JP2007096531A - 無線通信システム及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 物品などに取付けられた無線ICチップとメインアンテナの間に電磁波によるデータ通信路を確実に確立する。
【解決手段】 無線ICチップ(3)とメインアンテナ21〜24の間にデータ通信路を形成するための複数の電磁波エリアE1,E2,E3を有している。前記複数の電磁波エリアE1,E2,E3は、前記無線ICチップの進行方向に沿って配置され、前記複数の電磁波エリアは、前記無線ICチップの進行方向に対してその前方から電磁波を放射する前段の電磁波エリアE1と、前記無線ICチップの進行方向と交差する方向から電磁波を放射する中段の電磁波エリアE2と、前記無線ICチップの進行方向に対してその後方から電磁波を放射する後段の電磁波エリアE3を含んでいる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば立体的に積載された物品に取付けられた無線ICチップとメインアンテナの間にリードライトの通信を行う無線通信システム及び方法に関する。
商店や工場の床面または台に積み上げられた物品の情報、または商店の通路や製造ラインを通過する台車等に積み上げられた物品に情報を、まとめて入手し管理する手段が必要されている。複数の物品にRFIDタグを取り付け、RFIDタグの情報を読み込み(リード)、またリーダライタでそのRFIDタグに物品の情報を書き込む(ライト)ことにより、複数の物品を纏めて管理することができる。
特許文献1には、無線データキャリアを搭載する回転台を中心として周方向に複数のアンテナを配列した構成が開示されている。特許文献2には、RF−IDを利用したファイル類保管管理システムにおけるアンテナ切替方式が開示され、データキャリアと交信するためのアンテナを1個のアンテナ駆動回路に対して複数個設け、アンテナ切替部により前記アンテナ駆動回路にアンテナを切替えて接続する構成が開示されている。
特開2005―4532号公報 特開2000−341170号公報
確かに、上述した特許文献1に開示された無線通信システムは、回転台を中心として周方向に複数のアンテナを配列した構成であれば、回転台上の物品のRFIDタグに向けて電磁波を放射することは可能である。
しかしながら、上述した特許文献1では、回転台上の物品に対するアンテナからの電磁波の放射方向が同一方向であるため、物品の積載状態に伴うRFIDタグの位置によって電磁波をRFIDタグに入射することが不可能である。例えば、回転する先頭側のRFIDタグの向きが右傾斜の向きであり、中間側のRFIDタグの向きが上向きであり、後段のRFIDタグの向きが左傾斜の向きであるとする。この場合、複数のアンテナが存在したとしても、それらのアンテナからの電磁波の放射方向が特定の方向に揃えられていると、それらのアンテナからの電磁波に対しては、そのアンテナの向きに対応した向きのRFIDタグのみが電磁波に反応するものであり、ランダムな向きをもつ全てのRFIDタグがアンテナからの電磁波に反応することは不可能であり、改良を要するものである。
また、特許文献2には複数のアンテナを切替えてアンテナ駆動回路に接続するものであり、しかも、アンテナを取付ける物品は整然と棚などに格納されていることが条件として要求される。したがって、特許文献2に示されたアンテナの構成では、ランダムに積載されたRFIDタグにアンテナからの電磁波を反応させるには改良を要するもので或る。
本発明の目的は、物品などに取付けられた無線ICチップとメインアンテナの間に電磁波によるデータ通信路を確実に確立する無線通信システム及び方法を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明に係る無線通信システムは、無線ICチップとメインアンテナの間にデータ通信路を形成するための複数の電磁波エリアを有し、前記複数の電磁波エリアは、前記無線ICチップの進行方向に沿って配置され、前記複数の電磁波エリアは、前記無線ICチップの進行方向に対してその前方から電磁波を放射する前段の電磁波エリアと、前記無線ICチップの進行方向と交差する方向から電磁波を放射する中段の電磁波エリアと、前記無線ICチップの進行方向に対してその後方から電磁波を放射する後段の電磁波エリアを含むことを特徴とするものである。この場合、前記中段の電磁波エリアにおける電磁波の放射方向は、前記無線ICチップの進行方向と交差する少なくとも2方向に設定することが望ましいものである。
本発明においては、物品などに取付けられた無線ICチップは、複数の電磁波エリアに沿って進行する。前記電磁波エリアを無線ICチップが進行する際に、前段の電磁波エリアにおいては、前記無線ICチップの進行方向に対してその前方から電磁波が放射される。中段の電磁波エリアにおいては、前記無線ICチップの進行方向と交差する方向から電磁波が放射される。後段の電磁波エリアにおいては、前記無線ICチップの進行方向に対してその後方から電磁波が放射される。
以上のように、本発明においては、無線ICチップの進行に伴って電磁波がそれぞれ異なる方向から放射されるから、データ通信路が無線ICチップとメインアンテナの間に確立される割合が大幅に向上する。これにより、無線ICチップがランダムに積載されていたとしても、無線ICチップとメインアンテナの間におけるデータ通信を確実に行うことが可能となる。
また、中段の電磁波エリアにおいて、電磁波を無線ICチップの進行方向と交差する少なくとも2方向から放射することにより、前段及び後段の電磁波エリアにおいてデータ通信路確立の困難な向きの無線ICチップにも、万遍なく電磁波が放射されることとなる。
また、中段の電磁波エリアにおいて、電磁波の放射方向を2方向にするにあっては、前記メインアンテナから放射される電磁波を無線ICチップの進行方向に反射する反射板を利用してもよいものである。この場合、前記反射板を単位として前記メインアンテナを配置してもよいものである。
前記複数の電磁波エリア毎に、電磁波放射用のメインアンテナを装備する、或いは前記複数の電磁波エリアに渡って揺動する単一のメインアンテナを装備するようにしてもよいものである。この場合、前記複数の電磁波エリアにおけるメインアンテナからの電磁波放射を無線ICチップの進行に同期させて切替えるユニットを装備する。
この構成によれば、メインアンテナの構成を、その設置場所に合わせて適宜選択することが可能となり、メインアンテナの設置位置の如何に拘らず、無線通信システムを設置することが可能となる。
本発明に係る無線通信システムを利用して、無線ICチップとメインアンテナの間に電磁波によるデータ通信路を確立して通信を行うには、
前記無線ICチップを複数の電磁波エリアに順次進行させる予備工程と、
前記電磁波エリアに進行された無線ICチップに向けて、電磁波エリア毎に異なる方向から電磁波を放射する通信工程を含み、
前記通信工程において、
前記複数の電磁波エリアのうち前段の電磁波エリアにおいて、前記無線ICチップの進行方向に対してその前方から電磁波を放射し、
中段の電磁波エリアにおいて、前記無線ICチップの進行方向と交差する方向から電磁波を放射し、
後段の電磁波エリアにおいて、前記無線ICチップの進行方向に対してその後方から電磁波を放射する構成として構築する。この場合、前記中段の電磁波エリアにおいて、電磁波を前記無線ICチップの進行方向と交差する少なくとも2方向から放射することが望ましいものである。
前記複数の電磁波エリアにおける電磁波放射を無線ICチップの進行に同期させて切替えることが望ましい。これにより、異なる電磁波エリアの電磁波同士が干渉を起すのを回避して、データ通信用の電磁波を無線ICチップに入射することが可能となる。
また、前記複数の電磁波エリアにそれぞれ装備したメインアンテナにて異なる方向から電磁波を放射する、或いは単一のメインアンテナを複数の電磁波エリアに渡って揺動させ、電磁波エリア毎に異なる方向から放射することが望ましいものである。また、前記中段の電磁波エリアにおいて、電磁波を前記無線ICチップの進行方向と交差する少なくとも2方向から放射することが望ましいものである。
以上説明したように本発明によれば、無線ICチップの進行方向に沿って電磁波を異なる方向から放射することにより、複数の無線ICチップが立体的に広い範囲に分散してランダムな方向を向いていたとしても、全ての無線ICチップとメインアンテナの間にデータ通信路を確実に形成することができる。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて詳細に説明する。
本発明の実施形態に係る無線通信システムは基本的構成として、無線ICチップ(3)とメインアンテナ(21〜24)の間にデータ通信路を形成するための複数の電磁波エリア(E1,E2,E3)を有し、前記複数の電磁波エリア(E1,E2,E3)は、前記無線ICチップ(3)の進行方向に沿って配置され、前記複数の電磁波エリアは、前記無線ICチップの進行方向に対してその前方から電磁波を放射する前段の電磁波エリア(E1)と、前記無線ICチップの進行方向と交差する方向から電磁波を放射する中段の電磁波エリア(E2)と、前記無線ICチップの進行方向に対してその後方から電磁波を放射する後段の電磁波エリア(E3)を含むことを特徴とするものである。
メインメインアンテナ(21〜24)は、送受信機(11,12,13,14)から出力される電磁波を無線ICチップ(3)に向けて放射するものである。無線ICチップとして、RFIDタグ3を用い、前記送受信機としてRFDIタグ3を管理するためのリーダライタを用いた例に基づいて、本発明の実施形態を具体的に説明する。ここに、RFIDタグは、アンテナやメモリ等を有している。リーダライタ3は、前記RFIDタグ3からの情報の読込みと前記RFIDタグへの情報の書込みを電磁波により行う機能を備えており、リーダライタ1は、そのメインアンテナ2によりRFIDタグ3との間に電磁波によるデータ信号の送受信を行うようになっている。これらのRFIDタグ及びリーダライタは、汎用のものを用いている。
(実施形態1)
本発明の実施形態1を図1及び図2に示す。図1及び図2に示すように、RFIDタグ3を取付けた物品は、台車8上に積重ねられて搬送路5上に搬送される。この搬送路5は、店舗及び流通過程の倉庫、或いは店舗の通路及び製造ライン等に沿って設定される。要は、前記搬送路5は、台車8に搭載された物品などのRFIDタグ3を複数の電磁波エリアE1,E2,E3に順に進行させるために設定されたものであれば、その設定場所は問わないのである。また、前記搬送路5は、直線状をなすものに限られることはなく、円弧状に湾曲して形成されていてもよいものである。なお、図においては、台車8上に搭載される物品を図示しておらず、その物品に取付けられたRFIDタグ3のみを図示している。
RFIDタグ3は、1個の物品に複数個取付けられている場合、或いは複数の物品に1個或いは複数個取付けられている場合もある。RFIDタグ3を取付けた物品が台車8上に積載された場合、物品の積載状態によりRFIDタグ3のアンテナ面は、ランダムな方向を向いている場合がある。具体的に説明すると、図1に示すように、図示しない物品が台車8上に積載されたとき、物品の積載状態により、X軸方向からZ軸方向を向いている、すなわちアンテナ面が右上方を向いて傾斜したRFIDタグ3,Z軸方向を向いている、すなわちアンテナ面が真上を見たRFIDタグ3,Y軸方向を向いている、すなわちそのアンテナ面が横向きのRFIDタグ3,−X軸方向からZ軸方向を向いている、すなわちアンテナ面が左上方を向いて傾斜したRFIDタグ3が混在する場合がある。
RFIDタグ3が受信する電磁波レベルは、メインアンテナ21〜23からRFIDタグ3までの経路の長さ、メインアンテナ21〜23からの電磁波放射方向とRFIDタグ3のアンテナ面の向きにより変化する。RFIDタグ3のアンテナがモノポールアンテナ,ダイポールアンテナの場合に電磁波の放射方向からみたRFIDタグ3のアンテナの長さを受信有効長、平面アンテナの場合に電磁波の放射方向からみたRFIDタグ3のアンテナ面の面積を受信有効面積とすると、電磁波放射方向とRFIDタグ3のアンテナ面が垂直のときに受信有効長または受信有効面積は最大となり、受信電磁波レベルは最大値を示す。
ランダムなアンテナ面のRFIDタグ3,3,3が混在する場合、例えば天井などに固定した1台のメインアンテナを使用してデータ通信を行うと、そのアンテナ面が真上を向いたRFIDタグ3に対しては、メインアンテナからの電磁波によるデータ通信路を確立することが可能である。しかし、このRFIDタグ3以外のRFIDタグ3,3,3については、メインアンテナからの電磁波によるデータ通信路を確立することが不可能となる。
そこで、図1に示す本発明の実施形態では、3組の電磁波エリアを装備しており、これらの電磁波エリアE1,E2,E3は、搬送路5に沿って配列している。そして、前段の電磁波エリアE1には、リーダライタ11からの電磁波6aを放射するメインアンテナ21を、中段の電磁波エリアE2には、リーダライタ13からの電磁波6bを放射するメインアンテナ23を、後段の電磁波エリアE3には、リーダライタ12からの電磁波6aを放射するメインアンテナ22をそれぞれ備えている。前記メインアンテナ21,22,23は、建屋の天井などの搬送路5より上方位置に纏めて設置されている。
前記メインアンテナ21は、前段の電磁波エリアE1に向けた電磁波の放射方向が斜めに傾斜した方向に設定され、台車8上のRFIDタグ3が搬送路5に沿って進行する方向 −X・X の前方から電磁波エリアE1に向けて放射するように設置されている。図1に示す実施形態では、前記メインアンテナ21は、RFIDタグ3の進行方向 −X・X に対してその前方位置から斜め下方に電磁波を放射するように設置されている。
したがって、前記メインアンテナ21は、前段の電磁波エリアE1に進入したRFIDタグ3のうち、そのアンテナ面が右上方を向いて傾斜したRFIDタグ3との間に電磁波によるデータ通信路を確立させる機能を担っている。
前記メインアンテナ22は、後段の電磁波エリアE3に向けた電磁波の放射方向が斜めに傾斜した方向に設定され、台車8上のRFIDタグ3が搬送路5に沿って進行する方向 −X・X の後方から電磁波エリアE3に向けて放射するように設置されている。図1に示す実施形態では、前記メインアンテナ22は、RFIDタグ3の進行方向−X・X に対してその後方位置から斜め下方に電磁波を放射するように設置されている。
したがって、前記メインアンテナ22は、後段の電磁波エリアE3に進入したRFIDタグ3のうち、そのアンテナ面が左上方を向いて傾斜したRFIDタグ3との間に電磁波によるデータ通信路を確立させる機能を担っている。
図1に示すRFIDタグ3,3に対しては、前段及び中段の電磁波エリアE1,E3においてメインアンテナ21,22から放射される電磁波によってデータ通信路を確立することが可能である。ところが、図1において、そのアンテナ面が上方を向いたRFIDタグ3,横を向いたRFIDタグ3に対しては、傾斜したメインアンテナ電磁波によるデータ通信路を確立することが不可能である。
本発明の実施形態では、RFIDタグ3とRFIDタグ3のアンテナ面の向きが異なることに着目して、前記メインアンテナ23は、中段の電磁波エリアE2内におけるRFIDタグ3の進行方向−X・X と交差する方向から電磁波を放射するように設定されている。
具体的には、前記メインアンテナ23からの電磁波の放射方向は、電磁波をRFIDタグ3の進行方向−X・X と交差する少なくとも2方向に設定している。すなわち、建屋の天井などのように搬送路5より上方位置に設置されたメインアンテナ13は、その電磁波の放射方向を下方に向けて設置され、その電磁波(以下、直接波という)6bを、アンテナ面を上方に向けているRFIDタグ32に直接照射し、物品の干渉を受けない電磁波6dを反射板4にて水平方向或いは水平方向に近い角度に反射して、その反射波7を、アンテナ面を横に向けているRFIDタグ3に照射している。反射板4は、電磁波エリアE2の一側に縦方向に複数段配置されている。
したがって、前記メインアンテナ23は、反射板4を併用することにより、中段の電磁波エリアE2に進入したRFIDタグ3のうち、そのアンテナ面が上方を向いたRFIDタグ3と、そのアンテナ面が横を向いたRFIDタグ3の間に電磁波によるデータ通信路を確立させる機能を担っている。
複数の反射板4は、リーダライタ1のメインアンテナ2からの電磁波を反射して前記電磁波エリアE2内のRFIDタグ3に向けて進行させるものであり、電磁波6bが入来する面に金属仕上げ或いは電磁波反射剤の塗布による反射面4aが形成され、その反射面4aにより電磁波を反射するように構成されている。図1に示す実施形態では、反射板4を縦方向に上下4段に配置している。なお、反射板4の設置段数は4段に限られるものではない。反射板4の設置段数は、台車8上に積重ねられる物品の積重ね高さに応じて変化するものである。例えば、反射板4の幅が狭い場合には、反射板4の設置段数は多くなり、また、台車8上に積重ねられる物品の積重ね高さが高い場合には、反射板4の設置段数は多くなる。
複数の反射板4は、その反射面4aを傾斜した姿勢に保持されて複数段に設置されている。反射面4aの傾斜角度は、メインアンテナ23から各反射板4の方向に放射する電磁波6bを反射面4aにて水平方向或いは水平方向に近い角度に反射させ、その反射波7を、立体的に積重ねられた物品に取付けられて横向きになったRFIDタグ3に向けて反射波7を進行させる角度に設定されている。
前記反射板4の傾斜角は、メインアンテナ2からの電磁波6bが入射する位置に応じて変化させている。図示の例では、上段に位置するRFIFタグ3に向けて電磁波7を反射するための反射板4の傾斜角を小さく、下段に位置するRFIF3に向けて電磁波7を反射するための反射板4の傾斜角を大きく設定している。なお、反射板4の傾斜角度は一例であって、これらは、電磁波エリアE2内に進入される特にRFIDタグ3,3のアンテナの向きの統計を取る、或いは経験則などに応じて適宜選定すればよい。要は、反射面4aを備えた反射板4を用いることにより、リーダライタ13のメインアンテナ23からの電磁波6bが、電磁波エリアE2内の特にRFIDタグ3,3のアンテナに到来可能な構成になっていればよいものである。また、反射面4aの幅は電磁波の波長、又は波長の3/4,1/2の長さと同じ長さになると、反射面4a上で電磁波の共振現象が引き起されて減衰し、反射波7の電力が低下してしまう。そこで、反射板4の幅は電磁波の波長以上に設定する。
また、反射板4の反射面4aは、平面形状,二次放物面,円柱面,楕円面などの形状に形成される。反射面4aの形状が二次放物面,円柱面,楕円面などの形状にすると、平面形状の反射面4aと比較すると、反射面4aからの反射波の拡散を最小限度に抑えられることができる。更に、反射面4aが内側に凹んだ二次放射面であると、反射波が平行な放射特性を示すこととなる。反射面4aが内側に凹んだ円柱面,楕円面であると、反射波が集束する放射特性を示すこととなる。場合によっては、反射面4aの形状を外側に突出た二次放物面,円柱面及び楕円面などの形状にするようにしてもよいものである。
また、RFIDタグ3が備えているアンテナとしては、平面アンテナ,ダイポールアンテナ,モノポールアンテナ,ターンスタイルアンテナなどの汎用構造のアンテナが使われている。ターンスタイルアンテナは2組のダイポールアンテナを互いに90度の位置関係で組合せたアンテナである。本発明の実施形態では、メインアンテナ21〜22,23からRFIDタグ3のアンテナへの通信には円偏波を用いており、RFIDタグ3のアンテナは電磁波を受信する際に、右旋回,左旋回の双方の円偏波の電磁波を受信可能である。RFIDタグ3のアンテナが、ダイポールアンテナ,モノポールアンテナ,ターンスタイルアンテナである場合、RFIDタグ3の表裏面及び側面方向からの電磁波を受信可能である。RFIDタグ3のアンテナが平面アンテナである場合、RFIDタグ3の表裏面方向らの電磁波を受信可能である。平面アンテナには、スロットアンテナ,パッチアンテナ,スパイラルアンテナなどが含まれる。
図1に示すように、電磁波エリアE1と電磁波エリアE2の境界には、電磁波エリアE1内の台車8が電磁波エリアE2に進入するタイミングを検出するセンサ26が設置されている。同様に電磁波エリアE2と電磁波エリアE3の境界には、電磁波エリアE2内の台車8が電磁波エリアE3に進入するタイミングを検出するセンサ27が設置されている。これらのセンサ26,27は、扉型センサであり、搬送路5の側方に設置された反射板4の両端に設置されている。台車8が反射板4の両端位置を通過して、台車8が前記センサ26,27の扉を動かすと、前記センサ26,27は、電磁波エリアE1から電磁波エリアE2への台車の進行、電磁波エリアE2から電磁波エリアE3への台車の進行をそれぞれ検知し、その検知信号を後述のアンテナ切替ユニット25に送信する機能を有している。
前記リーダライタ11,12,13にはアンテナ切替ユニット25が接続され、前記アンテナ切替ユニット25にはコンピュータ端末15が接続されている。アンテナ切替ユニット25は、センサ26,26からの出力される検知信号に基づいてリーダライタ11,12,13とコンピュータ端末15との接続を制御する。すなわち、センサ26が電磁波エリアE1から電磁波エリアE2への台車の進行を検知する前段階では、アンテナ切替ユニット25は、台車8が電磁波エリアE1に存在すると判断してリーダライタ11を選択し、その選択したリーダライタ11とコンピュータ端末15を接続する。そのため、コンピュータ端末15とリーダライタ11の間に情報の遣り取りが行われ、リーダライタ11からの電磁波6aはメインアンテナ21から電磁波エリアE1に向けて出力されて、メインアンテナ21とRFID3の間に電磁波によるデータ通信路が確立される。
センサ26が電磁波エリアE1から電磁波エリアE2への台車8の進行を検知すると、アンテナ切替ユニット25は、台車8が電磁波エリアE2に進入したと判断して、リーダライタ11との接続を絶ってリーダライタ13を選択し、その選択したリーダライタ13とコンピュータ端末15を接続する。そのため、コンピュータ端末15とリーダライタ13の間に情報の遣り取りが行われ、リーダライタ13からの電磁波6bはメインアンテナ23から電磁波エリアE2に向けて出力されて、メインアンテナ22とRFID3,3の間に電磁波によるデータ通信路が確立される。
センサ27が電磁波エリアE2から電磁波エリアE3への台車8の進行を検知すると、アンテナ切替ユニット25は、台車8が電磁波エリアE3に進入したと判断して、リーダライタ13との接続を絶ってリーダライタ12を選択し、その選択したリーダライタ12とコンピュータ端末15を接続する。そのため、コンピュータ端末15とリーダライタ12の間に情報の遣り取りが行われ、リーダライタ12からの電磁波6cはメインアンテナ22から電磁波エリアE3に向けて出力されて、メインアンテナ23とRFID3の間に電磁波によるデータ通信路が確立される。
前記コンピュータ端末15は、ネットワーク16によりサーバ17に接続されており、コンピュータ端末15からの情報がサーバ17に集積され、サーバ17からネットワーク16を通してコンピュータ端末15に情報が出力される。サーバ17は、リーダライタ1から入力する情報をデータベース化して、その情報を商店の物品管理,工場の製造管理などに利用可能に保持している。
次に、本発明の実施形態に係る無線通信システムの動作について説明する。RFIDタグ3は、識別すべき物品に取付けられる。そして、RFIDタグ3には、図示しない情報書込装置を使って物品を識別するために必要な情報が書込まれる。このように情報が書込まれたRFIDタグ3は、物品に取付けられて台車8により搬送路5内に沿って運ばれる。
先ず、RFIDタグ3は台車8上に積載されて前段の電磁波エリアE1に搬送される。この時点では、アンテナ切替ユニット25は、センサ26,27からの検知信号を受信していないため、台車8が電磁波エリアE1に存在すると判断してリーダライタ11を選択し、その選択したリーダライタ11とコンピュータ端末15を接続する。そのため、コンピュータ端末15とリーダライタ11の間に情報の遣り取りが行われ、リーダライタ11からの電磁波6aはメインアンテナ21から電磁波エリアE1に向けて出力されて、メインアンテナ21とRFID3の間に電磁波によるデータ通信路が確立される。
メインアンテナ21からの電磁波は、電磁波エリアE1に進入する台車8上のRFIDタグ3に対して斜め上方位置の前方から放射される。この場合、台車8上のRFIDタグ3のうち、そのアンテナ面が右上方を向いて傾斜したRFIDタグ3がメインアンテナ21からの電磁波を受信可能である。したがって、リーダライタ11は、台車8が電磁波エリアE1内を進行する期間中に継続して電磁波をメインアンテナ21に向けて放射し続けるため、台車8上にてアンテナ面が右上方を向いている複数のRFIDタグ3がメインアンテナ21からの電磁波を受信し、これらのRFIDタグ3とメインアンテナ21の間においてデータ通信が行われる。そして、コンピュータ端末15は、リーダラータ11と通信が完了したRFIDタグ3の情報を記憶する。
時間の経過に伴って、台車8が前段の電磁波エリアE1から離れて中段の電磁波エリアE2に進行する。前段の電磁波エリアE1と中段の電磁波エリアE2の境界には、センサ26が設置されており、そのセンサ26が前段の電磁波エリアE1から中段の電磁波エリアE2に進入する台車8を検知する。センサ26が台車8の存在を検知すると、その検知信号がアンテナ切替ユニット25に送信される。アンテナ切替ユニット25がセンサ26からの検知信号を受信すると、リーダライタ11に代えて次のリーダライタ13を選択する。そのため、選択されたリーダライタ13とコンピュータ端末15が接続され、コンピュータ端末15とリーダライタ13の間に情報の遣り取りが行われ、リーダライタ13からの電磁波6bはメインアンテナ23から電磁波エリアE2に向けて出力されて、メインアンテナ23とRFID3,3の間に電磁波によるデータ通信路が確立される。
この電磁波エリアE2におけるデータ通信路の確立方法は、前段及び後段の電磁波エリアE1,E3におけるデータ通信路の確立方法と異なる。すなわち、前段と後段の電磁波エリアE1,E3においてデータ通信路が確立されるRFIDタグ3のアンテナ面の向きが右上方或いは左上方に向いた場合に限られる。ところが、台車8上でのRFIDタグ3のアンテナ面の向きは上述したものに限られず、RFIDタグ3のアンテナ面が上方を向いたRFIDタグ3或いはアンテナ面が横を向いたRFIDタグ3も存在する。これらのアンテナ面の向きが異なるRFIDタグ3,3に1台のメインアンテナ23を使ってデータ通信路を確立させることは不可能である。そこで、中段の電磁波エリアE2においては、RFIDタグ3の進行方向と交差する方向から電磁波を放射し、データ通信路を確立させている。
具体的に説明する。図1及び図2に示すように、中段の電磁波エリアE2における電磁波の放射方向を、RFIDタグ3の進行方向と交差する少なくとも2方向に設定し、その2方向から電磁波を放射し、データ通信路を確立させている。すなわち、リーダライタ13からの電磁波6bをメインアンテナ23から下向きに放射し、その直接波6bを、アンテナ面が上方に向いたRFIDタグ3に向けて放射し、このRFIDタグ3とメインアンテナ23の間に直接波6bによるデータ通信路を確立させる。
これと同時に、メインアンテナ23から反射板4に向けて放射左列電磁波6dを反射板4の反射面4aにより水平方向或いは水平方向に近い角度に反射し、その反射波7をアンテナ面が横向きのRFIDタグ3に向けて放射し、このRFIDタグ3とメインアンテナ23の間に反射板4を介したデータ通信路を確立させる。
したがって、中段の電磁波エリアE2においては、メインアンテナ23から放射される直接波6bと、反射板4による反射波7により台車8上のRFIDタグ3,3とメインアンテナの間にデータ通信路が確立されることとなる。
この場合、リーダライタ13は、台車8が電磁波エリアE2内を進行する期間中に継続して電磁波をメインアンテナ23に向けて放射し続けるため、台車8上にてアンテナ面が上方を向いたRFIDタグ3がメインアンテナ23からの直接波6bを受信し、アンテナ面が横向きのRFIDタグ3が反射板4からの反射波7を受信し、これらのRFIDタグ3及びRFIDタグ3とメインアンテナ23の間においてデータ通信が行われる。そして、コンピュータ端末15は、リーダラータ13と通信が完了したRFIDタグ3,3の情報を記憶する。
時間の経過に伴って、台車8が中段の電磁波エリアE2から離れて後段の電磁波エリアE3に進行する。中段の電磁波エリアE2と後段の電磁波エリアE3の境界には、センサ27が設置されており、そのセンサ27が中段の電磁波エリアE2から後段の電磁波エリアE3に進入する台車8を検知する。センサ27が台車8の存在を検知すると、その検知信号がアンテナ切替ユニット25に送信される。アンテナ切替ユニット25がセンサ27からの検知信号を受信すると、リーダライタ13に代えて次のリーダライタ12を選択する。そのため、選択されたリーダライタ12とコンピュータ端末15が接続され、コンピュータ端末15とリーダライタ12の間に情報の遣り取りが行われ、リーダライタ12からの電磁波6cはメインアンテナ22から電磁波エリアE3に向けて出力されて、メインアンテナ22とRFID3の間に電磁波によるデータ通信路が確立される。
メインアンテナ22からの電磁波は、電磁波エリアE3に進入する台車8上のRFIDタグ3に対して斜め上方位置の後方から放射される。この場合、台車8上のRFIDタグ3のうち、そのアンテナ面が左上方を向いて傾斜したRFIDタグ3がメインアンテナ22からの電磁波を受信可能である。したがって、リーダライタ12は、台車8が電磁波エリアE3内を進行する期間中に継続して電磁波をメインアンテナ22に向けて放射し続けるため、台車8上にてアンテナ面が左上方を向いている複数のRFIDタグ3がメインアンテナ22からの電磁波を受信し、これらのRFIDタグ3とメインアンテナ22の間においてデータ通信が行われる。そして、コンピュータ端末15は、リーダラータ12と通信が完了したRFIDタグ3の情報を記憶する。
以上のように、台車8に積載されたRFIDタグ3が前段の電磁波エリアE1,中段の電磁波エリアE2及び後段の電磁波エリアE3を通過することにより、台車8上でのアンテナ面がランダムな方向を向いたRFIDタグ3とメインアンテナ21,22,23の間に電磁波によるデータ通信路が確立されることとなる。
前記コンピュータ端末15は、複数のリーダライタ11,12,13から得た台車8上のRFIDタグ3の情報を取得し、これをネットワーク16によりサーバ17に伝送する。サーバ17は、リーダライタ1から入力する情報をデータベース化して、その情報を商店の物品管理,工場の製造管理などに利用する。
以上説明したように本発明の実施形態によれば、通路または製造ラインに沿う搬送路5の上方に少なくとも3個のメインアンテナを設置し、側方に反射板を設置する。それぞれのメインアンテナの放射面の方向及び反射板の電磁波放射方向が、X軸、Y軸、Z軸の3方向のそれぞれ異なる方向を分担させる。メインアンテナ及び反射板から、搬送路5を進行する台車の位置に応じてそれぞれ異なる方向からRFIDタグに向けて電磁波を放射し、RFIDタグと通信を行う。したがって、台車に立体的に積み上げられランダムな方向を向く全てのRFIDタグとの通信を確実に行うことができる。さらに、複数のメインアンテナを搬送路を進行する台車の位置に応じて切替えることにより、RFIDタグのアンテナに複数のメインアンテナからの電磁波入射による混信を防止でき、また不要な電磁波放射を防止できる。
(実施形態2)
図3は、本発明の実施形態2に係る無線通信システムを示す側面図、図4は、本発明の実施形態2に係る無線通信システムを示す正面図である。
図3及び図4に示す本発明の実施形態2は、実施形態1における中段の電磁波エリアE2の構成を変更したものである。すなわち、中段の電磁波エリアE2内の搬送路5の両側に反射板4を配置している。前記搬送路5の両側に配置したそれぞれの反射板4の構成は、実施形態1に示した反射板4の構成と同じである。
実施形態1と同様に、反射板4は、商店や工場の向かい合った両壁面に、または商店の通路や工場の製造ライン5を挟む向かい合った両側方に設けられた支柱などに、金具などを利用して反射板4がそれぞれほぼ縦方向に取り付けられる。
さらに、本発明の実施形態は、実施形態1における中段の電磁波エリアE2に、メインアンテナ23に追加して新たなメインアンテナ24を設置している。メインアンテナ23の電磁波の放射方向は図4における下方及び右方の反射板4に向けられ、メインアンテナ24の放射方向は図4における下方及び左方の反射板4に向けられている。
さらに、本発明の実施形態において、台車8が中段の電磁波エリアE2内を進行する期間中にアンテナ切替ユニット25は、センサ26からの検知信号に基づいてリーダライタ11に代えてリーダライタ13,14を選択すると共に、前段のメインアンテナ21に代えて2つのメインアンテナ23、24を選択する。そして、アンテナ切替ユニット25は、台車8が中段の電磁波エリアE2内を進行する期間中に、時分割制御によりリーダライタ13から電磁波をメインアンテナ23に、リーダライタ14からの電磁波をメインアンテナ24に交互に出力させるように制御するように構成されている。したがって、時分割制御された2つのメインアンテナ23,24は、台車8上のRFIDタグ3の間に電磁波によるデータ通信路を確立してリードライト通信を行う。
メインアンテナ23,24からの直接波6bは、台車上でアンテナ面が上方を向いたRFIDタグ3に放射される。さらに、メインアンテナ23,24から反射板4に向けて放射された電磁波6bは、反射板4の反射面4aで水平方向或いは水平方向に近い角度で反射され、その反射波7は、台車8上でアンテナ面が横向きのRFIDタグ3に進行する。なお、2個のメインアンテナ23,24からRFIDタグ3への電磁波入射による混信を避けるために、メインアンテナ23とメインアンテナ24の切り替えを行うが、それぞれのメインアンテナの放射領域が重ならず混信が起きない場合は、メインアンテナ23とメインアンテナ24の切り替えを行わなくても良い。その他の構成は、実施形態1と同様である。
通路または製造ラインに沿う搬送路5の幅が広い場合、またはメインアンテナから放射された送信電磁波レベルが低い場合は、片側のみの反射板4では反射波7が台車3上のRFIDタグ3,3に届かない領域が形成されてしまう。
そこで、2台のリーダライタ13,14と2台のメインアンテナ23,24を用い、かつ、そのメインアンテナ23,24の電磁波放射方向を、搬送路5の両側に配置した反射板4にそれぞれ向けて傾ける。そして、メインアンテナ23が図4に示す台車8上の右半分のRFIDタグ3と直接波6b及び反射波7を利用して通信を行い、メインアンテナ24が台車8上の左半分のRFIDタグ3と直接波6b及び反射波7を利用して通信を行う。
台車8は通路または製造ラインに沿う搬送路5を進行方向に沿って進行してくる。台車8が前段の電磁波エリアE1、すなわちメインアンテナ21の電磁波放射領域に入ると、RFIDタグ3とメインアンテナ21との通信が開始される。メインアンテナ21は、台車8上に立体的に積み上げられてRFIDタグ3のアンテナ面がランダムな方向を向いている複数のRFIDタグ3の中で、X軸方向からZ軸方向を向いている、すなわちアンテナ面が右上方を向いたRFIDタグ3と通信を行う。
台車8は通路または製造ラインに沿う搬送路5を進行方向に沿ってさらに進行して中段の電磁波エリアE2に進入すると、センサ26は、台車8が反射板4の側方へ進行したことを検知し、その検知信号をアンテナ切替ユニット25に送信する。アンテナ切替ユニット25は、RFIDタグ3と通信を行うメインアンテナ21に代えてメインアンテナ23及びメインアンテナ24に切替える。メインアンテナ23とメインアンテナ24は時分割により交互に、直接波6bにより、複数のRFIDタグ3の中でZ軸方向を向いている、すなわちアンテナ面が上方を向いたRFIDタグ3と通信を行う。また、反射波7により、複数のRFIDタグ3の中でY軸方向を向いている、すなわちアンテナ面が横向きのRFIDタグ3と通信を行う。
台車8はさらに進行して、センサ27は、台車8が反射板4の側方から抜け出して中段の電磁波エリアE2から後段の電磁波エリアE3に進入することを検知すると、その検知信号をアンテナ切替ユニット25に送信する。アンテナ切替ユニット25は、RFIDタグ3と通信を行うメインアンテナ23,24に代えてメインアンテナ22に切替える。
メインアンテナ22は、台車8上の複数のRFIDタグ3の中で−X軸方向からZ軸方向を向いている、すなわちアンテナ面が左上方を向いたRFIDタグ3と通信を行う。台車8はさらに進行して、メインアンテナ22の電磁波放射領域、すなわち後段の電磁波エリアE3から抜け出ると、RFIDタグ3とアンテナ間の通信は完了する。
コンピュータ端末15は、台車8の進行に伴って切替わるリーダライタ11とメインアンテナ21、またはリーダライタ12とメインアンテナ22、またはリーダライタ13とメインアンテナ23、またはリーダライタ14とメインアンテナ24に対し、台車8上の立体的に積み上げられたRFIDタグ3と繰り返し通信を行うように、制御信号が出力する。それぞれのメインアンテナは、RFIDタグ3に繰り返し問い合わせ信号を発信し、問い合わせ信号の後に応答のあったそれぞれのRFIDタグ3と通信を行う。それぞれのRFIDタグ3とメインアンテナの間で数回の交信を行って通信が終了する。コンピュータ端末15は応答があり、通信を終了したそれぞれのRFIDタグ3の識別番号をそれぞれ記憶する。
以上説明したように本発明の実施形態によれば、通路または製造ラインに沿う搬送路5の上方に少なくとも4個のメインアンテナを設置し、側方に反射板を設置する。それぞれのメインアンテナの放射面の方向及び反射板の電磁波放射方向が、X軸、Y軸、Z軸の3方向のそれぞれ異なる方向を分担させる。メインアンテナ及び反射板から、通路または製造ラインを通過する台車の位置に応じてそれぞれ異なる方向からRFIDタグに向けて電磁波が放射され、RFIDタグと通信を行う。したがって、台車に立体的に積み上げられランダムな方向を向く全てのRFIDタグとの通信を確実に行うことができる。さらに、複数のメインアンテナを搬送路を進行する台車の位置に応じて切替えることにより、RFIDタグのアンテナに複数のメインアンテナからの電磁波入射による混信を防止でき、また不要な電磁波放射を防止できる。
なお、以上の実施形態では、電磁波エリアE1,E2,E3毎にメインアンテナ21,22,23,24を配置していたが、これに限られるものではない。前記複数の電磁波エリアE1,E2,E3に渡って揺動する単一のメインアンテナを装備し、1台のメインアンテナの揺動により各電磁波エリアE1,E2,E3の3次元方向から電磁波を放射するようにしてもよいものである。
なお、上記実施形態では、物品の管理に本発明を適用したが、これに限られるものではない。無線ICチップ(例えば、RFIDタグなど)を、ベルトコンベアまたは台車などで進行する物品、部材、装置に付して、これらの管理を行うようにしてもよい。また、無線ICチップ(例えば、RFIDタグなど)を、工場、倉庫、流通経路などに保管されている物品、部材、装置に付して、これらの管理を行うようにしてもよい。また、無線ICチップ(例えば、RFIDタグなど)を人或いは動物に携帯或いは付着させて、人物或いは個体の認知、或いは入退場の管理に本発明を適用してもよいものである。
以上説明したように本発明によれば、メインアンテナからの電磁波放射方向をX軸、Y軸、Z軸の3方向のそれぞれ異なる方向を分担させ、それぞれ異なる方向から無線ICタグに向けて電磁波を放射して、無線ICチップと通信を行うため、立体的に積み上げられランダムな方向を向く全ての無線チップに対してもデータ通信を確実に行うことができる。
本発明の実施形態1に係る無線通信システムを示す側面図である。 本発明の実施形態1に係る無線通信システムにおける中段の電磁波エリアをRFIDタグの進行方向から見た正面図である。 本発明の実施形態2に係る無線通信システムを示す側面図である。 本発明の実施形態2に係る無線通信システムにおける中段の電磁波エリアをRFIDタグの進行方向から見た正面図である。
符号の説明
3,3,3,3,3 RFIDタグ
4 反射板
5 搬送路
6a,6b,6c,6d メインアンテナから放射される電磁波
7 反射板からの反射波
8 台車
11,12,13,14 リーダライタ
21,22,23,24 メインアンテナ
25 アンテナ切替ユニット
26,27 センサ

Claims (11)

  1. 無線ICチップとメインアンテナの間にデータ通信路を形成するための複数の電磁波エリアを有し、
    前記複数の電磁波エリアは、前記無線ICチップの進行方向に沿って配置され、
    前記複数の電磁波エリアは、前記無線ICチップの進行方向に対してその前方から電磁波を放射する前段の電磁波エリアと、前記無線ICチップの進行方向と交差する方向から電磁波を放射する中段の電磁波エリアと、前記無線ICチップの進行方向に対してその後方から電磁波を放射する後段の電磁波エリアを含むことを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記中段の電磁波エリアにおける電磁波の放射方向は、前記無線ICチップの進行方向と交差する少なくとも2方向に設定したことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記複数の電磁波エリアにおけるメインアンテナからの電磁波放射を無線ICチップの進行に同期させて切替えるユニットを装備したことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  4. 前記複数の電磁波エリアのうち中段の電磁波エリアには、前記メインアンテナから放射される電磁波を無線ICチップの進行方向に反射する反射板を配置したことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  5. 前記反射板を単位として前記メインアンテナを配置したことを特徴とする請求項4に記載の無線通信システム。
  6. 無線ICチップとメインアンテナの間に電磁波によるデータ通信路を確立して通信を行う無線通信方法において、
    前記無線ICチップを複数の電磁波エリアに順次進行させる予備工程と、
    前記電磁波エリアに進行された無線ICチップに向けて、電磁波エリア毎に異なる方向から電磁波を放射する通信工程を含み、
    前記通信工程において、
    前記複数の電磁波エリアのうち前段の電磁波エリアにおいて、前記無線ICチップの進行方向に対してその前方から電磁波を放射し、
    中段の電磁波エリアにおいて、前記無線ICチップの進行方向と交差する方向から電磁波を放射し、
    後段の電磁波エリアにおいて、前記無線ICチップの進行方向に対してその後方から電磁波を放射することを特徴とする無線通信方法。
  7. 前記中段の電磁波エリアにおいて、電磁波を前記無線ICチップの進行方向と交差する少なくとも2方向から放射することを特徴とする請求項6に記載の無線通信方法。
  8. 前記複数の電磁波エリアにおける電磁波放射を無線ICチップの進行に同期させて切替えることを特徴とする請求項7に記載の無線通信方法。
  9. 前記複数の電磁波エリアにそれぞれ装備したメインアンテナにて異なる方向から電磁波を放射することを特徴とする請求項6に記載の無線通信方法。
  10. 単一のメインアンテナを複数の電磁波エリアに渡って揺動させ、電磁波エリア毎に異なる方向から放射することを特徴とする請求項6に記載の無線通信方法。
  11. 前記中段の電磁波エリアにおいて、電磁波を前記無線ICチップの進行方向と交差する少なくとも2方向から放射することを特徴とする請求項6に記載の無線通信方法。
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