JP2007086655A - 液晶パネルへのtab部品の圧着方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 液晶パネルへTAB部品を圧着する際に、同時にPCBへもTAB部品を圧着して工程短縮を図りつつ、種々のTAB部品の寸法にツール交換を行わずに対応可能で、また、各圧着ツールに液晶パネル側及びPCB側への圧着時の温度及び圧力等を独立して設定可能とし、それぞれで最適な圧着条件で圧着でき、精度の良い圧着が行える圧着方法を提供すること。
【解決手段】 液晶パネル側圧着ツール23、及びPCB側圧着ツール44の2本の圧着ツールを用い、PCB側圧着ツール44をPCB側バックアップ62等と共に液晶パネル側圧着ツール23に対して移動させてTAB部品3の大きさに合わせた距離に調整した後、各圧着ツール23、44の圧着条件を独立して調整しながら、液晶パネル1とTAB部品3、及びTAB部品3と制御基板(PCB4)の圧着を同時に行う液晶パネルへのTAB部品の圧着方法。
【選択図】 図2

Description

この発明は、液晶パネルへのTAB部品等の圧着方法及び装置に関し、更に詳しくは、液晶パネルへのTAB部品等を介して制御基板を圧着する際に液晶パネル側と制御基板側に同時にTAB部品等を圧着する技術に関する。
液晶パネルの製造は、液晶パネルの周囲の端子部分に異方性導電膜(ACF)を介して、フレキシブルプリント基板(FPC)、テープキャリアパッケージ(TCP)、システムオンフィルム(SOF)、テープオートメーテッドボンディング部品(TAB部品、以下、総称してTAB部品)等を接続し、TAB部品と液晶パネルを接続した他端側にACFを介して駆動ドライバ等を搭載したプリント回路基板(プリントサーキッドボード、以下、PCB)を圧着して行われている。
上記の接続は、まず液晶パネル側にACFを介してTAB部品を仮圧着した後、TAB部品を本圧着し、その後、該TAB部品の他端側にACFを介してPCBが本圧着されており、通常は液晶パネル側へのTAB部品の本圧着とPCB側の本圧着の行程は別々の装置で行われている。
このため、本圧着工程としては、液晶パネルとTAB部品を仮圧着した側を本圧着する工程と、その後にTAB部品の反対側にPCBを本圧着する2つの本圧着工程が行われており、更に、液晶パネルの長辺側と短辺側では圧着装置も異なるのが一般的であり、多くの作業工程及び圧着装置が必要となっている。
最近では工程の短縮のため、1つの圧着ツールの先端が2つに分岐した圧着ツールを設け、TAB部品の接続を液晶パネル側とPCB側に同時に圧着することも行われている(例えば特許文献1参照)。
特開2000−221535号公報
ところで、上記特許文献1の方法は1つの圧着ツールの先端が2つに分岐した圧着ツールを用いて2ヶ所を同時に圧着可能としたものであるが、TAB部品の大きさが変わる場合、圧着ツールをその度毎に交換しなければならず、その交換する毎に圧着ツールのヘッドの平行調整も必要となるなど作業効率が悪い問題があった。
また、ガラス基板からなる液晶パネル側と樹脂基板からなるPCB側とでは圧着する対象物の性質が異なるため、温度や圧力、圧着時間等の条件、更に使用するACFも異なっているが、上記特許文献1の圧着ツールでは先端の圧着ヘッドが分岐した一体のもので行っているため、圧着動作及び熱源が共通となり、液晶パネル側とPCB側の圧着条件を個々に設定できない問題があった。
また、一体となった圧着ツールで個々の条件に合わせようとすると、圧着ツールの形状も複雑化し、さらに圧着ツールのヘッドの平行度調整も2つの圧着部について同時に一体的に行わなければならないため調整が非常に困難であり、精度も確保し難い問題があった。
また、一体となった圧着ツールの先端を分岐させて圧着しているため、圧着時の圧力が各々の圧着ヘッドに分散して掛かり、圧力の制御が困難であり、圧着の精度が悪くなる問題もあった。
また、圧着時間も液晶パネル側とPCB側で差を設ける場合があるが、一体となった圧着ツールでは圧着時間に差を設けることができない問題があった。
この発明は上記のような課題を解決し、液晶パネルへTAB部品を圧着する際に、同時にPCBへもTAB部品を圧着して工程短縮を図りつつ、種々のTAB部品の寸法にツール交換を行わずに対応可能で、また、各圧着ツールに液晶パネル側及びPCB側への圧着時の温度及び圧力等を独立して設定可能とし、それぞれで最適な圧着条件で圧着でき、精度の良い圧着が行える圧着方法及び装置を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、液晶パネルへのTAB部品の圧着方法において、液晶パネルとTAB部品との圧着用、及びTAB部品と制御基板との圧着用の2本の圧着ツールを用い、圧着ツールの少なくとも一方を対応するバックアップ用テーブルと共に他方の圧着ツールに対して移動させてTAB部品の大きさに合わせた距離に調整した後、各圧着ツールの圧着条件を独立して調整しながら、液晶パネルとTAB部品、及び該TAB部品と制御基板の圧着を同時に行う構成を採用したものである。
また、請求項2の発明は、液晶パネルへのTAB部品の圧着装置において、液晶パネルとTAB部品との圧着用、及びTAB部品と制御基板との圧着用の2本の圧着ツールを有し、圧着ツールの少なくとも一方を対応するバックアップ用テーブルと共に他方の圧着ツールに対して移動させてTAB部品の大きさに合わせた任意の距離に調整可能とし、各圧着ツールは独立して圧着条件の設定を可能とし、液晶パネルとTAB部品、及び該TAB部品と制御基板の圧着を同時に行えるようにした構成を採用したものである。
上記の発明において、制御基板とは、液晶駆動用のドライバ等を搭載したプリント回路基板で、液晶パネルの各辺の外側にTAB部品を介して接続される前述のPCBのことを言う。
上記請求項1又は2の発明によると、圧着ツールを液晶パネル側とPCB側の2本としたので、従来は液晶パネル側とPCB側で別々の場所で行っていたTAB部品の圧着作業を一ヶ所に集約することができ、装置面積を大幅に削減することができる。
また、2本の圧着ツールにより液晶パネル側及びPCB基板側に対するTAB部品の圧着を同時に行うことができるので、工程の時間短縮が行える。
また、2本の圧着ツールの少なくとも一方をTAB部品の大きさに合わせて自動的に移動可能としたので、1つのツールにより同時圧着を行う特許文献1の装置に比較して、種類の異なるTAB部品を圧着する際に圧着ツールの交換を必要とせず、異なるTAB部品等への切替が容易に行え、TAB部品の大きさに合わせて連続的に圧着を行うことができる。
また、個々の圧着ツールを独立に温度、圧力、圧着時間等の圧着条件を設定できるようにしたので、材質の異なる液晶パネル側とPCB側のそれぞれで最適な圧着条件で圧着でき、精度の良い圧着が行える。
更に、各圧着ツールが独立しているので、圧着ツール毎に調整を別々に行うことができ、平行度調整が容易となる。
以下、この発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
図1は、この発明に係る液晶パネルへのTAB部品の圧着方法及び装置全体の一例を示す平面図であり、図2は図1のII−II線矢視図、図3は同装置の一部切欠正面図、図4は図2のIV−IV矢視図である。
機台11上に立設された4本の支柱のうち、後方の支柱12、12の前方に、この支柱12、12間の上部を繋ぐように支持枠13が設けられ、この支持枠13の前面には垂直方向に延びる平行な2本のレール14、14が設けられている。
また、支持枠13の上端部から前方に昇降シリンダ固定枠15が突設され、この昇降シリンダ固定枠15の上面に昇降シリンダ16がそのシリンダ軸17を昇降シリンダ固定枠15を貫いた下側に突出するようにして設置されている。
このシリンダ軸17の下端部には昇降枠18が接続されており、この昇降枠18の背面には2つのスライダ19、19が前記支持枠13に設けられた前記レール14、14と嵌合しており、昇降枠18は昇降シリンダ16の作用によるシリンダ軸17の昇降に従ってレール14に沿った昇降動を行うようになっている。
この昇降動する昇降枠18の下部には固定ブロック20が接続され、その下部には、圧着ツール平行調整ボルト21とヒータブロック22を介して液晶パネル側の圧着ツール23が接続されており、この圧着ツール23は圧着を行うべき液晶パネルの一辺の長さより長い寸法の細幅のヘッドを有している。
なお、ヒータブロック22には圧着時の熱を監視するための複数の熱電対24と、熱源となる複数のヒータ25が交互に並んで設けられている。
この液晶パネル側の圧着ツール23の昇降する下部において、機台11上の固定枠26の上部に、ヒータ27を下部に内蔵し、液晶パネル側圧着ツール23のヘッド先端面(下面)と略同一形状の上面を有する液晶パネル側バックアップ28が設けられている。
機台11上の4本の支柱のうち、前方の支柱29、29の頂部から、それぞれその後方にある支柱12にかけて前後方向に延びるレール30を上面に有する桟が設けられており、このレール30に嵌合するスライダ31を下部に有し、図示しない適宜手段により前後方向に移動可能な支持板32が両側のレール30、30を跨ぐように設けられている。
この支持板32の下方には、一対の側板とその両側板の前方下端部が繋がれた形状の固定枠33が一体に設けられており、この固定枠33の下部中央には固定ブロック34が設けられている。
また、支持板32の下方の固定枠33より内側には、一対のシリンダ支持枠35が設けられており、このシリンダ支持枠35における支持板32より前方へ突出した部分には、両シリンダ支持枠35にわたって設けられた軸36により回動自在に軸支されたシリンダ固定枠37が設けられており、このシリンダ固定枠37にシリンダ38が固定されている。
前記固定枠33の内側には、両側板と正面板とから形成された支持枠39があり、この支持枠39の両側面外側には上下方向に延びるスライドレール40が固定され、このスライドレール40は前記固定枠33の両側板内側に設けられたスライダ41と嵌合しており、このスライドレール40がスライダ41に対してスライドすることにより支持枠39は固定枠33に対して昇降動するようになっている。
なお、前記支持板32の上面には開口部42が設けられ、この開口部42をスライドレール40の突出部が通過することで、支持枠39の昇降動を許容している。
支持枠39を構成する正面板の後方には、昇降枠43が支持枠39と一体に設けられ、この昇降枠43の下部には、前記液晶パネル圧着ツール23と対称形状となるPCB側圧着ツール44が、前述の液晶パネル側圧着ツール23と同様に、固定ブロック20、圧着ツール平行調整ボルト21、及びヒータブロック22を途中に介して設けられている。
このPCB側圧着ツール44を昇降動させる機構について説明すると、前記シリンダ38の後方に伸縮作動可能なシリンダ軸45の先端はカップリング46と接続されており、このカップリング46と、固定枠33側の前記固定ブロック34と、昇降枠43の3箇所にそれぞれ図示L字形状をした駆動アーム47を軸支している。
なお、支持枠39の前面には開口部48を設けており、この開口部48に駆動アーム47を通して昇降枠43と接続している。
シリンダ38の作用によりシリンダ軸45が水平方向後方に伸びると、駆動アーム47は図2中実線位置から二点鎖線位置まで移動し、昇降枠48は下方向に移動し、PCB側の圧着ツール44を下降動させることになる。
なお、シリンダ38のシリンダ軸45の延伸の際、カップリング46は完全な直線運動ではなく、固定ブロック34における駆動アーム47の支軸49を中心とした円弧運動をすることになるが、シリンダ38が設けられた土台となるシリンダ固定枠37がシリンダ支持枠35に対して軸36を中心に揺動自在となっているので、シリンダ軸45の延伸及び収縮時の揺動を許容している。
上記作用により昇降動するPCB側圧着ツール44の下方には、機台11上に前後方向に伸びた2本のレール50、50が設けられ、この両レール50に嵌合する2つのスライダ51、51を下面に設けて、適宜手段によりレール50に沿った前後進退動可能な移動テーブル52が設けられている。
この移動テーブル52の下面中央部にはモータ53が固定され、そのモータ軸54は移動テーブル52上に突出しており、また、移動テーブル52上面には、前記モータ軸54を中心とした円周に沿って形成された円弧状の一対のレール55、55がモータ軸54を中心として点対称に設けられており、このレール55、55にそれぞれ嵌合するスライダ56、56を下面に有し、モータ軸54と直結されたθ回転テーブル57が、モータ軸54の回転に従いθ方向に回転自在に設けられている。
θ回転テーブル57の上には、昇降シリンダ58が設けられ、該昇降シリンダ58の上部にはこの昇降シリンダ58の作用により昇降自在な支持板59が設けられており、θ回転テーブル57と支持板59間で昇降シリンダ58の両側には、支持板59の昇降をスムーズに行うためのガイド60、60が設けられている。
PCB側バックアップ62の下方にはヒータ61が内蔵され、その上端部はPCB側圧着ツール44と略同形状となっている。
液晶パネル側圧着ツール23、PCB側圧着ツール44と、液晶パネル側バックアップ28、PCB側バックアップ62とが相対する隙間には、テープ状で供給される緩衝材63の通過経路となっており、前方の緩衝材供給リール64から後方の緩衝材回収リール65へと緩衝材63が圧着作業の行われる毎に送られていくようになっている。
緩衝材63は例えば圧着ツール側からポリイミド、シリコーンゴム、離型性のある弗素処理シートの順で積層したもの等を用い、圧着の際に液晶パネル側圧着ツール23及びPCB側圧着ツール44とTAB部品3の間に介在し、TAB部品3の隙間で露出する粘着性のあるACF2が液晶パネル側圧着ツール23及びPCB側圧着ツール44に貼り付くのを防止すると共に、TAB部品3により生じる段差部分での圧着に伴う応力を緩和する。
なお、TAB部品3が仮圧着された液晶パネル1を液晶パネル側圧着ツール23の真下に供給するために後方から適宜手段にて進退動自在な液晶パネル搬送テーブル66が設けられ、PCB側バックアップ62の前方には適宜手段で供給されたPCB4を上面に載置保持し、支持板59と一体となりPCB側バックアップ62と共に昇降動するPCBセットテーブル67が設けられている。
この実施形態の圧着装置は上記のような構成であり、PCB側圧着ツール44を液晶パネル側圧着ツール23に対して移動可能としてその距離を調整可能としたので、種々のサイズのTAB部品に対応が可能となった。
また、PCB側圧着ツール44の圧着機構を駆動アーム47等のリンク機構により横方向の力を縦方向に変換して加えるようにし、液晶パネル側圧着ツール23の圧着機構と干渉しないようにしたので、これら圧着ツールのヘッド同士を近接させることができ、入力側と出力側の距離が例えば10mm程度の短いサイズの小さいTAB部品であっても圧着が可能になる。
更に、駆動機構が干渉しないため、昇降シリンダ16のシリンダ軸17の中心と液晶パネル側圧着ツール23のヘッド先端部の中心とを一致させ、更に、駆動アーム47の昇降枠43に対する作用点とPCB側圧着ツール44のヘッド先端部の中心とを一致させることにより、圧着ツールのヘッドの圧力中心と加圧する圧力の中心とを一致させることが可能となり、圧着時に圧着部の直上を加圧できるので、精度の良い圧着が行えるようになった。
次に、上記実施形態の装置を用いて、TAB部品3が仮圧着された液晶パネル1とPCB4に対してTAB部品3の本圧着を行う方法について説明する。
まず、液晶パネル側圧着ツール23とPCB側圧着ツール44のそれぞれの上部にある圧着ツール平行調整ボルト21の押しボルトと引きボルトを調整して液晶パネル側圧着ツール23とPCB側圧着ツール44のヘッド部分の平行度を調整する。
次に、適宜手段で前記支持板32をレール30に沿って前後方向に進退動させると、固定枠33、固定ブロック34、シリンダ支持枠35、軸36、シリンダ固定枠37、シリンダ38、支持枠39、昇降枠43、カップリング46及び駆動アーム47の全てがそれに従って進退動し、昇降枠43に接続されているPCB側圧着ツール44も同様に進退動して液晶パネル側圧着ツール23との間隔を変化させ、この間隔が圧着すべきTAB部品3の寸法に適する圧着の間隔になった時点で支持板32を停止、固定する。
また、移動テーブル52も適宜手段によりレール50に沿って前後方向に進退動させて、PCB側バックアップ62をPCB側圧着ツール44の真下になるように調整する。
次に、TAB部品3がACF2を介し上面に仮圧着された液晶パネル1が載置された液晶パネル搬送テーブル66を適宜手段にて図2二点鎖線の状態から、TAB部品3の仮圧着部が液晶パネル側圧着ツール23と液晶パネル側バックアップ28との間になる実線の状態に進行させ、下降した状態にあるPCBセットテーブル67及びPCB側バップアップ62の上面にACF2を貼付済のPCB4を、ACF2がPCB側バックアップ62の位置上になるよう適宜手段で供給する。
なお、本圧着を行う前に液晶パネル1にTAB部品3を予め仮圧着しておくのは、ガラス基板からなる液晶パネル1の方が樹脂基板からなるPCB4より精度的に安定しているため、TAB部品3を先に液晶パネル1に仮圧着して固定しておき、液晶パネル1側に仮圧着されたTAB部品3の位置を基準にしてPCB4の位置決めを行い、TAB部品3とPCB4の精密な圧着を行うためである。但し、本発明はこれに限定されるものではなく、液晶パネル1とPCB4に対してTAB部品3を同時に圧着する場合に適用できる。
液晶パネル搬送テーブル66上の液晶パネル1の位置情報に基づいて、適宜手段による移動テーブル52の進退動による前後方向への補正と、モータ53の駆動によるθ回転テーブル57の回転によるθ方向への補正を行い、PCB4側を最適な位置まで微調整した後、昇降シリンダ58の作動によりPCBセットテーブル67及びPCB側バップアップ62を上昇させ、図2の状態のようにPCB4が所定位置でACF2を介してTAB部品3と接触する状態とする。
次に、昇降シリンダ16の作用により液晶パネル側圧着ツール23を図2実線位置から二点鎖線位置まで下降させ、緩衝材63を介して適宜な圧力で液晶パネル1とTAB部品3の本圧着を行い、同時に、シリンダ38の作用により駆動アーム47を介してシリンダ軸45の水平方向の力を垂直方向に変換し、PCB側圧着ツール44を図2実線位置から二点鎖線位置まで下降させ、緩衝材63を介して適宜な圧力でPCB4とTAB部品3の本圧着を行う。
この際、液晶パネル1側の圧着部分は液晶パネル側圧着ツール23上のヒータ25と液晶パネル側バックアップ28下のヒータ27により、また、PCB4側の圧着部分はPCB側圧着ツール44上のヒータ25とPCB側バックアップ62下のヒータ61により、それぞれ熱電対24の監視下で加熱され、それぞれ部位の圧着時の適温、例えば液晶パネル1側は約200℃、PCB4側は約160℃に保たれて本圧着が行われる。また、液晶パネル側とPCB側で圧着時間に差を設けることもできる。
本圧着が行われた後、液晶パネル側圧着ツール23とPCB側圧着ツール44を上昇させ、PCBセットテーブル67及びPCB側バップアップ62は下降させ、液晶パネル搬送テーブル66と共にPCB4が接続された液晶パネル1を後退させる。
その後、緩衝材63を緩衝材回収リール65により巻き取ることで進行させ次の圧着に備えるが、緩衝材63のPCB側圧着ツール44にて使用された部分が次の圧着時に液晶パネル側圧着ツール23で使用されないように、TAB部品3の寸法等を考慮し、送り距離を調整する。
なお、この発明は上記実施形態に限られるものではなく、この発明の範囲内で適宜変更して実施することができ、各部品は他の公知の手段に置換可能である。
例えば、上記実施形態では、PCB側圧着ツール44の方を移動可能としたが、液晶パネル側圧着ツールの方を移動可能としても良く、また、上記実施形態では各圧着ツールは液晶パネルの一辺の長さに合わせた幅広であるが、圧着ツールをTAB部品の幅として、TAB部品1個ごとに圧着する方法を採用しても良い。
更に、緩衝材63についても、幅広のテープ状の緩衝材を各圧着ツールの幅方向に対して直角方向に送り出すようにしたが、細幅のテープ状の緩衝材を2本用い、各圧着ツールにおいて、細幅の緩衝材を圧着ツールの幅方向に沿って送り出すようにしても良い。
次に、この発明の圧着方法を適用した液晶パネルの製造工程の一実施例を図5に基づいて説明すると、まず、液晶パネル供給部aより液晶パネル1を適宜手段にて取り出し、ブラシや粘着テープ等適宜手段(図示しない)にて端子部を清掃した後にACF貼付部bに搬送し、このACF貼付部bにてTAB部品を貼り付けるべき辺にACF2を適宜手段にて貼り付ける。
この実施形態では、液晶パネル1の長辺2辺と短辺1辺の計3辺にTAB部品を貼り付けるため、液晶パネル1を適宜手段にて90°ずつ回転させて各辺をACF貼付部bに臨ませてACF2を順次貼り付ける。
TAB部品供給部cからはTAB部品3がTAB部品仮圧着部dに供給され、このTAB部品仮圧着部dにて3辺にACF2が貼り付けられた液晶パネル1にTAB部品3の仮圧着を行うが、この際も液晶パネル1を90°ずつ回転させて各辺をTAB部品仮圧着部dに臨ませ、各辺に対して順次TAB部品3の仮圧着を行う。
なお、この実施形態の場合、液晶パネル1の長辺側と短辺側とでは違う種類のTAB部品3を用いているため、TAB部品供給部cは種類別に2つ用意されている。
各辺にTAB部品3が仮圧着された液晶パネル1は、CCDカメラ等の図示しない適宜手段でTAB部品3が仮圧着された位置を検出し、その結果、不良品は排出され、合格品の液晶パネル1はTAB部品本圧着部gに送られる。
PCB供給部eからは液晶パネル1の長辺側に接続されるPCB4がACF貼付部fに供給されてACF2が貼り付けられ、ACF2の貼付後のPCB4は、TAB部品3の仮圧着後の液晶パネル1がその長辺を臨ませたTAB部品本圧着部gに移載される。
該TAB部品本圧着部gにて、この発明に係る装置により液晶パネル1の長辺側及びPCB4に対して、TAB部品3の本圧着が同時に行われることになる。
なお、液晶パネル1の一方の長辺にPCB4が接続された後、液晶パネル1を180°回転させて他方の長辺をTAB部品本圧着部gに臨ませ、TAB部品本圧着部gに新たに供給されたPCB4と共に本圧着が行われることになる。
両側の長辺にTAB部品3を介してPCB4が接続された液晶パネル1は、短辺を次のTAB部品本圧着部g′に臨ませ、短辺側に接続されるPCB4′がPCB供給部e′から供給されてACF貼付部f′にてACF2が貼り付けられた後に前記TAB部品本圧着部g′に送られ、この発明に係る装置により液晶パネル1の短辺側及びPCB4′に対して、TAB部品3の本圧着が同時に行われることになる。
TAB部品本圧着部g′を経て液晶パネル1の3辺にTAB部品3を介してPCB4、4′が接続された完成品液晶パネル5は、完成品液晶パネル収納部hに収納され、次工程へ移載される。
なお、この発明は上記実施形態のものに限定されることはなく、PCBが接続される部位も上記実施形態の液晶パネル1の3辺に限られず、1〜4辺のいずれのものであっても良い。
また、この実施形態ではACF貼付部bにて先に液晶パネル側の周辺にACFを貼り付けているが、ACFは先にTAB部品に貼ってもよく、こうすれば長尺のACFを液晶パネルの辺全長にわたる長尺のACFを使うことがなくなりACFの無駄を少なくすることもできる。
この発明に係る装置の一部切欠平面図 図1のII−II矢視側面図 この発明に係る装置の一部切欠正面図 図2のIV−IV矢視図 この発明の圧着方法を適用した液晶パネルの工程の全体図
符号の説明
1 液晶パネル
2 ACF
3 TAB部品
4、4′ PCB
5 液晶パネル完成品
11 機台
12 支柱
13 支持枠
14 レール
15 昇降シリンダ固定枠
16 昇降シリンダ
17 シリンダ軸
18 昇降枠
19 スライダ
20 固定ブロック
21 圧着ツール平行調整ボルト
22 ヒータブロック
23 液晶パネル側圧着ツール
24 熱電対
25 ヒータ
26 固定枠
27 ヒータ
28 液晶パネル側バックアップ
29 支柱
30 レール
31 スライダ
32 支持板
33 固定枠
34 固定ブロック
35 シリンダ支持枠
36 軸
37 シリンダ固定枠
38 シリンダ
39 支持枠
40 スライドレール
41 スライダ
42 開口部
43 昇降枠
44 PCB側圧着ツール
45 シリンダ軸
46 カップリング
47 駆動アーム
48 開口部
49 支軸
50 レール
51 スライダ
52 移動テーブル
53 モータ
54 モータ軸
55 レール
56 スライダ
57 θ回転テーブル
58 昇降シリンダ
59 支持板
60 ガイド
61 ヒータ
62 PCB側バックアップ
63 緩衝材
64 緩衝材供給リール
65 緩衝材回収リール
66 液晶パネル搬送テーブル
67 PCBセットテーブル
a 液晶パネル供給部
b ACF貼付部
c TAB部品供給部
d TAB部品仮圧着部
e、e′ PCB供給部
f、f′ ACF貼付部
g、g′ TAB部品本圧着部
h 完成品液晶パネル収納部

Claims (2)

  1. 液晶パネルへのTAB部品の圧着方法において、液晶パネルとTAB部品との圧着用、及びTAB部品と制御基板との圧着用の2本の圧着ツールを用い、圧着ツールの少なくとも一方を対応するバックアップ用テーブルと共に他方の圧着ツールに対して移動させてTAB部品の大きさに合わせた距離に調整した後、各圧着ツールの圧着条件を独立して調整しながら、液晶パネルとTAB部品、及び該TAB部品と制御基板の圧着を同時に行うことを特徴とする液晶パネルへのTAB部品の圧着方法。
  2. 液晶パネルへのTAB部品の圧着装置において、液晶パネルとTAB部品との圧着用、及びTAB部品と制御基板との圧着用の2本の圧着ツールを有し、圧着ツールの少なくとも一方を対応するバックアップ用テーブルと共に他方の圧着ツールに対して移動させてTAB部品の大きさに合わせた任意の距離に調整可能とし、各圧着ツールは独立して圧着条件の設定を可能とし、液晶パネルとTAB部品、及び該TAB部品と制御基板の圧着を同時に行えるようにしたことを特徴とする液晶パネルへのTAB部品の圧着装置。
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