JP2007095961A - 光増幅器および光増幅方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】運用時に起こりうるチルトを制御することができ、装置内部の損失状態の変動に対応した損失補償が行えること。
【解決手段】EDF1,2が増幅する光信号Lmの波長に対して吸収および利得を生じない波長に設定されたロス監視光Loを出力する監視光用LD24と、監視光用LD24が出力するロス監視光Loを光増幅器10の入力段にて光信号Lmに合波させるWDMカプラ21と、光増幅器10の出力段にて光信号Lmからロス監視光Loを分波するWDMカプラ22と、入力段および出力段におけるロス監視光Loの強度をそれぞれ検出するPD25,26と、PD25,26によりそれぞれ検出されたロス監視光Loの強度により、入力段から出力段に至る経路におけるロス監視光Loの損失を求め、損失の値に対応してVOA3の減衰量を制御する制御部5と、を備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、波長多重されたWDM光を伝送するWDM伝送システムにおいて用いられる多波長の光を増幅する光増幅器および光増幅方法に関し、特に、希土類添加光ファイバを用いた光増幅器において利得の波長依存性を可変できる光増幅器および光増幅方法に関する。
WDM光伝送システムは、光増幅器を用いて複数の波長の一括増幅をすることで信号伝送容量を飛躍的に高めることができる。光増幅器としてもっとも多く使用されているのがエルビウムを始めとする希土類元素を添加した光ファイバ増幅器であり、その性質などについて多くの研究がなされ実用化されてきた。
このようなエルビウム添加光ファイバ増幅器(以下エルビウム添加光ファイバをEDFと表記する)は、0.98μmか1.48μm帯の励起光により1.53〜1.6μmの範囲の信号光を増幅するものであり、励起光の強度により、一括増幅される光信号の波長依存性(以下チルトと呼ぶ)が変化することが知られている。
図18は、チルトの定義を説明するための図である。横軸は波長、縦軸はパワーである。WDMの各波長毎の信号光のパワーの傾きをチルトと呼ぶ。図19は、励起光とEDF利得の関係を示す図である。横軸は波長、縦軸はEDF利得である。図示のように、励起光の強度によってチルトが変化する。
励起光を増やし、EDF利得を大きくした場合には、エネルギーの高い短波長側の利得が長波長側の利得よりも大きくなり、その結果として短波長側のパワーが長波長側のパワーよりも大きくなるチルトが発生する。特に、長距離WDM伝送システムでは伝送される各波長の全てを、同等の品質で伝送させる必要がある。意図しないチルトの発生は伝送品質の劣化を招くため、光増幅器は平坦なチルトとなる制御(利得制御)を行う。
図20は、従来の光増幅器を示す図である。このような光増幅器200は、2段のEDF(EDF1,EDF2)201,202と、これらEDF201,202の間に設けられた可変光減衰器(VOA;Variable Optical Attenuator)203を備えており、入力パワーの変動時であっても出力パワーが一定になるように制御を行う。
EDF201,202は、上述したように励起光の強度を変化させ利得が変化すると、チルトが変化するため、制御部205は、このEDF201,202の利得が一定になるようにAGC制御を行う。また、図21は、チルトを一定に保つ制御を説明するための図である。制御部205は、EDF201に対する入力パワーが変化した場合には、EDF201の利得を一定としつつ、VOA203の減衰量を調節することによってEDF202の出力パワーを一定に保つALC制御を行う。
図20に示すように、制御部205は、光増幅器200の入出力点におけるWDM信号の光強度をフォトダイオード(PD:PD1,PD4)211,214を用いて検出してAGC制御を行う。また、VOA203の入出力点におけるWDM信号の光強度をPD(PD2,PD3)212,213を用いて検出し、VOA203の減衰量を判断してALC制御を行っている(例えば、下記特許文献1参照。)。
図20に記載した光増幅器200は、EDF201,202や、PD211〜214に対する光分岐を行う分岐部220や、不図示の利得等化フィルタ、発振防止用の光アイソレータ、励起光をカップリングするWDMフィルタや、VOA203などの多くの光部品の集合体である。このため、光増幅器200による利得は、下記式(1)となる。
光増幅器利得=EDF利得−VOA損失−光部品損失 …(1)
ここで、光部品損失とは、VOA203にて意図的に変化させる部分の損失(光損失)を除いた損失全体を指す。
光部品損失は、光部品の経時劣化や故障、輸送時の振動衝撃や強制空冷による風圧、温度変化などによる光ファイバ取り回し部分におけるベンディングロスの発生などにより、変動(一般的には増加)する。
特開2002−368698号公報
しかしながら、上記従来技術による制御では、パワーを監視する方法として伝送路上の主信号(光信号)をモニタしているため、光増幅器の利得が変化したとき、この変化が光部品損失による変化であるのか、あるいはEDF利得自体の変化に基づくものであるのか区別がつかない。つまり、上記式(1)中の第1項と第3項の合計しか検出できない。
この場合、図20に示した制御部205は、EDF201,202の利得が足りなくなったと判断し、励起パワーを高めることで元の光増幅器利得が確保できるようにフィードバック制御を実行する。その結果、EDF201,202の利得を変化させるため、意図しないチルトが発生するという問題が発生する。換言すると、例えば光増幅器内で光部品損失が増大したとき、これを利得自体の減少と誤認し、AGC機能によって利得自体を増大させてしまい、その結果として意図しないチルトが発生する。
図22は、光増幅器内部において光部品損失が発生した場合の光レベルの状態を示す説明図である。EDF1(201)の入力の手前の箇所Xで光部品損失が発生した場合、入力側のPD1(211)はそれを検出しない。そして、VOA203を制御するためのPD2,PD3(212,213)の間の損失量そのものは変化しないので、光部品損失発生前と同じ減衰量のままVOA203の制御が実施される。また、出力側のPD4(214)での出力パワーが不足していることが検出されるため、AGC制御では利得不足と判断し、励起光を増加させて出力パワーが設定値に戻るように調整を実行する。この場合、図中点線で示すように、EDF1,2(201,202)では、利得の増加に対応して光レベルの傾きが急になっている。この結果として、EDF201,202の利得が設計値よりも大きい値で動作することになり、チルトが発生する。
従来の光増幅器200は、一度組み立てた後に光増幅器200内の光部品の損失が変化しないことを前提としている。しかしながら、組み立てた後に光部品の損失が大きく変化してしまった場合には、チルトの状態が変化し、所望の光特性が得られなくなるという問題点を有している。
この場合、励起光源のパワーに余裕があり、損失増加分を補うだけの利得が確保できると、光増幅器200は、AGC制御およびALC制御はいずれも正常に動作することとなり、光部品の損失に関する異常を検出できないため、警報を通知することができない。この結果、WDM信号を伝送させるWDM伝送区間で異常が発生しているにもかかわらず、WDM伝送区間では異常発生を検出できず、このWDM伝送区間を出た後に各波長毎に接続されるトランスポンダ装置などにおいて初めて入力異常が検出されることになるため、異常発生後に障害復旧するまでに長い時間がかかるという問題も発生する。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、運用時に起こりうるチルトを制御することができ、装置内部の損失状態の変動に対応した損失補償が行える光増幅器および光増幅方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる光増幅器は、多波長の光信号の伝送路上に増幅用の希土類添加光ファイバと、可変光減衰器とを配置してなる光増幅器において、前記希土類添加光ファイバが吸収および利得を生じない波長に設定されたロス監視光を出力する監視光出力手段と、前記監視光出力手段が出力する前記ロス監視光を装置の入力段にて前記光信号に合波させる合波手段と、装置の出力段にて前記光信号から前記ロス監視光を分波する分波手段と、前記合波手段により合波される入力段における前記ロス監視光の強度と、前記分波手段により分波された出力段における前記ロス監視光の強度をそれぞれ検出する監視光検出手段と、前記監視光検出手段によりそれぞれ検出された前記ロス監視光の強度により、装置の入力段から出力段に至る経路における前記ロス監視光の損失を求め、当該損失の値に対応して前記可変光減衰器の減衰量を制御して多波長の前記光信号の各波長における増幅利得を平坦にする制御手段と、を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、光増幅器の内部には、入力段から出力段に至る経路でロス監視光を伝送させることができ、この入力段から出力段の経路で生じたロス監視光の損失に基づいて、制御部により可変光減衰器の減衰量を制御する。ロス監視光を用いて、装置の損失の補償を制御する。制御部は、光信号の増幅利得が平坦になるように制御することもできる一方、伝送特性に合わせたチルトを発生させることもできる。
本発明にかかる光増幅器および光増幅方法によれば、希土類添加光ファイバを用いた光増幅器の運用時に、光増幅器内部の光部品の損失変動が生じても損失を補償し、利得の波長依存性を維持して、高品質かつ高安定化を図ることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる光増幅器および光増幅方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。この発明においては、伝送路の運用波長と異なりEDFの増幅に影響を受けず、また影響を与えない適切な波長に設定されたロス監視光を用いて光増幅器の利得を制御する構成である。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による光増幅器の構成を示す図である。光増幅器10は、希土類添加光ファイバからなる2段のEDF(EDF1,EDF2)1,2と、これらEDF1,2の間に設けられた可変光減衰器(VOA)3を備えており、伝送路上のWDMの主信号(光信号)Lmの入力パワーが変動しても出力パワーが一定になるように制御を行う。
EDF1,2は、上述したように励起光の強度を変化させ利得が変化すると、チルトが変化するため、制御部5は、このEDF1,2の利得が一定になるようにAGC制御を行う。この制御部5は、EDF1に対する光信号Lmの入力パワーが変化した場合には、EDF1の利得を一定としつつ、VOA3の減衰量を調節することによってEDF2の出力パワーを一定に保つALC制御を行う。
光増幅器10の内部の光信号Lmの経路上には、複数の光部品が配置されている。光増幅器10の前段および後段には、それぞれ光部品としての分岐カプラ6,7が設けられている。分岐カプラ6は、光増幅器10の入力点における光信号Lmを分岐させる。光検出器としてのPD1(11)は、この入力点における光信号Lmの光強度(パワー)を検出する。分岐カプラ7は、光増幅器10の出力点における光信号Lmを合波させる。PD4(14)は、この出力点における光信号Lmの光強度を検出する。これら入出力点において検出された光信号Lmの光強度は、制御部5に出力される。
制御部5は、これらPD1,4(11,14)が検出した光信号Lmの光強度に基づいたAGC制御を行う。また、光増幅器10内部の伝送路上においてEDF1の前段には、WDMカプラ21を設け、EDF2の後段には、WDMカプラ22を設けている。これらWDMカプラ21,22は、光信号Lmの経路上の光部品として設けられ、光信号Lmに対してロス監視光Loを合波および分波させる。
WDMカプラ21には、分岐カプラ23が接続されている。分岐カプラ23の一方には、ロス監視光Loを生成し、出射させる監視光用レーザダイオード(LD)24が接続され、他方には、ロス監視光Loを検出する監視光用PD(PD2)25が接続されている。WDMカプラ22には、ロス監視光Loを検出する監視光用PD3(26)が接続されている。VOA3の入出力点におけるロス監視光Loの光強度は、PD2,3(25,26)により検出される。制御部5は、PD2,3(25,26)により検出されたロス監視光Loの光強度により、VOA3の減衰量を判断してALC制御を行う。
そして、監視光用LD24が出射するロス監視光Loの波長は、希土類添加光ファイバであるEDF1,2によって吸収されず、また、利得を生じさせない波長に設定される。これにより、EDF1,2による利得とは切り離した形で、光増幅器10内で発生する損失を直接測定できるようになる。
ロス監視光Loの経路について説明する。ロス監視光Loは、光増幅器10の入力段でWDMカプラ21によりWDMの主信号(光信号)Lmと合波され、EDF1,2と、VOA3を含む光部品を光信号Lmとともに伝搬される。このロス監視光Loは、この後、出力段でWDMカプラ22により分波される。そして、制御部5は、ロス監視光Loだけの入力側のパワーを検出するPD2(25)と、出力側のパワーを検出するPD3(26)との検出値の差分からVOA3での損失を含んだ光増幅器10の入力から出力に至る経路における損失を測定できる。
この測定値は、上記式(1)中の第2項と第3項を測定したことになる。この値を全損失とすると、下記式(2)で表すことができる。
光増幅器利得=EDF利得−全損失 …(2)
EDF利得を一定とし、チルトを一定とするためには、制御部5は、この全損失の値が一定となるように制御する。
図2は、光増幅器内部において損失が発生した場合の光レベルの状態を示す説明図である。前述した図22(従来技術)の場合と同様に、PD1(11)の後ろで光部品6,7などによる損失が箇所Xで発生した場合を考える。この場合、光信号Lmだけではなくロス監視光Loにも同様に箇所Xで損失が発生することになる。
これにより、監視光用PD3(26)は入力レベルが下がり、全損失が増加したことを検出するため、制御部5は、VOA3の損失を減少させて全損失量を元の値に戻すように制御する。その結果、EDF1,2は損失の発生前と同じ利得で動作することとなるため、チルトは一定に保たれる。
ここで、ロス監視光Loの波長について説明する。EDF1,2に用いられる希土類添加光ファイバは、その原子が持つ固有のエネルギー準位に応じて、吸収する波長と、利得が得られる波長を持っている。EDF1,2ではその特性について多くの研究が行われている。参考文献としては、上記非特許文献1のP.100に、EDFの吸収スペクトルと利得効率を示すグラフが掲載されている。
図3は、EDFが有する波長別の吸収および利得の特性を説明する図表である。この参考文献によると、EDFが利得を持つ波長は、1.5〜1.6μmの波長帯であり、吸収する波長である0.98μm、1.48μm帯がEDF励起光の光源の波長としてよく使用されている。その一方、利得も損失も持たない波長帯(透明になる波長帯)も存在する。図3に示すように、利得も損失も持たず、透明になる波長帯は、0.6μm、0.9μm、1.1μm、1.3μmなどの波長帯である。
ロス監視光Loの光源として使用する監視光用LD24は、小型で高効率かつ安価である半導体レーザが使いやすい。発光波長は使用する半導体の特性によって次のように各波長帯がある。参考文献としては、『半導体レーザ』、伊賀健一編著、オーム社、平成6年10月発行、がある。
AlGaAs/GaAs系の0.8μm帯
AsInAsP/InP系の1.0〜1.7μm帯
InGaAs/GaAs系の0.98μm帯
これらの波長帯のうち、EDFが透明になる波長としては、通信用の光源としてよく使われている1.3μm帯が入手しやすく、また、低価格であるため一番有利である。実際に1.31μmの波長において、数10m程度のEDFの損失の測定結果は、1.1dB(コネクタロス1ヶ所含む)であり、ほぼ透明であった。したがって、EDFの場合にはこの波長帯(1.31μm)をロス監視光Loとして用いることができる。
上述したロス監視光Loの波長帯域の設定は、EDF以外の光ファイバ増幅器であってもよく、監視光の波長が透明(利得も損失も持たない)である、という条件を満たせば同様に採用することができる。例えば、1.3μmの増幅利得を持つプラセオジム添加光ファイバなどを用いることもできる。
上述した図1の光増幅器10は、2段のEDF1,2を用い、1段のVOA3を使用した構成としたが、これに限らず、EDFやVOAの段数が増えた場合であっても上記同様の制御を行うことにより、チルトを一定にすることができる。
(チルトの可変制御について)
上記構成では、光部品に損失が発生した場合にVOA3の損失を減らすことで補償し、EDF1,2の利得を変更せず、チルトを一定とした。次に、チルト量を積極的に可変させる場合の制御について説明する。EDF1,2による利得を変更することにより、チルトが平坦となる値からずらすことでチルトを変化させることができる。
図4は、EDFの利得とチルトの関係を示す図表である。横軸はEDF利得であり、縦軸はチルトの量である。EDF1,2の利得の設定値と、チルト量の関係は、図中点線で示した一次関数などによって近似することができる。ここで、チルト制御係数という値を下記式(3)により定義する。
チルト制御係数=EDF利得変化量/チルト制御量 …(3)
上記式(3)を用いると、近似が有効である範囲内において、必要となるチルト制御量が得られるようなEDF利得設定値を下記式(3’)を用いて計算することができる。
EDF利得変化量=チルト制御係数×チルト制御量 …(3’)
入出力レベルが一定で、チルトだけを変化させる場合の制御方法を考えると、上記式(2)の値が一定となるように全損失の値を変化させればよい。したがって、下記式(4)により、所望のチルト量を発生させることができる。
光増幅器利得=EDF利得−全損失
=(EDF利得+チルト制御係数×チルト制御量)
−(全損失+チルト制御係数×チルト制御量) …(4)
図5は、全損失とチルトの関係を示す図表である。光増幅器10の利得が一定の場合における横軸は全損失であり、縦軸はチルトの量である。つまり、全損失の目標値をチルト平坦の場合に対して、下記式(5)により、
チルト制御係数×チルト制御量 …(5)
の分だけ変化させることでチルトの制御を実行することができる。
このように、チルトを発生させることにより、伝送路側で発生した波長特性の補償などを行うこともできるようになる。
(VOAによる損失の補償限界時の通知について)
次に、VOAによる損失の補償限界時の制御について説明する。図1に記載した光増幅器10の制御部5は、光部品6,7,21,22などに損失が発生した場合、VOA3の損失を減らすことにより損失を補償し、EDF1,2の利得を変化させない制御を行った。このVOA3の損失は最小値が存在するため、光部品6,7,21,22などの損失を補償できる値は有限となる。
このため、例えば光部品6の損失値が大きくなり過ぎ、VOA3の損失が最小値となるまで減らしたとしても全損失を一定の値に制御できなくなった場合、制御部5は、チルト異常を警報として通知する。これにより、光増幅器10の故障を外部に通知することができ、光部品6,7,21,22などによる損失値が大きいことに基づく警報であることを併せて通知でき、迅速な復旧を図れるようになる。
ところで、VOA3の値を変化させる要因としては、光部品6,7,21,22による損失の増加の他に、
1)個別の部品の損失ばらつきによる光増幅器10個体毎の製品出荷時における損失ばらつき
2)光伝送路の損失の変動による入力レベルの変動
3)出力設定値の変更
4)チルト設定値の変更
などが挙げられる。
そこで警報を発出する閾値の設定方法としては、これらの変動要因からどれをマージンとして残すかによって、下記A.〜C.に示すいくつかのパターンが挙げられ、装置の安全性に対する考え方によって選択することができる。
A.製品出荷時からの差分が一定値より大きくなった場合に警報を発出するパターン。
この場合は、製品出荷時に上記2)〜4)の値をある一定値とした場合のVOA3の設定値を制御部5内部の不揮発メモリなどに保存しておく。そして、実運用状態においては、2)〜4)の変化によりVOA3の設定値が変化するが、不揮発メモリに記憶されている製品出荷時の値に対して、2)〜4)の制御分を加算した値と、現在のVOA3の設定値とを比較して、その差分がある閾値よりも大きくなった場合に警報を発出する。
B.2)〜4)のマージンを残した状態で警報とするパターン。
現在の制御状態から、2)〜4)の制御によりVOA3の損失を減らす方向に最大の制御を行った場合に変動するVOA3の損失量を求め、その値がVOA3が全開放となる設定値からの差分量を下回った場合に警報を発出する。
C.VOA3の全開放状態に対してのマージン量を監視するパターン。
このパターンでは、2)〜4)の値の変化は見込まずに、現在の動作状態でVOA3が全開放となるまでのマージン量を監視し、これが一定値を下回った場合に警報を発出する。
上記のパターンA.では、製品出荷時からの劣化分を閾値とするため、一番安全である反面、故障と判定されやすい。これに対し、パターンC.では、現状のマージンを確認しているため、特性を保証できる限界近くのところまで使用することができるが、2)〜4)の変動要因が発生した場合には、VOA3による損失の補償はできず、信号劣化が発生する可能性があるというデメリットがある。パターンB.は、これらパターンA.C.の中間である。なお、3)、4)は、動的に変化しない設定値である場合には、それらをマージンから除くこともできる。
(複数の光増幅器によるタンデム接続について)
図6は、複数の光増幅器のタンデム接続を示す図である。WDM光を増幅する光増幅器は、分散補償光ファイバ(DCF)や、利得等化器(GEQ)などの光部品30を使用する場合に、複数の光増幅部31,32を用意し、光部品30を挟んでタンデム接続する場合がある。光増幅部31,32は、それぞれ図1に記載の光増幅器10と同じである。
そして、光増幅部1(31)の光出力と、光増幅部2(32)の光出力をそれぞれ独立して一定値に制御したい場合や、個別に交換可能としてどちら側で異常が発生しているのかを切り分ける必要がある場合には、各光増幅部1,2(31,32)に設けられた制御部5がそれぞれ損失を監視すればよい。
(監視光用LDのバックパワーモニタについて)
また、図1を用いて説明した光増幅器10の構成は、監視光用LD24によって出射される監視光源の光出力を監視光用PD25を用いて検出する構成とした。これに限らず、監視光用LD24のバックパワーモニタの出力を利用して検出することもできる。この場合、監視光用PD25と、分岐カプラ23を不要にでき、光部品の点数を削減し、低コスト化を図ることができる。
以上説明した実施の形態1によれば、EDFなどの希土類添加光ファイバを用いた光増幅器内部に設けられた光部品の損失変動が発生しても、励起状態が設計値からずれて利得の波長依存性が損なわれるという誤動作を防止することができる。この光増幅器を用いることにより、高品質、高安定なWDM光伝送システムを提供することができるようになる。
また、光増幅器の特性を利用してチルトを積極的に可変させるチルトコントロールを行うこともでき、光部品の損失変動が起こった場合であっても光増幅器の損失を正確に補償できるようになる。さらに、損失の補償の制御結果、目標となる制御状態が実現できなかった場合には、外部に警報を通知するため、保守者が迅速に故障点を推定することができるようになり、大規模ネットワークにおけるMTTRの短縮を図ることができる。
(実施の形態2)
上記実施の形態1の構成では、光増幅器10の内部だけでロス監視光Loの経路を形成する構成としたが、この発明によるロス監視光Loの経路は、光増幅器10を通過(光増幅器10の外部から入力されて外部に出力)させる構成にも適用することができる。すなわち、一つのロス監視光Loを複数の光増幅器10を備えた中継器などの装置間で伝送させることもできる。
図7は、伝送路の主信号にロス監視光を多重化した構成を示す図である。伝送路上には多重化局41と、中継局42と、分離局43が設けられている。多重化局41は、主信号(光信号)Lmにロス監視光Loを多重化させて伝送路に送出する。多重化局41と、中継局42と、分離局43の各装置には、それぞれ、光信号Lmを光増幅するEDF1と、装置内部での全損失を測定するためにロス監視光Loの入力側と出力側にそれぞれ監視光用PD2,3(25,26)が設けられている(図1参照)。
図8は、伝送路上に設けられる各装置内部の構成を示す図である。図7に示した多重化局41、中継局42、分離局43のそれぞれにおける光増幅器にかかる構成を抽出して記載してある。図8に示す光増幅器にかかる機能は図1と同様であり、同一構成部には同一の符号を付してある。
図1と異なるのは、ロス監視光Loが光信号Lmに多重化されて外部から入力される点である。このため、各装置では入出力部において光カプラ6,7により光信号Lmと、ロス監視光Loを一部分岐させる。そして、分岐出力側にWDMフィルタ21,22を配置し、光信号Lmとロス監視光Loとを分波させる点が相違している。
光信号Lmは光検出器であるPD1,4(11,14)によって入出力の光強度が検出される。また、ロス監視光Loは、PD2,3(25,26)によって入出力の光強度が検出される。制御部5は、実施の形態1同様に、PD2,3(25,26)によって検出された、ロス監視光Loの入出力の差分によって全損失を求める。そして、求められた全損失に基づいて実施の形態1に記載したように、VOA3による損失量を制御することができる。
この実施の形態2においても、実施の形態1同様にチルトを一定にする制御を行うことができる。逆にチルトを可変する制御を行ってもよい。さらに、損失の補償限界時に警報を出す構成とすることもできる。
この実施の形態2によれば、伝送路上に設けられた複数の中継器などの装置に対して単一の装置からロス監視光Loを供給することができるようになる。これにより、伝送路上の各装置毎にロス監視光Loの光源(図1記載の監視光用LD24)を設ける必要がなく、各装置の構成を簡単にかつ低コスト化しつつ各装置が独立して損失を補償する制御が行えるようになる。
(伝送路上でのロス監視光の増幅について)
上述した構成におけるロス監視光Loは、伝送路を伝搬するにしたがって減衰する。また、各装置(図7記載の多重化局41、中継局42、分離局43)内部でも減衰する。したがって、実施の形態2によるロス監視光Loの伝送距離は、ロス監視光Loを検出するPD2,3(25,26)の感度に依存することになる。
図9は、伝送路上でのロス監視光の増幅を行う構成を示す図である。伝送路上の各装置としては、便宜上、上記光増幅器10に設けられるEDF1だけを記載してある。そして、ロス監視光Loのパワーが、PD2,3(25,26、図1参照)の感度の限界に達する以前の箇所Xnに、ロス監視光Loだけを増幅する光増幅器50を設ける。光増幅器50を配置することにより、図中点線で示す如く、ロス監視光Loの光強度(パワー)を増幅させることができ、伝送距離を伸ばすことができる。このように、ロス監視光Loだけを増幅させる光増幅器50としては、ロス監視光Loの波長が1.3μmの場合には、半導体レーザ光増幅器、もしくは、プラセオジム添加光増幅器を使用することができる。
(複数の装置間での警報の伝達について)
実施の形態1において説明した警報を通知する機能を、実施の形態2に適用する場合、チルト異常検出を行った装置(中継局42など)では、光部品の損失が発生しているため、ロス監視光Loのパワーが減衰していることになる。伝送路下流の装置でも、このロス監視光Loを用いて異常検出を行っているため、伝送路下流の装置においては、ロス監視光Loの入力レベルが低くなり、所定の検出精度を維持できなくなる。
図10は、複数の装置間での警報の伝達を行う構成を示す図である。この図に示すように、複数の装置1a〜1d(便宜上装置はEDFとして記載した)のうち、異常(ロス)が発生した装置(図10の装置1b)では、警報を通知するとともに、下流の装置1c,1dに対しては、ロス監視光Loを用いずに、警報通知信号(AIS:Alam Indication Signal)を用いて送信する手段を備える。具体的には、図1の制御部5がAISの送信を制御する。また、AIS自体を伝送路上で伝達させる手段としては、波長数情報などを通知する監視制御用信号(OSC:Optical Supervisory Channel)が考えられる。OSCの波長帯域としては、例えば、1.51μm、1.62μmがある。
そして、AISを受信した下流の装置1c,1dでは、そのAISをさらに下流に転送する。この際、下流の装置1c,1dには、自装置(例えば装置1c)で発生した警報はマスクする機能を設ける。これにより、最上流において故障が発生した(警報を通知した)装置1bを特定することができる。
(ロス監視光を周波数変調する構成について)
ロス監視光用PD(図1記載のPD3(26))において、ロス監視光Loを検出する限界レベルを下げることができれば、図9に示した光増幅器50を不要にして伝送距離を伸ばすことができる。
図11は、ロス監視光を周波数変調する構成を示す図である。ロス監視光Loの光源(例えば、図1記載の監視光用LD24)において、ロス監視光Loを特定の周波数fで変調し、各モニタポイントである各装置1a〜1cでは、PD2,3(図1記載の25,26)ではオペアンプ55による増幅後、バンドパスフィルタ(BPF)56などにより変調された周波数fを抽出してロス監視光Loを検出する。
このような構成によれば、ロス監視光LoのDC成分のノイズレベルを抑えることができ、低い入力レベルでも検出できるようになる。また、ロス監視光Loの長距離伝送化が可能となる。あるいは、ロス監視光Loの光増幅器50を不要とし、光増幅せずとも比較的長い距離の伝送化が可能となる。特に、この実施の形態2の基本構成である、一つのロス監視光Loを伝送路に送信し、複数の装置においてそれぞれ損失の制御を行う構成に用いて好適である。
以上説明した実施の形態2によれば、光伝送システム全体におけるロス監視光を生成する光源の個数を減らすことができ、光増幅器自体がロス監視光を生成せずとも外部から入力されるロス監視光を用いて、光増幅器に生じた損失を低コストに補償することができるようになる。
(実施の形態3)
実施の形態3は、ある一つの局舎内において複数の光増幅部を有するとき、警報を発生させた下流の光増幅部は、上流の光増幅部に対して出力パワーなどの制御を要求する構成である。
ある光増幅器の損失が大きくなり、警報を発生させた場合に、この警報を発生させた光増幅器への入力レベルを上げることができれば、その分だけVOAによる減衰量に対する余裕が生じ、チルト発生を防止することができるようになる(例えば、図21参照。)。
警報を発生した光増幅部には、上流にある光増幅部に対して、警報発生の状態と、必要な入力レベルの上昇量を通知する機能を設ける。この機能は、制御部5(図1参照)が有している。また、下流の光増幅部から警報発生の通知を受ける上流の光増幅部は、警報発生中は、出力パワーを増加させ、下流の光増幅部に対する入力パワーを増加させる。この入力パワーとは、光信号Lmに対するものである。これにより、警報発生中の光増幅部に内蔵されたVOAに対するロス条件(損失の補償量)を緩和することができ、かつ、チルトの劣化を抑える(フェイルセーフ機能)ができるようになる。
上流に配置される光増幅部としては、例えば以下のa)〜c)が挙げられる。
a)複数段の増幅部における上流の増幅部の場合
b)ラマン増幅器が併用されている場合
c)伝送路の上流のEDFの場合
図12は、実施の形態3による光増幅器の構成の一例を示す図である。この図12は、図6と同様の各構成部を有している。上記a)の構成例を示している。警報を発生した光増幅部2(32)には、上流にある光増幅部1(31)に対して、警報発生の状態と、必要な入力レベルの上昇量を通知する機能を設ける。また、下流の光増幅部2(32)から警報発生の通知を受ける上流の光増幅部1(31)は、警報発生中は、出力パワーを増加させ、下流の光増幅部2(32)に対する入力パワーを増加させる。
制御の手順としては、下記1.〜3.となる。
1.上流の光増幅部1(31)の出力パワー設定値を上昇させる。
2.上流の光増幅部1(31)におけるEDF1,2の利得は変化させないため、VOA3の損失量を減らし、ALCの目標値を高くすることで出力パワーを変化させる。
3.したがって、VOA3の損失量に余裕がある範囲内で実行される。
また、上流の光増幅部1(31)の出力に接続されるDCF,GEQ30などは、非線形効果を抑えるために、入力レベルの上限が決まっている場合がある。この入力レベルの上限値を超えない範囲内で出力パワーの増加が実行される。
図13は、実施の形態3による光増幅器の他の構成例を示す図である。上記b)の構成例を示している。ラマン増幅器61と、EDF(図12記載の光増幅部2(32))を併用する構成である。ラマン増幅器61には、ラマン励起LD62と、ラマン励起LD62の励起光を伝送路60上に合波させるWDMカプラ63とを有し、後方励起により伝送路60を利得媒体として用いる。
図13に示す構成の場合、通常運用時において、ラマン増幅器61は、EDF32の入力ダイナミックレンジ内に入力レベルが入るようなラマン利得が設定されている。下流のEDF32において警報が発生した場合には、このラマン利得の設定値をその分だけ高い値に設定し直す。これにより、EDF32への入力パワーを増加させることができる。
図14は、実施の形態3による光増幅器の他の構成例を示す図である。上記c)の構成例を示している。下流局(光増幅部)32は、伝送路60を介し、監視制御信号(OSC)を用いて上流局(光増幅部)31に対して警報発生の情報を通知する。そして、上流局31では上記a)(図12参照)と同様な手順にて出力パワーを上昇させる。このような図14の構成においても、出力パワーの増加は、VOA3の余裕がある範囲で実行されるとともに、伝送路60への出力パワーは非線形効果で上限を制限するようになっている。
なお、上記のa)〜c)の各構成例によって警報発生中の下流の光増幅部32への入力が増加した結果、この下流の光増幅部32に設けられているVOA3に損失を補償する余裕が出たとしても、この下流の光増幅部32は故障状態のままであるため、下流の光増幅部32は、警報を継続的に通知し続ける。
さらに、下流の光増幅部32から出力パワーの増加要求を受けた上流の光増幅部31,61に設けられたVOA3による損失の補償に余裕がなくなる場合がある。この場合であっても、上流の光増幅部31,61自体は故障していないので、上流の光増幅部31,61では、通知された警報をマスクする。このマスク機能が搭載されることによって、故障部分を特定することができる。また、故障部分である下流の光増幅部32が交換されれば、下流の光増幅部32は、上流の光増幅部31,61に対する出力パワーの増加要求が解除され、正常運用状態に戻ることができる。
実施の形態3において図12〜図14を用いて説明した構成は、上流に光増幅部が存在する場合に有効な手法である。しかし、WDM多重化後の1番目の光増幅部を備える多重化局では、上流の光増幅部が存在しないため適用することができない。
図15は、多重化局における損失の補償を制御する構成を示す図である。この多重化局70内部には、下流側に光増幅部32が設けられ、上流側にVOA71と合波部72が設けられている。VOA71は、WDM多重化前に各波長毎の減衰量を可変できるように複数のVOA71a〜71nからなる。
VOA71(71a〜71n)は、下流側の光増幅部32から警報が通知されたときには、各波長毎に目標値を変更し、個別に光増幅部32への入力パワーを増加させる。これにより、警報発生中である下流の光増幅部32のVOA3に対する損失の補償の制限を緩和することができるようになる。
次に、上記実施の形態1において説明した構成の具体例を説明する。図16は、図1の構成を具体的に示した図である。伝送路上のEDF1,2は、利得媒体として用いられる。ロス監視光Loを出射する監視光用LD24には、1.3μm波長の半導体LDを用いる。また、EDF1,2の励起LD81(81a〜81d)には0.98μmの波長と、1.48μmの波長を使用する。
励起LD81(81a〜81d)は、それぞれWDMカプラ82(82a〜82d)を介して伝送路の経路に接続されている。また、EDF1,2を中心として一対のWDMカプラ82(82aと82b、82cと82d)の前段および後段には、アイソレータ(ISO)84(84a〜84d)が配置されている。図16の例では、2段のEDF1,2と、1段のVOA3の構成であるが、本発明はこの構成に限らずその他の構成にも適用可能である。
図17は、図16の構成において使用するWDMカプラのフィルタの特性を示す図表である。横軸は波長、縦軸は透過率である。まず監視光と光信号を多重・分離するWDM1(21)では、これらの波長が多重化されるため、ロス監視光Loに用いる1.3μmと、光信号Lmに用いる1.5μm帯とを分離するLPF特性とする。また、0.98μmの励起光をEDF1に結合するためのWDM2(82a)では、これらロス監視光Loの1.3μmと、光信号Lmの1.5μm帯の両方を透過しながら励起光の0.98μmを多重化する必要があるため、0.98μmと1.3μmの間で分離されるLPF特性とする。
そして、1.48μmの励起光をEDF2に結合するためのWDM3(82b〜82d)では、1.3μmと1.55μmを透過させ、その間にある1.48μmを多重化するため、1.48μmの部分にパスウィンドウを持つバンドパスフィルタ(BPF)の特性とする。
(付記1)多波長の光信号の伝送路上に増幅用の希土類添加光ファイバと、可変光減衰器とを配置してなる光増幅器において、
前記希土類添加光ファイバが吸収および利得を生じない波長に設定されたロス監視光を出力する監視光出力手段と、
前記監視光出力手段が出力する前記ロス監視光を装置の入力段にて前記光信号に合波させる合波手段と、
装置の出力段にて前記光信号から前記ロス監視光を分波する分波手段と、
前記合波手段により合波される入力段における前記ロス監視光の強度と、前記分波手段により分波された出力段における前記ロス監視光の強度をそれぞれ検出する監視光検出手段と、
前記監視光検出手段によりそれぞれ検出された前記ロス監視光の強度により、装置の入力段から出力段に至る経路における前記ロス監視光の損失を求め、当該損失の値に対応して前記可変光減衰器の減衰量を制御して多波長の前記光信号の各波長における増幅利得を平坦にする制御手段と、
を備えたことを特徴とする光増幅器。
(付記2)前記制御手段は、前記ロス監視光を用いて得た前記損失に基づいて、前記可変光減衰器の減衰量を制御し、所望のチルト量を得ることを特徴とする付記1に記載の光増幅器。
(付記3)前記制御手段は、装置内部に設けられる光部品の損失の値が過大となった場合、装置の故障を外部に通知することを特徴とする付記1または2に記載の光増幅器。
(付記4)伝送路上の光信号が通過する経路上に光部品を間に配置して他の光増幅器と相互に接続可能なことを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の光増幅器。
(付記5)前記ロス監視光を出力する前記監視光出力手段はレーザダイオードであり、
前記合波手段により合波される入力段における前記ロス監視光の強度を検出する前記監視光検出手段は前記レーザダイオードのバックパワーを検出することを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の光増幅器。
(付記6)多波長の光信号の伝送路上に増幅用の希土類添加光ファイバと、可変光減衰器とを配置してなり、前記多波長の光信号に、前記希土類添加光ファイバにより吸収および利得を生じない波長に設定されたロス監視光が重畳されて入力される光増幅器において、
前記ロス監視光を装置の入力段にて前記光信号に合波させる合波手段と、
装置の出力段にて前記光信号から前記ロス監視光を分波させる分波手段と、
前記合波手段により合波される入力段における前記ロス監視光の強度と、前記分波手段により分波された出力段における前記ロス監視光の強度をそれぞれ検出する監視光検出手段と、
前記監視光検出手段によりそれぞれ検出された前記ロス監視光の強度により、装置の入力段から出力段に至る経路における前記ロス監視光の損失を求め、当該損失の値に対応して前記可変光減衰器の減衰量を制御して多波長の前記光信号の各波長における増幅利得を平坦にする制御手段と、
を備えたことを特徴とする光増幅器。
(付記7)前記伝送路上において前記ロス監視光のパワーが低下する箇所に該当する装置には、前記ロス監視光のみを増幅する光増幅部をさらに備えたことを特徴とする付記6に記載の光増幅器。
(付記8)前記制御手段は、装置内部に設けられる光部品の損失の値が過大となった場合、前記伝送路の下流の他の装置に対する警報としてAIS(Alam Indication Signal)信号を送信し、当該AISを受けた下流の装置では、自装置で発生した警報をマスクし、前記AISを下流の装置に送信することを特徴とする付記6または7に記載の光増幅器。
(付記9)前記ロス監視光は、特定の周波数で変調されて入力されるものであり、
監視光検出手段は、前記入力された前記ロス監視光から前記特定の周波数を取り出して検出することを特徴とする付記6または7に記載の光増幅器。
(付記10)前記制御手段は、装置内部に設けられる光部品の損失の値が過大となった場合に、警報の情報を上流の他の装置に通知し、入力される前記光信号のパワー増加を要求することを特徴とする付記6〜9のいずれか一つに記載の光増幅器。
(付記11)多波長の光信号を多重化させて前記伝送路に送信する多重化手段を備え、
当該多重化手段は、多重化前の前記光信号のパワーを前記波長毎に調整する減衰手段を有し、
前記制御手段は、装置内部に設けられる光部品の損失の値が過大となった場合に、前記減衰手段によって各波長毎のパワーをそれぞれ調整する際の制御目標値を変更して、下流の光増幅器への入力パワーを高くすることを特徴とする付記6〜10のいずれか一つに記載の光増幅器。
(付記12)多波長の光信号の伝送路上に増幅用の希土類添加光ファイバと、可変光減衰器とを配置してなる光増幅器の光増幅方法において、
前記希土類添加光ファイバが増幅する前記光信号の波長に対して吸収および利得を生じない波長にロス監視光を設定し出力させる監視光出力工程と、
前記監視光出力工程によって出力される前記ロス監視光を装置の入力段にて前記光信号に合波させる合波工程と、
装置の出力段にて前記光信号から前記ロス監視光を分波させる分波工程と、
前記合波工程により合波される入力段における前記ロス監視光の強度と、前記分波工程により分波された出力段における前記ロス監視光の強度をそれぞれ検出する監視光検出工程と、
前記監視光検出工程によりそれぞれ検出された前記ロス監視光の強度により、装置の入力段から出力段に至る経路における前記ロス監視光の損失を求め、当該損失の値に対応して前記可変光減衰器の減衰量を制御して多波長の前記光信号の各波長における増幅利得を平坦にする制御工程と、
を含むことを特徴とする光増幅方法。
(付記13)多波長の光信号の伝送路上に増幅用の希土類添加光ファイバと、可変光減衰器とを配置してなり、前記多波長の光信号に、前記希土類添加光ファイバにより増幅する前記光信号の波長に対して吸収および利得を生じない波長に設定されたロス監視光が重畳されて入力される光増幅器の光増幅方法であって、
前記ロス監視光を装置の入力段にて前記光信号に合波させる合波工程と、
装置の出力段にて前記光信号から前記ロス監視光を分波させる分波工程と、
前記合波工程により合波される入力段における前記ロス監視光の強度と、前記分波工程により分波された出力段における前記ロス監視光の強度をそれぞれ検出する監視光検出工程と、
前記監視光検出工程によりそれぞれ検出された前記ロス監視光の強度により、装置の入力段から出力段に至る経路における前記ロス監視光の損失を求め、当該損失の値に対応して前記可変光減衰器の減衰量を制御して多波長の前記光信号の各波長における増幅利得を平坦にする制御工程と、
を含むことを特徴とする光増幅方法。
以上のように、本発明にかかる光増幅器および光増幅方法は、伝送信号を増幅する光増幅器に有用であり、特に、波長多重による伝送を行う光増幅器を備えた中継局や多重化局、分離局に適している。
本発明の実施の形態1による光増幅器の構成を示す図である。 光増幅器内部において損失が発生した場合の光レベルの状態を示す説明図である。 EDFが有する波長別の吸収および利得の特性を説明する図表である。 EDFの利得とチルトの関係を示す図表である。 全損失とチルトの関係を示す図表である。 複数の光増幅器のタンデム接続を示す図である。 伝送路の主信号にロス監視光を多重化した構成を示す図である。 伝送路上に設けられる各装置内部の構成を示す図である。 伝送路上でのロス監視光の増幅を行う構成を示す図である。 複数の装置間での警報の伝達を行う構成を示す図である。 ロス監視光を周波数変調する構成を示す図である。 実施の形態3による光増幅器の構成の一例を示す図である。 実施の形態3による光増幅器の他の構成例を示す図である。 実施の形態3による光増幅器の他の構成例を示す図である。 多重化局における損失の補償を制御する構成を示す図である。 図1の構成を具体的に示した図である。 図16の構成において使用するWDMカプラのフィルタの特性を示す図表である。 チルトの定義を説明するための図である。 励起光とEDF利得の関係を示す図である。 従来の光増幅器を示す図である。 チルトを一定に保つ制御を説明するための図である。 光増幅器内部において光部品損失が発生した場合の光レベルの状態を示す説明図である。
符号の説明
1,2 希土類添加光ファイバ(EDF)
3 可変光減衰器(VOA)
5 制御部
6,7 分岐カプラ(光部品)
10 光増幅器
11,14 光検出器(PD)
21,22 WDMカプラ
23 分岐カプラ
24 監視光用レーザダイオード(LD)
25,26 光検出器(監視光用PD)
Lm 光信号
Lo ロス監視光

Claims (10)

  1. 多波長の光信号の伝送路上に増幅用の希土類添加光ファイバと、可変光減衰器とを配置してなる光増幅器において、
    前記希土類添加光ファイバが吸収および利得を生じない波長に設定されたロス監視光を出力する監視光出力手段と、
    前記監視光出力手段が出力する前記ロス監視光を装置の入力段にて前記光信号に合波させる合波手段と、
    装置の出力段にて前記光信号から前記ロス監視光を分波する分波手段と、
    前記合波手段により合波される入力段における前記ロス監視光の強度と、前記分波手段により分波された出力段における前記ロス監視光の強度をそれぞれ検出する監視光検出手段と、
    前記監視光検出手段によりそれぞれ検出された前記ロス監視光の強度により、装置の入力段から出力段に至る経路における前記ロス監視光の損失を求め、当該損失の値に対応して前記可変光減衰器の減衰量を制御して多波長の前記光信号の各波長における増幅利得を平坦にする制御手段と、
    を備えたことを特徴とする光増幅器。
  2. 前記制御手段は、前記ロス監視光を用いて得た前記損失に基づいて、前記可変光減衰器の減衰量を制御し、所望のチルト量を得ることを特徴とする請求項1に記載の光増幅器。
  3. 前記制御手段は、装置内部に設けられる光部品の損失の値が過大となった場合、装置の故障を外部に通知することを特徴とする請求項1または2に記載の光増幅器。
  4. 前記ロス監視光を出力する前記監視光出力手段はレーザダイオードであり、
    前記合波手段により合波される入力段における前記ロス監視光の強度を検出する前記監視光検出手段は前記レーザダイオードのバックパワーを検出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の光増幅器。
  5. 多波長の光信号の伝送路上に増幅用の希土類添加光ファイバと、可変光減衰器とを配置してなり、前記多波長の光信号に、前記希土類添加光ファイバにより吸収および利得を生じない波長に設定されたロス監視光が重畳されて入力される光増幅器において、
    前記ロス監視光を装置の入力段にて前記光信号に合波させる合波手段と、
    装置の出力段にて前記光信号から前記ロス監視光を分波させる分波手段と、
    前記合波手段により合波される入力段における前記ロス監視光の強度と、前記分波手段により分波された出力段における前記ロス監視光の強度をそれぞれ検出する監視光検出手段と、
    前記監視光検出手段によりそれぞれ検出された前記ロス監視光の強度により、装置の入力段から出力段に至る経路における前記ロス監視光の損失を求め、当該損失の値に対応して前記可変光減衰器の減衰量を制御して多波長の前記光信号の各波長における増幅利得を平坦にする制御手段と、
    を備えたことを特徴とする光増幅器。
  6. 前記制御手段は、装置内部に設けられる光部品の損失の値が過大となった場合、前記伝送路の下流の他の装置に対する警報としてAIS(Alarm Indication Signal)を送信し、当該AISを受けた下流の装置では、自装置で発生した警報をマスクし、前記AISを下流の装置に送信することを特徴とする請求項5に記載の光増幅器。
  7. 前記ロス監視光は、特定の周波数で変調されて入力されるものであり、
    監視光検出手段は、前記入力された前記ロス監視光から前記特定の周波数を取り出して検出することを特徴とする請求項5に記載の光増幅器。
  8. 前記制御手段は、装置内部に設けられる光部品の損失の値が過大となった場合に、警報の情報を上流の他の装置に通知し、入力される前記光信号のパワー増加を要求することを特徴とする請求項5〜7のいずれか一つに記載の光増幅器。
  9. 多波長の光信号の伝送路上に増幅用の希土類添加光ファイバと、可変光減衰器とを配置してなる光増幅器の光増幅方法において、
    前記希土類添加光ファイバが増幅する前記光信号の波長に対して吸収および利得を生じない波長にロス監視光を設定し出力させる監視光出力工程と、
    前記監視光出力工程によって出力される前記ロス監視光を装置の入力段にて前記光信号に合波させる合波工程と、
    装置の出力段にて前記光信号から前記ロス監視光を分波させる分波工程と、
    前記合波工程により合波される入力段における前記ロス監視光の強度と、前記分波工程により分波された出力段における前記ロス監視光の強度をそれぞれ検出する監視光検出工程と、
    前記監視光検出工程によりそれぞれ検出された前記ロス監視光の強度により、装置の入力段から出力段に至る経路における前記ロス監視光の損失を求め、当該損失の値に対応して前記可変光減衰器の減衰量を制御して多波長の前記光信号の各波長における増幅利得を平坦にする制御工程と、
    を含むことを特徴とする光増幅方法。
  10. 多波長の光信号の伝送路上に増幅用の希土類添加光ファイバと、可変光減衰器とを配置してなり、前記多波長の光信号に、前記希土類添加光ファイバにより増幅する前記光信号の波長に対して吸収および利得を生じない波長に設定されたロス監視光が重畳されて入力される光増幅器の光増幅方法であって、
    前記ロス監視光を装置の入力段にて前記光信号に合波させる合波工程と、
    装置の出力段にて前記光信号から前記ロス監視光を分波させる分波工程と、
    前記合波工程により合波される入力段における前記ロス監視光の強度と、前記分波工程により分波された出力段における前記ロス監視光の強度をそれぞれ検出する監視光検出工程と、
    前記監視光検出工程によりそれぞれ検出された前記ロス監視光の強度により、装置の入力段から出力段に至る経路における前記ロス監視光の損失を求め、当該損失の値に対応して前記可変光減衰器の減衰量を制御して多波長の前記光信号の各波長における増幅利得を平坦にする制御工程と、
    を含むことを特徴とする光増幅方法。

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