JP2007096929A - 端末装置、番組通知システム、メディア起動記述処理方法およびコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】メディア起動記述が予定した地域と異なる地域で利用される場合にも、意図した番組を容易に視聴できるようにする。
【解決手段】通信端末20aはそのユーザの指示に従って、例えば視聴中の放送番組についてメディアおよび放送局識別情報を含むメディア起動記述を含むメッセージを作成して、通信端末20bのユーザへ送信する。当該メッセージを受信した通信端末20bは、当該放送番組の放送局30aが受信できないことを検出して、例えば検索サーバ40にアクセスすることにより、当該放送番組を受信可能な放送局30bを確認して当該放送局30bに対応したメディア起動記述を生成(修正または作成)する。
【選択図】図1
【解決手段】通信端末20aはそのユーザの指示に従って、例えば視聴中の放送番組についてメディアおよび放送局識別情報を含むメディア起動記述を含むメッセージを作成して、通信端末20bのユーザへ送信する。当該メッセージを受信した通信端末20bは、当該放送番組の放送局30aが受信できないことを検出して、例えば検索サーバ40にアクセスすることにより、当該放送番組を受信可能な放送局30bを確認して当該放送局30bに対応したメディア起動記述を生成(修正または作成)する。
【選択図】図1
Description
本発明は、放送受信機能を有する端末装置、番組通知システム、メディア起動記述処理方法およびコンピュータプログラムに関するものである。
最近、地上波デジタル・テレビ放送を受信する機能を有する携帯電話機が発表されている(非特許文献1参照)。
また、自分の推薦するテレビ番組に関する推薦情報を携帯端末を用いて他の視聴者へ電子メールで通知し、その視聴者が、受信装置で視聴していたテレビ番組を推薦情報で推薦されたテレビ番組に切り替える処理を支援する技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2001−333411号公報
「いよいよテレビ・ケータイ1時間の視聴が射程に」日経エレクトロニクス 2003.8.18号 pp89-95
上記非特許文献1に記載のようなテレビ放送受信機能を有する携帯電話機を利用すれば、ユーザは外出先で任意所望の時間にテレビ放送を視聴することが可能となる。したがって、従来の固定テレビ装置では考えられなかった視聴状況が発生すると予想される。すなわち、放送電波が届く地域であれば、いつでもどこでもテレビ放送を視聴することが可能となる。このことは、上記特許文献1に記載のような電子メールによるテレビ番組通知の利用機会を増大させると考えられる。
また、従来、テレビやラジオなどのメディアの起動はスイッチやメニューの操作により、まずメディアを起動して、所望のチャンネルを選択するという動作が慣用である。これに対して、少なくとも起動対象のメディアでの放送局識別情報および放送番組を特定するための情報を含むメディア起動記述を電子メールなどの本文中に含めておき、アプリケーションでそのメディア起動記述をユーザが指示可能に提示し、ユーザの指示に応じて当該メディア起動記述にしたがったメディアの起動を行うことが検討されている。
このようなメディア起動記述を利用すれば、ある者から他の者に対して、特定の放送局における特定の放送番組を容易に視聴できるように当該メディアを起動することが可能となる。
しかしながら、その放送番組の内容や放送時間は全国一律ではなく、地域の放送局によって異なる。一方、電子メールなどの通信には放送のような地域の境界はない。したがって、地域の境界を越えてメディア起動記述を送信した場合には、受信者はそのメディア起動記述にしたがってはメディアの起動が正しく行えないという問題が生じる。この問題は、上述した特許文献1に記載の技術においても解決されない。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、メディア起動記述が予定した地域と異なる地域で利用される場合にも、意図した番組を容易に視聴できるようにすることができる端末装置、番組通知システム、メディア起動記述処理方法およびコンピュータプログラムを提供することにある。
本発明による端末装置は、放送受信機能を有する端末装置であって、少なくとも起動対象のメディアおよび放送局識別情報を含むメディア起動記述を解釈し、ユーザの指示に従って実行する手段と、与えられたメディア起動記述により指定された放送局の放送を受信できない地域において、前記メディア起動記述に基づいて特定される放送番組を放送している当該地域の放送局を確認する手段と、確認された放送局の放送局識別情報を用いて前記メディア起動記述を生成する手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、メディアを起動するためのメディア起動記述について、そのメディア起動記述が予定した地域と異なる地域で利用される場合に、元の放送局と対応する放送局を確認してメディア起動記述を生成することにより、当該メディア起動記述を有効に機能させることができる。この生成は、新たな作成であってもよいし、与えられた前記メディア起動記述の書き替えであってもよい。
前記メディア起動記述は、メッセージ、マークアップ言語で記述されたコンテンツ、データ放送の受信データ、記号化されたコードの読取データのいずれかに含まれているものであってもよい。
前記記メディア起動記述には、さらに、少なくとも放送番組のタイトルまたは放送番組の開始日時のいずれか一方が含まれており、前記確認する手段は、前記放送局識別情報と、前記放送番組のタイトルまたは放送番組の開始日時とを用いて放送番組を特定するとともに、特定された放送番組の当該地域における該当する放送番組を確認し、前記生成する手段は、当該地域における該当する放送番組の前記メディア起動記述を生成することができる。この場合、前記該当する放送番組について、放送時間が異なる可能性に対応するために、当該地域の放送局および放送時間を確認するようにしてもよい。
前記確認する手段は、自己の端末装置が与えられたメディア起動記述により指定された放送局の放送を受信できない地域にあるか否かを、自己の端末装置の位置において受信可能な1以上の放送局を確認してこの確認された1以上の放送局に前記記述により指定された放送局が含まれるか否かに基づいて判断することことができる。この場合、固定端末においては前記自己の端末装置の位置を、内部に記憶された地域情報に基づいて判断し、通信端末においては前記自己の端末装置の位置を位置検出手段による位置検出結果に基づいて判断することができる。
前記メディア起動記述の生成は前記メディア起動記述を含んだメッセージを受信した際に行うことが好適であるが、相手の地域が分かれば、送信する際に行うこともできる。
本発明によるメディア起動記述処理方法およびコンピュータプログラムは、放送受信機能を有する端末装置において動作するコンピュータプログラムであって、少なくとも起動対象のメディアおよび放送局識別情報を含むメディア起動記述を解釈し実行するステップと、与えられたメディア起動記述により指定された放送局の放送を受信できない地域において、前記メディア起動記述に基づいて特定される放送番組を放送している当該地域の放送局を確認するステップと、確認された放送局の放送局識別情報を用いて前記メディア起動記述を生成するステップとを備える。
本発明によれば、通信端末において受領したメディア起動記述に指定された放送局識別情報またはそれと同等の情報(または、新たに作成しようとするメディア起動記述に指定する放送局識別情報またはそれと同等の情報)を必要に応じて変更したメディア起動記述を生成することにより、当該放送局の受信領域外でメディア起動記述を実行する場合にも、ユーザに負担を掛けることなく元のメディア起動記述を有効に機能させることが可能となる。
以下、本発明の端末装置の好適な実施の形態として通信端末装置について説明する。
図1は、本実施の形態における通信端末装置(単に通信端末ともいう)を含む放送番組通知システムの概略構成を示している。
このシステムにおいて、テレビ放送受信機能を備えた携帯電話機のような通信端末20a,20b(総称して20という。他の参照番号についても同様。)は受信領域が異なる放送局30a,30bの受信領域に属している。また、各通信端末20は、通信ネットワーク10を介して検索サーバ40に接続されている。通信ネットワーク10は、携帯電話網、パケット網、インターネット等を含みうる通信ネットワーク10から構成される。
検索サーバ40は、全国のどの放送局がいつどのような番組を放送しているかを検索するための番組データベース(DB)44を備えている。
ネットワーク10の中には、図示しないが、電子メール(以下、単にメールともいう)の転送の仲介処理を行うメールサーバを含む。また、本実施の形態におけるメールには、相手通信端末の電話番号を相手アドレスとして利用するいわゆるショートメッセージも含みうる。その場合には、ネットワーク10の中に、ショートメッセージ転送の仲介処理を行うメッセージサーバを含む。
放送局30によるテレビ放送は地上波デジタル放送(いわゆる1セグ放送や3セグ放送を含む)を想定しているが、衛星放送であっても、あるいはアナログ放送であっても、本発明を適用することが可能である。
図2に、通信端末20の概略のハードウェア構成例を示す。この通信端末20は、中央制御部201、RAM202、ROM203、表示制御部204、表示部205、通信部206、操作部207、フラッシュメモリ208、時計部209、放送受信用アンテナ211、放送受信部212、音声処理部213、マイク214、スピーカ215、GPS用アンテナ216、およびGPS受信部(位置検出手段)217を有している。
中央制御部201、RAM202、ROM203、表示制御部204、通信部206、操作部207、フラッシュメモリ208、時計部209、放送受信部212、音声処理部213およびGPS受信部217はバス210に接続されており、このバス210を介して相互にデータの授受、コマンドの送受などが行われるようになっている。
RAM202は、中央制御部201の演算結果や外部から取得したデータ(後述する通知メッセージ等を含む)を一時的に保持格納するメモリである。ROM203は、オペレーティングシステム(OS)や各種プログラムおよび固定的なデータを保存する不揮発性のメモリである。中央制御部201がROM203からこれらのプログラムを読み取り、プログラムに従って所定の処理を実行する。フラッシュメモリ208は、外部から取得したデータや、メールアドレス、URL(Uniform Resource Locator)などの情報を後の処理のために保持しておく再書き込み可能な不揮発性のメモリである。
通信部206は、ネットワーク10との接続を確立し、ネットワーク10とのデータの送受信を行う機能を有する。操作部207は、テンキーや各種指示キーを有し、ユーザの入力インタフェースを提供する。
表示制御部204は、中央制御部201からテキストや画像等の表示情報を受け取り、これに基づいて表示部205を駆動する機能を有する。外部からの表示情報としては、ネットワーク経由の情報および放送による情報の両方を切り替えて、または、重ねて表示することが可能である。表示部205は、液晶デバイス、有機ELデバイス等の任意の表示デバイスを含み、表示制御部204からの駆動信号に従って画像を光学的に表示する機能を有する。
放送受信部212はアンテナ211で受信された放送波から所望のチャンネルの信号を抽出し、復調再生する機能を有する。放送受信部212には、デジタルデータ放送によるBML(Broadcast Markup Language)言語で記述された文書を解釈して表示するブラウザ機能を含む。音声処理部213は、スピーカ215から音声を出力させたり、マイク214からの入力音声を所定の信号に変換する処理を行う。放送受信部212は放送録画手段を含んでもよい。その場合の録画用の記憶部はRAM202またはフラッシュメモリ208または図示しない小型HDD等を用いることができる。時計部209は、リアルタイムクロックを含み、カレンダーや時計、タイマーの機能を提供する。GPS受信部217は、アンテナ211を介して複数個の衛星と通信を行い、通信端末20の現在位置情報を検出する。
図1に示した検索サーバ40の内部構成は特に図示しないが、コンピュータ装置であり、中央制御部、通信部、記憶装置、各種入出力装置を有する。
図3は、検索サーバ40が用いる番組データベース44の内容を模式的に示す図である。図3(a)はどの地域にどのような放送局があるかを検索するための放送局データであり、地域ごとに、放送局識別情報(SID:ServiceID)とこれに割り当てられたチャンネル情報とを対応づけて示している。この放送局データから、どの地域にどの放送局があり、各放送局のチャンネルは何番だという情報が分かる。
図3(b)は各地域の各放送局において、いつどのような番組を放送しているかを示す番組データを示している。図では1日分のみを示しているが、実際には複数の日付分が記憶される。
以下、本実施の形態の動作の具体例について説明する。
図4(a)はメディア起動記述50の具体的な例を示したものである。ここでは、HTML、BML、XML等のマークアップ言語におけるアンカータグ
<a href= ...> ... </a>
の開始タグ<a href= ...>の中に、メディア起動記述であることを示す識別子(“media:”メディアコロン)、起動対象メディア(テレビ、ラジオ等)の識別情報、チャンネル情報、SID(service_id)、開始日時(stime)、終了日時(etime)、番組タイトル(title)を含めている。
<a href= ...> ... </a>
の開始タグ<a href= ...>の中に、メディア起動記述であることを示す識別子(“media:”メディアコロン)、起動対象メディア(テレビ、ラジオ等)の識別情報、チャンネル情報、SID(service_id)、開始日時(stime)、終了日時(etime)、番組タイトル(title)を含めている。
図4(a)に示すようにメディア起動記述50が所定の文書(例えばメールの受信文書やデータ放送受信文書)の中に記述されている場合、その文書を解釈するメーラーやブラウザ等のアプリケーションは、当該メディア起動記述のアンカータグを解釈して、図4(b)に示すような表示画面上でアンカーポイント(リンク)52の表示を行う。ユーザがこのアンカーポイント52を指示すると、当該アプリケーションは所定の動作を実行する。
例えば、図4(a)の例で、指定された番組の開始日時および終了日時の間の任意時刻にユーザにより指示されれば、当該メディア(図ではテレビ53)を即時に起動し、指定されたチャンネルの表示を行う。
指定された番組の開始日時の前に指示されれば、図4(c)に示すように、その番組に対する録画予約や出力予約を受け付けるような画面を表示するようにしてもよい。または、図示しないが、指定された番組の開始日時を表示して処理を終了してもよい。あるいは、その開始日時の到来を監視し、直前にユーザに対してアラーム表示等を行うようにしてもよい。
また、番組の終了日時の経過後に指示されれば、図4(d)に示すように、「この番組は終了しました。」のような所定のメッセージを表示するようにしてもよい。
図5は、送信側で放送局および放送番組を特定するためにメディア起動記述に含めることができる情報の主要な組み合わせ(a)〜(j)を示している。但し、これら以外の組み合わせもありうる。
(a)SID
これは、送信側端末で、例えば現在視聴中の番組からメディア起動記述を作成する場合に相当し、SIDのみを送信することができる。この場合、SIDのみからは番組は特定できないが、受信側での受信時やメディア起動記述の起動日時の日時情報をSIDと組み合わせることにより番組を特定できる。あるいは、メディア起動記述に付加して提供される(メール等の)送信側の送信時の日時情報(提供日時)をSIDと組み合わせることにより番組を特定してもよい。
これは、送信側端末で、例えば現在視聴中の番組からメディア起動記述を作成する場合に相当し、SIDのみを送信することができる。この場合、SIDのみからは番組は特定できないが、受信側での受信時やメディア起動記述の起動日時の日時情報をSIDと組み合わせることにより番組を特定できる。あるいは、メディア起動記述に付加して提供される(メール等の)送信側の送信時の日時情報(提供日時)をSIDと組み合わせることにより番組を特定してもよい。
(b)SID+現在日時情報
これはユーザが現在視聴中の番組からメディア起動記述を作成する場合に利用可能である。SIDで特定される放送局と現在日時(実際上は例えばメール作成時の日時)が分かれば、その時点で当該放送局で放送されている番組を特定できる。現在日時情報は時計部209(図1)から得ることができる。
これはユーザが現在視聴中の番組からメディア起動記述を作成する場合に利用可能である。SIDで特定される放送局と現在日時(実際上は例えばメール作成時の日時)が分かれば、その時点で当該放送局で放送されている番組を特定できる。現在日時情報は時計部209(図1)から得ることができる。
(c)SID+タイトル
この場合、放送局と放送番組のタイトルから放送番組を特定する。現在視聴中の番組に限らず、電子番組ガイド(EPG)データから選択された番組に基づいて、メディア起動記述を作成することができる。タイトルは電子番組ガイドデータ等から得ることができる。
この場合、放送局と放送番組のタイトルから放送番組を特定する。現在視聴中の番組に限らず、電子番組ガイド(EPG)データから選択された番組に基づいて、メディア起動記述を作成することができる。タイトルは電子番組ガイドデータ等から得ることができる。
(d)SID+stime、etime
これは、放送局と放送開始日時および放送終了日時の組み合わせにより放送番組を特定するものである。現在視聴中の番組に限らず、電子番組ガイド(EPG)データから選択された番組に基づいて、メディア起動記述を作成することができる。stime、etimeは電子番組ガイドデータ等から得ることができる。放送番組特定のためには、stime、etimeのうち、一方だけの利用でもよい。
これは、放送局と放送開始日時および放送終了日時の組み合わせにより放送番組を特定するものである。現在視聴中の番組に限らず、電子番組ガイド(EPG)データから選択された番組に基づいて、メディア起動記述を作成することができる。stime、etimeは電子番組ガイドデータ等から得ることができる。放送番組特定のためには、stime、etimeのうち、一方だけの利用でもよい。
(e)SID+タイトル+stime、etime
これは、上記(c)と(d)の組み合わせであり、放送番組の特定のためには冗長であるが、受信側での自由な利用に供することができる。
これは、上記(c)と(d)の組み合わせであり、放送番組の特定のためには冗長であるが、受信側での自由な利用に供することができる。
(f)p_channel+地域情報
放送チャンネル(p_channel)は地域によって重複しうるので、地域情報と組み合わせることにより、放送局(SID)を特定することができる。地域情報としては、固定端末の場合には、設置時の初期登録されたものを利用することができる。例えば、ユーザの設定した地域や郵便番号、住所等の内部データを用いることができる。移動端末の場合にはGPS受信部217(図1)などの位置検出手段を用いて確認することができる。他は上記(a)と同じである。
放送チャンネル(p_channel)は地域によって重複しうるので、地域情報と組み合わせることにより、放送局(SID)を特定することができる。地域情報としては、固定端末の場合には、設置時の初期登録されたものを利用することができる。例えば、ユーザの設定した地域や郵便番号、住所等の内部データを用いることができる。移動端末の場合にはGPS受信部217(図1)などの位置検出手段を用いて確認することができる。他は上記(a)と同じである。
(g)p_channel+地域情報+現在日時情報
SIDの代わりにp_channelと地域情報の組み合わせを利用すること以外、上記(b)と同じであり、重複した説明は省略する。
SIDの代わりにp_channelと地域情報の組み合わせを利用すること以外、上記(b)と同じであり、重複した説明は省略する。
(h)p_channel+地域情報+タイトル
SIDの代わりにp_channelと地域情報の組み合わせを利用すること以外、上記(c)と同じであり、重複した説明は省略する。
SIDの代わりにp_channelと地域情報の組み合わせを利用すること以外、上記(c)と同じであり、重複した説明は省略する。
(i)p_channel+地域情報+stime、etime
SIDの代わりにp_channelと地域情報の組み合わせを利用すること以外、上記(d)と同じであり、重複した説明は省略する。
SIDの代わりにp_channelと地域情報の組み合わせを利用すること以外、上記(d)と同じであり、重複した説明は省略する。
(j)p_channel+地域情報+タイトル+stime、etime
SIDの代わりにp_channelと地域情報の組み合わせを利用すること以外、上記(e)と同じであり、重複した説明は省略する。
SIDの代わりにp_channelと地域情報の組み合わせを利用すること以外、上記(e)と同じであり、重複した説明は省略する。
次に図6および図7により、本発明の放送受信装置である端末A、端末B、および検索サーバの間の動作例を説明する。
図6は、端末Aから端末Bにメールでメディア起動記述を送信し、受信側で放送地域のチェックおよび必要に応じたメディア起動記述の生成を行う処理の一例を表すフローチャートである。
端末Aはテレビ放送受信中に(S11)、ユーザによる番組通知の指示があれば(S12,Yes)、次のステップS13へ進む。番組通知の指示は例えばテレビ放送受信中にメニュー表示や所定のキー操作に応じて行える。これにより、現在視聴中の放送番組を他のユーザに通知するためのメディア起動記述を含む番組通知メールが自動的に作成される(S13)。作成されたメールに対して、ユーザにより送信先アドレスが指定され、ユーザの指示に応じて送信される(S14)。
なお、ここでは現在視聴中の放送番組を通知する例を示したが、これに代えて、例えばEPGなどから特定の放送番組を指定するようにしてもよい。
端末Bは、端末Aから送信されたメールを受信する(S21)。ユーザがこのメールを表示すると、メディア起動記述を含むアンカータグの部分がアンカーポイントとして表示される。このアンカーポイントがユーザにより指示されると(S22,Yes)、受信されたSIDに対応する放送地域を確認し、この確認された放送地域が受信者のいる放送地域と一致するかをチェックする(S23)。そのために、各端末には図3(a)に示したような放送局データを記憶しておき、当該SIDが自己の受信領域内に含まれるかどうかをチェックする。自地域または全国のSIDを羅列したSIDリストは、予め、サーバのアクセス、EPGデータ受信、データ放送受信、等により端末内に記憶しておくことができる。SIDの代わりにp_channelが利用されている場合には、そのp_channelとともに受信された地域情報が受信者のいる放送地域と一致するかをチェックする。
放送地域が一致すれば、ステップS28へ進む。一致しなければ、検索サーバに対して、受信したSID(または受信したp_channelおよび地域情報)に対応するSID(またはp_channel)を確認する検索要求を出力する(S25)。
検索サーバ40はこの要求を受信して(S31)、検索を行い(S32)、検索結果を端末Bへ応答する(S33)。そのために、検索サーバは図3(a)(b)で説明したような放送局データおよび番組データを記憶している。端末Bはこの応答を受信し(S26)、応答中に含まれる新たなSID(またはp_channel)を用いてメディア起動記述(“media:”文)を生成する(S27)。この生成では、元のメディア起動記述の一部を変更(書き替え)して用いる形態であってもよいし、新たに別のメディア起動記述を作成して利用する形態であってもよい。なお、受信側での対応する放送局での同番組の放送時間が元の番組と異なる場合には、検索サーバからの応答にはstime(およびetime)を含める。この場合には端末Bは、受信したメディア起動記述に既にstime(およびetime)があれば、それを変更し、なければ追加する。その後、メディア起動記述を実行する(S28)。これにより、目的の放送番組の受信(または録画予約)等が起動される。
図7は、端末Aから端末Bにメールでメディア起動記述を送信する際に、送信側で放送地域のチェックおよび必要に応じたメディア起動記述の生成を行う処理の一例を表すフローチャートである。
端末Aはテレビ放送受信中に(S51)、ユーザによる番組通知の指示があれば(S52,Yes)、次のステップS53へ進む。
ステップS53では、このメールが他地域ユーザ宛かどうかをチェックする。そのために、端末Aのユーザに送信先の端末Bのユーザの位置する地域情報を入力させる。あるいは、複数の地域情報を提示してユーザに選択させる。入力された地域が端末Aのユーザの地域と同じであれば、ステップS56へ進む。そうでなければ、送信先の地域において対応するSIDを問い合わせる検索要求を検索サーバへ送信する(S54)。検索サーバはこの要求を受信し(S41)、検索を行い(S42)、検索結果を端末Aに応答する(S43)。全国のSIDを含むSIDリストを、予め外部から端末内に取り込んでいる場合には、検索サーバへのアクセスは省略することができる。
端末Aはこの応答を受信し(S55)、受信された内容に基づいてメディア起動記述を生成(新たに作成)する(S56)。さらに、このメディア起動記述を含み、ユーザにより指定された相手アドレス宛のメールを作成する(S57)。そこで、ユーザの指示に従って、メールを送信する(S58)。
端末Bはこのメールを受信し(S61)、開かれたメール文内のアンカーポイントがユーザにより指示されたら(S62,Yes)、当該メディア起動記述を実行する(S63)。これにより、目的の放送番組の受信(または録画予約)等が起動される。
上記ではユーザが視聴している番組をメールで他者に知らせる際に自動的にメディア起動記述を生成してメールで送信する例を挙げたが、その前段階の処理として、同メディア起動記述を生成してクリップボードに登録するようにしてもよい。クリップボードとは、通常、コピー操作されたデータの一時的な記憶領域であり、ユーザはクリップボードに登録された内容を「貼り付け(ペースト)」操作で、任意の指定位置に貼り付けて利用することができる。一旦クリップボードに登録されたメディア起動記述は、メール文書や、テキスト文書等、Web上の掲示板、等に貼り付けて利用することが可能である。
例えば、クリップボードを利用した、WEBの掲示板へのメディア起動記述の提示は次のような手順で行われる。
(1)ユーザが視聴中の番組について、またはEPG閲覧中に番組を特定して、メニューからメディア起動記述をクリップボードに登録する。
(2)ユーザがWEBブラウザ等を起動する。
(3)ユーザが掲示板サイトに接続する。
(4)ユーザが当該掲示板に貼り付け操作によりクリップボードの内容(メディア起動記述)を書き込む。このメディア起動記述は掲示板を閲覧する不特定多数の利用者により利用されうる。
(1)ユーザが視聴中の番組について、またはEPG閲覧中に番組を特定して、メニューからメディア起動記述をクリップボードに登録する。
(2)ユーザがWEBブラウザ等を起動する。
(3)ユーザが掲示板サイトに接続する。
(4)ユーザが当該掲示板に貼り付け操作によりクリップボードの内容(メディア起動記述)を書き込む。このメディア起動記述は掲示板を閲覧する不特定多数の利用者により利用されうる。
このようにメディア起動記述はメールで転送される場合に限らず、WEB上の掲示板に提示することもできる。
また、メディア起動記述を掲示板に提示したりテキスト文書へ貼り付けたりする際に、全国対応のメディア起動記述を生成してもよい。全国対応のメディア起動記述とは、上述したような全国対応のSIDリストをメディア起動記述に含めて、または添付したものである。このメディア起動記述を利用する端末は、検索サーバにアクセスすることなく、そのSIDリストから自地域で利用可能なSIDを確認してメディア起動記述を起動することができる。
端末におけるメディア起動記述を生成するためのユーザインタフェースとしては、放送受信アプリケーションやEPG閲覧アプリケーションのメニュー項目として、(a)メディア起動記述を自動生成する(クリップボードに登録)、(b)メディア起動記述を含んだメールを生成する、という項目が考えられる。ユーザのこのようなメニュー項目の選択により所望の形態でのメディア起動記述の生成を行うことができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、上記で言及した以外にも種々の変形、変更を行うことが可能である。
例えば、通信端末としては、主として移動端末について示したが、放送受信機能を備えた固定テレビ装置(またはセットトップボックス)であってもよい。
メディア起動記述は、メールの他、チャット用のインスタントメッセージに含まれるものであってよい。また、データ放送の受信データや、マークアップ言語で記述されたコンテンツ等に含まれるメディア起動記述であってもよい。その他、メディア起動記述は、上記掲示板メッセージやテキスト文書等、マークアップ言語と互換性のある環境に含まれるものであってもよい。
番組データベース44はサーバ側に備えたが、個々の通信端末において、ネットワーク10を経由して所定のサーバから、あるいは、データ放送を介して放送局から、定期的に必要な番組データを受信して記憶しておき、必要時に自端末内のデータを参照するようにすることも可能である。この場合は検索サーバ40は不要となる。
メディア起動記述は、例えば、二次元コード等の記号化されたコードの画像として表してもよい。そのような場合、図示しないが撮像手段(カメラ)付の通信端末装置によりその画像を撮影して得られたデータに基づいて、上記のようなメディア起動記述を利用する側の処理を行う。この意味で、本発明の端末装置に通信機能は必須ではない。
また、GPS受信部217を用いて端末装置20の現在位置を検出する方法の他、基地局との通信、ユーザによる指定、放送受信用アンテナにより得られた受信データから取得されるSID等を用いて行うものであってもよい。
10…通信ネットワーク、20,20a,20b…通信端末装置、30a,30b…放送局、40…検索サーバ、44…番組データベース、50…メディア起動記述、52…アンカーポイント、53…テレビ、201…中央制御部、204…表示制御部、205…表示部、206…通信部、207…操作部、208…フラッシュメモリ、209…時計部、210…バス、211…放送受信用アンテナ、212…放送受信部、213…音声処理部、214…マイク、215…スピーカ、216…GPS用アンテナ、217…受信部
Claims (14)
- 放送受信機能を有する端末装置であって、
少なくとも起動対象のメディアおよび放送局識別情報を含むメディア起動記述を解釈し、ユーザの指示に従って実行する手段と、
与えられたメディア起動記述により指定された放送局の放送を受信できない地域において、前記メディア起動記述に基づいて特定される放送番組を放送している当該地域の放送局を確認する手段と、
確認された放送局の放送局識別情報を用いて前記メディア起動記述を生成する手段と
を備えたことを特徴とする端末装置。 - 前記メディア起動記述は、メッセージ、マークアップ言語で記述されたコンテンツ、データ放送の受信データ、記号化されたコードの読取データのいずれかに含まれていることを特徴とする請求項1記載の端末装置。
- 前記メディア起動記述には、さらに、少なくとも放送番組のタイトルまたは放送番組の開始日時のいずれか一方が含まれており、前記確認する手段は、前記放送局識別情報と、前記放送番組のタイトルまたは放送番組の開始日時とを用いて放送番組を特定するとともに、特定された放送番組の当該地域における該当する放送番組を確認し、
前記生成する手段は、当該地域における該当する放送番組の前記メディア起動記述を生成することを特徴とする請求項1記載の端末装置。 - 前記確認する手段は、前記該当する放送番組について、当該地域の放送局および放送時間を確認することを特徴とする請求項3記載の端末装置。
- 前記確認する手段は、自己の端末装置が与えられたメディア起動記述により指定された放送局の放送を受信できない地域にあるか否かを、自己の端末装置の位置において受信可能な1以上の放送局を確認してこの確認された1以上の放送局に前記記述により指定された放送局が含まれるか否かに基づいて判断することを特徴とする請求項1記載の端末装置。
- 固定端末においては前記自己の端末装置の位置を、内部に記憶された地域情報に基づいて判断し、通信端末においては前記自己の端末装置の位置を位置検出手段による位置検出結果に基づいて判断することを特徴とする請求項5記載の端末装置。
- 前記確認する手段は、前記放送局識別情報と、前記メディア起動記述の提供日時、起動指示日時のいずれか一方とを用いて放送番組を特定するとともに、特定された放送番組の当該地域における該当する放送番組を確認し、
前記生成する手段は、当該地域における該当する放送番組の前記メディア起動記述を生成することを特徴とする請求項1記載の端末装置。 - 前記メディア起動記述の生成は前記メディア起動記述を含んだメッセージを受信する際に行うことを特徴とする請求項1記載の端末装置。
- 前記メディア起動記述の生成は前記メディア起動記述を含んだメッセージを送信する際に行うことを特徴とする請求項1記載の端末装置。
- 前記端末装置は通信機能を備え、前記メディア起動記述に基づいて特定される放送番組を放送している当該地域の放送局の確認を通信により外部のサーバに問い合わせ行うことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の端末装置。
- 前記生成する手段は、与えられた前記メディア起動記述を書き替えることにより生成を行うことを特徴とする請求項1記載の端末装置。
- 放送受信機能を有する複数の端末装置とサーバとが相互に通信可能に接続され、一の端末装置から他の端末装置へ放送番組を通知する番組通知システムであって、
端末装置は、
少なくとも起動対象のメディアおよび放送局識別情報を含むメディア起動記述を解釈し、ユーザの指示に従って実行する手段と、
与えられたメディア起動記述により指定された放送局の放送を受信できない地域において、前記サーバにアクセスして前記メディア起動記述に基づいて特定される放送番組を放送している当該地域の放送局を確認する手段と、
確認された放送局の放送局識別情報を用いて前記メディア起動記述を生成する手段とを備え、
サーバは全国のどの放送局がいつどのような番組を放送しているかを検索するための番組データベースを備え、前記端末装置からの問い合わせに対して少なくとも放送局識別情報を返答する
ことを特徴とする番組通知システム。 - 放送受信機能を有する端末装置におけるメディア起動記述処理方法であって、
少なくとも起動対象のメディアおよび放送局識別情報を含むメディア起動記述を解釈し、ユーザの指示に従って実行するステップと、
与えられたメディア起動記述により指定された放送局の放送を受信できない地域において、前記メディア起動記述に基づいて特定される放送番組を放送している当該地域の放送局を確認するステップと、
確認された放送局の放送局識別情報を用いて前記メディア起動記述を生成するステップと
を備えたことを特徴とするメディア起動記述処理方法。 - 放送受信機能を有する端末装置において動作するコンピュータプログラムであって、
少なくとも起動対象のメディアおよび放送局識別情報を含むメディア起動記述を解釈し、ユーザの指示に従って実行するステップと、
与えられたメディア起動記述により指定された放送局の放送を受信できない地域において、前記メディア起動記述に基づいて特定される放送番組を放送している当該地域の放送局を確認するステップと、
確認された放送局の放送局識別情報を用いて前記メディア起動記述を生成するステップと
をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
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