項式で表すことができる。尚、閉区間においてzの2階微係値の絶対値|d2r/dz2|が極大となる点を少なくとも1つ有するためには、閉区間においてzの3階微係値d3r/dz3が0となる点が存在することが要求されるので、関数r=fS(z)を、4次あるいはそれ以上の多項式で表すことが好ましい。
更には、以上に述べた各種の好ましい形態を含む本発明の第1の態様あるいは第2の態様にあっては、光取出しレンズを構成する材料の屈折率をn1としたとき、1.48≦n1≦2.5、好ましくは、1.6≦n1≦1.8であることが望ましい。
本発明の第3の態様にあっては、光取出しレンズを構成する材料の屈折率をn1、外部の媒質の屈折率をn0、前記軸線(以下、便宜上、この軸線をz軸と呼ぶ場合がある)を含む仮想平面で第2仮想円錐を切断したときの円錐母線角をθ2、前記軸線(z軸)を含む仮想平面で光取出しレンズを切断したときに得られる第2仮想円錐と頂面の交点を通る頂面の法線が前記軸線(z軸)と交わる角度をθ0としたとき、円錐角(立体角)Ω2は、sin(θ2+θ0)=(n0/n1)を満足する。但し、Ω2=2π[1−cos(θ2)]である。そして、この場合、n0=1.00、1.48≦n1≦2.5、好ましくは、1.6≦n1≦1.8であることが望ましい。
また、上述した好ましい形態を含む本発明の第3の形態にあっては、前記中心点から頂面の放射光成分射出部分より外部に射出されたと想定した光の光束量(前記中心点から頂面を介して外部に射出されたと想定した光の光束量)をLFT、該中心点から側面を介して外部に射出されたと想定した光の光束量(それ以外の最終的に側面を介して外部に射出されたと想定した光の光束量)をLFSとしたとき、0≦LFS/(LFS+LFT)≦0.84、望ましくは、0≦LFS/(LFS+LFT)≦0.90を満足することが好ましい。
更には、以上に説明した好ましい形態を含む本発明の第3の態様にあっては、頂面を回転双曲面から構成することができ、この場合、頂面を構成する回転双曲面として、例えば、上述した式(1)を挙げることができる。尚、中心点は、この回転双曲面の2つの焦点の中間点と、2つの焦点の内の回転双曲面凸側の焦点(便宜上、以下、一方の焦点と呼ぶ)との間の範囲内に位置する構成とすることができる。このように、中心点が回転双曲面の一方の焦点よりも近いところに位置する構成とすることで、中心点近傍に発光素子を配したとき、発光素子の虚像が付け加わる結果、発光素子組立体全体として発光効率の向上を図ることができる。回転双曲面を挟んで反対側のz軸上に他方の焦点が位置する。ここで、発光素子は有限の大きさを有するが故に、発光素子がこの回転双曲面の一方の焦点に「厳密」に位置することはできない。このような状態を包含するために、『中心点は、この回転双曲面の2つの焦点の中間点と、2つの焦点の内の回転双曲面凸側の焦点(一方の焦点)との間の範囲内に位置する』と表現した。
但し、本発明の第3の態様において、頂面を構成する底面に向かって凸の回転対称の曲面は、回転双曲面に限定するものではない。即ち、本発明の第3の態様における頂面を構成する底面に向かって凸の回転対称の曲面、更には、本発明の第1の態様、本発明の第2の態様における頂面を構成する非球面(以下、これらの、頂面を構成する底面に向かって凸の回転対称の曲面、あるいは、頂面を構成する非球面を、総称して、単に、「頂面を構成する曲面」と呼ぶ場合がある)は、非球面関数(上記の式(1)の右辺における0次の係数「a」を、「A×r4+B×r6+C×r8+・・・」に置き換えた関数)、球面、回転楕円面、回転放物面とすることもできるし、3次以上の多項式、二葉線、三葉線、四葉線、連珠形、蝸牛線、正葉線、螺獅線、疾走線、公算曲線、引弧線、懸垂線、擺線、餘擺線、星芒形、半3次放物線、リサジュー曲線、アーネシー曲線、外サイクロイド、心臓形、内サイクロイド、クロソイド曲線、螺線に例示される曲線の一部を回転させて得られる曲面とすることもできるし、更には、軸線(z軸)を含む仮想平面で切断したときの断面形状が連続した線分の集合である面も、「頂面を構成する曲面」に包含される。即ち、「頂面を構成する曲面」は、滑らかな曲面だけでなく、滑らかではない曲面(微分できない特異点を有する曲面)も含む。また、これらの曲面が組み合わされた曲面とすることもできる。即ち、例えば、本発明の第3の態様において、第1仮想円錐が接する頂面の部分よりもz軸側にある頂面の部分(第1頂面部と呼ぶ)と、第1頂面部よりも外側に位置する頂面の部分(第2頂面部と呼ぶ)とにおいて、第1頂面部を構成する曲面と、第2頂面部を構成する曲面とを異ならせてもよい。更には、第2頂面部は、例えば、平面から構成されていてもよい。あるいは又、本発明の第1の態様あるいは本発明の第2の態様において、「頂面の全反射部分」(第1頂面部)を構成する曲面と、「頂面の全反射部分」(第1頂面部)よりも外側に位置する頂面の部分(第2頂面部と呼ぶ)とにおいて、「頂面の全反射部分」(第1頂面部)を構成する曲面と、第2頂面部を構成する曲面とを異ならせてもよい。更には、第2頂面部は、例えば、平面から構成されていてもよい。
尚、回転双曲面凸面鏡は、Rudolf Kingslake 著, "Lens Design Fundamentals" (Academic Press 1978) pp 304 にあるように、例えば、カセグレン望遠鏡に使用されるが、回転双曲面凸面鏡は結像することが目的であって、本発明の第1の態様〜第3の態様のように面光源の光取り出しに用いるものではない。また、カセグレン望遠鏡における回転双曲面凸面鏡は金属膜等によって被覆されており、本発明の第1の態様〜第3の態様のように全反射を利用するものでもない。尚、式(1)に関しては、この "Lens Design Fundamentals”pp 303 以降に詳細が説明されている。
また、以上に説明した好ましい形態を含む本発明の第2の態様において、凸レンズ効果を有する側面の概ね焦点距離の位置に、底面の中心が位置することが好ましい。また、以上に説明した好ましい形態を含む本発明の第3の態様において、側面は凸レンズ効果を有し、凸レンズ効果を有する側面の概ね焦点距離の所に中心点が位置することが望ましい。そして、これらの場合、側面を構成する非球面あるいは側面を構成する回転対称の曲面をn次の多項式[(r,φ,z)の円筒座標系において、r=fS(z)+k’0=kn・zn+k(n-1)・z(n-1)+k(n-2)・z(n-2)+・・・+k1・z+k0+k’0]で表されたトーリック面(トロイダル面)とすることができる。ここで、側面の最も大きな凸レンズ効果を奏する点の極角Θ1の値(単位:度)として、
75度≦Θ1<87度
を例示することができる。そして、更には、側面を構成する範囲内において、側面を構成する回転対称の曲面を表すn次の多項式の2階微分値の絶対値は、少なくとも1つ、極大値を有することが好ましい。
但し、本発明の第1の態様、本発明の第2の態様における側面を構成する曲面、本発明の第3の態様における側面を構成する外側に向かって凸の回転対称の曲面(以下、これらの、側面を構成する曲面、あるいは、凸の回転対称の曲面を、総称して、単に、「側面を構成する曲面」と呼ぶ場合がある)は、n次の多項式に限定するものではなく、球面、回転楕円面、回転放物面、回転双曲面とすることもできるし、二葉線、三葉線、四葉線、連珠形、蝸牛線、正葉線、螺獅線、疾走線、公算曲線、引弧線、懸垂線、擺線、餘擺線、星芒形、半3次放物線、リサジュー曲線、アーネシー曲線、外サイクロイド、心臓形、内サイクロイド、クロソイド曲線、螺線に例示される曲線の一部を回転させて得られる曲面とすることもできるし、更には、軸線(z軸)を含む仮想平面で切断したときの断面形状が連続した線分の集合である面も、「側面を構成する曲面」に包含される。即ち、「側面を構成する曲面」は、滑らかな曲面だけでなく、滑らかではない曲面(微分できない特異点を有する曲面)も含む。また、これらの曲面が組み合わされた曲面とすることもでき、例えば、本発明の第3の態様において、中心点から射出されたと想定した仮想の光の内、第2仮想円錐の外側であって、第1仮想円錐内に存在する光は、頂面によって全反射され、側面から外部に射出されるが、この側面の部分を第1側面部とし、中心点から射出されたと想定した仮想の光の内、第1仮想円錐の外側の領域に位置する光は、側面から外部に射出されるが、この側面の部分を第2側面部としたとき、第1側面部を構成する曲面と、第2側面部を構成する曲面とを異ならせてもよい。更には、この例にとどまらず、第1側面部、第2側面部を更に複数の曲面から構成し、第1の1側面部、第1の2側面部、・・・、第2の1側面部、第2の2側面部、・・・とし、光線の屈折する領域を細かく分割してもよい。本発明の第1の態様、本発明の第2の態様における側面を構成する曲面においても、同様とすることができる。
また、以上に説明した好ましい形態を含む本発明の第1の態様、本発明の第2の態様にあっては、少なくとも「頂面の放射光成分射出部分」の外面に、反射層を形成してもよく、また、本発明の第3の態様にあっては、少なくとも第2仮想円錐の中に含まれる頂面の部分の外面に、反射層を形成してもよい。これによって、例えば、本発明の第3の態様にあっては、中心点から射出されたと想定した仮想の光の内、第2仮想円錐内に存在する光は、頂面から外部に射出される代わりに、反射層によって反射される。この反射層によって反射された光は、側面から射出され、あるいは又、底面から射出される。本発明の第1の態様、本発明の第2の態様にあっても同様である。反射層を誘電体層の多層構造から構成する場合、反射層を、「頂面の放射光成分射出部分」の外面にのみ、あるいは、第2仮想円錐の中に含まれる頂面の部分の外面にのみ形成してもよいし、頂面全体の外面に形成してもよく、後者の構成にあっても、頂面で全反射が生じる。ここで、誘電体層の多層構造として、SiO2層とTiO2層の積層構造を例示することができる。一方、反射層を金属層(合金層を含む)から構成する場合、反射層は、「頂面の放射光成分射出部分」あるいは第2仮想円錐の中に含まれる頂面の部分の外面にのみ形成する必要がある。
本発明の第1の態様〜第3の態様に係る発光素子組立体、本発明の第1の態様〜第3の態様に係る面状光源装置、あるいは、本発明の第1の態様〜第3の態様に係るカラー液晶表示装置組立体において、発光素子は、基板、及び、基板上に形成された発光層から構成された発光ダイオード(LED)から成り、光取出しレンズの底面の一部は、発光ダイオードを構成する発光層と、光透過媒体層を介して接している構成(フェイスアップ構造)とすることができる。あるいは又、発光素子は、基板、及び、基板上に形成された発光層から構成された発光ダイオードから成り、発光層からの光は、基板を通過して外部に射出され、光取出しレンズの底面の一部は、発光ダイオードを構成する基板と、光透過媒体層を介して接している構成(フリップチップ構造)とすることもできる。ここで、後者の構成の場合、光取出しレンズと発光ダイオードの位置合わせの簡素化、高精度化のために、光取出しレンズの底面と接する基板の部分には、突起部及び/又は凹部が設けられており、基板と接する光取出しレンズの底面の部分には、突起部及び/又は凹部と嵌合する凹部及び/又は突起部が形成されていることが望ましい。尚、突起部の曲率半径は、凹部の曲率半径よりも大きいことが望ましい。
光透過媒体層として、発光素子から射出される光に対して透明なエポキシ樹脂(屈折率:例えば1.5)、ゲル状材料[例えば、Nye社の商品名OCK−451(屈折率:1.51)、商品名OCK−433(屈折率:1.46)]、シリコーンゴム、シリコーンオイルコンパウンドといったオイルコンパウンド材料[例えば、東芝シリコーン株式会社の商品名TSK5353(屈折率:1.45)]を例示することができる。尚、光透過媒体層に発光粒子を混合してもよい。光透過媒体層に発光粒子を混合することによって、発光素子の選択幅(発光波長の選択幅)を広げることができる。
発光粒子として、赤色発光蛍光体粒子、緑色発光蛍光体粒子、青色発光蛍光体粒子を挙げることができる。ここで、赤色発光蛍光体粒子を構成する材料として、Y23:Eu、YVO4:Eu、Y(P,V)O4:Eu、3.5MgO・0.5MgF2・Ge2:Mn、CaSiO3:Pb,Mn、Mg6AsO11:Mn、(Sr,Mg)3(PO43:Sn、La22S:Eu、Y22S:Eu、(ME:Eu)S[但し、「ME」は、Ca、Sr及びBaから成る群から選択された少なくとも1種類の原子を意味し、以下においても同様である]、(M:Sm)x(Si,Al)12(O,N)16[但し、「M」は、Li、Mg及びCaから成る群から選択された少なくとも1種類の原子を意味し、以下においても同様である]、ME2Si58:Eu、(Ca:Eu)SiN2、(Ca:Eu)AlSiN3を挙げることができる。また、緑色発光蛍光体粒子を構成する材料として、LaPO4:Ce,Tb、BaMgAl1017:Eu,Mn、Zn2SiO4:Mn、MgAl1119:Ce,Tb、Y2SiO5:Ce,Tb、MgAl1119:CE,Tb,Mnを挙げることができ、更には、(ME:Eu)Ga24、(M:RE)x(Si,Al)12(O,N)16[但し、「RE」は、Tb及びYbを意味する]、(M:Tb)x(Si,Al)12(O,N)16、(M:Yb)x(Si,Al)12(O,N)16を挙げることができる。更には、青色発光蛍光体粒子を構成する材料として、BaMgAl1017:Eu、BaMg2Al1627:Eu、Sr227:Eu、Sr5(PO43Cl:Eu、(Sr,Ca,Ba,Mg)5(PO43Cl:Eu、CaWO4、CaWO4:Pbを挙げることができる。
但し、発光粒子は、蛍光体粒子に限定されず、例えば、間接遷移型のシリコン系材料において、直接遷移型のように、キャリアを効率良く光へ変換させるために、キャリアの波動関数を局所化し、量子効果を用いた、2次元量子井戸構造、1次元量子井戸構造(量子細線)、0次元量子井戸構造(量子ドット)等の量子井戸構造を適用した発光粒子を挙げることもできる。
発光ダイオード(LED)は、例えば、基板上に形成された第1導電型(例えばn型)を有する化合物半導体層から成る第1クラッド層、第1クラッド層上に形成された活性層、活性層上に形成された第2導電型(例えばp型)を有する化合物半導体層から成る第2クラッド層の積層構造を有し、第1クラッド層に電気的に接続された第1電極、及び、第2クラッド層に電気的に接続された第2電極を備えている。発光ダイオードを構成する層は、発光波長に依存して、周知の化合物半導体材料から構成すればよいし、基板も周知の材料、例えば、サファイア(屈折率:1.785)、GaN(屈折率:2.438)、GaAs(屈折率:3.4)、AlInP(屈折率:2.86)、アルミナ(屈折率:1.78)等から構成すればよい。
光取出しレンズを構成する材料として、メガネレンズに用いられている材料を挙げることができ、セイコーオプティカルプロダクツ株式会社の商品名プレステージ(屈折率:1.74)、昭和光学株式会社の商品名ULTIMAX V AS 1.74(屈折率:1.74)、ニコン・エシロールの商品名NL5−AS(屈折率:1.74)といった高屈折率を有するプラスチック材料がある。また、HOYA株式会社製の硝材NBFD11(屈折率n1:1.78)、M−NBFD82(屈折率n1:1.81)、M−LAF81(屈折率n1=1.731)といった光学ガラス;KTiOPO4(屈折率n1:1.78)、ニオブ酸リチウム[LiNbO3](屈折率n1:2.23)といった無機誘電体材料を挙げることができる。
面状光源装置にあっては、赤色(例えば、波長640nm)を発光する複数の赤色発光素子組立体、緑色(例えば、波長530nm)を発光する複数の緑色発光素子組立体、及び、青色(例えば、波長450nm)を発光する複数の青色発光素子組立体が、筐体内に配置、配列されている。発光素子組立体の配列状態として、赤色発光素子組立体、緑色発光素子組立体及び青色発光素子組立体を1組とした発光素子組立体列をカラー液晶表示装置の画面水平方向に複数、連ねて発光素子組立体アレイを形成し、この発光素子組立体アレイをカラー液晶表示装置の画面垂直方向に複数本、並べる配列を例示することができる。尚、発光素子組立体列として、(1つの赤色発光素子組立体,1つの緑色発光素子組立体,1つの青色発光素子組立体)、(1つの赤色発光素子組立体,2つの緑色発光素子組立体,1つの青色発光素子組立体)、(2つの赤色発光素子組立体,2つの緑色発光素子組立体,1つの青色発光素子組立体)等の複数個の組合せを挙げることができる。更には、面状光源装置は、拡散板、拡散シート、プリズムシート、偏光変換シートといった光学機能シート群や、反射シートを備えている構成とすることができる。尚、光の三原色である赤色、緑色、青色以外の第4番目の色を発光する発光素子組立体を更に備えていてもよい。
一般に、発光ダイオードの色温度は作動電流に依存する。従って、所望の輝度を得ながら、忠実に色を再現させるためには、即ち、色温度を一定に維持するためには、パルス幅変調(PWM)信号によって発光ダイオードを駆動することが好ましい。パルス幅変調(PWM)信号のデューティ比を変化させると、発光ダイオードにおける平均的な順方向電流の変化と輝度とは、線形的に変化する。
透過型あるいは半透過型のカラー液晶表示装置は、例えば、透明第1電極を備えたフロント・パネル、透明第2電極を備えたリア・パネル、及び、フロント・パネルとリア・パネルとの間に配された液晶材料から成る。
ここで、フロント・パネルは、より具体的には、例えば、ガラス基板やシリコン基板から成る第1の基板と、第1の基板の内面に設けられた透明第1電極(共通電極とも呼ばれ、例えば、ITOから成る)と、第1の基板の外面に設けられた偏光フィルムとから構成されている。更には、フロント・パネルは、第1の基板の内面に、アクリル樹脂やエポキシ樹脂から成るオーバーコート層によって被覆されたカラーフィルターが設けられ、オーバーコート層上に透明第1電極が形成された構成を有している。透明第1電極上には配向膜が形成されている。カラーフィルターの配置パターンとして、デルタ配列、ストライプ配列、ダイアゴナル配列、レクタングル配列を挙げることができる。一方、リア・パネルは、より具体的には、例えば、ガラス基板やシリコン基板から成る第2の基板と、第2の基板の内面に形成されたスイッチング素子と、スイッチング素子によって導通/非導通が制御される透明第2電極(画素電極とも呼ばれ、例えば、ITOから成る)と、第2の基板の外面に設けられた偏光フィルムとから構成されている。透明第2電極を含む全面には配向膜が形成されている。これらの透過型あるいは半透過型のカラー液晶表示装置を構成する各種の部材や液晶材料は、周知の部材、材料から構成することができる。尚、スイッチング素子として、単結晶シリコン半導体基板に形成されたMOS型FETや、ガラス基板に形成された薄膜トランジスタ(TFT)といった3端子素子や、MIM素子、バリスタ素子、ダイオード等の2端子素子を例示することができる。
本発明の面状光源装置の適用分野として、上述したカラー液晶表示装置組立体だけでなく、自動車、電車、船舶、航空機等の輸送手段における灯具や灯火(例えば、ヘッドライト、テールライト、ハイマウントストップライト、スモールライト、ターンシグナルランプ、フォグライト、室内灯、メーターパネル用ライト、各種のボタンに内蔵された光源、行き先表示灯、非常灯、非常口誘導灯等)、建築物における各種の灯具や灯火(外灯、室内灯、照明具、非常灯、非常口誘導灯等)、街路灯、信号機や看板、機械、装置等における各種の表示灯具、トンネルや地下通路等における照明具や採光部を挙げることができる。
本発明の第1の態様あるいは第2の態様において、光取出しレンズは、円形の底面、非球面から成る側面、及び、非球面から成る頂面から構成されているだけであるし、本発明の第3の態様において、光取出しレンズは、円形の底面、外側に向かって凸の回転対称の曲面から成る側面、及び、底面に向かって凸の回転対称の曲面から成る頂面から構成されているだけであり、形状が簡素であり、高い量産性、生産性にて製造することができる。しかも、製造時、形状にバラツキが発生する可能性が極めて低いし、欠陥(欠け)も生じ難い。また、面光源から射出され、頂面に入射する放射光成分のかなりの割合は、頂面によって全反射されて側面から外部に射出され、加えて、面光源から射出され、側面に直接入射する放射光成分は、側面から外部に射出されるので、面光源から直接的な経路及び間接的な経路を経て側面を介して外部に射出される放射光成分の光束量の全体の光束量に対する割合を高くすることができる。あるいは又、中心点から射出されたと想定した仮想の光の内、第2仮想円錐の外側であって第1仮想円錐内に存在する光は、頂面によって全反射されて側面から外部に射出され、更には、中心点から射出されたと想定した仮想の光の内、第1仮想円錐の外側の領域に位置する光は、側面から外部に射出されるので、中心点から側面を介して外部に射出されたと想定した光の光束量の全体に対する割合を高くすることができる。即ち、高い効率にて光取出しレンズの水平方向に主に光が射出される2次元方向射出構成(面内方向射出構成)を達成することができる。それ故、液晶表示装置用のバックライトに好適な高輝度半導体発光素子光源を提供することができる。
以下、図面を参照して、実施例に基づき本発明を説明する。
実施例1は、本発明の第1の態様〜第3の態様に係る光取出しレンズ、本発明の第1の態様〜第3の態様に係る発光素子組立体、本発明の第1の態様〜第3の態様に係る面状光源装置、並びに、本発明の第1の態様〜第3の態様に係るカラー液晶表示装置組立体に関する。実施例1の光取出しレンズの模式的な斜視図を図1に示し、実施例1の光取出しレンズを説明するための概念図を図2に示し、実施例1の光取出しレンズの模式的な断面図を図3に示し、発光ダイオードの模式的な断面図を図4の(A)、図4の(B)あるいは図6の(B)に示し、組立後の発光素子組立体の概念図を図5の(A)、図5の(B)あるいは図6の(A)に示し、面状光源装置における発光素子組立体の配置、配列状態を図7の(A)に模式的に示し、面状光源装置及びカラー液晶表示装置組立体の模式的な一部断面図を図7の(B)に示し、カラー液晶表示装置組立体の模式的な一部断面図を図8に示す。
以下、実施例1を、先ず、本発明の第1の態様及び第2の態様に則して説明し、次いで、本発明の第3の態様に則して説明する。尚、実施例1にあっては、光取出しレンズ10を構成する材料を、例えば、HOYA株式会社の硝材M−LAF81(屈折率n1=1.731)とした。一方、外部の媒質は空気であり、屈折率n0は1.00である。
本発明の第1の態様及び第2の態様に則した実施例1の発光素子組立体1,1Aは、光取出しレンズ10、及び、有限の大きさを有する面光源としての発光素子である発光ダイオード20あるいは発光ダイオード30を備えている。ここで、光取出しレンズ10は、円形の底面11、側面14、及び、頂面15を有し、底面11の中心部に面光源としての発光素子20,30を配する。また、実施例1の発光素子組立体1,1Aにあっては、発光ダイオード20,30は、底面11の中心部に配されている。更には、透過型のカラー液晶表示装置40を背面から照射する面状光源装置70は、赤色を発光する複数の発光素子組立体1R、緑色を発光する複数の発光素子組立体1G、及び、青色を発光する複数の発光素子組立体1Bを備えている。カラー液晶表示装置組立体は、透過型のカラー液晶表示装置40、及び、このカラー液晶表示装置40を背面から照射する面状光源装置70を備えている。
底面11の中心を原点とし、底面11の中心を通る法線をz軸とする円筒座標(r,φ,z)を想定する。尚、ガウス座標(x,y,z)で表現したときには、
2=x2+y2
x=r・cos(φ)
y=r・sin(φ)
tan(φ)=y/x
である。また、極座標(r,Θ,φ)で表現したときには、
2=x2+y2+z2
x=r・cos(φ)・sin(Θ)
y=r・sin(φ)・sin(Θ)
z=r・cos(Θ)
tan(Θ)=(x2+y21/2/z
tan(φ)=y/x
である。ここで、角度Θが、極角(=90゜−水平角)に相当する。尚、円筒座標(r,φ,z)及び極座標(r,Θ,φ)に関しては、図30の(A)及び(B)を参照されたい。
そして、各発光素子組立体1,1A,1R,1G,1Bにおいて、光取出しレンズ10の頂面15は、発光ダイオード20,30から射出される半全立体角放射光のうち、側面14と頂面15の交わる部分における極角Θ0よりも小さい極角を有する放射光成分の一部分を全反射させるための、z軸に対して回転対称であり、面光源に向かって凸の非球面から成る。また、光取出しレンズ10の側面14は、発光ダイオード20,30から射出される半全立体角放射光のうち、極角Θ0よりも大きな極角を有する放射光成分、及び、頂面15によって全反射された放射光成分を透過させるための、z軸に対して回転対称であり、外側に向かって凸の非球面から成る。尚、発光ダイオード20,30から射出される半全立体角放射光のうち、側面14と頂面15の交わる部分における極角Θ0よりも小さい極角を有する放射光成分の一部分は頂面15の一部分(「頂面の全反射部分」)によって全反射され、側面14と頂面15の交わる部分における極角Θ0よりも小さい極角を有する放射光成分の他の部分は頂面15の一部分(「頂面の放射光成分射出部分」)から外部に射出される。ここで、「頂面の放射光成分射出部分」は「頂面の全反射部分」の内側に位置する。
実施例1にあっては、より具体的には、非球面から成る頂面15を表すrを変数とした関数z=fT(r)は、以下の式(1)で表され、図29に示される双曲面である。ここで、「c」は双曲面がz軸と交わる頂点における曲率(頂点曲率)の値であり、「e」は離心率であり、0次の係数「a」は、
a=[c(e2−1)]-1+p
であり、「p」は定数(但し、実施例1においては、p=0)である。尚、原点=(r,φ,z)=(0,0,0)は、回転双曲面の2つの焦点の中間に位置している。「1/c=c-1」は曲率半径である。式(1)における2つの焦点の座標は、(0,0,±a・e)で表される。一方、側面14は凸レンズ効果を有し、凸レンズ効果を有する側面14の概ね焦点距離の位置に底面の中心(中心点)が位置する。非球面から成る側面14を表すzを変数とした関数r=fS(z)は、n次の多項式で表され、より具体的には、(r,φ,z)の円筒座標系において、側面14を構成する回転対称の非球面は、以下の式(3)で表される4次の多項式のトーリック面(トロイダル面)である。
r=fS(z)+k’0
=k4・z4+k3・z3+k2・z2+k1・z+k0+k’0 (3)
更には、非球面から成る側面14を表すzを変数とした関数r=fS(z)において、側面14と頂面15の交わる部分のz座標をz1としたとき、0≦z≦z1の閉区間においてzが減少するとき関数r=fS(z)は単調増加し、且つ、この閉区間においてzの2階微係値の絶対値|d2r/dz2|が極大となる点を少なくとも1つ(実施例1にあっては、具体的には1つ)、有する。
あるいは又、本発明の第3の態様に則した各発光素子組立体1,1A,1R,1G,1Bにあっては、図2に示すように、光取出しレンズ10の側面14は、底面11の中心点を通り底面11に垂直な軸線(z軸)を回転軸とした、外側に向かって凸の回転対称の曲面から成る。また、頂面15は、軸線(z軸)を回転軸とした、底面11に向かって凸の回転対称の曲面から成る。そして、中心点を頂点とし、頂面と接する第1仮想円錐の円錐角(立体角)をΩ1とし、中心点を頂点とし、頂面と交わる第2仮想円錐の円錐角(立体角)をΩ2としたとき、以下の要件を満足する。即ち、
(1)中心点から射出されたと想定した仮想の光の内、第2仮想円錐内に存在する光は、頂面15から外部に射出される。
(2)中心点から射出されたと想定した仮想の光の内、第2仮想円錐の外側であって、第1仮想円錐内に存在する光は、頂面15によって全反射され、側面14から外部に射出される。
(3)中心点から射出されたと想定した仮想の光の内、第1仮想円錐の外側の領域に位置する光は、側面14から外部に射出される。
ここで、円錐角(立体角)Ω1の値は0.37πラジアンであり、円錐角(立体角)Ω2の値は0.09πラジアンである。尚、第1仮想円錐の頂点から第1仮想円錐の底面へ下ろした垂線はz軸と一致し、第2仮想円錐の頂点から第2仮想円錐の底面へ下ろした垂線はz軸と一致する。そして、軸線(z軸)を含む仮想平面で第2仮想円錐を切断したときの円錐母線角をθ2、軸線(z軸)を含む仮想平面で光取出しレンズ10を切断したときに得られる第2仮想円錐と頂面15の交点Pを通る頂面15の法線が軸線(z軸)と交わる角度をθ0としたとき、円錐角(立体角)Ω2は、sin(θ2+θ0)=(n0/n1)を満足している。但し、Ω2=2π[1−cos(θ2)]である。そして、頂面15は、上述した式(1)で表された回転双曲面である。一方、側面14は凸レンズ効果を有し、凸レンズ効果を有する側面14の概ね焦点距離の所に中心点が位置する。側面14を構成する回転対称の曲面は、n次の多項式で表される。より具体的には、(r,φ,z)の円筒座標系において、側面14を構成する回転対称の曲面は、上述した式(3)で表されるトーリック面(トロイダル面)である。以下の説明において、(r,φ,z)の円筒座標系の原点は中心点と一致しているとする。中心点[原点=(r,φ,z)=(0,0,0)]は、回転双曲面の2つの焦点の中間点と、一方の焦点との間に範囲内に位置している。式(1)における他方の焦点の座標は、(0,0,[e/{(e2−1)c}+p])で表される。また、軸線(z軸)を含む仮想平面で第1仮想円錐を切断したときの円錐母線角をθ1としたとき、極角Θ0と円錐母線角θ1とは、Θ0=90−θ1 の関係にある。
式(1)における「c」、「e」、「a」、「p」、「Θ」の値、式(3)における係数を、以下の表1のとおりとした。尚、これらの値は、シミュレーションにて決定した。ここで、「Θ」の値の単位を「度」とし、他の値の単位を「mm」とする。また、面光源の大きさdを、d=1.0mmとした。
[表1]
Θ0 =53度 [tan(Θ0)=(1.52+0.5)/1.52]
c = 1.4
e = 1.48
p = 0
a = 0.6
4 =−0.34465
3 = 0.33555
2 =−0.28581
1 = 0.019736
0 = 1.2824
k’0= 1.5200
「Θ」、「c」、「e」、「a」、「p」、「a」の値、並びに、k4,k3,k2,k1,k0,k’0の値を表1に示す値にすることで、発光ダイオード20,30からの放射光成分の一部分を頂面15にて全反射させて側面14に導くとき、側面14において全反射が発生せず、側面14を透過させることができ、しかも、発光ダイオード20,30から放射され、頂面15にて全反射される放射光成分の割合を高めることができる。但し、これらの値は、一例であり、他の値によっても、発光ダイオード20,30からの放射光成分の一部分を頂面15にて全反射させて側面14に導くとき、側面14において全反射が発生せず、側面14を透過させることができ、しかも、発光ダイオード20,30から放射され、頂面15にて全反射される放射光成分の割合を高めることができる。
ここで、表1に示した値を有する式(1)及び式(3)で定義される2つの回転非球面の第1象限における交点をP1(r1,φ,z1)とする。一方、面光源の端部の座標は、d=1.0mmとしたので、(0.5,φ+π,0),(0.5,φ,0)である。そして、面光源の端部O1(0.5,φ+π,0)と交点P1とを結ぶ直線O11が頂面15にほぼ接するように、式(1)の「c」及び「e」の値が選択されている。理解のため、xz平面での場合を記載すると、交点P1は(x1,z1)となり、面光源の端部O1は(−0.5,0)となる。以下の説明において、円筒座標表現における点A(α,φ+π,z)を(−α,φ,z)と表現する場合がある。即ち、例えば、(0.5,φ+π,0)を(−0.5,φ,0)と表現する場合がある。
表1に示した値を有するこれらの式(1)及び式(3)の曲面を有する光取出しレンズ10をxz平面において切断したときの光取出しレンズ10の側面14及び頂面15の外形線(z軸を含む平面であるxz面で切断したときの側面14及び頂面15の形状)を図9の(A)に示す。尚、目盛りの単位は「mm」である。また、側面を構成する範囲内において、側面14を構成する回転対称の曲面を表すn次の多項式[式(3)]の2階微分値の絶対値の逆数(1/|d2r/dz2|)を、図9の(B)のグラフに示す。図9の(B)において、横軸はz座標の値(単位:mm)であり、縦軸はzの2階微係値の絶対値の逆数(1/|d2r/dz2|)である。2階微分値の絶対値は、z=0.23、極角Θ1=85.3度(水平角では4.7度)において、1つの極大値を有する。
表1に示した値を有する式(1)と式(3)との第1象限における交点P1(r1,φ,z1)の値は、以下のとおりである。また、式(3)において、z=0ではr=2.8024mmであるので、光取出しレンズ10の底面11の直径は5.6mmであり、式(3)とz=0の平面との第1象限における交点P3(r3,φ,z3)の値、及び、式(3)とr=0の平面との交点P4(r4,φ,z4)の値は以下のとおりである。更には、式(1)において、r=0ではz=a=0.6mmであるので、式(1)とz軸との交点P2(r2,φ,z2)の値は以下のとおりである。
1(r1,z1)=(1.52, φ,1.52)
2(r2,z2)=(0, φ,0.6)
3(r3,z3)=(2.8024,φ,0)
4(r4,z4)=(0, φ,1.842)
光源と、2つの回転非球面(頂面15及び側面14)の位置関係から、式(1)の種々の係数の取り得る範囲が制約される。
先ず、2つの回転非球面(頂面15及び側面14)が交わることが必要であり、そのためには、側面14におけるz軸の交点をzmax(=z4)とするとき、次の式(4)を満たさなければならない。
p=0の場合:
0<a=[c(e2−1)]-1<zmax(=z4) (4)
p≠0の場合:
0<a=[c(e2−1)]-1+p<zmax(=z4) (4)
ここで、表1に示した値を有する式(1)にあっては、zmax=z4=1.842であり、一方、p=0、a=0.6であるから、式(4)を満足している。
頂面15を表す回転双曲面の焦点(他方の焦点)の位置(0,0,zF)におけるzFの値は、
F=a×e+p
である。この頂面15を表す回転双曲面の焦点(他方の焦点)の位置(0,0,zF)が、側面14を表すトーリック面(トロイダル面)のz軸交点zmax(=z4)よりも原点側にあるための必要条件は、p=0の場合、次の式(5)のとおりとなる。
p=0の場合:
0<a×e=e×[c(e2−1)]-1<zmax(=z4) (5)
p≠0の場合:
0<a×e=e×[c(e2−1)]-1+p<zmax(=z4) (5)
ここで、zmax=z4=1.842であり、一方、p=0のときa×e=0.888であるから、式(5)を満足している。
頂面15と側面14の回転非球面とが交わる部分が存在する(即ち、r座標の値rが有意の値を有する、云い変えれば、r>0である)ためには、式(4)の不等式における「a」の上限はzmax=z4よりも小さくなければならない。式(1)と式(3)の交点のz座標の値z1を式(4)の不等式における「a」の上限値とすると、式(5)の最右辺は「z1」となる。尚、p=0の場合、z1/zmax=0.825である。即ち、z1をzmaxを用いて表現すると、以下のとおりとなる。
1=0.825・zmax
0<a×e=e×[c(e2−1)]-1<z1=0.825・zmax (5’)
面光源の大きさdとの関係について考えると、式(1)の漸近線z=r/(e2−1)1/2と式(3)との交点が、概ね、頂面15と側面14との交わる部分の交点P1(r1,z1)を与える。即ち、式(1)の漸近線を用いると、
1=r1/(e2−1)1/2 (6−1)
あるいは又、
1=z1・(e2−1)1/2 (6−2)
となる。
そして、O1(−d/2,φ,0)と交点P1を結ぶ直線O11のz切片z2=z1d/(2r1+d)よりも、aの値が大きいという、以下の式(7)で表される必要条件を満足する必要がある。但し、p=0である。
a=[c(e2−1)]-1>z2=z1d/(2r1+d) (7)
従って、式(5’)と式(7)の共通範囲は、次の式(8)にて与えられる。但し、p=0である。
1d/(2r1+d)=z2<a=[c(e2−1)]-1<z1/e=0.825・zmax/e (8)
式(8)、及び、式(6−2)から、式(2)に相当する以下の式(9)が導出される。
-1 min≡[{(e2−1)z1}/{1+2(e2−1)1/2(z1/d)}]
≦c-1≦[(e2−1)z1/e]≡c-1 max (9)
max=1.842mm、d=1.0mmに対して、条件式(9)を満足する曲率半径c-1を、離心率eを独立変数としてプロットしたグラフを、図10に示す。
図10に示す点列のうち、e=1.48に対応する点は、表1に示した値を有する式(1)で採用した値であり、他の点列は、同じaの値を与える(c-1,e)の組み合わせである。離心率eが小さい程、式(1)における焦点(他方の焦点)の位置が回転双曲面の頂点に近づき、頂面15によって全反射された放射光成分が側面14に入射する角度が小さくなり、側面14において全反射され難くなる傾向となる一方、頂面15と側面14とが交わる部分のr座標の値が大きくなり、面光源から射出される半全立体角放射光のうち、頂面15で全反射される放射光成分が増加し、面光源から射出される半全立体角放射光のうち、側面に直接入射する放射光成分が減少する。離心率eが大きい程、この逆の現象が生じる。
云い換えれば、頂面15に関しては、式(1)で表現されるが、離心率eの値が大きい程、焦点位置は回転双曲面の頂点P2に近づき、回転双曲面の傾きは小さくなる。従って、頂面15で全反射された光が、側面14に入射する角度が大きくなる傾向にある。但し、第1仮想円錐の円錐角(立体角)Ω1の値が大きくなり、頂面15によって全反射し、側面14から外部に射出される光の光束量は増加し、中心点から射出されたと想定した仮想の光の内、第1仮想円錐の外側の領域に位置する光の光束量は減少する。一方、離心率eの値が小さい程、逆のことが云える。
或る離心率eを与えるとき、曲率半径c-1が対応するc-1 maxを越えると、回転双曲面の焦点(他方の焦点)が頂面15と側面14との交点P1(r1,z1)を越えてしまい、頂面15にて全反射された放射光成分が側面14に入射する角度が大きくなりすぎ、側面14で全反射され、光取出しレンズ10の側面14から射出されない放射光成分の割合が過度に増える傾向にあり、不適当である。一方、或る離心率eを与えるとき、曲率半径c-1が対応するc-1 minを下回ると、本来、側面14に直接入射する放射光成分が、頂面15によって蹴られる部分が過度に増える傾向にあり、不適当である。
頂面15が直線O11にほぼ接するような条件とする趣旨は、云い換えれば、直線O11が頂面15に漸近するように頂面15の形状を選択する趣旨は、側面14に直接入射する放射光成分が、頂面15によって出来るだけ蹴られないようにするためである。この趣旨からすると、頂面15を構成する非球面として、回転双曲面以外にも、例えば、回転放物面も有効である。
側面14を、表1に示した値を有する式(3)で表されるトーリック面(トロイダル面)とした理由は、光源O12からの光取り出し効率を、ある所定の極角Θ1で最大化するためである。尚、表1に示した係数の値を有する側面14を表す関数r=fS(z)は、シミュレーションを行って得られたものであり、側面14が、点P1(r1,φ,z1)、点P3(r3,φ,z3)を通過し、0≦z≦z1の閉区間においてzが減少するとき関数r=fS(z)は単調増加し、且つ、この閉区間においてzの2階微係値の絶対値|d2r/dz2|が極大となる点を1つ有する等の、一種の境界条件を満足している。ここで、光取出しレンズ10は、面光源に相当する発光ダイオード20,30からの放射光を、光取出しレンズ10の水平方向に主に射出させる2次元方向射出構成(面内方向射出構成)を達成するためのレンズであり、このような2次元方向射出構成(面内方向射出構成)の観点から、極角Θ1は90°に近いことが望ましい。照明工学における「立体角投射の原理」によれば、この目的は、光取出しレンズ10を介して極角Θ1方向に位置する遠点から光源O12を見込む立体角Ωを最大化することで達成される。そのためには、極角Θ1方向から眺めたとき、光取出しレンズ10の側面14を非球面レンズ化することが必要とされる。
即ち、z軸を含む平面であるxz面で切断したときの側面14及び頂面15を示す図11に掲げるように、この非球面レンズ(具体的には、側面14によって構成される)と、面光源からの主光線との交点の周りにおいて、交点から離れるに従い、非球面レンズのレンズ面(具体的には、側面14)が、交点におけるレンズ面(具体的には、側面14)の外接円の内部に位置するように、非球面レンズのレンズ面(具体的には、側面14)に非球面度を付与する。これによって、面光源から射出された光線が遠点で結像するとき、主光線から離れるに従い、光線入射角が次第に大きくなり、その屈折角が次第に大きくなる結果、立体角Ωを最大化することができる。尚、図11の横軸は、原点からのx方向に沿った距離であり、図11の縦軸は、原点からのz方向に沿った距離である。
表1に示した値を有する式(3)において、0≦z≦z1の閉区間におけるzの2階微係値の逆数(1/|d2r/dz2|)は図9の(B)に示したとおりであるが、図9の(B)から、z=0.23付近で、zの2階微係値の絶対値|d2r/dz2|が極大値を有することが判る。そして、このようなz座標の値において、面光源を射出した光線の放射角分布にピークが生じる。
一方、側面を球面とする場合、図30の(B)に示す極座標で表したとき、Θの2階微係値の絶対値|d2r/dΘ2|は極大値を有さないことは明白であり、放射角分布は一様になる。即ち、図12に示すように、側面14の非球面化によって、特定の角度方向に指向性を有する放射角分布の角度ピークを与えることができる。尚、図12において、左側は球面の場合を示し、右側は非球面の場合を示す。球面の中心に置かれた点光源に対して球面はレンズ作用を及ぼさず、非球面化することで初めてレンズ作用を及ぼすことができる。発光ダイオード(LED)20,30から成る光源は面光源であるが、この場合でも、点光源と同様に非球面効果を考えてよい。即ち、球面や上述した外接円の曲率半径が面光源の広がりよりも或る程度大きい場合には、側面14の非球面化により放射角分布に角度ピークを持たせることができる。この場合、角度ピークは面光源の大きさdが、球面や上述した外接円の曲率半径に対して相対的に大きい程、角度ピーク中心に広がりを持つことになる。
更には、回転双曲面の幾何学的性質により、頂面15に基づく仮想面光源が生成される。この仮想面光源は、概ね、回転双曲面の焦点(他方の焦点)の近傍に形成される。表1に示した値を有する式(1)の回転双曲面にあっては、他方の焦点は、z軸上、a×e=0.888(mm)に位置する。よって、光取出しレンズ10を外部から眺めたとき、外部から認識できる面光源全体の広がりは、x方向及びy方向に沿って±0.5mm(即ち、−0.5mmから+0.5mmの領域内)、z方向に沿って0.888mm(即ち、0mmから0.888mmの領域内)となる。
光取出しレンズ10の底面11の直径は、前述したとおり、概ね5.6mmである。また、面光源の大きさdは、x方向及びy方向に沿って±0.5mmである。従って、光取出しレンズ10の底面11の直径と面光源の大きさの割合は、5.6/1である。式(1)の非球面形状を相似拡大すれば、即ち、(光取出しレンズ10の底面11の直径)/(面光源の大きさ)の値を大きくすれば、指向性は更に改善されるが、光取出しレンズ全体が大型化するので妥協点を見出す必要がある。
実施例1の光取出しレンズ10において、表1に示した値を有する式(3)で側面14を定義したときの、側面14から射出される放射光成分の放射角分布の計算結果を、図13に示す。尚、図13の横軸は、水平角(=90°−極角)である。ここで、光取出しレンズ10を構成する材料の屈折率n1を、1.50の場合(図13において、曲線Bで示す)、及び、1.74の場合(図13において、曲線Aで示す)について計算している。尚、屈折率n1の値が、発光ダイオード(LED)20,30あるいは発光ダイオード(LED)20,30を構成する基板21(後述する)の屈折率の値に近い程、光取出しレンズ10と発光ダイオード(LED)20,30との間の光結合効率が高くなり、光取出しレンズ10から射出される放射光の光強度も高くなるが、放射角分布の計算にあっては、光強度については正規化して、角度分布にのみ着目して比較している。光取出しレンズ10を構成する材料の屈折率n1が高い方が、水平角を基準とした放射光成分の角度分布の幅が小さくなるし、大きい水平角に放射光成分の角度分布のピークが位置することが判る。
式(1)及び式(3)で表された頂面15及び側面14を有する光取出しレンズ10の中心点と、中心点からx方向に0.6mm及び−0.6mmずれた位置に点光源を配置したと想定して、表1に示した値を有する式(1)で定義された頂面15によって全反射された放射光成分が、側面14において全反射されないかを確認するため、光取出しレンズ10を構成する材料の屈折率n1を1.74としたときの、z軸を含む平面(xz面)での光線追跡の計算結果を図14に示す。また、xy方向に0.6mmの広がりを有する平面光源から射出された光が光取出しレンズ10の側面14及び頂面15からどのように射出されるかをシミュレーションした結果を、図15に示す。頂面15で全反射される放射光成分は、概ね、回転双曲面の他方の焦点(a×e=0.888mm)付近から発するように進行することが確認できる。即ち、頂面15で全反射される放射光成分は、仮想面光源から射出されているとみなせる。尚、図14には、側面14から直接、射出される放射光成分も示している。
シミュレーションの結果、頂面の放射光成分射出部分より外部に射出されたと想定した光の光束量(中心点から頂面を介して外部にそのまま射出されたと想定した光の光束量)をLFT、中心点から側面を介して外部にそのまま射出されたと想定した光の光束量(それ以外の最終的に側面を介して外部に射出されたと想定した光の光束量)をLFSとしたとき、
LFS/(LFS+LFT)=0.894
であった。
aの値を例えば0.6に固定して、離心率eをパラメータとして、xz面内における頂面15と側面14との交点を求めた結果を、図16に示す。図16から、離心率eが小さくなると、頂面15の面積が小さくなる一方、側面14の面積が大きくなり、離心率eが大きくなると、頂面15の面積が大きくなる一方、側面14の面積が小さくなる。そして、図16からは、離心率eの下限値として1.40を、離心率eの上限値として1.58を選択した。
xz面内で、面光源の端部(−d/2,φ,0),(d/2,φ,0)から射出された放射光に関して、面光源の一端(−d/2,φ,0)から射出され、頂面15で全反射され、側面14で全反射されることなく側面14の下端から射出される放射光成分(放射光成分の最大水平角=α)、並びに、面光源の他端(d/2,φ,0)から射出され、頂面15で全反射され、側面14で全反射されることなく側面14から射出される放射光成分(放射光成分の最大水平角=β)を限界放射光成分と定義する。この限界放射光成分が成す角度ω(取出し角度ωと呼ぶ)は、光取出しレンズ10を外側から眺めて、面光源を見込む角度であるから、この取出し角度ωが最大のとき、立体角投影の原理から、光取出しレンズ10による頂面15を経由した放射光成分の取り出し効率が最大となる。
d=1.0mmとし、頂面15を表す式(1)における離心率eと「a」の値を変化させたときの取出し角度ωの計算結果を、図17の(A)及び(B)に示す。図17の(A)及び(B)から、(a,e)=(0.7,1.48)で、取出し角度ωは、30.9°となる。(a,e)=(0.7,1.48)において、面光源の一端(−0.5,φ,0)、及び、面光源の他端(0.5,φ,0)のそれぞれから射出される限界放射光成分の光路図を図18に示す。更には、(a,e)=(0.7,1.48)において、面光源の一端(−0.5,φ,0)、及び、面光源の他端(0.5,φ,0)のそれぞれから射出される限界放射光成分に関する取出し角度ω、面光源の一端(−0.6,φ,0)、及び、面光源の他端(0.6,φ,0)のそれぞれから射出される限界放射光成分に関する取出し角度ω、並びに、面光源の一端(−0.7,φ,0)、及び、面光源の他端(0.7,φ,0)のそれぞれから射出される限界放射光成分に関する取出し角度ωを計算した結果を、図19に示す。
図19から、面光源の大きさdが1.2mmのとき、取り出し角度ω(限界放射光成分の成す角度)は最大である。しかしながら、面光源の大きさdを変えると、出射角(最大水平角)α,βも変化する可能性がある。そこで、面光源の大きさを変数として、出射角(最大水平角)αと出射角(最大水平角)βの一種の平均値である(α+β)と、取出し角度ωとの積である、(α+β)ωという評価関数ETをプロットしたグラフを、図20に示す。ET値[=(α+β)ω]は、面光源の大きさdに関して、1.2mmを中心に2次関数的に変化する。2次関数を図20に併せて示す。また、面光源の大きさd=1.2mmにおいて、光取出しレンズ10の軸線と面光源の軸線が一致している状態から、観測方向(x方向)に光取出しレンズ10に対して面光源を−0.1mm及び0.1mm移動させたときのET値の変化を計算した結果を図21に示す。ET値は、観測方向(x方向)における光取出しレンズ10に対する面光源の移動量に関して、0.0mmを中心に2次関数的に変化する。2次関数を図21に併せて示す。面光源の大きさdが1.2mmのとき、光取出しレンズ10の軸線と面光源の軸線が一致している状態におけるET値を基準とし、この基準値の80%を許容値とすると、ET値の変化からは、観測方向(x方向)に光取出しレンズ10に対して面光源が±0.1mm内の移動(位置合わせ誤差)は許容し得ると云える。尚、光取出しレンズ10の軸線と面光源の軸線が一致している状態におけるET値を基準とし、この基準値の80%を許容値としたとき、観測方向(x方向)における光取出しレンズ10に対する面光源の移動の許容量を、便宜上、面光源移動許容量と呼ぶ。種々の面光源の大きさdにおける面光源移動許容量を求めた結果を、図22に示す。図22から、面光源の大きさdが1.2mmのとき、面光源移動許容量は最大となり、1.0mmのとき、面光源移動許容量は最小である。
このような構成の実施例1における光取出しレンズ10は、頂面15によって全反射された放射光成分が側面14から射出され、しかも、側面14から射出される放射光成分の光源は、面光源及び仮想面光源であるが故に、放射光成分の取出し効率が高い。また、頂面15は凸面を面光源側に向けた回転双曲面であり、特異点を持たないし、例えば、射出成形用の金型を型開きして、金型から光取出しレンズを取り出すときの作業が複雑であるといった問題や、金型から光取出しレンズを取り出す際に、光取出しレンズに欠陥(例えば、欠け)が生じ易いといった問題が発生し難い構造となっている。また、以上に説明したとおり、式(1)及び式(3)で定義された頂面15及び側面14を有する場合、(a,e)の組合せとして、(0.7,1.48)を選択すれば、面光源の大きさdが1.0mmから1.4mmの範囲内で、頂面15において全反射する放射光成分を大きくとることができ、同時に、面光源移動許容量を最大化することができる。
実施例1における発光素子である窒化ガリウム系の発光ダイオード(LED)20は、図4の(A)あるいは図6の(B)に示すように、基板21、及び、基板21上に形成された発光層22から構成されている。発光層22は、図示しないが、第1導電型(例えばn型)を有する化合物半導体層から成る第1クラッド層、第1クラッド層上に形成された活性層、活性層上に形成された第2導電型(例えばp型)を有する化合物半導体層から成る第2クラッド層の積層構造を有する。赤色(例えば、波長640nm)を発光する赤色発光ダイオードを構成する基板21は、GaAs(屈折率nS:3.4)から成り、緑色(例えば、波長530nm)及び青色(例えば、波長450nm)を発光する緑色発光ダイオードあるいは青色発光ダイオードを構成する基板21は、GaN(屈折率nS:2.438)あるいはアルミナ(屈折率nS:1.78)から成る。尚、各発光ダイオードを構成する発光層22の組成、構成、構造は、周知の組成、構成、構造とすればよい。
そして、発光層22からの光は、基板21を通過して外部に射出され、光取出しレンズ10の底面11の一部は、発光ダイオード20を構成する基板21と、光透過媒体層(図示せず)を介して接している。即ち、図4の(A)あるいは図6の(B)に示す構造は、所謂フリップチップ構造である。
第1クラッド層には第1電極23Aが電気的に接続され、第1電極23Aは金バンプ24Aによって支持体26に設けられた第1配線25Aに接続されている。また、第2クラッド層には第2電極23Bが電気的に接続され、第2電極23Bは金バンプ24Bによって支持体26に設けられた第2配線25Bに接続されている。第1配線25A及び第2配線25Bは、図示しない発光素子駆動回路に接続され、発光素子はこの発光素子駆動回路からのパルス幅変調(PWM)信号、若しくは、定電流回路からのCC信号によって駆動される。
発光ダイオード20は、発光ダイオード取付部12内に格納される。
あるいは又、実施例1における発光素子である窒化ガリウム系の発光ダイオード(LED)30は、図4の(B)に示すように、基板31、及び、基板31上に形成された発光層32から構成されている。発光層32は、発光層22と同様の構成、構造を有し、基板31も、基板21と同様の構成、構造を有する。そして、光取出しレンズ10の底面11の一部は、発光ダイオード30を構成する発光層32と、光透過媒体層38を介して接している。即ち、図4の(B)に示す構造は、所謂フェイスアップ構造である。尚、基板31は、支持体36に、銀ペースト層37を介して固定されている。
第1クラッド層には第1電極33Aが電気的に接続され、第1電極33Aは金ジャンパ線34Aによって支持体36に設けられた第1配線35Aに接続されている。また、第2クラッド層には第2電極33Bが電気的に接続され、第2電極33Bは金ジャンパ線34Bによって支持体36に設けられた第2配線35Bに接続されている。第1配線35A及び第2配線35Bは、図示しない発光素子駆動回路に接続され、発光素子はこの発光素子駆動回路からのパルス幅変調(PWM)信号、若しくは、定電流回路からのCC信号によって駆動される。
ここで、光透過媒体層として、発光素子から射出される光に対して透明なエポキシ樹脂(屈折率:例えば1.5)、ゲル状材料[例えば、Nye社の商品名OCK−451(屈折率:1.51)、商品名OCK−433(屈折率:1.46)]、シリコーンゴム、シリコーンオイルコンパウンドといったオイルコンパウンド材料[例えば、東芝シリコーン株式会社の商品名TSK5353(屈折率:1.45)]を例示することができる。
実施例1の発光素子組立体の製造方法を説明するための流れ図を図27に示す。図3及び図5の(A)に図示した光取出しレンズ10(例えば、プラスチック材料から成る)は、例えば射出成形法に基づき成形することができる。即ち、例えば、射出成形用の金型内に溶融した樹脂を射出し、樹脂を固化させた後、型開きして、金型から光取出しレンズ10を取り出す。光取出しレンズ10は、形状が簡素であり、金型から容易に取り出すことができるし、高い生産性、量産性を有する。また、製造時、形状にバラツキが発生する可能性が極めて低いし、欠陥(欠け)も生じ難い。尚、光取り出しに寄与しない側面14の端部にフランジ部16を形成しておくことにより、金型からの取出しを一層容易に行うことができるし、発光素子組立体の面状光源装置への取り付けも容易となる。その後、例えば、発光ダイオードから射出される光に対して透明なエポキシ樹脂から成る接着剤(光透過媒体層としても機能する)を光取出しレンズ10の凹部13あるいは発光ダイオード20の基板21に塗布し、光取出しレンズ10を基板21の上に配置し、レンズ10と基板21を光学的に密着させた状態で、接着剤を硬化させることで、発光ダイオード20を光取出しレンズ10に固定することができる。ここで、発光ダイオード20の大きさは支持体26よりも十分に小さいので、発光ダイオード20のみを光取出しレンズ10に固定すれば、発光ダイオード20の動作時に発生する熱による光取出しレンズ10の歪みを低減することができ、設計どおりの光取り出し性能を得ることができる。発光ダイオード30においても、概ね同様の処理とすればよい。
図7の(B)に示すように、面状光源装置70は、外側フレーム73と内側フレーム74とを備えた筐体71から構成されている。そして、透過型のカラー液晶表示装置40の端部は、外側フレーム73と内側フレーム74とによって、スペーサ75A,75Bを介して挟み込まれるように保持されている。また、外側フレーム73と内側フレーム74との間には、ガイド部材76が配置されており、外側フレーム73と内側フレーム74とによって挟み込まれたカラー液晶表示装置40がずれない構造となっている。筐体71の内部であって上部には、拡散板81が、スペーサ75C、ブラケット部材77を介して、内側フレーム74に取り付けられている。また、拡散板81の上には、拡散シート82、プリズムシート83、偏光変換シート84といった光学機能シート群が積層されている。
筐体71の内部であって下部には、反射シート85が備えられている。ここで、この反射シート85は、その反射面が拡散板81と対向するように、しかも、光取出しレンズ10の下端よりも下側に位置するように配置され、筐体71の底面72Aに図示しない取付け用部材を介して取り付けられている。反射シート85は、例えば、シート基材上に、銀反射膜、低屈折率膜、高屈折率膜を順に積層された構造を有する銀増反射膜から構成することができる。反射シート85は、光取出しレンズ10から射出された光や、筐体71の側面72Bによって反射された光を反射する。こうして、赤色を発光する複数の赤色発光素子組立体1R、緑色を発光する複数の緑色発光素子組立体1G、及び、青色を発光する複数の青色発光素子組立体1Bから射出された赤色、緑色及び青色が混色され、色純度の高い白色光を照明光として得ることができる。この照明光は、拡散板81、拡散シート82、プリズムシート83、偏光変換シート84といった光学機能シート群を通過し、カラー液晶表示装置40を背面から照射する。
発光素子組立体の配列状態は、赤色発光素子組立体1R、緑色発光素子組立体1G及び青色発光素子組立体1Bを1組とした発光素子組立体列を水平方向に複数、連ねて発光素子組立体アレイを形成し、この発光素子組立体アレイを垂直方向に複数本、並べる配列とすることができる。そして、発光素子組立体列を構成する各発光素子組立体の個数は、例えば、(2つの赤色発光素子組立体,2つの緑色発光素子組立体,1つの青色発光素子組立体)であり、赤色発光素子組立体、緑色発光素子組立体、青色発光素子組立体、緑色発光素子組立体、赤色発光素子組立体の順に配列されている。
カラー液晶表示装置40は、図8に模式的な一部断面図を示すように、透明第1電極54を備えたフロント・パネル50、透明第2電極64を備えたリア・パネル60、及び、フロント・パネル50とリア・パネル60との間に配された液晶材料41から成る。
フロント・パネル50は、例えば、ガラス基板から成る第1の基板51と、第1の基板51の外面に設けられた偏光フィルム56とから構成されている。第1の基板51の内面には、アクリル樹脂やエポキシ樹脂から成るオーバーコート層53によって被覆されたカラーフィルター52が設けられ、オーバーコート層53上には、透明第1電極(共通電極とも呼ばれ、例えば、ITOから成る)54が形成され、透明第1電極54上には配向膜55が形成されている。一方、リア・パネル60は、より具体的には、例えば、ガラス基板から成る第2の基板61と、第2の基板61の内面に形成されたスイッチング素子(具体的には、薄膜トランジスタ、TFT)62と、スイッチング素子62によって導通/非導通が制御される透明第2電極(画素電極とも呼ばれ、例えば、ITOから成る)64と、第2の基板61の外面に設けられた偏光フィルム66とから構成されている。透明第2電極64を含む全面には配向膜65が形成されている。フロント・パネル50とリア・パネル60とは、それらの外周部で封止材(図示せず)を介して接合されている。尚、スイッチング素子62は、TFTに限定されず、例えば、MIM素子から構成することもできる。また、図面における参照番号67は、スイッチング素子62とスイッチング素子62との間に設けられた絶縁層である。
尚、これらの透過型のカラー液晶表示装置を構成する各種の部材や、液晶材料は、周知の部材、材料から構成することができるので、詳細な説明は省略する。
実施例2は実施例1の変形である。実施例2にあっては、実施例1における側面14を表現する式(3)を、式(10)のように変形した。但し、関数fS(z)は、実施例1において説明した関数fS(z)と同じであり、係数k0〜k4は表1に示したと同じ値である。ここで、式(10)中、0≦α≦0.875である。尚、α=0の場合、実施例1と同じである。
r=(1−α)・fS(z)+k’0 (10)
αを、0,0.25,0.50,0.75,0.875,1.00とし、このときの式(10)が、P1(r1,z1)=(1.52,1.52)で、式(1)と交わるようにk’0の値を決定した。このときの光取出しレンズをxz平面において切断したときの光取出しレンズの側面及び頂面の外形線を、図23に示す。尚、図23において、x座標の値が1.52の所から垂直に延びる直線がα=1.00を示し、更には、x座標の値が1.52よりも大きい領域で、z座標の値が減少する曲線を、5本、示しているが、これらの5本の曲線は、それぞれ、左から右へ、順に、α=0.875、α=0.75、α=0.5、α=0.25、α=0を示している。また、αを変化させると光の放射方向が若干変化するので、それに合わせて、頂面の形状に僅かに修正を加えている。この修正は、シミュレーションによって徐々に形状を変えることで、最適値を求めている。
また、発光ダイオードの発光面の大きさを1.0mm×1.0mmとしたときの、αをパラメータとした光取出しレンズからの全光束量を計算した結果を図24の(A)に示し、ファーフィールドプロファイル(FFP)を計算した結果を図24の(B)に示す。尚、図24の(A)の横軸はαの値であり、縦軸は全光束量(単位:ルーメン)である。一方、図24の(B)の横軸はz軸と成す角度であり、縦軸は発光強度(単位:カンデラ)である。
図24の(A)から、αの値が0.5以上になると、非常に高い全光束量を得ることができることが判る。一方、図24の(B)からは、αの値が0.75を超えると、光取出しレンズ10から射出される光の内の相当の割合を占める光とz軸との成す角度が45度以下となってしまい、2次元方向射出の達成が不十分となることが判る。
ここで、式(1)における「c」、「e」、「a」の値、「p」の値、式(10)におけるαの値、係数を、以下の表2のとおりとして(但し、単位を「mm」とする)、式(1)及び式(10)で表された頂面15及び側面14を有する光取出しレンズ10の中心点に点光源を配置したと想定して、この点光源から射出された光が光取出しレンズ10の側面14及び頂面15からどのように射出されるかをシミュレーションした結果を、図25に示す。尚、pの値は、シミュレーションにて決定した。
[表2]
c = 1.87582
e = 1.4528
p = 0
a = 0.48
α = 0.5
4 =−0.34465
3 = 0.33555
2 =−0.28581
1 = 0.019736
0 = 1.2824
k’0= 0.0093
以上、本発明を好ましい実施例に基づき説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。実施例において説明した光取出しレンズ、発光素子組立体の形状、構成、構造、構成材料等は例示であり、適宜変更することができるし、面状光源装置、カラー液晶表示装置組立体の構成、構造も例示であり、適宜変更することができる。
例えば、本発明の第3の態様に則して説明すると、図26の(A)に概念図を示すように、少なくとも第2仮想円錐の中に含まれる頂面の部分の外面に(図示した例では、頂面15の外面全体に)、誘電体層の多層構造から成る反射層17が形成されている構成とすることもできる。具体的には、反射層は、SiO2層及びTiO2層の多層構造から成る。このような構成にすることで、中心点から射出されたと想定した仮想の光の内、第2仮想円錐内に存在する光は、頂面15から外部に射出される代わりに、反射層17によって反射される。この反射層17によって反射された光は、側面14から射出され、あるいは又、底面11から射出される。また、実施例においては、側面14を1つの関数で表現された曲面としたが、図26の(B)に概念図を示すように、複数(図示した例では2つ)の関数で表現された曲面とすることもできる。
図1は、実施例1の光取出しレンズの模式的な斜視図である。 図2は、実施例1の光取出しレンズを説明するための概念図である。 図3は、実施例1の光取出しレンズの模式的な断面図である。 図4の(A)及び(B)は、それぞれ、発光ダイオードの模式的な断面図である。 図5の(A)及び(B)は、それぞれ、組立後の実施例1の発光素子組立体の概念図である。 図6の(A)及び(B)は、それぞれ、組立後の実施例1の発光素子組立体の概念図、及び、発光ダイオードの模式的な断面図である。 図7の(A)は、実施例1の面状光源装置における発光素子組立体の配置、配列状態を模式的に示す図であり、図7の(B)は、実施例1の面状光源装置及びカラー液晶表示装置組立体の模式的な一部断面図である。 図8は、実施例1におけるカラー液晶表示装置組立体の模式的な一部断面図である。 図9の(A)は、実施例1における光取出しレンズをxz平面において切断したときの光取出しレンズの側面及び頂面の外形線を示す図であり、図9の(B)は、実施例1の光取出しレンズの側面を構成する回転対称の曲面を表すn次の多項式の2階微分値の絶対値の逆数(1/|d2r/dz2|)を示すグラフである。 図10は、zmax=1.842mm、d=1.0mmに対して、条件式(2)あるいは(9)を満足する曲率半径c-1を、離心率eを独立変数としてプロットしたグラフである。 図11は、光取出しレンズの側面から射出される放射光成分を模式的に示す図である。 図12は、球面及び非球面から射出される放射光成分を模式的に示す図である。 図13は、実施例1の光取出しレンズにおいて、表1に示した値を有する式(3)で側面を定義したときの、側面から射出される放射光成分の放射角分布の計算結果を示すグラフである。 図14は、光取出しレンズを構成する材料の屈折率n1を1.74としたときのxz面での光線追跡の計算結果を示す図である。 図15は、実施例1において、光取出しレンズの中心点に点光源を配置したと想定して、この点光源から射出された光が光取出しレンズの頂面及び側面からどのように射出されるかをシミュレーションした結果を示す図である。 図16は、aの値を0.6に固定して、離心率eをパラメータとして、xz面内における頂面と側面との交点を求めた結果を示すグラフである。 図17の(A)及び(B)は、頂面を表す式(1)における離心率eと「a」の値を変化させたときの取出し角度ωの計算結果を示すグラフである。 図18は、(a,e)=(0.7,1.48)において、面光源の一端(−0.5,φ,0)、及び、面光源の他端(0.5,φ,0)のそれぞれから射出される限界放射光成分の光路図を示す図である。 図19は、(a,e)=(0.7,1.48)において、面光源の一端(−0.5,φ,0)、及び、面光源の他端(0.5,φ,0)のそれぞれから射出される限界放射光成分に関する取出し角度ω、面光源の一端(−0.6,φ,0)、及び、面光源の他端(0.6,φ,0)のそれぞれから射出される限界放射光成分に関する取出し角度ω、並びに、面光源の一端(−0.7,φ,0)、及び、面光源の他端(0.7,φ,0)のそれぞれから射出される限界放射光成分に関する取出し角度ωを計算した結果を示すグラフである。 図20は、面光源の大きさを変数として、(α+β)ωという評価関数ETをプロットしたグラフである。 図21は、面光源の大きさd=1.2mmにおいて、光取出しレンズの軸線と面光源の軸線が一致している状態から、観測方向(x方向)に光取出しレンズに対して面光源を−0.1mm及び0.1mm移動させたときのET値の変化を計算した結果を示すグラフである。 図22は、種々の面光源の大きさにおける面光源移動許容量を求めた結果を示すグラフである。 図23は、実施例2の光取出しレンズをxz平面において切断したときの光取出しレンズの側面及び頂面の外形線を示すグラフである。 図24の(A)は、実施例2において、発光ダイオードの発光面の大きさを1.0mm×1.0mmとしたときの、αをパラメータとした光取出しレンズからの全光束量を計算した結果を示すグラフであり、図24の(B)は、ファーフィールドプロファイル(FFP)を計算した結果を示すグラフである。 図25は、実施例2において、α=0.5としたときの、光取出しレンズの中心点に点光源を配置したと想定して、この点光源から射出された光が光取出しレンズの頂面及び側面からどのように射出されるかをシミュレーションした結果を示す図である。 図26の(A)及び(B)は、光取出しレンズの変形例の模式的な断面図である。 図27は、実施例1の発光素子組立体の製造方法を説明するための流れ図である。 図28の(A)は、日経エレクトロニクス 2004年12月20日号の第128ページに開示された光取出しレンズの模式的な断面図であり、図28の(B)は、従来の直下型の面状光源装置の概念図である。 図29は、式(1)で表され双曲面を表すグラフである。 図30の(A)及び(B)は、それぞれ、円筒座標(r,φ,z)及び極座標(r,Θ,φ)を説明するための図である。
符号の説明
1,1A,1R,1G,1B・・・発光素子組立体、10・・・光取出しレンズ、11・・・底面、12・・・発光ダイオード取付部、13・・・凹部、14・・・側面、15・・・頂面、16・・・フランジ部、17・・・反射層、20,30・・・発光ダイオード、21,31・・・基板、22,32・・・発光層、23A,33A・・・第1電極、23B,33B・・・第2電極、24A,24B・・・金バンプ、25A,25B・・・配線、26,36・・・支持体、37・・・銀ペースト層、38・・・光透過媒体層、40・・・カラー液晶表示装置、41・・・液晶材料、50・・・フロント・パネル、51・・・第1の基板、52・・・カラーフィルター、53・・・オーバーコート層、54・・・透明第1電極、55・・・配向膜、56・・・偏光フィルム、60・・・リア・パネル、61・・・第2の基板、62・・・スイッチング素子、64・・・透明第2電極、65・・・配向膜、66・・・偏光フィルム、70・・・面状光源装置、71・・・筐体、72A・・・筐体の底面、72B・・・筐体の側面、73・・・外側フレーム、74・・・内側フレーム、75A,75B・・・スペーサ、76・・・ガイド部材、77・・・ブラケット部材、81・・・拡散板、82・・・拡散シート、83・・・プリズムシート、84・・・偏光変換シート、85・・・反射シート

Claims (33)

  1. 円形の底面、側面、及び、頂面を有し、該底面の中心部に有限の大きさを有する面光源を配する光取出しレンズであって、
    底面の中心を原点とし、底面の中心を通る法線をz軸とする円筒座標(r,φ,z)を想定したとき、
    頂面は、面光源から射出される半全立体角放射光のうち、側面と頂面の交わる部分における極角Θ0よりも小さい極角を有する放射光成分の一部分を全反射させるための、z軸に対して回転対称である非球面から成り、
    側面は、面光源から射出される半全立体角放射光のうち、極角Θ0よりも大きな極角を有する放射光成分、及び、頂面によって全反射された放射光成分を透過させるための、z軸に対して回転対称である非球面から成り、
    非球面から成る側面を表すzを変数とした関数r=fS(z)において、側面と頂面の交わる部分のz座標をz1としたとき、0≦z≦z1の閉区間においてzが減少するとき関数r=fS(z)は単調増加し、且つ、該閉区間においてzの2階微係値の絶対値|d2r/dz2|が極大となる点を少なくとも1つ有することを特徴とする光取出しレンズ。
  2. 非球面から成る頂面を表すrを変数とした関数z=fT(r)は、以下の式(1)で表される双曲面であることを特徴とする請求項1に記載の光取出しレンズ。
    ここで、「c」は双曲面がz軸と交わる頂点における曲率の値であり、「e」は離心率であり、0次の係数「a」は、
    a=[c(e2−1)]-1+p
    であり、「p」は定数である。
  3. 離心率eは、1.40≦e≦1.58 を満足し、
    面光源の大きさをdとしたとき、「c」は、以下の式(2)を満足することを特徴とする請求項2に記載の光取出しレンズ。
  4. 非球面から成る側面を表すzを変数とした関数r=fS(z)は、n次の多項式で表されることを特徴とする請求項1に記載の光取出しレンズ。
  5. 光取出しレンズを構成する材料の屈折率をn1としたとき、1.48≦n1≦2.5であることを特徴とする請求項1に記載の光取出しレンズ。
  6. 円形の底面、側面、及び、頂面を有し、該底面の中心部に有限の大きさを有する面光源を配する光取出しレンズであって、
    底面の中心を原点とし、底面の中心を通る法線をz軸とする円筒座標(r,φ,z)を想定したとき、
    頂面は、面光源から射出される半全立体角放射光のうち、側面と頂面の交わる部分における極角Θ0よりも小さい極角を有する放射光成分の一部分を全反射させるための、z軸に対して回転対称である非球面から成り、
    側面は、凸レンズ効果を有し、面光源から射出される半全立体角放射光のうち、極角Θ0よりも大きな極角を有する放射光成分、及び、頂面によって全反射された放射光成分を透過させるための、z軸に対して回転対称である非球面から成ることを特徴とする光取出しレンズ。
  7. 凸レンズ効果を有する側面の概ね焦点距離の位置に、底面の中心が位置することを特徴とする請求項6に記載の光取出しレンズ。
  8. 円形の底面、側面、及び、頂面を有し、該底面の中心部に発光素子を配する光取出しレンズであって、
    側面は、該底面の中心点を通り該底面に垂直な軸線を回転軸とした、外側に向かって凸の回転対称の曲面から成り、
    頂面は、該軸線を回転軸とした、底面に向かって凸の回転対称の曲面から成り、
    該中心点を頂点とし、頂面と接する第1仮想円錐の円錐角をΩ1とし、該中心点を頂点とし、頂面と交わる第2仮想円錐の円錐角をΩ2としたとき、
    該中心点から射出されたと想定した仮想の光の内、該第2仮想円錐内に存在する光は、頂面から外部に射出され、
    該中心点から射出されたと想定した仮想の光の内、該第2仮想円錐の外側であって、該第1仮想円錐内に存在する光は、頂面によって全反射され、側面から外部に射出され、
    該中心点から射出されたと想定した仮想の光の内、該第1仮想円錐の外側の領域に位置する光は、側面から外部に射出されることを特徴とする光取出しレンズ。
  9. 光取出しレンズを構成する材料の屈折率をn1、外部の媒質の屈折率をn0、前記軸線を含む仮想平面で第2仮想円錐を切断したときの円錐母線角をθ2、前記軸線を含む仮想平面で光取出しレンズを切断したときに得られる第2仮想円錐と頂面の交点を通る頂面の法線が前記軸線と交わる角度をθ0としたとき、円錐角Ω2は、
    sin(θ2+θ0)=(n0/n1
    但し、
    Ω2=2π[1−cos(θ2)]
    を満足することを特徴とする請求項8に記載の光取出しレンズ。
  10. 0=1.00、1.48≦n1≦2.5であることを特徴とする請求項9に記載の光取出しレンズ。
  11. 前記中心点から頂面の放射光成分射出部分より外部に射出されたと想定した光の光束量をLFT、該中心点から側面を介して外部に射出されたと想定した光の光束量をLFSとしたとき、
    0≦LFS/(LFS+LFT)≦0.84
    を満足することを特徴とする請求項8に記載の光取出しレンズ。
  12. 頂面は回転双曲面であり、
    前記中心点は、該回転双曲面の2つの焦点の中間点と、2つの焦点の内の回転双曲面凸側の焦点との間の範囲内に位置することを特徴とする請求項8に記載の光取出しレンズ。
  13. 側面は凸レンズ効果を有し、該凸レンズ効果を有する側面の概ね焦点距離の所に前記中心点が位置することを特徴とする請求項8に記載の光取出しレンズ。
  14. 側面を構成する回転対称の曲面は、n次の多項式で表されることを特徴とする請求項13に記載の光取出しレンズ。
  15. 側面を構成する範囲内において、側面を構成する回転対称の曲面を表すn次の多項式の2階微分値の絶対値は、少なくとも1つ、極大値を有することを特徴とする請求項14に記載の光取出しレンズ。
  16. 少なくとも第2仮想円錐の中に含まれる頂面の部分の外面には、反射層が形成されており、
    前記中心点から射出されたと想定した仮想の光の内、該第2仮想円錐内に存在する光は、頂面から外部に射出される代わりに、反射層によって反射されることを特徴とする請求項8に記載の光取出しレンズ。
  17. 円形の底面、側面、及び、頂面を有する光取出しレンズ、並びに、
    該底面の中心部に配された発光素子から成る面光源、
    を備えた発光素子組立体であって、
    光取出しレンズにおいて、
    底面の中心を原点とし、底面の中心を通る法線をz軸とする円筒座標(r,φ,z)を想定したとき、
    頂面は、面光源から射出される半全立体角放射光のうち、側面と頂面の交わる部分における極角Θ0よりも小さい極角を有する放射光成分の一部分を全反射させるための、z軸に対して回転対称である非球面から成り、
    側面は、面光源から射出される半全立体角放射光のうち、極角Θ0よりも大きな極角を有する放射光成分、及び、頂面によって全反射された放射光成分を透過させるための、z軸に対して回転対称である非球面から成り、
    非球面から成る側面を表すzを変数とした関数r=fS(z)において、側面と頂面の交わる部分のz座標をz1としたとき、0≦z≦z1の閉区間においてzが減少するとき関数r=fS(z)は単調増加し、且つ、該閉区間においてzの2階微係値の絶対値|d2r/dz2|が極大となる点を少なくとも1つ有することを特徴とする発光素子組立体。
  18. 発光素子は、基板、及び、基板上に形成された発光層から構成された発光ダイオードから成り、
    光取出しレンズの底面の一部は、発光ダイオードを構成する発光層と、光透過媒体層を介して接していることを特徴とする請求項17に記載の発光素子組立体。
  19. 発光素子は、基板、及び、基板上に形成された発光層から構成された発光ダイオードから成り、
    発光層からの光は、基板を通過して外部に射出され、
    光取出しレンズの底面の一部は、発光ダイオードを構成する基板と、光透過媒体層を介して接していることを特徴とする請求項17に記載の発光素子組立体。
  20. 円形の底面、側面、及び、頂面を有する光取出しレンズ、並びに、
    該底面の中心部に配された発光素子から成る面光源、
    を備えた発光素子組立体であって、
    光取出しレンズにおいて、
    底面の中心を原点とし、底面の中心を通る法線をz軸とする円筒座標(r,φ,z)を想定したとき、
    頂面は、面光源から射出される半全立体角放射光のうち、側面と頂面の交わる部分における極角Θ0よりも小さい極角を有する放射光成分の一部分を全反射させるための、z軸に対して回転対称である非球面から成り、
    側面は、凸レンズ効果を有し、面光源から射出される半全立体角放射光のうち、極角Θ0よりも大きな極角を有する放射光成分、及び、頂面によって全反射された放射光成分を透過させるための、z軸に対して回転対称である非球面から成ることを特徴とする発光素子組立体。
  21. 凸レンズ効果を有する側面の概ね焦点距離の位置に、底面の中心が位置することを特徴とする請求項20に記載の発光素子組立体。
  22. 円形の底面、側面、及び、頂面を有する光取出しレンズ、並びに、
    該底面の中心部に配された発光素子、
    を備えた発光素子組立体であって、
    光取出しレンズにおいて、
    側面は、該底面の中心点を通り該底面に垂直な軸線を回転軸とした、外側に向かって凸の回転対称の曲面から成り、
    頂面は、該軸線を回転軸とした、底面に向かって凸の回転対称の曲面から成り、
    該中心点を頂点とし、頂面と接する第1仮想円錐の円錐角をΩ1とし、該中心点を頂点とし、頂面と交わる第2仮想円錐の円錐角をΩ2としたとき、
    該中心点から射出されたと想定した仮想の光の内、該第2仮想円錐内に存在する光は、頂面から外部に射出され、
    該中心点から射出されたと想定した仮想の光の内、該第2仮想円錐の外側であって、該第1仮想円錐内に存在する光は、頂面によって全反射され、側面から外部に射出され、
    該中心点から射出されたと想定した仮想の光の内、該第1仮想円錐の外側の領域に位置する光は、側面から外部に射出されることを特徴とする発光素子組立体。
  23. 光取出しレンズを構成する材料の屈折率をn1、外部の媒質の屈折率をn0、前記軸線を含む仮想平面で第2仮想円錐を切断したときの円錐母線角をθ2、前記軸線を含む仮想平面で光取出しレンズを切断したときに得られる第2仮想円錐と頂面の交点を通る頂面の法線が前記軸線と交わる角度をθ0としたとき、円錐角Ω2は、
    sin(θ2+θ0)=(n0/n1
    を満足することを特徴とする請求項22に記載の発光素子組立体。
  24. 発光素子は、基板、及び、基板上に形成された発光層から構成された発光ダイオードから成り、
    光取出しレンズの底面の一部は、発光ダイオードを構成する発光層と、光透過媒体層を介して接していることを特徴とする請求項22に記載の発光素子組立体。
  25. 発光素子は、基板、及び、基板上に形成された発光層から構成された発光ダイオードから成り、
    発光層からの光は、基板を通過して外部に射出され、
    光取出しレンズの底面の一部は、発光ダイオードを構成する基板と、光透過媒体層を介して接していることを特徴とする請求項22に記載の発光素子組立体。
  26. 赤色を発光する複数の発光素子組立体、緑色を発光する複数の発光素子組立体、及び、青色を発光する複数の発光素子組立体を備えた面状光源装置であって、
    各発光素子組立体は、
    円形の底面、側面、及び、頂面を有する光取出しレンズ、並びに、
    該底面の中心部に配された発光素子から成る面光源、
    を備えており、
    光取出しレンズにおいて、
    底面の中心を原点とし、底面の中心を通る法線をz軸とする円筒座標(r,φ,z)を想定したとき、
    頂面は、面光源から射出される半全立体角放射光のうち、側面と頂面の交わる部分における極角Θ0よりも小さい極角を有する放射光成分の一部分を全反射させるための、z軸に対して回転対称である非球面から成り、
    側面は、面光源から射出される半全立体角放射光のうち、極角Θ0よりも大きな極角を有する放射光成分、及び、頂面によって全反射された放射光成分を透過させるための、z軸に対して回転対称である非球面から成り、
    非球面から成る側面を表すzを変数とした関数r=fS(z)において、側面と頂面の交わる部分のz座標をz1としたとき、0≦z≦z1の閉区間においてzが減少するとき関数r=fS(z)は単調増加し、且つ、該閉区間においてzの2階微係値の絶対値|d2r/dz2|が極大となる点を少なくとも1つ有することを特徴とする面状光源装置。
  27. 赤色を発光する複数の発光素子組立体、緑色を発光する複数の発光素子組立体、及び、青色を発光する複数の発光素子組立体を備えた面状光源装置であって、
    各発光素子組立体は、
    円形の底面、側面、及び、頂面を有する光取出しレンズ、並びに、
    該底面の中心部に配された発光素子から成る面光源、
    を備えており、
    光取出しレンズにおいて、
    底面の中心を原点とし、底面の中心を通る法線をz軸とする円筒座標(r,φ,z)を想定したとき、
    頂面は、面光源から射出される半全立体角放射光のうち、側面と頂面の交わる部分における極角Θ0よりも小さい極角を有する放射光成分の一部分を全反射させるための、z軸に対して回転対称である非球面から成り、
    側面は、凸レンズ効果を有し、面光源から射出される半全立体角放射光のうち、極角Θ0よりも大きな極角を有する放射光成分、及び、頂面によって全反射された放射光成分を透過させるための、z軸に対して回転対称である非球面から成ることを特徴とする面状光源装置。
  28. 凸レンズ効果を有する側面の概ね焦点距離の位置に、底面の中心が位置することを特徴とする請求項27に記載の面状光源装置。
  29. 透過型あるいは半透過型のカラー液晶表示装置を背面から照射する面状光源装置であって、
    赤色を発光する複数の発光素子組立体、緑色を発光する複数の発光素子組立体、及び、青色を発光する複数の発光素子組立体を備え、
    各発光素子組立体は、
    円形の底面、側面、及び、頂面を有する光取出しレンズ、並びに、
    該底面の中心部に配された発光素子、
    を備えており、
    光取出しレンズにおいて、
    側面は、該底面の中心点を通り該底面に垂直な軸線を回転軸とした、外側に向かって凸の回転対称の曲面から成り、
    頂面は、該軸線を回転軸とした、底面に向かって凸の回転対称の曲面から成り、
    該中心点を頂点とし、頂面と接する第1仮想円錐の円錐角をΩ1とし、該中心点を頂点とし、頂面と交わる第2仮想円錐の円錐角をΩ2としたとき、
    該中心点から射出されたと想定した仮想の光の内、該第2仮想円錐内に存在する光は、頂面から外部に射出され、
    該中心点から射出されたと想定した仮想の光の内、該第2仮想円錐の外側であって、該第1仮想円錐内に存在する光は、頂面によって全反射され、側面から外部に射出され、
    該中心点から射出されたと想定した仮想の光の内、該第1仮想円錐の外側の領域に位置する光は、側面から外部に射出されることを特徴とする面状光源装置。
  30. 透過型あるいは半透過型のカラー液晶表示装置、及び、該カラー液晶表示装置を背面から照射する面状光源装置を備えたカラー液晶表示装置組立体であって、
    面状光源装置は、赤色を発光する複数の発光素子組立体、緑色を発光する複数の発光素子組立体、及び、青色を発光する複数の発光素子組立体を備え、
    各発光素子組立体は、
    円形の底面、側面、及び、頂面を有する光取出しレンズ、並びに、
    該底面の中心部に配された発光素子から成る面光源、
    を備えており、
    光取出しレンズにおいて、
    底面の中心を原点とし、底面の中心を通る法線をz軸とする円筒座標(r,φ,z)を想定したとき、
    頂面は、面光源から射出される半全立体角放射光のうち、側面と頂面の交わる部分における極角Θ0よりも小さい極角を有する放射光成分の一部分を全反射させるための、z軸に対して回転対称である非球面から成り、
    側面は、面光源から射出される半全立体角放射光のうち、極角Θ0よりも大きな極角を有する放射光成分、及び、頂面によって全反射された放射光成分を透過させるための、z軸に対して回転対称である非球面から成り、
    非球面から成る側面を表すzを変数とした関数r=fS(z)において、側面と頂面の交わる部分のz座標をz1としたとき、0≦z≦z1の閉区間においてzが減少するとき関数r=fS(z)は単調増加し、且つ、該閉区間においてzの2階微係値の絶対値|d2r/dz2|が極大となる点を少なくとも1つ有することを特徴とするカラー液晶表示装置組立体。
  31. 透過型あるいは半透過型のカラー液晶表示装置、及び、該カラー液晶表示装置を背面から照射する面状光源装置を備えたカラー液晶表示装置組立体であって、
    面状光源装置は、赤色を発光する複数の発光素子組立体、緑色を発光する複数の発光素子組立体、及び、青色を発光する複数の発光素子組立体を備え、
    各発光素子組立体は、
    円形の底面、側面、及び、頂面を有する光取出しレンズ、並びに、
    該底面の中心部に配された発光素子から成る面光源、
    を備えており、
    光取出しレンズにおいて、
    底面の中心を原点とし、底面の中心を通る法線をz軸とする円筒座標(r,φ,z)を想定したとき、
    頂面は、面光源から射出される半全立体角放射光のうち、側面と頂面の交わる部分における極角Θ0よりも小さい極角を有する放射光成分の一部分を全反射させるための、z軸に対して回転対称である非球面から成り、
    側面は、凸レンズ効果を有し、面光源から射出される半全立体角放射光のうち、極角Θ0よりも大きな極角を有する放射光成分、及び、頂面によって全反射された放射光成分を透過させるための、z軸に対して回転対称である非球面から成ることを特徴とするカラー液晶表示装置組立体。
  32. 凸レンズ効果を有する側面の概ね焦点距離の位置に、底面の中心が位置することを特徴とする請求項31に記載のカラー液晶表示装置組立体。
  33. 透過型あるいは半透過型のカラー液晶表示装置、及び、該カラー液晶表示装置を背面から照射する面状光源装置を備えたカラー液晶表示装置組立体であって、
    面状光源装置は、赤色を発光する複数の発光素子組立体、緑色を発光する複数の発光素子組立体、及び、青色を発光する複数の発光素子組立体を備え、
    各発光素子組立体は、
    円形の底面、側面、及び、頂面を有する光取出しレンズ、並びに、
    該底面の中心部に配された発光素子、
    を備えており、
    光取出しレンズにおいて、
    側面は、該底面の中心点を通り該底面に垂直な軸線を回転軸とした、外側に向かって凸の回転対称の曲面から成り、
    頂面は、該軸線を回転軸とした、底面に向かって凸の回転対称の曲面から成り、
    該中心点を頂点とし、頂面と接する第1仮想円錐の円錐角をΩ1とし、該中心点を頂点とし、頂面と交わる第2仮想円錐の円錐角をΩ2としたとき、
    該中心点から射出されたと想定した仮想の光の内、該第2仮想円錐内に存在する光は、頂面から外部に射出され、
    該中心点から射出されたと想定した仮想の光の内、該第2仮想円錐の外側であって、該第1仮想円錐内に存在する光は、頂面によって全反射され、側面から外部に射出され、
    該中心点から射出されたと想定した仮想の光の内、該第1仮想円錐の外側の領域に位置する光は、側面から外部に射出されることを特徴とするカラー液晶表示装置組立体。
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