JP2007101984A - 画像記録装置及び画像記録方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】露光記録後の感光材料による処理液の温度低下を抑え、出力物の画質安定化を図ることのできる画像記録装置及び画像記録方法を提供する。
【解決手段】この画像記録方法は、ホスト装置より受信した画像データに基いて露光部で感光材料に画像を露光記録し、露光記録された感光材料を搬送しながら現像部で各処理液がそれぞれ貯留された複数の処理液槽に順次浸漬させて現像処理する際に処理液の温度を設定温度に基づいて調節するようにしたものであって、露光部の機内温度を計測するステップS11と、計測された機内温度に基づいて複数の処理液槽の内の初段に位置する処理液槽に貯留された処理液の温度に関して設定温度を変更するステップS12と、を含む
【選択図】図9

Description

本発明は、ホスト装置より受信した画像データに基いて感光材料に画像を露光記録し、露光記録された感光材料を搬送しながら現像部で処理液が貯留された複数の処理液槽に順次浸漬させて現像処理する画像記録装置及び画像記録方法に関する。
一般にカラー印刷物を作成する際には、原稿フィルムの段階で色校正を行うことが要求される場合があり、このような場合には、C(シアン)版、M(マゼンタ)版、Y(イエロー)版、及びK(ブラック)版に色分解された各色分解網原稿フィルムを使って校正物(カラープルーフ)を作成し、本番の印刷版を作成する前に、原稿フィルムのレイアウトや色、更に、文字等に関する誤りの有無検査を含む最終印刷物の仕上がり品質を確認している。
近年においては、DTP(Desk Top Publishing)等の普及により、スキャナから入力した画像をコンピュータのソフトウェア上で画像編集、ページ面付けする作業が一般化し、フルデジタルでの編集も珍しくなくなってきている。このような工程では、更なる効率化を目指して、ページ編集済みの画像データをフィルムに直接出力するイメージセッタ出力や、印刷版に直接出力するCTP(Computer To Plate)出力、更には、印刷機のシリンダー上に巻かれた印刷版に直接画像出力するCTC(Computer To Cylinder)が行われる。
この場合、校正確認のためだけにフィルム出力や印刷版出力を行う必要があり、最終的な印刷物作成と同等またはそれ以上の手間や時間、更にフィルム、印刷版の無駄が発生する問題がある。
そのため、特に、このようなコンピュータによるフルデジタルの画像作成、編集を行う工程では、カラープルーフの作成は、DDCP(Direct Digital Color Proof)、乃至は、DCP(Digital Color Proof)と呼ばれるデジタル画像データを直接出力してカラー画像を得るシステムが求められている。
このようなDDCPは、コンピュータ上で加工されたデジタル画像データからイメージセッタなどで製版用フィルム上に記録したり、CTPで直接印刷版を作成する最終的な印刷作業を行ったり、CTCで印刷機のシリンダー上に巻かれた印刷版に直接画像記録を行ったり等する前に、コンピュータ上で加工されたデジタル画像を直接出力して印刷仕上がり品質を再現するカラープルーフを作成し、その給柄、色調、文章、文字等の確認作業を行えるようにしたものである。
また、このような製版・印刷工程における校正のプロセスでは、
1)作業現場内部のミスの確認用である内校
2)発注主、デザイナーへの仕上がり確認用に提出される外校
3)印刷機の機長に対して、最終印刷物の見本として提供される印刷見本
の主として3つの用途向けにプルーフが作成されて使用される。
校正プロセスの内、内校及び一部の外校用途においては、納期短縮、コスト削減等のニーズから、網点画像が再現できない校正材料を使用したDDCP、即ち、昇華転写方式やインクジェット、電子写真等の出力物を主として、体裁確認用のプルーフとして使用するケースがあるが、ハイライト部の再現性や、細かいディテール、更に、印刷時のモアレと呼ばれる網画像の不適切な干渉縞発生有無等の品質確認や、印刷見本として使用するプルーフ用途には、やはり印刷網点を忠実に再現するプルーフ出力が望まれているのが実状である。
このようなニーズを満足するDDCPとしては、ハイパワーヒートモードレーザを用いて銀塩感光材料に画像露光を行い、印刷本紙に転写するタイプのものがある。しかし、このような高品質の網点を再現できるシステムでは、装置及び銀塩感光材料のコストが高くなる欠点があった。
これに対し、近年、低コストで更に網点画像の確認ができる銀塩カラー感光材料を利用したDDCPが普及し始めている。銀塩カラー感光材料(以下、「銀塩感光材料」ともいう。)を利用した方式は、例えば、R、G、Bの波長の異なる複数の光を組み合わせて合成された光点で例えば、C、M、Yの各発色層にて構成される銀塩感光材料を露光してから現像し、C、M、Yの各ドットを発色させて、網点カラー画像を形成するものである。
以上のような画像記録装置では、高画質要求が高く、この要求に応えるには、現像処理の安定化が必須条件となる。このような現像装置としては、例えば、下記特許文献1に記載の感光材料処理装置がある。この装置は、長尺の感光材料の搬送における処理時間の不均一を補正するために、感光材料の搬送速度・処理液の設定温度を変更して画質安定化を図っている。処理時間と処理温度は、最終出力物の画質安定性に大きく影響する。
一般的に現像装置は、処理温度を所定温度に温度調節する機能を有し、この温度調節機能により、温度変化による処理不安定性を予防している。しかるに、露光処理されてから現像装置に搬送される感光材料は、一般的に記現像装置における処理液の調節された温度より低いため、感光材料を受け入れる初段の処理槽は、一時的に温度低下が起こる。処理液の温度低下は、感光材料に対する処理性に影響を与えるため、感光材料の面内の濃度不安定要因となっている。
特開平7−128836号公報
本発明は、上述のような従来技術の問題に鑑み、露光記録後の感光材料による処理液の温度低下を抑え、出力物の画質安定化を図ることのできる画像記録装置及び画像記録方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明による画像記録装置は、ホスト装置より画像データを受信し、前記画像データに基いて感光材料に画像を露光記録する露光部と、前記露光部において露光記録された前記感光材料を搬送しながら処理液が貯留された複数の処理液槽に順次浸漬させて現像処理する現像部と、を備える画像記録装置であって、前記露光部の機内温度を計測する機内温度計測手段と、前記処理液槽に貯留された処理液の温度を設定温度に基づいて調節する処理液温度調節手段と、前記画像記録装置の制御を行う制御手段と、を具備し、前記制御手段は、前記機内温度計測手段により計測された機内温度に基づいて前記複数の処理液槽の内の初段に位置する処理液槽に貯留された処理液の温度に関して前記処理液温度調節手段の設定温度を変更するように制御することを特徴とする。
この画像記録装置によれば、計測された露光部の機内温度に基づいて初段に位置する処理液槽の処理液温度について処理液温度調節手段の設定温度を変更するので、初段の処理液槽内に露光記録後の感光材料が浸漬されたことに起因する処理液温度の低下を抑えることができる。例えば、露光部の機内温度が低ければ露光記録後の感光材料の温度も低いが、設定温度を高くすることで処理液温度を予め高めに調節しておくことにより、露光記録後の感光材料が搬送されても処理液温度の低下を抑えることができる。このようにして処理液温度が低下した状態で感光材料の現像処理が行われることを防止でき、出力物の画質安定化を実現できる。
上記画像記録装置において前記制御手段は、前記露光記録された感光材料が前記現像部へ搬送される前に前記設定温度の変更制御を行うことが好ましい。これにより、露光後の感光材料が初段の処理液槽に搬送される以前に、設定温度を変更して処理液温度を予め調節しておくことができる。
また、前記制御手段は、前記露光記録された感光材料の前記現像部への搬送タイミングに基づいて前記設定温度を変更前の設定温度に戻すように制御することが好ましい。例えば、機内温度に基づいて高めに調節された処理液温度が露光後の感光材料の搬送・浸漬により元の温度近傍に戻るので、変更前の元の設定温度による処理液温度制御に戻すことで安定した処理液温度調整を続けることができる。
本発明による画像記録方法は、ホスト装置より画像データを受信し、前記画像データに基いて露光部で感光材料に画像を露光記録し、前記露光記録された前記感光材料を搬送しながら現像部で各処理液がそれぞれ貯留された複数の処理液槽に順次浸漬させて現像処理する際に前記処理液の温度を設定温度に基づいて調節するようにした画像記録方法であって、前記露光部の機内温度を計測するステップと、前記計測された機内温度に基づいて前記複数の処理液槽の内の初段に位置する処理液槽に貯留された処理液の温度に関して前記設定温度を変更するステップと、を含むことを特徴とする。
この画像記録方法によれば、計測された露光部の機内温度に基づいて初段に位置する処理液槽の処理液温度調節のための設定温度を変更するので、初段の処理液槽内に露光記録後の感光材料が浸漬されたことに起因する処理液温度の低下を抑えることができる。例えば、露光部の機内温度が低ければ露光記録後の感光材料の温度も低いが、設定温度を高くすることで処理液温度を予め高めに調節しておくことにより、露光記録後の感光材料が搬送されても処理液温度の低下を抑えることができる。このようにして処理液温度が低下した状態で感光材料の現像処理が行われることを防止でき、出力物の画質安定化を実現できる。
上記画像記録方法において前記設定温度の変更ステップを前記露光記録された感光材料が前記現像部へ搬送される前に行うことが好ましい。これにより、露光後の感光材料が初段の処理液槽に搬送される以前に、設定温度を変更して処理液温度を予め調節しておくことができる。
また、前記露光記録された感光材料の前記現像部への搬送タイミングに基づいて前記設定温度を変更前の設定温度に戻すことが好ましい。例えば、機内温度に基づいて高めに調節された処理液温度が露光後の感光材料の搬送・浸漬により元の温度近傍に戻るので、変更前の元の設定温度による処理液温度制御に戻すことで安定した処理液温度調整を続けることができる。
なお、本発明は、特に、RIP(ラスター・イメージ・プロセッサ)または網点変換処理装置で処理された網点画像データに基づいて波長の異なる複数光源によってカラー銀塩感光材料を感光させることで、印刷物の仕上がりを事前に確認するためのカラープルーフを作成する画像記録装置及び画像記録方法に適用して好ましい。
本発明の画像記録装置及び画像記録方法によれば、露光記録後の感光材料による処理液の温度低下を抑え、出力物の画質安定化をを実現できる。
以下、本発明による実施の形態について図面を用いて説明する。図1は本実施の形態による画像記録装置全体の外観を示す斜視図である。図2は図1の画像記録装置の内部を正面側から見た図である。図3は図2の画像記録装置のドラム及び光学ユニットを上部から見た要部平面図である。
図1に示すように、本実施の形態による画像記録装置1は、銀塩感光材料に露光し画像を形成する露光ユニット11と、露光された銀塩感光材料を現像する現像ユニット21と、を備える。
露光ユニット11は、前面からメンテナンスできるように開閉可能な前面パネル5と、各種情報の表示とタッチパネルからなり装置全体の操作のために入力可能な表示部2と、内部にロール状に巻かれたシート状の銀塩感光材料である感光紙を収容したカートリッジ13を給紙カバー3,4の開放後に装填可能な装填部12,12’と、を備える。図1では装填部12,12’にカートリッジ13を装填する前、装填した後の状態を示している。
現像ユニット21は、メンテナンスのために開閉可能な上面パネル6と、前面には、現像処理液等の補充等のために開閉可能に設けられた補給パネル7と、を備える。
図2のように、画像記録装置1の露光ユニット11は、装填部12,12’に装填されたカートリッジ13から感光紙を給送する搬送ローラ対40,41,42等からなる給送部14と、給送部14から給送された感光紙Sを外周面に真空吸引し保持しながら主走査のために回転方向Rに回転するドラム10と、ドラム10上の感光紙に対しLED光やレーザ光等の光ビームを露光し感光紙に潜像を形成する光学ユニット16と、光学ユニット16を副走査のために副走査方向(図2の紙面垂直方向)に搬送する副走査部17と、画像記録後のドラム10上の感光紙を剥離する剥離部材15と、を備える。
図2の画像記録装置1は、更に、搬送ローラ対42の下流側に配置されドラム10に向けて送られる感光紙の搬送に従い従動回転する従動ローラ43と、感光紙をドラム10との間で搬送する従動ローラ31と、ドラム10上から剥離部材15で剥離された感光紙をドラム10と従動ローラ31とで搬送するときに感光紙をガイドするガイド部材18と、ガイド部材18を通して送られてきた感光紙を出口19へと更に搬送する搬送ローラ対32と、搬送ローラ対32に達した感光紙をアキュームするためのアキュームレート部30と、搬送ローラ対32の下流側近傍に配置された感光紙の先端を検出する光反射型の検出センサ33と、を備える。露光後の感光紙は出口19及び入口300を通して現像ユニット21へと搬送される。
搬送ローラ対42の下流側近傍に配置された比較的幅狭の従動ローラ43は感光紙の移動とともに従動回転し、この従動ローラ43と同軸にロータリエンコーダ58が連結されている。このロータリエンコーダ58が従動ローラ43とともに回転し回転量を測定することで搬送ローラ対42を通過してドラム10に巻き付けられた感光紙の長さを求めることができる。また、下流側の搬送ローラ対32は、ワンウェイクラッチ構造を有し、感光紙の下流側への送り出し方向への回転が自在となっている。
また、図2の搬送ローラ対40,41の下流側近傍には感光紙を切断するカット部10aがそれぞれ配置されており、各カット部10aはモータ(図示省略)により回転駆動されるロータリカッタを有し、上述の感光紙の長さ測定に基づいて感光紙を所定長さに切断する。
図3のように、画像記録装置1のドラム10は、回転軸部14’の回転軸14a及び回転軸部18’の回転軸15aが軸受33a、33bを介して支持台34a、34bに回転可能に軸支されている。ドラム10の一方の回転軸15aには、駆動プーリ35aが設けられ、この駆動プーリ35aはドラム駆動用パルスモータM6の出力プーリ35bとベルト36により連結され、ドラム駆動用パルスモータM6の駆動によりドラム10が回転する。また、ドラム10の回転軸15aには、ロータリーエンコーダ37’が設けられ、回転のためのパルス信号を出力してドラムの回転に同期した画素クロック制御に用いる。
また、ドラム10の他方の回転軸14aは、ドラム10の内部の空気を吸引しドラム10内を減圧するための減圧手段としての吸引ブロアB1に連結されている。
図3のように、ドラム10の外周面31aには貫通孔31cが回転軸方向に直線状に延びて多数形成されている。吸引ブロアB1は空気吸引ポンプにより吸引連結管51を通してドラム10内の空気を吸引してドラム10内を負圧にし、露光開始前に搬送されてきた感光紙Sをドラム10の外周面31aに巻き付けて多数の貫通孔31cを通して吸着する。
光学ユニット16は、副走査部17によりドラム軸と平行に移動可能に構成され、デジタル画像信号を受けてドラム10に吸着された感光紙に光ビームで露光して画像の書き込みを行う。図3に示すように、光学ユニット16には、3波長の光源、例えばB、G、R用の光源としてLEDユニット320、LEDユニット321、LEDユニット322が配置されている。各LEDユニット320,321,322からの光ビームは、ミラー325、326、327を介して、集光レンズ331からドラム10上の感光紙に画像を露光する。露光シャッタ332は露光ソレノイド333により開閉することで、露光開始/終了時に光路の開閉を行なう。
光学ユニット16は、移動ベルト340に固定され、一対のガイドレール341、342に案内されてドラム軸と平行方向に移動可能に設けられている。移動ベルト340は一対のプーリ343、344に掛け渡され、一方のプーリ344は副走査モータM7の出力軸345に連結され、副走査モータM7の駆動により光学ユニット16がドラム軸と平行に移動する。
また、図2,図3に示すように、露光ユニット11内のドラム10と光学ユニット16との近傍に露光ユニット11の機内温度を計測するための機内温度センサ16aが配置されている。
図2のように、現像ユニット21は、露光後の感光紙の現像処理を行うために複数の処理液槽として、上流側から順に、現像を行う現像液槽23と、定着処理を行う定着液槽24と、安定処理を行う第1安定液槽25aと、第2安定液槽25bと、第3安定液槽25cと、を備える。現像ユニット21は、更に、第3安定液槽25cから送られた感光紙の乾燥処理を行う乾燥部26と、乾燥された感光紙を搬送ローラ対26aで外部に排出する排出部27と、排出され出力した感光紙を集積する集積部28と、を備える。
図1,図2の現像ユニット21について図4乃至図6を参照して更に説明する。図4は図1,図2の画像形成装置の現像ユニットをより具体的に示す要部正面図である。図5は図4の現像ユニットの上部を概略的に示す要部上面図である。図6は図4の現像ユニットの配管系を模式的に示す図である。
図4のように、現像液槽23は、入口300から送られてきた感光紙を現像するための現像液が満たされており、感光紙を現像液中で複数のローラ23aにより図の右、左、下、上の順に搬送しながら現像し、定着液槽24へと送る。また、図6のように、現像液槽23には現像液温調タンク23dが循環ポンプP1により現像液が循環するように接続され、現像液温調タンク23d内には、現像液ヒータ23b及び現像液温度センサ23cが配置され、現像液温度センサ23cの検出温度に基づいて現像液温度を調整できるようになっている。
定着液槽24は、現像液槽23から送られてきた感光紙を定着処理するための定着液が満たされており、感光紙を定着液中で複数のローラ24aにより図の上下方向に搬送しながら定着処理を行い、第1安定液槽25aへと送る。また、図6のように、定着液槽24には定着液温調タンク24dがポンプP2により定着液が循環するように接続され、定着液温調タンク24d内には、定着液ヒータ24b及び定着液温度センサ24cが配置され、定着液温度センサ24cの検出温度に基づいて定着液温度を調整できるようになっている。
第1安定液槽25aは、定着液槽24から送られてきた感光紙を安定処理するための第1安定液が満たされており、感光紙を安定液中で複数のローラ25dにより図の上下方向に搬送しながら安定処理を行い、次の第2安定液槽25bに送る。同様にして、第2安定液槽25b及び第3安定液槽25cは、感光紙を安定処理するための第2,第3安定液が満たされており、感光紙を各安定液中で複数のローラ25e、25fにより図の上下方向に搬送しながら安定処理を行い、乾燥部26へと送る。
また、図6のように、第2安定液槽25b内の第2安定液は循環ポンプP4により現像液温調タンク23d内を配管25hで循環することで現像液温調タンク23dの余熱で随伴温調されるようになっている。また、第1安定液槽25a及び第3安定液槽25c内の第1,第3安定液は循環ポンプP3、P5により循環するようになっている。また、各処理液槽23,24,25a、25b、25c内の各処理液は、廃液バルブV1,V2,V3,V4,V5を開くことで各廃液タンク97,98,99に排出されるようになっている。
また、乾燥部26は、感光紙を排出部27へとガイド26dで案内しながら搬送する複数の搬送ローラ対26aと、ガイド26dの近傍に配置された温度センサ48と、ケース26b内に配置されたヒータ47(図7)と、を備える。
図4、図6のように、現像ユニット21は、現像液の補充液を貯蔵し補充液供給ポンプP6により管31aを通して現像液槽23に補充するための現像液の補充液タンク91と、定着液の補充液を貯蔵し補充液供給ポンプP7により管32aを通して定着液槽24に補充するための定着液の補充液タンク92と、第3安定液の補充液を貯蔵し補充液供給ポンプP10により管35aを通して第3安定液槽25cに補充するための第3安定液の補充液タンク95と、補水用の水を貯蔵し各補水ポンプP11,P12,P13により管36aを通して現像液槽23、定着液槽24及び第3安定液槽25cにそれぞれ補水するための補水タンク96と、を下部に備える。
更に、図6のように、第1安定液の補充液を貯蔵し補充液供給ポンプP8により管33aを通して第1安定液槽25aに補充するための第1安定液の補充液タンク93と、第2安定液の補充液を貯蔵し補充液供給ポンプP9により管34aを通して第2安定液槽25bに補充するための第2安定液の補充液タンク94と、を備える。なお、各ポンプP6乃至P13は、吐出量を制御する定量ポンプから構成することが好ましい。
図5に示すように、現像ユニット21には、各処理液槽23,24,25a、25b、25c内のローラ23a,24a,25d,25e,25f及び乾燥部26内のローラ26aを回転駆動するための駆動モータ45が配置され、共通の回転軸46を介して歯車機構等からなる各回転部23e,24e,25i,25j,25k,26eを回転させることで各ローラを回転駆動するようになっている。
なお、図4,図5のように、各処理液槽23,24,25a、25b、25c及び乾燥部26の上方には感光紙を検出するための反射型の光センサ等から構成された検出部49a,49b,49c,49d,49e,49fがそれぞれ配置されている。
図7に図2の画像記録装置1の露光ユニット11における画像データの流れ及び画像記録装置1の制御系のブロック図を示す。
図7に示すように、図1,図2の画像記録装置1は、例えばカラープルーフを作成するために外部の画像処理装置(ホスト装置)49でラスターデータから網点画像データを作成し、この網点画像データがホスト装置49から露光ユニット11に転送されるようになっている。
露光ユニット11は、図7のように、外部のホスト装置49からの網点画像データが入力する画像データI/F部52と、画像データI/F部52からの網点画像データをいったん記憶し随時出力するハードディスク記憶装置等からなるデータバッファ53と、データバッファ53からのYMCKの網点画像データに対する光源駆動値を対応づけて感光紙に対する露光のための露光光量を設定する露光ルックアップテーブル(露光LUT)54と、露光ルックアップテーブル54からの露光データのデジタル信号をアナログ信号に変換するB、G、Rの各LEDユニット320,321,322に対応した複数のD/A変換部55a,55b,55cと、D/A変換部55a〜55cからの各アナログ信号により各LEDユニット320〜322の各LEDを直接にアナログ変調しドライブする複数のドライバ56a,56b,56cと、を備える。
画像記録装置1の制御系は、図7のように、中央演算処理装置(CPU)から構成される制御部50を備え、制御部50は、検出センサ33やロータリエンコーダ58等からの各信号が入力し、画像データI/F部52、データバッファ53、露光ルックアップテーブル54、表示部2、及び他の装置部分を制御する。
また、制御部50は、図5の駆動モータ45を制御するとともに、乾燥温度センサ48の検出温度に基づいて乾燥ヒータ47を制御し乾燥温度を調整し、また、各処理液槽において現像液温度センサ23c,定着液温度センサ24cの各検出温度に基づいて現像液ヒータ23b,定着液ヒータ24bを制御し、現像液温度及び定着液温度を予め設定された各設定温度に基づいてそれぞれ所定温度に調整する。
制御部50は、露光された感光紙が搬送されてきて例えば現像ユニット21の入口300の直前で検出センサ33が感光紙を検出する度に、補充液供給ポンプP6,P7,P8,P9,P10をそれぞれ制御することで各補充液タンク91,82,93,94,95から各補充液を定量して各槽23,24,25a,25b,25cに供給し補充する。
更に、制御部50は、機内温度センサ16aで露光ユニット11内の機内温度を計測し、露光後の感光紙が現像液槽23に搬送される前に、計測した機内温度に基づいて現像液温度の調整のための設定温度を変更するように制御する。そして、その変更した設定温度で現像液ヒータ23bを制御し、現像液温度を調整し、例えば、ドラム10で露光動作が完了しドラム10から露光後の感光紙が剥離されて搬送を開始するタイミングに基づいて上述の設定温度を変更前の設定温度に戻すように制御する。
次に、図1〜図7の画像記録装置の動作について図8のフローチャートを参照して説明する。
図6の画像記録装置1の露光ユニット11が図7の外部のホスト装置49から画像データを受信すると(S01)、装填部12,12’に装填されたカートリッジ13内から感光紙をドラム10に向け給紙搬送する(S02)。そして、感光紙をドラム10の外周面に巻き付けて吸着させ保持してから、入力した画像データに基づいて光学ユニット16で感光紙に露光を行い潜像を形成する(S03)。
次に、露光済みの感光紙をドラム10から剥離部材15を作動させて剥離しガイド部材18や搬送ローラ対32等で搬送し、出口19を通して現像ユニット21に入口300から搬送する(S04)。引き続き、感光紙を搬送しながら、現像液槽23で現像処理をし(S05)、定着液槽24で定着処理をし(S06)、次に、第1〜第3安定液槽25a〜25cで安定処理をし(S07)、乾燥部26で乾燥処理する(S08)。そして、潜像が可視化された感光紙を排出部27から排出し、集積部28へ出力させる(S09)。
上述の動作中に機内温度センサ16aで計測した露光ユニット11の機内温度に基づく現像液温度制御について図9のフローチャートを参照して説明する。
上述のように露光後の感光紙がドラム10から剥離されて搬送される前に、例えばステップS02の感光紙の搬送中に、機内温度センサ16aが露光ユニット11内の機内温度を計測し(S11)、その計測した機内温度に基づいて現像液ヒータ23bによる現像液温度の調整のための設定温度を変更する(S12)。そして、その変更した設定温度に基づいて現像液ヒータ23bを制御し、現像液温度を調節する(S13)。
上述のようにして、例えば、機内温度が低めであるとき、設定温度が高めに変更されて現像液温度が高めに調節されるが、次に、ドラム10で露光動作が完了しドラム10から感光紙が剥離されて出口19に向けて搬送を開始すると(S14)、この感光紙搬送開始タイミングに基づいて現像液ヒータ23bによる現像液温度の調整のための設定温度を上述の変更前の設定温度に戻す(S15)。
以上のように、図1〜図7の画像記録装置1によれば、露光後の感光紙が現像液槽23に搬送される前に、計測された機内温度に基づいて現像液温度調節のための設定温度を変更するので、露光後の感光紙が現像液槽23内に浸漬されることによる現像液温度の低下を抑えることができる。例えば、機内温度が低ければ、感光紙の温度も低いので、設定温度を高くすることで現像液温度を予め高めに調節しておくことにより、温度の低い感光紙が搬送されて浸漬されても現像液温度の低下を抑えることができる。このようにして、露光後の感光紙に起因した現像液温度の低下状態で露光後の感光紙の現像処理が行われることを防止でき、出力画像が安定し、画質・色等が安定した画像記録が可能となる。
また、上記ステップS13で温度が高めに調節された現像液槽23の現像液に対し温度の低い感光紙が搬送されて浸漬されることで現像液温度が元の温度近傍に戻るので、変更前の元の設定温度による現像液温度制御に戻すことで安定した現像液温度調整を続けることができる。
なお、ステップS12で変更する設定温度は、感光紙の浸漬により現像液温度が元の温度近傍に戻るように、計測された機内温度の高低や感光紙のサイズ等に基づいて適宜決定されることが好ましい。
以上のように本発明を実施するための最良の形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で各種の変形が可能である。例えば、図9のステップS12の計測した機内温度に基づく設定温度の変更は、ステップS02の感光紙の搬送中のタイミングで行うようにしたが、本発明はこれに限定されず、画像データの受信(S01)や装填部12,12’内のカートリッジ13からの感光紙の供給開始やドラム10での露光記録開始等の他のタイミングで行うように制御してもよい。
また、図9のステップS15の設定温度を元に戻すタイミングは、ドラム10から剥離された露光後の感光紙の搬送開始に基づいて制御したが、本発明はこれに限定されず、例えば、ドラム10での露光記録開始や露光記録完了等のタイミングに基づいて制御してもよく、また、露光ユニット11の出口19近傍に配置された検出センサ33による露光済み感光紙の検出等の他のタイミングに基づいて制御してもよい。
また、図4,図6の第1安定液槽25a及び第3安定液槽25c内の第1,第3安定液も現像液温調タンク23d等の余熱で随伴温調されるようにしてもよい。また、第1安定液槽25a、第2安定液槽25b及び第3安定液槽25cにヒータ及び温度センサを備えた第1,第2及び第3の安定液温調タンクをそれぞれ設け、循環ポンプにより第1,第2,第3安定液を循環させながら各安定液の温度を独立して調整できるように構成してもよい。
本実施の形態による画像記録装置全体の外観を示す斜視図である。 図1の画像記録装置の内部を正面側から見た図である。 図2の画像記録装置のドラム及び光学ユニットを上部から見た要部平面図である。 図1,図2の画像形成装置の現像ユニットをより具体的に示す要部正面図である。 図4の現像ユニットの上部を概略的に示す要部上面図である。 図4の現像ユニットの配管系を模式的に示す図である。 図1〜図3の画像記録装置1の露光ユニット11における画像データの流れ及び画像記録装置1の制御系を示すブロック図である。 図1〜図7の画像記録装置の動作を説明するためのフローチャートである。 図1〜図7の画像記録装置の現像ユニットにおける現像液温度制御を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 画像記録装置
10 ドラム
11 露光ユニット(露光部)
16 光学ユニット
16a 機内温度センサ(機内温度計測手段)
21 現像ユニット(現像部)
23 現像液槽(初段に位置する処理液槽)
23b 現像液ヒータ(処理液温度調節手段)
23c 現像液温度センサ
23d 現像液温調タンク
24 定着液槽
24b 定着液ヒータ
24c 定着液温度センサ
24d 定着液温調タンク
25a 第1安定液槽
25b 第2安定液槽
25c 第3安定液槽
33 検出センサ
49 ホスト装置
50 制御部(制御手段)
S 感光紙、感光材料

Claims (6)

  1. ホスト装置より画像データを受信し、前記画像データに基いて感光材料に画像を露光記録する露光部と、前記露光部において露光記録された前記感光材料を搬送しながら処理液が貯留された複数の処理液槽に順次浸漬させて現像処理する現像部と、を備える画像記録装置であって、
    前記露光部の機内温度を計測する機内温度計測手段と、前記処理液槽に貯留された処理液の温度を設定温度に基づいて調節する処理液温度調節手段と、前記画像記録装置の制御を行う制御手段と、を具備し、
    前記制御手段は、前記機内温度計測手段により計測された機内温度に基づいて前記複数の処理液槽の内の初段に位置する処理液槽に貯留された処理液の温度に関して前記処理液温度調節手段の設定温度を変更するように制御することを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記制御手段は、前記露光記録された感光材料が前記現像部へ搬送される前に前記設定温度の変更制御を行う請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記制御手段は、前記露光記録された感光材料の前記現像部への搬送タイミングに基づいて前記設定温度を変更前の設定温度に戻すように制御する請求項1または2に記載の画像記録装置。
  4. ホスト装置より画像データを受信し、前記画像データに基いて露光部で感光材料に画像を露光記録し、前記露光記録された前記感光材料を搬送しながら現像部で各処理液がそれぞれ貯留された複数の処理液槽に順次浸漬させて現像処理する際に前記処理液の温度を設定温度に基づいて調節するようにした画像記録方法であって、
    前記露光部の機内温度を計測するステップと、
    前記計測された機内温度に基づいて前記複数の処理液槽の内の初段に位置する処理液槽に貯留された処理液の温度に関して前記設定温度を変更するステップと、を含むことを特徴とする画像記録方法。
  5. 前記設定温度の変更ステップを前記露光記録された感光材料が前記現像部へ搬送される前に行う請求項4に記載の画像記録方法。
  6. 前記露光記録された感光材料の前記現像部への搬送タイミングに基づいて前記設定温度を変更前の設定温度に戻す請求項4または5に記載の画像記録方法。

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