JP2007096482A - Rfidシステム,リーダ及びタグ - Google Patents

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Abstract

【課題】 使用するタグの種類が同一である場合でも、リーダ側が必要に応じて通信対象を限定して通信を行うことができるRFIDシステムを提供する。
【解決手段】 RFIDタグ14を、リーダ1によって送信される受信電力と動作レベル記憶メモリ22に記憶されている下限値とを比較して、受信電力が下限値以上である場合にリーダ1に対して応答を返すように構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、所定の電力を送信するリーダと、送信された電力を受信して動作するタグとで構成されるRFIDシステム、また、そのシステムに使用されるリーダ及びタグに関する。
RFIDシステムは、例えば物流などの分野で広く利用されている。そして、物流の形態によっては、夫々にタグが付された複数の商品を1つのコンテナに収容し、そのコンテナ自体にも識別用のタグが付されている場合がある。斯様な場合において、リーダによってコンテナに付されているタグだけを認識しようとしても、その内部に収容されている商品のタグまでを認識してしまうという問題がある。
例えば、特許文献1には、タグに相当する無線通信媒体の種類に応じて送信電力レベルを設定し、通信を行なう無線通信媒体処理装置が開示されている。
特開2002−368629号公報
即ち、特許文献1は、使用するタグの種類が異なることを前提とした技術であり、使用するタグの種類が同一である場合に発生する上記のような問題を解決することはできない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、使用するタグの種類が同一である場合でも、リーダ側が必要に応じて通信対象を限定して通信を行うことができるRFIDシステム、また、そのシステムに使用されるリーダ及びタグを提供することにある。
請求項1記載のRFIDシステムによれば、タグは、リーダによって送信される受信電力と記憶手段に記憶されている下限値とを比較して、受信電力が下限値以上である場合にリーダに対して応答を返す。即ち、リーダは、特定のタグとだけ通信を行う必要がある場合は、通信対象とするタグが記憶保持している下限値以上の電力を与えるように送信を行うようにすれば良い。従って、使用するタグの種類が同一である場合でも、リーダ側が必要に応じて通信対象を限定して通信を行うことが可能となる。
請求項2記載のRFIDシステムによれば、タグは、リーダによって送信される受信電力を記憶手段に記憶されている上限値とも比較して、受信電力が下限値以上で且つ上限値以下であった場合に、リーダに対して応答を返す。従って、リーダは、特定のタグとだけ通信を行う必要がある場合は、通信対象とするタグが記憶保持している下限値以上で且つ上限値以下となる電力を与えるように送信を行えば良いので、2個若しくは2群以上のタグを夫々異なる通信対象とする場合に、排他制御が容易となる。
請求項3記載のRFIDシステムによれば、タグは、リーダによって送信された電力レベル設定コマンドを受信すると、そのコマンドフレーム中に配置されている受信電力レベルを記憶手段に書込んで設定する。従って、リーダは、電力レベル設定コマンドを送信することで、その時々に応じて通信対象に選択すべきタグを決定することが可能となる。
請求項4記載のRFIDシステムによれば、タグが備える比較手段による比較動作が、リーダより送信されるコマンドが電力レベル設定コマンド以外のコマンドである場合に有効となるように構成する。従って、リーダがタグに電力レベル設定コマンドを送信した場合、タグは、受信電力レベルにかかわらず、その送信されたコマンドを受け入れることが可能となる。
請求項5記載のRFIDシステムによれば、タグが備える電力検出手段は、受信電力によって得られるタグの動作電源電圧をA/D変換回路によりA/D変換して比較手段に出力する。従って、比較手段は、A/D変換された受信電力の検出値と、記憶手段に記憶されている下限値及び/又は上限値とを、デジタルデータとして比較することができる。
請求項6記載のRFIDシステムによれば、タグが備える記憶手段を、書換え可能な不揮発性メモリで構成するので、一度書き込まれて記憶されたデータは、タグの動作用電源の供給が断たれた場合でも保持することができる。
請求項7記載のRFIDシステムによれば、リーダを、送信手段を介して送信する信号の電力レベルが変更可能となるように構成し、複数のタグを、リーダにより送信される電力を受信した場合に、応答する条件としての受信電力範囲が異なる設定となるように構成する。そして、リーダは、複数のタグから通信対象とするものを選択すると、その通信対象に応じた送信電力レベルを設定して通信を行う。従って、複数のタグの種類が同一である場合でも、リーダは、自身が送信する電力レベルを適宜変更することで、それらのタグの一部を通信対象として選択することができる。
(第1実施例)
以下、本発明の第1実施例について図1乃至図6を参照して説明する。図1は、RFIDタグ用のリーダ(但し、データの書き込み機能も備えている)1の電気的構成を示す機能ブロック図である。リーダ(通信装置)1は、CPU(マイクロコンピュータ,制御手段)2によって制御される。データ符号化部3は、CPU2より出力される送信データを例えばマンチェスタ符号などに符号化してASK変調器4に出力する。
ASK変調器4は、高周波発振器5より出力されるキャリア(搬送波)と、データ符号化部3より出力される符号化された送信信号(変調信号)とを乗算することでASK(Amplitude Shift Keying)変調した被変調信号を高周波増幅器6に出力する。また、高周波増幅器6のゲインはCPU2によって制御され、高周波増幅器6は、設定されたゲインで入力信号を増幅すると、フィルタ7に出力する。フィルタ7は、フィルタリングした送信信号を、サーキュレータ8を介してアンテナ(送信手段)9に出力する。すると、送信信号が電磁波としてアンテナ9より外部に送信される。CPU2は、以上の送信系によってRFIDタグ側にコマンドを送信する。
また、サーキュレータ8には受信側のフィルタ10の入力端子が接続されており、アンテナ9並びにサーキュレータ8を介して受信された信号はフィルタリングされた後、復調器であるミキサ11に与えられて復調される。ミキサ11には、復調用に周波発振器5より出力されるキャリアが与えられている。復調された信号は、2値化処理用のコンパレータ12において2値化されると、データ復元部13において復号化される。そして、復号化された受信データはCPU2に出力される。即ち、CPU2は、以上の受信系によってRFIDタグからのレスポンス(返信)を受信する。
図2は、RFIDタグ14の電気的構成を示す機能ブロック図である。RFIDタグ14は、アンテナ(受信手段)15を介してリーダ1により送信された信号を受信すると、電源再生回路16において受信した信号を整流平滑して電源を再生する。そして、再生された電源は、レギュレータ17及び受信電力検出器(電力検出手段)18に与えられる。レギュレータ17は、電源再生回路16によって再生された電源を所定の電圧に安定化させて、RFIDタグ14の各部に供給する。
また、受信信号は、復調/変調器19に与えられて復調され、復調信号がCPU/ロジック部20(以下、単にCPUと称す)に出力される。受信電力検出器18は、A/D変換回路を備えて構成され、電源再生回路16で再生された電源の電圧をA/D変換したデータを比較判断部(比較手段)21に出力する。比較判断部21は、マグニチュードコンパレータで構成され、受信電力検出器18より出力される上記データと、CPU20によって動作レベル記憶メモリ(記憶手段)22に書き込まれ、出力されるデータとを比較する。そして、両者の比較結果をCPU20に出力する。
動作レベル記憶メモリ22は、書換え可能な不揮発性のメモリであり、例えばEEPROMで構成されている。そして、CPU20は、後述するようにリーダ1によって動作レベル設定コマンドが送信されると、そのコマンドフレーム内にセットされる動作電力レベル値を、動作レベル記憶メモリ22に書き込んで記憶させるようになっている。
ここで、「動作電力レベル」とは、リーダ1によってコマンドが送信された場合に、RFIDタグ14がそのコマンドを実行してレスポンスを送信するか否かを判定するための下限電力レベル(電圧値)である。従って、比較判断部21は、受信電力検出器18より出力されるデータが、動作レベル記憶メモリ22に書き込まれたデータ以上である場合にアクティブとなる比較判定信号を、CPU20に出力するように構成されている。
また、CPU20が、復調/変調器19に送信データを出力すると、復調/変調器19は、リーダ1によって送信されている搬送波を負荷変調することで、リーダ1側に応答データを送信するようになっている。
次に、本実施例の作用について図3乃至図6も参照して説明する。図3は、RFIDタグ14のCPU20による制御内容を示すフローチャートである。CPU20は、リーダ1より何らかのコマンドを受信するまで待機しており(ステップS1)、コマンドを受信すると(「YES」)、受信したコマンドが動作電力レベル設定コマンドか否かを判断する(ステップS2)。
動作電力レベル設定コマンドを受信すると(ステップS2,「YES」)、CPU20は、ステップS4に移行して受信したコマンドを実行する。この場合は、上述したようにコマンドフレーム内にセットされる動作電力レベル値を、動作レベル記憶メモリ22に書き込んで記憶させる。それから、リーダ1にレスポンスを送信する(ステップS5)。
ここで、図4(a)には、動作電力レベル設定コマンドのフレーム構成の一例を示す。コマンドフレームは、以下のように構成されている。
CMD1:動作電力レベル設定コマンドコード
FLAG:コマンドの送信対象を全てのタグとするか、特定のタグとするかを
選択するフラグ
UID:特定のタグを選択する場合に設定するタグのID
LEVEL:動作電力レベル値(下限値)
CRC:フレーム誤り検出用のチェックコード(Cyclic Redundancy Check)
また、図4(b)には、RFIDタグ14が送信するレスポンスのフレーム構成の一例を示す。レスポンスフレームは、以下のように構成されている。
FLAG:正常終了、またはエラー終了を示すフラグ
CODE:エラー終了した場合のエラー内容を示すコード
CRC:フレーム誤り検出用のチェックコード
図5は、リーダ1によって設定される動作電力レベルと、各レベルに対応する電圧設定値の一例を示す。この場合、レベルは「1〜3」の3段階となっており、夫々のレベルに対応する電圧値は、3.5V,2.5V,1.5Vとなっている。
そして、図6は、リーダ1がRFIDタグ14に動作電力レベル設定コマンドを送信した場合における、リーダ1,RFIDタグ14,動作レベル記憶メモリ22間の処理の流れを示すシーケンス図である。
再び図3を参照する。以上のようにして、リーダ1より動作電力レベル設定コマンドが送信され、RFIDタグ14が、動作電力レベル値を動作レベル記憶メモリ22に書き込んで記憶させたとする。それ以降に、リーダ1より動作電力レベル設定コマンド以外のコマンドが送信されると、CPU20は、ステップS2で「NO」と判断し、比較判断部21より出力される比較判定信号がアクティブとなっているか否かを判断する(ステップS3)。
比較判定信号がインアクティブであれば(「NO」)、その時の受信電力レベルが設定された動作電力レベル未満であるから、CPU20は、送信されたコマンドを実行することなくステップS1に戻る。一方、比較判定信号がアクティブであれば(「YES」)、その時の受信電力レベルが設定された動作電力レベル以上であるから、CPU20は、ステップS4に移行して受信したコマンドを実行し、レスポンスを送信する(ステップS5)。
従って、リーダ1は、通信対象を一部のRFIDタグ14に限定して通信を行う必要がある場合は、最初に動作電力設定レベル「1〜3」を夫々設定するようにコマンドを送信する。そして、最初は自身の送信電力レベルが「3」以上で且つ「2」未満となるように高周波増幅器6のゲインを設定してコマンドを送信する。すると、動作電力設定レベルが「3」であるRFIDタグ14だけが、その送信に応答する。
それから、リーダ1は、動作電力設定レベルが「3」のRFIDタグ14が応答しないように「スリープ」させるコマンドを送信し、次に自身の送信電力レベルが「2」以上で且つ「1」未満となるようにゲインを設定してコマンドを送信する。すると、動作電力設定レベルが「2」であるRFIDタグ14だけがその送信に応答する。
同様にして、動作電力設定レベルが「2」のRFIDタグ14にも「スリープ」させるコマンドを送信し、次に自身の送信電力レベルが「1」以上となるようにゲインを設定してコマンドを送信すれば、動作電力設定レベルが「1」であるRFIDタグ14だけがその送信に応答するようになる。
以上のように本実施例によれば、RFIDタグ14は、リーダ1によって送信される受信電力と動作レベル記憶メモリ22に記憶されている下限値とを比較して、受信電力が下限値以上である場合にリーダ1に対して応答を返すように構成した。即ち、リーダ1は、特定のRFIDタグ14とだけ通信を行う必要がある場合は、それらのRFIDタグ14が記憶保持している下限値以上の電力を与えるように送信を行えば良いので、使用するRFIDタグ14の種類が同一である場合でも、リーダ1側が必要に応じて通信対象を限定して通信を行うことが可能となる。
また、RFIDタグ14の受信電力検出器18は、受信電力によって得られる動作電源電圧をA/D変換回路によりA/D変換して比較判断部21に出力するので、比較判断部21は、A/D変換された受信電力の検出値と、動作レベル記憶メモリ22に記憶されている下限値とをデジタルデータで比較することができる。そして、RFIDタグ14が備える動作レベル記憶メモリ22を、書換え可能な不揮発性メモリで構成したので、一度書き込まれて記憶されたデータは、RFIDタグ14の動作用電源の供給が断たれた場合でも保持することができる。
更に、RFIDタグ14が備える比較判断部21による比較動作が、リーダ1より送信されるコマンドが、電力レベル設定コマンド以外のコマンドである場合に有効としたので、リーダ1が電力レベル設定コマンドを送信した場合、RFIDタグ14は、その時の受信電力レベルにかかわらず送信されたコマンドを受け入れることができる。
(第2実施例)
図7乃至図10は本発明の第2実施例であり、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。第2実施例の構成は、リーダ1は基本的に第1実施例と同様であるが、図7に示すRFIDタグ31の構成が若干異なっている。また、リーダ1は、RFIDタグ31に対して動作電力レベル設定コマンドを送信する場合に、第1実施例と同様の動作電力レベルの下限値に加えて、上限値も設定するように構成されている。
図7に示すように、RFIDタグ31の動作レベル記憶メモリ(記憶手段)32には、CPU33によって動作電力レベルの上限値及び下限値が書き込まれ、それらのデータが比較判断部34に出力されている。そして、比較判断部(比較手段)34は、下限比較用と上限比較用のコンパレータを2つ備えており、夫々の比較判定信号は、受信電力検出器18より出力されるデータが下限値以上ある場合、上限値以下である場合にアクティブとなってCPU33に出力されるように構成されている。
次に、第2実施例の作用について図8乃至図10も参照して説明する。図8は、図4(a)相当図の動作電力レベル設定コマンドのフレーム構成を示すもので、図4(a)と異なる部分のみ説明する。
CMD2:動作電力レベル設定コマンドコード
LEVEL_MIN:動作電力レベル下限値
LEVEL_MAX:動作電力レベル上限値
即ち、フレーム中には動作電力レベルの上限値が追加されている。また、RFIDタグ31が送信するレスポンスフレームは、図4(b)に示すものと同様である。
また、図9は図5相当図である。この場合、レベルは「1,2」の2段階となっており、夫々のレベルに対応する電圧値は、レベル「1」が2.5V〜3.0V,レベル「2」が1.5V〜2.0Vとなっている。そして、図10に示すフローチャートにおいて、CPU33は、ステップS2で「YES」と判断すると、ステップS4では、コマンドフレーム内にセットされる動作電力レベルの下限値並びに上限値を、動作レベル記憶メモリ32に書き込んで記憶させる。
それ以降に、リーダ1より動作電力レベル設定コマンド以外のコマンドが送信されると、CPU33は、ステップS2で「NO」と判断し、比較判断部34より出力される下限比較判定信号がアクティブとなっているか否かを判断する(ステップS3´,実質的にステップS3に等しい)。そして、下限比較判定信号がアクティブとなっていれば(「YES」)、続いて上限比較判定信号がアクティブとなっているか否かを判断する(ステップS6)。
ステップS6において、上限比較判定信号がインアクティブであれば(「NO」)、CPU33は、送信されたコマンドを実行することなくステップS1に戻る。一方、上限比較判定信号がアクティブであれば(「YES」)、その時の受信電力レベルが設定された動作電力レベルの下限値以上且つ上限値以下となっているから、CPU33は、ステップS4に移行して受信したコマンドを実行し、レスポンスを送信する(ステップS5)。
従って、第2実施例の場合、リーダ1は、通信対象を一部のRFIDタグ31に限定して通信を行う必要がある場合は、最初に動作電力設定レベル「1,2」を夫々設定するようにコマンドを送信する。そして、最初は自身の送信電力レベルが「1」に相当する範囲となるように高周波増幅器6のゲインを設定してコマンドを送信する。すると、動作電力設定レベルが「1」に設定されているRFIDタグ31だけが、その送信に応答する。
それから、リーダ1は、自身の送信電力レベルが「2」に相当する範囲となるようにゲインを設定してコマンドを送信する。すると、動作電力設定レベルが「2」に設定されているRFIDタグ31だけがその送信に応答する。
以上のように第2実施例によれば、複数のRFIDタグ31を、リーダ1により送信される電力を受信した場合に、応答する条件としての受信電力範囲が異なる設定となるように構成し、リーダ1は、複数のRFIDタグ31から通信対象とするものを選択すると、その通信対象に応じた送信電力レベルを設定して通信を行うようにした。
従って、複数のRFIDタグ31の種類が同一であっても、リーダ1は、自身が送信する電力レベルを適宜変更することで、それらの一部を通信対象として選択することができる。また、リーダ1は、特定のRFIDタグ31とだけ通信を行う必要がある場合は、通信対象とするRFIDタグ31が記憶保持している下限値以上で且つ上限値以下となる電力を与えるように送信を行えば良いので、2個若しくは2群以上のRFIDタグ31を夫々異なる通信対象とする場合に、排他制御が容易となる。
また、RFIDタグ31は、リーダ1によって送信された電力レベル設定コマンドを受信すると、そのコマンドフレーム中に配置されている受信電力レベルを動作レベル記憶メモリ32に書込んで設定するので、リーダ1は、その時々に応じて通信対象に選択すべきRFIDタグ31を決定することができる。
尚、上記実施例のような電力設定は、特に搬送波周波数がUHF帯(例えば、953MHz程度)であるものについて有効である。
本発明は上記し且図面に記載した実施例にのみ限定されるものではなく、以下のような変形または拡張が可能である。
電力レベルの設定電圧は一例であり、個別の設計に応じて適宜変更すれば良い。
第2実施例において、比較判断部34を、コンパレータ及びロジック回路の組み合わせにより、受信電力検出器18より出力されるデータが、下限値以上で且つ上限値以下である場合にアクティブとなる比較判定信号を、CPU33に出力するように構成しても良い。この場合、CPU33のソフトウエアによる判断処理を軽減することができる。
動作電力設定レベルは、リーダによってRFIDタグに書き込むものに限らず、RFIDタグのROMなどに予めセットされていても良い。
本発明の第1実施例であり、RFIDタグ用のリーダの電気的構成を示す機能ブロック図 RFIDタグの電気的構成を示す機能ブロック図 RFIDタグのCPUによる制御内容を示すフローチャート (a)は動作電力レベル設定コマンドのフレーム構成、(b)はRFIDタグが送信するレスポンスのフレーム構成の一例を示す図 リーダによって設定される動作電力レベルと、各レベルに対応する電圧設定値の一例を示す図。 リーダがRFIDタグに動作電力レベル設定コマンドを送信した場合における、リーダ,RFIDタグ,動作レベル記憶メモリ間の処理の流れを示すシーケンス図 本発明の第2実施例を示す図2相当図 図4(a)相当図 図5相当図 図3相当図
符号の説明
図面中、1はリーダ、9はアンテナ(送信手段)、14はRFIDタグ、15はアンテナ(受信手段)、18は受信電力検出器(電力検出手段,A/D変換回路)、21は比較判断部(比較手段)、22は動作レベル記憶メモリ(記憶手段,不揮発性メモリ)、31はRFIDタグ、32は動作レベル記憶メモリ(記憶手段,不揮発性メモリ)、34は比較判断部(比較手段)を示す。

Claims (9)

  1. 所定の電力を送信する送信手段を備えるリーダと、
    このリーダによって送信される電力を受信する受信手段と、前記受信電力を検出する電力検出手段と、受信電力の下限値が記憶される記憶手段と、前記受信電力と前記下限値とを比較する比較手段とを備え、前記受信電力が前記下限値以上である場合に前記リーダに対して応答を返すタグとで構成されることを特徴とするRFIDシステム。
  2. 前記記憶手段には、受信電力の上限値も記憶され、
    前記比較手段は、前記受信電力を前記上限値とも比較し、
    前記タグは、前記検出された受信電力が前記下限値以上で且つ前記上限値以下であった場合に、前記リーダに対して応答を返すことを特徴とする請求項1記載のRFIDシステム。
  3. 前記リーダは、コマンドフレーム中に受信電力レベルを配置した電力レベル設定コマンドを送信し、
    前記タグは、前記電力レベル設定コマンドを受信すると、当該コマンドフレーム中の受信電力レベルを前記記憶手段に書込んで設定することを特徴とする請求項1又は2記載のRFIDシステム。
  4. 前記比較手段による比較動作は、前記リーダより送信されるコマンドが、前記電力レベル設定コマンド以外のコマンドである場合に有効となるように構成されていることを特徴とする請求項3記載のRFIDシステム。
  5. 前記電力検出手段は、前記受信電力によって得られるタグの動作電源電圧をA/D変換して、前記比較手段に出力するA/D変換回路を有して構成されることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のRFIDシステム。
  6. 前記記憶手段は、書換え可能な不揮発性メモリによって構成されることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のRFIDシステム。
  7. 送信手段を介して送信する信号の電力レベルを変更可能に構成されるリーダと、
    このリーダによって送信される電力を受信した場合に、当該リーダに対して応答する条件としての受信電力範囲が異なるように設定される複数のタグとで構成され、
    前記リーダは、前記複数のタグから通信対象とするものを選択し、前記通信対象に応じた送信電力レベルを設定して通信を行うように構成されていることを特徴とするRFIDシステム。
  8. 請求項3,4又は7記載のRFIDシステムに使用されることを特徴とするリーダ。
  9. 請求項1乃至7の何れかに記載のRFIDシステムに使用されることを特徴とするタグ。
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