JP2007096459A - 画像データ生成装置及び画像データ処理装置 - Google Patents

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恭典 原田
Kazunori Miyamoto
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Abstract

【課題】カラー画像での印刷ができ、より細かな隠蔽化部の設定で異なる複数の隠蔽化画像を取得することを可能とし、またモノクロ複写機による印刷も可能とした画像データ生成装置及び画像データ処理装置の提供を課題とする。
【解決手段】入力画像の隠蔽領域を指定して出力する画像データ生成装置であって、画像データの隠蔽領域の画素データを所定の濃度値に変換する変換手段、所定の画素データの濃度値を指定し、指定した濃度値の領域を隠蔽して出力する出力制御手段を備えている。また、隠蔽領域が複数の異なる領域で指定される場合は、画素データを異なる濃度値に変換する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ドキュメントデータを複写印刷するに際して、特定部分を隠蔽して印刷することが可能な画像データ生成装置及び画像データ処理装置に関する。
従来、電子文書等によって作成されたドキュメントを複写印刷する場合に、ドキュメントのうちの一部を隠蔽して印刷したい場合がある。このような場合、ドキュメントの原本データのうちの隠蔽したい部分を、マスクデータで覆って(例えば、黒塗りする形態)印刷する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、ドキュメントのベース画像に対して、隠蔽したい隠蔽情報を符号化して不可読の形態で記録しておき、ユーザ識別情報(特定の人)によって隠蔽情報を復号して読取可能な状態で印刷されるようにする方法もある(例えば、特許文献2参照)。
上記のような隠蔽部分を不可読にするマスクデータや隠蔽情報を、ドキュメントのベース画像に追加、修正する画像編集には、例えば、複数のレイヤーを用いて画像情報を管理する方法がある(例えば、特許文献3参照)。また、大容量の画像データを修正して編集するような場合に、データの送信時間の短縮をはかるために、修正前の画像と修正後の画像の差分データで通信を行い、プリントシステムの通信負荷を軽減する方法も知られている(例えば、特許文献4参照)。
特開2002−207725号公報 特開平10−126607号公報 特開平11−195033号公報 特開平10−27024号公報
ドキュメントの一部を部分的に隠蔽するのに、画像処理を用いて行うことは、既に上記の特許文献1又は特許文献2に提案されている。特許文献1においては、ドキュメントの原本であるベース画像と、該ベース画像の特定部分を隠蔽するマスク画像とをそれぞれ格納しておき、これを合成して隠蔽化画像とし、さらにフォーマット変換により隠蔽部分のベース画像が残らないようにしている。また、特許文献2においても、ベース画像と符号化された画像(隠蔽情報)とを合成して隠蔽化画像とし、必要に応じてユーザ識別情報を入力することにより隠蔽情報を復元して隠蔽が解除された画像が得られるようにしている。
いずれの場合も、隠蔽する部分をマスクするか或いは符号化して、不可読状態としているが、このためのマスクデータや符号化データを格納する収納手段、ベース画像との合成手段等が必要となり、既存のシステム環境を変更するものである。また、これらの処理を効果的に実現するための特許文献3(画像のレイヤー管理)においては、隠蔽部分が複数レイヤーにわたる場合は、データ容量が増大してしまう。特許文献4(差分データによる送受信)においても、従来のシステムのままでは対応が不可能である。したがって、上記したような画像隠蔽化システムを導入するには、新たなシステム環境や新規構築が必要とされる。
これに対して、本発明の同一出願人により、既存のシステムに大きな変更を加えることなく、また、データ容量を増大させることなく、特定部分を隠蔽して印刷することができる画像隠蔽化システムと画像隠蔽化方法を既に提案している。しかし、既提案のシステムは、カラー印刷機能を持つ画像出力装置の使用が必要であり、また、モノクロ画像での出力に限られ、異なる隠蔽画像が得られないという点で、十分な需要要求が満たされていない。
本発明は、上述した実情に鑑みてなされたもので、カラー画像での印刷ができ、より細かな隠蔽化部の設定で異なる複数の隠蔽化画像の取得を可能とし、またモノクロ複写機による印刷も可能とした画像データ生成装置及び画像データ処理装置の提供を課題とする。
本発明による画像データ生成装置は、入力画像の隠蔽化部を指定して出力する画像データ生成装置であって、画像データの隠蔽化部の画素データを、所定の濃度値に変換する変換手段を備えている。また、隠蔽領域が複数の異なる領域で指定される場合は、画素データを異なる濃度値に変換することができる。さらに、出力される画像データに隠蔽情報が含まれていることを表す情報を付加するようにしてもよい。
また、本発明による画像データ処理装置は、上記画像データ生成装置で生成された画像データが入力され、画像データにおける所定の画素データの濃度値を指定し、指定した濃度値の領域を隠蔽して出力する出力制御手段を備えている。さらに、この出力制御手段には、隠蔽領域を他の画像に置き換える画像置換手段、隠蔽領域の出力の可否を決める利用者認証手段を備えるようにしてもよい。
本発明によれば、ドキュメント等の画像データの隠蔽したい部分を、所定の画素データの濃度値によって管理でき、通常のカラー画像データでの隠蔽化を可能とすると共に、複数の異なる隠蔽化部を有する場合も、それぞれを個別に隠蔽化することが可能となる。また、本発明では、隠蔽化のためのデータ構造を単純化することができ、これにより、システムに大掛かりな変更を加えることなく、ドライバで吸収できる程度の変更で、画像の隠蔽化処理をカラー/モノクロを問わずに容易に実現することができる。さらに、画像データのヘッダ情報として、印刷モード(カラーモード/モノクロモード/隠蔽化/非隠蔽化)を設定することにより、画像の隠蔽化処理のオン/オフ、印刷枚数の制御を簡単に行うことができる。
図により本発明の概略を説明する。図1は本発明の概略を説明するブロック図である。図中、1は画像入力装置、2は画像編集装置、3は画像出力装置、4は画像受信部、5は表示部、6は領域指定部、7はヘッダ設定部、8はYMC変換部、9はK変換部、10は領域制御部、11は画像記憶部、12は出力制御手段、13は画像置換手段、14は利用者認証手段を示す。
本発明による画像データ生成装置及び処理装置は、スキャナ等で読取ったドキュメント原稿の隠したい画像データ部分を指定することにより、その部分を隠蔽して印刷するか隠蔽せずに印刷するものである。具体的には、図1に一例として示すように、画像入力装置1で入力されたドキュメント原稿等の画像データを画像編集装置2で、修正或いは隠蔽化部を指定するなどの編集を行い、画像出力装置3で修正或いは隠蔽化されたドキュメントを印刷出力するものである。なお、画像入力装置1は、例えば、画像文書を読取るスキャナ、または、FDディスクやCD−ROM等に入れられた電子文書を読み出すドライブである。
画像編集装置2は、画像入力装置1で読取られたドキュメント原稿の画像データ(RGBデータ)を画像受信部4で受取り、表示部5に編集のために表示する。画像編集装置2は、受信により入力された画像データに対して、機密情報等を隠蔽化する領域を指定する領域指定部6と、画像データを記憶する画像記憶部11と、画像データの属性を示すヘッダ情報を設定するヘッダ設定部7を備えている。ユーザは、領域指定部6により、ドキュメント原稿の隠蔽しようとする領域を隠蔽化部として自由に指定することができる。この指定された領域のデータをもとに、領域制御部10は指定された領域の情報を整理し、必要なプライオリティ数及び割り当てるべき値を、例えば、黒(K)データに濃度値として書き換える。この書き換えられたKデータの濃度値を利用することにより、指定領域の隠蔽化あるいは非隠蔽化を容易に行うことができる。
また、1つのドキュメント原稿に対して、機密性のレベルが異なる複数の隠蔽領域を有していることがある。このような場合、それぞれの隠蔽領域を隠蔽化部として指定するとともに、その隠蔽性あるいは機密性のレベルに応じたプライオリティを設定して、これら隠蔽化部のKデータの濃度値がそれぞれ異なるようにする。これにより、隠蔽化部の隠蔽性や機密性に対するレベル等を設定することが可能となる。なお、ドキュメント原稿に対して隠蔽化部を設定した場合、隠蔽情報或いは機密情報が含まれていることを、情報として付加しておくことが望ましい。この情報を付加しておくことにより、画像出力装置3から印刷出力されたドキュメントが隠蔽化部を有するものであり、入力されたドキュメント原稿と異なるものであることを容易に認識することができる。
画像編集装置2は、入力されたRGBデータをカラー画像印刷用のY(イエロー)、M(マゼンダ)、C(シアン)に変換するYMC変換部8を備える。また、画像編集装置2は、入力された画像データに対して隠蔽化部が指定されると、指定された隠蔽化部を、プライオリティに対応する値の白黒濃度(グレースケール)に変換するK変換部9を備える。画像編集装置2で入力画像データを上記のように編集生成した画像データは、出力制御手段12により、画像出力装置3に送信される。
出力制御手段12は、上述の如く生成された画像データの隠蔽すべき部分を、所定のKデータの濃度値で指定して、画像出力装置3に送信する。画像出力装置3では、指定されたKデータの濃度値に基づいて、ペーパー等に印刷するか、あるいはフレキシブルディスク等の記録媒体の形態で、指定された隠蔽化画像ドキュメントを出力させることができる。また、画像の隠蔽化に対してプライオリティが設定されている場合は、プライオリティに応じてKデータの濃度値を異ならせることで、異なる隠蔽化画像ドキュメントを出力させることができる。なお、Kデータの濃度値の指定で非隠蔽化画像ドキュメントも出力させることもできる。これらは、ヘッダ設定部7により、隠蔽化画像又は非隠蔽化画像のモードや、それらの印刷枚数、オフセット領域等を設定することにより容易に実現できる。
また、出力制御手段12には、上述した隠蔽化部を他の画像、例えば、枠で囲う、黒塗りする、編みかけする、等で置き換えるための画像置換手段13を備えることが望ましい。これは、隠蔽化画像ドキュメントを見た人は、隠蔽化された部分が空白の状態であると、元々空白であるのか、隠蔽化処理によって空白となっているのか判断できないことがある。そこで、画像置換手段13で隠蔽化された部分を他の画像で置き換える(すなわち、マスクする)ことにより、隠蔽化されたドキュメントであることを明示することが可能となる。
また、出力制御手段12には、上述した隠蔽化部の出力の可否を決める利用者認証手段を備えることが望ましい。入力されるドキュメント原稿が、機密情報を含むものである場合、その機密情報部分を隠蔽化しなければ、コピーや複写印刷を認めないように制限することがある。このような場合、利用者認証手段14で利用者の地位や管理レベル等を認証することにより、ドキュメント原稿を隠蔽化せずに複写印刷することを許可するか否かを判定させることができる。そして、利用者がドキュメント原稿を隠蔽化せずに複写印刷することを許可されていない者であると判定されれば、隠蔽化された状態で複写印刷するように制限される。
なお、図1に示すように、画像入力装置1、画像編集装置2、画像出力装置3が、それぞれ独立している装置でシステムを構成する以外に、画像入力部、画像編集部、画像出力部を一体化して1つの画像形成装置として実現することもできる。この場合の画像形成装置は具体的には、画像入力部としての原稿読取部、画像編集部、画像出力部としての印刷部を備えたコピー装置や複合機である。
次に、図2により本発明による異なる複数の隠蔽化画像の形態について説明する。例えば、図2(A)に示すようなドキュメント原稿が、複写印刷のために光学的なRGBデータで読取られたとする。この読取られたドキュメント原稿に対して、隠蔽化部分を異ならせた1以上の印刷または複写物、或いは、記録媒体や表示装置で出力する形態を想定する。例えば、図2(B)のように領域(ハ)の部分のみを隠蔽したドキュメント1、図2(C)のように領域(ハ)と(γ)の部分を隠蔽したドキュメント2、或いは、図2(D)のように領域(イ),(ロ),(ハ)の部分を隠蔽したドキュメント3を想定する。
本発明においては、入力画像の隠蔽したい部分が指定されると、指定された複数個所の隠蔽化部を領域制御部で整理し、各隠蔽化部のプライオリティレベル数と各プライオリティに対応する値の設定及びヘッダの生成が行われる。RGBデータをYMCKデータに変換するに際しては、Kデータの濃度値にはどのようなプライオリティで隠蔽するべきかという意味を持たせて変換し、YMCデータは通常のカラーデータとして変換する。そして、ドキュメントを印刷出力する際に、Kデータの濃度値で切り分けることによって、隠蔽化すべきデータを隠蔽して出力することができる。
上述のように変換されたドキュメント原稿は、印刷時に各プライオリティレベルに対応して予め設定した閾値を用いて、Kデータの濃度値をフィルタリングすることにより、例えば、閾値以下の濃度値を持つ部分は印刷され、閾値より大きい濃度値を持つ部分は隠蔽化される(印刷されない)ようにすることができる。そして、ドキュメント原稿をそのままの状態で印刷するには、閾値を全Kデータの濃度値よりも高くすれば良い。また、オフセットという概念を用いることによって、入り組んだ領域に対する隠蔽化についても容易に対応させることができる。
なお、本発明で用いる「プライオリティ」とは、ドキュメント原稿の複数の箇所に隠蔽化したい部分があり、これらの隠蔽化部分を異ならせて印刷する際に、重要度或いは優先順位として位置付けすることを意味する。そして、1つの入力画像データにつき1種類の画像を取得したい場合のプライオリティは、1つである。例えば、図2に示すように、1つの入力画像データにつき、ドキュメント1〜3の3種類の画像を取得したい場合はプライオリティは、3つとなる。例えば、あるドキュメント原稿内に、「管理職以上に開示する内容」、「社外秘(社員には開示可)」、「社外にも開示可」という3段階の開示レベルが存在した場合、この時のプライオリティレベル数は3となる。すなわち、各開示レベルに対するプライオリティがあり、ドキュメント1のプライオリティレベルは「1」で管理職以上、ドキュメント2のプライオリティレベルは「2」で社員以上、ドキュメント3のプライオリティレベルは「3」で一般公開可というようにする。
上述のようにプライオリティレベルが決められると、各プライオリティレベルに応じて隠蔽化する領域のKデータに所定の濃度値を割り振って設定する。このとき、例えば、プライオリティレベルが高いほど値を大きくし、開示されるドキュメントデータ毎にKデータの濃度値を設定していくようにしてもよい。なお、隠蔽部に黒データがある場合は、YMCデータを共にMAXとした擬似的な黒に置き換える。
また、上述の「閾値」には、例えば、各プライオリティレベルでKデータに割り振った濃度値を用いることができる。プライオリティ1のドキュメントデータを印刷する場合には、プライオリティレベル1に割り振った濃度値がその時の閾値となり、この閾値以下の濃度値で設定されているKデータに対応する画素データは全て印刷される。しかし、その閾値を超える濃度値で設定されているKデータに対応する画素データは印刷されない。この閾値は、プライオリティレベル毎に変動し、後述する例では、60、150、250の3種類が用いられている。
また、「オフセット領域」とは、隠蔽化する部分をKデータの閾値で設定した際に、例外処理として扱う領域で、「例外Kデータの濃度値」を意味する。例えば、閾値を超える濃度値で設定されているKデータに対応する領域は印刷されないように設定している場合に、フラグがオンのときには閾値を超えるKデータの濃度値でであっても、これを「例外Kデータの濃度値」として有効なものとし、その領域の画像データが印刷されるようにすることができる。一方、フラグがオフのときには、閾値以内のKデータの濃度値であっても、これを「例外Kデータの濃度値」として無効なものとし、その領域の画像データが印刷されないようにすることができる。
図3〜図4により、上述した隠蔽化の形態を具体例で説明する。図3(A)は、図2(A)に示したのと同様なスキャナ等で読取られるドキュメント原稿で、領域(イ)〜(γ)に画像を有している。図3(B)は、前記のドキュメント原稿がYMCK変換されたときの画像データの一例を示す図で、Kデータには、各画像領域(イ)〜(γ)の画素に対する濃度値が、図示の如く設定されるものとする。図4(A)〜図4(C)は、図3(A)のドキュメント原稿から隠蔽化された複数の異なるドキュメント画像を印刷する場合をイメージしたものである。
図4(A)のドキュメント1は、管理者以上に配布するものとし、プライオリティが「1」で、Kデータの閾値=250、オフセット領域=なし、で設定されているとする。したがって、このドキュメント1は、図3(B)に示すKデータの濃度値255の領域(ロ)が隠蔽化されて印刷されず、Kデータの濃度値が250以下の領域(イ),(ハ),(ニ),(α),(β),(γ)が全て印刷される。
図4(B)のドキュメント2は、社外秘扱いで社員のみに配布するものとし、プライオリティが「2」で、閾値=150、オフセット領域=濃度値120、フラグ=0(オフ)、で設定されているとする。ドキュメント2は、図3(B)に示すKデータの濃度値150以下の領域(イ),(ニ),(α),(β),(γ)は印刷されるが、この濃度値150を超える領域(ロ),(ハ)は隠蔽化され印刷されない。しかし、オフセット領域に指定された濃度値120の領域(ニ)は閾値150以下であるが、フラグがオフで設定されているため無効とされ、例外Kデータの濃度値として隠蔽化され印刷されない。
図4(C)のドキュメント3は社外にも配布するものとし、プライオリティは「3」で、閾値=60、オフセット領域=濃度値150、フラグ=1(オン)、で設定されているとする。ドキュメント3は、図3(B)に示すKデータの濃度値60以下の領域(イ),(α),(β)は印刷されるが、この濃度値60を超える領域(ロ),(ハ),(ニ),(γ)は、隠蔽化されて印刷されない。しかし、オフセット領域に指定された濃度値150の領域(γ)は閾値60を超えるが、フラグがオンで設定されているため有効とされ、例外Kデータの濃度値として隠蔽化されずに印刷される。
図5は、ヘッダ設定部によって作成されるヘッダの構成の一例を示す図である。本発明においては、従来の複写印刷に関するヘッダ情報に加えて、上述したプライオリティレベルの数、プライオリティレベルに応じた隠蔽化を行うための閾値及びオフセット領域、カラー印刷かモノクロ印刷かを設定する印刷モード、隠蔽化画像あるいは非隠蔽化画像ドキュメントの印刷枚数等が設定される。閾値及びオフセット領域には、プライオリティレベルで異ならせた閾値、オフセット領域として処理する例外Kデータとする濃度値、例外Kデータの有効、無効を指定するフラグ(オン/オフ)が設定される。
本発明の実施形態として、図6に示すように、「スキャナ入力→パソコン(PC)で受信→パソコンからプリント要請→複写機で印刷」という使用形態を想定することができる。この場合、スキャナでRGBデータとして読取った画像データを、印刷のためにYMCKデータに変換するのは、従来と同様にドライバと複写機本体で行うことが考えられる。ここで、ドライバとは、パソコン等の表示画面に表示された文字や画像を複写機で印刷可能なデータに変換して複写機に伝えるなどの制御を行うソフトウエアであるが、本発明による画像隠蔽化においては、ドライバのみでの対応も可能である。
上記の「パソコンで受信→パソコンからプリント要請」には、パソコンで受信した画像のRGBデータに対して隠蔽したい部分を指定し、それに対応したYMCKデータを生成して複写機等に送信するという処理フローが求められる。なお、複写機を用いて画像隠蔽化の画像データを印刷する場合の画像データ生成のケースとしては、以下の4通りが考えられる。
(1)隠蔽化対応のカラー複写機に送る場合
(2)隠蔽化対応のモノクロ複写機に送る場合
(3)隠蔽化未対応のカラー複写機に送る場合
(4)隠蔽化未対応のモノクロ複写機に送る場合
図7〜図8は、(1)の隠蔽化対応のカラー複写機を用いる場合の「パソコンで受信→パソコンからプリント要請」のフローの一例を示す図で、アプリケーションが行う処理とドライバが行う処理とで構成される。アプリケーションでは、ユーザインターフェイスに含まれる処理を受け持ち、受信したドキュメント原稿の隠蔽すべき部分を指定するなどの処理を行っている。他方、ドライバは、画像データの変換処理を受け持ち、RGBデータからYMCKデータへの変換を行う。また、複写機においては、受信データを用いて画像形成を行う。
先ず、アプリケーションの処理として、スキャナで読取られたドキュメント原稿に対して、ユーザが隠蔽化部を指定するのを待つ状態が表示される(S101)。次いで、ユーザが隠蔽して印刷したい隠蔽化部分を指定する(S102)。複数の隠蔽化部分を指定する操作、或いは、新たな追記を行って編集処理を終了する(S103)。
この後、ドライバの処理として、先ず、指定された隠蔽化部の整理を行うとともに、切り分けができない隠蔽化部については、オフセット領域として抽出する(S104)。次いで、各隠蔽化部に対応するプライオリティを決定する。例えば、重要度の高い隠蔽領域の部分から、順次プライオリティレベルを設定していく(S105)。この後、ドキュメント原稿を隠蔽化又は非隠蔽化して印刷する際に、カラーで印刷するか、モノクロで印刷するかを示す印刷モードを設定する(S106)。
カラーで印刷する設定の場合は(S106YES)、プライオリティレベル毎に隠蔽化処理する領域を指定して(S107)、この指定された隠蔽化部の画素部分のKデータの濃度値を、それぞれのプライオリティレベルに対応するように設定する(S108)。この場合、プライオリティレベルの低い方から隠蔽化を行っていくと視覚的には解かりやすい。設定終了の条件を満足すると(S109)、図8(A)のフローに移る。
図8(A)のフローに移って、先ず、スキャナ等で読取られたRGBデータは、カラーデータのYMCデータに変換する(S110)。次いで、隠蔽化処理する領域の画素部分を、YMCデータで生成する擬似黒に設定する(S111)。ここで、図5で説明したように、プライオリティレベル、印刷モード、印刷枚数、閾値、オフセット領域等をヘッダ情報として設定する(S112)。また、隠蔽化処理しない領域をYMCの色データに変換した結果、擬似黒又は擬似黒に近いものは、後述の図10(B)で説明するようにKデータのグレースケールに変換する(S113)。そして、上述のヘッダ情報と画像データを複写機に送信して(S114)、パソコン側での処理が終了となる。
印刷モード(S106NO)の選択で、モノクロでの印刷を選択する場合は、図8(B)のフローに移って、隠蔽化処理される領域の画素部分を、YMCデータで生成する擬似黒に対応するように変換する(S115)。その他の隠蔽化処理しない領域の画素部分は、Kデータで生成するグレースケールに変換する(S116)。このとき、ドキュメント原稿を隠蔽化画像で印刷(モノクロモード)する枚数と、非隠蔽化画像で印刷(カラーモード)する枚数等をヘッダ情報として付加する処理がおこなわれる(S117)。この後、上述のヘッダ情報と画像データを複写機に送信して(S118)、パソコン側での処理終了とすることができる。
図9は、カラー複写機を用いて隠蔽化処理されたドキュメントの印刷を行う場合のフローを示す図である。図7〜図8のフローにより生成された画像データ及びこれに付随するヘッダ情報を受け取ったカラー複写機は、例えば、プライオリティレベルの高いドキュメントから順に指定枚数分を印刷する。先ず、受信したドキュメントデータのヘッダ情報をもとに、画像データを隠蔽化処理するか否かが判別される。隠蔽化して印刷する場合は(S201YES)、次のステップでカラー印刷するか否かが判別される(S202)。カラー印刷(YES)が選択されると、各プライオリティに対応したドキュメントを全て印刷するまで操作を繰り返す(S203)。
この後、ドキュメントデータのヘッダ情報をもとに各プライオリティに対応したフィルタとしての閾値をKデータに対して設定する(S204)。具体的には、255(Kデータの最大値)÷プライオリティレベル数で閾値間隔を算出し、255−(閾値間隔×プライオリティレベル)で算出することができる。ここで、得られた現在のプライオリティレベルに対応した閾値とオフセット情報から判定基準を設定する(S205)。次いで、隠蔽化部のKデータの濃度値のスキャンを行う(S206)。
閾値より高いKデータの濃度値を持つ領域、すなわち判定基準において無効な領域の画素部分のYMCデータをホワイトに設定するか、若しくはその領域の画素部分を読み飛ばす(S207)。この後、指定された枚数分の隠蔽化されたドキュメントを印刷する(S208)。後者の画素の読み飛ばしを行うアルゴリズムを採用した場合、より複雑な隠蔽化に対応することができる。同様に、次のプライオリティレベルに対しても同様の操作を繰り返す。全プライオリティレベルのドキュメントの印刷が完了した時点でプリント動作は終了となる。なお、各プライオリティレベルでの隠蔽化ドキュメントの印刷枚数は、ヘッダの出力枚数テーブルに格納されている。
図9のフローで、データの隠蔽化処理をしない場合(S201NO)は、通常通りのRGBデータからYMCKデータに変換されて印刷される(S210)。なお、データの隠蔽化処理をする場合であっても、閾値をKデータの最大値255に設定すれば、隠蔽化する領域がない状態と同じになり、非隠蔽化のドキュメントが印刷される。
また、隠蔽化して印刷する場合(S201YES)で、次のステップでカラー印刷しないモノクロ印刷を選択(S202NO)した場合は、再度、データの隠蔽化処理を行うか否かが判別される(S211)。ここで、B/Wモード(モノクロモード)での印刷に対しては、隠蔽化する部分のデータはYMCデータの擬似黒に変換する処理が行われ、隠蔽化しない部分はKデータのグレースケールに変換されて(図7〜図8参照)ている。したがって、隠蔽化処理を行う場合(S211YES)では、B/Wモードでの印刷が実行され、モノクロの隠蔽化画像ドキュメントが得られる。
他方、隠蔽化処理を行わない場合(S211NO)は、隠蔽化部の画像データはYMCデータを全てMAXとした擬似黒に変換されているが、ここでは、Kデータのグレースケールに変換する(S213)。なお、隠蔽化しない領域は、既にグレースケールに変換されている(図8(B)参照)。この後、カラーモードで印刷(S214)すると、モノクロの非隠蔽化ドキュメントが得られる。なお、カラーモードで印刷するので、YMCデータで擬似黒に変換した隠蔽化領域をKデータに変換するステップ(S213)は、本来は不要である。しかし、現状の技術では、カラー複写機で生成される「擬似黒」は、性能的に不十分で、実際は「擬似黒」を「カーボンブラック」に変換するという処理を行うことが多い。したがって、ステップ(S213)でYMCデータの擬似黒をKデータのグレースケール(カーボンブラック)に変換するようにするのが望ましい。
図10(A)は、カラー複写機で隠蔽化する場合で、図7、8のフローで生成され複写機に送信する画像データの具体例を示し、図10(B)は、カラー複写機でカラー印刷する際の画像データの具体例を示す図である。なお、この画像データに、図5で例示したヘッダ情報が合わせてカラー複写機に送信される。ここで、例えば、隠蔽化するKデータの濃度値125を閾値とし、オフセット領域は無しとした。
図10(A)のKデータの濃度値をスキャンして閾値125以下の濃度値の領域を非隠蔽化し、閾値125を超える領域を隠蔽化するものとする。また、この時、閾値以下の濃度値(隠蔽化しないとした領域)で、YMCデータによる擬似黒データ(YMCの濃度値が全て最大の255に設定)がある場合は、図10(B)の網掛け部分で示すようにKデータの黒(グレースケールのカーボンブラック)に変換される。図10(A)の画像データは、Kデータの閾値125とすることによって、2列目の濃度値255の領域が隠蔽化されて、複写機には、図10(B)に示す画像データに変換されて印刷指示が出される。隠蔽化された画素データは、読み飛ばすように設定され、非隠蔽領域のYMCデータ及びグレースケールで設定されているKデータを印刷する。
図11は、(2)の隠蔽化対応のモノクロ複写機を用いる場合の「パソコンで受信→パソコンからプリント要請」のフローの一例を示す図で、図7〜図8の場合と同様にアプリケーションが行う処理とドライバが行う処理とで構成される。アプリケーションではユーザインターフェイスに含まれる処理を受け持ち、受信したドキュメント原稿の隠蔽すべき部分を指定するなどの処理を行っている。モノクロ複写機を画像出力装置に用いる場合、カラー複写機を用いる場合と同様に、プライオリティレベルで割り振った設定値を用いることができる。この設定値は、RGBデータから画像の濃淡を表すグレースケールデータに変換したデータに濃度情報の形で付与され、設定値の個数及び内容は、設定するプライオリティレベルの数に対応して変動する。
先ず、図7〜図8の例と同様にアプリケーションの処理として、スキャナで読取られたドキュメント原稿に対して、ユーザから隠蔽部が指定されるのを待つ状態が表示される(S301)。次いで、ユーザが隠蔽して印刷したい隠蔽化部分を指定する(S302)作業が行われる。複数の隠蔽化部分を指定する操作、或いは、新たな追記を行って編集処理を終了する(S303)。
この後、ドライバの処理として、先ず、指定された隠蔽化部の整理を行うと共に、切り分けができない隠蔽化部については、オフセット領域として抽出する(S304)。次いで、各隠蔽化部に対応するプライオリティを決定する。例えば、重要度の高い隠蔽領域の部分から、順次プライオリティのレベルを設定していく(S305)。次いで、プライオリティレベル毎に隠蔽化処理する領域を指定し、この指定された隠蔽化領域のグレースケール(画像の濃淡表示)に変換されている画素部分の先頭画素の濃度値(画素値)を、それぞれのプライオリティレベルに対応するような設定値に指定する(S306)。
この隠蔽化処理については、後述する図12の具体例で詳述するが、ドキュメントデータの全画素をスキャンし、プライオリティレベルに対応した設定値と設定値+1の値を持つ画素値を、例えば、それぞれ設定値−1と設定値+2に変更する(S307)。この後に、ドキュメントデータのライン毎に、隠蔽化部の先頭画素をプライオリティレベルに対応した設定値とし、その後端の次の画素を設定値+1に変更する設定を行う(S308)。この作業を各プライオリティレベルに対して順次行う(S309)。最後に、RGBデータからグレースケールデータに変換したドキュメントデータに、上述したプライオリティ毎の設定情報をヘッダとして付加し、複写機へ送信する(S310)。ヘッダの内容は、カラー複写機の場合と同様な形態である。
上述のフローにより生成された画像データを、モノクロ複写機を用いて隠蔽化されたドキュメントの印刷を行う場合、画像データ及びこれに付随するヘッダ情報を受け取って図9の例と同様な形態で印刷される。先ず、受信したドキュメントデータのヘッダ情報をもとに、全画素をスキャンして隠蔽化する領域を判別し、この隠蔽化する領域の画素値を「0」に変更するか、又は、読み飛ばすようにして隠蔽化画像ドキュメントを印刷する。次のプライオリティレベルに対しても同様の操作を繰り返し、全プライオリティレベルのドキュメントの印刷が完了した時点でプリント動作は終了となる。なお、各プライオリティレベルにおける隠蔽化ドキュメントの印刷枚数等は、ヘッダの出力枚数テーブルに格納されている。
図12は、上記のモノクロ複写機による隠蔽化処理の具体例を説明する図である。図12(A)は、ドキュメント原稿からグレースケールに変換されただけの元画像データで、画素の濃淡を示す濃度値(又は画素値)を示す。この元画像データに対して、図12(B)に示すように隠蔽化部(網掛け部分)を指定し、この隠蔽化部のプライオリティレベル数とその閾値、オフセット領域等を設定する。ここでは、プライオリティに対応した画素の閾値を「設定値」とし、例えば、設定値=120とし(プライオリティレベルによって任意に割り振る)、また、説明を簡単にするためにオフセット領域は無しとした。
図12(B)において、元画像データの全画素をスキャンして、設定値と同じ画素値120及び設定値+1の画素値121をサーチした後、図12(C)に示すように、設定値と同じ120の画素値をもつ部分を「−1」して「119」とし、図12(D)に示すように、設定値+1の121の画素値をもつ部分を「+1」して「122」に変更する。次いで、図12(E)に示すように、隠蔽化部の画素列の先頭画素を設定値の「120」に変更する。また、同時に隠蔽化部の画素列終端の次の画素値を、例えば、設定値+1の「121」に変更して隠蔽化処理が終了する。なお、隠蔽化部の画素列の終端が、列の終了端である場合は、次の画素値を設定値+1とする変更は不要である。
上述の如く隠蔽化処理された画像データを、隠蔽化画像としてモノクロ複写機で印刷する場合は、図12(F)に示すように、隠蔽化部の画素列終端に続く次の画素値を、隠蔽化部の後端の画素値に置き換え(例:121→234)、隠蔽化部の画素値を「0」に変更する。この結果、画素値を0とした隠蔽化部は、印刷時に空白となり隠蔽化される。
他方、この隠蔽化部をプライオリティレベルで、非隠蔽化画像として印刷する場合は、図12(G)に示すように、所定の設定値に変更された隠蔽化部の先頭画素を、これに続く次の画素値に置き換える(例:120→222,33)。この結果、隠蔽化部は隠蔽化されず非隠蔽化画像として印刷される。なお、上述の設定で、隠蔽化部の先頭画素が実際の画素値と異なる値に変更されるが、一般的に画像領域の画素は同じ画素値が続く傾向があるため、その1つの画素を設定値に用いても実用上の問題はない。
上述した隠蔽化への対応は、隠蔽化対応のカラー複写機、モノクロ複写機であるが、(3)の隠蔽化未対応のカラー複写機を用いる場合は、パソコン側のドライバが全ての処理をこなす必要がある。また、ドライバが行っていた画像処理を従来と同様に行うとともに、ドキュメントデータをRGBデータからYMCKデータへの変換処理も行う。この際、隠蔽化部をYMCデータの擬似黒に設定し、その他の部分は、通常のグレースケールへ変換する。そして、隠蔽化ドキュメントは、B/Wモードで指定の枚数を印刷し、非隠蔽化ドキュメントは、カラーモードで指定の枚数を印刷すればよい。
また、隠蔽化ドキュメントを印刷する場合に、YMCデータの擬似黒をKデータのカーボンブラックに変換する処理を無効にして印刷するようにしてもよい。そして、非隠蔽化ドキュメントを印刷する場合には、YMCデータの擬似黒をKデータへのカーボンブラックに変換する処理を有効にして印刷すればよい。なお、YMCデータが全てMAXの擬似黒で、且つ、Kデータが設定されている画素データは、隠蔽化部と認識できるようにすることにより、隠蔽化部に対してもグレースケール化が可能となる。ただし、隠蔽化未対応のカラー複写機で印刷する場合には、隠蔽化部を復元した非隠蔽化画像部分はモノクロで印刷される。
また、(4)の隠蔽化未対応のモノクロ複写機を用いる場合においても、ドライバが全ての処理をこなす必要がある。先ず、ドキュメントデータの隠蔽化部以外の部分をグレースケール化し、隠蔽化部をYMCデータの擬似黒に設定する。隠蔽化ドキュメントの指定枚数を、グレースケールデータのみにより印刷する。次に、再度、YMCデータをグレースケール化して、隠蔽化部もグレースケールに変換する。そして、非隠蔽化ドキュメントの指定枚数を、再度、グレースケールで印刷する。
また、原稿読取部、画像編集部、画像出力部を一体に備えたコピー装置で実施する場合は、隠蔽化未対応の機種について想定する必要はない。ただし、実施機種がカラーコピー機かモノクロコピー機であるかを考慮する必要がある。そのコピー動作は、上述した隠蔽化対応のカラー複写機又はモノクロ複写機の動作とほぼ同じ処理フローとなる。
カラーコピー機の場合は、従来と同様にスキャンデータに対して画像処理を行う。そして、プライオリティレベル毎に隠蔽化する部分を指定し、隠蔽化する画素のKデータの濃度値をテーブルにしたがって該当するプライオリティレベルに対応した値に設定する。その後、プライオリティの高い順に指定枚数を印刷する。この印刷方法の詳細は、プライオリティレベルに対応したKデータの濃度値を設定し、隠蔽化部の全画素中のKデータ領域をスキャンし、プライオリティレベルで設定したより高いKデータの濃度値を持つデータをホワイトに設定して、指定枚数の画像の印刷を行う。この操作を、次のプライオリティレベルに対して順次実行する。
モノクロコピー機の場合は、従来と同様にスキャンデータに対して画像処理を行う。そして、プライオリティ毎の隠蔽化を行う画素領域を指定し、その設定値を規定する。全画素をスキャンし、画素値が設定値又は設定値+1のものを±1して、似た値に置換する。その後、ラインごとに画像の隠蔽化を行い、隠蔽化部の画素列の先頭画素を設定値に、末尾の次の画素を設定値+1に設定する。この処理をプライオリティ毎に繰り返す。その後、プライオリティの高い順位に印刷していく。印刷を行う際に、現在のプライオリティよりも高い設定値で囲まれているブロックを全てホワイトに変更する。
本発明の概略を説明するブロック図である。 本発明による異なる複数の隠蔽化画像の形態について説明する図である。 スキャナで読取られるドキュメント原稿とその画像データを示す図である。 隠蔽化部が異なる複数の隠蔽化ドキュメントを示す図である。 本発明によるヘッダの構成例を示す図である。 本発明の実施形態の一例を示す図である。 本発明で、隠蔽化にカラー複写機を用いる場合の処理フローの一例を示す図である。 図7の処理フローの続きを示す図である。 カラー複写機を用いて隠蔽化処理されたドキュメントの印刷を行う場合の処理フローを示す図である。 隠蔽化する画像データの一例を示す図である。 本発明で、隠蔽化にモノクロ複写機を用いる場合の処理フローの一例を示す図である。 図11のモノクロ複写機による隠蔽化処理の具体例を説明する図である。
符号の説明
1…画像入力装置、2…画像編集装置、3…画像出力装置、4…画像受信部、5…表示部、6…領域指定部、7…ヘッダ設定部、8…YMC変換部、9…K変換部、10…領域制御部、11…画像記憶部、12…出力制御手段、13…画像置換手段、14…利用者認証手段。

Claims (6)

  1. 入力画像の隠蔽化部を指定して出力する画像データ生成装置であって、画像データの隠蔽化部の画素データを、所定の濃度値に変換する変換手段を備えていることを特徴とする画像データ生成装置。
  2. 前記隠蔽化部が複数の異なる領域で指定された場合、前記画素データを異なる濃度値に変換することを特徴とする請求項1に記載の画像データ生成装置。
  3. 出力される画像データに隠蔽情報が含まれていることを表す情報を付加することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像データ生成装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像データ生成装置で生成された画像データが入力され、前記画像データにおける所定の画素データの濃度値を指定し、指定した前記濃度値の領域を隠蔽して出力する出力制御手段を備えていることを特徴とする画像データ処理装置。
  5. 前記出力制御手段は、隠蔽した前記領域を他の画像に置き換える画像置換手段を備えていることを特徴とする請求項4に記載の画像データ処理装置。
  6. 前記出力制御手段は、前記隠蔽領域の出力の可否を決める利用者認証手段を備えていることを特徴とする請求項4に記載の画像データ処理装置。
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JP2011087108A (ja) * 2009-10-15 2011-04-28 Sharp Corp 画像処理装置

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