JP2014039090A - データ送信方法、通信方法及びデータ受信装置 - Google Patents

データ送信方法、通信方法及びデータ受信装置 Download PDF

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Shigeru Soga
茂 曽我
Teruaki Hasegawa
照晃 長谷川
Ippei Jinno
一平 神野
Yoshinaga Matsumura
喜修 松村
Kouya Watanabe
航也 渡邉
Hisateru Kobatake
久輝 小畠
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Abstract

【課題】OFDM方式を利用した先頭に同期用プリアンブルを時分割多重したパケット構成をもつ信号を送受信する伝送装置において、伝送効率を低下させず、周波数選択性マルチパスフェージング環境において周波数同期の劣化を抑えることができるデータ送信方法、通信方法およびデータ受信装置を提供する。
【解決手段】送信装置は、互いに直交する所定の周波数間隔からなる複数のサブキャリアのうち、サブキャリア間隔を一定とするサブキャリアでショートプリアンブルを構成する。そして複数のサブキャリア間隔に応じたショートプリアンブルパターンを準備し、時分割多重したものを同期プリアンブルとして送信する。受信装置は、複数のサブキャリア間隔に応じたショートプリアンブルパターンの相関により周波数誤差を推定して、推定した周波数誤差に基づいて受信信号を補正する。
【選択図】図7

Description

本発明は、OFDM方式を利用して送信アンテナからデータ系列をパケット送信し、受信アンテナで受信するデータ送信方法、通信方法及びデータ受信装置に関する。さらに詳しくは、周波数選択的性マルチパスフェージング環境においても、OFDM同期の劣化を抑え、通信することができるデータ送信方法、通信方法及びデータ受信装置に関する。
近年、有線通信方式の配線から開放するシステムとして、無線LANが注目されている。無線LANに関する標準規格としては、例えばIEEE(TheInstitute
ofElectrical and Electronics Engineers)802.11a/g/nを挙げることができる。IEEE802.11a/g/nでは、マルチキャリア方式の1つであるOFDM(OrthogonalFrequencyDivision Multiplexing:直交周波数分割多重)変調方式が採用されている。OFDM変調方式によれば、送信データを相互に直交する周波数が設定された複数のキャリアに分配して伝送するので、各キャリアの帯域が狭帯域となり、周波数利用効率が非常に高く、周波数選択性フェージング妨害に強い。
IEEE802.11a/gの規格では最大で54Mbpsの通信速度を達成する変調方式をサポートしているが、IEEE802.11a/gの拡張規格であるIEEE802.11nでは、MIMO(Multi−Input Multi−Output)通信を採用することによって、100MBPSを超える高速通信を実現している。
また、IEEE802.11nのPHY層は、従来のIEEE802.11a/gとは変調方式や符号化方式などの伝送方式(Modulation and Coding Scheme:MCS)が全く相違する高スループット(High Throughput:HT)伝送モード(以下では、「HTモード」とも呼ぶ)を持つとともに、従来のIEEE802.11a/gと同じパケット・フォーマット及び同じ周波数領域でデータ伝送を行なう動作モード(以下では、「レガシー・モード」とも呼ぶ)も備えている。また、HTモードは、IEEE802.11a/gに準拠する従来端末(以下では、「レガシー端末」とも呼ぶ)との互換性を持つ“Mixed Mode(MM)”と呼ばれる動作モードと、レガシー端末との互換性を全く持たない“Green Field(GF)”と呼ばれる動作モードに分けられる(例えば、非特許文献1参照)。これらの動作モードを検出方法として、OFDMシンボルのキャリア数の相違に着目し、受信パケットがMixed Mode又はGreen Fieldのいずれのパケット・フォーマットであるかを判別することができる。(例えば、特許文献1参照)。
また、いずれもパケット・フォーマットの先頭には、送受信間のキャリア周波数誤差を推定するための同期用ピリアンブル(ショートプリアンブル)に続き、伝送路を推定するための伝播係数推定用プリアンブル(ロングプリアンブル)が配置される。同期用プリアンブルとしては、IEEE802.11a/gとしては、使用するサブキャリアと振幅および位相は、式(1)で表される。
図13にレガシー・モードのパケット・フォーマットを示す。レガシー・モードはL−STF,L−LTF、L−SIG、DATAから構成される。L−STFは同期用プリアンブル信号であり、繰り返し周期Tとする10Tから構成される。使用するサブキャリアが4キャリア間隔であることから、繰り返し周期Tは4キャリア間隔の逆数となる。L−LTFは、伝播係数推定用プリアンブルである。また、同期用プリアンブルで使用するサブキャリアを時分割し別シンボルとして送信する方法が提案されている。(例えば、特許文献2参照)。
特開2007−221500号公報 国際公開第2005/088884号
EWC(EnhancedWireless Consortium) PHY Specification
図14に式(1)の周波数軸上のサブキャリア配置と周波数選択性マルチパスフェージング環境の模式図を示す。(a)は式(1)のサブキャリア配置を示し、(b)は4サブキャリア間隔の逆数の遅延時間をもった反射波と直接波の周波数選択性マルチパスフェージング環境の伝送路特性である。同期用プリアンブルで(b)に示す周波数選択性マルチパスフェージング環境が生じた場合、反射波と直接波が打ち消しあうことにより(c)に示すように同期用プリアンブルで使用するサブキャリアが周波数ヌルとなることで、受信装置で正確な周波数同期ができず通信不能になる可能性がある。また、同期用プリアンブルで使用するサブキャリアを時分割し、別シンボルとして送信する方法としは、具体的に使用するサブキャリアの記載はない(例えば特許文献2)。従って、式(1)が4サブキャリア間隔のサブキャリアを使用することで繰り返しシンボル時間が有効シンボル長TuのI/4倍であることに対し、繰り返しシンボルは少なくとも有効シンボル長の時間が必要なる。従って、受信側での周波数同期の確立の精度を高めるためには、同期用プリアンブルを長くする必要があり、伝送効率が低くなる。本発明の目的は、このような状況に鑑みてなされたものであり、伝送効率を低下させることなく、周波数選択性マルチパスフェージング環境でもの受信特性劣化を抑えることができるデータ送信方法、通信方法及びデータ受信装置を提供することである。
本発明は、上記目的を達成するために、OFDM方式を利用したパケット通信方法において、特定のサブキャリア間隔で配置されたサブキャリアからなるショートプリアンブル信号を複数回繰り返した同期プリアンブル信号を含んだパケット・フォーマットであって、第1のサブキャリア間隔をもった第1の同期用プリアンブルを用いて送信し、データ送信が失敗したと判断したら、前記特定のサブキャリア間隔とは異なるサブキャリア間隔をもった第2の同期用プリアンブルを用いて送信することを特徴とする、好ましくは、受信側はアクノリッジとして、通信相手先に受け取りに成功した時と同一のサブキャリア間隔の同期用プリアンブル信号を送信することを特徴とする。
また、本発明は、上記目的を達成するために、OFDM方式を利用したパケット通信方法において、
特定のサブキャリア間隔で配置されたサブキャリアからショートプリアンブルを構成し、少なくともサブキャリア間隔の異なるショートプリアンブルパターン2つ以上を時分割多重した同期プリアンブル信号を送信することを特徴とする。好ましくは、サブキャリア間隔が広いショートプリアンブルから、サブキャリア間隔が狭いショートプリアンブルの順序で時分割多重される。
また、本発明は、上記目的を達成するために、OFDM方式を利用したパケット通信方法において、
特定のサブキャリア間隔で配置されたサブキャリアからなるショートプリアンブル信号を複数回繰り返した信号である同期プリアンブル信号で、
サブキャリア間隔を保ちながら、使用するサブキャリアを変更したショートプリアンブルを時分割多重した同期プリアンブル信号を送信する。
好ましくは、サブキャリアを変更する前後のショートプリアンブル波形の時間連続性を保つようにする。
本発明は、サブキャリア間隔を変えたり、あるいは一定のサブキャリア間隔であるが使用するサブキャリアを変えたショートプリアンブルを時分割多重した同期プリアンブル信号を送信することにより、伝送効率を低下させず、周波数選択性マルチパスフェージング環境による周波数同期の劣化を抑えることができるので、高品質なパケット通信が可能となる。
本発明の実施の形態に係る無線通信装置が他の無線通信装置と通信している状態を示す図である。 無線送信装置1a構成を示すブロック図である。 図2に示すプリアンブルデータ発生部12の用意する同期用プリアンブルのサブキャリア配置図である。 実施形態1の同期用プリアンブルの模式図である。 実施形態1の無線受信部2bの構成を示すブロック図である。 実施形態1のTu/3相関部23、Tu/4相関部24、Tu/5相関部25の動作を説明する図である。 実施形態2の同期用プリアンブル信号の模式図である。 実施形態2の無線受信部2bの構成を示すブロック図である。 実施形態2のTu/3相関部23、Tu/4相関部24、Tu/5相関部25の動作を説明する図である。 実施形態3で用いるショートプリアンブルのサブキャリア配置図である。 実施形態3の同期プリアンブル信号の模式図である。 実施形態3の無線受信部2bの構成を示すブロック図である。 レガシー・モードのパケット・フォーマットである。 同期用プリアンブル信号のサブキャリア配置と周波数選択性マルチパスフェージングの一例との関係を表した模式図である。
本発明の実施の形態に係る無線通信装置を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1に示すように、本実施の形態に係る無線通信装置TR1は、無線送信部1aと無線受信部2aとMAC部3aから構成され、TR1と同じ構成からなる他の無線通信装置TR2と、OFDM変調により、アンテナを介してパケット通信を行うものである。本実施の形態では、無線通信装置TR1と他の無線通信装置TR2とがアンテナ4a、4bにより通信している。
図2に無線送信部1aの構成を示す。無線送信部1aは、FEC符号部11とプリアンブルデータ発生部12と選択部13とOFDM変調部14と周波数変換部15から構成される。MAC部3aは、送信するデータをFEC符号化部11へ供給し、データ送信するときの同期用プリアンブル信号の制御信号をプリアンブルデータ発生部12へ供給する。FEC符号化部11は、データを入力し、例えば畳み込み符号化を施し、ビットデータをIQ空間データにマッピング処理し、選択部13へ供給する。プリアンブルデータ発生部12は、制御信号に基づいて、プリアンブル信号を生成し、選択部13へ供給する。図3にプリアンブルデータ発生部12が用意する同期用プリアンブル信号として使用するサブキャリア配置を示す。図3(a)は3キャリア間隔、図3(b)は4キャリア間隔、図3(c)は5キャリア間隔のサブキャリアを使用している。
例えば、MAC部3aは、最初にデータを送信するときは、図3(b)のサブキャリアを使用するような制御信号をプリアンブルデータ発生部12に供給する。プリアンブルデータ発生部12は、同期用および、伝播係数推定用プリアンブル信号を選択部13へ供給する。選択部13は、パケット・フォーマットに従い、同期用プリアンブル、伝播係数推定用プリアンブル、データと順に選択し、OFDM変調部14へ出力する。OFDM変調部14は、選択部13が出力するデータを周波数軸上データとして入力し、IFFT変換等の処理により、周波数データを時間データに変換し、所望のガードインターバルを付加したベースバンド信号を、周波数変換部15へ供給する。周波数変換部15は、ベースバンド信号を入力し、特定のRF帯の信号にアップコンバートして、不要な周波数帯域の信号をフィルタリング後に出力する。
図4に同期用プリアンブルの模式図を示す。図4(a)は、3キャリア間隔のサブキャリア配置図3(a)に対応し、有効シンボル長Tuの1/3周期を基本とした10回繰り返し波形である。図4(b)は4キャリア間隔のサブキャリア配置図3(b)に対応し、有効シンボル長Tuの1/4周期を基本とした10回繰り返し波形である。図4(c)は5キャリア間隔のサブキャリア配置図3(c)に対応し、有効シンボル長Tuの1/5周期を基本とした10回繰り返し波形である。MAC部3aは、初回に図4(b)の示す同期用プリアンブルをパケット先頭に付加して無線送信部1aから出力するように制御する。次にMAC部3aは所定の時間内に無線受信部2aからアクノリッジ信号が出力するかどうかを待つ。もしアクノリッジが検出されなければ、通信相手先がデータを受信できなかったとして、図4(a)の同期用プリアンブルをパケット先頭に付加してデータを再送信するように無線送信部1aを制御する。
次にMAC部3aは所定の時間内に無線受信部2aからアクノリッジ信号が出力するかどうかを待つ。もしアクノリッジが検出されなければ、通信相手先がデータを受信できなかったとして、図4(c)の同期用プリアンブルをパケット先頭に付加してデータを再送信するように無線送信部1aを制御する。
同様にアクノリッジ(ACK)信号が出力するかどうかを待ち、出力されたら通信を終了し、出力されなければ、図4(b)に示す同期用プリアンブルを再度送信する。以上のシーケンスに従いACK信号が出力されるまで繰り返し実行する。
無線送信部1aのRF信号はアンテナ4aから空中に送信され、アンテナ4bで受信される。無線通信装置TR2は無線通信装置TR1と同じ構成からなり、無線送信部1b、無線送信部2b、MAC部3bから構成される。アンテナ4bで受信されたRF信号は、無線受信部2bへ供給される。図5は無線受信部2bの構成を示すブロック図である。
無線受信部2bは、周波数変換部21、周波数補正部22、Tu/3相関部23、Tu/4相関部24、Tu/5相関部25、周波数推定部26、OFDM復調部27、誤り訂正部28から構成される。RF信号は周波数変換部21で直交復調されベースバンド信号として出力される。ベースバンド信号は、相関部23,24,25と周波数補正部22に入力される。周波数推定部26は、各相関部の出力から周波数誤差を推定し、周波数補正部へ周波数誤差を出力するとともに、受信パケットの同期用プリアンブルパターンが図4(a)、(b)、(c)のいずれであるかを推定し、MAC部3bへ出力する。周波数補正部22は周波数推定部26の周波数誤差に基づいてベースバンド信号の周波数誤差を補正し、OFDM復調部27へ出力する。OFDM復調部27はキャリア周波数誤差を補正したベースバンド信号を時間軸OFDM信号として入力し、周波数軸OFDM復調信号として誤り訂正部28へ出力する。誤り訂正部では、復調信号を誤り訂正し、ビットデータとしてMAC部3bへ出力する。
図6は、Tu/3相関部23、Tu/4相関部24、Tu/5相関部25の動作を説明する図である。図6(a)は、繰り返し周期Tu/3の信号の同期用プリアンブル信号が送信された場合の周波数変換部21が出力するベースバンド信号である。Tu/3相関部23は、既知であるTu/3繰り返し波形と、ベースバンド信号との複素相関を演算する。図6(b−23)に示すようにベースバンド信号とTu/3繰り返し波形とが一致するタイミングで複素相関値のピークが現れる。また図6(c−23)に示すようにキャリア周波数誤差が生じると相関ピークタイミングごとに相関値の位相が変化するためキャリア周波数誤差を推定することができる。Tu/4相関部24は、既知であるTu/4繰り返し波形と、ベースバンド信号との複素相関を演算する。ベースバンド信号とTu/4繰り返し波形は波形が一致しないため、図6(b−24)に示すように複素相関値のピークはあらわれない。Tu/5相関部25も同様に、ベースバンド信号とTu/5繰り返し波形は波形が一致しないため、図6(b−25)に示すように複素相関値のピークはあらわれない。このようにピーク値の最も大きな値を出力する相関部を選択することから、同期プリアンブル信号の繰り返し周期を推定し、ピーク値の最も大きな値の相関位相からキャリア周波数誤差を精度よく推定することができる。MAC部3bは、無線受信部2bの出力するデータのCRCチェックを実施し、受信が出来たと確認できた場合は、周波数推定部26の出力する繰り返し周期おなじ、Tu/3繰り返し波形を同期用プリアンブル信号としてパケット先頭にもちいたACK信号を送信するように無線送信部2bに制御信号を出力する。
以上のようにキャリア間隔の異なる複数の同期用プリアンブル信号を通信相手のACK信号を受信するまで、パケット毎に変えながら送信し、データ受信側では、受信した同じサブキャリア間隔の同期用プリアンブル信号をパケット先頭に用いてACK信号を出力する。以上のように特定のマルチパスフェージング環境で通信を確立することができ、かつ送受信間の伝送路環境の相関が高いことを利用するで、ACK信号の受信精度も高めることができる。なお本実施形態では、同期用プリアンブルはサブキャリア間隔3パターンに限定したが、サブキャリア間隔のパターン数が変わっても同様の効果が得られることは言うまでもない。また。同期用プリアンブルのパターン送信順序を変えたとしても、同様の効果が得られることは言うまでもない。
(実施形態2)
実施形態2は、実施形態1と比較して、無線送信装置1a、1bから送信する同期用プリアンブル信号と、無線受信装置2a、2bの構成が異なる。実施形態1では、パケット毎に、キャリア間隔の異なる同期用プリアンブルを送信する方法であったが、実施形態2ではキャリア間隔の異なるショートプリアンブルを時分割し、同期用プリアンブルとして送信する。図7に、実施形態2で用いる同期用プリアンブル信号の模式図を示す。同期用プリアンブル信号は、繰り返し周期の異なる信号が、繰り返し周期の小さいものから大きいものの順に時分割で並べられた構成となっている。
図7のt1〜t5は、サブキャリア配置としては図3(c)で示した5サブキャリア間隔であり、繰り返し周期は5サブキャリア周波数の逆数と等しいTu/5、繰り返し数は5回であることを表す。t6〜t9はサブキャリア配置としては図3(b)で示した4サブキャリア間隔であり、繰り返し周期は4サブキャリア周波数の逆数と等しいTu/4、繰り返し数は4回であることを表す。t10〜t12はサブキャリア配置としては図3(a)で示した3サブキャリア間隔であり、繰り返し周期は3サブキャリア周波数の逆数と等しいTu/3、繰り返し数は3回であることを表す。
図8は、実施形態2の無線受信装置2bのブロック図である。実施形態1で用いた同一機能のブロックについては、同じ番号を付している。実施形態1と異なる点は、周波数推定部29の動作である。
図9は、実施形態2の同期用プリアンブル信号を受信した場合のTu/3相関部23、Tu/4相関部24、Tu/5相関部25の動作を説明する図である。図9(a)は、繰り返し周期Tu/5、Tu/4、Tu/3信号を時分割した同期用プリアンブル信号が送信された場合の周波数変換部21が出力するベースバンド信号である。
Tu/3相関部23は、既知であるTu/3繰り返し波形と、ベースバンド信号との複素相関を演算する。図6(b−23)に示すようにベースバンド信号とTu/3繰り返し波形とが一致するタイミングで複素相関値のピークが現れる。
Tu/4相関部24は、既知であるTu/4繰り返し波形と、ベースバンド信号との複素相関を演算する。図6(b−24)に示すようにベースバンド信号とTu/4繰り返し波形とが一致するタイミングで複素相関値のピークが現れる。
Tu/5相関部25は、既知であるTu/5繰り返し波形と、ベースバンド信号との複素相関を演算する。図6(b−25)に示すようにベースバンド信号とTu/5繰り返し波形とが一致するタイミングで複素相関値のピークが現れる。
例えば、周波数推定部29は、各相関部出力をそれぞれの繰り返し周期で持って最大値検出を行う。例えば、Tu/3相関部出力はTu/3周期で最大値検出を行う。最大値を示す時間の相関位相と最大相関値を保持する。次に、各相関出力の最大相関値を比較し最も大きな最大相関値を検出した相関部の保持している相関位相からキャリア周波数誤差を推定する。
以上のようにサブキャリア間隔の異なる複数の同期用プリアンブル信号を時分割で送信することにより、周波数選択性マルチパスフェージング環境下でのキャリア周波数同期性能を高めることができる。また図には示さないが、繰り返し周期が異なる時間波形の境界であるt5とt6および、t9とt10が非連続になると、帯域外スペクトルが増大するため、連続になるようにサブキャリア位相または、振幅を調整することが望ましい。また、キャリア間隔の大きいショートプリアンブルからキャリア間隔の小さいショートプリアンブルを順に時分割多重した同期用プリアンブル信号を用いることで、キャリア周波数誤差の捕捉を効率的に行うことができる。なお同期用プリアンブルはキャリア間隔と3パターンに限定したが、キャリア間隔とパターン数が変わっても同様の効果が得られることは言うまでもない。
(実施形態3)
実施形態3は、実施形態2と比較して、無線送信装置1a、1bから送信する同期用プリアンブル信号と、無線受信装置2a、2bの構成が異なる。実施形態2では、同一パケット内で、キャリア間隔の異なるショートプリアンブルを時分割多重し、同期用プリアンブルとして送信する方法であったが、本実施形態では、同一パケット内で、サブキャリア間隔は変わらないが、サブキャリア群の異なるショートプリアンブルを時分割多重して同期用プリアンブルとして送信する。
図10に実施形態3で用いるショートプリアンブルのサブキャリア配置を表したものである。a1は、4の整数倍のサブキャリアを用いたものである。b1、c1、d1はa1のサブキャリア配置をそれぞれサブキャリア単位で−3、−2、−1キャリアシフトした配置となっている。またe1、f1、g1はa1のサブキャリア配置をそれぞれサブキャリア単位で+1、+2、+3キャリアシフトした配置となっている。a1、b1、c1、d1、e1、f1、g1は全て4キャリア間隔のサブキャリアであることから、時間波形の繰り返し周期は、キャリア間隔の逆数と等しいTu/4になる。
図11に同期用プリアンブル信号の時間波形を模式的に表したものである。繰り返し周期Tu/4のショートプリアンブル単位で構成され、各ショートプリアンブルの符号は図10のサブキャリア配置の符号と対応するものとする。すなわち4キャリア間隔のサブキャリアを用い、サブキャリア配置の異なるショートプリアンブルが時分割されている。時間配置順序としてはb1、c1、d1、a1、e1、f1、g1、f1、e1、a1となり、ショートプリアンブル単位でサブキャリア単位で+1キャリアずつシフトし、g1以降はサブキャリア単位で−1キャリアずつシフトし、最終ショートプリアンブルはサブキャリア配置が正負対称となるa1である。このように、全サブキャリアを同期プリアンブルとして使用することで、4キャリア間隔で特定のサブキャリアがヌルになるような周波数選択性マルチパスフェージング環境下での同期耐性を強化することができる。
また、ショートプリアンブル間が不連続であると帯域外スペクトルが増大するため、連続になるようにサブキャリア位相または、振幅を調整することが望ましい。
例えば、同期用プリアンブル信号の先頭のショートプリアンブルb1のサブキャリアの振幅位相を式(2)とすると、b1の時間波形は、ショートシンボルの先頭をt=0とした場合に式(3)で表される。
ここで、繰り返し周期Tu/4経過後の各サブキャリアの位相は式(3)からt=0を0位相とした場合、式(4)の位相となる。
b1の次に時間的に配置されるc1のサブキャリア位相をたとえば式(2)を+1キャリアシフトした式(5)とすると、c1の波形はb1とc1の境界を連続にするため、式(6)となる。ここでt=0はショートシンボルの先頭すなわち、時間的にはb1とc1の境界を表す。
ここで、繰り返し周期Tu/4経過後の各サブキャリアの位相は式(6)からt=0を0位相とした場合、式(7)の位相となる。
c1の次に時間的に配置されるd1のサブキャリア位相をたとえば式(5)を+1キャリアシフトした式(8)とすると、d1の波形はc1とd1の境界を連続にするため、式(9)となる。ここでt=0はショートシンボルの先頭をすなわち時間的にはc1とd1の境界を表す。
以降同様に、d1、a1、e1、f1、g1、f1、e1、a1と順に各ショートプリアンブルの時間境界を連続になるように、各サブキャリアの位相および振幅を決定する。
図12は、実施形態3の無線受信装置2bの構成を示すブロック図である。実施形態2で用いた同一機能のブロックについては、同じ番号を付している。実施形態2の相関部と異なり、a1相関部30a、b1相関部30b、c1相関部30c、d1相関部30d、e1相関部30e、f1相関部30f、g1相関部30gを用いている。
a1相関部30aは既知のTu/4の繰り返し波形a1とベースバンド信号との複素相関を演算し、ベースバンド信号とTu/4の繰り返し波形a1とが一致するタイミングで複素相関値のピークが現れる。
b1相関部30bは既知のTu/4の繰り返し波形b1とベースバンド信号との複素相関を演算し、ベースバンド信号とTu/4の繰り返し波形b1とが一致するタイミングで複素相関値のピークが現れる。
c1相関部30cは既知のTu/4の繰り返し波形c1とベースバンド信号との複素相関を演算し、ベースバンド信号とTu/4の繰り返し波形c1とが一致するタイミングで複素相関値のピークが現れる。
d1相関部30cは既知のTu/4の繰り返し波形d1とベースバンド信号との複素相関を演算し、ベースバンド信号とTu/4の繰り返し波形d1とが一致するタイミングで複素相関値のピークが現れる。
e1相関部30eは既知のTu/4の繰り返し波形e1とベースバンド信号との複素相関を演算し、ベースバンド信号とTu/4の繰り返し波形e1とが一致するタイミングで複素相関値のピークが現れる。
f1相関部30eは既知のTu/4の繰り返し波形f1とベースバンド信号との複素相関を演算し、ベースバンド信号とTu/4の繰り返し波形f1とが一致するタイミングで複素相関値のピークが現れる。
g1相関部30eは既知のTu/4の繰り返し波形g1とベースバンド信号との複素相関を演算し、ベースバンド信号とTu/4の繰り返し波形g1とが一致するタイミングで複素相関値のピークが現れる。
周波数推定部29は、各相関部出力を繰り返し周期Tu/4で最大値検出を行い、最大値の相関位相と最大相関値を保持する。次に、各相関出力の最大相関値を比較し最も大きな最大相関値を検出した相関部の保持している相関位相からキャリア周波数誤差を推定する。以上のようにキャリア間隔の異なる複数の同期用プリアンブル信号を時分割で送信することにより、周波数選択性マルチパスフェージング環境下でのキャリア周波数同期性能を高めることができる。また各ショートプリアンブルの時間境界を連続にすることにより、帯域外スペクトルが増大をおさえた同期用プリアンブルを実現することができる。なお同期用プリアンブルは4キャリア間隔のショートプリアンブルを用いたが、キャリア間隔が変わっても同様の効果が得られることは言うまでもない。またショートプリアンブルがサブキャリア単位で1キャリアシフトするに時分割多重した同期プリアンブルを用いたが、隣り合ったショートプリアンブルがnキャリアシフト(nは整数)であっても同様の効果が得られることは言うまでもない。
以上、特定の実施形態を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施形態の修正や代用を成し得ることは自明である。
本明細書では、SISO(Single Input Single Output)無線LANの通信システムに適用した実施形態を中心に説明してきたが、本発明の要旨はこれに限定されるものではない。マルチキャリアを用いた通信システム、特にMIMO−OFDMに対しても同様に本発明を適用することができる。
TR1、TR2 無線通信装置
4a、4b アンテナ

Claims (7)

  1. OFDM方式を利用した先頭に同期用プリアンブルを時分割多重したパケット構成をもつ信号を送信するデータ送信方法であって、
    互いに直交する所定の周波数間隔からなる複数のサブキャリアの内、特定のサブキャリア間隔をもった第1の同期用プリアンブルを用いて送信し、データ送信が失敗したと判断したら、前記特定のサブキャリア間隔とは異なるサブキャリア間隔をもった第2の同期用プリアンブルを用いて送信することを特徴とする、データ送信方法。
  2. OFDM方式を利用した先頭に同期用プリアンブルを時分割多重したパケット構成をもつ信号で通信する通信方法であって、
    互いに直交する所定の周波数間隔からなる複数のサブキャリアの内、特定のサブキャリア間隔をもった第1の同期用プリアンブルを用いて送信し、データ送信が失敗したと判断したら、前記特定のサブキャリア間隔とは異なるサブキャリア間隔をもった第2の同期用プリアンブルを用いて送信し、受信側では、データ受信が成功した場合に、受信データに使用されたサブキャリア間隔の同期用プリアンブルを時分割多重したパケットでアクノリッジ信号を出力することを特徴とする通信方法。
  3. OFDM方式を利用した先頭に同期用プリアンブルを時分割多重したパケット構成をもち、互いに直交する所定の周波数間隔からなる複数のサブキャリアの内、特定のサブキャリア間隔からなるショートプリアンブル信号を複数回繰り返した信号で構成される同期用プリアンブル信号を送信するデータ送信方法であって、
    少なくとも2つ以上のサブキャリア間隔の異なるショートプリアンブルを時分割多重した同期プリアンブル信号を送信することを特徴とするデータ送信方法。
  4. 前記2つ以上のサブキャリア間隔の異なるショートプリアンブルを時分割多重方法は、サブキャリア間隔の大きいものから順に時分割多重することを特徴とする請求項3のデータ送信方法
  5. OFDM方式を利用した先頭に同期用プリアンブルを時分割多重したパケット構成をもち、互いに直交する所定の周波数間隔からなる複数のサブキャリアの内、特定のサブキャリア間隔からなるショートプリアンブル信号を複数回繰り返した信号で構成される同期用プリアンブル信号で、前記同期プリアンブル信号が、少なくとも2つ以上のサブキャリア間隔の異なるショートプリアンブルを時分割多重したものを受信するデータ受信装置であって、
    少なくとも2つ以上のサブキャリア間隔の異なるショートプリアンブルの相関回路を具備することを特徴とするデータ受信装置
  6. OFDM方式を利用した先頭に同期用プリアンブルを時分割多重したパケット構成をもち、互いに直交する所定の周波数間隔からなる複数のサブキャリアの内、特定のサブキャリア間隔を用いてショートプリアンブル信号を複数回繰り返した信号で構成される同期用プリアンブル信号を送信するデータ送信方法であって、
    サブキャリア間隔を保ちながら、使用するサブキャリアを変更したショートプリアンブルを時分割多重した同期プリアンブル信号を送信することを特徴とするデータ送信方法。
  7. OFDM方式を利用した先頭に同期用プリアンブルを時分割多重したパケット構成をもち、互いに直交する所定の周波数間隔からなる複数のサブキャリアの内、特定のサブキャリア間隔を用いてショートプリアンブル信号を複数回繰り返した信号で構成される同期用プリアンブル信号で、サブキャリア間隔を保ちながら、使用するサブキャリアを変更したショートプリアンブルを時分割多重した同期プリアンブル信号を受信するデータ受信装置であって、
    前記ショートプリアンブルのパターンに応じた相関回路を具備することを特徴とするデータ受信装置。
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