JP2007089124A - 無線装置およびそれを利用した通信システム - Google Patents

無線装置およびそれを利用した通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】パケットの集約を行う際に、伝送効率を向上させたい。
【解決手段】制御部30は、1以上の端末装置宛のパケットを集約して集約パケットを生成する。制御部30は、複数の端末装置宛のパケットが集約パケットに集約される場合、一定の期間を複数の部分期間に分割し、複数の部分期間のそれぞれを複数の端末装置のいずれかに割り当て、その割当状態を端末装置に通知するための制御信号を生成する。ベースバンド処理部22等は、複数の端末装置宛のパケットが集約された集約パケットの場合は、制御信号とともに集約パケットを複数の端末装置に送信し、単一の端末装置宛のパケットが集約された集約パケットの場合は、制御信号を送信することなく、集約パケットを複数の端末装置に送信する。
【選択図】図4

Description

本発明は、無線装置に関し、特に複数のサブキャリアを使用する無線装置および通信システムに関する。
高速なデータ伝送を可能にしつつ、マルチパス環境下に強い通信方式として、マルチキャリア方式のひとつであるOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調方式がある。このOFDM変調方式は、無線LAN(Local Area Network)の標準化規格であるIEEE802.11a,gやHIPERLAN/2に適用されている。このような無線LANにおけるパケット信号は、一般的に時間と共に変動する伝送路環境を介して伝送され、かつ周波数選択性フェージングの影響を受けるので、受信装置は一般的に伝送路推定を動的に実行する。
受信装置が伝送路推定を実行するために、パケット信号内に、2種類の既知信号が設けられている。ひとつは、パケット信号の先頭部分において、すべてのキャリアに対して設けられた既知信号であり、いわゆるプリアンブルやトレーニング信号といわれるものである。もうひとつは、パケット信号のデータ区間中に一部のキャリアに対して設けられた既知信号であり、いわゆるパイロット信号といわれるものである(例えば、非特許文献1参照。)。
Sinem Coleri,Mustafa Ergen,Anuj Puri, and Ahmad Bahai,"Channel Estimation Techniques Based on Pilot Arrangement in OFDM Systems",IEEE Transactions on broadcasting,vol.48,No.3,pp.223−229,Sept.2002.
ワイヤレス通信において、周波数資源を有効利用するための技術のひとつが、アダプティブアレイアンテナ技術である。アダプティブアレイアンテナ技術は、複数のアンテナのそれぞれにおいて、処理対象の信号の振幅と位相を制御することによって、アンテナの指向性パターンを制御する。このようなアダプティブアレイアンテナ技術を利用して、データレートを高速化するための技術にMIMO(Multiple Input Multiple Output)システムがある。当該MIMOシステムは、送信装置と受信装置がそれぞれ複数のアンテナを備え、並列に送信されるべきパケット信号を設定する(以下、パケット信号において並列に送信されるべきデータのそれぞれを「系列」という)。すなわち、送信装置と受信装置との間の通信に対して、最大アンテナ数までの系列を設定することによって、データレートを向上させる。
さらに、このようなMIMOシステムに、OFDM変調方式を組合せれば、データレートはさらに高速化される。このようなMIMOシステムにおいて、基地局装置が複数の端末装置を多重化するために、CSMA(Carrier Sense Multiple Access)が実行される。さらに、基地局装置は、伝送効率の向上あるいは処理遅延の低減を目的として、一部期間において、複数の端末装置のそれぞれに信号を送信すべきタイミング(以下、「送信タイミング」という)と、複数の端末装置のそれぞれからの信号を受信すべきタイミング(以下、「受信タイミング」という)を指定する。その際、基地局装置は、当該指定を複数の端末装置のそれぞれに通知し、複数の端末装置は、指定にしたがった処理を実行する(以下、このような処理を「割当モード」という)。ここで、複数の端末装置に対する複数の送信タイミングが連続的に指定された後、複数の送信タイミングが連続的に指定されるものとする。ひとつの端末装置は、指定された送信タイミングにおいて信号を受信する。また、受信が成功した場合、端末装置は、ACK信号を生成し、指定された受信タイミングにおいて基地局装置にACK信号を送信する。なお、受信が失敗した場合、端末装置は、信号を生成しない。
MIMOシステムの伝送効率を高くするために、パケット信号の長さは長い方が好ましい。そのため、ひとつの受信装置に対してデータを送信する際にも、送信装置は、当該受信装置に送信すべきデータをまとめて集約させてから、パケット信号を生成する。このように、パケット信号の集約は、複数の端末装置を宛先とする場合以外に、単一の端末装置を宛先とする場合にも行われる。単一の端末装置を宛先として集約されたパケットと、複数の端末装置を宛先として集約されたパケットを区別しないで処理することもできるが、その場合、単一の端末装置宛に集約されたパケットを上記のような割当モードで処理することは、基地局装置にとっても、端末装置にとっても無駄が多く、伝送効率を低下させることにつながる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、パケットの集約を行う際に、伝送効率を向上させることができる無線装置および通信システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の無線装置は、1以上の端末装置宛のパケットを集約して集約パケットを生成する生成部と、複数の端末装置宛のパケットが集約パケットに集約される場合、一定の期間を複数の部分期間に分割し、複数の部分期間のそれぞれを複数の端末装置のいずれかに割り当て、その割当状態を端末装置に通知するための制御信号を生成する割当部と、複数の端末装置宛のパケットが集約された集約パケットの場合は、制御信号とともに集約パケットを複数の端末装置に送信し、単一の端末装置宛のパケットが集約された集約パケットの場合は、制御信号を送信することなく、集約パケットを複数の端末装置に送信する通信部とを備える。
この態様によると、制御信号の有無によって、集約パケットであるか否かを通知できるので、伝送効率を向上できる。
本発明の別の態様もまた、無線装置である。この装置は、集約パケット内の割当状態を通知するための制御信号を受信していない場合であって、1以上の端末装置宛のパケットが集約された集約パケットが送信された場合に、集約パケット内に集約された複数のパケットの内、最初のパケットの宛先情報を取得し、その最初のパケットが自分宛であるかどうかを判定する判定部と、判定部により最初のパケットが自分宛のものでないことが判定された場合、集約パケット内の残りのパケットの宛先情報を調べることなく、集約パケットの受信をその段階で打ち切る通信部とを備える。
この態様によると、宛先情報によって最初のパケットが自分宛のものでないことが判定された場合、集約パケットの受信をその段階で打ち切るので、電力の消費を抑えることができる。
通信部は、判定部により、集約パケット内の割当状態を通知するための制御信号を受信していない場合であって、1以上の端末装置宛のパケットが集約された集約パケットが送信された場合に、最初のパケットが自分宛のものであることが判定されたならば、集約パケット内の残りのパケットを受信してもよい。この場合、残りのパケットを受信できる。
本発明のさらに別の態様は、通信システムである。この通信システムは、1以上の端末装置宛のパケットを集約して集約パケットを生成し、生成された集約パケットを送信する基地局装置と、基地局装置から送信された集約データを受信する複数の端末装置とを備える。基地局装置は、複数の端末装置宛のパケットが集約パケットに集約される場合、一定の期間を複数の部分期間に分割し、複数の部分期間のそれぞれを複数の端末装置のいずれかに割り当て、その割当状態を端末装置に通知するための制御信号を生成し、制御信号とともに集約パケットを複数の端末装置に送信し、単一の端末装置宛のパケットが集約パケットに集約される場合は、制御信号を送信することなく、集約パケットを複数の端末装置に送信する。
端末装置は、基地局装置から制御信号を受信していない場合であって、集約パケット内に集約された複数のパケットの内、最初のパケットの宛先情報により、最初のパケットが自分宛のものでないと判定した場合、集約パケット内の残りのパケットの宛先情報を調べることなく、集約パケットの受信をその段階で打ち切ってもよい。
端末装置は、基地局装置から制御信号を受信していない場合であって、最初のパケットの宛先情報により、最初のパケットが自分宛のものであると判定した場合、集約パケット内の残りのパケットを受信してもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、1以上の端末装置宛のパケットを集約した集約パケットを効率良く送受信することができる。
本発明を具体的に説明する前に、概要を述べる。本発明の実施例は、複数の無線装置によって構成されるMIMOシステムに関する。無線装置のうちのひとつは、基地局装置に相当し、残りは、複数の端末装置に相当する。基地局装置は、基本的に複数の端末装置に対して、CSMAを実行する。また、伝送効率を向上させるために、基地局装置は、複数の端末装置に対するデータをまとめることによって、ひとつのパケット信号を生成する。また、一定の期間にわたって、基地局装置は、割当モードを実行する。基地局装置は、複数の端末装置に送信すべきデータをひとつのパケット信号にまとめる際、単一の端末装置宛てのパケットを集約させる「シングルレシーバモード」と、複数の端末装置宛てのパケットを集約させる「マルチレシーバモード」のいずれかを実行することができる。
基地局装置は、マルチレシーバモードでは、送信タイミングや受信タイミングなどの割当状態を各端末に通知するための制御信号をあらかじめ複数の端末にブロードキャストした後で、集約されたパケットを複数の端末装置にブロードキャストする。一方、シングルレシーバモードでは、基地局装置は、制御信号を前もって送信することなく、集約されたパケットを複数の端末装置にブロードキャストする。
図1は、本発明の実施例に係るマルチキャリア信号のスペクトルを示す。特に、図1は、OFDM変調方式での信号のスペクトルを示す。OFDM変調方式における複数のキャリアのひとつをサブキャリアと一般的に呼ぶが、ここではひとつのサブキャリアを「サブキャリア番号」によって指定するものとする。MIMOシステムには、サブキャリア番号「−28」から「28」までの56サブキャリアが規定されている。なお、サブキャリア番号「0」は、ベースバンド信号における直流成分の影響を低減するため、ヌルに設定されている。一方、MIMOに対応していない通信システム(以下、「従来システム」という)には、サブキャリア番号「−26」から「26」までの52サブキャリアが規定されている。なお、従来システムの一例は、IEEE802.11a規格に準拠した無線LANである。
また、それぞれのサブキャリアは、可変に設定された変調方式によって変調されている。変調方式には、BPSK、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、16QAM、64QAMのいずれかが使用される。また、これらの信号には、誤り訂正方式として、畳み込み符号化が適用されている。畳み込み符号化の符号化率は、1/2、3/4等に設定される。さらに、並列に送信すべきデータの数は、可変に設定される。なお、データは、パケット信号として送信されており、ここでは、並列に送信すべきパケット信号のそれぞれを「系列」と呼ぶ。その結果、変調方式、符号化率、系列の数の値が可変に設定されることによって、データレートも可変に設定される。なお、「データレート」は、これらの任意の組合せによって決定されてもよいし、これらのうちのひとつによって決定されてもよい。
図2は、本発明の実施例に係る通信システム100の構成を示す。通信システム100は、無線装置10と総称される第1無線装置10a、第2無線装置10bを含む。また、第1無線装置10aは、アンテナ12と総称される第1アンテナ12a、第2アンテナ12b、第3アンテナ12c、第4アンテナ12dを含み、第2無線装置10bは、アンテナ14と総称される第1アンテナ14a、第2アンテナ14b、第3アンテナ14c、第4アンテナ14dを含む。ここで、第1無線装置10aが、基地局装置に対応し、第2無線装置10bが、端末装置に対応する。さらに、第1無線装置10aは、図示していない複数の端末装置と接続してもよい。ここで、図示していない複数の端末装置は、第3無線装置10c、第4無線装置10d等と示される。また、第1無線装置10aは、複数の端末装置を接続する際に、基本的にCSMAを実行する。
通信システム100の構成を説明する前に、MIMOシステムの概略を説明する。データは、第1無線装置10aから第2無線装置10bに送信されているものとする。第1無線装置10aは、第1アンテナ12aから第4アンテナ12dのそれぞれから、複数の系列のデータをそれぞれ送信する。その結果、データレートが高速になる。第2無線装置10bは、第1アンテナ14aから第4アンテナ14dによって、複数の系列のデータを受信する。さらに、第2無線装置10bは、アダプティブアレイ信号処理によって、受信したデータを分離して、複数の系列のデータを独立に復調する。
ここで、アンテナ12の本数は「4」であり、アンテナ14の本数も「4」であるので、アンテナ12とアンテナ14の間の伝送路の組合せは「16」になる。第iアンテナ12iから第jアンテナ14jとの間の伝送路特性をhijと示す。図中において、第1アンテナ12aと第1アンテナ14aとの間の伝送路特性がh11、第1アンテナ12aから第2アンテナ14bとの間の伝送路特性がh12、第2アンテナ12bと第1アンテナ14aとの間の伝送路特性がh21、第2アンテナ12bから第2アンテナ14bとの間の伝送路特性がh22、第4アンテナ12dから第4アンテナ14dとの間の伝送路特性がh44と示されている。なお、これら以外の伝送路は、図の明瞭化のために省略する。
図3は、通信システム100におけるパケットフォーマットを示す図である。同図は、ひとつのパケット信号が複数の系列によって構成されており、ひとつの系列には、ひとつの端末装置に対するデータが含まれている場合を示す。ここでは、ふたつの系列に含まれたデータが、送信の対象とされるものとし、第1から第2の系列に対応したパケットフォーマットがそれぞれ上段と下段に順に示される。なお、系列の数は、2より大きくてもよい。第1の系列に対応したパケット信号には、プリアンブル信号として「L−STF」、「HT−LTF」等が配置される。「L−STF」、「L−LTF」、「L−SIG」、「HT−SIG」は、従来システムに対応したタイミング推定用の既知信号、伝送路推定用の既知信号、従来システムに対応した制御信号、MIMOシステムに対応した制御信号にそれぞれ相当する。MIMOシステムに対応した制御信号には、例えば、データレートに関する情報が含まれている。なお、データレートに関する情報は、前述のごとく、変調方式、符号化率、系列の数の値に関する情報によって構成される。「HT−STF」、「HT−LTF」は、MIMOシステムに対応したタイミング推定用の既知信号、伝送路推定用の既知信号に相当する。一方、「データ1」は、データ信号である。
また、第2の系列に対応したパケット信号には、プリアンブル信号として「L−STF+CDD」と「HT−LTF+CDD」等が配置される。ここで、「CDD」は、CDD(Cyclic Delay Diversity)がなされていることを示しており、CDDとは、所定の区間において、時間領域の波形をシフト量だけ後方にシフトさせ、所定の区間の最後部から押し出された波形を所定の区間の先頭部分に循環的に配置させる処理である。すなわち、「L−STF+CDD」には、「L−STF」に対して、循環的なタイミングシフトがなされている。ここで、「L−STF+CDD」におけるタイミングシフトの量と、「HT−LTF+CDD」におけるタイミングシフトの量とは、別の値であってもよい。
なお、「L−STS」等が、第3の系列等に割り当てられる場合も同様であるが、CDDにおけるタイミングシフトの量が第2の系列での値と異なっている。また、「L−LTF」から「HT−SIG1」等までの部分は、従来システムと同様に、「52」サブキャリアを使用する。なお、「52」サブキャリアのうちの「4」サブキャリアがパイロット信号に相当する。一方、「HT−LTF」等以降の部分は、「56」サブキャリアを使用する。
図4は、第1無線装置10aの構成を示す。第1無線装置10aは、無線部20と総称される第1無線部20a、第2無線部20b、第4無線部20d、ベースバンド処理部22、変復調部24、IF部26、MAC処理部28、制御部30を含む。また信号として、時間領域信号200と総称される第1時間領域信号200a、第2時間領域信号200b、第4時間領域信号200d、周波数領域信号202と総称される第1周波数領域信号202a、第2周波数領域信号202b、第3周波数領域信号202c、第4周波数領域信号202dを含む。なお、第2無線装置10bは、第1無線装置10aに対応するように構成される。前述のごとく、第1無線装置10aが基地局装置に対応する場合、第2無線装置10bは、端末装置に対応する。
無線部20は、受信動作として、アンテナ12によって受信した無線周波数の信号を周波数変換し、ベースバンドの信号を導出する。無線部20は、ベースバンドの信号を時間領域信号200としてベースバンド処理部22に出力する。一般的に、ベースバンドの信号は、同相成分と直交成分によって形成されるので、ふたつの信号線によって伝送されるべきであるが、ここでは、図を明瞭にするためにひとつの信号線だけを示すものとする。また、AGC(Automatic Gain Control)やA/D変換部も含まれる。
無線部20は、送信動作として、ベースバンド処理部22からのベースバンドの信号を周波数変換し、無線周波数の信号を導出する。ここで、ベースバンド処理部22からのベースバンドの信号も時間領域信号200として示す。無線部20は、無線周波数の信号をアンテナ12に出力する。また、PA(Power Amplifier)、D/A変換部も含まれる。時間領域信号200は、時間領域に変換されたマルチキャリア信号であり、デジタル信号であるものとする。
ベースバンド処理部22は、受信動作として、複数の時間領域信号200をそれぞれ周波数領域に変換し、周波数領域の信号に対してアダプティブアレイ信号処理を実行する。ベースバンド処理部22は、アダプティブアレイ信号処理の結果を周波数領域信号202として出力する。ひとつの周波数領域信号202が、図示しない第2無線装置10bから送信された複数の系列のそれぞれに含まれたデータに相当する。また、ベースバンド処理部22は、送信動作として、変復調部24から、周波数領域の信号としての周波数領域信号202を入力し、周波数領域の信号を時間領域に変換し、複数のアンテナ12のそれぞれに対応づけながら時間領域信号200として出力する。
送信処理において使用すべきアンテナ12の数は、制御部30によって指定されるものとする。ここで、周波数領域の信号である周波数領域信号202は、図1のごとく、複数のサブキャリアの成分を含むものとする。図を明瞭にするために、周波数領域の信号は、サブキャリア番号の順番に並べられて、シリアル信号を形成しているものとする。
図5は、周波数領域の信号の構成を示す。ここで、図1に示したサブキャリア番号「−28」から「28」のひとつの組合せを「OFDMシンボル」というものとする。「i」番目のOFDMシンボルは、サブキャリア番号「1」から「28」、サブキャリア番号「−28」から「−1」の順番にサブキャリア成分を並べているものとする。また、「i」番目のOFDMシンボルの前に、「i−1」番目のOFDMシンボルが配置され、「i」番目のOFDMシンボルの後ろに、「i+1」番目のOFDMシンボルが配置されているものとする。
図4に戻る。また、ベースバンド処理部22は、図3(a)−(b)のパケットフォーマットに対応したパケット信号を生成するために、CDDを実行する。CDDは、行列Cとして、以下のように実行される。
Figure 2007089124
ここで、δは、シフト量を示し、lは、サブキャリア番号を示している。さらに、行列Cと系列との乗算は、サブキャリアを単位にして実行される。すなわち、ベースバンド処理部22は、L−STS等内での循環的なタイムシフトを系列単位に実行する。さらに、系列の数が3以上である場合、シフト量は、系列を単位にして異なった値に設定される。
変復調部24は、受信処理として、ベースバンド処理部22からの周波数領域信号202に対して、復調および復号を実行する。なお、復調および復号は、サブキャリア単位でなされる。変復調部24は、復号した信号をIF部26に出力する。また、変復調部24は、送信処理として、符号化および変調を実行する。変復調部24は、変調した信号を周波数領域信号202としてベースバンド処理部22に出力する。送信処理の際に、変調方式および符号化率は、制御部30によって指定されるものとする。
IF部26は、受信処理として、複数の変復調部24からの信号を合成し、ひとつのデータストリームを形成する。IF部26は、データストリームを出力する。また、IF部26は、送信処理として、ひとつのデータストリームを入力し、これを分離する。さらに、分離したデータを複数の変復調部24に出力する。
MAC処理部28は、受信処理として、IF部26より合成されたデータストリームをMAC(Media Access Control)層においてプロトコル処理し、上位層に供給する。また、MAC処理部28は、送信処理として、上位層から渡されたデータをMACプロトコルにしたがってパケット化し、IF部26に供給する。
制御部30は、第1無線装置10aのタイミング等を制御する。また、制御部30は、MAC処理部28、IF部26、変復調部24、ベースバンド処理部22を制御しながら、図3に示したパケット信号を生成する。制御部30は、複数の端末装置を多重化する際に、CSMAを実行する。CSMAは、公知の技術であるので、ここでは、説明を省略する。また、CSMAに加えて、制御部30は、割当モードを実行する。当該割当モードは、一定の期間において実行される。なお、割当モードを実行する前に、制御部30は、MAC処理部28、IF部26、変復調部24、ベースバンド処理部22等を介して、複数の端末装置に割当モードの開始を通知する。通知を受けつける端末装置には、割当モードに含まれる端末装置に加えて、割当モードに含まれない端末装置も含まれる。
割当モードにおいて、制御部30は、先頭部分にて割当情報を各端末装置に通知するための制御情報(以下、単に「制御信号」という)を送信する。また、制御情報に続いて、複数の端末装置に送信すべきパケット信号が割り当てられる。割り当てられるパケット信号は、例えば、複数のパケット信号をデリミタによって区切って連続的につなげることによって形成される。このようにして複数のパケット信号が集約されて形成されたパケットを「集約パケット」という。また、割り当てられる少なくともひとつのパケット信号は時分割されており、時分割されたそれぞれの部分が端末装置に割り当てられてもよい。どちらの構成であっても、制御部30は、複数の端末装置に対して、信号を送信するための部分期間を割り当てる。なお、部分期間は、ひとつの端末装置に対する期間を個別に示してもよいし、複数の端末装置に対する期間を一体的に示してもよいが、ここでは、これらを区別せずに使用する。
さらに、信号を送信するための部分期間に続いて、制御部30は、複数の端末装置から信号を受信するための部分期間をそれぞれ割り当てる。端末装置は、割り当てられた部分期間において、第1無線装置10aにパケット信号を送信する。これは、複数のパケットが連続して割り当てられる。すなわち、制御部30は、一定の期間を複数の部分期間に分割し、複数の部分期間のそれぞれを複数の端末装置に対応付けながら割り当てる。なお、制御信号は、部分期間と端末装置との対応が示された情報を含む。
ここで、部分期間への端末装置の割当方法を説明する。ここでは、第1無線装置10aが基地局装置であり、第2無線装置10b、第3無線装置10cおよび第4無線装置10dが端末装置である場合を例として説明する。
図6(a)は、複数の端末宛てのパケット信号を集約するマルチレシーバの場合における制御信号および集約パケットを説明する図である。制御信号は、図3で説明したパケットフォーマットにおけるデータ部にMACパケットとして含まれる。制御信号のデータフォーマットには、MACヘッダ、宛先端末数、各宛先端末のアドレス、割当タイミングのオフセット、割当タイミングの期間が含まれる。ここでは、宛先端末が第2無線装置10b、第3無線装置10c、第4無線装置10dの3つであり、第2アドレス2、オフセット2、期間2、第3アドレス3、オフセット3、期間3、第4アドレス4、オフセット4、期間4が制御信号に含まれる。
マルチレシーバの場合の集約パケットは、物理層の各種のプリアンブル信号(図ではPHYと略記した)がヘッダ部に設けられ、図3で説明したパケットフォーマットのデータ部に、デリミタDLにより区切られる形で各宛先端末に送信すべきMACパケットが連続的につなげられて構成される。ここでは、アドレス2とデータ2を含む第2無線装置10b宛のパケット、アドレス3とデータ3を含む第3無線装置10c宛のパケット、アドレス4とデータ4を含む第4無線装置10d宛のパケットが集約されている。なお、説明を簡単にするため、MACパケットのアドレス以外のヘッダ情報は割愛している。
図6(b)は、単一の端末装置宛てのパケット信号を集約するシングルレシーバの場合における集約パケットを説明する図である。単一のパケット信号が集約された集約パケットを各端末装置にブロードキャストする場合は、割当タイミングを設定する必要はないため、基地局装置は、制御信号を生成せず、集約パケットのみを送信する。
シングルレシーバの場合の集約パケットは、物理層の各種のプリアンブル信号がヘッダ部に設けられ、データ部には、デリミタDLにより区切られる形で当該端末に送信すべき複数のMACパケットが連続的につなげられて構成される。ここでは、宛先の端末装置が第2無線装置10bである場合を示しており、第2無線装置10b宛の3つのパケットとして、アドレス2とデータ2−1を含む第1パケット、アドレス2とデータ2−2を含む第2パケット、アドレス2とデータ2−3を含む第3パケットが集約されている。
図7は、マルチレシーバの場合の通信のシーケンス図である。基地局である第1無線装置10aの制御部30は、制御信号をブロードキャストし、その後、一定の時間を空けて、マルチレシーバの集約パケットをブロードキャストする。
第2無線装置10b、第3無線装置10c、および第4無線装置10dの制御部30は、それぞれ基地局からの制御信号を受信し、制御信号に含まれる割当タイミングの情報を取得し、割当タイミングにおいてそれぞれに宛てられたパケットを受信し、それ以外のタイミングでは省電力モードに入る。同図は、横軸を時間として、基地局から端末にパケットが送信されるときの遅延時間は無視して基地局と端末間のデータの送受信のタイミングを図示している。
第2無線装置10bの制御部30は、制御信号の受信後、オフセット2の時間が経過してから、期間2で指定された時間内で受信を行い、自分宛のパケットとして、集約パケット内のアドレス2とデータ2を含むパケットのみを選択的に受信する。第2無線装置10bは、期間2以外の時間帯は省電力モードに入ることができる。
同様に、第3無線装置10cの制御部30は、制御信号の受信後、オフセット3の時間が経過してから、期間3で指定された時間内で受信を行い、自分宛のパケットとして、集約パケット内のアドレス3とデータ3を含むパケットのみを選択的に受信し、期間3以外の時間帯は省電力モードに入る。第4無線装置10dについても同様である。
図8は、シングルレシーバの場合の通信のシーケンス図である。基地局である第1無線装置10aの制御部30は、シングルレシーバの場合、制御信号を送ることなく、集約パケットだけをブロードキャストする。
第2無線装置10b、第3無線装置10c、および第4無線装置10dは、それぞれ集約パケットの先頭のデータから受信して復調を始めるが、集約パケット内の最初のパケットの宛先アドレスにより自分宛の集約パケットであるかどうかを判定することができるため、無駄な受信動作を避けることが可能である。
第2無線装置10bの制御部30は、最初のパケットの宛先アドレスがアドレス2であることから、自分宛のアドレスであると判定することができ、残りのデータを続けて受信して復調し、データ2−1、データ2−2およびデータ2−3を取得する。
一方、第3無線装置10c、第4無線装置10dの制御部30は、いずれも最初のパケットの宛先アドレスが自分のアドレスではないことから、最初のパケットの宛先アドレスが判明した時点で集約パケットの受信と復調を打ち切り、それ以降のパケットは受信しない。
割当モードでは、前述のごとく、複数の部分期間において、信号を送信するための部分期間が連続した後に、信号を受信するための部分期間が連続している。ここで、連続とは、ふたつの部分期間の間に、切れ目がないということではなく、切れ目があっても、そこに別の機能を有した部分期間が割り当てられないことである。すなわち、信号を送信すべき部分期間の間に、信号を受信すべき部分期間が割り当てられていなければよい。前述のごとく、第2無線装置10bから第4無線装置10dと示される3つの端末装置を接続する場合、基地局装置は、たとえば、第2無線装置10bから第4無線装置10dの順番に送信タイミングを指定する。受信タイミングについても同様に、たとえば、第2無線装置10bから第4無線装置10dの順番に指定する。
端末装置は、信号を受信すべき部分期間において、ACK信号を送信し、第1無線装置10aのベースバンド処理部22等は、ACK信号を受信する。制御部30は、ACK信号の受信を認識すると、ベースバンド処理部22等に対して、次に端末装置に送信すべきパケット信号を準備させる。
図9は、ベースバンド処理部22の構成を示す。ベースバンド処理部22は、受信用処理部50、送信用処理部52を含む。受信用処理部50は、ベースバンド処理部22における動作のうち、受信動作に対応する部分を実行する。すなわち、受信用処理部50は、時間領域信号200に対してアダプティブアレイ信号処理を実行しており、そのために時間領域信号200のウエイトベクトルの導出を実行する。また、受信用処理部50は、アレイ合成した結果を周波数領域信号202として出力する。
送信用処理部52は、ベースバンド処理部22における動作のうち、送信動作に対応する部分を実行する。すなわち、送信用処理部52は、周波数領域信号202を変換することによって、時間領域信号200を生成する。また、送信用処理部52は、複数の系列を複数のアンテナ12にそれぞれ対応づける。さらに、送信用処理部52は、図3に示されたようなCDDを実行する。なお、送信用処理部52は、最終的に時間領域信号200を出力する。
図10は、受信用処理部50の構成を示す。受信用処理部50は、FFT部74、ウエイトベクトル導出部76、合成部80と総称される第1合成部80a、第2合成部80b、第3合成部80c、第4合成部80dを含む。
FFT部74は、時間領域信号200に対してFFTを実行することによって、時間領域信号200を周波数領域の値に変換する。ここで、周波数領域の値は、図5のように構成されているものとする。すなわち、ひとつの時間領域信号200に対する周波数領域の値は、ひとつの信号線にて出力される。
ウエイトベクトル導出部76は、周波数領域の値から、サブキャリア単位にウエイトベクトルを導出する。なお、ウエイトベクトルは、複数の系列のそれぞれに対応するように導出され、ひとつの系列に対するウエイトベクトルは、アンテナ12の数に対応した要素をサブキャリア単位に有する。また、複数の系列のそれぞれに対応したウエイトベクトルの導出には、HT−LTF等が使用される。また、ウエイトベクトルを導出するために、適応アルゴリズムが使用されてもよく、あるいは伝送路特性が使用されてもよいが、これらの処理には、公知の技術が使用されればよいので、ここでは、説明を省略する。また、前述のごとく、ウエイトベクトル導出部76は、パケット信号の先頭部分でウエイトを導出し、当該パケット信号の間、導出したウエイトを更新しないものとする。最終的に、前述のごとく、サブキャリア、アンテナ12、系列のそれぞれを単位にして、ウエイトが導出される。
合成部80は、FFT部74にて変換された周波数領域の値と、ウエイトベクトル導出部76からのウエイトベクトルとによって、合成を実行する。例えば、ひとつの乗算対象として、ウエイトベクトル導出部76からのウエイトベクトルのうち、ひとつのサブキャリアに対応したウエイトであって、かつ第1の系列に対応したウエイトベクトルが選択される。選択されたウエイトは、アンテナ12のそれぞれに対応した値を有する。
また、別の乗算対象として、FFT部74にて変換された周波数領域の値のうち、ひとつのサブキャリアに対応した値が選択される。選択された値は、アンテナ12のそれぞれに対応した値を有する。なお、選択されたウエイトと選択された値は、同一のサブキャリアに対応する。アンテナ12のそれぞれに対応づけられながら、選択されたウエイトと選択された値が、それぞれ乗算され、乗算結果が加算されることによって、第1の系列のうちのひとつのサブキャリアに対応した値が導出される。第1合成部80aでは、以上の処理が他のサブキャリアに対しても実行され、第1の系列に対応したデータが導出される。また、第2合成部80bから第4合成部80dでは、同様の処理によって、第2の系列から第4の系列に対応したデータがそれぞれ導出される。導出された第1の系列から第4の系列は、第1周波数領域信号202aから第4周波数領域信号202dとしてそれぞれ出力される。
図11は、送信用処理部52の構成を示す。送信用処理部52は、分散部66、IFFT部68を含む。IFFT部68は、周波数領域信号202に対してIFFTを実行し、時間領域の信号を出力する。その結果、IFFT部68は、系列のそれぞれに対応した時間領域の信号を出力する。
分散部66は、IFFT部68からの系列とアンテナ12とを対応づける。ここでは、使用されるアンテナ12の数と系列の数とが同一であるとするので、ひとつの系列をひとつのアンテナ12にそのまま対応づける。さらに、分散部66は、送信すべき系列、すなわちパケット信号のそれぞれのうち、「L−SIG」等に対して、CDDを実行する。
以上の構成による無線装置10の動作を基地局と端末に分けて説明する。
図12は、基地局装置の動作を説明するフローチャートである。基地局装置は、集約して送信すべきパケットの宛先が複数の端末宛かどうかを判定する(S10)。複数の端末宛の集約パケットである場合(S10のY)、基地局装置は、割当モードの制御信号を生成する(S12)。次に基地局装置は、MAC層において複数の端末宛のパケットを集約し、集約パケットを生成する(S14)。
基地局装置は、制御信号を送信し(S16)、その後、所定の時間間隔を空けて、集約パケットを送信する(S18)。
単一の端末宛てにパケットを送信する場合(S10のN)、基地局装置は、MACレイヤにおいて、その端末に送信すべき複数のパケットを集約して集約パケットを生成し(S20)、集約されたパケットを送信する(S22)。
図13は、端末装置の動作を説明するフローチャートである。端末装置は、割当モードの制御信号を受信した場合(S30のY)、制御信号で指定された割当タイミングにおいて自分宛のパケットを受信する(S32)。
端末装置は、割当モードの制御信号を受信しなかった場合(S30のN)、集約パケットの内の最初のパケットの受信と復調を行い、最初のパケットの宛先アドレスが自アドレスかどうかをMAC層において調べる(S34)。最初のパケットが自分宛のパケットである場合(S34のY)、端末装置は、集約パケット内の残りのパケットも受信して復調し、自分宛の集約パケットを受信する(S36)。
端末装置は、割当モードの制御信号を受信しなかった場合(S30のN)であって、集約パケットの内の最初のパケットの宛先アドレスが自アドレスでない場合(S34のN)、集約パケット内の残りのパケットを受信せずに、省電力モードに入る(S38)。
本発明の実施例によれば、基地局がマルチレシーバの集約パケットを各端末に送信する場合は、各端末の割当タイミングを制御信号によってあらかじめ各端末に通知することができるため、各端末は割当タイミングにおいて集約パケット内の自分宛のパケットを選択的に受信し、割当タイミング以外では省電力モードに入ることができる。一方、基地局がシングルレシーバの集約パケットを端末に送信する場合は、制御信号によって端末に受信タイミングを教える必要はないため、制御信号の生成と送信を省き、通信のオーバーヘッドを減らし、伝送効率を向上させることができる。
さらに、シングルレシーバの場合、基地局から制御信号が送信されないが、端末は、集約パケット内の最初のパケットの宛先アドレスを調べることで、自分宛の集約パケットかどうかを判定することができるため、集約パケット内の残りのパケットを受信しないことにより、電力の消費を抑えることができる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
上記の実施例のマルチレシーバモードにおいて、各端末宛てのパケットは複数のパケットが集約されたものであってもよい。
本発明の実施例において、通信システム100は、マルチキャリア信号を使用している。しかしながらこれに限らず例えば、シングルキャリア信号を使用してもよい。本変形例によれば、さまざまな通信システムに対して本発明を適用できる。
本発明の実施例に係るマルチキャリア信号のスペクトルを示す図である。 本発明の実施例に係る通信システムの構成を示す図である。 図2の通信システムにおけるパケットフォーマットを示す図である。 図2の第1無線装置の構成を示す図である。 図4における周波数領域の信号の構成を示す図である。 図6(a)は、複数の端末宛てのパケット信号を集約する場合における制御信号および集約パケットを説明する図であり、図6(b)は、単一の端末装置宛てのパケット信号を集約するシングルレシーバの場合における集約パケットを説明する図である。 マルチレシーバの場合の通信のシーケンス図である。 シングルレシーバの場合の通信のシーケンス図である。 図4のベースバンド処理部の構成を示す図である。 図9の受信用処理部の構成を示す図である。 図9の送信用処理部の構成を示す図である。 基地局装置の動作を説明するフローチャートである。 端末装置の動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
10 無線装置、 12 アンテナ、 14 アンテナ、 20 無線部、 22 ベースバンド処理部、 24 変復調部、 26 IF部、 28 MAC処理部、 30 制御部、 50 受信用処理部、 52 送信用処理部、 100 通信システム。

Claims (6)

  1. 1以上の端末装置宛のパケットを集約して集約パケットを生成する生成部と、
    複数の端末装置宛のパケットが前記集約パケットに集約される場合、一定の期間を複数の部分期間に分割し、複数の部分期間のそれぞれを前記複数の端末装置のいずれかに割り当て、その割当状態を前記端末装置に通知するための制御信号を生成する割当部と、
    複数の端末装置宛のパケットが集約された集約パケットの場合は、前記制御信号とともに前記集約パケットを前記複数の端末装置に送信し、単一の端末装置宛のパケットが集約された集約パケットの場合は、前記制御信号を送信することなく、前記集約パケットを前記複数の端末装置に送信する通信部と、
    を備えることを特徴とする無線装置。
  2. 集約パケット内の割当状態を通知するための制御信号を受信していない場合であって、1以上の端末装置宛のパケットが集約された集約パケットが送信された場合に、前記集約パケット内に集約された複数のパケットの内、最初のパケットの宛先情報を取得し、その最初のパケットが自分宛であるかどうかを判定する判定部と、
    前記判定部により前記最初のパケットが自分宛のものでないことが判定された場合、前記集約パケット内の残りのパケットの宛先情報を調べることなく、前記集約パケットの受信をその段階で打ち切る通信部と、
    を備えることを特徴とする無線装置。
  3. 前記通信部は、前記判定部により、前記集約パケット内の割当状態を通知するための制御信号を受信していない場合であって、1以上の端末装置宛のパケットが集約された集約パケットが送信された場合に、前記最初のパケットが自分宛のものであることが判定されたならば、前記集約パケット内の残りのパケットを受信することを特徴とする請求項2に記載の無線装置。
  4. 1以上の端末装置宛のパケットを集約して集約パケットを生成し、生成された集約パケットを送信する基地局装置と、
    前記基地局装置から送信された集約データを受信する複数の端末装置とを備え、
    前記基地局装置は、
    複数の端末装置宛のパケットが前記集約パケットに集約される場合、一定の期間を複数の部分期間に分割し、複数の部分期間のそれぞれを前記複数の端末装置のいずれかに割り当て、その割当状態を前記端末装置に通知するための制御信号を生成し、前記制御信号とともに前記集約パケットを前記複数の端末装置に送信し、単一の端末装置宛のパケットが前記集約パケットに集約される場合は、前記制御信号を送信することなく、前記集約パケットを前記複数の端末装置に送信することを特徴とする通信システム。
  5. 前記端末装置は、前記基地局装置から前記制御信号を受信していない場合であって、前記集約パケット内に集約された複数のパケットの内、最初のパケットの宛先情報により、前記最初のパケットが自分宛のものでないと判定した場合、前記集約パケット内の残りのパケットの宛先情報を調べることなく、前記集約パケットの受信をその段階で打ち切ることを特徴とする請求項4に記載の通信システム。
  6. 前記端末装置は、前記基地局装置から前記制御信号を受信していない場合であって、前記最初のパケットの宛先情報により、前記最初のパケットが自分宛のものであると判定した場合、前記集約パケット内の残りのパケットを受信することを特徴とする請求項5に記載の通信システム。
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