JP2007099280A - 再密封袋用テープ及び再密封袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】 通常の状態で全く粘着性がなく、袋のスリットの周辺に熱融着することによりスリットの開口を密封し、テープを引張ることにより融着部と同一形状に粘着剤層を露出してシーラント層が千切れる再密封可能な密封袋用テープを提供する。
【解決手段】 延伸されたプラスチックフィルム基材層の一方の面に、粘着剤層が積層され、該粘着剤層にシーラント層が積層されているテープであって、シーラント層がシーラント層を構成する微粒子を溶剤又は水に分散させて塗布乾燥させてなる易開封性再密封袋用テープであり、ピロー袋或いはガセット袋のタテ融着部が存在しない部位の一方のヨコ融着部の近辺に、或いはガセット袋の一方のガセット折込み部に、ヨコ融着部とほぼ平行なスリットを設け、該スリットの周囲を覆って上記易開封性再密封袋用テープが融着されている密封袋である。
【選択図】 図6
Description
本発明は、刃物を用いずに密封袋の上方を横方向に容易に開くことができ、開封後は気密に再密封することが可能な易開封性再密封袋用テープ及びこのテープを用いた易開封性再密封袋に関する。
ピロー袋は、図1に示すように、表面及び表裏面の連接部にはタテ融着部1が存在せず、上下両端にヨコ融着部2が存在し、裏面には1本のタテ融着部1が存在する密封袋である。タテ融着部は多くは裏面中央部に設けられるが、図2に示すように、端部に設けられていてもよい。より内容量を増やしたい場合には、図1に示すように、両脇の表面と裏面との連接部14に、破線で示すガセット折込み部3を設け、各ガセット折込み部の両端を表面及び裏面と連接させた連接部14を4本設けてガセット袋とすることもできる。ピロー袋は裏面に1本のタテ融着部1が存在するのみであるため、袋が嵩張らず使用に便利であると共に、竪型及び横型の自動製袋充填機による製袋が容易である。
そのため、ピロー袋は各種商品の包装に適し、広く市場に頒布されている。一方、市場では刃物を用いずに商品を取出すことができる易開封性も求められている。ピロー袋は巻回したフィルムを巻出しながら、フィルムの両端を融着していく方法で製造されるため、一般には、フィルムの長さ方向に長く、フィルムの横断方向に短い袋が製造される。
需要者は商品を開封するとき、袋の短い側を開く傾向がある。しかしながら、フィルム製造工程では、溶融樹脂を細く平たいダイから押出しこれを引張って巻き取るため、フィルムの長さ方向に分子が配向しがちであり、ヨコ方向にも引張る場合は2軸延伸フィルムとなる。したがって、一般のピロー袋は袋の長辺方向に分子が配向しており、縦には裂けるが横には裂け難い特徴があり、ヨコに裂けるピロー袋は特殊な場合に限られる。
需要者は商品を開封するとき、袋の短い側を開く傾向がある。しかしながら、フィルム製造工程では、溶融樹脂を細く平たいダイから押出しこれを引張って巻き取るため、フィルムの長さ方向に分子が配向しがちであり、ヨコ方向にも引張る場合は2軸延伸フィルムとなる。したがって、一般のピロー袋は袋の長辺方向に分子が配向しており、縦には裂けるが横には裂け難い特徴があり、ヨコに裂けるピロー袋は特殊な場合に限られる。
上記の通り、ヨコ方向に手で開封できるピロー袋の製造が困難である一方、一旦開封した後、再密封できる密封袋が求められている現状である。
特許文献1には、延伸されたプラスチックフィルム基材層の一方の面に、粘着剤層が積層され、該粘着剤層にアルミ箔のように弱い力で粘ることなく任意の方向に破ることができるフィルム層を設け、このフィルム層の上にシーラント層を積層した隠蔽型粘着テープを用いて、袋の開口部を覆って熱融着する技術が開示されている。
特許文献1には、延伸されたプラスチックフィルム基材層の一方の面に、粘着剤層が積層され、該粘着剤層にアルミ箔のように弱い力で粘ることなく任意の方向に破ることができるフィルム層を設け、このフィルム層の上にシーラント層を積層した隠蔽型粘着テープを用いて、袋の開口部を覆って熱融着する技術が開示されている。
特許文献1の方法はシーラント層に方向性があり、任意の方向に破れ難いため、アルミ箔のように弱い力で粘ることなく任意の方向に破ることができるフィルム層と積層してシーラント層の方向性を緩和する技術である。しかしながら、方向性がなく任意の方向に破ることができるシーラント層があれば、アルミ箔のような別異の層を設ける必要がなく、1層のシーラント層で充分である。特許文献2にはシーラント層に多数の微細な貫通孔を穿設してシーラント層の方向性を緩和する技術が開示されている。
特開平8−12947号公報
特願2004−200121号
巻出されたフィルムが、製袋工程に入る前にフィルムの所定の部位にフィルムを横断する方向のスリットを入れ、続いてこのスリットを覆って隠蔽型粘着テープを被せ、スリットの周囲を囲んで融着する方法がある。この方法に特許文献1或いは特許文献2の技術を適用すれば、往々にして粘りがちで任意の方向に破れ難いシーラントフィルムも、融着した形状の通りに任意の方向に破れる。その結果、スリットの周囲に融着した形状と同一形状の粘着剤層が露出し、スリット部位を2つ折りすることにより粘着剤同士が密着して袋の再密封が可能である。
丈夫な基材層に粘着剤層を積層し、この粘着剤層に任意の方向に破れるシーラント層を積層するならば、より好ましい易開封性再密封袋用テープが得られ、より好ましい再密封型ピロー袋を提供することができる。
丈夫な基材層に粘着剤層を積層し、この粘着剤層に任意の方向に破れるシーラント層を積層するならば、より好ましい易開封性再密封袋用テープが得られ、より好ましい再密封型ピロー袋を提供することができる。
本発明は上記課題を解決することを目的とし、その構成は、延伸されたプラスチックフィルム基材層の一方の面に、粘着剤層が積層され、該粘着剤層にシーラント層が積層されているテープであって、
易開封性再密封袋用テープであり、ピロー袋或いはガセット袋の一方のヨコ融着部の近辺の、タテ融着部の存在しない面又はタテ融着部に接触しない部位に、ヨコ融着部とほぼ平行なスリットを設け、該スリットの周囲を覆って上記易開封性再密封袋用テープが融着されていることを特徴とする。或いはガセット袋のガセット折込み部にスリットを設けることを特徴とする。
易開封性再密封袋用テープであり、ピロー袋或いはガセット袋の一方のヨコ融着部の近辺の、タテ融着部の存在しない面又はタテ融着部に接触しない部位に、ヨコ融着部とほぼ平行なスリットを設け、該スリットの周囲を覆って上記易開封性再密封袋用テープが融着されていることを特徴とする。或いはガセット袋のガセット折込み部にスリットを設けることを特徴とする。
すなわち、本発明は基材層と粘着剤層とを有するテープの粘着剤層に、シーラント層を積層した再密封袋用テープである。シーラント層とは熱融着性層を意味し、一般に100℃前後で溶融するプラスチックフィルムであり、融着して袋を製造するとき、フィルム同士を融着させるために必要な層である。製袋用のフィルムは少なくとも内層がシーラント層である。シーラント層は一般に粘りがあり、引張っても千切れずに伸びてくる性質がある。本発明はシーラント層素材の微粒子を溶剤又は水に分散させて塗布乾燥させたシーラント層を用いることにより、シーラント層に任意の方向に破れ易い特性を付与するものである。
その結果、袋素材に本発明粘着テープを、シーラント層を袋素材と接触させて重ね、ヒートバーを用いて所定の形状に熱圧着すると、ヒートバーの形状通りに融着部が形成されて融着する。再密封袋用テープ自体は粘着剤層が内部にあるため、粘着性を示さない。本発明テープの未融着部をつまんで引張ると、シーラント層が粘らずに千切れる特性を有する。そのため、融着された部位と融着されない部位との境界で、シーラント層が正確に千切れて、粘着剤層もシーラント層に付随して袋本体面に移行し、融着部位では基材層のみがシャープに剥がれる。
例えば、ピロー袋の表面の一方のヨコ融着部2の近辺に、ヨコ融着部とほぼ平行なスリットを設け、このスリットを再密封袋用テープで覆い、スリットを囲んでテープの上から融着する。かくして得られたピロー袋はテープの一端をつまんで引張ることにより、図3に示すように、密封袋の融着部のみに粘着剤が露出し、融着部の形状の通りに粘着剤層が袋本体に移行して基材層のみがテープに残る。その結果、ピロー袋の表面のヨコ融着部の近辺にスリットが開き、密封袋は開封される。スリットの周囲には粘着剤が露出するため、スリットの部位で袋を折曲げるとスリットの上部の粘着剤とスリットの下部の粘着剤とが互いに粘着し、袋を再密封することができる。
本発明によれば、通常の状態では、粘着剤層が基材層とシーラント層との間に挟まれているため粘着性が発現しないテープを使用する。そして、袋のスリットの周辺にこのテープを重ねて熱融着することによりスリットの開口を密封する。テープを引張ることによりスリットの周囲にヒートバーの形状と全く同一形状に、粘着剤層を露出してスリットが開口する再密封可能な密封袋を提供することができる。
本発明の再密封袋用テープは、基材層の上に粘着剤層、次いでシーラント層を積層した基本構成を有する。基材層はポリエステル、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリウレタン等の2軸延伸フィルムが好ましい。しかし長さ方向に延伸されていれば1軸延伸フィルムも使用できる。延伸されていないとテープを引張ったときテープが長さ方向に延びる傾向があり好ましくない。広幅の延伸プラスチックフィルム基材を使用して、基材層/粘着剤層/シーラント層の基本構成のフィルムを製造し、しかる後、一定の幅にテープ状に切断して使用する。
粘着剤層は開封後の再密封性付与のために必須である。その性能としては強い粘着力の他、剥がし時に凝集破壊して粘着剤が基材とシーラント層の両面に残らないことを要請される。更に、破断端面の糸引きがなく、融着部位と非融着部位との境界線でシャープに破断されることが望まれる。これらの要請に応えるてべく、エラストマーに粘着付与樹脂、軟化剤、老化防止剤、充填剤等が配合された粘着剤、アクリル系粘着剤、ウレタン系粘着剤、シリコン系粘着剤等の溶剤型、水系エマルジョン、UV硬化型、EB硬化型、ホットメルト型が使用される。中でもゴム系エラストマー、粘着性付与樹脂、軟化剤、老化防止剤、充填剤を含有する粘着剤が好ましい。
エラストマーとしては、天然ゴム、SBR、NBR、IIR、クロロプレン、アクリルゴム、スチレン−ブタジエンゴム、スチレン−イソプレンゴム及びこれらの水添可塑性ポリまー、可塑性ポリウレタン、エチレン酢酸ビニルエラストマー等の単体又は混合物である。中でも、天然ゴム、合成ゴム、スチレン−ブタジエンゴム、スチレン−イソプレンゴムの単体又は混合物が好ましい。
粘着性付与樹脂はテルペン樹脂、ロジン、水添ロジン、C5 系石油樹脂、C9 系石油樹脂等、粘着剤に通常使用されているものが使用できる。
軟化剤としては、プロセスオイル、ナフテン系オイル、植物オイル、流動パラフィン、ポリブテン、低軟化点を有する液状樹脂が使用できる。低軟化点を有する液状樹脂としては、例えば、テルペン系、ロジン系、C5 系石油樹脂、C9 系石油樹脂等が挙げられる。
老化防止剤としては、アミン誘導体、フェノール誘導体等の通常の老化防止剤が使用できる。
粘着性付与樹脂はテルペン樹脂、ロジン、水添ロジン、C5 系石油樹脂、C9 系石油樹脂等、粘着剤に通常使用されているものが使用できる。
軟化剤としては、プロセスオイル、ナフテン系オイル、植物オイル、流動パラフィン、ポリブテン、低軟化点を有する液状樹脂が使用できる。低軟化点を有する液状樹脂としては、例えば、テルペン系、ロジン系、C5 系石油樹脂、C9 系石油樹脂等が挙げられる。
老化防止剤としては、アミン誘導体、フェノール誘導体等の通常の老化防止剤が使用できる。
粘着剤に配合する充填剤は、粘着剤の凝集力を向上させ、融着後の引き剥がし時に粘着層の層間剥離を防止する効果を有する。更に、引き剥がし時に、融着部位と非融着部位との間の境界を確実に分離する。
一般に、粘着剤の凝集力を高めるために、イソシアネート、エポキシ、アミン、硫黄、硫黄化合物等の架橋剤により架橋する方法が採用される。本発明においては、密封時の粘着性の確保及び開封時の糸引き性を防止するために採用しない。
充填剤は一般に使用されるものであればよく、酸化チタン、炭化カルシウム、炭化マグネシウム、酸化マグネシウム、シリカ、ケイ酸塩、亜鉛華、硫酸バリウム、カーボンブラック、木粉、リグニン、サブ等の充填剤が単独或いは混合して使用される。特に亜鉛華、酸化チタン、炭化カルシウム、酸化マグネシウム、サブ等が好ましい。
一般に、粘着剤の凝集力を高めるために、イソシアネート、エポキシ、アミン、硫黄、硫黄化合物等の架橋剤により架橋する方法が採用される。本発明においては、密封時の粘着性の確保及び開封時の糸引き性を防止するために採用しない。
充填剤は一般に使用されるものであればよく、酸化チタン、炭化カルシウム、炭化マグネシウム、酸化マグネシウム、シリカ、ケイ酸塩、亜鉛華、硫酸バリウム、カーボンブラック、木粉、リグニン、サブ等の充填剤が単独或いは混合して使用される。特に亜鉛華、酸化チタン、炭化カルシウム、酸化マグネシウム、サブ等が好ましい。
粘着剤層の厚さは10μm〜100μm、好ましくは15μm〜40μm、乾燥重量で10〜50g/m2 である。粘着剤層形成にあたっては、溶剤型粘着剤、水系エマルジョン型粘着剤、UV型粘着剤は通常の粘着剤塗工機を用いて直接塗工することができる。すなわち、リバースコーター、コンマコーター、リバースコンマコーター、リップコーター等である。或いは転写塗布することもできる。
粘着剤の再密封時の粘着力は、粘着、剥離のサイクルを、5回繰返したときの粘着力が50〜1500g/10mm、好ましくは100〜1000g/10mmである。
粘着剤の再密封時の粘着力は、粘着、剥離のサイクルを、5回繰返したときの粘着力が50〜1500g/10mm、好ましくは100〜1000g/10mmである。
本発明のシーラント層はピロー袋表面に直接融着する性能を有する他、フィルム自体に配向性がなく、任意の方向に引張れば、任意の方向に破れる性能を要する。従来のシーラント層は溶融樹脂を押出して製造するため、引張ると千切れずに引張られた方向に延びてくる特性があった。本発明にあっては、シーラント層に使用される樹脂素材の微粒子を溶剤又は水に分散させて塗布、乾燥させて製膜する。そのため、融着後にピロー袋から剥がすとき、融着部と非融着部との間で容易に破断し、本発明に最適の素材である。樹脂はエチレン系ポリマー、プロピレン系ポリマー或いはこれらのコポリマー、或いはこれらの混合物が使用される。カルボキシル基を有するオレフィン系ポリマーが好ましい。ホットメルト系接着剤も使用でき、エチレン酢酸ビニル系ホットメルト、ポリエステル系ホットメルト、ポリアミド系ホットメルト等も使用される。
シーラント層の厚さは3μm〜30μm、好ましくは5μm〜20μmである。シーラント層の厚さが3μm未満では粘着剤層の被覆が不充分で、タックが発現したり、融着強度が低下する。
本発明のシーラント層は、シーラント層素材の微粒子を溶剤又は水に分散させて上記厚さに塗布乾燥して製造する。得られたシーラント層は微粒子同士が弱い接合力で接合している。しかし融着すると、熱圧着部分が完全に溶解してフィルム化し、完全密封させることができる。シーラント層の強度は、粘着剤層の粘着力及び粘着剤層とシーラント層間の粘着力以下に設計され、10〜1500g/10mm、好ましくは30〜950g/10mmである。
本発明シーラント層を製膜するには、通常のリバースコーター、コンマコーター、リップコーター、グラビアコーター、フレキソコーター等が用いられる。
本発明のシーラント層は、シーラント層素材の微粒子を溶剤又は水に分散させて上記厚さに塗布乾燥して製造する。得られたシーラント層は微粒子同士が弱い接合力で接合している。しかし融着すると、熱圧着部分が完全に溶解してフィルム化し、完全密封させることができる。シーラント層の強度は、粘着剤層の粘着力及び粘着剤層とシーラント層間の粘着力以下に設計され、10〜1500g/10mm、好ましくは30〜950g/10mmである。
本発明シーラント層を製膜するには、通常のリバースコーター、コンマコーター、リップコーター、グラビアコーター、フレキソコーター等が用いられる。
粘着剤層とシーラント層の結合力を高めるため、アンカー層を設けることができる。アンカー層素材としては、イソシアネート、ポリイソシアネート、イソシアネートを含有する化合物、及びこれらイソシアネート類と熱可塑性エラストマーの混合物が挙げられる。 アンカー層形成にあたっては、粘着剤層に直接塗布してもよい。本発明のシーラント層は溶剤に弱く、アンカー剤の溶剤で膨潤、変形して加工が困難になるおそれがある。シリコーン処理された紙又はプラスチックフィルムに、シーラント層形成に用いる分散剤を塗布、乾燥して製膜した後、アンカー剤を塗布、乾燥してから粘着剤層に転写する方法が好ましい。
アンカー層の厚みは0.01μm〜10μm、好ましくは0.1μm〜5μmである。0.01μm未満では均一なアンカー層が得られず、ピンホールが発生し、アンカー層の効果を達成することができない。10μmを超えると、シーラント層及び粘着剤層の破壊強度が大きくなり、破壊端面の荒れ、引剥がし力の増大、粘着剤の融着部以外の発現等の好ましくない現象が生じる。
アンカー層の厚みは0.01μm〜10μm、好ましくは0.1μm〜5μmである。0.01μm未満では均一なアンカー層が得られず、ピンホールが発生し、アンカー層の効果を達成することができない。10μmを超えると、シーラント層及び粘着剤層の破壊強度が大きくなり、破壊端面の荒れ、引剥がし力の増大、粘着剤の融着部以外の発現等の好ましくない現象が生じる。
本発明においては、基材層と粘着剤層との間に剥離調整層を設けることができる。剥離調整層の介在により高粘着力の粘着剤を使用しても、使用時に基材層と粘着剤層を分離することが容易である。剥離調整剤としては通常のフィルム、シート等で使用される、練り込みシリコーンステアリン酸金属塩等のブロッキング防止剤が使用できる。また、粘着テープで使用される剥離剤も使用できる。例えば、硬化型シリコーン類、PVAの長鎖アルキルイソシアネートの付加物、ポリエチレンイミンの長鎖アルキルイソシアネートの付加物、長鎖アルキルウレタン化合物、フッ素化合物、アクリル化合物、ポリアマイド化合物、シェラック、ワックス等の単体或いは混合物である。中でも、硬化型シリコーン類、長鎖アルキルウレタン化合物が好ましい。
剥離調整層の剥離力は50〜1000g/10mm、好ましくは100〜800g/10mmである。剥離調整剤を塗布するにあたっては、微量な固形物濃度溶液であるため、低粘度溶液塗布装置を用い、直接又は転写法により塗布する。低粘度溶液塗布装置としては、グラビア塗工装置、フレキソ塗工装置、キスコート、メイヤバー等の装置を挙げることができる。
図3は本発明ピロー袋表面の上部のテープを剥がし始めた状態を示す平面図、図4は本発明テープを袋本体フィルムのスリットに被せた状態の端面拡大説明図、図5は図4のテープを融着した後の端面拡大説明図、図6は図5のテープを剥がした後の端面拡大説明図である。
4は袋本体に設けたスリット5を覆う再密封袋用テープであり、6はテープ上からスリット5の周囲を囲んで融着したテープ融着部である。袋本体フィルム7に設けたスリット5の上から再密封袋用テープ4を被せる。再密封袋用テープ4は図4に示すように、シーラント層8、粘着剤層9及び基材層10の少なくとも3層構造である。図4〜図6では、シーラント層8と粘着剤層9との間にアンカー層18を設け、粘着剤層9と基材層10との間に、剥離調整層11が設けられている。ヒートバー12を図4矢印に示す方向に押圧すると、シーラント層8のヒートバー12の先端の形状に相当する部位のみが袋本体フィルム7に融着し、図5に示すように、テープ融着部6を形成する。図5の状態で竪型又は横型の自動製袋充填機により製袋、内容物の充填、ヨコ融着、切断の各工程を経て充填密封袋が製造される。
袋を開封するにあたっては、再密封袋用テープ4の先端をつまんて引張ると、シーラント層8には方向性がないため千切れ易く、シーラント層8の融着されない部位とテープ融着部6とが境界部13から千切れて、図6に示すように、スリット5の周囲に粘着剤層9が露出する。スリット5は多少重なっていても、多少開いていても或いは図3に示すように、先端が丸みを帯びていてもよい。
本発明再密封袋は、製袋後の密封袋の所定の位置に前もってスリット5を設け、このスリットを覆って再密封袋用テープ4を被せ、スリットの周囲を囲んで袋本体フィルム7と融着したものである。したがって、製袋充填密封後は完全な密封袋である。易開封性はテープのシーラント層8において、融着された部位と融着されない部位との境界部13がシャープに千切れる破断特性により得られる。本発明の再密封袋用テープ4はこの破断強度が300〜1000g/15mm幅、好ましくは600〜1200g/15mm幅である。
本発明における密封袋の素材は、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリアミド、ポリウレタンなどの各種プラスチックフィルム及びこれらの積層体或いはこれらと他の素材との積層体からなる基材フィルムの内外両面に、低融点を有する低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、押出ラミネートポリエチレン、線状低密度ポリエチレンなどのシーラント層を設けたものである。或いは基材がポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルムなど、それ自体シーラント性のフィルムであれば特にシーラント層を設けず、単層のフィルムであっても差支えない。
袋の形態は、図1及び図2に示したピロー袋であり、両端部にガセット折込み部3を設けたガセット型のピロー袋も使用できる。更に、図7ないし図9に示したようなフェムシールガセット袋にも使用することができる。ガセット袋にあっては、表裏面と両脇のガセット折込み部3との連接部14が4本生じるが、この4本の連接部14のすべてをタテ方向に融着したガセット袋を、特にフェムシールガセット袋と呼ぶ。フェムシール袋においては、スリットをガセット折込み部3に設けることが望ましい。
密封袋の外観を高めるために種々の印刷を行うが、タテ融着部が存在しない面が印刷映えがする傾向にある。表面ではなく、裏面に開封部を広く設けたい場合には図2に示すように、タテ融着部を裏面の端部に、タテ融着部が連接部14から突出しない範囲に設けることができる。
密封袋の外観を高めるために種々の印刷を行うが、タテ融着部が存在しない面が印刷映えがする傾向にある。表面ではなく、裏面に開封部を広く設けたい場合には図2に示すように、タテ融着部を裏面の端部に、タテ融着部が連接部14から突出しない範囲に設けることができる。
製袋にあたっては、巻回ロールからフィルムを巻出した後、製袋工程に入る。タテ融着・充填或いは内容物装入・タテ融着後にヨコ融着、切断工程によって1個の密封充填袋が得られる。ヨコ融着、切断工程においては、フィルムの送りが停止されている期間が存在する。この1秒未満であるがフィルムの流れが停止している瞬間に、巻出されたフィルムの所定位置に刃物を用いてスリットを入れ、次のヨコ融着、切断工程でスリットに再密封袋用テープ4を被せて、スリットの周囲を融着するものである。以後は通常の竪型或いは横型の製袋充填工程を行えばい。
粘着剤の調製
ペールクレープ(天然ゴム)を素練りロールでムーニー値70に調整した製品100部に、粘着付与樹脂クイントンA−100(日本ゼオン社製)30部
クイントンN−180(日本ゼオン社製)30部
軟化剤としてマルカクリアーL(丸善石油化学社製)10部
フェノール系老化防止剤 2部
亜鉛華30部及び白サブ(天馬サブ社製) を固形分20%になるようにトルエンで溶解して粘着剤とした。
ペールクレープ(天然ゴム)を素練りロールでムーニー値70に調整した製品100部に、粘着付与樹脂クイントンA−100(日本ゼオン社製)30部
クイントンN−180(日本ゼオン社製)30部
軟化剤としてマルカクリアーL(丸善石油化学社製)10部
フェノール系老化防止剤 2部
亜鉛華30部及び白サブ(天馬サブ社製) を固形分20%になるようにトルエンで溶解して粘着剤とした。
再密封袋用テープの製造
下記の(1) の基材層に粘着剤を塗布乾燥後、(2) を、熱シール機、(富士インパルス社製、型式T−A−200−10W)を用いて0.9秒シールし、1時間自然放置後、評価した。
(1) 基材層……25μm厚ポリエチレンテレフタレート(ユニチカ社製、PEM25)の 着剤塗布面に、剥離調整剤をキスコートを用いて10g/m2 塗布し乾燥した。
(剥離調整剤としては、長鎖アルキル化合物、ピーロイル1010(一方社油脂工業社 製)の0.0001%トルエン溶液を用いた。
(2) シーラント層……ハードレンMD−15、(東洋化成社製)をシリコーン処理した剥離紙に、カルボキシル基を有するポリプロピレン微粉末をメチルシクロヘキサン、酢酸エチル混合溶剤に分散させた微粒子分散液を、塗布乾燥した。乾燥塗布厚が10μmになるようにコンマコーターで塗布乾燥した。得られたシーラント層にアンカー剤をグラビアコートで5g/m2 の乾燥重量になるように塗布乾燥した。
(アンカー剤としては、東洋化成社製、PET用アンカー剤、ABアンカー剤)の混合 割合10:0.5を用いた。
(1) の基材層に、粘着剤を乾燥重量30g/m2 になるように、コンマコーターで塗布乾燥後、(2) のシーラント層の処理面と粘着面を積層し、積層後、剥離紙を剥がして本発明再密封袋用テープを得た。
下記の(1) の基材層に粘着剤を塗布乾燥後、(2) を、熱シール機、(富士インパルス社製、型式T−A−200−10W)を用いて0.9秒シールし、1時間自然放置後、評価した。
(1) 基材層……25μm厚ポリエチレンテレフタレート(ユニチカ社製、PEM25)の 着剤塗布面に、剥離調整剤をキスコートを用いて10g/m2 塗布し乾燥した。
(剥離調整剤としては、長鎖アルキル化合物、ピーロイル1010(一方社油脂工業社 製)の0.0001%トルエン溶液を用いた。
(2) シーラント層……ハードレンMD−15、(東洋化成社製)をシリコーン処理した剥離紙に、カルボキシル基を有するポリプロピレン微粉末をメチルシクロヘキサン、酢酸エチル混合溶剤に分散させた微粒子分散液を、塗布乾燥した。乾燥塗布厚が10μmになるようにコンマコーターで塗布乾燥した。得られたシーラント層にアンカー剤をグラビアコートで5g/m2 の乾燥重量になるように塗布乾燥した。
(アンカー剤としては、東洋化成社製、PET用アンカー剤、ABアンカー剤)の混合 割合10:0.5を用いた。
(1) の基材層に、粘着剤を乾燥重量30g/m2 になるように、コンマコーターで塗布乾燥後、(2) のシーラント層の処理面と粘着面を積層し、積層後、剥離紙を剥がして本発明再密封袋用テープを得た。
得られた再密封袋用テープの物性は下記の通りであった。
引き剥がし力……530g/10mm
粘着力発現面……シーラント層
シーラント層の切れ……良好
粘着剤の層間剥離による基材層への残り……なし
5回繰返し剥離後の粘着力……330g/10mmステンレス
引き剥がし力……530g/10mm
粘着力発現面……シーラント層
シーラント層の切れ……良好
粘着剤の層間剥離による基材層への残り……なし
5回繰返し剥離後の粘着力……330g/10mmステンレス
密封袋の製造
袋本体フィルム7を巻出した後、ヨコ融着、切断工程のフィルムの送り停止時に、上ヨコ融着部2aとなる部位の近辺に、袋本体フィルムの横断方向にスリット5を穿設した。このスリット5の上に、シーラント層8を接触させて再密封袋用テープ4を載せ、図4の矢印に示す方向にヒートバー12を用いて実施例1の再密封袋用テープ4を押圧して、図5に示す形状に融着した。シーラント層8の加熱押圧された部位が融着して、図5に示すように、テープ融着部6となった。シーラント層の融着されていない部位とテープ融着部6との境界が境界部13である。
袋本体フィルム7を巻出した後、ヨコ融着、切断工程のフィルムの送り停止時に、上ヨコ融着部2aとなる部位の近辺に、袋本体フィルムの横断方向にスリット5を穿設した。このスリット5の上に、シーラント層8を接触させて再密封袋用テープ4を載せ、図4の矢印に示す方向にヒートバー12を用いて実施例1の再密封袋用テープ4を押圧して、図5に示す形状に融着した。シーラント層8の加熱押圧された部位が融着して、図5に示すように、テープ融着部6となった。シーラント層の融着されていない部位とテープ融着部6との境界が境界部13である。
密封袋の特性
得られた密封袋の 再密封袋用テープ4の端部をつまんで引剥がすと、シーラント層8は方向性がないため、図6に示すように、シーラント層8は境界部13の形状通りに破ける。その結果、スリット5の周囲にヒートバー12で押圧した形状通りに粘着剤層9が露出した。
テープ融着部6がスリット5の周囲を囲んで設けられているため、ピロー袋の表面の上部が開口した。内容物を取出すにあたって、粘着剤層はスリット5から少し離れて袋の外側に設けられているため、粘着剤が内容物に付着するおそれがない。
内容物を残して再密封するにあたっては、図3に示すスリット5の位置で、スリット5を内側にしてピロー袋を折曲げれば上下の粘着剤層9同士が再粘着して再密封することができる。
本実施例において製造した密封袋のテープ融着部6と、シーラント層8が融着していない部位との破断強度をショッパーテスト機で測定したところ、800g/15mm幅であった。
得られた密封袋の 再密封袋用テープ4の端部をつまんで引剥がすと、シーラント層8は方向性がないため、図6に示すように、シーラント層8は境界部13の形状通りに破ける。その結果、スリット5の周囲にヒートバー12で押圧した形状通りに粘着剤層9が露出した。
テープ融着部6がスリット5の周囲を囲んで設けられているため、ピロー袋の表面の上部が開口した。内容物を取出すにあたって、粘着剤層はスリット5から少し離れて袋の外側に設けられているため、粘着剤が内容物に付着するおそれがない。
内容物を残して再密封するにあたっては、図3に示すスリット5の位置で、スリット5を内側にしてピロー袋を折曲げれば上下の粘着剤層9同士が再粘着して再密封することができる。
本実施例において製造した密封袋のテープ融着部6と、シーラント層8が融着していない部位との破断強度をショッパーテスト機で測定したところ、800g/15mm幅であった。
本実施例においては、ガセット袋であって、4本の連接部14のすべてを一定幅に融着し、安定した四角形状を保ったフェムシールガセット袋について述べる。
図7はフェムシール袋の斜視図である。4本の連接部14を外方に尖らせて融着し、脇融着部15としたため、袋裏面のタテ融着部は存在せず、表裏いずれの面にも図7の仮想線で示したような再密封袋用テープ4を設けることができる。本実施例はあえてガセット折込み部3にスリット5を設け、本発明テープを融着、密封したものである。
図7はフェムシール袋の斜視図である。4本の連接部14を外方に尖らせて融着し、脇融着部15としたため、袋裏面のタテ融着部は存在せず、表裏いずれの面にも図7の仮想線で示したような再密封袋用テープ4を設けることができる。本実施例はあえてガセット折込み部3にスリット5を設け、本発明テープを融着、密封したものである。
上に位置するヨコ融着部を2aとし、下に位置するヨコ融着部を2bとした。開封にあたっては、先ず上ヨコ融着部2aを一方の端部から開く。一方のガセット折込み部3を開くと図8の状態になり、上方に袋本体フィルム7に融着された実施例1の再密封袋用テープ4が現れる。このテープの下には上述のように、スリット5が設けられ、その周囲にテープ融着部6が存在するが図示を省略した。再密封袋用テープ4の端部をつまんで引張ると、図9に示すように、スリット5が開口し、スリット5の開口部の周囲に粘着剤層9が露出する。開口部の下辺を手前に引張ると嘴状にスリット下辺が開き、菱形の開口部が得られ、内容物を容易に排出することができる。
内容物を残して再密封するにあたっては、スリット5を設けたガセット折込み部3の両脇の脇融着部15を引張ると、テープを剥がした状態に戻る。その上で一旦開いた上ヨコ融着部2aを閉じると、ガセット内折り線16を中心として左右に露出した粘着剤層9同士が粘着し、再度密封することができる。本実施例にあっては、スリット5の上の粘着剤層同士、及びスリット5の下の粘着剤層同士がそれぞれ粘着して密封する。そのため、ガセット内折り線16を中心としてテープ融着部6が左右対称であることを要する。したがって、ヒートバー12も左右対称なテープ融着部6が生じるような形状である。
図7〜9に示したフェムシールガセット袋を製造するフィルムの一部を図10に示した。図10においては、上ヨコ融着部2a、下ヨコ融着部2b、脇融着部15、ガセット内折り線16及びヨコ融着後の切断線17を示したが、これは製袋後にそのような部位になることを示したに過ぎない。袋本体フィルム7は無地であり、巻出されてから製袋工程に入る前に、スリット5の穿設と再密封袋用テープ4の局部融着のみを行う。したがって、フィルムが成型機に巻き付く寸前でも、再密封袋用テープ4が見えるのみである。
両端の脇融着部15は他の3本の脇融着部15の半分の幅である。これはフィルムの両端を合掌貼りにして筒状にするためであり、他の3本は中心線で外折りして相互に融着して脇融着部15を形成する。本実施例においては可及的に袋の上方で開口することが好ましく、上ヨコ融着部の幅を開封に関係する部位のみを減じた。下ヨコ融着部2bは内容物の重量に耐えるため上ヨコ融着部2aより広くした。その他は実施例1と同様であった。
本実施例で得られたフェムシールガセット袋は非常に安定で、開封し易く、再密封も確実に行うことができるため、詰め替え用の各種商品の包装に最適であった。
本実施例で得られたフェムシールガセット袋は非常に安定で、開封し易く、再密封も確実に行うことができるため、詰め替え用の各種商品の包装に最適であった。
1 タテ融着部
2 ヨコ融着部
3 ガセット折込み部
4 再密封袋用テープ
5 スリット
6 テープ融着部
7 袋本体フィルム
8 シーラント層
9 粘着剤層
10 基材層
11 剥離調整層
12 ヒートバー
13 境界部
14 連接部
15 脇融着部
16 ガセット内折り線
17 ヨコ融着後の切断線
18 アンカー層
2 ヨコ融着部
3 ガセット折込み部
4 再密封袋用テープ
5 スリット
6 テープ融着部
7 袋本体フィルム
8 シーラント層
9 粘着剤層
10 基材層
11 剥離調整層
12 ヒートバー
13 境界部
14 連接部
15 脇融着部
16 ガセット内折り線
17 ヨコ融着後の切断線
18 アンカー層
Claims (9)
- 延伸されたプラスチックフィルム基材層の一方の面に、粘着剤層が積層され、該粘着剤層にシーラント層が積層されているテープであって、上記シーラント層が、シーラント層素材の微粒子を溶剤又は水に分散させて塗布乾燥させたシーラント層であることを特徴とする易開封性再密封袋用テープ。
- シーラント層と粘着剤層との間に、該両層の親和性を高めるアンカー層が介在することを特徴とする請求項1記載の易開封性再密封袋用テープ。
- プラスチックフィルム基材層と粘着剤層との間に、基材層と粘着剤層との剥離強度を調整する剥離調整層が介在することを特徴とする請求項1又は2記載の易開封性再密封袋用テープ。
- 粘着剤層に粘着剤の凝集力を高める充填剤が配合されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載する易開封性再密封袋用テープ。
- ピロー袋のタテ融着部が存在しない面の一方のヨコ融着部の近辺に、ヨコ融着部とほぼ平行なスリットを設け、該スリットの周囲を覆って請求項1ないし4のいずれかに記載する密封袋用テープが融着されていることを特徴とするピロー型易開封性再密封袋。
- ピロー袋がガセット折込み部を有するガセット袋であり、スリットがタテ融着部の存在しない部位に設けられていることを特徴とする請求項5記載の易開封性再密封袋。
- タテ融着部を、袋の表裏面の連接部から突出しない範囲で、端部に設けたピロー袋の、タテ融着部が存在する面の一方のヨコ融着部の近辺に、ヨコ融着部とほぼ平行なスリットを設け、該スリットの周囲を覆って請求項1ないし4のいずれかに記載する密封袋用テープが融着されていることを特徴とするピロー型易開封性再密封袋。
- ガセット袋の一方のガセット折込み部の、一方のヨコ融着部の近辺に、ヨコ融着部とほぼ平行なスリットを設け、該スリットの周囲を覆って、請求項1ないし4のいずれかに記載する密封袋用テープが融着されていることを特徴とする易開封性再密封袋。
- ガセット袋が、密封袋の表裏面と両ガセット折込み部との4本の連接部において、タテ融着が施されているフェムシールガセット袋であることを特徴とする請求項8記載の易開封性再密封袋。
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- 2005-09-30 JP JP2005287429A patent/JP2007099280A/ja active Pending
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