JP2007101931A - トナー供給容器およびトナー供給容器の製造方法 - Google Patents
トナー供給容器およびトナー供給容器の製造方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】未使用品と使用済品との区別を容易にすることが可能なトナー供給容器およびトナー供給容器の製造方法の提供。
【解決手段】トナーが充填され、トナー供給口10よりトナーを供給するトナーカートリッジを構成する円筒状の内筒1と、この内筒1を内包し、トナー供給口10を開閉するシャッタを構成する円筒状の外筒2と、内筒1の外径よりも大きく、外筒2と重なり合う大きさに形成され、かつ外筒2が回転可能なように外筒2との間に隙間が形成された状態で内筒1の端部開口の口縁11に沿って全周溶着されて内筒1の端部開口を閉塞する蓋4と、蓋4または外筒2に形成され、それぞれ対向する外筒2または蓋4の一部に溶着されて外筒2が回転した際に破断する突起部41を有する。
【選択図】図1
【解決手段】トナーが充填され、トナー供給口10よりトナーを供給するトナーカートリッジを構成する円筒状の内筒1と、この内筒1を内包し、トナー供給口10を開閉するシャッタを構成する円筒状の外筒2と、内筒1の外径よりも大きく、外筒2と重なり合う大きさに形成され、かつ外筒2が回転可能なように外筒2との間に隙間が形成された状態で内筒1の端部開口の口縁11に沿って全周溶着されて内筒1の端部開口を閉塞する蓋4と、蓋4または外筒2に形成され、それぞれ対向する外筒2または蓋4の一部に溶着されて外筒2が回転した際に破断する突起部41を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、電子写真方式のファクシミリ、プリンタや複写機等の画像形成装置へトナーを供給するためのトナー供給容器およびトナー供給容器の製造方法に関する。
従来、トナーを専用容器(以下、「トナー供給容器」と称す。)にて供給する電子写真方式のファクシミリ、プリンタや複写機等の画像形成装置においては、その現像器ユニットへ専用容器からトナーを補給するため、現像器ユニットおよびトナー供給容器のそれぞれに開口部を有し、それぞれの開口部にはシャッタを備えている。シャッタはトナー供給容器の着脱に応じて開閉することにより、トナーを漏れなく現像器ユニットへ供給する(例えば、(特許文献1)参照。)。
図6(a)は従来のトナー供給容器のシャッタ閉時を示す断面図、図6(b)は従来のトナー供給容器のシャッタ開時を示す断面図である。
図6に示すように、トナー供給容器90は、主にトナー91が充填されるトナーカートリッジを構成する内筒92と、この内筒92を内包し、内筒92のトナー供給口93を開閉するシャッタを構成する外筒94との二重筒構造を有する。外筒94には開口95が形成されている。このトナー供給容器90では、シャッタ開時には、外筒94を回転させることにより、外筒94の開口95と内筒92のトナー供給口93との位置を一致させ、内筒92内のトナー91を現像器ユニット(図示せず。)へ供給する。
特開平11−212349号公報
ところで、この種のトナー供給容器90では、内筒92内に充填されたトナー91を外から視認するためには、外筒94を回転させてトナー供給口93を開くしかないが、現像器ユニットに装着していない状態で外筒94を回転させると内筒92内のトナー91が漏れてしまう。
また、この種のトナー供給容器90では、未使用品と使用済品と外観上の違いがないため、未使用の新品か、一旦使用された後にリサイクルされたリサイクル品かを区別することが困難である。
そこで、本発明においては、未使用品と使用済品との区別を容易にすることが可能なトナー供給容器およびトナー供給容器の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明のトナー供給容器は、トナーが充填され、トナー供給口よりトナーを供給するトナーカートリッジを構成する円筒状の内筒と、この内筒を内包し、トナー供給口を開閉するシャッタを構成する円筒状の外筒と、内筒の外径よりも大きく、外筒と重なり合う大きさに形成され、かつ外筒が回転可能なように外筒との間に隙間が形成された状態で内筒の端部開口の口縁に沿って全周溶着されて内筒の端部開口を閉塞する蓋と、蓋または外筒に形成され、それぞれ対向する外筒または蓋の一部に溶着されて外筒が回転した際に破断する突起部を有するものである。
本発明によれば、それぞれ対向する外筒または蓋の一部に溶着された蓋または外筒の突起部が、シャッタを最初に開く際に外筒が回転することにより破断するので、この突起部の破断状態により未使用品と使用済品とを容易に区別することが可能となる。
本願の第1の発明は、トナーが充填され、トナー供給口よりトナーを供給するトナーカートリッジを構成する円筒状の内筒と、この内筒を内包し、トナー供給口を開閉するシャッタを構成する円筒状の外筒と、内筒の外径よりも大きく、外筒と重なり合う大きさに形成され、かつ外筒が回転可能なように外筒との間に隙間が形成された状態で内筒の端部開口の口縁に沿って全周溶着されて内筒の端部開口を閉塞する蓋と、蓋または外筒に形成され、それぞれ対向する外筒または蓋の一部に溶着されて外筒が回転した際に破断する突起部とを有するトナー供給容器である。
本発明のトナー供給容器によれば、それぞれ対向する外筒または蓋の一部に溶着された蓋または外筒の突起部が、シャッタを最初に開く際に外筒が回転することにより破断するので、この突起部の破断状態により未使用品と使用済品とを容易に区別することが可能となる。
本願の第2の発明は、トナーが充填され、トナー供給口よりトナーを供給するトナーカートリッジを構成する円筒状の内筒の外側に、内筒を内包し、トナー供給口を開閉するシャッタを構成する円筒状の外筒を配置すること、内筒の外径よりも大きく、外筒と重なり合う大きさに形成され、内筒の端部開口を閉塞する蓋を、内筒の端部開口に配置すること、蓋を、外筒が回転可能なように外筒との間に隙間が形成された状態で内筒の端部開口の口縁に沿って全周溶着するとともに、蓋または外筒に形成された突起部を、それぞれ対向する外筒または蓋の一部に溶着することを含むトナー供給容器の製造方法である。
本発明のトナー供給容器の製造方法によれば、それぞれ対向する外筒または蓋の一部に溶着された蓋または外筒の突起部が、シャッタを最初に開く際に外筒が回転することにより破断するトナー供給容器が得られる。このトナー供給容器によれば、突起部の破断状態により未使用品と使用済品とを容易に区別することが可能となる。
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施の形態におけるトナー供給容器の分解構成図、図2は本発明の実施の形態におけるトナー供給容器の製造装置の概略を示す斜視図、図3は本発明の実施の形態におけるトナー供給容器の蓋の溶着工程を示す断面図である。
図1に示すように、本実施の形態におけるトナー供給容器は、主に、トナーが充填されるトナーカートリッジを構成する円筒状の内筒1と、この内筒1を内包する円筒状の外筒2とから構成される。
内筒1は、トナーを画像形成装置の現像器ユニット(図示せず。)に供給するために開口されたトナー供給口10を有する。一方、外筒2にも、このトナー供給口10に対応する位置に開口20を有する。開口20は、外筒2が回転してトナー供給口10の位置と一致または不一致することにより、トナー供給口10を開閉するシャッタを構成する。なお、内筒1のトナー供給口10の周縁には、内筒1と外筒2との隙間からトナーが漏れるのを防止するためのスポンジ製のシール3が設けられている。
内筒1は外筒2内に装着され、内筒1の端部には、この内筒1の端部開口を閉塞する蓋4が設けられる。この蓋4は、内筒1の外径よりも大きく、外筒2と重なり合う大きさに形成されたものである(図3参照。)。
また、蓋4の裏面には、内筒1の端部開口の口縁11に嵌合するリング状のリブ40を備える。蓋4は、リブ40が内筒1の端部開口の口縁11に沿って全周溶着されることにより、外筒2との間に隙間が形成された状態で内筒1の端部開口を閉塞する。また、蓋4の裏面の端部の一部には、外筒2と当接する位置に突起部41が設けられている。この突起部41は、リブ40が全周溶着される際に、対向する外筒2の口縁の一部に溶着される。
図2に示すように、本実施の形態におけるトナー供給容器は、内筒1が外筒2内に配置され、さらに蓋4が内筒1の端部開口に配置された状態で受け台5上に装着される。このとき、外筒2の開口20の位置は、内筒1のトナー供給口10を閉じる位置となるように配置される。
そして、蓋4の上方から超音波ホーン6により蓋4の周縁全周に超音波振動を加える。超音波ホーン6の下面には、図3に示すように蓋4の周縁部のみに超音波振動が加わるように凹部60が形成されている。この超音波振動により、蓋4のリブ40は発熱し、内筒1の端部開口の口縁11に沿って全周溶着される。また、蓋4の裏面に設けられた突起部41も同様に、超音波振動により発熱し、対向する外筒2の口縁に溶着される。図4(a)は本発明の実施の形態におけるトナー供給容器の蓋の突起部の溶着前の状態を示す図、図4(b)は本発明の実施の形態におけるトナー供給容器の蓋の突起部の溶着後の状態を示す図である。
こうして製造されたトナー供給容器は、初期状態でトナー供給口10が閉じられた状態である。また、蓋4が内筒1の端部開口の口縁11に沿って全周溶接されているが、外筒2との間に隙間が形成されており、トナー供給時には外筒2は回転してトナー供給口10が開かれる。このとき、突起部41は外筒2の周縁の一部のみに溶着されているので破断しやすく、外筒2の最初の回転時に突起部41は破断する。図5(a)は本発明の実施の形態におけるトナー供給容器の蓋の突起部の破断前の状態を示す断面斜視図、図5(b)は本発明の実施の形態におけるトナー供給容器の蓋の突起部の破断後の状態を示す断面斜視図である。
このようなトナー供給容器では、新品(未使用品)の状態では、トナー供給口10が閉じられ、突起部41が外筒2に溶着された状態であるが、一旦使用された後は、外筒2の一部に溶着された蓋4の突起部41が、シャッタを最初に開く際に外筒2が回転することにより破断しているので、この突起部41の破断状態により未使用品と使用済品とを容易に区別することが可能である。また、初期状態では突起部41が外筒2の一部に溶着されているので勝手に回転してしまうことがなく、使用前に誤って外筒2が回転し、中のトナーが漏れるのを防止することができる。
なお、本実施の形態においては、突起部41を蓋4側に設けているが、外筒2側に設けることも可能である。この場合、外筒2側の突起部は、対向する蓋4の周縁部の一部に溶着される。この場合においても、使用時には外筒2が回転することにより突起部が破断するので、この突起部の破断状態により未使用品と使用済品とを容易に区別することができる。
本発明のトナー供給容器は、電子写真方式のファクシミリ、プリンタや複写機等の画像形成装置へトナーを供給するためのトナー供給容器として有用である。特に、本発明のトナー供給容器は、未使用品と使用済品との区別を容易にすることが可能な点で好適である。
1 内筒
2 外筒
3 シール
4 蓋
5 受け台
6 超音波ホーン
10 トナー供給口
20 開口
40 リブ
41 突起部
60 凹部
2 外筒
3 シール
4 蓋
5 受け台
6 超音波ホーン
10 トナー供給口
20 開口
40 リブ
41 突起部
60 凹部
Claims (2)
- トナーが充填され、トナー供給口より前記トナーを供給するトナーカートリッジを構成する円筒状の内筒と、
この内筒を内包し、前記トナー供給口を開閉するシャッタを構成する円筒状の外筒と、
前記内筒の外径よりも大きく、前記外筒と重なり合う大きさに形成され、かつ前記外筒が回転可能なように前記外筒との間に隙間が形成された状態で前記内筒の端部開口の口縁に沿って全周溶着されて前記内筒の端部開口を閉塞する蓋と、
前記蓋または外筒に形成され、それぞれ対向する外筒または蓋の一部に溶着されて前記外筒が回転した際に破断する突起部とを有することを特徴とするトナー供給容器。 - トナーが充填され、トナー供給口より前記トナーを供給するトナーカートリッジを構成する円筒状の内筒の外側に、前記内筒を内包し、前記トナー供給口を開閉するシャッタを構成する円筒状の外筒を配置すること、
前記内筒の外径よりも大きく、前記外筒と重なり合う大きさに形成され、前記内筒の端部開口を閉塞する蓋を、前記内筒の端部開口に配置すること、
前記蓋を、前記外筒が回転可能なように前記外筒との間に隙間が形成された状態で前記内筒の端部開口の口縁に沿って全周溶着するとともに、前記蓋または外筒に形成された突起部を、それぞれ対向する外筒または蓋の一部に溶着することを含むことを特徴とするトナー供給容器の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005292248A JP2007101931A (ja) | 2005-10-05 | 2005-10-05 | トナー供給容器およびトナー供給容器の製造方法 |
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JP2005292248A JP2007101931A (ja) | 2005-10-05 | 2005-10-05 | トナー供給容器およびトナー供給容器の製造方法 |
Publications (1)
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JP2007101931A true JP2007101931A (ja) | 2007-04-19 |
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JP2005292248A Pending JP2007101931A (ja) | 2005-10-05 | 2005-10-05 | トナー供給容器およびトナー供給容器の製造方法 |
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JP (1) | JP2007101931A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8131188B2 (en) * | 2007-03-28 | 2012-03-06 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Developer container |
CN102815535A (zh) * | 2009-07-28 | 2012-12-12 | 北京银融科技有限责任公司 | 一种传输器及其开口打开/封闭的方法 |
-
2005
- 2005-10-05 JP JP2005292248A patent/JP2007101931A/ja active Pending
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