JP2003347632A - 光増幅器、光ファイバ伝送路、および光伝送制御方法 - Google Patents
光増幅器、光ファイバ伝送路、および光伝送制御方法Info
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Abstract
光増幅器には、光出力一定制御方式と利得一定制御方式
がある。これらの2つの方式の光増幅器には一長一短が
あり、光ファイバ伝送路において障害が発生し伝播する
波長多重信号光のレベルが低下した場合、これを回復さ
せるには、従来の構成の光増幅器では困難である。 【解決手段】光出力一定制御型光増幅器と該光増幅器が
出力する自然放出光を発振させるループ状回路を備えた
利得一定制御型光増幅器を構成する。この光増幅器を配
置した光ファイバ伝送路に障害が発生した場合、ループ
状回路に配置された可変光減衰器を制御して光出力一定
制御型光増幅器の利得を制御し波長多重信号光のレベル
と利得傾斜を回復させる。
Description
光増幅器、光ファイバ伝送路、および光伝送制御方法に
関する。
増幅する光増幅器が所定間隔で配置される。この光増幅
器には、光出力一定制御方式と利得一定制御方式があ
る。光出力一定制御方式の光増幅器は、入力レベルが変
動しても一定レベルの増幅光を出力する。一方、利得一
定制御方式の光増幅器は一定の利得で入力光を増幅する
ので、入力光のレベルが変動すると出力光のレベルも変
動する。
光増幅器では、入力光のレベルが変化した場合、出力光
はレベルは一定だが、波長に依存する利得変動(ゲイン
チルト)が生じる。利得一定制御方式ではこのような利
得変動は生じないが、制御が難しいという問題がある
(例えば特開2000−040847号、特開2001
−144353号)。
する波長多重信号光が予定量より多く減衰したとき、従
来の光増幅器では波長多重光のレベルを回復し、かつゲ
インチルトを抑制することは困難である。
18号公報は、光ファイバ共振器を備えた本発明に類似
した光増幅器によって、ゲインチルトを抑制し、低ひず
みのアナログ光ファイバ伝送実現することを開示してい
る。しかし、該公報では、光伝送路において障害が発生
し、波長多重光のレベルが低下した場合の制御に関する
構成には言及していない。
配置された光ファイバ伝送路において、何らかの障害に
より波長多重信号光が減衰した場合に信号光のレベルと
利得の傾きを回復させる制御方法とこの制御を可能とす
る上記光増幅器の構成を提案することを目的とする。
力一定制御光増幅器と、該光増幅器の入力側に配置され
た第1の光カプラと、該光増幅器の出力側に配置された
第2の光カプラと、第1および第2の光カプラ間を直接
接続する光ファイバと、第2の光カプラの出力側に配置
された光ファイバグレーティングを備え、該光ファイバ
グレーティングによって反射された所定波長の反射光が
第2の光カプラから前記光ファイバへ分岐され第1の光
カプラを経由して前記光増幅器に入力されるように構成
される。この光増幅器は、上記出力一定制御光増幅器へ
の入力光をモニタする受光手段と、該受光手段の出力す
る受光結果を受け出力一定制御光増幅器に入力する反射
光の強度を制御する光減衰手段を備えることができる。
上に複数の下記光増幅器が所定の間隔で配置された構成
であり、該光増幅器は、出力一定制御光増幅器と、該出
力一定制御光増幅器の入力側に配置された第1の光カプ
ラと、該出力一定制御光増幅器の出力側に配置された第
2の光カプラと、第1および第2の光カプラ間を直接接
続する光ファイバと、第2の光カプラの出力側に配置さ
れた光ファイバグレーティングを備え、該光ファイバグ
レーティングによって反射された所定波長の反射光が第
2の光カプラから前記光ファイバへ分岐され第1の光カ
プラを経由して上記出力一定制御光増幅器に入力するよ
うに構成され、さらに該出力一定制御光増幅器への入力
光をモニタする受光手段と、該受光手段の出力する受光
結果を受け該出力一定制御光増幅器に入力される上記反
射光の強度を制御する光減衰手段を備えている。
光伝送制御方法は、光ファイバ伝送路を伝播する波長多
重信号光のレベル低下が発生したとき、その光ファイバ
伝送路のレベル低下発生領域より後段に配置された少な
くとも1つの光増幅器において、光減衰手段を制御する
ことにより波長多重信号光のレベルを制御する。たとえ
ば、光ファイバ伝送路のレベル低下発生領域に最も近い
後段側光増幅器において、光減衰手段は受光手段の検知
結果に基づき出力一定制御光増幅器に入力する反射光の
レベルを所定値だけ減少させ、この光増幅器の後段側に
配置される光増幅器において、受光手段は規定値より高
いレベルの入力光を検知し、光減衰手段はその検知結果
に基づき出力一定制御光増幅器に入力する反射光のレベ
ルを所定値だけ増加させることができる。
ングが反射する光は上記出力一定制御光増幅器が出力す
る自然放出光である。また上記光増幅器内で該自然放出
光は発振状態にある。
制御光増幅器と、該光増幅器の入力側に配置された第1
の光カプラと、該光増幅器の出力側に配置された第2の
光カプラと、第1および第2の光カプラ間を直接接続す
る光ファイバと、該光ファイバに配置された光フィルタ
と、第2の光カプラの出力側に配置された光ファイバグ
レーティングを備え、光フィルタは第2の光カプラによ
って分岐された出力光のうち出力一定制御光増幅器から
出力される自然放出光のみを透過させ、光ファイバグレ
ーティングは該自然放出光を阻止するように構成され
る。この光増幅器は、出力一定制御光増幅器への入力光
をモニタする受光手段と、該受光手段の出力する受光結
果を受け光フィルタを透過して出力一定制御光増幅器に
入力する自然放出光のレベルを制御する光減衰手段を備
えることができる。
イバ上に複数の下記光増幅器が所定の間隔で配置された
構成であり、該光増幅器は、出力一定制御光増幅器と、
該光増幅器の入力側に配置された第1の光カプラと、該
光増幅器の出力側に配置された第2の光カプラと、第1
および第2の光カプラ間を直接接続する光ファイバと、
該光ファイバに配置された光フィルタと、第2の光カプ
ラの出力側に配置された光ファイバグレーティングを備
え、光フィルタは第2の光カプラによって分岐された分
岐光のうち出力一定制御光増幅器から出力される自然放
出光のみを透過させ、光ファイバグレーティングは該自
然放出光を阻止する構成であり、さらに出力一定制御光
増幅器への入力光をモニタする受光手段と、該受光手段
の出力する受光結果を受け上記光フィルタを透過して出
力一定制御光増幅器に入力する自然放出光の強度を制御
する光減衰手段を備える。
他の光伝送制御方法は、光ファイバ伝送路を伝播する波
長多重信号光のレベル低下が発生したとき、その光ファ
イバ伝送路のレベル低下領域の後段に配置された少なく
とも1つの光増幅器において、上記光減衰手段を制御す
ることにより光ファイバ伝送路を伝播する波長多重信号
光のレベルを制御する。たとえば、光ファイバ伝送路の
レベル低下発生領域に最も近い後段側光増幅器におい
て、光減衰手段は受光手段の検知結果に基づき出力一定
制御光増幅器に入力する自然放出光のレベルを所定値だ
け減少させ、この光増幅器の後段側に配置される光増幅
器において、受光手段は規定値より高いレベルの入力光
を検知し、光減衰手段はその検知結果に基づき出力一定
制御光増幅器に入力する自然放出光のレベルを所定値だ
け増加させることができる。
状態にある。
て、波長多重信号光のレベルが低下した場合に、そのト
ータルレベルと利得の波長依存性を回復させることがで
きる。
成を示す。光出力一定制御型光増幅器1の入力側と出力
側にそれぞれ光カプラ2、光カプラ3が配置されてい
る。出力側の光カプラ3のさらに出力側に光ファイバグ
レーティング4が配置される。上記光カプラ2、3間
は、光ファイバ5により直接接続され、別のルートが形
成される。光ファイバグレーティング4は光出力一定制
御型光増幅器1が出力する自然放出光(たとえば波長約
1.541μm)を反射するように設定される。この反
射した自然放出光は光カプラ3に戻り、光ファイバ5へ
分岐される。分岐された自然放出光は光カプラ2から光
出力一定制御型光増幅器1へ入力する。この自然放出光
は再び光出力一定制御型光増幅器1によって増幅され
る。
制御型光増幅器1、光カプラ2、3、光ファイバグレー
ティング4、光ファイバ5からなるループ状回路を繰り
返し伝播し、該ループ状回路の損失と光増幅器1の利得
が釣り合うところで発振する。
多重信号光が入力する場合、増幅された波長多重信号光
(たとえば波長1.55μ帯)は光ファイバグレーティ
ング4を透過しそのまま出力されるが、自然放出光は上
記ループ状回路によって光増幅器1に戻り所定の条件で
発振する。この状態において、光伝送路等の障害によっ
て波長多重信号光のレベルが低下すると、光出力一定制
御型光増幅器1は所定の一定出力を維持するため利得を
上げる。このとき光増幅器1が出力する自然放出光のパ
ワーは増大するが波長多重信号光の利得はほとんど上が
らない。波長多重信号光のレベルが高くなる場合、光出
力一定制御型光増幅器1は利得を下げて一定出力を維持
する。このとき自然放出発振光のパワーは減少するが波
長多重信号光の利得はほとんど変わらない。図1の構成
の光増幅器では、光ファイバグレーティング4は波長多
重信号光のみを出力するので、ほぼ利得一定制御の光増
幅器となる。この場合、光ファイバグレーティング4を
複数直列に配置すると、利得一定制御の精度を上げるこ
とができる。
型光増幅器1を用いて利得一定制御型光増幅器が構成可
能である。しかし、利得一定制御型光増幅器を配置した
光伝送路では、障害が発生して波長多重信号光のレベル
が低下した場合はそのレベルは元の状態に回復すること
はない。このような場合に対応する光増幅器の構成を図
2に示す。
に図2の構成では、光カプラ2の出力側が2つの経路に
分岐しており、このうち一方は光出力一定制御型光増幅
器1に接続し、他方はフォトダイオード(PD)6に接
続している。一方、光カプラ2、3間を接続する光ファ
イバ5上には可変光減衰器(VOA)8が配置されてい
る。上記フォトダイオード6は光出力一定制御型光増幅
器1に入力される光をモニタし、その結果を制御回路7
に送る。制御回路7はフォトダイオード6の出力する信
号を受け、予め設定された条件に従い可変光減衰器8を
制御する。可変光減衰器8は光カプラ2へ入力される自
然放出光を減衰または増大させることが可能なように予
め調整されている。また端局が制御回路7へ制御信号を
送り、可変光減衰器8を制御することも可能である。端
局は制御信号を制御回路に送り通常の制御と同様の又は
これを補う制御を行わせることができる。あるいは、通
常制御回路に設定された条件とは異なり、自然放出光を
大きく減衰させ(ループ状回路の損失を光増幅器1の利
得より大きくする)、図2の利得一定制御型光増幅器を
光出力一定制御型光増幅器に変更することができる。制
御信号は、たとえば送信局から送信される信号光パワー
のサブキャリア成分にパターンを付け、このパターンに
よって可変光減衰器8の制御方法を決定することができ
る。光増幅器は、同様の方式で、たとえば対向する線路
を経由してレスポンスを送信局に端局に送り返すことが
できる。
配置された本発明の光ファイバ伝送路の模式図である。
ここでは所定の長さの光ファイバC1〜C4のそれぞれ
の間に、光増幅器R1、R2、R3が配置されている。
この光ファイバ伝送路に波長多重信号光が伝播すると
き、光ファイバC2において障害が発生し波長多重信号
光のレベルが低下した場合の制御について以下に説明す
る。
れた上記光増幅器R1、R2、R3がすべて利得一定制
御の場合、図4(b)は上記光増幅器がすべて光出力一
定制御の場合、図4(c)は光増幅器がすべて上記本発
明の図2の構成の利得一定制御型光増幅器である場合の
各光増幅器から出力される波長多重信号光の状態を表し
ている。
レベルの波長多重信号光を受信し、これを一定利得G0
にて増幅し上記信号光を予定のレベルP0に増幅して出
力する。次に光ファイバC2に障害があり、波長多重信
号光が光ファイバC2における通常の減衰量よりも大き
く減衰して光増幅器R2に入力した場合、光増幅器R2
はやはり一定利得G0によってこの波長多重信号光を増
幅する。このとき、光増幅器R2が出力する波長多重信
号光のレベルは、予定のP0より低い(P0−A)であ
る。しかし利得一定制御なので各波長ごとの利得に変化
はない。レベル(P0−A)の波長多重信号光は光ファ
イバC3において所定の減衰をして光増幅器R3に入力
する。しかし、光増幅器R3の利得は固定(G0)なの
で、光増幅器R3はレベル(P0−A)の波長多重信号
光を出力する。このように利得一定制御の場合、いった
ん低下した信号光のレベルは規定のレベルに戻らない。
このため、光SN被が劣化するなどの問題が生じる。
よって予定より大きい減衰量で出力一定制御型光増幅器
R2に入力した波長多重光信号光は予定のレベルP0ま
で増幅され、出力される。このとき光増幅器R2の利得
は、通常の値G0より大きい(G0+GA)であり、こ
のため信号光波長に対する利得の波長依存性(傾斜:
B)が生じる。光増幅器R3は予定されたレベルの信号
光を受信するので、これを通常の利得値G0で増幅し、
所定のレベル値P0の波長多重信号光を出力する。しか
し、信号光波長に対する利得の傾斜(B)はそのまま維
持される。
例である図4(c)では、光増幅器R2に予定よりレベ
ルの低い波長多重信号光が入力すると、まず光増幅器R
2内の光出力一定制御型光増幅器1の利得が通常の値よ
り増加し、該光増幅器1から出力される自然放出光のレ
ベルが高くなる。また光カプラ2から分岐された光をフ
ォトダイオード6が検知する。このフォトダイオード6
は予定された入力光レベルからの変動値に応じた信号を
制御回路7に送る。制御回路は予め設定されている条件
にしたがって、可変光減衰器8に制御信号を送る。この
例の場合、入力光のレベルが低下すると、可変光減衰器
8は光出力一定制御型光増幅器1に戻る自然放出光のレ
ベルを下げるように動作する。この結果、光出力一定制
御型光増幅器1の利得はさらに上がる。したがって光増
幅器R2の波長多重信号光に対する利得は、本来の利得
G0と、入力信号光のレベル低下分に対応して光出力一
定制御型光増幅器1が増加させる利得分GAと、可変光
減衰器の制御による利得分GBを加えた(G0+GA+
GB)となる。このため光増幅器R2が出力する波長多
重光の出力レベルは予定値P0より大きい(P0+
A’)になり、また利得が増加するため各波長の利得の
波長依存性(傾斜:C)が発生する。この利得の傾斜C
は長波長ほど減少する傾向(右下がりの傾き)である。
この傾斜量は、GTC×(光増幅器の帯域)×(入力パ
ワー変動)で定義される。なおGTCは定数で約0.0
2dB/nm/km程度の値である。
入力する光増幅器R3では、光出力一定制御型光増幅器
1は利得を下げ、出力される自然放出光のレベルは低下
する。また、この入力レベルの増加をフォトダイオード
6が検知して、レベルの増加分に応じた信号を制御回路
7に送る。制御回路7は可変光減衰器8に制御信号を送
付し、光出力一定制御型光増幅器1の利得を低下させる
ように、必要に応じて該光出力一定制御型光増幅器1へ
戻る自然放出光のレベルを上げる方向で可変光減衰器8
を制御する。利得を低下させるように制御すると波長の
傾斜は上述と逆向きの右上がりの向きに変化し、結果的
に利得の傾斜はフラットな状態に近づく。図4(c)で
は、これら利得の低下分の合計をGDで表しており、光
増幅器R3の利得は(G0−GD)である。この結果光
増幅器R3の出力において、波長多重信号光のレベルは
予定されたP0、各波長の利得の傾斜もほぼゼロとする
ことができる。光増幅器R3での可変光減衰器8の制御
は、入力光のレベルの変動に応じて、非常にわずかです
む場合があり、又は不要の場合もありうる。一方、さら
に後段の光増幅器による制御を必要とする場合もありう
る。
1の動作特性、および上記利得傾斜量の定義式などの条
件に基づき、入力光レベルの増減に応じた可変光減衰器
の制御量を予め制御回路7に設定入力しておくことによ
り、波長多重信号光のレベルが±5〜10dB程度変化
しても、そのトータルレベルと波長の傾斜を回復させる
ことができる。
力一定制御型光増幅器1の入力側と出力側にそれぞれ光
カプラ2、光カプラ3が配置されている。これら光カプ
ラ2は入出力側の両方、光カプラ3は出力側がそれぞれ
2つに分岐している。光カプラ3の出力側の一方の分岐
路は光ファイバグレーティング4と接続している。光フ
ァイバグレーティング4は光出力一定制御型光増幅器1
が出力する自然放出光(たとえば波長約1.541μ
m)を反射又は吸収し、波長多重信号光を透過させるよ
うに構成される。上記光カプラ2、3間は、光ファイバ
5により直接接続されている。光ファイバ5には光フィ
ルタ9が配置されている。この光フィルタ9は、光カプ
ラ3から分岐された光のうち上記自然放出光を透過さ
せ、波長多重信号光を阻止する。光ファイバ5にはさら
に可変光減衰器8が配置されており、制御回路7からの
制御信号により上記光フィルタ9を透過した自然放出光
のレベルを制御する。また光カプラ2の出力側分岐路の
一方は光出力一定制御型光増幅器1と接続し、他方はフ
ォトダイオード6と接続する。フォトダイオード6は、
光出力一定制御型光増幅器1に入力する光をモニタし、
そのレベルの変化に応じた信号を制御回路7に送る。こ
の図5の構成の光増幅器も光ファイバ伝送路に配置さ
れ、その制御方法は上述と同様に行われる。
光の波長は、光ファイバグレーティングや光フィルタを
適宜構成することにより、波長多重信号光に影響を与え
ない波長を選択することができる。
る入力光のレベルに対応する可変光減衰器の動作条件
が、制御プログラムとして予め制御回路に入力、記憶さ
れている場合であった。しかし、これら制御プログラム
と併用して、又はこれら制御プログラムなしで、端局が
各光増幅器から入力レベル低下の通知を受け、該光増幅
器及び必要に応じて後段の光増幅器に制御信号を送信し
て可変光減衰器を制御することができる。
光増幅器と、自然放射光がレーザ発振するループ状回路
によって、容易に利得一定制御型光増幅器が構成でき
る。またこの光増幅器を配置した光ファイバ伝送路にお
いて、障害により波長多重信号光のレベルが低下して場
合でも該光増幅器が備える可変光減衰器を予め設定記憶
させたした制御プログラムにより又は端局からの制御に
より制御することにより、波長多重光のトータルレベル
及び利得の傾きを回復させることができる。
備えた構成を示す図。
方法を示す図。
Claims (27)
- 【請求項1】 出力一定制御光増幅器と、該光増幅器の
入力側に配置された第1の光カプラと、該光増幅器の出
力側に配置された第2の光カプラと、第1および第2の
光カプラ間を直接接続する光ファイバと、第2の光カプ
ラの出力側に配置された光ファイバグレーティングを備
え、該光ファイバグレーティングによって反射された所
定波長の反射光が第2の光カプラから前記光ファイバへ
分岐され第1の光カプラを経由して前記光増幅器に入力
されるように構成されたことを特徴とする光増幅器。 - 【請求項2】 前記出力一定制御光増幅器への入力光を
モニタする受光手段と、該受光手段の出力する受光結果
を受け前記出力一定制御光増幅器に入力する前記反射光
の強度を制御する光減衰手段を備える請求項1記載の光
増幅器。 - 【請求項3】 前記受光手段は第1の光カプラを介して
前記出力一定制御光増幅器への入力光をモニタする請求
項2記載の光増幅器。 - 【請求項4】 前記光減衰手段は前記受光手段の出力す
る受光結果を受ける制御回路と、該制御回路に制御され
前記光ファイバに配置される可変光減衰器を備える請求
項2記載の光増幅器。 - 【請求項5】 前記制御回路には前記受光手段の出力す
る受光結果に応じて可変光減衰器を制御する制御情報が
設定されている請求項4記載の光増幅器。 - 【請求項6】 前記光減衰手段は外部からの制御信号に
よって制御することができる請求項2記載の光増幅器。 - 【請求項7】 前記光ファイバグレーティングは直列に
複数配置されている請求項1ないし6記載の光増幅器。 - 【請求項8】 前記光ファイバグレーティングは前記出
力一定制御光増幅器が出力する自然放出光を反射する請
求項1ないし7記載の光増幅器。 - 【請求項9】 光ファイバ上に複数の光増幅器が所定の
間隔で配置された光ファイバ伝送路であって、 該光増幅器は、出力一定制御光増幅器と、該出力一定制
御光増幅器の入力側に配置された第1の光カプラと、該
出力一定制御光増幅器の出力側に配置された第2の光カ
プラと、第1および第2の光カプラ間を直接接続する光
ファイバと、第2の光カプラの出力側に配置された光フ
ァイバグレーティングを備え、該光ファイバグレーティ
ングによって反射された所定波長の反射光が第2の光カ
プラから前記光ファイバへ分岐され第1の光カプラを経
由して前記出力一定制御光増幅器に入力するように構成
され、さらに前記出力一定制御光増幅器への入力光をモ
ニタする受光手段と、該受光手段の出力する受光結果を
受け前記出力一定制御光増幅器に入力される前記反射光
のレベルを制御する光減衰手段を備えていることを特徴
とする光ファイバ伝送路。 - 【請求項10】 前記光ファイバグレーティングが反射
する光は前記出力一定制御光増幅器が出力する自然放出
光である請求項9記載の光ファイバ伝送路。 - 【請求項11】 請求項9記載の光ファイバ伝送路にお
ける光伝送制御方法であって、 光ファイバ伝送路を伝播する波長多重信号光のレベル低
下が発生したとき、その光ファイバ伝送路のレベル低下
発生領域より後段に配置された少なくとも1つの光増幅
器において、前記光減衰手段を制御することにより前記
波長多重信号光のレベルを制御することを特徴とする光
伝送制御方法。 - 【請求項12】 前記光増幅器内で、前記出力一定制御
光増幅器が出力する自然放出光が発振状態にある請求項
11記載の光伝送制御方法。 - 【請求項13】 光ファイバ伝送路のレベル低下発生領
域より後段側の光増幅器において、前記光減衰手段は前
記受光手段の検知結果に基づき前記出力一定制御光増幅
器に入力する前記反射光のレベルを所定値だけ減少さ
せ、 前記光増幅器より後段側に配置される光増幅器におい
て、前記受光手段は規定値より高いレベルの入力光を検
知し、前記光減衰手段はその検知結果に基づき前記出力
一定制御光増幅器に入力する前記反射光のレベルを所定
値だけ増加させる請求項11記載の光伝送制御方法。 - 【請求項14】 前記光減衰手段は該手段に予め設定さ
れている制御情報に基づき制御動作を行う請求項11な
いし13記載の光伝送制御方法。 - 【請求項15】 少なくとも1つの光増幅器において、
前記光減衰手段は端局からの制御信号によって制御動作
を行う請求項11ないし13記載の光伝送制御方法。 - 【請求項16】 出力一定制御光増幅器と、該光増幅器
の入力側に配置された第1の光カプラと、該光増幅器の
出力側に配置された第2の光カプラと、第1および第2
の光カプラ間を直接接続する光ファイバと、該光ファイ
バに配置された光フィルタと、第2の光カプラの出力側
に配置された光ファイバグレーティングを備え、前記光
フィルタは第2の光カプラによって分岐された分岐光の
うち前記出力一定制御光増幅器から出力される自然放出
光のみを透過させ、前記光ファイバグレーティングは該
自然放出光を阻止することを特徴とする光増幅器。 - 【請求項17】 前記出力一定制御光増幅器への入力光
をモニタする受光手段と、該受光手段の出力する受光結
果を受け前記光フィルタを透過して前記出力一定制御光
増幅器に入力する自然放出光のレベルを制御する光減衰
手段を備える請求項16記載の光増幅器。 - 【請求項18】 前記受光手段は第1の光カプラを介し
て前記出力一定制御光増幅器への入力光をモニタする請
求項17記載の光増幅器。 - 【請求項19】 前記光減衰手段は前記受光手段の出力
する受光結果を受ける制御回路と、該制御回路に制御さ
れ前記第1の光カプラおよび前記光フィルタ間の光ファ
イバに配置される可変光減衰器を備える請求項17記載
の光増幅器。 - 【請求項20】 前記制御回路には前記受光手段の出力
する受光結果に応じて可変光減衰器を制御するための制
御情報が設定されている請求項19記載の光増幅器。 - 【請求項21】 前記光減衰手段は外部からの制御信号
によって前記自然放出光のレベルを制御することができ
る請求項17記載の光増幅器。 - 【請求項22】 光ファイバ上に複数の光増幅器が所定
の間隔で配置された光ファイバ伝送路であって、 該光増幅器は、出力一定制御光増幅器と、該光増幅器の
入力側に配置された第1の光カプラと、該光増幅器の出
力側に配置された第2の光カプラと、第1および第2の
光カプラ間を直接接続する光ファイバと、該光ファイバ
に配置された光フィルタと、第2の光カプラの出力側に
配置された光ファイバグレーティングを備え、前記光フ
ィルタは第2の光カプラによって分岐された分岐光のう
ち前記出力一定制御光増幅器から出力される自然放出光
のみを透過させ、前記光ファイバグレーティングは該自
然放出光を阻止する構成であり、さらに前記出力一定制
御光増幅器への入力光をモニタする受光手段と、該受光
手段の出力する受光結果を受け前記光フィルタを透過し
て前記出力一定制御光増幅器に入力する自然放出光のレ
ベルを制御する光減衰手段を備えることを特徴とする光
ファイバ伝送路。 - 【請求項23】 請求項22記載の光ファイバ伝送路に
おける光伝送制御方法であって、光ファイバ伝送路を伝
播する波長多重信号光のレベル低下が発生したとき、そ
の光ファイバ伝送路のレベル低下領域の後段に配置され
た少なくとも1つの光増幅器において、前記光減衰手段
を制御することにより前記波長多重信号光のレベルを制
御することを特徴とする光伝送制御方法。 - 【請求項24】 前記光増幅器内で、前記出力一定制御
光増幅器が出力する自然放出光が発振状態にある請求項
23記載の光伝送制御方法。 - 【請求項25】 光ファイバ伝送路のレベル低下発生領
域より後段側の光増幅器において、前記光減衰手段は前
記受光手段の検知結果に基づき前記出力一定制御光増幅
器に入力する前記自然放出光のレベルを所定値だけ減少
させ、 前記光増幅器より後段側に配置される光増幅器におい
て、前記受光手段は規定値より高いレベルの入力光を検
知し、前記光減衰手段はその検知結果に基づき前記出力
一定制御光増幅器に入力する前記自然放出光のレベルを
所定値だけ増加させる請求項23記載の光伝送制御方
法。 - 【請求項26】 前記光減衰手段は該手段に予め設定さ
れている制御情報に基づき前記自然放出光のレベルを制
御する請求項23ないし25記載の光伝送制御方法。 - 【請求項27】 少なくとも1つの光増幅器において、
前記光減衰手段は端局からの制御信号によって前記自然
放出光のレベルを制御する請求項23ないし25記載の
光伝送制御方法。
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