JP2007090096A - 寝たきり老人(要介護者)の褥瘡及び介護労力軽減寝台 - Google Patents

寝たきり老人(要介護者)の褥瘡及び介護労力軽減寝台 Download PDF

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Abstract

【課題】 従来の寝台では寝たきり老人(以下、「要介護者」と略す)は長時間同じ姿勢で寝ていなければならず、褥瘡(以下、「床擦れ」と略す)を起こしていた。そのため、介護者が一定時間ごとに要介護者の姿勢を変え、床擦れを防いでいた。この作業は、昼夜を問わず行う必要がある。要介護者及び介護者双方の肉体的・精神的な苦痛・負担が大きかった。
【解決手段】寝台の床板を分割し、分割された床板はそれぞれ上昇機構により起伏し、且つ傾斜する。それぞれの床板の動きにより要介護者の身体を傾斜させて重心を移動させ、床擦れを防ぐ。及び要介護者の身体を屈曲させて下肢・上肢の柔軟運動をする。各床板の起伏及び傾斜に関わる組み合わせは、時間とともに変化をし、要介護者の身体に負担及び苦痛をかけない。運転開始の指令操作をすれば、事前に選択したプログラムに従い自動的に動作を行う。それにより睡眠時・覚醒時を問わず、要介護者は寝ているだけで床擦れから解放され、柔軟運動で健康維持することが出来る。
【選択図】図1

Description

本発明は、寝たきり老人(以下、「要介護者」と略す)の健康維持と介護者の労力を軽減させる為の、分割起伏床板式寝台の原理・構造に関するものである。
従来の寝台は固定式の床板なので、自分の力では寝返りの打てない要介護者は長時間同じ姿勢で寝ていなければならず、褥瘡(以下、「床擦れ」と略す)を起こしていた。そのため、介護者が一定時間ごとに要介護者の寝返りを支援し、床擦れを防いでいた。この作業は、昼夜を問わず行う必要があるので、要介護者及び介護者双方の肉体的・精神的な苦痛・負担が大きかった。
以上に述べた従来の寝台では、構造上、要介護者に対して床擦れの発生は必然的であり、高齢化社会の大きな問題となっていた。
本発明は、このような従来の寝台が有していた問題を解決しようとするものであり、要介護者及び介護者の幸福に寄与するものである。
上記課題の解決を達成するために、本発明では寝台の床板を分割した。
分割された床板はそれぞれ上昇機構により起伏し、且つ傾斜する。
それぞれの床板の動きにより要介護者の身体を傾斜させて重心を移動させ、床擦れを防ぐ。及び要介護者の身体を屈曲させて下肢・上肢の柔軟運動をする。
各床板の起伏及び傾斜に関わる組み合わせは、時間とともに変化をし、要介護者の身体に負担及び苦痛をかけない。
この分割起伏床板式寝台は運転開始の指令操作をすれば、事前に選択したプログラムに従い自動的に動作を行う。介護者が食事・排泄などの世話に来るまでは寝台が動作を継続するので、要介護者にとっても快適である。
介護者は、要介護者への寝返り支援回数が減り肉体的・精神的な負担が減少する。
本発明は、要介護者が分割起伏床板式寝台の上に寝ている間に、自動的に起伏及び傾斜するため重心位置が変わり床板に接触する力が変化して特定の部分に接触が継続することがない。それにより、身体各部分の血流の平準化がされ床擦れを防止することが出来る。要介護者の床擦れが軽減出来れば、介護作業の頻度が減り介護者の肉体的・精神的な負担が減る。
また、身体各部位を柔軟運動させるため、血流を促進させ筋肉に刺激を与え運動不足を解消出来る。そして、苦痛の軽減にも効果がある。
このように、これまでは要介護者・介護者、双方の負担は大きかったが、分割起伏床板式寝台を使用することにより肉体的・精神的な負担が減少する。要介護者がいる家庭や老人介護施設で要介護者・介護者、双方の幸福に寄与する寝台を提供できる。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図15に基づいて説明する。
〔図1〕においては、1〜6が上昇推力機構であり、それらによって〔図1〕7〜9の分割床板が持ち上げ、降ろされる。要介護者はこの上に敷き布団(〔図2〕12)を敷いて寝るが、効果的な柔軟運動になるよう、腰のあたりが床板(中央部)(〔図1〕8)に来るようにする。
床擦れを防ぐための重心移動は、ベッドを〔図4〕21、及び〔図5〕23の様に傾けて行う。
柔軟運動(上半身上げ)は、〔図6〕25のように上半身側の床板を上げて行う。
柔軟運動(下半身上げ)は、〔図7〕27のように下半身側の床板を上げて行う。
柔軟運動(上半身・下半身上げ)は、〔図8〕29のように上半身と下半身側の床板を上げて行う。
柔軟運動(腰部上げ)は、〔図9〕30のように中央の床板を上げて行う。
食事や娯楽の時間には上半身を起こして快適に時間を過ごしたい。〔図10〕33のように上半身側の床板を上げる。下半身側の床板を上げる理由は腰部が足の方向に滑って移動しないようにし、安定させるためである。このとき、床板(上半身部)(〔図1〕7)は上昇推力機構AとB(〔図1〕1と2)から離れ、浮き上がる。
〔図11〕において、分割床板の起伏の形態と、昇降機構動作の組み合わせを解説する。
〔図12〕において、床擦れ防止のための自動運転プログラムの例を示す。ただし、要介護者の身体的な障害により、起伏させることがふさわしくない部位に関する起伏機能は、キャンセルすることが出来る。
〔図13〕において、上昇推力機構A〜F(〔図1〕1〜6)の構造図を示す。電動機34の回転力は減速され、ピニオンギア37を回転させる。それにかみ合っているラック39が上下する。ラックの基準位置検出のために下限位置検出用センサ40と、上昇位置を検出する移動量検出用センサ41を装備する。移動量検出用センサ41の信号は制御装置に送り現在位置の確認を常に行っている。それにより、上昇推力機構は全作動ストローク内であれば、どの位置でも停止させることが出来、床板の傾斜角度を変更することが出来る。
〔図14〕において、上体起こし装置の構造図を示す。電動機44の回転力は減速され、ジャッキスクリュー50を回転させる。パンタグラフねじ側55とパンタグラフ駆動側56との間隔が変化することにより、ジャッキの高さは、下降端のジャッキ高さ53から上昇端のジャッキ高さ54まで変化する。
〔図15〕において、本寝台全体の運転制御の系統図を示す。分割床板起伏式寝台61の上昇推力機構A〜F(〔図1〕1〜6)、及び上体起こし装置(〔図2〕11)は、制御盤58によって制御される。制御盤の電源は単相交流100Vである。緊急時には、この寝台の自動運転を止めるための緊急水平戻し釦60が接続されている。
本発明の実施形態を示す寝台の平面図 同立面図 同側面図 同傾斜状態(右肩側を上げた状態) 同傾斜状態(左肩側を上げた状態) 同傾斜状態(上半身を上げた状態) 同傾斜状態(下半身を上げた状態) 同傾斜状態(上半身・下半身を上げた状態) 同傾斜状態(腰部を上げた状態) 同傾斜状態(上体を起こした状態) 同起伏の形態と昇降機構の作動の組み合わせ(図面と表) 同床擦れ防止自動運転のプログラム(表) 同上昇推力機構の構造図(平面図と立面図) 同上体起こし装置の構造図(収縮時と伸張時) 同全体の運転制御の系統図

Claims (6)

  1. 寝たきり老人(要介護者)の身体を、分割起伏床板式寝台の上に寝かせ、時間とともに起伏する分割床板により姿勢を変え、褥瘡(床擦れ)を軽減し、且つ身体の各部位を柔軟運動させる構造。
  2. 分割床板はそれぞれの外周位置に設置された昇降機構によって持ち上げ、また降ろされる。それぞれの昇降機構の昇降動作を組み合わせ、様々な形態の動きをさせることにより褥瘡(床擦れ)防止、柔軟運動が出来る構造。
  3. 分割床板の起伏動作は、制御装置内のプログラムを選択及び設定し、自動的に運転動作させる。それにより睡眠時・覚醒時を問わず、要介護者は寝ているだけで褥瘡(床擦れ)から解放され、柔軟運動で健康維持することが出来る構造。
  4. 分割床板の昇降パターン、床板傾斜角度及び傾斜している時間を寝たきり老人(要介護者)の健康状態に応じた制限を超えないよう選択出来、安全に配慮した構造。
  5. 分割床板の昇降機構は作動時のみに動力を使い、静止時にはブレーキで位置を保持させるため、エネルギーの消費を最小限にした構造。
  6. 分割起伏床板式寝台の装置厚さが250mm以下と薄く、既存の寝台の上や和室の畳の上など、また、病院や家庭など、どこにも置けるように設置場所の制限を無くした構造。
JP2006345033A 2006-11-26 2006-11-26 寝たきり老人(要介護者)の褥瘡及び介護労力軽減寝台 Pending JP2007090096A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106726316A (zh) * 2017-02-21 2017-05-31 李西敏 一种精神科护理用智能化护理装置
KR102547884B1 (ko) * 2022-12-07 2023-06-26 서호영 전동 재활 벤치
ES2956093A1 (es) * 2023-06-12 2023-12-13 Univ Madrid Politecnica Dispositivo de generación de inclinación en una silla
WO2024122925A1 (ko) * 2022-12-07 2024-06-13 서호영 전동 재활 벤치

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