JP2007090485A - バリ取り装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 リング状の圧粉成形体の内周及び外周に形成されているバリの除去率を向上させることが可能なバリ取り装置を提供すること。
【解決手段】 このバリ取り装置1は、圧粉成形体のバリを除去するためのバリ取り装置であって、圧粉成形体Wを誘導する誘導路20と、誘導路20を振動させて圧粉成形体Wを搬送するパーツフィーダ10と、を備え、誘導路20の底部201は波状の研磨面を形成しており、誘導路20の延びる方向とパーツフィーダ10が誘導路20を振動させる方向とが交差する部分を有している。
【選択図】 図1
【解決手段】 このバリ取り装置1は、圧粉成形体のバリを除去するためのバリ取り装置であって、圧粉成形体Wを誘導する誘導路20と、誘導路20を振動させて圧粉成形体Wを搬送するパーツフィーダ10と、を備え、誘導路20の底部201は波状の研磨面を形成しており、誘導路20の延びる方向とパーツフィーダ10が誘導路20を振動させる方向とが交差する部分を有している。
【選択図】 図1
Description
本発明は、圧粉成形体のバリを除去するためのバリ取り装置に関する。
粉体を圧縮して圧粉成形体を形成し、その圧粉成形体に更に所定の処理を施して製品とすることが一般的に行われている。この場合において圧粉成形体は、粉体を型に入れて圧縮成形することから、その周辺部分にバリが発生する。圧粉成形体にバリがついたままだと、その後の焼成処理における焼成不具合や外観不具合の原因となる。そこで、圧粉成形体のバリ取り装置が提案されている(例えば、下記特許文献1参照)。
実開平7−40061号公報
ところで、上記特許文献1に記載のバリ取り装置で圧粉成形体のバリを取ろうとすると、場合によってはバリを除去しきれないことがある。特に、圧粉成形体がリング形状の場合に、その内周及び外周の双方にバリが形成されている場合には、そのバリ除去しきれない場合が多い。
そこで本発明では、リング状の圧粉成形体の内周及び外周に形成されているバリの除去率を向上させることが可能なバリ取り装置を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記従来のバリ取り装置について、圧粉成形体のバリが除去しきれない場合について検討を行った。圧粉成形体の状態に着目すると、特に圧粉成形体が小さく軽い場合にバリを除去しきれない場合があることが判明した。上記従来のバリ取り装置は、上記特許文献の図2及び図3に示されているように、圧粉成形体のバリをブラシ部材とパンチングメタルとの組み合わせによって除去している。従って、圧粉成形体が小さく軽い場合には、ブラシ部材との接触の際にも、パンチングメタルとの接触の際にも、いずれの場合においても十分な接触力が得られないためにバリが残ってしまうのではないかと本発明者らは考えた。しかしながら、単に圧粉成形体とブラシやパンチングメタルとの接触力を増やせば、バリのみならず圧粉成形体そのものが削られてしまうことになり、新たな不具合が生じる可能性がある。
そこで本発明者らはこのような事情に鑑みて、リング状の圧粉成形体が小さく軽い場合であってもバリのみを的確に除去することが可能なバリ取り装置を提供することを目的とし、この新たな課題をも解決すべく本発明を成しえたものである。
本発明に係るバリ取り装置は、圧粉成形体のバリを除去するためのバリ取り装置であって、圧粉成形体を誘導する誘導路と、誘導路を振動させて圧粉成形体を搬送する振動搬送手段と、を備え、誘導路の底部は波状の研磨面を形成しており、誘導路の延びる方向と振動搬送手段が誘導路を振動させる方向とが交差する部分を有している、ことを特徴とする。
本発明によれば、誘導路の底部が波状の研磨面を形成しているので、その波状の谷間部分では圧粉成形体の外周に研磨面が的確に当接してバリを除去できる。また、圧粉成形体がリング状の場合にあっては、波状の波頭部分において圧粉成形体の内周に研磨面が的確に当接してバリを除去できる。さらに、誘導路をその伸びる方向と交差して振動させるので、圧粉成形体が誘導路の側壁に当接しながら搬送され、圧粉成形体を回転させながらバリを除去できる。
また本発明では、誘導路の底部にはバリを排出するためのバリ排出口が形成されていることも好ましい。圧粉成形体から除去したバリをバリ排出口から排出できるので、除去したバリの圧粉成形体への再付着を防止できる。
本発明によれば、誘導路の底部が波状の研磨面を有しているので、圧粉成形体の内周及び外周に形成されるバリを的確に除去できる。また、圧粉成形体は誘導路の側壁に当接して回転しながら搬送されるので、圧粉成形体の内周及び外周に形成されるバリを満遍なく除去できる。従って、リング状の圧粉成形体の内周及び外周に形成されているバリの除去率を向上させることが可能となる。
本発明の知見は、例示のみのために示された添付図面を参照して以下の詳細な記述を考慮することによって容易に理解することができる。引き続いて、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
本発明の実施形態であるバリ取り装置について図1を参照しながら説明する。図1は、バリ取り装置1の構成を示す図であって、(a)は平面図を、(b)はバリ取り装置1の中央における断面図をそれぞれ示している。
バリ取り装置1は、パーツフィーダ10(振動搬送手段)と、誘導路20とを備えている。パーツフィーダ10の円盤台101に誘導路20が戴置固定されている。パーツフィーダ10の円盤台101は、半時計回り方向に回転しながら上昇し、その後時計回り方向に回転しながら下降して元の位置に戻るように構成されている。この上昇及び下降は充分に高速な振動として行われる。従って、円盤台101上に置かれた物は、円盤台101の回転中心を中心として当該物が置かれた部分を通る円弧の接線方向かつ上方向に投げ出される。
誘導路20は、円盤台101を外接円とする八角形状をなしている。誘導路20は、八角形状を成している底部201と、その底部201の両側に形成されている側壁202とを有している。底部201は、圧粉成形体Wのバリを除去するための研磨面であって、ダイヤモンド電着、サンドブラストといった手法によってヤスリ状になっている。底部201には、適宜バリ排出口201aが設けられており、圧粉成形体Wから除去されたバリを排出することが可能となっている。
パーツフィーダ10の円盤台101は、上述したように往復回転運動を行うものである。また、円盤台101に戴置固定されている誘導路20は八角形状を成しているので、誘導路20の伸びる方向と振動搬送手段としてパーツフィーダ10が誘導路を振動させる方向とが交差する部分を有している。
より具体的には、図1中のA部分においては、円盤台101の中心からこのA部分を通るように描いた円弧の接線方向に、圧粉成形体Wが投げ出される。従って、圧粉成形体WはこのA部分においては、誘導路20の外側の側壁202に当接しながらB部分の方向へと搬送される。これにより、圧粉成形体Wには時計方向に自転する力が作用し、圧粉成形体Wは時計方向に自転しながら搬送される。
続いて圧粉成形体Wが誘導路20を搬送されながら、図1中のB部分に差し掛かると、同様に円盤台101の中心からこのB部分を通るように描いた円弧の接線方向に、圧粉成形体Wが投げ出される。ところが、このB部分においては、円弧の接線方向と搬送方向とが略同一となるため、圧粉成形体Wは誘導路の側壁202には当接せず搬送される。従って、このB部分においては圧粉成形体Wは自転をせずに搬送される。
続いて圧粉成形体Wが誘導路20を搬送されながら、図1中のC部分に差し掛かると、同様に円盤台101の中心からこのC部分を通るように描いた円弧の接線方向に、圧粉成形体Wが投げ出される。従って、圧粉成形体WはこのC部分においては、誘導路20の内側の側壁202に当接しながら次の辺へと搬送される。これにより、圧粉成形体Wには反時計方向に自転する力が作用し、圧粉成形体Wは反時計方向に自転しながら搬送される。
上述したように、圧粉成形体Wは誘導路20の各辺において、略中央部分で自転方向を変えて自転しながら搬送される。従って、圧粉成形体Wは周囲に生じているバリがむらなく除去されることとなる。
ここで、誘導路20の延びる方向における底部201の形状を図2に示す。図2は、図1のI−I断面図である。誘導路20の底部201は、図示するように波状を成しており、その表面は研磨面となっている。従って、圧粉成形体Wがリング状の場合にあっては、波状の波頭部分において圧粉成形体Wの内周に研磨面である底部201が的確に当接してバリを除去できる。また、谷間部分においては圧粉成形体Wの外周に底部201が的確に当接してバリを除去できる。
上述した実施形態では、振動搬送手段としてパーツフィーダを用いたけれども、リニアフィーダを用いることも好ましい。リニアフィーダを用いた例を図3に示す。図3に示すバリ取り装置2は、リニアフィーダ30(振動搬送手段)と、誘導路35とを備えている。
リニアフィーダ30上に誘導路35が戴置固定されている。リニアフィーダ30は、図3の矢印E方向に移動しながら上昇し、その後逆方向に戻りながら下降して元の位置に戻るように構成されている。この上昇及び下降は充分に高速な振動として行われる。従って、リニアフィーダ30上に置かれた物は、図3の矢印F方向かつ上方向に投げ出される。
誘導路35は、直線状の誘導路であって、溝351を有している。溝351の底部は圧粉成形体Wのバリを除去するための研磨面であって、ダイヤモンド電着、サンドブラストといった手法によってヤスリ状になっている。溝351の底部は図2に示したのと同様に波状となっている。また、溝351の底部にはバリ排出口を設けてもよい。
リニアフィーダ30の振動方向と、誘導路35の伸びる方向とは交差している。従って、溝351に圧粉成形体Wを配置し、リニアフィーダ30を振動させると圧粉成形体Wは溝351の延びる方向に自転しながら搬送される。
本実施形態によれば、誘導路20(35)の底部201が波状の研磨面を形成しているので、その波状の谷間部分では圧粉成形体Wの外周に研磨面が的確に当接してバリを除去できる。また、圧粉成形体Wがリング状の場合にあっては、波状の波頭部分において圧粉成形体Wの内周に研磨面が的確に当接してバリを除去できる。さらに、誘導路20(35)をその伸びる方向と交差して振動させるので、圧粉成形体Wが誘導路20(35)の側壁に当接しながら搬送され、圧粉成形体Wを回転させながらバリを除去できる。
1…バリ取り装置、10…パーツフィーダ、20…誘導路、101…円盤台、201…底部、202…側壁。
Claims (2)
- 圧粉成形体のバリを除去するためのバリ取り装置であって、
前記圧粉成形体を誘導する誘導路と、
前記誘導路を振動させて前記圧粉成形体を搬送する振動搬送手段と、を備え、
前記誘導路の底部は波状の研磨面を形成しており、前記誘導路の延びる方向と前記振動搬送手段が前記誘導路を振動させる方向とが交差する部分を有している、
ことを特徴とするバリ取り装置。 - 前記誘導路の底部には前記バリを排出するためのバリ排出口が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のバリ取り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005282461A JP2007090485A (ja) | 2005-09-28 | 2005-09-28 | バリ取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007090485A true JP2007090485A (ja) | 2007-04-12 |
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Family Applications (1)
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JP2005282461A Withdrawn JP2007090485A (ja) | 2005-09-28 | 2005-09-28 | バリ取り装置 |
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JP (1) | JP2007090485A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016079447A (ja) * | 2014-10-15 | 2016-05-16 | 住友電工焼結合金株式会社 | バリ取り装置 |
CN118455447A (zh) * | 2024-07-09 | 2024-08-09 | 江苏南洋中京科技有限公司 | 中间轴类锻件制造成型装置 |
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2005
- 2005-09-28 JP JP2005282461A patent/JP2007090485A/ja not_active Withdrawn
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