JP2007095337A - エレクトロルミネッセンス素子製造方法およびエレクトロルミネッセンス素子 - Google Patents

エレクトロルミネッセンス素子製造方法およびエレクトロルミネッセンス素子 Download PDF

Info

Publication number
JP2007095337A
JP2007095337A JP2005279633A JP2005279633A JP2007095337A JP 2007095337 A JP2007095337 A JP 2007095337A JP 2005279633 A JP2005279633 A JP 2005279633A JP 2005279633 A JP2005279633 A JP 2005279633A JP 2007095337 A JP2007095337 A JP 2007095337A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
light emitting
plate
printing
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005279633A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4826189B2 (ja
Inventor
Koji Takeshita
耕二 竹下
Takahisa Shimizu
貴央 清水
Hironori Kawakami
宏典 川上
Nahoko Kadota
奈歩子 門田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2005279633A priority Critical patent/JP4826189B2/ja
Priority to US11/510,074 priority patent/US20070071884A1/en
Publication of JP2007095337A publication Critical patent/JP2007095337A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4826189B2 publication Critical patent/JP4826189B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Abstract

【課題】少なくとも基板と、当該基板に支持されたパターン状の第一電極と、発光層と、第二の電極を具備する有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法において、樹脂版の寸法変化を極力抑えることができ、かつ印刷シリンダーへの取り付けも容易な版を得るための最適な樹脂版用の基材を選定し、これを基材にして構成された樹脂凸版を用いることで、エレクトロルミネッセンス素子の発光層がエレクトロルミネッセンスを用いた印刷法によって高精細に形成できるようにすることを目的とする。
【解決手段】有機エレクトロルミネッセンス素子の具備する発光層を、有機発光材料を有機溶剤に溶解、または分散させた有機エレクトロルミネッセンスインキをインキとして用い、金属基材上に水現像タイプの感光性樹脂層を備えた樹脂凸版を印刷版とした凸版印刷法により前記第一電極の上方に配置して形成する有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、有機発光層が高分子材料からなるエレクトロルミネッセンス素子およびエレクトロルミネッセンスディスプレイおよびその製造方法に関し、特に発光層を印刷法によって形成するエレクトロルミネッセンス素子およびその製造方法に関する。
エレクトロルミネッセンス素子は、ふたつの対向する電極の間に有機発光材料を含む発光層が形成され、発光層に電流を流すことで発光させるものであるが、効率よく発光させるには発光層の膜厚が重要であり、100nm程度の薄膜にする必要がある。さらに、これをディスプレイ化するには高精細にパターニングする必要がある。
前記発光層を形成する有機発光材料には、低分子材料と高分子材料があり、一般に低分子材料は抵抗加熱蒸着法等により薄膜形成する。この薄膜形成時では、被蒸着基板上に微細パターンのマスクを載置してパターニングするが、この方法では基板が大型化すればするほどパターニング精度が出難いという問題がある。
そこで、最近では有機発光材料として高分子材料を用いたり、低分子発光材料と高分子材料を混合したりして、有機発光材料を溶剤に分散、または溶解させて塗工液にし、これをウェットコーティング法で薄膜形成する方法が試みられるようになってきている。薄膜形成するためのウェットコーティング法としては、スピンコート法、バーコート法、突出コート法、ディップコート法等があるが、高精細にパターニングしたりRGB3色に塗り分けしたりするためには、これらのウェットコーティング法では難しく、塗り分け・パターニングを得意とする印刷法による薄膜形成が最も有効であると考えられる。
さらに、各種印刷法のなかでも、被印刷基板としてガラス等を用いるエレクトロルミネッセンス素子では、基板のキズや応力集中によるゆがみが好ましくないことから、グラビア印刷法等のように金属製の印刷版等の硬い版を用いる方法は不向きであり、弾性を有するゴムブランケットを用いるオフセット印刷法や同じく弾性を有するゴム版や樹脂版を用いる凸版印刷法が適正である。実際にこれらの印刷法による試みとして、オフセット印刷法による方法(特許文献1参照)や、凸版印刷法による方法(特許文献2参照)などが提案されている。
一方、高分子材料、特に高分子発光材料は、水、アルコール系の溶剤に対する溶解性が悪く、塗工液(以下インキと記す)化するには、有機溶剤を用いて溶解、または分散させる必要があり、中でも、トルエンやキシレン、その他の有機溶剤が好適である。したがって、有機発光材料をインキ化したもの(以下エレクトロルミネッセンスインキと記す)は有機溶剤のインキとなっている。
ところが、オフセット印刷に用いるゴムブランケットはトルエンやキシレン有機溶剤によって膨潤や変形を起こしやすいという問題がある。オフセット印刷は、画線が形成されている版にインキを付け、そのインキを弾性のブランケットに転移させ、さらにブランケットから被印刷基板にインキを転写することで印刷する方式であるが、インキの転移を仲介するブランケットは弾性をもつことが要求され、一般にゴム製のものが使われる。使用されるゴムの種類はオレフィン系のゴムからシリコーン系のゴムまで多様であるが、いずれのゴムもトルエン、キシレンその他の溶剤に対して耐性がなく、膨潤や変形が起こりやすく、よってエレクトロルミネッセンスインキの印刷には不適切である。
そこで、エレクトロルミネッセンスインキの溶剤であるトルエン、キシレン、その他の有機溶媒に対する耐性の高い水現像タイプの感光性樹脂版を用いる樹脂凸版印刷がエレクトロルミネッセンスインキの印刷に最適な印刷方式といえる。水現像タイプの感光性の樹脂凸版とは、未硬化状態では水に対する溶解性が高く、硬化後には不溶化する光硬化性の感光性樹脂材料から成り、画線部にのみ光が透過するマスクを利用して感光性樹脂を露光し画線部を硬化させ、未硬化部分を水で洗い流すことで凸版を形成する版である。
版材の構成は、基材の上に感光性樹脂を積層した構成となっており、版は円筒状のシリンダーに巻き付けて用いることから、基材としてはフレキシブル性のあるプラスチックシートを用いるのが一般的である。
前述したように、エレクトロルミネッセンスインキの印刷においては、水現像タイプの感光性樹脂からなる樹脂凸版を用いた印刷が適する。この感光性樹脂は親水性のポリマーと架橋性モノマー及び光開始剤を主成分とし、露光した部分でポリマー及びモノマーの架橋が進んで硬化するが、露光現像を終えた後も、自然光や室内光等で多少は未架橋部分の架橋が進むと考えられ、よって経時で徐々に収縮する傾向が見られる。また親水性ポリマーを含んでいることから、環境湿度の影響でも多少の寸法変化が起こり得るし、当然環境温度によっても寸法変化する。
感光性樹脂版は、基材の上に感光性樹脂を積層した構成になっており、樹脂部分の寸法変動は基材の剛性や疎水性、熱膨張率等である程度抑えることができるが、円筒状の印刷シリンダーへの取り付けの容易性からフレキシブル性のあるポリエチレンテレフタレートシートを基材として用いたものが一般的である。しかし、ポリエチレンテレフタレートのようなプラスチック基材では樹脂部分の寸法変化を完全に抑えるには剛性が不十分であり、また基材自身の温度変化による寸法変化も起こる。
以下に公知文献を記す。
特開2001−93668号公報 特開2001−155858号公報
そこで、本発明の課題は、樹脂版の寸法変化を極力抑えることができ、かつ印刷シリンダーへの取り付けもある程度容易な版を得るための最適な樹脂版用の基材を選定し、これを基材にして構成された樹脂凸版を用いることで、エレクトロルミネッセンス素子の発光層がエレクトロルミネッセンスを用いた印刷法によって高精細に形成できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明者等は、エレクトロルミネッセンスインキを用いて凸版印刷法により被印刷基板上に発光層を形成する際に、どのような基材で支持される樹脂凸版を用いると、寸法変動が少なく、エレクトロルミネッセンス素子を製造する上で要求される寸法精度を満たすかを検討した結果、次のような手段が有効であることを見出した。
本発明の請求項1に係る発明は、少なくとも基板と、当該基板に支持されたパターン状の第一電極と、発光層と、第二の電極を具備する有機エレクトロルミネッセンス素子の製
造方法において、当該有機エレクトロルミネッセンス素子の具備する発光層を、有機発光材料を有機溶剤に溶解、または分散させた有機エレクトロルミネッセンスインキをインキとして用い、金属基材上に水現像タイプの感光性樹脂層からなるパターンを備えた樹脂凸版を印刷版とした凸版印刷法により前記第一電極の上方に配置して形成することを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法である。
本発明の請求項2に係る発明は、前記樹脂凸版を構成する金属基材が、鉄、アルミニウム、ニッケル、銅のいずれか一つ、または複数を主成分とすることを特徴とする請求項1記載の有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法である。
本発明の請求項3に係る発明は、前記樹脂凸版を構成する金属基材が、鉄とニッケルの合金からなることを特徴とする請求項1記載の有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法である。
本発明の請求項4に係る発明は、前記樹脂凸版を構成する金属基材が、熱膨張係数1.7×10-5/K以下の金属からなることを特徴とする請求項1記載の有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法である。
本発明の請求項5に係る発明は、前記樹脂凸版を構成する金属基材が、熱膨張係数3×10-6/K以下の金属からなることを特徴とする請求項1記載の有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法である。
本発明の請求光6に係る発明は、前記樹脂凸版を構成する金属基材の厚みが0.1〜0.2mmであることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載の有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法である。
本発明の請求項7に係る発明は、少なくとも基板と、当該基板に支持されたパターン状の第一電極と、発光層と、第二の電極を具備する有機エレクトロルミネッセンス素子において、エレクトロルミネッセンス素子を構成する有機発光層が、請求項1乃至請求項6のいずれか1項記載の樹脂凸版を用いた凸版印刷法によって形成されていることを特徴とするエレクトロルミネッセンス素子である。
本発明のエレクトロルミネッセンス素子製造方法を用いたエレクトロルミネッセンス素子では、金属製の基材からなる樹脂凸版を用いたことにより、印刷した発光層の位置ずれによる混色発光などが生じず、経時での寸法変化は起こらず、またパネル化して発光状態を観察しても混色等は生じない。
本発明のエレクトロルミネッセンス素子製造方法では、樹脂版の寸法変化を極力抑えることができ、かつ印刷シリンダーへの取り付けも容易となるための最適な樹脂版用の基材を選定し、これを基材にして構成された樹脂凸版を用いることにより、エレクトロルミネッセンス素子の発光層がエレクトロルミネッセンスを用いた印刷法によって高精細に形成できること、さらに樹脂凸版の基材として金属系の基材を用いているため、クリーンルームなどの温度管理された環境で印刷を行う場合であれば、寸法変化による印刷ずれなどは問題が生じない。
本発明の好適な実施の形態を、パッシブマトリックスタイプのエレクトロルミネッセンス素子を作成する場合を事例に説明する。ただし、本発明はこれらに限定されるものではなく、例えば基板上に薄膜トランジスタを備えた,例えば各画素電極に対応して駆動回路
を設けた、いわゆるアクティブマトリクス型のエレクトロルミネッセンス素子の製造も同様に行うことができる。
図1は、本発明におけるエレクトロルミネッセンス素子の一実施例の側断面図である。本発明におけるエレクトロルミネッセンス素子は、ガラス基板1上に第一電極の画素電極2が形成と、該画素電極を囲むように絶縁層3を形成と、画素電極2上に正孔輸送層4を形成と、正孔輸送層4上に有機発光層5を形成後、絶縁層3から有機発光層5までの全面に第二電極の陰極層6を形成と、ガラスキャップ7の端部とガラス基板1を接着剤8を介して封止した構成である。
本発明のエレクトロルミネッセンス素子は、少なくとも基板と、当該基板に支持されたパターン状の第一電極と、発光層と、第二の電極を具備する。さらに、発光層を、外部の酸素や水分の浸入から保護するパッシベーション層や外部応力から保護する保護層、あるいはその両方の機能備えた封止基材を備えてもよく、エレクトロルミネッセンス素子の具備する発光層を画像、又は文字パターン状に形成発光可能な駆動回路を有するものであってもよい。
図1を用いてパッシブマトリックス型のエレクトロルミネッセンス素子の製造方法を説明する。
エレクトロルミネッセンス素子は、ガラス基板1の上に形成される。最初に、ガラス基板1の上には、当該基板に支持された第一電極として陽極であるパターニングされた画素電極(陽極、第一電極)2を形成する。画素電極の材料としては、ITO(インジウムスズ複合酸化物)、IZO(インジウム亜鉛複合酸化物)、酸化錫、酸化亜鉛、酸化インジウム、亜鉛アルミニウム複合酸化物等の透明電極材料が使用できる。なお、低抵抗であること、溶剤耐性があること、透明性が高いことなどからITOが好ましい。ITOはスパッタ法によりガラス基板上に形成され、フォトリソ法によりパターニングされてライン状の画素電極2となる。
次いで、ライン状の画素電極を形成後、隣接する画素電極の間には、感光性材料を用いてフォトリソ法により絶縁層3を形成する。
次いで、絶縁層3形成後に、画素電極上に正孔輸送層4を形成する。正孔輸送層4を形成する正孔輸送材料としては、ポリアニリン誘導体、ポリチオフェン誘導体、ポリビニルカルバゾール(PVK)誘導体、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)(PEDOT)等が挙げられる。これらの材料は溶媒に溶解、または分散させて正孔輸送材料インキとし、スピンコート法やダイコート法を用いて、画素電極および絶縁層が形成された基板に全面塗布して正孔輸送層を形成することもでき、また凸版印刷法を用いて、画素電極パターンに合わせてパターン形成することもできる。
次いで、正孔輸送層形成後に、有機発光層5を形成する。有機発光層を形成する有機発光材料は、例えばクマリン系、ペリレン系、ピラン系、アンスロン系、ポルフィレン系、キナクドリン系、N,N‘−ジアルキル置換キナクドリン系、ナフタルイミド系、N,N‘−ジアリール置換ピロロピロール系、イリジウム錯体系等の発光性色素を、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、ポリビニルカルバゾール等の高分子中に分散させたものや、ポリアリーレン系、ポリアリーレンビニレン系やポリオレフィン系の高分子材料が挙げられる。
これらの有機発光材料は、溶媒に溶解、または分散させて有機発光インキとなる。有機発光材料を溶解、または分散させる溶媒としては、トルエン、キシレン、アセトン、アニ
ソール、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等の単独またはこれらの混合溶媒が挙げられる。中でもトルエン、キシレン、アニソールといった芳香族有機溶媒が有機発光材料の溶解性の面から好適である。
前記有機発光層の形成方法は、本発明による水現像タイプの樹脂凸版を用いて凸版印刷法で行う。本発明における樹脂凸版を構成する水現像タイプの感光性樹脂としては、例えば親水性のポリマーと不飽和結合を含むモノマー、いわゆる架橋性モノマー、及び光重合開始剤を構成要素とするタイプが挙げられる。このタイプでは、親水性ポリマーとしてポリアミド、ポリビニルアルコール、セルロース誘導体等が用いられる。また、架橋性モノマーとしては、例えばビニル結合を有するメタクリレート類が挙げられ、光重合開始剤としては例えば芳香族カルボニル化合物が挙げられる。中でも、印刷適正の面からポリアミド系の水現像タイプの感光性樹脂が好適である。
一方、本発明に使用する樹脂版を構成する基材としては、樹脂部分の寸法変化を抑えるのに十分な剛性をもっていることと、基材自身も寸法変化しにくいことが要求される。本発明に用いる樹脂版は親水性ポリマーを主体とするから、吸湿しやすく、よって吸湿や乾燥による寸法変化も起こしやすい。この寸法変化をなるべく抑えるためには、基材側に剛性を持たせて樹脂層の寸法変化を抑えるのが有効であり、基材自身は水分による寸法変化を全く起こさないものであることが望まれる。このような要件を満たす基板としては、金属基材が望ましいが、加工性、経済性からスチール基材やアルミ基材が好適である。
さらに、樹脂版が寸法変化を起こす要因として、温度変化による寸法変化が考えられるが、これについても基材自身が温度による寸法変化起こしにくいものであれば、版としての寸法変化も抑えることが可能であり、よって使用する基材としては熱膨張係数の小さいものが望ましい。ちなみに鉄等の金属は、熱膨張係数1.00×10-4/K以上のポリエステルフィルムに比べると十分に低い熱膨張係数を示し、この点からも本発明の樹脂版の基材として適する。ちなみに鉄の熱膨張係数は1.21×10-5/Kである。さらに、鉄とニッケル系の合金は鉄よりも低い熱膨張率を示し、中でも鉄64%、ニッケル36%の比率の合金は、鉄や一般的な金属の10分の1以下の熱膨張率を示し、最も好適な合金である。また、本発明における樹脂凸版は、円筒状のシリンダーに巻きつけて使用するため、フレキシブル性を持つことが要求され、よって金属板を基材として使用するには、なるべく薄い板にする必要があり、鉄や鉄とニッケル系の合金等を用いる場合、0.1〜0.2mmの厚さが望ましい。
有機発光層の形成に用いる印刷機は、平板の被印刷基板に印刷する方式の凸版印刷機であれば使用可能であるが、以下に示すような印刷機が望ましい。
図2に印刷機の概略図を示した。本製造装置は、インキタンク10とインキチャンバー12とアニロックスロール14と樹脂凸版16を取り付けした版胴18を有している。インキタンク10には、溶剤で希釈された有機発光インキが収容されており、インキチャンバー12にはインキタンク10より有機発光インキが送り込まれるようになっている。アニロックスロール14は、インキチャンバー12のインキ供給部及び版胴18に接して回転するようになっている。
アニロックスロール14の回転にともない、インキチャンバーから供給された有機発光インキ14aは、アニロクスロール表面に均一に保持されたあと、版胴に取り付けされた樹脂凸版16の凸部に均一な膜厚で転移する。さらに、被印刷基板24は摺動可能な基板固定台上に固定され、樹脂凸版のパターンと被印刷基板のパターンの位置調整機構により、位置調整しながら印刷開始位置まで移動して、版胴の回転に合わせて樹脂凸版の凸部が基板に接しながらさらに移動し、基板の所定位置にパターニングしてインキを転移する。
次いで、有機発光層5の形成後、画素電極のラインパターンと直交するラインパターンで陰極(第二電極)層6を形成する。陰極(第二電極)層6の材料としては、有機発光層の発光特性に応じたものを使用でき、例えば、リチウム、マグネシウム、カルシウム、イッテルビウム、アルミニウム等の金属単体やこれらと金、銀などの安定な金属との合金などが挙げられる。また、インジウム、亜鉛、錫などの導電性酸化物を用いることもできる。なお、陰極(第二電極)層6の形成方法としては、被蒸着基板上にパターン形状のマスクを載置する真空蒸着法による形成方法が挙げられる。
次いで、最後にこれらのエレクトロルミネッセンス構成体を、外部の酸素や水分から保護するために、ガラスキャップ7と接着剤8を用いて密封封止し、エレクトロルミネッセンスディスプレイ用の素子パネルを得ることができる。
以下、本発明の実施例について具体的に説明する。
実施例1においては、有機発光層を形成するための印刷に用いる凸版は、ポリアミド系の感光性樹脂層と厚さ0.2mmのスチール板製の基材で構成される水現像タイプの樹脂凸版を用い、これを画線部に光が透過するマスクすなわちネガマスクを用いてUV露光後、水で現像して凸版を形成したものを使用した。この樹脂凸版を前述した印刷装置に取り付けて、有機発光層の印刷を行った。
次に、本発明の実施例1〜3及び比較例の実施例4〜6のエレクトロルミネッセンス素子におけるエレクトロルミネッセンスディスプレイ用素子パネルの試作方法の詳細を以下に示す。
300mm角のガラス基板の上に、スパッタ法を用いてITO(インジウム−錫酸化物)薄膜を形成し、フォトリソ法と酸溶液によるエッチングでITO膜をパターニングして、対角5インチサイズのディスプレイが2面取れるように画素電極を形成した。ディスプレイ1面当たりの画素電極のラインパターンは、線幅40μm、スペース20μmでラインが1950ライン形成されるパターンとした。
その上に正孔輸送層として、PEDOTから成る高分子膜をスピンコート法で形成した。さらに、有機発光材料であるポリフェニレンビニレン誘導体を濃度1%になるようにトルエンに溶解させた有機発光インキを用い、画素電極の上にそのラインパターンにあわせて有機発光層を凸版印刷法で印刷行った。このとき、150線/インチのアニロックスロールおよび水現像タイプの感光性樹脂版を使用した。印刷、乾燥後の有機発光層の膜厚は80nmとなった。
その上にCa、Alからなる陰極(第二電極)層を画素電極のラインパターンと直交するようなラインパターンで抵抗過熱蒸着法によりマスク蒸着して形成した。最後にこれらのエレクトロルミネッセンス構成体を、外部の酸素や水分から保護するために、ガラスキャップと接着剤を用いて密閉封止し、エレクトロルミネッセンスディスプレイ用素子パネルを作成した。
得られたパネルの表示部の周縁部には、各画素電極に接続されている陽極(画素電極、第一電極)側および陰極(第二電極)側それぞれの取り出し電極があり、これらを電源に接続することでパネルの点灯表示確認を行い、発光状態のチェックを行った。
また、本実施例で使用したスチール板を基材とした樹脂版について、製版後の25℃一
定温度下での寸法変化を経時的に測定した。さらに、20℃、30℃と温度を変えた場合での寸法変化も測定した。本実施例に用いたスチール基材の熱膨張係数は1.21×10-5/Kである。
実施例2における有機発光層を形成するための印刷に用いる凸版は、ポリアミド系の感光性樹脂層と厚さ0.2mmの銅板からなる基材で構成される水現像タイプの樹脂凸版を用い、実施例1と同様にして製版した。実施例2におけるパネル試作も実施例1と同様にして行った。
また、実施例2で使用した銅を基材とした樹脂版についても、実施例1と同様に寸法変化の測定を行った。実施例2に用いた銅基材の熱膨張係数は約1.68×10−5/Kである。
実施例3における有機発光層を形成するための印刷に用いる凸版は、ポリアミド系の感光性樹脂層と基材部分は鉄とニッケル合金でニッケル含有率36%である厚さ0.2mmの合金板からなる基材で構成される水現像タイプの樹脂凸版を用い、実施例1と同様にして製版した。実施例3におけるパネル試作も実施例1と同様にして行った。
また、実施例3で使用した鉄とニッケルの合金板を基材とした樹脂版についても、実施例1と同様に寸法変化の測定を行った。実施例3に用いた鉄とニッケルの合金基材の熱膨張係数は3×10-6/Kである。
以下に、本発明の実施例1〜3に対する比較例1〜3を実施した。実施例4は、比較例1であり、実施例5は、比較例2、実施例6は、比較例3とした。
実施例4(比較例1)における有機発光層を形成するための印刷に用いる凸版は、ポリアミド系の感光性樹脂層と厚さ0.5mmのポリエステルシートからなる基材で構成される水現像タイプの樹脂凸版を用い、実施例1と同様にして製版した。実施例4(比較例1)におけるパネル試作も実施例1と同様にして行った。
また、実施例4で使用したポリエステルシートを基材とした樹脂版についても、実施例1と同様に寸法変化の測定を行った。実施例4に用いたポリエステル基材の熱膨張係数は約9.0×10-5/Kである。
実施例5(比較例2)における有機発光層を形成するための印刷に用いる凸版は、ポリアミド系の感光性樹脂層と厚さ0.2mmのアルミニウムからなる基材で構成される水現像タイプの樹脂凸版を用い、実施例1と同様にして製版した。実施例5(比較例2)におけるパネル試作も実施例1と同様にして行った。
また、実施例5で使用したアルミニウムを基材とした樹脂版についても、実施例1と同様に寸法変化の測定を行った。実施例5に用いたアルミニウム基材の熱膨張係数は約2.5×10-5/Kである。
実施例6(比較例3)における有機発光層を形成するための印刷に用いる凸版は、ポリアミド系の感光性樹脂層と厚さ0.5mmのスチールからなる基材で構成される水現像タ
イプの樹脂凸版を用い、実施例1と同様にして製版した。実施例6(比較例3)では、印刷できなかった。
実施例1〜3及び実施例4〜6(比較例1〜3)で使用した版の寸法変化の測定結果と、それぞれの版で作成したパネル素子の発光状態の評価結果を表1に示す。
Figure 2007095337
なお、表1では、試料は、実施例1〜3及び比較例1〜3とした。
寸法変化は前述したように、製版後25℃環境下に保存しながら、経時的に寸法を測定したときの1パネル当たり(117mm当たり)の最大変化量と経時変化が平衡に達したあと、保存環境を5℃上昇させて24時間放置後の変化量を測定した。
発光状態の評価は、各パネル素子の取り出し電極に電源をつないで発光させ、印刷した発光層の位置ずれによる混色発光などが生じていないかを確認して行った。
その結果、実施例4のようにPETシートを基材とする樹脂凸版を用いた場合には、1パネル当たり60μmの寸法変化が起こり、これを用いてパネル化した素子の発光状態を確認した場合にも、印刷ずれによる発光時の混色がみられた。試作したパネルの画素電極(第一電極)ラインは1ラインの幅が40μmであり、スペース幅が20μmであるから、1パネル当たり60μmの寸法変化があれば、当然印刷ずれは生じる。
それに対して、実施例1〜3および実施例5のように金属製の基材からなる樹脂凸版を用いた場合には、経時での寸法変化は起こらず、またパネル化して発光状態を観察しても混色等は生じていなかった。
よって、本発明におけるように、樹脂版の基材として金属系の基材を用いて、クリーンルームなどの温度管理された環境で印刷を行う場合であれば、寸法変化による印刷ずれなどは問題がほとんど生じないといえる。
ただし、環境の温度管理をできない場所で印刷する場合などを考慮すると、金属材料でも熱膨張係数のできるだけ小さいものが好ましく、実施例3で用いたような鉄−ニッケル合金でニッケル含有量が36%のものなど、ガラス並みの熱膨張率であり、温度変化があってもほとんど寸法変化を起こさず、良好である。
さらに、実施例6のように、金属基板の厚みが0.5mm程度あるとフレキシブル性がほとんどないため、シリンダー状の版胴への巻き付けが困難である。本実施例6における樹脂版も結局版胴への取り付けができず、印刷できなかった。それに対して、実施例1〜3及び実施例5のように、金属基板であっても、0.2mm程度の厚みであれば十分に版胴への取り付け可能であった。
本発明のエレクトロルミネッセンス素子の側断面図である。 本発明のエレクトロルミネッセンス素子の製造に用いた印刷機の概略の側断面図である。
符号の説明
1…ガラス基板
2…画素電極(陽極,第一電極)
3…絶縁層
4…正孔輸送層
5…有機発光層
6…陰極層(第二電極層)
7…ガラスキャップ
8…接着剤
10…インキタンク
12…インキチャンバー
14…アニロックスロール
14a…有機発光インキ
16…樹脂凸版
18…版胴
24…被印刷基板

Claims (7)

  1. 少なくとも基板と、当該基板に支持されたパターン状の第一電極と、発光層と、第二の電極を具備する有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法において、
    当該有機エレクトロルミネッセンス素子の具備する発光層を、有機発光材料を有機溶剤に溶解、または分散させた有機エレクトロルミネッセンスインキをインキとして用い、金属基材上に水現像タイプの感光性樹脂層からなるパターンを備えた樹脂凸版を印刷版とした凸版印刷法により前記第一電極の上方に配置して形成することを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法。
  2. 前記樹脂凸版を構成する金属基材が、鉄、アルミニウム、ニッケル、銅のいずれか一つ、または複数を主成分とすることを特徴とする請求項1記載の有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法。
  3. 前記樹脂凸版を構成する金属基材が、鉄とニッケルの合金からなることを特徴とする請求項1記載の有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法。
  4. 前記樹脂凸版を構成する金属基材が、熱膨張係数1.7×10-5/K以下の金属からなることを特徴とする請求項1記載の有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法。
  5. 前記樹脂凸版を構成する金属基材が、熱膨張係数3×10-6/K以下の金属からなることを特徴とする請求項1記載の有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法。
  6. 前記樹脂凸版を構成する金属基材の厚みが0.1〜0.2mmであることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載の有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法。
  7. 少なくとも基板と、当該基板に支持されたパターン状の第一電極と、発光層と、第二の電極を具備する有機エレクトロルミネッセンス素子において、エレクトロルミネッセンス素子を構成する有機発光層が、請求項1乃至請求項6のいずれか1項記載の樹脂凸版を用いた凸版印刷法によって形成されていることを特徴とするエレクトロルミネッセンス素子。
JP2005279633A 2005-09-27 2005-09-27 エレクトロルミネッセンス素子製造方法およびエレクトロルミネッセンス素子 Expired - Fee Related JP4826189B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005279633A JP4826189B2 (ja) 2005-09-27 2005-09-27 エレクトロルミネッセンス素子製造方法およびエレクトロルミネッセンス素子
US11/510,074 US20070071884A1 (en) 2005-09-27 2006-08-24 Electroluminescent element and a method of manufacturing the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005279633A JP4826189B2 (ja) 2005-09-27 2005-09-27 エレクトロルミネッセンス素子製造方法およびエレクトロルミネッセンス素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007095337A true JP2007095337A (ja) 2007-04-12
JP4826189B2 JP4826189B2 (ja) 2011-11-30

Family

ID=37980806

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005279633A Expired - Fee Related JP4826189B2 (ja) 2005-09-27 2005-09-27 エレクトロルミネッセンス素子製造方法およびエレクトロルミネッセンス素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4826189B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019145508A (ja) * 2019-03-27 2019-08-29 日鉄ケミカル&マテリアル株式会社 フレキシブル電子デバイスの製造方法
CN112802971A (zh) * 2020-12-31 2021-05-14 湖南鼎一致远科技发展有限公司 一种pvc基材的电致发光器件及丝网印刷制备方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001155858A (ja) * 1999-11-24 2001-06-08 Sharp Corp 有機el素子の製造方法
JP2001290286A (ja) * 2000-04-07 2001-10-19 Asahi Kasei Corp 水現像性固体版樹脂の強化方法
JP2003082059A (ja) * 2001-05-25 2003-03-19 Kyoeisha Chem Co Ltd 印刷機用印刷版、およびそれを固定する粘着材料

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001155858A (ja) * 1999-11-24 2001-06-08 Sharp Corp 有機el素子の製造方法
JP2001290286A (ja) * 2000-04-07 2001-10-19 Asahi Kasei Corp 水現像性固体版樹脂の強化方法
JP2003082059A (ja) * 2001-05-25 2003-03-19 Kyoeisha Chem Co Ltd 印刷機用印刷版、およびそれを固定する粘着材料

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019145508A (ja) * 2019-03-27 2019-08-29 日鉄ケミカル&マテリアル株式会社 フレキシブル電子デバイスの製造方法
CN112802971A (zh) * 2020-12-31 2021-05-14 湖南鼎一致远科技发展有限公司 一种pvc基材的电致发光器件及丝网印刷制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4826189B2 (ja) 2011-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4826119B2 (ja) 有機el素子の製造方法
JP4742977B2 (ja) 有機elディスプレイパネルの製造方法
JP4826189B2 (ja) エレクトロルミネッセンス素子製造方法およびエレクトロルミネッセンス素子
JP5315586B2 (ja) 高精細印刷用凸版を用いた電子デバイスの製造方法並びに有機el素子
JP2008134513A (ja) 樹脂凸版及び有機elディスプレイ用素子パネルの製造方法
US20070031587A1 (en) Manufacturing method of an organic electroluminescence device
JP2008006690A (ja) 印刷用凸版、印刷物の製造方法、有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法および素子
JP4747637B2 (ja) 有機elディスプレイパネルの製造方法
JP4626817B2 (ja) 凸版印刷用凸版及び印刷物
JP2007245449A (ja) 印刷版の製造方法および有機elパネル製造方法
JP2008207464A (ja) フレキソ印刷版用版材及びフレキソ印刷版
JP4998008B2 (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子及びその製造方法
JP5374892B2 (ja) 有機エレクトロルミネッセンスパネル及びその製造方法
JP4935525B2 (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法
JP2008077958A (ja) 有機el素子の製造方法
JP4645311B2 (ja) 有機el素子の製造方法及び有機el素子製造装置
JP2007257940A (ja) エレクトロルミネッセンス素子の製造方法およびエレクトロルミネッセンス素子
JP2010257670A (ja) 有機エレクトロルミネッセンスディスプレイパネル及びその製造方法
JP2006286241A (ja) 有機elディスプレイパネルおよびその製造方法
JP5483257B2 (ja) 凸版印刷用凸版およびそれを用いた有機elディスプレイ用素子の製造方法
JP2007168151A (ja) 印刷用凸版の製造方法および印刷物
JP2011108578A (ja) 有機el発光素子およびその製造方法
JP2014067543A (ja) 有機el素子及び有機el素子の製造方法
JP2013201046A (ja) 凹型欠陥の修正方法及びそれを用いた有機el素子の製造方法
JP2007253447A (ja) 印刷用凸版及び印刷物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080822

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110607

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110726

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110816

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110829

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140922

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4826189

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees