JP2007090198A - 塗装機用密封構造及び塗装機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 多色塗装機の混色を防止すること。また、ピストンの直線往復運動によるねじれを防止すること。
【解決手段】 シリンダ内周面2aと、ピストン3と、ピストン3の凹周溝6に装着されるパッキン7とを備えた塗装機用密封構造である。パッキン7は横断面形状が頭部と脚部を有するきのこ型である。脚部の幅寸法は、凹周溝の開口幅寸法よりも小さい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、色替え機能を有する塗装機用密封構造及び塗装機に関する。
色替え機能を有する塗装機(多色塗装機ということがある)に於て、従来、図8に示すようなカートリッジ(シリンダ)41が使用されている。即ち、シリンダ本体(容器)42内にピストン43が矢印M,N方向に往復動自在に内装され、ピストン43によって区画された一方の空室44には溶剤系又は水系の塗料Eが、他方の空室45内にはピストン作動用の溶剤Gが充填される。ピストン43の凹周溝46には、(耐溶剤性を有する)フッ素ゴムやパーフロロエラストマー製のOリング47が装着され、上記塗料Eと溶剤Gを遮断するように、シリンダ内周面にOリング47が密に接触摺動する構成であった(例えば特許文献1参照)。 溶剤Gが矢印Hのように供給されると、この溶剤Gの圧力によってピストン43は矢印M方向へ移動して、塗料Eは矢印I方向へ吐出される。塗料Eが空になると新しい塗料が空室44内へ充填される。
従来の塗装機では、塗装色毎に1本のカートリッジ(シリンダ)41が準備されており、空室44に異なる色の塗料が充填されることはなかった。しかしながら、近年開発されている色替え機能を有する多色塗装機では、1本のカートリッジ(シリンダ)41に様々な色の塗料を充填する必要がある。
特開平11−128784号公報
上述したような色替え機能を有する多色塗装機に於て、塗料吐出後に、洗浄用シンナーとエアーで塗料室(空室44)を洗浄するのが一般的である。
しかし、図8の要部拡大図としての図9に示すように、凹周溝46とOリング47を有する密封構造では、図9(C)のように塗料残りKを生ずるという問題があった。
即ち、図9(A)に示したように塗料吐出工程では、塗料EはOリング47の図の左側から空室44(図8参照)にわたって、存在しており、次に、吐出工程終了状態では、図9(B)のように、凹周溝46の左側の側面とOリング47との間の隙間に残留する。その後、洗浄用シンナー48にて図9(C)のように洗浄しようとしても、凹周溝46の左側の側面の溝奥部に、塗料残りKが発生する。
このように前色の塗料残りKを洗い切れないため、後色塗料と混色を引き起こし、塗装品質を低下させるという問題が発生した。
また、Oリング摺接部に潤滑膜が形成されない状態で使用されるので、図9に示したような矩形状凹周溝46とOリング47を備えた密封構造では、ピストン43の矢印M,N方向(図8参照)の往復運動に伴ってねじれを発生し、リーク量の急増や偏摩耗・切断を生じさせる虞があった。
また、図10に示すように、凹周溝46を蟻溝とした構造も考えられるが、Oリング摺接部に潤滑膜が形成されない往復運動により、Oリング47に矢印Qのようにねじれを生じ、Oリング47と蟻溝(凹周溝46)の開口端縁との圧接により当初は図10(A)のように塗料Eは蟻溝(凹周溝46)の溝奥部46aに浸入しないように阻止されていたとしても、往復作動に伴ってOリングに矢印Q方向にねじれることで、塗料Eは、溝奥部46aに浸入し、その後、シンナー洗浄しても塗料残りを発生する。従って図10のような構造に於いても、前色の塗料残りKを洗い切れないため、後色塗料と混色を引き起こし、塗装品質を低下させるという問題が発生する。
本発明の目的は、このようなシール材のねじれを防ぎ、密封流体(塗料)の内部漏れやシール材の偏摩耗・切断を防ぎ、長寿命を図ると共に、多色塗装機の塗料残りを解消して、混色を生じさせない密封構造を提供することにある。
そこで、本発明は、シリンダ内周面と、該シリンダ内周面に沿って直線往復運動する凹周溝付きのピストンと、該凹周溝に装着されるパッキンとを備えた塗装機用密封構造に於て、上記凹周溝は蟻溝状であり、かつ、上記パッキンは横断面形状が頭部と脚部を有するきのこ型であり、該パッキンの自由状態における上記脚部の幅寸法は、上記凹周溝の開口幅寸法よりも小さく設定されている。
また、シリンダ内周面と、該シリンダ内周面に沿って直線往復運動する凹周溝付きのピストンと、該凹周溝に装着されるパッキンとを備えた塗装機用密封構造に於て、上記凹周溝は横断面矩形状であり、かつ、上記パッキンは横断面形状が頭部と脚部を有するきのこ型であり、該パッキンの自由状態における上記脚部の幅寸法は、上記凹周溝の開口幅寸法よりも小さく設定されている。
そして、好ましくは、上記凹周溝の溝底面に対応する上記パッキンの脚部の端面は直線ストレート状である。
また、自由状態における上記パッキンの頭部の幅寸法を、上記凹周溝の開口幅寸法よりも大きく設定する。
また、流体圧力が掛からない無負荷の装着状態において、上記シリンダ内周面・上記凹周溝の開口端縁・上記凹周溝の溝底面の各々に対する上記パッキンの接触面圧を、密封流体圧力以上となるようにパッキンつぶし代を設定する。
また、本発明の塗装機は、シリンダ内周面と、該シリンダ内周面に沿って直線往復運動する凹周溝付きのピストンと、該凹周溝に装着されるパッキンとを有し、上記凹周溝を蟻溝状とすると共に、上記パッキンを横断面形状が頭部と脚部を有するきのこ型として、該パッキンの自由状態における上記脚部の幅寸法を、上記凹周溝の開口幅寸法よりも小さく設定した密封構造を、備えている。
また、本発明の塗装機は、シリンダ内周面と、該シリンダ内周面に沿って直線往復運動する凹周溝付きのピストンと、該凹周溝に装着されるパッキンとを有し、上記凹周溝を横断面矩形状とすると共に、上記パッキンを横断面形状が頭部と脚部を有するきのこ型として、該パッキンの自由状態における上記脚部の幅寸法を、上記凹周溝の開口幅寸法よりも小さく設定した密封構造を、備えている。
本発明に係る塗装機用密封構造によれば、パッキンにねじれが発生せず、長寿命である。さらに、パッキンを凹周溝に装着することが容易である。
特に、凹周溝の奥部へ被密封流体としての塗料が浸入し難いので、塗料がその奥部に残留する“塗料残り”を防ぎ、多色塗装機の混色を有効防止して塗装品質を向上できる。
図1〜図4は、本発明の第1の実施の形態を示す。図1に於て、多色塗装機に用いるカートリッジ(シリンダ)1を例示し、両端が閉じた略円筒状のシリンダ本体(容器)2内にピストン3が矢印M,N方向に直線往復動運動するように(往復動自在に)内装され、ピストン3は、シリンダ内周面2aに沿って摺接しながら直線往復運動する。
シリンダ本体2内はピストン3によって第1空室4と第2空室5に区画される。第1空室4には溶剤系又は水系の塗料Eが充填される。第2空室5には酢酸ブチル等の溶剤Gが充填される。この溶剤Gはその圧力によってピストン3を矢印M方向へ押圧作動するものである。
ピストン3の外周面には、蟻溝状の凹周溝6が形成され、パッキン7が凹周溝6に装着され、このパッキン7はシリンダ内周面2aに対し、矢印M,N方向に摺動する。
パッキン7の材質は、耐溶剤性を有するフッ素ゴムやパーフロロエラストマー等の弾性体から成る。
溶剤Gが矢印Hのように流路9を介して第2空室5へ圧送されると、ピストン3は溶剤Gの圧力を受けて、矢印M方向へ移動して、塗料Eは矢印I方向へ吐出孔10から吐出する。
このように、塗料Eが第1空室4から吐出されると、新しい塗料Eが吐出孔10から、矢印Iと逆方向に、吸入される。
図2はパッキン7を実線にて示し、自由状態であり、ピストン3(凹周溝6)を2点鎖線にて示す。図3は、自由状態のパッキン7と、凹周溝6とを並べて示し、図4は、パッキン7をピストン3の凹周溝6に装着し、かつ、シリンダ本体2にピストン3を内装した状態を示す。
凹周溝6の断面は台形状であり、開口端縁6a,6aは小さな丸味(アール)を有する。
そして、パッキン7は、その横断面形状が頭部12と脚部13を有するきのこ型である。パッキン7は、その自由状態における脚部13の幅寸法W13は、凹周溝6の開口幅寸法W6 よりも小さく設定され、かつ、自由状態の頭部12の幅寸法W12は、開口幅寸法W6 よりも大きく設定される。
図2〜図4に示した実施の形態では、頭部12の形状が丸い頂部14と左右ストレート部15, 15と、幅が減少する勾配部16, 16とから成る場合を示す。なお、ストレート部15, 15に代えて、大き目のアールの凸弯曲面部を頂部14から連続状に形成し、あるいは、勾配部16も凸弯曲面に形成してもよい(図示省略)。
また、凹周溝6の溝底面6bに対応する脚部13の端面13aは、直線ストレート状であり、常に安定姿勢で溝底面6bに当接し、パッキン7のねじれ(倒れ)を阻止する。
さらに、図4に示した流体圧力が掛からない無負荷の装着状態において、シリンダ内周面2a,開口端縁6a,6a,溝底面6bの各々に対する(弾性圧縮状態の)パッキン7の接触面圧は、密封流体圧力P4 ,P5 以上となるように、つぶし代を設定する。さらに追加説明すれば、図1にて説明したように、第2空室5内に供給される作動のための溶剤Gの圧力P5 、及び、第1空室4内の塗料Eの圧力P4 の内の高い方よりも、上記各部の接触面圧を高く設定して、パッキン7が常時、シリンダ内周面2aと開口端縁6a,6aと溝底面6bに接触(圧接)状態を保つようにして、溝奥部20内へ塗料Eが浸入しないようにしている。
特に、W12>W6 に設定して、(W6 −W12)にて示される幅方向のつぶし代、及び、(図2に示した。)(h0 −H0 )にて示される高さ方向(径方向)のつぶし代(量)を、適切に設定して、各部の接触面圧を、密封流体圧力P4 ,P5 よりも高くなるように設定する。
本発明に係る図1で例示したシリンダ(カートリッジ)1のように、ピストン3の両側に略等しい圧力P4 ,P5 が作用するので、一般のピストンパッキンと違って、自封性が作用しないのであるが、上述の如く、つぶし代(量)を予め十分な値に設定しておいて、常時、パッキン7がシリンダ内周面2a、凹周溝6の開口端縁6a,6aと溝底面6bに弾発的に圧接状態を維持し、凹周溝6の溝奥部20内へ塗料Eの入り込みを防止して、色替え時の洗浄性を改善し、前色塗料を十分に洗い切って、後色塗料との混色を確実に防止できることとなる。従って、1本のカートリッジ(シリンダ)1をもって、様々な色の塗料を充填して使用可能となる。しかも、W13<W12であるので、凹周溝6へのパッキン装着は容易である。
次に、図5〜図7に本発明の第2の実施の形態を示す。図5,図6,図7は各々既述の図2,図3,図4に対応した図面である。全体のシリンダ(カートリッジ)1の構成は図1と同じであるが、ピストン3の外周面の凹周溝6は横断面矩形状であり、凹周溝6の開口端縁6a,6aは小さな丸味(アール)を有する。
パッキン7は、その横断面形状が略円形の頭部12と矩形状脚部13を有するきのこ型である。パッキン7は、その自由状態における脚部13の幅寸法W13は、凹周溝6の開口幅寸法W6 よりも小さく設定され、かつ、自由状態の頭部12の幅寸法W12は、開口幅寸法W6 よりも大きく設定される。なお、図示省略するが、頭部12の横断面形状としては、左右側部にストレート部を形成したり、あるいは、多角形状とすることも、自由である。
凹周溝6の溝底面6bに対応する脚部端面13aは、直線ストレート状であり、パッキン7は常に凹周溝6内にて安定姿勢を保ち、従来のOリングのようなねじれ(倒れ)を生じることがない。
さらに、図7に示した無負荷(流体圧力零をいう)の装着状態において、シリンダ内周面2a,凹周溝6の開口端縁6aを含む側内面6c,6c,溝底面6bの各々に対するパッキン7の接触面圧は、密封流体圧力P4 ,P5 以上となるように、予めつぶし代(量)を設定しておく。
このようにして、溝奥部20内へ(図1に示した)塗料Eが浸入しないようにしている。特に、W12>W6 の関係式が成立するようにしたので、(W6 −W12)にて示される幅方向つぶし代、及び、(h0 −H0 )にて示される高さ方向(径方向)のつぶし代を、適切に設定して、各部の接触面圧を、密封流体圧力P4 ,P5 よりも高く設定する。
作用効果は、図2〜図4で述べた第1の実施の形態と同様である。
以上のように、本発明は、シリンダ内周面2aと、該シリンダ内周面2aに沿って直線往復運動する凹周溝6付きのピストン3と、該凹周溝6に装着されるパッキン7とを備えた塗装機用密封構造に於て、上記凹周溝6は蟻溝状であり、かつ、上記パッキン7は横断面形状が頭部12と脚部13を有するきのこ型であり、該パッキン7の自由状態における上記脚部13の幅寸法W13は、上記凹周溝6の開口幅寸法W6 よりも小さく設定されているので、パッキン7を凹周溝6内へ装着し易く、かつ、装着負荷(加圧)状態下での内部リークが発生せず、優れた密封性能を長期にわたり発揮できる。しかも、溝奥部20内へ塗料Eが浸入して、(従来の図9に示したような)塗料残りKが生じないので多色塗装機として混色を防止し、塗装品質を著しく向上できる。
また、シリンダ内周面2aと、該シリンダ内周面2aに沿って直線往復運動する凹周溝6付きのピストン3と、該凹周溝6に装着されるパッキン7とを備えた塗装機用密封構造に於て、上記凹周溝6は横断面矩形状であり、かつ、上記パッキン7は横断面形状が頭部12と脚部13を有するきのこ型であり、該パッキン7の自由状態における上記脚部13の幅寸法W13は、上記凹周溝6の開口幅寸法W6 よりも小さく設定されているので、パッキン7を凹周溝6内へ装着し易く、かつ、装着負荷(加圧)状態下での内部リークが発生せず、優れた密封性能を長期にわたり発揮できる。しかも、溝奥部20内へ塗料Eが浸入して、(従来の図9に示したような)塗料残りKが生じないので多色塗装機として混色を防止し、塗装品質を著しく向上できる。
そして、上記凹周溝6の溝底面6bに対応する上記パッキン7の脚部13の端面13aは直線ストレート状であることにより、ピストン3の直線往復運動時の摩擦抵抗によりパッキン7がねじれ(回転)することを、防止でき、長期間にわたって安定した密封性(シール性)を発揮する。
また、自由状態における上記パッキン7の頭部12の幅寸法W12を、上記凹周溝6の開口幅寸法W6 よりも大きく設定すれば、確実に塗料(被密封流体)Eが溝奥部20内へ浸入して残留するのを防止できて、多色塗装機に好適である。
そして、流体圧力が掛からない無負荷の装着状態において、上記シリンダ内周面2a・上記凹周溝6の開口端縁6a,6a・上記凹周溝6の溝底面6bの各々に対する上記パッキン7の接触面圧を、密封流体圧力以上となるようにパッキンつぶし代を設定することで、パッキン7のいずれの接触部位からも塗料E等の被密封流体の浸入及び内部リークを防止できて好都合であり、多色塗装機として優れた塗装品質を達成可能となる。
また、本発明に係る塗装機は、シリンダ内周面2aと、シリンダ内周面2aに沿って直線往復運動する凹周溝6付きのピストン3と、凹周溝6に装着されるパッキン7とを有し、凹周溝6を蟻溝状とすると共に、パッキン7を横断面形状が頭部12と脚部13を有するきのこ型として、パッキン7の自由状態における脚部13の幅寸法W13を、凹周溝6の開口幅寸法W6 よりも小さく設定した密封構造を、備えているので、パッキン7を凹周溝6内へ装着し易く、かつ、装着負荷(加圧)状態下での内部リークが発生せず、優れた密封性能を長期にわたり発揮できる。しかも、溝奥部20内へ塗料Eが浸入して、(従来の図9に示したような)塗料残りKが生じないので多色塗装機として混色を防止し、塗装品質を著しく向上できる。
また、塗装機は、シリンダ内周面2aと、シリンダ内周面2aに沿って直線往復運動する凹周溝6付きのピストン3と、凹周溝6に装着されるパッキン7とを有し、凹周溝6を横断面矩形状とすると共に、パッキン7を横断面形状が頭部12と脚部13を有するきのこ型として、パッキン7の自由状態における脚部13の幅寸法W13を、凹周溝6の開口幅寸法W6 よりも小さく設定した密封構造を、備えているので、パッキン7を凹周溝6内へ装着し易く、かつ、装着負荷(加圧)状態下での内部リークが発生せず、優れた密封性能を長期にわたり発揮できる。しかも、溝奥部20内へ塗料Eが浸入して、(従来の図9に示したような)塗料残りKが生じないので多色塗装機として混色を防止し、塗装品質を著しく向上できる。
第1の実施の形態を示す全体簡略断面図である。 要部拡大断面図である。 パッキンと凹周溝を説明するための断面図である。 装着(使用)状態の説明断面図である。 第2の実施例を示す要部拡大断面図である。 パッキンと凹周溝を説明するための断面図である。 装着(使用)状態の説明断面図である。 従来例を示す全体説明図である。 一つの従来例の構成及び作用の説明図である。 別の従来例の構成及び作用の説明図である。
符号の説明
1 カートリッジ(シリンダ)
2a シリンダ内周面
3 ピストン
4 第1空室
5 第2空室
6 凹周溝
6a 開口端縁
6b 溝底面
7 パッキン
12 頭部
13 脚部
13a 端面
20 溝奥部
E 塗料
G 溶剤
6 ,W12,W13 幅寸法

Claims (7)

  1. シリンダ内周面(2a)と、該シリンダ内周面(2a)に沿って直線往復運動する凹周溝(6)付きのピストン(3)と、該凹周溝(6)に装着されるパッキン(7)とを備えた塗装機用密封構造に於て、上記凹周溝(6)は蟻溝状であり、かつ、上記パッキン(7)は横断面形状が頭部(12)と脚部(13)を有するきのこ型であり、該パッキン(7)の自由状態における上記脚部(13)の幅寸法(W13)は、上記凹周溝(6)の開口幅寸法(W6 )よりも小さく設定されていることを特徴とする塗装機用密封構造。
  2. シリンダ内周面(2a)と、該シリンダ内周面(2a)に沿って直線往復運動する凹周溝(6)付きのピストン(3)と、該凹周溝(6)に装着されるパッキン(7)とを備えた塗装機用密封構造に於て、上記凹周溝(6)は横断面矩形状であり、かつ、上記パッキン(7)は横断面形状が頭部(12)と脚部(13)を有するきのこ型であり、該パッキン(7)の自由状態における上記脚部(13)の幅寸法(W13)は、上記凹周溝(6)の開口幅寸法(W6 )よりも小さく設定されていることを特徴とする塗装機用密封構造。
  3. 上記凹周溝(6)の溝底面(6b)に対応する上記パッキン(7)の脚部(13)の端面(13a)は直線ストレート状である請求項1又は2記載の塗装機用密封構造。
  4. 自由状態における上記パッキン(7)の頭部(12)の幅寸法(W12)を、上記凹周溝(6)の開口幅寸法(W6 )よりも大きく設定した請求項1,2又は3記載の塗装機用密封構造。
  5. 流体圧力が掛からない無負荷の装着状態において、上記シリンダ内周面(2a)・上記凹周溝(6)の開口端縁(6a)(6a)・上記凹周溝(6)の溝底面(6b)の各々に対する上記パッキン(7)の接触面圧を、密封流体圧力以上となるようにパッキンつぶし代を設定した請求項1,2,3又は4記載の塗装機用密封構造。
  6. シリンダ内周面(2a)と、該シリンダ内周面(2a)に沿って直線往復運動する凹周溝(6)付きのピストン(3)と、該凹周溝(6)に装着されるパッキン(7)とを有し、上記凹周溝(6)を蟻溝状とすると共に、上記パッキン(7)を横断面形状が頭部(12)と脚部(13)を有するきのこ型として、該パッキン(7)の自由状態における上記脚部(13)の幅寸法(W13)を、上記凹周溝(6)の開口幅寸法(W6 )よりも小さく設定した密封構造を、備えたことを特徴とする塗装機。
  7. シリンダ内周面(2a)と、該シリンダ内周面(2a)に沿って直線往復運動する凹周溝(6)付きのピストン(3)と、該凹周溝(6)に装着されるパッキン(7)とを有し、上記凹周溝(6)を横断面矩形状とすると共に、上記パッキン(7)を横断面形状が頭部(12)と脚部(13)を有するきのこ型として、該パッキン(7)の自由状態における上記脚部(13)の幅寸法(W13)を、上記凹周溝(6)の開口幅寸法(W6 )よりも小さく設定した密封構造を、備えたことを特徴とする塗装機。
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