JP2007095348A - 燃料電池及び燃料電池を搭載した映像表示装置 - Google Patents

燃料電池及び燃料電池を搭載した映像表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 映像表示装置内の発熱を利用して温度の高い空気の上昇を更に加速して、燃料電池の空気極への空気の供給効果を高め、燃料電池の発電を効率的に行う。
【解決手段】 燃料電池の空気極を下側に燃料極を上側に配置して筒状容器に設置し、上記燃料電池を映像表示装置の煙突構造内に配置して、映像表示装置内で加熱された空気を下側から煙突効果により空気極に供給する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、液晶表示装置などの映像表示装置に搭載される燃料電池、及び、燃料電池を搭載した映像表示装置に関し、特に、液晶表示装置内の煙突構造内に配置される煙突構造を持った燃料電池、及び、燃料電池を液晶表示装置内の煙突構造内に搭載した液晶表示装置に関する。
携帯型電子機器、例えば、ノート型パソコンの電源として、燃料電池の利用が進められている。燃料電池は、環境に優しい電源、即ち、二酸化炭素を排出しない理想的な電源として、これまでリン酸型燃料電池(PAFC)、溶融炭酸型燃料電池(MCFC)、固体酸化物型燃料電池(SOFC)、固体高分子型燃料電池(PEFC)など、燃料の材料や発電の規模、発電温度などの異なる種々のタイプの燃料電池が開発されている。
ダイレクトメタノール燃料電池(DMFC)は、燃料としてメタノールを使用するが、燃料電池の小型化や、静音性の必要なAV機器等に搭載するためにはパッシブ型が適している。しかしながら、自然吸気により空気を供給するパッシブ型では、空気(酸素)をファンにより供給するアクティブ型に比べ、空気の供給効率が悪い。
一方、液晶表示装置等の映像表示装置では、表示装置のバックライトによる発熱やそれを駆動させる回路からの発熱を排気することが課題の一つとなっており、例えば、特許文献1には、筐体の上部と下部に開口部を設けて、廃熱用の通風路を形成して煙突効果でより効果的に装置内の熱を排気する構造が示されている。
特開平11−338372号公報
携帯型、あるいは、移動型の映像表示装置に搭載される燃料電池としては、自然吸気により空気を供給するパッシブ型のダイレクトメタノール燃料電池が適しているが、空気の供給効率が悪いという問題があり、温度の高い空気の上昇を更に加速して、燃料電池の空気極への空気の供給効果を高めることが必要である。
本発明は、映像表示装置内の表示パネル内あるいは表示パネルを駆動する回路内で発生する発熱を利用して温度の高い空気の上昇を更に加速して、燃料電池の空気極への空気の供給効果を高め、燃料電池の発電を効率的に行うことを目的とする。
本発明の燃料電池は、映像表示装置の煙突構造内に配置可能な燃料電池本体と、前記燃料電池本体の燃料極に燃料を供給する燃料供給機構と、を備え、前記煙突構造からの空気を前記燃料電池本体の空気極に供給して排出する燃料電池を貫通する空間を備えていることを特徴とする。
また、本発明の映像表示装置は、煙突構造内に配置された燃料電池と、前記燃料電池本体の燃料極に燃料を供給する燃料供給口と、前記燃料電池本体の前記燃料極と空気極に接続された集電線により前記燃料電池本体で発電された電気を集電する電源回路とを備え、
前記映像表示装置内で発生した熱により加熱された空気が、前記映像表示装置の煙突構造を上昇して、前記煙突構造内に配置された前記燃料電池の前記空気極に供給され、前記前記燃料電池の出口方向に排出されることを特徴とする。
本発明によれば、映像表示装置に搭載され自然吸気により空気を供給する燃料電池において、温度の高い空気の上昇を更に加速して、燃料電池の空気極への空気の供給効果を高め、燃料電池の発電を効率的に行うことができる。
以下、図面を用いて、本発明の実施の形態について説明する。
図1に、本発明の実施例1である燃料電池1と、燃料電池1を搭載する映像表示装置2の概要を示す。
図1において、燃料電池本体3の空気極9を電解質膜の下側に、燃料極10を電解質膜の上側に配置する様にして、その燃料電池本体3をパイプのような構造体である筒状容器4の中に設置して煙突効果による空気供給の効率を上げる。
燃料電池1の筒状容器4の下部に、例えば、映像表示装置2の電源回路8等の発熱量の大きいブロックを配置し、この部分の熱せられた空気が、筒状容器4の下部から筒状容器4内に流入し、筒状容器4内に下向きに配置された燃料電池1の空気極9に供給される。このとき、筒状容器4内には周囲の空気を巻き込んで、大量の空気が筒状容器4の下側から流入するため、映像表示装置2内の煙突構造に形成された流路を加熱されて上昇した大量の空気が筒状容器4の下側から流入し、効率的に、筒状容器4内に配置された燃料電池本体3の空気極3に、加熱された空気が供給される。
燃料電池本体3の燃料極には、燃料カートリッジ7に格納されたメタノール等の燃料液が燃料パイプ5により供給(あるいは回収)され、燃料電池本体3で発生した電気が、燃料電池本体3の燃料極10と空気極9に接続された集電線6を介して電源回路等に集められ、映像表示装置2の電源電力として使用される。
なお、図1においては、燃料パイプ5を用いて燃料カートリッジ7に格納された燃料液を燃料電池本体3の燃料極10に供給する機構を示したが、燃料電池本体3の燃料極10に燃料液を供給する燃料供給機構としては、燃料パイプ5に限らず、例えば、燃料カートリッジ7を燃料電池の供給口にはめ込む機構や、燃料カートリッジ7と燃料電池の供給口との間に多孔質材料を配置して、燃料液を含浸した多孔質を介して燃料カートリッジ7から燃料電池に燃料液を供給する機構など他の燃料供給機構を用いることができる。
また、図1においては、燃料電池本体3の空気極9を電解質膜の下側に、燃料極10を電解質膜の上側に配置する構成を説明したが、燃料電池本体3の筒状容器4内の配置は、上記の構成に限らず、筒状容器4の下部から加熱された空気が流入して、燃料電池本体3の空気極9に空気が供給され、筒状容器4の上部から空気が排出されれば、燃料電池本体3の筒状容器4内の配置は、適宜設定することが可能であるが、特に、筒状容器4内で、燃料電池本体3の空気極9面を水平から斜めに配置することが好ましく、この場合には、下方から斜めに空気極9に当った空気の流れがコントロールされて上方に流出することとなり、効率的な空気供給が可能となる。
また、筒状容器4の形状は、図1には、断面形状が円筒形状のものを示したが、映像表示装置内に形成される煙突構造の形状に合わせて、角形状などの他の形状の筒形容器4とすることができる。また、筒型容器4は、内径、外径の長さが一定の筒形に限らず、径の長さが変化するものでも良い。また、筒型容器4を取り付けるためにフランジなどを形成することもできる。また、筒型容器4の入口/出口に異物の混入を防ぐフィルタを設けること、あるいは、筒型容器4の入口/出口に空気の流通を促進するための小型のファンを設けることもできる。
また、映像表示装置の筐体内の煙突構造よりも筒状容器4の部分を狭い構造とすることにより、筒状容器4内で空気の流速が早くなり、空気流量が多くなるという効果を奏することができる。
また、上記説明では、燃料電池としてダイレクトメタノール型の燃料電池を想定し、燃料電池本体3の燃料極10に供給される燃料としてメタノール等の燃料液を用いた場合を示しているが、メタノール以外のエタノールその他のアルコール燃料液を用いても良いし、
また、ダイレクトメタノール型の燃料電池に限らず、液体水素の燃料液を格納した燃料カートリッジ7から、水素を燃料極に供給する固体高分子型の燃料電池とすることも可能である。
図2には、本発明の実施例2の燃料電池本体を筒状に形成した燃料電池を示す。
図2に記載された燃料電池1は、筒状容器を備えることなく、燃料電池本体3が筒状に形成されている。筒状に形成された燃料電池本体3の内面には、空気極9が形成され、燃料電池本体3の外面には、燃料極10が形成される。
空気極9の内側には、燃料電池1を貫通する空間が形成されて、下方の煙突構造からの加熱された空気が貫通した空間を上昇して空気極9に接触し、上方の空気出口から流出する。また、燃料極10の外側には、燃料液が満たされた空間が配置され、燃料電池本体3の燃料極10に燃料を供給する。
なお、図2には、燃料電池本体3の筒状の形状として、円筒形状のものを示したが、円筒に限らず、四角筒形状などの他の筒状の形状を採用することができる。
また、図2には、一つの円筒状の燃料電池1を示したが、複数の円筒状の燃料電池1を縦長方向に複数個設置して、一番上部の燃料電池から下部の燃料電池へ順番に燃料電池を供給するように構成することができる。また、図2の一つの燃料電池1を示したが、複数の円筒状の燃料電池1を並列に複数個設置することもできる。
また、図2の燃料電池1では、一つの燃料電池1に一つの燃料電池本体3が設けられているが、一つの燃料電池1に、縦長方向に複数個の円筒形の燃料電池本体3を形成することや、燃料電池本体の円筒形を複数層の筒状構造として、一つの燃料電池1に多重の燃料電池本体3を形成することもできる。
図3には、本発明の実施例3の燃料電池本体をシート状に形成した燃料電池を示す。
図3に記載された燃料電池1は、筒状容器を備えることなく、燃料電池本体3がシート状に形成されている。シート状に形成された燃料電池本体3の一方の側面には、空気極9が形成され、燃料電池本体3の他の側面には、燃料極10が形成される。
空気極9の側面には、燃料電池1を貫通する空間が形成されて、下方の煙突構造からの加熱された空気が貫通した空間を上昇して空気極9に接触し、上方から流出する。また、燃料極10の側面には、燃料液が満たされた空間が配置され、燃料電池本体3の燃料極10に燃料を供給する。
なお、図3には、燃料電池本体3のシート状の形状として、波板状のものを示したが、波板状のものに限らず、三角形状、矩形状などの他のシート状の形状を採用することができる。
また、図3には、一つの円筒状の燃料電池1を示したが、複数の円筒状の燃料電池1を縦長方向に複数個設置して、一番上部の燃料電池から下部の燃料電池へ順番に燃料電池を供給するように構成することができる。また、図2の一つの燃料電池1を示したが、複数の円筒状の燃料電池1を並列に複数個設置することもできる。
また、図3の燃料電池1では、一つの燃料電池1に一つの波板状の燃料電池本体3が設けられているが、一つの燃料電池1に、縦長方向に複数個の波板状の燃料電池本体3を形成することや、一つの波板状の燃料電池本体3を分離して、例えば、複数の空気の流れに対応した複数のシート状の燃料電池本体3を配置するように形成することもできる。
図4は、本発明の燃料電池を映像表示装置の筐体の煙突構造に設置した実施例4を示す。
図4において、11は前面キャビネットであり、その背面に後面キャビネット12が接続されている。後面キャビネット12の内側にはダイキャストシャーシ13が支持されている。このダイキャストシャーシ13の内側に、バックライトを構成する反射板14が支持されている。
反射板14はアルミ板等からなり、浅底の箱状に形成され、その内側に白色の樹脂からなる反射シート15が敷設されている。反射シート15の表面には上下方向に等間隔で蛍光管16がランプクリップ17により水平方向に支持されている。蛍光管16の前方には、拡散板18および光学シート類19がその周囲をシートホルダ20により把持されて支持されている。光学シート類19の前方には液晶パネル21が配置されている。
図4に示されるように、反射板14の上面および下面の内側の反射シート15を除去するとともに、等間隔で反射板14の上面および下面に通気孔を形成する。同時に、その通気孔に対応する位置のダイキャストシャーシ13にも略同径の孔を形成する。これらの通気孔のうち、上側の通気孔に、図1に示される燃料電池1を挿入して反射板14に固定する。燃料電池1の筒状容器4の先端は、ダイキャストシャーシ13の孔を通りその裏面側に開口される。また、燃料電池1の近傍に燃料カートリッジ7と電源回路8とを配置して、燃料電池1に燃料液を供給し、燃料電池1で発生した電力を集電する。また、図示していないが、必要に応じて、集電した電力を蓄積する蓄電池を近傍に配置することができる。
このように、上側の通気孔に燃料電池1を設け、下側の通気孔22を開口したことで、液晶テレビに電源が投入されて、蛍光管16が通電されると、蛍光管16の回り等の空気が加熱されて上昇を開始する。上昇した空気は、燃料電池1の筒状容器4を通り、ダイキャストシャーシ13の裏側であって後面キャビネット12の内側の空間に放出される。同時に、反射板14の下面の通気管22からは、後面キャビネット12の内側下方空間の暖められていない空気が吸入される。このとき、燃料電池1の筒状容器4と下の通気管22がそれぞれ煙突効果を発揮して、筒状容器4内の通過時に通過空気が加速されて、暖められた空気が燃料電池1の筒状容器4内の空気極に供給されて、燃料電池による発電が効率的に行われる。
そして、反射板14から後面キャビネット12内に送られてきた暖かい空気は、後面キャビネット12の外側表面からの輻射等により冷却されて、次第に下降していく。それにより、反射板14の内側と後面キャビネット12の内側の空間との間に、空気の循環経路が完成するとともに、反射板14側で熱吸収し、それを後面キャビネット12側で熱排出するという熱サイクルが形成される。
また、燃料電池1で、発生した水分(水蒸気)や過剰の温熱空気は、後面キャビネット12の上方に設置された水蒸気の排気口より、外部に排出される。また、冷却して下方に滞留した水分も下方の排出口から適宜、排出される。
これらにより、蛍光管16の発熱は、一部は、水蒸気とともに、外部に排出され、また、一部は、自然対流により運ばれて後面キャビネット2の外側表面から輻射により外気に放出されることになる。なお、図示しないが、更に、後面キャビネット12部分などに換気用のファンを設けて、燃料電池1の空気極により大量の空気を供給するように変更することも可能である。
なお、図4には、1個の燃料電池1と1個の通気孔22が記載されているが、それぞれ、ダイキャストシャーシ13の上側と下側に、複数個の燃料電池1と複数個の通気孔22を水平方向に並べて配置することができる。
また、燃料電池1と通気孔22の入口と出口に、フィルタを設けて、外部からの塵埃の流入や煙突構造の空間で発生した異物等の流入、流出を防止することができる。
また、図4に設置される燃料電池は、図1に示される円筒容器を備えたものに限らず、図2に示された燃料電池本体が筒状に形成されたもの、図3に示される燃料電池本体がシート状に形成されたものを用いることができる。これらの場合には、燃料電池の設置場所は、図4に示されるダイキャストシャーシ13の上側の通気口に限らず、映像表示装置の筐体構造内の表示パネルとバックライト反射板との間に形成された煙突構造の任意の位置に配置することができる。また、配置される燃料電池の種類と個数を煙突構造の配置に合わせて任意に設定することができる。
図5は、本発明の燃料電池を映像表示装置の筐体の煙突構造に設置した実施例5の詳細を示す。
図5に記載された発明では、映像表示装置2の表示パネルと反射板14により形成される空間部分の煙突構造に燃料電池1を配置したのに対して、図3に記載された発明の実施例2では、映像表示装置の筐体の反射板14の裏面に配置される回路基板31等により形成される空間部分の煙突構造に燃料電池1を配置している。
また、燃料電池1の近傍に燃料カートリッジ7及び電源回路8を配置する。
図5において、31は、電源基板、インバータ基板(点灯回路)、映像基板、音声基板等の回路基板であり、例えば、ダイキャストシャーシ13などにより反射板14と平行に支持されている。
32はダミーシートであり、回路基板31に繋がるように、反射板14と平行に支持され、回路基板31とダミーシート32の平面と反射板14との間、あるいは、回路基板31とダミーシート32の後面キャビネット12との間に煙突構造の流路が形成される。
なお、図示していないが、ダミーシートあるいは回路基板の裏面等にリブを設けて、煙突構造の流路を細分化することが可能である。
図5において、回路基板31とダミーシート32との平面と反射板14との間の煙突構造の流路の上方の通気孔に燃料電池1を配置し、下方の通気孔22から流入した空気は、映像表示装置の反射板14からの熱と回路基板31からの熱により加熱されて、煙突構造の流路内を上昇し、燃料電池1の筒状容器4内に配置された空気極に加熱された多量の空気が供給されて、燃料電池1の発電を効率的に行うことができる。また、図示していないが、回路基板31とダミーシート32の平面と反射板14との間の流路内に換気用のファンを設けて、燃料電池1の空気極により大量の空気を供給するように変更することも可能である。
また、図5においては、回路基板31とダミーシート32との平面と後面キャビネットとの間にも煙突構造の流路が形成されているので、上方の通気孔に燃料電池1を配置すれば、下方の通気孔22から流入した空気は、回路基板31等からの熱により加熱されて、煙突構造の流路内を上昇し、燃料電池1の筒状容器4内に配置された空気極に加熱された多量の空気が供給されて、燃料電池1の発電を効率的に行うことができる。また、図示していないが、回路基板31とダミーシート32の平面と後面キャビネット12との間の流路内に換気用のファンを設けて、燃料電池1の空気極により大量の空気を供給するように変更することも可能である。
なお、図5においては、2個の燃料電池1と2個の通気孔22が記載されているが、これらは、いずれか一方でも良いし、また、ダミーシート32にダミーリブを設けて、複数個の流路を形成することに対応して、それぞれ、燃料電池1と通気孔22を水平方向に並べて、複数個形成してもよい。また、また、燃料電池1と通気孔22の入口と出口に、フィルタを設けて、外部からの塵埃の流入や煙突構造の空間で発生した異物等の流入、流出を防止することができる。
また、 図5に設置される燃料電池は、図1に示される円筒容器を備えたものに限らず、図2に示された燃料電池本体が筒状に形成されたもの、図3に示される燃料電池本体がシート状に形成されたものを用いることができる。これらの場合には、燃料電池の設置場所は、図5に示されるダイキャストシャーシ13の上側、あるいは、後面キャビネット12の上側の通気口に限らず、映像表示装置の筐体構造内のバックライト反射板と後面キャビネット12の間に形成された煙突構造の任意の位置に配置することができる。また、配置される燃料電池の種類と個数を煙突構造の配置に合わせて任意に設定することができる。
図6は、本発明の燃料電池を映像表示装置のスタンドの煙突構造に設置した実施例6を示す。映像表示装置2のスタンド23は、映像表示装置の表示画面部分を傾斜可能に支持している。
図6を参照すると、スタンド23の底部、あるいは、側面下部に通気孔22を開口し、スタンド23内の上方に燃料電池1を設置する。また、スタンド23内に燃料カートリッジ7と電源回路8とを配置して、燃料電池1に燃料液を供給し、燃料電池で発生した電力を集電する。
電源回路8にはACアダプターが付属しており、ACアダプターをスタンド23内に搭載すれば、その制御回路からの熱が発生し、スタンド23内で空気が加熱されて上昇気流が上部方向へ流れる。また、ACアダプターを充電機能付きのものを用いれば、燃料電池で機器を作動させながら、同時にバッテリー(二次電池)を充電するので、この場合は、充電電流が増加するのでACアダプター内部の制御回路からの放熱が増し、放熱温度がさらに高くなりスタンド内の上昇気流が多くなる。
図6において、スタンド23の底部の通気孔22から流入した空気は、スタンド23内に設置された電源回路8のACアダプターの制御回路からの熱や、特に、バッテリー充電時の放熱により加熱されてスタンド23内を上昇し、スタンド23の上方に配置された、燃料電池1の空気極に加熱された多量の空気が供給されて、燃料電池1の発電を効率的に行うことができる。また、図示していないが、スタンド23内の空気の流路に換気用のファンを設けて、燃料電池1の空気極により大量の空気を供給するように変更することも可能である。
なお、図6において、通気孔22は、スタンド23の底面、あるいは、側面下部に形成されているが、他の場所に設置しても良いし、通気孔22を複数個、設置しても良い。また、燃料電池1を複数個、設置することも可能である。また、燃料電池1と通気孔22の入口と出口に、フィルタを設けて、外部からの塵埃の流入や煙突構造の空間で発生した異物等の流入、流出を防止することができる。
また、図6に設置される燃料電池は、図1に示される円筒容器を備えたものに限らず、図2に示された燃料電池本体が筒状に形成されたもの、図3に示される燃料電池本体がシート状に形成されたものを用いることができる。これらの場合には、燃料電池の設置場所は、スタンドの上方の通気孔に限られず、任意の位置に配置することができる。
また、図2に示されるような円筒型の燃料電池を、円筒状のスタンドを用いて構成することができる。円筒状のスタンドを複数層の筒状構造として、内空構造の中に燃料電池本体を構成しても良いし、円筒状スタンドの外周を二重構造として燃料電池本体を構成することもできる。
また、円筒型の燃料電池を円筒状スタンドの縦長方向に複数個設けて、一番上の燃料電池から下部の燃料電池へ順番に燃料を供給していくこともできる。このようにした場合、例えば、新しい燃料電池容器(タンク)をスタンド(筒)の上部(または側面)から挿入し、使い切った燃料電池容器をスタンド(筒)の底面(床設置面)から抜き取るようにすることもできる。
以上の実施例1〜実施例3において、映像表示装置2の各煙突構造の流路に設置される燃料電池1の例を示し、実施例4〜実施例6において、燃料電池1を各煙突構造の流路に形成する映像表示装置2の例を示したが、上記の各燃料電池と映像表示装置2の各煙突構造とを任意に組み合わせることが可能であり、例えば、スタンド内の煙突構造がスタンド外の上部に続いて、表示装置の筐体構造内の煙突構造に接続されて、バックライトの発熱を利用できるように構成することもできる。また、煙突構造の流路としては、上記の各実施例に限られず、他の煙突構造の流路を利用しても良い。
図1は、本発明の実施例1の燃料電池1と燃料電池1を搭載する映像表示装置2の概要を示す図である。 図2は、本発明の実施例2の燃料電池本体を筒状に形成した燃料電池を示す図である。 図3は、本発明の実施例3の燃料電池本体をシート状に形成した燃料電池を示す図である。 図4は、本発明の燃料電池を映像表示装置の筐体の煙突構造に設置した実施例4を示す図である。 図5は、本発明の燃料電池を映像表示装置の筐体の煙突構造に設置した実施例5を示す図である。 図6は、本発明の燃料電池を映像表示装置のスタンドの煙突構造に設置した実施例6を示す図である。
符号の説明
1 燃料電池
2 映像表示装置
3 燃料電池本体
4 筒状容器
5 燃料パイプ
6 集電線
7 燃料カートリッジ
8 電源回路
9 空気極
10 燃料極
11 前面キャビネット
12 後面キャビネット
13 ダイキャストシャーシ
14 反射板
15 反射シート
16 蛍光管
17 ランプクリップ
18 拡散板
19 光学シート類
20 シートホルダ
21 液晶パネル
22 通気孔
23 スタンド
31 回路基板
32 ダミーシート

Claims (22)

  1. 映像表示装置の煙突構造内に配置可能な燃料電池本体と、
    前記燃料電池本体の燃料極に燃料を供給する燃料供給機構と、を備え、
    前記煙突構造からの空気を前記燃料電池本体の空気極に供給して排出する燃料電池を貫通する空間を備えていることを特徴とする燃料電池。
  2. 請求項1に記載の燃料電池において、前記燃料電池本体を収容して前記煙突構造内に配置可能な筒状容器を有し、前記貫通する空間が、前記筒状容器と前記燃料電池本体の間に形成され、筒状容器側面に沿う方向に貫通していることを特徴とする燃料電池。
  3. 請求項2に記載の燃料電池において、前記筒状容器の前記貫通する空間の断面積は、前記煙突構造の空気流路の断面積よりも小さいことを特徴とする燃料電池。
  4. 請求項2または請求項3に記載の燃料電池において、前記燃料電池本体の空気極面は、前記貫通する空間の貫通する方向に対して垂直から斜め方向に配置されていることを特徴とする燃料電池。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の燃料電池において、前記筒状容器の形状が円筒状であることを特徴とする燃料電池。
  6. 請求項1に記載の燃料電池において、前記燃料電池本体が筒状に形成されて、前記筒状の燃料電池本体の内面または外面に空気極が配置され、前記貫通する空間が、前記燃料電池本体の内面または外面に配置された前記空気極により囲まれて形成されていることを特徴とする燃料電池。
  7. 請求項6に記載の燃料電池において、前記筒状の燃料電池本体の外面または内面に燃料極が配置され、前記燃料極の外面または内面に燃料が満たされる空間が形成されていることを特徴とする燃料電池。
  8. 請求項6または請求項7に記載の燃料電池において、前記筒状の形状が円筒状であることを特徴とする燃料電池。
  9. 請求項1に記載の燃料電池において、前記燃料電池本体がシート状に形成されて、前記シート状の燃料電池本体の側面に空気極が配置され、前記貫通する空間が、前記燃料電池本体の側面に配置された前記空気極に沿って形成されていることを特徴とする燃料電池。
  10. 請求項9に記載の燃料電池において、前記シート形状の燃料電池本体の他の側面に燃料極が配置され、前記燃料極の外面に燃料が満たされる空間が形成されていることを特徴とする燃料電池。
  11. 請求項9または請求項10に記載の燃料電池において、前記燃料電池本体のシート形状が波板状に形成されていることを特徴とする燃料電池。
  12. 映像表示装置の煙突構造内に配置された燃料電池と、
    前記燃料電池本体の燃料極に燃料を供給する燃料供給口と、
    前記燃料電池本体の前記燃料極と空気極に接続された集電線により前記燃料電池本体で発電された電気を集電する電源回路とを備え、
    前記映像表示装置内で発生した熱により加熱された空気が、前記映像表示装置の煙突構造を上昇して、前記煙突構造内に配置された前記燃料電池の前記空気極に供給され、前記前記燃料電池の出口方向に排出されることを特徴とする燃料電池を搭載した映像表示装置。
  13. 請求項12に記載の燃料電池を搭載した映像表示装置において、
    前記燃料電池が燃料電池本体を収容して前記煙突構造内に配置可能な筒状容器を有し、前記映像表示装置内で発生した熱により加熱された空気が、前記映像表示装置の煙突構造を上昇して、前記煙突構造内に配置された前記筒状容器の下部から流入して前記空気極に供給され、前記筒状容器から排出されることを特徴とする燃料電池を搭載した映像表示装置。
  14. 請求項12に記載の燃料電池を搭載した映像表示装置において、
    前記燃料電池の燃料電池本体が筒状に形成されて、前記筒状の燃料電池本体の内面または外面に空気極が配置され、前記映像表示装置内で発生した熱により加熱された空気が、前記映像表示装置の煙突構造を上昇して、前記煙突構造内に配置された筒状の燃料電池本体の下部から流入して前記筒状の燃料電池本体の内面または外面に配置された空気極に供給され、前記燃料電池本体から排出されることを特徴とする燃料電池を搭載した映像表示装置。
  15. 請求項12に記載の燃料電池を搭載した映像表示装置において、
    前記燃料電池の燃料電池本体がシート状に形成されて、前記シート状の燃料電池本体の側面に空気極が配置され、前記映像表示装置内で発生した熱により加熱された空気が、前記映像表示装置の煙突構造を上昇して、前記煙突構造内に配置されたシート状の燃料電池本体の下部から流入して前記燃料電池本体の側面に配置された空気極に供給され、前記燃料電池本体から排出されることを特徴とする燃料電池を搭載した映像表示装置。
  16. 請求項12乃至請求項15のいずれかに記載された燃料電池を搭載した映像表示装置において、前記煙突構造は、前記映像表示装置の筐体構造内の表示パネルとバックライト反射板との間に形成され、加熱された空気が上昇して排出されて放熱が行われる流路であることを特徴とする燃料電池を搭載した映像表示装置。
  17. 請求項12乃至請求項15のいずれかに記載された燃料電池を搭載した映像表示装置において、前記煙突構造は、前記映像表示装置の筐体構造内のバックライト反射板とバックライト反射板の後方に配置された回路基板との間、あるいは、前記回路基板と後方キャビネットとの間に形成され、加熱された空気が上昇して排出されて放熱が行われる流路であるあることを特徴とする燃料電池を搭載した映像表示装置。
  18. 請求項12乃至請求項17のいずれかに記載された燃料電池を搭載した映像表示装置において、前記煙突構造は、前記映像表示装置のスタンド内のACアダプター及び/又はバッテリーを含む電源回路により加熱された空気が上昇して排出されて放熱が行われる流路であることを特徴とする燃料電池を搭載した映像表示装置。
  19. 請求項16乃至請求項18のいずれかに記載の燃料電池を搭載した映像表示装置において、前記煙突構造の一部が、燃料電池の筒状容器あるいは燃料電池本体の構造を兼ねていることを特徴とする燃料電池を搭載した映像表示装置。
  20. 請求項16乃至請求項18のいずれかに記載の燃料電池を搭載した映像表示装置において、複数の燃料電池が、煙突構造の流路に沿って、縦列に配置されていることを特徴とする燃料電池を搭載した映像表示装置。
  21. 請求項20に記載の燃料電池を搭載した映像表示装置において、縦列に配置された複数の燃料電池に対して、上部の燃料電池から下部の燃料電池に順番に燃料を供給していくことを特徴とする燃料電池を搭載した映像表示装置。
  22. 請求項16乃至請求項18のいずれかに記載の燃料電池を搭載した映像表示装置において、複数の燃料電池が、複数個の煙突構造の流路内にそれぞれ、並列に配置されていることを特徴とする燃料電池を搭載した映像表示装置。
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