JP2007101876A - 光学顕微鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】 標本の大きさや重さに影響されることなく標本の観察位置合わせを確実に行うことができる光学顕微鏡を提供する。
【解決手段】 ステージ9上の標本2の観察像を取得する対物レンズ3を含む観察光学系の光路上に、対物レンズ3を該対物レンズ3の光軸Oと直交する面に沿って移動可能にした移動調整機構6を設け、この移動調整機構6により対物レンズ3を移動させて標本2の観察位置を移動させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ステージ上に置いた標本を対物レンズにより拡大観察する倒立顕微鏡などの光学顕微鏡に関するものである。
従来、光学顕微鏡である倒立顕微鏡は、ステージの上に標本を載せ、検鏡者はこのステージをXY方向に移動させることで、観察位置を変え、観察したいもしくは撮影したい標本の位置を調整するようにしている。
ところが、このようなステージは、一般的に移動量が比較的大きく厳密な微移動ができないため、例えば、高倍対物レンズにて高倍観察を行うような場合、観察視野内に見たい標本の範囲を一致させるのが難しいという問題があった。特に、カメラなどで観察像を撮影する際に厳密にフレーミングしたいような場合には、操作が非常に煩わしく、フレーミングに非常に時間が掛かってしまう。
そこで、従来、特許文献1で開示されるように、XY方向の粗移動が可能なステージ内に、さらにXY方向の微移動が可能な移動操作手段を設けたものが考えられている。
図13は、かかるステージの概略構成を示すもので、不図示の光学顕微鏡本体に取付けられる台座111上にガイド部119を介して中ステージ112が設けられ、また、中ステージ112上にガイド部120を介して上ステージ114が設けられている。中ステージ112は、ハンドル113の回転によりY軸方向に移動可能とし、上ステージ114は、ハンドル115の回転によりX軸方向に移動可能にしている。この場合、中ステージ112は、ハンドル113を回転すると、ハンドル軸に固定されたピニオン(図示せず)と中ステージ112に設けられたラック(図示せず)によりガイド部119に沿ってY軸方向に移動され、同様に上ステージ114は、ハンドル115を回転すると、ハンドル軸に固定されたピニオン(図示せず)と上ステージ114に設けられたラック(図示せず)によりガイド部120に沿ってX軸方向に移動される。これにより、これらハンドル113、115の操作により中ステージ112と上ステージ114がそれぞれXY軸方向に移動され、標本103を概略的に観察に最適な位置まで移動できるようになっている。
さらに上ステージ114上面には、矩形状の凹部141が形成されている。この凹部141内には、矩形状の移動部材116が、凹部141の底面に摺動可能に載置されている。この場合、移動部材116は、凹部141の相対する側面が所定の間隔をおいて配置されている。上ステージ114には、移動操作手段としての微動ツマミ117、118と弾性手段としてのプランジャ121、126が設けられている。微動ツマミ117は、周面にねじ部117aが形成され、上ステージ114の微動ツマミ117が貫通する穴部のねじ部(図示せず)にねじ込まれていて、先端を移動部材116の側面に当接している。そして、微動ツマミ117の回転操作により先端部の凹部141側への突出量を微調整して、移動部材116の側面にX軸方向の押圧力を作用させるようになっている。微動ツマミ118においても、微動ツマミ117と同様である。また、プランジャ121,126は、上ステージ114の凹部141と移動部材116との間に設けられている。これらプランジャ121,126は、それぞれ微動ツマミ117,118の中心軸の延長線上に配置されていて、微動ツマミ117,118による移動部材116への押圧力を受け止めるようになつている。移動部材116は、中央部に対物レンズからの光を通すための円形の開口部161が形成されている。この開口部161上には、標本103が載置されている。
このような構成において、移動部材116の開口部161上に標本103を載置し、この状態から、まずハンドル113,115の回転により標本103の概略的な位置合わせを行なう。この場合、ハンドル113の回転により、中ステージ112をガイド部119に沿ってY軸方向に移動させ、また、ハンドル115の回転により、上ステージ114をガイド部120に沿ってX軸方向に移動させることで、標本103の概略の位置決めを行なう。次に、微動調整を行なうには、まず、微動ツマミ117を回転操作し、先端部の凹部141側への突出量を微調整して、移動部材116をプランジャ121の弾性力に抗してX軸方向に移動させる。また、微動ツマミ118を回転し、先端部の凹部141側への突出量を微調整して、移動部材116をプランジャ126の弾性力に抗してY軸方向に移動させる。この場合、これら微動ツマミ117,118は、ピッチの細かいねじ部が形成されており、移動部材116を微小な移動によりXY方向に調整できる。
従って、このようにすれば、ハンドル113,115の回転により上ステージ114とともに移動部材116をXY軸方向に移動させて標本103の概略的な位置合わせを行ない、さらに、微動ツマミ117,118を回転し、移動部材116をXY軸方向に微移動できるようにしたので、例えば、高倍対物レンズと撮像素子(CCD)の組み合わせなどによる高倍観察の場合にも、観察像の移動量を少しずつ微調整することができ、観察視野内に標本103上の観察したい範囲を確実に位置合わせすることができる。
特開2005-91866号公報
ところで、倒立顕微鏡は、正立顕微鏡のようにステージと対物レンズの間の空間的な制約を受けないことから、標本の大きさや重さに制限が少ないという特徴を有しており、このため、例えば金属材料や鉱物など非常に大きく重たい標本を観察するのに用いられることが多い。
ところが、上述した構成のステージは、上ステージ114上面にさらにXY方向の微移動が可能な移動部材116が設けられるようになっているため、移動部材116上での標本の搭載可能な面積を大きく取ることが難しい。このため、金属材料や鉱物など非常に大きく重たい標本を観察したいような場合、サイズの大きな標本が搭載できないといった問題が生じる。また、移動部材116に搭載できたとしても標本の重さによって微動ツマミ117、118での操作感が変わってしまい、操作性が悪くなってしまうという問題も生じる。つまり、標本の大きさや重さによって使い勝手や操作性が悪化するという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、標本の大きさや重さに影響されることなく標本の観察位置合わせを確実に行うことができる光学顕微鏡を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、標本の観察像を取得する対物レンズを含む複数の光学素子よりなる観察光学系と、前記観察光学系のうち少なくとも1つの前記光学素子を保持し、且つ該光学素子を前記対物レンズの光軸と直交する面に沿って移動させる移動調整手段と、を具備し、前記移動調整手段による前記光学素子の移動により前記標本の観察位置を移動調整可能としたことを特徴とする光学顕微鏡。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記観察光学系は、前記対物レンズにより拡大された観察像を結像させ、且つ前記対物レンズとともに無限遠観察光学系を構成する結像レンズを有し、前記移動調整手段は、前記光学素子の移動により前記対物レンズと前記結像レンズの光軸を相対的に移動可能にしたことを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記移動調整手段は、前記対物レンズ又は前記結像レンズのいずれか一方を移動させ、かつ任意の移動位置で保持可能にしたことを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、前記移動調整手段は、前記対物レンズを複数保持するレボルバを介して前記対物レンズを移動させることを特徴としている。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、前記移動調整手段は、上面に凹部を形成した保持手段と、前記凹部内に設けられ、前記光学素子を支持するとともに、該対物レンズの光軸と直交する面に沿って移動可能な移動部材と、前記凹部内での前記移動部材の移動量を微調整する移動操作手段とを有することを特徴としている。
請求項6記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明において、前記無限遠観察光学系の光路中に前記光学素子の移動に応じて傾き角度が可変される補正光学素子を配置したことを特徴としている。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明において、さらに前記前記対物レンズの移動に連動して前記補正光学素子の傾き角度を可変する角度調整手段を具備したことを特徴としている。
本発明によれば、標本の大きさや重さに影響されることなく、どのような標本に対しても標本の観察位置合わせを確実に行うことができる光学顕微鏡を提供できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従い説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる倒立顕微鏡の概略構成を示している。
図1において、1は顕微鏡本体で、この顕微鏡本体1の上部には、ステージ9が配置されている。このステージ9上には標本2が載置されている。
ステージ9の下方には、対物レンズ3が配置されている。対物レンズ3は、倍率の異なる複数本(図面では2本のみを示している。)が対物レンズ交換手段としてのレボルバー5に保持されている。レボルバー5は、回転操作可能になっていて、複数本の対物レンズ3を択一的に光軸O上に位置させるようになっている。
レボルバー5は、移動調整手段としての移動調整機構6を介して顕微鏡本体1に保持されている。この場合、レボルバー5(対物レンズ3)は、移動調整機構6に対して着脱可能に設けられている。移動調整機構6は、顕微鏡本体1内部の不図示のラック・ピニオン機構を有する焦準部7に保持されている。焦準部7は、焦準ハンドル8の回転操作により不図示のガイドに沿って図示上下方向(矢印Z方向)に移動され、ステージ9と対物レンズ3との相対距離を変化させ標本2のピント合わせを可能にしている。
レボルバー5の下方には、落射投光管191が配置されている。この落射投光管191は、顕微鏡本体1の背面(図中左側面)より挿入され、光軸Oと直交する方向に配置されている。落射投光管191には、ハロゲンランプ等による光源装置10が設けられている。また、落射投光管191には、光源装置10からの光束の光路上に沿って照明光学系11,12,13及びハーフミラー14が配置されている。ハーフミラー14は、光源装置10からの光束の光路と対物レンズ3の光軸Oが直交する位置に配置されており、照明光学系11,12,13からの光束を光軸O方向に反射し、対物レンズ3を介して標本2の下方から照射させるようにしている。
ハーフミラー14の下方の光路には、結像レンズ15及び反射部材17が配置されている。結像レンズ15は、対物レンズ3とともに無限遠観察光学系を構成するもので、対物レンズ3により拡大された観察像を中間像Iとして結像させるようにしている。反射部材17は、結像レンズ15を透過した標本2からの光(観察像)を斜め上方向(水平に対し45°の角度)に反射させるようにしている。
反射部材17の反射光路には、リレーレンズ群18,19,20を介して接眼レンズ16が配置されている。リレーレンズ群18,19,20は、結像レンズ15により形成された中間像Iをリレーして接眼レンズ16の像面に再び結像させるものである。
次に、図2によりステージ9の概略構成を説明する。
図において、201は、顕微鏡本体1に設けられる台座201で、この台座201には、Y軸方向に沿って設けられたガイド部207を介して中ステージ202が設けられている。この中ステージ202は、ハンドル204の回転により、ハンドル軸に固定されたピニオン(図示せず)と中ステージ202側に設けられたラック(図示せず)によりガイド部207に沿ってY軸方向に移動するようになっている。中ステージ202には、Y軸方向と直交するX軸方向に沿って設けられたガイド部208を介して上ステージ203が設けられている。この上ステージ203は、ハンドル205回転により、ハンドル軸に固定されたピニオン(図示せず)と上ステージ203側に設けられたラック(図示せず)によりガイド部208に沿ってX軸方向に移動するようになっている。さらに上ステージ203の中央部には対物レンズ3からの光を通すための円形の開口部を有した中座206が設けられている。
次に、図3(a)(b)により移動調整機構6の概略構成を説明する。この場合、図3(a)は、移動調整機構6の上面図、図3(b)は同図(a)のW−W'方向の断面図である。
図において、21は焦準部7に取付けられた保持手段としての円板状をした保持部材で、この保持部材21は、上面に矩形状の凹部22が形成されている。この場合、凹部22底面は、前記対物レンズ3の光軸Oと直交する面に沿って形成されている。また、凹部22底面の中心部には、光束を通すための開口部21aが形成されている。さらに、凹部22は、一方の相対向する端面22a,22bがX軸方向に沿って形成され、他方の相対向する端面22c,22dがY軸方向に沿って形成されている。
保持部材21の凹部22内には、矩形状の移動部材23が配置されている。この場合、移動部材23は、凹部22の底面に摺動可能に設けられ、前記対物レンズ3の光軸Oと直交する面に沿って平行移動可能にしている。また、移動部材23は、中央部に対物レンズ3からの光を通すための円形の開口部231が前記丸穴21aと連通して形成され、また、上面に前記レボルバー5(対物レンズ3)を着脱するための取付部材としてメスアリ33が形成されている。また、移動部材23は、一方の相対向する側面23a,23bに、凹部22底面側に向かうほど徐々に突出するようなテーパ面23a1,23b1が形成され、他方の相対向する側面23c,23dにも凹部22底面側に向かうほど徐々に突出するようなテーパ面23c1,23d1が形成されている。そして、これら一方の相対向する側面23a,23bを、凹部22の一方の端面22a,22bと所定の間隔をおいて、また、他方の相対向する側面23c,23dを、凹部22の他方の端面22c,22dと所定の間隔をおいて配置されている。
保持部材21には、移動操作手段としての微動ツマミ24,25とプランジャ26,27が設けられている。このうち微動ツマミ24は、Y軸方向に沿って保持部材21を貫通して設けられ、先端を凹部22内に位置するの移動部材23の側面23d(テーパ面23d1)に当接している。この場合、微動ツマミ24の先端は、例えば球状に形成されていることが望ましい。また、微動ツマミ24は、周面にピッチの細かいねじ部24aが形成され、保持部材21の微動ツマミ24が貫通する穴部21bのねじ部にねじ込まれていて、微動ツマミ24の回転操作により先端部の凹部22側への突出量を微調整して、移動部材23の側面23d(テーパ面23d1)にY軸方向の押圧力を作用させるようになっている。
保持部材21の凹部22の端面22cと移動部材23の側面23cとの間には、弾性手段としてのプランジャ26が設けられている。このプランジャ26は、微動ツマミ24の中心軸の延長線上に配置されていて、微動ツマミ24による移動部材23への押圧力を移動部材23の側面23c側で受け止めるようになっている。この場合、プランジャ26は、保持部材21の凹部22の端面22cに設けられた貫通穴28中に先端部が球状に形成された移動ピン29とコイルバネ30を順に挿入し、これらをセットビス31により固定することにより、移動ピン29の先端部を凹部22の端面22cから突出し、常時、移動部材23の側面23c(テーパ面23c1)にコイルバネ30の弾性力をもって当接するようになっている。
一方、微動ツマミ25は、X軸方向に沿って保持部材21を貫通して設けられ、先端を凹部22内に位置する移動部材23の側面23a(テーパ面23a1)に当接している。この場合も、微動ツマミ25の先端は球状に形成されている。また、微動ツマミ25は、周面は、周面にピッチの細かいねじ部25aが形成され、保持部材の微動ツマミ25が貫通する穴部21cのねじ部にねじ込まれていて、微動ツマミ25の回転操作により先端部の凹部22側への突出量を微調整し、移動部材23の側面23a(テーパ面23a1)にX軸方向の押圧力を作用させるようになっている。
保持部材21の凹部22の端面22bと移動部材23の側面23bとの間には、弾性手段としてのプランジャ27が設けられている。このプランジャ27は、微動ツマミ25の中心軸の延長線上に配置されていて、微動ツマミ25による移動部材23への押圧力を移動部材23の側面23b側で受け止めるようになっている。なお、プランジャ27については、上述したプランジャ26と全く同様であり、同一部分には同符号を付して、ここでの説明は省略する。
このような構成において、移動部材23は、微動ツマミ24,25の先端部とプランジャ26、27が当接される、それぞれの側面23a〜23dがテーパ面23a1〜23d1に形成されており、テーパ面23d、23aに微動ツマミ24,25の球状先端が当接した状態で、凹部22底面側に押し付けるような力が作用される。これにより、微動ツマミ24,25の出し入れにより移動部材23が波打ったり、抜け落ちたりするのを防止できるようになっている。
次に、このように構成した第1の実施の形態の作用を説明する。
まず、図2に示すステージ9の上に標本2を載置し、この状態でハンドル204,205により標本2をXY方向に移動させことで概略的な位置合わせを行う。この場合、ハンドル204の回転により、中ステージ202をガイド部207に沿ってY軸方向に移動させ、また、ハンドル205の回転により、上ステージ203をガイド部208に沿ってX軸方向に移動させることで、対物レンズ3の光軸O上の標本2の概略の位置決めを行なう。
次に、微動調整を行うには、まず、微動ツマミ24を回転し、先端部の凹部22側への突出量を微調整して、移動部材23をプランジャ26の弾性力に抗してY軸方向に移動させる。また、微動ツマミ25を回転し、先端部の凹部22側への突出量を微調整して、移動部材23をプランジャ27の弾性力に抗してX軸方向に移動させる。この場合、これらの微動ツマミ24,25はピッチの細かいネジ部が形成されており、移動部材23を微小な移動によりXY方向に調節できる。
移動部材23には、メスアリ33を介してレボルバー5(対物レンズ3)が支持されている。これによりレボルバー5は、移動部材23とともにXY方向に移動され、この移動部材23のXY方向の微動調整により対物レンズ3も微移動される。この場合、ステージ9上の標本2と結像レンズ15側は固定されており、移動部材23とともに対物レンズ3のみがXY方向に微移動されるので、標本2の観察位置を対物レンズ3の光軸Oの移動とともに動かすことができる。また、移動部材23の微移動によって動くのは、レボルバー5と対物レンズ3であり、このときの動きはステージ9上の標本2の重さに何ら影響を受けることがないので、どのような重さの標本2をステージ9上に載置しても、微移動のための操作性は変わらず高精度に安定した操作を行なうことができる。
この場合、対物レンズ3と結像レンズ15の光軸の相対位置が大きく変わると瞳がズレて光学性能が劣化したり、周辺光量不足が発生したりするおそれがあるが、高倍観察時に観察位置を徴調整するくらいのわずかな移動量であれば、光学性能の劣化や周辺光量不足の発生の心配はない。
したがって、このようにすれば、ステージ9上に標本2を載置し、ハンドル204,205により標本2をXY方向に移動させことで概略的な位置合わせを行い、その後、移動調整機構6において微動ツマミ24,25により移動部材23を対物レンズ3の光軸Oと直交する面に沿ってXY方向に移動させ、この移動とともに対物レンズ3を微移動させて標本2の観察位置を移動させるようにしたので、ステージ9側では、搭載する標本2の大きさに制約を受けることがなくなり、サイズの大きな標本であっても確実に搭載することができる。また、標本2が重たいものであっても、標本2の重さに何ら影響を受けることなく対物レンズ3側を微移動させることができるので、高精度かつ容易に、高倍観察での観察位置の移動量を微調整することができ、標本2上の観察したい範囲を観察視野内に確実に位置合わせすることができる。
なお、上述した第1の実施の形態において、対物レンズ3と結像レンズ15の光軸が一致する位置を原点としたとき、この原点が分かるように微動ツマミ24,25に指標を付けたり、移動部材23にクリックを付けるようにすれば、さらに使い勝手が良くなる。また、顕微鏡本体1に対する微動ツマミ24,25の配置方向は、図3に示したものに限らず、顕微鏡本体1の形状に合わせて微動ツマミ24,25の回転操作がし易い向きに配置し、操作性を向上させることができる。
また、上述した第1の実施の形態では、移動部材23を保持部材21の凹部22底面に摺動可能に載置させているが、移動部材23を複数の板から構成して、例えばボールガイドのような柱ガイド機構を設けて移動可能に構成してもよい。また、上述した第1の実施の形態では、微動ツマミ24(25)のねじ部24a(25a)の送り出しによる押圧力によって移動部材23を移動させているが、例えば圧電素子を配置して与える電気信号の大きさに応じて圧電素子を変形させることで移動部材23を移動させるようにしても良い。
(変形例1)
図4は、第1の実施の形態の変形例1の要部の概略構成を示すもので、第1の実施の形態と同一部分には同符号を付して、その説明を省略する。第1の実施の形態では、微動ツマミ24の先端を移動部材23の端部に当接させているが、この変形例1では、保持部材21の凹部22側面にガイド溝302が形成されている。このガイド溝302内には、コマ301が配置されている。コマ301は、移動部材23の側面23dに対して広い面積で当接するような形状をしたもので、微動ツマミ24の先端で背部を押され、ガイド溝302により動きを規制されつつ微動ツマミ24の移動方向に沿って移動可能になっている。
このようにすると、微動ツマミ24の先端はコマ301の背部に当接し、コマ301は移動部材23の側面23dと当接する。そして、微動ツマミ24の回転により移動部材23は、コマ301を介して押圧されY方向に微移動される。この場合、コマ301はガイド溝302に沿って動き、しかもコマ301と移動部材23は当接する面積を広くしているので、移動部材23に回転力が作用することなく正確にX方向に微移動させることが可能となる。
なお、上述では、微動ツマミ24について述べたが、微動ツマミ25についても同様にしてコマ301を設けることができる。
したがって、このようにすれば微動ツマミ24、25による微動調整のため移動部材23を平行移動する際に、移動部材23が回転してしまうようなことを確実に防止できるので、より高精度な徴移動を実現でき、観察位置の位置合わせ作業を更に容易にできる。
(変形例2)
図5は、第1の実施の形態の変形例2の要部の概略構成を示すもので、図3と同一部分には、同符号を付している。
この場合、円板状をした保持部材40上面には、円形状の凹部41が形成されている。この凹部41底面の中心部には、光束を通すための丸穴41aが形成されている。また、凹部41内には、円板状の移動部材42が配置されている。この場合も移動部材42は、凹部41の底面に摺動可能に載置されている。移動部材42は、中央部に前記対物レンズ3からの光を通すための円形の開口部42aが形成され、また、上面には前記レボルバー5を着脱するための取付部材としてメスアリ33が形成されている。
保持部材40には、2つの微動ツマミ43,44と1つのプランジャ45が設けられている。この場合、これら微動ツマミ43,44及びプランジャ45は、凹部41の周面に沿って等間隔(120°)に配置され、移動部材42の側面に対し2つの微動ツマミ43,44により押圧力を作用させるとともに、これら2つの微動ツマミ43,44による移動部材42への押圧力を1つのプランジャ45で受け止めるようにしている。これら微動ツマミ43,44及びプランジャ45は、第1実施の形態で述べた微動ツマミ24,25及びプランジャ26,27と同様に構成されている。
このようにしても、微動ツマミ44,45が移動部材42を押す方向と、移動部材42が移動する方向とが異なるものの、これら微動ツマミ44,45の押圧力を1つのプランジャ45で受け止めることができ、プランジャを1つにできるので、安価に構成することが可能となる。このような変形例2においても、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
なお、変形例2において、移動部材42は、図6に示すように微動ツマミ44,45に対応する側面に、微動ツマミ44,45からの押圧力が垂直方向から作用される平面部421、422を形成するとともに、プランジャ45に対応する側面に、V溝423を形成するようにしても良い。
このようにすると、平面部421,422に微動ツマミ43,44先端が当接され、V溝423にプランジャ45先端が当接されるようになるので、微動ツマミ43,44による微調整のため移動部材42を平行移動する際に、移動部材42が回転してしまうようなことを防止でき、より高精度な微移動が実現でき、観察位置の位置合わせ作業を更に容易にできる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態を説明する。
この場合、第2の実施の形態にかかる倒立顕微鏡の概略構成は、図1と同様なので、同図を援用するものとする。
図7(a)(b)(c)は、第2の実施の形態に用いられる移動調整機構6の概略構成を示すもので、同図(a)は移動調整機構6の上面図、同図(b)、(c)は、それぞれ同図(a)の断面図を示している。なお、図7(a)(b)(c)において、第1の実施の形態と同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この場合、保持部材21の開口部21a内には、光学素子として平行平面板51が配置されている。この平行平面板51は、対物レンズ3と結像レンズ15の間の光路に挿入されるもので、ガラスやプラスチックなどの光を透過する光学素子からなっている。平行平面板51は、以下述べる角度調整手段を介して支持されている。
この場合、平行平面板51は、筒状をした内枠52の中空部に保持されている。内枠52は、回転ピン53,54を介して筒状をした外枠55の中空部内に支持され、これら回転ピン53,54を回転軸として回動自在になっている。また外枠55は、回転ピン56,57を介して保持部材21の丸穴21a側面に支持され、これら回転ピン56,57を回転軸として回動自在になっている。この場合、回転ピン53,54による回転軸と回転ピン56,57による回転軸は、直交する方向に配置されている。
また、内枠52には、回転ピン53及び回転ピン56に沿った方向(90°異なる方向)にそれぞれ規制ピン59,60が設けられている。これら規制ピン59,60は、移動部材23底面にそれぞれ突設された規制板62,63の長溝62a,63aに各別に嵌装されている。この場合、規制板62,63は、規制ピン59,60に対応するように移動部材23底面に90°異なる位置関係で設けられている。また、規制板62,63の長溝62a,63aの幅は規制ピン59,60の直径とほぼ同じである。
このような構成によると、第1の実施の形態で述べたように対物レンズ3を光軸方向と直交する方向に平行移動させ、結像レンズ15に対して相対的に移動させることで、標本2の観察位置を変えることができる。この場合、対物レンズ3と結像レンズ15の光軸の相対位置が変わると同時に瞳が偏心してしまう。このときの瞳の偏心量は、わずかな量ならば観察像に影響はないが、偏心量が大きくなると光学性能が劣化(観察像に収差発生)したり、周辺の光量不足が発生したりすることがある。このため、対物レンズ3と結像レンズ15の間に補正用の光学素子として平行平面板51を挿入し、対物レンズ3のXY平面内の移動量に応じて、平行平面板51を傾けることで瞳の偏量を補正する。この場合、対物レンズ3と結像レンズ15は無限遠観察光学系を構成しているので、無限遠観察光学系中の平行平面板51を傾けることによって、観察位置に影響を与えることなく瞳の傭心のみ補正することができる。
ここで、図8に示すように、空気の屈折率をn1(=1)、ガラス材からなる平行平面板51の厚さをt、屈折率をn2とし、また平行平面板51中での光束の傾き角度をθ1、平行平面板51を透過した光束の傾き角度をθ2とすると、瞳の偏心量Dは、
D=t(sin(θ1−θ2)/cosθ2
で表わされる。ただし、θ2は、
θ2=sin−1[n1・sinθ1/n2]
で表わされる。この場合、実使用範囲(θ1:0〜10°)において傾き角θ2の値は小さく、偏心量Dは、sin曲線を描くので、θ1:0〜10°の範囲では、偏心量Dと傾き角度θ1は、ほぼリニアに動くこととなる。
これにより図9(a)、(b)に示すように、対物レンズ3の移動に連動させて、平行平面板51を瞳のズレを修正する方向に傾けると、つまり、対物レンズ3の移動によって瞳が偏心した量に相当する分だけ平行平面板51を傾けることにより、瞳の偏心を補正できることになる。
次に、微動ツマミ24,25を操作することで移動部材23は微移動されるが、この移動部材23の微移動については、第1の実施の形態で述べたと同様のためここでの説明は省略し、移動部材23の動きに連動して傾く平行平面板51の作用について説明する。
この場合、図10は、移動部材23がX方向に移動したときの図、図11は、移動部材23がY方向に移動したときの図である。
まず、図10において、移動部材23がX方向に動いた場合、移動部材23と一緒に規制板62,63もY方向にに移動する。このとき、規制ピン60は、規制板63の長溝63aに規制され、規制板63とともに移動するので、この規制板63の動きに連動して、回転ピン53,54の軸周りに内枠52が回動し、平行平面板51も回動する。この場合、規制ピン59は規制板62によって図10の紙面と垂直方向のみにしか規制されないので、規制ピン59は規制板62に規制されることなく長溝62aに沿って自由に動く。
一方、図11において、Y方向に移動部材23が動いた場合、移動部材23と一緒に規制板62,63もX方向に移動する。このとき、規制ピン59は、規制板62の長溝62aに規制され、規制板62とともに移動するので、この規制板62の動きに連動して、回転ピン56,57の軸周りに外枠55が回動し、内枠52及び平行平面板51の回動する。この場合、規制ピン60は規制板63によって図11の紙面と垂直方向のみにしか規制されないので、規制ピン60は規制板63に規制されることなく長溝63aに沿って自由に動く。さらに、XY方向の両方に移動する(斜めに移動する)場合は、上述した図10,11の複合の作用により、3次元的に対物レンズ3の移動に連動して、平行平面板51を傾けることができる。
したがって、このようにしても第1の実施の形態と同様な効果が得られ、さらに、対物レンズ3と結像レンズとの間の光路に挿入される平行平面板51を対物レンズ3の移動量に合わせて傾けるようにしたので、対物レンズ3と結像レンズ15の光軸の相対位置の変化による瞳の偏心を防止することができる。これにより、対物レンズ3と結像レンズ15の光軸のズレによる光学性能の劣化や周辺の光量不足を発生させることなく、高倍観察での観察位置の微調整を行うことができ、標本2上の観察したい範囲を観察視野内に確実に位置合わせすることができる。
(変形例)
図12(a)(b)(c)は、第2の実施の形態の変形例に用いられる移動調整機構6の概略構成を示すもので、同図(a)は移動調整機構6の上面図、同図(b)、(c)は、それぞれ同図(a)の断面図を示している。なお、図12(a)(b)(c)において、第2の実施の形態と同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この場合、平行平面板51を保持する筒状の内枠52は、開口部上端にテーパ部52aが形成されている。また、移動部材23は底部の開口部231周縁に沿って凸部232が形成されている。この凸部232は、常に内枠52のテーパ部52aに当接している。
このような構成において、微動ツマミ24,25の回動により、移動部材23をXY平面内を平行移動すると、移動部材23の凸部232によって内枠52のテーパ部52aが押される。これにより、回転ピン53,54の軸を中心に内枠52が、又は回転ピン56,57の軸を中心に内枠52及び外枠55がそれぞれ回転し、もしくは、これら両方が同時に回動するようになり、平行平面板51が対物レンズ3の移動方向に応じて傾くようになるので、対物レンズ3と結像レンズ15の光軸が相対的にずれたことによる瞳のズレを補正することができ、上述した変形例によっても第2の実施の形態と同様の効果が得られる。
なお、上述した第1及び第2の実施の形態に適用された倒立顕微鏡の光路は代表的なV字光路のものを示したが、特に、これに限るものではなく、別の光路構成のものでもかまわない。また、倒立顕微鏡に限ったものではなく、正立顕微鏡にも応用することは可能である。さらに、本発明では、観察位置を動かす手段として対物レンズ3を光軸と直交する方向に移動させたが、対物レンズ3は固定で、結像レンズ15又は、これら対物レンズ3及び結像レンズ15とともに観察光学系に配置される不図示の他の光学素子(例えばリレーレンズ)を観察光学系の光軸と直交する方向に移動させてもよい。この場合、結像レンズ15又は他の光学素子の移動により、接眼レンズ16の観察視野内において像位置のみが移動するようになる。
また、上述した各実施の形態の構成を回転ステージと組み合わせ、回転ステージの回転軸の位置出しに適用することもできる。このようにすれば、回転ステージ側に心出し機構を付属する必要がなくなり、安価でかつ高剛性な回転ステージを得ることが可能となる。
その他、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、実施段階では、その要旨を変更しない範囲で種々変形することが可能である。
さらに、上記実施の形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示されている複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出できる。例えば、実施の形態に示されている全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題を解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出できる。
本発明の第1の実施の形態にかかる倒立顕微鏡の概略構成を示す図。 第1の実施の形態に用いられるステージの概略構成を示す図。 第1の実施の形態に用いられる移動調整機構の概略構成を示す図。 第1の実施の形態の変形例1の要部の概略構成を示す図。 第1の実施の形態の変形例2の要部の概略構成を示す図。 第1の実施の形態の変形例2を変形した例の要部の概略構成を示す図。 本発明の第2の実施の形態に用いられる移動調整機構の概略構成を示す図。 第2の実施の形態を説明するための図。 第2の実施の形態を説明するための図。 第2の実施の形態の作用を説明するための概略構成を示す図。 第2の実施の形態の作用を説明するための概略構成を示す図。 第2の実施の形態の変形例の要部の概略構成を示す図。 従来のステージの概略構成を示す図。
符号の説明
1…顕微鏡本体、2…標本、3…対物レンズ
5…レボルバー、6…移動調整機構
7…焦準部、8…焦準ハンドル
9…ステージ、201…台座
202…中ステージ、203…上ステージ
204…ハンドル、205…ハンドル
206…中座、207、208…ガイド部
10…光源装置、11、12,13…照明光学系
14…ハーフミラー、15…結像レンズ
16…接眼レンズ、17…反射部材、18〜20…リレーレンズ群、
191…落射投光管、21…保持部材、21a…開口部
21b…穴部、22…凹部、22a〜22d…端面
23…移動部材、23a〜23d…側面
23a1〜23d1…テーパ面、231…開口部
232…凸部、24.25…微動ツマミ
26.27…プランジャ、28…貫通穴、29…移動ピン
30…コイルバネ、31…セットビス
33…メスアリ、40…保持部材、41…凹部
41a…丸穴、42…移動部材、42a…開口部
421.422…平面部、423…V溝
43、44…微動ツマミ、45…プランジャ
301…コマ、302…ガイド溝、51…平行平面板
52…内枠、52a…テーパ部、53、54…回転ピン
55…外枠、56、57…回転ピン
59…規制ピン、60…規制ピン
62、63…規制板、62a、63a…長溝

Claims (7)

  1. 標本の観察像を取得する対物レンズを含む複数の光学素子よりなる観察光学系と、
    前記観察光学系のうち少なくとも1つの前記光学素子を保持し、且つ該光学素子を前記対物レンズの光軸と直交する面に沿って移動させる移動調整手段と、を具備し、
    前記移動調整手段による前記光学素子の移動により前記標本の観察位置を移動調整可能としたことを特徴とする光学顕微鏡。
  2. 前記観察光学系は、前記対物レンズにより拡大された観察像を結像させ、且つ前記対物レンズとともに無限遠観察光学系を構成する結像レンズを有し、
    前記移動調整手段は、前記光学素子の移動により前記対物レンズと前記結像レンズの光軸を相対的に移動可能にしたことを特徴とする請求項1記載の光学顕微鏡。
  3. 前記移動調整手段は、前記対物レンズ又は前記結像レンズのいずれか一方を移動させ、かつ任意の移動位置で保持可能にしたことを特徴とする請求項2記載の光学顕微鏡。
  4. 前記移動調整手段は、前記対物レンズを複数保持するレボルバを介して前記対物レンズを移動させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の光学顕微鏡。
  5. 前記移動調整手段は、上面に凹部を形成した保持手段と、前記凹部内に設けられ、前記光学素子を支持するとともに、該対物レンズの光軸と直交する面に沿って移動可能な移動部材と、前記凹部内での前記移動部材の移動量を微調整する移動操作手段とを有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の光学顕微鏡。
  6. 前記無限遠観察光学系の光路中に前記光学素子の移動に応じて傾き角度が可変される補正光学素子を配置したことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の光学顕微鏡。
  7. さらに前記前記対物レンズの移動に連動して前記補正光学素子の傾き角度を可変する角度調整手段を具備したことを特徴とする請求項6記載の光学顕微鏡。
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