JP2007088759A - ワンショットパルス発生回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】 状況に応じて直ちにパルス幅を変えることができるワンショットパルス発生回路を提供する。
【解決手段】 レジスタ25にパルス信号OUTの立ち上がりのタイミングを設定し、レジスタ21,22には、このパルス信号OUTのそれぞれ異なる立ち下がりのタイミングを設定する。更に、レジスタ23には、レジスタ21,22のいずれを選択するかの選択信号を設定する。これにより、例えば、エンジン制御部40等の外部から与えられる状況が急変したときに、レジスタ23の選択信号を変更することで、出力部のレジスタ29〜31から出力されるパルス信号OUTのパルス幅を直ちに変えることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 レジスタ25にパルス信号OUTの立ち上がりのタイミングを設定し、レジスタ21,22には、このパルス信号OUTのそれぞれ異なる立ち下がりのタイミングを設定する。更に、レジスタ23には、レジスタ21,22のいずれを選択するかの選択信号を設定する。これにより、例えば、エンジン制御部40等の外部から与えられる状況が急変したときに、レジスタ23の選択信号を変更することで、出力部のレジスタ29〜31から出力されるパルス信号OUTのパルス幅を直ちに変えることができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、パルス毎にパルス幅を設定できるワンショットパルス発生回路に関するものである。
図2は、従来のワンショットパルス発生回路の構成図である。
このワンショットパルス発生回路は、例えば、エンジンの燃料噴射や点火プラグの通電時間の制御に用いられるもので、パルス毎にパルス幅を設定できるようになっている。
このワンショットパルス発生回路は、例えば、エンジンの燃料噴射や点火プラグの通電時間の制御に用いられるもので、パルス毎にパルス幅を設定できるようになっている。
このワンショットパルス発生回路は、タイムベースクロックTBCをカウントするカウンタ(CNT)1と、このカウンタ1のカウント値CN0を設定値ST1と比較して一致したときに一致信号EQUを出力する比較器(CMP)2を有している。また、ワンショットパルス発生回路は、設定値ST1が設定されるレジスタ(REG)3と、その次の設定値ST2が設定されるレジスタ4と、これらの設定値ST1,ST2を設定するマイクロコントローラ5を有している。即ち、マイクロコントローラ5にレジスタ4が接続され、マイクロコントローラ5から与えられるロード信号LD1によってこのレジスタ4に設定値ST2が書き込まれるようになっている。レジスタ4の出力側にはレジスタ3が接続され、このレジスタ3の出力側が比較器2に接続されている。
比較器2から出力される一致信号EQUは、割込信号INT2としてマイクロコントローラ5に与えられると共に、ORゲート6の第1入力側に与えられている。ORゲート6の第2入力側には、マイクロコントローラ5からロード信号LD2が与えられるようになっている。ORゲート6の出力側はレジスタ3のクロック端子に接続されている。
更に、このワンショットパルス発生回路は、縦続接続されてシフトレジスタを構成する1ビット3段のレジスタ7〜9を有している。レジスタ7の入力端子にはマイクロコントローラ5からデータDT1が与えられ、クロック端子にはロード信号LD2が与えられるようになっている。一方、レジスタ8,9のクロック端子は、ORゲート6の出力側に接続されている。そして、最終段のレジスタ9の出力端子からパルス信号OUTが出力されるようになっている。
次に、動作を説明する。
まず、パルスの立ち上がりのタイミングを設定するために、マイクロコントローラ5から、レジスタ4に立ち上がりの時刻に対応する値を設定値ST2としてロードすると共に、レジスタ7には“H”のデータDT1をロードする。
まず、パルスの立ち上がりのタイミングを設定するために、マイクロコントローラ5から、レジスタ4に立ち上がりの時刻に対応する値を設定値ST2としてロードすると共に、レジスタ7には“H”のデータDT1をロードする。
次に、マイクロコントローラ5からレジスタ3,8,9に対してロード信号LD2を出力する。これにより、レジスタ4に設定されている設定値ST2は、レジスタ3にロードされて設定値ST1として比較器2に与えられる。一方、レジスタ7に設定されている“H”のデータは、レジスタ8にシフトされる。
更に、パルスの立ち下がりのタイミングを設定するために、マイクロコントローラ5から、レジスタ4に立ち下がりの時刻に対応する値を設定値ST2としてロードすると共に、レジスタ7には“L”のデータDT1をロードする。以上の設定により、ワンショットパルス発生回路の設定は完了する。
その後、タイムベースクロックTBCをカウンタ1に与えると、このカウンタ1のカウント値CN0は順次増加する。そして、カウント値CN0がレジスタ3に設定された設定値ST1(この場合は、パルスの立ち上がりのタイミング)に一致すると、比較器2から一致信号EQUが出力される。
一致信号EQUは、ORゲート6を介してレジスタ9に与えられるので、レジスタ8に保持されている“H”のデータがレジスタ9へシフトされる。これにより、レジスタ9から出力されるパルス信号OUTは“H”となる。
一致信号EQUは、更に、レジスタ3,8にも与えられるので、レジスタ3にはレジスタ4に保持されている設定値ST2(この場合は、パルスの立ち下がりのタイミング)がロードされ、設定値ST1として比較器2に与えられる。また、レジスタ8にはレジスタ7に保持されている“L”のデータがロードされる。
これにより、比較器2の一致信号EQUは停止する。一方、カウンタ1では、カウント動作が継続される。
カウンタ1のカウント値CN0が設定値ST1に再び一致すると、一致信号EQUが出力される。一致信号EQUはORゲート6を介してレジスタ9に与えられるので、レジスタ8に保持されている“L”のデータがレジスタ9へシフトされる。これにより、レジスタ9から出力されるパルス信号OUTは“L”となる。
従って、パルス信号OUTは、マイクロコントローラ5からレジスタ3,4に設定された設定値ST1,ST2の間だけ“H”となるワンショットパルスとなる。
尚、一致信号EQUは、割込信号INT2としてマイクロコントローラ5に与えられるので、マイクロコントローラ5では、次のパルスの立ち下がりや立ち下がりのタイミングをレジスタ4に逐次設定すると共に、パルス信号OUTを“L”,“H”に変化させるためのデータDT1をレジスタ7に設定することにより、パルス毎にパルス幅を任意に設定することができる。
しかしながら、前記ワンショットパルス発生回路は、次のような課題があった。
即ち、パルス信号OUTのパルス幅は、事前にレジスタ3,4に設定した設定値ST1,ST2の差分の時間で規定される。このため、例えば自動車のエンジン制御に適用した場合、急加速等によってパルス幅を変更する必要が生じても、直ちにパルス幅を変えることができず、最適な制御ができなくなるおそれがあった。
即ち、パルス信号OUTのパルス幅は、事前にレジスタ3,4に設定した設定値ST1,ST2の差分の時間で規定される。このため、例えば自動車のエンジン制御に適用した場合、急加速等によってパルス幅を変更する必要が生じても、直ちにパルス幅を変えることができず、最適な制御ができなくなるおそれがあった。
本発明は、状況に応じて直ちにパルス幅を変えることができるワンショットパルス発生回路を提供することを目的としている。
本発明のワンショットパルス発生回路は、出力するパルス信号の第1の立ち下がりのタイミングに対応する第1の設定値を保持する第1のレジスタと、前記パルス信号の第2の立ち下がりのタイミングに対応する第2の設定値を保持する第2のレジスタと、選択信号を保持する第3のレジスタと、前記第1または第2のレジスタに設定された前記第1または第2の設定値を、前記選択信号に従って選択して出力するセレクタと、前記パルス信号が出力される前は該パルス信号の立ち上がりのタイミングに対応する第3の設定値を保持し、一致信号が与えられたときには前記セレクタから出力される前記第1または第2の設定値を保持する第4のレジスタと、タイミングの基準となるクロック信号をカウントするカウンタと、前記カウンタのカウント値が前記第4のレジスタに保持されている設定値と一致したときに、前記一致信号を出力する比較器と、前記第4のレジスタに前記第3の設定値が保持されて前記一致信号が出力されたときに前記パルス信号を立ち上げ、該第4のレジスタに前記第1または第2の設定値が保持されて該一致信号が出力されたときには該パルス信号を立ち下げる出力部とを備えたことを特徴としている。
本発明では、第1及び第2の立ち下がりのタイミングに対応する第1及び第2の設定値を保持する第1及び第2の2つのレジスタを有し、これらの第1及び第2のレジスタを、切り替えるためのセレクタと、このセレクタに対する選択信号を保持する第3のレジスタを有している。これにより、第3のレジスタの値(選択信号)を変更することにより、パルス信号の立ち下がりのタイミングを切り替えることができる。従って、状況に応じて湾ショットパルスのパルス幅を直ちに変えることができる、という効果がある。
選択信号を保持する第3のレジスタに代えて、選択信号の決定するための基準値を保持する第3のレジスタと、パルス信号によって制御される装置から与えられるアナログ信号をディジタル値に変換するアナログ/ディジタル変換器と、ディジタル値を基準値と比較してその比較結果に応じて選択信号を出力する第1の比較器を設けても良い。
この発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は、次の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。但し、図面は、もっぱら解説のためのものであって、この発明の範囲を限定するものではない。
図1は、本発明の実施例1を示すワンショットパルス発生回路の構成図であり、一例として、自動車のエンジン制御に適用されるものを示している。
このワンショットパルス発生回路は、自動車の電子制御を行うマイクロコントローラ10に接続されて、エンジンの燃料噴射時間及び点火プラグの通電時間を制御するワンショットパルス(パルス信号OUT)を発生させるものである。マイクロコントローラ10は、プロセッサ(CPU)11、読出専用メモリ(ROM)12、随時読み書き可能メモリ(RAM)13、アナログ/ディジタル変換器(A/D)14等を1チップで構成したものである。
ワンショットパルス発生回路は、マイクロコントローラ10にバス15を介して接続されたレジスタ21,22等の複数の回路素子で構成されている。
レジスタ21は、パルス信号OUTの開始または終了の基準タイミングが設定されるものである。一方、レジスタ22は、パルス信号OUTの終了の基準タイミングよりもN%(例えば、5%)増減したタイミングが設定されるものである。また、レジスタ23は、自動車の走行状況に応じてレジスタ21,22の内のどちらを選択するかの選択信号が設定されるものである。これらのレジスタ21〜23の設定値は、バス15を介してマイクロコントローラ10から与えられるようになっている。
レジスタ21,22の出力側はセレクタ24の入力端子に接続され、レジスタ23の出力側はこのセレクタ24の選択端子に接続されている。セレクタ24の出力側は、レジスタ25の入力端子に接続され、このレジスタ25の出力側が比較器26の一方の入力側に接続されている。また、比較器26の他方の入力側には、タイムベースクロックTBCをカウントするカウンタ27のカウント値CN0が与えられるようになっている。
比較器26は、カウンタ27のカウント値CN0が、レジスタ25に設定された設定値ST1と一致したときに一致信号EQUを出力するものである。比較器26から出力される一致信号EQUは、割込信号としてマイクロコントローラ10に与えられると共に、ORゲート28の第1入力側に与えられている。ORゲート28の第2入力側には、マイクロコントローラ10からロード信号LDが与えられるようになっている。ORゲート28の出力側はレジスタ25のクロック端子に接続されている。
更に、このワンショットパルス発生回路は、縦続接続されてシフトレジスタを構成する出力部の1ビット3段のレジスタ29,30,31を有している。初段のレジスタ29はマイクロコントローラ10のバス15に接続され、後続するレジスタ30,31のクロック端子は、ORゲート28の出力側に接続されている。そして、最終段のレジスタ31の出力端子からパルス信号OUTが出力されるようになっている。
パルス信号OUTは、自動車のエンジン制御部40の燃料噴射制御部41及び点火制御部42に与えられるようになっている。一方、エンジン制御部40のスロットル開度センサ43からは、スロットルの開度に応じたアナログ信号が出力され、回転位置センサ44からは、クランク軸の回転位置に応じたパルス信号が出力される。これらの信号は、マイクロコントローラ10に与えられるようになっている。
次に動作を説明する。
マイクロコントローラ10のプログラムの初期化処理で、レジスタ23にはレジスタ21を選択するための選択信号がセットされる。また、レジスタ29には“H”がセットされる。
マイクロコントローラ10のプログラムの初期化処理で、レジスタ23にはレジスタ21を選択するための選択信号がセットされる。また、レジスタ29には“H”がセットされる。
エンジンが起動され、エンジン制御部40からスロットルの開度に応じたアナログ信号と、クランク軸の回転位置に応じたパルス信号が出力されると、マイクロコントローラ10のプログラム処理によって、ピストンの圧縮上死点におけるスロットル開度に対応した基準の燃料噴射及び通電の開始時間が算出され、レジスタ21に設定される。更に、レジスタ21に設定された値は、セレクタ24を介してレジスタ25に与えられ、ロード信号LDに従って、このレジスタ25に基準の燃料噴射及び通電の開始時間が設定される。これと同時に、レジスタ29にセットされた“H”のデータが、レジスタ30に書き込まれる。
引き続いて、標準の燃料噴射及び通電の終了時間が算出され、レジスタ21に設定される。更に、標準の燃料噴射及び通電の終了時間をN%増減した燃料噴射及び通電の終了時間が算出され、レジスタ22に設定される。また、レジスタ29には、“L”のデータがセットされる。
その後、タイムベースクロックTBCに同期して、カウンタ27がカウントアップされ、このカウンタ27のカウント値CN0は順次増加する。そして、カウント値CN0がレジスタ25に設定された設定値ST1(この場合は、基準の燃料噴射及び通電の開始時間)に一致すると、比較器26から一致信号EQUが出力される。
一致信号EQUは、ORゲート28を介してレジスタ30に与えられるので、このレジスタ30に保持されている“H”のデータがレジスタ31へシフトされる。これにより、レジスタ31から出力されるパルス信号OUTは“H”となり、エンジン制御部40での燃料噴射及び通電の制御が開始される。
一致信号EQUは、更に、レジスタ25,30にも与えられるので、レジスタ25にはレジスタ21に保持されている設定値(この場合は、基準の燃料噴射及び通電の終了時間)がロードされ、設定値ST1として比較器26に与えられる。また、レジスタ30にはレジスタ29に保持されている“L”のデータがロードされる。
これにより、比較器26の一致信号EQUは停止する。一方、カウンタ27では、カウント動作が継続される。
カウンタ27のカウント値CN0が設定値ST1に再び一致すると、一致信号EQUが出力される。一致信号EQUはORゲート28を介してレジスタ31に与えられるので、レジスタ30に保持されている“L”のデータがレジスタ31へシフトされる。これにより、レジスタ31から出力されるパルス信号OUTは“L”となり、エンジン制御部40での燃料噴射及び通電の制御が停止される。
このように、パルス信号OUTは、マイクロコントローラ10からレジスタ25,21に設定された設定値の間だけ“H”となるワンショットパルスとなる。
ここで、レジスタ25に基準の燃料噴射及び通電の開始時間を設定し、レジスタ21,22に、それぞれ標準の燃料噴射及び通電の終了時間とN%増減した燃料噴射及び通電の終了時間を設定した後、カウンタ27がカウントを開始して一致信号EQUが出力されるまでの間に、自動車の走行状況が急変してスロットルの開度に応じたアナログ信号が変化したとする。この場合、マイクロコントローラ10は、燃料噴射及び通電の終了時間として基準の値で良いのか、N%増減した値の方が良いのかを判定する。そして、N%増減した値が良いと判定されたときには、レジスタ23の設定値を、レジスタ22を選択するための選択信号に変更する。なお、この処理は、例えば周期100μsの最優先処理レベルの周期割り込みで行われる。
レジスタ23によってレジスタ22が選択されると、カウンタ27のカウント値CN0は順次増加して、レジスタ25に設定された設定値ST1(基準の燃料噴射及び通電の開始時間)に一致すると、比較器26から一致信号EQUが出力される。これにより、レジスタ31から出力されるパルス信号OUTは“H”となり、エンジン制御部40において、燃料噴射及び通電の制御が開始される。
更に、一致信号EQUによって、レジスタ22に保持されている設定値(基準の燃料噴射及び通電の終了時間をN%増減した値)がロードされ、設定値ST1として比較器26に与えられる。そして、カウンタ27のカウント値CN0が設定値ST1に再び一致すると、一致信号EQUが出力される。これにより、レジスタ31から出力されるパルス信号OUTは“L”となり、エンジン制御部40において、燃料噴射及び通電の制御が停止される。この時のパルス信号OUTのパルス幅は、基準の燃料噴射及び通電の時間をN%増減した値となる。
以上のように、この実施例1のワンショットパルス発生回路は、標準のパルス幅を設定するためのレジスタ21に加えて、これとは異なる任意のパルス幅を設定するためのレジスタ22を備え、切り替え用のレジスタ23の設定値によって、いずれか一方のレジスタを選択するためのセレクタ24を有している。これにより、ワンショットパルス発生回路において、パルス毎にパルス幅を設定できるだけでなく、外部の状況の急変に対応して直ちにパルス幅を変えることが可能になるという利点がある。
なお、本発明は、上記実施例1に限定されず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例えば、次のようなものがある。
(1) 自動車のエンジン制御への適用例を示したが、エンジン制御に限らず、例えば直流ブラシレス・モータ等の制御にも同様に適用可能である。特に、状況が急変したときに、これに応じてパルス幅を適切に制御する必要がある場合に効果的である。
(2) パルス信号OUTを出力するために、1ビット3段のシフトレジスタ29〜31を使用しているが、出力部の構成はこれに限定されるものではない。例えば、フリップ・フロップ等を用いて、最初の一致信号EQU(即ち、立ち上がりのタイミング)で“H”を出力し、次の一致信号EQU(即ち、立ち下がりのタイミング)で“L”を出力するような回路を用いることもできる。
(3) レジスタ25に基準の燃料噴射及び通電の開始時間を設定する場合、レジスタ21からセレクタ24を介して設定するように構成しているが、このレジスタ25をバス15に接続して、このバス15から基準の燃料噴射及び通電の開始時間を直接設定するように構成しても良い。
(1) 自動車のエンジン制御への適用例を示したが、エンジン制御に限らず、例えば直流ブラシレス・モータ等の制御にも同様に適用可能である。特に、状況が急変したときに、これに応じてパルス幅を適切に制御する必要がある場合に効果的である。
(2) パルス信号OUTを出力するために、1ビット3段のシフトレジスタ29〜31を使用しているが、出力部の構成はこれに限定されるものではない。例えば、フリップ・フロップ等を用いて、最初の一致信号EQU(即ち、立ち上がりのタイミング)で“H”を出力し、次の一致信号EQU(即ち、立ち下がりのタイミング)で“L”を出力するような回路を用いることもできる。
(3) レジスタ25に基準の燃料噴射及び通電の開始時間を設定する場合、レジスタ21からセレクタ24を介して設定するように構成しているが、このレジスタ25をバス15に接続して、このバス15から基準の燃料噴射及び通電の開始時間を直接設定するように構成しても良い。
図3は、本発明の実施例2を示すワンショットパルス発生回路の構成図であり、図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
このワンショットパルス発生回路は、図1中のマイクロコントローラ10に代えて、若干機能の異なるマイクロコントローラ10Aを設けると共に、図1中のレジスタ23を削除し、代わりにアナログ/ディジタル変換器(A/D)32、レジスタ33、及び比較器34を設けたものである。
マイクロコントローラ10Aは、図1中のマイクロコントローラ10から、エンジン制御部40から与えられるスロットルの開度に応じたアナログ信号の変換処理を削除したものである。アナログ/ディジタル変換器32は、エンジン制御部40から与えられるスロットルの開度に応じたアナログ信号をディジタル値に変換するものである。レジスタ33は、マイクロコントローラ10Aのバス15に接続され、レジスタ21,22の選択基準となるスロットル開度のディジタル値が設定されるものである。
比較器34は、アナログ/ディジタル変換器32から出力されるスロットルの開度にディジタル値と、レジスタ33に設定された選択基準のディジタル値とを比較するものである。そして、この比較器34の比較結果がセレクタ24に対する選択信号として与えられている。その他の構成は、図1と同様である。
このワンショットパルス発生回路において、エンジン制御部40のスロットル開度センサ43から出力されるスロットルの開度に応じたアナログ信号は、アナログ/ディジタル変換器32によってディジタル値に変換され、比較器34に与えられる。一方、この比較器34には、レジスタ33に設定された選択基準のディジタル値が与えられている。これにより、スロットルの開度が標準範囲内であれば、比較器34からレジスタ21を選択するための選択信号がセレクタ24にあたえらえる。もしも、スロットルの開度が標準範囲外であれば、比較器34からレジスタ22を選択するための選択信号がセレクタ24にあたえらえる。その他の動作は、図1と同様である。
以上のように、この実施例2のワンショットパルス発生回路は、実施例1と同様の利点に加えて、スロットルの開度に応じてレジスタ21,22を選択するための制御を、ハードウエアで行うようにしている。これにより、ソフトウエアで行う実施例1のワンショットパルス発生回路よりも応答速度が速くなり、ソフトウエアの処理効率を向上させることができるという利点がある。
10,10A マイクロコントローラ
21〜23,25,29〜31,33 レジスタ
24 セレクタ
26,34 比較器
27 カウンタ
28 ORゲート
32 アナログ/ディジタル変換器
21〜23,25,29〜31,33 レジスタ
24 セレクタ
26,34 比較器
27 カウンタ
28 ORゲート
32 アナログ/ディジタル変換器
Claims (2)
- 出力するパルス信号の第1の立ち下がりのタイミングに対応する第1の設定値を保持する第1のレジスタと、
前記パルス信号の第2の立ち下がりのタイミングに対応する第2の設定値を保持する第2のレジスタと、
選択信号を保持する第3のレジスタと、
前記第1または第2のレジスタに設定された前記第1または第2の設定値を、前記選択信号に従って選択して出力するセレクタと、
前記パルス信号が出力される前は該パルス信号の立ち上がりのタイミングに対応する第3の設定値を保持し、一致信号が与えられたときには前記セレクタから出力される前記第1または第2の設定値を保持する第4のレジスタと、
タイミングの基準となるクロック信号をカウントするカウンタと、
前記カウンタのカウント値が前記第4のレジスタに保持されている設定値と一致したときに、前記一致信号を出力する比較器と、
前記第4のレジスタに前記第3の設定値が保持されて前記一致信号が出力されたときに前記パルス信号を立ち上げ、該第4のレジスタに前記第1または第2の設定値が保持されて該一致信号が出力されたときには該パルス信号を立ち下げる出力部とを、
備えたことを特徴とするワンショットパルス発生回路。 - 出力するパルス信号の第1の立ち下がりのタイミングに対応する第1の設定値を保持する第1のレジスタと、
前記パルス信号の第2の立ち下がりのタイミングに対応する第2の設定値を保持する第2のレジスタと、
選択信号の決定するための基準値を保持する第3のレジスタと、
前記パルス信号によって制御される装置から与えられるアナログ信号をディジタル値に変換するアナログ/ディジタル変換器と、
前記ディジタル値を前記基準値と比較し、その比較結果に応じて前記選択信号を出力する第1の比較器と、
前記第1または第2のレジスタに設定された前記第1または第2の設定値を、前記選択信号に従って選択して出力するセレクタと、
前記パルス信号が出力される前は該パルス信号の立ち上がりのタイミングに対応する第3の設定値を保持し、一致信号が与えられたときには前記セレクタから出力される前記第1または第2の設定値を保持する第4のレジスタと、
タイミングの基準となるクロック信号をカウントするカウンタと、
前記カウンタのカウント値が前記第4のレジスタに保持されている設定値と一致したときに、前記一致信号を出力する第2の比較器と、
前記第4のレジスタに前記第3の設定値が保持されて前記一致信号が出力されたときに前記パルス信号を立ち上げ、該第4のレジスタに前記第1または第2の設定値が保持されて該一致信号が出力されたときには該パルス信号を立ち下げる出力部とを、
備えたことを特徴とするワンショットパルス発生回路。
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CN103427794A (zh) * | 2012-03-29 | 2013-12-04 | 奥林巴斯Ndt公司 | 针对无损测试和检验的改进定时控制的设备和方法 |
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CN103427794A (zh) * | 2012-03-29 | 2013-12-04 | 奥林巴斯Ndt公司 | 针对无损测试和检验的改进定时控制的设备和方法 |
CN103427794B (zh) * | 2012-03-29 | 2016-08-10 | 奥林巴斯Ndt公司 | 针对无损测试和检验的改进定时控制的设备和方法 |
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Date | Code | Title | Description |
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