JP2007088925A - 印刷制御装置、印刷制御方法、及びプログラム - Google Patents

印刷制御装置、印刷制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 画像処理機能のうちの所望の機能だけを搭載できるとともに、種々の出力装置に対応した印刷処理を少ないハードウェア構成で行うことを可能にする。
【解決手段】 印刷データに基づいて印刷出力を行う各種の印刷装置に接続することが可能な制御装置110が、各印刷装置に応じて異なる画像処理機能を実現することが可能な画像処理手段を備え、異なる画像処理機能を実現するための複数の設定情報のうちから、接続されたプリント部300に対応する設定情報を選定し、選定された設定情報を前記画像処理手段に設定して、該画像処理手段に、前記接続されたプリンタ部300に適合した画像処理機能を実現させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、印刷制御装置、印刷制御方法、及びプログラムに関する。特に、印刷データに基づいて印刷出力を行う各種の印刷装置に接続することが可能な印刷制御装置、該印刷制御装置に適用される印刷制御方法、及び該印刷制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関する。
従来、ディジタルカラー複写機、カラープリンタなどの画像処理装置には、色合いや濃度、シャープネスなどを調整する画質調整機能が搭載されるとともに、多様な画像処理機能が搭載される。この画像処理機能としては例えば、拡大縮小処理や斜体表現処理等に伴う座標移動機能や、特定の色で画像形成を行ったり、こうして画像形成された画像を付加したりする機能などがある(例えば、特許文献1参照)。
これらの画像処理機能を画像形成装置において実現するためには、各種機能に応じたハードウェアを画像形成装置に設ける必要がある。具体的には、画像処理装置の各製品の仕様に従って、その仕様を実現するために必要なハードウェアが製品に搭載される。
特開平11−88584号公報
しかしながら、上記従来の画像形成装置では、画像処理機能の各機能が、それぞれ独立したハードウェアによって実現されているわけではなく、1つのハードウェアが複数の機能を実現している場合もある。そのため、複数の機能を実現するハードウェアを画像形成装置に搭載した場合に、そのうちの1つの機能だけを欲しい画像形成装置では、無駄なコストがかかっていた。
また、画像形成装置に搭載されたハードウェアが、該画像形成装置から出力される信号に基づいて印刷を行う特定のプリンタに対してカスタマイズされている場合がある。一方、プリンタは、それぞれの機種に応じて機能やデータの転送条件などが異なる場合が多い。例えば出力解像度や、カラーかモノクロか、階調数、スクリーン処理方法などといった性能や機能の相違から、転送順序や転送速度が異なり、またページプリンタかシリアルプリンタかといった印字方式の相違からも機能やデータの転送条件などが異なる。
画像処理装置に搭載されたハードウェアが特定のプリンタに対してカスタマイズされている場合、このハードウェアから出力される信号は、この特定のプリンタとは異なる機種のプリンタに対しては無効であることが多い。そのため、こうした異なる機種のプリンタに信号を出力する場合は、ハードウェアの一部の回路を交換する必要があった。
また、画像処理装置に搭載された1つのハードウェアを用いて、機種の異なる複数のプリンタに信号を出力する場合、それぞれのプリンタ用にカスタマイズされた複数の回路を用意し、それらをプリンタに応じて並列的に使用する必要があった。しかしこれは、使用率の点からたいへん無駄であった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、画像処理機能のうちの所望の機能だけを搭載できるとともに、種々の出力装置に対応した印刷処理を少ないハードウェア構成で行うことを可能にした印刷制御装置、印刷制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明によれば、印刷データに基づいて印刷出力を行う各種の印刷装置に接続することが可能な印刷制御装置であって、各印刷装置に応じて異なる画像処理機能を実現することが可能な画像処理手段と、異なる画像処理機能を実現するための複数の設定情報のうちから、接続された印刷装置に対応する設定情報を選定する選定手段と、前記選定手段によって選定された設定情報を前記画像処理手段に設定して、該画像処理手段に、前記接続された印刷装置に適合した画像処理機能を実現させる実現手段とを有することを特徴とする印刷制御装置が提供される。
また、請求項8記載の発明によれば、印刷データに基づいて印刷出力を行う各種の印刷装置が接続されるとともに、各印刷装置に応じて異なる画像処理機能を実現することが可能な画像処理手段を備えた印刷制御装置に適用される印刷制御方法であって、異なる画像処理機能を実現するための複数の設定情報のうちから、接続された印刷装置に対応する設定情報を選定する選定ステップと、前記選定ステップによって選定された設定情報を前記画像処理手段に設定して、該画像処理手段に、前記接続された印刷装置に適合した画像処理機能を実現させる実現ステップとを有することを特徴とする印刷制御方法が提供される。
さらに、上記印刷制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムが提供される。
本発明によれば、画像処理手段において、ダイナミックに機能の再構成が可能なリコンフィギュアルプロセッサを用いて、実際に使用する機能のみを実現するので、画像処理に係る不要な機能を備えたハードウェアを印刷制御装置に設ける必要がなくなる。これにより、ハードウェアの規模を小さくすることが可能となり、印刷制御装置のコスト削減が可能となる。
また、印刷制御装置以外の外部装置から設定情報を入手することで、印刷制御装置内に、種々の印刷装置の仕様に適合した設定情報を所有する必要が無く、印刷制御装置の汎用化を図れる。
また、画像処理手段をダイナミックに変更できることで、画質の再調整を画像領域単位またはライン単位で容易に行うことが可能となり、画質の向上を図ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る印刷制御装置を含む画像入出力システムの構成を示すブロック図である。この画像入出力システムは、電子写真方式のディジタルカラー複写機である。印刷制御装置は、図1において制御装置110と表現される。
画像入出力システム100は、リーダ部(画像入力装置)200とプリンタ部(画像出力装置)300と制御装置110と操作部150とから構成される。
リーダ部200は、原稿画像を光学的に読み取り、それを画像データに変換する。リーダ部200は、原稿を読取るための機能を持つスキャナユニット210と、原稿用紙を搬送するための機能を持つ原稿給紙ユニット250とで構成される。
プリンタ部300は、記録紙を搬送し、その上に画像データを可視画像として印字して装置外に排紙する。プリンタ部300は、複数種類の記録紙カセットを持つ給紙ユニット310と、画像を記録紙に転写、定着させる機能を持つマーキングユニット320と、印字された記録紙をソート、ステイプルして機外へ出力する機能を持つ排紙ユニット330とで構成される。
制御装置110は、リーダ部200、プリンタ部300と電気的に接続され、さらにネットワーク400を介して、ホストコンピュータ401,402と接続されている。
制御装置110は、リーダ部200を制御して、原稿の画像を読込み、またプリンタ部300を制御して画像を記録用紙に出力し、これによってコピー機能を提供する。また、リーダ部200が出力する画像データをコードデータに変換し、ネットワーク400を介してホストコンピュータ401,402へ送信するスキャナ機能を提供する。また、ホストコンピュータ401,402からネットワーク400を介して受信したコードデータを画像データに変換し、プリンタ部300に出力するプリンタ機能を提供する。
操作部150は、液晶タッチパネルで構成され、制御装置110に接続されて、画像入出力システム100を操作するためのユーザI/Fを提供する。
図2は、リーダ部200及びプリンタ部300の構成を示す画像入出力システム100の側断面図である。
まずリーダ部200において、原稿給送ユニット250は、原稿を順に1枚ずつプラテンガラス211上へ給送し、原稿の読み取り動作終了後、プラテンガラス211上の原稿を排出するものである。原稿がプラテンガラス211上に搬送されると、ランプ212を点灯し、そして光学ユニット213の移動を開始させる。この時の原稿からの反射光は、ミラー214、215、216及びレンズ217によってCCDイメージセンサ(以下「CCD」という)218へ導かれる。このようにして、原稿の画像はCCD218によって読み取られる。
222はリーダ画像処理回路部であり、リーダ画像処理回路部222は、CCD218から出力される画像データに所定の処理を施し、制御装置110へと出力する。
つぎにプリンタ部300において、352はプリンタ画像処理回路部であり、制御装置110から送られる画像信号をレーザドライバ(図示せず)へと出力するところである。
レーザドライバは、ブラック(Bk)、イエロ(Y)、シアン(C)、マゼンダ(M)に対応したレーザ発光部313、314、315、316を駆動するものである。レーザドライバは、プリンタ画像処理回路部352から出力された画像データに応じたレーザ光をレーザ発光部313、314、315、316に発光させる。これらのレーザ光は、ポリゴンミラー371、ミラー340、341、342、343、344、345、346、347、348、349、350、351によって感光ドラム325、326、327、328にそれぞれ照射される。これによって、感光ドラム325、326、327、328にレーザ光に応じた潜像がそれぞれ形成される。
321、322、323、324は各々、ブラック(Bk)、イエロ(Y)、シアン(C)、マゼンダ(M)のトナーによって、感光ドラム325、326、327、328上の各潜像を現像するための現像器である。現像された各色のトナーは、用紙に転写されフルカラーのプリントアウトがなされる。
用紙カセット360、361及び手差しトレイ362のいずれかより、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで給紙された用紙は、レジストローラ333を経て、転写ベルト334上に吸着され、搬送される。そして、感光ドラム325、326、327、328にそれぞれ付着された現像剤を記録紙に順に転写する。現像剤の乗った記録紙は定着部335に搬送され、定着部335の熱と圧力により現像剤は記像紙に定着される。定着部335を通過した記録紙は、排出ローラ336によって排紙ユニット370へ排出される。排紙ユニット370は、排出された記録紙を束ねて記録紙の仕分けをしたり、仕分けされた記録紙のステイプルを行ったりする。
また、両面記録が設定されている場合は、排出ローラ336のところまで記録紙を搬送した後、排出ローラ336の回転方向を逆転させ、フラッパ337によって再給紙搬送路338へ導く。再給紙搬送路338へ導かれた記録紙は上述したタイミングで転写ベルト334へ給紙される。
図3は、制御装置110の構成を示すブロック図である。
メインコントローラ111は、主にCPU112と、バスコントローラ113と、各種I/Fコントローラ回路(図示せず)とから構成される。
CPU112およびバスコントローラ113は、制御装置110全体の動作を制御するものであり、CPU112は、ROM114からROMI/F115を経由して読込んだプログラムに基づいて動作する。またこのプログラムには、ホストコンピュータ401,402から受信したPDL(ページ記述言語)コードデータを解釈し、ラスターイメージデータに展開する処理も記述されており、CPU112は、こうした処理も実行する。
バスコントローラ113は、スキャナI/F140、プリンタI/F145との間で入出力されるデータの転送を制御するものであり、バス競合時の調停やDMAデータ転送の制御を行う。
DRAM116は、DRAMI/F117によってメインコントローラ111と接続されており、CPU112が動作するためのワークエリアや、画像データを蓄積するためのエリアとして使用される。
Codec118は、DRAM116に蓄積されたラスターイメージデータをMH/MR/MMR/JBIG/JPEG等の方式で圧縮し、また逆に圧縮され蓄積されたコードデータをラスターイメージデータに伸長する。SRAM119は、Codec118が動作する際の一時的なワーク領域を提供する。Codec118は、I/F120を介してメインコントローラ111と接続され、DRAM116との間のデータの転送は、バスコントローラ113によって制御され、DMA転送が行なわれる。
グラフィックプロセッサ135は、DRAM116に蓄積されたラスターイメージデータに対して、画像回転、画像変倍、色空間変換、二値化の処理を行う。SRAM136は、グラフィックプロセッサ135が動作する際の一時的なワーク領域を提供する。グラフィックプロセッサ135は、I/F137を介してメインコントローラ111と接続され、DRAM116との間のデータの転送は、バスコントローラ113によって制御され、DMA転送が行なわれる。
ネットワークコントローラ121は、I/F123によってメインコントローラ111と接続され、コネクタ122によって外部ネットワークと接続される。外部ネットワークは、例えばイーサネット(登録商標)で構成される。
汎用高速バス125には、拡張ボードを接続するための拡張コネクタ124とI/O制御部126とが接続される。汎用高速バス125は、例えばPCIバスで構成される。
I/O制御部126には、リーダ部200、プリンタ部300の各CPUとの間で制御コマンドを送受信するための調歩同期シリアル通信コントローラ127が2チャンネル装備されている。I/O制御部126は、I/Oバス128によってスキャナI/F140およびプリンタI/F145に接続されている。
パネルI/F132は、LCDコントローラ131に接続され、操作部150上の液晶画面に表示を行うためのI/Fと、ハードキーやタッチパネルキーからの入力処理を行うためのキー入力I/Fとから構成される。
図1に示す操作部150は、液晶表示部と、液晶表示部上に張り付けられたタッチパネル入力装置と、複数個のハードキーを有する。タッチパネル入力装置またはハードキーにより入力された信号は、前述したパネルI/F132を介してCPU112に伝えられ、また液晶表示部は、CPU112からパネルI/F132を介して送られてきた画像データを表示するものである。液晶表示部には、画像入出力システム100の操作に関する情報や画像データ等が表示される。
コネクタ142はリーダ部200に接続され、コネクタ147はプリンタ部300に接続される。コネクタ142とスキャナI/F140とは同調歩同期シリアルI/F143とビデオI/F144とを介して接続され、コネクタ147とプリンタI/F145とは同調歩同期シリアルI/F148とビデオI/F149とを介して接続される。更にコネクタ147は再構成制御部151とI/F154を介して接続され、再構成制御部151はI/F153を介してプリンタI/F145と接続される。SRAM152は、電源投入時にプリンタ部300内のプリンタ画像処理回路部352(図2)から入力される回路データを格納するためのメモリとして使用される。
スキャナI/F140は、コネクタ142を介してリーダ部200と接続され、また、スキャナバス141によってメインコントローラ111と接続される。スキャナI/F140は、リーダ部200からコネクタ142を介して受け取った画像データに対して所定の処理を施す機能を有し、さらに、リーダ部200から送られたビデオ制御信号をもとに生成した制御信号を、スキャナバス141に出力する機能も有する。
スキャナバス141からDRAM116へのデータ転送は、バスコントローラ113によって制御される。
プリンタI/F145は、コネクタ147を介してプリンタ部300と接続され、また、プリンタバス146によってメインコントローラ111と接続される。プリンタI/F145は、メインコントローラ111から出力された画像データに対して所定の処理を施して、プリンタ部300へ出力する機能を有する。さらに、プリンタ部300からコネクタ147を介して送られたビデオ制御信号をもとに生成した制御信号を、プリンタバス146に出力する機能も有する。
DRAM116上に展開されたラスターイメージデータのプリンタ部300への転送は、バスコントローラ113によって制御され、プリンタバス146、ビデオI/F149を経由して、プリンタ部300へDMA転送される。
つぎに、スキャナI/F140における画像処理を行う画像処理部について、詳細に説明する。
図4は、スキャナI/F140の画像処理部の詳細な構成を示すブロック図である。
画像信号が、リーダ部200からコネクタ142を介して、つなぎ&MTF補正部401に送られる。CCD218(図1)が3ラインCCDである場合、ライン間の読取位置が異なるため、つなぎ&MTF補正部401は、読取速度に応じてライン毎の遅延量を調整し、3ラインの読取位置が同じになるように信号タイミングを補正する。また、読取速度によって読み取りの解像度MTF(Modulation Transfer Function)が変るため、つなぎ&MTF補正部401は、読取速度の変化を補正する。こうして読取位置タイミングが補正されたデジタル信号は、入力マスキング部402に送られ、入力マスキング部402は、CCD218の分光特性及びランプ212及びミラー214、215、216(図1)の分光特性を補正する。入力マスキング部402の出力信号は、ACSカウント部403及びメインコントローラ111へと送られる。
つぎに、プリンタI/F145における画像処理を行う画像処理部について、詳細に説明する。
図5は、プリンタI/F145における画像処理部の詳細な構成を示すブロック図である。
画像信号が、メインコントローラ111からプリンタバス146を介してLOG変換部(光量−濃度変換回路)501に送られる。LOG変換部501は、対数変換により、RGB信号を濃度信号C0(シアン),M0(マゼンタ),Y(イエロ)に変換する。次にモアレ除去部502がモアレ(周期的な縞状の画像パターン)を除去する。次のUCR&マスキング部503は、モアレ除去処理された濃度信号C0,M0,Y0をトナー色、即ちC,M,Y,BK(ブラック)の4色成分の濃度信号に変換し(UCR処理)、さらにプリンタの性能に合った信号に補正する(マスキング処理)。
UCR&マスキング部503で処理された信号は、γ補正部504で濃度調整された後、色編集処理部505、座標変換部506、画質調整処理部507へ順に送られる。色編集処理部505は、入力された4色成分の濃度信号C,M,Y,BKから、現在プリンタ部300で画像形成を行うべき1つの色成分の画像信号(以下「画像信号X」と称す)を取り出し出力する。座標変換部506は、画像信号Xに移動/2値変倍/スムージングなどの形状加工処理を施す。画質調整処理部507は、画像信号Xに対して濃度F値補正、倍率の変更、線幅補正、載量補正、空間フィルタなどによる色再現空間の限定等の画質調整を必要に応じて施す。そして、その処理結果をプリンタ出力信号として、コネクタ147を介してプリンタ部300へ出力する。
ところで、以上のプリンタI/F145の画像処理部の構成は、プリンタエンジンの仕様(解像度、階調数、転送順序、速度、色空間、スクリーン等)に応じて異なる。また、プリンタI/F145の画像処理部では、濃度補正や線幅補正、載量補正等の画像処理を通常、ジョブ単位、ページ単位でパラメータを変更することによって行っている。しかしながら、こうした処理を、画像領域単位またはライン単位でパラメータを変更することによって行うようにしてもよい。これにより、更なる画質向上が期待される。
そこで、プリンタI/F145の画像処理部を、アプリケーションに応じてハードウェアを1クロック信号で柔軟に、またダイナミックに変更できるリコンフィギュアブルプロセッサで構成する。
図6は、プリンタI/F145の画像処理部を構成するリコンフィギュアルプロセッサに対して行われる機能設定処理の手順を示すフローチャートである。
まずステップS601で、画像入出力システム100の電源が投入されると、制御装置110とプリンタ部300内のプリンタ画像処理回路部352とが通信を開始する。プリンタ画像処理回路部352には図示しない記憶装置が設けられ、その記憶装置には、プリンタエンジン仕様に対応した画像処理機能をプリンタI/F145の画像処理部(リコンフィギュアルプロセッサ)で実現するための複数の回路データが格納されている。
次のステップS602においては、プリンタ画像処理回路部352内の図示しないCPUによって、記憶装置内の複数の回路データが制御装置110へ転送される。複数の回路データは、コネクタ147、I/F154を介して再構成制御部151に送られ、再構成制御部151によってSRAM152へ格納される。
再構成制御部151は、SRAM152に格納された複数の回路データの中から、デフォルトでプリンタI/F145の画像処理部(リコンフィギュアルプロセッサ)に設定されるべきベースとなる回路データの選定を行う。すなわち、必要最低限の機能を実現できる回路データを選定するべく、プリンタエンジン仕様にマッチするまで、この選定が繰り返し行われる(ステップS603でNO)。プリンタエンジン仕様の情報は、ステップS602で行われるプリンタ画像処理回路部352からの回路データのダウンロードの際に同時に入手される。
プリンタエンジン仕様にマッチし、プリンタI/F145の画像処理部(リコンフィギュアルプロセッサ)が必要最低限の機能を実現できる回路データが選定されると(ステップS603でYES)、ステップS604へ進む。ステップS604では、再構成制御部151が、選定された回路データを、プリンタI/F145の画像処理部を構成するリコンフィギュアブルプロセッサに設定する。
ステップS605では、選定された回路データが設定されたプリンタI/F145の画像処理部(リコンフィギュアルプロセッサ)によって、画像領域単位またはライン単位での画像処理(濃度F値補正、線幅補正、載量補正等)が行われる。
次にステップS606では、画像領域単位またはライン単位での画像処理において、ステップS603で選定された回路データを変更する必要があるか否かの判別を行う。すなわち、再構成制御部151が、プリンタI/F145の画像処理部(リコンフィギュアルプロセッサ)で行われる画像処理を監視しており、画質調整が必要になった場合に、回路データを変更する必要があると判別する。プリンタI/F145の画像処理部(リコンフィギュアルプロセッサ)は、周辺画素と所持している補正パターン等の条件とから画質調整情報を生成し、再構成制御部151へ送っている。
この判別の結果、回路データを変更する必要があるならばステップS607へ進み、再構成制御部151が、調整すべき目標画質に対応する回路データをSRAM152からロードする。そして、この回路データをプリンタI/F145の画像処理部(リコンフィギュアルプロセッサ)に再設定する。一方、回路データを変更する必要がないならばステップS608へ進む。ここで、1頁または1ジョブ分の画像処理が終了するまで上記ステップS605〜S608を繰り返す(ステップS608でNO)。1頁または1ジョブ分の画像処理が終了したら(ステップS608でYES)本機能設定処理を終了する。
以上のように、プリンタI/F145の画像処理部において、ダイナミックに機能の再構成が可能なリコンフィギュアルプロセッサを用いて、実際に使用する機能のみを実現する。よって、画像処理に係る不要な機能を備えたハードウェアを画像処理装置に設ける必要がなくなる。これにより、ハードウェアの規模を小さくすることが可能となり、画像処理装置のコスト削減が可能となる。
また、プリントエンジンから回路データを入手することで、制御装置110内に、種々のプリントエンジン仕様に適合した回路データを所有する必要が無く、制御装置110について他の画像入出力システムとの共通化が図れる。
また、プリンタI/F145の画像処理部(リコンフィギュアルプロセッサ)をダイナミックに変更できることで、画質の再調整を画像領域単位またはライン単位で容易に行うことが可能となり、画質の向上を図ることができる。
〔他の実施の形態〕
上述した実施の形態では、カラーの画像入出力システムを例に挙げて説明しているが、白黒の画像入出力システムに対しても本発明を適用可能である。
また、上記の実施の形態では、図3に示すように、制御装置110においてスキャナI/F140とプリンタI/F145とにそれぞれ画像処理部を設けている。しかしながら、スキャナI/F140とプリンタI/F145とを一体として、そこに同一の画像処理部を設ける構成としてもよい。
また、上記の実施の形態では、プリンタI/F145の画像処理部に本発明を適用した例を説明したが、例えば、画像展開を行う画像生成回路に対して本発明を適用することも可能である。
また、本発明は複数の機器(例えばホストコンピュータ、インターフェイス機器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置(複写機、プリンタ装置等)に適用してもよい。
また、本発明の目的は、上記の実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。
この場合、上記プログラムは、該プログラムを記憶した記憶媒体から直接、又はインターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続された不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより供給される。
本発明の一実施の形態に係る印刷制御装置を含む画像入出力システムの構成を示すブロック図である。 リーダ部及びプリンタ部の構成を示す画像入出力システムの側断面図である。 制御装置の構成を示すブロック図である。 スキャナI/Fの画像処理部の詳細な構成を示すブロック図である。 プリンタI/Fにおける画像処理部の詳細な構成を示すブロック図である。 プリンタI/Fの画像処理部を構成するリコンフィギュアルプロセッサに対して行われる機能設定処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
100 画像入出力システム
110 制御装置(印刷制御装置)
111 メインコントローラ
112 CPU
113 バスコントローラ
114 ROM
115 ROMバス
116 DRAM
117 RAMバス
140 スキャナI/F
141 スキャナバス
145 プリンタI/F(画像処理手段、選定手段、実現手段)
146 プリンタバス
150 操作部
151 再構成制御部
152 SRAM
200 リーダ部
300 プリンタ部(印刷装置)

Claims (10)

  1. 印刷データに基づいて印刷出力を行う各種の印刷装置に接続することが可能な印刷制御装置であって、
    各印刷装置に応じて異なる画像処理機能を実現することが可能な画像処理手段と、
    異なる画像処理機能を実現するための複数の設定情報のうちから、接続された印刷装置に対応する設定情報を選定する選定手段と、
    前記選定手段によって選定された設定情報を前記画像処理手段に設定して、該画像処理手段に、前記接続された印刷装置に適合した画像処理機能を実現させる実現手段と
    を有することを特徴とする印刷制御装置。
  2. 前記印刷制御装置以外の外部装置から前記複数の設定情報を取得する取得手段を更に有し、
    前記選定手段は、前記取得手段によって取得された複数の設定情報のうちから前記選定を行うことを特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
  3. 前記画像処理手段は再構成可能なプロセッサによって構成されることを特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
  4. 前記プロセッサは、アプリケーションソフトウェアに応じてハードウェア構成を変更できるリコンフィギュアブルプロセッサであることを特徴とする請求項3記載の印刷制御装置。
  5. 前記複数の設定情報は、各種の印刷装置の仕様に準じた回路情報であることを特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
  6. 前記画像処理手段は、プリンタ機能およびコピー機能のうち少なくとも1つを実現することを特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
  7. 前記画像処理手段が、前記実現手段によって実現された画像処理機能による画像処理の実行中に、前記選定手段によって選定された設定情報を他の設定情報に変更する必要があるか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段によって他の設定情報に変更する必要があると判別された場合に、該他の設定情報を取得し、前記画像処理手段に設定する設定手段と
    を更に有することを特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
  8. 印刷データに基づいて印刷出力を行う各種の印刷装置が接続されるとともに、各印刷装置に応じて異なる画像処理機能を実現することが可能な画像処理手段を備えた印刷制御装置に適用される印刷制御方法であって、
    異なる画像処理機能を実現するための複数の設定情報のうちから、接続された印刷装置に対応する設定情報を選定する選定ステップと、
    前記選定ステップによって選定された設定情報を前記画像処理手段に設定して、該画像処理手段に、前記接続された印刷装置に適合した画像処理機能を実現させる実現ステップと
    を有することを特徴とする印刷制御方法。
  9. 前記画像処理手段が、前記実現ステップによって実現された画像処理機能による画像処理の実行中に、前記選定ステップにおいて選定された設定情報を他の設定情報に変更する必要があるか否かを判別する判別ステップと、
    前記判別ステップにおいて他の設定情報に変更する必要があると判別された場合に、該他の設定情報を取得し、前記画像処理手段に設定する設定ステップと
    を更に有することを特徴とする請求項8記載の印刷制御方法。
  10. 印刷データに基づいて印刷出力を行う各種の印刷装置が接続されるとともに、各印刷装置に応じて異なる画像処理機能を実現することが可能な画像処理手段を備えた印刷制御装置に適用される印刷制御方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムであって、 異なる画像処理機能を実現するための複数の設定情報のうちから、接続された印刷装置に対応する設定情報を選定する選定ステップと、
    前記選定ステップによって選定された設定情報を前記画像処理手段に設定して、該画像処理手段に、前記接続された印刷装置に適合した画像処理機能を実現させる実現ステップと
    を有することを特徴とするプログラム。
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