JP2007092552A - 熱交換器および熱交換器の製造方法 - Google Patents

熱交換器および熱交換器の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ブラケット強度の低下および製造コストの増加を招くことなく、熱交換器のタンクキャップとブラケットとを仮固定した状態で熱交換器と一体に接合し、ブラケットを介して結合される部品と熱交換器との締結強度を確保する。
【解決手段】蒸発器1の第1冷媒ヘッダタンク14の端部を閉塞するタンクキャップ23とブラケット24をピン部材25によってかしめ仮固定した状態で、仮組み状態の蒸発器1と一体にろう付け接合する。さらに、ブラケット24を介して蒸発器1と電気部品用ラジエータ2とを結合することで締結距離を短くして、蒸発器1と電気部品用ラジエータ2との締結強度を確保する。
【選択図】図6

Description

本発明は、ブラケットを有する熱交換器および熱交換器の製造方法に関するもので、特に、複数の熱交換器を一体化した複合型の車両用熱交換器に適用して有効である。
従来、ブラケットを有する熱交換器およびその製造方法が特許文献1に開示されている。この従来技術では、熱交換がなされるコア部やコア部を補強するサイドプレート等を治具で仮固定し、さらに、ブラケットをサイドプレートから突き出すようにかしめ仮固定した状態で、ブラケットおよびコア部を一体にろう付けにて接合している。
これにより、ブラケットをサイドプレートに仮固定するためのネジ止めや溶接による仮固定工程を廃止して、製造コストの低減を図っている。
特許第3591569号公報
ところで、近年、複数の熱交換器を一体化した複合型の熱交換器の必要性が増大している。例えば、ハイブリッド車両では、車両用空調装置の凝縮器として機能する熱交換器と走行用電動モータの冷却用ラジエータとして機能する熱交換器とを空気流れに対して並列に配置して一体化した熱交換器が必要とされている。
ところが、従来技術の熱交換器を複数個用意して、それぞれの熱交換器のブラケット同士を結合して複数の熱交換器を一体化した複合型の熱交換器を構成すると、ブラケットが板状のサイドプレートから突出するように接合されているので、熱交換器同士の距離が離れてしまう。
そして、熱交換器同士の距離が離れて締結距離が長くなると、車両振動によるブラケットのたわみ量が増加してしまい熱交換器同士の締結強度が弱くなるという点で問題となる。
そこで、本発明者は、熱交換器間の締結距離を短くするために、熱交換流体の分配・集合が行われるヘッダタンク端部を閉塞するタンクキャップにブラケットを配設する検討を行った。
これによれば、例えば、一方の熱交換器のタンクキャップにブラケットを配設し、近接する他方の熱交換器のヘッダタンクにネジ穴を設けることで、近接するヘッダタンク同士を、ブラケットを介して直接ボルトによって締結することができ、熱交換器間の締結距離を短くすることができる。
さらに、本発明者は、タンクキャップにブラケットを配設する際に、タンクキャップとブラケットとを仮固定(サブ・アッセンブリ化)した状態で、熱交換器と同時にタンクキャップとブラケットと接合する検討を行った。
これによれば、タンクキャップとブラケットとの接合のみを行う工程を省略でき、製造コストの増加を招くことなくタンクキャップにブラケットを配設できる。
しかし、タンクキャップとブラケットとを仮固定するために、ブラケット24にかしめ仮固定用の爪部等を設けると、ブラケットの形状が複雑化するとともに、使用時に爪部設定部位に応力が集中する等の理由でブラケット強度が低下してしまう。また、ネジ止めや溶接によって仮固定すると、かしめによる仮固定に対して複雑な工程が必要となり、製造コストの増加を招いてしまう。
本発明は上記点に鑑み、ブラケット強度の低下および製造コストの増加を招くことなく、タンクキャップとブラケットとを仮固定することを第1の目的とする。
さらに、タンクキャップに接合されたブラケットを用いて、締結強度を確保できるように複数の熱交換器を一体化した熱交換器およびその製造方法を提供することを第2の目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために案出されたもので、流体が通過する複数のチューブ(11)を有して構成されたコア部(13)と、チューブ(11)の長手方向両端側に配設されてチューブ(11)と連通する一対のヘッダタンク(14、15)と、ヘッダタンク(14、15)の長手方向端部を閉塞するタンクキャップ(23、26)と、タンクキャップ(23、26)の少なくとも1つに接合されるブラケット(24)と、タンクキャップ(23)とブラケット(24)とを仮固定するピン部材(25)とを備え、ピン部材(25)は、タンクキャップ(23)に設けられたピン仮固定穴部(23d)およびブラケット(24)に設けられたピン仮固定穴部(24c)にかしめ仮固定されるようになっており、タンクキャップ(23)とブラケット(24)とは、かしめ仮固定された状態で接合されている熱交換器を第1の特徴とする。
これによれば、タンクキャップ(23)とブラケット(24)とが、ピン部材(25)をタンクキャップ(23)に設けられたピン仮固定穴部(23d)およびブラケット(24)に設けられたピン仮固定穴部(24c)にかしめることによって仮固定されているので、ブラケット(24)形状を複雑化させることなく、容易に仮固定することができる。
その結果、ブラケット(24)強度の低下および製造コストの増加を招くことなく、タンクキャップ(23)とブラケット(24)とを仮固定することができる。
また、本発明では、第1流体が通過する複数の第1チューブ(11)を有して構成された第1コア部(13)と、第1チューブ(11)の長手方向両端側に配設されて第1チューブ(11)と連通する一対の第1ヘッダタンク(14、15)と、第1ヘッダタンク(14、15)の長手方向端部を閉塞するタンクキャップ(23、26)と、タンクキャップ(23、26)の少なくとも1つに接合されるブラケット(24)と、タンクキャップ(23)とブラケット(24)とを仮固定するピン部材(25)とを有する第1熱交換器(1)と、第2流体が通過する複数の第2チューブ(31)を有して構成された第2コア部(33)と、第2チューブ(31)の長手方向両端側に配置されて第2チューブ(31)と連通する一対の第2ヘッダタンク(34、35)とを有する第2熱交換器(2)とを備え、ピン部材(25)は、タンクキャップ(23)に設けられたピン仮固定穴部(23d)およびブラケット(24)に設けられたピン仮固定穴部(24c)にかしめ仮固定されるようになっており、タンクキャップ(23)とブラケット(24)とは、かしめ仮固定された状態で接合されており、第1熱交換器(1)と第2熱交換器(2)とは、ブラケット(24)を介して、第1流体および第2流体と熱交換する第3流体の流れ方向に対して並列に結合されている熱交換器を第2の特徴とする。
これによれば、第1の特徴の熱交換器と同様に、ブラケット(24)強度の低下および製造コストの増加を招くことなく、第1熱交換器(1)のタンクキャップ(23)にブラケット(24)を仮固定することができる。
さらに、第1熱交換器(1)と第2熱交換器(2)とは、タンクキャップ(23)に接合されたブラケット(24)を介して結合されているので、近接する第1ヘッダタンク(14、15)と第2ヘッダタンク(34、35)とを締結することができ、第1熱交換器(1)と第2熱交換器(2)との締結距離を短くして締結強度を確保することができる。
また、第1、2の特徴の熱交換器において、タンクキャップ(23、26)は、ブラケット(24)が接合されないタンクキャップ(26)を含んでいてもよい。
ここで、ブラケット(24)が接合されるタンクキャップ(23)は、ブラケット(24)が接合されないタンクキャップ(26)にピン仮固定穴部(23d)を設けたものとすることができる。
これによれば、例えば、ブラケット(24)が接合されないタンクキャップ(26)の製造工程で使用される金型とブラケット(24)が接合されるタンクキャップ(26)の製造工程で使用される金型とを共通化することができ、より一層、製造コストの低減を図ることができる。しかも、ピン仮固定穴部(23d)の有無によって、ブラケット(24)が接合されるか否かを容易に識別できるので、誤組付けの防止もできる。
また、本発明では、上記の熱交換器の製造方法であって、ピン部材(25)を、タンクキャップ(23)に設けられたピン仮固定穴部(23d)およびブラケット(24)に設けられたピン仮固定穴部(24c)にかしめ仮固定をする第1工程と、タンクキャップ(23)とブラケット(24)とを、かしめ仮固定された状態で接合する第2工程とを有する熱交換器の製造方法を第3の特徴とする。
これによれば、第2の特徴の熱交換器を製造することができる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
図1は、本発明の一実施形態であるハイブリッド自動車用の熱交換器の全体正面図である。この熱交換器は、車両用空調装置において圧縮機(図示せず。)から吐出された高温・高圧の冷媒を放熱させて凝縮させる凝縮器1と、ハイブリッド自動車用の電動モータ、インバータおよび発電機(いずれも図示せず。)等の電気機器部品を冷却するための電気部品用ラジエータ2とが一体に結合されたものである。
従って、本実施形態では、凝縮器1が第1熱交換器であり、電気部品用ラジエータ2が第2熱交換器である。
まず、この熱交換器の車両搭載状態について説明する。この熱交換器は図2に示すように、エンジン用ラジエータ3に結合されて、フード4下方でラジエータグリル5およびバンパー補強材6の車両後方側に搭載される。
さらに、凝縮器1と電気部品用ラジエータ2は略同一平面上に構成されており、空気流れ方向(図2の矢印A方向)に対して並列に配置され、さらに、電気部品用ラジエータ2が凝縮器1の上方側になるように搭載されている。
また、この熱交換器は、エンジン用ラジエータ3に対して空気流れ方向上流側に配置され、空気流れ方向から見たときにエンジン用ラジエータ3と重なるように搭載されている。さらに、エンジン用ラジエータ3の空気流れ下流側には、熱交換器に冷却用の空気を供給するための電動ファン7が配置されている。
次に、凝縮器1および電気部品用ラジエータ2について説明する。なお、以下の説明における上下・前後方向は図2に示す車両搭載状態を基準としている。
まず、凝縮器1は、内部を冷媒が流れる多数の冷媒チューブ11が積層され、冷媒と空気との熱交換を促進するフィン12が隣接する冷媒チューブ11間に配設されている。この冷媒チューブ11とフィン12により略矩形状のコア部13が構成される。
冷媒チューブ11の長手方向両端側には、冷媒チューブ11への冷媒の分配を行う第1冷媒ヘッダタンク14と、冷媒チューブ11からの冷媒の集合を行う第2冷媒ヘッダタンク15が配設されている。
この第1冷媒ヘッダタンク14および第2冷媒ヘッダタンク15は、冷媒チューブ11と同数のスリット穴(図示せず。)を有しており、このスリット穴を介して全ての冷媒チューブ11と連通している。
また、第1冷媒ヘッダタンク14には、冷媒を凝縮器1内部に流入させる冷媒入口配管16および冷媒を凝縮器1外部へ流出させる冷媒出口配管17が設けられ、第2冷媒ヘッダタンク15の外側(コア部13の反対側)には、気液分離器18が配設されている。この気液分離器18は、気相冷媒と液相冷媒を分離して液相冷媒を貯留しておくことができるレシーバである。
なお、第2冷媒ヘッダタンク15と気液分離器18とは、2つの貫通穴19a、19bを有するプレート19を介して2箇所で連通している。なお、貫通穴19aは19bに対して上方側に配置されている。
さらに、第1冷媒ヘッダタンク14内部の下側寄りの位置には、第1セパレータ14aが配設されるとともに、第2冷媒ヘッダタンク15の内部には、第2セパレータ15aと同一高さに第2セパレータ15aが配設されており、この第1、第2セパレータ14a、15aによってコア部13は2つ熱交換部に分けられている。
まず、コア部13における第1、第2セパレータ14a、15aの上方側部位は、冷媒入口配管16から流入した気相冷媒と空気とを熱交換させて、冷媒を凝縮させる凝縮部13aになっており、凝縮部13aから流出した冷媒は、プレート19の貫通穴19aを通過して気液分離器18に流入するようになっている。
従って、冷媒入口配管16は第1セパレータ14aよりも上方に配置され、貫通穴19aは第2セパレータ15aよりも上方に配置されている。
さらに、コア部13における第1、第2セパレータ14a、15aの下方側部位は、気液分離器18から貫通穴19bを通過して流入した液相冷媒と空気とを熱交換させて液相冷媒を冷却する過冷却部13bになっており、過冷却部13bで冷却された冷媒は冷媒吐出ポート17から流出するようになっている。
従って、冷媒出口配管17は第1セパレータ14aよりも下方に配置され、貫通穴19bは第2セパレータ15aよりも下方に配置されている。
この熱交換器では、上述の如く、凝縮部13aの下方に過冷却部13bが配置され、凝縮部13aおよび過冷却部13bの側方に気液分離器18が配置され、さらに、気液分離器18の上部が凝縮部13aの上端面よりも上方に突出する位置関係となっている。そして、気液分離器18の凝縮部13aの上端面よりも上方に突出した部位には、電気部品用ラジエータ2との結合用のブラケット20が設けられている。
また、冷媒チューブ11の積層方向両端側には、冷媒チューブ11と平行に延びてコア部13を補強するサイドプレート21が配置されている。冷媒チューブ11の積層方向下端側のサイドプレート21には、本実施形態の熱交換器をエンジン用ラジエータ3に取付けるためのブラケット22が2つ設けられている。
また、第1冷媒ヘッダタンク14および第2冷媒ヘッダタンク15の上端および下端には、それぞれのヘッダタンク両端側を閉塞するタンクキャップ23、26が配設される。まず、第1冷媒ヘッダタンク14の上端側に配設されるタンクキャップ23について図3により説明する。
図3(a)はタンクキャップ23の全体正面図、図3(b)は上面図である。なお、図3のタンクキャップ23は、第1冷媒ヘッダタンク14の上端側に配設される前のタンクキャップ23単体を示す。タンクキャップ23は、第1冷媒ヘッダタンク14の上端部を閉塞するとともに、取付用のブラケット24が接合されるものである。
さらに、タンクキャップ23は、タンク閉塞部23a、キャップ延長部23bで構成される。タンク閉塞部23aとキャップ延長部23bは略平板形状で一体に構成されており、タンク閉塞部23aは第1冷媒ヘッダタンク14の上端を閉塞し、キャップ延長部23bはタンク閉塞部23aからコア部13上端側のサイドプレート21上に重合するように伸びてサイドプレート21と接合される。
また、タンク閉塞部23aは、タンクキャップ23と第1冷媒ヘッダタンク14との位置合わせと仮固定を行う位置合わせ用鍔23cを有しており、位置合わせ用鍔23cは、第1冷媒ヘッダタンク14の上端部を外周側から挟み込むことができるように3箇所に設けられている。さらにタンク閉塞部23aの略中央部には、後述するピン部材25がかしめられる貫通穴であるピン仮固定穴部23dが設けられている。
キャップ延長部23bは、タンクキャップ23とサイドプレート21との位置合わせと仮固定を行うための位置合わせ鍔23eを有しており、位置合わせ鍔23eはサイドプレート21を前後方向から挟み込むことができるように2箇所に設けられている。さらに、キャップ延長部23bは、タンクキャップ23をサイドプレート21に前後両側からかしめ仮固定するための爪部23fを2箇所に有している。
次に、タンクキャップ23のタンク閉塞部23aの上部に配設されるブラケット24について図4により説明する。図4(a)はブラケット24の全体正面図、図4(b)は上面図、図4(c)は右側面図である。なお、図4のブラケット24は、タンクキャップ23に配設される前のブラケット24単体を示す。
ブラケット24は、凝縮器1と電気部品用ラジエータ2とを結合させるためのもので、タンク閉塞部23aと接合される接合面部24aと、電気部品用ラジエータ2が取付けられる取付面部24bとを有している。また、接合面部24aには、後述するピン部材25がかしめられる貫通穴であるピン仮固定穴24cが設けられている。
また、接合面部14aと取付面部24bと凝縮器1の前面側で略直角に交わる位置関係になっており、図4(c)に示すように、ブラケット24は蒸発器1の側方から見て略L字形状になっている。
さらに、本実施形態では、後述するように、タンクキャップ23とブラケット24とは、仮固定(サブ・アッセンブリ化)された状態で、接合されるようになっているので、図5、6によりタンクキャップ23とブラケット24の仮固定について説明する。図5(a)は、仮固定された状態のタンクキャップ23とブラケット24の全体正面図であり、図5(b)は上面図、図6は、図5(a)のB−B断面図である。
なお、図6の破線は、ブラケット24を介して結合される蒸発器1と電気部品用ラジエータ2との位置関係を参考として示したものである。
図6に示すように、タンクキャップ23とブラケット24とは、ピン部材25がかしめられることでによって仮固定される。具体的には、タンクキャップ23のピン仮固定穴部23dとブラケット24のピン仮固定穴24cにピン部材25を挿入し、この状態でピン部材25の上下方向端部の外周側からピン部材25に荷重をかけて、ピン部材25を塑性変形させることでかしめ仮固定している。
また、本実施形態では、図6の矢印C、D、E、Fに示す方向からピン部材25に荷重をかけているので、ピン部材25は、タンクキャップ23のピン仮固定穴部23dとブラケット24のピン仮固定穴24cに同時にかしめ仮固定できるようになっている。
次に、第1冷媒ヘッダタンク14の下端部、第2冷媒ヘッダタンク15の上端部および下端部に配設されるタンクキャップ26について図7により説明する。図7(a)はタンクキャップ26の全体正面図、図7(b)は上面図である。なお、図7のタンクキャップ26は、第1冷媒ヘッダタンク14の下端側、第2冷媒ヘッダタンク15の上端側および下端側に配設される前のタンクキャップ26単体の状態を示す。
タンクキャップ26は、第1冷媒ヘッダタンク14の下端部、第2冷媒ヘッダタンク15の上端部および下端部を閉塞するものである。しかし、取付用のブラケットは接合されない。
さらに、タンクキャップ26は、タンク閉塞部26aとキャップ延長部26bで構成される。タンク閉塞部26aは、タンクキャップ23のタンク閉塞部23aと同様の位置合わせ用鍔26cを3箇所に有しているが、ピン仮固定穴部は有していない。
また、キャップ延長部26bは、タンクキャップ23のキャップ延長部23bと全く同じ構成で、位置合わせと仮固定を行うための位置合わせ鍔26eとかしめ仮固定するための爪部26fを有している。従って、タンクキャップ23とタンクキャップ26は、ピン仮固定穴部を有しているか否かのみが相違する。換言すると、タンクキャップ23は、タンクキャップ26にピン仮固定穴部23dを設けたものである。
凝縮器1は上記のような構成になっており、さらに、本実施形態では凝縮器1の構成部品は全てアルミニウム合金製として、ろう接にて一体に接合されている。
ここで、「ろう接」とは、例えば「接続・接合技術」(東京電機大学出版局)に記載されているように、ろう材やはんだを用いて母材を融解させないように接合する技術をいう。特に融点が450℃以上の溶加材(ろう材)を用いて接合するときをろう付けといい、融点450℃未満の溶加材(はんだ)を用いて接合するときをはんだ付けという。後述するように本実施形態では、ろう接のうち「ろう付け」によって一体に接合している。
次に、電気部品用ラジエータ2は、内部を冷却水が流れる多数の冷却水チューブ31が積層され、冷却水と空気との熱交換を促進するフィン32が隣接する冷却水チューブ31間に配置されている。この冷却水チューブ31とフィン32により略矩形状のコア部33が構成される。
冷却水チューブ31の長手方向両端側には、全ての冷却水チューブ31に連通するとともに、冷却水チューブ31への冷却水の分配を行う第1冷却水ヘッダタンク34と、冷却水チューブ31からの冷却水の集合を行う第2冷却水ヘッダタンク35が配置されている。
この第1冷却水ヘッダタンク34および第2冷却水ヘッダタンク35は、冷却水チューブ31と同数のスリット穴(図示せず。)を有しており、このスリット穴を介して全ての冷却水チューブ31と連通している。
また、第1冷却水ヘッダタンク34には、冷却水を電気部品用ラジエータ2内部に流入させる冷却水入口配管36が設けられ、さらに、第2冷却水ヘッダタンク35には、冷却水を電気部品用ラジエータ2内部から流出させる冷却水出口配管37および空気抜き用バルブ38が設けられている。
さらに、第1冷却水ヘッダタンク34の下部側には、凝縮器1のタンクキャップ23のブラケット部26を介して凝縮器1と電気部品用ラジエータ2を結合するためのネジ穴(図示せず。)が設けられ、第2冷却水ヘッダタンク35の下部側には、凝縮器1の気液分離器18のブラケット20を介して凝縮器1と電気部品用ラジエータ2を結合するためのネジ穴(図示せず。)が設けられている。
また、冷却水チューブ31の積層方向両端側には、冷却水チューブ31と平行に延びてコア部33を補強するサイドプレート39が配置されている。冷却水チューブ31の積層方向上端側のサイドプレート39には、電気部品用ラジエータ2をエンジン用ラジエータ3に取り付けるための取付けブラケット40が2つ設けられている。
また、第1冷却水ヘッダタンク34および第2冷却水ヘッダタンク35の上端および下端には、それぞれのヘッダタンク両端側を閉塞するタンクキャップ(図示せず。)が配置される。
電気部品用ラジエータ2は上記のような構成になっており、さらに、本実施形態では電気部品用ラジエータ2の構成部品は全てアルミニウム合金製として、凝縮器1と同様にろう接にて一体に接合されている。後述するように本実施形態では、ろう接のうち「ろう付け」によって一体に接合している。
そして、凝縮器1と電気部品用ラジエータ2は、タンクキャップ23のブラケット部26を貫通するボルト41を第1冷却水ヘッダタンク34に設けられたネジ穴に締結し、さらに、気液分離器18のブラケット20を貫通するボルト42を第2冷却水ヘッダタンク35に設けられたネジ穴に締結することで一体化されている。
上記のような構成の熱交換器を図2のように車両に搭載し、電動ファン7を作動させてラジエータグリル5から空気をエンジンルームに流入させると、流入した空気は凝縮器1および電気部品用ラジエータ2を通過する。
その際、凝縮器1は圧縮機から吐出した高温・高圧の冷媒と空気とを熱交換させて冷媒を冷却し凝縮させ、電気部品用ラジエータ2は電気機器部品を冷却して温度が上昇した冷却水と空気とを熱交換して冷却水を冷却させることができる。
次に、本発明の熱交換器の製造工程について説明する。蒸発器1と電気部品用ラジエータ2は別々に製造された後に、前述のように一体に結合されるので、まず、蒸発器1の製造工程について説明する。
蒸発器1の製造工程では、まず、多数の冷媒チューブ11を、第1冷媒ヘッダタンク14および第2冷媒ヘッダタンク15に設けられたスリット穴に挿入すると共に、冷媒チューブ11の間にフィン12を介設して、凝縮器1を組立てる。そして、最上段の冷媒チューブ11の上側にフィン12を介してサイドプレート21を配置するとともに、最下段の冷媒チューブ11の下側にフィン12を介してサイドプレート21を配置する。
この状態で、サイドプレート21外周側からワイヤ(治具)を所定の張力(テンション)で巻いて、上下方向にずれないように仮固定する。
さらに、第1冷媒ヘッダタンク14には、第1冷媒ヘッダタンク14に予め設けられた連通穴位置に冷媒入口配管16および冷媒出口配管17がかしめ仮固定される。また、第1冷媒ヘッダタンク14内部の所定の位置に第1セパレータ14aが仮固定される。
一方、第2冷媒ヘッダタンク15には、第2冷媒ヘッダタンク15に予め設けられた連通穴位置に適合するようにプレート19および気液分離器18がかしめ仮固定される。また、第2冷媒ヘッダタンク15内部の所定の位置に第2セパレータ15aが仮固定される。さらに、下端側のサイドプレート21には、エンジン用ラジエータ3に取付けるためのブラケット22がかしめ仮固定される。
この状態で全体を左右両側から専用治具で固定してずれないようにする。さらに、ここまでの工程と同時に、前述の如く、ピン部材25によってタンクキャップ23とブラケット24とをサブ・アッセンブリ化する。このタンクキャップ23とブラケット24とのサブアッセンブリ化は、タンクキャップ23を第1冷媒ヘッダタンク14上端部に仮固定する以前であれば、何時行ってもよい。
次に、タンクキャップ23を第1冷媒ヘッダタンク14上端部に仮固定し、第1冷媒ヘッダタンク14下端部、第2冷媒ヘッダタンク15上下端部にタンクキャップ26を仮固定する。
具体的には、タンクキャップ23は、第1冷媒ヘッダタンク14上端部に図8および9に示すように仮固定される。図8は、タンクキャップ23近傍(図1のG部)を拡大図示したもので、破線は参考として示した電気部品用ラジエータ2である。さらに、図9は図8のH−H断面である。
まず、タンクキャップ23の位置合わせ鍔23cでヘッダタンク14上端部を挟み込むとともに、位置合わせ鍔23eでサイドプレート21を挟み込む。さらに、図9に示すように爪部23fを、サイドプレート21の外周に沿ってサイドプレート21の下側に回り込むようにかしめる。この爪部23fによって、位置合わせ鍔23c、23eのみで挟み込む状態よりも強固に仮固定している。
また、タンクキャップ26についても、全く同様に位置合わせ鍔26c、26eによってヘッダタンク14、15の端部およびサイドプレート21を挟み込み、さらに爪部26fによってサイドプレート21にかしめて仮固定している。
この状態で、全体を加熱手段によって約600℃程度に加熱して、各構成部品表面に予めクラッドされたろう材を融解させる。そして、再びろう材が凝固するまで冷却することで、構成部品が一体にろう付けされて蒸発器1が製造される。
因みに、ブラケット24の接合面部24aのタンク閉塞部23a側には、厚さ約0.15mmのろう材をクラッドし、タンクキャップ23のタンク閉塞部23の接合面部24a側には、厚さ約0.075mmのろう材をクラッドしておくことで、タンクキャップ23とブラケット24を良好にろう付けできる。
次に、電気部品用ラジエータ2の製造工程では、凝縮器1の製造工程と同様に、多数の冷却水チューブ31を第1冷却水ヘッダタンク34および第2冷却水ヘッダタンク35に設けられたスリット穴に挿入すると共に、冷却水チューブ31の間にフィン32を介設して、電気部品用ラジエータ2を組立てる。
さらに、最上段の冷却水チューブ31の上側にフィン32を介してサイドプレート39を配置するとともに、最下段の冷媒チューブ31の下側にフィン32を介してサイドプレート39を配置して、これらを蒸発器1と同様にワイヤで仮固定して上下方向にずれないようにする。
また、第1冷却水ヘッダタンク34には、第1冷却水ヘッダタンク34に予め設けられた連通穴位置に冷却水入口配管36がかしめ仮固定され、第2冷却水ヘッダタンク35には、第2冷却水ヘッダタンク35に予め設けられた連通穴位置に冷却水出口配管37および空気抜き用バルブ38がかしめ仮固定される。
さらに、上端側のサイドプレート39には、エンジン用ラジエータ3に取付けるためのブラケット40がかしめ仮固定される。この状態で左右両側から専用治具で固定してずれないようにする。
次に、凝縮器1と同様に、冷却水ヘッダタンク34、35用のタンクキャップを冷却水ヘッダタンク34、35の上下端部に仮固定する。この状態で、各構成部品がろう付けされて電気部品用ラジエータ2が製造される。
次に、上述のように別々に製造された凝縮器1と電気部品用ラジエータ2とを、タンクキャップ23のブラケット部26を貫通するボルト41を第1冷却水ヘッダタンク34に設けられたネジ穴に締結し、さらに、気液分離器18のブラケット20を貫通するボルト42によって第2冷却水ヘッダタンク35に設けられたネジ穴に締結することで一体化して、本実施形態の熱交換器が製造される。
本実施形態の熱交換器では上述の如く、ピン部材25によってブラケット24が仮固定されたタンクキャップ23を、第1冷媒ヘッダタンク14上端部に仮固定して、蒸発器1と同時にろう接しているので、蒸発器1の製造コストの増加を招くことなタンクキャップ23にブラケット24を配設することができる。
さらに、ピン部材25をかしめることで、ブラケット24とタンクキャップ23とを仮固定(サブ・アッセンブリ化)しているので、ブラケット24の形状の複雑化や強度低下を招くことなく仮固定することができるとともに、仮固定に要する製造コストの増加を抑制することができる。
さらに、タンクキャップ23は、タンクキャップ26にピン仮固定穴部23dを設けたものであるので、タンクキャップ23の製造工程で使用される金型とタンクキャップ26の製造工程で使用される金型とを共通化することができ、より一層、製造コストの低減を図ることができる。しかも、タンクキャップ23とタンクキャップ26とは、ピン仮固定穴部の有無によって容易に識別できる。
さらに、タンクキャップ23にブラケット24を配置して、凝縮器1と電気部品用ラジエータ2の近接するヘッダタンク同士を、ブラケット24を介して締結しているので、凝縮器1と電気部品用ラジエータ2の締結距離を短くして締結強度を確保することができる。
(他の実施形態)
(1)上記実施形態では、凝縮器1と電気部品用ラジエータ2と結合させた複数の熱交換器を一体化した熱交換器の例を説明したが、複数の熱交換器の組合せはこれに限定されない。例えば、凝縮器1とオイルを冷却するオイルクーラを一体化した熱交換器でもよい。
(2)上記実施形態では、凝縮器1は液相冷媒を過冷却するサブクールタイプの凝縮器を採用しているが、過冷却部13bおよび気液分離器18を有していない凝縮器を用いても良い。
(3)上記実施形態では、第1冷媒ヘッダタンク上端部にのみブラケット24が仮固定されたタンクキャップ23を接合しているが、ブラケットが仮固定されたタンクキャップが配設される部位は、第1冷媒ヘッダタンク上端部に限定されるものではない。
例えば、蒸発器1の左右方向の長さと電気部品用ラジエータ2の左右方向の長さとが同じである場合は、第1、第2冷媒ヘッダタンク14、15上端部に、ブラケットが仮固定されたタンクキャップを接合し、これらの2つのブラケットを利用して蒸発器1と電気部品用ラジエータ2を一体化してもよい。
さらに、第1、第2冷媒ヘッダタンク14、15下端部に、ブラケットが仮固定されたタンクキャップを接合してもよい。そして、これら2つのブラケットにより凝縮器1とエンジン用ラジエータ3を結合してもよい。また、直接車両に固定するためのブラケットとして用いてもよい。
(4)上記実施形態では、例えば冷媒入口配管16、冷媒出口配管17等の構成部品を仮固定した後に一体にろう付けしているが、構成部品は上記実施形態に用いたものに限定されない。熱交換器の種類や用途によって必要となる構成部品であって、ろう付け可能な構成部品をかしめ等で仮固定した後に一体にろう付けしてもよい。
(5)上記実施形態では、本発明を車両用の熱交換器に適用した例を示したが、本発明の趣旨に合致するものであれば、車両用に限定されず熱交換器一般に適用可能である。
本発明の一実施形態の熱交換器の全体構成図である。 本発明の一実施形態の熱交換器の車両搭載状態を示す側面図である。 (a)は本発明の一実施形態のタンクキャップの全体正面図であり、(b)は(a)の上面図である。 (a)は本発明の一実施形態のブラケットの全体正面図であり、(b)は(a)の上面図であり、(c)は(a)の右側面図である。 (a)は本発明の一実施形態の仮固定されたタンクキャップとブラケットの全体正面図であり、(b)は(a)の上面図である。 図5(a)のB−B断面図である。 (a)は本発明の一実施形態の別のタンクキャップの全体正面図であり、(b)は(a)の上面図である。 仮固定状態の熱交換器の要部を示す拡大図である。 図8の熱交換器の要部のH−H断面図である。
符号の説明
1…凝縮器、2…電気部品用ラジエータ、11…冷媒チューブ、13、33…コア部、
14…第1冷媒ヘッダタンク、15…第2冷媒ヘッダタンク、
23、26…タンクキャップ、23d、24c…ピン仮固定穴部、24…ブラケット、
25…ピン部材、31…冷却水チューブ、34…第1冷却水ヘッダタンク、
35…第2冷却水ヘッダタンク。

Claims (4)

  1. 流体が通過する複数のチューブ(11)を有して構成されたコア部(13)と、
    前記チューブ(11)の長手方向両端側に配設されて前記チューブ(11)と連通する一対のヘッダタンク(14、15)と、
    前記ヘッダタンク(14、15)の長手方向端部を閉塞するタンクキャップ(23、26)と、
    前記タンクキャップ(23、26)の少なくとも1つに接合されるブラケット(24)と、
    前記タンクキャップ(23)と前記ブラケット(24)とを仮固定するピン部材(25)とを備え、
    前記ピン部材(25)は、前記タンクキャップ(23)に設けられたピン仮固定穴部(23d)および前記ブラケット(24)に設けられたピン仮固定穴部(24c)にかしめ仮固定されるようになっており、
    前記タンクキャップ(23)と前記ブラケット(24)とは、前記かしめ仮固定された状態で接合されていることを特徴とする熱交換器。
  2. 第1流体が通過する複数の第1チューブ(11)を有して構成された第1コア部(13)と、前記第1チューブ(11)の長手方向両端側に配設されて前記第1チューブ(11)と連通する一対の第1ヘッダタンク(14、15)と、前記第1ヘッダタンク(14、15)の長手方向端部を閉塞するタンクキャップ(23、26)と、前記タンクキャップ(23、26)の少なくとも1つに接合されるブラケット(24)と、前記タンクキャップ(23)と前記ブラケット(24)とを仮固定するピン部材(25)とを有する第1熱交換器(1)と、
    第2流体が通過する複数の第2チューブ(31)を有して構成された第2コア部(33)と、前記第2チューブ(31)の長手方向両端側に配置されて前記第2チューブ(31)と連通する一対の第2ヘッダタンク(34、35)とを有する第2熱交換器(2)とを備え、
    前記ピン部材(25)は、前記タンクキャップ(23)に設けられたピン仮固定穴部(23d)および前記ブラケット(24)に設けられたピン仮固定穴部(24c)にかしめ仮固定されるようになっており、
    前記タンクキャップ(23)と前記ブラケット(24)とは、前記かしめ仮固定された状態で接合されており、
    前記第1熱交換器(1)と前記第2熱交換器(2)とは、前記ブラケット(24)を介して、前記第1流体および前記第2流体と熱交換する第3流体の流れ方向に対して並列に結合されていることを特徴とする熱交換器。
  3. 前記タンクキャップ(23、26)は、前記ブラケット(24)が接合されないタンクキャップ(26)を含むものであることを特徴とする請求項1または2に記載の熱交換器。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1つに記載の熱交換器の製造方法であって、
    前記ピン部材(25)を、前記タンクキャップ(23)に設けられたピン仮固定穴部(23d)および前記ブラケット(24)に設けられたピン仮固定穴部(24c)にかしめ仮固定をする第1工程と、
    前記タンクキャップ(23)と前記ブラケット(24)とを、前記かしめ仮固定された状態で接合する第2工程とを有することを特徴とする熱交換器の製造方法。
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