JP2007089369A - 電気接続箱 - Google Patents

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Abstract


【課題】 本発明は、高密度化された電気接続箱を提供する。
【解決手段】 回路基板25に基板側バスバー26を沿わせて配置してなる回路構成体11と、回路構成体11を収容するロアケース13と、ロアケース13に組み合わされてケーシング12を構成するアッパーケース14と、アッパーケース14に設けたピン43及びこのピン43の先端に設けたバスバー押さえ部44によってアッパーケース14の内面に固定される複数本のケーシング側バスバー41とを備えることを特徴とする電気接続箱10である。これにより、アッパーケース14の内面にケーシング側バスバー41を配設することができるから、基板側バスバー26を増設することなく電気接続箱10内にケーシング側バスバー41を増設できる。これにより電気接続箱10を高密度化できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、回路構成体を備える電気接続箱に関する。
従来より、車載電装品を通断電制御するための電気接続箱としては、特許文献1に記載のものが知られている。このものは、回路基板の一方の面に電子部品を実装すると共に、回路基板の他方の面にバスバーにより形成された電力回路を配設してなる回路構成体を、ケーシング内に収容してなる。
特開2003−164039公報
近年、車両の安全性の向上や、乗員の快適性の向上の観点から、車載電装品の数は増大する傾向にある。これに伴い、これら車載電装品に接続される電力回路の数も増大する傾向にある。しかしながら、従来の構成に係る電気接続箱において単純にバスバーを増設すると、このバスバーが配設された回路構成体が大型化してしまうため、この回路構成体を収容する電気接続箱が大型化するという問題点がある。このため、電気接続箱の高密度化が求められている。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、高密度化された電気接続箱を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明に係る電気接続箱は、電子部品を実装した回路基板に基板側バスバーを沿わせて配置してなる回路構成体と、前記回路構成体を収容する第1ケース部材と、前記第1ケース部材に組み合わされてケーシングを構成する第2ケース部材と、前記ケーシングに設けた保持部によって前記ケーシングの内面に固定される複数本のケーシング側バスバーとを備えることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載のものにおいて、前記保持部は、前記ケーシングの内面から突出するピンと、前記ピンの先端を溶融させて潰すことにより形成されたバスバー押さえ部とからなることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1記載のものにおいて、前記保持部は、前記ケーシングの内面から突出して前記ケーシング側バスバーが載置される支持部と、前記支持部の先端部から一体に突出して設けられたピンと、前記ピンの先端を溶融させて潰すことにより形成されたバスバー押さえ部とからなり、前記支持部の、前記ケーシングからの高さ寸法を異ならせることにより、前記ケーシング側バスバー同士を、前記ケーシングの内面からの離間寸法が異なる状態で保持したことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1記載のものにおいて、前記保持部は、前記ケーシングの内面から突出するピンと、前記ピンを貫通させる筒状をなすと共に前記ケーシング側バスバーが載置されるスペーサと、前記スペーサを貫通した前記ピンの先端を溶融させて潰すことにより形成されたバスバー押さえ部とからなり、前記ピンの、前記ケーシングの内面からの高さ寸法を異ならせると共に、前記スペーサの高さ寸法を異ならせることにより、前記ケーシング側バスバー同士を、前記ケーシングの内面からの離間寸法が異なる状態で保持したことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項2ないし請求項4のいずれかに記載のものにおいて、前記ケーシング側バスバーには、前記ピンを貫通するための挿通孔が形成されていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のものにおいて、前記保持部は前記第2ケース部材に設けられていることを特徴とする。
<請求項1の発明>
請求項1の発明によれば、ケーシングの内面にケーシング側バスバーを配設することにより、回路基板に配設された基板側バスバーを増設することなく電気接続箱内にバスバーを増設できる。これにより、基板側バスバーが配設された回路構成体を大型化することなくバスバーを増設でき、電気接続箱を高密度化できる。
<請求項2の発明>
請求項2の発明によれば、ケーシング側バスバーは、ケーシングの内面から一体に突出するピンと、このピンの先端に設けられたバスバー押さえ部とからなる保持部によりケーシングに固定される。上記ピンはケーシングと一体に形成されているから、例えば、ケーシング側バスバーをケーシングに取り付けるための取り付け用部材がケーシングとは別体に構成される場合と比べて、部品点数を減少させることができる。また、上記バスバー押さえ部は、ピンの先端を溶融させて潰すという簡易な手法により形成されるから、ケーシング側バスバーのケーシングへの組付け作業を簡略化できる。
<請求項3及び請求項4の発明>
請求項3及び請求項4の発明によれば、ケーシング側バスバー同士は、ケーシングの内面からの離間寸法が異なる状態で保持されているから、ケーシング側バスバー同士を積層した状態で固定することができる。これにより、電気接続箱の高密度化を図ることができる。
<請求項5の発明>
請求項5の発明によれば、作業者は、ケーシング側に形成されたピンを、ケーシング側バスバーの挿通孔に貫通させることにより、ケーシングの所定の位置にケーシング側バスバーを配置できる。これにより、ケーシング側バスバーのケーシングへの組付け作業中に、作業者がケーシングに振動を与えた場合でも、ケーシング側バスバーが所定位置から外れてばらばらになることを防止できる。これにより、ケーシング側バスバーの組付け作業の効率を向上させることができる。
<請求項6の発明>
例えば電気接続箱が、第1ケース部材内に回路構成体及びケーシング側バスバーの双方を配設する構成であった場合、回路構成体を第1ケース部材内に配設した後、ケーシング側バスバーの他方を第1ケース部材内に配設するというように、配設作業を順次行わなければならない。
請求項6の発明によれば、保持部は第2ケース部材に設けられているから、ケーシング側バスバーは第2ケース部材に固定されるようになっている。これにより、第1ケース部材内に回路構成体を収容する工程と、第2ケース部材にケーシング側バスバーを配設する工程とを同時進行で行うことができる。これにより電気接続箱の組付作業の効率を向上させることができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1によって説明する。本実施形態は車両用の電気接続箱10であって、回路構成体11をケーシング12内に収容してなる。ケーシング12は、回路構成体11を下方から覆うロアケース13(本発明に係る第1ケース部材に相当)と、ロアケース13を上方から覆うアッパーケース14(本発明に係る第2ケース部材に相当)とからなる。
ロアケース13は、金属製の放熱部材15と、この放熱部材15の周囲を取り囲むように形成されてなる合成樹脂製のアウターフレーム16とからなる。放熱部材15は回路構成体11の下面に絶縁性の接着剤50により接着されて、回路構成体11から発生する熱を電気接続箱10の外部に放散する放熱板部17と、図1に示すように、放熱板部17の右端から、右斜め下方に延出されると共に、図示しない車両に電気接続箱10を取り付けるためのブラケット18とを備えてなる。図1における放熱板部17の左右両端部は、下方に曲げ形成されており、後述するコネクタブロック19及びヒューズブロック20の下端が放熱板部17と干渉するのを防止するための逃がし部21とされる。
アウターフレーム16は、放熱部材15のうち、ブラケット18の上面及び逃がし部21の外側面に接着剤(図示せず)により接着されている。このアウターフレーム16は、上下を開放した形状をなしており、放熱板部17の周囲を取り囲むようになっている。アウターフレーム16には、図1における右端に、ブラケット18に沿うようにして、右斜め下方に延出されるブラケットカバー22が形成されており、ブラケット18を上方から覆うようになっている。
ブラケット18の右端寄りの位置には、ブラケット18を上下に貫通するボルト孔23が設けられている。またブラケットカバー22の右端寄りの位置には、ブラケット18のボルト孔23に対応する位置に貫通孔24が設けられている。これらボルト孔23及び貫通孔24に図示しないボルトが挿通されて車両にねじ止めされることにより、電気接続箱10は、回路構成体11が縦置き配置となるようにして車両に取り付けられる。
回路構成体11は、回路基板25と、回路基板25の下面に沿って配索されると共に図示しない接着シートにより回路基板25に接着された複数本の基板側バスバー26と、回路基板25の上面側に実装されるリレー27(本発明に係る電子部品に相当)とを備えて構成される。
基板側バスバー26は、回路基板25と略整合した外形形状をなす本体部28と、この本体部28の左右両端から延設された端子部29とからなる。端子部29のうち、図1における右端から右方に延出したものは、後述するヒューズ30と接続するためのヒューズ端子49とされる。また、端子部29のうち、図1における左端から左方に延出したものは、後述する相手側コネクタ31と接続するための雄端子32とされる。ヒューズ端子49及び雄端子32は、本体部28から回路基板25に沿う方向に一体に延設されている。
回路基板25の周囲には、回路基板25を取り囲むようにインナーフレーム33が配されている。インナーフレーム33は、上下を開放した形状をなしており、回路基板25及び基板側バスバー26の本体部28を内側に嵌めることができる形状に形成されている。インナーフレーム33は、放熱板部17の上面に、図示しないねじによりねじ止めされている。インナーフレーム33には、インナーフレーム33の左右両端部の上面を差し渡すようにして、インナーフレーム33を補強するためのブリッジ34が形成されている。
インナーフレーム33の左右両端部の下面には、基板側バスバー26の本体部28から延設された各端子部29の基端部を嵌めて逃がす逃がし溝51が形成されている。各逃がし溝51は、対応する端子部29の基端部の幅寸法と略等しい溝幅と、基板側バスバー26の厚み寸法と略等しい深さとを有する。逃がし溝51と、各端子部29との間には、図示しないシール剤が充填されている。
インナーフレーム33内には、液状の封止材料(図示せず)が、回路基板25の表面が封止材料で被覆されるまで注入された後、固化されており、これにより回路基板25の防水性が確保されている。封止材料としては、エポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂、シリコーン系樹脂などを用いることができる。なお上述したように、インナーフレーム33の逃がし溝51と、各端子部29との間にはシール剤が充填されているから、封止材料の漏れが防止されている。
アウターフレーム16の右端寄りの位置には、アウターフレーム16の上方に、ヒューズブロック20が取付けられており、このヒューズブロック20には、右方に開口したヒューズ装着部35が設けられている。このヒューズ装着部35には、ヒューズ端子49が、一端を開口内に突出させると共に、他端を奥壁を貫通させた状態で配されている。このヒューズ端子49は、ヒューズ装着部35に形成された係止部36が、ヒューズ端子49に形成された係合孔37に係止することによりヒューズ装着部35内に保持されている。ヒューズ端子49は、ヒューズ装着部35の奥壁に、上下二段に並んで装着されており、下段側には基板側バスバー26のヒューズ端子49が配設されると共に、上段側には、後述するケーシング側バスバー41側のヒューズ端子49が配設されている。両ヒューズ端子49は、ヒューズ30により接続される。
アウターフレーム16の左端寄りの位置には、アウターフレーム16の上方に、コネクタブロック19が配設されており、このコネクタブロック19は、左方に開口したコネクタフード38を備え、このコネクタフード38には、雄端子32が、一端を開口内に突出させると共に、他端を奥壁を貫通させた状態で配されている。雄端子32は、コネクタフード38の奥壁に、上下二段に並んで装着されており、下段側には基板側バスバー26の雄端子32が配設されると共に、上段側には、ケーシング側バスバー41側の雄端子32が配設されている。コネクタフード38には相手側コネクタ31が嵌合されて、図示しない車載電装品と、雄端子32とが、図示しないワイヤーハーネスにより接続される。また、相手側コネクタ31により、基板側バスバー26の雄端子32のうち所定のものと、ケーシング側バスバー41の雄端子32のうち所定のものとが接続されるようになっている。
さて、ロアケース13には、上方から回路構成体11を覆うようにしてアッパーケース14が組みつけられている。アッパーケース14は合成樹脂製であって、下面を開放した浅皿状をなしている。ロアケース13とアッパーケース14とは、詳細には図示しないが、アウターフレーム16の外側壁に形成された図示しないロック突部と、アッパーケース14のうちロック突部と対応する位置に形成された図示しないロック片とが係止すると共に、アッパーケース14と、インナーフレーム33とがねじ止めされることにより固定されている。
図1におけるアッパーケース14の右側壁の下端縁は、右方に延出されて、ヒューズブロック20と嵌合するための嵌合壁39とされる。ヒューズブロック20の上壁には、アッパーケース14の嵌合壁39を挟み込むための嵌合溝40が形成されており、この嵌合溝40内に、アッパーケース14の嵌合壁39が挟み込まれている。これにより、アッパーケース14とヒューズブロック20とは、強固に組み付けられている。また、アッパーケース14の左側壁の下面は、ケーシング側バスバー41の雄端子32の基端部の上面に、上方から当接しており、雄端子32が上方に変位するのを規制している。
アッパーケース14の上壁の内側面には、複数本のケーシング側バスバー41が並んで配されている。ケーシング側バスバー41には、その板面を貫通して、挿通孔42が形成されている。アッパーケース14の上壁の内側面には、挿通孔42に対応する位置に、下方に突出して柱状のピン(本発明に係る保持部に相当)43が設けられており、このピン43が、ケーシング側バスバー41の挿通孔42を貫通している。ピン43のアッパーケース14の上壁の内側面からの高さ寸法は、ケーシング側バスバー41の厚さ寸法よりもやや大きく設定されている。ピン43の下端部は、加熱溶融されて潰されることにより拡径されており、ケーシング側バスバー41がピン43から抜けることを防止するためのバスバー押さえ部(本発明に係る保持部に相当)44とされる。ケーシング側バスバー41は、上述のバスバー押さえ部44によりアッパーケース14の上壁に押え付けられて固定されており、ケーシング側バスバー41の板面は、回路基板25の板面と対向するように配されている。これにより、電気接続箱10を、回路基板25の厚み方向について低背化することができる。
ケーシング側バスバー41のうち、図1における右側の端部は、ケーシング側バスバー41の下面側で二回直角曲げされて、右方に突出しており、ヒューズ装着部35内に突出してヒューズ端子49とされる。また、ケーシング側バスバー41のうち、図1における左側の端部は、ケーシング側バスバー41の下面側で二回直角曲げされて、左方に突出しており、コネクタブロック19内に突出して雄端子32とされる。
続いて、実施形態1の作用、効果について説明する。まず、金属板をプレス加工することによりケーシング側バスバー41を所定形状に形成すると共に、所定位置に挿通孔42を形成する。ついで、ケーシング側バスバー41の両端部を曲げ形成し、上述した所定形状に形成する。一方、アッパーケース14を、合成樹脂を射出成形することにより形成する。このとき、ケーシング側バスバー41の挿通孔42に対応する位置に、アッパーケース14の上壁の内側面から突出するように、柱状のピン43を形成する。アッパーケース14を、ピン43が上方を向くように載置し、ケーシング側バスバー41に形成された挿通孔42内にアッパーケース14のピン43を貫通するようにしながら、ケーシング側バスバー41をアッパーケース14の所定位置に配置する。これにより、アッパーケース14の所定の位置に、ケーシング側バスバー41を、位置決めされた状態で保持することができる。この結果、作業中に振動が与えられても、ケーシング側バスバー41が所定位置から外れてばらばらになってしまうことを防止できるから、ケーシング側バスバー41の組付け作業性を向上させることができる。
全てのケーシング側バスバー41を配置したら、挿通孔42を貫通した各ピン43の先端を熱により溶融させると共に加圧して潰して拡径し、バスバー押さえ部44を形成する。これによりケーシング側バスバー41がピン43から抜け落ちることを防止でき、ケーシング側バスバー41をアッパーケース14に固定することができる。
上記のようにしてケーシング側バスバー41をアッパーケース14に固定したものを、回路構成体11を収容したロアケース13に組付ける。その後、コネクタブロック19及びヒューズブロック20を組付けることにより、電気接続箱10が組み立てられる。
以上説明したように、本実施形態によれば、回路基板25に配設した基板側バスバー26に加えて、さらにケーシング側バスバー41をアッパーケース14に配設することができる。これにより、基板側バスバー26を増設することなしに、ケーシング側バスバー41をケーシング12内に増設できる。基板側バスバー26は増設しされていないから回路基板25を大型化しなくてもよく、回路構成体11を収容するためのケーシング12も大型化しなくて済む。このように電気接続箱10を大型化することなくケーシング側バスバー41を配設できるから、電気接続箱10を高密度化できる。
しかしながら、ケーシング12内にケーシング側バスバー41を配設する際に、例えばケーシング側バスバー41をケーシング12に取り付けるための取り付け用部材をケーシング12とは別部品とする構成にした場合、部品点数が増加し、作業工数が増加することが懸念される。
そこで本実施形態においては、ケーシング側バスバー41は、アッパーケース14の内面から一体に突出するピン43と、このピン43の先端に設けられたバスバー押さえ部44とからなる保持部によりアッパーケース14に固定される構成としたから、部品点数を増加させることなく電気接続箱10の配線密度を向上させることができる。さらに、ケーシング側バスバー41とアッパーケース14とは、ピン43の先端を溶融し、潰してバスバー押さえ部44を形成するという簡易な手法により組付けることができるから、ケーシング側バスバー41の組付け作業を簡略化できる。
また、例えば電気接続箱10が、ロアケース13内に回路構成体11及びケーシング側バスバー41の双方を配設する構成であった場合、回路構成体11をロアケース13内に配設した後、ケーシング側バスバー41をロアケース13内に配設するというように、配設作業を順次行わなければならない。
この点を鑑み本発明においては、回路構成体11をロアケース13内に収容すると共に、ピン43及びバスバー押さえ部44からなる保持部をアッパーケース14に設けて、ケーシング側バスバー41をアッパーケース14に固定する構成とした。これにより、ロアケース13内に回路構成体11を収容する工程と、アッパーケース14にケーシング側バスバー41を配設する工程とを同時進行で行うことができるから、電気接続箱10の組付作業の効率を向上させることができる。
さらに、本実施形態によれば、ケーシング側バスバー41の挿通孔42にアッパーケース14のピン43を貫通させながら、ケーシング側バスバー41をアッパーケース14の所定の位置に配置することにより、ケーシング側バスバー41の組付作業中においても、ケーシング側バスバー41が位置決めされた状態で保持できる。これにより、ケーシング側バスバー41の組付作業中において振動が与えられても、ケーシング側バスバー41が所定位置から外れてばらばらになってしまうことを防止できる。これにより、ケーシング側バスバー41の組付け作業性を向上させることができる。
<実施形態2>
本発明の実施形態2を、図2によって説明する。アッパーケース14の上壁の内側面には、下方に突出する柱状のピン(本発明に係る保持部に相当)63が設けられている。ピン63には筒状のスペーサ(本発明に係る保持部に相当)65が装着されている。このスペーサ65には、スペーサ65の長手方向に貫通するスペーサ側挿通孔66が形成されており、このスペーサ側挿通孔66をピン63が貫通している。スペーサ65の高さ寸法は、ピン43及びバスバー押さえ部44の、アッパーケース14の上壁の内側面からの高さ寸法よりも大きく設定されている。また、ピン63の、アッパーケース14の上壁の内側面からの高さ寸法は、スペーサ65の高さ寸法よりも大きく設定されている。
図2におけるスペーサ65の下端部には、ケーシング側バスバー61が配されている。ケーシング側バスバー61には、ピン63が貫通するための挿通孔62が形成されており、この挿通孔62をピン63が貫通している。ピン63の下端部は、加熱溶融されて、潰されることにより拡径されており、ケーシング側バスバー61がピン63から抜けることを防止するためのバスバー押さえ部(本発明に係る保持部に相当)64とされる。ケーシング側バスバー61は、上述のバスバー押さえ部64によりスペーサ65に押え付けられてアッパーケース14側に固定されている。
上記のスペーサ65がアッパーケース14とケーシング側バスバー61との間に介装されることにより、ケーシング側バスバー61は、スペーサ65の高さ寸法の分だけ、アッパーケース14の上壁の内側面から離間して保持されるようになっている。これにより、ケーシング側バスバー41と、ケーシング側バスバー61とは、アッパーケース14の上壁の内側面からの離間寸法が異なった状態で保持されている。これにより、詳細には図示しないが、ケーシング側バスバー41と、ケーシング側バスバー61とを、積層した状態で保持することができる。
上記した以外の構成については実施形態1と略同様である。なお、上記実施形態1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
続いて、実施形態2の作用、効果について説明する。まず、金属板をプレス加工することによりケーシング側バスバー41,61を所定形状に形成する。一方、アッパーケース14を、合成樹脂を射出成形することにより形成する。このとき、アッパーケース14の所定の位置に、アッパーケース14の上壁の内側面から下方に突出するように、柱状のピン43,63を形成する。続いて、アッパーケース14を、ピン43,63が上方を向くように載置し、スペーサ65のスペーサ側挿通孔66にピン63を貫通させながら、スペーサ65をピン63に装着する。その後、ケーシング側バスバー41,61に形成された挿通孔42,62内に、ピン43,63が貫通されるようにしながら、ケーシング側バスバー41,61を所定位置に配置する。
全てのケーシング側バスバー41,61を配置したら、挿通孔42,62を貫通した各ピン43,63の先端を熱により溶融させると共に加圧して潰し、バスバー押さえ部44,64を形成する。これによりケーシング側バスバー41,61がボスから抜け落ちることを防止でき、ケーシング側バスバー41,61をアッパーケース14に固定することができる。
本実施形態によれば、ケーシング側バスバー61は、スペーサ65の高さ寸法の分だけアッパーケース14の上壁の内側面から離間した状態で保持される。これにより、アッパーケース14の上壁の内側面に押え付けられて固定されたケーシング側バスバー41と、アッパーケース14の上壁の内側面から離間した状態で保持されるケーシング側バスバー61とを積層して配置することができるから、電気接続箱10の配線密度を向上させることができる。
さらに、本実施形態によれば、筒状をなすスペーサ65をピン63に貫通させるという簡易な手法によりケーシング側バスバー61をアッパーケース14の上壁の内側面から離間した状態に保持できるから、作業効率を向上させることができる。
<実施形態3>
本発明の実施形態3を、図3によって説明する。アッパーケース14の上壁の内側面には、下方に突出して柱状をなす支持部(本発明に係る保持部に相当)75が設けられている。支持部75の、アッパーケース14の上壁の内側面からの高さ寸法は、ピン43及びバスバー押さえ部44の、アッパーケース14の上壁の内側面からの高さ寸法よりも大きく設定されている。
図3における支持部75の下端部には、柱状をなすピン(本発明に係る保持部に相当)73が、下方に突出して、支持部75と一体に形成されている。
図3における支持部75の下端部には、ケーシング側バスバー71が配されている。ケーシング側バスバー71には、ピン73が貫通するための挿通孔72が形成されており、この挿通孔72にピン73が貫通している。ピン73の下端部は、加熱溶融されて潰されることにより拡径されており、ケーシング側バスバー71がピン73から抜けることを防止するためのバスバー押さえ部(本発明に係る保持部に相当)74とされる。ケーシング側バスバー71は、上述のバスバー押さえ部74により、図3における支持部75の下端面に押え付けられてアッパーケース14側に固定されている。
上記の支持部75がアッパーケース14とケーシング側バスバー71との間に介在することにより、ケーシング側バスバー71は、支持部75の、アッパーケース14の上壁の内側面からの高さ寸法の分だけ、アッパーケース14の上壁の内側面と離間した状態で保持されるようになっている。これにより、詳細には図示しないが、ケーシング側バスバー41と、ケーシング側バスバー71とを、積層した状態で保持することができる。
上記した以外の構成については実施形態1と略同様である。なお、上記実施形態1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
続いて、実施形態3の作用、効果について説明する。まず、金属板をプレス加工することによりケーシング側バスバー41,71を所定形状に形成する。一方、アッパーケース14を、合成樹脂を射出成形することにより形成する。このとき、アッパーケース14の所定の位置に、アッパーケース14の上壁の内側面から下方に突出するように、柱状のピン43と、柱状の支持部75及びこの支持部75と一体に形成される柱状のピン73とを形成する。続いて、アッパーケース14を、ピン43,73が上方を向くように載置し、ケーシング側バスバー41,71に形成された挿通孔42,72内に、ピン43,73が貫通されるようにしながら、ケーシング側バスバー41、71を所定位置に配置する。
全てのケーシング側バスバー41,71を配置したら、挿通孔42,72を貫通した各ピン43,73の先端を熱により溶融させると共に加圧して潰し、バスバー押さえ部44,74を形成する。これによりケーシング側バスバー41、74がボスから抜け落ちることを防止でき、ケーシング側バスバー41,71をアッパーケース14に固定することができる。
本実施形態によれば、ケーシング側バスバー71は、支持部75の、アッパーケース14の上壁の内側面からの高さ寸法の分だけ、アッパーケース14の上壁の内側面から離間した状態で保持される。これにより、アッパーケース14の上壁の内側面に押え付けられて固定されたケーシング側バスバー41と、アッパーケース14の上壁の内側面から離間した状態で保持されるケーシング側バスバー71とを積層して配置することができるから、電気接続箱10の配線密度を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、アッパーケース14と一体に形成された支持部75及びこの支持部と一体に形成されたピン74により、ケーシング側バスバー71を、アッパーケース14の上壁の内壁面から離間した状態で保持できる。これにより、アッパーケース14及びピン73とは別体に形成された部品を用いて、ケーシング側バスバー71をアッパーケース14の上壁の内壁面から離間した状態で保持する場合に比べて、部品点数を削減できる。
<実施形態4>
本発明の実施形態4を、図4及び図5によって説明する。アッパーケース14の上壁の内側面には、下方に突出して柱状をなすピン(本発明に係る保持部に相当)83が複数本形成されている。ピン83の、アッパーケース14の上壁の内側面からの高さ寸法は、ケーシング側バスバー81の厚さ寸法よりもやや大きく設定されている。また、ピン83同士の間隔は、ケーシング側バスバー81の幅寸法よりもやや大きく設定されている。隣り合うピン83,83の間には、ケーシング側バスバー81が挟まれるように配置されており、これにより、ケーシング側バスバー81は、アッパーケース14の上壁の内側面に、所定位置に配置されるようになっている。ピン83の下端部は、加熱溶融されて潰されることにより拡径されており、ケーシング側バスバー81がピン83,83の間から抜けることを防止するためのバスバー押さえ部(本発明に係る保持部に相当)84,84とされる。ケーシング側バスバー81は、上述のバスバー押さえ部84によりアッパーケース14の上壁の内壁面に押え付けられて固定されている。
上記した以外の構成については実施形態1と略同様である。なお、上記実施形態1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
続いて、実施形態4の作用、効果について説明する。まず、金属板をプレス加工することによりケーシング側バスバー81を所定形状に形成する。一方、アッパーケース14を、合成樹脂を射出成形することにより形成する。このとき、アッパーケース14の所定の位置に、アッパーケース14の上壁の内側面から下方に突出するように、柱状のピン83を複数本形成する。続いて、アッパーケース14を、ピン83が上方を向くように載置し、一対のピン83,83の間にケーシング側バスバー81を配設し、このケーシング側バスバー81がピン83,83の間に挟まれるようにする。これにより、アッパーケース14の所定の位置に、ケーシング側バスバー81を位置決めされた状態で保持できる。この結果、作業中に振動が与えられても、ケーシング側バスバー81が所定位置から外れてばらばらになってしまうことを防止できる。これにより、ケーシング側バスバー41の組付け作業性を向上させることができる。
全てのケーシング側バスバー81を配置したら、図5において二点鎖線で示す各ピン83の先端を熱により溶融させると共に加圧して潰し、バスバー押さえ部84を形成する。これによりケーシング側バスバー84が所定位置から抜け落ちることを防止でき、ケーシング側バスバー81をアッパーケース14に固定することができる。
本実施形態によれば、回路基板25に配設した基板側バスバー26に加えて、さらにケーシング側バスバー81をアッパーケース14に配設することができる。これにより、基板側バスバー26を増設することなしに、ケーシング側バスバー81をケーシング12内に増設できる。基板側バスバー26は増設していないから回路基板25を大型化しなくてもよく、回路構成体11を収容するためのケーシング12も大型化しなくて済む。このように電気接続箱10を大型化することなくケーシング側バスバー81を配設できるから、電気接続箱10の配線密度を向上させることができる。
また、本実施形態におけるケーシング側バスバー81はピン83に挟まれることより保持される構成としたから、ケーシング側バスバー81においては挿通孔を省略できる。これにより実施形態1ないし3におけるケーシング側バスバー41,61,71のように挿通孔42,62,71が形成されている場合に比べて、ケーシング側バスバー81の幅寸法を狭く設定することができるから、電気接続箱10の配線密度を向上させることができる。
<実施形態5>
本発明の実施形態5を、図6によって説明する。アッパーケース14の上壁の内側面には、下方に突出して柱状をなす支持部(本発明に係る保持部に相当)95が設けられている。支持部95の、アッパーケース14の上壁の内側面からの高さ寸法は、ピン83及びバスバー押さえ部84の、アッパーケース14の上壁の内側面からの高さ寸法よりも大きく設定されている。図6における支持部95の下端部の左右両端部には、下方に突出して柱状をなすピン(本発明に係る保持部に相当)93,93が設けられている。また、ピン93同士の間隔は、ケーシング側バスバー91の幅寸法よりもやや大きく設定されている。一対のピン93,93の間には、ケーシング側バスバー91が挟まれるように配置されており、これにより、ケーシング側バスバー91は、アッパーケース14の上壁の内側面に、所定位置に配置されるようになっている。ピン93の下端部は、加熱溶融されて潰されることにより、図6におけるケーシング側バスバー91の下方に曲げ形成されており、ケーシング側バスバー91がピン93,93の間から抜けることを防止するためのバスバー押さえ部(本発明に係る保持部に相当)94,94とされる。ケーシング側バスバー91は、上述のバスバー押さえ部94により、図6における支持部95の下端面に押え付けられて固定されている。
上記の支持部95がアッパーケース14とケーシング側バスバー91との間に介在することにより、ケーシング側バスバー91は、支持部95の、アッパーケース14の上壁の内側面からの高さ寸法の分だけ、アッパーケース14の上壁の内側面と離間した状態で保持されるようになっている。これにより、詳細には図示しないが、ケーシング側バスバー81と、ケーシング側バスバー91とを、積層した状態で保持することができる。
上記した以外の構成については実施形態4と略同様である。なお、上記実施形態4と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
続いて、実施形態5の作用、効果について説明する。まず、金属板をプレス加工することによりケーシング側バスバー81,91を所定形状に形成する。一方、アッパーケース14を、合成樹脂を射出成形することにより形成する。このとき、アッパーケース14の所定の位置に、アッパーケース14の上壁の内側面から下方に突出するように、柱状のピン83と、柱状の支持部85及びこの支持部85と一体に形成される柱状のピン93,93とを形成する。続いて、アッパーケース14を、ピン83,93が上方を向くように載置し、隣り合うピン83,83の間にケーシング側バスバー81を配設し、このケーシング側バスバー81がピン83,83の間に挟まれるようにする。また、これと同様にして、ケーシング側バスバー91がピン93,93の間に挟まれるように配設する。これにより、アッパーケース14の所定の位置に、ケーシング側バスバー81,91を位置決めされた状態で保持できる。この結果、作業中に振動が与えられても、ケーシング側バスバー81,91が所定位置から外れてばらばらになってしまうことを防止できる。これにより、ケーシング側バスバー81,91の組付け作業性を向上させることができる。
ケーシング側バスバー81を配置したら、各ピン83の先端を熱により溶融させると共に加圧して潰し、バスバー押さえ部84を形成する。これによりケーシング側バスバー84が所定位置から抜け落ちることを防止でき、ケーシング側バスバー81をアッパーケース14に固定することができる。また、ケーシング側バスバー91を配置したら、各ピン93,93の先端を加熱溶融させると共に加圧することにより、各ピン93、93の先端を図6におけるケーシング側バスバー91の上方に曲げ形成し、ケーシング側バスバー91を支持部95の下端面に押さえつけるようにする。これにより、ケーシング側バスバー91をアッパーケース14側に固定することができる。
本実施形態によれば、ケーシング側バスバー91は、支持部95の、アッパーケース14の上壁の内側面からの高さ寸法の分だけ、アッパーケース14の上壁の内側面から離間した状態で保持される。これにより、アッパーケース14の上壁の内側面に押え付けられて固定されたケーシング側バスバー81と、アッパーケース14の上壁の内側面から離間した状態で保持されるケーシング側バスバー91とを積層して配置することができるから、電気接続箱10の配線密度を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、アッパーケース14と一体に形成された支持部95及びこの支持部95と一体に形成されたピン93により、ケーシング側バスバー91を、アッパーケース14の上壁の内壁面から離間した状態で保持できる。これにより、アッパーケース14及びピン93と別体に形成された部品により、ケーシング側バスバー91を、アッパーケース14の上壁の内壁面から離間した状態で保持する場合に比べて、部品点数を削減できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)本実施形態においては、ケーシング側バスバー41,61,71,81,91はアッパーケース14に配設される構成としたが、これに限られず、ケーシング側バスバー41,61,71,81,91はロアケース13に配設されてもよく、また、ロアケース13及びアッパーケース14の双方に配設される構成としてもよい。
(2)本実施形態においては、ケーシング側バスバー41,61,71,81,91は、ピン43,63,73,83,93と、このピン43,63,73,83,93の先端に形成されたバスバー押さえ部44,64,74,84,94によりケーシング12に固定される構成としたが、これに限られず、例えばピン43,63,73,83,93とケーシング側バスバー41,61,71,81,91とを接着剤で接着することによりケーシング側バスバー41,61,71,81,91をケーシング12に固定する構成としてもよい。
また、ロアケース13とアッパーケース14とを組み合わせる際に、ロアケース13とアッパーケース14との間にケーシング側バスバー41,61,71,81,91を挟み付けることにより、ケーシング側バスバー41,61,71,81,91をケーシング12に固定する構成としてもよい。
上記の構成によりケーシング側バスバー41,61,71,81,91をケーシング12に固定する構成とした場合には、バスバー押さえ部44,64,74,84,94を省略できる。
(3)実施形態1ないし3においては、ケーシング側バスバー41,61,71は、ケーシング側バスバー41,61,71に形成された挿通孔42,62,72にピン43,63,73を挿通し、このピン43,63,73の先端にバスバー押さえ部44,64,74を形成することにより、ケーシング12に固定される構成としたが、これに限られず、ピン43,63,73の先端部の外径をケーシング側バスバー41,61,71の挿通孔42,62,72の内径よりも小さく設定すると共に、ピン43,63,73の基部の外形を上記の挿通孔42,62,72の内径よりも大きく設定し、挿通孔42,62,72の内周壁をピン43,63,73の基部の外周壁に圧入することにより、ケーシング側バスバー41,61,71をケーシング12に固定する構成としてもよい。
上記の構成によりケーシング側バスバーをケーシング12に固定する構成とした場合には、バスバー押さえ部44,64,74を省略できる。
(4)本実施形態においては、スイッチング素子としてリレー27を用いたが、これに限られず、半導体リレーを用いてもよい。
(5)実施形態2、実施形態3及び実施形態5においては、ケーシング側バスバーは2層に積層される構成としたが、これに限られず、3層以上に積層される構成としてもよい。
(6)実施形態2においては、アッパーケース14から突出したピン63にスペーサ65を挿入し、このスペーサ65にケーシング側バスバー61を載置した後、ピン63の先端にバスバー押さえ部64を形成する構成としたが、これに限られず、たとえば、まず第1のケーシング側バスバーの挿通孔にピン63を挿通し、次にスペーサ65をピン63に組付け、このスペーサ65に第2のケーシング側バスバーを載置して、第1及び第2のケーシング側バスバーをスペーサ65を介して積層した後、ピン63の先にバスバー押さえ部64を形成する構成としてもよい。また、スペーサ65を介して積層されるケーシング側バスバーは、3層以上であってもよい。
実施形態1に係る電気接続箱の断面図 実施形態2に係る電気接続箱において、ケーシング側バスバーのアッパーケースへの取付け構造を示す一部拡大断面図 実施形態3に係る電気接続箱において、ケーシング側バスバーのアッパーケースへの取付け構造を示す一部拡大断面図 実施形態4に係る電気接続箱において、ケーシング側バスバーのアッパーケースへの取付け構造を示す一部拡大平面図 図4におけるA−A線断面図 実施形態5に係る電気接続箱において、ケーシング側バスバーのアッパーケースへの取付け構造を示す一部拡大断面図、
符号の説明
10…電気接続箱
11…回路構成体
12…ケーシング
13…ロアケース(第1ケース部材)
14…アッパーケース(第2ケース部材)
16…アウターフレーム
25…回路基板
26…基板側バスバー
27…リレー(電子部品)
41,61,71,81,91…ケーシング側バスバー
42,62,72…挿通孔
43,63,73,83,93…ピン(保持部)
44,64,74,84,94…バスバー押さえ部(保持部)
65…スペーサ(保持部)
75,95…支持部(保持部)

Claims (6)

  1. 電子部品を実装した回路基板に基板側バスバーを沿わせて配置してなる回路構成体と、前記回路構成体を収容する第1ケース部材と、前記第1ケース部材に組み合わされてケーシングを構成する第2ケース部材と、前記ケーシングに設けた保持部によって前記ケーシングの内面に固定される複数本のケーシング側バスバーとを備えることを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記保持部は、前記ケーシングの内面から一体に突出するピンと、前記ピンの先端を溶融させて潰すことにより形成されたバスバー押さえ部とからなることを特徴とする請求項1記載の電気接続箱。
  3. 前記保持部は、前記ケーシングの内面から一体に突出して前記ケーシング側バスバーが載置される支持部と、前記支持部の先端部から一体に突出して設けられたピンと、前記ピンの先端を溶融させて潰すことにより形成されたバスバー押さえ部とからなり、
    前記支持部の、前記ケーシングからの高さ寸法を異ならせることにより、前記ケーシング側バスバー同士を、前記ケーシングの内面からの離間寸法が異なる状態で保持することを特徴とする請求項1記載の電気接続箱。
  4. 前記保持部は、前記ケーシングの内面から一体に突出するピンと、前記ピンを貫通させる筒状をなすと共に前記ケーシング側バスバーが載置されるスペーサと、前記スペーサを貫通した前記ピンの先端を溶融させて潰すことにより形成されたバスバー押さえ部とからなり、
    前記ピンの、前記ケーシングの内面からの高さ寸法を異ならせると共に、前記スペーサの高さ寸法を異ならせることにより、前記ケーシング側バスバー同士を、前記ケーシングの内面からの離間寸法が異なる状態で保持することを特徴とする請求項1記載の電気接続箱。
  5. 前記ケーシング側バスバーには、前記ピンを貫通するための挿通孔が形成されていることを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の電気接続箱。
  6. 前記保持部は前記第2ケース部材に設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の電気接続箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022054445A1 (ja) * 2020-09-14 2022-03-17 住友電装株式会社 電気接続箱

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